JP2001302849A - 導電性部材 - Google Patents

導電性部材

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JP2001302849A
JP2001302849A JP2000125365A JP2000125365A JP2001302849A JP 2001302849 A JP2001302849 A JP 2001302849A JP 2000125365 A JP2000125365 A JP 2000125365A JP 2000125365 A JP2000125365 A JP 2000125365A JP 2001302849 A JP2001302849 A JP 2001302849A
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Tetsuro Mizoguchi
哲朗 溝口
Kenichi Kamisaka
憲市 上坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】環境依存性すなわち湿度や温度などの環境変化
に対し、耐性を有する導電性ゴム組成物を用いた導電性
部材(導電性ローラ、導電性ベルトなど)を提供する。 【解決手段】(1) 液状アクリロニトリルブタジエンゴム
1〜50重量部と固体アクリロニトリルブタジエンゴム
50〜99重量部の量比からなるゴム成分を含み、電気
抵抗が104〜1012Ωであるポリマー100重量部
と、(2) γ−グリシドキシプロピルトリアルコキシシラ
ンまたは/およびテトラアルコキシシラン3〜15重量
部とを含有してなるゴム組成物で導電性弾性体を形成し
てなる導電性部材。本導電性部材は、紫外線照射をする
ときにはその照射量を従来量よりも少なくし、またその
分表面を過度に酸化しないようにすることを特徴とす
る。また感光体汚染も抑制されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性部材に関
し、さらに詳しくは静電式複写機、レーザープリンタ
ー、ファクシミリなどの電子写真複写装置において使用
される導電性ローラまたは導電性ベルトなどの導電性部
材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、静電式複写機、レーザープリン
タ、ファクシミリ等の電子写真複写装置における帯電お
よび転写のプロセスには、コロナチャージャーでコロナ
放電を行って高電圧を印加させる非接触型の帯電方法あ
るいは転写方法が用いられている。しかしながら、この
方法ではコロナ放電の際に有害なオゾンが発生するとい
う問題がある。そこで近年、コロナ放電を使用しない接
触型の帯電方法あるいは転写方法として、電圧を印加し
たゴムローラまたはベルト等の導電性部材を使用する帯
電および転写が実用化されつつある。
【0003】前記導電性部材に使用されるゴム材料は、
通常、その電気抵抗Rが104〜1012[Ω.cm]程
度であることが要求されている。この導電性を付与する
方法としては、(1)ウレタンゴム、アクリロニトリル
ブタジエンゴム(NBR)、エピクロロヒドリンゴム等
のイオン導電性ゴムを用いる方法と、(2)ゴム中に金
属酸化物の粉末や カーボンブラック等の導電性充填剤
を配合した電子導電性ゴムを用いる方法がある。
【0004】上記(2)の方法の場合、導電性充填剤を
配合した電子導電性ゴムは、得られる導電性部材の電気
抵抗値が印加電圧に依存し、一定の抵抗値を示さないと
いう問題がある。特に、導電性充填剤としてカーボンブ
ラックを使用した場合は、カーボンブラックの添加量と
ゴムの電気抵抗との間に一次関数的な関係が見られない
ことや、添加量のわずかな変化によって電気抵抗が急激
に変化する領域があるため、電気抵抗の制御が非常に困
難になる。またゴム中で導電性充填剤が均一に分散し難
いことから、導電性部材の周方向や幅方向で抵抗値がバ
ラツキという問題も生ずる。このような大きなバラツキ
がたとえ低減できたとしても、マイクロメーターオーダ
ーの微小な範囲での電気抵抗のバラツキは依然として存
在する。
【0005】最近、デジタルカラー化等、高画質化技術
がめざましく進歩していることから、電子導電性ゴムで
はなく、上記(1)のイオン導電性ゴムの方が好んで用
いられる傾向がある。ところが、イオン導電性ゴムの場
合、対象とする装置が使用される雰囲気の温度、湿度等
の環境の変化によりイオン化合物の移動性が大きく変化
し、これによって導電性部材の抵抗値が大きく変化する
という問題がある。すなわち、環境依存性が大きいこと
が問題である。
【0006】このために、イオン導電性ゴムの導電性部
材を用いた電子写真複写機、レーザープリンター、ファ
クシミリ等の画像形成装置内には、装置の置かれている
環境下での、導電性ローラまたは導電性ベルトなどの導
電性部材の電気抵抗値を検出し、それに対応して印加す
る電流あるいは電圧値を変更、補正する機構が設けられ
ている。しかし、このような機構を設けたとしても、環
境依存性が大きければ、より大きな容量の電源を供給で
きるようにする必要が生ずることになり、省スペース・
省資源の観点からも、これら導電性部材の環境依存性が
小さいことが望まれる。
【0007】また、前記導電性部材を使用する際、とり
わけ印刷紙に直に接する転写ローラや転写ベルトとして
用いる場合、ローラまたはベルト本体に紙粉やトナーが
付着して残り、以降の画像を乱す原因となることがあ
る。この解決法としては、紫外線照射処理等の表面処理
を施すことにより分解する方法、あるいは表面にフッ素
樹脂やウレタン樹脂を含んだコーティング層を設ける方
法が知られている。しかし、一般に水との親和性が高
く、環境依存性の大きいイオン導電性ゴムに紫外線照射
をすると、表面が酸化し水との親和性がより強くなるこ
とによって、電気抵抗の環境依存性がさらに悪化するこ
とになり、できるだけ紫外線照射量が少なくて済む方法
が望まれている。フッ素樹脂やウレタン樹脂のコーティ
ングは、これら樹脂が一般にかなり高価であることに加
えて製造工程も増えることから、製造コストの面からは
採用し難い。
【0008】特開平9−59434号公報には、導電性
部材の電気抵抗の環境依存性を低減するために、「電気
抵抗が104〜1012Ωのポリマー100重量部に、
シランカップリング剤またはシリル化剤を3〜15重量
部配合してなる導電性ゴム組成物」を導電性ローラや導
電性ベルトに適用することが開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記公開公報に記載の
導電性ゴム組成物は、所期の目的を達するために効果は
あるものの、さらなる環境依存性の低減化が望まれてい
る。そこで、本発明の目的は、印加電圧および環境の変
化に対して電気抵抗が安定した導電性ゴム組成物を創製
してそれを用いた導電性ローラや導電性ベルト等の導電
性部材を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結
果、γ−グリシドキシプロピルトリアルコキシシランま
たはテトラアルコキシシランという特定のアルコキシシ
ラン化合物を、液状および固体アクリロニトリルブタジ
エンゴムを特定割合で含有するポリマーに添加したゴム
組成物を用いて導電性部材を作製することによって、従
来の部材よりも環境依存性が顕著に低減されることを見
出し、これに基づいてさらに検討して本発明を完成した
ものである。
【0011】すなわち、本発明は、 1) (i) 液状アクリロニトリルブタジエンゴム1〜5
0重量部と固体アクリロニトリルブタジエンゴム50〜
99重量部の量比からなるゴム成分を含み、電気抵抗が
104〜1012Ωであるポリマー100重量部と、(ii)
γ−グリシドキシプロピルトリアルコキシシランまたは
/およびテトラアルコキシシラン3〜15重量部とを含
有してなるゴム組成物で導電性弾性体を形成したことを
特徴とする導電性部材、 2)前記導電性弾性体で導電性ローラまたは導電性ベル
トを形成する上記1)項記載の導電性部材、 3)前記導電性部材が導電性ローラであって、荷重10
00gをかけたときのアスカーC硬度が50〜60であ
る上記2)項記載の導電性部材、および 4)250nm付近にピーク感度のある積算光量計で測
定した積算光量が100〜10000mJ/cm2の紫
外線照射処理を施してなる上記1)〜3)項のいずれか
に記載の導電性部材、である。
【0012】前記1)項の導電性部材は、(i)で特定
されるポリマーに(ii)で特定されるアルコキシシラン
化合物を含有させたゴム組成物で形成されており、電気
抵抗の環境依存性、とりわけ湿度依存性を著しく小さく
したものである。この(i)のポリマーと(ii)のアウ
コキシシラン化合物の組合わせは相溶性が高く、このゴ
ム組成物用いて形成される前記1)項の導電性部材はブ
リードや感光体汚染の問題を生ずることがない。電気抵
抗も導電性ローラや導電性ベルトとして非常に適切な範
囲にある。また材料コストも従来品よりも安価である。
【0013】本発明の導電性部材が導電性ローラ、とり
わけ転写体ローラであるとき、その好ましい硬度は上記
3)項で特定される範囲であって従来のものに比べて柔
軟性を有するものである。従って、被印刷物への接触状
態が良好であり、排紙等がスムーズに進行する。さらに
はニップ幅を広くでき、転写や帯電、現像やトナー供給
の効率が良い導電性ローラを提供できる。本発明におい
て、導電性部材に紫外線照射による表面処理をするとき
は、上記4)項のように、積算光量が100〜1000
0mJ/cm2という比較的、少ない照射線量で処理す
ることを特徴とする。この結果、従来の照射線量の場合
よりも、導電性部材表面上の酸化の程度が少なくでき、
またアルコキシシラン化合物の環境依存性抑制効果と相
俟って、環境依存性(特に湿度依存性)が良好な導電性
部材を提供することができる。
【0014】本発明の導電性部材、とりわけ導電性性ロ
ーラはそのニップ幅を広くでき、転写や帯電、現像やト
ナー供給の効率がよく、紙粉やトナー汚染のより少ない
製品を提供できる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明でいう電気抵抗が104
〜1012Ω程度のポリマーは、液状アクリロニトリルブ
タジエンゴム(以下において液状NBRと称することが
ある)を1〜50重量部と固体アクリロニトリルブタジ
エンゴム(以下において固体NBRと称することがあ
る)を50〜99重量部の量比で含有するものである。
前記液状NBRは、常温において液体状態であって、そ
の数平均分子量が通常1,000〜10,000の範囲
のものである。また、JIS K 6300で規定する
測定法によるムーニー粘度が、通常、1以下である。そ
の体積固有電気抵抗は、通常、106〜1014Ω・cm
であり、好ましくは106〜1012Ω・cmである。
【0016】前記固体NBRは、常温において固体状態
であって、通常、その数平均分子量が10,000を超
えるものである。また、また、JIS K 6300で
規定する測定法によるムーニー粘度が、通常、10〜2
00のものである。その体積固有電気抵抗は、通常、1
7〜1011Ω・cmであり、好ましくは107〜10 10
Ω・cmである。導電性部材におけるポリマーは、液状
NBRと固体NBRは、前記のとおり、前者を1〜50
重量部と後者を50〜99重量部の量比で含有する。液
状NBRがこの量比を下回ると硬度が高くなり、逆に上
回ると感光体として使用するとき汚染の原因となるので
いずれも好ましくない。ゴム成分を上記の量比に調整す
るとき、導電性部材、特に転写ローラ、は前記のアスカ
ー硬度(測定法は後述する)の範囲に調整しやすくな
り、柔軟性を有することから被印刷物への接触状態が良
好になる。例えば、固体NBR量が上記量を超えるとき
にはローラ硬度が硬くなり過ぎることから、また液状N
BRが上記量よりも多くなると感光体汚染を生じてくる
ことなどからいずれも避けることが必要である。
【0017】また、導電性部材の電気抵抗は、通常10
4〜1012Ωであることを要するが、本発明における液
状NBRと固体NBRとの量比にすることによって、こ
の範囲の電気抵抗を呈することになる。本発明における
導電性部材のポリマーは、前記のとおり、液状NBRと
固体NBRとを含み、電気抵抗が104〜1012Ω、好
ましくは104〜1010Ωであることを前提に、また本
発明で目的とする導電性部材の性能を損なわない限りに
おいて、その他のポリマーをさらに含有せしめてもよ
い。そのようなポリマーとしては、例えばポリエピクロ
ロヒドリン(CHR)、エピクロロヒドリン−エチレン
オキシド共重合体(ECO)、ポリクロロプレン(C
R)、アクリルゴム、ウレタンゴム等が挙げられる。こ
れらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用
いてもよい。上記例示のポリマーのうち、特にポリエピ
クロロヒドリン(CHR)またはエピクロロヒドリン−
エチレンオキシド共重合体(ECO)を好ましく併用で
きる。
【0018】次に、本発明でいうγ−グリシドキシプロ
ピルトリアルコキシシランとしては、 γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルトリエトキシシランなどがあげられる。一方、テト
ラアルコキシシランとして、テトラエトキシシラン、テ
トラエトキシシランなどがあげられる。本発明では、こ
のような特定のシラン化合物を、前記のとおり液状NB
Rと固体NBRを有するポリマーに添加することによ
り、所期の目的を達するものである。
【0019】前記シラン化合物の添加量は、上記ポリマ
ー100重量部に対して3〜15重量部である。前記添
加量が3重量未満のときは、ゴムの表面自由エネルギー
を低下させる効果が少ないために好ましくない。一方、
前記添加量が15重量部を超えるときは、シラン化合物
の過飽和分が表面に析出する恐れがあり、その結果、摩
擦抵抗が極度に低下したり、周囲を汚染するなどの問題
が生ずる。本発明において、ゴム組成物を用いて導電性
弾性体を形成するが、そのためには加硫する必要があ
り、ゴム組成物には加硫剤と、さらに通常は加硫促進
剤、加硫促進助剤が添加される。
【0020】加硫剤としては、例えば硫黄、有機系硫黄
化合物のほか、有機過酸化物や金属酸化物などの従来公
知の加硫剤が使用可能である。特に硫黄または有機系硫
黄化合物を用いた場合は、ゴム組成物の絶縁抵抗を低下
させることができるために好ましい。前記有機系硫黄化
合物としては、例えば2,4,6−トリメルカプト−S
−トリアジン、テトラメチルチウラムジスルフィド、
N,N’−ジチオビスモルホリン等が挙げられる。
【0021】加硫剤の添加量は、ゴム成分100重量部
に対して0.3〜4重量部、好ましくは0.5〜3重量
部であるのが適当である。加硫促進剤としては、例えば
テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウ
ラムジスルフィド等のチウラム類、ジブチルジチオカー
バミン酸亜鉛、ジエチルジチオカーバミン酸亜鉛などの
ジチオカーバメート類、2−メルカプトベンゾチアゾー
ル、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフ
ェンアミドなどのチアゾール類、トリメチルチオ尿酸、
N,N’−ジエチルチオ尿酸などのチオウレア類などの
有機促進剤が挙げられる。
【0022】加硫促進助剤としては、例えば亜鉛華など
の金属酸化物、ステアリン酸、オレイン酸、綿実脂肪酸
などの脂肪酸、その他従来公知の種々の加硫促進助剤が
挙げられる。尚、前記例示の加硫促進助剤のうち亜鉛華
などの金属酸化物は、単独で加硫剤として使用すること
もできるが、前述の理由により、硫黄または有機系硫黄
化合物を加硫剤として使用する場合に併用して使用する
ことが好ましい。前記ゴム組成物には、常法によって、
さらに導電性付与剤、発泡剤、老化防止剤、軟化剤、可
塑剤、充填剤などの添加物を適宜添加してもよい。
【0023】導電性付与剤は、ゴムの導電性を所望の値
に調整するために用いられ、カーボンブラック、金属酸
化物などの導電性粉体が使用可能である。上記カーボン
ブラックとしては、例えばチャンネルブラック、ファー
ネスブラック、アセチレンブラック等があげられ、これ
らのうち、平均粒径が18〜120nm、好ましくは2
2〜90nmのものが好適に用いられる。カーボンブラ
ックの添加量は、ゴム成分100重量部に対して50重
量部以下である。カーボンブラックの添加量が上記範囲
を超えると、得られるゴム組成物の電気抵抗が印加電圧
に大きく依存するようになるために好ましくない。ま
た、場合によってはポリエーテル型化合物等のイオン導
電剤を添加してもよい。
【0024】発泡剤は、得られるゴム組成物をスポンジ
状にして用いる場合などに添加される。また、発泡剤の
添加量を調整し、加硫時の発泡倍率を調整することによ
ってゴムの電気抵抗を調整することもできる。この発泡
剤としては、例えばジアミノベンゼン、ジニトロソペン
タメチレンテトラミン、ベンゼンスルホニルヒドラジ
ド、アゾジカルボンアミド等が挙げられる。老化防止剤
としては、例えば2−メルカプトベンゾイミダゾール等
のイミダゾール類、フェニル−α−ナフチルアミン、
N,N’−ジ−β−ナフチル−p−フェニレンジアミ
ン、N−フェニル−N’−ジ−β−ナフチル−p−フェ
ニレンジアミン等のアミン類、ジ−t−ブチル−p−ク
レゾール、スチレン化フェノール等のフェノール類など
が挙げられる。
【0025】軟化剤としては、例えばステアリン酸、ラ
ウリン酸などの脂肪酸、綿実油、トール油、アスファル
ト物質、パラフィンワックス等が挙げられる。可塑剤と
しては、例えばジブチルフタレート、ジオクチルフタレ
ート、トリクレジルホスフェート等が挙げられる。補強
剤としては、従来公知のものが使用でき、その中でもカ
ーボンブラックが代表例として挙げられるが、カーボン
ブラックは前述のように導電性付与剤としても作用す
る。従って、カーボンブラックを補強剤として用いると
きであっても、その添加量は上記導電性付与剤の添加量
の範囲に限定される。充填剤としては、例えば炭酸カル
シウム、重炭酸カルシウム、硫酸バリウム、ケイ藻土な
どが挙げられる。
【0026】本発明において、導電性ゴム組成物の調製
は、まず、電気抵抗が前述の範囲である前記ポリマー
に、前記特定のアルコキシシラン化合物と、必要に応じ
てその他の添加剤を配合した後、混練し、さらに加硫
剤、加硫促進剤などを加えて混練する。次いで、これを
所望の形状に成形し、加硫および必要に応じて二次加硫
などを行うことによって導電性弾性体が形成される。上
記加硫は缶加硫が好適であるが、その他の加硫方法であ
ってもよい。また、加硫条件は、ゴム組成物の使用目的
や、加硫剤などの配合量に応じて変化するが、通常14
0〜180℃の温度、好ましくは150〜170℃の温
度で、15〜120分、好ましくは20〜60分行われ
る。
【0027】本発明の導電性部材は、電子写真装置にお
ける導電性ローラ、導電性ベルトなどの用途に好適であ
る。導電性ローラとして用いる場合は、上記した導電性
ゴム組成物を成形する際、円筒状に押出成形すればよ
い。成形後、加硫を行って得られた円筒状のゴム組成物
に金属シャフトを挿入し、さらに所定の長さおよび外径
に成形することで導電性ローラが得られる。なお、前記
金属シャフトとしては、従来、導電性ローラのシャフト
として用いられているものがいずれも使用可能であり、
例えばスチール、銅、アルミニウム等の金属シャフトが
挙げられる。
【0028】また、本発明における導電性弾性体を導電
性ベルトとして用いる場合は、例えば上記した導電性ゴ
ム組成物を成形する際に円筒状に押出成形し、加硫を行
って得られたゴム組成物を輪切りに切断して成形すれば
よい。本発明において、導電性部材に紫外線照射する場
合、その照射処理装置自体は従来公知のものを使用でき
る。紫外線は低波長であるときエネルギーが大きく、ま
た表面の有機不純物を分解できるので、本発明において
は有利に選択できる。すなわち、紫外線照射にあたって
は、受光器はUV−35(320nm〜390mn、ピ
ーク感度360nm)やUV−42(330nm〜49
0nm、ピーク感度400nm)よりも、UV−25
(240nm〜270nm,ピーク感度254nm)で
測定し、その積算光量で規定することが好ましい。
【0029】
【実施例】以下に、実施例および比較例を挙げて本発明
をさらに具体的に説明する。 実施例1〜13 表1および表2に示す配合組成物を、オープンロール、
密閉式混練機で混練した。次に、上記のようにして得ら
れたゴム組成物を、チューブ状に押し出し、成形した。
次いで、160℃、0.6MPaの水蒸気加圧の加硫缶
にいれて最適時間、加硫した。加硫後、直径6mmのス
チール芯材を挿入、ホットメルト接着材により接着した
のち、表面を研磨処理し、直径15mm、円筒の長さ2
18mmのロールに成形して、イオン導電性ゴムローラ
を作製した。
【0030】紫外線照射処理をする場合、照射装置とし
て(株)オーク製作所製のHMW−615N−4型を用
い、ランプはVUV−110A−6Uを使用した。処理
時において、紫外線積算光量は紫外線照度計/光量計
UV−M10で、受光器としてUV−25(ピーク感
度:254nm)を用いて測定した。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】 比較例1〜12 表3および表4に示す配合組成物を用いて、上記実施例
と同様にしてイオン導電性ゴムローラを作製した。
【0033】
【表3】
【0034】
【表4】 上記実施例および比較例で用いた成分の詳細は次の通り
である。 ・NBR(液状+固体): アクリロニトリルブタジエ
ンゴム(NBR)の液状のものと固体のものの混合物で
あって、日本ゼオン製のニッポールDN223(商品
名)を使用した。この製品は固体NBR100重量部に
対し、液状NBR50重量部を含有する。すなわち、こ
の製品100重量部は、固体NBR67重量部と液状N
BR33重量部を含有する。
【0035】・固体NBR: 日本ゼオン製のニッポー
ル1032(商品名)を使用した。 ・液状NBR: 日本ゼオン製のニッポール1312
(商品名)を使用した。 ・炭酸カルシウム: 丸尾カルシウム製の軽質炭酸カル
シウムを使用した。 ・酸化亜鉛: 三井金属鉱業製の酸化亜鉛2種を使用し
た。 ・ステアリン酸: ユニケマオーストラリア製の493
1(商品名)を使用した。
【0036】・シラン化合物(1): 化合物名γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシランであり、信越化
学製のKBM403(商品名)を使用した。 ・シラン化合物(2): 化合物名テトラエトキシシラ
ンであり、米山化学製のものを使用した。 ・シラン化合物(3): 化合物名フェニルトリメトキ
シシランであり、信越化学製のKBM103(商品名)
を用いた。
【0037】・加硫剤: 鶴見化学製の粉末硫黄を用い
た。 ・加硫促進剤(1): 化合物名 ジベンゾチアジルジ
スルフイド、大内新興化学工業製のノクセラーDM(商
品名)を使用した。 ・加硫促進剤(2): 化合物名 テトラメチルチウラ
ムモノスルフィド、大内新興化学工業製のノクセラーT
S(商品名)を使用した。 上記実施例および比較例において、導電性ローラの評価
試験は次の方法によった。
【0038】[電気抵抗の測定と環境依存性の評価]上
記実施例および比較例で得られた導電性ローラを、アド
バンテストコーポレーション社製のデジタル超高抵抗微
小電流計R−8340Aを用い、ローラに1000gの
荷重をかけたもとで測定した。導電性ローラの電気抵抗
の環境依存性は、1000Vの印加電圧のもとで、低温
低湿(10℃、15%RH)および高温高湿(32.5
℃、90%RH)の環境下で24時間放置し、それぞれ
表面抵抗率Rを測定し、それらの常用対数値を求めた。
環境依存性を次の指標(Δlog R)で表わした。
【0039】Δlog R=logR(10℃、15%
RH)−logR(32.5℃、90%RH) 上記Δlog Rは、その値が小さいほど環境依存性が
少ないことを示す。一般に1.5以下であれば適性であ
り、1.6〜2.0のときは実用的にどうにか使えるも
ののあまり適性ではない範囲であり、2.1以上は不適
である。 [ローラ硬度]上記実施例および比較例で得られた導電
性ローラについて、高分子計器(株)製のゴム硬度計
「SRIS0101型」を用いて、1000g荷重をか
けたときの硬度を測定した(アスカーC硬度)。
【0040】[感光体汚染試験]ヒューレットパッカー
ド社製のLaser Jet 4000型レーザービームプリンターの
カートリッジ(カートリッジタイプ C4127X)に
セットされている感光体に、上記実施例および比較例で
得られた導電性ローラを押し付けた状態で、32.5
℃、90%RHの条件下で1週間保管した。その後、感
光体から導電性ローラを除去し、当該感光体と導電性ロ
ーラを用いて上記プリンターにてハーフトーンの印刷を
行い、印刷物に汚れがでるかどうかを次の基準で判定し
た。
【0041】 ○:目視するかぎり印刷物に汚染なし △:軽度の汚染あり(2枚以内の刷り込みにより、目視
ではわからない程度の使用上問題のない汚染) ×:重度の汚染あり(3枚以上刷り込んでも、目視でも
印刷物に異常がわかる汚染) [紙粉・トナー離型性評価用実用耐久試験]上記実施例
および比較例の方法によって、ヒューレットパッカード
社製のLaser Jet 4000型レーザービームプリンター搭載
の転写ローラと同寸法のローラを作製した。転写ローラ
を、上記プリンターに新品カートリッジ(カートリッジ
タイプ C4127X)と共にセットした。23℃、5
5%RHの条件下で、ハーフトーンの印刷(印刷用紙:
キャノン社製PBペーパーA4サイズ紙)を1000枚
行い、トナーや紙紛の付着による転写ローラの重量変化
を測定した。すなわち、次式により、重量変化を求め
た。
【0042】ハーフトーン1K印刷後重量変化(g)=
刷り出し後ローラ重量(g)−刷り出し前ローラ重量
(g) [評価結果]表1および2の評価試験結果に示すよう
に、実施例1〜13の導電性ローラは、いずれもΔlo
gRの値が小さく環境依存性の少ないものである。ロー
ラ硬度もアスカーC硬度で50〜70の範囲にあり柔軟
性を有する。また、実施例10〜13のように、紫外線
積算光量が100〜10000のように比較的少ない量
であっても、ローラ重量増加が極めて僅かでありその抑
制に効果があり、また感光体汚染も生じていない。
【0043】一方、表3および4に示すように、比較例
1〜12の導電性ローラはいずれも良好な評価結果が得
られていない。比較例1、2および4は、本発明で特定
するシラン化合物の添加量が少ないためにΔlogRが
大きく環境依存性の抑制効果が少ない。この反対に、比
較例3および5ではシラン化合物の添加量が多いために
感光体汚染が発生する。比較例6は、固体NBRの量が
多すぎるために、ローラ硬度が硬過ぎて柔軟性に欠ける
ものであり、この反対に比較例7は液状NBRの量が多
すぎるために感光体汚染が発生する。比較例8は本発明
で特定するシラン化合物を添加していないために、Δl
ogRが大きくローラの重量増加も大きい。一方、比較
例9ではシラン化合物を添加せずに紫外線照射したもの
であるが1200mJ/cm2程度の線量でもΔlog
Rが大きくなり、ローラとして適切ではない。
【0044】比較例10および11は、本発明で特定す
るシラン化合物とともに紫外線照射量を比較的に多くし
た例を示しており、これらの場合ローラの重量変化は抑
えられるものの、ΔlogRはかなり大きくなる。本発
明では紫外線照射はその量が比較的に少なくてもその目
的が達せられることを示すものである。比較例12は、
本発明で特定する以外のシラン化合物を用いた例を示す
が、ΔlogRの低下効果が小さい。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16C 13/00 F16C 13/00 B Z F16G 1/00 F16G 1/00 B 1/06 1/06 H01B 1/12 H01B 1/12 Z // H01B 1/24 1/24 Z (72)発明者 上坂 憲市 兵庫県神戸市中央区脇浜町3丁目6番9号 住友ゴム工業株式会社内 Fターム(参考) 3J103 AA02 AA13 AA32 BA31 FA02 FA06 FA30 GA02 GA52 GA57 GA58 GA60 HA03 HA05 HA12 HA15 HA20 HA22 HA32 HA36 HA37 HA41 HA53 HA54 4F070 AA07 AB18 AB21 AC52 AE30 HA02 HB15 4F071 AA12X AA34X AC16 AF25Y AF37 AH12 AH17 BB06 BC05 BC10 BC17 4J002 AC071 AC072 EX036 EX066 FD010 FD030 FD110 FD140 FD150 FD320 GQ02 5G301 DA18 DA42 DD08 DD10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1) 液状アクリロニトリルブタジエンゴム
    1〜50重量部と固体アクリロニトリルブタジエンゴム
    50〜99重量部の量比からなるゴム成分を含み、電気
    抵抗が104〜1012Ωであるポリマー100重量部
    と、(2) γ−グリシドキシプロピルトリアルコキシシラ
    ンまたは/およびテトラアルコキシシラン3〜15重量
    部とを含有してなるゴム組成物で導電性弾性体を形成し
    たことを特徴とする導電性部材。
  2. 【請求項2】前記導電性弾性体で導電性ローラまたは導
    電性ベルトを形成する請求項1記載の導電性部材。
  3. 【請求項3】前記導電性部材が導電性ローラであって、
    荷重1000gを負荷したときのアスカーC硬度が50
    〜70である請求項2記載の導電性部材。
  4. 【請求項4】250nm付近にピーク感度のある積算光
    量計で測定した積算光量が100〜10000mJ/c
    2の紫外線照射処理を施してなる請求項1〜3のいず
    れかに記載の導電性部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6812294B2 (en) * 2001-12-21 2004-11-02 Freudenberg-Nok General Partnership Solventless liquid nitrile compounds
JP2007264607A (ja) * 2006-02-28 2007-10-11 Canon Inc 帯電部材、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP2016143023A (ja) * 2015-02-05 2016-08-08 富士ゼロックス株式会社 導電性部材、帯電装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、および導電性部材の製造方法

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