JP2001295802A - アクチュエータ、及び、アクチュエータの制御方法 - Google Patents

アクチュエータ、及び、アクチュエータの制御方法

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JP2001295802A
JP2001295802A JP2000115186A JP2000115186A JP2001295802A JP 2001295802 A JP2001295802 A JP 2001295802A JP 2000115186 A JP2000115186 A JP 2000115186A JP 2000115186 A JP2000115186 A JP 2000115186A JP 2001295802 A JP2001295802 A JP 2001295802A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電力消費量の削減。 【解決手段】循環流体圧回路系と、第1位置制御系と、
第2位置制御系とを含み、その循環流体圧回路系は、流
体圧ポンプ1と、流体圧ポンプ1とで閉じた流路を形成
するアクチュエータ2とが設けられている。その第1位
置制御系は、アクチュエータ2の第1動作部分4と、第
1動作部分4の位置を検出する位置センサ9と、制御器
12と、制御器12により制御されて駆動され流体圧ポ
ンプ1を駆動する電気モータ7とから形成される閉じた
制御系である。その第2位置制御系は、位置センサ9が
出力する検出位置信号11と制御器に入力される指示位
置信号13とが一致する際に、流体圧ポンプ1の吐出容
量を可変する第2動作部分15を低吐出容量方向に移動
させる系である。外力が働いた場合、低吐出容量化され
た油圧ポンプ1のトルクは小さくなっていて、電力消費
が削減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクチュエータ、
及び、アクチュエータの制御方法に関し、特に、大きい
外力を受けるピストンを固定的に位置制御する油圧ポン
プを駆動する電気モータの消費電力を削減することがで
きるアクチュエータ、及び、アクチュエータの制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】電気油圧アクチュエータは、運動物体の
運動を制御するために用いられる。その運動は、移動後
に位置保持される運動物体の静止動作又は静止を含む。
アクチュエータの本体は、図4に示されるように、通常
は油圧シリンダ101である。その油圧シリンダ101
は、シリンダ本体102とピストン103とから構成さ
れている。シリンダ本体102の中は、その本体壁とピ
ストン103とにより2つの油室に分割され、それらの
2つの油室は、油圧ポンプ104の吐出側と吸入側にそ
れぞれに接続されている。油圧ポンプ104は、電気モ
ータ105により駆動される。ピストン103に同体の
ピストンロッド105は、位置センサ106によりその
位置が検出される。位置センサ106が出力する位置信
号107は、制御器108に入力する。制御器108
は、指定される位置と位置信号107とに基づく正負の
差分に応じて、電気モータ105の回転方向と回転数を
指示して、フィードバック制御によりピストン103を
指示される位置まで移動させる。その移動の速度は、指
示される回転数速度に対応する。
【0003】制御器108に入力される駆動のためのコ
マンド109がピストン103の伸び方向aに対応して
いる場合には、制御器108は電気モータ105に伸び
方向aに対応する向きの電流を供給する。電気モータ1
05は、その向きa対応する向きに油圧ポンプ104を
回転駆動する。油圧ポンプ104の回転駆動により、油
圧シリンダの油室の一方に圧油が供給される。この圧油
の供給により、圧油が供給される側の油室の圧力はP1
に上昇し、他方の油室の圧力はP2に降下し、圧油が供
給されている限り、P1>P2となる。この関係によ
り、ピストン103は矢aの方向に移動し、圧力がP2
である側の油室の流出油は、油圧モータ104の吸入側
に戻る。ピストン103がコマンドで指定される位置に
達すると、制御器108は、電気モータ105に対する
電流の供給を停止する。この電流の停止により、電気モ
ータの回転が停止し、油圧ポンプ104の作動油の吐出
が停止し、ピストン103はコマンド指定位置で停止す
る。このように、制御器108−電気モータ105−油
圧ポンプ104−油圧シリンダ101のピストン103
−位置センサ106−制御器108からなる循環系は、
フィードバック位置制御ループを形成している。
【0004】ピストン103に大きい外力Fが矢で示さ
れる方向に作用すれば、ピストン103をコマンド指示
位置に保持するためには、既述の関係式であるP1>P
2をそのまま保持する必要がある。この保持のために必
要な差圧力ΔPは、ΔP=P1−P2で表される。この
差圧力ΔPは、ピストン103をコマンド指示位置に保
持するために必要な油圧ポンプ104の負荷差圧力に相
当する。この負荷差圧力に相当するポンプ負荷を油圧ポ
ンプ104に保持させるために必要な負荷トルクが、油
圧ポンプ104に電気モータ105から与えられる。こ
のような負荷トルクの保持のために、制御器108はそ
の負荷トルクに対応する電流を電気モータ105に供給
し続けなければならない。更に、このような供給を継続
して外力Fに耐えさせてピストン103をコマンド位置
に停止させている間中、電気モータ105は、油圧ポン
プ104と油圧シリンダ101との間の油路等から漏れ
る作動油の量に相当する量の作動油を補充するために必
要な回転数を電気モータ105は維持し続けなければな
らない。
【0005】このように、ピストンが大きい外力を受け
た状態で位置保持する間中に電気モータに多くの電流が
流され続けるので、その電流消費量が多く、更に、電流
消費量が多い電気モータの発熱を防止するためにその電
気モータの定格容量を大きくする必要があり、更に、そ
の電気モータに強制冷却機能を追加し、又は、外力負荷
時間を制限すること等の熱対策を講じる必要がある。
【0006】このような電力消費量の削減が望まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、電力
消費量の削減が可能であるアクチュエータ、及び、アク
チュエータの制御方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数・形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されるこ
とを意味しない。
【0009】本発明によるアクチュエータは、循環流体
圧回路系と、第1位置制御系と、第2位置制御系とを含
み、その循環流体圧回路系は、流体圧ポンプ(1)と、
流体圧ポンプ(1)とで閉じた流路を形成するアクチュ
エータ(2)とを備え、その第1位置制御系は、アクチ
ュエータ(2)の第1動作部分(4)と、第1動作部分
(4)の位置を検出する位置センサ(9)と、制御器
(12)と、制御器(12)により制御されて駆動され
流体圧ポンプ(1)を駆動する電気モータ(7)とから
形成される閉じた制御系であり、その第2位置制御系
は、位置センサ(9)が出力する検出位置信号(11)
と制御器に入力される指示位置信号(13)とが一致す
る際に流体圧ポンプ(1)の吐出容量を可変する第2動
作部分(15)を低吐出容量方向に移動させる系であ
る。
【0010】指示位置に保持されている第1動作部分
(4)に外力(F)が作用した時、第1動作部分(4)
をその位置に保持するためには、その外力(F)に対抗
するために、電気モータ(7)に電流を供給し続ける必
要がある。この場合、流体圧ポンプ(1)は、低吐出容
量化されていて、流体圧ポンプ(1)に必要な負荷トル
クは小さくてすむので、電気モータ(7)に流す電流量
は少なくてよい。
【0011】第2位置制御系は、第2動作部分(15)
と、第2動作部分(15)の位置を検出する他の位置セ
ンサ(18)と、制御器(12)と、制御器(12)に
より制御されて駆動され第2動作部分(15)を駆動す
る他の電気モータ(16)とから形成される閉じた制御
系として適正に構成され得る。第2動作部分(15)と
他の電気モータ(16)との間に減速機が介設されてい
ることが好ましい。
【0012】その第2位置制御系は、アクチュエータ
(2)の両端面の流体圧力の差に基づいて第2動作部分
(15)を低吐出容量方向に移動させる制御系である。
指示位置に保持されている第1動作部分(4)に外力
(F)が作用した時、第1動作部分(4)をその位置に
保持するためには、その外力(F)に対抗するために、
電気モータ(7)に電流を供給し続ける必要がある。こ
の場合、流体圧ポンプ(1)は、低吐出容量化されてい
て、流体圧ポンプ(1)に必要な負荷トルクは小さくて
すむので、電気モータ(7)に流す電流量は少なくてよ
い。外力の大きさに追随して適正な電力消費の削減が可
能である。
【0013】本発明によるアクチュエータの制御方法
は、下記ステップ:アクチュエータ(2)の動作体
(4)を指示位置にフィードバック制御により保持する
こと、動作体(4)を流体圧ポンプ(1)により駆動す
ること、流体圧ポンプ(1)を電気モータ(7)により
駆動すること、指示位置に保持されているアクチュエー
タ(2)に外力が作用した時、流体圧ポンプ(1)を低
吐出容量化することとから構成されている。外力が付与
されたことを制御器が判断し、アクチュエータは適正な
速さでその制御が実行され得る。
【0014】
【発明の実施の形態】図に一致対応して、本発明による
アクチュエータの実施の形態は、油圧シリンダが油圧ポ
ンプともに設けられている。その油圧ポンプ1は、図1
に示されるように、その油圧シリンダ2に配管3を介し
て接続している。油圧シリンダ2は、シリンダ本体2A
とピストン4とから構成されている。シリンダ本体2A
の中は、その本体壁とピストン4とにより、2つの油室
5,6に分割されている。油室5,6は、油圧ポンプ1
の吐出側と吸入側にそれぞれに接続されている。油圧ポ
ンプ1の吐出側と吸入側は、油圧ポンプ1の回転方向の
相違によって入れ替わる。油圧ポンプ1は、これが回転
するための回転軸(図示されず)を備えている。
【0015】油圧ポンプ1は、電気モータ7により駆動
される。ピストンロッド8が、ピストン4に同体に取り
付けられている。ピストンロッド8は、その位置が位置
センサ9により検出される。位置センサ9が出力する位
置信号11は、制御器12に入力する。制御器12に
は、コマンド信号13が入力される。制御器12は、コ
マンド信号13により指定される指定位置と位置信号1
1とに基づく正負の差分に対応する制御電流14を電気
モータ7に供給する。制御電流14は、電気モータ7の
回転方向と回転数速度(単位時間当たりの回転数)に関
する物理情報(電流の方向と電流量)を含んでいる。
【0016】油圧ポンプ1は、可変吐出容量型ポンプで
ある。可変吐出容量型ポンプは、その回転軸に同じトル
クが与えられる場合に吐出容量が可変に制御される。そ
の可変制御のために、油圧ポンプ1は可変容量機構を備
えている。そのような可変容量機構としては、慣用的に
斜板機構のような容量可変用動体15が知られている。
容量可変用動体15は、容量可変用電動機16により減
速機17を介して駆動される。
【0017】容量可変用動体15の位置例えば回転角度
は、その容量可変用動体15の位置を検出する容量可変
用動体位置センサ18により検出される。容量可変用動
体位置センサ18は、容量可変用動体15の位置に対応
する容量可変用動体位置信号19を出力する。容量可変
用動体位置信号19は、制御器12に入力する。制御器
12は、位置信号11に基づいて、容量可変用電動機1
6に供給する電流量を制御する。
【0018】制御器12に入力される駆動のためのコマ
ンド信号13がピストン4の伸び方向aに対応している
場合には、制御器12は電気モータ7に伸び方向aに対
応する向きの電流を供給する。電気モータ7は、その向
きaに対応する向きに油圧ポンプ1を回転駆動する。油
圧ポンプ1の回転駆動により、油圧シリンダ2の油室6
に圧油が供給される。この圧油の供給により、圧油が供
給される側の油室6の圧力はP1に上昇し、他方の油室
5の圧力はP2に降下し、圧油が供給されている限り、
P1>P2である。
【0019】この関係により、ピストン4は矢aの方向
に移動し、圧力がP1である側の油室5の流出油は、油
圧モータ1の吸入側に配管3を介して還流して戻る。ピ
ストン4がそのコマンドで指定される指定位置に達する
と、制御器12は、電気モータ7に対する電流の供給を
停止する。この電流の停止により、電気モータの回転が
停止し、油圧ポンプ1の作動油の吐出が停止し、ピスト
ン4はコマンド指定位置で停止しその位置が保持され
る。このように、制御器12−電気モータ7−油圧ポン
プ1−油圧シリンダ2のピストン4−位置センサ9−制
御器12からなる循環系は、フィードバックピストン位
置制御ループを形成している。
【0020】このような位置制御により、ピストン4の
位置が保持されると、位置信号11とコマンド信号13
とが一致し又は概ね一致する。このような一致がある
と、制御器12は、容量可変用動体位置センサ18が出
力している容量可変用動体位置信号19に基づいて、容
量可変用動体15の位置を制御して油圧ポンプ1の吐出
容量を制御するための容量可変用動体位置制御用電流2
2を容量可変用電動機16に供給する。容量可変用動体
位置制御用電流22を受ける油圧ポンプ1は、容量可変
用動体15を低吐出容量方向に駆動する。この駆動によ
り、油圧ポンプ1は低吐出化される。
【0021】このように、制御器12−容量可変用電動
機16−容量可変用動体15−位置センサ18−制御器
12からなる循環系は、容量可変用動体位置制御ループ
を形成している。コマンド信号13は、容量可変用動体
15の適正な低吐出容量位置を指定する信号を含み、又
は、そのような低吐出容量位置は、制御器に記憶された
方式又は数表により、又は、圧力P1,P2、モータ7
の電流、位置センサ9、容量可変用動体位置センサ18
の信号等からあるアルゴリズムによって制御される。こ
のように、容量可変用動体位置制御ループは、容量可変
用動体15を低吐出容量位置に保持する制御を実行す
る。
【0022】ピストン4に大きい外力Fが矢で示される
方向に作用すれば、ピストン4をコマンド指示位置に保
持するためには、既述の関係式であるP1>P2をその
まま保持する必要がある。この保持のために必要な差圧
力ΔPは、ΔP=P1−P2で表され既述の従来のアク
チュエータのΔPに同じである。この差圧力ΔPは、ピ
ストン4をコマンド指示位置に保持するために必要な油
圧ポンプ1の負荷差圧力に相当する。この負荷差圧力に
相当するポンプ負荷を油圧ポンプ1に保持させるために
必要な負荷トルクが、油圧ポンプ1に電気モータ7から
与えられる。このような負荷トルクの保持のために、制
御器12はその負荷トルクに対応する電流を電気モータ
7に供給し続ける。
【0023】その保持のために必要とされる油圧ポンプ
1の負荷トルクは、容量可変用動体15の動作体の回転
軸からの有効半径Rと油圧ポンプ1の吐出容量V(/
t)の積であるRVに対応する。Rは一定であるので、
Vが小さければ、油圧ポンプ1に必要な負荷トルクは小
さい。油圧ポンプ1の負荷トルクが小さければ、電気モ
ータ7の負荷トルクは小さくてすむ。従って、制御電流
14は少なくてすむ。ピストン4は、大きい外力Fを受
けた時から瞬間後にはコマンド指示位置の近傍にあるの
で、油室6が油圧ポンプ1から低吐出容量の圧油の供給
を受けてコマンド指示位置に速やかに保持される。その
コマンド位置にピストン4を保持するために必要な制御
電流14は少なくてよい。
【0024】結果的に、熱対策が軽減され得る電気モー
タ7はその軽量化・小型化が可能であり、強制冷却機能
を備えなくてすむ。更には、外力負荷保持時間の制限を
緩和することができる。
【0025】図2は、本発明による実施の他の形態を示
している。油圧シリンダ2の構成は、既述の実施の形態
のそれに同じであり、制御器12−電気モータ7−油圧
ポンプ1−油圧シリンダ2のピストン4−位置センサ9
−制御器12からなる循環系も既述のそれに同じであ
る。
【0026】油圧ポンプ1は、可変容量型である点で、
既述の実施の形態の油圧ポンプ1に同じであるが、本実
施の形態の油圧ポンプ1は、両吐出型圧力補償機能を備
えた可変容量型である。両吐出型圧力補償機能を備えた
点で既述の実施の形態と異なっている。両側の配管3,
3の間は、シャトル弁31で繋がっている。油圧ポンプ
1の圧力補償機能(図示されず)とシャトル弁31と
は、油路32により接続されている。
【0027】その圧力補償機能は、図3に示されてい
る。図3の横軸は、圧力差ΔPである。規定された圧力
差ΔP3より圧力差が増加すると、油圧ポンプ1の圧力
補償機能により吐出流量が圧力に応じて現象する。圧力
差が規定した圧力ΔP4に達すると、吐出流量は、零に
なる。ここで、”Δ”は、油圧ポンプ1の吐出側と吸入
側の差圧力である。シャトル弁31は、油室5の圧力又
は油室6の圧力とのうちの高い方の圧力をパイロット圧
力として圧力補償機能の機構に導く。なお、吐出流量−
圧力差の関係である勾配は、要求に応じて適正に設定さ
れ得る。
【0028】大きな外力Fに耐えてピストン4の位置を
保持するために圧力補償機能が動作して、吐出流量が低
減される。圧力補償機能にかかる圧力は、シャトル弁3
1により両側の油路3,3の圧力のうちの高い方の圧力
が油路32を介して提供される。P1>P2である場
合、圧力補償機能へ供給される圧力は、P1である。外
力Fの存在により、その外力に相当する差圧力ΔP(=
P2−P2)が発生した際、圧力補償機能への差圧力が
ΔP5であれば、油圧ポンプ1の流量−圧力の特性曲線
が図3に示されるように、吐出流量は点Aで示されてい
る。点Aの吐出流量は、Qaである。
【0029】油圧ポンプ1の容量可変用動体である斜板
は、吐出量Qaに対応した小さい斜板角位置まで移動す
る。このように斜板が低斜板角位置に自ら移動し、油圧
ポンプ1が吐出する吐出量は低吐出量化され、先の実施
の形態と同じく、電気モータ7の低トルク化が実現す
る。
【0030】先の実施の形態では、無負荷時にも斜板1
5を電動機で制御することができて、無負荷時にも油圧
ポンプ1の零吐出化が可能であり、負荷の全範囲で省電
力化が可能になっている。後の実施の形態では、シリン
ダ2のピストン4の両側の差圧に基づいて発生する油圧
ポンプ1の圧力補償機能の差圧(例示:ΔP5)によっ
て斜板15が動作して低吐出化が実現し、油圧ポンプ1
の消費電力が大きくなる高負荷時に適正に省電力化が可
能である。なお、圧力補償機能付き油圧ポンプの斜板1
5を電動化することは本発明から排除されない。
【0031】
【発明の効果】本発明によるアクチュエータ、及び、ア
クチュエータの制御方法は、電力消費量の削減が効果的
に適正である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるアクチュエータの実施の
形態を示す電気的且つ機械的回路図である。
【図2】図2は、本発明によるアクチュエータの実施の
他の形態を示す電気的且つ機械的回路図である。
【図3】図3は、圧力差と吐出容量の関係を示すグラフ
である。
【図4】図4は、公知の位置制御を示す電気的且つ機械
的回路図である。
【符号の説明】
1…流体圧ポンプ 2…アクチュエータ 4…第1動作部分 7…電気モータ 9…位置センサ 11…検出位置信号 12…制御器 13…指示位置信号 15…第2動作部分 16…他の電気モータ 18…他の位置センサ F…外力

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】循環流体圧回路系と、 第1位置制御系と、 第2位置制御系とを含み、 前記循環流体圧回路系は、 流体圧ポンプと、 前記流体圧ポンプとで閉じた流路を形成するアクチュエ
    ータとを備え、 前記第1位置制御系は、前記アクチュエータの第1動作
    部分と、前記第1動作部分の位置を検出する位置センサ
    と、制御器と、前記制御器により制御されて駆動され前
    記流体圧ポンプを駆動する電気モータとから形成される
    閉じた制御系であり、 前記第2位置制御系は、前記位置センサが出力する検出
    位置信号と前記制御器に入力される指示位置信号とが一
    致する際に前記流体圧ポンプの吐出容量を可変する第2
    動作部分を低吐出容量方向に移動させる系であるアクチ
    ュエータ。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記第2位置制御系は、前記第2動作部分と、前記第2
    動作部分の位置を検出する他の位置センサと、前記制御
    器と、前記制御器により制御されて駆動され前記第2動
    作部分を駆動する他の電気モータとから形成される閉じ
    た制御系であるアクチュエータ。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記第2動作部分と前記他の電気モータとの間に減速機
    が介設されているアクチュエータ。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記第2位置制御系は、前記アクチュエータの両端面の
    流体圧力の差に基づいて前記第2動作部分を低吐出容量
    方向に移動させる制御系であるアクチュエータ。
  5. 【請求項5】アクチュエータの動作体を指示位置にフィ
    ードバック制御により保持すること、 前記動作体を流体圧ポンプにより駆動すること、 前記流体圧ポンプを電気モータにより駆動すること、 前記指示位置に保持されているアクチュエータに外力が
    作用する際に、前記流体圧ポンプを低吐出容量化してお
    くこととを含むアクチュエータの制御方法。
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Cited By (6)

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