JP2001300016A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001300016A
JP2001300016A JP2000127175A JP2000127175A JP2001300016A JP 2001300016 A JP2001300016 A JP 2001300016A JP 2000127175 A JP2000127175 A JP 2000127175A JP 2000127175 A JP2000127175 A JP 2000127175A JP 2001300016 A JP2001300016 A JP 2001300016A
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Japan
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player
lamp
energization
game
time
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JP2000127175A
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English (en)
Inventor
Yoshio Yamazaki
好男 山崎
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Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気部品の寿命を長くすることのできる遊技
機を提供する。 【解決手段】 遊技機としてのパチンコ遊技機は、装飾
用のランプ23、遊技者センサ27、主制御基板31及
びランプ基板34を備える。ランプ23は通電により作
動し、種々の態様で光を放射する。遊技者センサ27
は、パチンコ遊技機の正面近傍に遊技者がいるかどうか
を検出する。主制御基板31は、遊技者センサ27によ
り遊技者の検出されない状況が設定時間にわたって継続
しているかどうかを判定する。ランプ基板34は、前記
主制御基板31の判定結果に基づき、遊技者のいない状
況が設定時間継続している場合には、遊技者検出時より
もランプ23の点滅間隔を広くして、時間当りの通電量
を少なくする。これにともない、ランプ23の消費電力
量が少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通電により作動す
る電気部品を備えたパチンコ遊技機等の遊技機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ遊技機には、通電に
より作動する電気部品が種々組込まれている。例えば、
遊技球の入賞口への入賞にともない所定数の賞球を払出
す払出し装置、遊技の進行状況に応じて種々の画像を表
示する表示器、進行状況に応じた効果音を発するスピー
カ、進行状況に応じた態様で光を放射する装飾用のラン
プ(電飾)等である。また、パチンコ遊技機以外の遊技
機にも、同様に多くの電気部品が組込まれている。そし
て、どのような状況下でどのような態様で作動させるか
が電気部品毎に定められていて、一般には遊技者の有無
にかかわらず、各電気部品への通電が一様に制御され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した各
種電気部品の中には、遊技者がいない場合に、いる場合
と同様の態様で作動しなくても、遊技の進行に悪影響を
及ぼさないものもある。遊技者がいないにもかかわら
ず、このような電気部品に対してまでも、いる場合と同
様の態様で通電すると、その電気部品の寿命(耐久期
間)をいたずらに短くするおそれがある。
【0004】そこで、本発明の課題は、電気部品の寿命
を長くすることのできる遊技機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの有効な手段を以下に示す。なお、必要に応じてその
作用等についても説明する。
【0006】手段1.通電により作動する電気部品を備
える遊技機において、遊技者の有無を検出する遊技者検
出手段と、前記遊技者検出手段による遊技者の非検出に
応じ、遊技者検出時よりも前記電気部品の消費電力量が
少なくなるように、同電気部品への電流又は電圧を制御
する通電制御手段とをさらに備えることを特徴とする遊
技機。
【0007】前記手段1によると、遊技者が遊技者検出
手段によって検出されないと、電気部品への電流又は電
圧が通電制御手段によって制御される。この制御によ
り、遊技者検出時に比べ電気部品の消費電力量が少なく
なる。このため、遊技者がいなくても、いるときと同様
に通電が行われる場合に比べ、不要な通電が少なくな
り、電気部品の通電にともなう劣化が抑えられる。
【0008】手段2.前記手段1において、前記遊技者
検出手段による遊技者の非検出状態が所定時間継続する
までは、前記消費電力量を少なくするための電流又は電
圧の制御が前記通電制御手段により行われるのを禁止す
る制御禁止手段をさらに備えることを特徴とする遊技
機。
【0009】前記手段2によると、遊技者検出手段によ
る遊技者の非検出状態が所定時間継続するまでは、消費
電力量を少なくするための電流又は電圧の制御が制御禁
止手段によって禁止される。そして、前記非検出状態が
所定時間にわたって継続すると、制御禁止手段による禁
止が解かれ、消費電力量を少なくするための電流又は電
圧の制御が行われる。従って、遊技者検出手段によって
遊技者が検出されなくなってもすぐに消費電力量が減少
するのではなく、その非検出状態がある程度続かない限
り、遊技者検出時と同様の通電制御が行われる。このた
め、遊技者がいるにもかかわらず、遊技者検出手段によ
って一時的に検出されない事態が生じても、誤って電気
部品の消費電力量が少なくなる不具合を防止できる。
【0010】手段3.前記手段1において、前記通電制
御手段は、前記遊技者検出手段による非検出状態が所定
時間継続することを条件に、前記消費電力量を少なくす
るための電流又は電圧の制御を行うものであることを特
徴とする遊技機。
【0011】前記手段3によると、通電制御手段では、
遊技者検出手段による遊技者の非検出状態が所定時間継
続するまでは、消費電力量を少なくするための電流又は
電圧の制御が行われない。そして、前記非検出状態が所
定時間にわたって継続すると、前記電流又は電圧の制御
が行われる。従って、前記手段2と同様に、誤って電気
部品の消費電力量が少なくなる不具合を防止できる。
【0012】手段4.通電により光を放射する装飾用の
発光素子と、遊技者の操作に応じて変化する遊技状況を
検出する遊技状況検出手段と、前記遊技状況検出手段に
よる遊技状況が所定の条件を満たした場合に、前記発光
素子への通電を断続することにより、その発光素子を点
滅させる通電制御手段とを備える遊技機において、前記
遊技者の有無を検出する遊技者検出手段をさらに備え、
前記通電制御手段は、前記遊技者検出手段による遊技者
の非検出に応じ、1サイクルの断続時間に対する通電時
間の割合を、遊技者検出時よりも小さくする通電割合変
更手段を含むことを特徴とする遊技機。
【0013】前記手段4によると、遊技状況が所定の条
件を満たしていることが遊技状況検出手段によって検出
されると、装飾用の発光素子への通電が通電制御手段に
よって断続される。この断続に応じて発光素子が点滅
し、装飾効果が発揮される。この発光素子の点滅間隔
は、遊技者の有無に応じて変更される。すなわち、遊技
者が遊技者検出手段によって検出されないと、通電割合
変更手段により、1サイクルの断続時間に対する通電時
間の割合が、遊技者が検出された場合よりも小さくされ
る。これにともない、発光素子の消費電力量が少なくな
る。このため、遊技者がいなくても、いるときと同様に
通電が行われる場合に比べ、不要な通電が少なくなり、
通電にともなう発光素子の劣化が抑えられる。また、通
電時間の割合が小さくなるものの、発光素子は遊技者が
検出された場合と同様に点滅するので、その遊技者以外
の者に違和感を与えることもない。さらに、遊技店にお
ける発光素子の光による賑やかさもあまり損なわれな
い。
【0014】手段5.通電により光を放射する装飾用の
発光素子と、遊技者の操作に応じて変化する遊技状況を
検出する遊技状況検出手段と、前記遊技状況検出手段に
よる遊技状況が所定の条件を満たした場合に、前記発光
素子への通電を断続することにより、その発光素子を点
滅させる通電制御手段とを備える遊技機において、前記
遊技者の有無を検出する遊技者検出手段をさらに備え、
前記通電制御手段は、前記遊技者検出手段による遊技者
の非検出に応じ、前記発光素子への時間当りの通電回数
を遊技者検出時よりも少なくする通電回数変更手段を含
むことを特徴とする遊技機。
【0015】前記手段5によると、遊技状況が所定の条
件を満たしていることが遊技状況検出手段によって検出
されると、装飾用の発光素子への通電が通電制御手段に
よって断続される。この断続に応じて発光素子が点滅
し、装飾効果が発揮される。この発光素子の点滅間隔は
遊技者の有無に応じて変更される。すなわち、遊技者が
遊技者検出手段によって検出されないと、通電回数変更
手段により、通電制御手段による時間当りの通電回数
が、遊技者が検出された場合よりも少なくされる。これ
にともない、発光素子の消費電力量が少なくなる。この
ため、遊技者がいなくても、いるときと同様に通電が行
われる場合に比べ、不要な通電が少なくなり、通電にと
もなう発光素子の劣化が抑えられる。また、時間当りの
通電回数が少なくなるものの、発光素子は遊技者が検出
された場合と同様に点滅するので、その遊技者以外の者
に違和感を与えることもない。さらに、遊技店における
発光素子の光による賑やかさもあまり損なわれない。
【0016】手段6.前記手段4において、前記通電割
合変更手段は、前記発光素子の点滅サイクルにおける点
灯のための通電に際し、その点灯期間に対応する期間
中、前記発光素子に通電し続けるものであることを特徴
とする遊技機。
【0017】前記手段6によると、通電割合変更手段に
より発光素子に通電される期間と、発光素子の点滅サイ
クルにおける点灯期間とが略同じ長さとなる。
【0018】手段7.前記手段4において、前記通電割
合変更手段は、前記発光素子の点滅サイクルにおける点
灯のための通電に際し、その点灯期間よりもさらに短い
時間間隔で前記発光素子への通電を断続するものである
ことを特徴とする遊技機。
【0019】前記手段7によると、通電割合変更手段に
よる発光素子点灯のための通電に際し、その点灯期間よ
りもさらに短い時間間隔で発光素子への通電が断続され
る。前記手段6とは異なり、発光素子に通電される期間
が、発光素子の点滅サイクルにおける点灯期間よりも短
くなる。厳密には、発光素子が頻繁に点滅しているもの
の、その点滅が早いために遊技者等には、点灯期間中発
光素子が点灯し続けているように見える。従って、発光
素子の実質的な点滅間隔を変えることなく、通電時間を
一層短くして、発光素子の寿命を長くすることができ
る。
【0020】手段8.光を放射する装飾用の発光素子
と、遊技者の操作に応じて変化する遊技状況を検出する
遊技状況検出手段と、前記遊技状況検出手段による遊技
状況が所定の条件を満たした場合に、前記発光素子に通
電することにより、その発光素子を点灯させる通電制御
手段とを備える遊技機において、前記遊技者の有無を検
出する遊技者検出手段をさらに備え、前記通電制御手段
は、前記遊技者検出手段による遊技者の非検出に応じ、
前記発光素子への通電量を遊技者検出時よりも少なくす
る通電量変更手段をさらに備えることを特徴とする遊技
機。
【0021】前記手段8によると、遊技状況が所定の条
件を満たしていることが遊技状況検出手段によって検出
されると、通電制御手段により装飾用の発光素子に通電
される。この通電に応じて発光素子が点灯し、装飾効果
が発揮される。この発光素子への通電量は遊技者の有無
に応じて変更される。すなわち、遊技者が遊技者検出手
段によって検出されないと、通電量変更手段により、通
電制御手段による通電量が遊技者が検出された場合より
も少なくされる。この通電量減少にともない、発光素子
の消費電力量が少なくなり、発光素子から放射される光
の強さが弱まる、又は光の放射が停止される。すなわ
ち、発光素子は減光状態となり暗くなるか、又は消灯す
る。このため、遊技者のいないときにも、いるときと同
様に通電が行われる場合に比べ、不要な通電が少なくな
り、通電にともなう発光素子の劣化が抑えられる。
【0022】手段9.通電により作動する第1電気部品
と、遊技者の操作に応じて変化する遊技状況を検出する
遊技状況検出手段と、前記遊技状況検出手段による遊技
状況に基づき前記第1電気部品への通電を制御する第1
通電制御手段とを備える遊技機において、通電により作
動し、かつ遊技の進行に対する関与度が前記第1電気部
品よりも低い第2電気部品と、前記遊技者の有無を検出
する遊技者検出手段と、前記遊技者検出手段による遊技
者の非検出に応じ、遊技者検出時よりも前記第2電気部
品の消費電力量が少なくなるように、同第2電気部品へ
の電流又は電圧を制御する第2通電制御手段とをさらに
備えることを特徴とする遊技機。
【0023】前記手段9によると、遊技者の操作に応じ
て変化する遊技状況が遊技状況検出手段によって検出さ
れる。その検出された遊技状況に基づき、第1電気部品
への通電が第1通電制御手段により制御される。この制
御により、第1電気部品が作動し、遊技が進行されてゆ
く。一方、遊技者の有無が遊技者検出手段によって検出
される。遊技者が遊技者検出手段によって検出されない
と、第2電気部品への電流又は電圧が第2通電制御手段
によって制御される。この制御により、遊技者検出時に
比べ、第2電気部品の消費電力量が少なくなる。このた
め、遊技者のいないときにも、いるときと同様に通電が
行われる場合に比べ、不要な通電が少なくなり、第2電
気部品の通電にともなう劣化が抑えられる。なお、第2
電気部品の遊技の進行に対する関与度は、第1電気部品
よりも低いことから、前記のように消費電力量が少なく
なっても、そのことにより遊技の進行が影響を受けるこ
とは少ないか、又はない。
【0024】手段10.前記手段9において、前記第1
通電制御手段及び前記第2通電制御手段が同一の制御基
板により構成されていることを特徴とする遊技機。
【0025】前記手段10によると、第1電気部品に対
する通電制御と、第2電気部品に対する通電制御とが同
一の制御基板によって行われる。すなわち、共通の制御
基板が第1電気部品及び第2電気部品の両方に対して通
電を制御する。
【0026】手段11.前記手段9において、前記第1
通電制御手段及び前記第2通電制御手段は互いに異なる
制御基板により構成されていることを特徴とする遊技
機。
【0027】前記手段11によると、第1電気部品に対
する通電制御と、第2電気部品に対する通電制御とが別
々の制御基板によって行われる。すなわち、一方の制御
基板による第2電気部品の通電制御は、他方の制御基板
による第1電気部品の通電制御とは関係なく行われる。
【0028】手段12.手段1において、遊技の進行に
関わる遊技媒体を遊技領域に発射させる発射装置をさら
に備え、前記遊技者検出手段は、前記発射装置による遊
技媒体の発射状況を検出するものであり、前記通電制御
手段は、前記発射装置からの前記遊技媒体の発射が、前
記遊技者検出手段により、所定時間にわたり検出されな
い場合に、遊技者がいないとして、前記電気部品への通
電を制御するものであることを特徴とする遊技機。
【0029】前記手段12によると、遊技の進行に際し
ては、遊技者により発射装置が操作され、遊技媒体が遊
技領域に向けて発射される。この発射装置から遊技媒体
が発射されない状況が所定時間以上続けば、遊技が進行
していない、すなわち遊技者が遊技機の近傍にいない可
能性が高い。手段12では、この観点から、発射装置に
よる遊技媒体の発射状況が遊技者検出手段によって検出
される。そして、発射装置からの遊技媒体の発射が、遊
技者検出手段によって所定時間にわたり検出されない
と、通電制御手段により遊技者がいない場合の制御が行
われる。このようにしても遊技者の有無を検出し、電気
部品への不要な通電を少なくして寿命を長くすることが
できる。
【0030】手段13.手段1において、遊技の進行に
関わる遊技媒体を遊技領域に発射させる発射装置をさら
に備え、前記遊技者検出手段は、遊技者による前記発射
装置の操作状況を検出するものであり、前記通電制御手
段は、前記遊技者による前記発射装置の操作が、前記遊
技者検出手段により、所定時間にわたり検出されない場
合に、遊技者がいないとして、前記電気部品への通電を
制御するものであることを特徴とする遊技機。
【0031】前記手段13によると、遊技の進行に際し
ては、遊技者により発射装置が操作され、遊技媒体が遊
技領域に向けて発射される。この発射装置が遊技者によ
って操作されない状況が所定時間以上続けば、遊技が進
行していない、すなわち遊技者が遊技機の近傍にいない
可能性が高い。手段13では、この観点から、遊技者に
よる発射装置の操作状況が遊技者検出手段によって検出
される。そして、発射装置の操作が、遊技者検出手段に
よって所定時間にわたり検出されないと、通電制御手段
により遊技者がいない場合の通電制御が行われる。この
ようにしても、遊技者の有無を検出し、電気部品への不
要な通電を少なくして寿命を長くすることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明をパチンコ遊技機に
具体化した一実施形態を、図1〜9に従って説明する。
図1に示すように、パチンコ遊技機の遊技盤1には、誘
導レール2によって遊技領域3が区画形成されている。
誘導レール2は、遊技者の発射ハンドルの操作に対応し
て、発射装置(図示略)から発射された遊技媒体として
の遊技球4を、遊技領域3の上部に導くためのものであ
る。遊技領域3には、複数の普通入賞口5、始動口6、
特別図柄表示器(以下単に「表示器」という)7及び大
入賞口8がそれぞれ設けられている。普通入賞口5、始
動口6及び大入賞口8は、遊技盤1の裏側の払出し装置
(図示略)に接続されている。払出し装置は、遊技球4
の入賞口5,6,8への入賞にともない所定数の賞球を
払出す払出しモータ(図2参照)9を備えている。
【0033】始動口6は、遊技球4の通路(図示略)
と、その通路の入口を狭めたり拡げたりするための羽根
6aとを備えている。表示器7は液晶ディスプレイ(L
CD)からなり、始動口6の上方に位置している。LC
Dは、2枚の透明電極で液晶を挟んだものをドット毎に
並べてなる液晶パネルと、その前側に配置された偏光板
と、液晶パネルの後側に配置された光源としてのバック
ライトとを備えている。表示器7としては、LCDに代
えて、CRT、ドットマトリックス、発光ダイオード
(LED)、エレクトロルミネセンス(EL)、蛍光表
示管等が用いられてもよい。バックライトとしては、蛍
光灯、EL、ハロゲンランプ、LED、プラズマ発光パ
ネル等が用いられる。
【0034】表示器7には多種類の画像が表示される
が、その一部として複数の図柄列がある。複数の図柄列
としては、例えば、互いに左右方向に配列された左図柄
列11、中図柄列12及び右図柄列13が挙げられる
が、それ以外の数の図柄列が表示されてもよい。また、
複数の図柄列は、左右方向以外の方向、例えば上下方向
に配列されたものであってもよい。各図柄列11〜13
は、複数種類の図柄14からなる。これらの図柄14と
しては、数字、キャラクタのほか、それらを組合せたも
の等がある。キャラクタは、人物、動物、文字、図形、
記号等からなる。各図柄列11〜13において同時に表
示される図柄14の数は、1つであっても複数であって
もよい。1つの図柄列につき1つの図柄14が有効表示
される場合は、大当りラインの数が1つであり、通常、
1ラインと呼ばれている。
【0035】表示器7では、各図柄列11〜13での図
柄14の変動が、遊技球4の始動口6への入賞に基づき
一斉に開始される。変動は、所定の停止順、例えば左図
柄列11、右図柄列13、中図柄列12の順に停止され
る。全図柄列11〜13の変動が停止したとき、表示さ
れている図柄(変動停止画像、以下「停止図柄」とい
う)の組合せが、予め定められた大当りの組合せ(特定
表示結果、以下「大当りの組合せ」という)、すなわ
ち、同一種類の停止図柄が大当りラインに沿って並んで
いるときの同停止図柄の組合せ(例えば、777)、と
なる場合がある。大当りの組合せが成立すると特別電動
役物が作動し、遊技者にとって有利な特別遊技状態とし
ての大当り遊技状態の到来、すなわち、より多くの賞球
を獲得することが可能となる。なお、上記のように、表
示器7における図柄14の変動停止態様を必須要件とし
て「大当り遊技状態の発生」の有無を決定することを、
「抽選」ともいう。
【0036】さらに、パチンコ遊技機は、大当り遊技状
態に先立ちリーチ遊技状態となる。ここで、リーチ遊技
状態とは大当り遊技状態の直前の状態をいう。その一態
様として、右図柄列13の変動が、大当りライン上にお
いて左図柄列11での停止図柄と同一種類の図柄14で
停止し、かつ、その後に中図柄列12の変動が左・右図
柄列11,13での停止図柄と同一種類の図柄14で停
止すれば最終的に大当りの組合せとなる状態が、リーチ
遊技状態に含まれる。また、変動が停止されると、大当
りの組合せとなる態様で一体的に変動し、その図柄14
で停止すれば最終的に大当り遊技状態となる場合におい
て、その変動中の状態もリーチ遊技状態に含まれる。こ
れは、通常、全回転(全図柄)リーチと呼ばれているも
のである。
【0037】リーチ遊技状態では、リーチ演出が表示器
7で表示される。リーチ演出に際しては、前述した各図
柄列11〜13の変動に加え、予め定められたリーチパ
ターンに従ってキャラクタがリーチ動作(リーチアクシ
ョンともいう)を行う様子が表示される。これらのリー
チ演出では、その種類毎に表示内容が異なる。また、複
数のリーチ演出は、表示時間(変動時間、リーチ演出時
間ともいう)に関して、数種類のリーチ演出グループに
分けられている。
【0038】遊技球4の始動口6への入賞に基づき、全
図柄列11〜13の変動が開始されて抽選が行われるこ
とについては既に説明したが、この抽選中や大当り遊技
状態の発生中に、さらに遊技球4が始動口6に入賞した
場合には、その分の抽選は、そのときに行われている変
動の終了後に、より正確には、大当り遊技状態が発生す
ればその終了後に、大当り遊技状態が発生しなければ変
動の停止後に、行われる。このことを、「抽選が保留
(待機)される」という。この保留の上限値は機種毎に
決められており、本実施形態では「4」である。表示器
7の上方には、LED、電球等からなる保留ランプ15
が組込まれている。保留ランプ15の数は、前述した上
限値と同じ(この場合4個)である。保留ランプ15
は、抽選が保留される毎に点灯し、その保留に対応した
抽選が行われる毎に消灯する。
【0039】大入賞口8は始動口6の下方に位置してお
り、入賞領域16、シャッタ17及び大入賞口用ソレノ
イド(以下単に「ソレノイド」という)18を備えてい
る。入賞領域16の中央部にはVゾーン19が開口し、
左右両側には通路21が開口している。ソレノイド18
はシャッタ17に駆動連結されており、励磁によりシャ
ッタ17を倒して入賞領域16を開放し、消磁によりシ
ャッタ17を起立させて入賞領域16を閉鎖する。遊技
球4がVゾーン19を通過することは、入賞領域16を
再度開放するための条件である。従って、入賞領域16
の開放中に入賞した遊技球4がVゾーン19を通過すれ
ば、入賞領域16は閉鎖された後、再度開放される。入
賞領域16が繰返し開放されることになる。ただし、こ
の繰返し回数には制限が設けられており、予め定められ
た回数(例えば16回)だけ繰返された後には、原則と
して入賞領域16が開放されず、大当り遊技状態が終了
する。
【0040】そのほかにも、図2に示すようにパチンコ
遊技機には、遊技効果を高めることを目的として、スピ
ーカ22と、装飾用発光素子としてのランプ23とが組
込まれている。スピーカ22は、遊技の進行状況に合わ
せて効果音を発したり、その効果音の種類を変えたりす
る。ランプ23としては、例えば風車ランプ、飾りラン
プ、袖ランプ、サイドランプ等の既設のものが挙げら
れ、これらは、遊技の進行状況に合わせて光放射の態様
を変える。この態様としては、個々のランプ23の点灯
状態、消灯状態、点滅状態等が代表的である。各状態に
おいて、光の色、明るさ等を変えたものや、点滅状態に
おいて点灯時間及び消灯時間の比を変えたものも光放射
の態様に含まれる。ランプ23としては、前述した保留
ランプ15と同様に、LED、電球等が用いられる。ま
た、ランプ23としては、単一色で発光するタイプのほ
かにも、発光色を切替えることのできる特別なタイプ
(例えば、複数色発光タイプのLED)を用いることが
できる。
【0041】前述したように、パチンコ遊技機には、通
電により作動する電気部品が種々組込まれているが、こ
れらの電気部品は、第1電気部品と、遊技の進行に対す
る関与度が第1電気部品よりも低い第2電気部品に大別
される。ここでは、一例として、発射装置、表示器7、
払出しモータ9、保留ランプ15、ソレノイド18等を
第1電気部品とし、スピーカ22、ランプ23等を第2
電気部品としている。
【0042】図1に示すように、遊技者の操作に応じて
変化する遊技状況を検出するセンサとして、遊技盤1に
は始動口用スイッチ24、Vゾーン用スイッチ25及び
カウントスイッチ26がそれぞれ取付けられている。始
動口用スイッチ24は遊技状況検出手段に相当するもの
であり、遊技球4の始動口6への入賞を検出する。Vゾ
ーン用スイッチ25は遊技球4のVゾーン通過を検出
し、カウントスイッチ26は遊技球4の入賞領域16へ
の入賞(Vゾーン通過及び通路通過)を検出する。
【0043】また、パチンコ遊技機には、その正面近傍
に遊技者がいるか否かを検出する遊技者センサ27が取
付けられている(図2参照)。遊技者センサ27として
は、例えば、赤外線センサ、超音波センサ、光電管式ス
イッチ等の非接触式のセンサを用いたり、重量センサ、
プッシュスイッチ(ストロークスイッチ)等の接触式の
センサを用いたりすることができる。赤外線センサは、
遊技者が放射している赤外線を感知することにより、遊
技者の有無を検出する。超音波センサは、例えば座席の
上方近傍に向けて超音波を放射し、その反射波が物体に
当って反射して戻ってくるまでの所要時間を測定する。
背景からの反射波よりも短い時間で戻ってくる反射波が
ある場合に、その物体を遊技者とすることができる。
【0044】光電管式スイッチには、透過型光電管及び
反射型光電管がある。前者のタイプは、投光器と受光器
とからなり、投光器から放射された光が遊技者により遮
断されるかどうかにより、遊技者の有無を検出する。後
者のタイプは、投・受光器と鏡等の反射部材とからな
り、投・受光器から放射された光が遊技者により遮断さ
れるかどうかにより、遊技者の有無を検出する。いずれ
のタイプの場合にも、投光器及び受光器のいずれか一方
が、例えば各座席の近傍に設置され、他方が例えば天井
に設置される。重量センサは各座席に組込まれ、座席に
加わる荷重を感知し、その過重に基づき遊技者の有無
(着座状態)を検出する。プッシュスイッチは、接触子
が直線上を往復行程することによりオン・オフ動作を行
うスイッチであり、各座席や床に組込まれる。
【0045】さらに、遊技者センサ27として、別のタ
イプを用いてもよい。その1つは近接スイッチである。
一般にパチンコ遊技機においては、貯留皿内の遊技球は
誘導路を通り、打球杆の前に1球ずつ排出される。この
打球杆の手前の誘導路に近接スイッチを設け、遊技球が
通過したか否か、すなわち、発射装置による遊技球の発
射状況を検出する。そして、遊技球の発射が、近接スイ
ッチにより、所定時間にわたり検出されない場合に、遊
技者がいないとする。
【0046】ほかの1つは、遊技者が発射ハンドルに手
を触れているか(発射ハンドルを握っているか)否か、
すなわち遊技者による発射装置の操作状況を検出するタ
ッチセンサである。そして、遊技者の手の接触が、タッ
チセンサにより、所定時間にわたり検出されない場合
に、遊技者がいないとする。
【0047】なお、遊技者センサ27としては、前述し
た各種センサを単独で用いてもよいし、複数組合せて用
いてもよい。後者の場合、検出精度を上げ、誤検出を防
止することが可能である。また、複数種類のセンサを遊
技者センサ27として用いる場合、各々の検出値を一様
に扱うのではなく、重み付けをしてもよい。例えば、種
類毎に異なる定数を設定しておき、各検出値にこの定数
を乗算してもよい。そして、乗算結果を加算又は乗算し
たものが、設定値を超えるかどうかによって遊技者の有
無を決定してもよい。
【0048】図2に示すように、パチンコ遊技機には主
制御基板31が組込まれ、これに各スイッチ24〜2
6、遊技者センサ27、保留ランプ15及びソレノイド
18がそれぞれ接続されている。また、主制御基板31
には、副制御基板32を介して表示器7が接続され、音
声基板33を介してスピーカ22が接続され、ランプ基
板34を介してランプ23が接続され、払出し基板35
を介して払出しモータ9が接続されている。
【0049】主制御基板31は、所定の制御プログラム
や初期データを予め記憶した読出し専用メモリ(RO
M)、ROMの制御プログラム等に従って各種演算処理
を実行する中央処理装置(CPU)、CPUによる演算
結果を一時的に記憶するランダムアクセスメモリ(RA
M)等を備えている。
【0050】主制御基板31は、その制御の1つとし
て、表示制御指令としての第1表示コマンド及び第2表
示コマンドを副制御基板32へ送信する。第1表示コマ
ンドには、複数種類のパターンコードが含まれている。
パターンコードは、図柄変動時間と、図柄14の変動パ
ターンとの組合せ毎に設定されている。図柄変動時間と
は、全図柄列11〜13が変動を一斉に開始してから、
左図柄列11、右図柄列13の順に変動を停止し、最終
的に中図柄列12が変動を停止するまでに要する時間で
ある。第2表示コマンドは、抽選の保留がされていない
場合に、表示器7で2種類のデモンストレーション画面
(以下、「第1デモ画面」,「第2デモ画面」という)
を表示させるための制御指令である。各デモ画面は、動
画及び静止画像のいずれであってもよい。
【0051】主制御基板31は、前記第1表示コマンド
のほかにも、確定制御指令としての確定コマンドを送信
する。確定コマンドは、第1表示コマンドの送信後、そ
のコマンドに含まれている時間情報としての図柄変動時
間が経過したときに送信される。
【0052】副制御基板32は、主制御基板31からの
第1表示コマンドを受信すると、予め定められた制御プ
ログラムに従って各種演算処理を実行し、その演算結果
に基づき表示器7を制御する。なお、主・副両制御基板
31,32間では、信号の流れる方向が一方向に制限さ
れており、前述したように主制御基板31から副制御基
板32へは第1表示コマンド及び確定コマンドが送信さ
れるが、その逆(副制御基板32→主制御基板31)に
は信号が送信されない。
【0053】また、主制御基板31は、第1表示コマン
ドに対応する第1音声コマンド、及び第2表示コマンド
に対応する第2音声コマンドを音声基板33に送信す
る。音声基板33は、第1音声コマンドに応じ、前記表
示器7での図柄14の変動開始や停止のタイミングに同
期して、スピーカ22から効果音を発生させるための指
令信号を出力する。音声基板33は、第2音声コマンド
に応じ、前記表示器7でのデモ画面に同期して、スピー
カ22から効果音を発生させるための指令信号を出力す
る。
【0054】同様に、主制御基板31は、第1表示コマ
ンドに対応する第1点灯コマンド、及び第2表示コマン
ドに対応する第2点灯コマンドをランプ基板34に送信
する。ランプ基板34は、第1点灯コマンドに応じ、前
記表示器7での図柄14の変動開始や停止のタイミング
に同期して、ランプ23から複数種類の態様の光を放射
させるための指令信号を出力する。ランプ基板34は、
第2点灯コマンドに応じ、ランプ23から複数種類の態
様の光を放射させるための指令信号を出力する。
【0055】なお、同一変動時間のリーチ演出が行われ
る場合には、第1音声コマンドは同一となり、第1点灯
コマンドは同一となる。これは、第1表示コマンドに
は、図柄変動時間に関する情報が含まれているものの、
リーチ演出の種類に関する情報が含まれていないからで
ある。
【0056】なお、パチンコ遊技機には、バックアップ
電源36を有する電源基板37が設けられ、この電源基
板37が電源に接続されている。また、電源基板37は
前述した主制御基板31、副制御基板32及び払出し基
板35に接続されており、これらに駆動電力を供給して
いる。加えて、主制御基板31は、音声基板33及びラ
ンプ基板34に駆動電力を供給している。バックアップ
電源36は、例えば、通常時には電荷を蓄え、停電等に
より電源からの電力供給が絶たれたときに、電荷を放出
するコンデンサを構成部品として含んでおり、この放電
により主制御基板31のメモリに電力を供給し、記憶し
たデータが消去されるのを防止する。
【0057】次に、前記のように構成された本実施形態
の作用及び効果について説明する。図3〜7は、主制御
基板31によって実行される各処理のフローチャートで
ある。図3は、遊技球4が始動口6に入賞する毎に各種
カウンタの値をメモリに格納するためのルーチンを示し
ている。図4,5は、格納ルーチンでの演算結果に基づ
き各種コマンドを送信するとともに、特別電動役物の作
動を制御するためのルーチンを示している。図6は、特
別電動役物制御ルーチンにおいて実行されるサブルーチ
ンを示している。図7は、遊技者の有無を検出するため
のルーチンを示している。
【0058】また、図8は、副制御基板32によって実
行されるフローチャートであり、主制御基板31からの
表示コマンドに基づき表示器7の作動を制御するための
ルーチンを示している。図9は、ランプ基板34によっ
て実行されるフローチャートであり、主制御基板31か
らの点灯コマンド等に基づきランプ23の作動を制御す
るためのルーチンを示している。
【0059】前述した各種ルーチンの処理は、カウンタ
群、通過判定フラグFt及び遊技者判定フラグFaに基
づいて実行される。カウンタ群には、保留カウンタC
h、ラウンドカウンタCr、入賞カウンタCe、内部乱
数カウンタ、外れリーチ乱数カウンタ、左・中・右の各
図柄カウンタ等が含まれている。
【0060】保留カウンタChは抽選の保留数をカウン
トするためのものであり、「0」,「1」,「2」,
「3」,「4」の値を順に採る。Ch=0は、保留され
ていない状態又は抽選中を意味する。ラウンドカウンタ
Crはラウンド数をカウントするためのものであり、入
賞カウンタCeはカウントスイッチ26の検出結果に基
づき、入賞領域16への遊技球4の入賞個数をカウント
するためのものである。内部乱数カウンタは大当り遊技
状態の発生を決定するためのものであり、外れリーチ乱
数カウンタは外れリーチ等を決定するためのものであ
る。ここで、外れリーチとは、前述したリーチ遊技状態
を経た後に最終的に大当りの組合せとならない状態をい
う。左・中・右の各図柄カウンタは、各図柄列11〜1
3での停止図柄等を決定するためのものである。
【0061】通過判定フラグFtは、遊技球4のVゾー
ン通過の有無を判定するために用いられるものであり、
Vゾーン用スイッチ25によって通過が検出されない場
合に「0」に設定され、通過が検出されると「1」に設
定される。遊技者判定フラグFaは、遊技者の有無を判
定するために用いられるためのものであり、図3の遊技
者検出ルーチンの処理により決定される。なお、カウン
タCr,Ce、フラグFt,Faの各初期値(パチンコ
遊技機への電源投入時の値)はいずれも「0」である。
【0062】図3の格納ルーチンでは、主制御基板31
は、まずステップS10において、始動口用スイッチ2
4の検出結果に基づき、遊技球4が始動口6に入賞した
か否かを判定する。この判定条件が満たされていない
と、格納ルーチンを終了し、満たされていると、ステッ
プS20において、保留カウンタChの値が上限値(こ
の場合「4」)より小さいか否かを判定する。この判定
条件が満たされていない(Ch≧4)と、格納ルーチン
を終了し、満たされている(Ch<4)と、ステップS
30において、保留カウンタChに「1」を加算する。
このように、遊技球4が始動口6に入賞する毎に、保留
カウンタChの値が上限値を限度として「1」ずつ加算
されてゆく。上限値以上の入賞があっても、保留は記憶
されない。
【0063】続いて、ステップS40において、複数
(ここでは4つ)の保留ランプ15のうち、保留カウン
タChの値に対応するものを点灯させる。ステップS5
0において、内部乱数カウンタ、外れリーチ乱数カウン
タの各値を取得するとともに、各図柄カウンタの値に基
づき図柄列11〜13毎に外れ図柄を取得した後、格納
ルーチンを終了する。ここでの取得とは、各カウンタの
値を読取り、その値をメモリに記憶する処理をいう。ま
た、外れ図柄とは、リーチ遊技状態を経ず、かつ大当り
遊技状態ともならない外れ状態を発生させるための図柄
である。
【0064】図4の特別電動役物制御ルーチンでは、主
制御基板31は、まずステップP10において、前記格
納ルーチンでの保留カウンタChの値が「0」でないか
否かを判定する。満たされている(Ch=1,2,3,
4)と、ステップP20において、保留ランプ15のう
ち前記保留カウンタChの値に対応するものを消灯さ
せ、ステップP30において、保留カウンタChから
「1」を減算する。
【0065】次に、ステップP40において、第1表示
コマンド決定処理を実行する。詳しくは、図6のステッ
プP41において、前記ステップS50での内部乱数カ
ウンタの値が、予め定められた大当り値と同一であるか
否かを判定する。この判定条件が満たされていると、ス
テップP42において、大当り値に対応する図柄(以下
「大当り図柄」という)を停止図柄としてメモリに記憶
し、ステップP45へ移行する。一方、ステップP41
の判定条件が満たされていないと、ステップP43にお
いて、前記ステップS50での外れリーチ乱数カウンタ
の値が、予め定められた外れリーチ値と同一であるか否
かを判定する。この判定条件が満たされていると、ステ
ップP44において、外れリーチ値に対応する図柄(以
下「外れリーチ図柄」という)14を停止図柄としてメ
モリに記憶し、ステップP45へ移行する。ステップP
42又はP44から移行したステップP45では、図柄
変動時間とリーチ演出を含む変動パターンとからなる複
数の組合せの中から1つを選択し、それに対応したパタ
ーンコードを設定する。
【0066】一方、前記ステップP43の判定条件が満
たされていないと、ステップP46において、前記ステ
ップS50での外れ図柄を停止図柄としてメモリに記憶
する。次に、ステップP47において、図柄変動時間と
リーチ演出を含まない変動パターンとからなる複数の組
合せの中から1つを選択し、それに対応したパターンコ
ードを設定する。そして、前記ステップP45,P47
の処理を行った後、第1表示コマンド決定処理ルーチン
を終了し、図4のステップP60へ移行する。
【0067】ステップP60では、前記パターンコード
を含む第1表示コマンドを副制御基板32へ送信する。
また、第1表示コマンドに対応する第1点灯コマンドを
ランプ基板34へ送信するとともに、同第1表示コマン
ドに対応する第1音声コマンドを音声基板33に送信す
る。
【0068】次に、ステップP70において、前記第1
表示コマンドの送信後、そのコマンドが示唆する図柄変
動時間が経過したか否か、すなわち、停止図柄に対応す
る図柄変動停止予定時期が到来したか否か、を判定す
る。ここで、図柄変動時間はパターンコード毎に異な
る。この判定条件が満たされていないと、ステップP7
0の処理を繰返し、満たされていると、ステップP80
へ移行し、今回の制御終期における全図柄列11〜13
の変動が終了したことを意味する確定コマンドを副制御
基板32へ送信する。
【0069】次に、ステップP90において、前記ステ
ップS50での内部乱数カウンタの値が、予め定められ
た大当り値と同一であるか否かを判定する。なお、この
処理に代えて、図柄列11〜13毎の停止図柄の組合せ
が大当りの組合せであるか否かを判定してもよい。前記
判定条件が満たされていない(抽選結果が外れ)と、特
別電動役物制御ルーチンを終了し、満たされていると、
ステップP100において、ラウンドカウンタCrをリ
セットする。ステップP110において、入賞カウンタ
Ceをリセットするとともに通過判定フラグFtを
「0」に設定する。続いて、図5のステップP120に
おいて、ソレノイド18を励磁する。すると、シャッタ
17が倒れて大入賞口8の入賞領域16が開放される。
この開放により、遊技球4がVゾーン19又は通路21
へ入ることが可能となる。ステップP130でラウンド
カウンタCrに「1」を加算する。
【0070】次に、ステップP140において、入賞カ
ウンタCeの値が所定値Cemax以下であるか否かを
判定し、満たされている(Ce≦Cemax)と、ステ
ップP150において大入賞口8の閉鎖予定時期がまだ
か否かを判定する。この判定条件が満たされていると、
前述したステップP140へ戻る。その結果、入賞領域
16の開放開始後にCemax個よりも多くの遊技球4
が入賞するか、又は閉鎖予定時期が到来するという条件
が満たされない限りは、入賞領域16が開放され続け
る。これに対し、ステップP140,P150の条件の
いずれか一方が満たされなくなると、ステップP160
においてソレノイド18を消磁する。すると、シャッタ
17が起こされて入賞領域16が閉鎖され、入賞領域1
6への遊技球4の入賞が不可能となる。ステップP17
0において、ラウンドカウンタCrの値が所定値Crm
ax以下であるか否かを判定する。この判定条件が満た
されている(Cr≦Crmax)と、ステップP180
において通過判定フラグFtが「1」であるか否かを判
定し、満たされている(Ft=1)と、図4のステップ
P110へ戻る。
【0071】従って、一旦大当り遊技状態が発生する
と、遊技球4がVゾーン19に最大でCrmax回入る
まで、入賞領域16が開閉のサイクルを繰返す。例え
ば、所定値Cemaxが「10」に設定され、入賞領域
16の開放時間が「約29.5秒」に設定され、所定値
Crmaxが「16」に設定されている場合には、入賞
領域16の開放開始後、(1)遊技球4が入賞領域16
へ10個入賞すること、(2)約29.5秒が経過する
こと、のいずれか一方の条件が満たされた時点で入賞領
域16が閉鎖される。この入賞領域16の開閉のサイク
ルが、遊技球4のVゾーン通過を条件に最大で16回繰
返されることとなる。ステップP170,P180の判
定条件のいずれか一方が満たされなくなると、特別電動
役物制御ルーチンを終了する。
【0072】一方、図4のステップP10の判定条件が
満たされていない(Ch=0)と、ステップP190に
おいて、表示器7でデモ画面を表示させるための第2表
示コマンドを副制御基板32へ送信する。また、ランプ
23を作動させるための制御指令(第2点灯コマンド)
をランプ基板34へ送信する。さらに、デモ画面に対応
した態様でスピーカ22を作動させるための制御指令
(第2音声コマンド)を音声基板33に送信する。そし
て、これらのコマンドを送信した後に特別電動役物制御
ルーチンを終了する。
【0073】次に、図7の遊技者検出ルーチンについて
説明する。主制御基板31は、まずステップD10にお
いて、遊技者センサ27の検出信号を読み込み、ステッ
プD20において、前記検出信号に基づき遊技者が検出
されていないかどうかを検出する。この判定条件が満た
されていないと、すなわち遊技者がパチンコ遊技機の正
面近傍にいると、ステップD50において遊技者判定フ
ラグFaを「1」に設定し、遊技者検出ルーチンを終了
する。
【0074】一方、ステップD20の判定条件が満たさ
れていると、ステップD30において、設定時間が経過
しているかどうかを判定し、満たされていない(設定時
間未経過)と、前述したステップD50の処理を行う。
これに対し、ステップD30の判定条件が満たされてい
ると、すなわち、遊技者の未検出の状態が設定時間にわ
たって継続していると、ステップD40において遊技者
判定フラグFaを「0」に設定し、遊技者検出ルーチン
を終了する。このように、遊技者検出ルーチンでは、遊
技者が遊技者センサ27によって設定時間以上にわたっ
て検出されない場合にのみ、遊技者がいないとして、遊
技者判定フラグFaが「0」に設定される。なお、遊技
者判定フラグFaは、画像表示制御ルーチン及びランプ
制御ルーチンにおいて用いられる。
【0075】次に、副制御基板32によって行われる図
8の画像表示制御ルーチンについて説明する。副制御基
板32は、まずステップE10において、第1表示コマ
ンドを受信したか否かを判定し、満たされている(第1
表示コマンド受信)と、ステップE20において全図柄
列11〜13の高速変動を開始する。この表示により、
遊技者には左・中・右の3つのリールが縦方向にあたか
も高速回転しているように見える。ステップE30にお
いて、第1表示コマンド中に含まれているパターンコー
ドに応じた変動パターンに従って、図柄14を変動させ
る。
【0076】例えば、全図柄列11〜13の変動開始か
ら所定時間が経過すると左図柄列11の変動を停止し、
それから1秒後に右図柄列13の変動を停止する。所定
秒間にわたり所定のリーチ演出による変動を行った後に
ステップE40へ移行する。また、リーチ演出を行わな
いパターンコードの場合には、左図柄列11、右図柄列
13が順に変動を停止し、その右図柄列13の変動停止
から所定秒(例えば1秒)後にステップE40へ移行す
る。ステップE40では中図柄列12の変動を停止し、
画像表示制御ルーチンを終了する。
【0077】前記ステップE10の判定条件が満たされ
ていないと、ステップE50において、第2表示コマン
ドを受信したか否かを判定する。この判定条件が満たさ
れていないと画像表示制御ルーチンを終了し、満たされ
ているとステップE60において、前記遊技者検出ルー
チンで設定した遊技者判定フラグFaが「1」であるか
どうかを判定する。この判定条件が満たされている(F
a=1)と、ステップE70において、第1デモ画面を
表示させ、満たされていない(Fa=0)と、すなわ
ち、遊技者のいない状態が設定時間にわたって続いてい
ると、ステップE80において、前記第1デモ画面とは
異なる態様の第2デモ画面を表示させる。そして、ステ
ップE70又はE80の処理を行った後に、画像表示制
御ルーチンを終了する。このように画像表示制御ルーチ
ンでは、2種類のデモ画面が用意されていて、遊技者が
いる場合と、設定時間以上いない場合とでデモ画面の種
類が切替えられる。
【0078】ここで、第2デモ画面は、表示器7の寿命
を延ばす観点からは、第1デモ画面を表示する場合より
も、表示器7の消費電力量が少なくなるような内容に設
定されることが好ましい。例えば、第1デモ画面よりも
少ない数の色で第2デモ画面を表現すること、バックラ
イトの輝度を下げること等が考えられる。本実施形態で
は、第2デモ画面において、第1デモ画面とは異なる画
像を表示するとともに、バックライトに印加する電圧を
下げるか又は電流を少なくして減光させている。この減
光により、寿命の延長のほかに次の効果が発揮される。
仮に、第1デモ画面を識別困難な程にいきなり暗くして
第2デモ画面とすると、遊技者に表示器7が故障したの
ではないかと思わせる等、遊技者を困惑させるおそれが
ある。これに対し、前記の減光により、第2デモ画面は
第1デモ画面よりも若干暗くなるものの十分認識可能で
ある。このため、前記のように画面がいきなり暗くなる
場合とは異なり、遊技者を困惑させるようなことはな
い。
【0079】次に、ランプ基板34によって行われるラ
ンプ制御ルーチンについて説明する。ランプ基板34
は、まずステップF10において、第1点灯コマンドを
受信したか否かを判定し、満たされている(第1点灯コ
マンド受信)と、ステップF20において、所定の態様
でランプ23を点灯させる。この点灯を、前述した第1
表示コマンドに含まれる情報としての図柄変動時間が経
過するまで行った後、ランプ制御ルーチンを終了する。
【0080】前記ステップF10の判定条件が満たされ
ていないと、ステップF30において、第2点灯コマン
ドを受信したか否かを判定し、満たされている(第2点
灯コマンド受信)と、ステップF40において、前記遊
技者検出ルーチンでの遊技者判定フラグFaが「1」で
あるか否かを判定する。この判定条件が満たされている
(Fa=1)と、ステップF50において、ランプ23
への通電を断続する。すなわち、通電と、通電停止とか
らなるサイクルを繰返す。このサイクルは、例えば、
0.1秒の通電期間と、0.15秒の通電停止期間とか
らなる。これにともない、ランプ23が、点灯及び消灯
からなる点滅のサイクルを繰返す。通電から点灯まで、
及び通電停止から消灯までに遅れがないとすると、前記
の例では、ランプ23は所定の時間t1(=0.25
秒)間隔で点滅し、1秒間に4回点灯することとなる。
この点滅により装飾(電飾)効果が発揮され、パチンコ
店内が賑やかとなる。
【0081】これに対し、ステップF40の判定条件が
満たされていない(Fa=0)と、ステップF60にお
いて、ランプ23に対する通電の断続の態様を変更す
る。ここでは、1サイクルの断続時間に対する通電時間
の割合を、遊技者が検出された場合よりも小さくする。
例えば、0.1秒の通電期間と、0.40秒の通電停止
期間とからなるサイクルに変更する。この通電期間中に
は、実際にランプ23に通電し続ける。1サイクルの断
続時間に対する通電時間の割合は、遊技者検出時には、
0.1/(0.1+0.15)=0.4となるのに対
し、遊技者非検出時には、0.1/(0.1+0.4
0)=0.2と半分になる。ランプ23は、前記時間t
1よりも長い時間t2(=0.50秒)間隔で点滅し、
1秒間に2回点灯することとなる。これらのステップF
50又はF60の処理を行った後にランプ制御ルーチン
を終了する。前記ステップF30の判定条件が満たされ
ていない場合にも同様にランプ制御ルーチンを終了す
る。
【0082】なお、前述した本実施形態での処理手順は
一例であり、適宜変更可能である。例えば、1つの乱数
カウンタを用い、その値に基づき大当り遊技状態の発生
を決定したり、外れリーチを決定したりしてもよい。
【0083】本実施形態では、遊技者センサ27と、前
述した遊技者検出ルーチンの各処理とが遊技者検出手段
に相当する。格納ルーチンの各処理、特別電動役物制御
ルーチンの各処理、画像表示制御ルーチンの各処理等が
第1通電制御手段に相当する。遊技者検出ルーチンにお
けるステップD20,D30,D40の処理と、ランプ
制御ルーチンにおけるステップF40,F60の処理と
が通電制御手段及び第2通電制御手段に相当する。特
に、ステップF60の処理が通電割合変更手段及び通電
回数変更手段にも相当する。特別電動役物制御ルーチン
におけるステップP120,P160の処理は、第2通
電制御手段の一部に相当する。また、遊技者検出ルーチ
ンにおけるステップD20,D30,D50の処理は制
御禁止手段に相当する。
【0084】このように、本実施形態のパチンコ遊技機
では、遊技が行われなかったり、遊技者が一時的に座席
から離れたりして、遊技者センサ27によって遊技者が
検出されない状態が設定時間にわたって継続した場合
に、ランプ23の点滅間隔が拡げられる。この点滅間隔
の変更により、時間当りの通電時間、ひいては、時間当
りの通電量が、遊技者検出時よりも少なくなる。これに
ともない、ランプ23の消費電力量が少なくなる。この
ため、遊技者のいないときにも、いるときと同様に通電
を行う場合(従来技術に相当)に比べ、不要な通電が少
なくなる。その分、電力の浪費が防止されるとともに、
ランプ23の構成部品の劣化が抑えられる。ランプ23
の寿命(耐久期間)が長くなり、交換頻度が低くなる。
ランプ23への通電、通電停止の時間当りの回数が少な
くなることも、ランプ23の寿命を長くするのに寄与し
ているものと考えられる。また、通電時間の割合が小さ
くなるものの、ランプ23は遊技者が検出された場合と
同様に点滅するので、その遊技者以外の者に違和感を与
えることもない。さらに、パチンコ店におけるランプ2
3の光による賑やかさもあまり損なわれない。
【0085】なお、第2電気部品の1つである、ランプ
23の遊技の進行に対する関与度は、ほかの電気部品
(第1電気部品)の関与度よりも低いことから、前記の
ように時間当りの通電量が、遊技者検出時よりも少なく
されても、そのことにより遊技の進行が受ける影響は無
視できるほど少ない。
【0086】また、本実施形態では、遊技者の非検出状
態が設定時間継続するまでは、消費電力量を少なくする
ための通電制御を禁止している。そして、非検出状態が
設定時間にわたって継続することを条件に、前記禁止を
解いて、ランプ23への時間当りの通電量を少なくして
いる。従って、遊技者センサ27によって遊技者が検出
されなくなってもすぐに通電量が減少するのではなく、
その非検出状態がある程度続かない限り、遊技者検出時
と同様の通電制御が行われる。このため、遊技者がいる
にもかかわらず、遊技者センサ27によって一時的に検
出されない事態が生じても、誤ってランプ23への通電
量が少なくされる不具合を防止できる。
【0087】ところで、表示器7の寿命を長くする別の
対策として、遊技球4の始動口6への入賞が、始動口用
スイッチ24によって検出されない状況が所定時間にわ
たって継続した場合に、表示器7での表示画像をデモ画
面に切替え、バックライトを減光させることが考えられ
る。しかし、この対策では、遊技者が遊技を行っている
(発射装置の操作により遊技球4を発射させている)に
もかかわらず、始動口6に遊技球4が入賞しない状況が
続くと、デモ画面が自動的に暗くなってしまう。これに
対し、本実施形態では、遊技者が設定時間にわたって検
出されない場合に、バックライトを減光させ、表示器7
で表示されるデモ画面を暗くするようにしている。遊技
者が検出された場合には、このような通電制御を行わな
い。このため、前記のように、遊技者がいて遊技をして
いる最中に、デモ画面が暗くなるおそれはない。
【0088】なお、本発明は次に示す別の実施形態に具
体化することができる。 (1)発射装置、払出し装置の払出しモータ9等のよう
に、遊技の進行に直接関与する電気部品であっても、第
2電気部品として扱い、遊技者が検出されない場合に、
これらの電気部品に対する時間当りの通電量を少なくし
たり、通電を止めたりしてもよい。このようにすれば、
電気部品の寿命を長くすることができるほか、次の効果
も期待できる。パチンコ店では、本人がいないにもかか
わらず、発射装置を駆動状態にしておき、一人で何台も
のパチンコ遊技機を占有する遊技者がいる。しかし、前
記のように通電を制御すれば、発射装置から遊技球4が
発射されなくなるか、又は発射の勢いが弱くなる。この
ため、前述した不正な専有行為を防止することができ
る。
【0089】(2)バックアップ機能のために、バック
アップ電源36に代えて、主制御基板31等に、EAR
OM、EEPROM等の不揮発性メモリを組込んでもよ
い。
【0090】(3)遊技者の非検出にともなうランプ2
3の通電制御として、1サイクルの断続時間に対する通
電時間の割合を小さくする代わりに、ランプ23への通
電量を少なくしてもよい。この処理は、通電量変更手段
に相当する。このようにすると、ランプ23の消費電力
量が少なくなり、ランプ23から放射される光の強さが
弱まるか、又は光の放射が停止される。すなわち、ラン
プ23は減光状態となり暗くなるか、又は消灯する。こ
のため、遊技者のいないときにも、いるときと同じ量の
電流が流される場合に比べ、不要な通電が少なくなり、
通電にともなうランプ23の劣化を抑えることができ
る。なお、この場合には、通電量を変更する手段をラン
プ基板34に組込んでもよい。
【0091】(4)遊技者の非検出にともなう電気部品
の通電制御として、遊技者検出時よりも消費電力量が少
なくなるように、電気部品に印加する電圧を低下させて
もよい。
【0092】(5)遊技者が遊技者センサ27によって
検出されない場合のランプ23への通電を、主制御基板
31を用いないで制御するようにしてもよい。例えば、
図10に示すように、中継基板38を介してランプ基板
34に遊技者センサ27を接続する。そして、遊技者セ
ンサ27により遊技者が検出されないと、中継基板38
からランプ基板34に対し、ランプ23への時間当りの
通電量を少なくするためのコマンドを送信する。このよ
うにしても、前記実施形態と同様の作用及び効果を奏す
る。
【0093】(6)本発明を、前記実施形態とは異なる
タイプのパチンコ遊技機に具体化してもよい。例えば、
第3種(権利物)パチンコ遊技機、複数回の抽選を行っ
た後に大当り遊技状態を発生させるようにしたパチンコ
遊技機、大当りとなる確率が所定の条件成立により高確
率となる、いわゆる確率変動タイプのパチンコ遊技機が
挙げられる。また、本発明を、パチンコ遊技機以外の遊
技機、例えば、アレパチ、アレンジボール等に具体化し
てもよい。
【0094】(7)音声基板33及びランプ基板34を
共通化し、1枚の制御基板によってスピーカ22及びラ
ンプ23の両方を制御するようにしてもよい。両基板3
3,34を省略し、主制御基板31によってスピーカ2
2及びランプ23を直接制御するようにしてもよい。
【0095】(8)前記実施形態において、表示器7で
のデモ画面の表示中にスピーカ22を作動させるための
制御を省略し、効果音を発生させないようにしてもよ
い。
【0096】(9)前記実施形態において、表示器7で
のデモ画面を1種類に変更し、遊技者のいない状態が設
定時間継続した場合のデモ画面の切替えを省略してもよ
い。この場合、画像表示制御ルーチンにおけるステップ
E50の判定条件が満たされると、ステップE60〜E
80の処理に代えて、所定のデモ画面を表示する。
【0097】(10)前記実施形態における第2デモ画
面の表示に代えて、表示器7での表示を行わないように
してもよい。
【0098】(11)前記実施形態では、ランプ制御ル
ーチンのステップF60の処理に関し、1サイクルの断
続時間における通電期間中、ランプ23に通電し続けて
いる。従って、実際にランプ23に通電される期間と、
そのランプ23の点滅サイクルにおける点灯期間とが略
合致する。これに対し、前記通電期間において、それよ
りもさらに短い時間間隔で通電を断続してもよい、例え
ば、通電期間が0.1秒の場合、0.01秒とか0.0
05秒等の非常に短い間隔で通電を断続してもよい。こ
のようにすると、ランプ23に通電される期間が、その
ランプ23の点滅サイクルにおける点灯期間よりも短く
なる。厳密には、ランプ23が0.1秒の期間中に頻繁
に点滅しているものの、その点滅が早いために遊技者等
には、0.1秒の期間中ランプ23が点灯し続けている
ように見える。従って、ランプ23の実質的な点滅間隔
を変えることなく、通電時間を一層短くして、ランプ2
3の寿命を長くすることができる。
【0099】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、不要な
通電を少なくすることにより、電気部品の寿命を長くす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるパチンコ遊技機の
遊技盤を示す概略正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図
である。
【図3】格納ルーチンを説明するフローチャートであ
る。
【図4】特別電動役物制御ルーチンを説明するフローチ
ャートである。
【図5】同じく、特別電動役物制御ルーチンを説明する
フローチャートである。
【図6】第1表示コマンド決定処理ルーチンを説明する
フローチャートである。
【図7】遊技者検出ルーチンを説明するフローチャート
である。
【図8】画像表示制御ルーチンを説明するフローチャー
トである。
【図9】ランプ制御ルーチンを説明するフローチャート
である。
【図10】別の実施形態におけるパチンコ遊技機の電気
的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
23 電気部品としてのランプ 27 遊技者検出手段の一部として機能する遊技者セン
サ 31 遊技者検出手段の一部及び通電制御手段の一部と
して機能する主制御基板 34 通電制御手段の一部として機能するランプ基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電により作動する電気部品を備える遊
    技機において、 遊技者の有無を検出する遊技者検出手段と、 前記遊技者検出手段による遊技者の非検出に応じ、遊技
    者検出時よりも前記電気部品の消費電力量が少なくなる
    ように、同電気部品への電流又は電圧を制御する通電制
    御手段とをさらに備えることを特徴とする遊技機。
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