JP2001293856A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2001293856A
JP2001293856A JP2000111221A JP2000111221A JP2001293856A JP 2001293856 A JP2001293856 A JP 2001293856A JP 2000111221 A JP2000111221 A JP 2000111221A JP 2000111221 A JP2000111221 A JP 2000111221A JP 2001293856 A JP2001293856 A JP 2001293856A
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JP
Japan
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drive waveform
pressure generating
ink jet
recording apparatus
jet recording
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JP2000111221A
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Yuichi Nishihara
雄一 西原
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ノズル開口の数の多い記録ヘッドを駆動する、
効率の良い駆動波形生成回路を実現する。 【解決手段】ノズル開口を列ごとにグループ分けし、そ
れぞれのグループごとに駆動波形生成回路を用意する。
各駆動波形生成回路とノズル列グループとの接続を変更
できるようにしておくことで、駆動波形生成回路を効率
的に使って駆動波形を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電振動子を用い
たインクジェット記録装置に関するものである。更に詳
しくは、圧電振動子を駆動する駆動波形生成回路を印刷
負荷に応じて切り替える技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式のプリンタは、副走査
方向(垂直方向)に多数のノズル開口を備えた記録ヘッ
ドを有しており、この記録ヘッドをキャリッジ機構によ
って主走査方向(水平方向)に移動させ、所定の紙送り
を行うことで所望の印刷結果を得る。ホストコンピュー
タから入力された印刷データを展開してなるドットパタ
ーンデータに基づいて、記録ヘッドの各ノズルからイン
ク滴がそれぞれ所定のタイミングで吐出され、これらの
各インク滴が記録紙等の印刷記録媒体に着弾し付着する
ことにより、印刷が行われる。上記記録ヘッドとして
は、ノズル開口に連通する圧力発生室の体積を変化させ
ることによりインク滴の吐出を行う形式のものが知られ
ている。この種の記録ヘッドでは、圧力発生室を区画形
成している周壁の一部に面外方向に弾性変形可能な振動
板を形成し、この振動板を圧電振動子などの圧力発生素
子によって振動させることにより圧力発生室の容積を変
化させる。このようなノズル開口は記録ヘッドに複数形
成され、これら複数のノズル開口毎に圧力発生室や圧電
振動子が配置されている。ここで、全ての圧電振動子は
共通の給電線とグランド線との間に並列に電気的接続さ
れ、かつ、各圧電振動子に対してはスイッチング素子が
直列に電気的接続される。従って、印字データに基づい
て所定のスイッチング素子が選択されてオンすると、圧
電振動子に駆動波形が印加されるので、圧電振動子に駆
動波形が印加された所定のノズル開口からインク滴が吐
出される。このような駆動波形は、駆動波形生成回路で
生成されて圧電振動子に供給される。ノズル開口は副走
査方向に並んでノズル列を形成している。複数のノズル
列を主走査方向に並べ、各ノズル列から異なる色のイン
クを吐出することで、カラー印刷が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】印刷速度を上げるため
には、記録ヘッドが備えるインク開口の数を増やすこと
が有効である。しかし、インク開口の数を増やすと圧電
振動子の数も増えるため、消費電力が大きくなり、駆動
波形生成回路の発熱が大きくなる。このため従来は各ノ
ズル列を複数のグループに分け、各グループ毎に駆動波
形生成回路を備えることで、各駆動波形生成回路の発熱
を押さえていた。しかしながらこの方法ではあるノズル
列グループの負荷が極端に大きくなるような印刷、例え
ば特定のインク色のみの印刷では、一部の駆動波形生成
回路にのみ負荷が集中してしまう。また、軽負荷印刷時
にも複数の駆動波形生成回路を稼動させ続けるため、消
費電力が増大してしまう。
【0004】本発明は、上記の問題を解決することを目
的としてなされたものであり、駆動波形生成回路の負荷
を分散することによって回路のコストダウンを図り、低
消費電力で高速印刷可能なインクジェット記録装置を安
価に提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、複数のノズル開口にそれ
ぞれ連通する複数の圧力発生室と、該圧力発生室内のイ
ンクを加圧して前記ノズル開口からインク滴を吐出させ
るための圧力発生素子を備える記録ヘッドと、該記録ヘ
ッドに前記圧力発生素子を作動させる駆動波形を供給す
る複数の駆動波形生成回路とを有し、記録データに基づ
いて記録媒体に対して所定の記録を行うインクジェット
記録装置において、前記圧力発生素子をグループ分けし
た複数の圧力発生素子群と、複数の駆動波形生成回路
と、該駆動波形生成回路の温度を測定する温度測定手段
と、該温度測定手段の測定結果に応じて前記圧力発生素
子群と、前記駆動波形生成回路との接続を切り替える駆
動波形生成回路切替手段とを備えることを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
インクジェット記録装置において、前記複数の駆動波形
生成回路と前記圧力発生室群との数が同一であることを
特徴とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2記載のインクジェット記録装置において、前記
駆動波形生成回路の温度を比較する温度比較手段をさら
に備え、前記駆動波形生成回路切替手段は、各駆動波形
生成回路の温度差に応じて前記圧力発生素子群と駆動波
形生成回路との接続を切り替えることを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1から請
求項3いずれかに記載のインクジェット記録装置におい
て、前記複数の駆動波形生成回路のそれぞれの温度が設
定値より低い場合には休止させる駆動波形生成回路増加
させ、高い場合には休止させる駆動波形生成回路を減少
させることを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項1から請
求項4いずれかに記載のインクジェット記録装置におい
て、前記複数の圧力発生室群は異なる種類のインクにそ
れぞれ対応することを特徴とする。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項1から請
求項5いずれかに記載のインクジェット記録装置におい
て、前記複数の圧力発生室群は同種類のインクにそれぞ
れ対応することを特徴とする。
【0011】請求項7に記載の発明は、請求項1から請
求項6いずれかに記載のインクジェット記録装置におい
て、前記複数の圧力発生素子は電気機械変換素子である
ことを特徴とする。
【0012】請求項8に記載の発明は、請求項1から請
求項6いずれかに記載のインクジェット記録装置におい
て、前記複数の圧力発生素子は発熱素子であることを特
徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の第
1の実施例に係る一実施例としてのインクジェット記録
装置の構成を示すブロック図である。このインクジェッ
ト記録装置は、コンピュータ90と、プリンタ99とを
備えている。プリンタ99は、制御回路20と、紙送り
モータ13と、主走査を行うキャリッジモータ14と、
記録ヘッド50とを備えている。
【0014】制御回路20は、コンピュータ90からの
印刷データ等を受け取るインタフェース21と、各種デ
ータの記憶を行うRAM22と、各種データ処理のため
のルーチン等を記憶したROM23と、発振回路24
と、CPU等からなる制御部25と、複数の駆動波形生
成回路30A〜30Nと、紙送りモータ13やキャリッ
ジモータ14や記録ヘッド50に印刷データや駆動信号
を送るためのインタフェース26と、記録ヘッド50へ
送る駆動波形を切り替える駆動波形生成回路切替手段4
0とを備えている。
【0015】RAM22は、受信バッファ22Aや中間
バッファ22Bあるいは出力バッファ22Cとして利用
される。コンピュータ90からの印刷データは、インタ
フェース21を介して受信バッファ22Aに蓄えられ
る。そして、ROM23内のフォントデータやグラフィ
ック関数等を参照して制御部25により必要な処理が行
われ、ドットパターンデータが展開され、出力バッファ
22Cに記憶される。ドットパターンデータは、インタ
フェース26を介して記録ヘッド50に送られる。
【0016】図2は、記録ヘッド50の電気的な構成を
示すブロック図である。記録ヘッド50は、ノズル開口
の数に対応した複数のシフトレジスタ51A〜51N
と、複数のラッチ回路52A〜52Nと、複数のレベル
シフタ53A〜53Nと、複数のスイッチ回路54A〜
54Nと、複数のピエゾ素子55A〜55Nとを備えて
いる。印刷信号SIは、発振回路24からのクロック信
号CLKに同期してシフトレジスタ51A〜51Nに入
力される。そして、ラッチ信号LATに同期してラッチ
回路52A〜52Nにラッチされる。ラッチされた印刷
信号SIは、レベルシフタ53A〜53Nによりスイッ
チ回路54A〜54Nを駆動できる電圧まで増幅され、
スイッチ回路54A〜54Nに供給される。スイッチ回
路54A〜54Nの入力側には、駆動波形生成回路切替
手段40からの駆動波形COMが入力され、出力側には
ピエゾ素子55A〜55Nが接続されている。スイッチ
回路54A〜54Nは、例えば、印刷信号SIが「1」
の場合は駆動波形COMをピエゾ素子55A〜55Nに
供給して動作させ、「0」の場合は遮断して動作させな
い。ピエゾ素子は、周知のように、電圧の印加により結
晶構造が歪み、電気−機械エネルギの変換を極めて高速
に行う素子である。図示しないが、駆動波形COMがピ
エゾ素子55A〜55Nに供給されると、それに応じて
ピエゾ素子55A〜55Nは変形し、インク室の壁も変
形する。これによりノズルからのインク滴の吐出を制御
する。吐出されたインク滴が印刷媒体に付着することに
より印刷が行われる。
【0017】図3は、駆動波形生成回路30の回路図の
一例である。この回路は、駆動波形の元となる台形波パ
ルスを形成するDAC(デジタル−アナログコンバー
タ)31と、抵抗R1、R2、オペアンプQ1からなる
電圧増幅部32と、トランジスタQ2、Q3からなる電
流増幅部33とを備えている。DAC31によって生成
された台形波パルスは、まず電圧増幅部32の非反転増
幅回路で所望の電圧振幅まで増幅される。この際の増幅
率はR1とR2の比によって決定される。次に、記録ヘ
ッドを駆動することができるように電流増幅部33で電
流増幅される。電流増幅部33は、NPN型トランジス
タQ2とPNP型トランジスタQ3のプッシュプルにな
っている。
【0018】図4は、駆動波形生成部周辺のブロック図
である。駆動波形生成回路30A〜30Nによって生成
された駆動波形COM_DA〜COM_DNは、駆動波
形生成回路切替手段40に入力される。駆動波形生成回
路30A〜30Nはそれぞれサーミスタ34A〜34N
を備えており、各駆動波形生成回路の温度情報は、駆動
波形生成回路切替手段40に入力される。駆動波形生成
回路切替手段40は、各駆動回路の温度情報から駆動回
路の切替信号を生成する切替信号生成手段60と、切替
信号によってCOM_DA〜COM_DNと、COM_
HA〜COM_HNをどのように接続するかを切り替え
るセレクタ70とを備える。駆動波形生成回路切替手段
40からは駆動波形COM_HA〜COM_HNが出力
され、記録ヘッド50のノズル列グループA〜ノズル列
グループNに入力される。これにより、記録ヘッド50
のノズル列グループA〜ノズル列グループNを、どの駆
動波形生成回路が生成した駆動波形で駆動するかを自由
に変更することが可能となる。
【0019】図5は、本発明の第2の実施例に係る一実
施例としてのインクジェット記録装置の切替信号生成手
段60のブロック図である。ここで、駆動波形生成回路
30はAとBの2回路、記録ヘッド50のノズル列グル
ープも同様にAとBの2グループとする。切替信号生成
手段60は、減算回路61、62と、コンパレータ6
3、64と、JKフリップフロップ65とを備える。サ
ーミスタ34Aの出力電圧をVa、サーミスタ34Bの
出力電圧をVb、回路切替レベル信号をVcとする。減算
回路61によってVb-Vaが計算され、その結果がコン
パレータ63によってVcと比較される。(Vb-Va)>Vc
の場合に、JKフリップフロップ65のセット信号Jが
Hとなる。同様に減算回路62によってVa-Vbが計算
され、その結果がコンパレータ64によってVcと比較
される。(Va-Vb)>Vcの場合に、JKフリップフロッ
プ65のリセット信号KがHとなる。JKフリップフロ
ップ65は、(J=H,K=L)の時にQ=Hとなり、
(J=L,K=H)の時にQ=Lとなる。(J=L,H
=L)の時には、Qは変化しない。JKフリップフロッ
プのクロックは、切替タイミング信号として制御部25
によって生成される。駆動波形の出力中に駆動波形生成
回路の切替が生じないように、キャリッジの折り返し時
や記録紙の改ページ時等、駆動波形が一時的に止まって
いる時に、切替タイミング信号が出力されるものとす
る。
【0020】図6は、減算回路61、62の回路図の一
例である。この回路は抵抗R1〜R4と、オペアンプA
1とを備える。R1〜R4を全て同じ値とすると、Vo=
2-V1となる。
【0021】図7は、セレクタ70のブロック図であ
る。セレクタ70は、アナログスイッチ71〜74と、
インバータ75とを備える。切替信号がLの間は、アナ
ログスイッチ71と74がONし、72と73がOFF
するため、COM_DAとCOM_HA、COM_DB
とCOM_HBが接続される。切替信号がHになると、
アナログスイッチ72と73がONし、71と74がO
FFするため、COM_DAとCOM_HB、COM_
DBとCOM_HAが接続される。
【0022】図8は、アナログスイッチ71〜74の回
路図の一例である。この回路は、PNPトランジスタQ
1と、PチャンネルJFETQ2と、抵抗R1〜R5と
を備える。R1=1MΩ程度、R2〜R5は100kΩ
程度とする。切替信号がLの時にはQ1がONし、Q2
はOFFになる。切替信号がHになると、Q1がOFF
し、Q2はONになる。アナログスイッチとしては、上
記の回路の他に、機械式リレーやフォトカプラ、フォト
MOS等のスイッチング手段を利用することも可能であ
る。
【0023】図9は、ノズル開口の配置図である。図の
縦方向の副走査方向にノズル開口が並んでノズル列を形
成し、そのノズル列が主走査方向に並んでいる。各ノズ
ル列は1列が1色のインクを吐出するものとし、それぞ
れBlack、Cyan、Magenta、Yello
wである。また、モノクロ印刷を高速に行うため、Bl
ackインクは2列から吐出するものとする。Bk1と
Bk2をノズル列グループA、CとMとYをノズル列グ
ループBとし、Bk1とBk2をCOM_HAで駆動
し、CとMとYをCOM_HBで駆動するものとする。
【0024】ノズル列グループAをより多く使うモノク
ロ主体の印刷を行う場合を想定してこのインクジェット
記録装置の動作を説明する。印刷開始前、駆動波形生成
回路30Aと駆動波形生成回路30Bの温度はほぼ等し
いので、サーミスタ34Aとサーミスタ34Bの出力電
圧はほぼ等しく、Va=Vbである。この時、JKフリッ
プフロップ65の状態がLであったとすると、アナログ
スイッチ71と74がON、72と73がOFFしてい
るため、COM_DAとCOM_HA、COM_DBと
COM_HBが接続されている。
【0025】印刷を開始すると、ノズル列グループAの
負荷が大きいため、駆動波形生成回路30Aの温度が駆
動波形生成回路30Bの温度よりも高くなる。温度が高
くなるほどサーミスタの出力電圧は低くなるため、Vb-
aの値が大きくなり、減算回路61の出力は大きくな
る。(Vb-Va)>Vcとなると、J=H,K=LとなりJ
Kフリップフロップはセットされ、切替信号がHにな
る。するとアナログスイッチ72と73がONになり、
71と74はOFFになるため、COM_DAとCOM
_HB、COM_DBとCOM_HAが接続される。こ
の状態では駆動波形生成回路30Aの温度は下がり、駆
動波形生成回路30Bの温度は上がるため、J=L,K
=Lとなるが、JKフリップフロップの状態は変わらな
い。さらに印刷を続けて駆動波形生成回路30Bの温度
が上昇し、(Va-Vb)>Vcとなると、J=L,K=Hと
なるためJKフリップフロップがリセットされ、切替信
号がLになる。するとアナログスイッチ71と74がO
Nになり、72と73がOFFになるため、COM_D
AとCOM_HA、COM_DBとCOM_HBが接続
される。このようにして、温度が高い方の駆動波形生成
回路に負荷の軽いノズル列グループを割り当てながら印
刷を行う。
【0026】ノズル列1列を全て吐出する負荷を100
%とすると、ノズル列グループAは最大200%、ノズ
ル列グループBは最大300%の負荷がかかることにな
る。全てのノズルから吐出する場合には500%の負荷
となるが、BlackインクとCyan、Magent
a、Yellowのインクを全て同時に吐出することは
有り得ないため、最大負荷が300%を超えることはな
い。従って最大300%の負荷を駆動波形生成回路30
Aと駆動波形生成回路30Bとで分担して負担すること
になるため、従来よりも各駆動波形生成回路の発熱を小
さくすることが可能となり、より安価に駆動波形生成回
路を実現することが可能となる。ノズル列グループを3
つ以上に分ける場合は、駆動波形生成回路切替手段40
において、一番温度の高い駆動波形生成回路と一番温度
の低い駆動波形生成回路、二番目に温度の高い駆動波形
生成回路と二番目に温度の低い駆動波形生成回路、とい
うように入れ替えることで、各駆動波形生成回路の負荷
を均一化する。
【0027】以上の説明では圧力発生素子がブラックイ
ンクとカラーインクとに対応するようにグループ分けさ
れた例を挙げたが、本願発明はこれに限定されず、例え
ばインク種毎にグループ分けされた場合でも(染料イン
ク、顔料インク、浸透圧や粘性、表面張力等が異なるイ
ンク種ごと等)、同一インク種に対応するように圧力発
生素子が複数にグルーピングされた場合でも適用でき
る。
【0028】図10は、本発明の第3の実施例に係る一
実施例としてのインクジェット記録装置の切替信号生成
手段60のブロック図である。切替信号生成手段60
は、コンパレータ66A〜66Nと、N個の入力を持つ
ANDゲート67と、演算部68とを備える。サーミス
タ34A〜34Nの出力電圧は、コンパレータ66A〜
66Nによって回路休止レベル信号と比較される。全て
のサーミスタの出力電圧が回路休止レベル信号よりも大
きい、すなわち全ての駆動波形生成回路の温度がある値
よりも低い場合には、ANDゲート67の出力がHにな
る。ANDゲート67の出力に応じて、演算部68が切
替信号と回路休止信号を生成する。切替信号はセレクタ
70に入力され、駆動波形生成回路30A〜30Nと、
記録ヘッド50のノズル列グループA〜ノズル列グルー
プNとの接続を切り替える。回路休止信号は制御部25
に入力され、駆動波形生成回路を休止させる。
【0029】図11は、セレクタ70の模式図である。
ここで、駆動波形生成回路30はA〜Eの5回路、記録
ヘッドのノズル列グループも同様にA〜Eの5グループ
とする。SW1〜SW8は、図8のアナログスイッチ
や、機械式リレー、フォトカプラ、フォトMOS等のス
イッチング手段である。
【0030】図12は、演算部68の動作を説明するフ
ローチャートである。初期状態では、SW1〜SW4が
ON、SW5〜SW8がOFFしており、回路休止信号
B〜EはOFFである。回路休止信号B〜Fは、それぞ
れ駆動波形生成回路30B〜30Fを休止させる信号で
ある。印刷開始後、切り替えタイミング信号が入力され
る度に、演算部68は回路を休止させるかどうかの判断
を行う。サーミスタ34A〜34Eの全ての出力電圧が
回路休止レベル信号よりも高い場合、すなわち駆動波形
生成回路30A〜30Eの全ての温度がある値よりも低
い場合に、休止させる駆動波形生成回路を増やし、どれ
か1つでも駆動波形生成回路の温度がある値よりも高く
なった場合には、休止させる駆動波形生成回路を減ら
す。これにより、軽負荷印刷時に不要な駆動波形生成回
路の電力消費を押さえることが可能となる。
【0031】以上説明した実施例では電気機械変換素子
の一つである圧電素子を圧力発生素子としたが、本願発
明はこれに限定されず、例えば発熱素子を用いたバブル
ジェット(登録商標)方式のインクジェット記録装置に
も適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるインクジェット
記録装置の構成を示すブロック図である。
【図2】記録ヘッド50の電気的な構成を示すブロック
図である。
【図3】駆動波形生成回路30の回路図である。
【図4】駆動波形生成部周辺のブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施例におけるインクジェット
記録装置の切替信号生成手段60のブロック図である。
【図6】演算回路61,62の回路図である。
【図7】セレクタ70のブロック図である。
【図8】アナログスイッチ71〜74の回路図である。
【図9】ノズル開口の配置図である。
【図10】本発明の第3の実施例におけるインクジェッ
ト記録装置の切替信号生成手段60のブロック図であ
る。
【図11】セレクタ70の模式図である。
【図12】演算部68の動作を説明するフローチャート
である。
【符号の説明】
13…紙送りモータ 14…キャリッジモータ 20…制御回路 21…インタフェース 22…RAM 22A…受信バッファ 22B…中間バッファ 22C…出力バッファ 23…ROM 24…発振回路 25…制御部 26…インタフェース 30A〜30N…駆動波形生成回路 31…DAC 32…電圧増幅部 33…電流増幅部 34A〜34N…サーミスタ 40…駆動波形生成回路切替手段 50…記録ヘッド 51A〜51N…シフトレジスタ 52A〜52N…ラッチ回路 53A〜53N…レベルシフタ 54A〜54N…スイッチ回路 55A〜55N…ピエゾ素子 60…切替信号生成手段 61、62…減算回路 63、64…コンパレータ 65…JKフリップフロップ 66A〜66N…コンパレータ 67…ANDゲート 68…演算部 70…セレクタ 71〜74…アナログスイッチ 75…インバータ 90…コンピュータ 99…プリンタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のノズル開口にそれぞれ連通する複数
    の圧力発生室と、該圧力発生室内のインクを加圧して前
    記ノズル開口からインク滴を吐出させるための圧力発生
    素子を備える記録ヘッドと、該記録ヘッドに前記圧力発
    生素子を作動させる駆動波形を供給する複数の駆動波形
    生成回路とを有し、記録データに基づいて記録媒体に対
    して所定の記録を行うインクジェット記録装置におい
    て、前記圧力発生素子をグループ分けした複数の圧力発
    生素子群と、複数の駆動波形生成回路と、該駆動波形生
    成回路の温度を測定する温度測定手段と、該温度測定手
    段の測定結果に応じて前記圧力発生素子群と前記駆動波
    形生成回路との接続を切り替える駆動波形生成回路切替
    手段とを備えることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のインクジェット記録装置に
    おいて、前記複数の駆動波形生成回路と前記圧力発生室
    群との数が同一であることを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載のインクジェ
    ット記録装置において、前記駆動波形生成回路の温度を
    比較する温度比較手段をさらに備え、前記駆動波形生成
    回路切替手段は、各駆動波形生成回路の温度差に応じて
    前記圧力発生素子群と駆動波形生成回路との接続を切り
    替えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3いずれかに記載のイ
    ンクジェット記録装置において、前記複数の駆動波形生
    成回路のそれぞれの温度が設定値より低い場合には休止
    させる駆動波形生成回路増加させ、高い場合には休止さ
    せる駆動波形生成回路を減少させることを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】請求項1から請求項4いずれかに記載のイ
    ンクジェット記録装置において、前記複数の圧力発生素
    子群は異なる種類のインクにそれぞれ対応することを特
    徴とするインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】請求項1から請求項5いずれかに記載のイ
    ンクジェット記録装置において、前記複数の圧力発生素
    子群は同種類のインクにそれぞれ対応することを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】請求項1から請求項6いずれかに記載のイ
    ンクジェット記録装置において、前記複数の圧力発生素
    子は電気機械変換素子であることを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。
  8. 【請求項8】請求項1から請求項6いずれかに記載のイ
    ンクジェット記録装置において、前記複数の圧力発生素
    子は発熱素子であることを特徴とするインクジェット式
    記録装置。
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