JP2001297517A - 情報再生装置と情報再生方法と情報再生処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

情報再生装置と情報再生方法と情報再生処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001297517A
JP2001297517A JP2000108337A JP2000108337A JP2001297517A JP 2001297517 A JP2001297517 A JP 2001297517A JP 2000108337 A JP2000108337 A JP 2000108337A JP 2000108337 A JP2000108337 A JP 2000108337A JP 2001297517 A JP2001297517 A JP 2001297517A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報の読み出し要求が非同期に連続すると
き、情報読み出し処理のパフォーマンスが省電力機能に
よって低下するのを防止する。 【解決手段】 コントローラ10は、ホストコンピュー
タから情報の読み出し要求のコマンドが来た場合、その
コマンドによって要求されたデータの読み出しを行い、
読み出し処理終了後、光ディスクから情報を先読みして
キャッシュメモリに蓄積する先読み処理を続け、ホスト
コンピュータから情報の読み出し要求が無く、キャッシ
ュメモリ8が一杯になって先読みが完了した時点で省電
力用タイマを起動し、省電力用タイマ9による一定時間
が経過した時点で新たな情報の読み出し要求が無けれ
ば、回転制御系4によるスピンドルモータ1の回転を減
速あるいは停止させる省電力処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスク等の
各種の情報記録媒体に記録された情報を再生する光ディ
スクドライブ等の情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報記録媒体に記録された情報を
再生する光ディスクドライブ等の情報再生装置が多用さ
れている。
【0003】例えば、CD−ROMドライブの普及に伴
い、1度だけ情報の記録が可能であり、情報の記録後は
CD−ROMドライブで読み出すことができる追記可能
(CD−RECORDABLE:CD−R)ディスク
や、ユニバーサルディスクフォーマット(UNIVER
SAL DISK FORMAT:UDF)で規定され
ている情報のランダムな書き換えが可能な再記録可能
(CD−REWRITABLE:CD−RW)ディスク
等の光ディスクが注目されている。上記UDFは、ディ
スクフォーマットの世界統一標準規格である。
【0004】一般に、上記のような光ディスクの情報の
再生を行う光ディスクドライブは、ホストコンピュータ
に接続し、ユーザからの指示に基づくホストコンピュー
タからの転送要求に対して迅速にデータにデータ転送を
行う必要がある。そのため、光ディスクドライブは、ホ
ストコンピュータからのアクセスが無い待機状態であっ
ても光ディスクの回転駆動制御を継続して行っている。
【0005】しかし、ホストコンピュータからのアクセ
スがない場合でも光ディスクの回転駆動を継続して行う
ことは、省電力の観点から見れば非常に効率の悪いもの
であるから、ホストコンピュータから一定時間のアクセ
スが発生しない場合は、光ディスクの回転を減速、また
は停止させて省電力状態へ遷移する省電力機能を備えた
光ディスクドライブがある。
【0006】例えば、装置内部に省電力用タイマを有
し、ホストコンピュータからの読み出し要求が完了した
時点で省電力用タイマを起動して、その後、ホストコン
ピュータから読み出し要求がくれば省電力用タイマをリ
セットし、また、一定時間待機状態であれば省電力用タ
イマによって計測された所定時間後に省電力状態へ遷移
する光ディスクドライブ(例えば、特開平11−162
101号公報参照)が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような光ディスクドライブでは、ホストコンピュータか
ら連続してディスクアクセス要求(コマンド)がくるよ
うな状況においては、個々のディスクアクセス要求毎に
省電力タイマを起動することになり、コマンド毎に省電
力タイマを起動した場合、そのタイマ起動に要する時間
がコマンドオーバーヘッドになるため、読み出し処理の
パフォーマンスを落とすことにつながる。特に高速処理
を必要とする光ディスク読み出し要求などにおいては転
送のパフォーマンスを落とすという問題があった。
【0008】また、読み出し要求が連続して行われるか
否かはホストコンピュータを操作するユーザ次第であ
り、非同期であるため、光ディスクドライブは各コマン
ド後に省電力タイマの起動を行う必要があるので、制御
処理の負担が増加するという問題もあった。
【0009】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたものであり、情報の読み出し要求が非同期に連続
するとき、情報読み出し処理のパフォーマンスが省電力
機能によって低下するのを防止することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、情報記録媒体の情報を再生する情報再生
装置において、情報の読み出し要求に備えて上記情報記
録媒体から予め情報を先読みして一時記憶手段に蓄積す
る情報先読蓄積手段と、予め設定された一定時間を計測
する計測手段と、上記情報先読蓄積手段によって上記一
時記憶手段が一杯になって情報の先読み処理を終了した
時点で上記計測手段を起動し、その計測手段によって一
定時間が計測されるまでは上記情報記録媒体を駆動させ
て待機状態にし、上記一定時間が計測された時点で上記
情報記録媒体の駆動を停止させて省電力状態へ遷移する
省電力手段を設けたものである。
【0011】また、上記のような情報再生装置におい
て、上記情報の読み出し要求の完了時、上記情報先読蓄
積手段による情報の先読みが終了しているか否かを判断
する先読終了判断手段と、その手段によって情報の先読
みが終了したと判断されたとき、上記計測手段の計測を
起動させる制御手段を設けるとよい。
【0012】さらに、上記のような情報再生装置におい
て、上記情報の読み出し要求の完了時、上記情報の読み
出し処理が正常終了したか否かを判断する読出正常終了
判断手段と、その手段によって情報の読み出し処理が正
常に終了しなかったと判断されたとき、上記計測手段の
計測を起動させる制御手段を設けるとよい。
【0013】また、情報記録媒体の情報を再生する情報
再生方法において、情報の読み出し要求に備えて上記情
報記録媒体から予め情報を先読みして一時記憶手段に蓄
積し、予め設定された一定時間を計測し、上記一時記憶
手段が一杯になって情報の先読み処理を終了した時点で
上記計測を起動し、一定時間が計測されるまでは上記情
報記録媒体を駆動させて待機状態にし、上記一定時間が
計測された時点で上記情報記録媒体の駆動を停止させて
省電力状態へ遷移する情報再生方法を提供する。
【0014】また、上記のような情報再生方法におい
て、上記情報の読み出し要求の完了時、上記情報の先読
みが終了しているか否かを判断し、情報の先読みが終了
したと判断されたとき、上記計測を起動させるとよい。
【0015】さらに、上記のような情報再生装置におい
て、上記情報の読み出し要求の完了時、上記情報の読み
出し処理が正常終了したか否かを判断し、情報の読み出
し処理が正常に終了しなかったと判断されたとき、上記
計測を起動させるとよい。
【0016】また、情報記録媒体の情報を再生する情報
再生機能と、情報の読み出し要求に備えて情報記録媒体
から予め情報を先読みして一時記憶手段に蓄積する情報
先読蓄積機能と、予め設定された一定時間を計測する計
測機能と、上記情報先読蓄積機能によって上記一時記憶
手段が一杯になって情報の先読み処理を終了した時点で
上記計測機能を起動し、その計測機能によって一定時間
が計測されるまでは上記情報記録媒体を駆動させて待機
状態にし、上記一定時間が計測された時点で上記情報記
録媒体の駆動を停止させて省電力状態へ遷移する省電力
機能と、上記情報の読み出し要求の完了時、上記情報先
読蓄積機能による情報の先読みが終了しているか否かを
判断する先読終了判断機能と、その機能によって情報の
先読みが終了したと判断されたとき、上記計測機能の計
測を起動させる第1制御機能と、上記情報の読み出し要
求の完了時、上記情報の読み出し処理が正常終了したか
否かを判断する読出正常終了判断機能と、その機能によ
って情報の読み出し処理が正常に終了しなかったと判断
されたとき、上記計測機能の計測を起動させる第2制御
機能とをコンピュータに実現させる情報再生処理プログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を
提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の一実
施形態である光ディスクドライブの構成を示す機能ブロ
ック図である。
【0018】この実施形態の光ディスクドライブは、C
D,CD−R,DC−RW,DVD等の光ディスク12
を回転させるスピンドルモータ(以下「モータ」と称す
る)1と、半導体レーザを搭載して光ディスク12の記
録領域にレーザ光Lを照射する光ピックアップ2と、そ
の光ピックアップ2をその内部に設けられているシーク
モータと共同して光ディスク12の半径方向に移動させ
る粗動モータ3を備えている。
【0019】また、モータ1の回転制御を行う回転制御
系4と、粗動モータ3の駆動制御を行う粗動モータ制御
系5と、光ピックアップ2の制御を行う光ピックアップ
制御系6と、光ピックアップ2によって読み取った情報
の信号及び光ディスク12の記録領域に書き込む情報の
信号を送受する信号処理系7を備えている。
【0020】さらに、光ディスク12から再生された情
報を一時的に蓄積するキャッシュメモリ8と、省電力モ
ードに移行するための予め設定された一定時間を計測す
る省電力用タイマ9と、上記制御系4〜6及び信号処理
系7の制御処理と共に、この発明に係る情報の先読み処
理及び省電力制御処理を行うCPU,ROM及びRAM
等からなるマイクロコンピュータによって実現されるコ
ントローラ10を備えている。
【0021】また、コントローラ10は外部インタフェ
ース11を介してホストコンピュータに接続されてお
り、ホストコンピュータからの指示に基づいて光ディス
ク12から読み取った情報をホストコンピュータへ送出
し、ホストコンピュータから光ディスク12に書き込む
情報を受け取る。
【0022】そして、この光ディスクドライブは、光デ
ィスク12をモータ1によって回転させながら光ピック
アップ2をその光ディスク12の半径方向に移動させ、
光ピックアップ2の半導体レーザからレーザ光Lを光デ
ィスク12の記録面上の記録領域に照射させて情報の記
録及び再生を行う。
【0023】また、再生の際、ホストコンピュータから
の情報の読み出し要求に基づいて光ディスク12から情
報の読み出しを行い、要求された情報の読み出しが終了
しても引き続いて情報の読み出しとキャッシュメモリ8
への蓄積を行う先読み処理を実行する。
【0024】さらに、キャッシュメモリ8が先読みした
情報で一杯になった後に省電力用タイマ9を起動させ、
予め設定された一定時間であるユーザ要求の待機状態の
時間を計測し、省電力用タイマ9による一定時間が経過
したらスピンドルモータ1による光ディスク12の回転
の減速もしくは停止を行う省電力制御処理を行う。
【0025】すなわち、上記コントローラ10が、情報
の読み出し要求に備えて上記情報記録媒体(光ディスク
12)から予め情報を先読みして一時記憶手段(キャッ
シュメモリ8)に蓄積する情報先読蓄積手段の機能を、
上記省電力用タイマ9が予め設定された一定時間を計測
する計測手段の機能をそれぞれ果たす。
【0026】また、上記コントローラ10は、上記情報
先読蓄積手段によって上記一時記憶手段(キャッシュメ
モリ8)が一杯になって情報の先読み処理を終了した時
点で上記計測手段(省電力用タイマ9)を起動し、その
計測手段によって一定時間が計測されるまでは上記情報
記録媒体を駆動させて待機状態にし、上記一定時間が計
測された時点で上記情報記録媒体の駆動を停止させて省
電力状態へ遷移する省電力手段の機能も果たす。
【0027】この光ディスクドライブは、キャッシュメ
モリ8を設け、コントローラ10は、ホストコンピュー
タから情報の読み出し要求が来たときに、その要求され
たアドレス以降の情報をキャッシュメモリ8内に予め蓄
えておき、ホストコンピュータから続けてきた同アドレ
ス以降の情報の読み出し要求に対して、キャッシュメモ
リ8内にキャッシュされた該当する情報をホストコンピ
ュータに返す先読み機能を実行する。
【0028】したがって、光ディスクからの情報の先読
み機能によって、CDのように比較的読み出し速度の遅
い情報記録媒体を扱う場合の高速読み出しを行うことが
できる。
【0029】さらに、コントローラ10は、情報の読み
出し要求によってユーザから指定された情報をホストコ
ンピュータへ転送した後も付き続いて情報の先読みを行
い、その先読みをキャッシュメモリが一杯になった時点
で終了させ、ホストコンピュータからの情報の読み出し
要求毎にタイマ起動を行わない。
【0030】こうして、情報の読み出し要求が連続して
発行されている間は、読み出し処理が完了後も先読みを
続けて省電力用タイマ9を起動しないので、連続読み出
しの際の実行時間を短縮することが可能になる。
【0031】また、ホストコンピュータからの情報の読
み出し要求が来なくなった場合は、キャッシュメモリ8
が一杯になって先読み処理が終了したら省電力タイマを
起動するので、ユーザからの非同期の読み出し要求にお
いて、効率よく省電力用タイマ9を起動することが可能
になる。
【0032】図2は、図1に示した光ディスクドライブ
におけるこの発明の請求項1に係わる省電力用タイマの
起動制御処理を示すフローチャート図である。
【0033】この起動制御処理は、ホストコンピュータ
から情報の読み出し要求のコマンドが来た場合、ステッ
プ(図中「S」で示す)1で光ディスクからコマンドに
よって要求されたデータ(情報)の読み出しを行い、ス
テップ2へ進んで情報の読み出し処理終了後、ステップ
3へ進んで光ディスクから情報を先読みしてキャッシュ
メモリに蓄積する先読み処理を続ける。
【0034】ステップ4へ進んでホストコンピュータか
らさらに情報の読み出し要求のコマンドが有ったか否か
を判断して、情報の先読み中にさらに情報の読み出し要
求が来た場合は、ステップ1の処理へ戻って上述と同様
の処理を行う。
【0035】ステップ4でホストコンピュータから情報
の読み出し要求が無い判断すると、ステップ5へ進んで
先読み処理が完了したか否かを判断し、先読み処理が未
完ならステップ3へ戻ってデータの先読みを継続し、ス
テップ5の判断でキャッシュメモリが一杯になって先読
みが完了した時点でステップ6へ進んで省電力用タイマ
を起動し、この処理を終了する。
【0036】こうして、コントローラ10は、ホストコ
ンピュータから読み出し要求が連続して発行されている
間は、読み出し要求完了後も先読みを続けて省電力用タ
イマを起動せず、読み出し要求が来なくなりキャッシュ
メモリが一杯になって先読み処理が終了したら、省電力
用タイマを起動する。
【0037】そして、省電力用タイマ9による一定時間
が経過した時点で新たな情報の読み出し要求が無けれ
ば、回転制御系4によるスピンドルモータ1の回転を減
速あるいは停止させる省電力処理を実行する。
【0038】このようにして、先読み機能でキャッシュ
メモリ8が一杯になり、情報の先読みが終了した時点で
省電力用タイマ9を起動するので、省電力機能を有効に
しながらもホストコンピュータからの情報の読み出し要
求完了毎に省電力用タイマ9を起動せずに済み、情報の
読み出し処理のパフォーマンスの低下を防止することが
できる。
【0039】次に、上記光ディスクドライブでは、情報
の先読み処理が完了した後、キャッシュメモリ8内の情
報に対して読み出し要求が来た場合は、光ディスク12
へのアクセスを行わずにキャッシュメモリ8内に蓄積さ
れた該当する情報を転送して読み出し要求を完了する
が、その場合、情報の読み出し要求後に先読みを行わな
いので、読み出し要求完了時に省電力用タイマを起動す
る必要がある。そこで、上述の省電力用タイマの起動制
御処理において、さらに情報の読み出し処理終了時にも
同様の起動制御処理を行うとよい。
【0040】すなわち、上記コントローラ10が、上記
情報の読み出し要求の完了時、上記情報先読蓄積手段に
よる情報の先読みが終了しているか否かを判断する先読
終了判断手段と、その手段によって情報の先読みが終了
したと判断されたとき、上記計測手段(省電力用タイ
マ)の計測を起動させる制御手段の機能を果たすように
すると良い。
【0041】図3は、図1に示した光ディスクドライブ
におけるこの発明の請求項2に係わる省電力用タイマの
起動制御処理を示すフローチャート図である。この起動
制御処理は、情報の読み出し処理が終了した場合、ステ
ップ11で情報の先読み中か否かを判断し、先読み中で
なければその時点で、ステップ14へ進んで省電力用タ
イマを起動する。
【0042】ステップ11の判断で先読み中なら、ステ
ップ12へ進んでデータ(情報)の先読みを継続し、ス
テップ13へ進んで先読み処理が完了したか否かを判断
し、先読み処理が未完ならステップ12へ戻ってデータ
の先読みを継続し、ステップ13の判断でキャッシュメ
モリが一杯になって先読みが完了した時点でステップ1
4へ進んで省電力用タイマを起動し、この処理を終了す
る。
【0043】このようにして、読み出し要求完了時にも
省電力用タイマを自動的に起動することができる。
【0044】次に、上記光ディスクドライブでは、情報
の読み出し要求がエラー終了した場合は、読み出し要求
後に先読みが行われないので、情報の読み出し要求完了
時に省電力用タイマを起動する必要がある。そこで、上
述の省電力用タイマの起動制御処理において、さらに情
報の読み出し処理のエラー終了時にも同様の起動制御処
理を行うとよい。
【0045】すなわち、上記コントローラ10が、上記
情報の読み出し要求の完了時、上記情報の読み出し処理
が正常終了したか否かを判断する読出正常終了判断手段
と、その手段によって情報の読み出し処理が正常に終了
しなかった(エラー終了)と判断されたとき、上記計測
手段(省電力用タイマ)の計測を起動させる制御手段の
機能を果たすようにすると良い。
【0046】図4は、図1に示した光ディスクドライブ
におけるこの発明の請求項3に係わる省電力用タイマの
起動制御処理を示すフローチャート図である。この起動
制御処理は、情報の読み出し処理が終了した場合、ステ
ップ21で情報の読み出しが正常に終了したか否かを判
断し、正常に終了せずにエラー終了した場合にはステッ
プ24へ進んで省電力用タイマを起動する。
【0047】ステップ21の判断で情報の読み出し処理
が正常に終了したら、ステップ22へ進んでデータ(情
報)の先読みを継続し、ステップ23へ進んで先読み処
理が完了したか否かを判断し、先読み処理が未完ならス
テップ22へ戻ってデータの先読みを継続し、ステップ
23の判断でキャッシュメモリが一杯になって先読みが
完了した時点でステップ24へ進んで省電力用タイマを
起動し、この処理を終了する。
【0048】このようにして、読み出し処理がエラー終
了時にも省電力用タイマを自動的に起動することができ
る。
【0049】上述の実施形態では、上記先読み機能と省
電力機能を含む情報再生処理を行う専用の光ディスクド
ライブについて説明したが、フロッピディスク,光ディ
スク等の情報記録媒体に上記先読み機能と省電力機能を
含む情報再生を行う情報再生処理プログラムを記憶させ
て、一般的な光ディスクドライブに対して、その情報記
録媒体を介して上記情報再生処理プログラムをインスト
ールし、光ディスクドライブのCPU,ROM及びRA
M等からなるマイクロコンピュータによって実現される
コントローラで動作させることにより、上述のような情
報再生処理を実現することができる。
【0050】すなわち、上記フロッピディスク,光ディ
スク等の情報記録媒体が、次の(1)〜(8)の機能を
コンピュータに実現させる情報再生処理プログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に相当す
る。
【0051】(1)情報記録媒体の情報を再生する情報
再生機能 (2)情報の読み出し要求に備えて情報記録媒体から予
め情報を先読みして一時記憶手段に蓄積する情報先読蓄
積機能 (3)予め設定された一定時間を計測する計測機能
【0052】(4)上記情報先読蓄積機能によって上記
一時記憶手段が一杯になって情報の先読み処理を終了し
た時点で上記計測機能を起動し、その計測機能によって
一定時間が計測されるまでは上記情報記録媒体を駆動さ
せて待機状態にし、上記一定時間が計測された時点で上
記情報記録媒体の駆動を停止させて省電力状態へ遷移す
る省電力機能
【0053】(5)上記情報の読み出し要求の完了時、
上記情報先読蓄積機能による情報の先読みが終了してい
るか否かを判断する先読終了判断機能 (6)上記先読終了判断機能によって情報の先読みが終
了したと判断されたとき、上記計測機能の計測を起動さ
せる第1制御機能
【0054】(7)上記情報の読み出し要求の完了時、
上記情報の読み出し処理が正常終了したか否かを判断す
る読出正常終了判断機能 (8)上記読出正常終了判断機能によって情報の読み出
し処理が正常に終了しなかったと判断されたとき、上記
計測機能の計測を起動させる第2制御機能
【0055】上記一時記憶手段は、先読み機能を備えた
光ディスクドライブならば、その先読み機能のためのキ
ャッシュメモリを用いても良いし、他のメモリ領域の一
部を用いるようにしても良い。また、上記計測機能は、
省電力機能を備えた光ディスクドライブならば、その省
電力機能のためのタイマを用いても良いし、通常の制御
処理用のタイマを用いても良い。
【0056】そして、上記光ディスクドライブの制御部
が、情報の読み出し要求に備えて上記情報記録媒体から
予め情報を先読みして一時記憶手段に蓄積し、予め設定
された一定時間を計測し、上記一時記憶手段が一杯にな
って情報の先読み処理を終了した時点で上記計測を起動
し、一定時間が計測されるまでは上記情報記録媒体を駆
動させて待機状態にし、上記一定時間が計測された時点
で上記情報記録媒体の駆動を停止させて省電力状態へ遷
移する処理を行う。
【0057】また、上記情報の読み出し要求の完了時、
上記情報の先読みが終了しているか否かを判断し、情報
の先読みが終了したと判断されたとき、上記計測を起動
させる処理を行う。
【0058】さらに、上記情報の読み出し要求の完了
時、上記情報の読み出し処理が正常終了したか否かを判
断し、情報の読み出し処理が正常に終了しなかったと判
断されたとき、上記計測を起動させる処理を行う。
【0059】この発明は、情報記憶メディアとして光デ
ィスクのようにユーザ要求を待機している状態から省電
力状態への遷移に用いる装置内部のタイマの起動方式を
採用しているコンパクトディスク再生装置等の光ディス
クドライブに適用できる。また、キャッシュメモリによ
る先読み機能と、装置の内部タイマによる省電力遷移機
能とを有する情報再生装置全般にも適用することが可能
である。
【0060】さらに、上述の実施形態では光ディスクの
再生を行う光ディスクドライブの場合を説明したが、そ
の他の情報記録媒体を再生する情報再生装置についても
同様に実施することができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の情
報再生装置と情報再生方法と情報再生処理プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれ
ば、情報の読み出し要求が非同期に連続するとき、情報
読み出し処理のパフォーマンスが省電力機能によって低
下するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である光ディスクドライ
ブの構成を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示した光ディスクドライブにおけるこの
発明の請求項1に係わる省電力制御処理を示すフローチ
ャート図である。
【図3】図1に示した光ディスクドライブにおけるこの
発明の請求項2に係わる省電力制御処理を示すフローチ
ャート図である。
【図4】図1に示した光ディスクドライブにおけるこの
発明の請求項3に係わる省電力制御処理を示すフローチ
ャート図である。
【符号の説明】
1:スピンドルモータ 2:光ピックアップ 3:粗動モータ 4:回転制御系 5:粗動モータ制御系 6:光ピックアップ制御系 7:信号処理系 8:キャッシュメモリ 9:省電力用タイマ 10:コントローラ 11:外部インタフェース 12:光ディスク L:レーザ光

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体の情報を再生する情報再生
    装置において、 情報の読み出し要求に備えて前記情報記録媒体から予め
    情報を先読みして一時記憶手段に蓄積する情報先読蓄積
    手段と、予め設定された一定時間を計測する計測手段
    と、前記情報先読蓄積手段によって前記一時記憶手段が
    一杯になって情報の先読み処理を終了した時点で前記計
    測手段を起動し、該計測手段によって一定時間が計測さ
    れるまでは前記情報記録媒体を駆動させて待機状態に
    し、前記一定時間が計測された時点で前記情報記録媒体
    の駆動を停止させて省電力状態へ遷移する省電力手段と
    を設けたことを特徴とする情報再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報再生装置において、 前記情報の読み出し要求の完了時、前記情報先読蓄積手
    段による情報の先読みが終了しているか否かを判断する
    先読終了判断手段と、該手段によって情報の先読みが終
    了したと判断されたとき、前記計測手段の計測を起動さ
    せる制御手段を設けたことを特徴とする情報再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の情報再生装置において、 前記情報の読み出し要求の完了時、前記情報の読み出し
    処理が正常終了したか否かを判断する読出正常終了判断
    手段と、該手段によって情報の読み出し処理が正常に終
    了しなかったと判断されたとき、前記計測手段の計測を
    起動させる制御手段を設けたことを特徴とする情報再生
    装置。
  4. 【請求項4】 情報記録媒体の情報を再生する情報再生
    方法において、 情報の読み出し要求に備えて前記情報記録媒体から予め
    情報を先読みして一時記憶手段に蓄積し、予め設定され
    た一定時間を計測し、前記一時記憶手段が一杯になって
    情報の先読み処理を終了した時点で前記計測を起動し、
    一定時間が計測されるまでは前記情報記録媒体を駆動さ
    せて待機状態にし、前記一定時間が計測された時点で前
    記情報記録媒体の駆動を停止させて省電力状態へ遷移す
    ることを特徴とする情報再生方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の情報再生方法において、 前記情報の読み出し要求の完了時、前記情報の先読みが
    終了しているか否かを判断し、情報の先読みが終了した
    と判断されたとき、前記計測を起動させることを特徴と
    する情報再生方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の情報再生装置において、 前記情報の読み出し要求の完了時、前記情報の読み出し
    処理が正常終了したか否かを判断し、情報の読み出し処
    理が正常に終了しなかったと判断されたとき、前記計測
    を起動させることを特徴とする情報再生方法。
  7. 【請求項7】 情報記録媒体の情報を再生する情報再生
    機能と、情報の読み出し要求に備えて情報記録媒体から
    予め情報を先読みして一時記憶手段に蓄積する情報先読
    蓄積機能と、予め設定された一定時間を計測する計測機
    能と、前記情報先読蓄積機能によって前記一時記憶手段
    が一杯になって情報の先読み処理を終了した時点で前記
    計測機能を起動し、該計測機能によって一定時間が計測
    されるまでは前記情報記録媒体を駆動させて待機状態に
    し、前記一定時間が計測された時点で前記情報記録媒体
    の駆動を停止させて省電力状態へ遷移する省電力機能
    と、前記情報の読み出し要求の完了時、前記情報先読蓄
    積機能による情報の先読みが終了しているか否かを判断
    する先読終了判断機能と、該機能によって情報の先読み
    が終了したと判断されたとき、前記計測機能の計測を起
    動させる第1制御機能と、前記情報の読み出し要求の完
    了時、前記情報の読み出し処理が正常終了したか否かを
    判断する読出正常終了判断機能と、該機能によって情報
    の読み出し処理が正常に終了しなかったと判断されたと
    き、前記計測機能の計測を起動させる第2制御機能とを
    コンピュータに実現させる情報再生処理プログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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