JP2001302213A - マイクロ波放電型励起酸素発生器とマイクロ波放電型励起酸素発生方法 - Google Patents
マイクロ波放電型励起酸素発生器とマイクロ波放電型励起酸素発生方法Info
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- JP2001302213A JP2001302213A JP2000121847A JP2000121847A JP2001302213A JP 2001302213 A JP2001302213 A JP 2001302213A JP 2000121847 A JP2000121847 A JP 2000121847A JP 2000121847 A JP2000121847 A JP 2000121847A JP 2001302213 A JP2001302213 A JP 2001302213A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エネルギー効率を良くして、マイクロ波を有
効に空洞共振チャンバーのプラズマに供給する。マイク
ロ波を供給する部分をコンパクトにする。 【解決手段】 マイクロ波放電型励起酸素発生器は、内
部に空洞共振チャンバー1を設けている外部導体2と、
空洞共振チャンバー1を区画してガス室3を設ける閉鎖
隔壁4と、ガス室3内に配設している電極5と、空洞共
振チャンバー1にマイクロ波を供給する同軸伝送線路6
と、ガス室3にO2ガスを供給するガス供給源7とを備
える。さらに、励起酸素発生器は、空洞共振チャンバー
1を柱状とし、この空洞共振チャンバー1の中心部分
に、軸方向に延長して一対の電極5を対向して配設し
て、一対の電極5と外部導体2とで同軸型空洞共振チャ
ンバーを形成している。ガス室3に供給されるO2ガス
を、電極5の先端部のプラズマで励起して励起酸素とし
てガス室3から排出している。
効に空洞共振チャンバーのプラズマに供給する。マイク
ロ波を供給する部分をコンパクトにする。 【解決手段】 マイクロ波放電型励起酸素発生器は、内
部に空洞共振チャンバー1を設けている外部導体2と、
空洞共振チャンバー1を区画してガス室3を設ける閉鎖
隔壁4と、ガス室3内に配設している電極5と、空洞共
振チャンバー1にマイクロ波を供給する同軸伝送線路6
と、ガス室3にO2ガスを供給するガス供給源7とを備
える。さらに、励起酸素発生器は、空洞共振チャンバー
1を柱状とし、この空洞共振チャンバー1の中心部分
に、軸方向に延長して一対の電極5を対向して配設し
て、一対の電極5と外部導体2とで同軸型空洞共振チャ
ンバーを形成している。ガス室3に供給されるO2ガス
を、電極5の先端部のプラズマで励起して励起酸素とし
てガス室3から排出している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてヨウ素レ
ーザー装置に供給される励起酸素を発生させるマイクロ
波放電型励起酸素発生器と励起酸素発生方法に関する。
ーザー装置に供給される励起酸素を発生させるマイクロ
波放電型励起酸素発生器と励起酸素発生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ヨウ素レーザーは、光の質が良く、ファ
イバー導光が良いことより、産業用レーザーとしての利
用が期待されている。
イバー導光が良いことより、産業用レーザーとしての利
用が期待されている。
【0003】従来、ヨウ素レーザーは、図1および図2
に示す化学励起酸素発生器21を有するヨウ素レーザー
装置により発振されている。この化学励起酸素生成器2
1においては、図1および図2に示すように、過酸化水
素水に水酸化ナトリウム溶液を加え、この混合溶液中に
塩素ガスがバブリングされて一重項励起酸素(O2(1
Δ))(以下、単に励起酸素ということもある)が生成
される。この生成された励起酸素は、湿式法により生成
されるので、生成された励起酸素には水分が含まれてい
る。そのため、水蒸気トラップ22が設けられて励起酸
素中の水分の除去がなされている。
に示す化学励起酸素発生器21を有するヨウ素レーザー
装置により発振されている。この化学励起酸素生成器2
1においては、図1および図2に示すように、過酸化水
素水に水酸化ナトリウム溶液を加え、この混合溶液中に
塩素ガスがバブリングされて一重項励起酸素(O2(1
Δ))(以下、単に励起酸素ということもある)が生成
される。この生成された励起酸素は、湿式法により生成
されるので、生成された励起酸素には水分が含まれてい
る。そのため、水蒸気トラップ22が設けられて励起酸
素中の水分の除去がなされている。
【0004】この水蒸気トラップ22は、図2にその概
略が示されるように、回転ディスク23に励起酸素中に
含まれている水蒸気を氷結させて、それをスクレイパー
(図示せず)により掻き落とすことにより水蒸気を除去
するものである。このため、この水蒸気トラップ22内
には多数枚の回転ディスク23が設けられている。その
結果、この水蒸気トラップ22は大型化するとともに、
回転ディスク23の冷却に要するエネルギーやその回転
に要するエネルギーの消費も相当なものとなる。そのた
め、当然のことながら設備費およびランニングコストが
増大する。また、原料として使用される塩素ガス、過酸
化水素水および水酸化ナトリウム水溶液も高価であるた
め、これによってもランニングコストが増大する。
略が示されるように、回転ディスク23に励起酸素中に
含まれている水蒸気を氷結させて、それをスクレイパー
(図示せず)により掻き落とすことにより水蒸気を除去
するものである。このため、この水蒸気トラップ22内
には多数枚の回転ディスク23が設けられている。その
結果、この水蒸気トラップ22は大型化するとともに、
回転ディスク23の冷却に要するエネルギーやその回転
に要するエネルギーの消費も相当なものとなる。そのた
め、当然のことながら設備費およびランニングコストが
増大する。また、原料として使用される塩素ガス、過酸
化水素水および水酸化ナトリウム水溶液も高価であるた
め、これによってもランニングコストが増大する。
【0005】それに加えて、励起酸素を生成するために
用いられている塩素ガスがバブリングされた水溶液は、
化学反応によりNaClが生成し、未反応の過酸化水素
水および水酸化ナトリウム水溶液を循環使用するため
に、廃液処理設備が必要となる。また、塩素ガスのバブ
リングの際の余剰の塩素ガスやバブリングの過程で副産
物として生成される塩化水素ガスも有害ガスであるた
め、その排ガス処理設備も必要となる。この各処理設備
が必要なことも、この化学励起酸素発生器を有するヨウ
素レーザー装置の大型化およびコストの増大を助長して
いる。
用いられている塩素ガスがバブリングされた水溶液は、
化学反応によりNaClが生成し、未反応の過酸化水素
水および水酸化ナトリウム水溶液を循環使用するため
に、廃液処理設備が必要となる。また、塩素ガスのバブ
リングの際の余剰の塩素ガスやバブリングの過程で副産
物として生成される塩化水素ガスも有害ガスであるた
め、その排ガス処理設備も必要となる。この各処理設備
が必要なことも、この化学励起酸素発生器を有するヨウ
素レーザー装置の大型化およびコストの増大を助長して
いる。
【0006】このように、化学励起酸素発生器を有する
ヨウ素レーザー装置は、かかる問題を有しているため
に、本発明者等は、化学励起酸素発生器を用いない、い
わゆる乾式のRF放電型励起酸素発生器を有するヨウ素
レーザー装置を開発した(特開平7−254738号公
報)。このヨウ素レーザー装置を図3に示す。
ヨウ素レーザー装置は、かかる問題を有しているため
に、本発明者等は、化学励起酸素発生器を用いない、い
わゆる乾式のRF放電型励起酸素発生器を有するヨウ素
レーザー装置を開発した(特開平7−254738号公
報)。このヨウ素レーザー装置を図3に示す。
【0007】この図に示すRF放電型励起酸素発生器2
5は、RF放電において、ホローカソードの形態を適当
に選択するとともに、ホローカソードを通過する酸素ガ
スの流速、ホロー内圧力、投入電力などを適当に選択し
てRF放電を行って、プラズマ化されていない中性酸素
とグロー部との間におけるアフターグロープラズマ層に
おいて励起酸素を生成させるものである。
5は、RF放電において、ホローカソードの形態を適当
に選択するとともに、ホローカソードを通過する酸素ガ
スの流速、ホロー内圧力、投入電力などを適当に選択し
てRF放電を行って、プラズマ化されていない中性酸素
とグロー部との間におけるアフターグロープラズマ層に
おいて励起酸素を生成させるものである。
【0008】このRF放電型励起酸素発生器25で生成
された一重項励起酸素は、レーザー発振器26におい
て、ヨウ素原子へエネルギー移乗しレーザー発振する。
このヨウ素レーザー装置は、RF放電型励起酸素発生器
25と、このRF放電型励起酸素発生器25の下流に設
けられているレーザー発振器26と、該レーザー発振器
26の下流に設けられているヨウ素トラップ27と、該
ヨウ素トラップ27の下流に設けられているガス循環ブ
ロワー28と、前記レーザー発振器26にヨウ素原子を
供給するヨウ素気化器29と、レーザー発振器26内を
一定の真空圧に保つための真空ポンプ30とを備える。
RF放電型励起酸素発生器25により一重項励起酸素が
生成され、レーザー発振器26において、ヨウ素気化器
29からのヨウ素原子に前記一重項励起酸素のエネルギ
ー移乗がなされてレーザー発振がなされる。
された一重項励起酸素は、レーザー発振器26におい
て、ヨウ素原子へエネルギー移乗しレーザー発振する。
このヨウ素レーザー装置は、RF放電型励起酸素発生器
25と、このRF放電型励起酸素発生器25の下流に設
けられているレーザー発振器26と、該レーザー発振器
26の下流に設けられているヨウ素トラップ27と、該
ヨウ素トラップ27の下流に設けられているガス循環ブ
ロワー28と、前記レーザー発振器26にヨウ素原子を
供給するヨウ素気化器29と、レーザー発振器26内を
一定の真空圧に保つための真空ポンプ30とを備える。
RF放電型励起酸素発生器25により一重項励起酸素が
生成され、レーザー発振器26において、ヨウ素気化器
29からのヨウ素原子に前記一重項励起酸素のエネルギ
ー移乗がなされてレーザー発振がなされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、以上のR
F放電型励起酸素発生器を備えるヨウ素レーザー装置を
試作した。しかしながら、図に示すRF放電型励起酸素
発生器を備えるヨウ素レーザー装置では、実際にヨウ素
レーザーを発振することができなかった。それは、RF
放電型励起酸素発生器が効率よく一重項励起酸素を生成
できなかったからである。
F放電型励起酸素発生器を備えるヨウ素レーザー装置を
試作した。しかしながら、図に示すRF放電型励起酸素
発生器を備えるヨウ素レーザー装置では、実際にヨウ素
レーザーを発振することができなかった。それは、RF
放電型励起酸素発生器が効率よく一重項励起酸素を生成
できなかったからである。
【0010】本発明の重要な目的は、エネルギー効率を
良くしながら、マイクロ波を有効に空洞共振チャンバー
のプラズマに供給でき、さらに、空洞共振チャンバーに
マイクロ波を供給する部分を著しくコンパクトにできる
マイクロ波放電型励起酸素発生器を提供することにあ
る。
良くしながら、マイクロ波を有効に空洞共振チャンバー
のプラズマに供給でき、さらに、空洞共振チャンバーに
マイクロ波を供給する部分を著しくコンパクトにできる
マイクロ波放電型励起酸素発生器を提供することにあ
る。
【0011】さらに、本発明は、簡単な構造でマイクロ
波の漏れを確実に阻止できる構造に設計できるマイクロ
波放電型励起酸素発生器を提供することにある。
波の漏れを確実に阻止できる構造に設計できるマイクロ
波放電型励起酸素発生器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のマイクロ波放電
型励起酸素発生器は、内部に空洞共振チャンバー1を設
けている外部導体2と、この外部導体2の空洞共振チャ
ンバー1を区画してガス室3を設ける閉鎖隔壁4と、こ
の閉鎖隔壁4のガス室3内に配設している電極5と、空
洞共振チャンバー1にマイクロ波を供給する同軸伝送線
路6と、ガス室3にO2ガスを供給するガス供給源7と
を備える。閉鎖隔壁4は、マイクロ波を透過させるが気
体を透過させないマイクロ波透過材で、空洞共振チャン
バー1にガス室3を区画している。電極5は、ガス室3
に対向して配設されて、先端部でプラズマを発生させ
る。同軸伝送線路6は、結合器12を介して空洞共振チ
ャンバー1に結合されて、空洞共振チャンバー1にマイ
クロ波を供給する。
型励起酸素発生器は、内部に空洞共振チャンバー1を設
けている外部導体2と、この外部導体2の空洞共振チャ
ンバー1を区画してガス室3を設ける閉鎖隔壁4と、こ
の閉鎖隔壁4のガス室3内に配設している電極5と、空
洞共振チャンバー1にマイクロ波を供給する同軸伝送線
路6と、ガス室3にO2ガスを供給するガス供給源7と
を備える。閉鎖隔壁4は、マイクロ波を透過させるが気
体を透過させないマイクロ波透過材で、空洞共振チャン
バー1にガス室3を区画している。電極5は、ガス室3
に対向して配設されて、先端部でプラズマを発生させ
る。同軸伝送線路6は、結合器12を介して空洞共振チ
ャンバー1に結合されて、空洞共振チャンバー1にマイ
クロ波を供給する。
【0013】さらに、本発明のマイクロ波放電型励起酸
素発生器は、外部導体2の内部に設けている空洞共振チ
ャンバー1を柱状とし、この空洞共振チャンバー1の中
心部分に、軸方向に延長して一対の電極5を対向して配
設して、一対の電極5と外部導体2とで同軸型空洞共振
チャンバーを形成している。この励起酸素発生器は、ガ
ス室3に供給されるO2ガスを、電極5の先端部のプラ
ズマで励起して励起酸素としてガス室3から排出する。
素発生器は、外部導体2の内部に設けている空洞共振チ
ャンバー1を柱状とし、この空洞共振チャンバー1の中
心部分に、軸方向に延長して一対の電極5を対向して配
設して、一対の電極5と外部導体2とで同軸型空洞共振
チャンバーを形成している。この励起酸素発生器は、ガ
ス室3に供給されるO2ガスを、電極5の先端部のプラ
ズマで励起して励起酸素としてガス室3から排出する。
【0014】本発明の励起酸素発生器は、好ましくは、
空洞共振チャンバー1を形成する外部導体2の内壁面2
Aを、プラズマで発生する電磁波の反射面とする。さら
に好ましくは、この外部導体2の内壁面2Aを、プラズ
マから放射される電磁波を乱反射させない平滑な鏡面と
する。電磁波の反射面である空洞共振チャンバーは、プ
ラズマの光子エネルギーを効率よく反射する。反射した
光子エネルギーは、反射を繰り返すうちに再びプラズマ
中に取り込まれてエネルギー効率をアップさせる。
空洞共振チャンバー1を形成する外部導体2の内壁面2
Aを、プラズマで発生する電磁波の反射面とする。さら
に好ましくは、この外部導体2の内壁面2Aを、プラズ
マから放射される電磁波を乱反射させない平滑な鏡面と
する。電磁波の反射面である空洞共振チャンバーは、プ
ラズマの光子エネルギーを効率よく反射する。反射した
光子エネルギーは、反射を繰り返すうちに再びプラズマ
中に取り込まれてエネルギー効率をアップさせる。
【0015】さらに、本発明の励起酸素発生器は、好ま
しくは、空洞共振チャンバー1の端部に同軸伝送線路6
を連結する。さらに、本発明の励起酸素発生器は、同軸
型空洞共振チャンバーの長さを、マイクロ波の波長λの
λ/2、またはその整数倍とする。
しくは、空洞共振チャンバー1の端部に同軸伝送線路6
を連結する。さらに、本発明の励起酸素発生器は、同軸
型空洞共振チャンバーの長さを、マイクロ波の波長λの
λ/2、またはその整数倍とする。
【0016】ガス供給源7は、たとえは、O2ガスとN2
ガスとNOガスを混合している混合ガスを空洞共振チャ
ンバー1に供給して、励起酸素を発生させる。
ガスとNOガスを混合している混合ガスを空洞共振チャ
ンバー1に供給して、励起酸素を発生させる。
【0017】閉鎖隔壁4は、筒状のガラスとすることが
できる。さらに、本発明の励起酸素発生器は、筒状の閉
鎖隔壁4の上下端を気密に外部導体2に連結して、閉鎖
隔壁4の内部にガス室3を設ける。
できる。さらに、本発明の励起酸素発生器は、筒状の閉
鎖隔壁4の上下端を気密に外部導体2に連結して、閉鎖
隔壁4の内部にガス室3を設ける。
【0018】ガス室3で発生する励起酸素は、一方の電
極5を軸方向に貫通して設けられた排気路13でもっ
て、ガス室3から排出できる。さらに、本発明の励起酸
素発生器は、排気路13に、不活性な冷却用ガスのイン
ジェクタ孔18を配設することもできる。不活性な冷却
用ガスには、アルゴン、ヘリウム、窒素ガス等が使用で
きる。不活性な冷却用ガスのインジェクタ孔18には、
NO2ガスの供給源を連結することもできる。
極5を軸方向に貫通して設けられた排気路13でもっ
て、ガス室3から排出できる。さらに、本発明の励起酸
素発生器は、排気路13に、不活性な冷却用ガスのイン
ジェクタ孔18を配設することもできる。不活性な冷却
用ガスには、アルゴン、ヘリウム、窒素ガス等が使用で
きる。不活性な冷却用ガスのインジェクタ孔18には、
NO2ガスの供給源を連結することもできる。
【0019】本発明のマイクロ波放電型励起酸素発生方
法は、内部に円柱状の空洞共振チャンバー1を有する外
部導体2を設け、この外部導体2の空洞共振チャンバー
1内に、マイクロ波を透過させるが気体を透過させない
マイクロ波透過材である閉鎖隔壁4を配設して、空洞共
振チャンバー1の内部に閉鎖されたガス室3を設ける。
さらに、この閉鎖隔壁4内のガス室3に、対向する先端
部でプラズマを発生させる一対の電極5を配設して、一
対の電極5を空洞共振チャンバー1の中心部分に軸方向
に延長して配設して、電極5と外部導体2とで同軸型空
洞共振チャンバーを形成する。この空洞共振チャンバー
1に結合器12を介してマイクロ波を供給すると共に、
ガス室3にO2ガスを含むガスを供給して、電極5の先
端部のプラズマでO2ガスを励起して励起酸素としてい
る。
法は、内部に円柱状の空洞共振チャンバー1を有する外
部導体2を設け、この外部導体2の空洞共振チャンバー
1内に、マイクロ波を透過させるが気体を透過させない
マイクロ波透過材である閉鎖隔壁4を配設して、空洞共
振チャンバー1の内部に閉鎖されたガス室3を設ける。
さらに、この閉鎖隔壁4内のガス室3に、対向する先端
部でプラズマを発生させる一対の電極5を配設して、一
対の電極5を空洞共振チャンバー1の中心部分に軸方向
に延長して配設して、電極5と外部導体2とで同軸型空
洞共振チャンバーを形成する。この空洞共振チャンバー
1に結合器12を介してマイクロ波を供給すると共に、
ガス室3にO2ガスを含むガスを供給して、電極5の先
端部のプラズマでO2ガスを励起して励起酸素としてい
る。
【0020】本発明の励起酸素発生方法は、好ましく
は、空洞共振チャンバー1の端部に同軸伝送線路6を連
結して、空洞共振チャンバー1の端部にマイクロ波を供
給する。さらに、本発明の励起酸素発生方法は、同軸型
空洞共振チャンバーの長さを、マイクロ波の波長λのλ
/2、またはその整数倍とすることができる。さらにま
た、本発明の励起酸素発生方法は、ガス室3に、O2ガ
スとNOガスを混合してなる混合ガスを供給する。
は、空洞共振チャンバー1の端部に同軸伝送線路6を連
結して、空洞共振チャンバー1の端部にマイクロ波を供
給する。さらに、本発明の励起酸素発生方法は、同軸型
空洞共振チャンバーの長さを、マイクロ波の波長λのλ
/2、またはその整数倍とすることができる。さらにま
た、本発明の励起酸素発生方法は、ガス室3に、O2ガ
スとNOガスを混合してなる混合ガスを供給する。
【0021】さらに、本発明の励起酸素発生方法は、好
ましくは、一方の電極5を軸方向に貫通して設けている
排気路13から励起酸素を排気する。排気路13には、
アルゴン、ヘリウム、窒素ガス等の不活性な冷却用ガス
を供給し、あるいは、NO2ガスを供給することができ
る。
ましくは、一方の電極5を軸方向に貫通して設けている
排気路13から励起酸素を排気する。排気路13には、
アルゴン、ヘリウム、窒素ガス等の不活性な冷却用ガス
を供給し、あるいは、NO2ガスを供給することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するためのマイクロ波放電型励起酸
素発生器を例示するものであって、本発明はマイクロ波
放電型励起酸素発生器を下記のものに特定しない。
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するためのマイクロ波放電型励起酸
素発生器を例示するものであって、本発明はマイクロ波
放電型励起酸素発生器を下記のものに特定しない。
【0023】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0024】図4に示すマイクロ波放電型励起酸素発生
器は、内部に空洞共振チャンバー1を設けている外部導
体2と、この外部導体2の空洞共振チャンバー1に配設
されて、区画されたガス室3を設ける閉鎖隔壁4と、こ
のガス室3に配設している一対の電極5と、空洞共振チ
ャンバー1にマイクロ波を供給する同軸伝送線路6と、
ガス室3にガスを供給するガス供給源7とを備えてい
る。
器は、内部に空洞共振チャンバー1を設けている外部導
体2と、この外部導体2の空洞共振チャンバー1に配設
されて、区画されたガス室3を設ける閉鎖隔壁4と、こ
のガス室3に配設している一対の電極5と、空洞共振チ
ャンバー1にマイクロ波を供給する同軸伝送線路6と、
ガス室3にガスを供給するガス供給源7とを備えてい
る。
【0025】外部導体2はアルミニウムやステンレス等
の金属製で、内部に筒状の空洞共振チャンバー1を設け
ている。空洞共振チャンバー1は、内部に配設する一対
の電極5とで同軸型空洞共振チャンバーを構成する。し
たがって、空洞共振チャンバー1は、円柱状に形成され
る。空洞共振チャンバー1を形成する外部導体2の内壁
面2Aは、プラズマから光子エネルギーとして放射され
る電磁波を反射させる反射面とし、さらに好ましくは、
この反射面を平滑な鏡面とする。
の金属製で、内部に筒状の空洞共振チャンバー1を設け
ている。空洞共振チャンバー1は、内部に配設する一対
の電極5とで同軸型空洞共振チャンバーを構成する。し
たがって、空洞共振チャンバー1は、円柱状に形成され
る。空洞共振チャンバー1を形成する外部導体2の内壁
面2Aは、プラズマから光子エネルギーとして放射され
る電磁波を反射させる反射面とし、さらに好ましくは、
この反射面を平滑な鏡面とする。
【0026】外部導体2は、空洞共振チャンバー内で発
生するプラズマの状態を観察するための覗き窓2Bを開
口している。覗き窓2Bは、スリット状で、空洞共振チ
ャンバー1の縦方向に延長して設けている。覗き窓2B
は、対向する電極5の先端部で発生するプラズマの状態
を観察するものであるから、電極5の先端部の近傍に開
口される。さらに、覗き窓2Bは、使用しないときに塞
ぎ蓋20で閉塞される。塞ぎ蓋20は、空洞共振チャン
バー1に挿入される先端面を電磁波の反射面、さらに好
ましくは鏡面とし、かつ、空洞共振チャンバー1の内壁
面2Aと同一面に形成している。塞ぎ蓋20の先端面
を、空洞共振チャンバー1の内壁面2Aと同一面とする
ために、塞ぎ蓋20は後端にストッパ20Aを設けてお
り、このストッパ20Aを外部導体2の外側面に当て
て、塞ぎ蓋20の挿入位置を特定している。この構造の
外部導体2は、塞ぎ蓋20で覗き窓2Bを閉塞する状態
で、光子エネルギーを覗き窓2Bから外部に漏らすこと
なく、効率よく反射できる。
生するプラズマの状態を観察するための覗き窓2Bを開
口している。覗き窓2Bは、スリット状で、空洞共振チ
ャンバー1の縦方向に延長して設けている。覗き窓2B
は、対向する電極5の先端部で発生するプラズマの状態
を観察するものであるから、電極5の先端部の近傍に開
口される。さらに、覗き窓2Bは、使用しないときに塞
ぎ蓋20で閉塞される。塞ぎ蓋20は、空洞共振チャン
バー1に挿入される先端面を電磁波の反射面、さらに好
ましくは鏡面とし、かつ、空洞共振チャンバー1の内壁
面2Aと同一面に形成している。塞ぎ蓋20の先端面
を、空洞共振チャンバー1の内壁面2Aと同一面とする
ために、塞ぎ蓋20は後端にストッパ20Aを設けてお
り、このストッパ20Aを外部導体2の外側面に当て
て、塞ぎ蓋20の挿入位置を特定している。この構造の
外部導体2は、塞ぎ蓋20で覗き窓2Bを閉塞する状態
で、光子エネルギーを覗き窓2Bから外部に漏らすこと
なく、効率よく反射できる。
【0027】さらに、空洞共振チャンバー1は、図にお
いて上下方向の長さ(L)を、マイクロ波の波長λの約
半分、すなわちλ/2、あるいはその整数倍とする。マ
イクロ波を内部で共振させるためである。周波数が2.
45GHzであるマイクロ波の波長は約122mmとな
る。したがって、このマイクロ波のλ/2は約61mm
となる。したがって、供給するマイクロ波の周波数を
2.45GHzとする場合、同軸型空洞共振チャンバー
の長さを約61mmとする。ただし、同軸型空洞共振チ
ャンバーの長さは、この長さの整数倍とすることもでき
る。
いて上下方向の長さ(L)を、マイクロ波の波長λの約
半分、すなわちλ/2、あるいはその整数倍とする。マ
イクロ波を内部で共振させるためである。周波数が2.
45GHzであるマイクロ波の波長は約122mmとな
る。したがって、このマイクロ波のλ/2は約61mm
となる。したがって、供給するマイクロ波の周波数を
2.45GHzとする場合、同軸型空洞共振チャンバー
の長さを約61mmとする。ただし、同軸型空洞共振チ
ャンバーの長さは、この長さの整数倍とすることもでき
る。
【0028】ただし、空洞共振チャンバー1における波
長の長さは、プラズマの状態と種類によって波長短縮さ
れる影響を受ける。したがって、同軸型空洞共振チャン
バーの長さは、正確には、波長短縮を考慮して最適値に
決定する。また、空洞共振チャンバー1の内径は、前述
の周波数において38.8mmとする。
長の長さは、プラズマの状態と種類によって波長短縮さ
れる影響を受ける。したがって、同軸型空洞共振チャン
バーの長さは、正確には、波長短縮を考慮して最適値に
決定する。また、空洞共振チャンバー1の内径は、前述
の周波数において38.8mmとする。
【0029】空洞共振チャンバー1は、上下の両端面
に、閉鎖隔壁4を嵌入する環状溝8を設けている。環状
溝8にはOリング9を入れて、閉鎖隔壁4を気密に連結
している。さらに、図の外部導体2は、同軸型空洞共振
チャンバーの一端(図において上端)に、同軸伝送線路
6を構成する筒体10を直線状に連結している。筒体1
0は、外部導体2に一体構造として設けられ、あるいは
導電性の金属で外部導体と別に製作して連結される。筒
体10内部の中空部は、同軸型空洞共振チャンバーの一
端に連結されて、ここに同軸伝送線路6の中心導体11
を配設している。この同軸伝送線路6は、筒体10と中
心導体11とでマイクロ波を同軸型空洞共振チャンバー
に供給する。
に、閉鎖隔壁4を嵌入する環状溝8を設けている。環状
溝8にはOリング9を入れて、閉鎖隔壁4を気密に連結
している。さらに、図の外部導体2は、同軸型空洞共振
チャンバーの一端(図において上端)に、同軸伝送線路
6を構成する筒体10を直線状に連結している。筒体1
0は、外部導体2に一体構造として設けられ、あるいは
導電性の金属で外部導体と別に製作して連結される。筒
体10内部の中空部は、同軸型空洞共振チャンバーの一
端に連結されて、ここに同軸伝送線路6の中心導体11
を配設している。この同軸伝送線路6は、筒体10と中
心導体11とでマイクロ波を同軸型空洞共振チャンバー
に供給する。
【0030】同軸伝送線路6が効率よくマイクロ波を同
軸型空洞共振チャンバーに供給できるように、中心導体
11の先端を湾曲させて結合器12とし、同軸伝送線路
6と同軸型空洞共振チャンバーとのインピーダンスを整
合させる。さらに、結合器12は、電極5の先端部でプ
ラズマを発生させる状態として、もっともマイクロ波を
同軸型空洞共振チャンバーに供給できるように調整され
る。
軸型空洞共振チャンバーに供給できるように、中心導体
11の先端を湾曲させて結合器12とし、同軸伝送線路
6と同軸型空洞共振チャンバーとのインピーダンスを整
合させる。さらに、結合器12は、電極5の先端部でプ
ラズマを発生させる状態として、もっともマイクロ波を
同軸型空洞共振チャンバーに供給できるように調整され
る。
【0031】同軸型空洞共振チャンバーの内部に、気密
に閉塞されたガス室3を設けるために、同軸型空洞共振
チャンバーに閉鎖隔壁4を配設している。閉鎖隔壁4
は、マイクロ波を透過させて、気体を透過させないガラ
ス等のマイクロ波透過材で製作される。閉鎖隔壁4にガ
ラスのように透光性の材料を使用する装置は、外部導体
2を貫通して、同軸型空洞共振チャンバーに連通する覗
き孔を設けて、電極先端のプラズマ状態を観察できる。
この覗き孔は、マイクロ波が漏れない大きさに開口され
る。ただ、閉鎖隔壁は、透光性のないセラミック材等で
製作することもできる。閉鎖隔壁4は、内部に電極5を
配設するので、電極5の太さよりも内形の大きい円筒
状、あるいは多角筒状に形成される。
に閉塞されたガス室3を設けるために、同軸型空洞共振
チャンバーに閉鎖隔壁4を配設している。閉鎖隔壁4
は、マイクロ波を透過させて、気体を透過させないガラ
ス等のマイクロ波透過材で製作される。閉鎖隔壁4にガ
ラスのように透光性の材料を使用する装置は、外部導体
2を貫通して、同軸型空洞共振チャンバーに連通する覗
き孔を設けて、電極先端のプラズマ状態を観察できる。
この覗き孔は、マイクロ波が漏れない大きさに開口され
る。ただ、閉鎖隔壁は、透光性のないセラミック材等で
製作することもできる。閉鎖隔壁4は、内部に電極5を
配設するので、電極5の太さよりも内形の大きい円筒
状、あるいは多角筒状に形成される。
【0032】一対の電極5は、ガス室3に配設されて対
向する先端部でプラズマを発生させる。対向する電極5
の先端で放電させてプラズマを発生させるので、一対の
電極5は先端を非接触な状態で接近させている。電極5
は、筒形である空洞共振チャンバー1の中心部分に軸方
向に延長して配設される。この構造の電極5と、空洞共
振チャンバー1を形成している外部導体2とが、同軸型
空洞共振チャンバーを形成する。すなわち、電極5が同
軸型空洞共振チャンバーの内部導体となって、その外側
に外部導体2が配設される構造となる。
向する先端部でプラズマを発生させる。対向する電極5
の先端で放電させてプラズマを発生させるので、一対の
電極5は先端を非接触な状態で接近させている。電極5
は、筒形である空洞共振チャンバー1の中心部分に軸方
向に延長して配設される。この構造の電極5と、空洞共
振チャンバー1を形成している外部導体2とが、同軸型
空洞共振チャンバーを形成する。すなわち、電極5が同
軸型空洞共振チャンバーの内部導体となって、その外側
に外部導体2が配設される構造となる。
【0033】一対の電極5は、同軸型空洞共振チャンバ
ーの両端に電気的に接続される。図において、下の電極
5は、同軸型空洞共振チャンバーの下端面を形成する外
部導体2に接続され、上の電極5は同軸型空洞共振チャ
ンバーの上端面を形成している外部導体2に接続され
る。上の電極5は、下の電極5との間隔を調整できるよ
うに、上下に移動できるように外部導体2に連結され
る。
ーの両端に電気的に接続される。図において、下の電極
5は、同軸型空洞共振チャンバーの下端面を形成する外
部導体2に接続され、上の電極5は同軸型空洞共振チャ
ンバーの上端面を形成している外部導体2に接続され
る。上の電極5は、下の電極5との間隔を調整できるよ
うに、上下に移動できるように外部導体2に連結され
る。
【0034】さらに、電極5は、対向する先端部で放電
しやすいように、先端に向かって次第に細くしている。
上の電極5は先端を尖らせてなる円錐状に加工してい
る。下の電極5は、先端部を円錐状に加工して中心に排
気路13を開口している。下の電極5の排気路13の中
心に、上の電極5の先端を配設している。
しやすいように、先端に向かって次第に細くしている。
上の電極5は先端を尖らせてなる円錐状に加工してい
る。下の電極5は、先端部を円錐状に加工して中心に排
気路13を開口している。下の電極5の排気路13の中
心に、上の電極5の先端を配設している。
【0035】さらに、一対の電極5は、先端部分のプラ
ズマ発生部を、同軸型空洞共振チャンバーのほぼ中央に
位置させる。この構造の電極5は、同軸型空洞共振チャ
ンバーに供給されるマイクロ波で、効率よく電極先端部
にプラズマを発生できる。
ズマ発生部を、同軸型空洞共振チャンバーのほぼ中央に
位置させる。この構造の電極5は、同軸型空洞共振チャ
ンバーに供給されるマイクロ波で、効率よく電極先端部
にプラズマを発生できる。
【0036】電極5は、先端部においてプラズマ状態で
放電させるので、相当に加熱される。電極5を冷却する
ために、上の電極5は中心に二重の冷却水路14を設け
ている。この冷却水路14に冷却水を流して、上の電極
5が冷却される。さらに、下の電極5は外部導体2に接
触する部分に冷却水路15を設け、ここに冷却水を流し
て冷却される。
放電させるので、相当に加熱される。電極5を冷却する
ために、上の電極5は中心に二重の冷却水路14を設け
ている。この冷却水路14に冷却水を流して、上の電極
5が冷却される。さらに、下の電極5は外部導体2に接
触する部分に冷却水路15を設け、ここに冷却水を流し
て冷却される。
【0037】電極5は、外部導体2を貫通して、外部導
体2に気密に連結される。電極5と外部導体2とのガス
漏れを阻止するために、外部導体2は電極5を挿通する
貫通孔の内面に環状溝16を設け、ここにOリング17
を入れている。
体2に気密に連結される。電極5と外部導体2とのガス
漏れを阻止するために、外部導体2は電極5を挿通する
貫通孔の内面に環状溝16を設け、ここにOリング17
を入れている。
【0038】電極5に設けた排気路13は、排出部に外
側から内側に貫通してインジェクタ孔18を開口してい
る。インジェクタ孔18は、図において排気路13の下
部に開口している。さらに、図のインジェクタ孔18
は、排気路13を半径方向に貫通するように開口してい
る。インジェクタ孔18は、ひとつまたは複数に設けら
れる。
側から内側に貫通してインジェクタ孔18を開口してい
る。インジェクタ孔18は、図において排気路13の下
部に開口している。さらに、図のインジェクタ孔18
は、排気路13を半径方向に貫通するように開口してい
る。インジェクタ孔18は、ひとつまたは複数に設けら
れる。
【0039】インジェクタ孔18からは、NO2ガスま
たは不活性な冷却用ガスのいずれかまたは両方が排気路
13の内部に噴射される。インジェクタ孔18は、好ま
しくはNO2ガスと不活性な冷却用ガスの両方を排気路
13の内部に噴射する。NO2ガスと不活性な冷却用ガ
スの両方を噴射する排気路13は、複数のインジェクタ
孔18を開口して、NO2ガスと不活性な冷却用ガスと
を別々に噴射する。ただし、インジェクタ孔は、NO2
ガスと不活性な冷却用ガスとを混合して噴射することも
できる。
たは不活性な冷却用ガスのいずれかまたは両方が排気路
13の内部に噴射される。インジェクタ孔18は、好ま
しくはNO2ガスと不活性な冷却用ガスの両方を排気路
13の内部に噴射する。NO2ガスと不活性な冷却用ガ
スの両方を噴射する排気路13は、複数のインジェクタ
孔18を開口して、NO2ガスと不活性な冷却用ガスと
を別々に噴射する。ただし、インジェクタ孔は、NO2
ガスと不活性な冷却用ガスとを混合して噴射することも
できる。
【0040】インジェクタ孔18から排気路13の内部
に噴射されるNO2ガスは、排気路13に含まれるOを
除去する。排気路13のOは、これがオゾンとなって励
起酸素を減少させる。NO2ガスでOを除去すると、オ
ゾン量が少なくなって、励起酸素の含有量を多くでき
る。
に噴射されるNO2ガスは、排気路13に含まれるOを
除去する。排気路13のOは、これがオゾンとなって励
起酸素を減少させる。NO2ガスでOを除去すると、オ
ゾン量が少なくなって、励起酸素の含有量を多くでき
る。
【0041】さらに、インジェクタ孔18から排気路1
3の内部に噴射される不活性な冷却用ガスは、排気路1
3の内部を冷却して励起酸素の含有量を多くできる。し
たがって、不活性な冷却用ガスを噴射する構造も、励起
酸素の含有量を多くできる。不活性な冷却用ガスには、
アルゴンを使用する。ただし、このガスには、ヘリウム
やN2ガス等も使用できる。
3の内部に噴射される不活性な冷却用ガスは、排気路1
3の内部を冷却して励起酸素の含有量を多くできる。し
たがって、不活性な冷却用ガスを噴射する構造も、励起
酸素の含有量を多くできる。不活性な冷却用ガスには、
アルゴンを使用する。ただし、このガスには、ヘリウム
やN2ガス等も使用できる。
【0042】インジェクタ孔18は、図示しないガス供
給源に連結されて、NO2ガスや不活性な冷却用ガスを
排気路13の内部に噴射する。この図のマイクロ波放電
型励起酸素発生器は、NO2ガスの流量の流量を、好ま
しくは10sccm、不活性な冷却用ガスの流量は、好
ましくは20sccmとする。ただし、流量を示すsc
cmは、15℃、750torrにおける1分間の流量
をccで表したものである。
給源に連結されて、NO2ガスや不活性な冷却用ガスを
排気路13の内部に噴射する。この図のマイクロ波放電
型励起酸素発生器は、NO2ガスの流量の流量を、好ま
しくは10sccm、不活性な冷却用ガスの流量は、好
ましくは20sccmとする。ただし、流量を示すsc
cmは、15℃、750torrにおける1分間の流量
をccで表したものである。
【0043】ガス供給源7は、ガス室3の上部に、ガス
供給源7からO2ガスとNOガスの混合ガス、あるいは
O2ガスとNOガスとN2ガスの混合ガスを供給する。ガ
ス室3に混合ガスを供給するために、上の電極5と外部
導体2との間にガス供給隙間19を設けている。ガス供
給隙間19は、上の電極5と外部導体2との間であっ
て、Oリング17よりもガス室3側、図においてOリン
グ17よりも下方に設けている。Oリング17でガスが
外部に漏れるのを阻止するためである。ガス供給隙間1
9は、外部導体2の貫通孔に連結されて、貫通孔をガス
供給源7に連結している。さらに、図のガス供給源7
は、インジェクタ孔18にNO2ガスと不活性な冷却用
ガスを供給するために、インジェクタ孔18にも連結し
ている。
供給源7からO2ガスとNOガスの混合ガス、あるいは
O2ガスとNOガスとN2ガスの混合ガスを供給する。ガ
ス室3に混合ガスを供給するために、上の電極5と外部
導体2との間にガス供給隙間19を設けている。ガス供
給隙間19は、上の電極5と外部導体2との間であっ
て、Oリング17よりもガス室3側、図においてOリン
グ17よりも下方に設けている。Oリング17でガスが
外部に漏れるのを阻止するためである。ガス供給隙間1
9は、外部導体2の貫通孔に連結されて、貫通孔をガス
供給源7に連結している。さらに、図のガス供給源7
は、インジェクタ孔18にNO2ガスと不活性な冷却用
ガスを供給するために、インジェクタ孔18にも連結し
ている。
【0044】マイクロ波を同軸型空洞共振チャンバーに
供給する状態で、ガス室3に混合ガスが供給されて、マ
イクロ波電源から電力が供給されると、電極5の先端部
でプラズマ放電が発生する。プラズマ放電は、ガス室3
に供給される酸素分子に電子からのエネルギー移乗を起
こさせて、ここで一重項励起酸素を生成させる。マイク
ロ波放電型励起酸素発生器で生成された一重項励起酸素
は、ヨウ素レーザー発生装置に供給されてヨウ素レーザ
ーを発振させる。
供給する状態で、ガス室3に混合ガスが供給されて、マ
イクロ波電源から電力が供給されると、電極5の先端部
でプラズマ放電が発生する。プラズマ放電は、ガス室3
に供給される酸素分子に電子からのエネルギー移乗を起
こさせて、ここで一重項励起酸素を生成させる。マイク
ロ波放電型励起酸素発生器で生成された一重項励起酸素
は、ヨウ素レーザー発生装置に供給されてヨウ素レーザ
ーを発振させる。
【0045】図4の実施例において、O2ガスの流量を
100sccm、NOガスの流量を20sccmとし、
ガス室3の圧力を20Torr、マイクロ波電源の出力
を100W、マイクロ波の周波数を2.45GHzとし
て、効率よく一重項励起酸素が得られる。O2ガスとN
Oガスに加えてN2ガスを供給する場合、N2ガスの流量
は1sccmとする。
100sccm、NOガスの流量を20sccmとし、
ガス室3の圧力を20Torr、マイクロ波電源の出力
を100W、マイクロ波の周波数を2.45GHzとし
て、効率よく一重項励起酸素が得られる。O2ガスとN
Oガスに加えてN2ガスを供給する場合、N2ガスの流量
は1sccmとする。
【0046】
【発明の効果】本発明のマイクロ波放電型励起酸素発生
器とマイクロ波放電型励起酸素発生方法は、マイクロ波
を有効に空洞共振チャンバーに供給して、マイクロ波で
もって効率よく励起酸素を発生できる特長がある。それ
は、本発明のマイクロ波放電型励起酸素発生器と励起酸
素発生方法が、電極を配設している空洞共振チャンバー
を、電極と外部導体とで同軸型空洞共振チャンバーとし
ているからである。
器とマイクロ波放電型励起酸素発生方法は、マイクロ波
を有効に空洞共振チャンバーに供給して、マイクロ波で
もって効率よく励起酸素を発生できる特長がある。それ
は、本発明のマイクロ波放電型励起酸素発生器と励起酸
素発生方法が、電極を配設している空洞共振チャンバー
を、電極と外部導体とで同軸型空洞共振チャンバーとし
ているからである。
【0047】さらに、本発明のマイクロ波放電型励起酸
素発生器は、外部導体の内部に同軸型空洞共振チャンバ
ーを設けているので、同軸型空洞共振チャンバーの内壁
面でプラズマから放射される可視光を含む電磁波を反射
する構造にできる。この構造の空洞共振チャンバーは、
プラズマから放射される電磁波を内壁面で反射し、さら
に、反射を繰り返すことによって、光子エネルギーをプ
ラズマ中に取り込むことができるので、エネルギー効率
を向上できる。このことは、マイクロ波を有効に空洞共
振チャンバーに供給できることと相乗して、全体のエネ
ルギー効率を著しく向上できる。したがって、装置全体
を小形化して、多量の励起酸素を発生できる特長が実現
できる。
素発生器は、外部導体の内部に同軸型空洞共振チャンバ
ーを設けているので、同軸型空洞共振チャンバーの内壁
面でプラズマから放射される可視光を含む電磁波を反射
する構造にできる。この構造の空洞共振チャンバーは、
プラズマから放射される電磁波を内壁面で反射し、さら
に、反射を繰り返すことによって、光子エネルギーをプ
ラズマ中に取り込むことができるので、エネルギー効率
を向上できる。このことは、マイクロ波を有効に空洞共
振チャンバーに供給できることと相乗して、全体のエネ
ルギー効率を著しく向上できる。したがって、装置全体
を小形化して、多量の励起酸素を発生できる特長が実現
できる。
【0048】また、本発明のマイクロ波放電型励起酸素
発生器と励起酸素発生方法は、空洞共振チャンバーにマ
イクロ波を供給する部分もコンパクトにできる。それ
は、本発明のマイクロ波放電型励起酸素発生器と励起酸
素発生方法が、従来のように導波管の途中に空洞共振チ
ャンバーを設けた構造とするのではなくて、同軸型空洞
共振チャンバーに、導波管に代わって同軸伝送線路を連
結して、同軸伝送線路でもって同軸型空洞共振チャンバ
ーにマイクロ波を供給するからである。マイクロ波の供
給部分をコンパクトにできることは、多数の励起酸素発
生器を並列に連結する構造において、装置全体をコンパ
クトにできる特長もある。
発生器と励起酸素発生方法は、空洞共振チャンバーにマ
イクロ波を供給する部分もコンパクトにできる。それ
は、本発明のマイクロ波放電型励起酸素発生器と励起酸
素発生方法が、従来のように導波管の途中に空洞共振チ
ャンバーを設けた構造とするのではなくて、同軸型空洞
共振チャンバーに、導波管に代わって同軸伝送線路を連
結して、同軸伝送線路でもって同軸型空洞共振チャンバ
ーにマイクロ波を供給するからである。マイクロ波の供
給部分をコンパクトにできることは、多数の励起酸素発
生器を並列に連結する構造において、装置全体をコンパ
クトにできる特長もある。
【0049】さらに、本発明のマイクロ波放電型励起酸
素発生器と励起酸素発生方法は、簡単な構造でマイクロ
波の漏れを確実に阻止できる構造にできる特長がある。
それは、本発明のマイクロ波放電型励起酸素発生器と励
起酸素発生方法が、導波管の途中に空洞共振チャンバー
を設ける従来の構造に代わって、外部導体の内部に空洞
共振チャンバーを設けているからである。
素発生器と励起酸素発生方法は、簡単な構造でマイクロ
波の漏れを確実に阻止できる構造にできる特長がある。
それは、本発明のマイクロ波放電型励起酸素発生器と励
起酸素発生方法が、導波管の途中に空洞共振チャンバー
を設ける従来の構造に代わって、外部導体の内部に空洞
共振チャンバーを設けているからである。
【図1】従来の化学励起酸素発生器を有するヨウ素レー
ザー装置の概略構成図
ザー装置の概略構成図
【図2】図1に示すヨウ素レーザー装置の斜視図
【図3】本発明者が先に開発したヨウ素レーザー装置の
概略構成図
概略構成図
【図4】本発明の実施例のマイクロ波放電型励起酸素発
生器の断面図
生器の断面図
1…空洞共振チャンバー 2…外部導体 2A…内壁面 2
B…覗き窓 3…ガス室 4…閉鎖隔壁 5…電極 6…同軸伝送線路 7…ガス供給源 8…環状溝 9…Oリング 10…筒体 11…中心導体 12…結合器 13…排気路 14…冷却水路 15…冷却水路 16…環状溝 17…Oリング 18…インジェクタ孔 19…ガス供給隙間 20…塞ぎ蓋 20A…ストッパ 21…化学励起酸素生成器 22…水蒸気トラップ 23…回転ディスク 25…高周波放電型励起酸素発生器 26…レーザー発振器 27…ヨウ素トラップ 28…ガス循環ブロワー 29…ヨウ素気化器 30…真空ポンプ
B…覗き窓 3…ガス室 4…閉鎖隔壁 5…電極 6…同軸伝送線路 7…ガス供給源 8…環状溝 9…Oリング 10…筒体 11…中心導体 12…結合器 13…排気路 14…冷却水路 15…冷却水路 16…環状溝 17…Oリング 18…インジェクタ孔 19…ガス供給隙間 20…塞ぎ蓋 20A…ストッパ 21…化学励起酸素生成器 22…水蒸気トラップ 23…回転ディスク 25…高周波放電型励起酸素発生器 26…レーザー発振器 27…ヨウ素トラップ 28…ガス循環ブロワー 29…ヨウ素気化器 30…真空ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 洋郎 徳島県阿南市見能林町大坪26 合同宿舎阿 南住宅1−303 (72)発明者 岡村 実 徳島県阿南市辰己町1番地38 藤崎電機株 式会社内 (72)発明者 吉谷 英司 徳島県阿南市辰己町1番地38 藤崎電機株 式会社内 (72)発明者 工藤 稔 埼玉県新座市野火止4丁目18番3号 ミク ロ電子株式会社内 (72)発明者 谷山 記一 埼玉県新座市野火止4丁目18番3号 ミク ロ電子株式会社内 Fターム(参考) 4G042 BA07 BB02 CA01 CC05 CC08 CC10 CD04 CE04 4G075 AA03 CA15 CA24 CA26 CA47 DA02 EB01 EC21 FC11 5F072 AC10
Claims (20)
- 【請求項1】 内部に空洞共振チャンバー(1)を有する
外部導体(2)と、空洞共振チャンバー(1)内に閉鎖された
ガス室(3)を区画して設けており、かつ、マイクロ波を
透過させるが気体を透過させないマイクロ波透過材であ
る閉鎖隔壁(4)と、この閉鎖隔壁(4)内のガス室(3)に配
設されて対向する先端部でプラズマを発生させる一対の
電極(5)と、空洞共振チャンバー(1)に結合器(12)を介し
て連結されて空洞共振チャンバー(1)にマイクロ波を供
給する同軸伝送線路(6)と、ガス室(3)にO2ガスを含む
ガスを供給するガス供給源(7)とを備え、 外部導体(2)の内部に設けている空洞共振チャンバー(1)
が柱状で、この空洞共振チャンバー(1)の中心部分に軸
方向に延長して一対の電極(5)を対向して配設してお
り、電極(5)と外部導体(2)とで同軸型空洞共振チャンバ
ーを形成しており、 ガス室(3)に供給されるO2ガスを、電極(5)の先端部の
プラズマで励起して励起酸素としてガス室(3)から排出
するようにしてなるマイクロ波放電型励起酸素発生器。 - 【請求項2】 外部導体(2)が空洞共振チャンバー(1)を
形成する内壁面(2A)をプラズマで発生する電磁波の反射
面としている請求項1に記載のマイクロ波放電型励起酸
素発生器。 - 【請求項3】 外部導体(2)が空洞共振チャンバー(1)を
形成する内壁面(2A)を平滑な反射面である鏡面としてい
る請求項2に記載のマイクロ波放電型励起酸素発生器。 - 【請求項4】 同軸伝送線路(6)が、空洞共振チャンバ
ー(1)の端部に連結されてなる請求項1に記載のマイク
ロ波放電型励起酸素発生器。 - 【請求項5】 同軸型空洞共振チャンバーの長さが、マ
イクロ波の波長λのλ/2、またはその整数倍である請
求項1に記載のマイクロ波放電型励起酸素発生器。 - 【請求項6】 ガス供給源(7)が、O2ガスとN2ガスと
NOガスを混合してなる混合ガスを供給する請求項1に
記載のマイクロ波放電型励起酸素発生器。 - 【請求項7】 閉鎖隔壁(4)が筒状のガラスである請求
項1に記載のマイクロ波放電型励起酸素発生器。 - 【請求項8】 閉鎖隔壁(4)が筒状で、閉鎖隔壁(4)の上
下端を気密に外部導体(2)に連結して、閉鎖隔壁(4)の内
部にガス室(3)を設けてなる請求項1に記載のマイクロ
波放電型励起酸素発生器。 - 【請求項9】 一方の電極(5)を軸方向に貫通して励起
酸素の排気路(13)を設けている請求項1に記載のマイク
ロ波放電型励起酸素発生器。 - 【請求項10】 排気路(13)に、不活性な冷却用ガスの
インジェクタ孔(18)を配設している請求項9に記載のマ
イクロ波放電型励起酸素発生器。 - 【請求項11】 不活性な冷却用ガスがアルゴン、ヘリ
ウム、窒素ガスのいずれかである請求項10に記載のマ
イクロ波放電型励起酸素発生器。 - 【請求項12】 不活性な冷却用ガスのインジェクタ孔
(18)に、NO2ガスの供給源を連結している請求項10
に記載のマイクロ波放電型励起酸素発生器。 - 【請求項13】 内部に円柱状の空洞共振チャンバー
(1)を有する外部導体(2)を設け、この外部導体(2)の空
洞共振チャンバー(1)内に、マイクロ波を透過させるが
気体を透過させないマイクロ波透過材である閉鎖隔壁
(4)を配設して、空洞共振チャンバー(1)の内部に閉鎖さ
れたガス室(3)を設け、さらに、この閉鎖隔壁(4)内のガ
ス室(3)に、対向する先端部でプラズマを発生させる一
対の電極(5)を配設して、一対の電極(5)を空洞共振チャ
ンバー(1)の中心部分に軸方向に延長して配設して、電
極(5)と外部導体(2)とで同軸型空洞共振チャンバーを形
成し、この、空洞共振チャンバー(1)に結合器(12)を介
してマイクロ波を供給すると共に、ガス室(3)にO2ガス
を含むガスを供給して、電極(5)の先端部のプラズマで
O2ガスを励起して励起酸素とするマイクロ波放電型励
起酸素発生方法。 - 【請求項14】 同軸伝送線路(6)を空洞共振チャンバ
ー(1)の端部に連結して、空洞共振チャンバー(1)の端部
にマイクロ波を供給する請求項13に記載のマイクロ波
放電型励起酸素発生方法。 - 【請求項15】 同軸型空洞共振チャンバーの長さをマ
イクロ波の波長λのλ/2、またはその整数倍として、
同軸型空洞共振チャンバーで励起酸素を発生させる請求
項13に記載のマイクロ波放電型励起酸素発生方法。 - 【請求項16】 ガス室(3)に、O2ガスとNOガスを混
合してなる混合ガスを供給する請求項13に記載のマイ
クロ波放電型励起酸素発生方法。 - 【請求項17】 一方の電極(5)を軸方向に貫通して設
けている排気路(13)から励起酸素を排気する請求項13
に記載のマイクロ波放電型励起酸素発生方法。 - 【請求項18】 排気路(13)に、不活性な冷却用ガスを
供給する請求項17に記載のマイクロ波放電型励起酸素
発生方法。 - 【請求項19】 不活性な冷却用ガスに、アルゴン、ヘ
リウム、窒素ガスのいずれかを使用する請求項18に記
載のマイクロ波放電型励起酸素発生方法。 - 【請求項20】 排気路(13)にNO2ガスを供給する請
求項17に記載のマイクロ波放電型励起酸素発生方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000121847A JP2001302213A (ja) | 2000-04-21 | 2000-04-21 | マイクロ波放電型励起酸素発生器とマイクロ波放電型励起酸素発生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000121847A JP2001302213A (ja) | 2000-04-21 | 2000-04-21 | マイクロ波放電型励起酸素発生器とマイクロ波放電型励起酸素発生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001302213A true JP2001302213A (ja) | 2001-10-31 |
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ID=18632410
Family Applications (1)
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JP2000121847A Pending JP2001302213A (ja) | 2000-04-21 | 2000-04-21 | マイクロ波放電型励起酸素発生器とマイクロ波放電型励起酸素発生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2001302213A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008148504A3 (de) * | 2007-06-04 | 2009-03-12 | Conpower Energieanlagen Gmbh & | Verfahren zur wasserstoffgewinnung aus dissoziation, sowie dissoziationseinrichtung selbst |
JP2020100521A (ja) * | 2018-12-20 | 2020-07-02 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | オゾンガス利用システム |
-
2000
- 2000-04-21 JP JP2000121847A patent/JP2001302213A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008148504A3 (de) * | 2007-06-04 | 2009-03-12 | Conpower Energieanlagen Gmbh & | Verfahren zur wasserstoffgewinnung aus dissoziation, sowie dissoziationseinrichtung selbst |
JP2020100521A (ja) * | 2018-12-20 | 2020-07-02 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | オゾンガス利用システム |
JP7154708B2 (ja) | 2018-12-20 | 2022-10-18 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | オゾンガス利用システム |
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