JP2001303633A - 吐水具 - Google Patents
吐水具Info
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Abstract
具を提供すること。 【解決手段】3種以上に吐水形態を切換可能な吐水具1
0の、各吐水形態毎に設けられた操作部A,B,Cの操
作により、各吐水形態の切換を個別に行う。各操作部
A,B,Cのうちの一の操作部のON操作に連動して他
の操作部をOFF状態に自動的に駆動する連動手段を備
え、吐水具10内部に吐水形態毎の複数の流路9a,9
b,9cを備え、各流路9a,9b,9c間に配設され
ると共に各操作部A,B,Cの押動操作により駆動され
て、隣接する一方の流路を閉塞し他方の流路を開放する
弁装置32とを備えた。
Description
形態を切換可能な吐水具に関する。
の吐水ヘッドや、浴室用のシャワーヘッド等の吐水具と
しては、吐水形態を、例えばストレート吐水やシャワー
吐水等の種々の形態に切換可能なものがある。そして、
中には、吐水形態を3種以上に切り換え可能としたもの
もある。ここで、吐水形態を3種以上に切換可能な吐水
具では、吐水形態を切り換えるための切換手段として、
吐水ヘッドの先端部やシャワーヘッドのフェイス部等の
操作部を、その軸回りに左右に回動させて吐水形態を切
り換えるものが用いられていた。
ような切換手段を用いた吐水具にあっては、操作部の回
動操作により3種以上の吐水形態が連続して切り換えら
れるため、操作部の回動操作の途中にて所望の吐水形態
を得ようとすると、操作部を回動途中に正確に位置決め
しなければならず、その操作性に劣るものであった。
不要な吐水形態を行ってしまう。例えば、操作部の回動
によりA吐水形態〜B吐水形態〜C吐水形態と切り換え
可能な吐水具の場合では、A吐水形態からC吐水形態、
又はその逆にC吐水形態からA吐水形態へと切り換える
際に、途中にB吐水形態を経なければならず、所望の吐
水形態を直接は得らない。このことからも、従来の吐水
具は、操作性に劣るものであった。
たシャワーヘッドなどの手持ち式の吐水具の場合には、
使用者が自らの手で吐水具を保持しながら吐水形態を切
り換える必要があるため、一方の手で吐水具本体を保持
し、他方の手で操作部を回動させなくてはならない。こ
のため、吐水具を使用しながら吐水形態を切り換えるに
は、煩雑な操作を必要とする。このことからも、従来の
吐水具は、操作性に劣るものであった。
を解消するものであり、吐水形態の切り換えの操作性を
向上させた吐水具の提供を目的とする。
めに、本各発明の採った手段を各発明ごとに以下に説明
する。
吐水形態を切換可能な吐水具であって、前記各吐水形態
毎に設けられた操作部の操作により、各吐水形態の切換
を個別に行うことを特徴とする吐水具」である。
水形態の切り換えを個別に行うことで、簡単な操作によ
り所望の吐水形態に切り換えることが可能となる。ま
た、3種以上の吐水形態を切換可能な吐水具であって
も、各吐水形態の切り換えに際し各々直接、所望の吐水
形態に切り換えることが可能であり、切り換えの中途に
不要な吐水形態が介されることがない。
水などを吐水する際の吐水の態様をいい、具体的には、
シャワー吐水、ストレート吐水、泡沫吐水、ミスト吐水
などを例示できる。また、本発明において、吐水形態を
切り換える切換手段としては、種々のものを採用するこ
とができる。例えば、操作部の操作に連動して駆動され
る各種のリンク機構を介して吐水形態の切り換えを行う
機械的な切換手段や、操作部の操作により作動される電
磁弁を用いた電気的な切換手段等を例示できる。
部のうちの一の操作部のON操作に連動して他の操作部
をOFF状態に自動的に駆動する連動手段を備えたこと
を特徴とする請求項1に記載の吐水具」である。
より各吐水形態の切換を個別に行う吐水具においては、
押動操作、傾動操作、スライド操作、引き操作等の種々
の操作により一つの操作部をON操作する場合に、先だ
ってON操作されていた他の操作部をOFF状態に復帰
させなければならない。
して他の操作部をOFF状態に自動的に駆動する連動手
段を採用することにより、他の操作部をOFF状態にす
る別途の操作を行うことなく、一の操作部による吐水形
態の選択を可能としているので、操作部の操作性のより
一層の向上が図られている。
OFF状態に自動的に駆動する全ての手段を含み、具体
的には、ON操作される操作部により他の操作部をOF
F状態に直接的に駆動する構造のもの、ON操作される
操作部により作動される各種のリンク機構を介して他の
操作部をOFF状態に駆動する構造のもの、一つの操作
部のON操作により作動する電磁ソレノイドやモータ等
の電気機器を用いて他の操作部をOFF状態に駆動する
構造のもの等を例示できる。
吐水形態毎の複数の流路を備え、該流路を各々開閉する
ことにより前記吐水形態の切換を行うことを特徴とする
請求項1又は請求項2に記載の吐水具」である。
ば、一つの流路内に泡沫装置等の内部機器を介在させる
か否かにより吐水形態を切り換えたり、一つの流路から
の排出口である吐水口の形状を変更することで吐水形態
を切り換える等、一つの流路を共用するものがある。し
かしながら、このように一つの流路を共用して吐水形態
を切り換えることとすると、吐水形態の種類が多数の場
合には、内部機器の駆動構造や、吐水口の駆動構造が煩
雑となり、吐水具の構造自体が煩雑化、大型化してしま
う。
水形態毎の複数の流路を開閉することにより吐水形態を
切り換えることとする。これにより、多数の吐水形態を
行う吐水具でも構造の簡易な吐水具とすることができ
る。
請求項4に記載の吐水具のように「押動操作される複数
の操作部と、該操作部と同数の流路と、各流路間に配設
されると共に前記操作部の押動操作により駆動されて、
隣接する一方の流路を閉塞し他方の流路を開放する弁装
置と、を備えた請求項3に記載の吐水具」を採用するこ
とができる。
作により吐水形態を切り換えることができることから、
例えば手持ち式の吐水具であっても、吐水具を保持した
手の指でもって操作部を操作することが可能となり、操
作性がより一層、向上される。また、二つの流路の一方
を開放して他方を閉塞する弁装置を採用することで、流
路の数よりも弁装置の数を一つ少なくすることができ、
全体の構造を簡略化できる。
「押動操作される複数の操作部と、該操作部と同数の流
路と、各流路毎に配設されると共に前記操作部の押動操
作により駆動されて、各流路を個別に開閉する弁装置
と、を備えた請求項3に記載の吐水具」を採用すること
もできる。
れる操作部を採用することにより、操作性がより一層、
向上される。また、各流路の数と等しい数の弁装置を採
用し、各流路を個別に開閉することで、複雑なリンク機
構を必要とせず、流路の確実な切り換えを実現できる。
施の形態を、図面に従って詳細に説明する。
図5に、請求項1から請求項4までの各発明を適用した
吐水具10を示す。図1に示すように、吐水具10は、
ホース1を介して湯水混合水栓(図示省略)に接続さ
れ、湯又は水を吐水するものであり、流し台や洗面台等
の湯水混合水栓にホース1と共に引き出し自在に支持さ
れるものである。この吐水具10には、その下面に、通
常のシャワー散水を行うための第一散水板12が備えら
れている。そして、この第一散水板12の略中央には泡
沫ストレート吐水を行うための吐水口14が設けられて
いる。また、吐水具10の下面の第一散水板12よりも
先端寄りには、扇状のシャワー散水を行うための別の第
二散水板16が設けられている。尚、上記各吐水形態に
限らず、種々の吐水形態を採用しても良い。例えば、シ
ャワー用の散水板の周囲に別の環状の散水板を設けて、
シャワー用の散水板からは通常のシャワー散水が得られ
るようにし、環状の散水板からは、食器の予備洗い等を
行うために勢いは強いが水量は少ないシャワー散水が得
られるようにしてもよい。
吐水形態、すなわちシャワー散水、泡沫ストレート吐水
及び扇状シャワー散水を切り換えるための3個の操作部
A,B,Cが設けられている。操作部A,B,Cは吐水
具10の先端に正面視左側から順に略一列に取り付けら
れている。操作部A,B,Cは、吐水具10の内方に向
かって押し込むように操作する押動式のものとされてい
る。これらの操作部A,B,Cをそれぞれ押し込むこと
により、第一散水板12,吐水口14,第二散水板16
からの吐水を選択できるように構成されている。
手段の具体的な構造について、図2を参照して説明す
る。吐水具10先端には、凹溝18が形成されている。
上記した操作部A,B,Cは、この凹溝18内に収容さ
れて取り付けられている。また、操作部A,B,Cは、
凹溝18の底部に設けられた取付孔19内周面との間
に、それぞれパッキン3を介在させて、ホース1に連通
する吐水具10の内部流路20に突出するように取り付
けられている。また、操作部A,B,Cは、凹溝18内
で前後に押動可能に取り付けられており、各々の操作部
A,B,Cを押し込んだときには凹溝18内方に操作部
A,B,Cが嵌入するように設けられている。このよう
にして、いずれの吐水形態が選択された状態かが各操作
部A,B,Cの状態から容易に判別できるように構成さ
れている。
形態を切り換えるための切換手段30が備えられてい
る。この切換手段30は、第一散水板12へと通じる流
路9a、吐水口14へと通じる流路9b及び第二散水板
16へと通じる流路9cと、内部流路20との間に配設
され、各流路9a,9b,9cへの弁口を有する弁座2
3を備えている。また、各流路9a,9b,9cの弁口
を開閉する2つの弁装置32を備えている。
を介して揺動自在に軸着されたアーム38と、このアー
ム38の先端に設けられ、スプリング(図示省略)によ
り弁座23方向に付勢された鋼球等の弁体34を収容す
る弁ケース36とを備えている。ここで、アーム38
は、略T字状に形成されており、ピン44に対して外側
が外側アーム42、内側が内側アーム46とされてい
る。そして、各弁装置32の外側アーム42は、各々、
操作部A又は操作部Cに、ピン45を介して回動自在に
軸着されている。また、各弁装置32の内側アーム46
は、各々、操作部Bの上側又は下側に重なるように延出
されている。
形成されており、主体部分と先端部分との境界部の上下
面には、各々段差状の当接部26が設けられている(図
4(a)参照)。そして、上記各内側アーム46は、こ
の当接部26に当節可能な状態で、先端側の操作部Bの
上下に摺動自在に重ね合わされている。
A,B,Cの操作による弁装置32の作動を説明する。
図3(a)及び図4(a)に示すように、操作部Bを押
し込むと、操作部Bの当接部26により弁装置32の内
側アーム46が押されて、各弁装置が外側方向へと揺動
される。これにより、流路9a及び流路9cが閉塞さ
れ、流路9bが開放されて、流路9bに連通する吐水口
14から泡沫ストレート吐水がなされる。次に、図3
(b)及び図4(b)に示すように、操作部Aを押込む
と、操作部A側の弁装置32が内側に揺動して、流路9
bが閉塞され、流路9aが開放されて、流路9aに連通
する第一散水板12からシャワー散水がなされる。この
時、操作部A側の弁装置32の内側アーム46により操
作部Bが突出方向に押されて、操作部BがOFF状態に
自動的に駆動される。次に、図3(c)及び図4(c)
に示すように、操作部Cを押込むと、操作部C側の弁装
置32が内側に揺動して、流路9bが閉塞され、流路9
cが開放されて、流路9cに連通する第二散水板12か
ら扇状シャワー散水がなされる。この時、操作部A側の
弁装置32は、操作部C側の弁装置32の弁ケース36
に押されて外側に揺動して流路9aを閉塞する。また、
操作部Aはこの弁装置32の揺動に伴って、OFF状態
である突出方向に移動される。また、操作部A又は操作
部Cが押し込まれた状態から、操作部Bを押し込むと、
流路9bを閉塞する側の弁装置32の内側アーム46が
操作部Bの当接部26により押され、弁装置32が外側
の流路9a又は流路9cを閉塞すると共に流路9bを開
放する方向に揺動して、図3(a)及び図4(a)に示
した状態となる。この時、弁装置32の揺動により、操
作部A又は操作部Cは突出方向に移動される。
押動操作に抵抗を与えて、操作部A,B,Cの操作に際
して、操作感触が的確に得られるようにしてある。これ
を具体的に説明する。
する内部流路20には、上方に向けてリブ21が突設さ
れており、操作部Bの下面には、このリブ21に干渉す
る突起25が設けられている。突起25は、図4(a)
に示すように、操作部Bを押し込んだ際には、リブ21
を乗り越えて弁座23側に位置し、一方、図4(b)及
び図4(c)に示すように、操作部A又は操作部Cを押
し込むことにより突出状態に復帰する際には、リブ21
を乗り越えて吐水具10先端側に位置する。このリブ2
1と突起25との干渉により、操作部A,B,Cの押動
操作に抵抗が与えられ、操作完了の感触が得られる。
尚、突起25はその断面形状が先細の三角形状に形成さ
れており、上記押動操作の際に無用な引っかかりが生じ
ないように構成されている。
には止水装置50が設けられており、湯水混合水栓に設
けられるハンドルを操作することなく、この止水装置5
0を手元で操作するだけで、容易に吐止水操作をするこ
とことができる。以下、この止水装置50について詳細
に説明する。
具10の内部であって、ホース1と、切換手段30が組
み込まれた内部流路20との間の通水路11に設けられ
ている。ここで、この止水装置50は、通水路11の途
中に設けられた弁口15と、この弁口15を開閉する止
水ボタン54とからなり、止水ボタン54は、スプリン
グ56により開弁方向に付勢され、吐水具10に螺着さ
れた取付キャップ58により係止されている。
に露呈された操作部55と、吐水具10に穿設された開
口部13の内径とほぼ同径の略円筒形状の主体部52
と、この主体部52基端に連設されると共に弁口15の
内径よりも小径に形成された突出部60とを備えてい
る。そして、主体部52の外周面には、開口部13内周
面との水密を図るパッキン3が取り付けられている。ま
た、主体部52と突出部60との境界部分には、弁口1
5を閉塞又は開放するシール部材64が取着されてい
る。
水具10の収容部17に嵌入されており、この収容部1
7に収容されたスプリング56により、開弁方向に付勢
されている。また、止水ボタン54の操作部55は、主
体部52よりも小径とされ、操作部55と主体部52と
の境界部分の段差部53が、取付キャップ58の開口5
9に係止されて、吐水具10の開口部13からの止水ボ
タン54の抜けが防止されている。
付勢方向に給水圧力が加わるように、図示矢印方向に湯
又は水が流通する。よって、通水時には、スプリング5
6の付勢力及び給水圧力により止水ボタン54が開弁方
向に移動して、この状態が維持される。これに対して、
スプリング56の付勢力及び給水圧力に抗して止水ボタ
ン54を押下すると、シール部材64が弁口15に着座
して弁口15が一時的に閉塞され、止水がなされる。そ
して、止水ボタン54を解放すると、スプリング56の
付勢力及び給水圧力により止水ボタン54が開弁方向に
確実に移動して、再び吐水が開始される。
具10に備えることにより、吐水具10を使用する手元
で吐水具10からの止水の制御を容易に行うことがで
き、吐水具10の利便性が向上する。
発明は、上記した実施の形態に限定されるものではな
い。ついで、第二の実施の形態として、図6及び図7
に、別の切換手段130を採用した吐水具110を示
し、これを以下に説明する。なお、上記した第一の実施
の形態と共通する構成については、第一の実施の形態と
同一の符号を図に付して説明を省略する。
つの操作部D,E,Fを、吐水具110の先端外周面に
沿って周回するように配設している。操作部D,Fは吐
水具110のほぼ側面から吐水具110先端の略中央に
かけて配設され、これらの操作部D,Fの間に操作部B
が配設されている。このように各操作部D,E,Fを配
設することにより、吐水具110を手で保持した際に、
保持した手の指でそれぞれの操作部D,E,Fを自然に
操作できるので、操作性を向上させることができる。
に、ピン144により揺動自在に吐水具110に軸着さ
れている。操作部D,Fのピン144寄りの端部にはア
ーム143が突設されており、操作部Eを押し込む際に
このアーム143が操作部Eに押され、操作部D,Fが
ピン144を支点として揺動されるように構成されてい
る。
2がピン148を介して軸着されている。連結部材14
2は、吐水具110に穿設された挿通孔112に、その
外周面に取り付けられたパッキン3を介して水密状態で
摺動自在に挿通されている。連結部材142の他端は、
弁装置132のアーム140に、ピン149を介して軸
着されている。そして、アーム140の一端には弁体3
4を収容する弁ケース36が設けられ、他端は、ピン1
45により吐水具110に対して揺動自在に軸着されて
いる。このような構成により、弁装置132は、操作部
D,Fの押動操作により、連結部材142を介して、ピ
ン145を支点として揺動される。
Eは、吐水具110にスライド自在に取り付けられてい
る。そして、この操作部Eの奥端側には、上記したアー
ム143を押圧して、操作部D,Fをピン144を支点
に揺動させる突出部147が設けられている。
E,Fの周縁部位には、エラストマーなどの柔軟素材で
形成された周縁部材115が設けられており、吐水具1
10と操作部D,E,Fとの間に隙間が生じ難いように
構成されている。
動について説明する。図6に示すように、操作部Eを押
し込むと、アーム143が押圧されて、操作部D,Fが
揺動される。これにより、連結部材142を介して弁装
置132が揺動され、操作部D側の弁装置132により
流路9aが閉塞され、操作部F側の弁装置132により
流路9cが閉塞されると共に、流路9bが開放される。
これに対して、操作部Dを押し込むと、図7に示すよう
に、連結部材142を介して操作部D側の弁装置132
が揺動されて、流路9aが開放されると共に流路9bが
閉塞される。この時、操作部Dのアーム143により操
作部Eの突出部147が押されて、操作部Eは突出方向
に移動する。また、図示は省略するが、操作部Dを押し
込んだ状態から、操作部Fを押し込むと、操作部F側の
弁装置132が連結部材142を介して揺動されて、流
路9cが開放されると共に流路9bが閉塞される。この
時、操作部F側の弁装置132の弁ケース36により、
操作部D側の弁装置132の弁ケース36が押されて、
操作部D側の弁装置132は流路9aを閉塞する方向に
揺動する。これにより、操作部Dは、連結部材142を
介して突出方向に移動する。
操作部により揺動されるいわゆるシーソー式の弁装置を
用いた切換手段を採用した例を示したが、請求項1から
請求項3、及び請求項5の各発明に係る吐水具は、この
ような切換手段を採用したものに限定されない。つい
で、第三の実施の形態として、図8及び図9に、別の切
換手段70を示し、これを以下に説明する。
3つの操作部G,H,Iと、3つの流路9a,9b,9
cと、各流路9a,9b,9cに配設されると共に各操
作部G,H,Iにより駆動されて、各流路9a,9b,
9cを個別に開閉する弁装置84とを備えたものであ
る。ここで、各流路9a,9b,9cの入口には、パッ
キン等により構成された弁座4が配設されており、スプ
リング等(図示省略)により弁座4方向に付勢された鋼
球等の弁体79が弁座4に着座することにより、各流路
9a,9b,9cを閉塞する。尚、湯や水は、弁体79
の付勢方向に流通されるように構成されており、各流路
弁口9a,9b,9cを閉塞した状態では、弁体79の
付勢力及び給水圧力により、弁体79が弁座4から不用
意に離座することなく、閉塞状態が確実に維持されるよ
うにしてある。
作部G,H,Iに連設された押し棒78を備え、各操作
部G,H,Iの押動操作により押し棒78が弁体79を
離座方向に押圧して、これにより各流路9a,9b,9
cが開放される。
体80に係止されて、各流路9a,9b,9cを開放し
たON状態に維持される。また、ON状態となった各操
作部G,H,Iは、他の操作部G,H,Iが押動操作さ
れて対応する流路9a,9b,9cを開放状態とする
と、これに連動して自動的にOFF状態に戻る。次に、
これを説明する。
は、図示W矢印方向に付勢された係止体80が横架され
ており、この係止体80には、係止突起82が設けられ
ている。また、各操作部G,H,Iには、係止突起82
に係止される係止溝76が設けられている。各操作部
G,H,Iは、図示V矢印方向に付勢されているのであ
るが、押動操作した際には、係止溝76が係止突起82
に係止されることにより、各操作部G,H,Iの戻りが
防止される。さらに、各操作部G,H,Iの押し棒78
の基端部分には、係止突起82に当接する当接部75が
設けられている。次に、各操作部G,H,Iの連動を説
明する。
て、係止体80の係止突起82に操作部Gの係止溝76
が係止されてこの状態が維持され、他の操作部HはOF
F状態とされている。この状態から図9(b)に示すよ
うに、操作部Hを図示X方向に押し込んでいくと、操作
部Hの当接部75により係止突起82が押されて、係止
体80が図示Y方向に回動する。さらに、操作部Hを押
し込んでいくと、図9(c)に示すように、係止突起7
5が操作部Hの外周面上を摺動する位置まで係止体80
が回動される。この時、操作部Gにおける係止溝76と
係止突起82との係止が外れる。これにより、操作部G
はそれ自体の付勢力及び押し棒78を介しての弁体79
の付勢力により、OFF状態に戻る。そして、さらに操
作部Hを押し込んでいくと、操作部Hの係止溝76内に
係止突起75が位置され、係止体80がその付勢力によ
り回動して、図9(d)に示すように、係止突起82に
操作部Hの係止溝76が係止されて、操作部Hが押動さ
れた状態、すなわち対応する流路9bを開放したON状
態に維持される。なお、操作部Hを押動して流路9bを
開放させた状態から、流路9a又は流路9cを開放させ
るべく、操作部I,Gを押動操作した場合も、上記と同
様に作動する。
切換可能な吐水具としたが、吐水形態は3種に限られず
4種以上でもよい。したがって、操作部は3つに限らず
4つ以上でもよい。また、操作部の操作による弁体の駆
動は、各種のリンク機構によるものに限らず、操作部に
より直接、弁体を駆動しても良い。また、操作部の操作
により電磁弁を駆動させるなど、電気的に作動するもの
でもよい。しかしながら、上記各実施の形態のように機
械的作動によるものとすることにより、電源を不要とす
ることができ、また、電気式のものとすると漏電防止の
ためなどから、完全な耐水構造とする必要があるが、そ
のような必要もない。このため、構造も簡易なものとす
ることができる。
れているので、吐水形態の切り換えの操作性を向上させ
ることができる。
る。
ある。
ある。
ある。
である。
ある。
す要部斜視図である。
る。
c;流路、10;吐水具、11;通水路、12;第一散
水板、13;開口部、14;吐水口、15;弁口、1
6;第二散水板、17;収容部、18;凹溝、19;取
付孔、20;内部流路、21;リブ、23;弁座、2
5;突起、26;当接部、30;切換手段、32;弁装
置、34;弁体、36;弁ケース、38;アーム、4
2;外側アーム、44,45;ピン、46;内側アー
ム、50;止水装置、52;主体部、53;段差部、5
4;止水ボタン、55;操作部、56;スプリング、5
8;取付キャップ、59;開口、60;突出部、64;
シール部材、70;切換手段、75;当接部、76;係
止溝、78;押し棒、79;弁体、80;係止体、8
2;係止突起、84;弁装置、110;吐水具、11
2;挿通孔、115;周縁部材、130;切換手段、1
32;弁装置、140;アーム、142;連結部材、1
43;アーム、144,145;ピン、147;突出
部、148,149;ピン、A,B,C,D,E,F,
G,H,I;操作部。
Claims (5)
- 【請求項1】3種以上に吐水形態を切換可能な吐水具で
あって、前記各吐水形態毎に設けられた操作部の操作に
より、各吐水形態の切換を個別に行うことを特徴とする
吐水具。 - 【請求項2】前記各操作部のうちの一の操作部のON操
作に連動して他の操作部をOFF状態に自動的に駆動す
る連動手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の
吐水具。 - 【請求項3】内部に前記吐水形態毎の複数の流路を備
え、該流路を各々開閉することにより前記吐水形態の切
換を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
の吐水具。 - 【請求項4】押動操作される複数の操作部と、該操作部
と同数の流路と、各流路間に配設されると共に前記操作
部の押動操作により駆動されて、隣接する一方の流路を
閉塞し他方の流路を開放する弁装置と、を備えた請求項
3に記載の吐水具。 - 【請求項5】押動操作される複数の操作部と、該操作部
と同数の流路と、各流路毎に配設されると共に前記操作
部の押動操作により駆動されて、各流路を個別に開閉す
る弁装置と、を備えた請求項3に記載の吐水具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000117093A JP3536173B2 (ja) | 2000-04-18 | 2000-04-18 | 吐水具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000117093A JP3536173B2 (ja) | 2000-04-18 | 2000-04-18 | 吐水具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001303633A true JP2001303633A (ja) | 2001-10-31 |
JP3536173B2 JP3536173B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=18628462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000117093A Expired - Lifetime JP3536173B2 (ja) | 2000-04-18 | 2000-04-18 | 吐水具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3536173B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005147168A (ja) * | 2003-11-11 | 2005-06-09 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 切換弁及び浄水器 |
JP2006158620A (ja) * | 2004-12-07 | 2006-06-22 | Mym Corp | 洗面化粧台 |
JP2008223408A (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Toto Ltd | 吐水装置 |
-
2000
- 2000-04-18 JP JP2000117093A patent/JP3536173B2/ja not_active Expired - Lifetime
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---|---|---|---|---|
JP2005147168A (ja) * | 2003-11-11 | 2005-06-09 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 切換弁及び浄水器 |
JP2006158620A (ja) * | 2004-12-07 | 2006-06-22 | Mym Corp | 洗面化粧台 |
JP2008223408A (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Toto Ltd | 吐水装置 |
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JP3536173B2 (ja) | 2004-06-07 |
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