JP2001293987A - ファイル綴じ具の通し穴の側縁部を切り欠き、綴じ具の着脱を容易にしたファイル。 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のファイルでは書類を綴じてファイルに
保存するときに、書類を綴じ紐に通しその綴じ紐を押さ
え板で固定する方法であるが、その押さえ板には綴じ紐
の通す穴があけられており、書類を綴じ紐に通した後に
押さえ板を綴じ紐の先端から通してから押さえ板にある
止め具をスライドさせて固定する方法であり、又従来の
ファイルでは綴じ紐を押さえ板に通して書類をファイル
するときに、押さえ板が、綴じ紐の側面に設けられた滑
り防止の為の凹凸に引っ掛かり、押さえ板がスムーズに
入らないという問題があった。 【解決手段】 ファイルの押さえ板に設けられた綴じ紐
の通し穴の側縁部に綴じ紐を横からスライドして入れる
事ができるように切り欠き部を設ける事により従来のフ
ァイルのように書類をファイルするときに、押さえ板を
綴じ紐の先端まで引き上げる必要も無く、叉押さえ板に
対して綴じ紐を横からスライドさせて入れる為、綴じ紐
の側面に設けられた滑り防止の為の凹凸に引っ掛かる事
も無く容易にしかも早くファイルする事が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本考案は、書類を綴じてファ
イルに保存するときに、書類を綴じ紐に通しその綴じ紐
を押さえ板で固定するその押さえ板の構造と形状に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来のファイルでは、
押さえ板を嵌めるときは全てのファイルが必ず綴じ紐の
先端から押さえ板を嵌めなければならず、叉押さえ板を
はずす時も全てのファイルが必ず綴じ紐の先端迄押さえ
板を引き上げて外さなければならない為ファイルに時間
がかかってしまうという問題があった。

【０００４】又従来のファイルでは綴じ紐を押さえ板に
通して書類をファイルするときに、押さえ板が、綴じ紐
の側面に設けられた滑り防止の為の凹凸に引っ掛かり、
スムーズに押さえ板が入らないという問題があった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題に対
し、従来のファイルのように書類をファイルするとき
に、押さえ板を綴じ紐の先端まで引き上げる必要も無
く、押さえ板に設けられた綴じ紐の通し穴の側縁部に設
けた切り欠き部を通して綴じ紐を横からスライドして入
れる事ができるようにしたものである。

【０００６】叉押さえ板に設けられた綴じ紐の通し穴の
側縁部の切り欠きは、押さえ板に対して片側面のみに設
けても良く、叉は押さえ板の両側面にそれぞれ一ヶ所ず
つ設ける事でも良く、そして綴じ紐を通す押さえ板の材
料は樹脂製であっても、叉は金属製で作られてもよい。

【０００７】

【発明の実施の形態】上記のように、ファイルの押さえ
板に設けられた綴じ紐の通し穴の側縁部に綴じ紐を横か
らスライドして入れる為の切り欠きを設けたファイル用
の押さえ板である。

【０００８】押さえ板にに設ける綴じ紐を横から通す為
の切り欠きは、片側にのみ設けても良く叉両側面にそれ
ぞれ一箇所ずつ設ける方法でも良い。片側面に設けると
きは押さえ板を綴じ紐に対して横からスライドさせる方
法でファイルすることができる。

【０００９】叉両側面にそれぞれ一箇所ずつ設けるとき
は押さえ板を綴じ紐に対して回転しながら押さえ板に設
けられた綴じ紐を横から通す為の切り欠き部にスライド
しながら入れる事によりファイルする事ができる。

【００１０】上記切り欠きを設けた押さえ板は樹脂製で
作られても良く、叉金属製で作られても同様の効果が得
られる。

【００１１】

【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図−１に於いて、ファイル（１）の綴じ紐（２）に対し
て書類を押さえる押さえ板（３）には綴じ紐を通す穴
（４）が設けられている。この綴じ紐（２）を通す穴
（４）の側縁部には綴じ紐が横からスライドして入る為
の切り欠き（６）が設けられている。

【００１２】図−３については、ファイルの綴じ紐に対
して書類を押さえる押さえ板に設けられた綴じ紐を通す
穴（４）に対して綴じ紐が横からスライドして入る為の
切り欠き（６）が押さえ板の両側にそれぞれ一個設けら
れている。

【００１３】図−４については、押さえ板の材料が、金
属製であっても押さえ板に設けられた綴じ紐を通す穴に
対して、綴じ紐を横から通す為の切り欠き（６）が押さ
え板に設けられている。

【００１４】

【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載されているような効果を奏する。
押さえ板に設けられた綴じ紐を通す穴の側縁部に綴じ紐
を横かスライドさせて入れる事ができる切り欠きを設け
る事により押さえ板を綴じ紐の先端まで引き上げる必要
も無く、綴じ紐を押さえ板の横方向から出し入れする事
により短時間で書類のファイルができる。

【００１５】叉、押さえ板を横からスライドさせてファ
イルする為、従来のファイルのように綴じ紐の側面部に
設けられた滑り止めの凹凸に押さえ板が引っ掛かること
もなく、簡単に書類を綴じる事ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態を示すファイル用押さえ板
と綴じ紐との関係を表す全体図。

【図２】押さえ板に綴じ紐をスライドして入れる為の切
り欠きを片側２箇所設けた図。

【図３】押さえ板に綴じ紐をスライドして入れる為の切
り欠きを両側にそれぞれ１箇所づつ設けた図。

【図４】押さえ板の材質を金属製として構成し、綴じ紐
をスライドして入れる為の切り欠きを片側２箇所設けた
図。

【図５】従来のファイルの図。

【符号の説明】 （１） 書類を綴じる為のファイル （２） 書類を綴じる為の綴り紐 （３） 綴り紐に嵌めて書類を固定する為の押さえ板 （４） 綴り紐を通す穴 （５） 綴り紐が外れない様に綴り紐を押さえる綴り紐
固定具 （６） 綴り紐を横からスライドさせて入れる為の切り
欠き。 （７） 綴り紐側面に設けられた滑り止め用凹凸

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ファイルの綴じ具に使用している押さえ板
   の綴じ紐通し穴の側縁部に綴じ紐を横から通す事が可能
   となるように２箇所の切り欠きを設けた着脱容易なファ
   イル押さえ板。
2. 【請求項２】押さえ板の綴じ紐通し穴の側縁部に綴じ紐
   を横から通す事が可能となるように２箇所の切り欠きを
   押さえ板の両側面に１箇所つずつ設けた請求項１記載の
   着脱容易なファイル押さえ板。
3. 【請求項３】押さえ板に２箇所の切り欠きを設けた押さ
   え板は樹脂製で作られても良く叉金属製で構成されても
   よく請求項１，２記載の着脱容易なファイル押さえ板。