JP2001296168A - 貯液タンク - Google Patents
貯液タンクInfo
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Abstract
を防止する。 【解決手段】 タンク本体10の蓋11の裏面からは、
タンク本体10内の上限水位を検知して清水の補給を停
止制御することに用いるフロートスイッチ30が、取付
部材50によって垂下状態で取り付けられている。この
取付部材50には、給水管16の吐出口19の前方を遮
るようにして配される突当板52が一体に形成されてい
る。補給されている清水の水位が上限水位を越えた状態
に陥り、さらに給水管16の吐出口19から清水が吐出
されたとしても、吐出された清水の流れが突当板52に
当たってせき止められ、水位が最も高くなりやすい突当
板52の裏側に位置する周壁部分での水位の上昇が抑え
られ、もってタンク本体10の上縁から水が溢れること
が防止される。
Description
貯留することに用いる貯液タンクに関する。
機に装備されてお茶を注出すべく温水を貯留する貯湯タ
ンクが知られている。この貯湯タンクは、供給口から清
水が吐出されてタンク本体内に貯留され、タンク本体の
水位が上限水位に達したことがフロートスイッチにより
検知されると清水の供給が停止されるとともに、温度セ
ンサからの信号に基づいて装備されたヒータが入り切り
されることによって、所定温度の温水が所定量貯留され
るようになっている。また、上記の上限水位よりも少し
上にオーバフロー管が設けられていて、仮にフロートス
イッチに故障があって清水の供給が停止されなかったと
しても、オーバフローした水がオーバフロー管から排出
されることで、タンク本体から水が溢れないような手当
が施されている。
口に達した状態で、さらに給水が継続されると、水面が
波打つような状態となって、特に供給口と対向した周壁
等で部分的に水位が高くなって、水が溢れるおそれがあ
った。これを回避するには、タンク本体の周壁の上縁を
上に延ばしたり、あるいはオーバフロー管の排水能力を
上げるべくその口径を大きくすることが考えられるが、
いずれの場合も、貯湯タンクの大型化ひいては給茶機の
大型化を招く欠点がある。また、ポンプの能力を落とす
ことも考えられるが、通常の給水時に時間が掛かり過ぎ
るという問題があって簡単には対応できず、有効な対策
が切望されていた。本発明は上記のような事情に基づい
て完成されたものであって、その目的は、簡単な構造で
もってタンクからの液体の溢れを防止するところにあ
る。
めの手段として、請求項1の発明は、タンク本体には、
液体が吐出される供給口と、このタンク本体内の液位が
上限液位に達したことを検知する液位センサとが備えら
れ、この液位センサの検知に基づいて前記液体の供給を
停止することで所定量の液体が貯留可能とされていると
ともに、前記上限液位よりも上の位置にオーバフロー液
を流出させるオーバフロー口が設けられた貯液タンクに
おいて、前記タンク本体内には、前記供給口から吐出さ
れた液体流を当ててその裏側の液位の上昇を抑える突当
部材が設けられている構成としたところに特徴を有す
る。請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおい
て、前記液位センサは、前記タンク本体の上面板から取
付部材を介して垂下状に取り付けられており、この取付
部材に、前記突当部材が一体的に形成されているところ
に特徴を有する。
が上限液位を越えた状態に陥り、供給口から液体が吐出
されると、供給口と対向した側等で液位が上昇しやす
い。その点この発明では、供給口から吐出された液体流
が突当部材に当たることにより、その裏側である供給口
と対向した周壁側での液位上昇が抑えられ、もってタン
ク本体の上縁から液体が溢れることが防止される。 <請求項2の発明>突当部材が、液位センサを取り付け
ることに用いる取付部材に一体的に形成されているか
ら、設計変更も最小限に抑えられて、コンパクトにかつ
安価に製造することができる。
ないし図5に基づいて説明する。この実施形態では、給
茶機に装備されてお茶を注出すべく温水を貯留する貯湯
タンクを例示している。この貯湯タンクは、図1に示す
ように、有底の円筒形をなすタンク本体10と、その上
面の開口に被せられる円板状の蓋11から構成されてい
る。タンク本体10の周壁の上端部には、取付筒13が
横向きの貫通状に設けられており、この取付筒13にジ
ョイント管14が嵌着されている。
管15を、内側に給水管16を配した二重構造となって
いて、オーバフロー管15の外周に装着されたシールリ
ング17を介して水密に取り付けられている。給水管1
6はL字形に形成され、その屈曲部がオーバフロー管1
5の内底面の一部と一体に結合されている。給水管16
の一端の吐出口19は、オーバフロー管15の内側の開
口の中心を通ってタンク本体10内に水平姿勢で突出し
ている。他端の接続口20はオーバフロー管15の下面
を貫通して下向きに突出しており、この接続口20が、
ポンプ21を介設した給水路22により清水の供給源と
なる給水カセット(図示せず)と接続されている。オー
バフロー管15の外側の開口にはホース24が接続さ
れ、このホース24が給水カセットに還流状に接続され
ている。
れ、この凹陥部26の下面側に、タンク本体10内に貯
溜された温水の水位を検知するフロートスイッチ30が
設けられている。このフロートスイッチ30は、縦向き
の案内パイプ31にマグネット33の装着されたフロー
ト32が昇降自由に嵌装されているとともに、案内パイ
プ31の上下2箇所に設けられたストッパ34の近傍の
内部にリードスイッチ35U,35Lが設けられてい
て、フロート32の浮き沈みにより、上限水位と下限水
位とが検知されるようになっている。例えば上限水位は
満水位を示し、下限水位は補給を必要とする水位を示す
ことに利用される。案内パイプ31の上端からは、各リ
ードスイッチ35U,35Lに接続されたリード線36
が引き出されている。
る取付構造を、図2と図3も参照して説明する。案内パ
イプ31の上端側の外周には取付溝38が周設され、こ
こにCリング等の止め輪39が嵌着可能とされている。
一方、蓋11の凹陥部26の所定位置、詳細には、凹陥
部26の中心から上記した給水管16の吐出口19の延
長線と交差する方向に所定寸法離間した位置に、上記し
た止め輪39を収容できる収容部41が上方に隆起して
形成され、この収容部41の天井面の中心に、案内パイ
プ31が略緊密に挿通される振れ止め筒部42がバーリ
ングにより形成されている。また、収容部41の奥側
(図1の右側)には、上方に突出した筒部43が同じく
バーリングにより形成され、その内周にネジ孔44が切
られている。
の取付部材50は、図3に示すように、蓋11の凹陥部
26の直径に匹敵する長さ寸法を持ったアングル状をな
していて、水平面が押さえ板51に、垂下面が詳しくは
後記する突当板52となっている。押さえ板51の突出
縁の一端側には、案内パイプ31の外周を挟み付けるよ
うに挿入可能なU溝54が切り込み形成されているとと
もに、その奥方にネジ55の挿通孔56が開口されてい
る。
め輪39が嵌着されたのち、その上端が蓋11の振れ止
め筒部42に下面側から挿通され、止め輪39が収容部
41の天井に当たったところで挿通が停止される。その
のち取付部材50が、図2に示すように、給水管16の
突出方向と交差した姿勢で、かつ押さえ板51の突出縁
を給水管16側に向けた姿勢で配され、押さえ板51の
U溝54が案内パイプ31の外周に嵌められる。そうす
ると、押さえ板51の挿通孔56と蓋11のネジ孔44
とが整合するので、挿通孔56に下面側からネジ55を
通してネジ孔44にねじ込むことによって、押さえ板5
1すなわち取付部材50が固定される。これにより、フ
ロートスイッチ30の案内パイプ31は、蓋11の凹陥
部26の下面から垂下状に取り付けられる。
れた突当板52は、給水管16の吐出口19の突出方向
と交差した向きで蓋11の凹陥部26から所定寸法垂下
した状態となる。突当板52の垂下端は、ほぼ給水管1
6の吐出口19の高さ位置に達している。なお、タンク
本体10の周壁の下端部には、電磁弁の付設された出湯
口58が設けられている。またタンク本体10には、と
もに図示しないが、湯温を検知するための温度センサ
と、加熱用のヒータとが装備されている。
水を貯留する場合は、ポンプ21が駆動されることで、
給水カセットから清水が圧送されて給水管16の吐出口
19から吐出され、タンク本体10内に次第に貯留され
る。水位が上昇して上限水位に達したことがフロートス
イッチ30(上側のリードスイッチ35U)で検知され
ると(図1の鎖線)、ポンプ21が停止されて清水の供
給が停止される。それとともにヒータによって加熱さ
れ、以降は検知された湯温に基づいてヒータが入り切り
されて、所定温度に保持されて待機する。お茶または白
湯の注出スイッチが操作されると、出湯口58から温水
が所定量ずつ出湯される。温水の消費により水位が下が
って、下限水位に達したことがフロートスイッチ30
(下側のリードスイッチ35L)で検知されると、再び
ポンプ21が駆動されて上限水位まで清水が補給される
とともに、湯温の制御が行われ、以上の動作が繰り返さ
れつつ温水が貯留される。
位に達するとポンプ21が停止して補給が停止されるの
であるが、例えば上側のリードスイッチ35Uが故障す
る等、フロートスイッチ30に故障が生じて上限水位に
達したことが検知できないと、ポンプ21の停止制御が
できず、すなわち清水の補給が継続されることになる。
こうした場合のことを考慮し、上限水位よりも少し上の
位置にはオーバフロー管15が開口されていて、上記し
た補給の継続に伴ってオーバフローした清水はオーバフ
ロー管15に流入し、ホース24から給水カセットに還
流される。これにより、タンク本体10から清水が溢れ
ることが防止される。しかるに、水位が給水管16の吐
出口19に達する程度に上昇してさらに給水が継続され
ると、水面が波打つような状態となって、例えば吐出口
19と対向した周壁側で水位が高くなり、特に貯湯タン
クのコンパクト化を図るべくタンク本体10の周壁の背
の高さが抑えられていると、上記の給水管16の吐出口
19と対向した周壁の上縁から水が溢れるおそれがあ
る。
清水の水位が上限水位を越えた状態に陥り、給水管16
の吐出口19からさらに清水が吐出されたとしても、給
水管16の前方には遮るようにして突当板52が配され
ているから、図4及び図5に示すように、給水管16か
ら吐出された清水の流れが突当板52に当たってせき止
められ、水位が最も高くなりやすい突当板52の裏側に
位置する周壁部分での水位の上昇が抑えられ、もってタ
ンク本体10の上縁から水が溢れることが防止できる。
り、オーバフロー管15の口径を大きくしていないか
ら、貯湯タンクがこれまで通り小型にでき、ひいては給
茶機全体もコンパクトにまとめることができる。また、
給水用のポンプ21の性能も落とす必要がないから、迅
速な給水を図ることができる。さらに突当板52は、フ
ロートスイッチ30を取り付けることに用いる取付部材
50に一体的に形成したから、実質的に部品点数の増加
を招かず、安価に対応することができる。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では、押さえ板51の奥縁のみに突
当板52が垂下して形成されているが、押さえ板51の
短寸側の両側縁からも同様の突当板を垂下して形成して
もよい。こうすると、例えば蓋11が回転方向にずれて
取り付けられた場合にも、3面あるうちのいずれかの突
当板が給水管16の吐出口19と対向して、清水の流れ
をせき止める機能を果たすことができる。 (2)本発明は、給茶機に装備された貯湯タンクに限ら
ず、液体を定量貯留する貯液タンク全般に広く適用する
ことができる。
す分解斜視図
図
Claims (2)
- 【請求項1】 タンク本体には、液体が吐出される供給
口と、このタンク本体内の液位が上限液位に達したこと
を検知する液位センサとが備えられ、この液位センサの
検知に基づいて前記液体の供給を停止することで所定量
の液体が貯留可能とされているとともに、前記上限液位
よりも上の位置にオーバフロー液を流出させるオーバフ
ロー口が設けられた貯液タンクにおいて、 前記タンク本体内には、前記供給口から吐出された液体
流を当ててその裏側の液位の上昇を抑える突当部材が設
けられていることを特徴とする貯液タンク。 - 【請求項2】 前記液位センサは、前記タンク本体の上
面板から取付部材を介して垂下状に取り付けられてお
り、この取付部材に、前記突当部材が一体的に形成され
ていることを特徴とする請求項1記載の貯液タンク。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000113695A JP3675694B2 (ja) | 2000-04-14 | 2000-04-14 | 貯液タンク |
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---|---|
JP2001296168A true JP2001296168A (ja) | 2001-10-26 |
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008062971A (ja) * | 2006-09-07 | 2008-03-21 | Orion Mach Co Ltd | パッキン付キャップ |
CN114294701A (zh) * | 2022-01-05 | 2022-04-08 | 柳升龙 | 一种低温储热式供暖系统 |
KR20220156558A (ko) | 2020-03-25 | 2022-11-25 | 히타치 긴조쿠 가부시키가이샤 | 센서 |
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- 2000-04-14 JP JP2000113695A patent/JP3675694B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN114294701B (zh) * | 2022-01-05 | 2022-09-02 | 柳升龙 | 一种低温储热式供暖系统 |
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