JP2001304804A - パワーステアリング装置の舵角検出機構 - Google Patents

パワーステアリング装置の舵角検出機構

Info

Publication number
JP2001304804A
JP2001304804A JP2000123886A JP2000123886A JP2001304804A JP 2001304804 A JP2001304804 A JP 2001304804A JP 2000123886 A JP2000123886 A JP 2000123886A JP 2000123886 A JP2000123886 A JP 2000123886A JP 2001304804 A JP2001304804 A JP 2001304804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering angle
angle sensor
sector shaft
cam surface
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000123886A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Hagihira
慎一 萩平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP2000123886A priority Critical patent/JP2001304804A/ja
Publication of JP2001304804A publication Critical patent/JP2001304804A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を少なくするとともに、取り付け作
業を簡単にでき、しかも、車両への搭載性がよいパワー
ステアリング装置の舵角検出装置を提供することであ
る。 【解決手段】 ハウジング15内にパワーシリンダを組
み込むとともに、このパワーシリンダのピストン20の
移動にともなってセクタシャフト17が回転するパワー
ステアリング装置PSと、上記セクタシャフト17の外
周に設けたカム面23と、上記ハウジング15に取り付
けた舵角センサーSとを備え、上記舵角センサーSの検
出ロッド26の先端を、弾性体によって上記カム面に押
しつけるとともに、セクターシャフト17と一体にカム
面23が回転すると、そのカム面23によって舵角セン
サーSの検出ロッド26が軸方向に移動する構成にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パワーステアリ
ング装置に用いる舵角検出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すインテグラルタイプのパワー
ステアリング装置は、ハンドルHを回すと、パワーシリ
ンダPSが駆動して、セクタシャフト1が回転する。こ
のセクタシャフト1には、ピットマンアーム2を連結
し、このピットマンアーム2にドラックリンク3を介し
てナックルアーム4を連結している。そのため、上記の
ようにセクタシャフト1が回転するとピットマンアーム
2が揺動し、このピットマンアーム2の動きがドラック
リンク3を介してナックルアーム4に伝えられる。そし
て、ナックルアーム4が作動することによって、前輪
5,5が転舵する。
【0003】上記セクタシャフト1には、図6に示すよ
うに、前輪5,5の転舵角を検出するための舵角センサ
ー6を取り付けている。すなわち、セクタシャフト1
に、ピットマンアーム2をはめ込むとともに、このピッ
トマンアーム2を、セクタシャフト1の先端部分にロッ
クナット7を締め付けることによって、しっかりと固定
している。また、上記ロックナット7には、ボルト8に
よって伝達軸9を固定している。この伝達軸9は、舵角
センサー6を組み込んだハウジング11に、ブッシュベ
アリング10によって回転自在に支持されている。そし
て、この伝達軸9の一端には、舵角センサ6の検出軸1
2を連結している。
【0004】上記のようにした舵角センサー6は、その
検出軸12が、セクタシャフト1の回転にともなって回
転する。すなわち、セクタシャフト1が回転すると、ロ
ックナット7が回転し、それによって伝達軸9が回転す
る。伝達軸9が回転すれば、それに連係した検出軸12
が回転する。そして、この検出軸12の回転量に基づい
て、舵角センサー6が車輪の舵角を検出する。
【0005】なお、上記舵角センサー6とセクタシャフ
ト1とが一体回転してしまうと、舵角を検出できない。
そのため、上記舵角センサー6は、そのハウジング11
を、クランプ13を介して車体側に固定し、セクタシャ
フト1が回転しても、舵角センサー6まで回転しないよ
うにしている。以下では、上記舵角センサー6を、セク
タシャフト1に取り付ける手順について説明する。
【0006】まず、伝達軸9を回して舵角センサー6を
中立位置にセットする。舵角センサー6を中立位置にセ
ットしたら、その状態を保ちながら仮止めボルト14を
締め付けて、舵角センサー6の検出軸12とハウジング
11との相対回転を規制する。一方、パワーシリンダP
S側では、前輪5,5を中立位置にセットし、この中立
位置を保った状態で、セクタシャフト1にロックナット
7を締め付ける。このようにロックナット7を締め付け
ると、中立状態にあるセクタシャフト1にピットマンア
ーム2がしっかりと固定される。
【0007】上記のようにして、舵角センサー6側の中
立位置と、パワーシリンダPS側の中立位置をセットし
たら、伝達軸9のフランジ部9aとロックナット7とを
突き合わせて、これら両者をボルト8によって連結す
る。このようにすれば、パワーシリンダPSと舵角セン
サー6とが、それぞれ中立の状態で連結される。そし
て、このように舵角センサー6をセクタシャフト1に連
結したら、ハウジング11を、クランプ13を介して車
両のボディ側に固定し、その後、仮止めボルト14を緩
めて、舵角センサー6の検出軸12とセクタシャフト1
とが一体回転できる状態にし、舵角センサー6の取り付
け作業が完了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、セク
タシャフト1に、舵角センサー6の回転軸12を連結す
るために、ロックナット7や伝達軸9を必要とする分、
部品コストが高くなる。また、組み付け時に、舵角セン
サー6の中立位置とパワーシリンダPSの中立位置とを
一致させるために、仮止めボルト14などの仮止め機構
を必要とするので、この仮止め機構の分、さらに部品コ
ストが高くなる。さらに、このように部品点数が増える
と、その構造が複雑になるとともに、組み立て作業に時
間がかかり、それによってコストが高くなるという問題
もあった。
【0009】一方、図5に示すように、舵角センサー6
を取り付けるセクタシャフト1というのは、車両の構造
上、この車両の内側を向いている。そのため、セクタシ
ャフト1に舵角センサー6を取り付けようとすると、こ
の舵角センサー6を車体の内側に取り付けることにな
り、その作業が非常にやりにくくなっていた。また、こ
のように車体の内側にある舵角センサー6を、中立位置
で仮止めしたり、それを解除したりしなければならない
ので、その作業に非常に手間がかかっていた。
【0010】さらに、この従来例では、ロックナット7
などを介して舵角センサー6を取り付けている分、この
舵角センサー6が軸方向に突出している。つまり、車両
の中央に向かって突出する量が多くなっている。したが
って、この従来例では、車両への搭載性が悪いという問
題もあった。この発明の目的は、部品点数を少なくする
とともに、取り付け作業を簡単にでき、しかも、車両へ
の搭載性がよいパワーステアリング装置の舵角検出装置
を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ハウジン
グ内にパワーシリンダを組み込むとともに、このパワー
シリンダのピストンの移動にともなってセクタシャフト
が回転するパワーステアリング装置と、上記セクタシャ
フトの外周に設けたカム面と、上記ハウジングに取り付
けた舵角センサーとを備え、上記舵角センサーの検出ロ
ッドの先端を、弾性体によって上記カム面に押しつける
とともに、セクターシャフトと一体にカム面が回転する
と、そのカム面によって舵角センサーの検出ロッドが軸
方向に移動する構成にしたことを特徴とする。
【0012】第2の発明は、上記第1の発明において、
パワーステアリング装置のハウジングを塞ぐサイドカバ
ーに、舵角センサーを取り付けるとともに、このサイド
カバー内に位置するセクタシャフトの外周に、カム面を
設けたことを特徴とする。
【0013】第3の発明は、ハウジング内にパワーシリ
ンダを組み込むとともに、このパワーシリンダのピスト
ンの移動にともなってセクタシャフトが回転するパワー
ステアリング装置と、このパワーステアリング装置のハ
ウジングを塞ぐサイドカバーと、このサイドカバー内に
位置するセクタシャフトの端面に設けた螺旋面と、上記
サイドカバーに取り付けた舵角センサーとを備え、上記
舵角センサーの検出ロッドの先端を、弾性体によって上
記螺旋面に押しつけるとともに、セクターシャフトと一
体に螺旋面が回転すると、その螺旋面によって舵角セン
サーの検出ロッドが軸方向に移動する構成にしたことを
特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】図1、2に示す第1実施例は、パ
ワーステアリング装置PSのハウジング15に、サイド
カバー16を固定するとともに、これらハウジング15
およびサイドカバー16内にセクタシャフト17を組み
込んでいる。そして、このセクタシャフト17を、ハウ
ジング15およびサイドカバー16に組み込んだベアリ
ング18,19によって回転自在に支持している。ま
た、上記ハウジング15内には、この発明のパワーシリ
ンダのピストンに相当するボールナット20を組み込む
とともに、このボールナット20に形成したギヤ21
と、上記セクタシャフト17に設けたセクタギヤ22と
をかみ合わせている。
【0015】したがって、ボールナット20の移動にと
もなって、ギヤ21が移動すると、このギヤ21にかみ
合うセクタギヤ22が回転する。そして、このセクタギ
ヤ22の回転によって、セクタシャフト17も回転する
ことになる。なお、上記セクタシャフト17のセレーシ
ョン17aを形成した部分には、ピットマンアームを連
結するようにしている。
【0016】上記サイドカバー16内に位置させたセク
タシャフト17の一端17b側の外周には、カム面23
を形成している。このカム面23は、図2に示すよう
に、最大も径の大きい位置Aから時計回りに徐々に径を
小さくしたものであり、位置Aと180度位相をずらし
た位置を中立位置Bとしている。なお、この第1実施例
では、上記カム面23をセクタシャフト17に直接形成
しているが、カム面23を備えた別部材を、セクタシャ
フト17の端面に固定してもよい。
【0017】また、サイドカバー16には、セクタシャ
フト17の軸線と直角に交わる方向に貫通孔24を形成
している。この貫通孔24の内周には雌ネジを形成し、
そこに舵角センサーSを螺合している。このようにして
パワーステアリング装置PSに取り付けた舵角センサー
Sは、それを回転させることによって、軸方向の位置を
調節可能にしている。また、この舵角センサーSの外周
には、ロックナット25を組み付けている。そして、こ
のロックナット25を締め付けることによって、舵角セ
ンサーSの回転を規正し、その軸方向位置をしっかりと
保持するようにしている。
【0018】上記のようにしてサイドカバー16に固定
した舵角センサーSは、検出ロッド26を備えている。
そして、この検出ロッド26を、舵角センサーS内に組
み込んだスプリングによって、上記カム面23に常に押
しつけるようにしている。また、この舵角センサーS
は、図2に示すように、その検出ロッド26をカム面2
3の中立位置Bに押しつけた状態で、中立になるように
サイドカバー16に取り付けられている。
【0019】上記のようにした舵角センサーSは、図2
に示す中立の状態からセクタシャフト17の回転によっ
て、カム面23が時計回りに回転すると、その検出ロッ
ド26の先端がカム面23によって押される。そのた
め、検出ロッド26の突出量が少なくなる。上記と反対
に、セクターシャフト17の回転によって、カム面23
が反時計回りに回転すると、検出ロッドが26の先端が
図示していないスプリングによって押し出される。その
ため、検出ロッド26の突出量が多くなる。つまり、検
出ロッド26の突出量が、カム面23によって、セクタ
ーシャフト17の回転量に応じて変化するようにしてい
る。そして、舵角センサーSは、検出ロッド26の突出
量に応じた信号を、図示していないステアリング制御機
構に出力し、この舵角センサーからの信号によって、前
輪の転舵角を検出するようにしている。
【0020】なお、図1に示すように、サイドカバー1
6には、セクタシャフト17と同軸上にネジ孔27を形
成し、このネジ孔27にアジャスターボルト28を螺合
している。このアジャスターボルト28は、その回転に
よって軸方向に移動するが、その外周に設けたロックナ
ット29を締め付けることにより、軸方向の位置が規制
される。そして、このアジャスターボルト28の先端
を、セクタシャフト17に押しつけている。このように
したアジャスターボルト28は、その軸方向の位置を調
節することにより、セクタシャフト17の軸方向位置を
調節する。そして、このセクタシャフト17に設けたセ
クタギヤ22と、ボールナット20に形成したギヤ21
との隙間を、最適な間隔に調節する。
【0021】上記第1実施例によれば、セクタシャフト
17の一端外周にカム面23を形成し、このカム面23
に、サイドカバー16に取り付けた舵角センサーSの検
出ロッド26を押しつける構成にしたので、前記従来の
ような伝達軸などを不要にでき、その分、部品コストを
安くすることができる。また、図5に示したように、車
両の外側に位置するサイドカバー16に舵角センサーS
を取り付ける構造にしたので、この舵角センサーSを取
り付ける作業や、舵角センサーSを中立位置に調整する
作業がやりやすい。しかも、舵角センサーSの中立位置
とパワーステアリング装置PSの中立位置とがずれた場
合でも、舵角センサーSの軸方向位置を調節するだけ
で、そのずれを修正できるので、調節作業も短時間でで
きる。
【0022】さらに、舵角センサーSが車両の内側に突
出することもないので、車両への搭載性もよく、また、
舵角センサーSの検出ロッド26を、セクタシャフト1
7の軸線に対して直角に交わる方向から作用させている
ので、この検出ロッド26と、アジャスターボルト28
とが干渉することもない。さらにまた、舵角センサーS
を、パワーステアリング装置PSのサイドカバー16に
直接固定しているので、パワーステアリング装置PSの
中立位置と舵角センサーSの中立位置とを一致させる仮
止め機構も要らない。
【0023】なお、この第1実施例では、セクタシャフ
ト17の一端17b側の外周に、カム面23を形成して
いるが、検出ロッド26を押しつけることができれば、
カム面を形成する位置は、セクタシャフトの一端17b
側でなくてもよい。例えば、セクタギヤ22を挟んで反
対側のセクタシャフト17表面にカム面を形成し、この
カム面に対応するハウジング15に舵角センサーを取り
付ける。そして、この舵角センサーの検出ロッドを、カ
ム面に押しつける構成にしてもよい。
【0024】一方、図3,4に示した第2実施例は、セ
クタシャフト17の構造と、舵角センサーSの取り付け
位置とが異なるが、舵角センサーの機能や、パワーステ
アリング装置PSおよびアジャスターボルトの構成につ
いては、上記第1実施例と同じである。
【0025】図3に示すように、サイドカバー16内に
位置するセクタシャフト17の端面17cには、螺旋面
30を形成している。この螺旋面30は、図4に示すよ
うに、軸方向の高さが最も高い位置Cから螺旋状に徐々
に低くなり、一周した位置Dで最も低くなる。そして、
位置Cと180度位相をずらした位置を中立位置として
いる。なお、この第2実施例では、上記螺旋面30をセ
クタシャフト17に直接形成しているが、螺旋面を有す
る別部材を、セクタシャフト17の端面に固定するよう
にしてもよい。
【0026】また、図3に示すように、サイドカバー1
6には、貫通孔31をセクタシャフト17の軸線と平行
に形成している。そして、この貫通孔31に形成した雌
ネジに舵角センサーSを螺合している。このようにして
サイドカバーに取り付けた舵角センサーSも、それを回
転させることによって軸方向の位置を調節可能にしてい
る。そして、この舵角センサーSの外周に設けたロック
ナット25を締め付けることによって、舵角センサーS
の軸方向の位置を固定できるにしている。
【0027】上記のようにした舵角センサーSは、その
検出ロッド26の先端を、図示していないスプリングの
弾性力によって螺旋面30に押しつけている。また、こ
の舵角センサーSは、螺旋面30の中立位置に検出ロッ
ド30を押しつけた状態で、中立になるようにサイドカ
バー16に固定されている。
【0028】上記のようにした舵角センサーSは、図示
する中立状態からセクタシャフト17ともに螺旋面30
が回転すると、この螺旋面30によって検出ロッド26
が押されて、その突出量が変化する。例えば、検出ロッ
ド26の接触位置が、中立位置から位置C側に移動する
と、検出ロッド26が螺旋面30によって押されて、そ
の突出量が少なくなる。反対に、検出ロッド26の接触
位置が、中立位置から位置D側に移動すると、検出ロッ
ド26がスプリングによって押し出されて、その突出量
が多くなる。
【0029】つまり、検出ロッド26の突出量が、螺旋
面30によって、セクターシャフト17の回転量に応じ
て変化するようにしている。そして、舵角センサーS
は、検出ロッド26の突出量に応じた信号を、図示して
いないステアリング制御機構に出力し、この舵角センサ
ーからの信号によって、前輪の転舵角を検出するように
している。
【0030】この第2実施例によれば、セクタシャフト
17の端面17cに螺旋面30を形成し、この螺旋面3
0にサイドカバー16に取り付けた舵角センサーSの検
出ロッド26を押しつける構成にしたので、前記従来の
ような伝達軸などが不要にでき、その分、部品コストを
安くすることができる。また、車両の外側に位置するサ
イドカバー16に舵角センサーSを取り付ける構造にし
たので、この舵角センサーSを取り付ける作業や、舵角
センサーSを中立位置に調整する作業がやりやすい。し
かも、舵角センサーSの中立位置とパワーステアリング
装置PSの中立位置とがずれた場合でも、舵角センサー
Sの軸方向位置を調節するだけで、そのずれを修正でき
るので、調節作業も短時間でできる。
【0031】さらに、舵角センサーSが車両の内側に突
出することもないので、車両への搭載性もいい。さらに
また、舵角センサーSを、パワーステアリング装置PS
のサイドカバー16に直接固定しているので、パワース
テアリング装置PSの中立位置と舵角センサーSの中立
位置とを一致させる仮止め機構も要らない。
【0032】
【発明の効果】第1の発明によれば、セクタシャフトに
カム面を形成し、このカム面に、ハウジングに取り付け
た舵角センサーの検出シャフトを押しつけることで、舵
角を検出する構成にしたので、前記従来のような伝達軸
などを不要にでき、その分、部品コストを安くできる。
また、舵角センサーを直接ハウジングに取り付けている
ので、パワーステアリング装置側の中立位置と、舵角セ
ンサーとの中立位置とを一致させるための仮止め機構も
必要としない。したがって、仮止め機構を不要にした
分、部品コストを安くでき、また、仮止め作業もないの
で、作業時間も短縮できる。
【0033】第2の発明によれば、車体の外側に位置す
るサイドカバーに舵角センサーを取り付けたので、この
舵角センサーの取り付け作業や、この舵角センサーの中
立位置の調整などがやりやすくなった。さらに、舵角セ
ンサーをサイドカバーに取り付けたので、舵角センサー
が車体の内側に向かって突出したりせず、車両への搭載
性もよい。
【0034】第3の発明によれば、セクタシャフトに螺
旋面を形成し、この螺旋面にサイドカバーに取り付けた
舵角センサーの検出シャフトを押しつけることで、舵角
を検出する構成にしたので、前記従来のような伝達軸な
どを不要にでき、その分、部品コストを安くできる。ま
た、舵角センサーを直接パワーステアリング装置のサイ
ドカバーに取り付けているので、パワーステアリング装
置側の中立位置と、舵角センサーとの中立位置とを一致
させるための仮止め機構も必要としない。したがって、
仮止め機構を不要にした分、部品コストを安くでき、ま
た、仮止め作業もないので、作業時間も短縮できる。
【0035】さらに、車体の外側に位置するサイドカバ
ーに舵角センサーを取り付けたので、この舵角センサー
の取り付け作業や、この舵角センサーの中立位置の調整
などがやりやすくなった。さらにまた、舵角センサーを
サイドカバーに取り付けたので、舵角センサーが車体の
内側に向かって突出したりせず、車両への搭載性もよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の断面図である。
【図2】カム面の平面図である。
【図3】第2実施例の断面図である。
【図4】螺旋面の斜視図である。
【図5】インテグラルタイプのパワーステアリング装置
を示す構造図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
15 ハウジング 16 サイドカバー 17 セクタシャフト 17c セクタシャフトの端面 20 この発明のピストンに相当するボールナット 23 カム面 26 検出ロッド 30 螺旋面 PS パワーステアリング装置 S 舵角センサー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内にパワーシリンダを組み込
    むとともに、このパワーシリンダのピストンの移動にと
    もなってセクタシャフトが回転するパワーステアリング
    装置と、上記セクタシャフトの外周に設けたカム面と、
    上記ハウジングに取り付けた舵角センサーとを備え、上
    記舵角センサーの検出ロッドの先端を、弾性体によって
    上記カム面に押しつけるとともに、セクターシャフトと
    一体にカム面が回転すると、そのカム面によって舵角セ
    ンサーの検出ロッドが軸方向に移動する構成にしたこと
    を特徴とするパワーステアリング装置の舵角検出機構。
  2. 【請求項2】 パワーステアリング装置のハウジングを
    塞ぐサイドカバーに、舵角センサーを取り付けるととも
    に、このサイドカバー内に位置するセクタシャフトの外
    周に、カム面を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    パワーステアリング装置の舵角検出機構。
  3. 【請求項3】 ハウジング内にパワーシリンダを組み込
    むとともに、このパワーシリンダのピストンの移動にと
    もなってセクタシャフトが回転するパワーステアリング
    装置と、このパワーステアリング装置のハウジングを塞
    ぐサイドカバーと、サイドカバー内に位置させたセクタ
    シャフトの端面に設けた螺旋面と、上記サイドカバーに
    取り付けた舵角センサーとを備え、上記舵角センサーの
    検出ロッドの先端を、弾性体によって上記螺旋面に押し
    つけるとともに、セクターシャフトと一体に螺旋面が回
    転すると、その螺旋面によって舵角センサーの検出ロッ
    ドが軸方向に移動する構成にしたことを特徴とするパワ
    ーステアリング装置の舵角検出機構。
JP2000123886A 2000-04-25 2000-04-25 パワーステアリング装置の舵角検出機構 Pending JP2001304804A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000123886A JP2001304804A (ja) 2000-04-25 2000-04-25 パワーステアリング装置の舵角検出機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000123886A JP2001304804A (ja) 2000-04-25 2000-04-25 パワーステアリング装置の舵角検出機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001304804A true JP2001304804A (ja) 2001-10-31

Family

ID=18634107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000123886A Pending JP2001304804A (ja) 2000-04-25 2000-04-25 パワーステアリング装置の舵角検出機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001304804A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014156615A1 (ja) * 2013-03-29 2014-10-02 日本精機株式会社 変速位置検出装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014156615A1 (ja) * 2013-03-29 2014-10-02 日本精機株式会社 変速位置検出装置
JP2014196929A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 日本精機株式会社 変速位置検出装置
CN105102920A (zh) * 2013-03-29 2015-11-25 日本精机株式会社 变速位置检测装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6705176B2 (en) Electric power steering apparatus
EP1065132B1 (en) Electric power steering apparatus
JP3799236B2 (ja) 電動式動力舵取装置
WO2012137720A1 (ja) ステアリング装置
JPH06107218A (ja) 後輪操舵装置の中立復帰機構
JPS6283246A (ja) テレスコピツクステアリング装置
US4224833A (en) Rack and pinion steering, especially for motor vehicles
JP6423571B1 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2001304804A (ja) パワーステアリング装置の舵角検出機構
US8336412B1 (en) Electric power steering apparatus
JP4016604B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2535083Y2 (ja) ステアリング装置
US11124223B2 (en) Bearing for a ball nut assembly of a vehicle power steering assembly
US6019012A (en) Lash adjustment mechanism
US6418808B1 (en) Power steering apparatus
JP3549187B2 (ja) 変速機構及び減速機構を備えた車両用ステアリング装置
JP4085802B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP2001280949A (ja) パワーステアリング装置の舵角検出機構
US20230406403A1 (en) Steering actuator and initial free play adjustment method between reducer gears of steering actuator
JPH0611864Y2 (ja) 動力舵取装置
JP2004175239A (ja) 伝動装置およびこれを備える電動パワーステアリング装置
KR100835225B1 (ko) 백래쉬 조절이 가능한 전동식 파워스티어링 장치
JP2004082913A (ja) 電動パワーステアリング装置の減速機構
GB2186243A (en) Centering vehicle steering system
JP2003327140A (ja) 電動式パワーステアリング装置