JP2001304635A - 加湿装置 - Google Patents

加湿装置

Info

Publication number
JP2001304635A
JP2001304635A JP2000123897A JP2000123897A JP2001304635A JP 2001304635 A JP2001304635 A JP 2001304635A JP 2000123897 A JP2000123897 A JP 2000123897A JP 2000123897 A JP2000123897 A JP 2000123897A JP 2001304635 A JP2001304635 A JP 2001304635A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
humidifying
air
humidifying element
casing
air outlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000123897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3601410B2 (ja
Inventor
Keiji Arii
啓二 有井
Tsutomu Umehara
勉 梅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2000123897A priority Critical patent/JP3601410B2/ja
Publication of JP2001304635A publication Critical patent/JP2001304635A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3601410B2 publication Critical patent/JP3601410B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Humidification (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加湿エレメントの交換等の作業を容易に行い
得るようにする。 【解決手段】 ケーシング1内にあって、送風機4によ
り圧送される空気流に湿度を付与する加湿エレメント5
を備え、該加湿エレメント5を通過した空気を前記ケー
シング1に形成された空気吹出口3から室内へ吹き出す
ように構成した加湿装置において、前記空気吹出口3
を、前記加湿エレメント5を出し入れできる大きさの開
口により構成して、加湿エレメント5の交換時には、ケ
ーシング1前面に形成された空気吹出口3から加湿エレ
メント5の交換を行うことができるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、プレハブ冷蔵庫
等において使用される加湿装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からよく知られている加湿装置とし
ては、多孔性の板部材からなる加湿エレメントに水を吸
い込ませた状態で空気と接触させることにより、空気に
湿度を付与する自然蒸発式加湿装置がある。この場合、
加湿エレメントに水を常時流しておかなければならない
ところから、加湿効率に限度があり、水道工事等を必要
とするところから、プレハブ冷蔵庫に使用するには不向
きであった。
【0003】一方、水が収容される水容器と該水容器に
対して貫通支持される水蒸気透過性を有する多数の中空
チューブとによって構成された加湿装置が開発されてき
ている。この種の加湿装置の場合、水容器に収容された
水が水蒸気として中空チューブ内に浸透気化して該中空
チューブ内を流れる空気に湿度を付与することとなって
いるため、加湿効率は100%に近いものとなる。ま
た、プレハブ冷蔵庫に使用した場合には、低温加湿とな
るため、単位時間当たりの加湿量が限られており、水の
消費も限られることとなり、プレハブ冷蔵庫に使用する
のに適している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した加
湿装置の場合、空気の流れと直交する側面側から加湿エ
レメントの交換を行うのが通例となっているが、プレハ
ブ冷蔵庫用として使用する場合、図1に示すように、プ
レハブ冷蔵庫A内に、冷気W1の吹出方向と加湿空気W2
の吹出方向とが平行となるように冷凍装置Bと加湿装置
Cとを並べて配置されることが多い。すると、空気の流
れと直交する側面側からの加湿エレメントの交換時に、
冷凍装置Bが邪魔になったり、あるいは保管物が邪魔に
なったりして、作業性が悪くなるという不具合が生じて
いた。
【0005】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、加湿エレメントの交換等の作業を容易に行い得る
ようにすることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1あるいは請求項
2の発明では、上記課題を解決するための手段として、
ケーシング1内にあって、送風機4により圧送される空
気流に湿度を付与する加湿エレメント5を備え、該加湿
エレメント5を通過した空気を前記ケーシング1に形成
された空気吹出口3から室内へ吹き出すように構成した
加湿装置、あるいは相対向する2面に空気吸込口2およ
び空気吹出口3を有する略直方体形状のケーシング1
と、前記空気吸込口2の内方に対向して配設された送風
機4と、該送風機4により圧送される空気流に湿度を付
与する加湿エレメント5とを備えた加湿装置において、
前記空気吹出口3を、前記加湿エレメント5を出し入れ
できる大きさの開口により構成している。
【0007】上記のように構成したことにより、送風機
4により圧送された空気Wは、加湿エレメント5を通過
する過程で加湿されて加湿空気W2となり、空気吹出口
3から吹き出され、室内(例えば、プレハブ冷蔵庫A
内)の加湿が行われる。このような加湿運転を所定時間
継続すると、加湿エレメント5の交換が必要になるが、
その時には、空気吹出口3から加湿エレメント5の交換
を行うことができる。つまり、加湿エレメント5の交換
作業が容易となるのである。また、加湿空気W2は、大
きな開口からなる空気吹出口3から吹き出されることと
なっているため、加湿空気W2の風速を遅くできること
となり、プレハブ冷蔵庫Aなどに保管されている保管物
に加湿空気W2が直接当たることによる保管物の品質低
下の発生を防止することができる。
【0008】請求項3の発明におけるように、請求項1
および2のいずれか一項記載の加湿装置において、前記
空気吹出口3側から前記加湿エレメント5をビス29に
より前記ケーシング1に固定するエレメント押さえ板2
7に、前記ビス29が挿入されるビス穴30aと、該ビ
ス穴30aに水平方向で連続し且つ前記ビス29の頭部
29aが抜け出せる大きさを有するガイド穴30bとか
らなるダルマ穴30を形成した場合、ビス29を緩めて
エレメント押さえ板27をスラスドさせるだけで、ダル
マ穴30のガイド穴30bからビス29の頭部29aを
抜け出させることが可能となり、ビス29をケーシング
1側に残した状態でエレメント押さえ板27を取り外す
ことができる。つまり、エレメント押さえ板27の取り
外し時にビス29が落下して紛失したりすることがなく
なるのである。
【0009】請求項4の発明におけるように、請求項
1、2および3のいずれか一項記載の加湿装置におい
て、前記ケーシング1の底板1dをドレンパンとして兼
用するとともに、前記加湿エレメント5の底部であって
前記空気吹出口3に近い側に、該水容器6へ給水するた
めの給水ホース17が接続されるホース接続部18を設
けた場合、加湿エレメント5の交換時においても、空気
吹出口3からの作業で給水ホース17をホース接続部1
8から容易に取り外すことができることとなり、加湿エ
レメント5の交換作業が容易となる。また、給水ホース
17の取り外し時に、加湿エレメント5内に残っている
水が排出されることがあるが、排出水はドレンパンとし
て機能しているケーシング底板1eに受け止められるこ
ととなり、加湿装置の外に漏れ出てしまうということも
なくなる。
【0010】請求項5の発明におけるように、請求項
1、2、3および4のいずれか一項記載の加湿装置にお
いて、前記加湿エレメント5を、水が収容される水容器
6と該水容器6に対して前記空気吸込口2から前記空気
吹出口3に向かう空気の流れ方向に貫通支持される水蒸
気透過性を有する多数の中空チューブ7,7・・とによ
って構成した場合、送風機4により圧送される空気W
は、中空チューブ7,7・・内を通過する過程で該中空
チューブ7,7・・内に浸透気化した水蒸気により加湿
されて加湿空気W2とされる。従って、加湿効率が10
0%に近いものとなる。また、加湿エレメント5におけ
る中空チューブ7,7・・を空気吹出口3から目視確認
することもできることとなり、交換時期等の決定あるい
は故障の発生が容易となる。
【0011】請求項6の発明におけるように、請求項5
記載の加湿装置において、前記空気吹出口3と前記加湿
エレメント5との間に、所定寸法の間隔Dを保持した場
合、加湿エレメント5を構成している中空チューブ7,
7・・が損傷した時にも、加湿装置の外に水が飛散する
ということがなくなる。
【0012】請求項7の発明におけるように、請求項
1、2、3、4、5および6のいずれか一項記載の加湿
装置前記加湿エレメント5を複数個用いた場合、加湿エ
レメント5を個別に空気吹出口3から交換することがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の好適な実施の形態について詳述する。
【0014】この加湿装置Cは、図1に示すように、加
湿空気W2の吹出方向が、冷気W1の吹出方向と平行とな
るようにプレハブ冷蔵庫A内に冷凍装置Bと並んで設置
されることとなっており、図2ないし図4に示すよう
に、相対向する2面(即ち、背面板1aおよび前面板1
b)に空気吸込口2および空気吹出口3を有する略直方
体形状のケーシング1と、前記空気吸込口2の内方に対
向して配設された送風機4と、該送風機4により圧送さ
れる空気流に湿度を付与する二つの加湿エレメント5,
5とを備えて構成されている。
【0015】前記各加湿エレメント5は、水が収容され
る直方体形状の水容器6と該水容器6に対して貫通支持
される水蒸気透過性を有する素材(例えば、エチレンー
テトラフルオロエチレン共重合体を主成分とする多孔性
素材)からなる多数の中空チューブ7,7・・とによっ
て構成されており、後述するようにエレメント取付台8
上に支持した状態で前記ケーシング1内に二つ並べて配
置されている。このとき、各加湿エレメント5は、前記
空気吸込口2から前記空気吹出口3に向かう空気の流れ
方向に前記中空チューブ7,7・・が平行となるように
配置される。
【0016】前記空気吸込口2は、図3に示すように、
前記ケーシング背面板1bの中央部に形成された多数の
スリット状の穴により構成されている。また、前記空気
吹出口3は、ケーシング前面板1aの略前面に形成され
前記加湿エレメント5の高さより少し高い高さを有する
開口(換言すれば、前記加湿エレメント5を出し入れで
きる大きさの開口)とされている。
【0017】また、前記水容器6の底部であって前記空
気吹出口2に近い側には、該水容器6へ給水するための
給水ホース17が接続されるホース接続部18(図3参
照)が設けられている。このようにすると、加湿エレメ
ント5の交換時においても、空気吹出口2から給水ホー
ス17をホース接続部18から容易に取り外すことがで
きることとなり、加湿エレメント5の交換作業が容易と
なる。また、給水ホース17の取り外し時に、水容器内
に残っている水が排出されるが、排出水はケーシング底
板により構成されたドレンパンに受けられることとな
り、加湿装置の外に漏れ出てしまうということもなくな
る。
【0018】前記ケーシング1の底板1dは、ケーシン
グ背面板1bおよびケーシング側板1c,1cの下端部
に対してビス固定されており、表面に防錆塗装を施され
たドレンパンとして機能している。また、前記ケーシン
グ1内には、図3に示すように、隔壁9により区画され
た配管室10が形成されており、該配管室10内には、
給水ラインにおいて給水制御を行う電磁弁11、加湿エ
レメント5への給水を一時的に貯溜するとともに前記電
磁弁11の開閉制御を行うフロートスイッチ(図示省
略)を備えた貯溜タンク12が設けられている。符号1
3はドレン排出口である。
【0019】また、前記水容器6の底部であって前記空
気吹出口3に近い側には、該水容器6へ給水するための
給水ホース17が接続されるホース接続部18(図3参
照)が設けられている。このようにすると、加湿エレメ
ント5の交換時においても、空気吹出口3から給水ホー
ス17をホース接続部18から容易に取り外すことがで
きることとなり、加湿エレメント5の交換作業が容易と
なる。また、給水ホース17の取り外し時に、水容器6
内に残っている水が排出されるが、排出水はケーシング
底板1dにより構成されたドレンパンに受けられること
となり、加湿装置の外に漏れ出てしまうということもな
くなる。
【0020】そして、前記加湿エレメント5,5の両側
と前記ケーシング側板1cとの間および前記隔壁9との
間には、送風機4からの空気が加湿エレメント5,5を
バイパスするのを防止する左右バイパス防止板14,1
4が設けられている。また、前記加湿エレメント5,5
の上面とケーシング天板1dとの間にも、送風機4から
の空気が加湿エレメント5,5をバイパスするのを防止
する上部バイパス防止板15が設けられている。
【0021】前記エレメント取付台8の両側端部は、前
記左右バイパス防止板14,14の下端部に対してビス
止め固定されており、このエレメント取付台8の後部に
は、前記ケーシング底板1dに対して当接されて、送風
機4からの空気が加湿エレメント5,5をバイパスする
のを防止する下部バイパス防止板16が一体に形成され
ている。このようにすると、ドレンパンとして機能して
いるケーシング底板1dにバイパス防止板等の部材を溶
接する必要がなくなるところから、防錆塗装を完全に行
うことができることとなり、ドレンパンとしての機能を
長く保持することができる。なお、前記バイパス防止板
14,14のうち前記隔壁9側のものの下端であって前
記加湿エレメント5,5より風下側に位置する部位に
は、ドレンパンとして機能しているケーシング底板1d
に溜まるドレンをドレン排出口13が設けられている前
記配管室10側に導く切欠穴19が形成されている。こ
のようにすると、後述するように加湿エレメント5の交
換時において給水ホース17を取り外した際に排出され
た残水がドレンパンとして機能しているケーシング底板
1dに受け止められた後、前記切欠穴19を通って配管
室10側に容易に移動せしめられることとなり、ドレン
排出口13から排出されることとなる。
【0022】一方、前記送風機4は、図3および図5に
示すように、ファンモータ20に羽根車21を直結した
軸流送風機とされており、羽根車21の外周を被包する
ファンガイド22とファンモータ20とが一体的に結合
されている。そして、この送風機4は、前記ケーシング
背面板1bに形成された空気吸込口2の内面側に固着さ
れた断面コ字状の支持台23に前記ファンガイド22を
ビス止めすることにより取り付けられている。つまり、
前記空気吸込口2と送風機4の羽根車21との間に支持
台23の高さに相当する寸法だけの隙間Sが形成される
こととなっているのである。符号24は支持台23に形
成された開口である。このようにすると、前記空気吸込
口2のスリット幅を大きくして吸込抵抗を抑えるように
した場合であっても、空気吸込口2に押し当てられた指
が羽根車21に接触することがなくなり、送風音の低減
と安全性の確保とを両立させることができる。
【0023】ところで、上記したように、送風機4をケ
ーシング背面板1bの内面に固着された支持台23に取
り付けるようにすると、送風機4の吐出口4aと加湿エ
レメント5,5の背面との間が近づいてしまうこととな
る。すると、送風機4からの空気が加湿エレメント5,
5の限られた範囲を通過してしまうおそれがある。そこ
で、本実施の形態においては、前記送風機4の吐出口4
aと対向する位置であって、前記上下バイパス防止板1
5,16間には、図6に示すように、送風機4からの空
気を加湿エレメント5,5の背面側において拡散させる
整流板25が取り付けられている。該整流板25は、前
記上下バイパス防止板15,16にビス固定される固定
部25a,25bと、該固定部25a,25b間にあっ
て前記加湿エレメント5,5の連接部位の背面側を覆う
とともに左右に並ぶ矩形形状の2個の開口26,26を
有する整流部25cとからなっている。このようにする
と、送風機4からの空気が整流板25の整流部25cに
おいて拡散されて、加湿エレメント5,5のほぼ全域に
おいて中空チューブ7,7・・を通過することとなり、
最大限の加湿効率を確保することができる。
【0024】さらに、前記加湿エレメント5,5は、そ
の前面上端部をケーシング天板1eに固着された取付ブ
ラケット28に対してビス29により固定されるエレメ
ント押さえ板27で押さえられた状態で前記エレメント
取付台8上に固定されることとなっており、前記空気吹
出口3と前記加湿エレメント5,5との間には、所定寸
法の間隔Dが保持されることとなっている。該間隔D
は、加湿エレメント5を構成している中空チューブ7,
7・・が損傷した場合に水容器6内の水が飛び出したと
しても、加湿装置の外に水が飛散しない程度の寸法とさ
れるのが望ましい。
【0025】前記エレメント押さえ板27は、図2、図
3および図7に示すように、細長い押さえ板主体27a
の下端において両端部および中央部に突設され、加湿エ
レメント5の前面上端部に当接される前押さえ部27
b,27b,27bと、前記押さえ板主体27aの下端
であって前記前押さえ部27b,27bの間にあって加
湿エレメント5の上面前端部に当接される上押さえ部2
7c,27cと、前記押さえ板主体27aの上端におい
て前記押さえ部27c,27cの間の中央部と対応する
部位に斜めに切り起こされた取付部27d,27dとか
らなっており、該各取付部27dには、前記ビス29が
挿入されるビス穴30aと、該ビス穴30aに水平方向
において連続し且つ前記ビス29の頭部29aが抜け出
せる大きさを有するガイド穴30bとからなるダルマ穴
30が形成されている。従って、ビス29を緩めた後、
エレメント押さえ板27を矢印P(図2および図7参
照)方向にスライドさせると、ガイド穴30bからビス
29の頭部29aが離脱可能となり、ビス29を完全に
螺脱しなくともエレメント押さえ板27の取り外しが可
能となっているのである。
【0026】上記構成の加湿装置Cは、図2に示すよう
に、ケーシング1の両側面1c,1cに取り付けられた
吊り下げ金具31,31をプレハブ冷蔵庫Aの天井32
に支持ボルト33,33により支持することにより取り
付けられることとなっている。また、上記構成の加湿装
置Cの場合、水容器6に収容された水が水蒸気として中
空チューブ7,7・・内に透過して該中空チューブ7,
7・・内を流れる空気に湿度を付与することとなってい
るため、加湿効率は100%に近いものとなるし、プレ
ハブ冷蔵庫Aに使用した場合には、低温加湿となるた
め、単位時間当たりの加湿量が限られており、水の消費
も限られるところから、前記天井32の上面に、加湿エ
レメント5,5への水補給を行う給水タンク34を設け
るだけでよく、水道工事を必要としない。符号35,3
6はダブルナット、37はシングルナット、38はL字
状の補強部材、39はシリコンシーラントである。
【0027】上記のように構成された加湿装置は、次の
ような作用効果を奏する。
【0028】送風機4により圧送された空気Wは、加湿
エレメント5,5を構成する中空チューブ7,7・・内
を通過する過程で該中空チューブ7,7・・に浸透気化
された水蒸気により加湿されて加湿空気W2となり、ケ
ーシング1の前面板1aに形成された空気吹出口3から
吹き出され、室内(例えば、プレハブ冷蔵庫A内)の加
湿が行われる。
【0029】このような加湿運転を所定時間継続する
と、加湿エレメント5,5の交換が必要になるが、その
時には、ケーシング前面板1aに形成された空気吹出口
3から加湿エレメント5,5の交換を行うことができ
る。この加湿エレメント交換の手順について、図8ない
し図10を参照して以下に詳述する。
【0030】まず、図8および図9に示すように、空気
吹出口3からドライバー40によりエレメント押さえ板
27を固定しているビス29を緩めた後、エレメント押
さえ板27を矢印P方向にスライドさせる。すると、ビ
ス29の頭部29aがダルマ穴30のガイド穴30bか
ら離脱可能となるので、エレメント押さえ板27が取り
外される。ついで、図10に示すように、一方の加湿エ
レメント5を少しひき出した後、少し持ち上げ、ペンチ
などの工具Tを用いて、給水ホース17をホース接続部
18から外す。すると、加湿エレメント5内に残ってい
る水が排出されるが、該排出水は、ドレンパンとして機
能しているケーシング底板1dに受け止められるので、
加湿装置の外にこぼれ出すということはなくなる。その
後、加湿エレメント5は、空気吹出口3から取り出さ
れ、新しい加湿エレメント5が前記と逆の作業により取
り付けられる。もう一方の加湿エレメント5も、前記と
同様な作業により交換される。つまり、加湿エレメント
5の交換作業が容易となるのである。また、加湿エレメ
ント5における中空チューブ7,7・・を空気吹出口3
から目視確認することもできることとなり、交換時期等
の決定あるいは故障の発生が容易となる。
【0031】しかも、加湿エレメント5の交換時におけ
るエレメント押さえ板27の取り外しも、ビス29を緩
めてエレメント押さえ板27をスラスドさせるだけで、
ダルマ穴30のガイド穴30bからビス29の頭部29
aを抜け出させることが可能となっているため、ビス2
9をケーシング天板1e(具体的には、取付ブラケット
28)側に残した状態でエレメント押さえ板27を取り
外すことができる。つまり、エレメント押さえ板27の
取り外し時にビス29が落下して紛失したりすることが
なくなるのである。
【0032】また、加湿空気W2は、大きな開口からな
る空気吹出口3から吹き出されることとなっているた
め、加湿空気W2の風速を遅くできることとなり、プレ
ハブ冷蔵庫Aに保管されている保管物に加湿空気W2
直接当たることによる保管物の品質低下の発生を防止す
ることができる。
【0033】上記説明においては、送風機をケーシング
内に配置したものを発明の実施の形態としているが、本
願発明は、送風機をケーシング外に配置するものにも適
用可能なことは勿論である。
【0034】また、上記説明では、プレハブ冷蔵庫に使
用する加湿装置を実施の形態としているが、本願発明
は、他の用途に使用される加湿装置にも適用可能なこと
は勿論である。
【0035】
【発明の効果】請求項1あるいは請求項2の発明によれ
ば、ケーシング1内にあって、送風機4により圧送され
る空気流に湿度を付与する加湿エレメント5を備え、該
加湿エレメント5を通過した空気を前記ケーシング1に
形成された空気吹出口3から室内へ吹き出すように構成
した加湿装置、あるいは相対向する2面に空気吸込口2
および空気吹出口3を有する略直方体形状のケーシング
1と、前記空気吸込口2の内方に対向して配設された送
風機4と、該送風機4により圧送される空気流に湿度を
付与する加湿エレメント5とを備えた加湿装置におい
て、前記空気吹出口3を、前記加湿エレメント5を出し
入れできる大きさの開口により構成して、加湿エレメン
ト5の交換時には、空気吹出口3から加湿エレメント5
の交換を行うことができるようにしたので、加湿エレメ
ント5の交換作業が容易となるという効果がある。ま
た、加湿空気W2は、大きな開口からなる空気吹出口3
から吹き出されることとなっているため、加湿空気W2
の風速を遅くできることとなり、プレハブ冷蔵庫Aなど
に保管されている保管物に加湿空気W2が直接当たるこ
とによる保管物の品質低下の発生を防止することができ
るという効果もある。
【0036】請求項3の発明におけるように、請求項1
および2のいずれか一項記載の加湿装置において、前記
空気吹出口3側から前記加湿エレメント5をビス29に
より前記ケーシング1に固定するエレメント押さえ板2
7に、前記ビス29が挿入されるビス穴30aと、該ビ
ス穴30aに水平方向で連続し且つ前記ビス29の頭部
29aが抜け出せる大きさを有するガイド穴30bとか
らなるダルマ穴30を形成した場合、ビス29を緩めて
エレメント押さえ板27をスラスドさせるだけで、ダル
マ穴30のガイド穴30bからビス29の頭部29aを
抜け出させることが可能となり、ビス29をケーシング
1側に残した状態でエレメント押さえ板27を取り外す
ことができる。つまり、エレメント押さえ板27の取り
外し時にビス29が落下して紛失したりすることがなく
なるのである。
【0037】請求項4の発明におけるように、請求項
1、2および3のいずれか一項記載の加湿装置におい
て、前記ケーシング1の底板1dをドレンパンとして兼
用するとともに、前記加湿エレメント5の底部であって
前記空気吹出口3に近い側に、該水容器6へ給水するた
めの給水ホース17が接続されるホース接続部18を設
けた場合、加湿エレメント5の交換時においても、空気
吹出口3からの作業で給水ホース17をホース接続部1
8から容易に取り外すことができることとなり、加湿エ
レメント5の交換作業が容易となる。また、給水ホース
17の取り外し時に、加湿エレメント5内に残っている
水が排出されることがあるが、排出水はドレンパンとし
て機能しているケーシング底板1eに受け止められるこ
ととなり、加湿装置の外に漏れ出てしまうということも
なくなる。
【0038】請求項5の発明におけるように、請求項
1、2、3および4のいずれか一項記載の加湿装置にお
いて、前記加湿エレメント5を、水が収容される水容器
6と該水容器6に対して前記空気吸込口2から前記空気
吹出口3に向かう空気の流れ方向に貫通支持される水蒸
気透過性を有する多数の中空チューブ7,7・・とによ
って構成した場合、送風機4により圧送される空気W
は、中空チューブ7,7・・内を通過する過程で該中空
チューブ7,7・・内に浸透気化した水蒸気により加湿
されて加湿空気W2とされる。従って、加湿効率が10
0%に近いものとなる。また、加湿エレメント5におけ
る中空チューブ7,7・・を空気吹出口3から目視確認
することもできることとなり、交換時期等の決定あるい
は故障の発生が容易となる。
【0039】請求項6の発明におけるように、請求項5
記載の加湿装置において、前記空気吹出口3と前記加湿
エレメント5との間に、所定寸法の間隔Dを保持した場
合、加湿エレメント5を構成している中空チューブ7,
7・・が損傷した時にも、加湿装置の外に水が飛散する
ということがなくなる。
【0040】請求項7の発明におけるように、請求項
1、2、3、4、5および6のいずれか一項記載の加湿
装置前記加湿エレメント5を複数個用いた場合、加湿エ
レメント5を個別に空気吹出口3から交換することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態にかかる加湿装置をプレ
ハブ冷蔵庫に使用した状態を示す平面図である。
【図2】本願発明の実施の形態にかかる加湿装置の取付
状態を示す正面図である。
【図3】本願発明の実施の形態にかかる加湿装置の縦断
側面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】本願発明の実施の形態にかかる加湿装置におけ
る送風機取付部分を示す正面図である。
【図6】本願発明の実施の形態にかかる加湿装置におけ
る加湿エレメントの背面側要部を示す背面図である。
【図7】本願発明の実施の形態にかかる加湿装置におけ
るエレメント押さえ板の拡大正面図である。
【図8】本願発明の実施の形態にかかる加湿装置におけ
るエレメント押さえ板取り外し時の様子を示す斜視図で
ある。
【図9】本願発明の実施の形態にかかる加湿装置におけ
るエレメント押さえ板取り外し時の様子を示す要部拡大
斜視図である。
【図10】本願発明の実施の形態にかかる加湿装置にお
ける加湿エレメント取り外し時の様子を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1はケーシング、1aは背面板、1bは前面板、1cは
側板、1dは底板、1eは天板、2は空気吸込口、3は
空気吹出口、4は送風機、5は加湿エレメント、6は水
容器、7は中空チューブ、17は給水ホース、18はホ
ース接続部、27はエレメント押さえ板、27aは押さ
え板主体、27bは前押さえ部、27cは上押さえ部、
27dは取付部、28は取付ブラケット、29はビス、
29aは頭部、30はダルマ穴、30aはビス穴、30
bはガイド穴、Dは間隔、Wは空気、W2は加湿空気。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(1)内にあって、送風機
    (4)により圧送される空気流に湿度を付与する加湿エ
    レメント(5)を備え、該加湿エレメント(5)を通過
    した空気を前記ケーシング(1)に形成された空気吹出
    口(3)から室内へ吹き出すように構成した加湿装置で
    あって、前記空気吹出口(3)を、前記加湿エレメント
    (5)を出し入れできる大きさの開口により構成したこ
    とを特徴とする加湿装置。
  2. 【請求項2】 相対向する2面に空気吸込口(2)およ
    び空気吹出口(3)を有する略直方体形状のケーシング
    (1)と、前記空気吸込口(2)の内方に対向して配設
    された送風機(4)と、該送風機(4)により圧送され
    る空気流に湿度を付与する加湿エレメント(5)とを備
    えた加湿装置であって、前記空気吹出口(3)を、前記
    加湿エレメント(5)を出し入れできる大きさの開口に
    より構成したことを特徴とする加湿装置。
  3. 【請求項3】 前記空気吹出口(3)側から前記加湿エ
    レメント(5)をビス(29)により前記ケーシング
    (1)に固定するエレメント押さえ板(27)には、前
    記ビス(29)が挿入されるビス穴(30a)と、該ビ
    ス穴(30a)に水平方向で連続し且つ前記ビス(2
    9)の頭部(29a)が抜け出せる大きさを有するガイ
    ド穴(30b)とからなるダルマ穴(30)を形成した
    ことを特徴とする前記請求項1および2のいずれか一項
    記載の加湿装置。
  4. 【請求項4】 前記ケーシング(1)の底板(1d)を
    ドレンパンとして兼用するとともに、前記加湿エレメン
    ト(5)の底部であって前記空気吹出口(3)に近い側
    には、該加湿エレメント(5)へ給水するための給水ホ
    ース(17)が接続されるホース接続部(18)を設け
    たことを特徴とする前記請求項1、2および3のいずれ
    か一項記載の加湿装置。
  5. 【請求項5】 前記加湿エレメント(5)を、水が収容
    される水容器(6)と該水容器(6)に対して前記空気
    吸込口(2)から前記空気吹出口(3)に向かう空気の
    流れ方向に貫通支持される水蒸気透過性を有する多数の
    中空チューブ(7),(7)・・とによって構成したこ
    とを特徴とする前記請求項1、2、3および4のいずれ
    か一項記載の加湿装置。
  6. 【請求項6】 前記空気吹出口(3)と前記加湿エレメ
    ント(5)との間には、所定寸法の間隔(D)を保持し
    たことを特徴とする前記請求項5記載の加湿装置。
  7. 【請求項7】 前記加湿エレメント(5)を複数個用い
    たことを特徴とする前記請求項1、2、3、4、5およ
    び6のいずれか一項記載の加湿装置。
JP2000123897A 2000-04-25 2000-04-25 加湿装置 Expired - Fee Related JP3601410B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000123897A JP3601410B2 (ja) 2000-04-25 2000-04-25 加湿装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000123897A JP3601410B2 (ja) 2000-04-25 2000-04-25 加湿装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001304635A true JP2001304635A (ja) 2001-10-31
JP3601410B2 JP3601410B2 (ja) 2004-12-15

Family

ID=18634116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000123897A Expired - Fee Related JP3601410B2 (ja) 2000-04-25 2000-04-25 加湿装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3601410B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008128633A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Winiamando Inc 加湿空気清浄機、その制御方法、及び加湿器用ディスク組立体のディスク間隔設定方法
JP2018071913A (ja) * 2016-10-31 2018-05-10 三菱電機株式会社 加湿装置、換気装置及び空気調和装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008128633A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Winiamando Inc 加湿空気清浄機、その制御方法、及び加湿器用ディスク組立体のディスク間隔設定方法
JP4643629B2 (ja) * 2006-11-20 2011-03-02 ウィニアマントゥ株式會社 加湿空気清浄機
JP2018071913A (ja) * 2016-10-31 2018-05-10 三菱電機株式会社 加湿装置、換気装置及び空気調和装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3601410B2 (ja) 2004-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN212108731U (zh) 空调器
JP2019056493A (ja) 空調構造体
JP2001304635A (ja) 加湿装置
JP4953787B2 (ja) 加湿装置
KR200424133Y1 (ko) 저장고의 공기순환구조
JPH06288567A (ja) 空気調和機
CN209857216U (zh) 风管机及空调系统
JP3649083B2 (ja) 加湿装置
JP2001311539A (ja) 加湿装置
CN212538018U (zh) 空调器
CN212777620U (zh) 空调器
CN209857200U (zh) 风管机及空调系统
JP2013164201A (ja) 換気装置
CN210118874U (zh) 风管机及空调系统
KR20060018566A (ko) 냉,난방장치
KR19990072235A (ko) 공기조화기
KR100953903B1 (ko) 디퓨져 조립체
JP7186648B2 (ja) 加湿素子、加湿装置、換気装置及び空気調和機
CN212538062U (zh) 空调器
CN220648439U (zh) 空调室内机
KR102693764B1 (ko) 유속조절과 역류방지 기능을 갖는 전시용 쇼케이스의 항온항습 연결장치
CN209857211U (zh) 空气处理装置
CN212538067U (zh) 空调器
CN118746143A (zh) 蒸发器装置及立式空调设备
JP2003021495A (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040913

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091001

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101001

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111001

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111001

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121001

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees