JP2001300185A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2001300185A
JP2001300185A JP2000117776A JP2000117776A JP2001300185A JP 2001300185 A JP2001300185 A JP 2001300185A JP 2000117776 A JP2000117776 A JP 2000117776A JP 2000117776 A JP2000117776 A JP 2000117776A JP 2001300185 A JP2001300185 A JP 2001300185A
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JP
Japan
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liquid
drum
water
washing machine
rotation
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Application number
JP2000117776A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamamoto
宏 山本
Komei Noguchi
孔明 野口
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で洗濯物の偏在によるドラムの回転
軸まわりの荷重アンバランスを解消する。 【解決手段】ドラム3の背面板3Aの内側面3aには、
主軸7の周囲に内周側が開口した複数の貯水槽20が設
けられている。洗濯物の偏在による偏心荷重が許容値を
超えている場合には、ドラム3を回転させつつ給水バル
ブ14を開き、各貯水槽20内に水を導入し、これを遠
心力により保持させる。その後、偏心荷重位置に応じた
タイミングで、ドラム3を一時的に減速し、偏心荷重位
置と同一または近接した位置にある貯水槽20内の水の
みを落下させて、その重量を減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠心脱水機能を備
えた洗濯機に関し、さらに詳しくは、水平軸を中心に回
転するドラムを有するドラム式洗濯機や、傾斜軸を中心
に回転する洗濯脱水槽を有する渦巻式洗濯機に関する。
なお、ここで「脱水」とは、石油系溶剤等を用いた洗濯
における「脱液」も含めることとする。
【0002】
【従来の技術】ドラム式洗濯機は、脱水に際して、濡れ
た洗濯物が収容された円筒籠状のドラムを水平軸を中心
に高速回転させて、洗濯物に含まれる水を周囲に飛散し
て除去する構成を有している。このような遠心脱水の際
の大きな問題点の1つは、洗濯物がドラム内周壁に不均
等に分散している状態でドラムを高速回転させると、回
転軸周りの質量分布のアンバランスによって異常振動や
異常騒音が発生することである。
【0003】上述したような問題に対し、これまで種々
の提案がなされている。例えば、英国特許出願GB22
71172号や英国特許出願GB2138029号に
は、ドラムの回転軸の周囲に、内部に水を貯留可能な貯
水槽(例えばバッフルの内部を利用)を複数備え、洗濯
物の偏在による偏心荷重に応じて、その偏心荷重の位置
と対向する位置またはその近傍の貯水槽に所定量の水を
導入することにより、ドラム全体のバランスを調整する
洗濯機が開示されている。このような洗濯機によれば、
ドラムの内周壁上のいかなる位置に洗濯物が偏在してい
ても、ドラム全体の偏心荷重を小さくすることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の洗濯機では、ドラムが回転しているときに、複数の
貯水槽に選択的に水を導入しなければならない。そのた
め、例えば各貯水槽に連通する複数の給水管を回転軸内
部に配設する等、貯水槽への注水のための構造が非常に
複雑であって、コストが高いものとなり実用性に乏しい
ものであった。この問題を解決するために本願出願人
は、先に提出した特願平11−203822号におい
て、回転軸を取り囲む複数の貯水槽を籠状のドラムに固
定し、この複数の貯水槽に均等に水を満たしたうえで、
ドラムの回転速度を偏心荷重位置に対応したタイミング
で一時的に低下させることで、偏心荷重位置の貯水槽内
の水を排水するようにした洗濯機を提案している。すな
わち、ドラムを比較的遅い回転速度(たとえば90rp
m)で回転させておき、偏心荷重位置に対応した回転位
置となったタイミングで、ドラムの回転速度をさらに低
下させ(たとえば、56rpm)、貯水槽内の水を落下
させるようにしている。これにより、洗濯物の偏在によ
る偏心荷重が補償される。
【0005】ところが、この先願に係る洗濯機において
は、ドラムの背面外方に複数の貯水槽が固定されてい
る。そのため、外槽とドラムの背面との間に貯水槽に対
応した大きな間隙があいてしまう。この間隙においてド
ラムの回転軸が露出するから、貯水槽への注水または貯
水槽からの排水の際に回転軸や軸受け等に水がかからな
いようにするためには、回転軸に関連して複雑な防水機
構を設けなければならない。
【0006】また、ドラムを収容した外槽内に、ドラム
の収容空間のほかに貯水槽の収容空間を確保しなければ
ならないから、これにより、ドラムの容積が制限される
という問題もあった。そこで、この発明の目的は、簡単
な構成で洗濯物の偏在に起因する偏心荷重を良好に補償
することができる洗濯機を提供することである。また、
この発明の他の目的は、脱水槽の容積に大きな制限を受
けることなく、洗濯物の偏在に起因する偏心荷重を補償
することができる洗濯機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、外槽
(2)内に回転自在に配設された脱水槽(3)を高速で
回転させることによって、この脱水槽に収容されている
洗濯物の遠心脱水を実行する洗濯機であって、上記脱水
槽の内部において当該脱水槽の回転軸の周囲に、上記脱
水槽が回転されたときに生じる遠心力によって内部に液
体を貯留することができ、上記脱水槽の回転半径方向内
方側に排液口(21,25a)を有する貯液室(20,
25)を複数個取り付けたことを特徴とする洗濯機であ
る。なお、括弧内の英数字は、後述の実施例における対
応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
【0008】この発明によれば、脱水槽の回転軸の周囲
に複数の貯液室が設けられており、この複数の貯液室に
おける液体の分布を調整することによって、脱水槽内に
おける洗濯物の偏在に起因した偏心荷重を補償すること
ができる。複数の貯液室は、脱水槽の内部において、脱
水槽の回転軸の周囲に取り付けられている。したがっ
て、脱水槽と外槽との間に貯水槽を配置するための空間
を設ける必要がない。そのため、脱水槽と外槽との間で
回転軸が長い距離にわたって露出することがない。その
ため、回転軸に関連して複雑な防水機構を設ける必要が
ない。
【0009】また、貯液室を脱水槽の内部に取り付けて
いることにより、脱水槽の外側に貯液室を設ける場合に
比較して、脱水槽の容積を大きくすることができる。す
なわち、脱水槽内において貯液室が占有している空間以
外の空間は洗濯物の収容のために用いることができる。
請求項2記載の発明は、上記脱水槽の回転を制御する回
転制御手段(31)と、上記脱水槽内での洗濯物の偏在
による偏心荷重を検知する偏心荷重検知手段(32)
と、上記脱水槽の内周壁上で偏心荷重が存在する位置ま
たはその近傍位置にある貯液室に貯留されている液体を
排液して減らすように、その偏心荷重の位置に応じたタ
イミングで上記脱水槽の回転速度を一時的に低下させる
べく上記回転制御手段を制御する排液制御手段(30,
S7)とをさらに含むことを特徴とする請求項1記載の
洗濯機である。
【0010】たとえば、複数の貯液室に予めたとえば水
などの液体を均等に収容しておき、偏心荷重検知手段に
よって検出される偏心荷重位置に対応した貯液室から必
要量の液体を選択的に排液させることにより、偏心荷重
を補償することができる。具体的には、脱水槽の回転速
度を偏心荷重の位置に対応したタイミングで一時的に低
下させればよい。なお、請求項3記載のように、複数の
貯液室は、脱水槽の回転軸を取り囲んで設けられ、脱水
槽の回転軸側、すなわち内周側に開口を有する複数の箱
状体(20)で構成されていてもよい。
【0011】また、複数の貯液室は、一体に形成されて
いてもよい。たとえば、請求項4に記載のように、脱水
槽の回転軸を取り囲む環状中空体(23)を設け、この
環状中空体の内部を複数に区画して、各区画室(25)
を貯液室として用いてもよい。この場合に、請求項7に
記載のように、上記環状中空体は、内部に液体を封入し
た密封構造体であって、上記複数の貯液室は、貯液室間
の液体の移動が可能であるように上記環状中空体の内部
に区画されていてもよい。この場合には、環状中空体の
内部に封入される液体は、水であってもよいし、適当な
比重および/または粘性を有する水以外の液体であって
もよい。
【0012】環状中空体が密封構造である場合には、排
液制御手段は、所定の回転速度で脱水槽を回転させるこ
とによって区画室間での液体の移動を生じさせ、これに
より複数の区画室内の液体の量をほぼ等しくする平滑化
を行い、その後に、偏心荷重位置またはその近傍の貯液
室からの液体を脱水槽の減速により排液させるものであ
ることが好ましい。むろん、環状中空体は密封構造であ
る必要はない。すなわち、環状中空体に液体を導入する
ための注液口を形成しておき、この注液口から水などの
適当な液体を環状中空体に注入することとしてもよい。
【0013】請求項5記載の発明は、上記複数の貯液室
に非接触で液体を供給する注液手段(15)をさらに含
み、上記排液制御手段は、上記注液手段および回転制御
手段を制御することによって、所定の回転速度で脱水槽
を回転させた状態で上記複数の貯液室にほぼ均等に液体
を満たした後に(S6)、上記貯液室からの排液のため
に上記回転制御手段を制御するものであることを特徴と
する請求項1ないし4のいずれかに記載の洗濯機であ
る。
【0014】この構成では、注液手段は、複数の貯液室
に非接触で液体を供給するので、給水管などを回転軸内
に設ける必要がない。これにより、構成を簡単にするこ
とができる。たとえば、少なくとも脱水槽の回転時に上
方に向けることができる注液口(排液口を兼用してもよ
い。)を貯液室に設けておき、この注液口の直上から液
体を吐出する給液配管により上記注液手段を構成するこ
とができる。この構成を採用する場合に、脱水槽を回転
させながら注液手段から複数の貯液室に液体を供給する
ことにより、この複数の貯液室にほぼ均等に液体を満た
すことができる。複数の貯液室の容積を等しくしてお
き、この複数の貯液室を脱水槽の回転軸に対して対称な
位置関係に分布させて固定すれば、良好な荷重バランス
が得られる。
【0015】注液手段から貯液室への液体の注入は、請
求項6に記載されているように、脱水槽に形成された注
液開口(3B)を介して行うことができる。請求項8に
記載のように、脱水槽は、水平軸を中心に回転自在なド
ラム(3)であってもよい。この場合には、偏心荷重位
置に対応した貯液室が下方位置から上方位置へと向かう
過程において脱水槽の回転速度を低下させれば、貯液室
内の液体を効果的に排液することができる。
【0016】この場合に、請求項9に記載のように、複
数の貯液室は、ドラム状の脱水槽の背面板(3A)の内
側面(3a)に取り付けることが好ましい。このような
場合には、上記の注液開口をドラム状の脱水槽の周面に
おいて背面板の近傍の位置に形成しておき、注液手段か
らの注液をドラム状の脱水槽の上方から行うようにすれ
ばよい。
【0017】
【発明の実施の形態】[第1の実施例]以下、本発明の
第1の実施例である洗濯機について図1〜図8を参照し
て説明する。この実施例の洗濯機は、本発明をドラム式
洗濯機に適用したものである。図1は、このドラム式洗
濯機の全体構成を示す縦断面図である。筐体1の内部に
は円筒形状の外槽2が配置され、外槽2内部には洗濯物
を収容するための円筒形状のドラム3が主軸7(回転
軸)に軸支されている。ドラム3の前面開口には衣類投
入用のドア6が開閉自在に設けられており、ドラム3の
内周壁面には洗濯物を掻き上げるためのバッフル5が適
宜の位置に取り付けられている。また、ドラム3の周壁
には多数の通水孔4が穿孔されており、洗浄やすすぎ時
に外槽2内に供給された水はこの通水孔4を通してドラ
ム3内へ流入し、遠心脱水時にドラム3内に洗濯物から
吐き出された水はこの通水孔4を通して外槽2側へ飛散
する。
【0018】主軸7は外槽2に装着された軸受8によっ
て回転自在に保持され、主軸7の後方先端には主プーリ
9が取り付けられている。底部にはモータ10が配置さ
れ、モータ10の回転軸にはモータプーリ11が取り付
けられており、このモータプーリ11の回転動力はVベ
ルト12を介して主プーリ9に伝達されるようになって
いる。筐体1の背面に設けられた給水管接続部13には
外部の給水栓に至る給水管(図示しない)が接続され、
該給水管を介して供給される水は、給水バルブ14およ
び給水配管19を通って、外槽2の周面上部に設けられ
た注水口15から外槽2内へと放出される。また、外槽
2内に貯留されている水は、排水バルブ16により開閉
される排水口17を通して外部へ排出される。
【0019】回転センサ18は、主プーリ9を挟んで外
槽2の後面に配置された発光部と筐体1の後壁内側に設
置された受光部とから構成されている。発光部と受光部
との間に位置する主プーリ9のリング状部材には円周上
に1箇所の開口が設けられており、ドラム3が1回転す
る間に1回だけ発光部から放出された光がその開口を通
過して受光部に到達する。受光部は、この受光信号を基
にしてドラム3の回転に同期した回転パルス信号を生成
する。なお、回転センサ18の構成はこれに限らず、例
えば磁気センサを用いてドラム3の回転位置を検知する
ものであってもよい。
【0020】図2(a)は、図1中のA−A′切断線断面
図であり、図2(b)は、ドラム3の背面板付近の側面図
である。ドラム3の背面板3Aの内側面3aには、主軸
7の周囲に、互いに約45°離間して8個の貯水槽20
(偏心荷重の補償のための貯液室)が放射状に設けられ
ている。すなわち、ドラム3の内部に貯水槽20が設け
られている。図3は、貯水槽20の外観斜視図である。
貯水槽20は同一容積を有する直方体形状の箱体であっ
て、その一面の約3分の2が開口部21(排液口)とな
っており、残りの3分の1は閉塞部22となっている。
図2に示すように、各貯水槽20は、脱水時の回転進行
方向に開口部21がくるように取り付けられている。貯
水槽20は、開口部21が主軸7に対向するようにドラ
ム3に取り付けられており、これにより、排液口として
の開口部21がドラム3の半径方向内方側の位置に配置
されている。
【0021】注水口15は、貯水槽20の上方に配置さ
れている。ドラム3の周面には、ドラム3の回転によっ
て注水口15に対向することができる位置に、複数の注
水開口(注液開口)3Bが周方向に間隔を開けて形成さ
れている。注水口15からの注水を行うと、図2(a)に
示されているように、注水開口3Bを介してドラム3の
内部に水が入り込む。ドラム3に入り込んだ水は、貯水
槽20の開口部21が注水口15の直下に位置して上方
を向いているときに、この貯水槽20の内部に注がれる
ことになる。
【0022】図4は、このドラム式洗濯機の電気的構成
を示すブロック図である。全体の制御を司るマイクロコ
ンピュータ(以下「マイコン」という)30は、CPU
34、A/D変換器35、RAM36、ROM37等を
含んで構成されており、ROM37には、各洗濯行程を
進めるための運転プログラムが予め格納されている。マ
イコン30には、操作部40、表示部41、バルブ駆動
部42、インバータ制御部43、モータ電流検出部44
等が接続されている。操作部40は、筐体1の前面に設
けられた操作パネルを含み、使用者による操作に応じた
入力信号をマイコン30に与える。表示部41は、同様
に、筐体1の前面に設けられた表示パネルを含み、操作
に対応した情報や運転状況等に関連する情報を表示す
る。
【0023】マイコン30は、機能的に回転速度制御部
31および偏心荷重測定部32を含んでいる。回転速度
制御部31は、回転速度指示信号をインバータ制御部4
3に送出し、インバータ制御部43は、この指示信号を
PWM信号に変換して、このPWM信号に応じた駆動電
圧をモータ10に印加する。これにより、モータ10は
所望の回転速度で回転し、ドラム3は予め定められた減
速比で減速されて回転する。モータ電流検出部44は、
インバータ制御部43からモータ10に供給される駆動
電流のうちのトルク電流成分を検出する。
【0024】一般に、ドラム3の内周壁上で洗濯物が偏
在していると、ドラム3が1回転する間に負荷トルクが
変動するため、トルク電流成分は洗濯物の偏在に起因す
る偏心荷重に応じて変動する。図5は、回転センサ18
により得られる回転パルス信号と偏心荷重によるトルク
電流成分の変動との一例を示す波形図である。トルク電
流成分の最大ピークVmaxは、ドラム3の1回転期間内
において負荷トルクが最大になるときに現れる。負荷ト
ルクは偏心荷重の原因である洗濯物を重力に抗してドラ
ム3の上方に持ち上げようとするときに最大となる。し
たがって、通常、偏心荷重がドラム3内の最高位置から
手前側の約90°の角度範囲に存在するときに最大ピー
クVmax が出現する。ドラム3の内周壁上での偏心荷重
の位置は、回転パルス信号の立上がりを基準0°とした
0〜360°の範囲内における最大ピークVmax (また
は最小ピークVmin )の出現する位相角で表すことがで
きる。
【0025】一方、トルク電流成分の変動振幅、つまり
最大ピーク値と最小ピーク値の差(Vmax −Vmin )
は、偏心荷重の大きさ(偏心量)を反映している。そこ
で、偏心量とトルク電流成分の変動振幅との関係を予め
調べておき、後述のような偏心量の大小関係の判定を変
動振幅の判定によって行うことができるように、その判
定基準を予め定めておく。具体的な動作としては、偏心
荷重測定部32は、モータ電流検出部44から図5
(b)に示すような波形を受け取ると、ドラム3の1回
転期間中の最大ピークVmax 、最小ピークVmin をそれ
ぞれ検出し、その両ピークの差から変動振幅を求め、そ
の変動振幅を上記判定基準と比較することにより偏心量
が許容値以下であるか否かを判定する。
【0026】本実施例のドラム式洗濯機の特徴は、洗浄
運転やすすぎ運転のあとに実行される脱水行程時の動
作、さらに詳しくは、脱水立上げ時の洗濯物の偏在に起
因するアンバランスの調整方法にある。続いて、この脱
水行程時の動作に関して詳述する。図6は脱水行程時の
制御動作を示すフローチャートである。脱水行程が開始
されると、まず、回転速度制御部31は、インバータ制
御部43を介して、約40rpmの回転速度でドラム3
を回転させるべくモータ10の回転を制御する(ステッ
プS1)。脱水行程開始時には、その直前の洗浄行程ま
たはすすぎ行程の際に外槽2内に供給された水が貯水槽
20内に残っている可能性がある。上記回転速度は、貯
水槽20内の水に作用する遠心力が重力よりも小さくな
るような回転速度である。そのため、貯水槽20が回転
上方にあるときに、水は重力によって開口部21から流
れ出る。したがって、ドラム3を上記回転速度で暫時回
転させると、すべての貯水槽20は殆ど空になる。
【0027】次いで、回転速度制御部31は、300〜
400rpm程度の回転速度でドラム3を回転させるべ
くモータ10の回転を制御する(ステップS2)。この
回転速度は、ドラム3内の洗濯物に含まれる水が遠心力
によって適度に飛散され、しかも洗濯物の偏在による偏
心荷重がある程度大きくても、ドラム3や外槽2の振動
が許容できる程度に収まるような回転速度である。すな
わち、これにより洗濯物を予備的に脱水する。ここであ
る程度の脱水を行っておくことにより、あとで高速遠心
脱水を行う際に脱水率の相違による偏心荷重の増加や位
置のずれなどを軽減することができる。
【0028】次に、回転速度制御部31は、ドラム3の
回転速度を約90rpmにまで落とし、その回転速度を
維持する(ステップS3)。この回転速度では、洗濯物
に作用する遠心力はまだ重力よりも大きいので、洗濯物
はドラム3の内周壁に張りついてドラム3と一体に回転
する。この状態において、偏心荷重測定部32は、前述
のようにモータ電流検出部44にて検出されたトルク電
流成分に基づいて、そのときに生じている偏心荷重の大
きさ、つまり偏心量とドラム3の内周壁上での偏心荷重
の位置とを検知する(ステップS4)。そして検知され
た偏心量が許容値以下であるか否かを判定する(ステッ
プS5)。この許容値は、後述の高速脱水回転時に許容
し得る振動量(振幅)等に応じて予め設定される。
【0029】ステップS5にて偏心量が許容値以下であ
る場合には、バランス調整を行う必要はないので、回転
速度制御部31は、ドラム3の回転速度を約700rp
mまで上昇させ、その回転速度を維持して脱水を行う
(ステップS11)。一方、ステップS5にて偏心量が
許容値を超えている場合には、次のようなバランス調整
を実行する。すなわち、まず回転速度制御部31は、ド
ラム3の回転速度を約120rpmまで上昇させ、バル
ブ駆動部42を介して給水バルブ14を開放する(ステ
ップS6)。すると、給水管を通して導入された水が注
水口15から放出される。注水口15の下方では、貯水
槽20がドラム3と一体に回転しているので、注水口1
5から放出された水は、ちょうど回転下方を通過する貯
水槽20の開口部21を通してその貯水槽20の中に少
しずつ入ってゆく。貯水槽20の内部の水に作用する遠
心力は重力よりも大きいため、水は外周側に偏り、開口
部21から溢れ出ることなく貯水槽20内部に保持され
る。
【0030】この状態を所定時間継続すると、すべての
貯水槽20の中にほぼ満杯の水が貯留される。貯水槽2
0は主軸7に対して放射状に配設されているので、すべ
ての貯水槽20がほぼ満水である状態では、この水によ
る偏心荷重は殆どない。一方、洗濯物は遠心力によって
ドラム3の内周壁面に押し付けられているので、洗濯物
の偏在による偏心荷重の状態も変化しない。したがっ
て、水が貯留される前後でドラム3の偏心荷重は変化し
ない。
【0031】つづいて、先に検知した偏心荷重の位置を
利用して、その偏心荷重と径方向に同一位置にあるか、
または最も近接した位置にある貯水槽20内の水をこぼ
すようにドラム3の回転制御を行う(ステップS7)。
すなわち、貯水槽20の中の水に作用する遠心力が重力
に勝るような回転速度でドラム3を回転している状態か
ら、一時的に、遠心力が重力よりも小さくなるような回
転速度に落とすと、そのときにドラム3の回転上方に位
置している貯水槽20から水が落下して、その量が減少
する。
【0032】図7は、回転中の貯水槽20内の水の状態
を示す模式図である。ドラム3が90rpmで回転され
ているときの水の状態は図7(a)に示すようになる。
すなわち、この回転速度では、いずれの貯水槽20にお
いても、貯留されている水に働く遠心力が十分に大き
く、貯水槽20からの排水が生じることはない。この状
態から、上述したように一時的に回転速度が落とされる
と、貯水槽20に貯留された水に慣性力が働く。そし
て、回転している貯水槽20内の水にも重力が作用して
いるため、図7(b)に示すように、回転上方に持ち上
げられつつある貯水槽20b,20cおよび既に上方に
位置している貯水槽20aからは水が落下する。それに
対して、回転下方に進もうとしている貯水槽(例えば2
0d)内の水は落ちずに保持される。
【0033】回転速度が急激に落ちた際に、回転上方に
進みつつある貯水槽20内の水には慣性力が作用し、回
転前方に撒き散らされるように放出される。すなわち、
あまり収集することなく、ばらけて落下する。そのた
め、落下した水が下方を通過している貯水槽20の中に
入る確率が小さく、もし入ったとしてもその量は僅かで
すむ。なお、このバランス調整においては貯水槽内の水
のみを落下させ、ドラム3内の洗濯物はドラム3内で移
動しないようにする必要がある。この実施例の洗濯機で
は、貯水槽20をドラム3の内周壁面よりも内側に設け
ることにより、ある回転速度でもってドラム3を回転さ
せたときに、貯水槽20内の水よりもドラム3の内周壁
面にある洗濯物に対してより大きな遠心力が作用するよ
うにしている。また、一般に、水を含んでいる洗濯物は
水によってドラム3の内周壁面との密着性が増すため、
計算上遠心力と重力との関係で想定される状態よりも落
ち難いという性質がある。このようなことから、遠心力
と重力とがバランスする程度の回転速度近傍で適宜に回
転速度を設定することにより、洗濯物は落下させずに水
のみを落下させることが可能である。
【0034】具体的には、回転速度制御部31は、洗濯
物が遠心力によりドラム3の内周壁面に軽く押し付けら
れて回転するような回転速度、ここでは約90rpmで
ドラム3を回転させる。そして、図5(b)に示したよ
うなトルク電流成分の変動を監視し、その最大ピークV
max の発生時点でもって偏心荷重の位置を認識し、偏心
荷重がドラム3の最低部を通過し、上方に持ち上げられ
る途中の適宜の時点(例えば最高部の手前90°から最
高部までの範囲)で、回転速度を急峻に56rpm程度
に落とし、即座に元の回転速度に戻す。これにより、図
7(b)(c)に示すように、偏心荷重と同位置または
近傍に位置する貯水槽20内の水が落下し、その分の重
量が減少する。その重量減少分が洗濯物の偏在による偏
心荷重に見合う程度であれば、ドラム3全体の偏心荷重
は小さくなる。
【0035】上述したようなバランス調整を試みたあ
と、再び上記ステップS4,S5と同様に偏心荷重を検
知し、その偏心量が許容値以下であるか否かを判定する
(ステップS8,S9)。そして、バランス調整の結
果、偏心量が許容値以下に収まっている場合には、回転
速度制御部31は、ドラム3の回転速度を約700rp
mまで上昇させ、その回転速度を維持して脱水を行う
(ステップS11)。ステップS9で偏心量が許容値を
超えている場合には、上記バランス調整によっても偏心
荷重が解消されていないから、偏心荷重が存在しても振
動が異常に大きくならない程度の回転速度、ここでは約
500rpmまでドラム3の回転速度を上昇させて脱水
を行う。ステップS10またはS11のいずれにおいて
も、所定の脱水運転時間が経過したならば、ドラム3の
回転を停止させ、脱水運転を終了する。
【0036】以上のようにこの実施例によれば、ドラム
3の背面板3Aの内側面3aに複数の貯水槽20が配置
されている。そのため、ドラム3と外槽2の後壁との間
に大きな隙間が生じることがない。したがって、主軸7
に対して複雑な防水対策を施す必要がないので、構成を
簡素化することができる。また、ドラム3の背面に貯水
槽を設けると、貯水槽の内方にデッドスペースが生じる
ことになるのに対して、この実施例の構成のようにドラ
ム3の内部に貯水槽20を設けた構成では、貯水槽20
よりも半径方向内方の空間は、洗濯物の収容のために利
用できる。そのため、ドラム3の容積を大きくとること
が可能になる。 [第2の実施例]次に、本発明の第2の実施例である洗
濯機について図8〜図10を参照して説明する。この実
施例の洗濯機も、第1の実施例による洗濯機と同様にド
ラム式洗濯機である。
【0037】図8は、第2の実施例によるドラム式洗濯
機の全体構成を示す縦断面図である。第1の実施例によ
る洗濯機と同一構成である部分は同一符号を付して説明
を省略する。この洗濯機では、ドラム3の背面板3Aの
内側面3aに、内部に所定量の水(または他の液体)が
封入された環状中空体であるバランサ23を備えてい
る。すなわち、バランサ23は、ドラム3の内部に収容
されている。図9は、図8中のB−B′線断面図であ
る。バランサ23の内部には、外周側からL字形状に突
出する隔壁24が所定角度間隔で放射状に設けられてお
り、この隔壁24によって内部に封入された水が自由に
移動するのを妨げている。すなわち、ドラム3が十分に
高い回転速度で回転されるとき、隣接する隔壁24の間
に形成される区画室25(貯液室)内において水は、外
周側に張りつき、他の区画室25へ移動することがな
い。
【0038】L字形の隔壁24の間には、ドラム3の半
径方向内方側に位置する開口25a(排液口)が形成さ
れている。ドラム3の回転を減速すると、区画室25内
の水Wは、開口25aを介して流出/流入し、区画室2
5間での水の移動を生じさせることができる。この第2
の実施例の洗濯機では、バランサ23内部の水の総量は
増減しないから、バランサ23内部の複数の区画室25
にそれぞれ保持する水の量を変えることによってバラン
ス調整を行うようにしている。なお、この洗濯機の電気
的構成は第1の実施例と同じであって、後述のように制
御に関するプログラムのみが若干異なるだけである。
【0039】図10は、脱水行程時の制御動作を示すフ
ローチャートである。このフローチャートに沿って第1
の実施例の制御動作と異なる点について特に説明する。
まず、脱水行程が開始されると、回転速度制御部31
は、インバータ制御部43を介して、約60rpmの回
転速度でドラム3を回転させるべくモータ10の回転を
制御する(ステップS21)。このときの回転速度は、
バランサ23内の水に作用する遠心力が重力と均衡する
近傍の回転速度であって、このような回転速度でドラム
3が回転されるとき、バランサ23の各区画室25にお
いて外周側に存在する水は遠心力によって張りつき、各
区画室25の内周側に存在する水は重力によって落下し
て他の区画室25へと移動する。このため、ドラム3を
上記回転速度で暫時回転させると、すべての区画室25
内に存在する水の量はほぼ同程度になるという平滑化を
達成することができる。このように水が平滑化された状
態では、バランサ23による偏心荷重はほぼなくなり、
洗濯物の偏在のみによる偏心荷重がドラム3の偏心荷重
となる。
【0040】次いで、ステップS2〜S5と同様のステ
ップS22〜S25の処理により、洗濯物の予備脱水、
偏心荷重の検知、偏心量の判定を実行し、偏心量が許容
値以下である場合には、ステップS30へ進んで、回転
速度制御部31は、ドラム3の回転速度を約700rp
mまで上昇させ、その回転速度を維持して脱水を行う
(高速脱水)。一方、ステップS25にて偏心量が許容
値を超えている場合には、ステップS7と同様のステッ
プS26の制御によるバランス調整を実行する。すなわ
ち、ドラム3を約90rpmで回転させ、偏心位置に応
じたタイミングでもってドラム3の回転速度を短時間5
6rpmまで減速する(ステップS26)。すると、ド
ラム3の上方に持ち上げられつつある区画室25から水
が落下し、落下した水の多くは主軸7に対して反対側に
位置する別の区画室25に流れ込む。その結果、洗濯物
の偏在による偏心荷重がある位置近傍の区画室25内の
水は殆どなくなり、主軸7に対して反対側に位置する区
画室25およびその隣接の区画室25内の水が増加す
る。これにより、ドラム3全体の偏心荷重は小さくな
る。
【0041】この実施例でも、バランサ23をドラム3
の内部に収容しているので、ドラム3と外槽2との間に
大きな隙間が生じることがない。また、バランサ23を
ドラム3の外方に設ける場合に比較して、ドラム3の容
積を大きくとることができる。この発明の2つの実施例
について説明したが、この発明は他の形態で実施するこ
ともできる。たとえば、上記第1および第2の実施例
は、洗濯脱水籠、つまりドラムが水平軸を中心に回転す
る構成を有するものであるが、上記貯水槽やバランサ、
またはそれに相当する構造体に貯留される水が重力によ
って移動する構成を有する洗濯機であれば、本発明を適
用することができる。すなわち、上面が開口した洗濯脱
水槽を有する渦巻式洗濯機であっても、洗濯脱水槽が傾
斜軸を中心に回転するように構成されている場合に適用
が可能である。
【0042】また、上記実施例における各数値は一例で
あって、これに限定されるものではない。また、上記実
施例はいずれも水を使用した洗濯機について述べたが、
石油系溶剤等を使用するドライクリーナに本発明を適用
できることは明らかである。また、第1の実施例のごと
く外部より貯水槽またはバランサの内部に液体を導入す
る構成では、その液体は洗濯に利用される液体を用いる
のが一般的であるが、第2の実施例のごとくバランサ内
部に液体を封入した構成では、上記目的に対して好適な
粘性および/または比重を持った液体を利用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるドラム式洗濯機の
縦断面図である。
【図2】(a)は図1中のA−A′線断面図、(b)はドラム
の背面板付近の側面図である。
【図3】第1の実施例によるドラム式洗濯機における貯
水槽の外観斜視図である。
【図4】第1の実施例によるドラム式洗濯機の電気的構
成を示すブロック図である。
【図5】偏心荷重の検知動作を説明するための波形図で
ある。
【図6】第1の実施例によるドラム式洗濯機における、
脱水行程時の制御動作を示すフローチャートである。
【図7】第1の実施例によるドラム式洗濯機における、
バランス調整動作時の貯水槽内の水の状態を示す模式図
である。
【図8】本発明の第2の実施例によるドラム式洗濯機の
縦断面図である。
【図9】図8中のB−B′線断面図である。
【図10】第2の実施例によるドラム式洗濯機におけ
る、脱水行程時の制御動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
2 外槽 3 ドラム 3A 背面板 3B 注水開口 3a 内側面 7 主軸 10 モータ 15 注水口 18 回転センサ 20 貯水槽 21 開口部 22 閉塞部 23 バランサ 24 隔壁 25 区画室 25a 開口 30 マイコン 31 回転速度制御部 32 偏心荷重測定部 43 インバータ制御部 44 モータ電流検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B155 AA06 BA04 BA16 CA02 CA05 CB06 DC14 DC25 KA07 KA35 LA03 LB18 LB27 LB29 LB30 LB35 MA01 MA02 MA06 MA07 MA08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外槽内に回転自在に配設された脱水槽を高
    速で回転させることによって、この脱水槽に収容されて
    いる洗濯物の遠心脱水を実行する洗濯機であって、 上記脱水槽の内部において当該脱水槽の回転軸の周囲
    に、上記脱水槽が回転されたときに生じる遠心力によっ
    て内部に液体を貯留することができ、上記脱水槽の回転
    半径方向内方側に排液口を有する貯液室を複数個取り付
    けたことを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】上記脱水槽の回転を制御する回転制御手段
    と、 上記脱水槽内での洗濯物の偏在による偏心荷重を検知す
    る偏心荷重検知手段と、 上記脱水槽の内周壁上で偏心荷重が存在する位置または
    その近傍位置にある貯液室に貯留されている液体を排液
    して減らすように、その偏心荷重の位置に応じたタイミ
    ングで上記脱水槽の回転速度を一時的に低下させるべく
    上記回転制御手段を制御する排液制御手段とをさらに含
    むことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】上記複数の貯液室は、上記脱水槽の回転軸
    を取り囲んで設けられ、内周側に開口を有する複数の箱
    状体で構成されていることを特徴とする請求項1または
    2記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】上記複数の貯液室は、脱水槽の回転軸を取
    り囲んで設けられた環状中空体の内部に区画されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】上記複数の貯液室に非接触で液体を供給す
    る注液手段をさらに含み、 上記排液制御手段は、上記注液手段および回転制御手段
    を制御することによって、所定の回転速度で脱水槽を回
    転させた状態で上記複数の貯液室にほぼ均等に液体を満
    たした後に、上記貯液室からの排液のために上記回転制
    御手段を制御するものであることを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれかに記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】上記脱水槽には、上記注液手段からの液体
    を上記貯液室に導くための注液開口が形成されているこ
    とを特徴とする請求項5記載の洗濯機。
  7. 【請求項7】上記環状中空体は、内部に液体を封入した
    密封構造体であり、上記複数の貯液室は、貯液室間の液
    体の移動が可能であるように上記環状中空体の内部に区
    画されていることを特徴とする請求項4記載の洗濯機。
  8. 【請求項8】上記脱水槽は、水平軸を中心に回転自在な
    ドラム形状のものであることを特徴とする請求項1ない
    し7のいずれかに記載の洗濯機。
  9. 【請求項9】上記ドラム状の脱水槽において回転軸とほ
    ぼ垂直に配置された背面板に上記複数の貯液室が固定さ
    れていることを特徴とする請求項8記載の洗濯機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003290595A (ja) * 2002-01-31 2003-10-14 Sanyo Electric Co Ltd ドラム式洗濯機
WO2020253600A1 (zh) * 2019-06-19 2020-12-24 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 一种滚筒洗衣机

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