JP2001292180A - データ遅延機能付き送受信回路 - Google Patents

データ遅延機能付き送受信回路

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JP2001292180A
JP2001292180A JP2000103839A JP2000103839A JP2001292180A JP 2001292180 A JP2001292180 A JP 2001292180A JP 2000103839 A JP2000103839 A JP 2000103839A JP 2000103839 A JP2000103839 A JP 2000103839A JP 2001292180 A JP2001292180 A JP 2001292180A
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JP2000103839A
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Yasushi Kamijo
裕史 上條
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信信号または差動信号が有するスキューに
対するテストにおいて、専用の測定器が不要となり、テ
ストコストの低減化、テスト時間の短縮化を図るように
したデータ遅延機能付き送受信回路の提供。 【解決手段】 この発明は、テスト時にドライバ4に入
力する送信データを遅延させるテスト回路24を備える
ようにした。このテスト回路24は、テスト時に、送信
データを任意の時間だけ遅延できるようにするのが好ま
しい。具体的には、このテスト回路24は、送信データ
を所定の時間だけそれぞれ遅延させる複数の遅延素子2
42〜245と、この複数の遅延素子242〜245の
うちの1つを選択するセレクタ241とから構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信データを任意
の時間だけ遅延できる機能を有するようにしたデータ遅
延機能付き送受信回路に関し、例えばIEEE1394
インターフェースの物理層デバイス(物理層チップ)な
どに適用されるものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来からのIEEE1394イ
ンターフェースの物理層デバイスの概略構成を示してい
る。
【0003】この物理層デバイスは、他のIEEE13
94と接続するために3つのケーブルポート(以下、ポ
ートという)1〜3を備えている。ポート1には、ツイ
ストぺア線TPA上にデータを送出する差動ドライバ4
と、ツイストぺア線TPA上のデータを受信する差動レ
シーバ5と、ツイストぺア線TPB上にデータを送出す
る差動ドライバ6と、ツイストぺア線TPB上のデータ
を受信する差動レシーバ7とを備えている。同様に、ポ
ート2、3も差動ドライバ4、差動レシーバ5、差動ド
ライバ6、および差動レシーバ7を備えている。
【0004】各ポート1〜3の各差動ドライバ4、6に
は、上位層からのパケットが送信データエンコーダ8で
エンコードされたデータが入力されるようになってい
る。また、各ポート1〜3の各差動レシーバ5、7が受
信したデータは、受信データデコーダ9でデコードされ
るようになっている。
【0005】なお、図6に示す物理層デバイスは、上記
の構成要素以外に、接続機器との調停を行う回路や、リ
ンク層デバイスとのインタフェース回路などを含むが、
図6ではそれらの回路は省略されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な物理層デバイスの各ポート1〜3において、差動レシ
ーバ5が受信するツイストペア線TPA上の受信信号S
1は、例えば図7(B)に示すようなものである。ま
た、差動レシーバ7が受信するツイストペア線TPB上
の受信信号S2は、例えば図7(C)(D)に示すよう
なものである。図7(D)は、受信信号S2がスキュー
を有する場合であり、このようにスキューを有するのが
一般的である。
【0007】一方、受信信号S1、S2は、位相が逆相
となる一対の差動信号S3、S4からなるが、図8に示
すように、その差動信号S3と差動信号S4との間で、
一般に図示のようなスキューがある。
【0008】このようなスキューは誤動作の原因になる
ので、差動レシーバ5、7においては、受信信号に含ま
れるスキューに対する耐性が重要な特性となる。
【0009】そこで、物理層デバイスの量産選別におい
ては、そのスキューに対するテストを行うことが好まし
い。このため、従来は、専用のテスタや測定器を使用し
て、上記の特性をテストすることが一般的である。
【0010】しかし、従来の方法では、テストコストの
増大を招く上に、テスト時間の増加によるデバイス(チ
ップ)の製造コストの増大を招くという不都合がある。
【0011】そこで、本発明の目的は、受信信号または
差動信号が有するスキューに対するテストを専用の測定
器を使用せずにできるようにし、テストコストの低減
化、テスト時間の短縮化を図り、これによりデバイスの
製造コストの低減化を図るようにしたデータ遅延機能付
き送受信回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、本発
明の目的を達成するために、請求項1〜請求項10に記
載の各発明は以下のように構成した。
【0013】すなわち、請求項1に記載の発明は、ドラ
イバとレシーバとを備えた送受信回路において、テスト
時に前記ドライバに入力する送信データを遅延させる送
信データ遅延手段を備えるようにしたことを特徴とする
ものである。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のデータ遅延機能付き送受信回路において、前記送信デ
ータ遅延手段は、テスト時に前記送信データを任意の時
間だけ遅延するようになっていることを特徴とするもの
である。
【0015】ここで、上記の任意の時間とは、連続的に
変化する時間と、離散的に変化する時間の双方を含むも
のとする。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載のデータ遅延機能付き送受信回路におい
て、前記送信データ遅延手段は、前記送信データを所定
の時間だけそれぞれ遅延させる複数の遅延素子と、この
複数の遅延素子のうちの1つを選択するセレクタと、か
らなることを特徴とするものである。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項1から請
求項3のうちのいずれか1の請求項に記載のデータ遅延
機能付き送受信回路において、前記ドライバと前記レシ
ーバとは、共通の通信線を使用するようになっているこ
とを特徴とするものである。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項1から請
求項4のうちのいずれか1の請求項に記載のデータ遅延
機能付き送受信回路において、前記送受信回路は、IE
EE1394インターフェースの物理層デバイスである
ことを特徴とするものである。
【0019】このような構成からなる請求項1から請求
項5に記載の各発明では、テスト時に、ドライバに入力
される送信データが遅延され、ドライバが出力するその
遅延データをレシーバが受信できる。このため、レシー
バは受信データに対するスキューの許容性(耐性)を専
用の測定器を使用せずにテストできるので、テストコス
トの低減化、テスト時間の短縮化が図れ、この結果、デ
バイスの製造コストの低減化が図れる。
【0020】請求項6に記載の発明は、送信データに基
づいて互いに位相の異なる一対の差動信号を生成出力す
る差動ドライバと、データを受信する差動レシーバとを
備えた送受信回路において、前記差動ドライバは、テス
ト時に前記一対の差動信号のうちの一方を遅延させる差
動信号遅延手段を含むことを特徴とするものである。
【0021】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
のデータ遅延機能付き送受信回路において、前記差動信
号遅延手段は、テスト時に前記一対の差動信号のうちの
一方を任意の時間だけ遅延するようになっていることを
特徴とするものである。
【0022】ここで、上記の任意の時間とは、連続的に
変化する時間と、離散的に変化する時間の双方を含むも
のとする。
【0023】請求項8に記載の発明は、請求項6または
請求項7に記載のデータ遅延機能付き送受信回路におい
て、前記差動信号遅延手段は、前記一対の差動信号のう
ちの一方を各所定時間だけ遅延させる複数の遅延素子
と、この複数の遅延素子のうちの1つを選択するセレク
タと、からなることを特徴とするものである。
【0024】請求項9に記載の発明は、請求項6から請
求項8のうちのいずれか1の請求項に記載のデータ遅延
機能付き送受信回路において、前記差動ドライバと前記
差動レシーバとは、共通の通信線を使用するようになっ
ていることを特徴とするものである。
【0025】請求項10に記載の発明は、請求項6から
請求項9のうちのいずれか1の請求項に記載のデータ遅
延機能付き送受信回路において、前記送受信回路は、I
EEE1394インターフェースの物理層デバイスであ
ることを特徴とするものである。
【0026】このような構成からなる請求項6から請求
項10に記載の各発明では、テスト時に、差動ドライバ
から出力される一対の差動信号のうちの一方が遅延さ
れ、その差動信号を差動レシーバが受信できる。このた
め、差動レシーバは差動信号間のスキューの許容性(耐
性)を専用の測定器を使用せずにテストできるので、テ
ストコストの低減化、テスト時間の短縮化が図れ、この
結果、デバイスの製造コストの低減化が図れる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0028】本発明のデータ遅延機能付き送受信回路の
第1実施形態について、図1および図2を参照して説明
する。
【0029】図1は、第1実施形態のデータ遅延機能付
き送受信回路を、IEEE1394インターフェースの
物理層デバイスに適用したブロック図である。
【0030】この物理層デバイス11は、図1に示すよ
うに、他のIEEE1394機器と接続してデータの送
受信を行うための3つのポート1〜3を備え、各ポート
1〜3は、エンコーダ回路21、22およびデコーダ回
路23の他に、後述のテストを行うためのテスト回路2
4と、遅延回路25を備えている。
【0031】ポート1は、ストローブ信号を送信する差
動ドライバ4と、相手のストローブ信号を受信する差動
レシーバ5とを備えこれらが一対となり、データを送信
する差動ドライバ6と、相手のデータを受信するレシー
バ7とを備えこれらが一対となっている。
【0032】差動ドライバ4は、その入力側がテスト回
路24を介してエンコーダ回路21に接続され、その出
力側が差動レシーバ5の入力側と接続されるとともにツ
イストペア線(TPA)に接続されるようになってい
る。差動レシーバ5は、その入力側が差動ドライバ4の
出力側と接続され、その出力側がデコーダ回路23に接
続されている。
【0033】さらに、差動ドライバ6は、その入力側が
遅延回路25を介してエンコーダ回路22に接続され、
その出力側が差動レシーバ7の入力側と接続されるとと
もにツイストペア線(TPB)に接続されるようになっ
ている。差動レシーバ7は、その入力側が差動ドライバ
6の出力側と接続され、その出力側がデコーダ回路23
に接続されている。
【0034】ポート2、3は、図1に示すようにポート
1と同様に構成するので、同一の構成要素には同一の符
号を付してその説明は省略する。
【0035】なお、図1に示す物理層デバイス11は、
上記の構成要素以外に、接続機器との調停を行う回路
や、リンク層デバイスとのインタフェース回路などを含
むが、図1ではそれらの回路は省略されている。
【0036】次に、ポート1にかかるエンコーダ回路2
1、22、デコーダ回路23、テスト回路24、遅延回
路25の詳細について、図2を参照して説明する。
【0037】エンコーダ回路21は、ストローブ信号を
エンコードしてテスト回路24に出力するようになって
いる。エンコーダ回路22は、データをエンコードして
遅延回路25に出力するようになっている。エンコーダ
回路21とエンコーダ回路22とは、同一のクロックC
LKにより同期して動作するようになっている。デコー
ダ回路23は、差動レシーバ5、7の各受信データをデ
コードするようになっている。
【0038】テスト回路24は、図2に示すように、セ
レクタ241と、複数の遅延素子242〜245とから
構成されている。
【0039】セレクタ241は、テスト動作の時に、エ
ンコーダ回路21から出力されるテスト用データを受け
取ると、そのテスト用データの出力先を、制御信号によ
り差動ドライバ4、または遅延素子242〜245のう
ちの1つから選択するものであり、例えば図示のような
切換えスイッチから構成されている。なお、その切換え
スイッチは、通常動作の場合には、その切換え接点が図
2の位置にあるようになっている。
【0040】遅延素子242〜245は、セレクタ24
1から出力されるテスト用データを各所定時間だけそれ
ぞれ遅延させるものであり、この各遅延素子242〜2
45で遅延されたテスト用データは、差動ドライバ4に
出力するようになっている。
【0041】回路遅延回路25は、テスト回路24に含
まれるセレクタ241の遅延時間に相当する遅延時間だ
けデータを遅延させるための回路である。
【0042】次に、このような構成からなる第1実施形
態のテストの一例について、図2を参照して説明する。
【0043】まず、エンコーダ回路21は、クロックC
LKに同期してストローブ信号をエンコードしたテスト
データを出力し、このテストデータはセレクタ241に
入力される。このとき、セレクタ241の接点が、制御
信号により遅延素子242を選択していると、そのテス
トデータは遅延素子242で所定時間遅延されて差動ド
ライバ4に入力される。その遅延されたテストデータ
は、差動ドライバ4を経由して差動レシーバ5で受信さ
れ、差動レシーバ5からはその遅延されたテストデータ
に応じた信号が出力される。
【0044】次に、セレクタ241の接点が選択する遅
延素子242を、遅延素子243、遅延素子244、遅
延素子245と順次変化させていくと、デコーダ回路2
1からのテストデータの遅延時間が徐々に増加してい
く。このため、差動レシーバ5からは、その各遅延時間
を持つテストデータに応じて変化する信号が出力され
る。そこで、差動レシーバ5の出力信号の変化をモニタ
することにより、その差動レシーバ5のスキューに対す
る耐性をテストすることができる。
【0045】一方、エンコーダ回路22は、クロックC
LKに同期してデータをエンコードしたテストデータを
出力し、このテストデータが遅延回路25で遅延されて
差動ドライバ6に入力される。このテストデータは、エ
ンコーダ回路21から出力されるテストデータを遅延素
子242〜245を経由させずに、遅延時間を持たない
データに相当する。そして、そのテストデータは、差動
ドライバ6を経由して差動レシーバ7で受信され、差動
レシーバ7からはそのテストデータに応じた信号が出力
される。
【0046】そこで、差動レシーバ7からの出力信号
を、差動信号5からの出力信号と合わせてモニタすれ
ば、その差動レシーバ5のスキューに対する耐性をテス
トしつつ、差動レシーバ7と差動レシーバ5の動作の安
定性などをテストできる。
【0047】以上の動作は、ポート1にかかるテスタ動
作であるが、他のポート2、3にかかるテスト動作もそ
れと同様であるので、その説明は省略する。
【0048】以上説明したように、この1実施形態によ
れば、テスト時に、差動ドライバ4に入力されるテスト
データが任意の時間だけ遅延され、差動ドライバ4が出
力するその遅延されたテストデータを差動レシーバ5が
受信できる。このため、差動レシーバ5は受信データに
対するスキューの耐性を専用の測定器を使用せずにテス
トできるので、テストコストの低減化、テスト時間の短
縮化が図れ、この結果、デバイスの製造コストの低減化
が図れる。
【0049】次に、本発明のデータ遅延機能付き送受信
回路の第2実施形態について、図3を参照して説明す
る。
【0050】図3は、第2実施形態のデータ遅延機能付
き送受信回路を、IEEE1394インターフェースの
物理層デバイス11Aに適用したブロック図である。
【0051】この物理層デバイス11Aは、図1に示す
物理層デバイス11におけるポート1の遅延回路25
を、図3に示すようにテスト回路24に置き換えるとと
もに、図1に示す物理層デバイス11におけるポート
2、3のテスト回路24と延回路25を、図3に示すよ
うに省略するようにしたものである。
【0052】なお、この物理層デバイス11Aは、他の
部分の構成が、図1に示す物理層デバイス11の構成と
同一であるので、同一の構成要素には同一符号を付して
その構成の説明は省略する。
【0053】次に、このような構成からなる第2実施形
態のテストの一例について、図3を参照して説明する。
【0054】この場合には、テストに先立って、ポート
1とポート2との外部接続が行われる。すなわち、ポー
ト1のドライバ4とポート2のドライバ6の出力側の各
+端子が外部配線31により電気的に接続され、そのド
ライバ4、6の出力側の各−端子が外部配線32により
電気的に接続される。また、ポート1のドライバ6とポ
ート2のドライバ4の出力側の各+端子が外部配線33
により電気的に接続され、そのドライバ6、4の出力側
の各−端子が外部配線34により電気的に接続される。
【0055】エンコーダ回路21は、クロックCLKに
同期してストローブ信号をエンコードしたテストデータ
を出力し、このテストデータはテスト回路24で遅延さ
れて差動ドライバ4に入力される。その遅延されたテス
トデータは、差動ドライバ4を経由してポート1の差動
レシーバ5とポート2の差動レシーバ7で受信され、差
動レシーバ5、7からはその遅延されたテストデータに
応じた各信号が出力される。従って、差動レシーバ5、
7の出力信号の変化をモニタすることにより、その差動
レシーバ5、7のスキューに対する耐性をテストするこ
とができる。一方、エンコーダ回路22は、クロックC
LKに同期してデータをエンコードしたテストデータを
出力し、このテストデータはテスト回路24で遅延され
て差動ドライバ6に入力される。その遅延されたテスト
データは、差動ドライバ6を経由してポート1の差動レ
シーバ7とポート2の差動レシーバ5で受信され、差動
レシーバ7、5からはその遅延されたテストデータに応
じた各信号が出力される。従って、差動レシーバ7、5
の出力信号の変化をモニタすることにより、その差動レ
シーバ7、5のスキューに対する耐性をテストすること
ができる。
【0056】以上のテストは、ポート1とポート3の外
部接続によっても同様に実現できるが、その説明は省略
する。
【0057】次に、本発明のデータ遅延機能付き送受信
回路の第3実施形態について、図4および図5を参照し
て説明する。
【0058】図4は、第3実施形態のデータ遅延機能付
き送受信回路を、IEEE1394インターフェースの
物理層デバイス11Bに適用したブロック図である。
【0059】この物理層デバイス11Bは、各ポート1
〜3の差動ドライバ4、6が、自己の生成する一対の差
動信号をテスト時に遅延させる差動信号遅延回路(図示
せず)を内蔵するようにし、これに伴って各ポート1〜
3はセレクタ41、41を備えるようにしたものであ
る。
【0060】なお、この物理層デバイス11Bは、他の
部分の構成が、図1に示す物理層デバイス11の構成と
同一であるので、同一の構成要素には同一符号を付して
その構成の説明は省略する。
【0061】次に、この第3実施形態の要部の具体的な
構成について、図5を参照して説明する。
【0062】図5に示すように、差動ドライバ4は、エ
ンコーダ回路21からの送信データに基づき、互いに位
相の異なる一対の差動信号S3、S4(図8参照)を生
成出力するようになっている。さらに、この差動ドライ
バ4は、テスト時に、その一対の差動信号S3、S4の
うちの一方を任意の時間だけ遅延させる差動信号遅延回
路(図示せず)を含んでいる。
【0063】差動信号遅延回路は、図示しないが、セレ
クタと、複数の遅延素子(例えばコンデンサ)とから構
成されている。
【0064】セレクタは、テスト動作の時に、その差動
信号S3、S4のうちの一方の差動信号S3を受け取
り、その差動信号S3の出力先を複数の遅延素子のうち
の1つから選択し、その選択した遅延素子に対して差動
信号S3を供給するようになっている。このようなセレ
クタの選択は、差動ドライバ4の外部に設けたセレクタ
41によって制御できるようになっている。
【0065】複数の遅延素子は、上記のセレクタから出
力される差動信号S3を各所定時間だけそれぞれ遅延さ
せるものであり、この各遅延素子で遅延された差動信号
S3は、差動ドライバ4から出力するようになってい
る。
【0066】なお、図5に示す差動ドライバ6も差動ド
ライバ4と同様に構成されているので、その説明は省略
する。
【0067】次に、このような構成からなる第3実施形
態のテスト動作について、図5および図8を参照して説
明する。
【0068】まず、エンコーダ回路21は、クロックC
LKに同期してストローブ信号をエンコードしたテスト
データを出力し、このテストデータは差動ドライバ4に
入力される。差動ドライバ4は、そのテストデータに基
づき、互いに位相の異なる一対の差動信号S3、S4
(図8参照)を生成出力する。
【0069】この際に、例えば差動信号S3は、セレク
タ41に動作に基づき、差動ドライバ4内に設けられた
図示しない複数の遅延素子のうちの1つに導かれ、その
遅延素子により所定時間だけ遅延されて、差動ドライバ
4の外部に出力される。このとき、差動信号S4は遅延
されずに出力される。これらの遅延信号S3、S4は、
差動レシーバ5で受信され、差動レシーバ5からはその
遅延信号S3、S4に応じた信号が出力される。
【0070】次に、セレクタ41の動作により、複数の
遅延素子が順次選択させていくと、差動信号S3の遅延
時間が徐々に増加していく。このため、差動レシーバ5
からは、差動信号S3、S4に応じた信号が出力され
る。そこで、差動レシーバ5の出力信号の変化をモニタ
することにより、その差動レシーバ5の差動信号の持つ
スキューに対する耐性をテストすることができる。
【0071】なお、図5に示す差動ドライバ6も差動ド
ライバ4と同様に動作するので、その説明は省略する。
【0072】以上説明したように、この3実施形態によ
れば、テスト時に、差動ドライバ4から出力される一対
の差動信号のうちの一方の差動信号が遅延され、それら
の両差動信号を差動レシーバ5が受信できる。このた
め、差動レシーバ5は差動信号間のスキューの許容性を
専用の測定器を使用せずにテストできるので、テストコ
ストの低減化、テスト時間の短縮化が図れ、この結果、
デバイスの製造コストの低減化が図れる。
【0073】なお、第1実施形態は、テスト時にドライ
バに入力する送信データを遅延させるものとし、他方第
3実施形態は、テスト時に一対の差動信号のうちの一方
を遅延させるものとした。
【0074】しかし、他の実施形態として、第1実施形
態と第2実施形態の両方の機能を備えるようにしても良
い。
【0075】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1から請求項
5にかかる各発明によれば、テスト時に、レシーバが、
受信データに対するスキューの許容性(耐性)を専用の
測定器を使用せずにテストできるので、テストコストの
低減化、テスト時間の短縮化が図れ、この結果、デバイ
スの製造コストの低減化が図れる。
【0076】また、請求項6から請求項10にかかる各
発明によれば、テスト時に、差動レシーバが、差動信号
間のスキューの許容性を専用の測定器を使用せずにテス
トできるので、テストコストの低減化、テスト時間の短
縮化が図れ、この結果、デバイスの製造コストの低減化
が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ遅延機能付き送受信回路の第1
実施形態を、IEEE1394インターフェースの物理
層デバイスに適用したブロック図である。
【図2】その第1実施形態の要部の詳細を示すブロック
図である。
【図3】本発明のデータ遅延機能付き送受信回路の第2
実施形態を、IEEE1394インターフェースの物理
層デバイスに適用したブロック図である。
【図4】その第2実施形態の要部の詳細を示すブロック
図である。
【図5】本発明のデータ遅延機能付き送受信回路の第3
実施形態を、IEEE1394インターフェースの物理
層デバイスに適用したブロック図である。
【図6】従来のIEEE1394インターフェースの物
理層デバイスの概略構成を示すブロック図である。
【図7】受信信号の一例を示す波形図である。
【図8】差動信号を一例を示す波形図である。
【符号の説明】
1〜3 ポート 4、6 差動ドライバ 5、7 差動レシーバ 11、11A、11B 物理層デバイス 21、22 エンコーダ回路 23 デコーダ回路 24 テスト回路 25 遅延回路 41 セレクタ 241 セレクタ 242〜245 遅延素子

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライバとレシーバとを備えた送受信回
    路において、 テスト時に前記ドライバに入力する送信データを遅延さ
    せる送信データ遅延手段を備えるようにしたことを特徴
    とするデータ遅延機能付き送受信回路。
  2. 【請求項2】 前記送信データ遅延手段は、テスト時に
    前記送信データを任意の時間だけ遅延するようになって
    いることを特徴とする請求項1に記載のデータ遅延機能
    付き送受信回路。
  3. 【請求項3】 前記送信データ遅延手段は、 前記送信データを所定の時間だけそれぞれ遅延させる複
    数の遅延素子と、 この複数の遅延素子のうちの1つを選択するセレクタ
    と、 からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載のデータ遅延機能付き送受信回路。
  4. 【請求項4】 前記ドライバと前記レシーバとは、共通
    の通信線を使用するようになっていることを特徴とする
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1の請求項に記
    載のデータ遅延機能付き送受信回路。
  5. 【請求項5】 前記送受信回路は、IEEE1394イ
    ンターフェースの物理層デバイスであることを特徴とす
    る請求項1から請求項4のうちのいずれか1の請求項に
    記載のデータ遅延機能付き送受信回路。
  6. 【請求項6】 送信データに基づいて互いに位相の異な
    る一対の差動信号を生成出力する差動ドライバと、デー
    タを受信する差動レシーバとを備えた送受信回路におい
    て、 前記差動ドライバは、テスト時に前記一対の差動信号の
    うちの一方を遅延させる差動信号遅延手段を含むことを
    特徴とするデータ遅延機能付き送受信回路。
  7. 【請求項7】 前記差動信号遅延手段は、テスト時に前
    記一対の差動信号のうちの一方を任意の時間だけ遅延す
    るようになっていることを特徴とする請求項6に記載の
    データ遅延機能付き送受信回路。
  8. 【請求項8】 前記差動信号遅延手段は、 前記一対の差動信号のうちの一方を各所定時間だけ遅延
    させる複数の遅延素子と、 この複数の遅延素子のうちの1つを選択するセレクタ
    と、 からなることを特徴とする請求項6または請求項7に記
    載の遅延機能付き送受信回路。
  9. 【請求項9】 前記差動ドライバと前記差動レシーバと
    は、共通の通信線を使用するようになっていることを特
    徴とする請求項6から請求項8のうちのいずれか1の請
    求項に記載のデータ遅延機能付き送受信回路。
  10. 【請求項10】 前記送受信回路は、IEEE1394
    インターフェースの物理層デバイスであることを特徴と
    する請求項6から請求項9のうちのいずれか1の請求項
    に記載のデータ遅延機能付き送受信回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007285866A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Yokogawa Electric Corp テストシステム

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