JP2001305372A - 光ファイバのコア測定装置,融着接続装置及びそれに用いる焦点位置設定方法並びに光ファイバの識別方法 - Google Patents

光ファイバのコア測定装置,融着接続装置及びそれに用いる焦点位置設定方法並びに光ファイバの識別方法

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JP2001305372A
JP2001305372A JP2000119361A JP2000119361A JP2001305372A JP 2001305372 A JP2001305372 A JP 2001305372A JP 2000119361 A JP2000119361 A JP 2000119361A JP 2000119361 A JP2000119361 A JP 2000119361A JP 2001305372 A JP2001305372 A JP 2001305372A
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optical fiber
core
imaging device
optical
focal position
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Mitsumasa Mori
光正 森
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像装置の焦点位置設定における作業効率の
向上を図り、コア位置の変化特性を容易に求めることを
可能とする方法を提供する。 【解決手段】 光ファイバの側面像を画像処理してコア
位置を測定するに際して、撮像装置の焦点位置を設定す
る方法において、撮像装置の光軸に垂直な方向に対して
所定角度傾斜するようにファイバを保持した上で、その
側面像を撮影して輝度分布を求め、該輝度分布の形状の
軸方向変化、若しくは、輝度分布から求めたコア又はク
ラッドに対応する位置データの軸方向変化を評価して、
上記撮像装置の焦点位置の適正値を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバのコア
測定装置,融着接続装置及びそれに用いる焦点位置設定
方法並びに光ファイバの識別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバの接続技術において
は、主に、低接続損失,接続部の安定性,低価格化の実
現が重要な課題であり、これらの課題を達成するため
に、接続に際して、光ファイバ同士の位置決めが精密に
行なわれる。特に、例えばシングルモードファイバなど
のコア径が小さい光ファイバ同士を接続する場合には、
軸ずれ(各コア間のずれ)を出来るだけ小さくする必要が
あり、これに応じて、従来では、光ファイバのコアの位
置を測定するコア測定装置が知られている。
【0003】図11を参照して、従来知られるコア測定
装置を用いた光ファイバのコア位置の測定方法について
説明する。光ファイバ80の側方から入射した平行光線
88a,89aは、それぞれ、コア80a及びクラッド
80bを透過した後、顕微鏡カメラ(不図示)の対物レン
ズ82を通してCCD84に入射する。顕微鏡カメラの
焦点位置を図中Fであらわす位置に設定した場合に、フ
ァイバ80内での光の屈折現象により、径方向に輝度分
布83が得られる。このとき、クラッド80bの透過光
89bは大きく屈折して、コア80aの透過光88bの
近傍に集光するため、輝度分布83では、コア80aに
対応する部位及びその近傍に、輝度の高い領域83aが
あらわれ、また、コア80aに対応する部位及びその近
傍の両側からクラッド80bの外形に対応する部位まで
の間には、輝度の低い領域83bがあらわれる。上記輝
度の高い領域83aの中央部分には、最も輝度の高いコ
アピーク83cが存在している。かかる輝度分布を備え
た光がCCD84へ入射されると、TVモニタ画面85
上に、光ファイバ80をその軸方向と垂直な方向に透過
した光の輝度分布をあらわすファイバ像90が表示さ
れ、該ファイバ像90は、上記輝度の高い領域83a,
輝度の低い領域83b及びコアピーク83cに対応する
明部91,暗部92及びピーク部93から構成される。
【0004】次に、上記CCDカメラ84により取得さ
れた撮像データから、光ファイバ80の径方向に沿った
1本のスライスライン95(以下、Sラインという)上で
の輝度分布データを抽出する。これをアルゴリズム処理
して、Sライン95上でのコア及びクラッドに対応する
位置データを求める。この作業を光ファイバ80の軸方
向に沿って所定の間隔毎に隔てられた複数のSライン9
5について行ない、各Sライン95上でのコア及びクラ
ッドに対応する位置データを求める。これら位置データ
に基づき、コア中心軸及びクラッド中心軸の位置が決定
される。コア測定装置では、一般に、このコア中心軸と
クラッド中心軸との距離から、光ファイバ80のコア8
0aの偏心量が決定される。このようにしてコアの位置
を決定する技術は、従来、例えば融着接続装置に採用さ
れており、融着接続装置では、接続されるファイバ対の
各々についてコア中心軸が求められ、これらコア中心軸
の位置を合わせた後、例えば放電による熱でファイバ先
端部が溶融されて接続が行なわれる。
【0005】ところで、前述したようなコアの位置を決
定する技術では、通常、顕微鏡カメラの焦点位置が適正
でない場合、光ファイバを透過した光の輝度分布の時間
的な揺らぎが増大し、また、輝度分布から求めるコアに
対応する位置データが時間的に変動しやすく、その位置
も真のコア位置からずれることが知られている。このよ
うな影響を回避するには、顕微鏡カメラの焦点位置を適
正に設定する必要がある。これに関連して、例えば特開
平11−014853号公報には、図12に示すような
顕微鏡カメラの焦点位置Fと該焦点位置Fにて測定され
たコア80aの位置との関係を用いて、適正な焦点位置
を決める方法が開示されている。この方法では、顕微鏡
カメラの焦点位置Fを小刻みに変更しながら各焦点位置
Fでのコアの位置を画像認識して求め、その位置の変化
をプロットすることにより、特性グラフ100が得られ
る。そして、光ファイバ80の断面を実際に観察して真
のコア位置を測定し、これが上記特性グラフ100上で
画像認識されたコア位置と一致するときの焦点位置を最
適値とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の焦点位置設定方法では、顕微鏡カメラの焦点位置の適
正値を決定するに際して、該焦点位置を小刻みに変更し
ながらコア中心点の位置を測定する必要があり、煩雑で
ある。
【0007】本発明は、上記技術的課題に鑑みてなされ
たもので、顕微鏡カメラの焦点位置の適正値を決定する
に際して、作業効率の向上を図り、コア位置の変化特性
を容易に求めることを可能とする方法を提供することを
目的とする。また、本発明は、光学系によるコア位置の
認識精度を向上させることにより、コア形状の測定精度
を向上させ得る若しくは低損失のファイバ接続を常時可
能とする方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、光
ファイバの側面像を画像処理してコア位置を測定するに
際して、撮像装置の焦点位置を設定する方法において、
撮像装置の光軸に垂直な方向に対して所定角度傾斜する
ようにファイバを保持した上で、その側面像を撮影して
輝度分布を求め、該輝度分布の形状の軸方向変化、若し
くは、輝度分布から求めたコア又はクラッドに対応する
位置データの軸方向変化を評価して、上記撮像装置の焦
点位置の適正値を設定することを特徴としたものであ
る。
【0009】また、本願の第2の発明は、上記第1の発
明において、1本の光ファイバを、単一又は互いに独立
して移動可能な複数の把持手段で保持した上で、光ファ
イバの軸が上記撮像装置の光軸に垂直な方向に対して任
意の角度をなすように、上記各把持手段の位置設定を制
御することを特徴としたものである。
【0010】更に、本願の第3の発明は、上記第1の発
明において、一対の光ファイバの各々を、単一又は互い
に独立して移動可能な複数の把持手段で保持した上で、
一対の光ファイバの各々の軸が上記撮像装置の光軸に垂
直な方向に対して任意の同じ角度又は異なる角度をなす
ように、上記各把持手段の位置設定を制御することを特
徴としたものである。
【0011】また、更に、本願の第4の発明は、上記第
1〜第3の発明において、上記第1の発明に記載の輝度
分布から求めたコア又はクラッドに対応する位置データ
の軸方向変化を、互いに異なるタイミングで取得された
撮像データについて、順次、TVモニタ画面上に座標表
示し、上記撮像装置の焦点位置に対するTVモニタ画面
上での位置データの変化を評価して、光学系の異常を検
出することを特徴としたものである。
【0012】また、更に、本願の第5の発明は、光ファ
イバの側面像を画像処理してコア位置を測定する光ファ
イバのコア測定装置において、上記光ファイバに側方か
ら平行光線を照射する光源と、上記光ファイバを透過し
た平行光線を受光し撮像データに変換する、その光軸方
向に移動可能な撮像装置と、1本の光ファイバを把持し
た上で、上記撮像装置の光軸に垂直な方向に対する光フ
ァイバの軸の角度を任意の角度に設定するように、単一
又は互いに独立して移動可能な複数の把持手段と、上記
撮像装置により取得された撮像データを計算処理して、
光ファイバのコア位置及びクラッド位置を求める画像処
理手段と、上記撮像装置により取得された光ファイバの
輝度分布の形状、若しくは、上記画像処理手段により取
得された光ファイバの各位置データに基づき、上記撮像
装置と把持手段とを駆動する制御手段とを有しているこ
とを特徴としたものである。
【0013】また、更に、本願の第6の発明は、光ファ
イバの側面像を画像処理してコア位置を測定する光ファ
イバのコア測定装置を装備した光ファイバの融着接続装
置において、少なくとも一対の光ファイバに側方から平
行光線を照射する光源と、上記各光ファイバを透過した
平行光線を受光し撮像データに変換する、その光軸方向
に移動可能な撮像装置と、上記各光ファイバを把持した
上で、上記撮像装置の光軸に垂直な方向に対する各光フ
ァイバの軸の角度を任意の同じ角度又は異なる角度に設
定するように、単一又は互いに独立して移動可能な複数
の把持手段と、上記撮像装置により取得された撮像デー
タを計算処理して、各光ファイバのコア位置及びクラッ
ド位置を求める画像処理手段と、上記撮像装置により取
得された光ファイバの輝度分布の形状、若しくは、上記
画像処理手段により取得された各光ファイバの位置デー
タに基づき、上記撮像装置と把持手段とを駆動する制御
手段とを有していることを特徴としたものである。
【0014】また、更に、本願の第7の発明は、上記第
5の発明に記載の光ファイバのコア測定装置又は第6の
発明に記載の光ファイバの融着接続装置に用いられる光
ファイバの識別方法であって、上記第1〜第4の発明の
いずれか一に記載の撮像装置の焦点位置設定方法におい
て、互いに異なる撮像装置の焦点位置での撮像データに
ついて取得された、該撮像装置の焦点位置に対するコア
に対応する位置データの変化特性と該位置データを取得
するための画像認識が正常に行なえる焦点位置範囲とを
求め、上記変化特性および焦点位置範囲を予め設定され
た参照データと照合させて、1本又は一対の光ファイバ
の種類を識別するを特徴としたものである。
【0015】また、更に、本願の第8の発明は、上記第
7の発明において、更に、一対の光ファイバについて、
光ファイバの種類を識別し、この識別結果に基づき、光
ファイバ同士を融着する条件を設定することを特徴とし
たものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら説明する。 実施の形態1.図1に、本発明の実施の形態に係るコア
測定装置内での顕微鏡カメラと光ファイバの位置関係を
示す。光ファイバ2としては、被覆のないシングルモー
ドファイバが用いられる。光ファイバ2のコア2aの位
置測定に際して、まず、光ファイバ2が、顕微鏡カメラ
3の両側に配置された一対の支持部材4に掛け渡される
ように保持される。この支持部材4の上端部には、光フ
ァイバ2を安定して保持すべく、光ファイバ2を受ける
V溝4aが形成されている。更に、光ファイバ2は、ク
ランプ5を用いて上方から押えられることにより支持部
材4上に把持される。この支持部材4は、互いに独立し
て鉛直方向に移動可能であり、その上端部を互いに異な
る高さに設定することにより、該支持部材4により保持
される光ファイバの水平方向に対する軸の角度を任意に
変更することができる。図1に示す状態では、各支持部
材4の上端部が、光ファイバ2の軸方向と顕微鏡カメラ
3の光軸方向とが実質的に垂直になるような高さに予め
設定されている。また、顕微鏡カメラ3の焦点位置は、
光ファイバ2のコア2aと顕微鏡カメラ3の光入射面と
の間で、所定の位置に設定されている。
【0017】光ファイバ2のコア2aの位置を測定する
方法では、光源7から光ファイバ2の側方へ平行光線が
照射され、該平行光線が、光ファイバ2のコア2a及び
クラッド2bを透過して異なる屈折率で屈折された後、
顕微鏡カメラ3に入射する。入射光は、顕微鏡カメラ3
により撮像データに変換され、図2に示すように、光フ
ァイバ2をその軸方向と垂直な方向に透過した光の輝度
分布をあらわす画像(以下、ファイバ像という)11とし
て、TVモニタ画面8に表示される。このファイバ像1
1は、上記輝度分布における輝度の高い領域をあらわす
明部12と、輝度の低い領域をあらわす暗部13とから
構成される。また、上記明部12の中央には、上記輝度
分布における最も輝度の高いコアピークをあらわすピー
ク部12aがあらわれている。かかるファイバ像11を
構成する1フレームの撮像データは所定のメモリに記憶
させられる。
【0018】次に、ファイバ像11に垂直なスライスラ
イン(以下、Sラインという)15を所定の間隔毎に複数
(この実施の形態では7本)設定し、ファイバ像11を構
成する1フレームの撮像データから各Sライン15上の
輝度分布データを抽出する。そして、これらの輝度分布
データをアルゴリズムApで処理して、各Sライン15
におけるコア中心点の位置データを取得する。ここで、
「Ap」とは、各Sライン15についての輝度分布デー
タから、上記ファイバ像11のピーク部12aに対応す
る最大輝度を備えたコアピークを認識し、その先端部の
位置からコア2aの中心点を求めるアルゴリズムであ
る。このアルゴリズムApによる処理に際して、顕微鏡
カメラ3の焦点位置が適正範囲外であると、輝度分布に
コアピークが明瞭に現れずエラーが発生するため、これ
を回避し得る位置に顕微鏡カメラ3を移動させて、その
焦点位置を適正範囲内に収める必要がある。各Sライン
15について得られたコア中心点17は、上記TVモニ
タ画面8上にプロットされる。
【0019】上記「1フレームの撮像データの記憶〜コ
ア中心点のプロット」のステップを繰返し行ないなが
ら、一方の支持部材4 (図中の左側)を鉛直方向下方
へ、また、他方の支持部材4(図中の右側)を鉛直方向上
方へ所定距離だけ移動させる。このとき、上記TVモニ
タ画面8に設定される各Sライン15上には、常時、最
新のコア中心点17のみが表示される。このような支持
部材4の移動に伴ない、光ファイバ2の水平方向に対す
る軸の角度が変化し、これにより、TVモニタ画面8に
表示されるファイバ像11も変化する。図3の上側に、
変化後のファイバ像11を示す。このファイバ像11に
おいて、上記輝度分布における輝度の高い領域をあらわ
す明部12及び輝度の低い領域をあらわす暗部13の幅
が軸方向に沿って変化しているのは、光ファイバ2が顕
微鏡カメラ3の光軸に垂直な方向に対して傾斜するよう
に保持される結果、顕微鏡カメラ3の焦点位置が光ファ
イバ2の軸方向に沿って変化するためである。
【0020】左側及び右側の支持部材4を更に鉛直方向
に移動させて、TVモニタ画面8の両端近傍のSライン
15で上記アルゴリズムApの処理がエラーを生じるこ
とにより、TVモニタ画面8の下側でコア中心点17が
表示されない(換言すれば、アルゴリズムApの処理が
正常に行なわれコアピークを検出できる焦点位置範囲
(以下、コア認識範囲という)の全体がモニタ画面8の中
央に表示される)ように、光ファイバ2の軸の角度を設
定する。この状態で、撮像データが所定のメモリに記憶
させられ、各Sライン15のコア中心点17がモニタ画
面8上にプロットされる。
【0021】以上の処理では、光ファイバを水平方向に
対して所定の角度に保持したまま、異なるタイミングで
「撮像データの記憶〜コア中心点17のプロット」のス
テップを4回繰返す。この結果、図3の下側に示すよう
に、各Sライン15毎に5個のコア中心点17がプロッ
トされた像が取得される。ここで、各Sライン15にお
けるコア中心点17のバラツキは、輝度分布の時間的な
変動によるもので、この実施の形態では、その変動の大
きさを表わす指標として標準偏差σeを設定する。
【0022】更に、例えば特開平11−014853号
公報に開示される方法と同様にして、顕微鏡カメラ3の
焦点位置の指標値として、ファイバ像11における暗部
13の両外端間の幅Wbに対する明部12の幅Wwの割
合である白黒比Ww/Wbを設定する。ここでは、幅W
wが顕微鏡カメラ3の焦点位置の移動によって変化する
のに対して、幅Wbは、輝度分布にあらわれる暗部13
の外端がクラッド2bの透過光の屈折という単純な現象
により生じている境界であり、時間的に安定しているた
め、ほとんど変化しない。従って、白黒比Ww/Wbの
値から焦点位置を特定することが可能であり、この値を
焦点位置の指標とする。設定された白黒比Ww/Wbお
よび標準偏差σeを所定のメモリに記憶させる。
【0023】そして、記憶させられた標準偏差σeおよ
び白黒比Ww/Wbを用い、光ファイバ2の軸方向位置
に対する標準偏差σeの変化及び白黒比Ww/Wbの変
化をグラフ化することにより、図4に示すような標準偏
差σeの特性グラフ18および白黒比Ww/Wbの特性
グラフ19が得られる。これらの特性31,32から、
標準偏差σeが最小になる軸方向位置を判断した上で、
この軸方向位置に対応する白黒比Ww/Wbの値を白黒
比の適正値に決定する。この白黒比の適正値に基づき、
コア中心点のバラツキ量が全体として最も少ない焦点位
置を決定する。
【0024】図4を参照して、標準偏差σeおよび白黒
比Ww/Wbと光ファイバ2の軸方向位置との関係をグ
ラフ化して得られた特性グラフ18,19について考察
する。白黒比Ww/Wbが0.23以下と0.35以上
の範囲では、上記各Sライン15について取得された輝
度分布データ上にコアピークが明瞭にあらわれず、アル
ゴリズムApによる処理がエラーになり、標準偏差σe
についての特性グラフ18が存在しない。この特性グラ
フ18,19より、白黒比Ww/Wbが0.27〜0.
31の範囲において、標準偏差σeが約0.12μmと
最も小さくなることが分かる。この結果から、白黒比W
w/Wbの適正値を、この範囲の中央値である0.29
に決定し、この白黒比0.29に基づき、コア中心点の
バラツキ量が全体として最も少ない焦点位置を決定す
る。
【0025】なお、本願発明者が行なった実験によれ
ば、この実施の形態1に係る方法を用いて決定した適正
な焦点位置にて画像認識されるコア中心点の位置と、従
来の方法を用いてファイバ断面を実際に観察して求めた
コア中心点の位置とのズレ量は、0.05μm以下とな
り、この実施の形態1に係る方法により決定されたコア
位置を真のコア位置としても支障のない程度に十分に小
さくなることが確認された。
【0026】以上のように、この実施の形態1では、光
ファイバ2の水平方向に対する傾斜角度を変更すること
により、光ファイバの軸方向に沿って顕微鏡カメラ3の
焦点位置が変化したファイバ像を得ることが可能であ
り、顕微鏡カメラ3を移動させることなく、光ファイバ
の軸方向位置に対するコア中心点のバラツキ量の変化で
ある焦点位置特性を求めることができる。これにより、
従来の、顕微鏡カメラ3を小刻みに移動させて焦点位置
特性を求める方法と比較して、作業効率が一層良好であ
る。また、この実施の形態1では、光ファイバの水平方
向に対する傾斜角度を変更することにより、観察する焦
点位置の範囲を任意に変更することができる。例えば焦
点位置範囲を大きくして焦点位置範囲を広く設定すれ
ば、上記焦点位置特性の全体的な形を把握することがで
き、焦点位置の適正範囲を容易に絞り込むことが可能で
ある。
【0027】次に、本発明の別の実施の形態について説
明する。なお、以下の説明では、上記実施の形態1にお
ける場合と同一のものには同じ符号を付し、それ以上の
説明を省略する。 実施の形態2.図5に、本発明の実施の形態2に係るコ
ア測定装置内での顕微鏡カメラと光ファイバの位置関係
を示す。ここでの構成は、前述した実施の形態1におけ
る場合と同様であり、この実施の形態2では、光ファイ
バを保持する一対の支持部材24が、顕微鏡カメラ3の
両側で、鉛直方向及び水平方向に可動である。また、顕
微鏡カメラ3は、鉛直方向に可動である。なお、ここ
で、鉛直方向とは、顕微鏡カメラ3の光軸に平行な方向
であり、水平方向とは、顕微鏡カメラ3の光軸に垂直な
方向である。
【0028】光ファイバのコアの位置測定に際して、ま
ず、支持部材24の位置を水平方向について顕微鏡カメ
ラ3近傍(図中AL,ARで示す位置)に設定するととも
に、一方の支持部材24(ALに配置された側)の先端部
の位置を他方より高く設定することにより、光ファイバ
を水平方向に対して所定角度(この実施の形態では約5
°)傾斜させる。図中の破線Aは、上記支持部材24上
に保持され、水平方向に対して約5°だけ傾斜した光フ
ァイバの外形線の一部をあらわしている。また、特に図
示しないが、前述した実施の形態1における場合と同様
に、光ファイバは、クランプを用いて上方から押えられ
ることにより支持部材24上に把持される。
【0029】光ファイバのコアの位置測定の開始時に、
上記顕微鏡カメラ3は、光ファイバから遠方の位置(図
中M1で示す位置)に設定される。この実施の形態2で
は、顕微鏡カメラ3が遠方の位置から近傍の位置(図中
M2で示す位置)まで上方へ移動させられる間に、それ
ぞれの位置において顕微鏡カメラ3により取得される撮
像データからコアの中心点が逐次測定されるようになっ
ている。光源7から光ファイバの側方へ平行光線が照射
されると、該平行光線は、光ファイバのコア及びクラッ
ドを透過して異なる屈折率で屈折された後、顕微鏡カメ
ラ3に入射する。入射光は、顕微鏡カメラ3により撮像
データに変換され、図6に示すように、光ファイバ2を
その軸方向と略垂直な方向に透過した光の輝度分布をあ
らわすファイバ像21として、TVモニタ画面8に表示
される。
【0030】次に、1フレームの撮像データを所定のメ
モリに記憶させ、上記TVモニタ画面8上に設定された
各Sライン25についての輝度分布データを抽出する。
そして、このデータをアルゴリズムApで処理して、コ
ア中心点の位置を求め、これをTVモニタ画面8上に設
定された2次元座標平面にプロットすることにより、コ
ア中心点の空間的な位置の変動をあらわすグラフが表示
される。まず、顕微鏡カメラ3が光ファイバから遠方の
位置M1にある状態で、図6の下方右側に示されるよう
なグラフL1が得られる。このグラフでは、観察の容易
化を図り、隣接するコア中心点を結ぶラインを表示して
いる。なお、上記2次元座標平面上には、コア中心点2
7(黒丸)が表示されていないSライン25が存在する
が、これは、そのSライン25についての輝度分布のコ
アピークが明瞭でない場合に、アルゴリズムApによる
処理でエラーが発生する結果である。上記グラフL1か
ら、光ファイバの軸方向に沿って、コア中心点があらわ
れた各Sライン25上での白黒比Ww/Wbを測定し、
白黒比の範囲を求める。
【0031】続いて、「撮像データの記憶」〜「コア中心
点のプロット」の一連の処理を、最新のコア中心点のみ
を常に表示しつつリアルタイムで繰返し行ないながら、
顕微鏡カメラ3をその光軸に沿って上方へ移動させる。
これにより、顕微鏡カメラ3の焦点位置が全体として光
ファイバ側に移動する。また、顕微鏡カメラ3の焦点位
置の移動に伴い、TVモニタ画面8に表示されるコア中
心点27が上記2次元座標平面の左側へ移動し、顕微鏡
カメラ3が光ファイバの近傍の位置(図中M2で示す位
置)にある状態では、図6の下方左側に示されるような
グラフL2が得られる。
【0032】ところで、上記TVモニタ画面8上に表示
されるコア中心点を観察する間に、同一のSライン25
上でのコア中心点の位置バラツキが大きくなったり、コ
ア中心点が表示されなくなるという表示異常が発生する
ことがある。このとき、かかる異常が発生する付近で顕
微鏡カメラ3を上下に微動して更に観察を行ない、コア
中心点の表示異常が、白黒比とは関係なく、TVモニタ
画面8上の特定の領域で起きていることが観察された場
合には、表示異常をもたらす原因が光学系にあると判断
してもよい。本願発明者は、コア中心点の表示異常がT
Vモニタ画面8上の特定の領域で起きていることが観察
された場合に、光学系を調査したところ、顕微鏡カメラ
3の対物レンズの表面に微小なゴミが付着していること
を確認することできた。そこで、これを取り除いて、上
記TVモニタ画面8上に表示されるコア中心点を再度観
察したところ、異常は解消した。
【0033】上記グラフL2から、光ファイバの軸方向
に沿って、コア中心点があらわれた各Sライン25上で
の白黒比Ww/Wbを測定し、白黒比の範囲を求める。
ここで、異常が存在しない場合には、グラフL1の場合
と同じ白黒比の範囲が得られ、この範囲が、光ファイバ
が水平方向に対して約5°だけ傾斜した場合における白
黒比の適正範囲とされる。その後、顕微鏡カメラ3を光
軸の下方に移動して、コア中心点を移動させ、上記と同
様にして白黒比を測定し、グラフL1について以前に得
られたと同じ白黒比の範囲が得られる場合には、前述し
た工程により得られた白黒比の範囲が、光学系異常の影
響がない、正常条件下での値であると判断することがで
きる。
【0034】次に、上記支持部材24を、左右の支持部
材24の高さを変更せずに(AL,ARの時のまま)、水
平移動のみでBL,BRの位置に設定することにより、
光ファイバを水平方向に対して前回と異なる角度(この
実施の形態では約2°)傾斜させる。なお、この位置設
定方法によれば、支持部材24を移動させても、光ファ
イバの中央部の位置は大きく変わらず、支持部材移動後
の顕微鏡カメラ3の移動を最小限に抑制することができ
る。図5中の実線Bは、上記支持部材24上に保持さ
れ、水平方向に対して約2°だけ傾斜した光ファイバの
外形線の一部をあらわしている。この場合には、光ファ
イバの軸方向に沿った顕微鏡カメラ3の焦点位置の変化
が、光ファイバを水平方向に対して約5°だけ傾斜させ
て保持した場合と比較して小さくなる。顕微鏡カメラ3
が光ファイバから遠方の位置M1にある状態で、ファイ
バ像(不図示)の中央の白黒比Ww/Wbを測定した結
果、この白黒比Ww/Wbが、光ファイバが水平方向に
対して約5°だけ傾斜した場合に得られた白黒比Ww/
Wbの適正範囲の中央値と等しくなるように、顕微鏡カ
メラ3を所定位置に移動させる。例えば、光ファイバが
水平方向に対して約5°だけ傾斜した場合に得られた白
黒比Ww/Wbの適正範囲が0.25〜0.35である
場合、ファイバ像の中央の白黒比が上記適正範囲の中央
値0.30となるように、顕微鏡カメラ3が上方へ移動
させられる。ファイバ像の中央の白黒比が、光ファイバ
が水平方向に対して約5°だけ傾斜した場合に得られた
白黒比Ww/Wbの適正範囲の中央値をとる状態で、T
Vモニタ画面8上に表示されるファイバ像は、光ファイ
バの軸方向に沿って、白黒比の範囲を撮像域全体に拡大
したものとなる。
【0035】続いて、異なるタイミングで複数のフレー
ム(この実施の形態では6フレーム)の撮像データを取り
込み、それぞれについて、上記と同様にして、各Sライ
ン25におけるコア中心点及びその位置での白黒比を求
める。ここで、顕微鏡カメラ3の焦点位置を設定する指
標として、コア中心点のバラツキ量(つまり標準偏差σ
e)を設定し、光ファイバの軸方向位置に対する標準偏
差σe及び白黒比Ww/Wbの分布として、それらの変
化を曲線近似すると、図7に示すような標準偏差σeの
特性グラフ31及び白黒比Ww/Wbの特性グラフ32
が得られる。これらの特性グラフ31,32から、標準
偏差σeが最小になる軸方向位置を判断した上で、この
軸方向位置に対応する白黒比Ww/Wbの値を白黒比の
適正値に決定する。この白黒比の適正値に基づき、コア
中心点のバラツキ量が全体として最も少ない焦点位置を
決定する。
【0036】以上のように、この実施の形態2では、基
本的には実施の形態1と同様の効果を奏することができ
る。更に、絞り込んだ顕微鏡カメラ3の焦点位置の適正
範囲を、光ファイバの軸方向に拡大して表示することが
でき、適正値を精度良く設定することができる。また、
更に、TVモニタ画面8上に設定された2次元座標平面
にコア中心点を表示したまま、顕微鏡カメラ3を移動さ
せた場合に、顕微鏡カメラ3の焦点位置の変化に伴い、
これらの表示されたコア中心点が画面8上で移動する。
この移動時のコア中心点の表示状況から、光学系の異常
有無や得られたデータの精度の善し悪しを判断すること
ができる。
【0037】実施の形態3.図8は、本発明の実施の形
態3に係る融着接続装置における調心方法を説明する図
である。この融着接続装置は、二体の顕微鏡カメラ3
A,3Bを装備し、これら顕微鏡カメラ3A,3Bは、
その光軸が互いに直交するように配置される。この融着
接続装置では、接続されるファイバ対の各々についてコ
ア中心軸が求められ、これらコア中心軸の位置を合わせ
た後、例えば放電による熱でファイバ先端部が溶融され
て接続が行なわれる。図8では、顕微鏡カメラ3A,3
Bの各光軸が鉛直方向及び紙面に垂直な方向に延びるよ
うに示されている。光ファイバ40L,40Rを調心す
るに際して、一対の光ファイバ40L,40Rは、顕微
鏡カメラ3Bの両側に設けられた支持部材(不図示)の各
々に1本ずつ保持され、更に、光ファイバ40L,40
Rはクランプ(不図示)を用いて上方から押えられること
により支持部材上に把持される。続いて、上記各支持部
材を移動させ、各光ファイバ40L,40Rの中心軸4
1,42が、水平方向に対して所定角度(この実施の形
態では約5°)傾斜する位置(図中CL,CRで示す位
置)に光ファイバ40L,40Rを設定する。
【0038】上記光ファイバ40L,40Rを介して顕
微鏡カメラ3Aと対向する光源7から光ファイバ40
L,40Rの側方へ平行光線が照射されると、該平行光
線は、光ファイバのコア及びクラッドを透過して異なる
屈折率で屈折された後、顕微鏡カメラ3Aに入射する。
入射光は、顕微鏡カメラ3Aにより撮像データに変換さ
れ、図9に示すように、光ファイバ40L,40Rをそ
の軸方向と略垂直な方向に透過した光の輝度分布をあら
わすファイバ像51,55として、TVモニタ画面8に
表示される。このファイバ像51,55において、それ
ぞれ、上記輝度分布における輝度の高い領域をあらわす
明部52,56及び輝度の低い領域をあらわす暗部5
3,57の幅が軸方向に沿って変化しているのは、光フ
ァイバが顕微鏡カメラ3Aの光軸に垂直な方向に対して
傾斜するように保持される結果、顕微鏡カメラ3Aの焦
点位置が光ファイバの軸方向に沿って変化するためであ
る。
【0039】次に、上記実施の形態2と同様に、1フレ
ームの撮像データをもとに、各Sライン59においてコ
ア中心点54,58を求め、これらをTVモニタ画面8
に設定した2次元座標平面に表示し、図9の下側に示す
ようなグラフが得られた。そして、コア中心点54,5
8の表示される位置での白黒比を測定する。この図9で
は、コアの認識範囲が、光ファイバ40Lで0.23〜
0.35、光ファイバ40Rで0.25〜0.45であ
ることを確認でき、これをメモリ内の参照データと比較
した結果、光ファイバ40Lはシングルモードファイバ
であり、光ファイバ40Rは分散シフトファイバである
ことが判明した。なお、この「参照データ」は、代表的
な光ファイバについて予め測定しておいたコア認識範囲
のデータである。上記判明結果に基づき、融着条件をこ
れらの光ファイバ40L,40Rの組合せに適したもの
に設定する。融着接続に際しては、左側及び右側の支持
部材を移動させて、まず左右のファイバ軸が互いに平行
になるように、光ファイバ40L,40Rを保持し、こ
の状態で調心を行なった後、上記融着条件で放電して光
ファイバ40L,40Rを接続する。
【0040】図10は、前述した融着接続作業について
のフローチャートである。この融着接続作業では、ま
ず、S31において、光ファイバを支持部材上に保持す
る。S32では、顕微鏡カメラの焦点位置の可変範囲全
体を観察することができるように、光ファイバの水平方
向に対する角度を設定する。次に、S33では、光学系
を検査するか否かを判断し、その結果、例えばTVモニ
タ画面上でのコア中心点の表示に異常がみられる場合
等、検査の必要がある場合には、S35へ進み、光学系
の検査を行なう。S36では、光学系に異常があるか否
かを判断する。この結果、YESであれば、S37へ進
み、修理を行なった後、S31へ戻る。他方、NOであ
れば、S34へ進む。
【0041】S33の結果、光学系の検査を行なわない
場合には、S34へ進み、光ファイバの水平方向に対す
る角度を小さく設定して、観察の対象とする範囲を絞り
込む。続いて、S38では、上記各スライスラインにつ
いて、同一のスライスライン上でのコア中心点のバラツ
キ量σeを測定する。S39では、上記バラツキ量の焦
点位置特性をグラフ化する。S40では、光ファイバの
融着接続を行なうか否かを判断する。S40の結果、N
Oであれば、S42へ進み、焦点位置特性をリファレン
スとして記録した上で、作業を終了する。他方、S40
の結果、YESであれば、S41へ進み、コア認識範囲
をリファレンスと比較する。続いて、S43では、S4
1での比較結果に基づき、融着条件を変更するか否かを
判断する。その結果、YESであれば、S45へ進み、
融着条件をコア認識範囲から判明した光ファイバの種類
に適した条件に変更する。他方、S43の結果、NOで
あれば、S44へ進む。S44では、コア位置を焦点位
置特性から求めた適正な焦点位置に基づき調心する。そ
して、S46において、光ファイバを融着させる。この
融着接続作業では、実施の形態2についての作業も当て
はめて実施可能である。また、これをアルゴリズム化す
れば、焦点位置の適正値設定,光学系検査,ファイバ種
類の識別,融着条件の設定を、コア測定装置や融着接続
装置において全て自動で実施することができる。
【0042】以上のように、この実施の形態3では、一
対の光ファイバを融着する一連の調心動作の中で、コア
中心点の焦点位置特性を測定する例を示したが、これを
別個に行っても良い。例えば、光ファイバの種類を識別
するための比較データ収集を「斜め観察法」を使用して行
えば、多数の代表的な光ファイバについても、焦点位置
特性を効率的に測定できる。また、光ファイバの種類を
識別し、これに基づいて融着条件を変更するという例を
示したが、これによれば、誤った光ファイバを融着接続
装置にセットした場合でも、融着接続装置はそれを検知
して作業者に警告することできる。若しくは、その種類
に適した融着条件に自動変更して融着するといったこと
も可能であり、融着不良を低減することができる。更
に、焦点位置の適正値を決定する基準としては、コア中
心点のバラツキ量σeの最小値の他に、例えば、図11
に示すようなコアピーク83cと輝度の低い領域83b
との間の輝度差やコアピーク83cの半値幅等、輝度分
布の特徴部の形状であってもよい。また、更に、上記実
施の形態3では、支持部材を移動させて、ファイバ中心
軸の傾きを制御する融着接続装置の例を示したが、1本
の光ファイバに対して複数の支持部材を設け、ファイバ
先端寄りのV溝を、ファイバ軸に垂直な面内で移動させ
ることにより、ファイバ角度を制御する方式であっても
よい。また、観察系が回転する機構を設け、光軸側を傾
斜させる方式であってもよい。また、更に、上記支持部
材や調心用の観察系には角度変更機能を持たせず、他の
観察系を「斜め観察法」に対応した所定の位置に追加設置
する形であってもよい。また、上記実施の形態3では、
光ファイバの種類の識別をコア認識範囲で行なう場合を
説明したが、焦点位置の適正値(σeが最小となる焦点
位置)等の、コアの位置データに相関し、光ファイバの
種類によって特徴的に変化する他の指標を用いてもよ
い。
【0043】
【発明の効果】本願の請求項1の発明によれば、撮像装
置の光軸に垂直な方向に対して所定角度傾斜するように
ファイバを保持した上で、その側面像を撮影して輝度分
布を求め、該輝度分布の形状の軸方向変化、若しくは、
輝度分布から求めたコア又はクラッドに対応する位置デ
ータの軸方向変化を評価して、上記撮像装置の焦点位置
の適正値を設定するので、顕微鏡カメラの焦点位置を小
刻みに変更するという煩雑な作業が必要なく、作業効率
を向上させることができる。
【0044】また、本願の請求項2の発明によれば、1
本の光ファイバを、単一又は互いに独立して移動可能な
複数の把持手段で保持した上で、光ファイバの軸が上記
撮像装置の光軸に垂直な方向に対して任意の角度をなす
ように、上記各把持手段の位置設定を制御するので、光
ファイバの傾斜角度を変更することで、観察する焦点位
置範囲を自在に変更でき、特性の全体的な変化から局部
的な変化までを容易に把握することができる。また、こ
の発明によれば、1フレームの撮像データだけで焦点位
置特性を測定可能であり、これにより、撮像装置の焦点
位置を小刻みに変更するという煩雑な作業が必要なく、
作業効率を向上させることができる。この結果、測定時
間を著しく短縮することができる。
【0045】更に、本願の請求項3の発明によれば、一
対の光ファイバの各々を、単一又は互いに独立して移動
可能な複数の把持手段で保持した上で、一対の光ファイ
バの各々の軸が上記撮像装置の光軸に垂直な方向に対し
て任意の同じ角度又は異なる角度をなすように、上記各
把持手段の位置設定を制御するので、光ファイバの傾斜
角度を変更することで、観察する焦点位置範囲を自在に
変更でき、特性の全体的な変化から局部的な変化までを
容易に把握することができる。また、この発明によれ
ば、1フレームの撮像データだけで焦点位置特性を測定
可能であり、これにより、撮像装置の焦点位置を小刻み
に変更するという煩雑な作業が必要なく、作業効率を向
上させることができる。この結果、測定時間を著しく短
縮することができる。
【0046】また、更に、本願の請求項4の発明によれ
ば、請求項1記載の輝度分布から求めたコア又はクラッ
ドに対応する位置データの軸方向変化を、互いに異なる
タイミングで取得された撮像データについて、順次、T
Vモニタ画面上に座標表示し、上記撮像装置の焦点位置
に対するTVモニタ画面上での位置データの変化を評価
して、光学系の異常を検出するため、コア中心軸やクラ
ッド中心軸の設定に影響する光学系異常を容易に検出す
ることができる。また、これらの中心点の分布の変化を
TVモニタ上に表示して、目視による検査と併用すれ
ば、より確実に異常を検出することができる。あるい
は、必要に応じて異常検出のアルゴリズムを簡略化する
ことができる。さらに、モニタ上での異常発生位置も特
定できるので、その大きさや形状等の情報をもとに異常
原因を推定し、原因調査を効率的に行なうことができ
る。
【0047】また、更に、本願の請求項5の発明によれ
ば、光ファイバの側面像を画像処理してコア位置を測定
する光ファイバのコア測定装置において、1本の光ファ
イバを、単一又は互いに独立して移動可能な複数の把持
手段で保持した上で、光ファイバの軸が上記撮像装置の
光軸に垂直な方向に対して任意の角度をなすように、上
記撮像装置により取得された光ファイバの輝度分布の形
状、若しくは、上記画像処理手段により取得された光フ
ァイバの各位置データに基づき、上記撮像装置と把持手
段とを制御するため、撮像装置の焦点位置を小刻みに変
更するという煩雑な作業が必要なく、作業効率を向上さ
せることができる。この結果、測定時間を著しく短縮す
ることができる。
【0048】また、更に、本願の請求項6の発明によれ
ば、光ファイバの側面像を画像処理してコア位置を測定
する光ファイバのコア測定装置を装備した光ファイバの
融着接続装置において、一対の光ファイバの各々を、単
一又は互いに独立して移動可能な複数の把持手段で保持
した上で、一対の光ファイバの各々の軸が上記撮像装置
の光軸に垂直な方向に対して任意の同じ角度又は異なる
角度をなすように、上記撮像装置により取得された光フ
ァイバの輝度分布の形状、若しくは、上記画像処理手段
により取得された光ファイバの各位置データに基づき、
上記撮像装置と把持手段とを制御するため、撮像装置の
焦点位置を小刻みに変更するという煩雑な作業が必要な
く、作業効率を向上させることができる。この結果、測
定時間を著しく短縮することができる。
【0049】また、更に、本願の請求項7の発明によれ
ば、請求項5の発明に記載の光ファイバのコア測定装置
又は第6の発明に記載の光ファイバの融着接続装置に用
いられる光ファイバの識別方法であって、上記請求項1
〜請求項4の発明のいずれか一に記載の撮像装置の焦点
位置設定方法において、互いに異なる撮像装置の焦点位
置での撮像データについて取得された、該撮像装置の焦
点位置に対するコアに対応する位置データの変化特性と
該位置データを取得するための画像認識が正常に行なえ
る焦点位置範囲(コア認識範囲)とを求め、上記変化特性
およびコア認識範囲を予め設定された参照データと照合
させて、1本又は一対の光ファイバの種類を識別するた
め、この識別結果に基づき融着条件を変更でき、誤った
ファイバを融着接続装置にセットした場合にも、融着接
続装置はそれを検知して作業者に警告することができ
る。
【0050】また、更に、本願の請求項8の発明によれ
ば、更に、一対の光ファイバについて、光ファイバの種
類を識別し、この識別結果に基づき、光ファイバ同士を
融着する条件を設定するので、光ファイバの種類に適し
た融着条件に自動変更して融着することも可能であり、
融着不良を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るコア測定装置内
での顕微鏡カメラと光ファイバの位置関係を示す図であ
る。
【図2】 TVモニタ画面に表示されるファイバ像、及
び、コア中心点の分布像である。
【図3】 光ファイバを図2の場合と異なる角度で保持
して取得されたファイバ像、及び、全コア中心点の分布
像である。
【図4】 光ファイバの軸方向位置に対するコア中心点
のバラツキ量及び白黒比の分布図である。
【図5】 本発明の実施の形態2に係るコア測定装置内
での顕微鏡カメラと光ファイバの位置関係を示す図であ
る。
【図6】 TVモニタ画面に表示されるファイバ像、及
び、コア中心点の分布像である。
【図7】 光ファイバの軸方向位置に対するコア中心点
のバラツキ量および白黒比の分布図である。
【図8】 本発明の実施の形態3による融着接続装置内
での顕微鏡カメラと光ファイバとの位置関係を示す図で
ある。
【図9】 TVモニタ画面に表示されたファイバ像、及
び、コア中心点の分布像である。
【図10】 顕微鏡カメラの焦点位置を適正にして調心
を行うためのフローチャートである。
【図11】 従来のコア測定装置におけるファイバ観察
の原理を模式的に示す図である。
【図12】 従来知られた顕微鏡カメラの焦点位置の設
定方法を説明する説明図である。
【符号の説明】
2 光ファイバ,2a コア,2b クラッド,3 顕
微鏡カメラ,4 支持部材,5 把持部材,11 ファ
イバ像,15 スライスライン,17 コア中心点,1
8,31 光ファイバの軸方向位置に対するコア中心点
のバラツキ量の分布曲線,19,32 光ファイバの軸
方向位置に対する白黒比の分布曲線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバの側面像を画像処理してコア
    位置を測定するに際して、撮像装置の焦点位置を設定す
    る方法において、 撮像装置の光軸に垂直な方向に対して所定角度傾斜する
    ようにファイバを保持した上で、その側面像を撮影して
    輝度分布を求め、該輝度分布の形状の軸方向変化、若し
    くは、輝度分布から求めたコア又はクラッドに対応する
    位置データの軸方向変化を評価して、上記撮像装置の焦
    点位置の適正値を設定することを特徴とする撮像装置の
    焦点位置設定方法。
  2. 【請求項2】 1本の光ファイバを、単一又は互いに独
    立して移動可能な複数の把持手段で保持した上で、光フ
    ァイバの軸が上記撮像装置の光軸に垂直な方向に対して
    任意の角度をなすように、上記各把持手段の位置設定を
    制御することを特徴とする請求項1記載の撮像装置の焦
    点位置設定方法。
  3. 【請求項3】 一対の光ファイバの各々を、単一又は互
    いに独立して移動可能な複数の把持手段で保持した上
    で、一対の光ファイバの各々の軸が上記撮像装置の光軸
    に垂直な方向に対して任意の同じ角度又は異なる角度を
    なすように、上記各把持手段の位置設定を制御すること
    を特徴とする請求項1記載の撮像装置の焦点位置設定方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の輝度分布から求めたコア
    又はクラッドに対応する位置データの軸方向変化を、互
    いに異なるタイミングで取得された撮像データについ
    て、順次、TVモニタ画面上に座標表示し、 上記撮像装置の焦点位置に対するTVモニタ画面上での
    上記位置データの変化を評価して、光学系の異常を検出
    することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一
    に記載の撮像装置の焦点位置設定方法。
  5. 【請求項5】 光ファイバの側面像を画像処理してコア
    位置を測定する光ファイバのコア測定装置において、 上記光ファイバに側方から平行光線を照射する光源と、 上記光ファイバを透過した平行光線を受光し撮像データ
    に変換する、その光軸方向に移動可能な撮像装置と、 1本の光ファイバを把持した上で、上記撮像装置の光軸
    に垂直な方向に対する光ファイバの軸の角度を任意の角
    度に設定するように、単一又は互いに独立して移動可能
    な複数の把持手段と、 上記撮像装置により取得された撮像データを計算処理し
    て、光ファイバのコア位置及びクラッド位置を求める画
    像処理手段と、 上記撮像装置により取得された光ファイバの輝度分布の
    形状、若しくは、上記画像処理手段により取得された光
    ファイバの各位置データに基づき、上記撮像装置と把持
    手段とを駆動する制御手段とを有していることを特徴と
    する光ファイバのコア測定装置。
  6. 【請求項6】 光ファイバの側面像を画像処理してコア
    位置を測定する光ファイバのコア測定装置を装備した光
    ファイバの融着接続装置において、 少なくとも一対の光ファイバに側方から平行光線を照射
    する光源と、 上記各光ファイバを透過した平行光線を受光し撮像デー
    タに変換する、その光軸方向に移動可能な撮像装置と、 上記各光ファイバを把持した上で、上記撮像装置の光軸
    に垂直な方向に対する各光ファイバの軸の角度を任意の
    同じ角度又は異なる角度に設定するように、単一又は互
    いに独立して移動可能な複数の把持手段と、 上記撮像装置により取得された撮像データを計算処理し
    て、各光ファイバのコア位置及びクラッド位置を求める
    画像処理手段と、 上記撮像装置により取得された光ファイバの輝度分布の
    形状、若しくは、上記画像処理手段により取得された各
    光ファイバの位置データに基づき、上記撮像装置と把持
    手段とを駆動する制御手段とを有していることを特徴と
    する光ファイバの融着接続装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の光ファイバのコア測定装
    置又は請求項6記載の光ファイバの融着接続装置に用い
    られる光ファイバの識別方法であって、 上記請求項1〜請求項4のいずれか一に記載の撮像装置
    の焦点位置設定方法において、互いに異なる撮像装置の
    焦点位置での撮像データについて取得された、該撮像装
    置の焦点位置に対するコアに対応する位置データの変化
    特性と該位置データを取得するための画像認識が正常に
    行なえる焦点位置範囲とを求め、 上記変化特性および焦点位置範囲を予め設定された参照
    データと照合させて、1本又は一対の光ファイバの種類
    を識別することを特徴とする光ファイバの識別方法。
  8. 【請求項8】 更に、一対の光ファイバについて、光フ
    ァイバの種類を識別し、この識別結果に基づき、光ファ
    イバ同士を融着する条件を設定することを特徴とする請
    求項7記載の光ファイバの識別方法。
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