JP2001304171A - 吊り装置 - Google Patents

吊り装置

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JP2001304171A
JP2001304171A JP2000119868A JP2000119868A JP2001304171A JP 2001304171 A JP2001304171 A JP 2001304171A JP 2000119868 A JP2000119868 A JP 2000119868A JP 2000119868 A JP2000119868 A JP 2000119868A JP 2001304171 A JP2001304171 A JP 2001304171A
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hook
arm
pump
drainage pump
submersible pump
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JP2000119868A
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Satoshi Abu
智 阿武
Hiroaki Nakamura
浩晃 中村
Atsushi Sasaki
惇 佐々木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体に配設されたアームにより容易に排水
ポンプの布設及び回収が可能な吊り装置を提供すること
である。 【解決手段】 旋回可能に配設されたアーム20を有す
る移動体として構成された排水ポンプ設備2に搭載され
る排水ポンプユニット30を吊り上げる吊り装置におい
て、前記アーム20の先端部には円環部22が設けら
れ、前記排水ポンプ32に前記円環部22に係合する2
つのフックを有するフック部40が設けられており2つ
のフックの延びる方向が成す角が略90に形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、排水ポンプ設備
に搭載されるポンプを吊り上げる吊り装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】梅雨期や台風時の大雨等によって、河川
が氾濫し家屋、道路等の浸水及び横断地下道の冠水等が
発生した場合には早急な排水作業が必要とされる。例え
ば、河川が増水した場合、氾濫する恐れがある河川から
取水し、氾濫する恐れのない他の河川(以下「安全河
川」という)に排水することが行われている。
【0003】図8は、このような場合に用いられる排水
ポンプ設備の構成図である。この排水ポンプ設備100
は、移動可能な排水ポンプ車として構成されている。排
水ポンプ設備100はシャシ102を有し、シャシ10
2の前方部及び後方部には、油圧駆動式の位置固定用脚
104が設けられている。排水ポンプ設備100のシャ
シ102上には、第1アーム106a、第2アーム10
6b、第3アーム106cにより構成されている油圧駆
動式の多関節アーム106が配置されている。また、シ
ャシ102の後端部には排水ポンプとして使用される電
動式の水中ポンプ108が搭載可能とされ、多関節アー
ム106の側方には水中ポンプ108に接続される排水
ホース110が搭載可能とされている。
【0004】この排水ポンプ設備100においては、多
関節アーム106を伸長させて多関節アーム106の先
端部に吊りワイヤにより繋止された電動式の水中ポンプ
108を排水対象箇所に布設している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の排水ポンプ設備
100において、排水ポンプ108を排水対象箇所に布
設する場合には、多関節アーム106の先端部に吊りワ
イヤにより繋止された電動式の水中ポンプ108を排水
対象箇所に設置した後に、作業員がボート等により多関
節アーム106の先端部に近づき、吊りワイヤにより繋
止された水中ポンプ108を多関節アーム106の先端
部の吊りワイヤから外す必要がある。また、排水作業が
終了した場合には、再び作業員が多関節アーム106の
先端部に近づき、多関節アーム106の先端部に吊りワ
イヤにより水中ポンプ108を繋止し、水中ポンプ10
8を回収する必要がありる。
【0006】従って、上述のような作業を強風、豪雨等
の悪天候の下において行うことは、作業員にとって負担
が大きく安全性の面からも問題があった。
【0007】この発明の課題は、移動体に配設されたア
ームにより容易に排水ポンプの布設及び回収が可能な吊
り装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の吊り装置
は、旋回可能に配設されたアームを有する移動体に搭載
される排水ポンプを吊り上げる吊り装置において、前記
アームの先端部には円環部が設けられ、前記排水ポンプ
に前記円環部に係合するフック部が設けられていること
を特徴とする。
【0009】この請求項1記載の吊り装置によれば、ア
ームを操作することによりアームの先端部に設けられて
いる円環部を排水ポンプに設けられているフック部に係
合させることにより、アームの操作だけで容易に排水ポ
ンプの布設、回収を行うことができる。
【0010】また、請求項2記載の吊り装置は、請求項
1記載の吊り装置の前記フック部が第1のフックと第2
のフックとを備えて構成され、前記第1のフックの延び
る方向と前記第2のフックの延びる方向とが成す角が略
90度であることを特徴とする。
【0011】この請求項2記載の吊り装置によれば、第
1のフックの延びる方向と第2のフックの延びる方向と
が成す角が略90度で有ることから、排水ポンプがどの
ような方向を向いている場合においても容易にアームの
先端部に設けられている円環部を排水ポンプに設けられ
ているフック部に係合させることができる。
【0012】また、請求項3記載の吊り装置は、請求項
1記載の吊り装置の前記フック部が前記排水ポンプに接
続されるポンプ接続部を有すると共にフックを有し、前
記ポンプ接続部と前記フックとの間にボールジョイント
を有することを特徴とする。
【0013】この請求項3記載の吊り装置によれば、ポ
ンプ接続部とフックとの間にボールジョイントを有する
ため、アームの先端部に設けられている円環部を排水ポ
ンプに設けられているフック部に係合させてポンプを吊
り上げた場合に、重心のずれが調整されることからバラ
ンス良くポンプを吊り上げることができる。
【0014】請求項4記載の吊り装置は、旋回可能に配
設されたアームを有する移動体に搭載される排水ポンプ
を吊り上げる吊り装置において、前記アームの先端部に
は円環部及び電磁石を有する多関節補助アームが設けら
れ、前記排水ポンプに電磁石を有するフック部が設けら
れていることを特徴とする。
【0015】この請求項4記載の吊り装置によれば、ア
ーム及びアームに設けられている多関節補助アームを操
作すると共に電磁石に電圧を印加することにより、電磁
石の反発力及び吸引力により、アームの先端部に設けら
れている円環部を排水ポンプに設けられているフック部
に容易に掛け、外すことができる。
【0016】また、請求項5記載の吊り装置は、先端部
に円環部が設けられ旋回可能に配設されたアームを有す
る移動体に搭載される、排水ポンプ及びフロートを備え
て構成される排水ポンプユニットをフック部により吊り
上げる吊り装置であって、前記フック部は、一端にフッ
クを有すると共に他端に固定部を有し、前記固定部が前
記フロートに固定され、前記フックと前記固定部との間
のポンプ接続部が鎖等の接続部材により前記排水ポンプ
に接続されていることを特徴とする。
【0017】この請求項5記載の吊り装置によれば、フ
ック部の固定部が排水ポンプに浮力を付与するフロート
に固定されていることから、排水ポンプユニットが水面
に浮いている場合に常にフック部を垂直に立たせること
ができ、アームの先端部に設けられている円環部を排水
ポンプに設けられているフック部に容易に係合させるこ
とができる。また、ポンプ接続部が鎖等の接続部材によ
り排水ポンプ直接接続されているため、アームで排水ポ
ンプユニットを吊り上げる場合に、排水ポンプの重量を
フック部で受けることができ、排水ポンプユニットの吊
り上げを確実に行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して、こ
の発明の第1の実施の形態にかかる排水ポンプ設備の説
明を行う。図1は、この実施の形態にかかる排水ポンプ
設備2の斜視図である。同図に示すように、排水ポンプ
設備2は、移動可能な排水ポンプ車として構成されてい
る。この排水ポンプ設備2は、4〜12ton車のシャシ
10をベースにしたものであり、総排気量30m3/min程
度の水中ポンプ(排水ポンプ)32を有する水中ポンプ
ユニット(排水ポンプユニット)30が2台、搭載され
ている。
【0019】排水ポンプ設備2のシャシ10の前方部及
び後方部には、油圧駆動式の位置固定用脚12が設けら
れている。シャシ10の後端部には、2台の水中ポンプ
ユニット30を搭載する水中ポンプユニット搭載部14
が設けられている。シャシ10の中央部付近には、水中
ポンプ32駆動するための電力を発生させる発電機16
が据え付けられている。また、発電機16の後方には、
水中ポンプユニット30を推進させると共に方向制御を
行う際には圧縮空気を発生させるためのコンプレッサ1
8が据え付けられている。
【0020】また、発電機16の近傍のシャシ10上に
は、油圧駆動式の多関節アーム20がシャシ10に対し
て旋回可能に配設されている。多関節アーム20は、シ
ャシ10に対して旋回可能に設けられた支持部材20
a、第1アーム20b、第2アーム20c、第3アーム
20d及びこれらアームを伸縮させるための油圧シリン
ダ等により構成され、第3アーム20dの先端部にワイ
ヤにより形成された円環22が取り付けられている。
【0021】また、シャシ10上には、多関節アーム2
0を操作するため及び水中ポンプユニット30の推進、
方向制御を行うための操作部17が設けられており、更
に、多関節アーム20の側方には、水中ポンプ32に接
続される排水ホース24、方向制御を行う際に水中ポン
プユニット30に圧縮空気を送るエアホース26及び水
中ポンプユニット30を係留するための係留ワイヤ28
が搭載可能となっている。
【0022】図2は、水中ポンプユニット30を水中ポ
ンプ32の取水口側を前方とした場合に後方側から見た
図である。この図に示すように、水中ポンプユニット3
0は、水中ポンプ32、2つのフロート34及びフック
部40を備えている。ここでフロート34は、それぞれ
矩形形状を有している。
【0023】また、図3に示すようにフック部40に
は、第1フック支持プレート40aの上端部から水平方
向に延び先端部が下方に折れ曲がって形成される第1フ
ック40bと、第1フック支持プレート40aの側端部
に、この第1フック支持プレート40aに垂直に設けら
れた第2フック支持プレート40cの上端部から水平方
向に延び先端部が下方に折れ曲がって形成される第2フ
ック40dが設けられている。ここで第1フック40b
と第2フック40dとは、第1フック40bが水平方向
に延びる方向と第2フック40dが水平方向に延びる方
向とが成す角が略90度に形成されている。
【0024】第1フック支持プレート40aの下端部に
は、水平方向に延びるポンプ接続プレート40eが設け
られている。このポンプ接続プレート40e両端部に
は、斜め下方向に延びるポンプ接続部40fが設けられ
ており、このポンプ接続部40fには孔40gが設けら
れている。また、ポンプ接続プレート40eの中央部に
は円柱部材40hの一端が溶接されており、円柱部材4
0hの他端は円筒部材40iに挿入されている。更に、
円筒部材40iの下端が幅狭プレート状の固定部材40
jに溶接されている。
【0025】図2に示すように、円筒部材40iを挟ん
だ両側の固定部材40j上にフロート34が配置され、
フック部40のポンプ接続部40fの孔40gに取り付
けられた接続部材である鎖41は、水中モータ32に接
続されている。また、固定部材40jと水中モータ32
とが接続部材38で接続されている。
【0026】図4に示すように、方向制御を行う際に水
中ポンプ32の底面には、4つのノズル36が設けられ
ている。このノズル36は、水中ポンプ32の取水口側
を前方とすると、各ノズル36の先端部を左前方、右前
方、左後方、右後方に向けて配置されている。このノズ
ル36には、コンプレッサ18から圧縮空気が供給され
る。即ち、コンプレッサ18の噴出口には、4つのバル
ブ18bを有するヘッダ18aが接続されており、この
ヘッダ18aの各バルブ18bと各ノズル36とがエア
ホース26を介して接続されている。
【0027】次に、排水ポンプ設備2を用いて、冠水地
100から取水し、この冠水地100に近接した安全河
川102に排水する手順を説明する。
【0028】先ず、排水作業に必要な各種設備が搭載又
は据え付けられた排水ポンプ設備2を冠水地100の排
水対象箇所まで移動させ、冠水地100と安全河川10
2との境界にある堤防等に停車させる。そして、位置固
定用脚12を作動させ排水ポンプ設備2を停止位置に固
定する。
【0029】次に、水中ポンプ32に排水ホース24の
一端を接続すると共に水中ポンプ32に係留ワイヤ28
の一端を接続する。更に方向制御を行う際に、ノズル3
6にエアホース26の一端を接続する。
【0030】次に、多関節アーム20が折り畳まれシャ
シ10上に収納された状態で、多関節アーム20の先端
部の円環22を水中モータユニット30のフック部40
のフック40b又は40dに掛け、そして多関節アーム
20を伸長させると共にシャシ10に対して旋回させ水
中ポンプユニット30を冠水地100に投入する。そし
て、多関節アーム20の先端部の円環22を水中モータ
ユニット30のフック40b又は40dから外し多関節
アーム20を折り畳んでシャシ10上に収容する。
【0031】次に方向制御を行う際には、水面に浮いた
状態にある水中ポンプユニット30を冠水地100の最
適な位置まで自走させる。即ち、ヘッダ18aの各バル
ブ18bを制御することにより水中ポンプ32の底面に
設けられているノズル36の中で、先端部を左後方、右
後方に向けて配置されている2つのノズル36から圧縮
空気を噴出させることにより、冠水地100の最適な位
置まで自走させる。なお、ヘッダ18aの各バルブ18
bを制御することにより4つのノズル36の何れかのノ
ズル36から圧縮空気を噴出させることにより、推進方
向の細かな調整も行うことができる。
【0032】作業員は、水中ポンプユニット30を係留
ワイヤ28により堤防等に係留し、水中ポンプ32に接
続された排水ホース24の他端、即ち排水口を安全河川
102に投入する。この状態で発電機16を作動させる
と、冠水地100の水は水中ポンプ32より取水される
と共に安全河川102に排水される。
【0033】排水作業が終了した場合には、水中ポンプ
ユニット30を多関節アーム20の届く位置まで引き寄
せ、多関節アーム20を伸長させ多関節アーム20の先
端部を操作することにより多関節アーム20の先端部の
円環22を水中モータユニット30のフック40b又は
40dに掛ける。そして多関節アーム20により水中ポ
ンプユニット30を吊り上げて、排水ポンプ設備2のシ
ャシ10上に収容する。
【0034】この実施形態の排水ポンプ設備によれば、
多関節アーム20の先端部を操作して多関節アーム20
の先端部の円環22を水中モータユニット30のフック
部40のフック40b又は40dに掛ける場合に、フッ
ク40b、40dが異なる方向に延びるように設けられ
ていることから、強風、豪雨等の悪天候下においても容
易に円環22をのフック40b又は40dの何れかに掛
けることができる。
【0035】また、フック部40の固定部40jが水中
ポンプ32に浮力を付与するフロート34に固定されて
いることから、水中ポンプユニット30が水面に浮いて
いる場合に常にフック部40を垂直に立たせることがで
き、多関節アーム20の先端部に設けられている円環部
22を水中ポンプユニット30に設けられているフック
部40に容易に係合させることができる。また、ポンプ
接続部40fが鎖等の接続部材41により水中ポンプ3
2と直接接続されているため、多関節アーム20で水中
ポンプユニット30を吊り上げる場合に、水中ポンプ3
2の重量をフック部40で受けることができ、水中ポン
プユニット30の吊り上げを確実に行うことができる。
【0036】次に、図5を参照して、第2の実施の形態
について説明する。なお、この第2の実施の形態は、第
1の実施の形態の構成と同一の構成には第1の実施の形
態の説明で用いたのと同一の符号を付して説明を行う。
【0037】この第2の実施の形態は、第1の実施の形
態の水中ポンプユニット30のフック部40を、図5に
示すフック部50に変更したものである。即ち図5に示
すようにフック部50には、第1フック40b及び第2
フック40dとポンプ接続プレート40eとの間にボー
ルジョイント52が設けられている。
【0038】従って、このフック部50を備える水中ポ
ンプユニット30を排水ポンプ設備2の多関節アーム2
0により吊り上げる場合に、ボールジョイント52によ
り吊り上げの際の重心の位置が調整されバランス良く水
中ポンプユニット30を吊り上げることができる。
【0039】次に、図6を参照して、第3の実施の形態
について説明する。なお、この第3の実施の形態は、第
2の実施の形態の構成と同一の構成には第2の実施の形
態の説明で用いたのと同一の符号を付して説明を行う。
【0040】この第3の実施の形態は、第2の実施の形
態の多関節アーム20、水中ポンプユニット30のフッ
ク部40を、図6に示すように変更したものである。即
ち図6に示すように、多関節アーム20の第3アーム2
0dには先端部に電磁石58を有する多関節補助アーム
60が設けられている。また、フック部50にも電磁石
62が設けられている。更に、フック部50の周囲に
は、フック支えリング64が設けられている。
【0041】このフック部50を備える水中ポンプユニ
ット30を冠水地100に投入する場合には、多関節ア
ーム20の先端部の円環22を水中モータユニット30
のフック部50のフック40b又は40dに掛け、そし
て多関節アーム20を伸長させると共にシャシ10に対
して旋回させ水中ポンプユニット30を冠水地100に
投入する。そして、排水ポンプ設備2側から多関節補助
アーム60の先端部の電磁石58及びフック部50の電
磁石62に電圧を印加し、電磁石58,62を反発させ
ることにより多関節アーム20の先端部の円環22をフ
ック40b又は40dから外す。
【0042】一方、フック部50を備える水中ポンプユ
ニット30を冠水地100から回収する場合には、多関
節アーム20を伸長させ、多関節アーム20に設けられ
ている多関節補助アーム60の電磁石58とフック部5
0の電磁石62に電磁石58,62を吸引させるような
電圧を印加して電磁石58,62とを吸着させ、多関節
補助アーム60を操作してフック部50を円環22に近
づけフック40b又は40dを円環22に掛ける。そし
て、多関節アーム20を操作して水中ポンプユニット3
0を回収する。
【0043】この実施の形態にかかる多関節アーム20
及び水中ポンプユニット30のフック部40を用いるこ
とにより、フック40b又は40dを円環22に掛け、
又は外すことを容易に行うことができる。
【0044】なお、上述の実施の形態においては、第1
フック40bと第2フック40dと設け、第1フック4
0bが水平方向に延びる方向と第2フックdが水平方向
に延びる方向とが成す角が略90度に形成されている
が、フックを3つ、又は4つ設けるようにしても良い。
フックを3つ設ける場合には、第1フック〜第3フック
の中で隣接するフックの延びる方向の成す角が略120
度になるように形成し、フックを4つ設ける場合には、
第1フック〜第4フックの中で隣接するフックの延びる
方向の成す角が略90度になるように形成する。このよ
うなフック部を用いることにより更に容易に円環22を
フックの何れかに掛けることができる。
【0045】また、上述の実施の形態においては、多関
節アーム20の先端部の円環22をワイヤにより構成し
ているが、多関節アーム20の先端部に金属の剛体によ
り形成した円環部を備えても良い。
【0046】また、上述の実施の形態においては、多関
節アーム20の先端部の円環22を水中モータユニット
30のフック部40のフックに掛け、そして多関節アー
ム20により水中ポンプユニット30を吊り上げて、水
中ポンプユニット30の布設、回収を行っていたが、図
6に示すように多関節アーム20の先端部に電磁石54
を取り付けると共に、水中モータユニット30に電磁石
54と接着するための鉄板部56を設け、この電磁石5
4により水中ポンプユニット30を吊り上げて、水中ポ
ンプユニット30の布設、回収を行うようにしても良
い。
【0047】また、上述の実施の形態においては、自走
式の水中ポンプユニットに本願のフック部を設けている
が、通常の水中ポンプに本願のフック部を設けるように
しても良い。
【0048】また、上述の実施の形態の排水ポンプ設備
に、風向計及び風速計を設けることにより、安全に水中
ポンプユニット30の布設、回収を行うことができる。
【0049】
【発明の効果】この発明によれば、アームを操作するこ
とによりアームの先端部に設けられている円環部を排水
ポンプに設けられているフック部に係合させることによ
り、アームの操作だけで容易に排水ポンプの布設、回収
を行うことができる。
【0050】また、第1のフックの延びる方向と第2の
フックの延びる方向とが成す角が略90度で有ることか
ら、排水ポンプがどのような方向を向いている場合にお
いても容易にアームの先端部に設けられている円環部を
排水ポンプに設けられているフック部に係合させること
ができる。
【0051】また、ポンプ接続部とフックとの間にボー
ルジョイントを有する場合には、アームによりポンプを
吊り上げた場合に、重心のずれが調整されることからバ
ランス良くポンプを吊り上げることができる。
【0052】また、アームに電磁石を有する多関節補助
アームを設けると共にフック部に電磁石を有する場合に
は、アーム及びアームに設けられている多関節補助アー
ムを操作し電磁石に電圧を印加することにより電磁石の
反発力及び吸引力により、アームの先端部に設けられて
いる円環部を排水ポンプに設けられているフック部に容
易に掛け、外すことができる。
【0053】また、フック部の固定部が排水ポンプに浮
力を付与するフロートに固定されている場合には、排水
ポンプユニットが水面に浮いている場合に常にフック部
を垂直に立たせることができ、アームの先端部に設けら
れている円環部を排水ポンプに設けられているフック部
に容易に係合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかる排水ポンプ設備を示
す斜視図である。
【図2】第1の実施の形態にかかる水中ポンプユニット
の後方視図である。
【図3】第1の実施の形態にかかるフック部の斜視図で
ある。
【図4】第1の実施の形態にかかる水中ポンプユニット
の底面図である。
【図5】第2の実施の形態にかかる水中ポンプユニット
のフック部を示す図である。
【図6】第3の実施の形態にかかる多関節アームと水中
ポンプのフック部を示す図である。
【図7】実施の形態にかかる多関節アームとポンプを吊
り上げるための構成を示す図である。
【図8】従来の排水ポンプ設備を説明する図である。
【符号の説明】
2…排水ポンプ設備、10…シャシ、12…位置固定用
脚、14… ポンプ搭載部、16…発電機、18…コン
プレッサ、20…多関節アーム、22…円環、24…排
水ホース、26…エアホース、28…係留ワイヤ、30
…水中ポンプユニット、32…水中ポンプ、34…フロ
ート、36…ノズル、40…フック部、40a,40b
…フック、58,62…電磁石、100…冠水地、10
2…安全河川。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04D 13/00 F04D 13/00 C 29/00 29/00 B 29/60 29/60 B Fターム(参考) 2D063 AA00 3F004 EA40 NA10 3H022 AA01 BA01 CA50 DA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回可能に配設されたアームを有する移
    動体に搭載される排水ポンプを吊り上げる吊り装置にお
    いて、 前記アームの先端部には円環部が設けられ、前記排水ポ
    ンプに前記円環部に係合するフック部が設けられている
    ことを特徴とする吊り装置。
  2. 【請求項2】 前記フック部は第1のフックと第2のフ
    ックとを備えて構成され、前記第1のフックの延びる方
    向と前記第2のフックの延びる方向とが成す角が略90
    度であることを特徴とする請求項1記載の吊り装置。
  3. 【請求項3】 前記フック部は、前記排水ポンプに接続
    されるポンプ接続部を有すると共にフックを有し、前記
    ポンプ接続部と前記フックとの間にボールジョイントを
    有することを特徴とする請求項1記載の吊り装置。
  4. 【請求項4】 旋回可能に配設されたアームを有する移
    動体に搭載される排水ポンプを吊り上げる吊り装置にお
    いて、 前記アームの先端部には円環部及び電磁石を有する多関
    節補助アームが設けられ、前記排水ポンプに電磁石を有
    するフック部が設けられていることを特徴とする吊り装
    置。
  5. 【請求項5】 先端部に円環部が設けられ旋回可能に配
    設されたアームを有する移動体に搭載される、排水ポン
    プ及びフロートを備えて構成される排水ポンプユニット
    をフック部により吊り上げる吊り装置であって、 前記フック部は、一端にフックを有すると共に他端に固
    定部を有し、前記固定部が前記フロートに固定され、前
    記フックと前記固定部との間のポンプ接続部が接続部材
    により前記排水ポンプに接続されていることを特徴とす
    る吊り装置。
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