JP2001306499A - ホームページの改良支援システム - Google Patents

ホームページの改良支援システム

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JP2001306499A
JP2001306499A JP2000115697A JP2000115697A JP2001306499A JP 2001306499 A JP2001306499 A JP 2001306499A JP 2000115697 A JP2000115697 A JP 2000115697A JP 2000115697 A JP2000115697 A JP 2000115697A JP 2001306499 A JP2001306499 A JP 2001306499A
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寿義 遠崎
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  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 試験室にモニターを呼ばなくても、家や会社
という遠隔地からユーザーが通常ウェブサイトを見るの
と同じ状態で、マウスを動かしたり、リンクをたどりペ
ージを見ていく様子をデータベースに記録することがで
きるシステムを提供する。 【解決手段】 ホームページを格納し、そのホームペー
ジをインターネットを介して、ユーザーの使用するクラ
イアントに送信する第1のサーバと、前記ホームページ
に対するユーザーの操作に関する情報を前記クライアン
トから受信する第2のサーバからなり、前記ホームペー
ジには埋め込みプログラムによる前記操作に関する情報
を要求する記述が含まれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
介して提供されるホームページのユーザビリティを向上
させる為の、ホームページの改良支援システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年のインターネットの普及に伴い、日
本を含む各国で数多くのサイトが作られている。そして
ウェブサイトで提供される情報量は増大し、サービスも
どんどん高機能化している。かつては研究者や学生とい
った限られたある程度の知識をもったユーザーによって
扱われていたインターネットも、全くの初心者や、i−
mode(登録商標)のような携帯端末を使う人など、
より広範囲なユーザーの使うメディアに成長してきた。
【0003】一方、情報量の増大やサービスの高機能化
により、以前と同じインターフェースでは、一般的なユ
ーザーに的確に情報を与えることができなくなってい
る。即ち、ウェブユーザーの敷居が下がることにより、
デザインをする際に我々が前提とする常識と一般的なウ
ェブユーザーの常識の乖離が進んできている。これらの
ことを考えると、今後のウェブサイトのデザインにとっ
て、ユーザーの立場にたってデザインを考える「ユーザ
ビリティー」がますます重要になってくる。
【0004】ユーザビリティとは、「さまざまな製品を
ユーザーにとって使い勝手のよいものにするために、ユ
ーザーの反応や意見をデザインワークに取り入れていく
作業そのもの」であり、日本ではまだまだ対応が遅れて
はいるが、プロダクト・広告グラフィックなども含めて
広義でデザインに関わるものにとっては欠かせない要素
である。
【0005】プロダクトデザインの現場でも、いくつか
のところでは、ユーザビリティのテストを実際に行って
いる。テレビのリモコンのデザインを例とすれば、最近
のテレビの機能は、衛生デジタル放送があらかじめつい
ていたり、ビデオ付きだったりと高機能化し、リモコン
のボタンの数もどんどん増えている。そういった中で家
の中のだれでも使えるボタンのマークや色、それぞれの
ボタンの大きさなどを調べるのに、実際にユーザを試験
室によびリモコンの操作をしてもらうのである。
【0006】例えば、電源ボタンが緑で、ビデオの再生
ボタンが赤だったときに、多くの人が赤いボタンの方を
電源ボタンと間違えてしまったという調査結果が得られ
れば、それを実際のデザインにフィードバックして修正
する。
【0007】テレビCMなどでも、ある企業が若者にター
ゲットを絞ったスタイリッシュなビールを新発売すると
する。その製品のCMを広告代理店などを通して制作した
時に、何人かその商品のターゲットに合致する人をモニ
ターとして集めてきて、その人たちがそのCMを見たとき
にどのような印象を抱くかということを丹念に調査する
ということも行われている。このような技術は、日本で
はまだまだ遅れている分野であるが、アメリカなどでは
ユーザーや消費者団体の力が大きいことからこのような
調査は重要視されている。
【0008】そして、新しく成長期でもある「Web Desi
gn」という分野においては、このようなユーザービリテ
ィ調査もまだちゃんとした方法論は確立しておらず、調
査方法も従来のソフトウェアデザイン等から応用された
ものばかりである。
【0009】具体的にどのようにするかというと、コン
ピューターをおいて試験室を用意し、そこに試験対象の
ウェブサイトのターゲットに合致するモニタを連れてき
て、コンピューターの前に座らせ、操作の様子を横もし
くは、マジックミラーなどを挟んで後ろで逐次様子をメ
モに残すというような方法が一般的である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のやり方
では、被験者に「いま、試験をしている」というバイア
スをかけてしまい、実際に家でくつろぎながら、会社で
うち合わせいく出がけにあわただしく、といった実際に
そのウェブサイトが利用される条件というものが無視さ
れがちである。
【0011】プロダクトデザインや紙などのメディアと
違いウェブデザインが難しい点は、ユーザーがウェブサ
イトを見る環境が一律ではないということであり、つま
り、ユーザーには、会社で早い回線を使っているので多
少サイズの大きい画像でも気にならない人もいれば、ア
ナログモデムを使って非常にゆっくりとしかウェブサイ
トをみれない人もいる。また、PDAなどで狭いサイズで
画面を見ているひともいれば、マウスポインタでなくて
ノートパソコンのトラックパッドを使っているので細か
い画像だとクリックしづらい人もいるということであ
る。つまり、試験室で用意されるような均一の環境では
なく、実際にユーザーが使っている様子を調査すること
に大変重要な点があるのである。
【0012】従って、本発明の目的は、試験室にモニタ
ーを呼ばなくても、家や会社という遠隔地からユーザー
が通常ウェブサイトを見るのと同じ状態で、マウスを動
かしたり、リンクをたどりページを見ていく様子をデー
タベースに記録することができるシステムを提供するこ
とである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
ホームページを格納し、そのホームページをインターネ
ットを介して、ユーザーの使用するクライアントに送信
する第1のサーバと、前記ホームページに対するユーザ
ーの操作に関する情報を前記クライアントから受信する
第2のサーバとからなり、前記ホームページには前記操
作に関する情報の送信を要求する記述が含まれているホ
ームページの改良支援システムを提供する。
【0014】本発明(請求項2)は、上記請求項1にお
いて、前記操作に関する情報は、マウス操作の情報を含
んでいることを特徴とするホームページの改良支援シス
テムを提供する。
【0015】本発明(請求項3)は、上記請求項1にお
いて、前記第1のサーバと前記第2のサーバは、同一の
IPアドレスを有するシステムに実装されているサーバ
プログラムからなっていることを特徴とするホームペー
ジの改良支援システムを提供する。
【0016】本発明(請求項4)は、上記請求項1にお
いて、前記第1のサーバと前記第2のサーバは、同一の
ドメインに属するシステムに実装されているサーバプロ
グラムからなっていることを特徴とするホームページの
改良支援システムを提供する。
【0017】本発明(請求項5)は、上記請求項4にお
いて、前記第1のサーバと前記第2のサーバは、異なる
ポートにバインドされたサーバプログラムからなってい
ることを特徴とするホームページの改良支援システムを
提供する。
【0018】本発明(請求項6)は、上記請求項4にお
いて、前記第1のサーバと前記第2のサーバは、同一の
ポートにバインドされたサーバプログラムからなってい
ることを特徴とするホームページの改良支援システムを
提供する。
【0019】本発明(請求項7)は、上記請求項1にお
いて、前記ホームページには埋込みプログラムが含まれ
ており、このプログラムがユーザーのブラウザ上で実行
され、前記操作に関する情報を前記第2のサーバに送信
することを特徴とするホームページの改良支援システム
を提供する。
【0020】本発明(請求項8)は、上記請求項7にお
いて、前記プログラムは、インタプリタで実行されるア
プレットであることを特徴とするホームページの改良支
援システムを提供する。
【0021】本発明(請求項9)は、上記請求項8にお
いて、前記アプレットは、Javaアプレットであることを
特徴とするホームページの改良支援システムを提供す
る。
【0022】本発明(請求項10)は、上記請求項1に
おいて、前記ホームページには第1の埋込みプログラム
が含まれており、このプログラムがユーザーのブラウザ
上で実行され、前記ブラウザは前記操作に関する情報を
このプログラムに渡すことを特徴とするホームページの
改良支援システムを提供する。
【0023】本発明(請求項11)は、上記請求項10
において、前記第1の埋込みプログラムは、スクリプト
言語で記載されていることを特徴とするホームページの
改良支援システムを提供する。
【0024】本発明(請求項12)は、上記請求項11
において、前記スクリプト言語は、JavaScriptであるこ
とを特徴とするホームページの改良支援システムを提供
する。
【0025】本発明(請求項13)は、上記請求項12
において、前記ホームページには第2の埋込みプログラ
ムが含まれており、この第2の埋込みプログラムがユー
ザーのブラウザ上で実行され、前記操作に関する情報を
前記第1の埋込みプログラムから受信し、前記操作に関
する情報を前記第2のサーバに送信することを特徴とす
るホームページの改良支援システムを提供する。
【0026】本発明(請求項14)は、上記請求項13
において、前記第1の埋込みプログラムと前記第2の埋
込みプログラムとの通信は、Live Connectに従って行わ
れることを特徴とするホームページの改良支援システム
を提供する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。ここで説明するホームページの改
良支援システムは、インターネットに接続している一般
的なサーバ・コンピュータによって実現できる。
【0028】システムは三つの構成要素から構成されて
いる。一つは、ユーザー・プロフィール管理システムで
ありユーザーのプロフィール(そのユーザーが初心者か
どうか、どのようなハードウェアを用いてウェブサイト
を閲覧しているか)を収集・管理し、そのプロフィール
から特定のターゲットユーザーを検出する。これは他の
2つの構成要素と連携している点を除いて、既存のウェ
ブサーバとほぼ同じである。
【0029】二つ目は「Cursor Monitor」であり、これ
は特定のウェブページにおいて、一般ユーザーがそのペ
ージを訪れている様子(マウスの動きやクリック・ドラ
ッグ等)を遠隔地からモニターするものである。「Curs
or Monitor」をインストールした状態でサイトを公開し
ておくことにより、ユーザーがページに入ってからどの
ようにマウスを操作し欲しい情報へのリンクを探すのに
どのくらいの時間をかけているか、あるいはリンクでは
ないエレメントをクリックしていないかどうかなどを確
認することが可能である。
【0030】これは、原理的にはユーザー・プロフィー
ル管理システムと異なるIPアドレスのシステムに実装
することも可能であるが、セキュリティの問題から同一
のIPアドレスのシステムに実装される。同様に、原理
的にはユーザー・プロフィール管理システムと異なるド
メインのシステムに実装することも可能であるが、セキ
ュリティの問題から同一のドメインのシステムに実装さ
れる。又、ユーザー・プロフィール管理システムと同一
のポートに実装することも可能であるが、メンテナンス
や実装の容易性等から別のポートにバインドされた別の
サーバ・プログラムで実装される。
【0031】三つ目の構成要素は、「History Map」で
あり、このツールは、特定のユーザーがウェブサイト内
にアクセスしてから、いつ、どのような順番でページを
見ていったのかということを追跡するツールであり、ビ
ジュアルのノード構造でグラフィック化することが出来
る。これを用いることにより、特定の一人のユーザーが
どのような順序でそのページを見るのにどれだけの時間
をかけてみているかということを知ることができ、一つ
一つを調べていくことで、ウェブサイトの情報構造がユ
ーザーにとって使いやすいものであるかどうかを判断す
ることができる。
【0032】先ず、ユーザー・プロフィール管理システ
ムを説明する。このシステムの基本構成は、一般的なマ
ーケティングシステムと同様に設計することが出来る。
又、既存のマーケティングシステムに若干の変更を加え
て併用することも可能である。しかし、特にユーザービ
リティに関する部分で、アンケート項目を選定したり、
後に説明するCursor Monitor や Histor Mapと共に利用
することで、新たな利用効果がもたらされる。
【0033】このユーザー・プロフィール管理システム
には、アンケート申請CGI、アンケート処理CGI、
ユーザー絞り込みCGI及びメール複数同時配信CGI
が実装されている。 アンケート申請CGIは、ウェブ
サイトの管理者側でアンケート等を実施したいときに、
このシステムを利用してアンケートの申請をする為のも
のである。即ち、自分たちの知りたいアンケート項目を
HTMLとしてあらかじめ作成しておくことで、ユーザービ
リティーのテストに必要な基本ユーザーフェース項目の
アンケート入力フォームが追加された形で、ユーザーが
アンケートを入力するページがプログラムで作成され
る。
【0034】アンケート処理CGIは、実際にユーザー
が入力したアンケートの回答を受信し、その内容を処理
してデータベースに蓄積するプログラムである。
【0035】ユーザー絞り込みCGIは、基本フェース
項目を元に、ユーザーを条件で絞り込みます。絞り込ん
だユーザーに関して、アンケートの結果や、History Ma
p・Cursor Monitorの結果を見ることができます。つま
り、そのウェブサイトの主な対象が、20歳〜25歳の
ビジネスマンでウェブに関して初心者であるユーザーが
どのようにサイトを見ているかを調べるといったことが
可能になる。
【0036】メール複数同時配信CGIは、Web上から
複数の人にメールを配信することができるプログラムで
ある。単独でもメールアドレスを含んだCSVファイルのU
ploadすることで動作させることができ、また、ユーザ
ー絞り込みCGIで絞り込んだユーザーに対してダイレ
クトマーケティングのような形でメールを送ることがで
きる。
【0037】次に、Cursor Monitorを説明する。これ
は、ユーザーが実際にみることのできるページの特定の
ページ(Monitor対象ページ)における、ユーザーの挙
動を記録するものである。即ち、ユーザーのマウス操作
に関する情報(マウスの移動・クリック・ドラッグ等)を
取得し記録することにより、後でユーザーの操作を再現
しユーザビリティの改良に利用することが出来る。これ
は、夫々のユーザー毎に、区別してデータベースに蓄積
される。即ち、アンケートに回答したユーザーに関して
は、上記のような付帯情報と共に記録されることにな
る。又、アンケートに回答しないユーザーに関しては、
付帯情報は無いが、ユーザーの絞り込みを行わない場合
の基礎データとして利用できる。
【0038】次に、History Mapシステムを説明する。
Mapシステムは二つの機能がある。一つはアクセスビリ
ティーツールとしての機能であり、もう一つは、ユーザ
ーのナビゲーションを補助するための機能である。
【0039】ユーザビリティツールという点に関して
は、History Mapシステムは、 Monitorが特定のページ
における、ユーザーの挙動を示すものであるのに対し、
「History Map」はサイト全体の中でのユーザーのペー
ジの移動をグラフィカルに記録し表示する。これも、夫
々のユーザー毎に、区別してデータベースに蓄積されて
いる。又、ユーザーが移動する1つのページは、アイコ
ンで示される。アイコンはそのページの種類によって5
種類に色や形で区別され、図2に示すようにノード構造
(分岐図)で表示される。そのサイト内で、一番最初に
アクセスしたページが木の根(ルート)になり、行った
り戻ったりを繰り返して枝わかれをしていく。特定の性
質を持つユーザーがどのようにウェブサイトを閲覧する
のかをチェックすることで、そのウェブサイトの情報構
造の正当性を調査することが可能になる。
【0040】従って、「History Map」を活用すること
によって、次のような問題点に対する回答が与えられ
る。即ち、「インターネットのビギナーであるユーザー
が、ほしい情報まで到達するのに何クリックかかってい
るか?」、また、「それは二回目・三回目の訪問では減
っているか?」、更に「逆にヘビーユーザーであるにも
関わらず、ほしい情報を得るのに多すぎるクリックをし
ていないだろうか?」といった点に対する情報が得られ
る。つまり、ツールを利用してこのようなウェブサイト
の構造やナビゲーションがユーザーにとって、どの程度
わかりやすいものであるかということを調査することが
できる。
【0041】又、「History Map」の情報をユーザーに
フィードバックすることによって、ナビゲーションの補
助ツールとしての機能を持たせることも出来る。ユーザ
ーは、Hisotry Mapを利用することにより、かつていっ
た全てのページへのリンクが表示されるため、順路から
建物の場所を思い出すように目的のページを探すことが
できる。
【0042】次に、図1を参照して、全体の動作を詳し
く説明する。本発明の実施例に係るウェブサーバー内の
ウェブページにはそれぞれ、History Mapを実現するJav
aScriptでかかれたスクリプトプログラムが埋め込まれ
ている。このプログラムはウェブページが呼び出され、
ユーザー(クライアント)のブラウザ上で動作し、各ウ
ェブページを閲覧したを時刻の情報をウェブページを移
動する毎に特定のフォーマットで作成していく。説明の
ために、このサイト内でユーザーがウェブページを移動
する情報を「移動データ」と呼ぶことにする。
【0043】又、History Mapは、JavaScriptのプログ
ラムをページ内に記載する代わりに、ウェブサーバーに
組み込むプログラムモジュールで同じ機能(「移動デー
タ」を作成する機能)を実装することでも実現可能であ
る。つまり、同一ユーザーからのリクエストの情報を移
動データとして保存するようにすればよい。
【0044】「移動データ」は、HistoryMapのCGIが
起動された時に、ユーザーIDをキーにして(各ユーザー
ごとに)データベースに保存される。ユーザー側からは
HistoryMapを起動すると、そのセッションでユーザーが
サイト内でページを見ていった履歴を見ることができ
る。これは、 Map閲覧ページとして提供される。Histor
y Mapはユーザーにとってはそのセッションで見た全て
のページへのリンクが表示されているため、順路から建
物の場所を思い出すように目的のページを探すことがで
き、ナビゲーションの補助として使われる。
【0045】一方、サイトの管理者側からは、ターゲッ
トを決めてその中からログを選択し(図1に示されてい
るようなターゲット絞り込みの結果ページ)、移動の様
子を閲覧すること(History Map閲覧ページB)で、その
ウェブサイトの情報構造やナビゲーションの正当性を調
査することが可能になります。
【0046】又、本発明の実施例に係るウェブサーバー
内のCursor Monitor対象ページとなるウェブページ10
0にはそれぞれ、をCursor Monitorを実現するJavaScri
ptでかかれたスクリプトプログラム101と、Java App
let103が埋め込まれている。Cursor Monitor対象ペ
ージ100は、ユーザーが実際にみることのできるペー
ジであり、このページにおけるユーザーのマウスやキー
ボードの動きをモニターする。
【0047】Cursor Monitor用のスクリプトプログラム
には, マウスやキーボードのイベントを受け取るコマン
ドが記載されている。これは、具体的にはDHTMLと呼ば
れる言語仕様によって実現される。又、スクリプトプロ
グラムは、受け取ったマウスやキーボードのイベント
を、Java Appletに渡す。Java Appletは、これらイベン
ト情報を、ウェブサーバーに転送する。この転送は、イ
ベント毎に逐次行うことも可能であるが、通常、トラフ
ィックを考慮し一定量又は一定時刻毎に行われる。
【0048】ここでは、マウスとキーボードの両方のイ
ベントをモニターするが、多くの場合マウスで操作する
ので、マウスの動きのみを対象としても十分現実的なシ
ステムを構築できる。この情報を省略して以下および図
中で「マウス情報」とよぶ。
【0049】この実施例では、スクリプトプログラムが
受け取ったマウスやキーボードのイベントを、Java App
letに渡す方法としては、具体的には Live Connectを用
いる。Live Connectとは、ウェブブラウザの同一ページ
上ので異なる言語で書かれたプログラム間での通信を行
うための規格であり、これを通して、Java AppletとDHT
MLの間で通信を行う。具体的には、DHTMLで得た「マウ
ス情報」をJava Appletに渡している。
【0050】DHTMLでは、そのようなイベントの為のハ
ンドラ識別プロパティとして、例えば以下のものがあ
る。
【0051】 ONMOUSEDOWN(マウスボタンが押された) ONMOUSEUP(マウスボタンが離された) ONMOUSEMOVE(マウスが動いた) ONKEYDOWN(キーを押下げた) ONKEYUP(キーを上げた) Java Appletは、以上の過程を経て受け取った「マウス
情報」を必要に応じて適当なプロトコル(あるルールで
決められたフォーマット)に変換し、それをCursor Mon
itorサーバープログラムにSocket通信で送信する。
【0052】ここでプロトコルを導入した理由は、操作
を再現するのに必要な情報を失うことなく、DHTMLから
受け取った「マウス情報」から冗長部分を取り除いて、
トラフィックを減少させる為である。
【0053】一方、変換マウス情報を受けるウェブサー
バーには、それを処理するCursor Monitor用のサーバー
プログラムが実装されている。このサーバープログラム
は、TCP/IPを用いてクライアントのプログラムと通信す
るサーバープログラムである。使われるポートは、通常
のHTTPとは異なるポートが選ばれている。普通HTTPは、
80なので、例えば50000等に設定する。
【0054】このサーバープログラムは、Cursor Monit
or対象ページ上のJava Applet103と通信し、受け取
った「変換マウス情報」をユーザーIDをキーとして(各
ユーザーごとに)データベースに保存する。又、以下に
説明するCursor Monitor用のリアルタイムモニタページ
上のJava Applet103と通信し、モニタページに「変
換マウス情報」を伝える。
【0055】リアルタイムモニタページ201は、リア
ルタイムモニタの際に利用されるページであり、「変換
マウス情報」に基づいて、ユーザーのマウスやキーボー
ドの動きをリアルタイムに再現する。リアルタイムモニ
タページでは、基本的に「変換マウス情報」を得るプロ
セスと、ほぼ逆の処理をする。
【0056】即ち、リアルタイムモニタページのJava A
ppletは、サーバープログラムから受け取った「変換マ
ウス情報」を、Live Connectを通じて、DHTMLに渡して
いる。又、DHTML側では、Live Connectを通してJava Ap
pletから送られてきた「変換マウス情報」を更に利用し
やすい形に変換し、マウスを模した画像を動かしたり、
差し替えてクリックしたような効果をだしたり、効果音
を鳴らす。要するに、ユーザーの見ているブラウザ画面
をシミュレートする。
【0057】又、ログベースモニタページ203は、デ
ータベースに保存されている各ユーザー毎の変換マウス
情報に基づいて、選択されたユーザーのブラウザ画面を
シミュレートする。これはCGIで実現され、CGIか
ら出力されたページはすでに「変換マウス情報」を含ん
でおり、これを元にDHTMLで再現する。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
試験室にモニターを呼ばなくても、家や会社という遠隔
地からユーザーが通常ウェブサイトを見るのと同じ状態
で、マウスを動かしたり、リンクをたどりページを見て
いく様子をデータベースに記録することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるホームページの改良支
援システムの全体を説明する図である。
【図2】本発明の実施形態によるホームページの改良支
援システムにおいて、HistoryMapで、サイト全体の中で
のユーザーのページの移動をグラフィカルに表示する具
体例を示す図である。
【符号の説明】
100 ウェブページ 100 対象ページ 101 スクリプトプログラム 201 リアルタイムモニタページ 203 ログベースモニタページ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホームページを格納し、そのホームペー
    ジをインターネットを介して、ユーザーの使用するクラ
    イアントに送信する第1のサーバと、前記ホームページ
    に対するユーザーの操作に関する情報を前記クライアン
    トから受信する第2のサーバとからなり、前記ホームペ
    ージには前記操作に関する情報の送信を要求する記述が
    含まれているホームページの改良支援システム。
  2. 【請求項2】 前記操作に関する情報は、マウス操作の
    情報を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のホ
    ームページの改良支援システム。
  3. 【請求項3】 前記第1のサーバと前記第2のサーバ
    は、同一のIPアドレスを有するシステムに実装されて
    いるサーバプログラムからなっていることを特徴とする
    請求項1に記載のホームページの改良支援システム。
  4. 【請求項4】 前記第1のサーバと前記第2のサーバ
    は、同一のドメインに属するシステムに実装されている
    サーバプログラムからなっていることを特徴とする請求
    項1に記載のホームページの改良支援システム。
  5. 【請求項5】 前記第1のサーバと前記第2のサーバ
    は、異なるポートにバインドされたサーバプログラムか
    らなっていることを特徴とする請求項4に記載のホーム
    ページの改良支援システム。
  6. 【請求項6】 前記第1のサーバと前記第2のサーバ
    は、同一のポートにバインドされたサーバプログラムか
    らなっていることを特徴とする請求項4に記載のホーム
    ページの改良支援システム。
  7. 【請求項7】 前記ホームページには埋込みプログラム
    が含まれており、このプログラムがユーザーのブラウザ
    上で実行され、前記操作に関する情報を前記第2のサー
    バに送信することを特徴とする請求項1に記載のホーム
    ページの改良支援システム。
  8. 【請求項8】 前記プログラムは、インタプリタで実行
    されるアプレットであることを特徴とする請求項7に記
    載のホームページの改良支援システム。
  9. 【請求項9】 前記アプレットは、Java(登録商
    標)アプレットであることを特徴とする請求項8に記載
    のホームページの改良支援システム。
  10. 【請求項10】 前記ホームページには第1の埋込みプ
    ログラムが含まれており、このプログラムがユーザーの
    ブラウザ上で実行され、前記ブラウザは前記操作に関す
    る情報をこのプログラムに渡すことを特徴とする請求項
    1に記載のホームページの改良支援システム。
  11. 【請求項11】 前記第1の埋込みプログラムは、スク
    リプト言語で記載されていることを特徴とする請求項1
    0に記載のホームページの改良支援システム。
  12. 【請求項12】 前記スクリプト言語は、JavaScriptで
    あることを特徴とする請求項11に記載のホームページ
    の改良支援システム。
  13. 【請求項13】 前記ホームページには第2の埋込みプ
    ログラムが含まれており、この第2の埋込みプログラム
    がユーザーのブラウザ上で実行され、前記操作に関する
    情報を前記第1の埋込みプログラムから受信し、前記操
    作に関する情報を前記第2のサーバに送信することを特
    徴とする請求項12に記載のホームページの改良支援シ
    ステム。
  14. 【請求項14】 前記第1の埋込みプログラムと前記第
    2の埋込みプログラムとの通信は、Live Connectに従っ
    て行われることを特徴とする請求項13に記載のホーム
    ページの改良支援システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008117093A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Hitachi Ltd ユーザ操作記録・再現方法及び装置
JP2011002870A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Hitachi Ltd ウェブアプリケーションの操作性評価・改善方法およびウェブシステム
WO2012086217A1 (ja) * 2010-12-24 2012-06-28 株式会社日立製作所 稼働ログ収集方法および装置
JP7304658B1 (ja) 2022-10-31 2023-07-07 カラクリ株式会社 プログラム、方法、およびシステム

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