JP2001304065A - 燃料噴射装置 - Google Patents

燃料噴射装置

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JP2001304065A JP2000119748A JP2000119748A JP2001304065A JP 2001304065 A JP2001304065 A JP 2001304065A JP 2000119748 A JP2000119748 A JP 2000119748A JP 2000119748 A JP2000119748 A JP 2000119748A JP 2001304065 A JP2001304065 A JP 2001304065A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多段階にリフトを制御するために、制御室へ
供給される高圧燃料を低圧通路へ放出することなく無駄
な仕事を抑制しつつ噴射率を安定して得られるようにニ
ードルリフトを段階的に制御可能な燃料噴射装置を提供
する。 【解決手段】 高圧通路51とニードル21の第2リフ
ト動作を制御する第2圧力室65との間の連通状態を制
御する連通制御部10を、ハウジング部11とニードル
21の第1リフト動作と協働する第2制御ピストン24
の間に設け、第2制御ピストン24が第1リフト動作を
完了することで、高圧通路51から第2圧力室65へ流
入する高圧燃料量を制限するように制御する構成とし
た。この連通制御部10は、高圧通路51から低圧通路
56への燃料放出を制御する。よって、無駄な仕事は抑
制されて燃費向上に貢献する燃料噴射装置となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、段階的に燃料を噴
射可能な燃料噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディーゼル機関において低排
出物(NOX、HC、黒煙)および高出力、低燃費を両
立させるためにエンジンの運転条件に応じて噴射率を可
変にすることが必要である。この要件を実現するため
に、従来技術としてニードルを付勢するように2個のば
ねを構成した2段開弁圧のノズルが公知となっている。
【0003】しかし、この技術では燃料噴射ポンプから
圧送される燃料圧力はエンジン運転状態によって変動す
るので、エンジンが要求する噴射率を全運転条件におい
て実現するのは困難である。
【0004】そこで、例えば米国特許5,694,90
3号に開示されている従来の燃料噴射弁は、ニードルを
噴孔閉塞方向に燃料圧力を加える制御室を設けるものが
ある。これは、ノズル燃料溜りに導入される燃料圧力に
より噴孔を開放方向に受ける力と制御室の燃料圧力から
噴孔閉塞方向に受ける力との大小関係により噴射を制御
している。制御室の燃料圧力を制御しているパイロット
バルブステムの開口面積を変化させることにより制御室
圧力を変化させ、ニードルを段階的にリフトさせて要求
の噴射率を得ようとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、米国特許5,
694,903号に開示されている従来の燃料噴射弁の
構成では、制御室と高圧燃料が供給される高圧通路は、
常に連通されている。
【0006】一方、制御室の燃料圧力を制御しているパ
イロットバルブステムの開口面積を変化させることによ
り、制御室内の高圧燃料を低圧通路へ排出することで制
御室圧力を変化させ、ニードルを段階的にリフトさせて
いる。
【0007】つまり、ニードルをリフトさせている間
は、常に制御室を介して高圧通路から低圧通路へ燃料が
放出されるので、高圧燃料を圧送する供給ポンプは無駄
な仕事をしている。特に、ニードルの第2リフト動作時
の低圧通路へ放出される燃料は多く、無駄な仕事は増大
して、燃費悪化の原因となっている。
【0008】本発明の目的は上記の点に鑑み、多段階に
リフトを制御するために制御室へ供給される高圧燃料を
低圧通路へ放出することなく無駄な仕事を抑制して、エ
ンジンの全運転状態に応じて要求する噴射率を安定して
得られるようにニードルリフトを段階的に制御可能な燃
料噴射装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の請求項1記載の燃料噴射装置による
と、制御弁の切換え動作に応じて、第1圧力室と低圧通
路とを連通させて弁部材を第1リフト動作させ、その
後、第2圧力室と低圧通路とを連通させて弁部材を第2
リフト動作させる燃料噴射装置であって、高圧通路より
第1圧力室および第2圧力室へ高圧燃料を導入させるこ
とで弁部材は噴孔を閉塞している。この状態から弁部材
が第1リフトすることにより、第2圧力室と高圧通路と
の連通状態を、高圧通路から第2圧力室へ流入する高圧
燃料量を制限するように制御する連通制御部を設けた。
【0010】この連通制御部は、弁部材の第2リフト動
作を制御する第2圧力室と低圧通路とを制御弁により連
通させても、高圧通路との連通を制御して高圧通路から
低圧通路への燃料放出を制限する。よって、無駄な仕事
は抑制されて燃費向上に貢献する。
【0011】本発明の請求項2記載の燃料噴射装置によ
ると、連通制御部を、弁ボディと弁部材の間に設け、弁
部材が第1リフト動作することにより、高圧通路から第
2圧力室へ流入する高圧燃料量を制限するように構成し
た。
【0012】このように、連通制御部を弁ボディと弁部
材の間にコンパクトに収容できる燃料噴射装置を提供す
ることが可能となる。
【0013】本発明の請求項3記載の燃料噴射装置によ
ると、制御弁の切換え動作に応じて、第1圧力室と低圧
通路とを連通させてニードルを第1リフト動作させ、そ
の後、第2圧力室と低圧通路とを連通させてニードルを
第2リフト動作させる燃料噴射装置であって、高圧通路
より第1圧力室および第2圧力室へ高圧燃料を導入させ
ることでニードルは噴孔を閉塞している。この状態から
ニードルが第1リフトすることにより、高圧通路とニー
ドルの第2リフト動作を制御する第2圧力室との間の連
通を制御する連通制御部を、ハウジング部とニードルの
第1リフト動作と協働する伝達部材との間に設けた。
【0014】この連通制御部は、ニードルの第2リフト
動作を制御する第2圧力室と低圧通路とを制御弁により
連通させても、高圧通路との連通を制御して高圧通路か
ら低圧通路への燃料放出を制御する。よって、無駄な仕
事は抑制されて燃費向上に貢献する。
【0015】本発明の請求項4記載の燃料噴射装置によ
ると、ニードルの第1リフト動作前は、第1環状溝部、
第2環状溝部および第3環状溝部とを連通させて第2リ
フト動作を決定する第2圧力室と高圧通路とを連通させ
ることでニードルは噴孔を閉塞している。
【0016】この状態からニードルの第1リフト動作と
協働する伝達部材が第1リフト動作を完了することで、
第3環状溝部の端部が第1環状溝部と第2環状溝部との
連通状態を、前記第2環状溝部から前記第1環状溝部へ
流入する高圧燃料量を制限するように制御するように連
通制御部を構成した。
【0017】この連通制御部は、弁ボディ内の空洞部と
ニードルの第1リフト動作と協働する伝達部材との間に
連通制御部を収容可能としたので、コンパクトな燃料噴
射装置を提供することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】(第1実施形態)本発明の第1実施形態の
燃料噴射装置の構成を図1を用いて説明する。図1は、
本発明の第1実施形態による燃料噴射装置を示す全体断
面図である。
【0020】燃料噴射装置1の構成は、基本的に図1に
示すように燃料噴射弁ハウジング11内の空洞部11d
に、第1制御ピストン25、第2制御ピストン24を配
置させ、この各制御ピストン25、24に各々面する第
1圧力室60、第2圧力室65の燃料圧力を第1圧力室
60上方に配設した電磁弁30により制御することで第
2制御ピストン24の下方側に設けられ、後述する噴孔
12bを開閉するニードル21のリフト量を変化させ、
噴射率形状を自由に設定可能にできるものである。
【0021】ここで、本発明の燃料噴射装置では、第1
圧力室60の燃料圧力を変化させ第1制御ピストン25
とともに第2制御ピストン24を第1リフトさせること
により、後述する第2制御ピストン24と空洞部11d
との間に設けた連通制御部10が高圧燃料を導入する高
圧通路51と、第2リフト動作を制御する第2圧力室6
5との連通状態を、高圧通路から第2圧力室へ流入する
高圧燃料量を制限するように制御できるように構成し
た。以下、本発明の燃料噴射装置全体の構成を図1を用
いて詳細に説明する。
【0022】燃料噴射装置1は、図示しないエンジンの
エンジンヘッドに挿入搭載され、エンジンの各気筒に燃
料を直接噴射するように構成されている。燃料噴射ポン
プから吐出された高圧燃料は、図示しない蓄圧管の蓄圧
室で所定圧に蓄圧され、燃料噴射装置1に供給される。
燃料噴射ポンプは、エンジンの回転数、負荷、あるい
は、吸入燃料圧力、吸入空気量、冷却水の温度に従い燃
料吐出圧を調整する。
【0023】燃料噴射装置1のハウジング11と弁ボデ
ィ12とはチップパッキン13をはさみリテーニングナ
ット14で締結されている。弁部材20は、噴孔12b
側からニードル21、ロッド23、第2制御ピストン2
4、および第1制御ピストン25により構成されてい
る。ロッド23、第2制御ピストン24、および第1制
御ピストン25は伝達部材を構成している。
【0024】ニードル21は、弁ボディ12に往復自在
に支持されている。ニードル21は、第1スプリング1
5によりロッド23を介し弁ボディ12に形成した弁座
12aに付勢されている。第2スプリング16は、ハウ
ジング11内のロッド23の周囲にロッド23と同軸に
嵌挿され、チップパッキン13にスプリング座17を押
圧している。図1に示すように、スプリング座17がチ
ップパッキン13に着座しているとき、スプリング座1
7の下端面17aはニードル21の肩部22と隙間h
1、つまり、第1リフト量を形成している。スプリング
座17がチップパッキン13に着座しているとき、スプ
リング座17の下端面17aはチップパッキン13の下
端面13aよりh2、つまり、第2リフト量分突き出し
ている。従って、ニードル21の最大リフト量はh1+
h2となる。
【0025】電磁弁30は、ハウジング11の上部とナ
ット31で締結されている。電磁弁30は、アーマチャ
32、ボディ33、プレート34、コイル35、第1制
御弁40、第2制御弁43、第1スプリング42、第2
スプリング44等で構成される。第1制御弁40および
第2制御弁43は、可動部材である。
【0026】第2制御弁43は内周壁により第1制御弁
40を往復移動自在に支持し、同軸上に配置されてい
る。第2制御弁43は第2スプリング44の付勢力によ
りボディ33に形成した弁座33aに着座可能であり、
第1制御弁40は第1スプリング42の付勢力によりプ
レート34に着座可能である。第1制御弁40の上部に
位置するコア41は、コイル35に通電することにより
発生する励磁吸引力により上方にリフトし第2制御弁4
3の端部43aに当接してH1リフトする(図2)。こ
の位置からコイル35に供給される電流値が更に高い場
合、第1制御弁40のコア41に働く励磁吸引力は大き
くなり、第1制御弁40および第2制御弁43がともに
上昇し、第2制御弁43がアーマチャ32の係止部32
bに当接してH2リフトして停止する。よって、第1制
御弁40はH1+H2の最大リフトをする。
【0027】ハウジング11の空洞部11dに、第1制
御ピストン25、第2制御ピストン24をニードル21
の軸方向と同一方向に摺動自在に嵌挿させ、第1制御ピ
ストン25の反噴孔方向に第1圧力室60、および第2
制御ピストン24の反噴孔方向に第2圧力室65が面す
るように配置させ、夫々圧力室60、65の燃料圧力を
変化させることで第1制御ピストン25、第2制御ピス
トン24をリフトさせロッド23を介してニードル21
と協働するように配置した。本例では、第1制御ピスト
ン25と第2制御ピストン24とを別体としたが、一体
に構成してもよい。
【0028】第1リフト動作を制御する第1圧力室60
への高圧燃料の供給は、燃料入口50、高圧通路51、
入口絞り61へと順に経由して導入される。この高圧状
態の第1圧力室60内の燃料圧力を低圧状態に変化させ
るために、第1制御弁40を開弁させてプレート34に
形成された出口絞り62を開放させ、燃料通路64、低
圧通路56、燃料出口58へと順に排出されて燃料タン
ク3に至る。ここで、出口絞り62の流路面積は入口絞
り61の流路面積よりも大きい。
【0029】第2リフト動作を制御する第2圧力室65
への高圧燃料の供給は、燃料入口50、高圧通路51を
経て第2圧力室65へ導入されるが、高圧通路51と第
2圧力室65との間に両者の連通状態を高圧通路51か
ら第2圧力室65へ流入する高圧燃料量を制限するよう
に制御する連通制御部10を設けた。この連通制御部1
0は、ニードル21の第1リフト動作と協働する第2制
御ピストン24とハウジング11内の空洞部11dとの
間に設けられ、第2制御ピストン24が第1リフトをす
ることにより、高圧通路51と第2圧力室65との連通
状態を制御するように構成される。
【0030】本例では、この連通制御部10を第2制御
ピストン24とハウジング11内の空洞部11dとの間
に構成したが、ニードル21の第1リフト動作と協働す
る他の伝達部材である例えばロッド23あるいは第1制
御ピストン25と、ハウジング11内の空洞部11dと
の間に構成してもよい。
【0031】前述した連通制御部10は、ハウジング部
11の空洞部11dに設けられた空洞部11dの径より
も大径の第1環状溝部11aと、第1環状溝部11aと
高圧通路51とを接続する第2連絡通路72と、ハウジ
ング部11の空洞部11dに設けられた空洞部の径より
も大径の第2環状溝部11bと、第2環状溝部11bと
ニードル21の第2リフト動作を制御する第2圧力室6
5とを接続する第1連絡通路71と、ニードル21の第
1リフト動作と協働する第2制御ピストン24に設けら
れた第2制御ピストン24の径よりも小径の第3環状溝
部24aより構成される。
【0032】ニードル21と協働する第2制御ピストン
24が第1制御ピストン25とともに第1リフトをする
前では、高圧通路51内の高圧燃料は、第2連絡通路7
2、第1環状溝部11a、第3環状溝部24a、第2環
状溝部11b、第1連絡通路71へと順に経由して導入
され、第2圧力室65への高圧燃料の供給が行われる。
このとき、第3環状溝部24aの端部24bと第1環状
溝部11aの端部11cの間は、図1に示すようにh3
開口した状態である。
【0033】ニードル21と協働する第2制御ピストン
24が第1リフトh1をすることにより、第3環状溝部
24aの端部24bが移動して、第1環状溝部11aの
端部11cに接する以上にリフトすることで第1環状溝
部11aと第3環状溝部24aの連通は遮断される。よ
って、第2圧力室65と高圧通路51の連通は遮断され
る。この時の第1リフト量h1およびh3寸法は、h1
>h3となるように設定される。ここで、h1<h3と
なるように設定すれば、第1環状溝部11aと第3環状
溝部24aの通路を狭めて高圧通路51から第2圧力室
65へ流入する高圧燃料の導入を制限することができ
る。
【0034】高圧状態の第2圧力室65の燃料圧力を低
圧状態に変化させるには、第2制御弁43を開弁させて
ボディ33に形成した弁座33aを開放させ、燃料通路
68、燃料通路64、低圧通路56、燃料出口58へと
順に排出されて燃料タンク3に至る。ここで、燃料通路
68に設けられた出口絞り67の流路面積は第1連絡通
路71に設けられた入口絞り66の流路面積よりも大き
い。
【0035】このように、第1圧力室60および第2圧
力室65内部の燃料圧力を変化させて第1制御ピストン
25および第2制御ピストン24を段階的にリフトさせ
ることでニードル21を段階的にリフトさせている。そ
して、このニードル21が弁座12aに着座することに
より複数個の噴孔12bを閉塞している。そして、第1
のリフトで開口する噴孔12bと、第2のリフトで開口
する噴孔12bを備えることにより噴射率を可変可能な
構成としている。
【0036】次に、燃料噴射装置1の作動を図1、図
2、および図3を用いて説明する。図2は、第1実施形
態による第1リフトを示す部分断面図である。図3は、
第1実施形態による第2リフトを示す部分断面図であ
る。
【0037】まず、図示しない燃料噴射ポンプから燃料
が吐出され、図示しない蓄圧管に送出される。蓄圧管の
蓄圧室で所定の燃料圧に蓄圧された高圧燃料は燃料噴射
装置1に供給される。また、図示しないエンジン制御装
置(ECU)により、エンジンの運転条件に応じた制御
弁駆動電流が生成され、図1に示す電磁弁30のコイル
35に供給される。駆動電流の供給によりコイル35に
励磁吸引力が発生すると、第1スプリング42の付勢力
に抗し第1制御弁40を吸引する。すると、出口絞り6
2が開放され、第1圧力室60が出口絞り62を介して
低圧側の燃料通路64に連通する。入口絞り61より出
口絞り62の流路面積が大きく設定されているので、流
入燃料より流出燃料が多く、第1圧力室60の燃料圧力
は低下し始める。第1圧力室60の燃料圧力が低下し、
第1スプリング15の設定荷重と、第1圧力室60およ
び第2圧力室65の燃料圧力から受ける力との合力であ
る噴孔閉塞方向の力がニードルを押し上げる力より小さ
くなるとニードル21は開弁し始める。コイル35で発
生する励磁吸引力が第1スプリング42と第2スプリン
グ44の合力より小さいとき、図2に示す第1リフト量
H1の位置で第1制御弁40は、停止する。
【0038】第1制御弁40が開弁し、図2に示す第1
リフト量H1になると、第1圧力室60の燃料圧力が低
下し、第1スプリング15の初期設定荷重と合わせた力
が低下することにより、高圧通路51よりの燃料圧力に
よりニードル21が第1スプリング15に抗して押し上
げられ、ロッド23を介し第1制御ピストン25および
第2制御ピストン24は共に持上げられ、ニードル21
は噴孔12bを開弁する。そして、ニードル21が第1
リフト量h1まで上昇する。第1リフト量h1から第2
スプリング16の初期設定荷重が負荷されるため、ニー
ドル21はh1でリフトを停止する。
【0039】ここで、ニードル21が第2制御ピストン
24とともに第1リフト量h1リフトすることにより、
連通制御部10の一部である第3環状溝部24aの端部
24bが移動して、第1環状溝部11aの端部11cに
接する以上にリフトすることで第1環状溝部11aと第
3環状溝部24aの連通は遮断されて第2圧力室65と
高圧通路51の連通は遮断される。この時、第2圧力室
65内の燃料圧力は、高圧状態を維持して、ニードル2
1は第1リフト量h1位置で停止している。
【0040】次いで、電磁弁30のコイル35に高い電
流が流れると励磁吸引力が増加し、第2制御弁43も第
1制御弁40とともに第1スプリング42、第2スプリ
ング44の付勢力に抗して弁座33aを開弁し図3に示
すリフト状態(H1+H2)になる。第2制御弁43が
弁座33aを開放することで、第2圧力室65内の高圧
燃料が排出される。この時、第2圧力室65へ高圧燃料
が導入される燃料供給上流側に設けた上述した連通制御
部10により高圧通路51との接続を遮断しているの
で、第2圧力室65内の高圧燃料の圧力低下は高い応答
性で実現できる。よって、ニードル21の開弁応答性は
向上する。
【0041】連通制御部10が、第2圧力室65と高圧
通路51との通路を狭めるように構成されていても、高
圧通路51から第2圧力室65への高圧燃料の導入が抑
制されて第2圧力室65内の高圧燃料の圧力低下は促進
され、ニードル21の開弁応答性は向上する。また、適
度の絞り効果に狙いをもつ連通制御部10とすると、第
3環状溝部24aの端部24bおよび第1環状溝部11
aの端部11cの軸方向位置寸法の加工精度に余裕がで
き、加工容易となる。
【0042】このように、第2圧力室65の燃料圧力が
低下し、二一ドル21は第1リフト量h1からさらにリ
フトを開始して第2リフト量h2まで上昇する。ニード
ル21のリフトはh1+h2となり、最大リフト状態で
停止する。ニードル21のリフトがh1+h2の最大リ
フト状態時、連通制御部10は、第2圧力室65と高圧
通路51との接続を遮断したままである。よって、ニー
ドル21を第2リフトさせている間は、連通制御部10
が高圧通路51から第2圧力室65を経由して低圧通路
56へ燃料が放出されるのを防止して、高圧燃料を圧送
する供給ポンプの無駄な仕事を抑制している。
【0043】また、前述した連通制御部10は、第2圧
力室65と高圧通路51との通路を狭めるように構成
し、第2圧力室65と高圧通路51との間の燃料流量を
調節することができるので、第2圧力室65の燃料出入
り口に設けてある出口絞り67および入口絞り66を廃
止することが可能となる。よって、コストおよび更なる
応答性の向上に寄与する。
【0044】端部24bおよび端部11cの形状は、軸
方向に略直角な面でなくてもよく例えばテーパ面、ある
いは曲面等であってもよい。
【0045】第2圧力室65の燃料圧力が、低下してい
くとニードル21を開弁させようとする力はさらに増加
していくが、ニードル21の肩部22がチップパッキン
13の下端面13aに係止されているので、ニードル2
1はこれ以上リフトしない。噴孔開放方向の荷重はチッ
プパッキン13が受ける。
【0046】所定の駆動パルス時間が過ぎると、コイル
35への駆動電流の供給が停止され、第1制御弁40お
よび第2制御弁43が閉弁する。第1制御弁40が出口
絞り62を閉塞することで、入口絞り61からの高圧燃
料により第1圧力室60は、高圧状態となってニードル
21と協働する第1制御ピストン25および第2制御ピ
ストン24は閉弁方向に移動する。この第2制御ピスト
ン24の移動に伴い連通制御部10の一部である第3環
状溝部24aの端部24bが移動して、第1環状溝部1
1aの端部11cを通過し、第1環状溝部11aと第3
環状溝部24aは連通される。よって、第2圧力室65
と高圧通路51は連通されて第2圧力室65に高圧燃料
が導入される。
【0047】一方、第2制御弁43が弁座33aに着座
することにより、第2圧力室65は、高圧状態となっ
て、ニードル21の閉弁方向の力が追加されることによ
り、ニードル21は完全閉弁状態となって、噴孔12b
を確実に閉塞し図1の状態となる。
【0048】(第2実施形態)本第2実施形態を図4を
用いて説明する。図4は、本発明の第2実施形態による
燃料噴射装置を示す断面図である。第1の実施形態と実
質的に同一構成部分に同一符号を付し説明を省略する。
【0049】第1実施形態と本第2実施形態では、第1
制御ピストンおよび第2制御ピストンと、この各制御ピ
ストンに各々面する第1圧力室および第2圧力室の燃料
圧力を電磁弁30により制御しニードル21のリフト量
を変化させ、噴射率形状を自由に設定可能とした点は同
じだが、第1制御ピストンおよび第2制御ピストンに面
する第1圧力室および第2圧力室の配置が異なる。ま
た、本第2実施形態でも第1実施形態と同じくニードル
21の第1リフト動作と協働する第2制御ピストンが第
1リフトをすることにより、高圧通路51と第2リフト
動作を制御する第2圧力室との連通状態を、高圧通路5
1から第2圧力室へ流入する高圧燃料量を制限するよう
に制御するように連通制御部10は構成される。
【0050】以下、本第2実施形態の燃料噴射装置の構
成を連通制御部10周辺を中心に説明する。図4の電磁
弁30の構成は模式的に示されている。電磁弁30の弁
部30aは、コイル35に駆動電流が供給されていない
状態を示し、弁部30bは第1制御弁だけがリフトして
いる状態を示し、弁部30cは第1制御弁および第2制
御弁がリフトしている状態を示している。
【0051】第1制御ピストン27は、第2制御ピスト
ン24の反噴孔側に位置している。ニードル21が弁座
12aに着座した状態で第1制御ピストン27は、第2
制御ピストン24と非接触である。第2制御ピストン2
4と第1制御ピストン27との間に第1圧力室60が形
成されており、第1制御ピストン27の第1圧力室60
と反対側に第2圧力室65が形成されている。
【0052】ここで、第2リフト動作を制御する第2圧
力室65への高圧燃料の供給は、燃料入口50、高圧通
路51を経て第2圧力室65へ導入されるが、高圧通路
51と第2圧力室65との間に両者の連通を制御する連
通制御部10を設けた。この連通制御部10は、ニード
ル21の第1リフト動作と協働する第2制御ピストン2
4とハウジング11内の空洞部11dとの間に設けら
れ、第2制御ピストン24が第1リフトをすることによ
り、高圧通路51と第2圧力室65との連通状態を、高
圧通路51から第2圧力室65へ流入する高圧燃料量を
制限するように制御するように構成される。
【0053】ニードル21と協働する第2制御ピストン
24が第1リフトをする前では、高圧通路51内の高圧
燃料は、第2連絡通路72、第1環状溝部11a、第3
環状溝部24a、第2環状溝部11b、第1連絡通路7
1へと順に経由して導入され、第2圧力室65への高圧
燃料の供給が行われる。このとき、第3環状溝部24a
の端部24bと第1環状溝部11aの端部11cの間
は、図1に示すようにh3開口した状態である。
【0054】弁部30bが選択され、ニードル21と協
働する第2制御ピストン24が第1リフトh1をし、第
1制御ピストン27に当接する過程で、第3環状溝部2
4aの端部24bが移動して、第1環状溝部11aの端
部11cに接する以上にリフトすることで第1環状溝部
11aと第3環状溝部24aの連通は遮断される。よっ
て、第2圧力室65と高圧通路51の連通は遮断され
る。この時の第1リフト量h1およびh3寸法は、h1
>h3となるように設定される。
【0055】次いで、弁部30cが選択され、第1制御
ピストン27および第2制御ピストン24は共に第2リ
フトをする。
【0056】所定の駆動パルス時間が過ぎると、コイル
35への駆動電流の供給が停止され、弁部30aが選択
されて、第1圧力室60が燃料高圧状態となって、第2
制御ピストン24が閉弁方向に移動する。この時、連通
制御部10は高圧通路51と第2圧力室65とを連通さ
せ、第2圧力室65も燃料高圧状態となってニードル2
1は完全閉弁し噴孔12bは閉じられて噴射は停止す
る。
【0057】上記の実施形態では2段階のリフトを実現
しているが、例えば噴孔閉塞方向に弁部材に燃料圧力を
加える制御室の数を3個以上にしても連通制御部10は
2段以降の制御室と高圧通路の連通を遮断することがで
きる。
【0058】また、上述した作動の説明ではニードルの
第2リフト動作への切替えを1回の噴射の工程中で行う
制御例を示したが、この例以外の1回の噴射の工程中で
行う制御例として、例えば高速域では第2リフト動作ま
でを行い、低速域では第1リフト動作のみで閉弁させる
等のエンジンの運転条件に応じて適宜選択して制御され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による燃料噴射装置を示す
全体断面図である。
【図2】第1実施例による第1リフトを示す部分断面図
である。
【図3】第1実施例による第2リフトを示す部分断面図
である。
【図4】本発明の第2実施例による燃料噴射装置を示す
断面図である。
【符号の説明】
12b 噴孔 21 ニードル(弁部材) 12a 弁座 12 弁ボディ 60 第1圧力室 65 第2圧力室 51 高圧通路 56 低圧通路 30 制御弁 1 燃料噴射装置 10 連通制御部 24、25、 伝達部材(弁部材) 11 ハウジング 11d 空洞部 11b 第1環状溝部 11a 第2環状溝部 24a 第3環状溝部 71 第1連絡通路 72 第2連絡通路 24b (第3環状溝部の)端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 61/20 F02M 61/20 N

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴孔を開閉する弁部材と、 前記噴孔の燃料上流側に弁座を有する弁ボディであっ
    て、前記弁部材が前記弁座に着座することにより前記噴
    孔を閉塞し、前記弁部材が前記弁座から離座することに
    より前記噴孔を開放する弁ボディと、 前記弁部材を前記噴孔閉塞方向に燃料圧力を加える第1
    圧力室および第2圧力室と、 前記第1圧力室および前記第2圧力室へ高圧燃料を導入
    する高圧通路と、 前記第1圧力室および前記第2圧力室から前記高圧燃料
    を排出する低圧通路との連通状態を切換える制御弁と、 前記制御弁の切換え動作に応じて、前記第1圧力室と前
    記低圧通路とを連通させて前記弁部材を第1リフト動作
    させ、その後、前記第2圧力室と前記低圧通路とを連通
    させて前記弁部材を第2リフト動作させる燃料噴射装置
    において、 前記弁部材の前記第1リフト動作時、前記第2圧力室と
    前記高圧通路との連通状態を、前記高圧通路から前記第
    2圧力室へ流入する高圧燃料量を制限するように制御す
    る連通制御部を設けたことを特徴とする燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】 前記連通制御部は、前記弁ボディと前記
    弁部材の間に設けられ、前記弁部材が第1リフト動作す
    ることにより、前記高圧通路から前記第2圧力室へ流入
    する高圧燃料量を制限するように構成したことを特徴と
    する請求項1に記載の燃料噴射装置。
  3. 【請求項3】 噴孔を開閉するニードルと、 前記噴孔の燃料上流側に弁座を有する弁ボディであっ
    て、前記ニードルが前記弁座に着座することにより前記
    噴孔を閉塞し、前記ニードルが前記弁座から離座するこ
    とにより前記噴孔を開放する弁ボディと、 前記ニードルと協働する複数の伝達部材と、 内部に前記伝達部材が摺動自在に配設された空洞部を有
    するハウジング部と、 前記空洞部の内部に摺動自在に配設される前記伝達部材
    と、 前記伝達部材を前記噴孔閉塞方向に燃料圧力を加える第
    1圧力室および第2圧力室と、 前記第1圧力室および第2圧力室へ高圧燃料を導入する
    高圧通路と、 前記第1圧力室および第2圧力室から前記高圧燃料を排
    出する低圧通路との連通状態を切換える制御弁と、 前記制御弁の切換え動作に応じて、前記第1圧力室と前
    記低圧通路とを連通させて前記ニードルを第1リフト動
    作させ、その後、前記第2圧力室と前記低圧通路とを連
    通させて前記ニードルを第2リフト動作させる燃料噴射
    装置において、 前記ニードルの前記第1リフト動作時、前記第2圧力室
    と前記高圧通路との連通状態を、前記高圧通路から前記
    第2圧力室へ流入する高圧燃料量を制限するように制御
    する連通制御部を設け、前記連通制御部を前記ニードル
    の第1リフト動作と協働する前記伝達部材と前記ハウジ
    ング部との間に設けたたことを特徴とする燃料噴射装
    置。
  4. 【請求項4】 前記連通制御部は、前記ハウジング部に
    設けられた前記空洞部の径よりも大径の第1環状溝部
    と、 前記第1環状溝部と前記第2圧力室とを接続する第1連
    絡通路と、 前記ハウジング部に設けられた前記空洞部の径よりも大
    径の第2環状溝部と、 前記第2環状溝部と前記高圧通路とを接続する第2連絡
    通路と、 前記ニードルの第1リフト動作と協働する前記伝達部材
    に設けられ、前記空洞部の径よりも小径の第3環状溝部
    とを備え、 前記ニードルの第1リフト動作前は、前記第1環状溝
    部、前記第2環状溝部および前記第3環状溝部とを連通
    させて前記第2圧力室と前記高圧通路とを連通させ、 前記ニードルの第1リフト動作と協働する前記伝達部材
    が第1リフト動作を完了することで、前記第3環状溝部
    の端部が前記第1環状溝部と前記第2環状溝部との連通
    状態を、前記第2環状溝部から前記第1環状溝部へ流入
    する高圧燃料量を制限するように制御するように構成し
    たことを特徴とする請求項3に記載の燃料噴射装置。
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