JP2001298923A - 小型モータ - Google Patents

小型モータ

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JP2001298923A
JP2001298923A JP2000111533A JP2000111533A JP2001298923A JP 2001298923 A JP2001298923 A JP 2001298923A JP 2000111533 A JP2000111533 A JP 2000111533A JP 2000111533 A JP2000111533 A JP 2000111533A JP 2001298923 A JP2001298923 A JP 2001298923A
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rotation center
center axis
magnetic
axis
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JP2000111533A
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Nobuyuki Sada
信幸 佐田
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Mabuchi Motor Co Ltd
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Mabuchi Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高性能の磁石を使用しなくても所望の出力ト
ルクを得ることができ、かつモータ全体を薄型化するこ
とができる小型モータを提供する。 【解決手段】 磁束21を発生させる界磁22の円筒状
表面23と電機子24との間に円周方向のギャップが形
成され、界磁が回転中心軸線CLのまわりに回転する径
方向ギャップ形の小型モータ20であって、電機子24
の巻線を、回転中心軸線と平行な複数の電機子用軸線E
aのまわりにそれぞれ巻回している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音響・映像機器な
どに使用される小型モータに関する。
【0002】
【従来の技術】小型モータは、前記各種機器のほかあら
ゆる分野で広く使用されており、モータ全体の薄型化お
よび低コスト化等が求められている。薄型のモータを要
求される場合に、従来は、図13ないし図18に示すよ
うな構成のモータが使用されることが多い。小型モータ
は、空隙磁束の方向の差異により、径方向ギャップ形と
軸方向ギャップ形に分類される場合がある。図13は、
従来の径方向ギャップ形の小型モータ1の正面図、図1
4は図13に示すモータ1の断面図である。図13およ
び図14に示す小型モータ1では、界磁3を構成する磁
石4が回転軸2に取付けられている。回転軸2を支持す
る基台5には電機子6が取付けられている。磁石4の円
筒状表面7と電機子6との間には、ギャップBが形成さ
れている。電機子6の巻線8は、複数の電機子用軸線C
aのまわりにそれぞれ巻回されている。複数の電機子用
軸線Caは、回転中心軸線CLと直交する径方向を向い
て、放射状にかつ均等な角度に位置している。電機子鉄
心は鋼板が積層された構成になっているので、磁束の通
過経路も、フラットな平面内で二次元的に曲げられるこ
とになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】モータ1の出力トルク
は、界磁3の磁石4より発生し電機子巻線8と鎖交する
磁束の量と、電機子巻線8の巻回数と、電機子6に流れ
る電流との積に比例する。モータ1では、電機子巻線8
を電機子用軸線Caのまわりに巻回している。したがっ
て、所望の出力トルクを得るのに必要な巻回数を有する
巻線部は、回転中心軸線CLと平行な方向に嵩張る。そ
の結果、外形寸法を径方向外方に拡大する余裕があるモ
ータであっても、モータの全体を薄型化するのが困難で
あった。また、隣り合う巻線部の間のスペース9を有効
に利用するために、図15および図16に示す小型モー
タ1aのように、電機子巻線8の巻回数を、径方向外方
側を内方側より多くする場合がある。すると、図16に
示すように、巻線部が回転中心軸線と平行な方向に嵩高
くなり、モータ全体が厚くなって薄型化に反するという
課題があった。モータ1を薄型化するために電機子巻線
8の巻回数を減らした場合に、所望の出力トルクを得る
ためには、磁束量を多く発生する高性能の磁石を使う必
要がある。ところが、モータの構成部品の中で磁石4
は、他の構成部品より高価なのでモータのコストに与え
る影響が最も大きい。そのため、高性能の磁石を使用す
れば、モータ1がコスト高になってしまう。
【0004】図17は従来の軸方向ギャップ形の小型モ
ータ11の正面図、図18は図17に示すモータ11の
断面図である。図17および図18に示す小型モータ1
1では、回転軸12に設けられ界磁を構成する磁石13
は円盤状表面14を有している。電機子15は、回転軸
12を支持する基台16に取付けられている。磁石13
の円盤状表面14と電機子15との間には、ギャップB
1が形成されている。電機子15の巻線17を、磁石1
3から出た磁束と鎖交させるためには、磁石13と対向
する面内に電機子巻線17を配置する必要がある。その
結果、このモータ11では、ギャップ長δが必然的に大
きくなって、高性能の磁石を使用する必要があった。ま
た、ギャップ長δが大きいので電機子巻線17の巻回数
を増やせば、モータ11の回転中心軸線CL方向と平行
な方向の寸法が大きくなって、薄型化に反することにな
る。ギャップ長δが大きいので、所望の出力トルクを得
るためには高性能な磁石13を使用しなければならず、
コスト高になってしまう。なお、このモータ11におけ
る磁束の通過経路は、円筒状の平面内で曲げられること
になる。
【0005】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、高性能の磁石を使用しなくても所望
の出力トルクを得ることができ、かつモータ全体を薄型
化することができる小型モータを提供することを目的と
する。また、本発明の他の目的は、電機子における磁束
の通過経路で発生する渦電流損を低減することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明にかかる小型モータは、磁束を発生させる界
磁の円筒状表面と電機子との間に円周方向のギャップが
形成され、前記界磁および前記電機子のいずれか一方が
回転中心軸線のまわりに相対的に回転する径方向ギャッ
プ形の小型モータであって、前記電機子の巻線を、前記
回転中心軸線とほぼ平行な複数の電機子用軸線のまわり
にそれぞれ巻回している。
【0007】一実施態様にかかる前記小型モータは、軟
質磁性材により形成され周方向全周に配置された第1の
磁性部材と、軸受部により回転自在に支持され前記回転
中心軸線の方向に延びる回転軸と、この回転軸に取付け
られた継鉄およびこの継鉄に固定され前記円筒状表面を
有する磁石により構成される前記界磁と、前記回転中心
軸線と同心の前記ギャップを前記磁石に対して保ってい
る前記電機子とを備え、この電機子は、前記ギャップを
介して前記磁石に対向する円筒部を有し軟質磁性材によ
り形成されて前記電機子用軸線の位置で前記第1の磁性
部材に磁気的に接続され前記電機子用軸線ごとにそれぞ
れ配置された複数の第2の磁性部材と、前記電機子用軸
線とほぼ同心に配置された絶縁部にコイル状に巻回され
た前記電機子巻線とを備えている。
【0008】他の実施態様にかかる前記小型モータは、
円筒状のハウジングを有するケーシングと、前記ハウジ
ングの内周面に取付けられ、前記円筒状表面を有して前
記界磁を構成する磁石と、前記ケーシングに設けられた
軸受部により回転自在に支持され、前記回転中心軸線の
方向に延びる回転軸と、前記回転軸に取付けられ軟質磁
性材により形成されて周方向全周に配置された第1の磁
性部材と、前記回転中心軸線と同心の前記ギャップを保
って前記第1の磁性部材に取付けられた前記電機子と、
前記ケーシングに取付けられたブラシに摺動係合するよ
うに前記回転軸に取付けられた整流子とを備え、前記電
機子は、前記ギャップを介して前記磁石に対向する円筒
部を有し軟質磁性材により形成されて前記電機子用軸線
の位置で前記第1の磁性部材に磁気的に接続され前記電
機子用軸線ごとにそれぞれ配置された複数の第2の磁性
部材と、前記電機子用軸線とほぼ同心に配置された絶縁
部にコイル状に巻回された前記電機子巻線とを備えてい
る。
【0009】なお、前記第1の磁性部材は、前記回転中
心軸線とほぼ直交する面方向に配置された第1の板状部
を有しており、前記第2の磁性部材は、前記第1の磁性
部材とほぼ平行に配置されて前記電機子用軸線の位置で
前記第1の磁性部材に磁気的に接続された第2の板状部
と、この第2の板状部にほぼ直角に固定された前記円筒
部とを有しているのが好ましい。
【0010】本発明の他の実施態様にかかる小型モータ
は、磁束を発生させる界磁の円盤状表面と電機子との間
に軸方向のギャップが形成され、前記界磁および前記電
機子のいずれか一方が回転中心軸線のまわりに相対的に
回転する軸方向ギャップ形の小型モータであって、前記
ギャップを前記回転中心軸線に近い位置に配置し、前記
電機子の巻線を、前記回転中心軸線とほぼ平行な複数の
電機子用軸線のまわりにそれぞれ巻回するとともに前記
ギャップより径方向外方の所定位置に配置している。
【0011】前記小型モータは、軟質磁性材により形成
され周方向全周に配置された第1の磁性部材と、軸受部
により回転自在に支持され前記回転中心軸線の方向に延
びる回転軸と、この回転軸に取付けられた継鉄およびこ
の継鉄に固定され前記円盤状表面を有する磁石により構
成される前記界磁と、前記回転中心軸線とほぼ直交する
方向に延びる前記ギャップを前記磁石に対して保ってい
る前記電機子とを備え、この電機子は、前記ギャップを
介して前記磁石に対向する扇状部を有し軟質磁性材によ
り形成されて前記電機子用軸線の位置で前記第1の磁性
部材に磁気的に接続され前記電機子用軸線ごとにそれぞ
れ配置された複数の第2の磁性部材と、前記電機子用軸
線とほぼ同心に配置された絶縁部にコイル状に巻回され
た前記電機子巻線とを備えているのが好ましい。
【0012】なお、前記電機子用軸線は、前記回転中心
軸線の周囲の任意の位置に配置されていてもよい。前記
電機子における磁束の通過経路のうち前記電機子用軸線
の位置で、前記第1の磁性部材および前記第2の磁性部
材の少なくとも一方が筒状部を有し、前記磁束がこの筒
状部を通るようにするのが好ましい。また、前記筒状部
の内方空間に、軟質磁性材からなる充填物を充填するの
が好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施の形態
の一例を、図1ないし図12を参照して説明する。な
お、各実施形態における断面図の上下方向を、小型モー
タの上下方向として説明する。第1,第2および第4の
実施形態では、径方向ギャップ形(ラジアルギャップタ
イプ)の小型モータを示している。第3の実施形態で
は、軸方向ギャップ形(アキシャルギャップタイプ)の
小型モータを示している。まず最初に、径方向ギャップ
形の小型モータの例を説明する。このタイプのモータ
は、磁束を発生させる界磁の円筒状表面と電機子との間
に円周方向のギャップ(エアーギャップ)が形成され、
界磁または電機子が回転中心軸線のまわりに相対的に回
転するようになっている。
【0014】(第1の実施形態)図1は、第1の実施形
態にかかる径方向ギャップ形の小型モータの正面図、図
2は図1に示すモータの片側断面図である。図1および
図2に示す小型モータ20では、磁束21を発生させる
界磁22の円筒状表面23と電機子24との間に、ギャ
ップBaが形成されている。界磁22は、回転中心軸線
CLのまわりに回転する。電機子24の巻線25は、回
転中心軸線CLと平行な複数(たとえば、三つ)の電機
子用軸線Eaのまわりに、それぞれ巻回されている。
【0015】詳細に説明すると、モータ20は、第1の
磁性部材としての基台26と、回転軸27と界磁22と
電機子24を備えている。図示するモータ20はブラシ
レスモータであるが、ブラシと整流子を有するモータで
あってもよい。基台26は、回転中心軸線CLと直交す
る面方向に配置された第1の板状部を有している。基台
26は、軟質磁性材(高透磁率材料であり、たとえば鉄
板)により円形状に形成され、周方向全周に配置されて
いる。基台26の中心部には貫通孔33が穿設され、外
周縁28の近傍には複数の取付け孔29が穿設されてい
る。回転軸27は、軸受部30により回転自在に支持さ
れ、回転中心軸線CLの方向に延びている。軸受部30
は基台26に設けられている。軸受部30は、基台26
に固定された軸受支持部材31と、上下一対の滑り軸受
32とを備えている。一対の滑り軸受32は、回転軸2
7を回転自在に軸支している。軸受支持部材31は、断
面L字状の円筒状をなして、貫通孔33に固定されてい
る。一対の滑り軸受32は、軸受支持部材31の内周面
に固定されている。なお、軸受支持部材31を基台26
と一体的に形成してもよい。
【0016】界磁22は、回転軸27に取付けられた継
鉄(ヨーク)35と、複数(たとえば、二個)の磁石3
6,36aとにより構成されている。中空円筒状の磁石
36,36aは、継鉄35に固定され、円筒状表面23
を有している。モータ20は、二個の磁石36,36a
を有する二極機である。磁石36,36aは、継鉄35
の円筒状部37の外表面に、回転中心軸線CLを中心と
して固着されている。一方の磁石36は、外周面がN極
に着磁されている。他方の磁石36aは、外周面がS極
に着磁されている。継鉄35の中心部には回転軸27が
圧入固定されている。回転軸27と継鉄35と磁石3
6,36aにより、回転子34が構成されている。
【0017】電機子24は、基台26の上部に取付けら
れている。電機子24は、回転中心軸線CLと同心のギ
ャップBaを、磁石36,36aに対して保っている。
電機子24は、複数(たとえば、三個)の第2の磁性部
材としての磁束経路用部材38と、絶縁部としてのボビ
ン44と、電機子巻線25を備えている。電機子24
は、三つの電機子ユニットを含んでいる。各磁束経路用
部材38は、電機子用軸線Eaごとにそれぞれ配置さ
れ、電機子用軸線Eaの位置で基台26に磁気的に接続
された状態で取付けられている。磁束経路用部材38
は、円筒部(電機子極歯)39と第2の板状部40を有
し、軟質磁性材(たとえば、鉄板)により形成されてい
る。円筒部39は、ギャップBaを介して磁石36,3
6aに対向している。すなわち、円筒部39の円筒状内
周面が、磁石36,36aの円筒状外周面に対向してい
る。第2の板状部40は、基台26から離れて基台26
とほぼ平行に配置されている。円筒部39は、第2の板
状部40にほぼ直角に固定されている。第2の板状部4
0と円筒部39は、板材により一体形成されている。
【0018】電機子24は、軟質磁性材(たとえば、積
層鉄板)により形成された円柱状の連結部材41を有し
ている。連結部材41は、電機子用軸線Eaの位置に配
置されて、回転中心軸線CLとほぼ平行な方向を向いて
いる。連結部材41は、第2の板状部40と基台26を
連結している。連結部材41は、円柱状をなして電機子
用軸線Eaの方向に延びており、電機子24の鉄心にな
っている。基台26には、電機子用軸線Eaの位置にそ
れぞれ孔42が形成され、第2の板状部40にも孔43
が形成されている。連結部材41は、下端部が基台26
の孔42に固定され、上端部が第2の板状部40の孔4
3に固定されている。
【0019】環状のボビン44が、基台26および磁束
経路用部材38の一方または両方に取付けられている。
ボビン44は、絶縁性合成樹脂たとえばポリブチレンテ
レフタレート(PBT)など絶縁性材料により一体的に
成形されている。ボビン44は、電機子用軸線Eaとほ
ぼ同心に配置されている。ボビン44は、その中空部4
5に連結部材41が嵌合し、上面46が第2の板状部4
0に接触し、下面47が基台26の上面に接触してい
る。これにより、ボビン44は、連結部材41を介し
て、基台26および磁束経路用部材38の少なくとも一
方により保持されている。電機子巻線25は、ボビン4
4にコイル状に巻回されて、環状の励磁コイルを形成し
ている。基台26は、回転軸27を支持する機能,電機
子24を支持する機能,音響・映像機器等にモータ20
を取付けるための取付け部としての機能,および磁束の
通過経路49の一部を構成する機能などを有している。
【0020】モータ20には、電子整流回路(図示せ
ず)が設けられている。この電子整流回路は、ホール素
子(図示せず)など磁極センサで界磁22がどの位置に
あるかを検知する。ホール素子は、回転子34を構成す
る磁石36,36aの位置を検出するために、磁石3
6,36aと基台26との間のスペース48に設置され
ている。ホール素子から出力される信号に基づいて電子
整流回路を制御すれば、回転磁界が発生する。前記構成
のモータ20において、ホール素子と電子整流回路を介
して電機子巻線25に電流を流して回転磁界を発生させ
る。すると、回転磁界中に存在する回転子34の磁石3
6,36aが磁力により吸引されて、回転子34に回転
力が付与され、回転子34は回転運動をする。これによ
り、モータ20は、回転する回転軸27を介して音響・
映像機器などを駆動する。
【0021】次に、モータ20における磁束の通過経路
49について説明する。この経路49は、三次元的に複
数回、90度ずつ曲げられている。N極の磁石36が円
筒部39に対向するときは、磁石36で発生した磁束2
1は、ギャップBaを通って円筒部39に入る。次い
で、磁束21は、矢印F1に示すように、回転中心軸線
CLとほぼ平行に円筒部39内を上方に通ったのち、ほ
ぼ90度曲がって第2の板状部40内を通る。すなわ
ち、磁束21は、矢印F2に示すように、第2の板状部
40内を回転中心軸線CLとほぼ直交する方向に通る。
次に、磁束21は連結部材41に集中し、矢印F3に示
すように、電機子用軸線Eaとほぼ平行に下方に通る。
磁束21は、連結部材41の下部で90度曲がるととも
に二方向に分岐される。分岐した一部の磁束21は、矢
印F4に示すように、基台26内を隣の連結部材41に
通ったのち90度曲がり、連結部材41内を通って上昇
する。そして、磁束21は、90度曲がって、矢印F5
に示すように、第2の板状部40内をほぼ径方向内方に
通ったのち、他方の磁石36aに戻る。連結部材41の
下部で分岐した残りの磁束21は、矢印F6に示すよう
に、基台26を通って、隣の他方の連結部材41の下部
を通る。そして、この磁束21は、90度曲がって上昇
したのち、矢印F7に示すように、他方の磁石36aに
戻ることになる。
【0022】このように、本発明では、電機子巻線25
が、回転中心軸線CLと平行な複数の電機子用軸線Ea
のまわりにそれぞれ巻回されている。その結果、磁束の
通過経路49は、回転中心軸線CLとほぼ平行な方向,
ほぼ垂直な方向および所定の方向に複数回、三次元的に
曲がることになる。これにより、電機子巻線25の巻回
数により増減する巻線部の嵩方向寸法Daは、回転中心
軸線CLと直交する方向に変化することになり、電機子
巻線25の巻回数を増やすことができる。上述のよう
に、モータ20の出力トルクは、磁石36,36aで発
生し電機子巻線25と鎖交する磁束量と、電機子巻線2
5の巻回数と、電機子24に流れる電流との積に比例す
る。本発明では、電機子巻線25の巻回数を自在に増や
すことができるので、高価な高性能磁石を使用して磁束
の量を増やさなくても、低性能の磁石36,36aを使
用して低コストで所望の出力トルクを得ることができ
る。モータ20の回転中心軸線CLと平行な方向の寸法
(モータ全長)Laを増やさないで、電機子巻線25の
巻回数を増やすことができる。したがって、モータ全体
を薄型化することができるとともに、出力トルクを所望
の値まで増やすこともできる。
【0023】前記モータ20についての実験データの一
例を下記に示す。モータ20は所望の出力トルクTsで
正常に回転することが、この実験で確認された。 磁石の種類 :NeFeB(ネオジフェライトボロン) 磁石のエネルギー積;4MGOe 巻線の巻回数 :500 モータ全長La:6mm 電源電圧 :12V 無負荷回転速度No:8,000min−1 無負荷電流Io :0.04A 停動トルクTs :6.1×10−3N・m(62g・cm) 停動電流Is :0.5A
【0024】図3は、第1の実施形態における変形例に
かかる小型モータ20aの部分断面図、図4は、第1の
実施形態における他の変形例にかかる小型モータ20b
の部分断面図である。なお、前記モータ20と同一また
は相当部分には同一符号を付してその説明を省略し、異
なる部分のみ説明する。図3に示すモータ20aでは、
電機子24aを、前記電機子24と比べて上下逆の構成
にしている。すなわち、軟質磁性材(たとえば、鉄板)
により形成され周方向全周に配置された第1の磁性部材
26aが上方に配置され、第1の磁性部材26aの下に
は電機子24aが取付けられている。第1の磁性部材2
6aは、回転中心軸線CLと直交する面方向に配置され
た第1の板状部を有している。磁束経路用部材(第2の
磁性部材)38も、図2に示す構成と比べて上下逆に配
置されている。電機子24aは、磁石36,36aに対
してギャップBaを保って第1の磁性部材26aに取付
けられている。回転軸27と電機子24aは、合成樹脂
など非磁性材により形成されたモータベース50に支持
されている。軸受部30はベース50の中心部に固定さ
れている。磁束経路用部材38の第2の板状部40は、
ベース50の上面に固定されている。第1の磁性部材2
6aおよびベース50は、回転中心軸線CLを中心とす
る円形板状をなしている。
【0025】図4は、図3に示すモータ20aの変形例
を示している。図4に示すモータ20bでは、第1の磁
性部材26bは、軟質磁性材(たとえば、鉄板)により
形成され、周方向全周に配置されている。第1の磁性部
材26bは、回転中心軸線CLと直交する面方向に配置
された第1の板状部を有しており、回転中心軸線CLを
中心とする円環状をなしている。電機子24bは、回転
中心軸線CLと同心のギャップBaを、磁石36bに対
して保っている。界磁22aは回転軸27に取付けられ
ている。界磁22aは、回転軸27に取付けられた継鉄
35aと、継鉄35aに固定され円筒状表面23aを有
する磁石36bとにより構成されている。磁石36b
は、継鉄35aの内周面35a1に取付けられている。磁
束経路用部材38の円筒部(電機子極歯)39aは、第
2の板状部40にほぼ直角に固定され、磁石36bより
半径方向内方に配置されている。ギャップBaは、磁石
36bの凹状の円筒状表面23aと、円筒部39aの凸
状の外周面39a1との間に形成されている。モータ20
a,20bにおいて、連結部材41は電機子24a,2
4bの鉄心になっている。モータ20a,20bにおい
ても、前記モータ20と同じ作用効果を奏する。
【0026】(第2の実施形態)図5は、第2の実施形
態にかかる径方向ギャップ形の小型モータ55の正面図
で、一部を破断で示している。図6は図5のVI−VI線断
面図である。図5および図6に示すモータ55は4極6
溝形であるが、モータの極数や溝(スロット)は他の数
であってもよい。モータ55において、電機子56が回
転子57を構成し、磁石58,58aを有する界磁59
が固定子となっている。そして、電機子56に、本発明
の電機子の構成が適用されている。
【0027】モータ55において、磁束を発生させる界
磁59の円筒状表面60と電機子56との間には、ギャ
ップBbが形成されている。電機子56は、回転中心軸
線CLのまわりに回転している。電機子56の巻線61
は、回転中心軸線CLと平行な複数(たとえば、六つ)
の電機子用軸線Ebのまわりにそれぞれ巻回されてい
る。こうして、電機子56は六つの電機子ユニットを含
んでいる。モータ55は、ケーシング62と磁石58,
58aと回転軸63と基台(第1の磁性部材)70と電
機子56と整流子71を備えている。ケーシング62
は、軟質磁性材(たとえば、鉄板)により有底中空の円
筒状に形成されたハウジング64と、ハウジング64の
開口部に嵌合した蓋部材65を備えている。蓋部材65
は、ハウジング64と同じ金属材料または樹脂材料など
により一体的に形成されている。界磁59を構成する複
数(たとえば、四個)の磁石58,58aは、ハウジン
グ64の内周面66に取付けられて円周方向に均等に配
置され、円筒状表面60を有している。磁石58は円筒
状表面60がN極に着磁され、隣り合う他の磁石58a
は円筒状表面60がS極に着磁されている。ケーシング
62には軸受部67が取付けられている。回転軸63
は、軸受部67により回転自在に支持され、回転中心軸
線CLの方向に延びている。軸受部67は、ハウジング
64に固定された軸受支持部材68と、一対の滑り軸受
69とを有している。一対の滑り軸受69は、軸受支持
部材68の内部に固定され、回転軸63を回転自在に軸
支している。
【0028】第1の磁性部材としての基台70は、軟質
磁性材(たとえば、鉄板)により形成され、回転軸63
に取付けられて周方向全周に配置されている。基台70
は、回転軸63に固定された有底円筒状部74と、円環
状の第1の板状部75とを有している。第1の板状部7
5は、有底円筒状部74の周縁部から回転中心軸線CL
と直交する面方向に配置されている。電機子56は、回
転中心軸線CLと同心のギャップBbを磁石58,58
aに対して保って、基台70に取付けられている。整流
子71は、ケーシング62に取付けられたブラシ71a
に摺動係合するように、回転軸63に取付けられてい
る。電機子56は、複数(たとえば、六個)の磁束経路
用部材(第2の磁性部材)72と、絶縁部としてのボビ
ン77と、電機子巻線61を備えている。複数の磁束経
路用部材72は、電機子用軸線Ebごとにそれぞれ配置
されている。磁束経路用部材72は、ギャップBbを介
して磁石58,58aに対向する円筒部(電機子極歯)
73を有している。磁束経路用部材72は、軟質磁性材
(たとえば、鉄板)により形成されて、電機子用軸線E
bの位置で基台70に磁気的に接続されている。磁束経
路用部材72は第2の板状部81を有している。第2の
板状部81は、基台70の第1の板状部75とほぼ平行
に配置されて、電機子用軸線Ebの位置で基台70に磁
気的に接続されている。円筒部73は、第2の板状部8
1にほぼ直角に固定されている。電機子56には、軟質
磁性材(たとえば、積層鉄板)により形成された円柱状
の連結部材76が設けられている。連結部材76は、電
機子用軸線Ebの位置に配置されて、第2の板状部81
と基台70とを連結している。連結部材76は電機子5
6の鉄心になっている。電機子巻線61は、環状のボビ
ン77にコイル状に巻回されている。ボビン77は、電
機子用軸線Ebとほぼ同心に配置されている。ボビン7
7は、連結部材76を介して、基台70および磁束経路
用部材72の一方または両方に取付けられている。ボビ
ン77は、前記絶縁性材料により一体的に成形されてい
る。
【0029】整流子71は、基台70を介して回転軸6
3に取付けられている。整流子71は、基台70の有底
円筒状部74の底部外面に、絶縁された状態で固定され
ている。整流子71は、平板で円環状に形成されてお
り、電機子巻線61に電気的に接続されている。整流子
71は平板状の場合を示したが、円筒状であってもよ
い。整流子71には、複数組(たとえば、二組)のブラ
シ71aが摺動係合している。各ブラシ71aは蓋部材
65に取付けられている。各ブラシ71aには電線78
がそれぞれ電気的に接続されている。電線78は、絶縁
板79を介してケーシング62を貫通しており、モータ
内部から外方に出て配線(図示せず)などに接続され
る。前記構成のモータ55において、電線78から、ブ
ラシ71aおよび整流子71を介して電機子56の巻線
61に電流を流せば、四つの磁石58,58aによって
形成されている磁界中に存在する回転子57に回転力が
付与されて、回転子57は回転運動をする。これによ
り、モータ55は、回転する回転軸63を介して音響・
映像機器などを駆動する。
【0030】次に、磁石58,58aと電機子56にお
ける磁束の通過経路82について説明する。このモータ
55の経路82も、三次元的に複数回、90度ずつ曲げ
られている。磁石58で発生した磁束80は、ギャップ
Bbを通って、磁束経路用部材72の円筒部73内で9
0度曲がって上方に通る(矢印F11)。次いで、磁束8
0は、90度曲がって第2の板状部81内を回転中心軸
線CL方向に通る(矢印F21)。次に、磁束80は、9
0度曲がって連結部材76内を電機子用軸線Eb方向に
通ったのち(矢印F31)、90度曲がる。そして、磁束
80は、基台70の第1の板状部75内を、隣の電機子
用軸線Ebに位置している別の連結部材76に流れる
(矢印F41)。次いで、磁束80は、この連結部材76
内を上昇し、この位置にある別の磁束経路用部材72内
を90度曲がりながら通ったのち、ギャップBbを通っ
て、隣接する他の磁石58aに戻る(矢印F51)。この
ような磁束の通過経路が、電機子56の各ユニット毎に
形成される。
【0031】モータ55の電機子巻線61が、複数の電
機子用軸線Ebのまわりにそれぞれ巻回されている。し
たがって、磁石58,58aを高性能磁石にしなくて
も、電機子巻線61を所望の巻回数で巻回することがで
き、第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。
【0032】(第3の実施形態)図7は、第3の実施形
態にかかる軸方向ギャップ形の小型モータ85の正面
図、図8は図7に示すモータ85の片側断面図である。
軸方向ギャップ形の小型モータの一例として、ブラシレ
スモータを示しているが、ブラシと整流子を有するモー
タであってもよい。図7および図8に示すように、この
タイプのモータ85では、磁束を発生させる界磁86の
円盤状表面87と、電機子88との間に、軸方向のギャ
ップBcが形成されている。界磁86および電機子88
のいずれか一方が、回転中心軸線CLのまわりに相対的
に回転する。図示するモータ85では、界磁86が回転
する場合を示している。なお、軸方向ギャップ形のモー
タは、界磁を固定し電機子を回転させる構成であっても
よい。ギャップBcは、回転中心軸線CLに近い位置に
配置されている。電機子88の巻線89は、回転中心軸
線CLと平行な複数(たとえば、三つ)の電機子用軸線
Ecのまわりにそれぞれ巻回されている。電機子巻線8
9は、ギャップBcより径方向外方の所定位置に配置さ
れている。
【0033】モータ85は、基台(第1の磁性部材)9
0と回転軸91と界磁86と電機子88を備えている。
基台90は、軟質磁性材(たとえば、鉄板)により形成
されて周方向全周に配置され、円形の板状をなしてい
る。回転軸91は、軸受部92により回転自在に支持さ
れ、回転中心軸線CLの方向に延びている。軸受部92
は基台90に取付けられている。軸受部92は、基台9
0に取付けられた軸受支持部材93と、一対の滑り軸受
94とを備えている。一対の滑り軸受94は、軸受支持
部材93に圧入固定され、回転軸91を回転自在に軸支
している。
【0034】界磁86は、回転軸91に取付けられた継
鉄95と、継鉄95に固定され、円盤状表面87を有す
る磁石96,96aとにより構成されている。継鉄95
と磁石96,96aと回転軸91により、回転子102
が構成されている。継鉄95の円環状部97の上面に、
複数(たとえば、二個)の磁石96,96aが並べて固
定されている。一方の磁石96の上面がN極に着磁さ
れ、他方の磁石96aの上面がS極に着磁されており、
全体で円環状をなしている。なお、継鉄95に円環状部
97を設けないで、磁石96,96aを継鉄95の円筒
状部の外周面に固定してもよい。電機子88は、回転中
心軸線CLとほぼ直交する方向に延びるギャップBc
を、磁石96,96aに対して保っている。電機子88
は、複数(たとえば、三個)の磁束経路用部材(第2の
磁性部材)98と、絶縁部としてのボビン100と、電
機子巻線89を備えている。こうして、電機子88は三
つの電機子ユニットを含んでいる。
【0035】磁束経路用部材98は、ギャップBcを介
して磁石96,96aに対向する扇状部(電機子極歯)
99を有している。扇状部99は、平板状の磁束経路用
部材98に一体的に形成されて、扇形をなしている。扇
状部99の径方向内方の端面は、部分円弧部99aと一
対の直線部99bとを含んでいる。一対の直線部99b
は、部分円弧部99aの両端部からほぼ径方向外方に延
びている。複数の磁束経路用部材98は、軟質磁性材
(たとえば、鉄板)により形成され、電機子用軸線Ec
の位置で基台90に磁気的に接続された状態で、電機子
用軸線Ecごとにそれぞれ配置されている。電機子88
には、軟質磁性材(たとえば、積層鉄板)により形成さ
れた円柱状の連結部材101が設けられている。連結部
材101は、電機子用軸線Ecの位置に配置されて、磁
束経路用部材98と基台90とを連結している。連結部
材101は、電機子88の鉄心になっている。
【0036】環状のボビン100が、電機子用軸線Ec
とほぼ同心に配置されている。ボビン100は、連結部
材101を介して、基台90および磁束経路用部材98
の一方または両方に取付けられている。ボビン100
は、前記絶縁性材料により一体的に成形されている。ボ
ビン100には、電機子巻線89がコイル状に巻回され
ている。モータ85はブラシレスモータであり、電子整
流回路(図示せず)が取付けられている。モータ85で
は、ホール素子(図示せず)の出力信号に基づいて電子
整流回路を制御し、電機子巻線89に電流を流せば、回
転磁界が発生する。すると、この回転磁界中に存在する
回転子102に回転力が付与されて、回転子102は回
転運動をする。これにより、モータ85は、回転する回
転軸91を介して音響・映像機器などを駆動する。
【0037】次に、このモータ85における磁束の通過
経路104について説明する。この経路104は、三次
元的に複数回、90度ずつ曲げられている。たとえば、
N極の磁石96で発生した磁束103は、ギャップBc
を通って扇状部99に入り、90度曲げられて径方向外
方に通る(矢印F12)。次いで、磁束103は、90度
曲げられて連結部材101内を下方に通る(矢印F2
2)。磁束103は、連結部材101の下部で二つに分
岐される。分岐した一方の磁束103は、90度曲がっ
て基台90内を、隣の電機子用軸線Ec側に通る(矢印
F32)。次に、磁束103は、90度曲がって連結部材
101内を上昇する。磁束103は、さらに90度曲が
って、この位置の磁束経路用部材98内を扇状部99方
向に通ったのち(矢印F42)、他方の磁石96aに戻る
ことになる。一方、連結部材101の下部で分岐した残
りの磁束103は、基台90内を、隣の電機子用軸線E
cの方向に通ったのち(矢印F52)、他方の磁石96a
に戻る(矢印F62)。
【0038】本実施形態の軸方向ギャップ形のモータ8
5では、電機子巻線89が、ギャップBcより径方向外
方の所定位置に配置されている。これにより、電機子8
8を、磁石96,96aとほぼ同じ高さ位置に並べて配
置することができる。その結果、ギャップ長を小さくす
ることができるので、磁束103がギャップBcを通り
やすくなり磁束量が増加する。また、モータ85の回転
中心軸線CL方向の寸法(モータ全長)Lcを増やさな
いで、電機子巻線89の巻回数を増やすことができる。
したがって、磁石96,96aに高性能磁石を使用しな
くても、低性能の磁石を使用して低コストで所望の出力
トルクを得ることができる。また、モータ全体を薄型化
することができるとともに、出力トルクを増やしてモー
タ特性を向上させることもできる。
【0039】(第4の実施形態)第1ないし第3の実施
形態では、複数の電機子用軸線Ea,Eb,Ecは、回
転中心軸線CLの周囲全体に同一角度離れて均等に配置
されている場合を示している。これに対して、第4の実
施形態では、複数の電機子用軸線Edを、回転中心軸線
CLの周囲に偏った状態で配置した小型モータ110を
示している。このモータ110は径方向ギャップ形であ
るが、第4の実施形態の構成は、軸方向ギャップ形のモ
ータにも適用することができる。図9は第4の実施形態
にかかるモータ110の正面図、図10は図9のX−X
線断面図である。なお、他の実施形態と同一または相当
部分には同一符号を付してその説明を省略し、異なる部
分のみ説明する。
【0040】図9および図10に示すように、第1の磁
性部材としての基台111は、軟質磁性材(たとえば、
鉄板)により形成され、周方向全周に配置されている。
基台111は、所定の形状に形成され回転中心軸線CL
と直交する面方向に配置された第1の板状部を有してい
る。回転中心軸線CLは、基台111の中心から偏心し
た所定の位置に配置されている。複数(たとえば、三
つ)の電機子用軸線Edは、回転中心軸線CLと平行に
設けられ、回転中心軸線CLを中心として片方に偏りか
つ同一の半径で同一角度離れて配置されている。
【0041】電機子巻線25は、電機子用軸線Edのま
わりにそれぞれ巻回されている。図9における右方の一
つの磁束経路用部材38は、第1の実施形態とほぼ同じ
構成を有している。他の一対の磁束経路用部材(第2の
磁性部材)38a,38bは、回転中心軸線CLの一方
側と他方側(図9の上方と下方)に配置されている。磁
束経路用部材38a,38bは、基台111の中心軸線
Gに対して線対称の構成を有している。こうして、電機
子24は三つの電機子ユニットを含んでいる。磁束経路
用部材38a,38bは、ギャップBaを介して磁石3
6,36aに対向する円筒部112を有している。磁束
経路用部材38a,38bは、軟質磁性材(たとえば、
鉄板)により形成され、電機子用軸線Edの位置で基台
111に磁気的に接続された状態で、電機子用軸線Ed
ごとにそれぞれ配置されている。磁束経路用部材38
a,38bは、第2の板状部113を有している。第2
の板状部113は、基台111とほぼ平行に配置され
て、電機子用軸線Edの位置で基台111に磁気的に接
続されている。円筒部112は、第2の板状部113に
ほぼ直角に固定されている。
【0042】電機子24には連結部材41が設けられて
いる。連結部材41は、電機子用軸線Edの位置に配置
されて、第2の板状部113,40と基台111とを連
結している。連結部材41は電機子24の鉄心になって
いる。前記構成のモータ110によれば、第1の実施形
態と同様の作用効果を奏する。また、モータ110を取
付けるためのスペースに応じて、基台111の形状や回
転中心軸線CLの位置を自在に調整して設計することが
できる。これにより、モータ全体を任意の形状にして、
モータを前記スペースに良好にセットすることができ
る。本発明では、巻線部の嵩方向寸法Da(図2,図1
0)が、電機子巻線の巻回数により径方向外方に変化す
ることになる。したがって、モータ110のように、基
台111における径方向の形状を自在に設計することが
できる。また、モータ110の製造時には、磁束経路用
部材38,38a,38bは、基台111からそれぞれ
分離可能になっている。したがって、各ボビン4に巻線
25を巻回した後、ボビン4と磁束経路用部材38,3
8a,38bを基台111に容易に取付けることができ
る。これにより、回転中心軸線CLが基台111の中心
から偏心しているモータ110でも、巻線を容易に巻回
してモータを簡単に製造することができる。第4の実施
形態では、複数の電機子用軸線Edが、回転中心軸線C
Lの周囲の任意の位置に配置されている場合を示してい
る。他の例としては、複数の電機子用軸線Edが、回転
中心軸線CLを中心として異なる角度離れている場合、
回転中心軸線CLから異なる距離(半径)に配置されて
いる場合などがある。
【0043】第1ないし第4の実施形態において、電機
子の鉄心となっている連結部材41,76,101は、
円柱状をなしている。渦電流損を低減するために、円柱
状の連結部材を積層鉄板により構成するのは、製造の点
で難しい場合がある。なお、鉄心中に発生する損失であ
る鉄損は、渦電流損とヒステリシス損の和からなる。断
面積の小さいこの連結部材の内部では、磁束密度が高く
なっている。その結果、連結部材の鉄板を積層構造にし
ない場合には、渦電流が発生し渦電流損が大きくなっ
て、鉄損が増加しがちである。そこで、連結部材41,
76,101が積層構造でない場合には、連結部材4
1,76,101を、渦電流損を低減可能な軟質磁性材
により構成し、前後の磁束通過経路を構成する部材と接
合して、磁束が通るようにするのが好ましい。連結部材
と前後の磁束通過経路を構成する部材は、嵌合および接
着の一方または両方の手段により接合されている。軟質
磁性材は、焼結法または圧粉・焼結法などにより製造さ
れる。
【0044】径方向ギャップ形および軸方向ギャップ形
の各モータにおいて、図11および図12に示すよう
に、電機子における磁束の通過経路のうち電機子用軸線
Eeの位置で、筒状部120ないし125,121aが
設けられているのが好ましい。第1の磁性部材および第
2の磁性部材の一方または両方が、筒状部120ないし
125,121aを有しており、磁束がこの筒状部12
0ないし125,121aを通るようになっている。筒
状部120ないし125,121aは、絞り加工などに
より形成されて電機子の鉄心になっており、電機子自体
の強度が向上する。筒状部120ないし125,121
aは板厚が薄いので、渦電流が発生しにくい。
【0045】図11(A)に示す電機子では、基台(第
1の磁性部材)130と磁束経路用部材(第2の磁性部
材)131に、筒状の凸部133,132を絞り加工で
それぞれ形成している。そして、磁束経路用部材131
の凸部132が、基台130の凸部133の内方に圧入
固定されている。図11(B)に示す電機子では、磁束
経路用部材(第2の磁性部材)131aのみに凸部13
2aを形成している。基台(第1の磁性部材)130a
は平板状である。凸部132aの底部が、基台130a
に溶接,接着などにより固定されている。これとは逆
に、磁束経路用部材131aを平板状にし、基台130
aに凸部を形成して、この凸部を磁束経路用部材131
aに固定してもよい。図11(C)に示す電機子では、
基台(第1の磁性部材)130bおよび磁束経路用部材
(第2の磁性部材)131bの両方に、それぞれ凸部1
34および132bを形成している。そして、両方の凸
部134,132bが、突き合わされて溶接,接着など
の手段により固定されている。図11(D)は、図11
(B)に示す電機子の変形例を示している。図示する電
機子では、磁束経路用部材(第2の磁性部材)131e
の孔131fに、別体の凸状部材136を固定してい
る。この凸状部材136には、凸部132eが形成され
ている。基台(第1の磁性部材)130aは平板状であ
る。凸部132eの底部が、基台130aに溶接,接着
などにより固定されている。これにより、磁束経路用部
材131eは筒状部121aを有していることになる。
【0046】さらに、図12に示すように、筒状部12
3ないし125の内方空間に、渦電流損を低減可能な軟
質磁性材または軟磁性フェライトからなる充填物13
5,135a,135bを充填するのが好ましい。軟質
磁性材および軟磁性フェライトは、焼結法または圧粉・
焼結法などにより製造される。図12(A)に示す筒状
部123では、図11(B)に示す筒状部121の内部
空間に充填物135を充填している。図12(B)に示
す筒状部124では、基台(第1の磁性部材)130c
および磁束経路用部材(第2の磁性部材)131cの両
方に、中空の凸部134a,132cをそれぞれ形成し
ている。そして、両方の凸部134a,132cを充填
物135aで接続している。充填物135aの中央部の
周囲全体には、円環状の凸部135a1が一体的に形成さ
れている。これにより、充填物135aの強度が向上す
る。図12(C)に示す筒状部125では、基台(第1
の磁性部材)130dに中空の凸部134bを形成して
いる。磁束経路用部材(第2の磁性部材)131dに
は、中空の凸部132dを形成している。そして、凸部
132d内に凸部134bを圧入固定している。さら
に、凸部134bの内部空間に充填物135bを充填し
ている。このように、筒状部に充填物135,135
a,135bを充填すれば、より多くの磁束を得て磁気
特性を増大させることができる。また、渦電流損を低減
して鉄損を改善することができる。また、強度の低い材
料からなる充填物の破損を防止することができ、筒状部
の強度もさらに向上する。
【0047】本発明は、モータが径方向ギャップ形でも
軸方向ギャップ形でもよく、ブラシおよび整流子を有す
るタイプでもブラシレスタイプでもよく、電機子が回転
しても回転しなくてもよい。また、本発明のモータは、
特定の極数や溝数のモータに限定されることはない。前
記各実施形態では、界磁22,22a,59,86の複
数の磁石が連続的に配置された場合を示している。な
お、隣り合う磁石と磁石との間にスペースがある場合で
あってもよい。この場合には、電機子と対向してギャッ
プを形成する界磁表面は、部分的な円筒状または円盤状
になる。これら界磁表面も、本発明における界磁の円筒
状表面または円盤状表面にそれぞれ含まれる。電機子用
軸線とほぼ同心に配置された前記絶縁部は、ボビン4
4,77,100の場合を示している。この絶縁部は、
これらボビンの代わりに、絶縁性のフィルムを貼り付け
るか、または絶縁材を塗布することより構成されてもよ
い。この絶縁部には、電機子巻線がコイル状に巻回され
ることになる。前記電機子用軸線Ea〜Eeは、回転中
心軸線CLに対して平行な場合を示したが、回転中心軸
線CLに対して若干傾斜していてもほぼ平行であればよ
い。前記第1,第2の板状部は、均一な厚みの平板から
なっている場合を示したが、テーパを有する板、また
は、前記平板もしくは前記テーパ状板を若干ねじった形
状の板であってもよい。
【0048】本発明は、電機子巻線の巻回数を増やし
て、巻線部の体積を増加させることが可能である。した
がって、モータの外形寸法を径方向外方に拡大する余裕
があっって、モータ全体の薄型化と低コスト化の要求が
強い場合に、本発明は最適な構造のモータを提供するこ
とができる。また、電機子巻線の巻回数を容易に増やす
ことができるので、出力トルクを所望の値まで増加させ
て、モータ特性を向上させることもできる。また、本発
明では、第4の実施形態で一例を示したように、モータ
取付け用のスペース等に応じて、モータ全体を任意の形
状にすることができる。なお、各図中同一符号は同一ま
たは相当部分を示す。
【0049】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、高
性能の磁石を使用しなくても所望の出力トルクを得るこ
とができ、かつモータ全体を薄型化することができる。
また、電機子における磁束の通過経路で発生する渦電流
損を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図12は本発明の実施形態の一例を
示す図で、図1は第1の実施形態にかかる小型モータの
正面図である。
【図2】図1に示すモータの片側断面図である。
【図3】第1の実施形態における変形例にかかる小型モ
ータの部分断面図である。
【図4】第1の実施形態における他の変形例を示す小型
モータの部分断面図である。
【図5】第2の実施形態にかかる小型モータの正面図で
ある。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】第3の実施形態にかかる小型モータの正面図で
ある。
【図8】図7に示すモータの片側断面図である。
【図9】第4の実施形態にかかる小型モータの正面図で
ある。
【図10】図9のX−X線断面図である。
【図11】電機子の各種変形例を示す部分断面図であ
る。
【図12】電機子の他の各種変形例を示す部分断面図で
ある。
【図13】従来の小型モータの正面図である。
【図14】図13に示すモータの断面図である。
【図15】図13に示すモータの変形例を示す部分正面
図である。
【図16】図15の部分断面図である。
【図17】従来の他の小型モータの正面図である。
【図18】図17に示すモータの断面図である。
【符号の説明】 20,20a,20b,55,85,110 小型モ
ータ 21,80,103 磁束 22,22a,59,86 界磁 23,23a,60 円筒状表面 24,24a,24b,56,88 電機子 25,61,89 電機子巻線 26,70,90,111 基台(第1の磁性部材) 26a,26b 第1の磁性部材 27,63,91 回転軸 30,67,92 軸受部 35,95 継鉄 36,36a,36b,58,58a,96,96a
磁石 38,38a,38b,72,98 磁束経路用部材
(第2の磁性部材) 39,39a,73 円筒部 40,81,113 第2の板状部 44,77,100 ボビン(絶縁部) 49,82,104 磁束の通過経路 62 ケーシング 64 ハウジング 66 ハウジングの内周面 71 整流子 71a ブラシ 75 第1の板状部 87 円盤状表面 99 扇状部 120〜125,121a 筒状部 130〜130d 基台(第1の磁性部材) 131〜131e 磁束経路用部材(第2の磁性部材) 135,135a,135b 充填物 Ba〜Bc ギャップ CL 回転中心軸線 Ea〜Ee 電機子用軸線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁束(21,80)を発生させる界磁
    (22,22a,59)の円筒状表面(23,23a,
    60)と電機子(24,24a,24b,56)との間
    に円周方向のギャップ(Ba,Bb)が形成され、 前記界磁および前記電機子のいずれか一方が回転中心軸
    線(CL)のまわりに相対的に回転する径方向ギャップ
    形の小型モータ(20,20a,20b,55,11
    0)であって、 前記電機子の巻線(25,61)を、前記回転中心軸線
    とほぼ平行な複数の電機子用軸線(Ea,Eb,Ed,
    Ee)のまわりにそれぞれ巻回したことを特徴とする小
    型モータ。
  2. 【請求項2】 前記小型モータ(20,20a,20
    b,110)は、 軟質磁性材により形成され周方向全周に配置された第1
    の磁性部材と、軸受部により回転自在に支持され前記回
    転中心軸線の方向に延びる回転軸と、この回転軸に取付
    けられた継鉄およびこの継鉄に固定され前記円筒状表面
    を有する磁石により構成される前記界磁と、前記回転中
    心軸線と同心の前記ギャップを前記磁石に対して保って
    いる前記電機子とを備え、 この電機子(24,24a,24b)は、 前記ギャップを介して前記磁石に対向する円筒部を有し
    軟質磁性材により形成されて前記電機子用軸線の位置で
    前記第1の磁性部材に磁気的に接続され前記電機子用軸
    線ごとにそれぞれ配置された複数の第2の磁性部材と、 前記電機子用軸線とほぼ同心に配置された絶縁部にコイ
    ル状に巻回された前記電機子巻線とを備えたことを特徴
    とする請求項1に記載の小型モータ。
  3. 【請求項3】 前記小型モータ(55)は、 円筒状のハウジングを有するケーシングと、 前記ハウジングの内周面に取付けられ、前記円筒状表面
    を有して前記界磁を構成する磁石と、 前記ケーシングに設けられた軸受部により回転自在に支
    持され、前記回転中心軸線の方向に延びる回転軸と、 前記回転軸に取付けられ軟質磁性材により形成されて周
    方向全周に配置された第1の磁性部材と、 前記回転中心軸線と同心の前記ギャップを保って前記第
    1の磁性部材に取付けられた前記電機子と、 前記ケーシングに取付けられたブラシに摺動係合するよ
    うに前記回転軸に取付けられた整流子とを備え、 前記電機子(56)は、 前記ギャップを介して前記磁石に対向する円筒部を有し
    軟質磁性材により形成されて前記電機子用軸線の位置で
    前記第1の磁性部材に磁気的に接続され前記電機子用軸
    線ごとにそれぞれ配置された複数の第2の磁性部材と、 前記電機子用軸線とほぼ同心に配置された絶縁部にコイ
    ル状に巻回された前記電機子巻線とを備えたことを特徴
    とする請求項1に記載の小型モータ。
  4. 【請求項4】 前記第1の磁性部材(26,26a,2
    6b,70,111,130〜130d)は、前記回転
    中心軸線とほぼ直交する面方向に配置された第1の板状
    部を有しており、 前記第2の磁性部材(38,38a,38b,72,1
    31〜131d)は、前記第1の磁性部材とほぼ平行に
    配置されて前記電機子用軸線の位置で前記第1の磁性部
    材に磁気的に接続された第2の板状部と、この第2の板
    状部にほぼ直角に固定された前記円筒部とを有している
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の小型モー
    タ。
  5. 【請求項5】 磁束(103)を発生させる界磁(8
    6)の円盤状表面(87)と電機子(88)との間に軸
    方向のギャップ(Bc)が形成され、 前記界磁および前記電機子のいずれか一方が回転中心軸
    線(CL)のまわりに相対的に回転する軸方向ギャップ
    形の小型モータ(85)であって、 前記ギャップを前記回転中心軸線に近い位置に配置し、
    前記電機子の巻線(89)を、前記回転中心軸線とほぼ
    平行な複数の電機子用軸線(Ec,Ee)のまわりにそ
    れぞれ巻回するとともに前記ギャップより径方向外方の
    所定位置に配置したことを特徴とする小型モータ。
  6. 【請求項6】 前記小型モータ(85)は、 軟質磁性材により形成され周方向全周に配置された第1
    の磁性部材(90)と、 軸受部により回転自在に支持され前記回転中心軸線の方
    向に延びる回転軸(91)と、 この回転軸に取付けられた継鉄およびこの継鉄に固定さ
    れ前記円盤状表面を有する磁石により構成される前記界
    磁(86)と、 前記回転中心軸線とほぼ直交する方向に延びる前記ギャ
    ップ(Bc)を前記磁石に対して保っている前記電機子
    (88)とを備え、 この電機子(88)は、 前記ギャップ(Bc)を介して前記磁石に対向する扇状
    部(99)を有し軟質磁性材により形成されて前記電機
    子用軸線(Ec)の位置で前記第1の磁性部材に磁気的
    に接続され前記電機子用軸線(Ec)ごとにそれぞれ配
    置された複数の第2の磁性部材(98)と、 前記電機子用軸線(Ec)とほぼ同心に配置された絶縁
    部にコイル状に巻回された前記電機子巻線(89)とを
    備えたことを特徴とする請求項5に記載の小型モータ。
  7. 【請求項7】 前記電機子用軸線(Ed)は、前記回転
    中心軸線の周囲の任意の位置に配置されていることを特
    徴とする請求項1ないし6のいずれかの項に記載の小型
    モータ。
  8. 【請求項8】 前記電機子における磁束の通過経路のう
    ち前記電機子用軸線(Ee)の位置で、前記第1の磁性
    部材および前記第2の磁性部材の少なくとも一方が筒状
    部(120〜125,121a)を有し、前記磁束がこ
    の筒状部を通るようにしたことを特徴とする請求項2,
    3,4,6または7に記載の小型モータ。
  9. 【請求項9】 前記筒状部の内方空間に、軟質磁性材か
    らなる充填物(135,135a,135b)を充填し
    たことを特徴とする請求項8に記載の小型モータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008141934A (ja) * 2006-12-05 2008-06-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 発電装置
JP2018117524A (ja) * 2011-05-17 2018-07-26 コムインフォ, エイ.エス.Cominfo, A.S. 直流電気モータ

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