JP2001298882A - 電動機のステータ - Google Patents

電動機のステータ

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JP2001298882A
JP2001298882A JP2000116946A JP2000116946A JP2001298882A JP 2001298882 A JP2001298882 A JP 2001298882A JP 2000116946 A JP2000116946 A JP 2000116946A JP 2000116946 A JP2000116946 A JP 2000116946A JP 2001298882 A JP2001298882 A JP 2001298882A
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stator
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electric motor
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JP2000116946A
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Masahide Kimura
真秀 木村
Makoto Abe
阿部  誠
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱源からの熱をより素早く取込むことができ
るようにコイルとステータの接触面積を多くすることが
より、放熱性能を高め、しかもコイルエンドの長さまで
も短くすることができる電動機のステータを提供する。 【解決手段】 スロット24,25の少なくとも一方の
底面24b,25bを、当該底面24b,25bに立て
られた法線Hがスロット24,25の径方向中心線に対
し所定の傾斜角θとなるように、ステータ21の軸線に
対し直交する面内で傾斜し、底面24b,25bに接す
るようにコイル線材C1,C2・・を卷回したことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヨーク部にコイル
を卷回した電動機のステータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電動機のステータは、環状に形
成されたステータコアと、当該ステータコアから半径方
向内方に向けて突出された複数のティース部と、ステー
タコイル(以下単にコイルと称す)とを有している。
【0003】このようなステータにおいては、コイルを
ティース部に卷回したティース卷回式と、コイルをステ
ータコア、いわゆるバックヨーク部(以下単にヨーク部
と称す)に卷回したヨーク卷回式がある。
【0004】モータを駆動するためにコイルに電流を流
すと、コイルが発熱するために、コイルで生じた熱を、
ステータコアを介してステータを覆うケースやに冷却装
置に伝達して放熱させるという構成をとるのが一般的で
ある。
【0005】従来のヨーク卷回式ステータの断面は、図
12に示すような構造であり、同図において、「1」が
ステータコアであり、ステータコア1の内側にはティー
ス部3が形成され、ステータコア1の外周側には接触部
1aが形成され、接触部1aがケース4に接続され、ス
テータコア1にはスロット5,6が設けられ、該スロッ
ト5,6の部分にコイル2が卷回されているコイル2に
発生した熱は、スロット5,6とコイル2との接触部分
からステータコア1に伝達され、さらにステータコア1
の接触部1aからケース4に伝達されて大気中に放出す
ることで冷却を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のヨーク卷回式ス
テータは、図13に示すように、ステータの端部がコイ
ル2と接触しておらず、放熱に全く寄与しない面Bがあ
るために、放熱できる熱量に制限があるという問題があ
る。
【0007】また、モータの軸線方向の長さは、図14
に示すように、ヨーク部1、ロータ8、ケース4あるい
はブラケット9の形状や、コイル2がヨーク部1から軸
線方向に突出するコイルエンドの長さKに影響される
が、軸線方向の長さを短くしてモータの小型化を図る場
合には、コイルエンドの長さKを如何に小さくするかと
いう点が課題になっている。
【0008】本発明は、上記した従来技術のもつ課題を
解決するためになされたもので、熱源からの熱をより素
早く取込むことができるようにコイルとステータの接触
面積を多くすることがより、放熱性能を高め、しかもコ
イルエンドの長さまでも短くすることができる電動機の
ステータを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記す
る手段により達成される。
【0010】(1)ヨーク部に形成された内スロットと
外スロット内にコイル線材が複数回卷回された電動機の
ステータにおいて、前記スロットの少なくとも一方の底
面を、当該底面に立てられた法線が前記スロットの径方
向中心線に対し所定の傾斜角となるように、前記ステー
タの軸線に対し直交する面内で傾斜し、当該底面に接す
るように前記コイル線材を卷回したことを特徴とする電
動機のステータ。
【0011】(2)前記コイル線材は、両スロットの底
面に各コイル線材が整数個接するようにしたことを特徴
とする電動機のステータ。
【0012】(3)前記両スロットは、各底面が相互に
平行となるように形成したことを特徴とする電動機のス
テータ。
【0013】(4)前記スロットは、外スロットの底面
と側面との交差部が、内スロットの側面の延長線上若し
くは当該延長線の外方に位置するようにしたことを特徴
とする電動機のステータ。
【0014】(5)前記スロットは、側面が当該スロッ
トの底面に対し直交するように形成されていることを特
徴とする電動機のステータ。
【0015】(6)前記傾斜角(θ)を L2=L1/c
osθで表すとき、L2≧L1+nd を満たす角度とな
るようにしたことを特徴とする電動機のステータ。
【0016】ここに、 L1;一方のスロットの入口
幅、 L2;一方のスロットの底面の幅、d;コイル線
材の直径、n;任意の整数である。
【0017】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、ヨーク卷回
式ステータの両スロットのいずれか一方の底面を軸線に
対し直交する面内で傾斜し、コイル線材が底面に接する
ように卷回したので、コイルとステータコアとが接触す
る面の面積が増大し、コイルからの熱がより素早くヨー
ク等に取込まれ、放熱性能が向上する。また、スロット
の底面を傾斜させると、傾斜底面のコーナー部分がティ
ース部あるいはステータコア内にも入り込むことになる
ので、放熱に寄与しない部分が低減し、前記熱の取込み
とも相俟って放熱性能が大幅に向上する。さらに、所定
の卷数の場合、底面の面積が増大により各スロットでの
コイルの断面厚さが薄くなり、コイルエンドでの突出量
も低減し、モータを小型化できる。
【0018】請求項2に記載の発明では、各コイル線材
が両スロットの底面に整数個接するようにしたので、断
面円形のコイルでも確実にスロット内に埋設され、コイ
ル線材の卷回が容易となるのみでなく、コイルからの熱
が底面より素早くヨーク等に取込まれ、放熱性能が向上
する。
【0019】請求項3に記載の発明では、両スロットの
各底面を相互に平行にしたので、両スロットでコイル線
材が底面に接することになり、両スロットでの伝熱が促
進され、放熱性能が向上する。
【0020】請求項4に記載の発明では、外スロットの
底面と側面との交差部が、内スロットの側面の延長線上
若しくは当該延長線の外方に位置するようにしたので、
内スロットより外スロットの底面が幅広になり、コイル
全体が扁平となり、コイルからの熱がより素早くヨーク
等に取込まれ、放熱性能が向上する。また、所定の卷数
の場合、外スロットでのコイルの断面厚さが薄くなり、
コイルエンドでの突出量も低減し、モータを小型化でき
る。
【0021】請求項5に記載の発明では、スロットの側
面が底面に対し直交するようにしたので、コイル線材相
互が重なることなく卷回でき、卷回が容易となる。
【0022】請求項6に記載の発明では、前記傾斜角
を、スロットの幅、底面の幅、コイル線材の直径により
特定したので、各スロットを成形し易くなり、前記熱の
取込みや放熱性能の向上、モータの小型化を簡単に実行
できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
本発明の実施の形態を説明する。
【0024】《実施形態1》図1は本発明に係る実施形
態1の縦断面図、図2は図1の2−2線に沿う断面図、
図3は図2の要部を示す拡大断面図、図4は図3の要部
を示す拡大断面図、図5は外スロットの位置を変更した
状態のコイル線材の卷回状態を示す拡大断面図である。
【0025】図1に示すように、本実施形態1に係る電
動機、つまりモータは、ロータ10内に永久磁石11を
埋め込んだタイプの、いわゆるインナーロータ型の三相
同期モータであり、ケース20内にはステータ21と小
許の間隙を介して前記ロータ10が設けられている。
【0026】このロータ10は、打ち抜き形成された薄
肉のケイ素鋼板等の高透磁(導磁)率材料を積層するこ
とにより形成されたロータコア12を有し、このロータ
コア12の中心には出力軸13が圧入され、前記ケース
20に軸受14を介して回動自在に支持されている。
【0027】ロータコア12は、図2に示すように、周
方向に等間隔に形成された通孔内にそれぞれ永久磁石1
1が設けられている。図示の同期モータは、8個の永久
磁石11が用いられ、各永久磁石11は、その厚み方向
に磁化され、ロータ外周からみてN極、S極が交互にな
るように配置されている。
【0028】一方、前記ケース20は、例えばアルミニ
ウム合金等により形成されており、内周面には、前記ス
テータ21が取り付けられているが、このステータ21
は、前記ロータ10と同様、打ち抜き形成された薄肉の
ケイ素鋼板等の高透磁(導磁)率材料を積層することに
より形成されている。
【0029】このステータ21は、ヨーク部22にコイ
ル23が卷回されたヨーク卷回式であり、ヨーク部22
間がティース部24とされている。
【0030】さらに詳述する。ヨーク部22は、図3に
示すように、内スロット24と外スロット25を有して
いる。これら両スロット24,25は、軸方向に伸延す
るように形成されているが、本実施形態では、内スロッ
ト24の側面24aは、半径方向に伸び、底面24b
は、傾斜されている。
【0031】この傾斜底面24bは、ステータ21の軸
線方向でなく周方向で傾斜されている。つまり、傾斜底
面24bは、周方向に傾斜し、その角度が、内スロット
24の径方向中心線O−Oが底面24bと交差する点X
において、ここで立てられた法線Hが前記中心線O−O
と所定の傾斜角θとなるようにされている。
【0032】外スロット25は、底面25bが内スロッ
ト24の傾斜された底面24bと平行で、同じ幅となる
ように形成され、側面25aが当該底面25bから直交
するように形成されている。
【0033】したがって、内スロット24の入口幅がL
1、傾斜底面の幅がL2とすれば、前記傾斜角θは、次式
(1)のように表すことができる。
【0034】 L2=L1/cosθ・・・・・・・・・(1) この式から明らかなように、傾斜角θは鋭角であるた
め、傾斜底面の幅L2は、内スロット24の幅L1より大
きくなり、この傾斜底面にコイルCを卷回し整列させる
場合には、コイル線材C1,C2・・・・・はより多く設置す
ることができることになる。
【0035】ただし、傾斜底面24bに設置されるコイ
ルCは、コイル線材C1,C2・・・・・の整数倍であること
が好ましいので、前記傾斜底面24bの幅L2は、次式
(2)を充足しなければならない。
【0036】 L2=L1+nd ・・・・・・・・・・(2) ここに、「d」はコイル線材C1,C2・・・・の直径であ
り、「n」は任意の整数であるが、このnの値は、モー
タの大きさにもよるが、実質的に1〜2であり、また、
内スロット24の入口幅L1は、コイル線材C1,C2・・・
・・が適数個設置されるように設定されている。
【0037】このようにすれば、ヨーク部22を取巻く
ようにスロット24からスロット25に向かって断面円
形のコイル線材C1,C2・・・・を卷回すると、図4に示す
ように、内スロット24の底面24bからのコイル線材
1は、隣位のコイル線材C2と離間せず、密にスロット
24内に整列し、両スロット24,25の底面24b,
25bに接した状態で設けられることになる。
【0038】例えば、図5に示すように、内スロット2
4の側面24aの延長線上に外スロット25の側面25
aが位置する状態を想定した場合、図上の左側コイル線
材C 1は、傾斜底面24bと接し、また隣位のコイル線
材C2とも相互に接しているが、右側のコイル線材C
2は、左側コイル線材C1の側部に邪魔され、底面25b
に接する状態になると、左側コイル線材C1に接するこ
とはできず、傾斜底面25bでの整列時には隙間Gが生
じることになり、当該スロットでのコイル占有率が低下
し、モータ効率が低下することになる。
【0039】しかし、本実施形態では、このような隙間
Gが生じることはないため、両傾斜底面24b,25b
上で密に整列状態となる。
【0040】この結果、より多くのコイル線材C1,C2
・・が傾斜底面24b,25bと接することになり、コイ
ルCとステータ21が直接接触する面積が増大し、コイ
ルCからの熱がより素早くヨーク等に取込まれ、放熱性
能が向上する。
【0041】また、スロットの底面24b,25bを傾
斜させると、傾斜底面24b,25bのコーナー部分が
ティース部24あるいはヨーク部22内にも入り込むこ
とになるので、放熱に寄与しない部分が低減し、前記熱
の取込みとも相俟って放熱性能が大幅に向上する。
【0042】しかも、所定の卷数の場合、底面24b,
25bの面積が増大することにより各スロット24,2
5でのコイルCの断面厚さTも薄くなり、必然的にコイ
ルエンドでの突出量Kも低減し、モータの小型化も可能
となる。
【0043】さらに、この放熱性能の向上が、単にスロ
ット24,25の底面24b,25bを傾斜させるのみ
でできるため、例えば、冷却ファン等という他の冷却手
段が不要とできることもあり、コスト的にも有利とな
る。
【0044】なお、コイルの卷回に当っては、ヨーク部
22が無端の円環状であれば、卷回が困難なため、分割
された状態のヨーク部22に卷回し、その後、各ヨーク
部22接合することになる。
【0045】《実施形態2》図6は本発明の実施形態2
を示す要部断面図、図7は図6の要部を示す拡大断面図
であり、前記図1〜5に示す部材と共通する部材は同一
符号を付し説明を省略する。
【0046】前記実施形態では、外スロット25の側面
25aが、内スロット24の側面24aの延長線上にな
いので、厳密には、図4において、内スロット24に整
列しているコイル線材C1,C2・・と外スロット25に整
列しているコイル線材C1,C2・・とは、多少ずれがあ
る。
【0047】このようなずれは、実質的には問題はない
が、本実施形態では、内スロット24の側面24aを傾
斜底面24bと直交するようにし、内スロット24の側
面24aの延長線上に外スロット25の側面25aが位
置するようにしている。
【0048】これにより、内スロット24に整列してい
るコイル線材C1,C2・・と外スロット25に整列してい
るコイル線材C1,C2・・は、ずれがなく、離間もせず、
密にスロット内に整列し、両スロットの底面24b,2
5b及び側面24a,25aに接した状態となる。
【0049】この結果、本実施形態2では、前記実施形
態1の入口幅が前記L2と大きくなる点も加わり、コイ
ルCの卷回が円滑にでき、作業性が向上するが、放熱性
能的には、実施形態1と同じである。
【0050】《実施形態3》図8は本発明の実施形態3
を示す概略断面図であり、コイルを省略しスロット部分
のみを示しているが、前記実施形態1,2の図1〜7に
示す部材と共通する部材は同一符号を付し説明を省略す
る。
【0051】前記実施形態1,2では、外スロット25
の傾斜底面25bが、内スロット24の傾斜底面24b
と同じ幅L2であるが、本実施形態3では、外スロット
25の傾斜底面25bが、内スロット24の傾斜底面2
4bより大きな幅L3を有するものである。
【0052】つまり、前記実施形態1,2では、外スロ
ット25の底面25bと側面25aとの交差部Aが、内
スロット24の側面24aの延長線上にあるが、本実施
形態3では、前記側面24aの延長線の外方に位置する
ようにしている。
【0053】このようにすれば、内スロット24の傾斜
底面24bでは、コイル線材C1,C2・・が離間せず密に
整列されているので、コイルCからの熱がより素早くヨ
ーク等に取込まれ、放熱性能が向上することになり、ま
た、外スロット25の傾斜底面25bでは、コイル線材
1,C2・・の積層状態がより扁平となり、当該コイル
は、図1に示すように、側面から見ると台形状となり、
所定の卷数の場合、コイルCの前記断面厚さTが一層薄
くなり、コイルエンドでの突出量も低減し、さらにモー
タを小型化できる。
【0054】本発明は、上述した実施形態のみに限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲内で種々改変使用す
ることができる。例えば、前記実施形態1,2,3のス
テータのヨーク部22は、内スロット24及び外スロッ
ト25ともに底面24b,25bが傾斜されているもの
であるが、本発明は、これのみでなく、いずれか一方が
傾斜底面となるようにしてもよい。
【0055】また、コイル線材C1,C2・・が傾斜底面2
4b,25bにおいて、離間せず密に整列されいるの
は、いずれか一方の傾斜底面24b,25bであっても
よく、必ずしも両方のスロット24,25である必要も
ない。
【0056】さらに、例えば、図9〜11に示すもの等
であってもよい。
【0057】図9〜11は、いずれも本発明の他の実施
形態を示す概略断面図であるが、前記実施形態1,2,
3の図1〜8に示す部材と共通する部材は同一符号を付
し説明を省略する。
【0058】図9に示すものは、内スロット24は、実
施形態1と同様の側面24a及び傾斜底面24bを有し
ているが、外スロット25は、従来と同様の傾斜されて
いないものであり、幅も内スロット24幅L1よりも広
いL4である。
【0059】図10に示すものは、内スロット24は、
実施形態1と同様の側面24a及び傾斜底面24bを有
し、外スロット25は、前記傾斜底面24bと平行な傾
斜底面25bであり、側面25aも前記側面24aと平
行となるようにしたものである。
【0060】図11に示すものは、内スロット24は、
実施形態1と同様の傾斜底面24bであるが、側面24
aが、実施形態1とは異なる深いもので、外スロット2
5は、前記傾斜底面24bと平行な傾斜底面25bであ
るが、幅もL5と広くしたものである。
【0061】これらのようにしても、コイルCとステー
タ22の接触面積を多くすることができ、コイルCで生
じた発熱は、より素早くステータ22に取込み、放熱性
能を高めることができることは、前記実施形態と同様で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施形態1の縦断面図である。
【図2】 図1の2−2線に沿う断面図である。
【図3】 図2の要部を示す拡大断面図である。
【図4】 図3の要部を示す拡大断面図である。
【図5】 外スロットの位置を変更した状態のコイル線
材の卷回状態を示す拡大断面図である。
【図6】 本発明の実施形態2を示す断面図である。
【図7】 図6の要部を示す拡大断面図である。
【図8】 本発明の実施形態3を示す概略断面図であ
る。
【図9】 本発明の他の実施形態を示す概略断面図であ
る。
【図10】 本発明の更に他の実施形態を示す概略断面
図である。
【図11】 本発明の別の実施形態を示す概略断面図で
ある。
【図12】 従来ステータの一例を示す断面図である。
【図13】 従来ステータを示す斜視図である。
【図14】 従来モータの一例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
21…ステータ、 22…ヨーク部、 24…内スロット、 24a…内スロットの底面、 25…外スロット、 25a…外スロットの底面、 A…交差部、 C…コイル、 C1,C2…コイル線材、 H…法線、 O−O…中心線、 θ…傾斜角。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H002 AA10 AB04 AB08 AC06 AD05 AE08 5H603 AA11 BB01 BB09 BB12 CA01 CB02 CB17 CC15 CC17 CD01 CD21 CE01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨーク部に形成された内スロットと外ス
    ロット内にコイル線材が複数回卷回された電動機のステ
    ータにおいて、 前記スロットの少なくとも一方の底面を、当該底面に立
    てられた法線が前記スロットの径方向中心線に対し所定
    の傾斜角となるように、前記ステータの軸線に対し直交
    する面内で傾斜し、当該底面に接するように前記コイル
    線材を卷回したことを特徴とする電動機のステータ。
  2. 【請求項2】 前記コイル線材は、両スロットの底面に
    各コイル線材が整数個接するようにしたことを特徴とす
    る請求項1に記載の電動機のステータ。
  3. 【請求項3】 前記両スロットは、各底面が相互に平行
    となるように形成したことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の電動機のステータ。
  4. 【請求項4】 前記スロットは、外スロットの底面と側
    面との交差部が、内スロットの側面の延長線上若しくは
    当該延長線の外方に位置するようにしたことを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の電動機のステータ。
  5. 【請求項5】 前記スロットは、側面が当該スロットの
    底面に対し直交するように形成されていることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかにに記載の電動機のステー
    タ。
  6. 【請求項6】 前記傾斜角(θ)を L2=L1/cos
    θで表すとき、 L2=L1+nd を満たす角度となるようにしたことを特徴とする請求項
    1〜5のいずれかに記載の電動機のステータ。 ここに、 L1;一方のスロットの入口幅、 L2;一方のスロットの底面の幅、 d;コイル線材の直径 n;任意の整数 である。
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