JP2001290863A - 半導体回路の遅延解析方法及び設計支援装置 - Google Patents
半導体回路の遅延解析方法及び設計支援装置Info
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- General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 特に大規模複雑な半導体回路の設計におい
て、クロック回路、ホールドエラー及びセットアップエ
ラーについて、その原因又は設計改善の指標を与えるタ
イミング解析方法を提供する。 【解決手段】 クロック周期をT、信号遅延解析の対象
となる回路部の最大遅延をWmax、最小遅延をWmi
n、同回路部の入力及び出力となる各レジスタへのクロ
ックタイミングをCd1、Cd2として、例えばCd1
を1つの軸とし、Cd2+Wmax+Tを他の1つの軸
とした2次元グラフを作成し、この2次元グラフに、前
記回路部の遅延解析結果をプロットする。また、例えば
Cd1を1つの軸とし、Cd2−Wminを他の1つの
軸とした2次元グラフを作成し、この2次元グラフに前
記回路部の遅延解析結果をプロットする。
て、クロック回路、ホールドエラー及びセットアップエ
ラーについて、その原因又は設計改善の指標を与えるタ
イミング解析方法を提供する。 【解決手段】 クロック周期をT、信号遅延解析の対象
となる回路部の最大遅延をWmax、最小遅延をWmi
n、同回路部の入力及び出力となる各レジスタへのクロ
ックタイミングをCd1、Cd2として、例えばCd1
を1つの軸とし、Cd2+Wmax+Tを他の1つの軸
とした2次元グラフを作成し、この2次元グラフに、前
記回路部の遅延解析結果をプロットする。また、例えば
Cd1を1つの軸とし、Cd2−Wminを他の1つの
軸とした2次元グラフを作成し、この2次元グラフに前
記回路部の遅延解析結果をプロットする。
Description
【0001】
【従来の技術】近年では、半導体プロセス技術の微細加
工に伴い、配線に関わる信号遅延の割合が増大し、半導
体集積回路(LSI)の設計においてタイミングを仕様
通りに満たすことが難しくなってきている。
工に伴い、配線に関わる信号遅延の割合が増大し、半導
体集積回路(LSI)の設計においてタイミングを仕様
通りに満たすことが難しくなってきている。
【0002】従来では、LSI回路設計に際し、設計者
は、論理合成ツールによる論理回路設計工程、及びレイ
アウトツールによるレイアウト設計工程をした後、同工
程により得られたLSI回路が仕様として与えられたタイ
ミングを満たすか否かのタイミング解析を行ない、仕様
を満足しない場合には、再度、レイアウト設計工程を繰
り返すか、場合によってはその前の論理設計設計工程か
らやり直すという判断をしながら、設計開発を進めてい
る。
は、論理合成ツールによる論理回路設計工程、及びレイ
アウトツールによるレイアウト設計工程をした後、同工
程により得られたLSI回路が仕様として与えられたタイ
ミングを満たすか否かのタイミング解析を行ない、仕様
を満足しない場合には、再度、レイアウト設計工程を繰
り返すか、場合によってはその前の論理設計設計工程か
らやり直すという判断をしながら、設計開発を進めてい
る。
【0003】図4は、LSI回路設計の一部について、
そのタイミングの関係を簡単に示した図である。同図に
おいて、CC解析しようとする回路部であって、多数の
信号経路Path(i、j)を持つ。Reg(i)は、信
号経路Path(i、j)の始点レジスタ、Reg
(j)は終点レジスタである。始点レジスタReg
(i)と終点レジスタReg(j)との間の多数の信号
経路の伝播遅延のうち、最小遅延となる値をWmin
(i、j)、最大遅延となる値をWmax(i、j)と
する。
そのタイミングの関係を簡単に示した図である。同図に
おいて、CC解析しようとする回路部であって、多数の
信号経路Path(i、j)を持つ。Reg(i)は、信
号経路Path(i、j)の始点レジスタ、Reg
(j)は終点レジスタである。始点レジスタReg
(i)と終点レジスタReg(j)との間の多数の信号
経路の伝播遅延のうち、最小遅延となる値をWmin
(i、j)、最大遅延となる値をWmax(i、j)と
する。
【0004】いま、LSI設計仕様においてクロック周
期Tを満たすタイミング仕様が与えれた場合の回路設計
では、レイアウト回路の設計後の最大遅延Wmaxが、
クロック周期Tよりも短時間でなければ、クロック周期
Tにおいて信号経路Path(i、j)でのデータの転
送ができない。そこで、従来では、各信号経路の遅延を
解析するために、図5に示すような遅延解析方法が取ら
れていた。即ち、全ての始点及び終点のレジスタペア
(i、j)間の信号経路の最大遅延Wmax(i、j)
について頻度分布グラフを作成し、最大遅延Wmaxが
どのように分布し、クロック周期Tに比べてどのように
エラーが分布しているかを表示するものが一般的に利用
されてきた。そのようなシステムの一例として例えば特
開平9-054138号公報では、半導体回路の会話型信号遅延
解析方法において、エラー数とその比率とを円グラフで
表示し、その表示結果に基づく半導体回路の信号遅延解
析を行うことを開示している。
期Tを満たすタイミング仕様が与えれた場合の回路設計
では、レイアウト回路の設計後の最大遅延Wmaxが、
クロック周期Tよりも短時間でなければ、クロック周期
Tにおいて信号経路Path(i、j)でのデータの転
送ができない。そこで、従来では、各信号経路の遅延を
解析するために、図5に示すような遅延解析方法が取ら
れていた。即ち、全ての始点及び終点のレジスタペア
(i、j)間の信号経路の最大遅延Wmax(i、j)
について頻度分布グラフを作成し、最大遅延Wmaxが
どのように分布し、クロック周期Tに比べてどのように
エラーが分布しているかを表示するものが一般的に利用
されてきた。そのようなシステムの一例として例えば特
開平9-054138号公報では、半導体回路の会話型信号遅延
解析方法において、エラー数とその比率とを円グラフで
表示し、その表示結果に基づく半導体回路の信号遅延解
析を行うことを開示している。
【0005】従来、設計者は、頻度分布グラフより、ク
ロック周期Tを満たさない信号経路が多数占める場合に
は、論理設計行程から設計方法を見直したり(大修
正)、又は、クロック周期Tを満たさない信号経路が少
数の場合には、レイアウト設計行程における微修正(小
修正)により、設計仕様目標を満たす回路設計を行なっ
てきた。
ロック周期Tを満たさない信号経路が多数占める場合に
は、論理設計行程から設計方法を見直したり(大修
正)、又は、クロック周期Tを満たさない信号経路が少
数の場合には、レイアウト設計行程における微修正(小
修正)により、設計仕様目標を満たす回路設計を行なっ
てきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来用
いられてきた頻度分布グラフ又はこれに相当する情報で
は、第1に、セットアップエラーとクロック遅延を統合
したタイミングエラー原因の分析ができない。第2に、
ホールドエラーとクロック遅延を統合したタイミングエ
ラー原因の分析ができない。更に、第3に、論理回路部
とクロック部について設計改善指標が与られない、な
ど、現在の複雑化した設計において必須となる情報が得
られないという課題があった。
いられてきた頻度分布グラフ又はこれに相当する情報で
は、第1に、セットアップエラーとクロック遅延を統合
したタイミングエラー原因の分析ができない。第2に、
ホールドエラーとクロック遅延を統合したタイミングエ
ラー原因の分析ができない。更に、第3に、論理回路部
とクロック部について設計改善指標が与られない、な
ど、現在の複雑化した設計において必須となる情報が得
られないという課題があった。
【0007】本発明は、前記課題を解決するものであ
り、その目的は、セットアップエラーとクロック遅延を
統合したタイミングエラー原因の分析や、ホールドエラ
ーとクロック遅延を統合したタイミングエラー原因の分
析を容易にすると共に、論理回路部とクロック部につい
て設計改善指標を与えることにある。
り、その目的は、セットアップエラーとクロック遅延を
統合したタイミングエラー原因の分析や、ホールドエラ
ーとクロック遅延を統合したタイミングエラー原因の分
析を容易にすると共に、論理回路部とクロック部につい
て設計改善指標を与えることにある。
【0008】更に、本発明の目的は、前記分析の容易化
及び設計改善指標を与える場合に、それらの情報をテキ
ストファイルなどで出力したときには、その量が膨大で
あるために、タイミング仕様を満足するためのタイミン
グ解析に時間を要することから、より直感的にLSI回
路のタイミングエラーの原因を分析し、その対処法を示
唆する表示方法又はそれを実装した装置を提供すること
にある。
及び設計改善指標を与える場合に、それらの情報をテキ
ストファイルなどで出力したときには、その量が膨大で
あるために、タイミング仕様を満足するためのタイミン
グ解析に時間を要することから、より直感的にLSI回
路のタイミングエラーの原因を分析し、その対処法を示
唆する表示方法又はそれを実装した装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明では、クロック遅延が0とならない一般的な
セットアップ条件やホールド条件を2次元グラフ上に表
現する。
め、本発明では、クロック遅延が0とならない一般的な
セットアップ条件やホールド条件を2次元グラフ上に表
現する。
【0010】すなわち、請求項1記載の発明の半導体回
路の信号遅延解析方法は、クロック周期をT、解析する
回路部の最大遅延をWmax、前記回路部の入力及び出
力となる各レジスタへのクロックタイミングをCd1、
Cd2として、Cd1とCd2+T−Wmaxとの2
軸、又はCd2とCd1−T+Wmaxとの2軸により
規定される2次元グラフGを作成する作成工程と、前記
作成工程において作成された2次元グラフG上の点に、
前記回路部の遅延解析結果を表示する表示工程とを備え
ることを特徴とする。
路の信号遅延解析方法は、クロック周期をT、解析する
回路部の最大遅延をWmax、前記回路部の入力及び出
力となる各レジスタへのクロックタイミングをCd1、
Cd2として、Cd1とCd2+T−Wmaxとの2
軸、又はCd2とCd1−T+Wmaxとの2軸により
規定される2次元グラフGを作成する作成工程と、前記
作成工程において作成された2次元グラフG上の点に、
前記回路部の遅延解析結果を表示する表示工程とを備え
ることを特徴とする。
【0011】また、請求項2記載の発明は、前記請求項
1記載の半導体回路の信号遅延解析方法において、前記
作成工程では、作成された2次元グラフGに、原点から
対角に引いたCd1=Cd2+T−Wmaxの補助線、
又はCd2=Cd1−T+Wmaxの補助線を付加する
ことを特徴とする。
1記載の半導体回路の信号遅延解析方法において、前記
作成工程では、作成された2次元グラフGに、原点から
対角に引いたCd1=Cd2+T−Wmaxの補助線、
又はCd2=Cd1−T+Wmaxの補助線を付加する
ことを特徴とする。
【0012】更に、請求項3記載の発明の半導体回路の
信号遅延解析方法は、解析する回路部の最小遅延をWm
in、前記回路部の入力及び出力となる各レジスタへの
クロックタイミングをCd1、Cd2として、Cd1と
Cd2−Wminとの2軸、又はCd2とCd1+Wm
inとの2軸により規定される2次元グラフGを作成す
る作成工程と、前記作成工程において作成された2次元
グラフG上の点に、前記回路部の遅延解析結果を表示す
る表示工程とを備えることを特徴とする。
信号遅延解析方法は、解析する回路部の最小遅延をWm
in、前記回路部の入力及び出力となる各レジスタへの
クロックタイミングをCd1、Cd2として、Cd1と
Cd2−Wminとの2軸、又はCd2とCd1+Wm
inとの2軸により規定される2次元グラフGを作成す
る作成工程と、前記作成工程において作成された2次元
グラフG上の点に、前記回路部の遅延解析結果を表示す
る表示工程とを備えることを特徴とする。
【0013】加えて、請求項4記載の発明は、前記請求
項3記載の半導体回路の信号遅延解析方法において、前
記作成工程では、作成された2次元グラフGに、原点か
ら対角に引いたCd1=Cd2−Wminの補助線、又
はCd2=Cd1+Wminの補助線を付加することを
特徴とする。
項3記載の半導体回路の信号遅延解析方法において、前
記作成工程では、作成された2次元グラフGに、原点か
ら対角に引いたCd1=Cd2−Wminの補助線、又
はCd2=Cd1+Wminの補助線を付加することを
特徴とする。
【0014】また、請求項5記載の発明は、前記請求項
1、2、3又は4記載の半導体回路の信号遅延解析方法
において、前記2次元グラフG上の遅延解析結果が軸C
d1又は軸Cd2に対して並行に広がる場合には、前記
レジスタへのクロックタイミングを修正する指針を表示
し、一方、前記遅延解析結果が軸Cd1又は軸Cd2に
対して垂直に広がる場合には、前記回路部の信号遅延を
改善する指針を表示することを特徴とする。
1、2、3又は4記載の半導体回路の信号遅延解析方法
において、前記2次元グラフG上の遅延解析結果が軸C
d1又は軸Cd2に対して並行に広がる場合には、前記
レジスタへのクロックタイミングを修正する指針を表示
し、一方、前記遅延解析結果が軸Cd1又は軸Cd2に
対して垂直に広がる場合には、前記回路部の信号遅延を
改善する指針を表示することを特徴とする。
【0015】更に、請求項6記載の発明の半導体回路の
設計支援装置は、クロック周期をT、解析する回路部の
最大遅延をWmax、前記回路部の入力及び出力となる
各レジスタへのクロックタイミングをCd1、Cd2と
して、Cd1とCd2+T−Wmaxとの2軸、又はC
d2とCd1−T+Wmaxとの2軸により規定される
2次元グラフGを作成する作成手段と、前記作成手段に
より作成された2次元グラフG上の点に、前記回路部の
遅延解析結果を表示する表示手段と、前記2次元グラフ
G上の遅延解析結果が軸Cd1又は軸Cd2に対して並
行に広がる場合には、前記レジスタへのクロックタイミ
ングを修正する指針を表示し、一方、前記遅延解析結果
が軸Cd1又は軸Cd2に対して垂直に広がる場合に
は、前記回路部の信号遅延を改善する指針を表示する指
針手段とを備えたことを特徴とする。
設計支援装置は、クロック周期をT、解析する回路部の
最大遅延をWmax、前記回路部の入力及び出力となる
各レジスタへのクロックタイミングをCd1、Cd2と
して、Cd1とCd2+T−Wmaxとの2軸、又はC
d2とCd1−T+Wmaxとの2軸により規定される
2次元グラフGを作成する作成手段と、前記作成手段に
より作成された2次元グラフG上の点に、前記回路部の
遅延解析結果を表示する表示手段と、前記2次元グラフ
G上の遅延解析結果が軸Cd1又は軸Cd2に対して並
行に広がる場合には、前記レジスタへのクロックタイミ
ングを修正する指針を表示し、一方、前記遅延解析結果
が軸Cd1又は軸Cd2に対して垂直に広がる場合に
は、前記回路部の信号遅延を改善する指針を表示する指
針手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】加えて、請求項7記載の発明の半導体回路
の設計支援装置は、解析する回路部の最小遅延をWmi
n、前記回路部の入力及び出力となる各レジスタへのク
ロックタイミングをCd1、Cd2として、Cd1とC
d2−Wminとの2軸、又はCd2とCd1+Wmi
nとの2軸により規定される2次元グラフGを作成する
作成手段と、前記作成手段により作成された2次元グラ
フG上の点に、前記回路部の遅延解析結果を表示する表
示手段と、前記2次元グラフG上の遅延解析結果が軸C
d1又は軸Cd2に対して並行に広がる場合には、前記
レジスタへのクロックタイミングを修正する指針を表示
し、一方、前記遅延解析結果が軸Cd1又は軸Cd2に
対して垂直に広がる場合には、前記回路部の信号遅延を
改善する指針を表示する指針手段とを備えたことを特徴
とする。
の設計支援装置は、解析する回路部の最小遅延をWmi
n、前記回路部の入力及び出力となる各レジスタへのク
ロックタイミングをCd1、Cd2として、Cd1とC
d2−Wminとの2軸、又はCd2とCd1+Wmi
nとの2軸により規定される2次元グラフGを作成する
作成手段と、前記作成手段により作成された2次元グラ
フG上の点に、前記回路部の遅延解析結果を表示する表
示手段と、前記2次元グラフG上の遅延解析結果が軸C
d1又は軸Cd2に対して並行に広がる場合には、前記
レジスタへのクロックタイミングを修正する指針を表示
し、一方、前記遅延解析結果が軸Cd1又は軸Cd2に
対して垂直に広がる場合には、前記回路部の信号遅延を
改善する指針を表示する指針手段とを備えたことを特徴
とする。
【0017】以上により、請求項1〜4及び請求項6及
び7記載の発明では、クロック周期Tで半導体回路が動
作するために満たすべき必要十分条件式を、クロックタ
イミングを1つの軸とする2軸から規定される2次元グ
ラフに表し、この2次元グラフ上に解析する回路部の遅
延解析結果を表示する。従って、クロックタイミングの
ばらつきの様子を観察できると共に、セットアップエラ
ーか又はホールドエラーか、及びクロックタイミングエ
ラーかを容易に判断することができる。
び7記載の発明では、クロック周期Tで半導体回路が動
作するために満たすべき必要十分条件式を、クロックタ
イミングを1つの軸とする2軸から規定される2次元グ
ラフに表し、この2次元グラフ上に解析する回路部の遅
延解析結果を表示する。従って、クロックタイミングの
ばらつきの様子を観察できると共に、セットアップエラ
ーか又はホールドエラーか、及びクロックタイミングエ
ラーかを容易に判断することができる。
【0018】また、請求項5記載の発明では、既述の通
りクロックタイミングを1つの軸とする2軸から規定さ
れる2次元グラフに必要十分条件式が表わされているの
で、遅延解析結果の分布が前記クロックタイミング軸に
垂直に分布する場合には、クロックスキューが小さいと
判断できて、回路部の信号遅延を改善する指針を与える
ことができ、一方、遅延解析結果の分布が前記クロック
タイミング軸に並行に分布する場合には、クロックスキ
ューが大きいと判断できて、クロック回路設計を改善す
る指針を与えることができる。
りクロックタイミングを1つの軸とする2軸から規定さ
れる2次元グラフに必要十分条件式が表わされているの
で、遅延解析結果の分布が前記クロックタイミング軸に
垂直に分布する場合には、クロックスキューが小さいと
判断できて、回路部の信号遅延を改善する指針を与える
ことができ、一方、遅延解析結果の分布が前記クロック
タイミング軸に並行に分布する場合には、クロックスキ
ューが大きいと判断できて、クロック回路設計を改善す
る指針を与えることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の半導
体回路の遅延解析方法及び設計支援装置について、式及
び図面を用いて説明する。
体回路の遅延解析方法及び設計支援装置について、式及
び図面を用いて説明する。
【0020】次式1及び式2に、クロック周期TでLS
I回路(図4の解析すべき回路部CC)が動作するため
に満たすべき必要十分条件式を示す。
I回路(図4の解析すべき回路部CC)が動作するため
に満たすべき必要十分条件式を示す。
【0021】 Si−Sj<T−Wmax(i、j) …式1 Sj−Si<Wmin(i, j) …式2 前記各式は、Fishburn(J. P. Fishburn,“Clo
ck skew optimization," IEEE Trans. on Computers, V
ol.39,pp945-951,1990)により導出された。同各式にお
いて、Si、Sjは、図4で用いた回路図において、各
レジスタReg(i)、Reg(j)に供給されるクロ
ックタイミングCd1、Cd2であって、クロック信号
の遅延値で表現したものである。
ck skew optimization," IEEE Trans. on Computers, V
ol.39,pp945-951,1990)により導出された。同各式にお
いて、Si、Sjは、図4で用いた回路図において、各
レジスタReg(i)、Reg(j)に供給されるクロ
ックタイミングCd1、Cd2であって、クロック信号
の遅延値で表現したものである。
【0022】前記式1は、信号情報をクロックタイミン
グでレジスタに取り込むためのタイミング条件(セット
アップ条件)を意味し、前記式2は、レジスタが取り込
み作業中に、次の信号が紛れ込まないためのタイミング
条件(ホールド条件)を指す。必要十分条件は、従来の
設計では、クロック信号遅延に関して、Si=Sj、す
なわち0スキュークロック設計を前提とされていたため
に、次のように変形されて考慮されてきた。
グでレジスタに取り込むためのタイミング条件(セット
アップ条件)を意味し、前記式2は、レジスタが取り込
み作業中に、次の信号が紛れ込まないためのタイミング
条件(ホールド条件)を指す。必要十分条件は、従来の
設計では、クロック信号遅延に関して、Si=Sj、す
なわち0スキュークロック設計を前提とされていたため
に、次のように変形されて考慮されてきた。
【0023】 Wmax(i、j)≦T …式3 0≦Wmin(i、j) …式4 ここで、式4について、最初遅延Wminは0以下には
ならないため、必ず成立する。従来の設計では、主に式
3を中心に回路設計の条件として考えられてきた。クロ
ック遅延は0であるため、クロックを交えたタイミング
解析結果を表示する必要がなかった。これが、従来図5
のような解析方式のみで設計を行なっている理由であ
る。
ならないため、必ず成立する。従来の設計では、主に式
3を中心に回路設計の条件として考えられてきた。クロ
ック遅延は0であるため、クロックを交えたタイミング
解析結果を表示する必要がなかった。これが、従来図5
のような解析方式のみで設計を行なっている理由であ
る。
【0024】本発明は、従来検討されていなかった「ク
ロック遅延が0とならない」一般的な場合に対して、前
記式1及び式2をそのまま表示する方法について提案す
るものである。
ロック遅延が0とならない」一般的な場合に対して、前
記式1及び式2をそのまま表示する方法について提案す
るものである。
【0025】具体的には、解析しようとする回路におい
て、レジスタへのクロック遅延の一方、即ち、Sjを中
心にして、前記式1及び式2を以下の式5及び式6に変
形する。
て、レジスタへのクロック遅延の一方、即ち、Sjを中
心にして、前記式1及び式2を以下の式5及び式6に変
形する。
【0026】 Si−T+Wmax(i、j)≦Sj …式5 Sj ≦ Wmin(i、j) +Si …式6 このような変形を加えることにより、前記の必要十分条
件を図1(a)及び(b)に示すような2次元グラフG
に表すことができる。更に、Sj=Si−T+Wmax(i、j)の
補助線、及びSj=Wmin(i、j)+Siの補助線を用いて、各
々図1(a)及び同図(b)に示した2次元グラフGに
対して対角線表示の追加を行う。
件を図1(a)及び(b)に示すような2次元グラフG
に表すことができる。更に、Sj=Si−T+Wmax(i、j)の
補助線、及びSj=Wmin(i、j)+Siの補助線を用いて、各
々図1(a)及び同図(b)に示した2次元グラフGに
対して対角線表示の追加を行う。
【0027】そして、前記2次元グラフGを作成した後
は、解析しようとする回路部CCの遅延解析結果を前記
2次元グラフG上に表示する。具体的には、(x、y)=
(Sj、Si−T+Wmax(i、j))の点を各レジスタペア毎に
グラフG上にプロットし、又は、(x、y)=(Sj、Wmin
(i、j)+Si)の点を各レジスタペア毎にグラフG上にプ
ロットする。
は、解析しようとする回路部CCの遅延解析結果を前記
2次元グラフG上に表示する。具体的には、(x、y)=
(Sj、Si−T+Wmax(i、j))の点を各レジスタペア毎に
グラフG上にプロットし、又は、(x、y)=(Sj、Wmin
(i、j)+Si)の点を各レジスタペア毎にグラフG上にプ
ロットする。
【0028】従って、本実施の形態の半導体回路の遅延
解析方法では、次の解析が可能になる。第1に、図1
(a)において、対角線をこえてプロット点が分布すれ
ば、セットアップエラー又はクロックタイミングのエラ
ーである。第2に、図1(b)において、対角線をこえ
てプロット点が分布すれば、ホールドエラー又はクロッ
クタイミングのエラーである。
解析方法では、次の解析が可能になる。第1に、図1
(a)において、対角線をこえてプロット点が分布すれ
ば、セットアップエラー又はクロックタイミングのエラ
ーである。第2に、図1(b)において、対角線をこえ
てプロット点が分布すれば、ホールドエラー又はクロッ
クタイミングのエラーである。
【0029】前記式5及び式6より、以上の判断が2次
元グラフG上で容易になることは明らかである。従来で
は、回路動作の必要十分条件とタイミングエラー解析を
連動する発想がなかった。本発明は、単に必要十分条件
式をグラフ化したものではなく、クロックタイミングC
d(クロック遅延Sj)を横軸に取ることにより、クロ
ックタイミングのばらつきの様子を観察できる点で優れ
ている。
元グラフG上で容易になることは明らかである。従来で
は、回路動作の必要十分条件とタイミングエラー解析を
連動する発想がなかった。本発明は、単に必要十分条件
式をグラフ化したものではなく、クロックタイミングC
d(クロック遅延Sj)を横軸に取ることにより、クロ
ックタイミングのばらつきの様子を観察できる点で優れ
ている。
【0030】更に、本実施の形態の遅延解析方法では、
クロック設計における不都合と、論理回路設計の不都合
とを容易に分別できて、回路設計の指標を得る利点があ
る。図3(a)及び(b)は、本実施の形態によるホールドエ
ラー解析の図である。同図(a)と(b)とでは、分布
がクロック遅延Sjに対して垂直方向の分布(同図(a))
か、クロック遅延Sjに対して並行方向の分布(図3(b))
かにより異なる。クロック設計により十分0スキューが
達成されていれば、プロットした点は、横軸Sjに対し
て広がりが少なく、図3(a)に示すようにクロック遅延
Sjに対して垂直に広がる。このときは、回路部CC内
の論理回路の信号遅延を改善をする必要がある。逆に、
0スキュー設計が十分良く制御されていない場合には、
図3(b)のように分布はクロック遅延Sjに対して水平
方向に広がる。つまり、クロック回路設計においてクロ
ックタイミングを改善する必要があることが判る。従っ
て、本分布をみれば、クロック回路の修正か回路部CC
の修正かの何れに対処すればよいかの示唆、指針を与え
ることが可能となる。
クロック設計における不都合と、論理回路設計の不都合
とを容易に分別できて、回路設計の指標を得る利点があ
る。図3(a)及び(b)は、本実施の形態によるホールドエ
ラー解析の図である。同図(a)と(b)とでは、分布
がクロック遅延Sjに対して垂直方向の分布(同図(a))
か、クロック遅延Sjに対して並行方向の分布(図3(b))
かにより異なる。クロック設計により十分0スキューが
達成されていれば、プロットした点は、横軸Sjに対し
て広がりが少なく、図3(a)に示すようにクロック遅延
Sjに対して垂直に広がる。このときは、回路部CC内
の論理回路の信号遅延を改善をする必要がある。逆に、
0スキュー設計が十分良く制御されていない場合には、
図3(b)のように分布はクロック遅延Sjに対して水平
方向に広がる。つまり、クロック回路設計においてクロ
ックタイミングを改善する必要があることが判る。従っ
て、本分布をみれば、クロック回路の修正か回路部CC
の修正かの何れに対処すればよいかの示唆、指針を与え
ることが可能となる。
【0031】次に、既述の表示機能を有するタイミング
解析装置(設計支援装置)を図2に示す。同図では、入
出力装置1に対して回路部CCの回路情報や遅延解析結
果を入力し、これら回路情報及び遅延解析結果を記憶装
置2に記憶する。最大遅延Wmaxや最小遅延Wmin
の計算は、CPU4により行われる。CPU(作成手
段)4は、図1(a)及び(b)に示した2次元グラフ
Gを作成する。また、CPU(表示手段及び指針手段)
4は、前記記憶装置2に記憶した回路部CCの遅延解析
結果を前記2次元グラフG上に表示し、その結果を表示
装置3に表示するすると共に、この回路部CCの遅延解
析結果が表示された2次元グラフGから、既述した改善
の指針を判定し、この指針を表示装置3に表示する。前
記CPU4で処理された結果は記憶装置2に記憶され
る。
解析装置(設計支援装置)を図2に示す。同図では、入
出力装置1に対して回路部CCの回路情報や遅延解析結
果を入力し、これら回路情報及び遅延解析結果を記憶装
置2に記憶する。最大遅延Wmaxや最小遅延Wmin
の計算は、CPU4により行われる。CPU(作成手
段)4は、図1(a)及び(b)に示した2次元グラフ
Gを作成する。また、CPU(表示手段及び指針手段)
4は、前記記憶装置2に記憶した回路部CCの遅延解析
結果を前記2次元グラフG上に表示し、その結果を表示
装置3に表示するすると共に、この回路部CCの遅延解
析結果が表示された2次元グラフGから、既述した改善
の指針を判定し、この指針を表示装置3に表示する。前
記CPU4で処理された結果は記憶装置2に記憶され
る。
【0032】尚、以上の説明では、一方のレジスタRe
g(j)のクロック遅延Sjを中心に前記式1及び式2
を変形して式5及び式6を得たが、他方のレジスタRe
g(i)のクロック遅延Siを中心に前記式1及び式2
を変形しても良いのは勿論である。この場合には、2次
元グラフGに引く補助線は、Si=Sj−T+Wmax(i、
j)、及びSi=Wmin(i、j)+Sjとなる。
g(j)のクロック遅延Sjを中心に前記式1及び式2
を変形して式5及び式6を得たが、他方のレジスタRe
g(i)のクロック遅延Siを中心に前記式1及び式2
を変形しても良いのは勿論である。この場合には、2次
元グラフGに引く補助線は、Si=Sj−T+Wmax(i、
j)、及びSi=Wmin(i、j)+Sjとなる。
【0033】更に、以上の説明において、符号の正負表
現、x、y軸の変更や、それに伴う分布の変化が伴って
も、本発明の範囲の変更であることはいうまでもない。
現、x、y軸の変更や、それに伴う分布の変化が伴って
も、本発明の範囲の変更であることはいうまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜4及び
請求項6及び7記載の発明によれば、クロック周期Tで
半導体回路が動作するために満たすべき必要十分条件式
を、クロックタイミングを1つの軸とする2軸から規定
される2次元グラフに表し、この2次元グラフ上に解析
する回路部の遅延解析結果を表示するようにしたので、
クロックタイミングのばらつきの様子を観察できると共
に、セットアップエラーか又はホールドエラーか、及び
クロックタイミングエラーかを直感的に容易に判断する
ことができる。
請求項6及び7記載の発明によれば、クロック周期Tで
半導体回路が動作するために満たすべき必要十分条件式
を、クロックタイミングを1つの軸とする2軸から規定
される2次元グラフに表し、この2次元グラフ上に解析
する回路部の遅延解析結果を表示するようにしたので、
クロックタイミングのばらつきの様子を観察できると共
に、セットアップエラーか又はホールドエラーか、及び
クロックタイミングエラーかを直感的に容易に判断する
ことができる。
【0035】また、請求項5記載の発明では、解析した
回路部の信号遅延を改善すべきか、又はクロック回路設
計を改善すべきかの何れを改善すべきかの指標を与える
ことができる。
回路部の信号遅延を改善すべきか、又はクロック回路設
計を改善すべきかの何れを改善すべきかの指標を与える
ことができる。
【図1】(a)は本発明の実施の形態の半導体回路の遅延
解析方法によるセットアップエラー解析を示す図、(b)
同遅延解析方法によるホールドエラー解析を示す図であ
る。
解析方法によるセットアップエラー解析を示す図、(b)
同遅延解析方法によるホールドエラー解析を示す図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態の半導体回路の設計支援装
置を示す図である。
置を示す図である。
【図3】(a)は同実施の形態の半導体回路の遅延解析方
法において分布が横軸に垂直な場合のホールドエラー分
析を説明する図、(b)は同遅延解析方法において分布が
横軸に水平な場合のホールドエラー分析を説明する図で
ある。
法において分布が横軸に垂直な場合のホールドエラー分
析を説明する図、(b)は同遅延解析方法において分布が
横軸に水平な場合のホールドエラー分析を説明する図で
ある。
【図4】半導体回路の模式図である。
【図5】従来のタイミング解析を示す図である。
1 入出力装置 2 記憶装置 3 表示装置 4 CPU(作成手段、表
示手段及び指針手段) Reg(i)、Reg(j) レジスタ CC 回路部
示手段及び指針手段) Reg(i)、Reg(j) レジスタ CC 回路部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安井 卓也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B046 AA08 BA03 GA01 JA01 5F064 EE47 EE54 HH01 HH06 HH10 HH14
Claims (7)
- 【請求項1】 半導体回路の遅延解析方法において、ク
ロック周期をT、解析する回路部の最大遅延をWma
x、前記回路部の入力及び出力となる各レジスタへのク
ロックタイミングをCd1、Cd2として、 Cd1とCd2+T−Wmaxとの2軸、又はCd2と
Cd1−T+Wmaxとの2軸により規定される2次元
グラフGを作成する作成工程と、 前記作成工程において作成された2次元グラフG上の点
に、前記回路部の遅延解析結果を表示する表示工程とを
備えることを特徴とする半導体回路の信号遅延解析方
法。 - 【請求項2】 前記作成工程では、作成された2次元グ
ラフGに、原点から対角に引いたCd1=Cd2+T−
Wmaxの補助線、又はCd2=Cd1−T+Wmax
の補助線を付加することを特徴とする請求項1記載の半
導体回路の信号遅延解析方法。 - 【請求項3】 半導体回路の信号遅延解析において、解
析する回路部の最小遅延をWmin、前記回路部の入力
及び出力となる各レジスタへのクロックタイミングをC
d1、Cd2として、 Cd1とCd2−Wminとの2軸、又はCd2とCd
1+Wminとの2軸により規定される2次元グラフG
を作成する作成工程と、 前記作成工程において作成された2次元グラフG上の点
に、前記回路部の遅延解析結果を表示する表示工程とを
備えることを特徴とする半導体回路の信号遅延解析方
法。 - 【請求項4】 前記作成工程では、作成された2次元グ
ラフGに、原点から対角に引いたCd1=Cd2−Wm
inの補助線、又はCd2=Cd1+Wminの補助線
を付加することを特徴とする請求項3記載の半導体回路
の信号遅延解析方法。 - 【請求項5】 前記2次元グラフG上の遅延解析結果が
軸Cd1又は軸Cd2に対して並行に広がる場合には、
前記レジスタへのクロックタイミングを修正する指針を
表示し、一方、 前記遅延解析結果が軸Cd1又は軸Cd2に対して垂直
に広がる場合には、前記回路部の信号遅延を改善する指
針を表示することを特徴とする請求項1、2、3又は4
記載の半導体回路の信号遅延解析方法。 - 【請求項6】 クロック周期をT、解析する回路部の最
大遅延をWmax、前記回路部の入力及び出力となる各
レジスタへのクロックタイミングをCd1、Cd2とし
て、 Cd1とCd2+T−Wmaxとの2軸、又はCd2と
Cd1−T+Wmaxとの2軸により規定される2次元
グラフGを作成する作成手段と、 前記作成手段により作成された2次元グラフG上の点
に、前記回路部の遅延解析結果を表示する表示手段と、 前記2次元グラフG上の遅延解析結果が軸Cd1又は軸
Cd2に対して並行に広がる場合には、前記レジスタへ
のクロックタイミングを修正する指針を表示し、一方、
前記遅延解析結果が軸Cd1又は軸Cd2に対して垂直
に広がる場合には、前記回路部の信号遅延を改善する指
針を表示する指針手段とを備えたことを特徴とする半導
体回路の設計支援装置。 - 【請求項7】 解析する回路部の最小遅延をWmin、
前記回路部の入力及び出力となる各レジスタへのクロッ
クタイミングをCd1、Cd2として、 Cd1とCd2−Wminとの2軸、又はCd2とCd
1+Wminとの2軸により規定される2次元グラフG
を作成する作成手段と、 前記作成手段により作成された2次元グラフG上の点
に、前記回路部の遅延解析結果を表示する表示手段と、 前記2次元グラフG上の遅延解析結果が軸Cd1又は軸
Cd2に対して並行に広がる場合には、前記レジスタへ
のクロックタイミングを修正する指針を表示し、一方、
前記遅延解析結果が軸Cd1又は軸Cd2に対して垂直
に広がる場合には、前記回路部の信号遅延を改善する指
針を表示する指針手段とを備えたことを特徴とする半導
体回路の設計支援装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000104681A JP2001290863A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 半導体回路の遅延解析方法及び設計支援装置 |
US09/825,367 US6496963B2 (en) | 2000-04-06 | 2001-04-04 | Delay analysis method and design assist apparatus of semiconductor circuit |
US10/291,598 US6578182B2 (en) | 2000-04-06 | 2002-11-12 | Delay analysis method and design assist apparatus of semiconductor circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000104681A JP2001290863A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 半導体回路の遅延解析方法及び設計支援装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001290863A true JP2001290863A (ja) | 2001-10-19 |
Family
ID=18618181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000104681A Pending JP2001290863A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 半導体回路の遅延解析方法及び設計支援装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6496963B2 (ja) |
JP (1) | JP2001290863A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001290863A (ja) * | 2000-04-06 | 2001-10-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体回路の遅延解析方法及び設計支援装置 |
US7096442B2 (en) * | 2003-07-10 | 2006-08-22 | Lsi Logic Corporation | Optimizing IC clock structures by minimizing clock uncertainty |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3351651B2 (ja) * | 1995-04-07 | 2002-12-03 | 富士通株式会社 | 会話型回路設計装置 |
JP3838679B2 (ja) | 1995-08-10 | 2006-10-25 | 富士通株式会社 | 電子回路の会話型ディレイ解析システム |
JP2001290863A (ja) * | 2000-04-06 | 2001-10-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体回路の遅延解析方法及び設計支援装置 |
-
2000
- 2000-04-06 JP JP2000104681A patent/JP2001290863A/ja active Pending
-
2001
- 2001-04-04 US US09/825,367 patent/US6496963B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-11-12 US US10/291,598 patent/US6578182B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6496963B2 (en) | 2002-12-17 |
US6578182B2 (en) | 2003-06-10 |
US20020010900A1 (en) | 2002-01-24 |
US20030070151A1 (en) | 2003-04-10 |
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