JP2001306762A - 図書貸出システムおよび図書貸出方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 いつでも図書貸出手続きを行え、受取も最寄
りの公共施設でできる図書貸出システムを得る。 【解決手段】 利用者は、自分のユーザ端末１０を介し
て、図書管理センタがインターネット１００上に開設し
ている図書貸出ホームページにアクセスする。これに応
答して、図書管理センタ端末２０は、図書館の蔵書情報
と公共施設情報とをユーザ端末１０に送信する。図書管
理センタは、利用者の指示に基づいて利用者の予約した
図書を公共施設に配送するよう図書館に指示する。指示
された図書館は公共施設に図書を配送し、公共施設は配
送された図書を利用者に貸し出す。公共施設における貸
し出しの際に、利用者が予約者であるか否かを識別し、
予約者であれば図書を貸し出す。この結果、公共施設に
おいて該当図書を利用者に貸し出すことができ、貯蔵図
書を利用者のより身近に置くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、図書貸出システム
および図書貸出方法に関し、特に、インターネット等の
ネットワークを介して利用者から予約を受けた図書を貸
出する図書貸出システムおよび図書貸出方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、図書貸出システムおよび図書貸出
方法は、例えば、公共図書館等における図書の貸し出し
事務のシステム化に適用される。一般的に、図書館から
図書を借りる場合、図書館に行き希望の図書を探し、貸
出手続きを行った上で図書の貸出を受けている。

【０００３】図５は、従来の図書貸出システムおよび図
書貸出方法を説明するための図である。このような従来
の図書貸出システムは、図書カード、コンピュータによ
るデータベース１１０、図書貸出管理端末１２０、他の
図書館とを相互に接続するネットワーク２００から構成
されている。

【０００４】上記に構成される図書貸出システムにおい
て、利用者は、図書館に行き書棚や図書カード・コンピ
ュータによるデータベース１１０を利用して本を探し、
図書館の貸し出し窓口にて手続きを行った上で本を借り
ている。また、利用している図書館に希望の本が無い場
合には、他の図書館と相互に接続しているネットワーク
２００を通じて、他の図書館の蔵書も検索できる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシステムでは、本を借りるための手続きがすべて図
書館に行かないと行えない。すなわち、図書館の蔵書の
検索は図書館のデータベース１１０を利用しなければな
らず、希望する本が貸し出し中、若しくは他の図書館の
蔵書だった場合は、予約を行った上で、再度図書館に借
りに行かなければならない。また、蔵書の検索は、図書
館が開館している時間帯しか行えず、利用が制限される
という問題点を伴う。

【０００６】そこで、本発明は、利用者が２４時間いつ
でも所望の時刻に図書館の蔵書検索ができ、希望の図書
の貸出予約することができ、その受け取りを図書館以外
の最寄りの公共施設でもできる図書貸出システムおよび
図書貸出方法を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項１記載の発明の図書貸出システムは、通信回
線と、この通信回線に相互に接続されたユーザ端末、図
書管理センタ端末、図書館端末および公共施設端末とを
備え、ユーザ端末は、図書館の蔵書情報を表示する手段
と、利用者の指示により蔵書の貸出予約情報および当該
図書の受領場所となる所望の公共施設を特定する公共施
設指定情報を図書管理センタ端末に送信する手段とを有
し、図書管理センタ端末は、貸出予約情報の受信に応答
して、利用者を識別するための利用者識別情報を利用者
と公共施設指定情報で指定される公共施設の公共施設端
末とに送信する手段と、貸出予約情報で指定される図書
を公共施設指定情報で指定される公共施設に送付するた
めの配送指示情報を、図書を蔵書している図書館の図書
館端末に送信する手段とを有し、図書館端末は、配送指
示情報を受信する手段を有し、公共施設端末は、利用者
識別情報を受信して記憶する手段を有してそれぞれ構成
され、ユーザ端末から貸出予約を指示された図書の指定
された所望の公共施設での受領を可能としたことを特徴
としている。

【０００８】また、上記の公共施設では、利用者の提示
する利用者識別情報と公共施設端末に記憶された利用者
識別情報とを照合し、この照合の結果が一致した場合に
図書を利用者に貸し出し、利用者識別情報は、通信回線
を用いて電子メールにより利用者宛に送信され、通信回
線をインターネットとし、公共施設は、図書館および市
役所、出張所、コミュニティーセンタ等の公共施設を含
むとよい。

【０００９】請求項６記載の発明の図書貸出システム
は、通信回線と、この通信回線に接続されたユーザ端
末、図書管理センタ端末、図書館端末および公共施設端
末とを備え、ユーザ端末は、図書館の蔵書情報を表示す
る手段と、利用者の指示により蔵書の貸出予約情報およ
び当該図書の受領場所となる所望の公共施設を特定する
公共施設指定情報を図書管理センタ端末に送信する手段
とを有し、図書管理センタ端末は、貸出予約情報の受信
に応答して、利用者を識別するための利用者識別情報を
利用者と公共施設指定情報で指定される公共施設の公共
施設端末とに送信する手段と、図書の送付を要求する配
送依頼情報を公共施設端末から受け取った時に当該図書
を当該公共施設に送付するよう当該図書を蔵書している
図書館に指示するための配送指示情報を図書館端末に送
信する手段とを有し、図書館端末は、配送指示情報を受
信する手段を有し、公共施設端末は、利用者識別情報を
受信して記憶する手段と、利用者の提示する利用者識別
情報に基づいて配送依頼情報を図書管理センタ端末に送
信する手段とを有することを特徴としている。

【００１０】また、上記の利用者識別情報は、通信回線
を用いて電子メールにより利用者宛に送信され、通信回
線をインターネットとし、公共施設は、市役所、出張
所、コミュニティーセンタ等の図書館以外の公共施設を
含むとよい。

【００１１】請求項１０記載の発明の図書貸出方法は、
図書館の蔵書情報をユーザ端末に表示するステップと、
表示された図書館の蔵書情報に基づき、所望の図書の貸
出予約情報と当該図書の受領場所となる所望の公共施設
を特定する公共施設指定情報とを、利用者がユーザ端末
から図書管理センタの図書管理センタ端末に送信するス
テップと、貸出予約情報の受信に応答して、利用者を識
別するための利用者識別情報を図書管理センタ端末から
利用者と公共施設指定情報で指定される公共施設の公共
施設端末に送信するステップと、貸出予約情報で指定さ
れる図書を公共施設指定情報で指定される公共施設に配
送するよう該当図書を蔵書している図書館に指示するた
めの配送指示情報を図書管理センタ端末から該当図書館
の図書館端末に送信するステップと、図書を図書館から
公共施設に配送するステップと、公共施設において、利
用者の提示する利用者識別情報と図書管理センタ端末か
ら事前に送信された利用者識別情報とが一致した場合
に、該当図書を利用者に貸し出すステップとを含むこと
を特徴としている。

【００１２】また、上記の利用者識別情報は、電子メー
ルにより利用者に送信され、ユーザ端末と図書管理セン
タ端末と図書館端末と公共施設端末とはインターネット
を介して相互に接続され、公共施設は、市役所、出張
所、コミュニティーセンタ等の図書館以外の公共施設も
含むことを特徴としている。

【００１３】請求項１４記載の発明の図書貸出システム
の図書館センタ端末は、利用者が通信回線を介して送信
した図書の貸出予約情報と当該図書の受領場所となる所
望の公共施設を特定する公共施設指定情報とを受信し、
利用者を識別するための利用者識別情報を利用者と公共
施設指定情報で指定される公共施設の公共施設端末とに
送信する手段と、貸出予約情報で指定される図書を公共
施設指定情報で指定される公共施設に配送するよう該当
図書を蔵書している図書館に指示するための配送指示情
報を図書館の図書館端末に通信回線を介して送信する手
段とを含むことを特徴としている。また、上記の通信回
線は、インターネットであるとするとよい。

【００１４】請求項１６記載の発明の図書貸出システム
の図書館端末は、利用者が通信回線を介して送信した図
書の貸出予約情報と当該図書の受領場所となる所望の公
共施設を特定する公共施設指定情報とを受信し、利用者
を識別するための利用者識別情報を利用者と公共施設指
定情報で指定される公共施設の公共施設端末とに送信す
る手段と、図書の配送を要求する配送依頼情報を公共施
設端末から受け取った時に当該図書を当該公共施設に配
送するよう当該図書を蔵書する図書館に指示するための
配送指示情報を図書館端末に通信回線を介して送信する
手段とを含むことを特徴としている。また、上記の通信
回線は、インターネットであるとするとよい。

【００１５】

【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
による図書貸出システムおよび図書貸出方法の実施の形
態を詳細に説明する。図１から図４を参照すると、本発
明の図書貸出システムおよび図書貸出方法の一実施形態
が示されている。

【００１６】図１を参照すると、本発明の図書貸出シス
テムの第１の実施の形態は、ユーザ端末１０と、図書管
理センタ端末２０と、図書館端末３０と、公共施設端末
４０と、これらを相互に接続するインターネット等の通
信ネットワーク１００とから構成されている。

【００１７】ユーザ端末１０は、パーソナルコンピュー
タ等の情報処理装置である。ユーザ端末１０は、図書管
理センタ端末２０がネットワーク１００上に提供してい
る図書館の蔵書情報にアクセスし、アクセスした図書情
報をユーザ端末１０の画面に表示する機能を備えてい
る。蔵書としては、例えば、本、コンパクトディスク、
ビデオカセット等の製品に関する情報であり、例えば本
の場合にはタイトル、著者名、出版社、蔵書されている
図書館名等の情報を含む。

【００１８】ユーザ端末１０は、さらに、利用者が予約
を希望する図書の図書情報である図書予約情報や利用者
が購入を希望する図書の受領場所となる公共施設を示す
公共施設指定情報を、ネットワーク１００を介して図書
管理センタ端末２０に送信する機能を有する。

【００１９】図書管理センタ端末２０は、図書管理者に
より使用され、詳細不図示のワークステーション・サー
バ等の情報処理装置によって構成される。この図書管理
センタ端末２０は、利用者の操作によりユーザ端末１０
が送出した貸出予約情報と公共施設指定情報とを受け取
り、利用者識別情報を生成してユーザ端末１０に送信す
る機能を備えている。利用者識別情報は、利用者と貸出
予約内容とを識別するための情報であり、一度の貸出毎
に固有の情報として生成される。

【００２０】図書館端末３０は、各図書館に設けられ
る。図書館端末３０は、図書管理センタ端末２０から配
送指示情報を受け取る。配送指示情報は、貸出予約情報
で指定される図書を公共施設指定情報で指定される公共
施設に配送するよう、該当図書を蔵書している図書館に
指示するための情報である。図書館端末３０は、配送指
示情報により指示された図書を、同じくこの配送指示情
報により指示された公共施設端末４０に配送する。

【００２１】公共施設端末４０は、公共施設、例えば、
図書館、市役所、コミュニティーセンタ等に設けられ
る。この公共施設端末４０は、図書管理センタ端末２０
から利用者識別情報を受け取り保持する。

【００２２】公共施設端末４０の設置された公共施設
は、図書館端末３０の設置された図書館から公共施設か
ら配達される図書を受け取り、その図書を、利用者が来
るまで保管する。

【００２３】次に、本発明の動作例について説明する。
なお、以降の説明では、ネットワーク１００はインター
ネットであるとする。以下に説明する動作例は、図１の
システム、図２および図３の蔵書情報の表示例、図４の
フローチャートに基づいている。

【００２４】図２を参照すると、図書館単位での蔵書情
報の表示例である本情報は、図４に示す以下の手順で取
得する。利用者は、自分のユーザ端末１０を介して、図
書管理センタがインターネット１００上に開設している
図書貸出ホームページにアクセスする（ステップＡ１)
。これに応答して、図書管理センタ端末２０は、図書
館の蔵書情報と公共施設情報とをユーザ端末１０に送信
する（ステップＡ２) 。

【００２５】ユーザ端末１０には、まず、図３に示すよ
うな図書館の蔵書情報が画面に表示される（ステップＡ
３) 。利用者は、ユーザ端末１０の画面に表示された蔵
書情報を見て、借りたい図書を決定して該図書の貸出を
予約する旨を画面上で登録する（ステップＡ４) 。図３
の図書館の蔵書情報構成例では、利用者が書籍Ａの貸出
予約欄をマウスでクリックすると、レ印が付けられ、こ
の書籍Ａが貸出予約登録されている。こうして登録され
た利用者が貸出を受ける図書の図書製品情報は、貸出予
約情報として一時的にユーザ端末１０に蓄えられる。

【００２６】次に、利用者が図３の画面上の「受領場
所」ボタンをマウスでクリックすると、ユーザ端末１０
には、予約した図書の受領が可能な複数の公共施設を示
す公共施設情報が図４に示されるように画面に表示され
る（ステップＡ５) 。表示される公共施設の情報は、公
共施設の名称や住所や地図等である。利用者は、所望の
公共施設を画面に表示された複数の公共施設の中から選
択し、その公共施設をマウスでクリックすることにより
指定する（ステップＡ６）。指定された公共施設の情報
は公共施設指定情報として一時的にユーザ端末１０に蓄
えられる。

【００２７】ユーザ端末１０に蓄えられた貸出予約情報
と公共施設指定情報とは、利用者の指示（図２または図
３の「予約」ボタンをマウスでクリック）によって図書
管理センタ端末２０にインターネット１００を介して送
信される（ステップＡ７) 。

【００２８】図書管理センタ端末２０は、貸出予約情報
および公共施設指定情報を受信すると（ステップＡ８)
、利用者および予約内容を識別するための利用者識別
情報を貸出予約情報を用いて生成する（ステップＡ９)
。図書管理センタ端末２０は、生成した利用者識別情
報と図書を引き取れるようになる日を特定する引取可能
日情報とを利用者の使用するユーザ端末１０と、公共施
設指定情報で指定された公共施設端末４０との双方に送
信する（ステップＡ１０) 。利用者識別情報および引取
可能日情報は、利用者が図書管理センタのホームページ
上で確認できるようにしてもよいし、電子メール等によ
り利用者に通知されるようにしてもよい。

【００２９】次に、図書管理センタ端末２０は、貸出予
約情報で指定された図書を公共施設指定情報で指定され
る公共施設に引取可能日情報で指定される日までに配送
するよう、該当図書を蔵書している図書館に指示するた
めの配送指示情報を図書館端末３０に送信する（ステッ
プＡ１１) 。

【００３０】図書館端末３０を介して、配送指示情報を
受け取ると、図書館は、この配送指示情報により指定さ
れた図書を該配送指示情報に指定された公共施設に配送
する（ステップＡ１２) 。引取可能日情報で指定された
日以後に、利用者は、公共施設に出向き、事前に通知さ
れていた利用者識別情報を公共施設の貸出窓口に提示す
る。

【００３１】公共施設の貸出窓口は、利用者が提示する
利用者識別情報と図書管理センタ端末２０から事前に通
知され端末４０に記憶されていた利用者識別情報とを比
較する（ステップＡ１３) 。公共施設は、これらの利用
者識別情報が一致した場合には、図書を利用者に貸し出
す（ステップＡ１４) 。

【００３２】以上のように、本実施の形態には、利用者
は公共施設の業務時間内であれば、その時間内の都合の
良い時にその公共施設で図書を受け取ることができると
いう効果がある。特に、図書館が遠地であれば、その効
果は顕著である。

【００３３】上記に構成される図書貸出システムは、図
書を蔵書する図書館から利用者が指定した公共施設に配
送する。より具体的には、利用者の指示に基づいて図書
を公共施設に配送するよう該当図書を蔵書する図書館に
指示する図書管理センタと、公共施設に図書を配送する
図書館と、図書を利用者に貸し出す公共施設とを有す
る。

【００３４】本発明の図書貸出方法は、利用者が貸出予
約した図書を指定された公共施設に配送するよう該当図
書を蔵書する図書館に指示するための配送指示情報を図
書管理センタから送信するステップと、図書を図書館か
ら公共施設に配送するステップと、公共施設において利
用者が予約者であるか否かを識別し、予約者であれば図
書を貸し出すステップとを有する。

【００３５】（効果）第１の効果は、利用者は２４時間
いつでも都合の良い時間に図書の検索及び貸出予約がで
きる。その理由は、図書館の蔵書の検索及び貸出予約を
利用者のユーザ端末から行えるようにしたためである。

【００３６】第２の効果は、図書館が保有する図書の利
用促進につながる。その理由は、図書館から遠地に住む
利用者にとって、自宅で図書の検索及び貸出予約がで
き、さらに近くの公共施設で図書貸出手続きが行えるよ
うにしたためである。

【００３７】第３の効果は、設備・資源の有効利用とな
る。その理由は、蔵書の利用効率が高まり、死蔵が減少
し、重複した蔵書の減少化が図れ、無駄な設備、人力を
より少なくすることが可能となるためである。

【００３８】尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施
の一例である。但し、これに限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施
が可能である。

【００３９】

【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の図書貸出システムおよび図書貸出方法は、ユーザ端末
に表示された図書館の蔵書情報に基づき、所望の図書の
貸出予約情報と当該図書の受領場所となる所望の公共施
設を特定し、利用者がユーザ端末から図書管理センタの
図書管理センタ端末に送信する。この貸出予約情報の受
信に応答して、利用者を識別するための利用者識別情報
を図書管理センタ端末から利用者と公共施設端末に送信
し、貸出予約情報で指定される図書を指定される公共施
設に配送するよう該当図書を蔵書している図書館に配送
指示情報を送信し、図書を図書館から公共施設に配送す
る。この結果、公共施設において該当図書を利用者に貸
し出すことができる。また、貯蔵図書を利用者のより身
近に置くことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の図書貸出システムの実施形態を示すブ
ロック図である。

【図２】本発明の図書貸出方法の動作例を示す図であ
る。

【図３】ユーザ端末に表示される画面の例を示す図であ
る。

【図４】ユーザ端末に表示される画面の例を示す図であ
る。

【図５】従来の図書貸出システムの構成例を示すブロッ
ク図である。

【符号の説明】

１０ ユーザ端末 ２０ 図書管理センタ端末 ３０ 図書館端末 ４０ 公共施設端末 １００ ネットワーク（インターネット）

Claims (17)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 通信回線と、該通信回線に相互に接続さ
   れたユーザ端末、図書管理センタ端末、図書館端末およ
   び公共施設端末とを備え、 前記ユーザ端末は、図書館の蔵書情報を表示する手段
   と、利用者の指示により蔵書の貸出予約情報および当該
   図書の受領場所となる所望の公共施設を特定する公共施
   設指定情報を前記図書管理センタ端末に送信する手段と
   を有し、 前記図書管理センタ端末は、前記貸出予約情報の受信に
   応答して、前記利用者を識別するための利用者識別情報
   を前記利用者と前記公共施設指定情報で指定される公共
   施設の公共施設端末とに送信する手段と、前記貸出予約
   情報で指定される前記図書を前記公共施設指定情報で指
   定される公共施設に送付するための配送指示情報を、前
   記図書を蔵書している図書館の図書館端末に送信する手
   段とを有し、 前記図書館端末は、前記配送指示情報を受信する手段を
   有し、 前記公共施設端末は、前記利用者識別情報を受信して記
   憶する手段を有してそれぞれ構成され、 前記ユーザ端末から貸出予約を指示された図書の前記指
   定された所望の公共施設での受領を可能としたことを特
   徴とする図書貸出システム。
2. 【請求項２】 前記公共施設では、利用者の提示する前
   記利用者識別情報と前記公共施設端末に記憶された利用
   者識別情報とを照合し、該照合の結果が一致した場合に
   前記図書を利用者に貸し出すことを特徴とする請求項１
   記載の図書貸出システム。
3. 【請求項３】 前記利用者識別情報は、前記通信回線を
   用いて電子メールにより前記利用者宛に送信されること
   を特徴とする請求項１または２に記載の図書貸出システ
   ム。
4. 【請求項４】 前記通信回線は、インターネットである
   ことを特徴とする請求項１から３のいずれかに記載の図
   書貸出システム。
5. 【請求項５】 前記公共施設は、前記図書館および市役
   所、出張所、コミュニティーセンタ等の公共施設を含む
   ことを特徴とする請求項１から４のいずれかに記載の図
   書貸出システム。
6. 【請求項６】 通信回線と、該通信回線に接続されたユ
   ーザ端末、図書管理センタ端末、図書館端末および公共
   施設端末とを備え、 前記ユーザ端末は、図書館の蔵書情報を表示する手段
   と、利用者の指示により蔵書の貸出予約情報および当該
   図書の受領場所となる所望の公共施設を特定する公共施
   設指定情報を前記図書管理センタ端末に送信する手段と
   を有し、 前記図書管理センタ端末は、前記貸出予約情報の受信に
   応答して、前記利用者を識別するための利用者識別情報
   を前記利用者と前記公共施設指定情報で指定される公共
   施設の公共施設端末とに送信する手段と、図書の送付を
   要求する配送依頼情報を前記公共施設端末から受け取っ
   た時に当該図書を当該公共施設に送付するよう当該図書
   を蔵書している図書館に指示するための配送指示情報を
   前記図書館端末に送信する手段とを有し、 前記図書館端末は、前記配送指示情報を受信する手段を
   有し、 前記公共施設端末は、前記利用者識別情報を受信して記
   憶する手段と、利用者の提示する利用者識別情報に基づ
   いて前記配送依頼情報を前記図書管理センタ端末に送信
   する手段とを有する、 ことを特徴とする図書貸出システム。
7. 【請求項７】 前記利用者識別情報は、前記通信回線を
   用いて電子メールにより前記利用者宛に送信されること
   を特徴とする請求項６記載の図書貸出システム。
8. 【請求項８】 前記通信回線は、インターネットである
   ことを特徴とする請求項６または７に記載の図書貸出シ
   ステム。
9. 【請求項９】 前記公共施設は、市役所、出張所、コミ
   ュニティーセンタ等の図書館以外の公共施設を含むこと
   を特徴とする請求項６から７の何れかに記載の図書貸出
   システム。
10. 【請求項１０】 図書館の蔵書情報をユーザ端末に表示
    するステップと、 表示された前記図書館の蔵書情報に基づき、所望の図書
    の貸出予約情報と当該図書の受領場所となる所望の公共
    施設を特定する公共施設指定情報とを、利用者が前記ユ
    ーザ端末から図書管理センタの図書管理センタ端末に送
    信するステップと、 前記貸出予約情報の受信に応答して、前記利用者を識別
    するための利用者識別情報を前記図書管理センタ端末か
    ら前記利用者と前記公共施設指定情報で指定される公共
    施設の公共施設端末に送信するステップと、 前記貸出予約情報で指定される前記図書を前記公共施設
    指定情報で指定される公共施設に配送するよう該当図書
    を蔵書している図書館に指示するための配送指示情報を
    図書管理センタ端末から該当図書館の図書館端末に送信
    するステップと、 前記図書を前記図書館から前記公共施設に配送するステ
    ップと、前記公共施設において、利用者の提示する利用
    者識別情報と前記図書管理センタ端末から事前に送信さ
    れた利用者識別情報とが一致した場合に、該当図書を前
    記利用者に貸し出すステップとを含むことを特徴とする
    図書貸出方法。
11. 【請求項１１】 前記利用者識別情報は、電子メールに
    より前記利用者に送信されることを特徴とする請求項１
    ０記載の図書貸出方法。
12. 【請求項１２】 前記ユーザ端末と前記図書管理センタ
    端末と前記図書館端末と前記公共施設端末とは、インタ
    ーネットを介して相互に接続されることを特徴とする請
    求項１０または１１に記載の図書貸出方法。
13. 【請求項１３】 前記公共施設は、市役所、出張所、コ
    ミュニティーセンタ等の図書館以外の公共施設も含むこ
    とをを特徴とする請求項１０から１２の何れかに記載の
    図書貸出方法。
14. 【請求項１４】 利用者が通信回線を介して送信した図
    書の貸出予約情報と当該図書の受領場所となる所望の公
    共施設を特定する公共施設指定情報とを受信し、前記利
    用者を識別するための利用者識別情報を前記利用者と前
    記公共施設指定情報で指定される公共施設の公共施設端
    末とに送信する手段と、 前記貸出予約情報で指定される前記図書を前記公共施設
    指定情報で指定される公共施設に配送するよう該当図書
    を蔵書している図書館に指示するための配送指示情報を
    図書館の図書館端末に前記通信回線を介して送信する手
    段とを含むことを特徴とする図書貸出システムの図書館
    センタ端末。
15. 【請求項１５】 前記通信回線はインターネットである
    ことを特徴とする請求項１４記載の図書貸出システムの
    図書管理センタ端末。
16. 【請求項１６】 利用者が通信回線を介して送信した図
    書の貸出予約情報と当該図書の受領場所となる所望の公
    共施設を特定する公共施設指定情報とを受信し、前記利
    用者を識別するための利用者識別情報を前記利用者と前
    記公共施設指定情報で指定される公共施設の公共施設端
    末とに送信する手段と、 図書の配送を要求する配送依頼情報を前記公共施設端末
    から受け取った時に当該図書を当該公共施設に配送する
    よう当該図書を蔵書する図書館に指示するための配送指
    示情報を前記図書館端末に前記通信回線を介して送信す
    る手段とを含むことを特徴とする図書貸出システムの図
    書館端末。
17. 【請求項１７】 前記通信回線は、インターネットであ
    ることを特徴とする請求項１６記載の図書貸出システム
    の図書館端末。