JP2001299016A - 健全成育植物種子類およびその活性促進剤の施用方法 - Google Patents

健全成育植物種子類およびその活性促進剤の施用方法

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Yasuharu Sasaki
康晴 佐々木
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、種子等の細菌を防除すると共
に、植物の活性を促進することを目的としたものであ
る。 【解決手段】 この発明は、種子類にトリコデルマ ハ
ルジアナム SK−5−5の分生胞子を付着させたこと
を特徴とする健全成育植物種子類によりその目的を達成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トリコデルマ
ハルジアナム SK−5−5(微工研菌寄第13327
号、国際受託番号BP−4346)菌の分生胞子および
/または厚膜胞子(以下分生胞子等という)によって植
物の種子類に付着した雑菌(有害菌)を死滅又は封じ込
めると共に、前記分生胞子等の発芽増殖により生成する
物質により植物に活性を付与し、植物の根、茎、葉等に
有害菌に対する抵抗性を付与することを目的とした健全
成育植物種子類およびその活性促進剤の施用方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】作物の90%以上のものが種子から栽培
されるといわれている。これは、翌年栽培の為の種子を
大切に保存することになるので、種子中に病菌が付着し
ていると、これも保存されることになり、病菌の長期存
続の原因となっている。
【0003】特に水稲栽培は、防除を要する主要病害の
殆んどが種子伝染性病害で、このようになったのは機械
移植に伴う箱育苗と、いもち病抵抗性弱品種の普及が主
原因で、特に種子伝染性病細菌病による種子伝染は現在
も拡大傾向にあるとされている。
【0004】そこで水稲に対しては、いもち病、ばか苗
病、ごま葉枯病等の糸状菌に対し、エルゴステロール生
合成阻害剤(EBI剤)が消毒剤の主流になっている。
また水稲の枯細菌病に対しては、オキソリニック酸剤が
登録され、難防除病害としての細菌性病害についても防
除可となった。そこで現在いもち病等の糸状菌および籾
枯細菌病等の細菌による種子伝染性病害の同時種子消毒
剤として、多くはEBI剤とオキソリニック酸剤あるい
は銅剤との混合剤が用いられており、その使用方法は種
子浸漬、粉衣、塗沫又は吹き付け処理等が行われてい
る。
【0005】前記水稲の籾の場合には、籾殻に67%程
度、玄米に7.3%程度の保菌率があると言われている
が、水稲の苗立枯細菌病菌、籾枯細菌病菌は、籾の頴と
玄米の間に多く潜在していると言われており、消毒薬の
浸透性が問題とされ、例えば減圧種子消毒法の提案もあ
る。
【0006】また籾の播種時処理としては、カスガマイ
シン・メタスルホカルプ粉剤の播種前覆土、または床土
混和、カスガマイシン粒剤の培土混和および播種面散
粒、液剤の潅注など効果が大きいとされている。また前
記は種子消毒と併用すると更によいとされ、最近はいも
ち病に対しカルプロパミド剤等の長期効果持続型薬剤の
播種時施用法も開発されている。
【0007】水稲の各種病菌防除については、前記種子
の薬剤防除の外に、下記の処理が知られている。
【0008】(1) 緑化期処理 この処理は本田持込み伝染源密度の低減に努める防除で
ある。
【0009】(2) 移植直前処理 この処理は苗床へ長期効果持続性粒剤を使用する方法で
ある。
【0010】(3) 発病苗及び罹病菌の処理 この処理は、育苗箱へ種子消毒剤を潅注して行う。
【0011】(4) 長期効果持続型粒剤の水面施用 例えば葉いもち用にプリペナゾール剤等の使用、又はい
もちには出種30〜10日、前にピロキロン剤等の使用
が行われている。
【0012】(5) 温度による発病抑制 例えば、ばか苗病では、浸漬液温を10℃に下げる。ま
た籾枯細菌病に対しては出芽温度を28℃に下げて発病
を激減させている。
【0013】(6) 培土による発病抑制 育苗培土に自然の土を利用して発病を抑制する。
【0014】(7) 湛水による発病の抑制 育苗箱を出芽後成るべく早く湛水状態にして床土が乾燥
しないようにしておくこと、但し病菌は死滅しない問題
点があった。
【0015】(8) 温湯浸漬法 種子を60℃の温湯へ5〜10分浸漬していもち病、ば
か菌病、籾枯細菌病に有効とされている。
【0016】(9) 乾熱消毒 籾枯細菌病には、40℃で2日間乾燥後75℃で8日間
処理して有効であるが、発芽に影響が考えられた。
【0017】(10) 洗浄法 種子を電気洗濯機で保菌種子の表面を洗浄する。消毒効
果が期待できる。
【0018】(11) 生物的防除技術 籾枯細菌、苗腐敗、苗立枯細菌病に対しては、ペセウド
モナス(Pseudomonas)が有効だとの報告がある。
【0019】近来減農薬・生態系保全型の病害防除の必
要性が強く唱えられ、特に生物防除方法は環境負荷の影
響が少ないと考えられるので、精力的に研究が進められ
ている。 植物の根や根圏から分離される細菌や、菌類
の中には植物の生育を促進するものがあり、それぞれ植
物生育促進根圏(plant growth-promoting rhizobacter
ia:PGPR)、植物生育促進菌類(plant growth-prom
oting fungi:PGPF)と呼ばれている。
【0020】前記有用根圏微生物であるPGPR、PG
PFは植物の生育を促進するのみならず、各種の土壌病
害を抑制することも知られている。また最近では、土壌
病害のみならず、地上病害も抑制する事実も明らかにさ
れ、前記PGPR、PGPFは、植物の全身抵抗性の誘
導が関わっていることが見出されたと紹介されている
(1999年6月号、今月の農業誌)。
【0021】またコウライシバから分離選抜したPhom
a,Trichoderma, Fusarium,Penicillium,Sterileなど
の菌が、キュウリにおける炭そ病に対し、誘導抵抗性を
示すことが報告されている(1999年6月号、今月の
農業誌)。
【0022】また農薬を使用せず、環境に悪影響を与え
ず、かつ根本的に種子伝染性病害を根絶できる種子の無
病化技術を確立すると共に、直播栽培において省力的な
種子および苗立安定化技術として、稲玄米人工被膜種
子、その製造および栽培方法が提案された(特開平9−
248017号)。
【0023】
【発明により解決しようとする課題】前記各防除剤又は
施用方法は、化学剤である為にその残留分又は使用時の
人体への影響が問題になったり、施用法に多大の労力が
必要であったりする問題点はあるが、現在は有効な方法
として採用され、夫々効果をあげている。前記は有効で
はあるけれども、いもち病、ばか苗病又は籾枯細菌病な
どの細菌を根絶するに至らず、若干残留することは避け
られないので、育苗又は本田移植後、前記病菌の増殖環
境が整った場合には、残留菌によって多大の損傷を受け
るおそれがあった。
【0024】前記玄米に人工被膜を設ける提案は、比較
的病菌の少ない玄米を利用した点及び発芽容易な点にお
いて優れており、種子伝染に帰因する病害に対しては格
段の効果が期待される。然し乍ら発芽の罹病については
防除ができないし、抵抗性が増大することもない。従っ
て発芽後又は移植後の病害抵抗力については従来の稲と
同等という問題点があった。
【0025】前記化学農薬又は処理方法に比し、この発
明は、トリコデルマ ハルジアナムSK−5−5の分生
胞子又はその製剤を、玄米又は馬鈴薯に直接付着させて
施用するので、雑菌を死滅又は封入することは勿論、健
苗効果によって、収穫まで有効に作用することが判明し
た。
【0026】前記従来のPGPR、PGPFは、特定植
物(例えばキュウリ)に対し、炭そ病についての有効性
を示すもので、今後研究の結果、その使用方法の改善な
どにより、他の植物、病原菌に対して有効なことが判明
する可能性はあるとしても、未だ具体的植物、病原菌に
対しては今後の課題とされている。
【0027】然し乍ら単に病原菌を殺菌するという従来
の生物農薬の技術的形態が、植物の根茎に亘り抵抗性を
付与する健苗乃至健全育成方向に変りつつあることは、
今後の植物栽培上重要な示唆を含むものである。
【0028】この発明は、トリコデルマ ハルジアナム
SK-5−5菌について、各種実験を重ねている間
に、前記生物農薬の将来性と合致することに想到し、更
に使用方法、対象植物等を選定、研究の結果、この発明
を完成したのである。将来の植物栽培に多大の影響を与
えるものとして、この発明きわめて有望であり、将来の
農業等を支える重要な手段の1つとなることに疑はな
い。
【0029】
【課題を解決するための手段】この発明は、トリコデル
マ ハルジアナム SK−5−5菌の分生胞子および/
または厚膜胞子或いはその製剤を、植物の種子等または
馬鈴薯の切断面に付着させることにより、種子等に付着
していた有害菌を死滅又は封入させると共に、種子等の
発芽に伴って、前記トリコデルマ ハルジアナム SK
−5−5菌の分生胞子の発芽増殖時に分泌する生成物
(特殊アミノ酸など)が、植物の成長時における根・茎
・葉の活性促進に寄与することが判明した。そこで前記
処理を施した種子の発芽、生長に伴って、植物の根・茎
・葉又は実が病菌に耐性を付与し、いわゆる健苗、健根
・茎・葉になることが確信された。
【0030】この発明の健全成育種子類の発明は、種子
類にトリコデルマ ハルジアナムSK−5−5の分生胞
子を付着させたことを特徴とする健全成育植物種子類で
ある。また分生胞子の付着は、種子類をトリコデルマ
ハルジアナム SK−5−5の分生胞子液に浸漬し、種
子類に前記分生胞子液を噴霧又は塗着し、或いは前記分
生胞子製剤を付着させるものであり、分生胞子製剤はト
リコデルマ ハルジアナム SK−5−5の分生胞子お
よび/または厚膜胞子を、多孔質のセラミックス粒子に
栄養分と共に付着させて調整したものである。
【0031】次に方法の発明は、播種用籾から籾殻を除
去した玄米外周に、トリコデルマハルジアナム SK−
5−5の分生胞子を付着させたことを特徴とする健全成
育稲の活性促進剤の施用方法であり、分生胞子の付着
は、分生胞子混入液に玄米を浸漬するものである。
【0032】また種馬鈴薯を複数に分割し、該分割した
馬鈴薯の切断面にトリコデルマ ハルジアナム製剤を付
着させることを特徴とした健全成育馬鈴薯の活性促進剤
の施用方法であり、トリコデルマ ハルジアナム製剤
は、多孔質のセラミックス粒子に分生胞子および/また
は厚膜胞子を栄養分と共に付着させて製造したものであ
る。
【0033】前記発明における厚膜胞子は、特に温度耐
性を有するので、寒冷地はもとより高温地(例えば30
℃以上)でも有効に作用する。然して育苗においては温
度調節できるので、分生胞子等の発芽の最適温度(例え
ば20℃〜28℃)で効率よく増殖させることができ
る。
【0034】また分子胞子の増殖に際して分泌された特
殊アミノ酸等は通常の植物生長温度に対し変化はないの
で、植物を苗床から本舗に移植してから、有効成分が変
化するおそれはない。
【0035】この発明の分生胞子等の施用は、種子の外
面に分生胞子等を付着させ、または馬鈴薯などにおいて
は、種芋の切断面に分生胞子等を付着させるものであ
る。
【0036】前記植物の種子において、水稲の種(籾)
の場合には、玄米に付着させることが好ましい。通常種
子により伝染するいもち病、ばか苗病、籾枯細菌病の細
菌は、何れも籾殻に大部分付着しており(例えば70
%)、玄米には殆んど付着していない(10%以下)か
ら、玄米を用いることにより、前記各種病菌は排除され
たものとなる。
【0037】即ち比較的病菌の付着の少ない玄米に、こ
の発明の分生胞子等を付着させて殺菌させると、比較的
容易に殺菌又は清浄化ができることが判明した。従って
生物処理による成功確率を飛躍的に向上させたのであ
る。
【0038】
【発明の実施の形態】この発明は、植物の種子類にトリ
コデルマ ハルジアナム SK−5−5菌又はその分生
胞子或いは厚膜胞子を付着させるのである。付着方法
は、前記分生胞子の液中に浸漬し、前記液を噴霧し、又
は塗布するなどの手段がある。前記種子が、例えば馬鈴
薯のように大きい場合には、その切口にトリコデルマ
ハルジアナム製剤付着させれば十分である。この場合
に、馬鈴薯を切断して直ぐ切口を前記製剤におしつけれ
ば、切口の水分により簡単に付着するので、接着剤など
は不必要である。他の植物種子の場合にも、種子類を濡
らして、前記製剤を振りかければ、容易に付着させるこ
とができる。
【0039】前記種子が籾の場合には、籾殻を除去し、
玄米に付着させる。このようにすると、稲の病菌の大部
分を含む籾殻が除去される為に発病の危険性が大幅に改
善される。
【0040】また病菌には繁殖濃度があって、或程度の
濃度にならなければ発病しないのであるが、籾殻には病
菌が比較的少ないので発病濃度にも達しないということ
ができる。従って籾の場合には籾殻を除去しただけで発
病率を大幅に改善することができる。
【0041】因にトリコデルマ ハルジアナム SK−
5−5は1g中に5×10〜5×10位の濃度を必
要とするとされている。然し乍ら前記玄米又は馬鈴薯の
場合には、直接付着させる為に、濃度は非常に高くなの
で、増殖は容易に行われる。
【0042】
【実施例1】この発明のアグロミックSK−10(トリ
コデルマ ハルジアナム SK−5−5菌を多孔性セラ
ミックスヘキトサンと共に付着させた製剤の商標)20
gを500CCの水と混合して混合液とする。この混合
液中へ、苗床1m分の種玄米(胚芽などを傷けないよ
うに籾殻除去約290g)を入れて1時間浸漬した後、
取り出し、水切りして通常の要領により播種すると共
に、前記残った浸漬液を前記苗床に散布した(発明
区)。
【0043】また無処理の種籾を、通常の要領により播
種した(対照区)。
【0044】前記発明区と、対照区を比較した所、発明
区の発病苗は皆無であり、対照区で5%の発病が認めら
れた。前記は苗についての実施であるが、昨年度の実績
によれば発明区は、移植後順調かつ健全に成育し、無消
毒で発病なく対照区に比し、30%以上の増収と、蛋白
質量が少なくなり美味であることが期待される。
【0045】
【実施例2】種馬鈴薯による実施例を示す。種薯を1/
2〜1/4に切断し、切断面へアグロミックSK−10
を付着させた。付着させる量は、種馬鈴薯1個(2〜3
個に切断)についてアグロミックSK−10を1g付着
させた。この場合に、分生胞子量は2×10/gであ
った。
【0046】前記種馬鈴薯を通常の要領により植付けた
所、発明区(前記処理を施した)は無病であって、対照
区(無処理)では若干の発病がみられた(1%〜2%
位)。
【0047】前記発明区では360kg/100m
収穫があり、対照区では250kg/100mの収穫
が認められたので、平均して約50%の増収と認定し
た。
【0048】
【発明の効果】この発明によれば、水稲については、玄
米にトリコデルマ ハルジアナム SK−5−5の製剤
を付着させたので、発病苗が皆無であった。
【0049】また馬鈴薯については、種薯の切断面へ分
生胞子等を付着させたので、発病が皆無であることは勿
論、健苗・根・茎・葉・薯であって、50%の増収が認
められる効果がある。
【0050】前記効果は、玄米、種薯などの病菌を死滅
又は封入して、根・茎・葉の発育を促進し、これにより
各種細菌に対する抗力のある植物として増殖がはかられ
たものである。
【0051】換言すれば、トリコデルマ ハルジアナム
SK−5−5は、単に有害菌を死滅又は封入させ、ま
たは有害菌の繁殖を阻止するのみならず、植物の根・茎
・葉の生長促進と活性を付与するなどの諸効果がある。
【0052】この発明は、播種時の一度の施用により生
長、結実の全期間有効に存続するので、農業の合理化、
環境改善、効率のよい生産などを予測できる効果があ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 康晴 北海道札幌市中央区大通西18丁目1番地3 オリンピア大通西18丁目マンション702 号 Fターム(参考) 2B051 AA01 AB01 AB04 BA01 BA04 BA06 BA09 BB02 BB07 BB14 CA01 4H011 AA01 AB03 BA01 BB21 BC20 DC10 DD03 DE15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種子類にトリコデルマ ハルジアナム
    SK−5−5の分生胞子を付着させたことを特徴とする
    健全成育植物種子類。
  2. 【請求項2】 分生胞子の付着は、種子類をトリコデル
    マ ハルジアナムSK−5−5の分生胞子液に浸漬し、
    種子類に前記分生胞子液を噴霧又は塗着し、或いは前記
    分生胞子製剤を付着させることを特徴とした請求項1記
    載の健全成育植物種子類。
  3. 【請求項3】 分生胞子製剤はトリコデルマ ハルジア
    ナム SK−5−5の分生胞子および/または厚膜胞子
    を、多孔質のセラミックス粒子に栄養分と共に付着させ
    て調整したことを特徴とする請求項2記載の健全成育植
    物種子類。
  4. 【請求項4】 播種用籾から籾殻を除去した玄米外周
    に、トリコデルマ ハルジアナム SK−5−5の分生
    胞子を付着させたことを特徴とする健全成育稲の活性促
    進剤の施用方法。
  5. 【請求項5】 分生胞子の付着は、分生胞子混入液に玄
    米を浸漬することを特徴とした請求項4記載の健全成育
    稲の活性促進剤の施用方法。
  6. 【請求項6】 種馬鈴薯を複数に分割し、該分割した馬
    鈴薯の切断面にトリコデルマ ハルジアナム製剤を付着
    させることを特徴とした健全成育馬鈴薯の活性促進剤の
    施用方法。
  7. 【請求項7】 トリコデルマ ハルジアナム製剤は、多
    孔質のセラミックス粒子に分生胞子および/または厚膜
    胞子を栄養分と共に付着させて製造したことを特徴とす
    る請求項6記載の健全成育馬鈴薯の活性促進剤の施用方
    法。
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