JP2001296802A - 販売商品確認方法と確認用部材 - Google Patents

販売商品確認方法と確認用部材

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JP2001296802A
JP2001296802A JP2000110377A JP2000110377A JP2001296802A JP 2001296802 A JP2001296802 A JP 2001296802A JP 2000110377 A JP2000110377 A JP 2000110377A JP 2000110377 A JP2000110377 A JP 2000110377A JP 2001296802 A JP2001296802 A JP 2001296802A
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Masanori Fujimoto
昌則 藤本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輸入総代理店などにおいて、販売完了後に高
級ブランド商品が自己販売品であるか否かを確認する。 【解決手段】 当該商品の形状、模様、色彩の同一性を
保持しながら、当該商品の通常の使用態様では視認でき
ない位置に確認用部材を半永久的に固定し、検出装置に
よって所定の光線または電磁波を当該商品に照射するこ
とにより、確認用部材からの情報や発色などを読み取
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外国製バッグやシ
ューズなどの高級ブランド商品が自己販売品であるか否
かを確認できる方法に関し、且つ高級ブランド商品にお
いて目視困難な個所に固着する確認用部材に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ヨーロッパから輸入される外国
製バッグやシューズなどの高級ブランド商品は、日本側
の輸入総代理店を通して日本国内で独占販売され、通常
の市販品に比べて遙かに高額である反面、その使用可能
期間を半永久的に保証している。このため、日本側の輸
入総代理店は、高級ブランド商品を販売してしまった後
でも、該商品を修理するための人員と部品を長期間に亘
って確保しなければならず、使用保証に要する経費は多
大な額に達する。
【0003】 この際に問題であるのは、外国製の高級
ブランド商品は、日本側の代理店を通して販売されるだ
けでなく、それ以外のルートで日本に持ち込まれる場合
も少なくないことである。例えば、商社が海外の流通市
場で仕入れて大量に並行輸入したり、個人がカタログな
どを通じて個人輸入によって購入したり、海外旅行にお
いて輸出本国で直接購入することも盛んである。日本側
の輸入総代理店にとって、自己が販売した商品を無料ま
たは実費だけで修理するのは当然であるにしても、自己
が販売していない商品については修理を拒否するか、ま
たは通常の修理費用を請求しなければ企業として適正な
利益を得ることができない。
【0004】 日本側の輸入総代理店は、自己が販売し
た商品であることを将来に亘って確認するため、当該商
品に独自のラベルやシールを貼着するかまたはタッグを
取り付け、あるいは販売と同時に顧客カードを発行して
いる。しかしながら、商品に貼着したラベルやシールは
使用中に脱離しやすく、贋造ラベルやシールさえ流通す
ることがある。一方、顧客カードは紛失されることが多
く、長期間に亘って自己販売の商品を確認するための資
料として適切でない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】日本側の輸入総代理店
が、外国製の高級ブランド商品に関して輸出本国の製造
元に対して製造時に適当な偽造防止処理を施すことを要
求することは、真正商品である並行輸入品や個人輸入品
が併存する現状において殆ど無意味である。日本側の輸
入総代理店は、あくまで自己が扱った商品だけを確実に
選択するために、完成品である当該商品に適切な識別加
工を施すことになる。
【0006】 この識別加工では、高級ブランド商品が
その優美で独特な外観に商品価値を有することにより、
当該商品の形状、模様、色彩を少しでも損なうことは絶
対に許されない。また、半永久的な保証を自己販売商品
に留保するには、その識別加工が半永久的に維持される
ことも絶対に必要である。
【0007】 本発明は、外国製の高級ブランド商品に
関する前記の問題点を改善するために提案されたもので
あり、高級ブランド商品が自己販売品であるか否かを容
易に識別する販売商品確認方法を提供することを目的と
している。本発明の他の目的は、識別の際に当該商品の
形状、模様、色彩を損なわない確認用部材を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る販売商品確認方法は、販売完了後にお
いて自己販売の商品であるか否かを確認するための方法
である。この販売商品確認方法では、当該商品の形状、
模様、色彩の同一性を保持しながら、当該商品の通常の
使用態様では視認できない位置に確認用部材を半永久的
に固定し、検出装置によって所定の光線または電磁波を
当該商品に照射することにより、確認用部材からの情報
や発色などを読み取る。この読み取りの結果、自己が販
売した商品であることが確認できれば、日本側の輸入総
代理店などは、当該商品を無料または実費だけで修理す
る。
【0009】 本発明に係る第1の確認用部材は、例え
ば、小寸の細長い金属片である。この金属片は、当該商
品の壁部に圧入し、当該商品をマイクロ波やエックス線
などで透視することによって金属片の存在有無をチェッ
クすると好ましい。
【0010】 本発明の第2の確認用部材は、共振器ま
たは所定のデータを書き込んだROMカード片や磁気カ
ード片である。このカード片は、細長い硬質プラスチッ
クカプセルに封入して当該商品の壁部に圧入し、当該商
品内のカード片から送受信したデータを検出装置におい
て読み出すと好ましい。
【0011】 本発明の第3の確認用部材は、蛍光イン
キ、赤外線吸収インキ、微細着色片または示温顔料を添
加した接着性樹脂である。この接着性樹脂は、当該商品
の内側、凹部または隅部などに少量塗布して固化させ、
固着した接着性樹脂を特定波長の光線で照射することに
よって特定の発色を現出させると好ましい。
【0012】 本発明の第4の確認用部材は、蛍光イン
キ、赤外線吸収インキ、微細着色片または示温顔料を添
加した通常無地のラベルである。このラベルは、熱融着
可能な接着層を有し、この接着層を介してラベルを当該
商品の内側に融着し、該ラベルを特定波長の光線で照射
することによってラベルの発色または図柄を現出させる
と好ましい。
【0013】 本発明の第5の確認用部材は、共振器ま
たは所定のデータを書き込んだROMラベルまたは磁気
ラベルである。このラベルは、熱融着可能な接着層を有
し、この接着層を介してラベルを当該商品の内側に融着
し、該ラベルから受信したデータを検出装置において読
み出すと好ましい。
【0014】 本発明の第6の確認用部材は、レーザま
たはフォトレジストで所定の微細図柄を形成した小ラベ
ルである。このラベルは、熱融着可能な接着層を有し、
この接着層を介してラベルを当該商品の内側に融着し、
検出装置によって該ラベルの微細図柄を拡大して表示す
ると好ましい。
【0015】 本発明の第7の確認用部材は、導電性物
質を分散させた液状樹脂である。この液状樹脂は、イン
ジェクタによって商品内部に注入して硬化させ、当該商
品をマイクロ波やエックス線などで透視することによっ
て得た映像を参照データとして保存すると好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明方法に関して、販売先を確
認すべき商品は、通常、外国製の高級ブランド商品であ
り、例えば、革製バッグ1(図1)、ビニル製ハンドバ
ッグ、布製バッグ、布製リュック54(図10)、シュ
ーズ、財布、ベルト、バンドである。また、本発明方法
が適用可能な商品として、ネクタイ、スカーフ、スー
ツ、ブラウス、マフラー、カーペット、家具、宝石、バ
ックル、ブローチ、化粧品、化粧用器具なども例示でき
る。
【0017】 図2に示す第1の確認用部材は小寸の細
長い金属片2である。金属片2は、ステンレス鋼、ニッ
ケル、チタン、クロム、マグネシウム、錫、亜鉛、銀、
銅、アルミニウム、鉄またはこれらの合金などの通常の
金属製でよいけれども、バッグ1で使用していない金属
であると識別が容易である。金属片2は、長さが5mm
程度であってもよく、抜け落ち防止のために表面に公知
の接着剤を塗布しておくと好ましい。所望に応じて、金
属片2の表面にレーザなどで微細文字を刻印しておく
と、モニタなどで透過像を確認することによって自己商
品であることの信頼性が増す。
【0018】 金属片2は、空圧式またはレバー式の小
型プランジャ(図示しない)によってバッグ1の底革壁
部5に圧入し、圧入装置として他の公知部材を用いても
よい。金属片2は、一般に短いので圧入しやすく且つ幅
狭で薄いので通過孔6(図2)は小さく、皮革の側端面
間、布地の織り目、ビニル地の合わせ目などに圧入する
と、圧入後の痕跡は殆ど残らない。
【0019】 図3に例示するように、当該商品の手提
げバッグ1は、検出装置であるマイクロ波センサ7によ
って金属片2の有無をチェックする。マイクロ波センサ
7は、極超短波を発射する送波器8と、これを受信する
受波器10で構成し、互いに対向して設置する。マイク
ロ波はきわめて物体の透過度が高く、受波器10で受信
したデータをコントローラ12で処理してモニタ14に
透視影を表示する。この結果、バッグ1について金属片
2の透視影が存在すれば、自己販売商品であることが明
らかになる。
【0020】 この種の検出装置として、非破壊検査で
適用する方法を利用することも可能である。例えば、
放射線透過検査法では、当該商品にX線、γ線や中性子
線などを照射し、透過像の減衰の程度の差によって測定
し、写真フィルム,イメージインテンシファイアーなど
で測定する。超音波検査法では、表面から当該商品の
内部に向かって超音波パルスを送り、界面などからの反
射波を受けて電気信号に変えてブラウン管で時間観測す
る。電磁誘導検査法では、コイルに交流を流し,当該
商品に生じる渦電流を調べて材質の相違などに適用す
る。レーザによる表面検査法では、パルスレーザによ
って発生させた超音波や熱波を利用する。
【0021】 第2の確認用部材(図示しない)は、細
長い硬質プラスチックカプセルに封入した共振器または
所定のデータを書き込んだROMカード片や磁気カード
片であり、該カプセルは内部封入物の大きさに応じて定
める。この確認用部材が共振器であれば、該共振器は電
磁波用として並列または直列共振回路またはマイクロ波
用として空洞共振器などである。この共振器は、振動回
路として特定波長の電磁波またはマイクロ波と共振す
る。この確認用部材は、前記と同様に当該商品の壁部に
圧入し、前記の金属片2に比べて若干太いため、当該商
品における圧入個所の選択について注意が必要である。
【0022】 第2の確認用部材に対する検出装置は、
該確認用部材が内蔵する共振回路と共振する特定波長の
電磁波またはマイクロ波を発信し、さらに共振した電磁
波またはマイクロ波を受信する部材を有する。特定波長
の電磁波などで当該商品に圧入した確認用部材の存在す
る個所を走査すると、当該商品を透過して検出装置の受
信部材が電磁波などの共振波を受信し、モニタやオシロ
スコープなどに表示する。
【0023】 第3の確認用部材は、蛍光インキ、赤外
線吸収インキ、微細着色片または示温顔料を添加した接
着性樹脂であり、添加すべき固形成分はいずれも微細片
であることを要する。この接着性樹脂は、液状のポリイ
ソシアネート系樹脂、エポキシ樹脂、熱硬化アクリル樹
脂、シアノアクリレート系樹脂、アミノ樹脂、フェノー
ル樹脂、複合熱硬化性樹脂などからなる。
【0024】 第3の確認用部材において、接着性樹脂
に含まれる微細着色片は、樹脂識別粒子(例えば、商標
名:MICROTAGGANT)からなる。この識別粒
子は、単色であるかまたは少なくとも2色で3層以上の
層構造を有し、裸眼では存在が確認できず且つスクリー
ンメッシュを通過するほど小さく、最低30倍の拡大鏡
または紫外線発生のブラックライト(蛍光物質含有の場
合)で見ると存在を確認できる。つまり、用いる検出装
置は、最低30倍の拡大鏡またはブラックライトであ
り、拡大鏡が入らない狭い場合にはファイバースコープ
を用いる。この識別粒子は、単一物を接着性樹脂に添加
しても、3種類の異なるコード粒子によって識別システ
ム(商標名:MICROTAGGANT INDEX−
CODE)を構成することで適当な情報を付加してもよ
い。
【0025】 接着性樹脂に含まれる示温顔料は、それ
自体は公知であり、常温では無色であって所定の温度上
昇で呈色する顔料である。示温顔料を含む固化樹脂は、
一定の加熱温度を有する発熱ライトを検出装置として用
い、該発熱ライトで照射すると呈色が確認できる程度の
大きさに塗布することを要する。また、蛍光インキまた
は赤外線吸収インキは、第4の確認用部材である転写ラ
ベル16(図4)に添加されるものと同一または類似で
あればよい。
【0026】 第3の確認用部材は、当該商品の内側、
凹部または隅部などに少量塗布して固化させ、固化樹脂
は非常に小さく且つ使用時に接触摩耗するような個所を
回避する。この固化樹脂は、インジェクタ(図9参照)
やスプレなどで付与し、プランジャ布地や革だけでな
く、金属バックルの内側やピンのねじ穴などにも塗布で
きるので汎用性が高い。この固化樹脂は、通常、無色透
明であるうえに当該商品の片隅や裏蓋などに塗布するこ
とにより、一般の使用者がその存在を認識することは殆
どない。
【0027】 図4に示す第4の確認用部材は、例えば
転写ラベル16であり、該ラベルの図柄層18は通常の
状態では無色透明、白色無地、黒色無地などである。こ
の図柄層には、確認用部材として蛍光インキ、赤外線吸
収インキ、微細着色片または示温顔料を添加するかまた
は図柄層とは別に小確認層を形成し、微細着色片と示温
顔料は前記と同様である。
【0028】 転写ラベル16では、磁気粉末を含む磁
性剥離シート17上に小さい図柄層18を設ける。図柄
層18は、蛍光顔料を含む透明、白色または黒色インキ
などによって、微細なデザインやネームをスクリーン印
刷して形成し、この印刷には凸版、凹版、グラビア印刷
などを用いてもよい。剥離シート17が磁性であるの
は、図5に示すようなハンドプレス機24で用いるから
であり、他の熱転写機を使用するならば剥離シートは通
常の非磁性である。
【0029】 図柄層18に添加される無機の蛍光顔料
は、例えば、青色発色体(組成:Sr(PO
l:Eu、根本特殊化学製),緑色発色体(組成:Zn
GeO:Mn),赤色発色体(組成:YS:
Eu)などであり、他の有機または無機の蛍光顔料を添
加してもよい。前記の蛍光顔料は、紫外線の照射によ
り、青色発色体で波長445nm,緑色発色体で波長5
34nm,赤色発色体で波長624nmの光を発する。
この蛍光顔料は、波長254nm、365nmを有する
ブラックライトなどの照射で発光し、残光性が殆ど無
く、通常の太陽光や蛍光灯光の照射では発光しない性質
を有し、その添加量は一般にインク全量の約10〜20
重量%であると好ましく、厚みを増すほど発色度を上げ
ることができる。
【0030】 接着層20は、図柄層18の平面形状と
実質的に等しくつまり同一またはその平面形状よりも僅
かに大きくなるように塗布・乾燥して形成する。接着層
20は、熱反応性樹脂または熱可塑性樹脂からなり、例
えば、反応性ポリウレタン系樹脂とポリエステル樹脂を
含有する。接着層20は、転写時の加熱温度で溶融また
は軟化することを要し、当該商品を熱損傷しないように
50℃前後で反応する樹脂を用いると好ましい。接着層
20は、当該商品の布地22の内側に融着できるように
比較的厚く形成する。
【0031】 転写ラベル16は、非常に小さく且つ布
地内側のような特殊な個所に融着するため、ハンドプレ
ス機24(図5)などの特殊プレス機を用いると好まし
い。ハンドプレス機24は、一方の可動アーム25にヒ
ータ26を内蔵するとともに、そのアーム内側の表面に
磁石板28を固着し、該磁石板が加熱板となる。加熱転
写時には、ハンドプレス機24の内側表面にラベル16
の磁性剥離シート17を貼り付け、アーム25,30で
布地22を挟むだけでよい。このプレス機は、バキュー
ムでラベルを吸着したり、接着層によってラベルを貼着
できるように構成してもよい。
【0032】 ラベル16の図柄層18は、当該商品の
内側面隅部やポケット内側に融着することにより、一般
の使用者がその存在を認識することは殆どない。確認作
業の際には、ラベル16にブラックライト(図示しな
い)または他の紫外線ランプを直接照射する。この結
果、無機や有機の蛍光顔料を含む図柄層18はブラック
ライトなどで赤色、緑色や青色などに発色し、自社販売
の商品であることを容易に検知できる。
【0033】 第4の確認用部材に関して、無色透明の
図柄層18として、蛍光顔料の代わりに公知の赤外線吸
収インキなどを含んでいてもよい。この赤外線吸収イン
キは、例えば、粉末のリン酸塩ガラス、バインダおよび
溶剤からなり、リン酸塩ガラスは五二酸化リンを主成分
とし、酸化鉄や酸化銅を微量含む。酸化鉄および酸化銅
は、それぞれ20重量%以上含ませると、高い赤外線吸
収性を得ることができる。この赤外線吸収インキは、特
定の波長範囲の赤外線(波長785nm )を吸収し、
この吸収によってより長波長の赤外線(波長833nm
の反射光)を発する性質を有する。
【0034】 リン酸塩ガラスは粉末化し、これを顔料
としてインキ化する。粉末のリン酸塩ガラスは、インキ
組成物中で80重量%以下含むことが好ましい。この図
柄層のバインダとしては、例えば、ポリウレタン系樹
脂、酢酸ビニル系樹脂、飽和ポリエステルが例示でき
る。このバインダは、溶剤を除くインキ組成物中に20
重量%以上添加することが好ましい。
【0035】 この図柄層は、陽光下において肉眼では
識別することができない。この図柄層は、波長785n
mを有するレーザ光線で照射し、その反射光である赤外
線を増幅した後に、該赤外線をCCDカメラで捕捉し、
その画面に表示して読み取ればよい。レーザ光線(赤外
線)の光源にはレーザダイオードを用い、該レーザダイ
オードは波長785nmを有する光線以外の光線の出力
は少ない。このレーザ光線は、凹および凸レンズを通し
て70mmの光束に拡大され、図柄層に照射されたレー
ザ光線はその一部が図柄層中の赤外線吸収インキに吸収
され、該赤外線吸収インキはより波長の長い赤外線を放
射する。
【0036】 撮像素子のCCDは、波長380〜95
0nmを有する光線を捕捉できるため、増幅反射光中に
最も多く含まれる波長833nm の赤外線を捕捉し、
CCDカメラの画面に図柄層を表示できる。CCDカメ
ラに導入する前に、波長820〜840nm の赤外線
だけを通過させるノッチフィルタに反射光を通すと、こ
の反射光から833nm以外の波長を有する紫外線を低
減できるので好ましい。
【0037】 図6に示す第5の確認用部材は、所定の
データを書き込んだROMラベル30である。ROMラ
ベル30は、前記と同様に、熱融着可能な接着層32を
有し、該接着層を介してラベル30を当該商品の内側に
融着する。ラベル本体31には、中心からずらして給電
する発信用の方形パッチアンテナ(図示しない)を設
け、さらに所定のデータを書き込んだROM、CPUお
よび発信部から構成する。この発信部は、ごく微弱な電
波を発する発信用アンテナを接続し、前記ROMに記憶
されている当該商品の情報を検出装置33(図7)へ無
線送信する。
【0038】 検出装置33は、図7に示すように、C
PU34と、ROM35と、RAM36と、表示部37
であるモニタと、受信部38と、受信アンテナ39とか
ら構成され、受信アンテナ39以外の各部はシステムバ
スを介して相互に接続している。検出装置33とラベル
30との間の無線通信は、該検出装置の限られた通信可
能範囲内でのみ有効である。当該商品が検出装置33に
おける所定の範囲内に位置すると、検出装置33の受信
アンテナ39がラベル30の存在を検知する。CPU3
4は、ROM35に記憶されているプログラムを読み出
し、その読み出したプログラムの手順に従って、ラベル
30から当該商品の情報を受信し、表示部37のモニタ
に表示する。RAM36は、CPU34のワークエリア
として用いられている。
【0039】 第5の確認用部材に関して、ラベル本体
にCPU、RAM、受信部および受信アンテナなどを収
納し、検出装置33と送受信可能に構成してもよい。こ
の場合、CPUは前記ROMに記憶されたプログラムを
読み出し、該CPUで読み出されたプログラムの手順に
従って検出装置33との通信やモニタ37の制御などを
行う。また、このRAMは、検出装置33から受信した
情報を格納するための記憶エリアまたはCPUのワーク
エリアとして用いる。この受信部は、受信アンテナと接
続し、検出装置33から確認回数やその日付などの情報
を受信する。
【0040】 図示しないけれども、第5の確認用部材
は磁気ラベルであってもよく、磁気インキなどによって
磁気パターンを形成したラベル本体層からなり、該ラベ
ル本体層の裏側に熱融着可能な接着剤層を設ける。この
本体層には、その表面に黒色または暗色に着色した保護
層を設け、磁気パターンを目視できないように隠蔽す
る。この磁気ラベルは、記録されたパターン情報を視認
されない代わりに、一般に当該商品が黒色または暗色で
ある場合に使用する。この磁気ラベルは、市販の磁石や
磁気読取機によって記録情報の消去や書換えされないよ
うに保護層を設けている。
【0041】 一方、検出装置は、所定の領域内で磁気
パターンを認識できるセンサからなり、該センサがラベ
ルの情報を読み取ってモニタに表示する。この検出装置
には、磁気パターンの存在を検知するとビープ音などを
発するように構成してもよい。
【0042】 図8に示す第6の確認用部材は、所定の
微細図柄を有する小ラベル40である。ラベル40を製
造するには、当該商品と生地と同じシート素材42を用
い、該シート素材の表面にレーザで所定の微細図柄を等
間隔に多数形成する。シート素材42について、その表
面に該素材と同じ表面積の磁性剥離シート44を貼り付
け、該素材の裏面にスクリーン印刷で熱融着可能な接着
剤層46を形成する。シート素材42は、接着剤層46
の乾燥後に小ラベル40ごとに小さい矩形状に裁断す
る。このような微細図柄は、フォトレジストを介して金
属蒸着面に形成してもよく、例えば、波長300〜40
0μm程度の紫外線の照射によって感光させればよい。
【0043】 図8の小ラベル40は、例えば、ハンド
プレス機24(図5)などによって接着層46を介して
ラベル30を当該商品の内側に融着する。ラベル30の
検出装置は、ズームイン可能なビデオカメラなどであれ
ばよく、該ラベルの微細図柄を拡大してモニタに表示す
る。
【0044】 図9において、インジェクタ50に収納
する第7の確認用部材は、導電性物質を分散させた液状
樹脂52である。導電性物質は、通常、10μm以下の
アルミニウム、金、銀、銅、パラジウムなどの金属粉
末、カーボン繊維、グラファイト、カーボンブラックで
あり、これをアクリル樹脂やシリコン樹脂などに分散さ
せる。
【0045】 液状樹脂52は、インジェクタ50によ
って縫目や織目などから当該商品の内部に適量注入し、
適当に押し拡げて経時的または加熱で硬化させる。硬化
した液状樹脂は、当該商品の内部においてそれぞれ独自
の平面形状を有し、その存在の有無は当該商品の外部か
ら全く判らない。
【0046】 一方、検出装置(図示しない)は、CP
U、ROM、RAMなどを有する渦電流式の磁気センサ
であり、液状樹脂の注入・硬化直後に磁気センサで当該
商品を走査し、得た平面映像を参照データとしてRAM
に保存する。後日、自己販売の商品であるか否かを確認
する際には、当該商品を再び検出装置で走査し、保存し
てある平面映像と比較し、その一致、不一致によって自
社商品であるか否かを確認する。
【0047】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づいて説明する
が、本発明は実施例に限定されるものではない。図1に
おいて、販売先を確認すべき商品は革製の手提げバッグ
1であり、第1の確認用部材は小寸の細長い金属片2で
ある。
【0048】 金属片2は例えばチタン製であり、バッ
グ1で使用していない金属であるので識別が容易であ
る。金属片2は、例えば、長さ5mm、幅1mm、厚さ
0.1mm程度であり、抜け落ち防止のために表面に溝
を刻設して反応性接着剤を塗布しておく。金属片2は、
空圧式の小型プランジャ(図示しない)によってバッグ
1の底革壁部5に圧入する。金属片2は非常に幅狭で薄
いのでその通過孔6(図2)は非常に小さく、壁部5に
おいて圧入後に通過孔6は全く目立たない。
【0049】 図3に示すように、手提げバッグ1は、
マイクロ波センサ7によって金属片2の有無をチェック
する。マイクロ波センサ7は、極超短波を発射する送波
器8と、これを受信する受波器10で構成し、互いに対
向して設置する。受波器10で受信したデータは、コン
トローラ12で処理してモニタ14に透視影を表示し、
バッグ1について金属片2の透視影が存在すれば、自己
販売のバッグ1であることが確認できる。
【0050】 図示しないけれども、第3の確認用部材
である接着性樹脂は、微細着色片として樹脂識別粒子
(商標名:MICROTAGGANT)を含み、液状の
ポリイソシアネート系樹脂、エポキシ樹脂、シアノアク
リレート系樹脂などからなる。この識別粒子は、電気抵
抗チャートによって定まる異なる10色(黒色、褐色、
赤色、橙色、黄色、緑色、青色、紫色、灰色、白色)に
分類され、各色の有無を最低30倍の拡大鏡またはファ
イバースコープで確認できる。この識別粒子を少なくと
も2色で3層以上の層構造にすると、独自の情報を加え
るコード粒子となる。
【0051】 このコード粒子で識別システム(商標
名:MICROTAGGANT INDEX−COD
E)を構成する場合、例えば、3種類の異なるコード粒
子つまり2種のインデックスコード粒子および1種のマ
スターコード粒子を用いる。インデックスコード粒子
は、全部で18種存在し、異なる2色を有する3層構造
である。
【0052】 インデックスコード粒子である接頭コー
ド粒子は、中心層が黒色であり、上下層が同一で他の9
色から選ぶ。マスターコード粒子は、4層以上のマルチ
層であって、例えば、表面層の磁気着色層と裏面層の蛍
光着色層との間に白、赤、白の3層が存在する。インデ
ックスコード粒子である接尾コード粒子は、中心層が白
色であり、上下層が同一で他の9色から選ぶ。
【0053】 これら3種のコード粒子は、接着性樹脂
中において、販売地や販売時期などの独自の数値情報を
得るために順序正しく配列することを要する。これら3
種のコード粒子の存在は、最低30倍の拡大鏡またはフ
ァイバースコープによって目視で確認できる。マスター
コード粒子の蛍光着色層は、拡大鏡で見ると無色であ
り、波長365nm発生のブラックライトで見ると着色
を確認できる。
【0054】 図4に示す第4の確認用部材は、無色透
明の図柄を形成する転写ラベル16であり、磁気粉末を
含む磁性剥離シート17上に10mm角程度の図柄層1
8を設ける。図柄層18は、蛍光顔料を含む透明インキ
によって、微細なデザインやネームをスクリーン印刷し
て形成し、該インクにはスクリーンカラー分解用などの
クリアー顔料などを用いる。
【0055】 図柄層18に添加される無機の蛍光顔料
は、例えば、赤色発色体(組成:YS:Eu)で
ある。この蛍光顔料は、紫外線の照射により、波長62
4nmの光を発する。この蛍光顔料は、波長254n
m、365nmを有するブラックライトなどの照射で発
光し、残光性が殆ど無く、通常の太陽光や蛍光灯光の照
射では発光しない。この蛍光顔料の添加量は、一般にイ
ンク全量の約10〜20重量%である。図柄層18の厚
みは3〜5μmでも発色効果があり、より厚みを増して
発色度を上げてもよい。
【0056】 接着層20は、図柄層18の平面形状と
実質的に等しくなるように塗布・乾燥して形成する。接
着層20は、例えば、反応性ポリウレタン系樹脂とポリ
エステル樹脂を含有し、転写時の加熱温度で溶融または
軟化することを要する。接着層20は、当該商品の布地
22(図5)の内側などに融着できるように、厚さ10
μm程度に形成する。
【0057】 転写ラベル16を布地内側のような特殊
な個所に融着するため、図5に示すようなハンドプレス
機24を用いると好ましい。プレス機24は、一方の可
動アーム25にヒータ26を内蔵するとともに、そのア
ーム内側の表面に磁石板28を固着し、該磁石板が加熱
板である。加熱転写時には、ハンドプレス機24の内側
表面にラベル16の磁性剥離シート17を貼り付け、ア
ーム25,30で布地22を挟み、図柄層18が布地2
2に融着されたらシート17を剥離する。
【0058】 ラベル16の図柄層18は、非常に小さ
いうえに無色透明であり、しかも当該商品の内側面隅部
やポケット内側に融着することにより、一般の使用者が
その存在を認識することは殆どない。ラベル16は、蛍
光顔料を含む図柄層18を有するので、確認作業の際に
ブラックライト(図示しない)でラベル16を照射する
と赤色に発色し、自社販売の商品であることを容易に検
知できる。
【0059】 図6に示す第5の確認用部材は、所定の
データを書き込んだROMラベル30である。ROMラ
ベル30は、前記と同様に、熱融着可能な接着層32を
有し、該接着層を介してラベル30を当該商品の内側に
融着する。ラベル本体31には発信用の方形パッチアン
テナ(図示しない)を設け、さらに所定のデータを書き
込んだROM、CPUおよび発信部から構成する。この
発信部は、ごく微弱な電波を発する発信用アンテナを接
続し、前記ROMに記憶されている当該商品の情報を検
出装置33(図7)へ無線送信する。
【0060】 検出装置33は、図7に示すように、C
PU34と、ROM35と、RAM36と、表示部37
であるモニタと、受信部38と、受信アンテナ39とか
ら構成され、受信アンテナ39以外の各部はシステムバ
スを介して相互に接続している。検出装置33とラベル
30との間の無線通信は、該検出装置の限られた通信可
能範囲内でのみ有効である。当該商品が検出装置33に
おける所定の範囲内に位置すると、検出装置33の受信
アンテナ39がラベル30からの発信を検知する。CP
U34は、ROM35に記憶されているプログラムを読
み出し、その読み出したプログラムの手順に従って、ラ
ベル30から当該商品の情報を受信し、モニタ37に表
示する。
【0061】 図8に示す第6の確認用部材は、所定の
微細図柄43を有する小ラベル40である。ラベル40
を製造するには、当該商品と生地と同じシート素材42
を用い、該シート素材の表面にレーザで所定の微細図柄
43を等間隔に多数形成する。ついで、シート素材42
において、その表面に該素材と同じ表面積の磁性剥離シ
ート44を貼り付け、且つ該素材の裏面にスクリーン印
刷で熱融着可能な接着剤層46を形成する。シート素材
42は、接着剤層46の乾燥後に小ラベル40ごとに裁
断し、その寸法は例えば3×5mm程度である。
【0062】 図8の小ラベル40は、ハンドプレス機
24(図5)によって接着層46を介して当該商品の内
側に融着する。ラベル図柄43の検出装置は、ズームイ
ン可能なビデオカメラなどであればよく、該ラベルの微
細図柄を拡大してモニタに表示する。
【0063】 図9において、インジェクタ50に収納
する第7の確認用部材は、導電性物質を分散させた液状
樹脂52である。導電性物質は、通常、10μm以下の
アルミニウムなどの金属粉末であり、これをアクリル樹
脂やシリコン樹脂などに分散させる。
【0064】 液状樹脂52は、インジェクタ50によ
って縫目や織目などから当該商品の布製リュック54の
布地間内部に適量注入し、適当に押し拡げて経時的また
は加熱で硬化させる。硬化した液状樹脂56は、リュッ
ク54の布地間内部においてそれぞれ独自の平面形状を
有し、その存在の有無はリュック54の外側からは全く
判らない。
【0065】 一方、検出装置(図示しない)は、CP
U、ROM、RAMなどを有する渦電流式の磁気センサ
であり、液状樹脂の注入・硬化直後に磁気センサでリュ
ック54を走査し、得た平面画像を参照データとしてR
AMに保存する。後日、自己販売の商品であるか否かを
確認する際には、所定の平面形状に拡げてリュック54
を再び検出装置で走査し、保存してある平面映像と比較
し、その一致、不一致によって自社のリュック54であ
るか否かを確認する。
【0066】
【発明の効果】本発明に係る確認方法により、日本側の
輸入総代理店などは、高価な高級ブランド商品を何ら損
なうことなく、販売後においてそれが自己販売品である
か否かを容易に確認でき、自己販売品だけを無料または
実費で修理することが可能となる。この結果として、必
要とする補修用員が少人数でよくなり、常時保管の修理
用具や部品を大幅に減らすことができる。また、自己が
販売していない商品については、自信を持って修理を拒
否するかまたは通常の修理費用を請求できるので、商品
修理に関して企業として適正な利益を得ることができ
る。
【0067】 本発明の確認用部材は、高級ブランド商
品について通常の使用態様では視認できない位置に存在
することにより、その商品価値を損なうことがなく、少
なくとも一般消費者は当該商品を見ただけでは認知する
ことはできない。また、取引業者および専門売業者の段
階では、確認用部材の存在を認知できたとしてもその偽
造は殆ど不可能であり、単に外観だけが模倣されても、
確認用部材からの情報を読み出すことによって模倣品を
容易に識別できる。
【0068】 本発明の確認方法は、外国製の高級ブラ
ンド品について真正商品の並行輸入品や個人輸入品であ
っても、確認用部材と検出装置によって自己販売品を迅
速且つ確実に検出し、自己販売品でない真正商品がどの
程度存在するかを容易に調査でき、代理店経由の販売ル
ートと小売金額が調整可能になる。また、一般消費者
は、輸入総代理店経由による購入が有利であることが実
感として認識できる。本発明の確認用部材と検出装置
は、商品修理に関して節減できる経費と比べて安価であ
り、販売経費に与える影響は少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の確認用部材である金属片を圧入した
手提げバッグを例示する斜視図である。
【図2】 圧入した図1の金属片を拡大して示す部分断
面図である。
【図3】 図1のバッグにマイクロ波を照射して透視す
るマイクロ波センサを例示する概略説明図である。
【図4】 確認用部材である転写ラベルの拡大断面図で
ある。
【図5】 図4の転写ラベルの融着に用いるハンドプレ
ス機の概略側面図である。
【図6】 確認用部材であるROMラベルの拡大断面図
である。
【図7】 ROMラベル用の検出装置を示す説明図であ
る。
【図8】 確認用部材である小ラベルのシート素材の概
略断面図である。
【図9】 導電性物質を分散させた液状樹脂を収納した
インジェクタの概略側面図である。
【図10】 液状樹脂を注入して硬化させた布製リュッ
クの斜視図である。
【符号の説明】
1 手提げバッグ 2 金属片 5 底革壁部 6 通過孔 7 マイクロ波センサ 14 モニタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 販売完了後において自己販売の商品であ
    るか否かを確認するための方法であって、当該商品の形
    状、模様、色彩の同一性を保持しながら、当該商品の通
    常の使用態様では視認できない位置に確認用部材を半永
    久的に固定し、検出装置によって所定の光線または電磁
    波を当該商品に照射することにより、確認用部材からの
    情報や発色などを読み取る販売商品確認方法。
  2. 【請求項2】 確認用部材は小寸の細長い金属片であ
    り、該金属片を当該商品の壁部に圧入し、当該商品をマ
    イクロ波やエックス線などで透視することによって金属
    片の存在有無をチェックする確認用部材。
  3. 【請求項3】 確認用部材は共振器または所定のデータ
    を書き込んだROMカード片や磁気カード片であり、該
    カード片を細長い硬質プラスチックカプセルに封入して
    当該商品の壁部に圧入し、当該商品内のカード片から送
    受信したデータを検出装置において読み出す確認用部
    材。
  4. 【請求項4】 確認用部材は蛍光インキ、赤外線吸収イ
    ンキ、微細着色片または示温顔料を添加した接着性樹脂
    であり、該接着性樹脂を当該商品の内側、凹部または隅
    部などに少量塗布して固化させ、固着した接着性樹脂を
    特定波長の光線で照射することによって特定の発色を現
    出させる確認用部材。
  5. 【請求項5】 確認用部材は蛍光インキ、赤外線吸収イ
    ンキ、微細着色片または示温顔料を添加した通常無地の
    ラベルであり、該ラベルは熱融着可能な接着層を有し、
    この接着層を介してラベルを当該商品の内側に融着し、
    該ラベルを特定波長の光線で照射することによってラベ
    ルの発色または図柄を現出させる確認用部材。
  6. 【請求項6】 確認用部材は共振器または所定のデータ
    を書き込んだROMラベルまたは磁気ラベルであり、該
    ラベルは熱融着可能な接着層を有し、この接着層を介し
    てラベルを当該商品の内側に融着し、該ラベルから受信
    したデータを検出装置において読み出す確認用部材。
  7. 【請求項7】 確認用部材はレーザまたはフォトレジス
    トで所定の微細図柄を形成した小ラベルであり、該ラベ
    ルは熱融着可能な接着層を有し、この接着層を介してラ
    ベルを当該商品の内側に融着し、検出装置によって該ラ
    ベルの微細図柄を拡大して表示する確認用部材。
  8. 【請求項8】 確認用部材は導電性物質を分散させた液
    状樹脂であり、該液状樹脂はインジェクタによって商品
    内部に注入して硬化させ、当該商品をマイクロ波やエッ
    クス線などで透視することによって得た映像を参照デー
    タとして保存する確認用部材。
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