JP2001301140A - 木材印字装置および木材印字方法 - Google Patents

木材印字装置および木材印字方法

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JP2001301140A
JP2001301140A JP2000119407A JP2000119407A JP2001301140A JP 2001301140 A JP2001301140 A JP 2001301140A JP 2000119407 A JP2000119407 A JP 2000119407A JP 2000119407 A JP2000119407 A JP 2000119407A JP 2001301140 A JP2001301140 A JP 2001301140A
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JP2000119407A
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Masato Iwai
正人 岩井
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Ibiden Co Ltd
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Ibiden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木材の加工前に印字が可能な印字装置及び木
材印字方法を提供する。 【解決手段】 印字制御データを演算する際に加工デー
タから印字に適した位置を求めておき、加工部分に印字
されないように印字制御データを発生さる(S10
8)。そして、印字制御データを送出し、加工部位を避
けて印字する(S112)。このため、木材の加工前に
印字が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プレカット用木
材の位置情報を印字するための木材印字装置および木材
印字方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、木造住宅の建設の際に、柱材や横
架材の軸組み工法においては、大工などの現場作業者
が、作業現場において柱材や横架材等を所定の寸法に加
工したり、木材相互の継手、仕口継手部分としてホゾ、
ホゾ孔の形成を行っていた。近年、これら材木の加工に
いわゆるプレカット工法が導入され、専用のプレカット
工場にて材木に対する所用の加工が予めなされ、加工さ
れた材木が建設現場に運搬され、木材相互の組立が行わ
れている。
【0003】組立のためには、どの横架材が他のどの横
架材や柱材と組合せられるのかを表した位置情報が必要
になる。位置情報は、構架材や柱材の側面や仕口継手に
印字される。位置情報の印字は、自動化が進んでおり、
例えば特開昭62−297079号や特開平3−825
01号公報に開示がある。これらの従来技術において、
印字は、対象となる木材が吸湿性を備えるため、インク
ジェットにより行われている。このような印字は、木材
の加工前がよい。加工前であれば、木材をいちいち識別
する必要がなく、印字、加工ラインに投入すればよいか
らである。
【0004】
【発明か解決しようとする課題】しかしなから、加工前
に印字すると、仕口、継手加工により、印字が削られて
しまい、判別できなくなるという問題が発生していた。
【0005】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、木材の加工前に印字
が可能な印字装置及び木材印字方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の木材印字装置では、木材の搬送手段、イ
ンクジェット式印字ヘッド、木材を感知するセンサ、前
記印字ヘッドのインク噴射口の噴射を制御する印字制御
部を備えてなるとともに、印字情報および印字制御デー
タを記憶する記憶部、当該印字情報から印字制御データ
を演算する演算部を有し、演算部において位置情報を発
生させ、この位置情報を印字情報として記憶部に記憶
し、前記記憶部の印字情報を前記演算部へ送信し、当該
演算部にて木材の搬送速度及び木材の加工データから前
記印字ヘッドを制御する印字制御データを発生させて、
これを当該記憶部に格納し、前記搬送手段により加工前
の木材を搬送し、前記センサにより木材を認識した後、
前記記憶部から印字制御データを印字制御部へ送信し
て、木材を搬送させながら前記印字ヘッドからインクを
噴射させて、加工部位を避け木材の側面に印字を行うこ
とを技術的特徴とする。
【0007】請求項1の印字装置は、搬送速度を考慮し
てインクジェットの噴射時間を演算するため、印字位置
を自由に変えることができる。ここで、印字制御データ
を演算する際に加工データから印字に適した位置を求め
ておき、加工部分に印字されないように印字制御データ
を発生させることで、加工部位を避けて印字でき、木材
の加工前に印字が可能となる。
【0008】また、請求項2の木材印字装置では、木材
の搬送手段、インクジェット式印字ヘッド、木材を感知
するセンサ、前記印字ヘッドのインク噴射口の噴射を制
御する印字制御部、前記搬送手段を制御する搬送制御部
を備えてなるとともに、印字情報および印字制御データ
を記憶する記憶部、当該印字情報から印字制御データを
演算する演算部を有し、演算部において位置情報を発生
させ、この位置情報を印字情報として記憶部に記憶し、
前記記憶部の印字情報を前記演算部へ送信し、当該演算
部にて木材の搬送速度及び木材の加工データから前記印
字ヘッドを制御する印字制御データを発生させて、これ
を当該記憶部に格納し、前記搬送手段により加工前の木
材を搬送し、前記センサにより木材を認識した後、搬送
制御データを前記搬送制御部に送信して木材の搬送を行
い、また、前記記憶部から印字制御データを印字制御部
へ送信して、木材を搬送させながら前記印字ヘッドの各
インク噴射口からインクを噴射させて、加工部位を避け
木材の側面に印字を行うことを技術的特徴とする。
【0009】請求項2での印字装置は、搬送速度を考慮
してインクジェットの噴射時間を演算するため、印字位
置を自由に変えることができる。ここで、印字制御デー
タを演算する際に加工データから印字に適した位置を求
めておき、加工部分に印字されないように印字制御デー
タを発生させることで、加工部位を避けて印字でき、木
材の加工前に印字が可能となる。
【0010】請求項3の印字装置は、印字ヘッドが固定
されているため、印字ヘッドにインクが付着しても印字
に字くずれが起きない。
【0011】更に、請求項4の木材印字方法では、木材
の搬送手段、インクジェット式印字ヘッド、木材を感知
するセンサ、前記印字ヘッドを制御する印字制御部を備
えてなるとともに、印字情報および印字制御データを記
憶する記憶部、当該印字情報から印字制卸データを演算
する演算部を有する印字装置を使用した木材の印字方法
であって、演算部において位置情報を発生させ、この位
置情報を印字情報として記憶部に記憶するとともに、前
記記憶部の印字情報を前記演算部に送信し、当該演算部
にて木材の搬送速度及び木材の加工データから前記印字
ヘッドを制御する印字制御データを発生させて、これを
当該記憶部に格納し、前記搬送手段により加工前の木材
を搬送し、前記センサにより木材を認識した後、前記記
憶部から印字制御データを印字制御部へ送信して、木材
を搬送させながら前記印字ヘッドからインクを噴射させ
て、加工部位を避け木材の側面に印字を行うことを技術
的特徴とする。
【0012】請求項4のの印字方法は、搬送速度を考慮
してインクジェットの噴射時間を演算するため、印字位
置を自由に変えることができる。ここで、印字制御デー
タを演算する際に加工データから印字に適した位置を求
めておき、加工部分に印字されないように印字制御デー
タを発生させることで、加工部位を避けて印字でき、木
材の加工前に印字が可能となる。
【0013】請求項5の木材印字方法では、木材の搬送
手段、インクジェット式印字ヘッド、木材を感知するセ
ンサ、前記印字ヘッドを制御する印字制御部、前記搬送
手段を制御する搬送制御部を備えてなるとともに、印字
情報、搬送制卿データおよび印字制御データを記憶する
記憶部、当該印字情報から印字制御データおよび搬送制
御データを演算する演算部を有する印字装置を使用した
木材の印字方法であって、演算部において位置情報を発
生させ、この位置情報を印字情報として記憶部に記憶す
るとともに、前記記憶部の印字情報を前記演算部に送信
し、当該演算部にて、木材の加工データと、木材を印字
に対応した搬送速度で搬送する搬送制御データと、搬送
速度に対応するように前記印字ヘッドを制卸する印字制
御データを発生させて、これを前記記憶部に格納し、前
記搬送手段により加工前の木材を搬送し、前記センサに
より木材を認識した後、搬送制御データを前記搬送制御
部に送信して木材の搬送を行い、また、前記記憶部から
印字制御データを前記印字制御部へ送信して、木材を搬
送させながら前記印字ヘッドの噴射口からインクを噴射
させて、加工部位を避け木材の側面に印字を行うことを
技術的特徴とする。
【0014】請求項5の印字方法は、搬送速度を考慮し
てインクジェットの噴射時間を演算するため、印字位置
を自由に変えることができる。ここで、印字制御データ
を演算する際に加工データから印字に適した位置を求め
ておき、加工部分に印字されないように印字制御データ
を発生させることで、加工部位を避けて印字でき、木材
の加工前に印字が可能となる。
【0015】請求項6の印字装置は、印字ヘッドが固定
されているため、印字ヘッドにインクが付着しても印字
に字くずれがおきない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る木
材印字装置および木材印字方法について詳細に説明す
る。本実施形態の木材印字装置の説明に先立ち、プレカ
ット工法に於ける番付付与に付いて、図5(A)を参照
して説明する。図5(A)は、いわゆる伏図であり、組
立現場での施工が容易なように木材配置位置を示す番付
を表している。この例では、南側から見て、水平方向に
“イ”、“ロ”、“ハ”等と表示され、また、垂直方向
にアラビア数字の“1”、“2”、“3”等と表示さ
れ、これにより各横架材及び柱材の配置位置、及び、接
続が分かるようにされている。例えば、横架材W1は、
番付イ1で横架材W2と接続され、番付ハ1で柱材W3
と接続され、番付ホ1にて柱材W4と接続されることが
分かる。
【0017】図1は、実施形態に係る本木材印字装置1
0を用いるプレカット施設を構成を示している。ここ
で、制御用のコンピュータ70と、該コンピュータ70
からの指令により加工前の木材への印刷を行う木材印字
装置10と、当該木材印字装置10にて印字された木材
の加工を行う木材加工装置80とを備える。この制御用
コンピュータ70は、加工データ、後述する印字データ
や演算された印字制御データ、搬送制御データ等を記憶
する記憶部74と、種々の演算を行う演算部72と、モ
ニター76と、キーボード78とを備える。
【0018】図5(B)に示すように、木材(角材)W
1が図示しない加工ラインに投入されると、コンピュー
タ70からの印字制御データに基づき、図5(C)に示
すように、端部のホゾの加工される部位に番付イ1が、
中央のホゾ孔の形成される部位に番付ハ1が、端部のホ
ゾ孔の形成される部位に番付ホ1が印刷される。その
後、横架材W1が、木材印字装置10に搬送され、加工
データに基づき、木材加工装置80が図5(D)に示す
ように、横架材W2と接続するためのホゾS2と、柱材
W3と接続するためのホゾ孔S3と、柱材W4と接続す
るためのホゾS4とを形成する仕口加工を行う。なお、
図5(C)に示す印刷は、図5(D)に示す加工位置を
避けて行われる。
【0019】この木材印字装置10の構成について、図
2を参照して更に詳細に説明する。この印字装置10
は、木材の搬送手段としてベルトコンベア32、34を
有する。ベルトコンベア32、34は、それぞれドラム
35、35の間に金属製のバーコンベア33を懸架して
なる。ベルトコンベア32、34の間は、インクジェッ
ト方式の印字ヘッド40が配設されている。各ベルトコ
ンベア32、34の印字ヘッド40側のドラム35、3
5には、ベルト37が掛け渡され、1台の駆動モータ3
6により回動されることで、印字ヘッド40の両側での
搬送速度、即ち、ベルトコンベア32、34の同期が保
たれている。なお、ベルトコンベア32、34に用いら
れるベルト33としては、金属製、樹脂製のバーコンベ
ア(ラダー)が望ましい。これは、木材面との接触が線
接触になるため、印字した後にベルトとの接触で印字面
か汚染されないからである。本実施形態の印字装置10
では、ベルトコンベアを用いる例を示しているが、ロー
ルなどを用いることもできる。
【0020】印字装置10には、制御装置20が設けら
れている。該制御装置20には、印字ヘッド40を制御
する印字制御部22と、駆動モータ36を制御すること
で、木材Wの搬送速度を調整する搬送制御部24とを備
えてなる。本実施形態の印字装置10においては、搬送
制御部24が備えられているが、これを省略することも
できる。即ち、駆動モータ36の速度を一定にすること
で、印字を行う際に、当該一定速度で印字制御データを
生成させることで適切に印字を行い得るからである。
【0021】図3(A)に図2中の印字ヘッド40の斜
視図を示す。該印字ヘッド40は、インク噴射用の独立
した7個の噴射口N1、N2、N3、N4、N5、N
6、N7が上面に一列に配置されてなる。本実施形態の
印字ヘッド40としては、インクを噴射するインクジェ
ット方式であればいずれのものも用いることができる。
該印字ヘッド40は、印字装置10に固定されている。
なお、印字ヘッドとして、本実施形態では、一列に噴射
口を並べたものを用いているが、噴射口が千鳥状に複数
配列したものや噴射口が複数列配列したものを用いて、
文字解像度を向上させることもできる。なお、噴射口
は、5〜30個、望ましくは10〜20個が好適であ
る。また、図3(C)に示すような可動式のインクジェ
ットプリンタ140を用いることもできる。該インクジ
ェットプリンタ140のケーシング141には、通孔H
1,H2,H3,H4,H5、H6,H7が形成され、
該通孔の下側に、ベルト143にて、該通孔に沿って搬
送される可動式のインク噴射口142が配設されてい
る。インク噴射口142には、インクタンク144から
インクが供給される。
【0022】図3(B)は、図2中のセンサ42を、木
材の搬送方向(図2中の矢印B)に沿って見た図であ
る。該センサ42は、一対のセンサ保持部材42A、4
2Bからなり、センサ保持部材42A側には、赤外線発
光器42αが備えられ、センサ保持部材42B側には、
赤外線発光器42αからの赤外線を受光する赤外線受光
器42βが備えられてなる。ここで、木材が該センサ4
2に差し掛かると、赤外線が遮断され、これを検出した
赤外線受光器42βからの信号が図1に示す制御用コン
ピュータ70側へ出力される。なお、センサとしては、
X線センサ、その他木材の有無を検出できるいかなるも
のも用いることもできる。
【0023】制御用コンピュータ70による位置情報
(印字データ)の生成は、特開平3−82501号公報
に準じて行う。先ず、ディスプレイ76に基本格子(座
標、例えば横軸が1、2、3、・・・で縦軸がイ、ロ、
ハ、ニ・・・・で標記される)を表示させ、ここに、伏
図を参照して横架材及び柱材の位置を入力する(図5
(A)参照)。そして、各横架材及び柱材に識別子であ
る通番号(W1,W2,・・)を付与し、各通番号に対
応させて各横架材の仕口継手部分の位置情報(印字位置
及び印字内容(番付))を演算部で発生させて、これを
印字データとして記憶部74に記憶するのである。な
お、この印字データは、キーボード78等の入力装置を
介して入力することもできる。また、フロッピー(登録
商標)ディスク(FD)等の補助記憶媒体を介して供給
することもでき、更に、LANネットワーク等のオンラ
インにより他のコンピュータから供給することもでき
る。
【0024】引き続き、該印字データに基づく制御用コ
ンピュータ70による印字処理について、図6のフロー
チャートを参照して説明する。ここで、材木は、印字さ
れる面が下向きになるようにして印字装置10へ搬送さ
れる。
【0025】図2において横架材W1が印字装置10へ
到達し、センサ42から検出信号が送出されると(S1
04:Yes)、演算部72は、通番号(ここでは、W
1)に対応した位置情報(印字データ)を記憶部74か
ら読み出す(S106)。そして、演算部72は、印字
データから印字制御データ及び搬送制御データを作成し
て、記憶部74に記憶する(S108)。
【0026】この印字制御データの作成について、図4
(A)を参照して説明する。搬送速度Vの時、上記セン
サ42にて検出した横架材W1の先端からのL分(図5
(D)参照)離れた位置に「イ」を印字しようとする
と,t1=L/Vに噴射口N4を起動させ、時間t2で
N3、時間t3で噴射口N2、N3、N4、N5、N
6、N7を同時に起動させ、時間t4で噴射口N2を起
動させ、時間t5で噴射口N1を起動させるように印字
制御データを作成する。このとき、先端からどれだけ離
れた位置L(図5(C)参照)に印字するかは、加工デ
ータを基に演算する。加工の程度が大きければ、加工に
より印字部分が削られないようにLが大きくなる。本実
施形態では、加工される長さに(la:図5(D)参
照)、所定長(lb)を加算することでLを求める。つ
まり印字制御データは搬送速度、加工データにより演算
されることになる。なお、加工程度が同じ場合は、印字
位置が同じになるため、搬送速度が一定であれば、印字
制御データを演算する上で搬送速度は考慮する必要がな
い。しかし、本発明では、加工の程度により印字位置が
異なるため、印字制御データを演算する上で搬送速度が
一定であっても搬送速度を考慮することが必要になる。
【0027】上記搬送制御データの作成について、図4
(B)を参照して説明する。図5(B)は、搬送速度を
上記Vよりも高い速度で印字した際の「イ」の印字文字
を示している。即ち、木材の搬送速度を高めることで、
文字の搬送方向(ここでは、横方向)の大きさ(幅)を
大きくし、また、搬送速度を下げることで、文字の搬送
方向の大きさ(幅)を小さくすることができる。このよ
うに、搬送速度を指示する搬送制御データを文字の大き
さに合わせて調整する。また、搬送速度を制御して印字
位置を変えることができるが、印字位置について加工デ
ータを基に演算する。つまり、搬送制御データは、印字
データおよび印字制御データにより演算されることにな
る。
【0028】引き続き、演算部72は、印字装置10の
制御装置20の搬送制御部24に搬送制御データを送出
し(S110)、また、印字制御部22へ印字制御デー
タを送出する(S112)。これにより、搬送制御部2
0が駆動モータ36の速度を制御し、印字制御部22が
印字制御データにて指定された時間に木材を搬送させな
がら印字ヘッド40の各噴射口N1〜N7を起動するこ
とで、図5(D)を参照して上述したように印字を実行
する。なお、この実施の形態では、搬送速度が制御され
ているが、搬送速度を制御せずに、搬送速度を一定のま
まとし、この搬送速度に対応する印字データで、印字ヘ
ッド40の各噴射口を起動することもできる。また、図
3(C)に示すように可動式のインクジェットプリンタ
140を用いる場合は、印字制御データは、インク噴射
口142の移動量と噴射時間からなる。例えば、時間t
1に、図4(A)に示すN4の位置(図3(C)に示す
通孔H4に相当)にインク噴射口142を移動し、噴射
口142を起動させる。また、時間t2に、図4(A)
に示すN3の位置(図3(C)に示す通孔H3に相当)
に噴射口142を移動し、噴射口142を起動させる。
【0029】本実施形態の木材印字装置及び上記印字方
法においては、木材側へ上向きにインクを大量に噴出さ
せるため、飛散したインクが印字ヘッド40側に付着し
て固化し易い。しかしながら、印字ヘッド40が固定さ
れ可動部がないので、適正に印字を継続することができ
る。このため、印字ヘッド40の清掃等の保守が不要に
なる。
【0030】図4(A)は、印字ヘッド40の噴射口N
1〜N7を、木材の搬送方向に対して垂直に配置した際
の印刷例を示している。これに対して、図4(C)は、
印字ヘッド40を傾けて固定することで、噴射口N1〜
N7を、木材の搬送方向に対して40度傾けた際の印刷
例を示している。このように、噴射口を傾けることで、
文字の搬送方向に垂直な方向の大きさを調整することが
できる。即ち、図4(B)を参照して上述したように搬
送速度と、印字ヘッド40の角度とを調整することで所
望の大きさの文字を印字することができる。
【0031】なお、上述した例では、印字装置10の制
御装置20側に搬送制御部24を設け、搬送制御データ
により印字装置での木材の搬送速度を可変にしたが、当
該印字装置での搬送速度を一定にすることで、上述した
搬送制御データを生成を省略することも可能である。
【0032】なお、印字装置10における搬送速度は1
〜20m/分が望ましい。木材の印字に適しているから
である。また、上述した例では、印字ヘッド40により
1回のみ印字を行った。この代わりに、印字後に、搬送
制御データを送信して材木を逆搬送し、再度印字を行う
ことも可能である。この際には全く別の情報を印字して
もよい。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、搬
送速度を考慮してインクジェットの各項射ロの噴射時間
を演算するため、印字位置を自由に変えることができ
る。そのため、印字された部位が加工されないようにす
ることで、木材の加工前に印字が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る木材印字装置を用いる
プレカット工法の施設を示す説明図である。
【図2】図1中の木材印字装置のブロック図である。
【図3】図3(A)は、印字ヘッドの斜視図であり、図
3(B)は、図2中のセンサのB矢視図であり、図3
(C)は、インクジェットプリンタの構成図である
【図4】図4(A)、図4(B)、図4(C)は、印刷
例の説明図である。
【図5】図5(A)は、プレカット工法に用いる伏図で
あり、図5(B)、図5(C)、図5(D)は、横架材
の底面図である。
【図6】図1中の制御用コンピュータの印字処理を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
10 木材印字装置 20 制御装置 22 印字制御部 24 搬送制御部 32、34 ベルトコンベア(搬送手段) 40 印字ヘッド 42 センサ 70 制御用コンピュータ 72 演算部 74 記憶部 80 木材加工装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材の搬送手段、インクジェット式印字
    ヘッド、木材を感知するセンサ、前記印字ヘッドのイン
    ク噴射口の噴射を制御する印字制御部を備えてなるとと
    もに、 印字情報および印字制御データを記憶する記憶部、当該
    印字情報から印字制御データを演算する演算部を有し、 演算部において位置情報を発生させ、この位置情報を印
    字情報として記憶部に記憶し、 前記記憶部の印字情報を前記演算部へ送信し、当該演算
    部にて木材の搬送速度及び木材の加工データから前記印
    字ヘッドを制御する印字制御データを発生させて、これ
    を当該記憶部に格納し、 前記搬送手段により加工前の木材を搬送し、前記センサ
    により木材を認識した後、前記記憶部から印字制御デー
    タを印字制御部へ送信して、木材を搬送させながら前記
    印字ヘッドからインクを噴射させて、木材の側面に印字
    を行うことを特徴とする木材印字装置。
  2. 【請求項2】 木材の搬送手段、インクジェット式印字
    ヘッド、木材を感知するセンサ、前記印字ヘッドのイン
    ク噴射口の噴射を制御する印字制御部、前記搬送手段を
    制御する搬送制御部を備えてなるとともに、 印字情報および印字制御データを記憶する記憶部、当該
    印字情報から印字制御データを演算する演算部を有し、
    演算部において位置情報を発生させ、この位置情報を印
    字情報として記憶部に記憶し、 前記記憶部の印字情報を前記演算部へ送信し、当該演算
    部にて木材の搬送速度及び木材の加工データから前記印
    字ヘッドを制御する印字制御データを発生させて、これ
    を当該記憶部に格納し、 前記搬送手段により加工前の木材を搬送し、前記センサ
    により木材を認識した後、搬送制御データを前記搬送制
    御部に送信して木材の搬送を行い、また、前記記憶部か
    ら印字制御データを印字制御部へ送信して、木材を搬送
    させながら前記印字ヘッドの各インク噴射口からインク
    を噴射させて、木材の側面に印字を行うことを特徴とす
    る木材印字装置。
  3. 【請求項3】 前記印字ヘッドは、固定されていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2の木材印字装置。
  4. 【請求項4】 木材の搬送手段、インクジェット式印字
    ヘッド、木材を感知するセンサ、前記印字ヘッドを制御
    する印字制御部を備えてなるとともに、 印字情報および印字制御データを記憶する記憶部、当該
    印字情報から印字制卸データを演算する演算部を有する
    印字装置を使用した木材の印字方法であって、 演算部において位置情報を発生させ、この位置情報を印
    字情報として記憶部に記憶するとともに、 前記記憶部の印字情報を前記演算部に送信し、当該演算
    部にて木材の搬送速度及び木材の加工データから前記印
    字ヘッドを制御する印字制御データを発生させて、これ
    を当該記憶部に格納し、 前記搬送手段により加工前の木材を搬送し、前記センサ
    により木材を認識した後、前記記憶部から印字制御デー
    タを印字制御部へ送信して、木材を搬送させながら前記
    印字ヘッドからインクを噴射させて、木材の側面に印字
    を行うことを特徴とする木材印字方法。
  5. 【請求項5】 木材の搬送手段、インクジェット式印字
    ヘッド、木材を感知するセンサ、前記印字ヘッドを制御
    する印字制御部、前記搬送手段を制御する搬送制御部を
    備えてなるとともに、 印字情報、搬送制卿データおよび印字制御データを記憶
    する記憶部、当該印字情報から印字制御データおよび搬
    送制御データを演算する演算部を有する印字装置を使用
    した木材の印字方法であって、 演算部において位置情報を発生させ、この位置情報を印
    字情報として記憶部に記憶するとともに、 前記記憶部の印字情報を前記演算部に送信し、当該演算
    部にて、木材の加工データと、木材を印字に対応した搬
    送速度で搬送する搬送制御データと、搬送速度に対応す
    るように前記印字ヘッドを制卸する印字制御データを発
    生させて、これを前記記憶部に格納し、 前記搬送手段により加工前の木材を搬送し、前記センサ
    により木材を認識した後、搬送制御データを前記搬送制
    御部に送信して木材の搬送を行い、また、前記記憶部か
    ら印字制御データを前記印字制御部へ送信して、木材を
    搬送させながら前記印字ヘッドの噴射口からインクを噴
    射させて、木材の側面に印字を行うことを特徴とする木
    材印字方法。
  6. 【請求項6】 前記印字ヘッドは、固定されていること
    を特徴とする請求項4又は請求項5の木材印字方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010269575A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Miyagawa Koki Co Ltd プレカット加工システム
JP2020019151A (ja) * 2018-07-30 2020-02-06 株式会社平安コーポレーション 木材印字装置

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