JP2001301923A - 貨物運送方法 - Google Patents

貨物運送方法

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JP2001301923A
JP2001301923A JP2000121123A JP2000121123A JP2001301923A JP 2001301923 A JP2001301923 A JP 2001301923A JP 2000121123 A JP2000121123 A JP 2000121123A JP 2000121123 A JP2000121123 A JP 2000121123A JP 2001301923 A JP2001301923 A JP 2001301923A
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towed vehicle
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Mitsuru Noguchi
満 野口
Hidetoshi Muramatsu
秀敏 村松
Toshihiro Mishima
敏博 三島
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NIPPON KONPO UNYU SOKO CO Ltd
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LINE GIFU CO Ltd S
NIPPON KONPO UNYU SOKO CO Ltd
S LINE GIFU CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特積運送事業・区域運送事業など既成の運送事
業形態を改善して運送効率の向上や運送コストの削減を
はかり、他にも有用で有益な効果を得ることのできる新
規で合理的な貨物運送方法を提供する。 【解決手段】特積運送事業者と区域運送事業者、特積運
送事業者と特積運送事業者、区域運送事業者と区域運送
事業者などが当事者である。このいずれかの組み合わせ
のうちで、一方の当事者の貨物を他方の運送事業者が自
動車で運送するというとき、通信手段(物流情報サーバ
11・21・端末12・22)を介して、貨物の受け渡
しに関する日時・場所を両当事者間で取り決める。その
決定事項に基づいて上記一方の当事者の貨物(被牽引車
に積み込んだもの)を上記他方の当事者の牽引車(貨物
を積み込んだもの)で目的地まで運送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車を主体にして
行う貨物運送(貨物輸送)の技術分野に属するものであ
って、運送効率(輸送効率)を改善したり運送コスト
(輸送コスト)を削減したりするために業種の異なる貨
物運送事業を有機的に結合した貨物運送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】貨物を取り扱う自動車運送事業の代表的
なものとして、特別積み合わせ運送事業と一般区域貨物
自動車運送事業とがある。前者は路線を定めて定期に運
行する自動車により貨物を運送するというもの、後者は
自己の業務区域内で受けた貨物を自動車により貨物を運
送するというものである。したがって特別積み合わせ運
送事業者(以下特積運送事業者という)の自動車は貨物
の有無にかかわらず定められた路線を定時・定点で運行
し、そうでない一般区域貨物自動車運送事業区域運送事
業者(以下区域運送事業者という)の貨物自動車は運送
依頼に応じて随時運行することとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特積運送事業者につい
ていえば、定期運送の都度、貨物を自動車に満載して運
送するのが望ましい。それが運送効率の向上や運送コス
トの削減に通じる。とはいえ、需要の高まりがない・集
客力がない・業者間の競争が激しいなど自他に起因した
種々の問題で運送コストに見合う貨物量を確保できない
こともある。自明のとおり、こうしたことが度重なる路
線は経営を圧迫する。逆のケースでいえば、事業規模を
上回る受注が発生することも起こりえる。こうした場合
は過剰な貨物に遅配の傾向が出るから、顧客離れの原因
になる。これに対し、貨物量や運送距離などに基づいて
料金体系を定めている区域運送事業者の場合は特積運送
事業者のような不利益が生じがたい。けれどもこの運送
形態では、貨物量が少ない場合に単位貨物量あたりの運
賃が割高になる。それゆえ、区域運送事業者への運送依
頼の多くは、運賃に見合う貨物量があるときだけという
ことになる。そのような大口の依頼は不特定多数を対象
にした場合に少ないから、区域運送事業者の利用者層は
限定されたものとなる。さらにこれらの運送事業を併せ
みると、両者の大型自動車が同じ地点間を走行している
ケースがかなりある。しかもこの場合、いずれか一方ま
たは両方の自動車が貨物を満載していないことがある。
これは積載量に余裕を残しながら複数台の自動車で貨物
運送しているのであるから、トータル的にみて運送効率
が低いといわざるを得ない。もちろん、受注による貨物
が一定量に達するまで待つことも考えられる。しかしこ
うしたときは、待ち時間が配達を遅延させる。
【0004】一方、「自動車の所有台数・運転要員数」
と「運送能力」との関係では、所有台数や員数に比例し
て運送能力が増す。この規模が大きいときは、大量の貨
物が捌けるので大きな収益を見込むことができる。けれ
ども、そのためには巨額の設備費や人件費を要し、顧客
数の獲得にも多大の労力を裂かねばならない。これに関
して現状は、過去の実績に基づき、数年先ぐらいまでの
需要を展望して人的面や設備面の規模を調整するが、こ
のようにしたとしても貨物量は受注の多寡で変動する。
つまり、受注量が設備規模を上回るときは車両や要員に
不足を生じるため、早期配達など顧客のニーズに答える
ことが困難になり、逆に受注量が設備規模を下回るとき
は一部の運転要員や自動車が稼働できないという不経済
が生じる。
【0005】その他については自動車に起因した環境問
題がある。これはすでに指摘されているところ排ガス問
題・騒音問題・交通渋滞などである。これについて運送
業界全体が、少ない自動車数で効率よく貨物を運送する
となれば、こうした環境問題の改善にも貢献できること
になる。
【0006】
【発明の目的】本発明はこのような課題に鑑み、既成の
運送事業形態を改善して運送効率の向上や運送コストの
削減をはかり、他にも有用で有益な効果を得ることので
きる新規で合理的な貨物運送方法を提供しようとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
貨物運送方法は所期の目的を達成するために下記の課題
解決手段を特徴とする。すなわち、請求項1記載の貨物
運送方法は、路線を定めて定期に運行する自動車により
貨物を運送する特別積み合わせ運送事業者(以下特積運
送事業者という)と自己の業務区域内で受けた貨物を自
動車により運送する一般区域貨物自動車運送事業者(以
下区域運送事業者という)、または、特積運送事業者と
特積運送事業者、または、区域運送事業者と区域運送事
業者との組み合わせであって、このいずれかの組み合わ
せに係る両方の運送事業者が貨物運送時の当事者になる
こと、および、上記いずれかの組み合わせにおける一方
の当事者を「X」とし、他方の当事者を「Y」とした場
合、「X:Y」が「1:1」「1:複数」「複数:1」
「複数:複数」のうちのいずれかであること、および、
貨物運送手段として牽引車と被牽引車とを用いること、
および、上記いずれかの組み合わせにおける両当事者の
うちで、一方の当事者が貨物を積み込んだ被牽引車を用
意するとともに他方の当事者が貨物を積み込んだ牽引車
を用意すること、および、貨物積載済み牽引車により貨
物積載済み被牽引車を牽引して貨物運送するという場合
であってこれを実行するまでの間、上記両当事者が通信
手段を介して被牽引車の受け渡し日時と受け渡し場所に
関する取り決めを完了しておくこと、および、その決定
事項に基づき、所定の受け渡し場所で被牽引車の受け渡
しを行うこと、および、両当事者のうちで、被牽引車を
引き受けた当事者が被牽引車を牽引車により牽引してこ
れらの車両に積み込まれている貨物を目的地まで運送す
ることを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に係る貨物運送方法は、
請求項1記載の方法において被牽引車を用意する当事者
の貨物のみを被牽引車に積み込むことを特徴とする。
【0009】本発明の請求項3に係る貨物運送方法は、
請求項1記載の方法におい、両当事者の貨物を被牽引車
に積み込むことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4に係る貨物運送方法は、
請求項1〜3いずれかに記載の方法において下記の手段
を特徴とする。すなわち、牽引車で被牽引車を牽引する
ための両車の連結手段について、それが一対の雄型連結
器と雌型連結器とを組み合わせたものからなること、雄
型連結器と雌型連結器とが相対的な脱着構造を有するも
のであること、被牽引車や牽引車に対する両連結器の相
対的な取付位置が共通化されていること、雄型連結器と
雌型連結器とが分離状態で被牽引車や牽引車に装備され
て脱着自在に対応していること、これらの条件を満足さ
せておき、この連結手段を用いて牽引車と被牽引車とを
連結することを特徴とする。
【0011】本発明の請求項5に係る貨物運送方法は所
期の目的を達成するために下記の課題解決手段を特徴と
する。すなわち、請求項5記載の貨物運送方法は、路線
を定めて定期に運行する自動車により貨物を運送する特
別積み合わせ運送事業者(以下特積運送事業者という)
と自己の業務区域内で受けた貨物を自動車により運送す
る一般区域貨物自動車運送事業者(以下区域運送事業者
という)、または、特積運送事業者と特積運送事業者、
または、区域運送事業者と区域運送事業者との組み合わ
せであって、このいずれかの組み合わせに係る一方の運
送事業者が被牽引車の貸手側当事者になるとともに他方
の運送事業者が被牽引車の借手側当事者になること、お
よび、上記いずれかの組み合わせにおける貸手側当事者
を「X」とし、借手側当事者を「Y」とした場合、
「X:Y」が「1:1」「1:複数」「複数:1」「複
数:複数」のうちのいずれかであること、および、貨物
運送手段として牽引車と被牽引車とを用いること、およ
び、上記いずれかの組み合わせにおける両当事者間で被
牽引車を貸し借りするという場合であってこれを実行す
るまでの間、両当事者が通信手段を介して少なくとも被
牽引車の貸借日時と貸借場所に関する取り決めを完了し
ておくこと、および、その決定事項に基づき、当事者相
互が所定の貸借場所で被牽引車の受け渡しを行うこと、
および、被牽引車を借り受けた借手側当事者が借用被牽
引車を牽引車により牽引してこれらの車両に積み込まれ
ている貨物を目的地まで運送することを特徴とする。
【0012】本発明の請求項6に係る貨物運送方法は、
請求項5記載の方法において借手側当事者の貨物のみを
被牽引車に積み込むことを特徴とする。
【0013】本発明の請求項7に係る貨物運送方法は、
請求項5記載の方法において借手側当事者の貨物と貸手
側当事者の貨物とを被牽引車に積み込むことを特徴とす
る。
【0014】本発明の請求項8に係る貨物運送方法は、
請求項5〜7いずれかに記載の方法において下記の手段
を特徴とする。すなわち、牽引車で被牽引車を牽引する
ための両車の連結手段について、それが一対の雄型連結
器と雌型連結器とを組み合わせたものからなること、雄
型連結器と雌型連結器とが相対的な脱着構造を有するも
のであること、被牽引車や牽引車に対する両連結器の相
対的な取付位置が共通化されていること、雄型連結器と
雌型連結器とが分離状態で被牽引車や牽引車に装備され
て脱着自在に対応していること、これらの条件を満足さ
せておき、この連結手段を用いて牽引車と被牽引車とを
連結して牽引することを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明の請求項1に係る貨物運送方法では、特
積運送事業者と区域運送事業者、または、特積運送事業
者と特積運送事業者、または、区域運送事業者と区域運
送事業者との組み合わせであって、このいずれかの組み
合わせに係る両方の運送事業者が貨物運送時の当事者に
なる。この場合における一方の当事者数は単数でも複数
でもよい。他方の当事者数も同様に単数や複数である。
貨物運送手段としては牽引車と被牽引車とを用いる。一
例として、区域運送事業者(一方の当事者)が貨物を積
み込んだ被牽引車を用意し、特積運送事業者(他方の当
事者)が貨物を積み込んだ牽引車を用意する場合は、所
定の場所で被牽引車を牽引車に連結した後、特積運送事
業者が被牽引車を牽引車により牽引してこれらの車両に
積み込まれた貨物(特積運送事業者の分と区域運送事業
者の分)を目的地まで運送する。こうして貨物運送する
場合、所定の路線を定時・定点で走行する特積運送事業
者の自動車は貨物量が増え、増えた貨物量の分だけ運送
効率が向上し運送コストも低減する。区域運送事業者
も、自己の保有する車両を用いて貨物を運送する回数や
距離が減少するから、貨物量を実働量で除した運送効率
が向上し、運送コストの大幅な削減が可能になる。他の
一例として、特積運送事業者が貨物を積み込んだ被牽引
車を用意し、区域運送事業者が貨物を積み込んだ牽引車
を用意する場合は、所定の場所で被牽引車を牽引車に連
結した後、区域運送事業者が被牽引車を牽引車により牽
引してこれらの車両に積み込まれた貨物を目的地まで運
送する。この貨物運送の場合も上記とほぼ同様のことが
いえる。特積運送事業者相互や区域運送事業者相互が上
記に準じて貨物運送する場合も、また、上記とほぼ同様
のことがいえる。これら以外でも、両当事者のいずれか
一方または両方の取り扱う貨物量が少ないときは、それ
を一方へ集約して運送することができる。これで配達遅
延の原因になる集荷待ち(貨物が一定量に達するのを待
つこと)がほぼ解消する。逆に両当事者のいずれか一方
または両方の取り扱う貨物量が多いとき、両当事者にお
いて、運送に関する運行上の余裕を埋めたりわずかのル
ート変更をしたりすることで、両事業者相互のトータル
的な自動車稼働率が向上し、始点から終点までの貨物運
送が迅速化する。上記を総括して、これは複数の運送事
業者が実体に即して運送機能を融合させる方法であると
いえる。それが業務範囲を拡大したのと同じ効果を発揮
するから、売上増にも通じる。
【0016】上記において牽引車に積み込む貨物は、通
常、牽引する運送事業者のものである。それに対し、被
牽引車に積み込むものは、請求項1・2に記載されてい
るように、被牽引車を用意する当事者の貨物のみであっ
たり両当事者の貨物であったりする。
【0017】周知のとおり、貨物運送用の自動車につい
ては多数のメーカが各種のものを製造している。各運送
事業者はそれらのうちから所要の自動車を選定して購入
する。貨物運送用の自動車は法定基準を満たすものであ
るけれどもメーカごとに仕様が異なる。牽引車と被牽引
車についてもメーカや車種が異なれば仕様が異なる。こ
のような相違のある車両相互では、牽引車と被牽引車に
分離して装備された雄型連結器と雌型連結器の脱着が行
えない。すなわち被牽引車を牽引車に連結することがで
きない。本発明の請求項4に係る貨物運送方法は、両方
の運送事業者が用意する牽引車と被牽引車とを相互に連
結するための連結手段について、これを既述のように共
通化(標準化)しておくというのである。したがって、
両事業者の用意する牽引車や被牽引車に仕様上の相違が
あっても、雄型連結器と雌型連結器は脱着自在に対応す
る。ゆえに被牽引車を牽引車に連結することができる。
これは牽引車と被牽引車を用いて当該方法を実施すると
き、それら車両全体を統一するのでなく、雄型連結器や
雌型連結器に関する部分を共通化するだけであるから、
両運送事業者がすでに所有している牽引車や被牽引車に
ついても軽度の負担で共用性や互換性が得られる。もち
ろん連結手段を除けば自由でよい。したがって、牽引車
や被牽引車を所有するときの選択範囲の広さは残され
る。
【0018】貨物量は受注の多寡で変動する。このよう
なケースのとき、一方の運送事業者で自動車が不足した
り、他方の運送事業者で遊休自動車が生じたりすること
がよくある。また、ケースによって、一の運送事業者で
不足の生じている車種(被牽引車)が、他の運送事業者
では一時的に稼働していないこともある。本発明の請求
項5に係る貨物運送方法は、両当事者間で被牽引車の貸
し借りを行い、当事者相互が所定の貸借場所で被牽引車
の受け渡しを行い、被牽引車を借り受けた借手側当事者
が借用被牽引車を牽引車により牽引してこれらの車両に
積み込まれた貨物を目的地まで運送する。この貸し借り
しに依存して一方の当事者が貨物運送するときは、その
者における特定車種の一時的な不足が解消するから、貨
物量の一時的な変動(増加)にも迅速に対処することが
できる。しかもこれは、一方の被牽引車不足を他方の余
裕でカバーし、他方で生じた遊休の被牽引車を一方の活
用で解消するのであるから、一挙両得ということにな
る。
【0019】上記において牽引車に積み込む貨物も、借
手側当事者のものである。また、被牽引車に積み込むも
のも、請求項6・7に記載されているように、被牽引車
を用意する当事者の貨物のみであったり両当事者の貨物
であったりする。
【0020】本発明の請求項8に係る貨物運送方法にお
いて、牽引車と被牽引車との連結手段を共通化(標準
化)する理由は前記と同じである。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明に係る貨物運送方法の実施
形態を添付の図面に基づき説明する。
【0022】図1において、R1〜R6は特積運送事業
者が許認可を受けて運送事業を営んでいる路線、P1〜
P5は路線R1〜R6上の所定地点に設けられている輸
送基地、Zは区域運送事業者が許認可を受けて運送事業
を営んでいる区域、M1〜M6は特積運送事業者が所有
する車両、M7は区域運送事業者が所有する車両、U1
〜U5は区域Z内にある区域運送事業者の集荷先、T1
およびT2は貨物の配送先をそれぞれ示す。図2におい
て、11は特積運送事業者の物流情報サーバを示し、2
1は区域運送事業者の物流情報サーバを示す。
【0023】上記の各路線R1〜R6は物流上の動脈と
して利用されている道路網(幹線道路や支線道路を含
む)を中心にして、たとえば東京−大阪間、東京−北海
道間、大阪−九州間のように定められている。各輸送基
地P1〜P5は、トラック・セミトレ−ラ・フルトレー
ラなど各種の貨物運搬車が発着したり中継のために立ち
寄ったりするところである。したがって各輸送基地P1
〜P5は貨物運搬車の発着基地であったり中継基地であ
ったりする。これらの輸送基地P1〜P5では、荷物の
梱包・貨物の積み降ろし・牽引車(トラクタ)と被牽引
車(トレーラ)との連結や分離など運送に関する荷役を
含めた種々の作業が行われるほか、運行管理やその他の
管理も行われる。上記の区域Zは関東・関西・その他の
地方において法定された一つのエリアがこれに該当す
る。M1〜M7としては周知の貨物運搬車が用いられ
る。これらの多くは既述のトラックであったりセミトレ
ーラやフルトレーラであったりする。
【0024】図2に略示された一方の物流情報サーバ1
1は特積運送事業者が管理する場所に設置されている。
その場所は一例として、特積運送事業者の本店システム
室である。このサーバが特積運送事業者の営業所・支店
営業所・輸送基地(貨物を基準にした出発店・中継店・
到着店・その他を含む)などのうちのいずれか一箇所以
上にも設置されることがある。周知のコンピュータ(ホ
ストコンピュータ)からなる物流情報サーバ11は、所
定のソフトにより稼働させて各種の処理を実行したり各
種の情報を管理したりデータを更新したりするためのも
のであって、貨物を運送する上で必要な各種の情報をデ
ータベースに備えている。図2の物流情報サーバ11を
具体的いうと、まず、電子的な統括管理システムがあ
り、その下位に全国運行データベースや到着時間予測シ
ステムがある。これらのうちで、全国運行データベース
の下位には、貨物量調整システム・貨物搭載確定システ
ム・出発運送手段&本線決定システム・補助本線&運送
手段決定システム・中継運送手段決定システム・最終運
送手段決定システム・車両貸借システムが付帯してお
り、到着時間予測システムには、運送経路データベース
や交通情報データベースが付帯している。統括管理シス
テムはその下位に属する全て統括管理するものであり、
個々のシステムやデータベースは以下のようなものであ
る。全国運行データベースは、運送手段(陸海空の各種
運送手段)や、営業拠点と関連づけた交通ルート、受注
から配達までのリードタイム、料金システム等に関する
データを全国的規模で備えており、個々の貨物運送ケー
スについてそれらの事項を演算かつ表示(ディスプレイ
表示)するというものである。貨物量調整システムは、
ある方面への貨物運送について、当日の貨物量がどれく
らい集荷できたかに基づき、必要車両数を割り出すため
のものである。貨物搭載確定システムは、貨物量調整シ
ステムにより決定した事項が具体的に実行できたか否か
を確認するためのものである。出発運送手段&本線決定
システムは、貨物を積み込んだ所定の自動車に対し、運
行経路や出発のための指示などを出したりするためのも
のである。補助本線&運送手段決定システムは、出発運
送手段&本線決定システムによる運送が、貨物量の多い
場合の積み残しや、道路不通、その他の事情で実行でき
ないとき、それに代わる指示を出すためのものである。
中継運送手段決定システムは、いずれの中継点=中継店
で貨物を受け渡しするかを決定するためのものである。
最終運送手段決定システムは、到着点=到着店に対し到
着貨物をどこへ配送するかを指示するためのものであ
る。車両貸借システムは、現在余剰の生じている車両
(牽引車・被牽引車・その他を含む)について、貸出可
能な限度を時間単位・日数単位・期間単位でそれぞれ割
り出し、これと借用内容と突き合わせて貸出の可否を判
定するものである。到着時間予測システムは、運送経路
データベース・交通情報データベースなどから得た情報
に基づいて当日の貨物到着時間を割り出し、それを提供
するというものである。物流情報サーバ11に対して
は、特積運送事業者の各営業拠点(出発店・中継店・到
着店・その他)に設置されている各端末12や、自動車
に搭載されている端末で自由にアクセスできる。ちなみ
に貨物量調整システム・貨物搭載確定システム・出発運
送手段&本線決定システム・補助本線&運送手段決定シ
ステムは出発店に応答するもの、中継運送手段決定シス
テムは出発店・中継店・到着店に応答するもの、最終運
送手段決定システムは出発店・到着店に応答するもので
ある。車両貸借システムは、内部の各店に対しても応答
するが、とくには外部の運送事業者(本店や支店)に対
して応答するものである。到着時間予測システムは全店
に対して応答する。
【0025】図2に略示された他方の物流情報サーバ2
1は区域運送事業者が管理する場所に設置されている。
その設置場所の一例は本店システム室で、これも区域運
送事業者の営業所・支店営業所・輸送基地などのうちの
いずれか一箇所以上に設置されることがある。周知のコ
ンピュータ(ホストコンピュータ)からなる物流情報サ
ーバ21も、所定のソフトにより稼働させて各種の処理
を実行したり各種の情報を管理したりデータ更新したり
するためのものであって、貨物を運送する上で必要な各
種の情報をデータベースに備えている。図2の物流情報
サーバ21を具体的いうと、統括管理システムは、貨物
量調整システム・貨物搭載確定システム・出発運送手段
&本線決定システム・到着時間予測システム・車両貸借
システムなどを統括管理する。ここに記載した各システ
ムも、上記段落で述べたものと実質的に同じかそれに準
ずる。物流情報サーバ21にも、区域運送事業者の各営
業拠点(出発店・中継店・到着店・その他)に設置され
ている各端末22や自動車に搭載されている端末で自由
にアクセスできる。
【0026】図2に示された両物流情報サーバ11・2
1相互は、専用回線・WAN・LAN・その他、周知の
通信回線31またはネットワークを通じて双方向で通信
できるものである。図示例では通信回線31として専用
回線が用いられる。特積運送事業者側の端末12が物流
情報サーバ21にアクセスしたり、区域運送事業者側の
端末22が物流情報サーバ11にアクセスしたりするこ
とも自由に行える。
【0027】本発明に係る貨物運送方法は一例として以
下のように実施される。これにつき図1を参照して説明
する。
【0028】依頼客から区域運送事業者に下記の依頼が
あるとする。それは図1を参照して、区域Z内の集荷先
U5にある貨物を配送先T1・T2まで配達してほしい
というものである。かかる配送依頼があったときの区域
運送事業者は、該貨物運送について特積運送事業者と連
繋をとったり、該貨物運送(種類や量)に適した車両を
集荷先へ差し向けたりすることを要する。それで区域運
送事業者と特積運送事業者は、図2の物流情報サーバ
(通信手段)11・21を介して貨物に関する受け渡し
日時・受け渡し場所・量・その他を取り決める。それは
たとえて、配送先T1・T2へ運送すべき貨物を「何年
何月何日・何時何分」、図1の「輸送基地P3」で引き
継ぐというようなものである。図1において集荷先U5
へ差し向けた区域運送事業者の車両M7は、これに依頼
貨物を積み込んでから輸送基地P3へ向かう。車両M7
が輸送基地P3に到着したときは、図1の仮想線枠に示
すごとく、車両M7で運搬してきた貨物を被牽引車M5
1・M61に積み替え、これらを輸送基地P4・P5へ
向かう各牽引車M5・M6に連結する。この場合の被牽
引車M51・M61は区域運送事業者が用意したもので
あっても特積運送事業者が用意したものであってもよ
い。それから、一方の車両M5は被牽引車M51を牽引
しつつ輸送基地P4に向かい、他方の車両M6も被牽引
車M61を牽引しつつ輸送基地P5に向かう。それぞれ
の車両M5・M6が目的の輸送基地P4・P5に到着し
た後は、たとえばこれら各基地P4・P5に用意されて
いる地域配送用車両(図示せず)に被牽引車M51・M
61の貨物を積み替え、それらを当該配送用車両にて所
定の配送先T1・T2まで届ける。
【0029】上述の例は、区域運送事業者の貨物であっ
て被牽引車に積み込まれたものを特積運送事業者の自動
車(当該運送事業者の貨物を積み込んだ牽引車)で運送
するときの一実施形態にすぎない。したがって区域から
路線に繋ぐ貨物運送ほか、路線から区域に繋ぐ貨物運送
の例や、一つの区域から路線を経由して他の区域に繋ぐ
という貨物運送の例もある。これら各例において、特積
運送事業者の自動車(牽引車)が区域運送事業者の依頼
先へ直接出向き、そこで被牽引車を連結かつ牽引し、こ
れら車両に積み込まれた貨物を目的地まで運送すること
もある。これらとは逆に、特積運送事業者の貨物(被牽
引車に積み込まれたもの)を区域運送事業者の牽引車で
牽引運送することもある。この場合も、立場が逆転する
だけで内容は前記と変わらない。以上の例において、牽
引車に積み込む貨物は牽引者側に該当する当事者ものだ
けとするが、被牽引車に積み込む貨物については、被牽
引者側に該当する当事者ものだけであったり、両当事者
の貨物を一緒に積載(混載)したりする。そのほか、特
積運送事業者と特積運送事業者との間や区域運送事業者
と区域運送事業者との間でも、上記と同様にして貨物運
送することがある。いずれの例でも、一方の当事者の数
は単数または複数であり、他方の当事者の数も単数また
は複数である。さらに、これらいずれの例であっても、
前述したところの物流情報サーバ11・21を用いて当
該貨物運送に関する必要事項を取り決める。この場合
に、牽引者側に該当する当事者(単数または複数)は図
2の物流情報サーバ11を備え、被牽引者側に該当する
当事者(単数または複数)は図2の物流情報サーバ21
を備える。そして各運送事業者の端末をそれぞれの物流
情報サーバに接続する。この段落で述べた事項をまとめ
ると、つぎに示す表1のようになる。
【0030】
【表1】
【0031】牽引車や被牽引車については、特積運送事
業者・区域運送事業者の双方が種々のメーカのものを所
有している。両運送事業者が特別仕様の牽引車や被牽引
車を特別注文して所有していることもある。これらに関
して、一方の運送事業者が所有する車両と他方の運送事
業者が所有する車両とでは、通常、共用性や互換性がな
いため牽引車・被牽引車相互の連結ができないケースが
ほとんどである。それに対し、前例で述べたところの牽
引車や被牽引車は、これらの連結手段を共通化(標準
化)して共用性や互換性をもたせている。この共通化の
一例がつぎの図3に示されている。
【0032】図3の(A)を参照して、Lは連結全長
(トラックトラクタ41+フルトレーラ51)、Ltは
トラックトラクタ全長、Lfはフルトレーラ全長、L1
は雌型連結器42の取付位置(トラックトラクタ41
側)、L2は雄型連結器52の取付位置(フルトレーラ
51側)、Hcは連結器取付地上高をそれぞれ示す。こ
の場合の具体的な寸法や位置は下記のように設定されて
いる。なお、下記における最前端や最後端は車検登録寸
法測定位置を指す。 L=18990mm Lt=11990mm、Lf=8390mm(連結器中
心より最後端部まで) L1=10600(トラックトラクタ最前端より連結器
中心まで) L2=1390(連結器中心よりトラックトラクタ最後
端まで) Hc=450mm 図3の(B)(C)などにも示される雌型連結器42や
雄型連結器52は脱着自在に対応するものである。すな
わち雄型連結器52の先端部が雌型連結器42の下側か
らこれの中心部に重なり合い、これらがロック手段で二
重にロックされるものである。したがって図3(C)の
背面図が示すように、雌型連結器42の幅方向中心とシ
ャーシ43の幅方向中心線とが一致しており、雄型連結
器52の幅方向中心とシャーシ53の幅方向中心線も互
いに一致している。もちろんこの連結手段は、トラック
トラクタ(牽引車)41でフルトレーラ(被牽引車)5
1を牽引するときの安全基準や強度基準を満たしてい
る。
【0033】図3に示した牽引車や被牽引車は一例にす
ぎない。トラックトラクタには、3軸車(前2輪)や4
軸車など周知のものがあり、フルトレーラにも、一般カ
ーゴ・コンテナ用・カーキャリアなど周知のものがあ
る。こらの牽引車や被牽引車についても、上記と実質的
に同じかそれに準じて連結手段を構成し、共用性や互換
性をもたせる。
【0034】本発明方法の他の一つは、特積運送事業者
と区域運送事業者との間で被牽引車の貸し借りをし、被
牽引車を借り受けた運送事業者が、当該車両に貨物を積
み込んでこれを目的地まで運送するというものである。
一例では特積運送事業者が区域運送事業者の被牽引車を
を借り受け、他例では区域運送事業者が特積運送事業者
の被牽引車を借り受ける。これら以外の例では、特積運
送事業者相互において被牽引車を貸し借りするほか、区
域運送事業者相互において被牽引車を貸し借りする。こ
のいずれのケースでも、被牽引車の貸し借りに関する日
時・受け渡し場所などは前記物流情報サーバ(通信手
段)11・21利用してこれらを取り決める。具体的に
は車両貸借システムを利用する。貸借に係る被牽引車の
受け渡しについては、借手側が貸手側へ出向くとか貸手
側が借手側へ届けるなど自由でよい。そして自動車を借
り受けた特積運送事業者および/または区域運送事業者
が、当該被牽引車に貨物を積み込んでこれを目的地まで
運送する。被牽引車への貨物の積載態様は、借手側当事
者の貨物だけとしたり、借手側当事者の貨物と貸手側当
事者の貨物とを混載したりする。この段落で述べた事項
をまとめると、つぎに示す表2のようになる。
【0035】
【表2】
【0036】
【発明の効果】本発明に係る貨物運送方法はつぎのよう
な効果を有する。
【0037】一方の当事者の貨物(被牽引車に積み込ん
だもの)を他方の他方の当事者の被牽引車(貨物を積み
込んだもの)で運送するから、所定の路線を定時・定点
で走行する特積運送事業者の車両にあっては貨物量が増
え、増えた貨物量の分だけ運送効率が向上し運送コスト
も低減する。区域運送事業者についても、自己の保有す
る車両を用いて貨物運送する回数や距離が減少するか
ら、貨物量を実働量で除した運送効率が向上し、これが
運送コストの大幅な削減に通じる。とくに両当事者のい
ずれか一方または両方の取り扱う貨物量が少ないときな
ど、少ない貨物を一方へ集約して運送できるから合理的
であり、貨物が一定量に達するまで集荷を待つという配
達遅延の原因も解消する。このように、複数の運送事業
者が実体に即して運送機能を融合させるときは、また、
業務範囲を拡大したのと同じ効果を発揮するから、売上
増にも通じる。
【0038】運送事業者の自動車が常に貨物を満載して
運送するということは、少ない車両数でも十分に貨物運
送が行えるということである。これは多くの自動車や運
転要員を抱える運送事業者にとって、設備費や人件費の
負担が少なくなる。また、少ない自動車数で効率よく貨
物を運送するから、排ガス問題・騒音問題・交通渋滞な
ど環境問題の改善にも貢献することができる。
【0039】貨物運送を両運送事業者の牽引車と被牽引
車とで実施する上で、牽引車・被牽引車相互の連結手段
を共通化しているから、両運送事業者が所有している牽
引車や被牽引車について共用性や互換性が得られる。そ
れも軽度の負担でそのようにできる。この共用性や互換
性により、当該運送方法の実施範囲がさらに拡大する。
【0040】この運送方法は、また、両当事者間で被牽
引車の貸し借りを行い、借手側当事者が借用被牽引車を
利用して貨物運送するというものである。これによって
一方の当事者が貨物運送するときは、その者における特
定車種の一時的な不足が解消するから、貨物量の一時的
な変動(増加)にも迅速に対処することができる。これ
はまた、一方の被牽引車不足を他方の余裕でカバーし、
他方で生じた遊休の被牽引車を一方の活用で解消するの
であるから、両当事者に起こりがちなこの種の不具合が
同時に解決する。
【0041】段落[0001]での括弧書きからも明ら
かなように、本明細書において用いる「運送」の語と
「輸送」の語は同義である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の一実施形態を略示した説明図であ
る。
【図2】本発明方法において用いられる通信手段の一例
を略示した説明図である。
【図3】本発明方法において用いられる牽引車・被牽引
車相互の連結手段について一例を略示した説明図であ
る。
【符号の説明】
R1〜R6 特積運送事業者の路線 P1〜P2 輸送基地 M1〜M7 貨物運送用の車両 M51 被牽引車 M52 被牽引車 Z 区域運送事業者の区域 U1〜U5 集荷先 T1・T2 配送先 11 物流情報サーバ 12 端末 21 物流情報サーバ 23 端末 31 通信回線 41 トラックトラクタ(牽引車) 42 雌型連結器(連結手段の一部) 51 フルトレーラ(被牽引車) 52 雌型連結器(連結手段の他部)
フロントページの続き (72)発明者 野口 満 東京都中央区明石町6番17号 日本梱包運 輸倉庫株式会社内 (72)発明者 村松 秀敏 東京都新宿区西新宿1丁目7番2号 富士 重工業株式会社車両システム部内 (72)発明者 三島 敏博 東京都江戸川区臨界町4丁目3番1号 株 式会社エスラインギフ東京本部内 Fターム(参考) 3F022 LL05 MM08 MM11 MM42 NN38 5B049 BB31 CC40 EE31 5H180 AA15 BB01 EE05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】路線を定めて定期に運行する自動車により
    貨物を運送する特別積み合わせ運送事業者(以下特積運
    送事業者という)と自己の業務区域内で受けた貨物を自
    動車により運送する一般区域貨物自動車運送事業者(以
    下区域運送事業者という)、または、特積運送事業者と
    特積運送事業者、または、区域運送事業者と区域運送事
    業者との組み合わせであって、このいずれかの組み合わ
    せに係る両方の運送事業者が貨物運送時の当事者になる
    こと、および、上記いずれかの組み合わせにおける一方
    の当事者を「X」とし、他方の当事者を「Y」とした場
    合、「X:Y」が「1:1」「1:複数」「複数:1」
    「複数:複数」のうちのいずれかであること、および、
    貨物運送手段として牽引車と被牽引車とを用いること、
    および、上記いずれかの組み合わせにおける両当事者の
    うちで、一方の当事者が貨物を積み込んだ被牽引車を用
    意するとともに他方の当事者が貨物を積み込んだ牽引車
    を用意すること、および、貨物積載済み牽引車により貨
    物積載済み被牽引車を牽引して貨物運送するという場合
    であってこれを実行するまでの間、上記両当事者が通信
    手段を介して被牽引車の受け渡し日時と受け渡し場所に
    関する取り決めを完了しておくこと、および、その決定
    事項に基づき、所定の受け渡し場所で被牽引車の受け渡
    しを行うこと、および、両当事者のうちで、被牽引車を
    引き受けた当事者が被牽引車を牽引車により牽引してこ
    れらの車両に積み込まれている貨物を目的地まで運送す
    ることを特徴とする貨物運送方法。
  2. 【請求項2】被牽引車を用意する当事者の貨物のみを被
    牽引車に積み込む請求項1記載の貨物運送方法。
  3. 【請求項3】両当事者の貨物を被牽引車に積み込む請求
    項1記載の貨物運送方法。
  4. 【請求項4】牽引車で被牽引車を牽引するための両車の
    連結手段について、それが一対の雄型連結器と雌型連結
    器とを組み合わせたものからなること、雄型連結器と雌
    型連結器とが相対的な脱着構造を有するものであるこ
    と、被牽引車や牽引車に対する両連結器の相対的な取付
    位置が共通化されていること、雄型連結器と雌型連結器
    とが分離状態で被牽引車や牽引車に装備されて脱着自在
    に対応していること、これらの条件を満足させておき、
    この連結手段を用いて牽引車と被牽引車とを連結する請
    求項1〜3いずれかに記載の貨物運送方法。
  5. 【請求項5】路線を定めて定期に運行する自動車により
    貨物を運送する特別積み合わせ運送事業者(以下特積運
    送事業者という)と自己の業務区域内で受けた貨物を自
    動車により運送する一般区域貨物自動車運送事業者(以
    下区域運送事業者という)、または、特積運送事業者と
    特積運送事業者、または、区域運送事業者と区域運送事
    業者との組み合わせであって、このいずれかの組み合わ
    せに係る一方の運送事業者が被牽引車の貸手側当事者に
    なるとともに他方の運送事業者が被牽引車の借手側当事
    者になること、および、上記いずれかの組み合わせにお
    ける貸手側当事者を「X」とし、借手側当事者を「Y」
    とした場合、「X:Y」が「1:1」「1:複数」「複
    数:1」「複数:複数」のうちのいずれかであること、
    および、貨物運送手段として牽引車と被牽引車とを用い
    ること、および、上記いずれかの組み合わせにおける両
    当事者間で被牽引車を貸し借りするという場合であって
    これを実行するまでの間、両当事者が通信手段を介して
    少なくとも被牽引車の貸借日時と貸借場所に関する取り
    決めを完了しておくこと、および、その決定事項に基づ
    き、当事者相互が所定の貸借場所で被牽引車の受け渡し
    を行うこと、および、被牽引車を借り受けた借手側当事
    者が借用被牽引車を牽引車により牽引してこれらの車両
    に積み込まれている貨物を目的地まで運送することを特
    徴とする貨物運送方法。
  6. 【請求項6】借手側当事者の貨物のみを被牽引車に積み
    込む請求項5記載の貨物運送方法。
  7. 【請求項7】借手側当事者の貨物と貸手側当事者の貨物
    とを被牽引車に積み込む請求項5記載の貨物運送方法。
  8. 【請求項8】牽引車で被牽引車を牽引するための両車の
    連結手段について、それが一対の雄型連結器と雌型連結
    器とを組み合わせたものからなること、雄型連結器と雌
    型連結器とが相対的な脱着構造を有するものであるこ
    と、被牽引車や牽引車に対する両連結器の相対的な取付
    位置が共通化されていること、雄型連結器と雌型連結器
    とが分離状態で被牽引車や牽引車に装備されて脱着自在
    に対応していること、これらの条件を満足させておき、
    この連結手段を用いて牽引車と被牽引車とを連結して牽
    引する請求項5〜7いずれかに記載の貨物運送方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003151086A (ja) * 2001-11-01 2003-05-23 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 輸送システム及びその方法
JP6085059B1 (ja) * 2016-09-27 2017-02-22 日本陸送株式会社 車両積載車を用いたラウンド輸送システム
JP2021077110A (ja) * 2019-11-08 2021-05-20 富士通株式会社 特殊車両通行許可の申請支援プログラム、申請支援方法及び申請支援装置

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