JP2001304901A - ナビゲーション方法及びその装置 - Google Patents

ナビゲーション方法及びその装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目的地に移動体が接近した場合における経路
案内を円滑に行ってユーザの負担を軽減することができ
る使い勝手のよいナビゲーション方法及びその装置を提
供する。 【解決手段】 目的地MAを含む建物MBや敷地MCが
目的地領域として設定される。車両MDが目的地に接近
すると、目的地領域MCがディスプレイ10の地図上に
強調表示される。すなわち、他の施設や敷地部分と異な
る色や模様で表示される。このため、目的地のマークM
Aが表示されなくても、ユーザは目的地に接近したこと
を知ることができる。これにより、目的地に車両が接近
した場合における経路案内が円滑に行なわれ、ユーザの
負担が軽減される。特に、ディスプレイ10の表示エリ
アが狭い比較的コンパクトなナビゲーション装置の場合
に有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーション手
法及びその装置に関し、特に、移動体が目的地に接近し
た場合における表示の改良に関するものである。
【0002】
【背景技術】ナビゲーション装置では、経路探索を行う
ために目的地の設定が行われる。例えば、車両用のナビ
ゲーション装置の場合、図10に示すような目的地設定
のためのメニューが用意されており、ユーザはこれを利
用して目的地を設定する。図10の例では、「目的を設
定する」というメニューM10の下位に、「自宅」,
「電話番号から探す」,「住所から探す」,「ジャンル
から探す」,……のメニューM12が用意されている。
更に、メニュー項目M14の「ジャンルから探す」の下
位に、「飲食店」,「ゴルフ場」,……などのメニュー
M16が用意されている。ユーザは、これらの各メニュ
ー項目から所望のものを選び、目的地を設定する。例え
ば、「電話番号から探す」というメニューM18をユー
ザが選択すると、目的地の電話番号の入力画面が表示さ
れる。そして、ユーザが所望の目的地の電話番号を入力
すると該当先がナビゲーション装置側で検索され、これ
が目的地として設定されるという具合である。
【0003】いずれのメニューを利用したとしても、最
終的には位置座標として目的地は設定される。ナビゲー
ション装置では、設定された目的地と車両現在位置(も
しくは出発地)から経路探索が行われる。車両現在位置
及び目的地は、ナビゲーション装置に表示されている地
図上に適宜のマークなどで表示される。ユーザは、これ
らのマークを参照して現在位置や目的地を把握する。車
両は、探索された経路上を進行し、やがて目的地に到達
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、目的地は、
通常一地点を示すピンポイントの座標で把握され、その
マークは、当該目的地の敷地や建物の大きさに関係な
く、一定の大きさで地図上に表示される。このため、目
的地が大きな敷地や建物を伴う場合や、目的地が道路か
ら隔たった場所にある場合は、車両が目的地に近づいて
も、当該目的地のマークが画面上に表示されない可能性
がある。例えば、図9(A)に示すように、目的地とな
る施設MAが建物MBの中にあり、建物MBが敷地MC
を伴う場合を想定する。そして、マークMDで示す車両
が走行中の道路LAが敷地MCの外縁に沿ったものであ
るとする。このような場合、ナビゲーション装置の表示
画面は、例えば図9(B)に示すようになり、目的地に
車両が接近して「目的地周辺です」という音声案内があ
るにもかかわらず、画面上に目的地のマークMAが表示
されない。
【0005】このような場合のユーザの対処方法として
は、表示地図の縮尺を変更して目的地が画面内に表示さ
れるようにすることである。しかし、縮尺を変更すれ
ば、今度は目的地周辺の詳細な道路表示を行うことがで
きず、目的地に接近しているにもかかわらず迷ってしま
う恐れがある。特に、画面の画素数が比較的少なく表現
能力が低い表示装置を使用している場合には、そのよう
な不都合が生ずる可能性が高い。
【0006】本発明は、以上の点に着目したもので、目
的地に移動体が接近した場合における経路案内を円滑に
行ってユーザの負担を軽減することができる使い勝手の
よいナビゲーション方法及びその装置を提供すること
を、その目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、移動体の進行に対応して車両の現在位置
に対応する地域の地図を表示することで、目的地に至る
経路案内を行うナビゲーション方法であって、前記地図
上において、目的地が含まれる領域を、目的地が含まれ
ない他の領域と異なる形態で表示することを特徴とす
る。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の
詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。図2には、本実施形態にかかるナビ
ゲーション装置の外観が示されている。同図に示すよう
に、本形態のナビゲーション装置は、比較的小型で機能
も簡易化されており、表示画面が狭いいわゆるTbyTタ
イプのナビゲーション装置である。まず、装置全体の大
きさは、例えばダッシュボードに取り付ける機器の規格
の1DINサイズ程度となっている。前面には、ディスプ
レイ10,操作キー12〜16,スピーカ18,テンキ
ー19,ジョイスティック20が設けられている。ディ
スプレイ10には、入力装置の一つとしてタッチパネル
21が必要により設けられる。
【0009】これらのうち、ディスプレイ10は、例え
ば白黒表示の液晶パネルによってナビゲーション装置と
一体に構成されており、例えば縦×横が128ドット×
256ドット(又は64ドット×128ドット),38
mm×72mm程度の大きさとなっている。操作キー12〜
16は、必要最小限のもののみとなっており、本例で
は、メニュー表示を行うためのキースイッチ12,車両
現在位置を含む地域の地図を表示するためのキースイッ
チ14,直前に表示されていた画面に表示を戻すための
キースイッチ16の3つが設けられている。スピーカ1
8は、音声によるナビゲーションを行うために設けられ
ている。テンキー19は、電話番号などの数字を入力す
るためのものである。ジョイスティック20は、表示画
面上におけるカーソルの移動などを行うための入力装置
である。スティック20を軸方向に押圧することで確定
入力を行うことが可能となっている。タッチパネル21
は、ディスプレイ10上に表示されたキー入力などを行
う入力装置である。
【0010】更に、一般的なナビゲーション装置では、
地図などのナビゲーションデータは、記憶情報が機械的
な読み取り装置を介して読み取られるCD−ROMやD
VD−ROMなどの記憶手段(動的記憶手段)に格納さ
れている。しかし、本形態の装置では、記憶情報が電気
的に読み取られる記憶手段(静的記憶手段)にナビゲー
ションデータが格納されている。静的記憶手段として
は、例えば、ROM,EPROM,フラッシュメモリ,
スティック型メモリ,ICカード,RAMなどが該当す
る。これらは、ナビゲーション装置本体に内蔵されたも
のであっても、ナビゲーション装置本体に着脱できるよ
うなメモリカードなどのカード形式のものであってもよ
い。これら静的記憶手段には、例えば約100[km]四
方のナビゲーションデータが格納される。
【0011】図1には、図2に示したナビゲーション装
置の構成が示されている。同図において、上述したディ
スプレイ10は、CPUを中心に構成されている演算部
30の画面管理部32によってその表示が管理されてい
る。また、操作キー12〜16,ジョイスティック20
及びタッチパネル21は入力管理部34に接続されてお
り、これによって入力が管理されている。更に、前記ス
ピーカ18は音声出力回路36を介して音声出力管理部
38に接続されており、これによってスピーカ18の音
声出力が管理されている。
【0012】車両位置を測定するGPSセンサ40,車
両の走行距離を測定する距離センサ42,車両の進行方
位を測定する方位センサ44は、現在位置認識部46に
接続されている。GPSセンサ40によってGPS航法
による位置計測が行われ、距離センサ42及び方位セン
サ44によって自立航法による位置計測が行われる構成
となっている。
【0013】地図データ,道路データ,メニューデー
タ,目的地検索用データ,案内データなどのナビゲーシ
ョンに必要な各種のデータは、メモリカードなどによっ
て構成された外部記憶部48に格納されている。図3に
は主要なものが示されており、ディスプレイ表示用の地
図データD10,経路探索用の道路データ(ノードデー
タ,交差点データを含む)D12,電話番号等から目的
地を検索する目的地検索データD14,ランドマークや
音声などの経路案内を行うための案内データD16,目
的地に領域を設定するための目的地領域データD18が
格納されている。
【0014】更に本形態では、演算部30で実行される
目的地検索プログラムP10,経路探索プログラムP1
2,経路案内プログラムP14,目的地領域表示プログ
ラムP16も格納されている。これらのうち、目的地検
索プログラムP10は、全体管理部60で実行され、目
的地検索データD14を参照して目的地を検索するプロ
グラムである。経路探索プログラムP12は、経路演算
部56で実行され、前記道路データD12を参照して現
在地(あるいは出発地)から目的地に至る推奨経路を探
索するためのプログラムである。経路案内プログラムP
14は、経路案内部58によって実行され、前記案内デ
ータD16を参照して探索された経路上を走行するよう
にランドマークなどの案内表示を地図上に行ったり、あ
るいは案内用の音声を出力するためのプログラムであ
る。目的地領域表示プログラムP16は、目的地表示管
理部50によって実行され、前記目的地領域データD1
8を参照して目的地を含む一定範囲を目的地領域として
地図上に表示するためのプログラムである。
【0015】図4(A)には、目的地領域データD18
の一例が示されており、中心座標が(Xa,Ya)の目的
地MAの場合、これを囲む建物もしくは敷地を表す領域
座標(Xa1,Ya1)〜(Xa6,Ya6)によってその領域
が表されている。同様に、中心座標が(Xb,Yb)の目
的地MBの場合、これを囲む建物もしくは敷地を表す領
域座標(Xb1,Yb1)〜(Xb4,Yb4)によってその領
域が表されている。
【0016】具体的には、同図(B)に示すようなデー
タリストとして外部記憶部48に格納される。目的地が
設定されるとその中心座標が明らかとなるが、該中心座
標に該当する領域座標を図4(B)のリストから抽出し
て直線で結ぶことで、当該目的地を囲む領域を設定する
ことができる。なお、目的地の中心座標がリスト中に存
在しないときは、例えば最も座標値が近い目的地の領域
座標を利用する。
【0017】このような外部記憶部48は、画面管理部
32,音声出力管理部38,目的地表示管理部50,全
体管理部60に必要なデータやプログラムを供給する。
地図管理部52は、現在位置認識部46によって認識さ
れた現在位置の情報に基づいて、ディスプレイ10にお
ける地図表示を管理する。経路演算部56は、経路探索
の演算を行う機能を備えており、経路案内部58は、経
路案内のための処理を行う機能を備えている。更に、目
的地表示管理部50は、後述するように、指定された目
的地を含む一定範囲を目的地領域として表示するための
処理を行う機能を備えている。全体管理部60は、上述
した各部の動作を制御管理するためのものである。
【0018】次に、目的地の設定動作について説明す
る。図5(A)には、目的設定の主要手順が示されてい
る。ユーザが電源投入後に装置前面のメニューキー12
をオンとすると、ディスプレイ10上に図10に示した
ようなメニューが表示される。すなわち、メニューキー
12をユーザがオンとすると、これが入力管理部34に
よって検知され、その旨が全体管理部60に通知され
る。全体管理部60では、画面管理部32に対して予め
用意されているメニューデータを外部記憶部48から読
み込むように指示する。なお、電源投入後は、キー操作
の有無にかかわらず、メニューを表示するようにしても
よい。
【0019】ディスプレイ10にメニューが表示される
と、ユーザは、ジョイスティック20やタッチパネル2
1等を操作して目的地を設定する(図5(A)ステップ
S10)。例えば、ユーザが電話番号を入力したとする
と、全体管理部60で外部記憶装部48の目的地検索プ
ログラムP10が実行され、目的地検索データD14を
参照して該当する目的地が検索される。そして、ユーザ
がジョイスティック20の押し下げなど所定の入力確定
操作を行なうと目的地が確定し、入力管理部34及び画
面管理部32を参照している全体管理部60によって目
的地が把握される。確定した目的地のピンポイントの座
標位置情報は目的地表示管理部50に通知される。目的
地表示管理部50は、目的地領域表示プログラムP16
を実行し、まず、外部記憶部48の道路データD12を
参照して、選択された目的地が道路上に存在するかどう
か、別言すれば車両到達可能かどうかを判断する(ステ
ップS12)。
【0020】目的地が道路上にあれば、その位置上に車
両が到達可能である。例えば、図6(A)に示すよう
に、交差点C60が目的地として設定された場合は、デ
ィスプレイ10の表示面積が狭い場合であっても、図6
(B)に示すように、交差点C60に車両M62が近づ
くことで、やがて目的地のマークM60が必ず表示され
るようになる。すなわち、車両が目的地に接近すれば、
必ず目的地のマークが画面上に表示される。従って、こ
の場合は、特別な表示処理を行う必要はなく、そのまま
目的地設定が終了する(ステップS12のYes)。
【0021】なお、上記のように、ユーザが電話番号を
入力することに代えて、ユーザが50音で住所を入力す
ることとしてもよいし、施設名のリストをディスプレイ
に表示し、ユーザがそのリストから選択した施設名を入
力することとしたもよい。また、地図上にユーザの操作
によって移動する矢印などのポインタを表示し、そのポ
インタの示す地図部分(位置)を入力することとしても
よい(目的地設定手段)。これらの入力後の動作は、ユ
ーザが電話番号を入力した場合と同様である。
【0022】一方、目的地が道路上にない場合は(ステ
ップS12のNo)、前記図9で説明したように、車両が
目的地に接近しても目的地のマークが画面上に表示され
ない可能性がある。そこで、この場合は、目的地の座標
と、外部記憶部48の目的地領域データD18から当該
目的地の領域座標を取得する(ステップS14)。例え
ば、前記図4(A)の例で、ユーザが電話場号を入力
し、目的地MAが設定されたとすると、領域座標(Xa
1,Ya1)〜(Xa6,Ya6)を、目的地領域データD1
8から抽出して取得する。目的地表示管理部50では、
取得した領域座標を直線で結んで領域を設定する(ステ
ップS16)。
【0023】このようにして目的地及び該当する場合に
はその領域が設定されると、その旨が全体管理部60に
伝達され、続いて経路演算部56によって図5(B)に
示す経路探索の処理が行われる。すなわち、経路演算部
56によって経路探索プログラムP12が実行され、道
路データD12が参照される。そして、設定された目的
地と、現在位置認識部46で認識された車両の現在位置
に基づいて経路探索の演算処理が行なわれる(ステップ
S20)。
【0024】次に、経路案内部58によって経路案内プ
ログラムP14が実行され、探索された経路に従った案
内処理が行われる。すなわち、時々刻々と変化する車両
の現在位置は、GPSセンサ40,距離センサ42,方
位センサ44による検知結果に基づいて現在位置認識部
46で認識される。認識された現在位置の情報は、地図
管理部52に送られる。地図管理部52は、外部記憶部
48の地図データD10から該当する地図を読み込むよ
うに指令する。これによって読み込まれた地図データD
10は、画面管理部32に送られ、ディスプレイ10に
車両現在位置とともに表示される。
【0025】また、外部記憶部48の案内データD16
から、車両現在位置に対応する表示用の案内データ(ラ
ンドマークなど)が読み出され、画面管理部32によっ
てディスプレイ10の地図上に表示される。更に、外部
記憶部48の案内データD16から、車両現在位置に対
応する音声用の案内データが読み出され、音声出力管理
部38に供給される。音声出力管理部38は、音声用の
案内データに基づいて音声出力回路36に音声信号を供
給し、スピーカ18による音声案内を行う。すなわち、
車両が右左折する交差点などの案内を開始する案内地点
に達すると、右左折の方向を示す案内がディスプレイ1
0に表示されるとともに、スピーカ18からその旨の案
内音声が出力される。
【0026】このようなナビゲーション動作において、
本実施形態では、図5(C)に示すような動作が行われ
る。すなわち、目的地表示管理部50は目的地領域表示
プログラムP16を実行し、まず車両現在位置と目的地
座標から車両が目的地に接近したかどうかを判断する
(ステップS30)。そして、車両が目的地に接近した
ときは、当該目的地について領域データの有無を判断す
る(ステップS32)。その結果、目的地が交差点など
の場合のように領域データが存在しない場合は(ステッ
プS32のNo)、ディスプレイ10に表示されている地
図上に目的地マークを表示可能かどうかを判断し(ステ
ップS34)、可能であれば該当する座標地点に目的地
マークを表示する(ステップS36)。このような表示
の一例は、上述した図6に示したとおりである。
【0027】一方、目的地に領域が設定されているとき
は(ステップS32のYes)、その領域を画面の地図上
に表示可能かどうかが判断される(ステップS40)。
この判断は、例えば目的地の領域座標と、ディスプレイ
10の画面に表示されている地図の四隅の座標を比較す
ることで行われる。例えば、図9(C)の場合、ディス
プレイ10に表示されている地図の四隅の座標はDPa
〜DPdである。一方、目的地領域MCの領域座標はM
Ca〜MCdである。これらの座標値を比較することで、
目的地領域MCが地図上に表示可能かどうかを判断す
る。その結果、表示可能と判断されたときは、図9
(C)に示すように目的地領域を地図上に強調表示する
(ステップS42)。
【0028】上述した背景技術の場合は、図9(B)に
示したように、目的地のマークMAがディスプレイ11
に表示されない。しかし、本実施形態では、同図(C)
に示すように、目的地領域MCがディスプレイ10に強
調表示される。例えば、目的地領域部分が、地図上の他
の建物や敷地と異なる形態(色や模様)で表示される。
このため、目的地のマークMAが表示されなくても、ユ
ーザは目的地に接近したことを知ることができる。従っ
て、本実施形態によれば、目的地に車両が接近した場合
における経路案内が円滑に行なわれ、ユーザの負担が軽
減される。
【0029】特に、本実施形態のように、ディスプレイ
部が比較的コンパクトなナビゲーション装置の場合に
は、ディスプレイ10の表示エリアが狭いため、目的地
のマークMAが画面内に表示されない状況が生ずる可能
性が高い。このような理由から、本発明は、比較的簡易
なナビゲーションシステムに好適である。
【0030】本発明には数多くの実施形態があり、以上
の開示に基づいて多様に改変することが可能である。例
えば、次のようなものも含まれる。 (1)前記実施形態では、目的地領域として目的地の施
設や敷地を用いたが、目的地を中心とした一定距離の範
囲を目的地領域として設定するようにしてもよい。図7
(A)は、マークM70で示す目的地を中心とした所定
半径の領域A70を目的地領域とした例である。このよ
うな方法によれば、図4に示したような領域設定用の座
標データを必要とせず、簡便に目的地の周囲に領域を設
定できるという利点がある。また、同図に示すように、
半径が異なる複数の領域A72,A74を更に設定する
ようにしてもよい。同図(B)は、ディスプレイ10に
おける表示例である。領域A70,A72,A74で色
や模様を変更することで、ユーザは目的地に近づきつつ
あることを知ることができる。設定する目的地領域の数
は、必要に応じて増減してよい。
【0031】(2)主要な施設については、予め目的地
領域を設定し、これを外部記憶部48に記憶しておくよ
うにしてもよい。 (3)また、目的地領域を、図8(A)に示すように道
路に挟まれた領域としてもよい。同図(A)の例は、目
的地M80,施設M82を含む道路L1〜L4によって
挟まれた領域を目的地領域A80として設定した例であ
る。なお、この例においても、前記領域A80の更にそ
の外側の道路L5〜L8で挟まれた領域を、第2の目的
地領域A82として設定するようにしてもよい。もちろ
ん、道路のほかに、川,線路などを利用してよい。 (4)前記実施形態は、本発明を車両用のナビゲーショ
ン装置に適用した例であるが、携帯用のナビゲーション
装置などにも適用可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ナビゲーションの地図上において、目的地が含まれる領
域を、目的地が含まれない他の領域と異なる形態で表示
することとしたので、目的地に移動体が接近した場合に
おける経路案内を円滑に行うことができ、ユーザの負担
が軽減されて使い勝手が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】前記実施形態のナビゲーション装置の外観を示
す斜視図である。
【図3】前記図1の外部記憶部の主な記憶内容を示す図
である。
【図4】前記外部記憶部に記憶されている目的地領域デ
ータの一例を示す図である。
【図5】前記実施形態における目的地の設定から表示に
至る手順を示すフローチャートである。
【図6】目的地が交差点の場合の表示例を示す図であ
る。
【図7】目的地領域の他の設定例を示す図である。
【図8】目的地領域の更に他の設定例を示す図である。
【図9】背景技術と前記実施形態における目的地の表示
例を示す図である。
【図10】ナビゲーション装置におけるメニュー構成の
一例を示す図である。
【符号の説明】
10…ディスプレイ 12〜16…操作キー 12…メニューキー 18…スピーカ 19…テンキー 20…ジョイスティック 21…タッチパネル 30…演算部 32…画面管理部 34…入力管理部 36…音声出力回路 38…音声出力管理部 40…センサ 42…距離センサ 44…方位センサ 46…現在位置認識部 48…外部記憶部 48…順次外部記憶部 50…目的地表示管理部 52…地図管理部 56…経路演算部 58…経路案内部 60…全体管理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HB02 HB08 HB22 HC08 HC13 HC14 HC22 HC31 HD03 HD11 HD16 2F029 AA02 AB01 AB07 AB13 AC02 AC04 AC08 AC14 AC18 5H180 AA01 BB12 BB13 FF04 FF05 FF22 FF25 FF27 FF33

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の進行に対応して車両の現在位置
    に対応する地域の地図を表示することで、目的地に至る
    経路案内を行うナビゲーション方法であって、 前記地図上において、目的地が含まれる領域を、目的地
    が含まれない他の領域と異なる形態で表示することを特
    徴とするナビゲーション方法。
  2. 【請求項2】 移動体に対して目的地に至る経路案内を
    行うナビゲーション装置であって、 目的地を設定する目的地設定手段;移動体の現在位置を
    検出する位置検出手段;地図を描画するための地図デー
    タを記憶する記憶手段;この記憶手段の地図データに基
    づいて、前記位置検出手段によって検出された移動体の
    現在位置に対応する地域の地図を描画する地図描画手
    段;この地図描画手段によって描画された地図を表示す
    る表示手段;を備え、 前記地図描画手段は、地図中に領域を描画する際に、該
    領域に対応する位置が目的地として設定されている場合
    と、該領域に対応する位置が目的地として設定されてい
    ない場合で異なる形態となるように、該領域を描画す
    る,ことを特徴とするナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 前記領域は、当該目的地の建物もしくは
    敷地であることを特徴とする請求項2記載のナビゲーシ
    ョン装置。
  4. 【請求項4】 前記領域は、当該目的地を中心とした所
    定半径の領域であることを特徴とする請求項2記載のナ
    ビゲーション装置。
  5. 【請求項5】 前記領域は、当該目的地を囲む道路で仕
    切られた領域であることを特徴とする請求項2記載のナ
    ビゲーション装置。
  6. 【請求項6】 前記異なる形態で描画される領域の外側
    の領域を、更に異なる形態で描画することを特徴とする
    請求項2〜5のいずれかに記載のナビゲーション装置。
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