JP2001295990A - ばね付勢ディスク型凍結防止弁 - Google Patents

ばね付勢ディスク型凍結防止弁

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JP2001295990A
JP2001295990A JP2000113291A JP2000113291A JP2001295990A JP 2001295990 A JP2001295990 A JP 2001295990A JP 2000113291 A JP2000113291 A JP 2000113291A JP 2000113291 A JP2000113291 A JP 2000113291A JP 2001295990 A JP2001295990 A JP 2001295990A
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JP
Japan
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disc
spring
valve
inlet
valve element
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Application number
JP2000113291A
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English (en)
Inventor
Masahisa Hiroya
広谷  昌久
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TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ばねに無理な力が掛かるのを防止できると共
に、ディスク状弁体が環状弁座を全開できるばね付勢デ
ィスク型凍結防止弁を提供する。 【解決手段】 入口側部材1と出口側部材2からなる弁
ケーシングで入口4と出口5と環状弁座6を形成する。
環状弁座6の入口4側にディスク状弁体7を配置する。
出口側部材2に複数個の連通孔8を開口させたばね受け
9を形成する。環状弁座6は下部程ばね受け9側に傾斜
し、ばね受け9との間を下方程狭く形成する。ディスク
状弁体7とばね受け9の間にディスク状弁体7を開弁方
向に付勢するコイル状のばね10を下部程圧縮させて配
置する。入口側部材1の内周壁にリブ12,13をそれ
ぞれ4個設ける。リブ12,13の内端はそれぞれ総て
同心円上に位置し出入口の軸心から等距離に形成する。
リブ12内面の直径はディスク状弁体7の直径よりも小
さく形成し、リブ13内面の直径はディスク状弁体7の
直径よりも僅かに大きく形成する。リブ13の内面がデ
ィスク状弁体7の摺接案内面を成し、リブ13の間の空
き間が流体を通過させる作用を成す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は凍結防止弁、詳細に
は、例えば蒸気使用装置が運転停止したときに自動的に
開弁して、蒸気使用装置やそれに付属する配管、トラッ
プ、弁類等の内部にある水を外部に排除することによっ
て、凍結割れを防止する凍結防止弁に関し、特に、ディ
スク状弁体をばねで開弁方向に付勢したばね付勢ディス
ク型凍結防止弁に関する。
【0002】
【従来の技術】ばね付勢ディスク型凍結防止弁の一例が
実公昭61−14800号公報に示されている。これ
は、弁ケーシングで入口と出口を形成し、入口と出口の
間に環状弁座を設け、環状弁座の入口側にディスク状弁
体を配置し、ディスク状弁体の出口側にばね受けを設
け、ディスク状弁体とばね受けの間にディスク状弁体を
開弁方向に付勢するばねを配置したものである。
【0003】この凍結防止弁は、適用系に連通した入口
側の流体圧力がディスク状弁体に閉弁方向の力を及ぼ
し、ばねの弾性力がディスク状弁体に開弁方向の力を及
ぼす。ディスク状弁体は、入口側の流体圧力が所定値を
越えれば入口側の流体圧力によって環状弁座に着座せし
められ、所定以下になればばねの弾性力によって環状弁
座から離座せしめられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のばね付
勢ディスク型凍結防止弁は、ディスク状弁体がその自重
によって下方に変位しないようにばねで支えなければな
らないので、ばねに無理な力が掛かり、ばねが折損し易
いという問題点があった。また、ディスク状弁体が下方
に変位して、その外周下端が弁ケーシング内周壁の下端
を当接すると、摺動抵抗が増大するので、ディスク状弁
体の上部側のみが環状弁座から離座して下部側が離座で
きない半開状態に陥り、下部側の流体を排出できないと
いう問題点があった。
【0005】本発明は、従来技術の上記した問題点に注
目し、ばねに無理な力が掛かるのを防止できると共に、
ディスク状弁体が環状弁座を全開できるばね付勢ディス
ク型凍結防止弁を提供することを技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、弁ケーシング
で入口と出口を形成し、入口と出口の間に環状弁座を設
け、環状弁座の入口側にディスク状弁体を配置し、ディ
スク状弁体の出口側にばね受けを設け、ディスク状弁体
とばね受けの間にディスク状弁体を開弁方向に付勢する
ばねを配置したものにおいて、ディスク状弁体の外周を
弁ケーシングの内周壁で摺接案内すると共にディスク状
弁体の外周と弁ケーシングの内周壁との間に流体通過用
の空き間を形成し、環状弁座を下部程ばね受け側に傾斜
させて設け、ディスク状弁体とばね受けの間にばねを下
部程圧縮して配置したことを特徴とするばね付勢ディス
ク型凍結防止弁にある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のばね付勢ディスク型凍結
防止弁は、従来技術と同様に、適用系に連通した入口側
の流体圧力がディスク状弁体に閉弁方向の力を及ぼし、
ばねの弾性力がディスク状弁体に開弁方向の力を及ぼ
す。ディスク状弁体は、入口側の流体圧力が所定値を越
えれば入口側の流体圧力によって環状弁座に着座せしめ
られ、所定以下になればばねの弾性力によって環状弁座
から離座せしめられる。
【0008】そして、本発明のばね付勢ディスク型凍結
防止弁は、ディスク状弁体の外周を弁ケーシングの内周
壁で摺接案内すると共にディスク状弁体の外周と弁ケー
シングの内周壁との間に流体通過用の空き間を形成し、
環状弁座を下部程ばね受け側に傾斜させて設け、ディス
ク状弁体とばね受けの間にばねを下部程圧縮して配置し
たものである。そのため、ディスク状弁体の外周が弁ケ
ーシングの内周壁で摺接案内され、ばねに無理な力が掛
かるのを防止できる。また、ディスク状弁体がその下部
程ばねで強く開弁方向に付勢され、環状弁座を全開でき
る。
【0009】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1参照)。弁ケーシングは入口側部材1と出
口側部材2をねじ結合して構成し、内部にほぼ円柱状の
弁室3を形成する。入口側部材1に入口4を形成し、出
口側部材2に出口5を形成する。入口4と出口5は同一
軸上に形成する。
【0010】出口側部材2の弁室3側開口端に環状弁座
6を形成する。環状弁座6の入口4側にディスク状弁体
7を配置する。出口側部材2に複数個の連通孔8を開口
させたばね受け9を形成する。環状弁座6は下部程ばね
受け9側に傾斜し、ばね受け9との間を下方程狭く形成
する。ディスク状弁体7とばね受け9の間にディスク状
弁体7を開弁方向に付勢するコイル状のばね10を下部
程圧縮させて配置する。
【0011】入口側部材1の内周壁にリブ12,13を
それぞれ4個設ける。リブ12,13の内端はそれぞれ
総て同心円上に位置し出入口の軸心から等距離に形成す
る。リブ12内面の直径はディスク状弁体7の直径より
も小さく形成し、リブ13内面の直径はディスク状弁体
7の直径よりも僅かに大きく形成する。リブ13の内面
がディスク状弁体7の摺接案内面を成し、リブ13の間
の空き間が流体を通過させる作用を成し、リブ12とリ
ブ13の間の段部がディスク状弁体7を全開位置で保持
する作用を成す。
【0012】上記実施例のばね付勢ディスク型凍結防止
弁は、適用系に連通した入口4側の流体圧力がディスク
状弁体7に閉弁方向の力を及ぼし、ばね10の弾性力が
ディスク状弁体7に開弁方向の力を及ぼす。入口4側の
流体圧力が所定以下になると、ディスク状弁体7がばね
10の弾性力によって開弁方向に変位せしめられて環状
弁座6から離座する。これにより、入口4の流体が出口
5に流れる。このとき、ディスク状弁体7の外周がリブ
13の内面で摺接案内されるので、ばね10に無理な力
が掛かるのを防止できる。また、ディスク状弁体7がそ
の下部程ばね10で強く開弁方向に付勢されるので、デ
ィスク状弁体7が環状弁座6を全開できる。入口4側の
流体圧力が所定値を越えると、ディスク状弁体7が入口
4側の流体圧力によってばね10を圧縮しながら閉弁方
向に変位せしめられて環状弁座6に着座する。これによ
り、入口4と出口5を遮断する。
【0013】上記の実施例では、弁ケーシングの内周壁
にリブを設けてリブの内面にディスク状弁体の外周を摺
接させたが、弁ケーシングの内周壁を円筒面に形成する
と共にディスク状弁体の外周に突起を設けて突起の外端
を弁ケーシングの内周壁に摺接させることにより、ディ
スク状弁体の外周を弁ケーシングの内周壁で摺接案内す
ると共にディスク状弁体の外周と弁ケーシングの内周壁
との間に流体通過用の空き間を形成してもよい。
【0014】
【発明の効果】上記のように本発明によるばね付勢ディ
スク型凍結防止弁は、ディスク状弁体を弁ケーシングで
摺接案内すると共にばねを下部程圧縮して配置したこと
により、ばねに無理な力が掛からないのでばねの折損を
なくすことができると共に、環状弁座を全開できるので
下部側に流体を溜めることがないという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のばね付勢ディスク型凍結防止弁の実施
例の断面図である。
【符号の説明】
1 入口側部材 2 出口側部材 3 弁室 4 入口 5 出口 6 環状弁座 7 ディスク状弁体 8 連通孔 9 ばね受け 10 ばね 12 リブ 13 リブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁ケーシングで入口と出口を形成し、入
    口と出口の間に環状弁座を設け、環状弁座の入口側にデ
    ィスク状弁体を配置し、ディスク状弁体の出口側にばね
    受けを設け、ディスク状弁体とばね受けの間にディスク
    状弁体を開弁方向に付勢するばねを配置したものにおい
    て、ディスク状弁体の外周を弁ケーシングの内周壁で摺
    接案内すると共にディスク状弁体の外周と弁ケーシング
    の内周壁との間に流体通過用の空き間を形成し、環状弁
    座を下部程ばね受け側に傾斜させて設け、ディスク状弁
    体とばね受けの間にばねを下部程圧縮して配置したこと
    を特徴とするばね付勢ディスク型凍結防止弁。
JP2000113291A 2000-04-14 2000-04-14 ばね付勢ディスク型凍結防止弁 Pending JP2001295990A (ja)

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