JP2001297304A - 文字認識装置及びそれに用いるノイズ除去方法 - Google Patents
文字認識装置及びそれに用いるノイズ除去方法Info
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- 230000008030 elimination Effects 0.000 claims description 9
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- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 文字認識処理におけるノイズ除去の処理時間
を高速化可能な文字認識装置を提供する。 【解決手段】 ノイズ除去処理前画像格納バッファ1は
ノイズ除去処理前画像を格納する。n×nバッファ2は
ノイズ除去処理前画像格納バッファ1から出力される処
理対象画素を中心とするn×nの範囲の画素値を保持す
る。加算器3はn×nバッファ2で保持している処理対
象画素を中心とするn×nの範囲の画素値を参照し、処
理画像を中心とするn×nの範囲内の画素値を全て加算
する。判定器4は加算器3の加算結果を参照し、次処理
対象画素の処理結果を予想することで、ノイズ除去処理
後画像格納バッファ5に対して処理後対象画素に処理結
果を書込み、ノイズ除去処理前画像格納バッファ1に対
して次処理対象画素を通知する。ノイズ除去処理後画像
格納バッファ5は判定器4での判定結果からノイズ除去
処理後画像を格納する。
を高速化可能な文字認識装置を提供する。 【解決手段】 ノイズ除去処理前画像格納バッファ1は
ノイズ除去処理前画像を格納する。n×nバッファ2は
ノイズ除去処理前画像格納バッファ1から出力される処
理対象画素を中心とするn×nの範囲の画素値を保持す
る。加算器3はn×nバッファ2で保持している処理対
象画素を中心とするn×nの範囲の画素値を参照し、処
理画像を中心とするn×nの範囲内の画素値を全て加算
する。判定器4は加算器3の加算結果を参照し、次処理
対象画素の処理結果を予想することで、ノイズ除去処理
後画像格納バッファ5に対して処理後対象画素に処理結
果を書込み、ノイズ除去処理前画像格納バッファ1に対
して次処理対象画素を通知する。ノイズ除去処理後画像
格納バッファ5は判定器4での判定結果からノイズ除去
処理後画像を格納する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は文字認識装置及びそ
れに用いるノイズ除去方法に関し、特に文字認識におけ
る画像のノイズ除去処理に関する。
れに用いるノイズ除去方法に関し、特に文字認識におけ
る画像のノイズ除去処理に関する。
【0002】
【従来の技術】文字認識処理におけるノイズ除去とは、
認識文字周辺に汚れ等がある場合、文字の認識率を高め
るためにその汚れの部分を取り除く処理のことである。
その具体的な方法の一例を図5に示す。
認識文字周辺に汚れ等がある場合、文字の認識率を高め
るためにその汚れの部分を取り除く処理のことである。
その具体的な方法の一例を図5に示す。
【0003】図5において、処理対象画素(図1のc1
1)を中心にn×n(nは正の奇数)の範囲内の画像デ
ータの黒画素数があるしきい値より大きければ、n×n
の中心画素(図1のc11)を黒画素に置き換え、しき
い値以下であれば白画素に置き換える(汚れ等とみな
す)という処理を行う。
1)を中心にn×n(nは正の奇数)の範囲内の画像デ
ータの黒画素数があるしきい値より大きければ、n×n
の中心画素(図1のc11)を黒画素に置き換え、しき
い値以下であれば白画素に置き換える(汚れ等とみな
す)という処理を行う。
【0004】以降において、黒画素/白画素を2進数
(1/0)で表す。即ち、黒画素を“1”、白画素を
“0”とする。尚、図1においてはn×n=3×3と
し、しきい値=4である。
(1/0)で表す。即ち、黒画素を“1”、白画素を
“0”とする。尚、図1においてはn×n=3×3と
し、しきい値=4である。
【0005】図5の斜線部分のように、c11を中心と
した3×3の範囲を考え、範囲内の画素値を全て加算
し、計算結果が5以上であるならば、c11=“1”と
し、計算結果が4以下であるならば、c11=“0”と
する。
した3×3の範囲を考え、範囲内の画素値を全て加算
し、計算結果が5以上であるならば、c11=“1”と
し、計算結果が4以下であるならば、c11=“0”と
する。
【0006】上記の動作を、c11,c21,c31,
c41,・・・・,cx1,c12,c22,c32,
c42,cx2,・・・・,cxyのように画像左→
右,上→下のような順番で、画像全体に対して行う。
c41,・・・・,cx1,c12,c22,c32,
c42,cx2,・・・・,cxyのように画像左→
右,上→下のような順番で、画像全体に対して行う。
【0007】特開平11−266359号公報に開示さ
れた技術では、同一種の画素の隣接数を画素毎に計数す
ることなく、注目画素の画像種類を判別し、判別処理の
簡略化及び短時間化を図っている。
れた技術では、同一種の画素の隣接数を画素毎に計数す
ることなく、注目画素の画像種類を判別し、判別処理の
簡略化及び短時間化を図っている。
【0008】注目画素Aを中心として設定した3×3画
素の大マトリックスM内に4個の2×2画素の小マトリ
ックスmを設定する。各小マトリックスmに属する画素
が周辺の画素と隣接する確率は各小マトリックスmにお
ける画素数に応じて一義的に決まり、小マトリックスの
画素数と縦横方向のみの画素の連結確率z及び斜め方向
を含む画素の連結確率z′との関係を予め記憶してお
く。
素の大マトリックスM内に4個の2×2画素の小マトリ
ックスmを設定する。各小マトリックスmに属する画素
が周辺の画素と隣接する確率は各小マトリックスmにお
ける画素数に応じて一義的に決まり、小マトリックスの
画素数と縦横方向のみの画素の連結確率z及び斜め方向
を含む画素の連結確率z′との関係を予め記憶してお
く。
【0009】各小マトリックスmにおける画素数を計数
し、計数した画素数に対応する連結確率z及びz′を4
個の小マトリックスmのそれぞれについて読出し、連結
確率z及びz′のそれぞれの総和を注目画素Aの連結確
率Z及びZ′として大マトリックスM内の画素数に応じ
て決定される閾値と比較することによって、注目画素A
の画像種類を判別している。
し、計数した画素数に対応する連結確率z及びz′を4
個の小マトリックスmのそれぞれについて読出し、連結
確率z及びz′のそれぞれの総和を注目画素Aの連結確
率Z及びZ′として大マトリックスM内の画素数に応じ
て決定される閾値と比較することによって、注目画素A
の画像種類を判別している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のノイズ
除去処理では、画像データの全ての画素に対してn×n
の範囲内の画素値を加算し、その加算結果としきい値と
を比較しなければならないため、画素数の増加に比例し
て処理時間も増加してしまう。
除去処理では、画像データの全ての画素に対してn×n
の範囲内の画素値を加算し、その加算結果としきい値と
を比較しなければならないため、画素数の増加に比例し
て処理時間も増加してしまう。
【0011】また、特開平11−266359号公報に
開示された技術においても、画像データの全ての画素に
対して上述した処理を行う必要があるので、上記と同様
に、画素数の増加に比例して処理時間も増加してしまう
という問題がある。
開示された技術においても、画像データの全ての画素に
対して上述した処理を行う必要があるので、上記と同様
に、画素数の増加に比例して処理時間も増加してしまう
という問題がある。
【0012】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、文字認識処理におけるノイズ除去の処理時間を高
速化することができる文字認識装置及びそれに用いるノ
イズ除去方法を提供することにある。
消し、文字認識処理におけるノイズ除去の処理時間を高
速化することができる文字認識装置及びそれに用いるノ
イズ除去方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による文字認識装
置は、文字認識処理において認識文字周辺に汚れ等があ
る場合に、文字の認識率を高めるためにその汚れ等の部
分を取り除くノイズ除去処理を行う文字認識装置であっ
て、現処理対象画素の処理結果から次処理対象画素の処
理結果を予測する判定手段を備えている。
置は、文字認識処理において認識文字周辺に汚れ等があ
る場合に、文字の認識率を高めるためにその汚れ等の部
分を取り除くノイズ除去処理を行う文字認識装置であっ
て、現処理対象画素の処理結果から次処理対象画素の処
理結果を予測する判定手段を備えている。
【0014】本発明による他の文字認識装置は、文字認
識処理において認識文字周辺に汚れ等がある場合に、文
字の認識率を高めるためにその汚れ等の部分を取り除く
ノイズ除去処理を行う文字認識装置であって、現処理対
象画素を中心とするn×n(nは正の奇数)の範囲内の
黒画素数を加算する加算手段と、前記加算手段の加算結
果から次処理対象画素の処理結果を予測する判定手段と
を備えている。
識処理において認識文字周辺に汚れ等がある場合に、文
字の認識率を高めるためにその汚れ等の部分を取り除く
ノイズ除去処理を行う文字認識装置であって、現処理対
象画素を中心とするn×n(nは正の奇数)の範囲内の
黒画素数を加算する加算手段と、前記加算手段の加算結
果から次処理対象画素の処理結果を予測する判定手段と
を備えている。
【0015】本発明による文字認識装置のノイズ除去方
法は、文字認識処理において認識文字周辺に汚れ等があ
る場合に、文字の認識率を高めるためにその汚れ等の部
分を取り除くノイズ除去処理を行う文字認識装置のノイ
ズ除去方法であって、現処理対象画素の処理結果から次
処理対象画素の処理結果を予測するステップを備えてい
る。
法は、文字認識処理において認識文字周辺に汚れ等があ
る場合に、文字の認識率を高めるためにその汚れ等の部
分を取り除くノイズ除去処理を行う文字認識装置のノイ
ズ除去方法であって、現処理対象画素の処理結果から次
処理対象画素の処理結果を予測するステップを備えてい
る。
【0016】本発明による他の文字認識装置のノイズ除
去方法は、文字認識処理において認識文字周辺に汚れ等
がある場合に、文字の認識率を高めるためにその汚れ等
の部分を取り除くノイズ除去処理を行う文字認識装置の
ノイズ除去方法であって、現処理対象画素を中心とする
n×n(nは正の奇数)の範囲内の黒画素数を加算する
ステップと、その加算結果から次処理対象画素の処理結
果を予測するステップとを備えている。
去方法は、文字認識処理において認識文字周辺に汚れ等
がある場合に、文字の認識率を高めるためにその汚れ等
の部分を取り除くノイズ除去処理を行う文字認識装置の
ノイズ除去方法であって、現処理対象画素を中心とする
n×n(nは正の奇数)の範囲内の黒画素数を加算する
ステップと、その加算結果から次処理対象画素の処理結
果を予測するステップとを備えている。
【0017】すなわち、本発明の文字認識装置のノイズ
除去方法は、文字認識処理におけるノイズ除去の処理時
間を高速化するために、現処理対象画素を中心としたn
×nの範囲内の画素値を加算した結果としきい値とか
ら、次処理対象画素の処理結果を予想するための判定器
を有している。
除去方法は、文字認識処理におけるノイズ除去の処理時
間を高速化するために、現処理対象画素を中心としたn
×nの範囲内の画素値を加算した結果としきい値とか
ら、次処理対象画素の処理結果を予想するための判定器
を有している。
【0018】つまり、本発明の文字認識装置のノイズ除
去方法では、現処理対象の画素を中心とするn×nの範
囲の画素値の加算結果を、次処理対象の画素の処理に反
映させることによって、ノイズ除去を実現している。
去方法では、現処理対象の画素を中心とするn×nの範
囲の画素値の加算結果を、次処理対象の画素の処理に反
映させることによって、ノイズ除去を実現している。
【0019】より具体的に、本発明の文字認識装置のノ
イズ除去方法では、現処理対象画素c11と次処理対象
画素c21とをそれぞれ中心としたn×n(nは正の奇
数)の範囲を考えた場合、現処理対象画素c11の処理
範囲と次処理対象画素c21の処理範囲とで重なる部分
があり、その重なる部分はn×n=3×3の場合に6画
素ある。
イズ除去方法では、現処理対象画素c11と次処理対象
画素c21とをそれぞれ中心としたn×n(nは正の奇
数)の範囲を考えた場合、現処理対象画素c11の処理
範囲と次処理対象画素c21の処理範囲とで重なる部分
があり、その重なる部分はn×n=3×3の場合に6画
素ある。
【0020】そこで、現処理対象画素c11を処理した
時に、この6画素に必ずしきい値より多く黒画素が含ま
れていれば、次処理対象画素c21の処理結果は“1”
(黒画素)になるので、次処理対象画素c21の処理を
スキップし、その次の処理対象画素c31の処理を行
う。
時に、この6画素に必ずしきい値より多く黒画素が含ま
れていれば、次処理対象画素c21の処理結果は“1”
(黒画素)になるので、次処理対象画素c21の処理を
スキップし、その次の処理対象画素c31の処理を行
う。
【0021】つまり、n×nのフィルタ領域においてし
きい値=s、処理対象画素フィルタ内総画素加算結果=
pとした場合に、 p>s+n ・・・・・(1) が成立すれば、次処理対象画素の処理結果は“1”(黒
画素)ということになるので、この(1)式から次処理
対象画素C21の処理結果を予測することが可能とな
る。
きい値=s、処理対象画素フィルタ内総画素加算結果=
pとした場合に、 p>s+n ・・・・・(1) が成立すれば、次処理対象画素の処理結果は“1”(黒
画素)ということになるので、この(1)式から次処理
対象画素C21の処理結果を予測することが可能とな
る。
【0022】これによって、現処理対象画素の処理結果
から次処理対象画素の処理結果を予測することが可能に
なり、従来に比べて画像全体に対する処理時間が最大1
/2になる可能性があるので、画像全体に対するノイズ
除去処理を高速化することが可能となる。
から次処理対象画素の処理結果を予測することが可能に
なり、従来に比べて画像全体に対する処理時間が最大1
/2になる可能性があるので、画像全体に対するノイズ
除去処理を高速化することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
る文字認識装置のノイズ除去部の構成を示すブロック図
である。図1において、本発明の一実施例による文字認
識装置のノイズ除去部はノイズ除去処理前画像格納バッ
ファ1と、n×nバッファ2と、加算器3と、判定器4
と、ノイズ除去処理後画像格納バッファ5とから構成さ
れている。
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
る文字認識装置のノイズ除去部の構成を示すブロック図
である。図1において、本発明の一実施例による文字認
識装置のノイズ除去部はノイズ除去処理前画像格納バッ
ファ1と、n×nバッファ2と、加算器3と、判定器4
と、ノイズ除去処理後画像格納バッファ5とから構成さ
れている。
【0024】ノイズ除去処理前画像格納バッファ1はノ
イズ除去処理前画像を格納しており、判定器4からの通
知によって処理対象画素を中心とするn×n(nは正の
奇数)の範囲の画素値をn×nバッファ2へ出力する機
能を有する。n×nバッファ2はノイズ除去処理前画像
格納バッファ1から出力される処理対象画素を中心とす
るn×nの範囲の画素値を保持する。
イズ除去処理前画像を格納しており、判定器4からの通
知によって処理対象画素を中心とするn×n(nは正の
奇数)の範囲の画素値をn×nバッファ2へ出力する機
能を有する。n×nバッファ2はノイズ除去処理前画像
格納バッファ1から出力される処理対象画素を中心とす
るn×nの範囲の画素値を保持する。
【0025】加算器3はn×nバッファ2で保持してい
る処理対象画素を中心とするn×nの範囲の画素値を参
照し、処理画像を中心とするn×nの範囲内の画素値を
全て加算する。
る処理対象画素を中心とするn×nの範囲の画素値を参
照し、処理画像を中心とするn×nの範囲内の画素値を
全て加算する。
【0026】判定器4はn×nのフィルタ領域において
しきい値=s、処理対象画素フィルタ内総画素加算結果
=pとした場合に、加算器3の加算結果を参照し、上記
の(1)式を評価することで、ノイズ除去処理後画像格
納バッファ5に対して処理後対象画素に処理結果を書込
み、ノイズ除去処理前画像格納バッファ1に対して次処
理対象画素を通知する機能を有している。ノイズ除去処
理後画像格納バッファ5は判定器4での判定結果から、
ノイズ除去処理後画像を格納する。
しきい値=s、処理対象画素フィルタ内総画素加算結果
=pとした場合に、加算器3の加算結果を参照し、上記
の(1)式を評価することで、ノイズ除去処理後画像格
納バッファ5に対して処理後対象画素に処理結果を書込
み、ノイズ除去処理前画像格納バッファ1に対して次処
理対象画素を通知する機能を有している。ノイズ除去処
理後画像格納バッファ5は判定器4での判定結果から、
ノイズ除去処理後画像を格納する。
【0027】図2は本発明の一実施例によるノイズ除去
処理を示すフローチャートである。これら図1及び図2
を参照して本発明の一実施例によるノイズ除去処理につ
いて説明する。以下、n×nのフィルタ領域を3×3、
しきい値=s=4の場合を例にとって、図5を参照して
説明する。
処理を示すフローチャートである。これら図1及び図2
を参照して本発明の一実施例によるノイズ除去処理につ
いて説明する。以下、n×nのフィルタ領域を3×3、
しきい値=s=4の場合を例にとって、図5を参照して
説明する。
【0028】まず、ノイズ除去処理前画像格納バッファ
1からは、図5のc11を中心(現処理対象画素)とし
た3×3の範囲の画素値が出力されるので、n×nバッ
ファ2はノイズ除去処理前画像格納バッファ1の出力を
保持する(図2ステップS1)。
1からは、図5のc11を中心(現処理対象画素)とし
た3×3の範囲の画素値が出力されるので、n×nバッ
ファ2はノイズ除去処理前画像格納バッファ1の出力を
保持する(図2ステップS1)。
【0029】加算器3はn×nバッファ2で保持してい
る3×3の範囲の値を参照し、3×3の範囲の画素値の
全加算を行う(図2ステップS2)。判定器4は加算器
3の加算結果がしきい値より大きければ3×3の中心画
素c11を黒画素とし(図2ステップS3,S4)、し
きい値以下であれば汚れ等とみなして白画素とする(図
2ステップS3,S5)。
る3×3の範囲の値を参照し、3×3の範囲の画素値の
全加算を行う(図2ステップS2)。判定器4は加算器
3の加算結果がしきい値より大きければ3×3の中心画
素c11を黒画素とし(図2ステップS3,S4)、し
きい値以下であれば汚れ等とみなして白画素とする(図
2ステップS3,S5)。
【0030】この後に、判定器4は加算器3の処理結果
を参照し、加算器3の処理結果が8以上(s+n=4+
3=7)であるならば(図2ステップS6,S7)、次
処理対象画素(c21)を黒画素であると判断し、処理
対象画素c11,c21の処理結果をノイズ除去処理後
画像格納バッファ5に格納し(図2ステップS8)、ノ
イズ除去処理前画像格納バッファ1に対して次処理対象
画素がc31であることを通知する(図2ステップS
9)。
を参照し、加算器3の処理結果が8以上(s+n=4+
3=7)であるならば(図2ステップS6,S7)、次
処理対象画素(c21)を黒画素であると判断し、処理
対象画素c11,c21の処理結果をノイズ除去処理後
画像格納バッファ5に格納し(図2ステップS8)、ノ
イズ除去処理前画像格納バッファ1に対して次処理対象
画素がc31であることを通知する(図2ステップS
9)。
【0031】また、判定器4は加算器3の処理結果が7
以下(s+n=4+3=7)であるならば(図2ステッ
プS6,S7)、ノイズ除去処理前画像格納バッファ1
に対して次処理対象画素がc21であることを通知する
(図2ステップS11)。上記の一連の動作は画像全体
に対して行われる(図2ステップS1〜S11)。
以下(s+n=4+3=7)であるならば(図2ステッ
プS6,S7)、ノイズ除去処理前画像格納バッファ1
に対して次処理対象画素がc21であることを通知する
(図2ステップS11)。上記の一連の動作は画像全体
に対して行われる(図2ステップS1〜S11)。
【0032】図3は画像左→右,上→下の順番で動作し
た場合の現処理対象範囲と次処理対象範囲とにおいて重
なる部分を示す図であり、図4は画像上→下,左→右の
順番で動作した場合の現処理対象範囲と次処理対象範囲
とにおいて重なる部分を示す図である。
た場合の現処理対象範囲と次処理対象範囲とにおいて重
なる部分を示す図であり、図4は画像上→下,左→右の
順番で動作した場合の現処理対象範囲と次処理対象範囲
とにおいて重なる部分を示す図である。
【0033】図5に示すc11,c21,c31,c4
1,・・・,cx1,c12,c22,c32,c4
2,cx2,・・・,cxyのように、画像左→右,上
→下の順番で画像全体に対して処理を行う場合につい
て、現処理対象範囲(c11を中心とする3×3の範
囲)と次処理対象範囲(c21を中心とする3×3の範
囲)とで重なる部分(図3の斜線部分)の画素数と、画
像上→下,左→右の順番で動作をした場合の現処理対象
範囲(c11を中心とする3×3の範囲)と次処理対象
範囲(c12を中心とする3×3の範囲)とで重なる部
分(図4の斜線部分)の画素数とは同じなので、画像上
→下,左→右の順番で動作した場合でも、画像左→右,
上→下の順番で動作した場合と同様に、次処理対象画素
の処理をスキップすることが可能である。
1,・・・,cx1,c12,c22,c32,c4
2,cx2,・・・,cxyのように、画像左→右,上
→下の順番で画像全体に対して処理を行う場合につい
て、現処理対象範囲(c11を中心とする3×3の範
囲)と次処理対象範囲(c21を中心とする3×3の範
囲)とで重なる部分(図3の斜線部分)の画素数と、画
像上→下,左→右の順番で動作をした場合の現処理対象
範囲(c11を中心とする3×3の範囲)と次処理対象
範囲(c12を中心とする3×3の範囲)とで重なる部
分(図4の斜線部分)の画素数とは同じなので、画像上
→下,左→右の順番で動作した場合でも、画像左→右,
上→下の順番で動作した場合と同様に、次処理対象画素
の処理をスキップすることが可能である。
【0034】このように、現処理対象画素c11の処理
範囲と次処理対象画素c21の処理範囲とで重なる部分
において必ずしきい値より多く黒画素が含まれていれ
ば、次処理対象画素c21の処理結果は“1”(黒画
素)になるので、次処理対象画素c21の処理をスキッ
プし、その次の処理対象画素c31の処理を行うこと
で、現処理対象画素c11の処理結果から次処理対象画
素c21の処理結果を予測することが可能になり、従来
に比べて画像全体に対する処理時間が最大1/2になる
可能性があるので、画像全体に対するノイズ除去処理を
高速化することができる。
範囲と次処理対象画素c21の処理範囲とで重なる部分
において必ずしきい値より多く黒画素が含まれていれ
ば、次処理対象画素c21の処理結果は“1”(黒画
素)になるので、次処理対象画素c21の処理をスキッ
プし、その次の処理対象画素c31の処理を行うこと
で、現処理対象画素c11の処理結果から次処理対象画
素c21の処理結果を予測することが可能になり、従来
に比べて画像全体に対する処理時間が最大1/2になる
可能性があるので、画像全体に対するノイズ除去処理を
高速化することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、文
字認識処理において認識文字周辺に汚れ等がある場合
に、文字の認識率を高めるためにその汚れ等の部分を取
り除くノイズ除去処理を行う文字認識装置のノイズ除去
方法において、現処理対象画素の処理結果から次処理対
象画素の処理結果を予測することによって、文字認識処
理におけるノイズ除去の処理時間を高速化することがで
きるという効果がある。
字認識処理において認識文字周辺に汚れ等がある場合
に、文字の認識率を高めるためにその汚れ等の部分を取
り除くノイズ除去処理を行う文字認識装置のノイズ除去
方法において、現処理対象画素の処理結果から次処理対
象画素の処理結果を予測することによって、文字認識処
理におけるノイズ除去の処理時間を高速化することがで
きるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例による文字認識装置のノイズ
除去部の構成を示すブロック図である。
除去部の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例によるノイズ除去処理を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図3】画像左→右,上→下の順番で動作した場合の現
処理対象範囲と次処理対象範囲とにおいて重なる部分を
示す図である。
処理対象範囲と次処理対象範囲とにおいて重なる部分を
示す図である。
【図4】画像上→下,左→右の順番で動作した場合の現
処理対象範囲と次処理対象範囲とにおいて重なる部分を
示す図である。
処理対象範囲と次処理対象範囲とにおいて重なる部分を
示す図である。
【図5】従来のノイズ除去動作の概要を示す図である。
1 ノイズ除去処理前画像格納バッファ 2 n×nバッファ 3 加算器 4 判定器 5 ノイズ除去処理後画像格納バッファ
Claims (8)
- 【請求項1】 文字認識処理において認識文字周辺に汚
れ等がある場合に、文字の認識率を高めるためにその汚
れ等の部分を取り除くノイズ除去処理を行う文字認識装
置であって、現処理対象画素の処理結果から次処理対象
画素の処理結果を予測する判定手段を有することを特徴
とする文字認識装置。 - 【請求項2】 前記判定手段は、前記現処理対象画素の
処理範囲と前記次処理対象画素の処理範囲とで重なる部
分の黒画素の合計が予め設定されたしきい値より大きい
時に前記次処理対象画素を黒画素と判定するよう構成し
たことを特徴とする請求項1記載の文字認識装置。 - 【請求項3】 文字認識処理において認識文字周辺に汚
れ等がある場合に、文字の認識率を高めるためにその汚
れ等の部分を取り除くノイズ除去処理を行う文字認識装
置であって、現処理対象画素を中心とするn×n(nは
正の奇数)の範囲内の黒画素数を加算する加算手段と、
前記加算手段の加算結果から次処理対象画素の処理結果
を予測する判定手段とを有することを特徴とする文字認
識装置。 - 【請求項4】 前記判定手段は、前記加算手段の加算結
果が予め設定されたしきい値とnとの合計よりも大きい
時に前記次処理対象画素を黒画素と判定するよう構成し
たことを特徴とする請求項3記載の文字認識装置。 - 【請求項5】 文字認識処理において認識文字周辺に汚
れ等がある場合に、文字の認識率を高めるためにその汚
れ等の部分を取り除くノイズ除去処理を行う文字認識装
置のノイズ除去方法であって、現処理対象画素の処理結
果から次処理対象画素の処理結果を予測するステップを
有することを特徴とするノイズ除去方法。 - 【請求項6】 前記次処理対象画素の処理結果を予測す
るステップは、前記現処理対象画素の処理範囲と前記次
処理対象画素の処理範囲とで重なる部分の黒画素の合計
が予め設定されたしきい値より大きい時に前記次処理対
象画素を黒画素と判定するようにしたことを特徴とする
請求項5記載のノイズ除去方法。 - 【請求項7】 文字認識処理において認識文字周辺に汚
れ等がある場合に、文字の認識率を高めるためにその汚
れ等の部分を取り除くノイズ除去処理を行う文字認識装
置のノイズ除去方法であって、現処理対象画素を中心と
するn×n(nは正の奇数)の範囲内の黒画素数を加算
するステップと、その加算結果から次処理対象画素の処
理結果を予測するステップとを有することを特徴とする
ノイズ除去方法。 - 【請求項8】 前記次処理対象画素の処理結果を予測す
るステップは、前記黒画素数を加算するステップの加算
結果が予め設定されたしきい値とnとの合計よりも大き
い時に前記次処理対象画素を黒画素と判定するようにし
たことを特徴とする請求項7記載のノイズ除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000111516A JP2001297304A (ja) | 2000-04-13 | 2000-04-13 | 文字認識装置及びそれに用いるノイズ除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000111516A JP2001297304A (ja) | 2000-04-13 | 2000-04-13 | 文字認識装置及びそれに用いるノイズ除去方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001297304A true JP2001297304A (ja) | 2001-10-26 |
Family
ID=18623828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000111516A Pending JP2001297304A (ja) | 2000-04-13 | 2000-04-13 | 文字認識装置及びそれに用いるノイズ除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001297304A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1675919B (zh) * | 2002-08-22 | 2010-10-06 | 奥林巴斯株式会社 | 摄像系统及图像处理方法 |
-
2000
- 2000-04-13 JP JP2000111516A patent/JP2001297304A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN1675919B (zh) * | 2002-08-22 | 2010-10-06 | 奥林巴斯株式会社 | 摄像系统及图像处理方法 |
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