JP2001302434A - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
- Publication number
- JP2001302434A JP2001302434A JP2000117504A JP2000117504A JP2001302434A JP 2001302434 A JP2001302434 A JP 2001302434A JP 2000117504 A JP2000117504 A JP 2000117504A JP 2000117504 A JP2000117504 A JP 2000117504A JP 2001302434 A JP2001302434 A JP 2001302434A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- preparation
- amount
- weight
- carboxyvinyl polymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
優れ、かつ製剤の安定性が高い皮膚外用剤を提供する。 【解決手段】 カルボキシビニルポリマーと、ポリビニ
ルアルコール若しくはその誘導体と、低級アルコール
と、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールとを配
合し、低級アルコールの配合量を10.0重量%以上と
する。
Description
り、特に清涼感・はり感という肌をひきしめる効果に優
れ、かつ製剤の安定性が高い皮膚外用剤に関するもので
ある。
などはよく知られた効果であるが、特に夏場などは肌に
清涼感やはり感を与え、肌がひきしまる感触を与える化
粧料も重要な分野である。しかし、ひきしめ感を与える
には、アルコールの高配合や、肌上で適度な皮膜を形成
する水溶性皮膜剤を配合する必要がある。しかし、高ア
ルコール系へ水溶性皮膜剤を配合すると、経時で、特に
低温保存条件下で系が不均一になるなど、安定性に懸念
があった。また、安定性に問題がない領域で処方を構築
すると、求めるひきしめ感が充分に得られないという問
題点があった。
発明は、ひきしめ効果が充分に感じられ、かつ製剤の安
定性も良好な皮膚外用剤を提供することを目的とする。
ルボキシビニルポリマーと、ポリビニルアルコール若し
くはその誘導体と、低級アルコールと、2−アミノ−2
−メチル−1−プロパノールとを配合し、低級アルコー
ルの配合量が10.0重量%以上であることを特徴とす
る皮膚外用剤である。
説明する。本発明の皮膚外用剤に用いられるカルボキシ
ビニルポリマーは、例えばCARBOPOL 980
(BFGoodrich社製)、Synthalen
K(3V Inc社製)、ハイビスワコー105(和光
純薬社製)の商品名で知られているものが挙げられる。
本的には製剤がたれ落ちるほど低くなく、肌へ伸ばしに
くいほど高くなければ任意の配合量でよいが、目安とし
ては0.01〜2.0重量%、好ましくは0.05〜
1.0重量%である。
若しくはその誘導体としてはポリビニルアルコール以外
に、例えばポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール等が
あげられるが、特に好ましいものはポリビニルアルコー
ルである。本発明の皮膚外用剤に用いられるポリビニル
アルコールおよびその誘導体は、例えばクラレボパール
(株式会社クラレ製)の商品名で知られているものが挙
げられる。
の配合量としては0.01〜2.0重量%、特に0.0
5〜1.0重量%が好ましい。ポリビニルアルコール類
の配合量が0.01重量%未満では肌のひきしめ感に欠
け、2.0重量%を超えるとべたつく。
ル−1−プロパノールは、製剤のpHを調整するのに用
いられるもので、その配合量は、製剤のpHを5〜8に
調整するのに必要な量である。2−アミノ−2−メチル
−1−プロパノール以外のpH調整剤を用いた場合に
は、安定性に優れたものを得るのが困難である。
は、メタノール、エタノール等が挙げられ、特にエタノ
ールが好ましい。低級アルコールの配合量は10.0重
量%以上であり、特に好ましい配合量は、15.0〜5
0.0重量%である。低級アルコールの量が少なすぎる
と肌のひきしめ感に欠け、多すぎると系が不安定となり
やすい。
成分の他に通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いら
れる他の成分、例えば、粉末成分、液体油脂、固体油
脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エ
ステル、シリコーン、アニオン界面活性剤、カチオン界
面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、保湿
剤、水溶性高分子、増粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金
属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、
糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調
製剤、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助
剤、香料、水等を必要に応じて適宜配合し、目的とする
剤形に応じて常法により製造することが出来る。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
また、配合量は特に指定がない限り重量%で示す。尚、
これに先立ち各実施例及び比較例で採用した試験法、評
価法を説明する。
品を使用してもらい、以下の基準でひきしめ感を判定し
た。 ◎:40人以上が良好と評価した。 ○:20人以上,40人未満の人が良好と評価した。 △:10人以上,20人未満の人が良好と評価した。 ×:10人未満の人しか良好と評価しなかった。
を観察した。 ○:異常なし。 △:わずかに不均一な固まりが見られる。 ×:不均一な固まりが見られる。
製し、得られた試料のひきしめ感および製剤安定性を上
記した方法で評価した。その結果を併せて表1に示す。
それぞれ溶解する。AにBを加えて、10分間攪拌して
試験品を得た。
ポリマー、ポリビニルアルコール類、10.0重量%以
上の低級アルコールおよび2−アミノ−2−メチル−1
−プロパノールを配合することにより、ひきしめ効果が
充分に感じられ、かつ製剤の安定性も問題ない皮膚外用
剤が得られた。
溶解し、これにアルキル変性カルボキシビニルポリマ
ー、カルボキシビニルポリマーおよびポリビニルアルコ
ールを混合・攪拌した。また精製水の残部に、保湿剤、
退色防止剤等を加えて室温下にて溶解し、これに前述の
溶液を加え均一な水溶液を得た。また、エタノールに防
腐剤、環状シリコン油、香料を加えアルコール溶液と
し、これを先の水溶液に添加混合して可溶化を行った。
次いで色剤で調色後、ろ過して、所望する美容液を得
た。
えて水相を調製した。また、別にテトラ2−エチルヘキ
サン酸ペンタエリスリットに防腐剤、香料等を加えた。
これを先の水相に加え予備乳化を行った。さらにこの予
備乳化物にカルボキシビニルポリマー、アルキル変性カ
ルボキシビニルポリマーおよびポリビニルアルコールを
加え攪拌した。ホモミキサーで乳化物中の乳化粒子を均
一にした後、脱気、ろ過、冷却を行い乳液を得た。
感じられ、かつ製剤の安定性も問題ない皮膚外用剤を提
供できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 カルボキシビニルポリマーと、ポリビニ
ルアルコール若しくはその誘導体と、低級アルコール
と、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールとを配
合し、低級アルコールの配合量が10.0重量%以上で
あることを特徴とする皮膚外用剤。 - 【請求項2】 カルボキシビニルポリマーの配合量が
0.01〜2.0重量%であり、ポリビニルアルコール
若しくはその誘導体の配合量が0.01〜2.0重量%
であり、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールの
配合量が製剤のpHを5〜8に調整するのに必要な量で
ある請求項1記載の皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000117504A JP2001302434A (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000117504A JP2001302434A (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 皮膚外用剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001302434A true JP2001302434A (ja) | 2001-10-31 |
Family
ID=18628815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000117504A Pending JP2001302434A (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001302434A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011148716A (ja) * | 2010-01-19 | 2011-08-04 | Shiseido Co Ltd | 乳化皮膚外用剤 |
US8747827B2 (en) | 2009-12-15 | 2014-06-10 | Shiseido Company, Ltd. | Emulsified cosmetic composition |
-
2000
- 2000-04-19 JP JP2000117504A patent/JP2001302434A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8747827B2 (en) | 2009-12-15 | 2014-06-10 | Shiseido Company, Ltd. | Emulsified cosmetic composition |
JP2011148716A (ja) * | 2010-01-19 | 2011-08-04 | Shiseido Co Ltd | 乳化皮膚外用剤 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0934741B1 (en) | Hair growth stimulants | |
TW570809B (en) | External application composition | |
JP4835411B2 (ja) | アダパレン含有外用剤組成物 | |
TW201940157A (zh) | 含有磷酸腺苷及傳明酸的外用組成物之變色抑制方法 | |
JP5125122B2 (ja) | アダパレン含有外用剤組成物 | |
JP2001302434A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2000239139A (ja) | 皮膚化粧料 | |
JP3560628B2 (ja) | セルフタンニング化粧料 | |
JP2906269B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP4370595B2 (ja) | ゲル状組成物、芳香剤、皮膚外用剤及び化粧料 | |
JP5670008B2 (ja) | アダパレン含有外用剤組成物 | |
JP3808412B2 (ja) | 養毛料 | |
JP3280712B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2000256168A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH10182458A (ja) | インドメタシン含有外用剤組成物 | |
JP2008184443A (ja) | アダパレン含有外用剤組成物 | |
JPH07121853B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2008184444A (ja) | アダパレン含有外用剤組成物 | |
JP4495900B2 (ja) | 養毛料 | |
JP2001031555A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2001302442A (ja) | 化粧水 | |
JP2001064165A (ja) | クロタミトン含有皮膚外用液剤 | |
WO2013148436A2 (en) | Cosmetic composition in the form of an oil-in-water emulsion | |
JP5646129B2 (ja) | アダパレン含有外用剤組成物 | |
JP2004115424A (ja) | 養毛料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041112 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050413 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050419 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050620 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060117 |