JP2001298101A - 半導体装置及びその製造方法、回路基板並びに電子機器 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法、回路基板並びに電子機器Info
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Abstract
置及びその製造方法、回路基板並びに電子機器に関す
る。 【解決手段】 半導体装置の製造方法は、ベース基板2
2の少なくとも一方の面に薄膜パターンが形成された配
線基板20の一方の面に樹脂30を設ける工程を含み、
前記樹脂30が設けられる面とは反対側の面からの、前
記樹脂30の露出の有無によって識別表示がされる。
Description
の製造方法、回路基板並びに電子機器に関する。
やBGA(Ball Grid Array)型のパッケージの一つと
して、基板に半導体チップをワイヤボンディングして、
モールド樹脂によって片面が封止されたものがある。
工程前に、配線パターンやワイヤボンディングの不良を
認識するために、インクなどで基板に識別表示を記す必
要があった。
基板に転写することがあった。また、基板の樹脂封止領
域外に識別表示をつけた場合、モールド後に個々の半導
体装置に切断すると、不良があることを認識できないと
いう不都合が生じた。
であり、その目的は、取り扱いに優れた識別表示を有す
る半導体装置及びその製造方法、回路基板並びに電子機
器に関する。
体装置の製造方法は、ベース基板の少なくとも一方の面
に薄膜パターンが形成された配線基板の一方の面に樹脂
を設ける工程を含み、前記樹脂が設けられる面とは反対
側の面からの、前記樹脂の露出の有無によって識別表示
がされる。
けた樹脂の他方の面への露出の有無によって半導体装置
の特性を識別する。他方の面に樹脂を露出する場合は、
例えば貫通穴を形成すればよい。これによれば、樹脂を
設けるのと同時に識別を示すことができるので、改めて
識別表示のための工程を設ける必要がない。さらに、最
終的に製品となる配線基板の領域に識別を示すことがで
きるので、例えば複数の半導体チップごとに配線基板を
切断した後であっても、確実に半導体装置の特性を識別
できる。
ば、製造工程時又は完成時においての不良、半導体チッ
プに形成された集積回路の機能分類などの識別に用いる
ことができる。
て、前記薄膜パターンは、前記ベース基板の少なくとも
一方の面に形成された配線と、前記ベース基板における
前記樹脂が設けられる面に形成された識別部とを有し、
前記ベース基板は穴を有し、前記識別部は予め前記穴を
塞いで形成されており、2種類の意味のうち、いずれか
一方は、前記識別部に貫通穴を形成し、前記貫通穴を介
して前記樹脂を前記穴に充填して、前記樹脂を露出させ
ることで表示し、他方は前記識別部によって前記樹脂を
覆うことで表示してもよい。
に、樹脂及び識別部のそれぞれの露出を見分ければよい
ので、容易に識別することができる。また、樹脂を穴に
充填して露出させるので、確実に樹脂の露出を認識する
ことができる。
て、前記薄膜パターンは、前記ベース基板の少なくとも
一方の面に形成された配線と、前記ベース基板における
前記樹脂が設けられる面とは反対側の面に形成された識
別部とを有し、2種類の意味のうち、いずれか一方は、
前記識別部に貫通穴を形成し、前記貫通穴を介して前記
樹脂を露出させることで表示し、他方は前記識別部によ
って前記樹脂を覆うことで表示してもよい。
に、樹脂及び識別部のそれぞれの露出を見分ければよい
ので、容易に識別することができる。
て、前記識別部の中央部は、前記穴とは反対側の面にお
いて、その周囲の面よりも窪んで形成され、前記窪んだ
部分に前記樹脂を充填させて一方の意味を表示してもよ
い。
て露出させるので、確実に樹脂の露出を認識することが
できる。
て、前記配線は、少なくとも前記樹脂が設けられる面と
は反対側の面に形成されており、前記反対側の面には、
少なくとも前記識別部の前記中央部を除いて、保護膜が
形成されることで、前記中央部が前記保護膜の表面より
も窪んでいてもよい。
だ部分に充填して露出させるので、確実に樹脂の露出を
認識することができる。
て、前記樹脂を、前記ベース基板の半導体チップを搭載
する側の面に設けてもよい。
基板と、前記ベース基板の少なくとも一方の面に形成さ
れた配線とを有する配線基板と、前記ベース基板に搭載
された少なくとも一つの半導体チップと、前記ベース基
板の前記半導体チップが搭載された側の面に設けられた
樹脂と、を含み、前記配線基板に形成された貫通穴を介
して、前記配線基板における前記樹脂が設けられた面と
は反対側の面に前記樹脂が露出してなる部位を有する。
ス基板には少なくとも一つの穴が形成され、前記ベース
基板における前記樹脂が設けられた面の側に前記穴を覆
うように識別部が形成され、前記識別部に前記貫通穴が
形成され、前記識別表示は、前記貫通穴を介して前記樹
脂が前記穴に充填されていてもよい。
ス基板には少なくとも一つの穴が形成され、前記ベース
基板における前記樹脂が設けられた面とは反対側の面に
前記穴を覆うように識別部が形成され、前記識別部に前
記貫通穴が形成され、前記反対側の面には少なくとも前
記識別部の中央部を除いて保護膜が形成されることで、
前記中央部が前記保護膜の表面より窪んでなり、前記識
別表示は、前記貫通穴を介して前記窪んだ部分に前記樹
脂が充填されていてもよい。
ス基板と、前記ベース基板の少なくとも一方の面に形成
された配線とを有する配線基板と、前記ベース基板に搭
載された少なくとも一つの半導体チップと、前記ベース
基板の前記半導体チップが搭載された側の面に設けられ
た樹脂と、を含み、前記配線は、前記基板に複数の外部
端子を設けるためのランド部を有しており、前記樹脂が
設けられた面とは反対側の面に、前記ランド部とは別に
識別部が露出してなる部位を有する。
別部は、前記配線と同一部材から形成されていてもよ
い。
成することができる。
導体装置が搭載されている。
導体装置を有する。
態について図面を参照して説明する。
実施の形態に係る半導体装置及びその製造方法を示す図
である。本実施の形態に係る半導体装置は、半導体チッ
プ10と、配線基板20と、配線基板20の一方の面に
設けられた樹脂30と、を含む。
は、複数の電極(図示しない)が形成されている。複数
の電極は、半導体チップ10の平面形状が矩形(正方形
又は長方形)である場合には、少なくとも一辺(対向す
る二辺又は全ての辺を含む)に沿って形成されている。
あるいは、半導体チップ10の一方の面の中央に複数の
電極を形成してもよい。
ターンとを含む。
ずれの材料から形成されたものであってもよく、これら
の複合構造からなるものであってもよい。有機系の材料
から形成されたベース基板22として、例えばポリイミ
ド樹脂からなるフレキシブル基板が挙げられる。フレキ
シブル基板として、TAB技術で使用されるテープを使
用してもよい。また、無機系の材料から形成されたベー
ス基板22として、例えばセラミック基板やガラス基板
が挙げられる。有機系及び無機系の材料の複合構造とし
て、例えばガラスエポキシ基板が挙げられる。また、ベ
ース基板22の厚みは、その材質により決まることが多
いが、これも特に限定されない。
を含む。薄膜パターンは、配線パターンであってもよ
く、その一部が配線24であり、残りの部分が識別部2
6であってもよい。
両方の面に形成されていてもよい。配線24は、複数層
から構成されることが多い。例えば、銅(Cu)、クロ
ーム(Cr)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、チ
タンタングステン(Ti−W)のうちのいずれかを積層
して配線24を形成することができる。例えば、フォト
リソグラフィ、スパッタ、又はメッキ処理によって配線
24を形成してもよい。また、配線パターンの一部は、
面積の大きいランド部となっていてもよい。例えば、配
線24の一部をなすランド部は電気的接続部を十分に確
保する機能を有し、半導体チップ10及び半導体装置の
外部端子40との電気的な接続部に設けられることが多
い。また、識別部26がランド部となっていてもよい。
なお、配線24がベース基板22の両方の面に形成され
る場合は、配線基板20は両方の面を電気的に導通する
スルーホールを有していてもよい。
基板22における樹脂30が設けられる面に形成され
る。後述するように、ベース基板22に穴23が形成さ
れている場合は、識別部26は予め穴23を塞いで形成
されてもよい。また、識別部26は配線24と同一部材
であってもよく、別の部材からなってもよい。同一部材
である場合に、例えば、配線パターンにおける複数のラ
ンド部の一つを識別部26としてもよい。識別部26の
形状及び材質は特に限定されず、配線24と電気的に接
続されていても接続されていなくても構わない。
の一方の面には樹脂30が設けられている。言い換える
と、配線基板20の一方の面に搭載された半導体チップ
10は樹脂30によって封止される。半導体チップ10
の配線基板20への搭載は、フェースアップボンディン
グであってもよく、例えば、ワイヤ12によって配線基
板20の配線24に電気的に接続されてもよい。この場
合に半導体チップ10は接着剤25を介して配線基板2
0に搭載されてもよい。また、配線基板20の一方の面
に樹脂30が設けられればよいので、半導体チップ10
の配線基板20への搭載は上述のものに限定されず、例
えば、フェースダウンボンディングであってもよい。ま
た、配線基板20に搭載される半導体チップ10は一つ
であっても複数であってもよい。例えば、複数の半導体
チップ10を積み重ねて配線基板20に搭載することに
よって、いわゆるスタックド型の半導体装置を形成して
もよい。なお、樹脂30は、エポキシ樹脂等であっても
よく、その材質は問わない。半導体チップ10を樹脂3
0で封止するときには金型を使用すればよく、この場合
は、樹脂30をモールド樹脂と称してもよい。
てもよい。穴23の一方の開口部は、識別部26によっ
て塞がれている。図1に示すように、ベース基板22に
おける樹脂30が設けられる面に識別部26が形成され
る場合は、穴23における樹脂30が設けられる面の側
の開口部が塞がれる。また、識別部26がランド部であ
る場合に、穴23の開口部がランド部によって塞がれて
いてもよい。
基板20を使用することによって、後述する貫通穴27
を容易に形成することができ、さらには、樹脂30を設
けた後において穴23に樹脂30を充填させてその露出
を確実に認識することができる。なお、穴23は一つ又
は複数であってもよく、その形態は問わない。穴23が
複数形成されている場合に識別部26は、それぞれの穴
23を塞いで形成されてもよい。
は、貫通穴27を形成して、配線基板20の一方の面に
設けた樹脂30を他方の面に露出させ、その露出の有無
によって2種類の意味を識別表示する。この識別表示に
よって、樹脂30を設けた後の製造工程時、又は完成時
の半導体装置の特性を識別することができる。例えば、
製造工程において発生した不良、又は集積回路の機能分
類、その他の特性を識別することができる。
の意味の識別表示を説明する。
の意味の一方として、樹脂30の露出を表示する工程、
及びその工程により製造された半導体装置を説明するた
めの図である。
脂30を設ける領域に少なくとも一つ(一つ又は複数)
の貫通穴27を形成し、樹脂30を設ける工程で貫通穴
27を介して樹脂30を露出させる。本実施の形態で
は、貫通穴27を識別部26に形成する。
3を塞いで形成されている場合は、識別部26のうち、
穴23を塞いでいる部分の一部又は全部に、貫通穴27
を形成してもよい。貫通穴27の形成は、配線基板20
への半導体チップ10の搭載前であっても、搭載後であ
ってもよい。例えば、配線基板20そのものが不良であ
る場合などに、半導体チップ10の搭載前に貫通穴27
を形成してもよい。また、半導体チップ10の搭載後
に、半導体チップ10を含めた配線基板20に不良があ
る場合などに、搭載後に貫通穴27を形成してもよい。
この例で言えば、樹脂30を設けた後において、樹脂3
0の露出を、半導体装置の不良を示す識別表示とするこ
とができる。いずれにしても、貫通穴27の形成は樹脂
30を設ける前であればいつでも構わない。なお、貫通
穴27は、例えば針で突き刺すことによって形成しても
よい。
に樹脂30を設ける。これによって、配線基板20に形
成した貫通穴27を介して、樹脂30を設けた面とは反
対側から樹脂30の露出を認識することができる。本実
施の形態では、識別部26は予め穴23を塞いで形成さ
れており、図1に示すように、貫通穴27を形成するこ
とによって、樹脂30を設けた領域が穴23に通じる。
すなわち、貫通穴27を介して、樹脂30を穴23に充
填させることができる。また、穴23に充填されて、さ
らに穴23から樹脂30がはみ出してもよい。これによ
って、樹脂30を設けた面とは反対側から、確実に樹脂
30の露出を認識することができる。
いない場合であっても、貫通穴27を形成して、その貫
通穴27を介して樹脂30の露出を認識すればよい。
の意味の他方として、上述の樹脂30の露出を表示させ
ない工程、及びその工程により製造された半導体装置を
説明するための図である。なお、配線基板20等の構成
は、貫通穴27を除いて樹脂30を露出させる場合と同
様であってもよい。
別表示と区分するために、配線基板20における樹脂3
0が設けられる面とは反対側に、樹脂30を露出させな
いようにする。したがって、本工程では貫通穴27を形
成せず、貫通穴27を形成した場合に樹脂30が露出し
た部分に、識別表示として、樹脂30とは異なる代わり
の部材を表示する。この場合の識別表示は、ベース基板
22の表面であってもよいが、識別部26を露出させて
表示することが好ましい。配線パターンにおける複数の
ランド部のうちの一つを識別部26として用いてもよ
く、この場合は、樹脂30を露出させた場合の樹脂30
の色に対して、配線24の表面の例えば金メッキを識別
すればよいので、容易に両者を識別することができる。
工程を行った後に、配線基板20における半導体チップ
10を樹脂30を設けた側とは反対側に、外部端子40
を形成してもよい。外部端子40はハンダで形成しても
よく、ハンダ以外の金属や導電性樹脂などから形成して
もよい。ハンダによる形成では、ハンダ球及びフラック
ス、又はクリームハンダなどを設けてから、これを加熱
して溶融するリフロー工程が行われる。
パターンにおける複数のランド部のうち、いずれか一つ
を識別部26とした場合であっても、その識別部26に
外部端子40を形成しても構わない。例えば、識別部2
6を露出して表示した方を、製造工程時における良品の
半導体装置として認識し、後の工程で、その識別部26
にも外部端子40を設けてもよい。すなわち、この場合
の樹脂30を露出させる場合の貫通穴27は、後の工程
で外部端子40を設けるための配線パターンにおける複
数のランド部のうちの一つに形成することになる。これ
によって、識別部26を改めて形成することなく、確実
に識別表示を識別することができる。
方の面に設けられた樹脂30の他方の面への露出の有無
によって半導体装置の特性を識別する。他方の面に樹脂
30を露出する場合は、例えば貫通穴27を形成すれば
よい。これによれば、樹脂設けるのと同時に識別を示す
ことができるので、改めて識別表示のための工程を設け
る必要がない。さらに、最終的に製品となる配線基板2
0の領域に識別を示すことができるので、例えば複数の
半導体チップ10ごとに配線基板20を切断した後であ
っても、確実に半導体装置の特性を識別できる。
態に係る半導体装置及びその製造方法を示す図であり、
2種類の意味を示す識別表示のうち、樹脂30の露出を
識別表示とした場合を示す図である。本実施の形態に係
る配線基板120は、ベース基板122と、薄膜パター
ンと、保護膜128とを含む。
おけるものと同様であってもよい。薄膜パターンは、配
線124と識別部126とを含み、配線124は配線基
板120における樹脂30が設けられた面とは反対側の
面、又は両方の面に形成されてもよい。識別部26は樹
脂30が設けられた面とは反対側の面に形成されてお
り、少なくとも、識別部26の中央部及び配線124に
おける外部に電気的に導通させるためのランド部を除い
て、配線基板120の前記反対側の面は保護膜128に
よって覆われていてもよい。これによって、識別部26
の中央部は周りの保護膜128の表面よりも窪んだ状態
になる。なお、識別部126はベース基板122に形成
された穴123を塞いで形成されてもよい。保護膜12
8は、ソルダレジスト等の絶縁性を有する材料を使用す
ることが好ましい。
に、識別部126に形成した貫通穴127を介して、識
別部126の中央部の窪んだ部分に、樹脂30を充填さ
せて樹脂30を露出させる。貫通穴127を形成するこ
とによって、樹脂30を設けた領域が窪んだ部分に通じ
る。すなわち、保護膜128の形成によって窪んだ部分
は、周囲の面と面一になるように樹脂30が充填され
る。また、窪んだ部分に充填されて、さらに窪んだ部分
から樹脂30がはみ出してもよい。これによって、樹脂
30が設けられた面とは反対側から、確実に樹脂30の
露出を認識することができる。なお、樹脂30を周囲の
面よりも窪んだ部分に形成できればよく、その形態は上
述のものに限られない。
は、上述の実施の形態と同様とすることができる。
ものの他に、積極的に外部端子40を形成せずマザーボ
ード実装時にマザーボード側に塗布されるハンダクリー
ムを利用し、その溶融時の表面張力で結果的に外部端子
を形成してもよい。その半導体装置は、いわゆるランド
グリッドアレイ型の半導体装置である。
を実装した回路基板1000が示されている。回路基板
1000には例えばガラスエポキシ基板等の有機系基板
を用いることが一般的である。回路基板1000には例
えば銅などからなる配線パターンが所望の回路となるよ
うに形成されていて、それらの配線パターンと半導体装
置の外部端子とを機械的に接続することでそれらの電気
的導通を図る。
する電子機器として、図5にはノート型パーソナルコン
ピュータ1100、図6には携帯電話1200が示され
ている。
プ」を「電子素子」に置き換えて、半導体チップと同様
に電子素子(能動素子か受動素子かを問わない)を、基
板に実装して電子部品を製造することもできる。このよ
うな電子素子を使用して製造される電子部品として、例
えば、光素子、抵抗器、コンデンサ、コイル、発振器、
フィルタ、温度センサ、サーミスタ、バリスタ、ボリュ
ーム又はヒューズなどがある。
導体チップ10とその他の上記のような電子素子とが基
板上で混載実装される半導体装置(実装モジュール)で
あってもよい。
係る半導体装置及びその製造方法を示す図である。
係る半導体装置及びその製造方法を示す図である。
係る半導体装置及びその製造方法を示す図である。
法から製造されてなる半導体装置を搭載した回路基板を
示す図である。
法から製造されてなる半導体装置を有する電子機器を示
す図である。
法から製造されてなる半導体装置を有する電子機器を示
す図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 ベース基板の少なくとも一方の面に薄膜
パターンが形成された配線基板の一方の面に樹脂を設け
る工程を含み、 前記樹脂が設けられる面とは反対側の面からの、前記樹
脂の露出の有無によって識別表示がされる半導体装置の
製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
おいて、 前記薄膜パターンは、前記ベース基板の少なくとも一方
の面に形成された配線と、前記ベース基板における前記
樹脂が設けられる面に形成された識別部とを有し、 前記ベース基板は穴を有し、前記識別部は予め前記穴を
塞いで形成されており、 2種類の意味のうち、 いずれか一方は、前記識別部に貫通穴を形成し、前記貫
通穴を介して前記樹脂を前記穴に充填して、前記樹脂を
露出させることで表示し、 他方は前記識別部によって前記樹脂を覆うことで表示す
る半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
おいて、 前記薄膜パターンは、前記ベース基板の少なくとも一方
の面に形成された配線と、前記ベース基板における前記
樹脂が設けられる面とは反対側の面に形成された識別部
とを有し、 2種類の意味のうち、 いずれか一方は、前記識別部に貫通穴を形成し、前記貫
通穴を介して前記樹脂を露出させることで表示し、 他方は前記識別部によって前記樹脂を覆うことで表示す
る半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 請求項3記載の半導体装置の製造方法に
おいて、 前記識別部の中央部は、前記穴とは反対側の面におい
て、その周囲の面よりも窪んで形成され、前記窪んだ部
分に前記樹脂を充填させて一方の意味を表示する半導体
装置の製造方法。 - 【請求項5】 請求項4記載の半導体装置の製造方法に
おいて、 前記配線は、少なくとも前記樹脂が設けられる面とは反
対側の面に形成されており、前記反対側の面には、少な
くとも前記識別部の前記中央部を除いて、保護膜が形成
されることで、前記中央部が前記保護膜の表面よりも窪
んでなる半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
の半導体装置の製造方法において、 前記樹脂を、前記ベース基板の半導体チップを搭載する
側の面に設ける半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 ベース基板と、前記ベース基板の少なく
とも一方の面に形成された配線とを有する配線基板と、 前記ベース基板に搭載された少なくとも一つの半導体チ
ップと、 前記ベース基板の前記半導体チップが搭載された側の面
に設けられた樹脂と、 を含み、 前記配線基板に形成された貫通穴を介して、前記配線基
板における前記樹脂が設けられた面とは反対側の面に前
記樹脂が露出してなる部位を有する半導体装置。 - 【請求項8】 請求項7記載の半導体装置において、 前記ベース基板には少なくとも一つの穴が形成され、前
記ベース基板における前記樹脂が設けられた面の側に前
記穴を覆うように識別部が形成され、前記識別部に前記
貫通穴が形成され、 前記識別表示は、前記貫通穴を介して前記樹脂が前記穴
に充填されてなる半導体装置。 - 【請求項9】 請求項7記載の半導体装置において、 前記ベース基板には少なくとも一つの穴が形成され、前
記ベース基板における前記樹脂が設けられた面とは反対
側の面に前記穴を覆うように識別部が形成され、前記識
別部に前記貫通穴が形成され、 前記反対側の面には少なくとも前記識別部の中央部を除
いて保護膜が形成されることで、前記中央部が前記保護
膜の表面より窪んでなり、 前記識別表示は、前記貫通穴を介して前記窪んだ部分に
前記樹脂が充填されてなる半導体装置。 - 【請求項10】 ベース基板と、前記ベース基板の少な
くとも一方の面に形成された配線とを有する配線基板
と、 前記ベース基板に搭載された少なくとも一つの半導体チ
ップと、 前記ベース基板の前記半導体チップが搭載された側の面
に設けられた樹脂と、を含み、 前記配線は、前記基板に複数の外部端子を設けるための
ランド部を有しており、 前記樹脂が設けられた面とは反対側の面に、前記ランド
部とは別に識別部が露出してなる部位を有する半導体装
置。 - 【請求項11】 請求項8から請求項10のいずれかに
記載の半導体装置において、 前記識別部は、前記配線と同一部材から形成されてなる
半導体装置。 - 【請求項12】 請求項7から請求項11のいずれかに
記載の半導体装置が搭載された回路基板。 - 【請求項13】 請求項7から請求項11のいずれかに
記載の半導体装置を有する電子機器。
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CN110648982A (zh) * | 2018-06-26 | 2020-01-03 | 英飞凌科技德累斯顿公司 | 用于产生半导体装置的方法 |
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