JP2001294305A - 錠剤容器移送装置 - Google Patents

錠剤容器移送装置

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JP2001294305A
JP2001294305A JP2000109320A JP2000109320A JP2001294305A JP 2001294305 A JP2001294305 A JP 2001294305A JP 2000109320 A JP2000109320 A JP 2000109320A JP 2000109320 A JP2000109320 A JP 2000109320A JP 2001294305 A JP2001294305 A JP 2001294305A
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container
tablet
tablets
tablet container
drive motor
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Application number
JP2000109320A
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Inventor
Takafumi Imai
崇文 今井
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Yuyama Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yuyama Manufacturing Co Ltd
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    • B65G1/00Storing articles, individually or in orderly arrangement, in warehouses or magazines
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    • B65G1/04Storage devices mechanical
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    • B65G47/902Devices for picking-up and depositing articles or materials provided with drive systems incorporating rotary and rectilinear movements

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサ等を追加することなく、既存の設備で
安価に製作する。 【解決手段】 錠剤容器11を把持する一対の把持片2
5と、該把持片25を接離させる駆動モータ24とを備
えたアーム15を旋回及び上下動させることにより、錠
剤容器11を錠剤充填部4から保管棚1に移送させる。
前記駆動モータ24の通常駆動時の電流値にマージン電
流を付加した値を閾値に設定する。前記把持片により錠
剤容器11を把持したときの駆動モータ24への負荷の
増加に従って電流値が前記閾値を超えると、該駆動モー
タ24を駆動停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、錠剤容器を錠剤充
填部から保管棚に移送させるために使用する錠剤容器移
送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、錠剤充填装置で錠剤を充填された
錠剤容器は、例えば、ベルトコンベア等の錠剤容器移送
装置によって他の場所へと移送されている(米国特許5
348061号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記錠
剤容器移送装置では、錠剤容器を直線的にしか搬送でき
ず、例えば、保管棚のように、錠剤容器を上下左右のマ
トリックス状に配置させるための機構としては適切でな
い。また、ロボットアームでは、把持部の動作等を検出
するための多数のセンサが必要であり、コストアップを
将来する。
【0004】そこで、本発明は、センサ等を追加するこ
となく、既存の設備で安価に製作できる錠剤容器移送装
置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するための手段として、錠剤容器を把持する一対の把
持片と、該把持片を接離させる駆動モータとを備えたア
ームを旋回及び上下動させることにより、錠剤容器を錠
剤充填部から保管棚に移送させる錠剤容器移送装置にお
いて、前記駆動モータの通常駆動時の電流値にマージン
電流を付加した値を閾値に設定し、前記把持片により錠
剤容器を把持したときの駆動モータへの負荷の増加に従
って電流値が前記閾値を超えると、該駆動モータを駆動
停止させる制御手段を備えたものである。
【0006】この構成により、新たにセンサ等を付加す
ることなく、駆動モータに通電する電流値を検出するだ
けで、把持片による錠剤容器の把持状態を把握すること
ができる。したがって、錠剤容器を、把持片によって損
傷させたり、アームの旋回及び上下動作中に落下させた
り等の不具合を発生させることなく、適切に移送させる
ことが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態を添
付図面に従って説明する。
【0008】錠剤充填装置は、図1に示すように、大
略、一端側に設けられる保管棚1と、上方側に設けられ
る錠剤供給部2と、その下方側に設けられる錠剤容器供
給部3と、保管棚1と錠剤容器供給部3の間に設けられ
る錠剤充填部4と、制御部5(図17参照)とからな
る。
【0009】保管棚1は、複数の収容室6を有する略半
円筒形状のものである。各収容室6は、図2(a)に示
すように、枠体形状で、少なくとも径方向(図2(a)
中矢印で示す。)の対向面が開口している。径方向内側
の開口は、図示しないバネ等によって付勢された扉6a
によって閉鎖されている。扉6aは、前面側にのみ回動
可能に設けられることにより、後述する充填容器搬送部
13への手の侵入を防止している。また、扉6aは、容
器保持部8に保持される錠剤容器11とは干渉しない範
囲で回動する。収容室6の外径方向側の上部には表示部
7が設けられている。本実施形態では、表示部7にはフ
ィーダ容器番号と錠剤計数とが表示される。また、収容
室6には容器保持部8が設けられている。この容器保持
部8は、水平方向の接離可能に設けた一対の保持板9を
スプリング9aによって対向方向に付勢したものであ
る。保持板9の下端部には、対向方向に延在する保持爪
10が形成されている。各保持爪10の対向縁には、図
2(b)に示すように、錠剤容器11を保持できるよう
に略楕円形状の凹部10aが形成されると共に、内周側
に向かって広がる切欠部10bが形成されている。この
切欠部10bは、凹部10aへの錠剤容器11の挿入を
容易とするためのものである。なお、各収容室6の容器
保持部8で錠剤容器11が保持されているか否かは、容
器センサ8aで検出可能となっている。
【0010】前記保管棚1の外周中央部には、図1に示
すように、収容室6の代わりにタッチパネル12が設け
られている。このタッチパネル12は、処方指示データ
を直接入力可能とするためのものである。
【0011】また、前記保管棚1の内周側には、充填容
器搬送部13が配設されている。充填容器搬送部13
は、図3に示すように、上下動自在な矩形枠体14にア
ーム部材15を旋回自在に設けたものである。
【0012】前記矩形枠体14の両外側面には、上下端
部に軸受凹部16がそれぞれ設けられている。軸受凹部
16は、保管棚1の背後に所定間隔で立設させたガイド
軸17を摺接する。そして、モータ(図示せず)を駆動
することにより、ベルト(図示せず)を介して充填容器
搬送部13を上下動自在とする。また、前記矩形枠体1
4の下方側水平板14aの中心には第1駆動ギア18が
固定されている。なお、前記軸受凹部16は、前記ガイ
ド軸17を摺接するローラやベアリングで構成してもよ
い。
【0013】前記アーム部材15は、前記第1駆動ギア
18の中心軸に回転自在に配設したアーム本体19を備
える。アーム本体19の一端部には第1駆動モータ20
が配設されている。第1駆動モータ20の回転軸はアー
ム本体19の下面から突出し、そこには位置検出板21
と、前記第1駆動ギア18と噛合する第2駆動ギア(図
示せず)とが固定されている。第2駆動ギアの回転位置
は、位置検出板21をセンサ(図示せず)で検出するこ
とにより判別可能である。これにより、アーム部材15
は、第1駆動モータ20の駆動により、180°の範囲
で正逆回転する。また、アーム本体19の上面には、内
蔵する第2駆動モータ(図示せず)の駆動により長手方
向に往復移動するスライド部材22が配設されている。
スライド部材22の一端部(前記第1駆動モータ20と
は反対側)には、把持部材23が設けられている。把持
部材23は、スライド部材22上に配設した第3駆動モ
ータ24の駆動により、図示しないネジ軸を介して開閉
する一対の把持片25で構成されている。第3駆動モー
タ24は、把持片25に作用する負荷の違いによって変
動する電流値に基づいて駆動又は停止する。具体的に、
第3駆動モータ24は、把持片25で錠剤容器11を把
持する際、又は、把持片25を開放する際、負荷が増加
することにより、電流値が閾値(通常動作時に流れる電
流値にマージン電流を加算した値)を越えた場合に停止
される。なお、把持片25を開放する際の負荷の増加
は、把持片25を所定の開放位置で図示しない支持部に
当接させることにより得ている。また、把持片25は、
図示しないバネ等により開放方向に付勢され、前記ネジ
軸のバックラッシュが吸収されている。
【0014】錠剤供給部2は、錠剤収容部26と錠剤搬
送部27とから構成される。
【0015】錠剤収容部26は、図4にその一部が示さ
れるように、垂直壁部28の両側に上下方向に延びる溝
部29をそれぞれ並設し、各溝部29の支軸30aを中
心として回動自在に設けた棚部材30でそれぞれ閉塞す
ることにより、共通案内通路31を形成したものであ
る。各棚部材30には上下方向に複数の錠剤排出口30
bが穿設され、外面には各錠剤排出口30bに対応して
モータベース32がそれぞれ取り付けられている。
【0016】モータベース32は、図5及び図6に示す
ように、駆動モータ32aを内蔵し、上面には、前記駆
動モータ32aの動力が伝達される駆動ギア33が露出
している。また、モータベース32の一端側には落下案
内通路34が形成されている。この落下案内通路34の
内壁には、錠剤検出センサ35が設けられ、落下案内通
路34を通過して排出される錠剤を検出(計数)できる
ようになっている。
【0017】前記モータベース32にはフィーダ容器3
6が取外し可能に取り付けられる。フィーダ容器36は
上方に開口し、カバー37によって蓋することができる
略直方体形状で、内部には錠剤が収容されている。ま
た、フィーダ容器36の底には、下端にギヤ38を有す
るロータ39が設けられている。
【0018】ロータ39は、図7に示すように、上下に
円錐面を有し、フィーダ容器36が前記モータベース3
2に装着されると、そのギヤ38が前記モータベース3
2のギア33と噛合するようになっている。ロータ39
の下方円錐面には、中心に向かって渦巻き状となる錠剤
ガイド溝40と、中央で2分する仕切溝41が形成され
ている。錠剤ガイド溝40の渦巻き方向は、ロータ39
の回転中心に向かって、その回転方向(図7(b)中、
矢印で示す。)とは反対方向である。仕切溝41には仕
切フィン42が配設され、図6(b)に示すように、ロ
ータ39の回転に伴って錠剤ガイド溝40を通過する各
錠剤を順次区分する。
【0019】なお、前記フィーダ容器36のギア38に
はギアストッパ43が係脱可能となっている。図5
(b)に示すように、ギアストッパ43は、ストッパー
バネ44によってギア38側に付勢されている。これに
より、フィーダ容器36をモータベース32から取り外
したとしても、ギア38にギアストッパ43が係合し、
ロータ39の回転が阻止されるので、錠剤が外部にこぼ
れ落ちることはない。
【0020】前記錠剤供給部2では、モータベース32
にフィーダ容器36を取り付けた状態で、モータベース
32内の駆動モータ32aを駆動すれば、ギア33、駆
動ギア38を介してロータ39が回転し、各錠剤ガイド
溝40を介して錠剤が一列で回転中心に向かう。錠剤ガ
イド溝40の渦巻き方向は、前述のように、ロータ39
の回転中心に向かって、その回転方向とは反対方向とな
るように形成されているので、ロータ39の回転に伴い
錠剤に作用する遠心力に拘わらず、錠剤は回転中心に向
かって強制的に移動させられる。錠剤は、錠剤ガイド溝
40内に入り込む前に、仕切フィン42によって仕切ら
れ、1個ずつ落下案内通路34を介して共通案内通路3
1に落下する。
【0021】共通案内通路31の下端には、落下してき
た錠剤を一旦保持するためのシャッター43が設けられ
ている。シャッター43は、落下案内通路34の落下方
向に対して水平にスライドする1枚の板からなる。シャ
ッター43の両端部には開口部43a,43bがそれぞ
れ形成されている。シャッター43が左端にスライドす
ると右側の開口部43aによって落下案内通路34は開
口し、右端にスライドすると左側の開口部43bによっ
て落下案内通路34は開口する。また、シャッター43
がスライドストロークの中央部に停止すると両落下案内
通路34は閉鎖される。
【0022】また、シャッター43の下方には、ホッパ
ー44がスライド及び着脱可能に設けられている。ホッ
パー44は、前記シャッター43のスライド動作に応じ
て錠剤を受け入れ可能な位置にスライドする。そして、
前記各落下案内通路34から受け取った錠剤を、ホッパ
ー44の下部に設けた、2つの錠剤搬送部27の搬送容
器46にそれぞれ供給可能とする。
【0023】錠剤搬送部27は、一対のローラ47間に
搬送ベルト48を掛け渡し、この搬送ベルト48によっ
て搬送容器46を往復移動可能としたもので、2列で設
けられている。搬送容器46は、支持枠体46aによっ
て支持されている。支持枠体46aの底板部46bには
矩形孔46cが並設されている(図4、図14及び図1
5参照)。前記搬送ベルト48は、連続するガイド突条
部48aを有している。このガイド突条部48aは、前
記矩形孔46cに係合し、搬送容器46を移送可能とす
る。搬送容器46は、下面が開閉可能なシャッター49
で構成されている。シャッター49は、一端側に配設し
たスプリング50によって搬送容器46の底を閉塞する
ように付勢されている。また、シャッター49の一端側
下面には突出部49aが形成されている。
【0024】錠剤容器供給部3は、図8及び図9に示す
ように、空の錠剤容器11を収容するストック容器51
と、このストック容器51から錠剤容器11を1つずつ
取り出す容器取出部52と、この容器取出部52によっ
てストック容器51から取り出された錠剤容器11を搬
送する空容器搬送部53とから構成される。錠剤容器供
給部3は、一列に並設され、各ストック容器51内には
それぞれサイズ(外径又は長さ)の異なる空の錠剤容器
11がそれぞれ収容されている。
【0025】前記ストック容器51の底壁54は、容器
取出部52に向かって下方に傾斜し、容器取出部52の
近傍には回転盤55が配設されている。回転盤55は、
底壁54から若干突出しており、モータ56の駆動によ
って定期的に正、逆回転し、容器取出部52に対する錠
剤容器11の傾斜方向を変更する。また、回転板55の
上面には半球状の突起55aが設けられている。この突
起55aは、錠剤容器11を横向きとして容器取出部5
2によるスムーズな取出しを手助けする。また、底壁5
4の傾斜面の上方には透過式光センサ54aが取り付け
られている。ストック容器51に設けた表示ランプ(図
示せず)は、透過式光センサ54aでの検出信号に基づ
いて錠剤容器11の収納残量を表示する。すなわち、表
示ランプは、透過式光センサ54a間の光が遮断されて
いるときに「F」ランプを点灯し、遮断されていないと
きに「L」ランプを点灯する。これにより、作業者は錠
剤容器11の補給時期を簡単に把握することができる。
さらに、表示ランプは、後述するコンベア61又は搬送
台62に設けたセンサ(図示せず)が錠剤容器11を一
定時間検出できないときに「E」ランプを点灯する。な
お、前記錠剤容器11の収納残量は、図1に示すタッチ
パネル12に表示させるようにしてもよい。また、前記
透過式光センサ54aを複数箇所に設けることにより、
錠剤容器11の収容残量を複数段階で判定可能としても
よい。
【0026】前記容器取出部52は、図10に示すよう
に、上下に配設したローラ57間に、ベルト58を架け
渡したものである。ベルト58には、移動方向に沿って
所定間隔で横容器保持部59が設けられている。また、
各横容器保持部59の間には、2箇所に縦容器排除部6
0が設けられている。横容器保持部59は所定間隔で突
出する複数の保持爪59aで構成され、縦容器排除部6
0は所定間隔で突出する複数の凸部60aで構成されて
いる。各横容器保持部59の間隔は、錠剤容器11の高
さ寸法よりも小さく、外径寸法よりも大きくなってい
る。また、各保持爪59aの間隔は、錠剤容器11の外
径寸法よりも大きくなっている。これにより、保持爪5
9aに錠剤容器11の開口が引っ掛かることなく、錠剤
容器11を確実に横向きで保持することが可能となって
いる。
【0027】また、前記容器取出部52は、図8に示す
ように、さらにコンベア61および搬送台62を備え、
前記容器取出部52によって取り出された錠剤容器11
を空容器搬送部53に搬送する。コンベア61は、一対
のローラ68間に都合4本の搬送ロープ59を架け渡し
たものである。ローラ68は図示しないモータの駆動に
より正逆回転可能である。なお、搬送ロープ69の間隔
は、少なくとも搬送する錠剤容器11の外径よりも小さ
い値である。搬送台62は、断面略L字形であり、図示
しないソレノイドの駆動により図9中、実線及び二点鎖
線で示す位置間で回動し、コンベア61で搬送された錠
剤容器11を空容器搬送部53に移送する。なお、前記
容器取出部52は、図示しないセンサによってコンベア
61又は搬送台62上に錠剤容器11が一定時間検出さ
れない場合に駆動する。また、前記空容器搬送部53
は、初期電源投入時や緊急停止からの電源立ち上げ時、
一定時間、搬送方向が逆転し、途中に空の錠剤容器11
が停止していれば、これを空容器搬送部53の一端側、
すなわち錠剤充填部4とは反対側の端部に配設した図示
しない回収ボックスに回収する。
【0028】前記空容器搬送部53は、並設されるスト
ック容器51に沿って搬送台62の下方に配設されてい
る。この空容器搬送部53は、前記搬送部66と同様、
一対のローラ71と、その両端部にそれぞれ掛け渡され
た一対の搬送ロープ72とで構成される。
【0029】錠剤充填部4は、図11に示すように、フ
ォーク状の容器支持部76と、錠剤計量部77とを備え
る。
【0030】前記容器支持部76は複数の支持片78を
有し、それぞれの間に錠剤容器11を支持する。各支持
片78の間隔は、錠剤容器11のサイズに対応してい
る。本実施形態では、容器支持部76には、S、M、及
びLサイズの錠剤容器11を保持することが可能であ
る。また、容器支持部76は、図示しない駆動装置によ
り、容器支持位置と錠剤投入位置との間を往復移動す
る。なお、該当する錠剤容器11が欠品である場合、そ
のサイズよりも大きいサイズの錠剤容器11を供給可能
としてもよい。この場合、大きいサイズの錠剤容器11
がなければ、錠剤容器11の供給は停止する。
【0031】容器支持位置近傍には、ガイド板79,8
0,81が設けられている。第1ガイド板79は略V字
形で、空容器搬送部53から搬送されてくる錠剤容器1
1を第2ガイド板80に導く。第2ガイド板80は、錠
剤容器11を容器支持部76に供給可能に傾斜する。第
3ガイド板81は、第2ガイド板80に対して進退し、
容器支持部76への錠剤容器11の供給を許否する。な
お、第3ガイド板81は、確実に錠剤容器11が転がる
ように、送出方向より後方側に送出ガイド板を備えてい
てもよい。
【0032】容器支持部76の下方には容器整列板82
が配設されている。容器整列板82は、容器支持部76
を水平移動させたとき、各支持片78で支持する錠剤容
器11に当接して一列に整列させる。これにより、後述
する押出ローラ92による押出量(押出に要する時間)
を抑えて効率的な動作を行わせることが可能となる。
【0033】錠剤投入位置近傍には、ラベル貼着装置8
3とリフター84とが設けられている。
【0034】ラベル貼着装置83は、ラベルに薬剤名等
を印刷して錠剤容器11に貼着するものである。ラベル
85は、一方のローラ86aから供給されるシート87
に貼着されており、ガイドチップ88でシート87が方
向を変換される際に剥がれる。ラベル85を剥がされた
シート87は、他方のローラ86bに巻き取られる。ラ
ベル85への印刷は、シート87から剥がされる前に裏
当てローラ86cに支持されながら印刷ヘッド89でリ
ボン90を熱転写することにより行なわれる。リボン9
0は、一方のローラ91aから供給され、他方のローラ
91bに巻き取られる。
【0035】前記容器支持部76の下方には、一対の押
出ローラ92とガイドローラ93とが配設されている。
押出ローラ92の間には、錠剤容器11のサイズを検出
するためのサイズ検出センサ(図示せず)が設けられて
いる。押出ローラ92は、容器整列板82で整列させた
錠剤容器11を支持片78の突出方向に押し出し、その
反対側に位置するガイドローラ93とで錠剤容器11を
保持する。押出ローラ92とガイドローラ93とによっ
て保持された錠剤容器11の下方には回転受け台110
が設けられている。この回転受け台110は、前記サイ
ズ検出センサでの検出サイズに応じた高さまで上昇す
る。ガイドローラ93は、前記押出ローラ92側に付勢
されており、モータ93aの駆動により錠剤容器11を
回転させる。
【0036】リフター84は、錠剤容器11を、その鍔
部が支持片78よりも若干上方に位置する回転位置と、
後述する充填ホッパー97まで持ち上げる錠剤充填位置
とに持ち上げる。
【0037】前記錠剤計量部77は、投入ホッパー9
4、計量部95、計量ホッパー96、充填ホッパー97
及び排出ホッパー98を備える。
【0038】投入ホッパー94では、図15に示すよう
に、前記搬送容器46が移動してくると、シャッター4
9の突出部49aが縁部に当接することにより、スプリ
ング50の付勢力に抗してシャッター49を開放する。
これにより、搬送容器46内に収容した錠剤が順次投入
ホッパー94に落下する。
【0039】計量部95は、図11に示すように、投入
ホッパー94から落下する錠剤を収容する計量容器99
と、この計量容器99を収容された錠剤と共に計量する
計量器100と、前記計量容器99を支持する一対のア
ーム101とからなる。計量容器99の両側外面には2
つの突起99a,99bがそれぞれ形成されている。ま
た、アーム101の先端には、一端側の突起99aが係
止される係止凹部101aが形成されている。この係止
凹部101aは、アーム101を回動させて計量容器9
9内の錠剤を充填ホッパー97に供給する際、前記計量
容器99の突起99aの脱落を防止するために鍵型に形
成されている。前記アーム101は、投入ホッパー94
から計量容器99に錠剤が投入される際、その衝撃力が
直接計量器100に作用しないように計量器100から
計量容器99を浮かせた状態に支持し、その後計量器1
00上に計量容器99を載置するように回動する。これ
により、計量器100による計量時間が短縮される。
【0040】計量ホッパー96の底面は、シャッター9
6aで構成され、対向側面には充填量検出センサ102
が配設され、計量ホッパー96内に貯溜される錠剤量を
判別可能となっている。
【0041】充填ホッパー97及び排出ホッパー98の
上方開口部は、回動自在に設けた開閉ドア103で開閉
されるようになっている。充填ホッパー97は、図14
に示すように、下方筒状部110が徐々に内径を小さく
する段付き形状となっており、そこには上下動自在に内
筒111が配設されている。内筒の上部には傘部112
が形成され、下方筒状部110の内方開口部110aを
開閉する。これにより、前記リフター84によって錠剤
容器11を上動させて内筒を押し上げると、傘部112
によって保持された錠剤が錠剤容器11内に供給され
る。制御部5は、図17に示すように、ホストコンピュ
ータ105(タッチパネル12での入力信号のみでもよ
い。)から処方箋情報の入力を受け、保管棚1(容器セ
ンサ8a、タッチパネル12、モータ14a、第1駆動
モータ20、第3駆動モータ24等)錠剤供給部2(駆
動モータ32a、錠剤検出センサ35等)、錠剤容器供
給部3、錠剤充填部4(計量器100、充填量検出セン
サ102等)、非常停止スイッチ106等から信号を受
け、又、駆動制御する。
【0042】次に、前記構成の錠剤充填装置の動作につ
いて説明する。
【0043】図18のフローチャートに示すように、ま
ず、ホストコンピュータ105から処方箋データに基づ
く処方指示データを受信する(ステップS1)。そし
て、この処方指示データに基づいて並列同時処理にて空
容器供給処理(ステップS2)及び錠剤移送処理(ステ
ップS3)を行う。続いて、錠剤充填処理(ステップS
4)を行った後、錠剤容器11を保管棚1の収容室6に
移送する容器移送処理を行う(ステップS5)。なお、
処方指示データは、処理能力に応じて複数受信してもよ
い。
【0044】空容器供給処理は、図19及び図20のフ
ローチャートに示すように、まず、前記処方指示データ
に基づいて該当する錠剤容器11が収容されているスト
ック容器51の容器取出部52を駆動する(ステップS
11)。容器取出部52では、横容器保持部60によっ
て錠剤容器11が横向きに保持された状態で、上方へと
搬送される。このとき、縦容器排除部61によって錠剤
容器11が横容器保持部60に縦向き又は2本積層され
ることを防止される。また、次の錠剤容器11の供給
は、容器支持部76に保持された錠剤容器11の使用が
決定した時点、すなわち次の処方指示データが入力され
た時点で、ストック容器51の容器取出部52を駆動す
ることにより行う。
【0045】前記容器取出部52によって錠剤容器11
が上方へと運ばれてくれば、コンベア61の駆動を開始
して搬送台62へと移動させる(ステップS12)。そ
して、図示しないソレノイドを駆動して搬送台62を回
動させることにより、錠剤容器11を空容器搬送部53
に移送する(ステップS13)。
【0046】空容器搬送部53では、前記ストック容器
51からの錠剤容器11の払い出しを待ってモータを駆
動し、搬送ロープ72により錠剤容器11を錠剤充填部
4に搬送する(ステップS14)。
【0047】錠剤充填部4では、錠剤容器11を第1ガ
イド板79によって第2ガイド板80に導き、そこで第
3ガイド板81によってガイドする(ステップS1
5)。また、容器支持部76を水平移動させ、搬送され
る錠剤容器11のサイズに応じた一対の支持片78を第
2ガイド板80の下端縁部に位置決めする(ステップS
16)。そして、第3ガイド板82を移動させ、錠剤容
器11を容器支持部76の支持片78によって支持する
(ステップS17)。これにより、錠剤容器11は鍔部
を支持されて必ず上方に向かって開口した状態となる。
【0048】この場合、錠剤容器11のサイズや供給方
向によって支持片78での支持位置が大きく相違する。
そこで、容器支持部76を水平移動させ、容器整列板8
2によって錠剤容器11を整列させた後(ステップS1
8)、錠剤充填位置に至れば(ステップS19)、その
移動を停止する(ステップS20)。そして、リフター
84を駆動して容器支持部76から錠剤容器11を若干
上動させ(ステップS21)、この状態で押出ローラ9
2を前進させることにより(ステップS22)、錠剤容
器11を押出ローラ92とガイドローラ93とによって
保持する。そして、モータ92の駆動によりガイドロー
ラを回転させ、錠剤容器11の外周面に所定の印刷を施
したラベルを貼着する(ステップS23)。
【0049】一方、錠剤移送処理では、図20及び図2
1のフローチャートに示すように、処方指示データに基
づいて該当する錠剤収容部26を駆動制御する。すなわ
ち、該当するモータベース32の内蔵モータを駆動し、
ロータ39を回転させることにより、フィーダ容器36
内に収容した錠剤を所定数だけ排出させる(ステップS
41)。排出数は、落下案内通路34に設けた錠剤検出
センサ35によりカウントする(ステップS42)。こ
うして所定数の錠剤がフィーダ容器36から落下案内通
路34を介して共通案内通路31に排出されれば(ステ
ップS43)、ロータ39の回転を停止して錠剤の排出
を停止する(ステップS44)。
【0050】また、錠剤搬送部27を駆動制御する。す
なわち、ローラ47を回転駆動することにより、搬送ベ
ルト48を介して搬送容器46を共通案内通路31の下
方に位置させる(ステップS45)。そして、ホッパー
44を回転させ、その開口部を搬送容器46に方向付け
(ステップS46)、シャッター49を開放することに
より搬送容器46内に錠剤を収容する(ステップS4
7)。
【0051】このようにして搬送容器46内に該当する
錠剤が所定数収容されれば、錠剤搬送部27を駆動制御
することにより、搬送容器46を投入ホッパー94に移
動させる(ステップS48)。このとき、シャッター4
9の突出部49aが投入ホッパー94の縁部に当接する
ことにより、搬送容器46の移動に伴ってシャッター4
9が徐々に開放し、収容した錠剤が投入ホッパー94を
介して計量容器99に収容される。このとき、アーム1
01を回動させて計量器100から計量容器99を若干
浮かせた状態とし、錠剤投入に伴う衝撃力が計量器10
0に直接作用しないようにする。その後、アーム101
を回動させて計量器100に計量容器99を載置し、重
量を測定する(ステップS49)。
【0052】そこで、所定重量であるか否かを判断する
(ステップS50)。また、アーム101を回動させ
(ステップS51)、錠剤を計量ホッパー96内に収容
する。そして、計量ホッパー96の充填量検出センサ1
02からの検出信号に基づいてその錠剤が錠剤容器11
内に収容可能な容量か否かを判断する(ステップS5
2)。
【0053】重量が所定値であり、容量が所定量以下で
あれば、該当する錠剤を所定量だけ充填可能な状態であ
ると判断する。そこで、リフター84により錠剤容器1
1をさらに上昇させることにより、充填ホッパー97の
内筒111を押し上げる(ステップS53)。これによ
り、傘部112による内方開口部110aが開口し、錠
剤容器11内に錠剤が充填される。
【0054】また、重量が所定値でないか又は所定容量
を越えていれば、該当する錠剤でないか又は錠剤容器1
1に充填不可能な容量であると判断し、充填ホッパー9
7の開口部を閉塞し(ステップS54)、シャッター9
6aを開放する(ステップS55)。これにより、錠剤
は排出ホッパー98を介して排出される。この場合、ス
テップS41に戻って、再度、錠剤移送処理を行う。
【0055】錠剤容器11に錠剤が充填されれば、保管
棚1への移送処理を行う。このとき、収容室6の使用状
況を保管棚データテーブルで確認し、空いている収容室
6を特定する。保管棚データテーブルは、保管棚1の各
収容室6に設けた容器センサ8aでの検出信号に基づい
て形成する。そして、空いている収容室6のうち、錠剤
容器11を移送する位置を決定する。ここでは、作業者
が錠剤容器11を取り出しやすい順に移送位置を決定す
る。
【0056】錠剤容器11を移送する収容室6が決定さ
れれば、第1駆動モータ20を駆動することによりアー
ム部材15を回動し(ステップS61)、第2駆動モー
タ(図示せず)を駆動することによりアーム本体19に
対してスライド部材22を前進させ(ステップS6
2)、第3駆動モータ24を駆動することにより把持片
25で錠剤容器11を把持する(ステップS63)。把
持片25は、別途センサを設けて停止位置を決定するよ
うにしてもよいが、ここでは、前述のように、錠剤容器
11を把持した際、第3駆動モータ24に作用する負荷
により電流値が増加する特性を利用する。すなわち、第
3駆動モータ24の駆動に必要な電流値にマージン電流
を付加した値を閾値として設定しておき、前記負荷によ
り電流値が閾値を超えれば駆動を停止する。また、把持
片25を開く場合には、全開位置で把持片25に当接す
る支持片(図示せず)を設け、前記同様に、増大する電
流値に基づいて駆動停止する。これにより、余分なセン
サを追加することなく、簡単な構成で安価に対応するこ
とが可能となる。その後、スライド部材22を後退させ
(ステップS64)、アーム部材15を回動すると共に
上昇させる(ステップS65)。アーム部材15の回動
位置及び上昇位置は、前述のようにして決定した作業者
が錠剤容器11を取り出しやすい収容室6である。
【0057】アーム部材15が決定した回動位置及び上
昇位置への移動が完了すれば(ステップS66)、再
度、該当する収容室6に設けた容器センサ8aからの検
出信号に基づいて収容室6の収容状態を確認する。錠剤
容器11が収容されていない場合、スライド部材22を
前進させることにより扉6aを開放し、把持した錠剤容
器11を保管棚1の収容室6に移動させる(ステップS
67)。錠剤容器11は、収容室6内の保持板9を、そ
の保持爪10に形成した切欠部10bによって両側に押
し広げながら凹部10aに位置し、スプリング9aの付
勢力によって保持される。そこで、把持片25を開放し
(ステップS68)、スライド部材22を後退させた後
(ステップS69)、アーム部材15を下動させ(ステ
ップS70)、次の錠剤容器11の移送に備える。但
し、錠剤容器11を収容しようとする収容室6内で収容
直前に検出された場合、再度別の収容可能な収容室6を
検索し、その収容室6に移送し直す。
【0058】なお、移動させる収容室6の選択は、アー
ム部材15による錠剤容器11の移送時間の最も短いも
のから順に番号を付し、空いている収容室6のうち、最
も番号の小さいものを選択しても構わない。
【0059】このようにして、所定の錠剤が所定量充填
された錠剤容器11が保管棚1の収容室6に移送されれ
ば、容器センサ8aからの検出信号に基づいて該当する
収容室6の表示部7にフィーダ容器番号と錠剤計数とを
表示する(ステップS71)。
【0060】ところで、前記錠剤充填装置では、前述の
ようにして、錠剤容器11が搬送され、そこに所定の錠
剤が充填された後、保管棚1の収容室6に移送される
が、これら一連の作業中に非常停止ボタン(保管棚1の
下端中央部と、錠剤容器供給部3の中央部とにそれぞれ
設けられている。)が押されたり、停電等で電源の供給
が停止すれば、錠剤充填装置が停止する。この場合、錠
剤収容部26を駆動するモータベース32への通電を停
止し、錠剤の誤落下を防止する。但し、制御部5への通
電は停止せず、非常停止状態である旨を伝達する。な
お、通常の電源供給の停止では、モータベース32及び
制御部5への通電を同時に停止することなく、先にモー
タベース32への通電を停止した後、制御部5への通電
を停止する。また、非常停止ボタンが押されたり、停電
等で電源の供給が停止した場合、制御部5は、図示しな
い二次電源からも電力供給を受けることが可能であるた
め、駆動状態を維持するが、搬送中の錠剤容器11や錠
剤に関する情報について完全に把握できない場合があ
る。このため、一旦搬送途中の錠剤容器11や錠剤を回
収してリセットする復帰処理を行う必要が生じる。
【0061】以下に示す復帰処理では、搬送途中で停止
した錠剤や錠剤容器11を保管棚1の収容室6に回収し
ているので、保管棚1の収容室6に空きがないか、又
は、空きが少ない場合には、復帰処理が可能となるよう
に収容室6から錠剤容器11を取り除く。また、錠剤容
器11の搬送経路(空容器搬送部53、容器支持部76
等)では、空容器搬送部53を一定時間逆転させ、空容
器搬送部53上の錠剤容器11を取り除く。容器支持部
76では、押出ローラ92の間に設けた、錠剤容器11
のサイズを検出するサイズ検出センサで、錠剤容器11
のサイズデータを再度記憶する。
【0062】なお、前記タッチパネル12には錠剤を取
り除く旨の表示をしておくのが好ましい。また、フィー
ダ容器36内の錠剤や、ストック容器51内の錠剤容器
11が空になっている場合のエラーは、異常を示すもの
ではないため、復帰処理は行わない。
【0063】ここで、前記復帰処理を図23のフローチ
ャートに従って説明する。
【0064】まず、制御部5の電源を一旦オフ状態とす
る(ステップS81)。これは、制御部5のメモリに一
時的に記憶されている処理中のデータを消去するためで
ある。電源は、図25(a)に示すように、タッチパネ
ル12に「CLOSE」と表示された部分を押圧するこ
とにより、図26(a)に示す「DO YOU WAN
T TO POWER OFF?」と表示させ、その下
方に表示される「YES」、[NO」のうち、「YE
S」を選択することにより、図26(b)に示す「電源
を切断しても安全です。」と表示させた後、オフするよ
うになっている。
【0065】次に、図示しない非常停止ボタンが押され
ていれば(ステップS82)、これをリセットした後
(ステップS83)、再び制御部5の電源をオン状態と
する(ステップS84)。これにより、タッチパネル1
2には図25(a)に示すように表示される。
【0066】図25(a)に示すようにタッチパネル1
2に表示された項目のうち、「RECALL」が押圧操
作されると(ステップS85)、その入力信号を受け、
供給途中の錠剤の回収処理を開始する(ステップS8
6)。このとき、タッチパネル12には図26(b)に
示す「RECALL UNDER PROCESS…」
と表示し、復帰処理中である旨を報知する(ステップS
87)。
【0067】前記錠剤回収処理では、図24のフローチ
ャートに示すように、搬送容器46及び各ホッパー44
に残留する錠剤の回収を行う。まず、容器支持部76を
移動させ、最も容量の大きい錠剤容器11を充填ホッパ
ー97の下方に位置させる(ステップS91)。通常、
容器支持部76には、最大容量の錠剤容器11が用意さ
れているので、この錠剤容器11を利用するが、用意さ
れていない場合には、ストック容器51から最大容量の
錠剤容器11を補給する。一方、搬送容器46により共
通案内通路31のいずれか1つから錠剤を回収し(ステ
ップS92)、投入ホッパー94等から充填ホッパー9
7を介して前記錠剤容器11に回収する(ステップS9
3)。そして、錠剤を充填した錠剤容器11を、アーム
部材15により保管棚1の収容室6に移送すると共に
(ステップS94)、移送した錠剤容器11と同一サイ
ズのものを容器支持部76に補給する(ステップS9
5)。また、表示部7に「P000」と表示し(ステッ
プS96)、その収容室6に移送した錠剤容器11に回
収した錠剤が充填されていることを一目で判別可能とす
る。
【0068】以下、前記同様にして、ストック容器51
から容器支持部76に、使用した最も容量の大きい錠剤
容器11を補給し、共通案内通路31から残留する錠剤
を回収する。この場合、共通案内通路31には錠剤の残
留していないものも含まれるが、どの錠剤が搬送途中で
あるのかを完全に把握するために、全ての共通案内通路
31から錠剤の回収作業を行う。
【0069】このようにして全ての共通案内通路31か
ら残留する錠剤を回収すれば(ステップS97)、続い
て、容器支持部76に保持された他のサイズの錠剤容器
11の回収を行う(ステップS98)。この場合、容器
支持部76から回収して保管棚1の収容室6に保管され
たサイズの錠剤容器11については、その都度該当する
ストック容器51から容器支持部76に補給しておく
(ステップS99)。
【0070】その後、錠剤の回収作業が終了すれば(ス
テップS100)、タッチパネル12の表示をメインメ
ニューとし、「AUTO」が押圧されることにより、前
記同様、通常の空容器供給処理(ステップS2)、錠剤
移送処理(ステップS3)及び錠剤充填処理(ステップ
S4)に復帰可能とする。
【0071】なお、前記復帰処理では、錠剤充填装置が
異常停止した場合には、必ず制御部5の電源をオフする
ことによりメモリに記憶した処理中のデータをクリアす
るようにしたが、このデータを利用するか否かを作業者
に選択させるようにしてもよい。すなわち、制御部5の
電源をオフすることなく、例えば、タッチパネル12に
表示された「RECALL」を押圧操作することによ
り、異常停止前の処理中のデータを利用してそのまま続
行するようにしてもよい。この場合、空容器搬送部5
3、容器支持部76等に残された錠剤容器11や、共通
案内通路31等に残された錠剤の回収は不要である。
【0072】また、前記復帰処理では、回収用に利用さ
れる収容室6の表示部7には、一律に「P000」の回
収を示す表示を行うようにしたが、回収を示す表示に加
えて、いずれのフィーダ容器36から排出された錠剤で
あるのかを表示できるようにするのが好ましい。すなわ
ち、搬送容器46で、どの共通案内通路31から錠剤を
回収してのかを記憶しておき、その記憶内容に基づいて
いずれのフィーダ容器36から排出された錠剤であるの
かを特定する。この場合、上下に整列されたフィーダ容
器36のうち、いずれのフィーダ容器36であるのかま
での判断はできないが、前回処理中のデータを利用すれ
ば、いずれのフィーダ容器36から排出された錠剤であ
るのかを特定することも可能である。
【0073】また、前記錠剤供給部2に収納する錠剤に
は、他の患者に対して混入してはならない特殊管理錠剤
(例えば、ピリン系薬剤や、アレルギー反応を起こすヒ
スタミン剤等)も含まれる。したがって、共通の経路を
介して充填作業を行うと、装置の不具合等により特殊管
理錠剤が他の錠剤に混入する危険性があり得る。このた
め、特殊管理錠剤を収容する各錠剤供給部2には、個別
払い出し装置をそれぞれ設けるのが好ましい。
【0074】この個別払出装置は、図27に示すよう
に、モータベース32から供給された錠剤を一時的に貯
留させる錠剤貯留部200を備える。モータベース32
の前面にLED201が設けられている。このLED2
01は、モータベース32から錠剤貯留部200に錠剤
が貯留されることにより点灯する。錠剤貯留部200の
下端開口は、開閉支持部202に支軸203aを中心と
して回転可能に支持されたシャッター203によって開
閉される。シャッター203は、前方側に円弧状の切欠
部204を形成されると共に、側縁に検出片205を突
設されている。切欠部204は、その内縁に錠剤容器1
1の鍔部を係止して押し込み可能に位置決めするための
ものである。検出片205は、シャッター203による
前記錠剤貯留部200の下端開口の閉鎖時、開閉支持部
202に設けたセンサ206によって検出される。ま
た、シャッター203は、図示しないスプリング等の付
勢手段によって錠剤貯留部200の下端開口を閉鎖する
ように付勢されている。
【0075】前記構成の個別払出装置を備えた錠剤供給
部2では、処方指示データに基づいてモータベース32
が駆動し、錠剤貯留部200に特殊管理錠剤が貯留され
ると、LED201が点灯する。これにより、作業者は
どの錠剤供給部2から充填しようとする特殊管理錠剤が
排出されたのかを一目で特定することができる。そこ
で、作業者は、LED201が点灯している錠剤供給部
2の個別払出装置に錠剤容器11をセットする。すなわ
ち、錠剤容器11をシャッター203の切欠部204に
位置決めした状態で押し込む。シャッター203は支軸
203aを中心として前記付勢手段による付勢力に抗し
て回動する。そして、錠剤容器11の上方開口部が錠剤
貯留部200の下端開口に連通することにより錠剤貯留
部200内の特殊管理錠剤が錠剤容器11に充填され
る。このとき、センサ206がシャッター203の検出
片205を非検出状態となることにより、LED201
は消灯する。
【0076】また、前記錠剤貯留部200に代えて、図
28に示す構造のシャッター300及びセンサ301
a,301bを備えた錠剤貯留部を採用してもよい。
【0077】すなわち、前記シャッター300は略扇状
で、その前縁部には円弧状の切欠きにより案内部302
が形成され、後縁部にはセンサ301a,301bによ
って検出される突起303が形成されている。また、シ
ャッター300は、支軸300aに巻回したスプリング
304により、図28中、支軸301aを中心として反
時計回り方向に付勢されている。したがって、シャッタ
ー300は、外力が作用していない状態であれば、錠剤
貯留部の下端開口305を閉鎖し、前方側に案内部30
2が突出することにより、錠剤容器11の上方開口部を
容易に位置決め可能となる。また、センサ301aによ
って突起303すなわちシャッター300の閉状態が検
出されることにより、モータベース32から錠剤を供給
可能とする。但し、錠剤貯留部内に錠剤が供給された後
であれば、センサ301bによって、一旦、シャッター
300の開状態が検出されない限り、錠剤の供給は不可
とする。このように、センサ301a,301b及びモ
ータベース32からの信号に基づいて錠剤の供給を制御
するので、常に適切な供給を行うことが可能となる。
【0078】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、把持片により錠剤容器を把持したときの駆動
モータへの負荷の増加に従って電流値が閾値を超える
と、該駆動モータを駆動停止させるようにしたので、新
たにセンサ等を追加することなく、安価に把持片の駆動
制御を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る錠剤充填装置の全体を示す
斜視図である。
【図2】 図1の保管棚の収容室を示す斜視図(a)及
びその部分斜視図(b)である。
【図3】 図1のアーム部材を示す部分破断斜視図であ
る。
【図4】 図1の錠剤収容部を示す断面図である。
【図5】 図4のモータベース及びフィーダ容器を示す
分解斜視図(a)及びそのフィーダ容器の底面図(b)
である。
【図6】 図4のモータベース及びフィーダ容器を示す
断面(a)及びその仕切フィンを示す部分平面図(b)
である。
【図7】 図4のフィーダ容器に設けられるロータの正
面図(a)及びその底面図(b)である。
【図8】 図1のストック容器を示す斜視図である。
【図9】 図8の断面図である。
【図10】 図8の容器取出部を示す斜視図である。
【図11】 図1の錠剤充填部近傍を示す部分斜視図で
ある。
【図12】 図11の容器支持部及びラベル貼着装置を
示す平面図である。
【図13】 図12の部分拡大斜視図である。
【図14】 図11の容器支持部及び充填ホッパーを示
す正面図である。
【図15】 図11の錠剤計量部の動作を示す正面図で
ある。
【図16】 図11の錠剤計量部の動作を示す正面図で
ある。
【図17】 本発明に係る錠剤充填装置のブロック図で
ある。
【図18】 錠剤充填制御を示すメインフローチャート
である。
【図19】 図18の空容器供給処理を示すフローチャ
ートである。
【図20】 図18の錠剤移送処理を示すフローチャー
トである。
【図21】 図18の錠剤移送処理を示すフローチャー
トである。
【図22】 図18の容器移送処理を示すフローチャー
トである。
【図23】 本実施形態に係る復帰処理を示すフローチ
ャートである。
【図24】 図28の錠剤回収処理を示すフローチャー
トである。
【図25】 電源をオフする場合のタッチパネルの表示
内容を示す図である。
【図26】 タッチパネルに表示されるメインメニュー
を示す図である。
【図27】 個別払出装置を備えた錠剤供給部の部分拡
大図である。
【図28】 他の形態に係る個別払出装置を備えた錠剤
供給部の部分拡大図である。
【符号の説明】
1…保管棚 2…錠剤供給部 3…錠剤容器供給部 4…錠剤充填部 5…制御部 11…錠剤容器 15…アーム部材 24…第3駆動モータ 25…把持片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠剤容器を把持する一対の把持片と、該
    把持片を接離させる駆動モータとを備えたアームを旋回
    及び上下動させることにより、錠剤容器を錠剤充填部か
    ら保管棚に移送させる錠剤容器移送装置において、 前記駆動モータの通常駆動時の電流値にマージン電流を
    付加した値を閾値に設定し、前記把持片により錠剤容器
    を把持したときの駆動モータへの負荷の増加に従って電
    流値が前記閾値を超えると、該駆動モータを駆動停止さ
    せる制御手段を備えたことを特徴とする錠剤容器移送装
    置。
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