JP2001300781A - プレス加工装置 - Google Patents

プレス加工装置

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JP2001300781A
JP2001300781A JP2000126791A JP2000126791A JP2001300781A JP 2001300781 A JP2001300781 A JP 2001300781A JP 2000126791 A JP2000126791 A JP 2000126791A JP 2000126791 A JP2000126791 A JP 2000126791A JP 2001300781 A JP2001300781 A JP 2001300781A
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piston
hydraulic cylinder
working
slider
plunger
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JP2000126791A
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English (en)
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Shoji Futamura
昭二 二村
Hiromitsu Kaneko
廣光 金子
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Institute of Technology Precision Electrical Discharge Works
Original Assignee
Institute of Technology Precision Electrical Discharge Works
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 比較的大なるストロークを確保しつつ、加工
ユニットに大なる作動力が得られるプレス加工装置を提
供する。 【解決手段】 基板と対向させて駆動手段を備えたスラ
イダを設けた本体に、増圧部10を備えた加工ユニット
を設けたプレス加工装置であり、増圧部10を、液圧シ
リンダ21に介装されたプランジャ27、リング状ピス
トン28および作動ピストン33で構成し、プランジャ
27をスライダと接続し、作動ピストン33の底端部3
7を液圧シリンダ21から突出させて加工ユニットと係
合可能とし、作動ピストン33の開口端中央部に突出部
34を設け、この突出部34を液圧シリンダ21内面の
一部と隙間なく摺動可能35とし、作動ピストン33の
中空部36にプランジャ27が隙間を介して進入可能と
し、スライダの移動によりプランジャ27、液圧シリン
ダ21内の液体および作動ピストン33を介して加工ユ
ニットを作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば板金加工、
板材の打抜加工等に使用されるプレス加工装置に関する
ものであり、特に往復駆動手段と液圧シリンダとの組合
せにより、比較的大なるストロークを確保しつつ、加工
ユニットに大なる作動力が得られるプレス加工装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プレス加工装置において可動型と
固定型を備えた加工ユニットの可動型を駆動する手段と
しては、液体圧シリンダが広く使用され、就中油圧シリ
ンダが多用されている。この油圧シリンダ駆動によるプ
レス加工装置において、加工ユニットに大なる作動力を
与える場合には、パスカルの原理を応用した増圧手段が
応用されている。
【0003】図3は従来から多用されている増圧手段の
一例を示す説明図である。図3において、油圧シリンダ
100には、プランジャ101とピストン102が各々
介装されており、ピストン102と接続されたピストン
ロッド103により、所定の加工ユニットに作動力を与
えるようになっている。そしてプランジャ101および
ピストン102の横断面積を各々A1,2 とすると、プ
ランジャ101にP1なる力を与えれば、ピストンロッ
ド103には、P2 =P1 ・A2 /A1 なる作動力が得
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の図3に示すよう
な増圧手段によれば、A2 /A1 の比を大にすることに
より、大なる作動力P2 が得られる。例えばプランジャ
101およびピストン102の直径を各々40mm、1
60mmとすると、ピストンロッドにはP2 =16P1
なる作動力が得られ、例えばP1 =7tとすれば、P2
=7×16=112tの大なる作動力が得られ、比較的
小なる力でプランジャ101を駆動しても、加工ユニッ
トを作動するピストンロッド103に大なる作動力が得
られるのである。
【0005】しかしながら、上記の増圧手段では大なる
作動力が得られる反面において、ピストンロッド103
のストロークが小であるという欠点がある。すなわち、
プランジャ101およびピストン102の寸法が前記の
値である場合には、プランジャ101を例えば200m
m移動させても、ピストンロッド103には200×1
/16=12.5mmのストロークしか得られないことと
なる。
【0006】一般にプレス加工装置における加工ユニッ
トは、可動型と固定型との間でワークを挿入取出を行な
う必要があり、上記のようにピストンロッド103によ
って作動させられる可動型のストロークが上記のように
例えば12.5mmのように小であるときには、平板状の
ワークの打抜きまたは穴あけ作業の場合は格別として、
例えば深絞り作業を行なうような場合には、可動型のス
トロークが不足することとなって、所定の作業が遂行で
きなくなるという問題点がある。
【0007】一方、上記可動型のストロークを大にする
ために、プランジャ101のストロークを更に増大させ
ることは、徒に増圧手段を大型化させるのみならず、作
業タクトをも長くすることとなり、実用的ではない。ま
た、ピストンロッド103のストロークを確保するため
に、ピストン102の上方の油圧シリンダ100内に作
動油を別途供給することも考えられるが、この場合には
油圧ポンプを含む油圧ユニットを準備することが必要で
あると共に、消費エネルギーが増大するという問題点が
ある。
【0008】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
を解決し、比較的大なるストロークを確保しつつ、加工
ユニットに大なる作動力が得られるプレス加工装置を提
供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明においては、本体を、基板と、この基板と
対向して設けられ基板と直交する方向に移動可能に形成
されたスライダと、このスライダを駆動する駆動手段と
によって構成し、前記基板と前記スライダとの間に、増
圧部を備えかつ可動型と固定型とからなる加工ユニット
を着脱可能に設けたプレス加工装置であり、前記増圧部
を、液圧シリンダと、この液圧シリンダに介装されかつ
この液圧シリンダの軸線と同一の軸線を有しその軸線方
向に移動可能に形成された等径のプランジャ、リング状
のピストンおよび有底中空状の作動ピストンとによって
構成し、前記プランジャの一端を前記スライダと接続
し、前記作動ピストンの底部端を前記液圧シリンダの端
部から突出させると共に、この底部端を前記加工ユニッ
トの可動型と係合可能に形成し、前記作動ピストンの開
口端の中央部に、作動ピストンのストロークより小なる
軸線方向長さを有する突出部を設け、この突出部を前記
液圧シリンダ内面の一部に設けられ上記軸線方向長さと
実質的に同一の軸線方向長さに形成された摺動部と隙間
なく摺動可能に形成し、前記作動ピストンの中空部内に
前記プランジャが隙間を介して進入可能に形成し、前記
スライダの前記加工ユニット側への移動により前記プラ
ンジャ、液圧シリンダ内の液体および作動ピストンを介
して加工ユニットを作動させる、という技術的手段を採
用した。
【0010】本発明において、リング状のピストンのス
ライダ側の端面に突設した複数個の管状ロッドを液圧シ
リンダの端面から突出させると共に、これらの管状ロッ
ド内に各々駆動ロッドを管状ロッドと軸線方向相対移動
可能に介装させ、かつ前記駆動ロッドの一端を前記スラ
イダと接続し、前記駆動ロッドを介して前記リング状の
ピストンを駆動するように構成することができる。
【0011】次に上記の発明において、リング状のピス
トンと作動ピストンとが対向する内端面側の液圧シリン
ダの各空間との間に、切換弁、圧力制御弁および逆止弁
を夫々並列的に介装させると共に、前記リング状のピス
トンおよび作動ピストンの外端面側の液圧シリンダの各
空間を液体流通可能に形成し、かつ前記作動ピストンの
内端面側の液圧シリンダ空間と前記作動ピストンの中空
部との間に逆止弁を介装させることができる。
【0012】また、上記の発明において、リング状のピ
ストンが介装される液圧シリンダの空間と液体タンクと
を逆止弁を介して接続することができる。
【0013】更に、上記の発明において、基板と支持板
とを水平面と平行に、かつスライダを垂直方向に移動可
能に形成することができる。
【0014】また更に、上記の発明において、駆動手段
をサーボモータとねじ対偶とを含む機構によって構成す
ることができ、この場合において、ねじ対偶をボールね
じで構成してもよい。
【0015】なお、上記の発明において、スライダを基
板と支持板との間に設けたガイドバーに沿って摺動する
ように形成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示す
要部正面図である。図1において、例えば長方形状に形
成された基板1の四隅にガイドバー2を立設し、このガ
イドバー2の上端部に支持板3を適宜の締結手段を介し
て固着する。4はスライダであり、ガイドバー2に上下
方向摺動可能に介装される。5はナット部材であり、ス
ライダ4の中央部上面に一体に設けられ、支持板3の上
面に設けられたサーボモータ6の主軸と接続されたねじ
軸7と螺合する。この場合、ねじ軸7とナット部材5と
はボールねじとすることが好ましい。上記により、プレ
ス加工装置の本体8を構成する。
【0017】次に9は加工ユニットであり、後述するよ
うに構成される増圧部10を備え、可動型11と固定型
12とからなり、基板1とスライダ4との間に着脱可能
に設けられる。なお、加工ユニット9は、例えば長方形
状に形成された基板13の四隅に立設されたガイドバー
14の上端部に支持板15を固着し、この支持板15上
に増圧部10を設けた構成とする。
【0018】増圧部10はスライダ4の上下動によって
後述するように駆動され、更に可動型11を作動させ
る。なお、可動型11は例えばばね(図示せず)その他
の手段によって、常時上方に付勢される構成としてもよ
い。可動型11および固定型12には、例えばパンチパ
ッド16、ストリッパ17およびダイ18が着脱可能に
設けられる。
【0019】図2は図1における増圧部10を示す要部
拡大縦断面図であり、中心線の左側は可動部材の上端位
置、右側は可動部材の下端位置を示す。図2において、
21は油圧シリンダであり、中空円筒状に形成され、上
部に横断面がリング状に形成されたシリンダ空間22
を、また下部に通常の形態の円筒状のシリンダ空間23
を各々設け、両空間22,23との間は隔壁24によっ
て隔離された構成とする。25は取付用フランジであ
る。
【0020】次に、油圧シリンダ21の上部中央には等
径の中空穴26を設け、この中空穴26には等径のプラ
ンジャ27を上下方向摺動可能に介装する。シリンダ空
間22内には、リング状のピストン28を上下方向摺動
可能に介装する。このリング状のピストン28の上端面
には、管状ロッド29を、円周方向等間隔に例えば4個
を一体に突設すると共に、これらの管状ロッド29は、
油圧シリンダ21の上端面から上方に突出するように形
成する。
【0021】30は駆動ロッドであり、管状ロッド29
と軸線方向相対移動可能に管状ロッド29内に介装させ
る。なお駆動ロッド30の下端部には、駆動子31を設
け、この駆動子31が管状ロッド29の上端部の係止部
45と係止すること、およびリング状のピストン28の
上端面と当接することにより、リング状のピストン28
を上下動させ得るように形成する。そして、プランジャ
27および駆動ロッド30の上端部はプレート32と一
体に接続する。なお、このプレート32は、前記図1に
示すスライダ4と接続される。
【0022】次に、油圧シリンダ21の下部に設けられ
たシリンダ空間23内には、有底中空状の作動ピストン
33を上下方向摺動可能に介装する。この作動ピストン
33の上端面中央部には、突出部34を設け、この突出
部34がシリンダ空間23の上方に設けられた摺動部3
5と隙間なく上下方向摺動可能となるように形成する。
なお突出部34および摺動部35の軸線方向の長さは、
実質的には同一寸法に、かつ作動ピストン33のストロ
ークより小に形成する。
【0023】作動ピストン33の中空部36の内径は、
前記プランジャ27の外径より若干大に形成し、中空部
36内にプランジャ27が隙間を介して進入可能に形成
すると共に、作動ピストン33の底部端37は、油圧シ
リンダ21の底端部から下方に突出させ、前記図1に示
す加工ユニット9の可動型11と係合可能に形成する。
なお、上記のプランジャ27、リング状のピストン2
8、管状ロッド29および作動ピストン33と油圧シリ
ンダ21との摺動部には、Oリング、パッキン等の適宜
の液封手段を設ける。
【0024】次に38,39は逆止弁であり、隔壁24
内および作動ピストン33内に設け、油圧シリンダ21
内の作動油が、シリンダ空間22からシリンダ空間23
への方向のみに、およびシリンダ空間23から作動ピス
トン33の中空部36への方向のみに流通可能に形成す
る。またシリンダ空間22とシリンダ空間23との間に
は、切換弁40および圧力制御弁41を各々並列的に介
装させる。なおシリンダ空間22の上端部とシリンダ空
間23の下端部との間には流路42を設けて、両空間2
2,23内の作動油が相互に流通可能に形成する。また
シリンダ空間22は逆止弁43を介して作動油タンク4
4と接続する。
【0025】上記の構成により、図1に示すサーボモー
タ6の作動によりねじ軸7を回転させると、ねじ軸7と
螺合するナット部材5を介してスライダ4が下方に移動
する。すなわち、図2において図1に示すスライダ4と
接続されたプレート32の下方への移動により、プラン
ジャ27および駆動ロッド30が下方へ移動する。
【0026】図2の中心線左側に示す状態からプランジ
ャ27が下方へ移動すると、このプランジャ27は作動
ピストン33の中空穴36内に進入する。この場合、作
動ピストン33の上端面に設けられた突出部34は、シ
リンダ空間23の上方に連続して設けられた摺動部35
と隙間なく係合しているから、中空部36内の作動油は
密封状態となっている。従って上記プランジャ27の中
空部36内への進入により、作動ピストン33はプラン
ジャ27と略同期して下方へ移動させられる。
【0027】上記作動ピストン33の下方への移動によ
り、作動ピストン33の上方のシリンダ空間23には、
シリンダ空間22内の作動油が逆止弁38を介して供給
され、一方、作動ピストン33の下方のシリンダ空間2
3内の作動油は、流路42を介してリング状のピストン
28の上方のシリンダ空間22内に流入する。従って、
作動ピストン33の下方への移動が円滑に遂行されると
共に、上記作動油の流動により、リング状のピストン2
8もまた下方に移動する。なお、この場合、切換弁40
は閉状態とし、シリンダ空間22からシリンダ空間23
への作動油の流動は、逆止弁38を経由するのみとす
る。
【0028】次に、作動ピストン33が更に下方に移動
して、突出部34の上端部が摺動部35の下端部から離
れると、プランジャ27の作動油への圧力は作動ピスト
ン33の上端面全体に作用することとなるから、両者の
横断面積の比に対応する作動力を作動ピストン33に付
与することができ、底端部37を介して図1に示す可動
型11を所定の作動力で作動させることができる。
【0029】なお、この場合プランジャ27の作動ピス
トン33の中空部36内への進入速度は、作動ピストン
33およびリング状のピストン28の下降速度よりそれ
らの横断面積の比に対応して小であるから、駆動ロッド
30は管状ロッド29内に進入し、最終的には駆動子3
1がリング状のピストン28の上端部に当接し、リング
状のピストン28を押圧するように作用する。図2の中
心線右側は、プランジャ27、作動ピストン33および
リング状のピストン28が夫々ストロークの下端位置に
到達した状態を示しており、この状態で所定のプレス加
工が完了する。
【0030】次に上記夫々の可動部材の下端位置から、
当初の上端位置に復帰する状態について説明する。まず
切換弁40を開状態としてプランジャ27を上方へ移動
させると、作動ピストン33の中空部36および作動ピ
ストン33の上方のシリンダ空間23内の油圧が減少す
るから、作動ピストン33が上方へ移動する。この場合
の移動速度は、両者の横断面積の比に対応して作動ピス
トン33の方が当然に小である。
【0031】作動ピストン33の上方への移動により、
作動ピストン33の上方のシリンダ空間23内の作動油
は、切換弁40を介してリング状のピストン28の下方
のシリンダ空間22内へ流入し、一方リング状のピスト
ン28の上方のシリンダ空間22内の作動油は、流路4
2を介して作動ピストン33の下方のシリンダ空間23
内へ流入する。なおプランジャ27の上方への移動と同
時に駆動ロッド30もまた管状ロッド29内を上方へ移
動する(プランジャ27とリング状のピストン28の横
断面積の相違から、リング状のピストン28の上昇速度
よりプランジャ27の上昇速度の方が大であるため)。
また上記作動ピストン33の上方への移動と共に、リン
グ状のピストン28もまた作動ピストン33と略同様の
速度で上方へ移動する。
【0032】作動ピストン33が上昇して、その上端面
に設けられた突出部34の上端部が摺動部35の下端部
に到達すると、作動ピストン33の中空部36は密封状
態となるから、プランジャ27の更に上方への移動によ
り、作動ピストン33の上方のシリンダ空間23内の作
動油は、逆止弁39を介して作動ピストン33の中空部
36内に供給され、以後作動ピストン33はプランジャ
27と略同期して上方へ移動する。
【0033】一方駆動ロッド30もまたプランジャ27
と共に上方へ移動するから、駆動ロッド30の下端部に
設けられた駆動子31が管状ロッド29の上端部に設け
られた係止部45と係合する。従って管状ロッド29を
介してリング状のピストン28を上方へ引上げる作用を
する。このようにして、夫々の作動部材は図2の中心線
左側に示すような当初の上端位置に復帰する。
【0034】上記構成の増圧部10は、その内部におい
て作動油を適宜循環させるものであるから、外部からの
作動油の供給は殆ど不要であるが若干の漏洩があるた
め、作動油タンク44から逆止弁43を介してシリンダ
空間22内へ適宜補給するようにするのがよい。なおプ
ランジャ27により作動ピストン33を作動させる際の
油圧は、圧力制御弁41によって調節することができ
る。またリング状のピストン28は、いわゆるポンプの
作用を有するものであり、作動ピストン33の上下動に
連動して上下動するのであるが、管状ロッド29および
駆動ロッド30を設けることにより、リング状のピスト
ン28をより確実に作動させることができる。
【0035】上記の実施の形態においては、作動油によ
る油圧シリンダの例について記述したが、水その他の液
体を使用してもよい。また上記の発明の実施の形態にお
いては、基板1および支持板3が水平面と平行に配置さ
れ、両者を連結するガイドバー2が垂直方向に設けられ
たいわゆる竪型のものについて説明したが、基板1およ
び支持板3が垂直面と平行に、およびガイドバー2が水
平方向に設けられた、いわゆる横型のものに対しても本
発明の適用が可能である。
【0036】次に、本発明はねじ軸7とナット部材5と
がボールねじ係合であるものに対して特に有効である
が、両者が通常のねじ係合のものに対しても適用可能で
ある。なおボールねじ係合のものも含めて、多重ねじま
たは多条ねじとすることも当然に可能である。また、ね
じ軸7を駆動するサーボモータ6はねじ軸7と同軸的に
直結する構成が最も一般的であるが、歯車、タイミング
ベルト等の伝達手段を介して動力を伝達するように構成
してもよい。
【0037】なお、スライダ4の移動用としてねじ軸7
を駆動するものについて説明したが、ねじ軸7をスライ
ダ4に固定し、このねじ軸7と螺合するナット部材5を
サーボモータ6によって駆動してもよい。またスライダ
4の駆動手段としてはクランク機構を使用してもよい。
【0038】更に、スライダ4の移動を案内するガイド
バー2は、大型のものまたは剛性を要求されるものにつ
いては複数本とするのが好ましいが、1本のものでもよ
く、場合によっては柱状または梁状に形成し、その側面
に沿ってスライダ4が摺動または滑動する構成としても
よい。
【0039】また更に、本発明のプレス加工装置は単一
に使用される以外に、複数台をタンデムに配置して、例
えば長尺状の被加工物に対して順送り加工する場合にも
当然に適用可能である。なお、本発明のプレス加工装置
は、板材に対する板金加工の他に、複数個の部品の組
立、圧入、カシメ等の加工にも使用できる。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上記述のような構成および
作用であるから、下記の効果を奏することができる。
【0041】(1)加工ユニットに必要な可動型のスト
ロークを比較的大きくすることができ、特に作動力の小
なる範囲を比較的速い速度で移動させ、最終の比較的短
いストロークの間で大なる作動力を得ることができる。
【0042】(2)装置を作動させるための例えば作動
油が極めて少量でよいと共に、油圧ユニット等の高圧作
動油を供給する必要がないため、消費エネルギーが極め
て小である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す要部正面図である。
【図2】図1における増圧部10を示す要部拡大縦断面
図である。
【図3】従来から多用されている増圧手段の一例を示す
図である。
【符号の説明】
8 本体 9 加工ユニット 10 増圧部 21 油圧シリンダ 27 プランジャ 28 リング状のピストン 33 作動ピストン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月29日(2000.11.
29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明においては、基板上に駆動手段によって駆
動される増圧部を備えたプレス加工装置であり、前記増
圧部を、液圧シリンダと、この液圧シリンダに介装され
かつこの液圧シリンダの軸線方向に移動可能に形成され
た等径のプランジャ、ピストンおよび有底中空状の作動
ピストンとによって構成し、前記プランジャの一端を前
駆動手段と接続し、前記作動ピストンの底部端を前記
液圧シリンダの端部から突出させると共に、この底部端
被加圧体と係合可能に形成し、前記作動ピストンの開
口端の中央部に、作動ピストンのストロークより小なる
軸線方向長さを有する突出部を設け、この突出部を前記
液圧シリンダ内面の一部に設けられ上記軸線方向長さと
実質的に同一の軸線方向長さに形成された摺動部と隙間
なく摺動可能に形成し、前記作動ピストンの中空部内に
前記プランジャが隙間を介して進入可能に形成し、前記
駆動手段の前記被加圧体側への移動により前記プランジ
とピストンとを駆動し、当該プランジャ、液圧シリン
ダ内の液体および作動ピストンを介して前記被加圧体
作動させる、という技術的手段を採用した。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】本発明において、ピストンの駆動手段側の
端面に突設した複数個の管状ロッドを液圧シリンダの端
面から突出させると共に、これらの管状ロッド内に各々
駆動ロッドを管状ロッドと軸線方向相対移動可能に介装
させ、かつ前記駆動ロッドの一端を前記駆動手段と接続
し、前記駆動ロッドを介して前記ピストンを駆動するよ
うに構成することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】次に上記の発明において、ピストンと作動
ピストンとが対向する内端面側の液圧シリンダの各空間
との間に、切換弁、圧力制御弁および逆止弁を夫々並列
的に介装させると共に、前記ピストンおよび作動ピスト
ンの外端面側の液圧シリンダの各空間を液体流通可能に
形成し、かつ前記作動ピストンの内端面側の液圧シリン
ダ空間と前記作動ピストンの中空部との間に逆止弁を介
装させることができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、上記の発明において、ピストンが介
装される液圧シリンダの空間と液体タンクとを逆止弁を
介して接続することができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】更に、上記の発明において、基板を水平面
と平行に、かつ駆動手段の駆動部を垂直方向に移動可能
に形成することができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】なお、上記の発明において、駆動手段の駆
動部を基板とこの基板の上方に設けられたガイドバーに
沿って摺動するように形成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E089 EA10 EB02 EB03 EC02 ED03 EE04 EF03 FA01 4E090 AA01 AB01 BA02 BB06 CA02 CA03 CC04 HA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体を、基板と、この基板と対向して設
    けられ基板と直交する方向に移動可能に形成されたスラ
    イダと、このスライダを駆動する駆動手段とによって構
    成し、 前記基板と前記スライダとの間に、増圧部を備えかつ可
    動型と固定型とからなる加工ユニットを着脱可能に設け
    たプレス加工装置であり、 前記増圧部を、液圧シリンダと、この液圧シリンダに介
    装されかつこの液圧シリンダの軸線と同一の軸線を有し
    その軸線方向に移動可能に形成された等径のプランジ
    ャ、リング状のピストンおよび有底中空状の作動ピスト
    ンとによって構成し、 前記プランジャの一端を前記スライダと接続し、 前記作動ピストンの底部端を前記液圧シリンダの端部か
    ら突出させると共に、この底部端を前記加工ユニットの
    可動型と係合可能に形成し、 前記作動ピストンの開口端の中央部に、作動ピストンの
    ストロークより小なる軸線方向長さを有する突出部を設
    け、この突出部を前記液圧シリンダ内面の一部に設けら
    れ上記軸線方向長さと実質的に同一の軸線方向長さに形
    成された摺動部と隙間なく摺動可能に形成し、 前記作動ピストンの中空部内に前記プランジャが隙間を
    介して進入可能に形成し、 前記スライダの前記加工ユニット側への移動により前記
    プランジャ、液圧シリンダ内の液体および作動ピストン
    を介して加工ユニットを作動させることを特徴とするプ
    レス加工装置。
  2. 【請求項2】 リング状のピストンのスライダ側の端面
    に突設した複数個の管状ロッドを液圧シリンダの端面か
    ら突出させると共に、これらの管状ロッド内に各々駆動
    ロッドを管状ロッドと軸線方向相対移動可能に介装さ
    せ、かつ前記駆動ロッドの一端を前記スライダと接続
    し、前記駆動ロッドを介して前記リング状のピストンを
    駆動するように構成したことを特徴とする請求項1に記
    載のプレス加工装置。
  3. 【請求項3】 リング状のピストンと作動ピストンとが
    対向する内端面側の液圧シリンダの各空間との間に、切
    換弁、圧力制御弁および逆止弁を夫々並列的に介装させ
    ると共に、前記リング状のピストンおよび作動ピストン
    の外端面側の液圧シリンダの各空間を液体流通可能に形
    成し、かつ前記作動ピストンの内端面側の液圧シリンダ
    空間と前記作動ピストンの中空部との間に逆止弁を介装
    させたことを特徴とする請求項1または2に記載のプレ
    ス加工装置。
  4. 【請求項4】 リング状のピストンが介装される液圧シ
    リンダの空間と液体タンクとを逆止弁を介して接続した
    ことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のプ
    レス加工装置。
  5. 【請求項5】 基板と支持板とを水平面と平行に、かつ
    スライダを垂直方向に移動可能に形成したことを特徴と
    する請求項1ないし4の何れかに記載のプレス加工装
    置。
  6. 【請求項6】 駆動手段をサーボモータとねじ対偶とを
    含む機構によって構成したことを特徴とする請求項1な
    いし5の何れかに記載のプレス加工装置。
  7. 【請求項7】 ねじ対偶をボールねじで構成したことを
    特徴とする請求項6に記載のプレス加工装置。
  8. 【請求項8】 スライダを基板と支持板との間に設けた
    ガイドバーに沿って摺動するように形成したことを特徴
    とする請求項1ないし7の何れかに記載のプレス加工装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102886409A (zh) * 2011-07-19 2013-01-23 上海华普钢结构工程有限公司 一种连系梁的压制装置

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