JP2001293029A - 使い捨ておむつの折り畳み方法 - Google Patents

使い捨ておむつの折り畳み方法

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Hisanori Watanabe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無理なくコンパクトに折り曲げることができ
る使い捨ておむつを提供する。 【解決手段】 液透過性の表面シート11と、液不透過
性の裏面シート12と、これら両シート11,12間に
介在された液保持性の吸収体13とを具備し、吸収体1
3の幅方向の中間領域に長手方向に沿って、吸収体13
を折り返すことを容易にする一対の肉薄部13A,13
Aを形成する。また、肉薄部13Aは、吸収体13の幅
方向を3分割し得る位置に形成されている。このため、
サイドフラップ20や立体ギャザー部23を吸収体13
に重ねた状態で幅寸法が略三分の一になるように折り曲
げることができ、コンパクトな梱包が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使い捨ておむつ及
びその折り畳み方法並びに梱包方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図8に示すような使い捨ておむつ
1が広く用いられている。この使い捨ておむつ1は、液
透過性の表面シート2と、液不透過性の裏面シート3
と、両シート2,3間に介在された液保持性の吸収体4
とを備えている。また、この使い捨ておむつ1には、股
下部の側部からの洩れを防止するために、吸収体4の幅
方向の両側縁の表面シート2上に帯状のシート材により
形成された立体ギャザー5,5が配設されている。さら
に、この使い捨ておむつ1には、吸収体4の両側部(立
体ギャザー5の基部)から幅方向外側に延在されたレッ
グギャザー6,6が形成されている。
【0003】このような構成の使い捨ておむつ1を折り
曲げて梱包するには、吸収体4が比較的厚いため、図8
に示すように、この吸収体4の両側縁で立体ギャザー5
とレッグギャザー6とを吸収体4の表面側に沿うように
折り曲げている。また、このように折り曲げられた使い
捨ておむつ1は、複数枚が重ね合わされて梱包されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た使い捨ておむつ1の折り曲げ方法もしくは梱包方法で
では、折り畳んだ状態で幅寸法が吸収体4の幅寸法と同
程度に長くなるためコンパクトな梱包ができないという
問題点があった。このように折り畳まれた状態での面積
が大きいため、梱包パッケージから1枚の使い捨ておむ
つ1を取り出す場合に、下側に位置する使い捨ておむつ
1との摩擦により円滑に取り出しにくくなるという問題
点があった。
【0005】そこで、本発明は、無理なくコンパクトに
折り曲げることができる使い捨ておむつ及びその折り畳
み方法並びに梱包方法を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、液透過性の表
面シートと液不透過性の裏面シートとこれら両シート間
に介在された液保持性の吸収体とを具備する実質的に縦
長の使い捨ておむつにおいて、この使い捨ておむつの長
手方向の中央領域近傍に長手方向に沿って、前記吸収体
を折り返すことを容易にする一対の折り返し手段を形成
させたことを特徴とする。
【0007】このような構成の本発明では、吸収体を折
り返すことを容易にする一対の折り返し手段を、おむつ
の長手方向の中央領域近傍に長手方向に沿って形成した
ため、これらの折り返し手段に沿って折り曲げることで
幅方向の折り畳み寸法を短くすることができコンパクト
な折り畳みを行うことができる。
【0008】また、本発明では、上記した折り返し手段
が、吸収体の幅方向を三分割し得る仮想線上近傍にある
ことが好ましい。この場合、使い捨ておむつを吸収体の
幅寸法の三分の一程度の幅に折り畳むことが可能にな
る。
【0009】さらに、本発明は、液透過性の表面シート
と液不透過性の裏面シートとこれら両シート間に介在さ
れた液保持性の吸収体とこの吸収体の幅方向の両側縁部
の近傍に基部が取り付けられた左右一対の立体ギャザー
とを具備する使い捨ておむつにおいて、この使い捨てお
むつの長手方向中央領域近傍に長手方向に沿って、前記
吸収体を折り返すことを容易にするための一対の折り返
し手段を有し、この一対の折り返し手段が前記立体ギャ
ザーの内端部よりも前記吸収体の幅方向の中央に設けら
れていることを特徴とする。
【0010】このような構成により、本発明では、吸収
体の両側縁部よりそれぞれ立体ギャザーを吸収体表面に
重ねるように折り畳み、さらに立体ギャザーを折り曲げ
ることなく吸収体を折り曲げることができる。このた
め、本発明では、立体ギャザーに折れ目を入れることな
く使い捨ておむつ全体をコンパクトに折り畳むことがで
きる。
【0011】また、本発明は、液透過性の表面シートと
液不透過性の裏面シートとこれら両シート間に介在され
た液保持性の吸収体とを具備し、この吸収体の幅方向の
中間領域に長手方向に沿って、該吸収体を折り返すこと
を容易にする一対の折り返し手段が形成された使い捨て
おむつの折り畳み方法であって、前記折り返し手段で吸
収体を折り返して三つ折りする工程と、前記三つ折りに
された使い捨ておむつを長手方向を略三等分に分割する
ように折り返す工程とを備えることを特徴とする。
【0012】このような折り畳み方法では、吸収体を折
り返し手段で容易に折り返しできるため、幅方向をコン
パクト且つ安定して折り畳むことができる。また、三つ
折りした使い捨ておむつを長手方向に略三等分に折り畳
むことで、コンパクトな使い捨ておむつの包装体を作製
することが可能となる。
【0013】また、本発明は、液透過性の表面シートと
液不透過性の裏面シートとこれら両シート間に介在され
た液保持性の吸収体とを具備し、この吸収体の幅方向の
中間領域に長手方向に沿って、該吸収体を折り返すこと
を容易にする一対の折り返し手段が形成させた使い捨て
おむつの梱包方法であって、前記折り返し手段から前記
長手方向に沿って左右両側部を、前記表面シート側に向
かって折り返す工程と、前記長手方向を略三等分に分割
するように折り返しす工程とを有し、このように折り返
された前記使い捨ておむつ複数枚を重ね合わせることを
特徴とする。
【0014】この発明では、個々の使い捨ておむつが小
さく折り畳まれたものを、複数枚重ね合わせることで、
コンパクトな梱包体を作製することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1,図2を用いて本実施形態の
実質的に縦長の使い捨ておむつ10の構成を説明する。
この使い捨ておむつ10は、図2に示すように、液透過
性の表面シート11と、液不透過性の裏面シート12
と、これら両シート11,12の間に介在された略板状
の吸収体13とから大略構成されている。
【0016】液透過性の表面シート11は、排泄物を吸
収体13側へ透過させる機能を有する材料でなり、肌着
に近い感触を有した材料が好ましい。このような材料と
しては、例えば、織布、不織布及び多孔性フィルム等を
用いることができる。また、液透過性の表面シート11
の周縁には、シリコン系油剤、パラフィンワックス等の
疎水性化合物を塗布することが好ましい。この他、液透
過性の表面シート11としては、上記材料に予めアルキ
ルリン酸エステルのような親水性化合物を全体に塗布
し、周縁を温水で洗浄することにより、この液透過性の
表面シート11の周縁部に撥水処理を施し、この周縁部
における尿等の滲みによる漏れを防止する機能を付加し
たものが好ましい。
【0017】また、液不透過性の裏面シート12として
は、例えば熱可塑性樹脂にフィラーを加えて延伸し、蒸
気を透過させる透湿性を持つシート材や、肌着に近い感
触を有した、例えば強撥水性の不織布、フィルムと不織
布との複合材シートや、フィルムと織布との複合材等を
用いることが好ましい。
【0018】吸収体13は、例えば解織パルプを主材と
して高分子吸水ポリマーを併用したものや、熱可塑性樹
脂、セルロース繊維及び高分子吸水ポリマーの混合物に
熱処理を施したもの等を用いることが好ましい。この
他、吸収体13の材料としては高分子ポリマーとパルプ
とを混合したものを用いてもよい。この場合、上記した
高分子吸水ポリマーは、吸収体13の上層と中層及び下
層の何れの位置に存在してもよい。また、上記した高分
子吸水ポリマーとしては、自重の20倍以上の液体を吸
収して保持し得る保持性能を有し、ゲル化する性能を有
する粒状のものが好ましい。このような高分子ポリマー
としては、例えばデンプン−アクリル酸(塩)グラフト
共重合体、デンプン−アクリロニトリル共重合体のケン
化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋
物、アクリル酸(塩)重合体等を用いることが好まし
い。
【0019】さらに、織布、不織布などの繊維状シート
に高分子吸収ポリマーを内添させたものを用いてもよ
い。
【0020】また、折り返しを容易にするためには、吸
収体13に剛性の小さい領域がある方が好ましく、ま
た、吸収体13全域の剛性が小さい方が好ましい。その
ような吸収体13の構成として好ましいのは、吸収体1
3に坪量が450g/m以下、もしくは、テーパー値
が4.0gf・cm以下の領域を有することが好まし
い。このような吸収体13としては、セルロース繊維が
30wt%以下のもの、好ましくはセルロース繊維と高
分子吸収ポリマーとの重量比が0.6:1以下でセルロ
ース繊維が混合しているものである。これらの比率で吸
収体13を形成することでセルロース繊維が有する結合
力による吸収体13の硬化を防ぐことができ、吸収体1
3の剛性を小さくすることができる。
【0021】また、吸収体13内に親水性繊維を介在し
ても剛性を下げることができる。親水性繊維の割合につ
いては特に制限はないが、特に所望の効果を有効に発揮
するためには、親水性繊維の割合が、親水性繊維とセル
ロース繊維の重量比で0.1:1以上であることが好ま
しく、0.3:1以上であることがさらに好ましい。ま
た、親水性繊維が吸収体0.5wt%以上であることが
好ましい。好ましい親水性繊維としては、レーヨン等の
再生繊維、アセテート等の半合成繊維、ポリビニルアル
コール等の合成繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、エチレン
酢酸ビニル等を主成分とする疎水性合成繊維に親水化処
理を施した繊維があげられる。
【0022】特に、本実施形態では、図1と図2に示す
ように、吸収体13の幅方向の中間領域に長手方向に沿
って、折り返しを容易にするための折り返し手段13
A,13Aが形成されている。これら一対の折り返し手
段13A,13Aは、吸収体13上であれば特に制限な
く配することができる。また、吸収体13を幅方向に略
三等分する位置に配すれば、使い捨ておむつを吸収体1
3の幅寸法の三分の一程度の幅に折り畳むことが可能に
なり、吸収体13を最もコンパクトに折り曲げることが
できる。
【0023】一対の折り返し手段13A,13Aとして
は、物理的な性質が異なる領域や領域境界部、及び領域
境界部近傍が好ましいが、外的な負荷を付与することで
折り返し手段となりうる領域あるいは仮想折り返し容易
領域を形成及び疑似形成することで、その領域及び領域
近傍が折り返し手段となり得る。
【0024】具体的な一対の折り返し手段13A,13
Aとしては、 1)吸収体13の肉厚の厚薄の境界部又は境界部近傍
(具体的に肉厚の厚薄とは、吸収体部が有する厚みの
差、または、吸収体部が有する坪量の差をいう。) 2)吸収体13に施されたスリット部又はスリット部近
傍(スリットとはカッターなどの鋭利な刃で切れ込みを
配したもので、切れ込みがある程度の幅を有していても
よく、また、吸収体13の厚み方向の全域に切れ込みが
配される必要はなく、切れ込みが厚み方向の一部に折り
返し手段となり得る程度に配されていればよい。) 3)吸収体13に配された他の吸収体領域とはテーパー
値が異なる吸収体領域又はテーパー値が異なる吸収体領
域の境界部、境界部近傍 4)吸収体13が配されている領域のおむつ構成要素の
肉厚の厚薄の境界部又は境界部近傍(具体的に肉厚の厚
薄とは、おむつ構成要素が有する厚みの差、または、お
むつ構成要素が有する坪量の差をいう。) 5)吸収体13が配されている領域のおむつ構成要素に
施されたスリット部又はスリット部近傍(スリットとは
カッターなどの鋭利な刃で切れ込みを配したもので、切
れ込みがある程度の幅を有していなくてもよく、また、
おむつ構成要素の厚み方向の全域に切れ込みが配される
必要はなく、切れ込みが厚み方向の一部に折り返し手段
となり得る程度に配されていればよい。) 6)吸収体13が配されている領域のおむつ構成要素に
配された該領域とはテーパー値が異なる領域又は領域の
境界部、境界部近傍 7)吸収体13が配されている領域のおむつ構成要素に
配された該領域とは剛性が異なる領域又は領域の境界
部、境界部近傍 8)吸収体13の幅方向の長さがおむつ長手方向で異な
る場合、吸収体13の幅方向の長さが最も短い部分の側
縁又は最も短い部分近傍にある吸収体13の側縁部又は
側縁部近傍 9)吸収体13の幅方向の長さがおむつ長手方向で異な
ることによりおむつに形成される低厚み領域と高厚み領
域又は低剛性領域と高剛性領域の境界部又は境界部近傍 10)おむつの構成要素の積層が異なる境界部又は境界
部近傍 11)吸収体13に配されている領域のおむつ構成要素
に形成されている折り返し手段となりうる節又は節近傍
あるいは筋又は筋近傍 12)吸収体13に配されている領域のおむつ構成要素
におむつ製造時に任意的あるいは強制的に付与される折
り返し手段となりうる節、筋または筋近傍等が挙げられ
るが、これに限定されるものではなく、折り返すことが
容易になるような手段を形成、疑似形成することは全て
この発明の意として含まれるものである。
【0025】また、図1に示すように、おむつの前側端
縁部には、前側ウエストギャザー14が端縁に沿って設
けられている。また、前側ウエストギャザー14の近傍
には該前側ウエストギャザー14に沿って止着部15が
幅方向に亙って形成されている。一方、おむつの後側端
縁部には、後側ウエストギャザー17が端縁に沿って設
けられている。また、後側ウエストギャザー17の近傍
には、後側ウエストギャザー17に沿って後側伸縮部1
8が設けられ、この後側伸縮部18の幅方向の両端部に
は、側方に突出するようにテープファスナー19,19
がそれぞれ設けられている。
【0026】さらに、吸収体13の幅方向両側にはサイ
ドフラップ20,20が形成されている。このサイドフ
ラップ20は上記した液透過性の表面シート11と液不
透過性の裏面シート12とが積層されてなる。また、サ
イドフラップ20には、両シート11,12間に長手方
向に沿って複数(本実施形態では3本)のレッグギャザ
ー弾性部材21が介在されてレッグギャザー部22が形
成されている。また、これらレッグギャザー部22の基
部、すなわち吸収体13の両側縁部からは、図2に示す
ように、吸収体13の幅方向内側に向けて、液不透過性
シート材でなる立体ギャザー部23が液透過性シート1
1に沿うように形成されている。これら立体ギャザー部
23の基部24から内端縁25までの長さ(幅寸法)
は、立体ギャザー部23の基部24から折り返し手段1
3Aまでの長さ(幅寸法)より短かく設定されている。
すなわち、立体ギャザー部23の先端縁25は、吸収体
13の肉薄部13Aを越えて一対の肉薄部13A,13
Aの間の領域に至らないように設定されている。上記の
ように立体ギャザー部23と折り返し手段13Aを配置
することで、立体ギャザー部23を折り返し手段13A
上で折り返すことがなくなり、立体ギャザー部23が有
する漏れ防止効果を損なうことなく、折り返すことがで
きる。また、立体ギャザー部23は、基部24で例えば
接着剤等の固定手段26により固定されており、その内
端縁25に立体ギャザー弾性部材25Aが内包されてい
る。
【0027】以上、本実施形態の使い捨ておむつ10の
構成について説明したが、次に本実施形態の使い捨てお
むつ10の折り畳み方法及び梱包方法について説明す
る。
【0028】先ず、図2に示した状態の使い捨ておむつ
10の一対のサイドフラップ20,20を、吸収体13
を挟むように各立体ギャザー部23と反対側に重ねる。
その後、サイドフラップ20と立体ギャザー部23との
位置関係を保ったまま、図3に示すように、一方の肉薄
部13Aの幅方向外側に位置する吸収体13を、中間に
位置する吸収体13の上に重なるように折り返す。そし
て、他方の肉薄部13Aの幅方向外側に位置する吸収体
13を、中間位置の吸収体13の上に重ねた吸収体13
の上に重なるように折り返す。そして、このように幅寸
法が吸収体13の全幅の略三分の一になった細長い形状
の使い捨ておむつ10となる。
【0029】その後、上記使い捨ておむつ10を長手方
向の一方側を長手方向の中間部分の上に折り返し、他方
側を折り返した一方側部分の上に重なるように折り返
す。このようにして折り返された使い捨ておむつ10
は、図4に示すように、幅方向の寸法が略三分の一、且
つ長手方向の寸法も略三分の一になり、コンパクトな構
造になる。具体的な幅方向の寸法は、おむつ展開時の幅
方向の寸法に対して約30%以下とすることが好まし
く、更には25%以下とすることが好ましい。また、折
り畳まれた長手方向の寸法に対して折り畳まれた幅方向
の寸法の比が1:0.7以下、特に1:0.6以下とす
るのが好ましい。以上のような形状に折り畳むことでス
ティック状となり、使用者の取り扱い性が良くなり、ま
た、携帯性も格段に向上する。尚、折り畳み方法として
は、先に折り返し部の幅方向外側に位置する吸収体13
を中間に位置する吸収体13の上になるように折り返
し、後にサイドフラップ部20を折り返しても良いし、
同時に折り返しても良い。
【0030】図5は、図4のように折り畳んだ使い捨て
おむつ10の縦断面を示している。尚、この状態の複数
の使い捨ておむつ10を上下に積み重ねるように袋詰め
することにより、個々の使い捨ておむつ10がコンパク
トに収納されるため、梱包体を保管する場所の省スペー
ス化を達成することができる。また、このように折り畳
んだ使い捨ておむつ10を縦詰みした状態で梱包するこ
とにより、使い捨ておむつ10を一つずつ取り出し易い
構造とすることができる。
【0031】次に、本実施形態の使い捨ておむつ10の
他の2種類の折り畳み方法を図6及び図7に示してい
る。
【0032】図6に示した折り畳み方法は、幅方向の両
端縁に設けられた一対のサイドフラップ20,20を、
吸収体13の表面側に配置された立体ギャザー部23の
上に重なるように折り返し、この状態で一方の肉薄部1
3Aの外側の吸収体13を中間位置の吸収体13の上に
重なるように折り曲げ、その後、他方の側の吸収体13
をさらにその上に折り重ねている。このような折り畳み
方法によっても、使い捨ておむつ10を幅方向の寸法の
略三分の一の寸法に畳むことができる。そして、上記梱
包方法と同様に梱包することにより、コンパクトな梱包
体を作製することができる。
【0033】また、図7に示した折り畳み方法は、前記
使い捨ておむつ10と異なる構造のものを用いている。
すなわち、図7に示した使い捨ておむつ10′は、吸収
体13に形成する肉薄部13Aの位置が、吸収体13の
両端縁から吸収体13の全幅の略四分の一だけ幅方向内
側の位置に長手方向に沿って肉薄部13Aが形成されて
いる。図7に示すように、両側の吸収体13の裏面側に
一対のサイドフラップ20,20を折り返した状態で、
左右の吸収体13,13を中間領域の吸収体13の上に
それぞれ折り重ねている。この折り畳み方法において
は、折り畳んだ状態で上記使い捨ておむつ10′の幅寸
法が全吸収体13の幅寸法の略半分になり、従来の折り
畳み方法に比べてよりコンパクトになる。そして、この
ように折り畳まれた使い捨ておむつ10′を上記したよ
うに三つ折り、もしくは四つ折りにすることにより、コ
ンパクトな梱包体を作製することができる。また、ウェ
スト部サイドフラップにテープファスナー19を備える
展開型おむつでは、テープファスナー19の締結手段を
有する部位が上面に配されるので、装置時の簡便性が向
上する。
【0034】以上、実施形態について説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、構成の要旨に付随
する各種の変更が可能である。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、吸収体を折り返すことを容易に
する一対の折り返し手段を、おむつの長手方向の中央領
域近傍に長手方向に沿って形成したため、これらの折り
返し手段に沿って折り曲げることで幅方向の折り畳み寸
法を短くすることができ使い捨ておむつをコンパクトに
梱包することが可能なる。
【0036】請求項2記載の発明によれば、上記折り返
し手段が吸収体の幅方向を3分割し得る仮想線上近傍に
あるため、使い捨ておむつを吸収体の幅寸法の略三分の
一程度にすることができる。
【0037】請求項3記載の発明によれば、吸収体の幅
方向の側縁部から折り返し手段までの距離が立体ギャザ
ーの幅寸法より長く設定されているため、折り返し手段
で折り曲げた際に、立体ギャザーが折り曲げられること
がなく漏れ防止性能を損なうことなく、コンパクトな折
り畳み、梱包を行うことができる。
【0038】請求項4記載の発明によれば、吸収体を折
り返し手段で容易に折り返しできるため、幅方向をコン
パクト且つ安定して折り畳むことができる。また、三つ
折りした使い捨ておむつを長手方向に略三等分に折り畳
むことで、コンパクトな使い捨ておむつの包装体を作製
することが可能となる。
【0039】請求項5記載の発明によれば、梱包体の幅
寸法を半分以下にすることができ、長手方向の寸法を吸
収体の長手方向の寸法の略三分の一程度にすることがで
きる。このようにコンパクトに折り畳まれた使い捨てお
むつを複数重ねて梱包しているため、使い捨ておむつが
梱包体から取り出し易くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る使い捨ておむつの実施形態におい
て展開した状態を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】本発明の実施形態の折り畳み状態を示す断面図
である。
【図4】本発明の実施形態の折り畳み状態を示す斜視図
である。
【図5】本発明の実施形態の使い捨ておむつの折り畳み
状態の縦断面を示す断面図である。
【図6】本発明の実施形態の他の折り畳み方法示す断面
図である。
【図7】本発明の実施形態の他の折り畳み方法示す断面
図である。
【図8】従来の使い捨ておむつの折り畳み状態を示す断
面説明図である。
【符号の説明】
10,10′ 使い捨ておむつ 11 液透過性の表面シート 12 液不透過性の裏面シート 13 吸収体 13A 肉薄部(折り返し手段) 23 立体ギャザー部 25 内端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 英和 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 小山 貴夫 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 3B029 BD14 4C098 AA09 CC05 CC10 CC40 CE07 DD03 DD05 DD10 DD25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性の表面シートと液不透過性の裏
    面シートとこれら両シート間に介在された液保持性の吸
    収体とを具備する実質的に縦長の使い捨ておむつにおい
    て、 前記使い捨ておむつの幅方向の中間領域に長手方向に沿
    って、前記吸収体を折り返すことを容易にする一対の折
    り返し手段を形成させた使い捨ておむつ。
  2. 【請求項2】 前記折り返し手段が、前記吸収体の幅方
    向を三分割し得る仮想線上近傍にある請求項1記載の使
    い捨ておむつ。
  3. 【請求項3】 液透過性の表面シートと液不透過性の裏
    面シートとこれら両シート間に介在された液保持性の吸
    収体とこの吸収体の幅方向の両側縁部の近傍に設けられ
    た左右一対の立体ギャザーとを具備する実質的に縦長の
    使い捨ておむつにおいて、 前記使い捨ておむつの幅方向中間領域に長手方向に沿っ
    て、前記吸収体を折り返すことを容易にするための一対
    の折り返し手段を有し、この一対の折り返し手段を前記
    立体ギャザーの内端部よりも前記吸収体の幅方向の中央
    に設けている使い捨ておむつ。
  4. 【請求項4】 液透過性の表面シートと液不透過性の裏
    面シートとこれら両シート間に介在された液保持性の吸
    収体とを具備し、この吸収体の幅方向の中間領域に長手
    方向に沿って、該吸収体を折り返すことを容易にする一
    対の折り返し手段が形成された使い捨ておむつの折り畳
    み方法であって、 前記折り返し手段で吸収体を折り返して三つ折りする工
    程と、この三つ折りにされた使い捨ておむつを長手方向
    を略三等分に分割するように折り返す工程とを備える使
    い捨ておむつの折り畳み方法。
  5. 【請求項5】 液透過性の表面シートと液不透過性の裏
    面シートとこれら両シート間に介在された液保持性の吸
    収体とを具備し、この吸収体の幅方向の中間領域に長手
    方向に沿って、該吸収体を折り返すことを容易にする一
    対の折り返し手段が形成された使い捨ておむつの梱包方
    法であって、 前記折り返し手段から前記長手方向に沿って左右両側部
    を、前記表面シート側に向かって折り返す工程と、前記
    長手方向を略3等分に分割するように折り返す工程とを
    有し、このように折り返された前記使い捨ておむつ複数
    枚を重ね合わせる使い捨ておむつの梱包方法。
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