JP2001290853A - 開発方法、開発支援システム及びプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents
開発方法、開発支援システム及びプログラムを記憶した記憶媒体Info
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- JP2001290853A JP2001290853A JP2000104058A JP2000104058A JP2001290853A JP 2001290853 A JP2001290853 A JP 2001290853A JP 2000104058 A JP2000104058 A JP 2000104058A JP 2000104058 A JP2000104058 A JP 2000104058A JP 2001290853 A JP2001290853 A JP 2001290853A
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- Stored Programmes (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 開発済、開発予定、開発中の機能ユニットの
情報を機密レベル、保証レベル、価格レベル、地域レベ
ルや権利レベルに応じて迅速・確実に入手し、有用性の
あるシステムを迅速に開発する。 【解決手段】 このシステム開発方法は、マクロ情報・
マクロファイルを提供するサーバ1、マクロを開発する
ためのクライアント41〜4m、マクロを組み合わせて
半導体装置を開発するためのクライアント51〜5nを
インターネット3で接続した開発支援システムを利用し
て半導体装置を開発する。クライアント5 1〜5nは、
マクロ利用者を登録し、マクロ情報を参照して、半導体
装置の開発に必要であって、その仕様に合致している保
証レベルを有する複数個のマクロのマクロファイルを入
手し、複数個のマクロファイルを組み合わせて半導体装
置を開発し、その動作を確認する。
情報を機密レベル、保証レベル、価格レベル、地域レベ
ルや権利レベルに応じて迅速・確実に入手し、有用性の
あるシステムを迅速に開発する。 【解決手段】 このシステム開発方法は、マクロ情報・
マクロファイルを提供するサーバ1、マクロを開発する
ためのクライアント41〜4m、マクロを組み合わせて
半導体装置を開発するためのクライアント51〜5nを
インターネット3で接続した開発支援システムを利用し
て半導体装置を開発する。クライアント5 1〜5nは、
マクロ利用者を登録し、マクロ情報を参照して、半導体
装置の開発に必要であって、その仕様に合致している保
証レベルを有する複数個のマクロのマクロファイルを入
手し、複数個のマクロファイルを組み合わせて半導体装
置を開発し、その動作を確認する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、開発方法、開発
支援システム及びプログラムを記憶した記憶媒体に関
し、詳しくは、インターネットやイントラネット等のネ
ットワークを利用してそれぞれ異なる機能を実現する機
能ユニットに関する情報を入手してそれらを組み合わせ
て半導体装置等のハードウェアやソフトウェア、あるい
はこれらが混在したシステムの開発を行うシステム開発
方法、そのプログラムを記憶した記憶媒体、機能ユニッ
トの開発を行う機能ユニット開発方法、そのプログラム
を記憶した記憶媒体、システムや機能ユニットの開発を
支援する開発支援システム及び開発支援システムを管理
する開発支援システム管理プログラムを記憶した記憶媒
体に関する。
支援システム及びプログラムを記憶した記憶媒体に関
し、詳しくは、インターネットやイントラネット等のネ
ットワークを利用してそれぞれ異なる機能を実現する機
能ユニットに関する情報を入手してそれらを組み合わせ
て半導体装置等のハードウェアやソフトウェア、あるい
はこれらが混在したシステムの開発を行うシステム開発
方法、そのプログラムを記憶した記憶媒体、機能ユニッ
トの開発を行う機能ユニット開発方法、そのプログラム
を記憶した記憶媒体、システムや機能ユニットの開発を
支援する開発支援システム及び開発支援システムを管理
する開発支援システム管理プログラムを記憶した記憶媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】大規模集積回路等の半導体装置は、近
年、高集積化、高密度化が進められるのに伴って、百万
個以上のトランジスタから構成されるものが実現可能と
なっている。中央処理装置(CPU)、記憶装置(RO
M、RAM)、バッファ、各種の信号処理を行う複数個
の周辺装置等をバスや信号線等を介して接続して構成し
たシステムを、1個の半導体チップ内に組み込んだシス
テムLSIがその一例である。このようなシステムLS
Iは、その回路規模が大きいため、トランジスタ・レベ
ルの回路設計を直接行うことは不可能であり、CPU、
ROM、RAM、バッファ、複数個の周辺装置をそれぞ
れ1個の機能ブロックとし、所望の機能が得られるよう
に、システム全体の動作や構成を決定するシステム設計
と、システム設計で決定された仕様に基づいて、各機能
ブロック間の関係及び各機能ブロック内部の動作を決定
する機能設計と、各機能ブロックをナンド・ゲートやノ
ア・ゲート等の基本ゲートの組み合わせで構成する詳細
論理設計と、機能設計と詳細論理設計とからなる論理設
計に基づく回路仕様を満たすように、トランジスタ・レ
ベルの電子回路と素子の特性を決定する回路設計とを順
次段階的に行う必要がある。そして、各設計段階におい
ては、コンピュータを用いて、動作のシミュレーション
と、所望の機能が得られるか否かを確認する検証(ベリ
フィケーション)とを行う必要がある。
年、高集積化、高密度化が進められるのに伴って、百万
個以上のトランジスタから構成されるものが実現可能と
なっている。中央処理装置(CPU)、記憶装置(RO
M、RAM)、バッファ、各種の信号処理を行う複数個
の周辺装置等をバスや信号線等を介して接続して構成し
たシステムを、1個の半導体チップ内に組み込んだシス
テムLSIがその一例である。このようなシステムLS
Iは、その回路規模が大きいため、トランジスタ・レベ
ルの回路設計を直接行うことは不可能であり、CPU、
ROM、RAM、バッファ、複数個の周辺装置をそれぞ
れ1個の機能ブロックとし、所望の機能が得られるよう
に、システム全体の動作や構成を決定するシステム設計
と、システム設計で決定された仕様に基づいて、各機能
ブロック間の関係及び各機能ブロック内部の動作を決定
する機能設計と、各機能ブロックをナンド・ゲートやノ
ア・ゲート等の基本ゲートの組み合わせで構成する詳細
論理設計と、機能設計と詳細論理設計とからなる論理設
計に基づく回路仕様を満たすように、トランジスタ・レ
ベルの電子回路と素子の特性を決定する回路設計とを順
次段階的に行う必要がある。そして、各設計段階におい
ては、コンピュータを用いて、動作のシミュレーション
と、所望の機能が得られるか否かを確認する検証(ベリ
フィケーション)とを行う必要がある。
【0003】このうち、論理設計段階においては、従来
から、以下に示す作業が行われていた。まず、論理設計
者は、システム設計で決定された仕様に基づいて、CP
Uや複数個の周辺装置等の各機能ブロック間の関係及び
各機能ブロック内部の動作を決定する機能設計を行う。
次に、論理設計者は、半導体装置を論理設計するための
専用のコンピュータ、あるいは半導体装置を論理設計す
るためのプログラムが組み込まれた汎用のコンピュータ
を構成するキーボードやマウスを操作して、ナンド・ゲ
ートやノア・ゲート等の基本論理素子、あるいはこれら
が複数個組み合わされて構成されたラッチやカウンタ等
の基本論理回路を組み合わせることにより、上記機能設
計によって内部の動作が決定された各機能ブロックを構
成する詳細論理設計を行い、半導体装置のシミュレーシ
ョン・モデルを作成する。上記した基本論理素子や基本
論理回路は、マクロと呼ばれ、それぞれの機能がハード
ウェア記述言語(HDL; Hardware Description Lang
uage)やC言語(商標名)等のプログラミング言語を用
いて記述されてFD(フロッピー(登録商標)・ディス
ク)、HD(ハード・ディスク)、あるいはCD−RO
M等の記憶媒体に予め記憶されている。そして、論理設
計者は、このようにして作成された半導体装置のシミュ
レーション・モデルを、FD、HD、あるいはCD−R
OM等の記憶媒体に記憶され、それぞれが対応する外部
記憶装置に装着されることにより読み出されるマクロの
ライブラリと共にコンパイルした後、コンピュータにシ
ミュレーションを実行させて、当該半導体装置の検証を
行う。
から、以下に示す作業が行われていた。まず、論理設計
者は、システム設計で決定された仕様に基づいて、CP
Uや複数個の周辺装置等の各機能ブロック間の関係及び
各機能ブロック内部の動作を決定する機能設計を行う。
次に、論理設計者は、半導体装置を論理設計するための
専用のコンピュータ、あるいは半導体装置を論理設計す
るためのプログラムが組み込まれた汎用のコンピュータ
を構成するキーボードやマウスを操作して、ナンド・ゲ
ートやノア・ゲート等の基本論理素子、あるいはこれら
が複数個組み合わされて構成されたラッチやカウンタ等
の基本論理回路を組み合わせることにより、上記機能設
計によって内部の動作が決定された各機能ブロックを構
成する詳細論理設計を行い、半導体装置のシミュレーシ
ョン・モデルを作成する。上記した基本論理素子や基本
論理回路は、マクロと呼ばれ、それぞれの機能がハード
ウェア記述言語(HDL; Hardware Description Lang
uage)やC言語(商標名)等のプログラミング言語を用
いて記述されてFD(フロッピー(登録商標)・ディス
ク)、HD(ハード・ディスク)、あるいはCD−RO
M等の記憶媒体に予め記憶されている。そして、論理設
計者は、このようにして作成された半導体装置のシミュ
レーション・モデルを、FD、HD、あるいはCD−R
OM等の記憶媒体に記憶され、それぞれが対応する外部
記憶装置に装着されることにより読み出されるマクロの
ライブラリと共にコンパイルした後、コンピュータにシ
ミュレーションを実行させて、当該半導体装置の検証を
行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、マクロとしてライブラリに記憶された基本
論理素子や基本論理回路を複数個組み合わせて半導体装
置の論理設計を行っているが、ライブラリに記憶されて
いるマクロはすべての論理設計者に等しく提供されるの
で、機密性の高いマクロは、ライブラリに記憶すること
ができず、そのマクロを開発したマクロ開発者と個々の
論理設計者とが特約を締結して当該マクロに関する情報
をFD等により提供している。したがって、特約を締結
すべき論理設計者が多数いる場合には、マクロ開発者は
業務遂行に支障を来たすことになり、論理設計者も希望
するマクロに関する情報を迅速に入手することができず
半導体装置の開発が遅れてしまうという欠点があった。
この点、特開平11−224284号公報には、インタ
ーネットを介して上記マクロに相当する設計資産を流通
させる場合、設計資産の提供を受ける対象者をプロジェ
クト向け、部門向け、事業所向け、特定顧客向け、一般
顧客向け等のグループに分け、そのグループに応じて公
開する設計資産の範囲が異なる技術が開示されている。
しかし、この技術においても、同一のグループに属する
対象者には同一の設計資産が公開されるので、あるグル
ープに属する対象者が他のグループに属する対象者に提
供されている設計資産の提供を希望する場合には、個別
に特約を締結しなければならず、同様の問題が発生す
る。
においては、マクロとしてライブラリに記憶された基本
論理素子や基本論理回路を複数個組み合わせて半導体装
置の論理設計を行っているが、ライブラリに記憶されて
いるマクロはすべての論理設計者に等しく提供されるの
で、機密性の高いマクロは、ライブラリに記憶すること
ができず、そのマクロを開発したマクロ開発者と個々の
論理設計者とが特約を締結して当該マクロに関する情報
をFD等により提供している。したがって、特約を締結
すべき論理設計者が多数いる場合には、マクロ開発者は
業務遂行に支障を来たすことになり、論理設計者も希望
するマクロに関する情報を迅速に入手することができず
半導体装置の開発が遅れてしまうという欠点があった。
この点、特開平11−224284号公報には、インタ
ーネットを介して上記マクロに相当する設計資産を流通
させる場合、設計資産の提供を受ける対象者をプロジェ
クト向け、部門向け、事業所向け、特定顧客向け、一般
顧客向け等のグループに分け、そのグループに応じて公
開する設計資産の範囲が異なる技術が開示されている。
しかし、この技術においても、同一のグループに属する
対象者には同一の設計資産が公開されるので、あるグル
ープに属する対象者が他のグループに属する対象者に提
供されている設計資産の提供を希望する場合には、個別
に特約を締結しなければならず、同様の問題が発生す
る。
【0005】また、従来においては、各マクロがどのよ
うな条件で動作するかについてマクロ開発者が保証した
保証レベルは、単なるメモとして記録されているのに過
ぎないため、論理設計者がそのメモをなくしたり、その
保証レベルを失念したりした場合、論理設計者が実際の
保証レベル以上のレベルで保証されていると誤信してマ
クロを使用すると、半導体装置を開発した後に不具合が
発生して半導体装置の開発に支障を来たすことになる
し、保証レベルに関して論理設計者とマクロ開発者との
間で無用なトラブルが発生することもあるし、あるいは
マクロの保証レベルがわからないため論理設計者が開発
した半導体装置の検証の際に必要以上にその検証レベル
を高くして無駄な手間や時間を費やしてしまう場合もあ
る。そこで、すべてのマクロについて一般的な条件で問
題なく動作することを保証するようにマクロ開発者に要
求することが考えられるが、この場合には、マクロ開発
者は、本来のマクロの開発以外のマクロの動作確認に手
間と時間をかけることになり、マクロの開発に専念でき
なくなってしまう。また、従来においては、論理設計者
がマクロを使用すると、それぞれのマクロにおいて設定
された対価が支払われるが、論理設計者がその額が高い
ことに気付かずに使用して予算を越えてしまう場合があ
った。
うな条件で動作するかについてマクロ開発者が保証した
保証レベルは、単なるメモとして記録されているのに過
ぎないため、論理設計者がそのメモをなくしたり、その
保証レベルを失念したりした場合、論理設計者が実際の
保証レベル以上のレベルで保証されていると誤信してマ
クロを使用すると、半導体装置を開発した後に不具合が
発生して半導体装置の開発に支障を来たすことになる
し、保証レベルに関して論理設計者とマクロ開発者との
間で無用なトラブルが発生することもあるし、あるいは
マクロの保証レベルがわからないため論理設計者が開発
した半導体装置の検証の際に必要以上にその検証レベル
を高くして無駄な手間や時間を費やしてしまう場合もあ
る。そこで、すべてのマクロについて一般的な条件で問
題なく動作することを保証するようにマクロ開発者に要
求することが考えられるが、この場合には、マクロ開発
者は、本来のマクロの開発以外のマクロの動作確認に手
間と時間をかけることになり、マクロの開発に専念でき
なくなってしまう。また、従来においては、論理設計者
がマクロを使用すると、それぞれのマクロにおいて設定
された対価が支払われるが、論理設計者がその額が高い
ことに気付かずに使用して予算を越えてしまう場合があ
った。
【0006】また、従来においては、マクロ開発者が開
発予定又は開発中のマクロの存在は、通常、論理設計者
や他のマクロ開発者には提供されない。したがって、マ
クロ開発者は、そのマクロがどの程度需要があるのか具
体的に把握することができず、開発日程を適切に設定す
ることができなかったり、他のマクロ開発者と同様の機
能を有するマクロを競合して開発してしまい、開発自体
が無駄になりかねない場合がある。一方、論理設計者と
しても、開発予定又は開発中のマクロの存在を知らない
ため、旧来のマクロを利用して半導体装置を開発するこ
とになるが、半導体装置の開発に幅を持たせることがで
きなかったり、半導体装置を開発中又は開発した後に新
しい機能を有するマクロが開発されたり開発中であるこ
とを知った場合、半導体装置の開発をやり直したり、時
には新しいマクロの出現によりその半導体装置の価値が
なくなって半導体装置自体の開発を中止しなければなら
なくなってしまう。また、従来から、国際的な取り決め
に基づいて、半導体装置やそのマクロに関する情報の提
供を地域により制限する場合があるが、従来において
は、マクロ開発者が個別に判断していた。したがって、
上記半導体装置やそのマクロに関する情報の提供を受け
る対象者の地域が多岐にわたるときには、マクロ開発者
は、地域の確認が煩雑になり、場合によっては誤りをお
かしてしまうおそれがある。
発予定又は開発中のマクロの存在は、通常、論理設計者
や他のマクロ開発者には提供されない。したがって、マ
クロ開発者は、そのマクロがどの程度需要があるのか具
体的に把握することができず、開発日程を適切に設定す
ることができなかったり、他のマクロ開発者と同様の機
能を有するマクロを競合して開発してしまい、開発自体
が無駄になりかねない場合がある。一方、論理設計者と
しても、開発予定又は開発中のマクロの存在を知らない
ため、旧来のマクロを利用して半導体装置を開発するこ
とになるが、半導体装置の開発に幅を持たせることがで
きなかったり、半導体装置を開発中又は開発した後に新
しい機能を有するマクロが開発されたり開発中であるこ
とを知った場合、半導体装置の開発をやり直したり、時
には新しいマクロの出現によりその半導体装置の価値が
なくなって半導体装置自体の開発を中止しなければなら
なくなってしまう。また、従来から、国際的な取り決め
に基づいて、半導体装置やそのマクロに関する情報の提
供を地域により制限する場合があるが、従来において
は、マクロ開発者が個別に判断していた。したがって、
上記半導体装置やそのマクロに関する情報の提供を受け
る対象者の地域が多岐にわたるときには、マクロ開発者
は、地域の確認が煩雑になり、場合によっては誤りをお
かしてしまうおそれがある。
【0007】以上説明した不都合は、ソフトウェアにつ
いても同様に発生する。すなわち、規模の小さなソフト
ウェアは、1人の開発者が開発することも可能である
が、規模の大きなソフトウェアは、それぞれ所定の処理
を実行するための複数個のルーチンからなり、複数の開
発者がそれぞれのルーチンを担当して開発し、最終的に
1つのソフトウェアに合体する。また、ソフトウェアを
バージョンアップする場合はもちろん、新たにソフトウ
ェアを開発する場合でも、すべてのルーチンを最初から
開発するのではなく、既に開発済のルーチンをいくつか
組み合わせると共に、新たな機能を追加するルーチンだ
けを開発する場合がある。したがって、各ルーチンが上
記したマクロに相当すると考えると共に、ソフトウェア
全体の開発を統括する者が上記した論理設計者に相当す
ると考えれば、同様の不都合が発生するおそれがある。
以下においては、上記マクロ及びルーチンを総称する場
合には、あるひとまとまりの機能を実現するという意味
で機能ユニットと呼ぶことにする。
いても同様に発生する。すなわち、規模の小さなソフト
ウェアは、1人の開発者が開発することも可能である
が、規模の大きなソフトウェアは、それぞれ所定の処理
を実行するための複数個のルーチンからなり、複数の開
発者がそれぞれのルーチンを担当して開発し、最終的に
1つのソフトウェアに合体する。また、ソフトウェアを
バージョンアップする場合はもちろん、新たにソフトウ
ェアを開発する場合でも、すべてのルーチンを最初から
開発するのではなく、既に開発済のルーチンをいくつか
組み合わせると共に、新たな機能を追加するルーチンだ
けを開発する場合がある。したがって、各ルーチンが上
記したマクロに相当すると考えると共に、ソフトウェア
全体の開発を統括する者が上記した論理設計者に相当す
ると考えれば、同様の不都合が発生するおそれがある。
以下においては、上記マクロ及びルーチンを総称する場
合には、あるひとまとまりの機能を実現するという意味
で機能ユニットと呼ぶことにする。
【0008】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、個々の機能ユニットに関する情報を機密レベ
ル、保証レベル又は価格レベル、あるいは機能ユニット
の利用対象者の地域レベルや権利レベルに応じて迅速・
確実に入手することができると共に、開発予定又は開発
中の機能ユニットに関する情報も適切な時期に迅速に入
手することができ、これにより、システム開発者が有用
性のあるハードウェアやソフトウェア等のシステムを迅
速に開発することができるシステム開発方法、そのプロ
グラムを記憶した記憶媒体、開発支援システム及び開発
支援システム管理プログラムを記憶した記憶媒体を提供
することを第1の目的としている。また、この発明は、
機能ユニットの開発者が個々の機能ユニットをその機密
レベル、保証レベル又は価格レベル、あるいは機能ユニ
ットの利用対象者の地域レベルや権利レベルを特に考慮
することなく開発してその情報を提供することができる
と共に、機能ユニットの開発者が開発予定又は開発中の
機能ユニットに関する情報も提供することができ、これ
により、機能ユニットの開発者が機能ユニットの開発に
専念することができると共に、開発予定又は開発中の機
能ユニットの開発日程に適切に設定することができた
り、機能ユニットの競合開発を防止することができる機
能ユニット開発方法、そのプログラムを記憶した記憶媒
体、開発支援システム及び開発支援システム管理プログ
ラムを記憶した記憶媒体を提供することを第2の目的と
している。
もので、個々の機能ユニットに関する情報を機密レベ
ル、保証レベル又は価格レベル、あるいは機能ユニット
の利用対象者の地域レベルや権利レベルに応じて迅速・
確実に入手することができると共に、開発予定又は開発
中の機能ユニットに関する情報も適切な時期に迅速に入
手することができ、これにより、システム開発者が有用
性のあるハードウェアやソフトウェア等のシステムを迅
速に開発することができるシステム開発方法、そのプロ
グラムを記憶した記憶媒体、開発支援システム及び開発
支援システム管理プログラムを記憶した記憶媒体を提供
することを第1の目的としている。また、この発明は、
機能ユニットの開発者が個々の機能ユニットをその機密
レベル、保証レベル又は価格レベル、あるいは機能ユニ
ットの利用対象者の地域レベルや権利レベルを特に考慮
することなく開発してその情報を提供することができる
と共に、機能ユニットの開発者が開発予定又は開発中の
機能ユニットに関する情報も提供することができ、これ
により、機能ユニットの開発者が機能ユニットの開発に
専念することができると共に、開発予定又は開発中の機
能ユニットの開発日程に適切に設定することができた
り、機能ユニットの競合開発を防止することができる機
能ユニット開発方法、そのプログラムを記憶した記憶媒
体、開発支援システム及び開発支援システム管理プログ
ラムを記憶した記憶媒体を提供することを第2の目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、それぞれ異なる機能を実現
する機能ユニットに関する情報及びそれぞれの機能が記
述されたファイルを提供するサーバと、上記機能ユニッ
トを開発するための少なくとも1個の開発クライアント
と、上記機能ユニットを組み合わせて所望の動作を行う
システムを開発するための少なくとも1個の利用クライ
アントとをネットワークを介して接続して構成した開発
支援システムを利用して上記システムを開発するシステ
ム開発方法に係り、上記利用クライアントは、操作者を
上記開発支援システムの利用者として登録する第1のス
テップと、上記機能ユニットに関する情報を参照して、
上記システムの開発に必要であって、その仕様に合致し
ている保証レベルを有する複数個の機能ユニットのファ
イルを入手する第2のステップと、上記複数個の機能ユ
ニットのファイルを組み合わせて上記システムを開発
し、上記システムの動作を確認する第3のステップとを
行うことを特徴としている。
に、請求項1記載の発明は、それぞれ異なる機能を実現
する機能ユニットに関する情報及びそれぞれの機能が記
述されたファイルを提供するサーバと、上記機能ユニッ
トを開発するための少なくとも1個の開発クライアント
と、上記機能ユニットを組み合わせて所望の動作を行う
システムを開発するための少なくとも1個の利用クライ
アントとをネットワークを介して接続して構成した開発
支援システムを利用して上記システムを開発するシステ
ム開発方法に係り、上記利用クライアントは、操作者を
上記開発支援システムの利用者として登録する第1のス
テップと、上記機能ユニットに関する情報を参照して、
上記システムの開発に必要であって、その仕様に合致し
ている保証レベルを有する複数個の機能ユニットのファ
イルを入手する第2のステップと、上記複数個の機能ユ
ニットのファイルを組み合わせて上記システムを開発
し、上記システムの動作を確認する第3のステップとを
行うことを特徴としている。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のシステム開発方法に係り、上記第1のステップで
は、上記機能ユニットに関する情報の概要についてだけ
アクセス可能な第1のアクセスレベル、上記機能ユニッ
トに関する情報の概要及び詳細についてだけアクセス可
能な第2のアクセスレベル、上記ファイルの入手も可能
な第3のアクセスレベルのいずれかが設定されることを
特徴としている。
載のシステム開発方法に係り、上記第1のステップで
は、上記機能ユニットに関する情報の概要についてだけ
アクセス可能な第1のアクセスレベル、上記機能ユニッ
トに関する情報の概要及び詳細についてだけアクセス可
能な第2のアクセスレベル、上記ファイルの入手も可能
な第3のアクセスレベルのいずれかが設定されることを
特徴としている。
【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載のシステム開発方法に係り、上記第1のステップで
は、上記アクセスレベルは、各機能ユニットの上記保証
レベル、機密レベルあるいは価格レベルに基づいて、又
は上記利用クライアントの地域レベルや権利レベルに基
づいて、設定されることを特徴としている。
載のシステム開発方法に係り、上記第1のステップで
は、上記アクセスレベルは、各機能ユニットの上記保証
レベル、機密レベルあるいは価格レベルに基づいて、又
は上記利用クライアントの地域レベルや権利レベルに基
づいて、設定されることを特徴としている。
【0012】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至3のいずれか1に記載のシステム開発方法に係り、上
記第2のステップでは、複数個の機能ユニットのファイ
ルは、個別にあるいは複数個を一括して入手する権利を
申請し、上記機能ユニット毎にあるいは一括した機能ユ
ニット群毎に、審査の上上記権利を付与されて初めて入
手可能となることを特徴としている。
至3のいずれか1に記載のシステム開発方法に係り、上
記第2のステップでは、複数個の機能ユニットのファイ
ルは、個別にあるいは複数個を一括して入手する権利を
申請し、上記機能ユニット毎にあるいは一括した機能ユ
ニット群毎に、審査の上上記権利を付与されて初めて入
手可能となることを特徴としている。
【0013】また、請求項5記載の発明は、請求項1乃
至4のいずれか1に記載のシステム開発方法に係り、上
記保証レベルは、上記機能ユニットが、一般的な条件で
問題なく動作することが保証されている一般保証レベ
ル、特定の条件では動作しないことが判明している非動
作条件付レベル、特定の条件において動作することが保
証されている動作条件付レベル、極めて限定された条件
でのみ動作した実績を有する未保証レベル、開発予定又
は開発中である開発未完レベルのいずれかであることを
特徴としている。
至4のいずれか1に記載のシステム開発方法に係り、上
記保証レベルは、上記機能ユニットが、一般的な条件で
問題なく動作することが保証されている一般保証レベ
ル、特定の条件では動作しないことが判明している非動
作条件付レベル、特定の条件において動作することが保
証されている動作条件付レベル、極めて限定された条件
でのみ動作した実績を有する未保証レベル、開発予定又
は開発中である開発未完レベルのいずれかであることを
特徴としている。
【0014】また、請求項6記載の発明は、請求項3乃
至5のいずれか1に記載のシステム開発方法に係り、上
記機密レベルは、各機能ユニット毎にその開発者によっ
て設定された、すべての利用者に閲覧可能とするレベ
ル、特約を締結した利用者だけに閲覧可能とするレベル
のいずれかであることを特徴としている。
至5のいずれか1に記載のシステム開発方法に係り、上
記機密レベルは、各機能ユニット毎にその開発者によっ
て設定された、すべての利用者に閲覧可能とするレベ
ル、特約を締結した利用者だけに閲覧可能とするレベル
のいずれかであることを特徴としている。
【0015】また、請求項7記載の発明は、請求項5又
は6記載のシステム開発方法に係り、上記第2のステッ
プでは、上記未保証レベルの機能ユニットのファイル
は、当該機能ユニットの開発者との特約又は競合する他
の利用者の許可を得た場合のみ入手可能であることを特
徴としている。
は6記載のシステム開発方法に係り、上記第2のステッ
プでは、上記未保証レベルの機能ユニットのファイル
は、当該機能ユニットの開発者との特約又は競合する他
の利用者の許可を得た場合のみ入手可能であることを特
徴としている。
【0016】また、請求項8記載の発明は、請求項5乃
至7のいずれか1に記載のシステム開発方法に係り、上
記第2のステップでは、開発未完レベルの機能ユニット
については、少なくともその名称、開発日程、機能概要
が参照可能であることを特徴としている。
至7のいずれか1に記載のシステム開発方法に係り、上
記第2のステップでは、開発未完レベルの機能ユニット
については、少なくともその名称、開発日程、機能概要
が参照可能であることを特徴としている。
【0017】また、請求項9記載の発明は、請求項8記
載のシステム開発方法に係り、上記第2のステップで
は、開発未完レベルの機能ユニットについて、より詳細
な情報を求め、あるいは開発日程や機能に関する要望を
含めて、質問情報を送信することを特徴としている。
載のシステム開発方法に係り、上記第2のステップで
は、開発未完レベルの機能ユニットについて、より詳細
な情報を求め、あるいは開発日程や機能に関する要望を
含めて、質問情報を送信することを特徴としている。
【0018】また、請求項10記載の発明は、請求項1
乃至9のいずれか1に記載のシステム開発方法に係り、
上記システムは半導体装置であり、上記機能ユニット
は、基本論理素子又は複数個の基本論理素子が組み合わ
されて構成された基本論理回路であることを特徴として
いる。
乃至9のいずれか1に記載のシステム開発方法に係り、
上記システムは半導体装置であり、上記機能ユニット
は、基本論理素子又は複数個の基本論理素子が組み合わ
されて構成された基本論理回路であることを特徴として
いる。
【0019】また、請求項11記載の発明は、請求項1
乃至9のいずれか1に記載のシステム開発方法に係り、
上記システムは半導体装置であり、上記機能ユニット
は、中央処理装置、記憶装置、バッファ、周辺装置であ
り、周辺装置のファイルは、その機能をハードウェアで
実現するためのファイル又はその機能をソフトウェアで
実現するためのファイルのいずれかを選択可能に構成さ
れていることを特徴としている。
乃至9のいずれか1に記載のシステム開発方法に係り、
上記システムは半導体装置であり、上記機能ユニット
は、中央処理装置、記憶装置、バッファ、周辺装置であ
り、周辺装置のファイルは、その機能をハードウェアで
実現するためのファイル又はその機能をソフトウェアで
実現するためのファイルのいずれかを選択可能に構成さ
れていることを特徴としている。
【0020】また、請求項12記載の発明は、請求項1
乃至9のいずれか1に記載のシステム開発方法に係り、
上記システムはソフトウェアであり、上記機能ユニット
は、所定の処理を実行するためのルーチン又はオブジェ
クトであることを特徴としている。
乃至9のいずれか1に記載のシステム開発方法に係り、
上記システムはソフトウェアであり、上記機能ユニット
は、所定の処理を実行するためのルーチン又はオブジェ
クトであることを特徴としている。
【0021】また、請求項13記載の発明に係る記憶媒
体は、コンピュータに請求項1乃至12のいずれか1に
記載の機能を実現させるためのシステム開発プログラム
が記憶されていることを特徴としている。
体は、コンピュータに請求項1乃至12のいずれか1に
記載の機能を実現させるためのシステム開発プログラム
が記憶されていることを特徴としている。
【0022】また、請求項14記載の発明は、それぞれ
異なる機能を実現する機能ユニットに関する情報及びそ
れぞれの機能が記述されたファイルを提供するサーバ
と、上記機能ユニットを開発するための少なくとも1個
の開発クライアントと、上記機能ユニットを組み合わせ
て所望の動作を行うシステムを開発するための少なくと
も1個の利用クライアントとをネットワークを介して接
続して構成した開発支援システムを利用して上記機能ユ
ニットを開発する機能ユニット開発方法に係り、上記開
発クライアントは、操作者を上記開発支援システムの利
用者として登録する第1のステップと、これから開発す
る機能ユニットの開発情報を送信する第2のステップ
と、上記機能ユニットの機能を記述したファイルを作成
する第3のステップと、上記機能ユニットの保証レベ
ル、機密レベル又は価格レベルを設定して上記ファイル
を登録する第4のステップとを行うことを特徴としてい
る。
異なる機能を実現する機能ユニットに関する情報及びそ
れぞれの機能が記述されたファイルを提供するサーバ
と、上記機能ユニットを開発するための少なくとも1個
の開発クライアントと、上記機能ユニットを組み合わせ
て所望の動作を行うシステムを開発するための少なくと
も1個の利用クライアントとをネットワークを介して接
続して構成した開発支援システムを利用して上記機能ユ
ニットを開発する機能ユニット開発方法に係り、上記開
発クライアントは、操作者を上記開発支援システムの利
用者として登録する第1のステップと、これから開発す
る機能ユニットの開発情報を送信する第2のステップ
と、上記機能ユニットの機能を記述したファイルを作成
する第3のステップと、上記機能ユニットの保証レベ
ル、機密レベル又は価格レベルを設定して上記ファイル
を登録する第4のステップとを行うことを特徴としてい
る。
【0023】また、請求項15記載の発明は、請求項1
4記載の機能ユニット開発方法に係り、上記開発情報
は、少なくともその名称、開発日程、機能概要からなる
ことを特徴としている。
4記載の機能ユニット開発方法に係り、上記開発情報
は、少なくともその名称、開発日程、機能概要からなる
ことを特徴としている。
【0024】また、請求項16記載の発明は、請求項1
4又は15記載の機能ユニット開発方法に係り、上記第
3のステップでは、上記開発情報に基づいて他の機能ユ
ニットに関する情報が検索された結果、同様の機能概要
を有する機能ユニットが未だ開発済、開発中及び開発予
定でない場合に上記ファイルを作成することを特徴とし
ている。
4又は15記載の機能ユニット開発方法に係り、上記第
3のステップでは、上記開発情報に基づいて他の機能ユ
ニットに関する情報が検索された結果、同様の機能概要
を有する機能ユニットが未だ開発済、開発中及び開発予
定でない場合に上記ファイルを作成することを特徴とし
ている。
【0025】また、請求項17記載の発明は、請求項1
4乃至16のいずれか1に記載の機能ユニット開発方法
に係り、上記第3のステップでは、上記開発情報に基づ
いて他の機能ユニットに関する情報が検索された結果、
同様の機能概要を有する機能ユニットが既に開発済、開
発中、あるいは開発予定である場合には、当該機能ユニ
ットに関する情報を参照して、これから開発する機能ユ
ニットの開発中止、開発続行、あるいは既に開発中又は
開発予定の機能ユニットの開発者との共同開発のいずれ
かを決定することを特徴としている。
4乃至16のいずれか1に記載の機能ユニット開発方法
に係り、上記第3のステップでは、上記開発情報に基づ
いて他の機能ユニットに関する情報が検索された結果、
同様の機能概要を有する機能ユニットが既に開発済、開
発中、あるいは開発予定である場合には、当該機能ユニ
ットに関する情報を参照して、これから開発する機能ユ
ニットの開発中止、開発続行、あるいは既に開発中又は
開発予定の機能ユニットの開発者との共同開発のいずれ
かを決定することを特徴としている。
【0026】また、請求項18記載の発明は、請求項1
4乃至16のいずれか1に記載の機能ユニット開発方法
に係り、上記第3のステップでは、上記機能ユニット開
発の進捗状況を上記サーバに送信すると共に、上記開発
情報、上記進捗状況及びこれらを参照したシステムの開
発者又は他の機能ユニットの開発者からの開発日程や機
能に関する要望が記憶されたテーブルを参照して、開発
日程の変更又は上記機能ユニットの機能変更を行うこと
を特徴としている。
4乃至16のいずれか1に記載の機能ユニット開発方法
に係り、上記第3のステップでは、上記機能ユニット開
発の進捗状況を上記サーバに送信すると共に、上記開発
情報、上記進捗状況及びこれらを参照したシステムの開
発者又は他の機能ユニットの開発者からの開発日程や機
能に関する要望が記憶されたテーブルを参照して、開発
日程の変更又は上記機能ユニットの機能変更を行うこと
を特徴としている。
【0027】また、請求項19記載の発明は、請求項1
4乃至18のいずれか1に記載の機能ユニット開発方法
に係り、上記保証レベルは、上記機能ユニットが、一般
的な条件で問題なく動作することが保証されている一般
保証レベル、特定の条件では動作しないことが判明して
いる非動作条件付レベル、特定の条件において動作する
ことが保証されている動作条件付レベル、極めて限定さ
れた条件でのみ動作した実績を有する未保証レベル、開
発予定又は開発中である開発未完レベルのいずれかであ
ることを特徴としている。
4乃至18のいずれか1に記載の機能ユニット開発方法
に係り、上記保証レベルは、上記機能ユニットが、一般
的な条件で問題なく動作することが保証されている一般
保証レベル、特定の条件では動作しないことが判明して
いる非動作条件付レベル、特定の条件において動作する
ことが保証されている動作条件付レベル、極めて限定さ
れた条件でのみ動作した実績を有する未保証レベル、開
発予定又は開発中である開発未完レベルのいずれかであ
ることを特徴としている。
【0028】また、請求項20記載の発明は、請求項1
4乃至19のいずれか1に記載の機能ユニット開発方法
に係り、上記機密レベルは、すべての利用者に閲覧可能
とするレベル、特約を締結した利用者だけに閲覧可能と
するレベルのいずれかであることを特徴としている。
4乃至19のいずれか1に記載の機能ユニット開発方法
に係り、上記機密レベルは、すべての利用者に閲覧可能
とするレベル、特約を締結した利用者だけに閲覧可能と
するレベルのいずれかであることを特徴としている。
【0029】また、請求項21記載の発明は、請求項1
4乃至20のいずれか1に記載の機能ユニット開発方法
に係り、上記システムは半導体装置であり、上記機能ユ
ニットは、基本論理素子又は複数個の基本論理素子が組
み合わされて構成された基本論理回路であることを特徴
としている。
4乃至20のいずれか1に記載の機能ユニット開発方法
に係り、上記システムは半導体装置であり、上記機能ユ
ニットは、基本論理素子又は複数個の基本論理素子が組
み合わされて構成された基本論理回路であることを特徴
としている。
【0030】また、請求項22記載の発明は、請求項1
4乃至20のいずれか1に記載の機能ユニット開発方法
に係り、上記システムは半導体装置であり、上記機能ユ
ニットは、中央処理装置、記憶装置、バッファ、周辺装
置であり、周辺装置のファイルは、その機能をハードウ
ェアで実現するためのファイル又はその機能をソフトウ
ェアで実現するためのファイルのいずれかを選択可能に
構成されていることを特徴としている。
4乃至20のいずれか1に記載の機能ユニット開発方法
に係り、上記システムは半導体装置であり、上記機能ユ
ニットは、中央処理装置、記憶装置、バッファ、周辺装
置であり、周辺装置のファイルは、その機能をハードウ
ェアで実現するためのファイル又はその機能をソフトウ
ェアで実現するためのファイルのいずれかを選択可能に
構成されていることを特徴としている。
【0031】また、請求項23記載の発明は、請求項1
4乃至20のいずれか1に記載の機能ユニット開発方法
に係り、上記システムはソフトウェアであり、上記機能
ユニットは、所定の処理を実行するためのルーチン又は
オブジェクトであることを特徴としている。
4乃至20のいずれか1に記載の機能ユニット開発方法
に係り、上記システムはソフトウェアであり、上記機能
ユニットは、所定の処理を実行するためのルーチン又は
オブジェクトであることを特徴としている。
【0032】また、請求項24記載の発明に係る記憶媒
体は、コンピュータに請求項14乃至23のいずれか1
に記載の機能を実現させるための機能ユニット開発プロ
グラムが記憶されていることを特徴としている。
体は、コンピュータに請求項14乃至23のいずれか1
に記載の機能を実現させるための機能ユニット開発プロ
グラムが記憶されていることを特徴としている。
【0033】また、請求項25記載の発明は、それぞれ
異なる機能を実現する機能ユニットに関する情報及びそ
れぞれの機能が記述されたファイルを提供するサーバ
と、上記機能ユニットを開発するための少なくとも1個
の開発クライアントと、上記機能ユニットを組み合わせ
て所望の動作を行うシステムを開発するための少なくと
も1個の利用クライアントとをネットワークを介して接
続して構成した開発支援システムに係り、上記開発クラ
イアントは、操作者の氏名や所属を送信して上記開発支
援システムの利用者として登録申請し、これから開発す
る機能ユニットの開発情報を送信し、上記機能ユニット
の機能を記述したファイルを作成し、上記機能ユニット
の保証レベル、機密レベル又は価格レベルを設定して上
記ファイルを登録申請し、上記利用クライアントは、操
作者の氏名や所属を送信して上記開発支援システムの利
用者として登録申請し、上記機能ユニットに関する情報
を参照して、上記システムの開発に必要であって、その
仕様に合致している保証レベルを有する複数個の機能ユ
ニットのファイルを入手し、上記複数個の機能ユニット
のファイルを組み合わせて上記システムを開発してその
動作を確認し、上記サーバは、上記開発クライアント及
び上記利用クライアントから送信された氏名や所属に基
づいて、それぞれの操作者を審査して上記開発支援シス
テムの利用者として登録し、その際、上記利用クライア
ントの存在する地域に応じた地域レベルを設定し、必要
に応じて特権的又は制約的な権利レベルを設定し、上記
開発クライアントから登録申請されたファイルを審査し
て登録し、上記開発クライアントから送信された上記機
能ユニットの開発情報及び上記保証レベルを他の開発ク
ライアント及び上記利用クライアントに上記機密レベル
に基づいて参照させ、上記利用クライアントに所定の保
証レベルを有する複数個の機能ユニットのファイルを入
手させることを特徴としている。
異なる機能を実現する機能ユニットに関する情報及びそ
れぞれの機能が記述されたファイルを提供するサーバ
と、上記機能ユニットを開発するための少なくとも1個
の開発クライアントと、上記機能ユニットを組み合わせ
て所望の動作を行うシステムを開発するための少なくと
も1個の利用クライアントとをネットワークを介して接
続して構成した開発支援システムに係り、上記開発クラ
イアントは、操作者の氏名や所属を送信して上記開発支
援システムの利用者として登録申請し、これから開発す
る機能ユニットの開発情報を送信し、上記機能ユニット
の機能を記述したファイルを作成し、上記機能ユニット
の保証レベル、機密レベル又は価格レベルを設定して上
記ファイルを登録申請し、上記利用クライアントは、操
作者の氏名や所属を送信して上記開発支援システムの利
用者として登録申請し、上記機能ユニットに関する情報
を参照して、上記システムの開発に必要であって、その
仕様に合致している保証レベルを有する複数個の機能ユ
ニットのファイルを入手し、上記複数個の機能ユニット
のファイルを組み合わせて上記システムを開発してその
動作を確認し、上記サーバは、上記開発クライアント及
び上記利用クライアントから送信された氏名や所属に基
づいて、それぞれの操作者を審査して上記開発支援シス
テムの利用者として登録し、その際、上記利用クライア
ントの存在する地域に応じた地域レベルを設定し、必要
に応じて特権的又は制約的な権利レベルを設定し、上記
開発クライアントから登録申請されたファイルを審査し
て登録し、上記開発クライアントから送信された上記機
能ユニットの開発情報及び上記保証レベルを他の開発ク
ライアント及び上記利用クライアントに上記機密レベル
に基づいて参照させ、上記利用クライアントに所定の保
証レベルを有する複数個の機能ユニットのファイルを入
手させることを特徴としている。
【0034】また、請求項26記載の発明は、請求項2
5記載の開発支援システムに係り、上記開発情報は、少
なくともその名称、開発日程、機能概要からなることを
特徴としている。
5記載の開発支援システムに係り、上記開発情報は、少
なくともその名称、開発日程、機能概要からなることを
特徴としている。
【0035】また、請求項27記載の発明は、請求項2
5又は26記載の開発支援システムに係り、上記サーバ
は、上記開発情報に基づいて他の機能ユニットに関する
情報を検索し、同様の機能概要を有する機能ユニットが
未だ開発済、開発中及び開発予定でない場合にはその旨
を上記開発クライアントに通知し、上記開発クライアン
トは、上記通知があった場合に上記ファイルを作成する
ことを特徴としている。
5又は26記載の開発支援システムに係り、上記サーバ
は、上記開発情報に基づいて他の機能ユニットに関する
情報を検索し、同様の機能概要を有する機能ユニットが
未だ開発済、開発中及び開発予定でない場合にはその旨
を上記開発クライアントに通知し、上記開発クライアン
トは、上記通知があった場合に上記ファイルを作成する
ことを特徴としている。
【0036】また、請求項28記載の発明は、請求項2
5乃至27のいずれか1に記載の開発支援システムに係
り、上記サーバは、上記開発情報に基づいて他の機能ユ
ニットに関する情報を検索し、同様の機能概要を有する
機能ユニットが既に開発済、開発中、あるいは開発予定
である場合にはその旨を上記開発クライアントに通知
し、上記開発クライアントは、上記通知があった場合に
は、当該機能ユニットに関する情報を参照して、これか
ら開発する機能ユニットの開発中止、開発続行、あるい
は既に開発中又は開発予定の機能ユニットの開発者との
共同開発のいずれかを決定することを特徴としている。
5乃至27のいずれか1に記載の開発支援システムに係
り、上記サーバは、上記開発情報に基づいて他の機能ユ
ニットに関する情報を検索し、同様の機能概要を有する
機能ユニットが既に開発済、開発中、あるいは開発予定
である場合にはその旨を上記開発クライアントに通知
し、上記開発クライアントは、上記通知があった場合に
は、当該機能ユニットに関する情報を参照して、これか
ら開発する機能ユニットの開発中止、開発続行、あるい
は既に開発中又は開発予定の機能ユニットの開発者との
共同開発のいずれかを決定することを特徴としている。
【0037】また、請求項29記載の発明は、請求項2
5乃至28のいずれか1に記載の開発支援システムに係
り、上記開発クライアントは、上記機能ユニット開発の
進捗状況を上記サーバに送信すると共に、上記開発情
報、上記進捗状況及びこれらを参照したシステムの開発
者又は他の機能ユニットの開発者からの開発日程や機能
に関する要望が記憶されたテーブルを参照して、開発日
程の変更又は上記機能ユニットの機能変更を行うことを
特徴としている。
5乃至28のいずれか1に記載の開発支援システムに係
り、上記開発クライアントは、上記機能ユニット開発の
進捗状況を上記サーバに送信すると共に、上記開発情
報、上記進捗状況及びこれらを参照したシステムの開発
者又は他の機能ユニットの開発者からの開発日程や機能
に関する要望が記憶されたテーブルを参照して、開発日
程の変更又は上記機能ユニットの機能変更を行うことを
特徴としている。
【0038】また、請求項30記載の発明は、請求項2
5乃至29のいずれか1に記載の開発支援システムに係
り、上記保証レベルは、上記機能ユニットが、一般的な
条件で問題なく動作することが保証されている一般保証
レベル、特定の条件では動作しないことが判明している
非動作条件付レベル、特定の条件において動作すること
が保証されている動作条件付レベル、極めて限定された
条件でのみ動作した実績を有する未保証レベル、開発予
定又は開発中である開発未完レベルのいずれかであるこ
とを特徴としている。
5乃至29のいずれか1に記載の開発支援システムに係
り、上記保証レベルは、上記機能ユニットが、一般的な
条件で問題なく動作することが保証されている一般保証
レベル、特定の条件では動作しないことが判明している
非動作条件付レベル、特定の条件において動作すること
が保証されている動作条件付レベル、極めて限定された
条件でのみ動作した実績を有する未保証レベル、開発予
定又は開発中である開発未完レベルのいずれかであるこ
とを特徴としている。
【0039】また、請求項31記載の発明は、請求項2
5乃至30のいずれか1に記載の開発支援システムに係
り、上記機密レベルは、すべての利用者に閲覧可能とす
るレベル、特約を締結した利用者だけに閲覧可能とする
レベルのいずれかであることを特徴としている。
5乃至30のいずれか1に記載の開発支援システムに係
り、上記機密レベルは、すべての利用者に閲覧可能とす
るレベル、特約を締結した利用者だけに閲覧可能とする
レベルのいずれかであることを特徴としている。
【0040】また、請求項32記載の発明は、請求項2
5乃至31のいずれか1に記載の開発支援システムに係
り、上記サーバは、上記利用クライアントの操作者を上
記開発支援システムの利用者として登録する際には、上
記機能ユニットに関する情報の概要についてだけアクセ
ス可能な第1のアクセスレベル、上記機能ユニットに関
する情報の概要及び詳細についてだけアクセス可能な第
2のアクセスレベル、上記ファイルの入手も可能な第3
のアクセスレベルのいずれかを設定することを特徴とし
ている。
5乃至31のいずれか1に記載の開発支援システムに係
り、上記サーバは、上記利用クライアントの操作者を上
記開発支援システムの利用者として登録する際には、上
記機能ユニットに関する情報の概要についてだけアクセ
ス可能な第1のアクセスレベル、上記機能ユニットに関
する情報の概要及び詳細についてだけアクセス可能な第
2のアクセスレベル、上記ファイルの入手も可能な第3
のアクセスレベルのいずれかを設定することを特徴とし
ている。
【0041】また、請求項33記載の発明は、請求項3
2記載の開発支援システムに係り、上記アクセスレベル
は、各機能ユニットの上記保証レベル、機密レベル又は
価格レベルに基づいて設定されることを特徴としてい
る。
2記載の開発支援システムに係り、上記アクセスレベル
は、各機能ユニットの上記保証レベル、機密レベル又は
価格レベルに基づいて設定されることを特徴としてい
る。
【0042】また、請求項34記載の発明は、請求項2
5乃至33のいずれか1に記載の開発支援システムに係
り、上記利用クライアントは、複数個の機能ユニットの
ファイルについて個別にあるいは複数個を一括して入手
する権利を申請し、上記サーバは、上記機能ユニット毎
にあるいは一括した機能ユニット群毎に、申請を許可す
るか否か審査して上記利用クライアントに上記権利を付
与し、上記利用クライアントは、付与された上記権利に
基づいて、上記機能ユニットのファイルを上記サーバか
ら入手することを特徴としている。
5乃至33のいずれか1に記載の開発支援システムに係
り、上記利用クライアントは、複数個の機能ユニットの
ファイルについて個別にあるいは複数個を一括して入手
する権利を申請し、上記サーバは、上記機能ユニット毎
にあるいは一括した機能ユニット群毎に、申請を許可す
るか否か審査して上記利用クライアントに上記権利を付
与し、上記利用クライアントは、付与された上記権利に
基づいて、上記機能ユニットのファイルを上記サーバか
ら入手することを特徴としている。
【0043】また、請求項35記載の発明は、請求項3
0乃至34のいずれか1に記載の開発支援システムに係
り、上記サーバは、上記未保証レベルの機能ユニットの
ファイルは、当該機能ユニットの開発者との特約又は競
合する他の利用者の許可を得た場合のみ、上記利用クラ
イアントに入手させることを特徴としている。
0乃至34のいずれか1に記載の開発支援システムに係
り、上記サーバは、上記未保証レベルの機能ユニットの
ファイルは、当該機能ユニットの開発者との特約又は競
合する他の利用者の許可を得た場合のみ、上記利用クラ
イアントに入手させることを特徴としている。
【0044】また、請求項36記載の発明は、請求項3
0乃至35のいずれか1に記載の開発支援システムに係
り、上記サーバは、開発未完レベルの機能ユニットにつ
いては、少なくともその名称、開発日程、機能概要を他
の開発クライアント及び上記利用クライアントに参照さ
せることを特徴としている。
0乃至35のいずれか1に記載の開発支援システムに係
り、上記サーバは、開発未完レベルの機能ユニットにつ
いては、少なくともその名称、開発日程、機能概要を他
の開発クライアント及び上記利用クライアントに参照さ
せることを特徴としている。
【0045】また、請求項37記載の発明は、請求項3
6記載の開発支援システムに係り、上記利用クライアン
トは、開発未完レベルの機能ユニットについて、より詳
細な情報を求め、あるいは開発日程や機能に関する要望
を含めて、質問情報を送信し、上記サーバは、上記質問
情報を受け付け登録した後、上記質問情報を上記開発未
完レベルの機能ユニットの開発者の操作する開発クライ
アントに送信すると共に、他の利用クライアント及び上
記利用クライアントに参照可能に記憶することを特徴と
している。
6記載の開発支援システムに係り、上記利用クライアン
トは、開発未完レベルの機能ユニットについて、より詳
細な情報を求め、あるいは開発日程や機能に関する要望
を含めて、質問情報を送信し、上記サーバは、上記質問
情報を受け付け登録した後、上記質問情報を上記開発未
完レベルの機能ユニットの開発者の操作する開発クライ
アントに送信すると共に、他の利用クライアント及び上
記利用クライアントに参照可能に記憶することを特徴と
している。
【0046】また、請求項38記載の発明は、請求項2
5乃至37のいずれか1に記載の開発支援システムに係
り、上記システムは半導体装置であり、上記機能ユニッ
トは、基本論理素子又は複数個の基本論理素子が組み合
わされて構成された基本論理回路であることを特徴とし
ている。
5乃至37のいずれか1に記載の開発支援システムに係
り、上記システムは半導体装置であり、上記機能ユニッ
トは、基本論理素子又は複数個の基本論理素子が組み合
わされて構成された基本論理回路であることを特徴とし
ている。
【0047】また、請求項39記載の発明は、請求項2
5乃至37のいずれか1に記載の開発支援システムに係
り、上記システムは半導体装置であり、上記機能ユニッ
トは、中央処理装置、記憶装置、バッファ、周辺装置で
あり、周辺装置のファイルは、その機能をハードウェア
で実現するためのファイル又はその機能をソフトウェア
で実現するためのファイルのいずれかを選択可能に構成
されていることを特徴としている。
5乃至37のいずれか1に記載の開発支援システムに係
り、上記システムは半導体装置であり、上記機能ユニッ
トは、中央処理装置、記憶装置、バッファ、周辺装置で
あり、周辺装置のファイルは、その機能をハードウェア
で実現するためのファイル又はその機能をソフトウェア
で実現するためのファイルのいずれかを選択可能に構成
されていることを特徴としている。
【0048】また、請求項40記載の発明は、請求項2
5乃至37のいずれか1に記載の開発支援システムに係
り、上記システムはソフトウェアであり、上記機能ユニ
ットは、所定の処理を実行するためのルーチン又はオブ
ジェクトであることを特徴としている。
5乃至37のいずれか1に記載の開発支援システムに係
り、上記システムはソフトウェアであり、上記機能ユニ
ットは、所定の処理を実行するためのルーチン又はオブ
ジェクトであることを特徴としている。
【0049】また、請求項41記載の発明に係る記憶媒
体は、コンピュータに請求項25乃至40のいずれか1
に記載のサーバの機能を実現させるための開発支援シス
テム管理プログラムが記憶されていることを特徴として
いる。
体は、コンピュータに請求項25乃至40のいずれか1
に記載のサーバの機能を実現させるための開発支援シス
テム管理プログラムが記憶されていることを特徴として
いる。
【0050】
【作用】この発明の構成によれば、個々の機能ユニット
に関する情報を機密レベル、保証レベル又は価格レベ
ル、あるいは機能ユニットの利用対象者の地域レベルや
権利レベルに応じて迅速・確実に入手することができる
と共に、開発予定又は開発中の機能ユニットに関する情
報も適切な時期に迅速に入手することができる。これに
より、システム開発者が有用性のあるハードウェアやソ
フトウェア等のシステムを迅速に開発することができ
る。また、この発明の別の構成によれば、機能ユニット
の開発者が個々の機能ユニットをその機密レベル、保証
レベル又は価格レベル、あるいは機能ユニットの利用対
象者の地域レベルや権利レベルを特に考慮することなく
開発してその情報を提供することができると共に、機能
ユニットの開発者が開発予定又は開発中の機能ユニット
に関する情報も提供することができる。これにより、機
能ユニットの開発者が機能ユニットの開発に専念するこ
とができると共に、開発予定又は開発中の機能ユニット
の開発日程に適切に設定することができたり、機能ユニ
ットの競合開発を防止することができる。
に関する情報を機密レベル、保証レベル又は価格レベ
ル、あるいは機能ユニットの利用対象者の地域レベルや
権利レベルに応じて迅速・確実に入手することができる
と共に、開発予定又は開発中の機能ユニットに関する情
報も適切な時期に迅速に入手することができる。これに
より、システム開発者が有用性のあるハードウェアやソ
フトウェア等のシステムを迅速に開発することができ
る。また、この発明の別の構成によれば、機能ユニット
の開発者が個々の機能ユニットをその機密レベル、保証
レベル又は価格レベル、あるいは機能ユニットの利用対
象者の地域レベルや権利レベルを特に考慮することなく
開発してその情報を提供することができると共に、機能
ユニットの開発者が開発予定又は開発中の機能ユニット
に関する情報も提供することができる。これにより、機
能ユニットの開発者が機能ユニットの開発に専念するこ
とができると共に、開発予定又は開発中の機能ユニット
の開発日程に適切に設定することができたり、機能ユニ
ットの競合開発を防止することができる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。図1は、この発明の一実施例である半
導体装置開発支援システムの構成を示すブロック図であ
る。この例の半導体装置開発支援システムは、サーバ1
と、記憶装置2と、インターネット3と、マクロを開発
した開発者(マクロ開発者)によってマクロを開発する
ために操作されるクライアント41〜4m(mは自然
数)と、マクロの利用者である論理設計者(マクロ利用
者)によって半導体装置を開発するために操作されるク
ライアント51〜5n(nは自然数)とから概略構成さ
れており、サーバ1と、クライアント41〜4mと、ク
ライアント51〜5nとは、インターネット3を介して
互いに接続されている。サーバ1は、CPUと、ROM
やRAM等の内部記憶装置と、FD、HD、CD−RO
Mが装着されるFDD、HDD、CD−ROMドライバ
等の外部記憶装置と、CRTディスプレイや液晶ディス
プレイ等の出力手段と、キーボードやマウス等の入力手
段と、インターネット3を介してクライアント41〜4
m及びクライアント51〜5nとデータ通信を行うため
の通信手段とを有するコンピュータによって構成されて
おり、クライアント41〜4m及び51〜5nの要求に
応えて、記憶装置2に記憶されているマクロに関するデ
ータをインターネット3を介して供給すると共に、半導
体装置開発支援システムを管理する。記憶装置2は、マ
クロに関するデータが記憶されているHD等が装着され
るHDD等から構成されている。クライアント41〜4
m及び51〜5nは、CPUと、ROMやRAM等の内
部記憶装置と、FD、HD、CD−ROMが装着される
FDD、HDD、CD−ROMドライバ等の外部記憶装
置と、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ等の出力
手段と、キーボードやマウス等の入力手段と、インター
ネット3を介してサーバ1等とデータ通信を行うための
通信手段とを有するコンピュータによって構成されてい
る。
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。図1は、この発明の一実施例である半
導体装置開発支援システムの構成を示すブロック図であ
る。この例の半導体装置開発支援システムは、サーバ1
と、記憶装置2と、インターネット3と、マクロを開発
した開発者(マクロ開発者)によってマクロを開発する
ために操作されるクライアント41〜4m(mは自然
数)と、マクロの利用者である論理設計者(マクロ利用
者)によって半導体装置を開発するために操作されるク
ライアント51〜5n(nは自然数)とから概略構成さ
れており、サーバ1と、クライアント41〜4mと、ク
ライアント51〜5nとは、インターネット3を介して
互いに接続されている。サーバ1は、CPUと、ROM
やRAM等の内部記憶装置と、FD、HD、CD−RO
Mが装着されるFDD、HDD、CD−ROMドライバ
等の外部記憶装置と、CRTディスプレイや液晶ディス
プレイ等の出力手段と、キーボードやマウス等の入力手
段と、インターネット3を介してクライアント41〜4
m及びクライアント51〜5nとデータ通信を行うため
の通信手段とを有するコンピュータによって構成されて
おり、クライアント41〜4m及び51〜5nの要求に
応えて、記憶装置2に記憶されているマクロに関するデ
ータをインターネット3を介して供給すると共に、半導
体装置開発支援システムを管理する。記憶装置2は、マ
クロに関するデータが記憶されているHD等が装着され
るHDD等から構成されている。クライアント41〜4
m及び51〜5nは、CPUと、ROMやRAM等の内
部記憶装置と、FD、HD、CD−ROMが装着される
FDD、HDD、CD−ROMドライバ等の外部記憶装
置と、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ等の出力
手段と、キーボードやマウス等の入力手段と、インター
ネット3を介してサーバ1等とデータ通信を行うための
通信手段とを有するコンピュータによって構成されてい
る。
【0052】図2は、記憶装置2に記憶されるマクロに
関する情報(マクロ情報)の構成例を示す概念図であ
る。記憶装置2には、図2に示すように、マクロ名情報
テーブル11と、マクロ情報テーブル12と、マクロ機
能情報テーブル13と、プロセス情報テーブル14と、
マクロ種別情報テーブル15と、CPU名情報テーブル
16と、インターフェイス分類情報テーブル17と、マ
クロ開発者情報テーブル18と、マクロ利用者情報テー
ブル19と、ダウンロード情報テーブル20と、QA情
報テーブル21と、マクロファイル記憶エリア22とが
設けられている。マクロ名情報テーブル11には、図3
に示すように、マクロに付与されたマクロ番号、マクロ
に付与されたマクロ名、当該マクロを開発したマクロ開
発者の名称である開発者名が記憶されており、それぞれ
変数名として、「MacroCode」、「MacroName」、「Macr
oDeveloperName」が付与され、マクロ番号は数桁の整数
で表され、マクロ名及び開発者名はそれぞれテキスト形
式の文字列で表されている。
関する情報(マクロ情報)の構成例を示す概念図であ
る。記憶装置2には、図2に示すように、マクロ名情報
テーブル11と、マクロ情報テーブル12と、マクロ機
能情報テーブル13と、プロセス情報テーブル14と、
マクロ種別情報テーブル15と、CPU名情報テーブル
16と、インターフェイス分類情報テーブル17と、マ
クロ開発者情報テーブル18と、マクロ利用者情報テー
ブル19と、ダウンロード情報テーブル20と、QA情
報テーブル21と、マクロファイル記憶エリア22とが
設けられている。マクロ名情報テーブル11には、図3
に示すように、マクロに付与されたマクロ番号、マクロ
に付与されたマクロ名、当該マクロを開発したマクロ開
発者の名称である開発者名が記憶されており、それぞれ
変数名として、「MacroCode」、「MacroName」、「Macr
oDeveloperName」が付与され、マクロ番号は数桁の整数
で表され、マクロ名及び開発者名はそれぞれテキスト形
式の文字列で表されている。
【0053】マクロ情報テーブル12には、図4に示す
ように、マクロ番号、マクロ開発者名、当該マクロを作
製する場合に使用されるプロセスに付与されたプロセス
番号、マクロ開発者によって開発され、登録申請されて
許可されたマクロの機能がHDLやC言語等のプログラ
ミング言語を用いて記述されたファイルであるマクロフ
ァイルに付与されたファイル名、当該マクロに付与され
た日本語の呼称であるマクロ呼称(日本語)(例えば、
16ビットタイマカウンタ)、当該マクロに付与された
英語の呼称であるマクロ呼称(英語)(例えば、16bit
timer counter)が記憶されており、それぞれ変数名と
して、「MacroCode」、「MacroDeveloperName」、「Pro
cessCode」、「MacroCallNameJ」、「MacroCallNameE」
が付与され、マクロ番号及びプロセス番号はそれぞれ数
桁の整数で表され、マクロ開発者名、ファイル名、マク
ロ呼称(日本語)及びマクロ呼称(英語)はそれぞれテ
キスト形式の文字列で表されている。
ように、マクロ番号、マクロ開発者名、当該マクロを作
製する場合に使用されるプロセスに付与されたプロセス
番号、マクロ開発者によって開発され、登録申請されて
許可されたマクロの機能がHDLやC言語等のプログラ
ミング言語を用いて記述されたファイルであるマクロフ
ァイルに付与されたファイル名、当該マクロに付与され
た日本語の呼称であるマクロ呼称(日本語)(例えば、
16ビットタイマカウンタ)、当該マクロに付与された
英語の呼称であるマクロ呼称(英語)(例えば、16bit
timer counter)が記憶されており、それぞれ変数名と
して、「MacroCode」、「MacroDeveloperName」、「Pro
cessCode」、「MacroCallNameJ」、「MacroCallNameE」
が付与され、マクロ番号及びプロセス番号はそれぞれ数
桁の整数で表され、マクロ開発者名、ファイル名、マク
ロ呼称(日本語)及びマクロ呼称(英語)はそれぞれテ
キスト形式の文字列で表されている。
【0054】また、マクロ情報テーブル12には、図4
に示すように、当該マクロの種別を表すマクロ種別、マ
クロをその機能に応じて分類しそれぞれの機能に付与さ
れたマクロ機能番号、当該マクロを制御可能なCPUに
付与されたCPU名番号、当該マクロが外部とデータの
やり取りをする際に必要なインターフェイスの分類番号
であるI/F分類番号、当該マクロの機能の概要を日本
語で説明した機能概要(日本語)、当該マクロの機能の
概要を英語で説明した機能概要(英語)が記憶されてお
り、それぞれ変数名として、「MacroDifferntiatio
n」、「MacroFunctionCode」、「CPUNameCode」、「Int
erfaceClassificationCode」、「FunctionOutlineJ」、
「FunctionOutlineE」が付与され、マクロ種別は、当該
マクロが、セルベースソフトマクロである場合に
「0」、セルベースハードマクロである場合に「1」、
マニュアルハードマクロである場合に「2」に設定さ
れ、また、マクロ機能番号、CPU名番号及び及びI/
F分類番号はそれぞれ数桁の整数で表され、機能概要
(日本語)及び機能概要(英語)はそれぞれテキスト形
式の文字列で表されている。
に示すように、当該マクロの種別を表すマクロ種別、マ
クロをその機能に応じて分類しそれぞれの機能に付与さ
れたマクロ機能番号、当該マクロを制御可能なCPUに
付与されたCPU名番号、当該マクロが外部とデータの
やり取りをする際に必要なインターフェイスの分類番号
であるI/F分類番号、当該マクロの機能の概要を日本
語で説明した機能概要(日本語)、当該マクロの機能の
概要を英語で説明した機能概要(英語)が記憶されてお
り、それぞれ変数名として、「MacroDifferntiatio
n」、「MacroFunctionCode」、「CPUNameCode」、「Int
erfaceClassificationCode」、「FunctionOutlineJ」、
「FunctionOutlineE」が付与され、マクロ種別は、当該
マクロが、セルベースソフトマクロである場合に
「0」、セルベースハードマクロである場合に「1」、
マニュアルハードマクロである場合に「2」に設定さ
れ、また、マクロ機能番号、CPU名番号及び及びI/
F分類番号はそれぞれ数桁の整数で表され、機能概要
(日本語)及び機能概要(英語)はそれぞれテキスト形
式の文字列で表されている。
【0055】また、マクロ情報テーブル12には、図4
に示すように、当該マクロを使用する際に注意すべき制
限事項の概要を日本語で説明した注意制限事項(日本
語)、当該マクロを使用する際に注意すべき制限事項の
概要を英語で説明した注意制限事項(英語)、当該マク
ロに関連した親マクロ名のリストである関連マクロ、当
該マクロのマクロファイルを供給する予定日の年月日で
あるリリース予定年、リリース予定月及びリリース予定
日が記憶されており、それぞれ変数名として、「Attent
ionRestrictionItemJ」、「AttentionRestrictionItem
E」、「RelationMacro」、「ReleasePlanDateY」、「Re
leasePlanDateM」、「ReleasePlanDateD」が付与され、
注意制限事項(日本語)、注意制限事項(英語)及び関
連マクロはそれぞれテキスト形式の文字列で表され、リ
リース予定日年、リリース予定日月及びリリース予定日
日はそれぞれ数桁の整数で表されている。
に示すように、当該マクロを使用する際に注意すべき制
限事項の概要を日本語で説明した注意制限事項(日本
語)、当該マクロを使用する際に注意すべき制限事項の
概要を英語で説明した注意制限事項(英語)、当該マク
ロに関連した親マクロ名のリストである関連マクロ、当
該マクロのマクロファイルを供給する予定日の年月日で
あるリリース予定年、リリース予定月及びリリース予定
日が記憶されており、それぞれ変数名として、「Attent
ionRestrictionItemJ」、「AttentionRestrictionItem
E」、「RelationMacro」、「ReleasePlanDateY」、「Re
leasePlanDateM」、「ReleasePlanDateD」が付与され、
注意制限事項(日本語)、注意制限事項(英語)及び関
連マクロはそれぞれテキスト形式の文字列で表され、リ
リース予定日年、リリース予定日月及びリリース予定日
日はそれぞれ数桁の整数で表されている。
【0056】また、マクロ情報テーブル12には、図4
に示すように、当該マクロの現在のバージョン、当該マ
クロ情報テーブル12に記憶されている各種データを更
新した年月日であるデータ更新年、データ更新月及びデ
ータ更新日、当該マクロを使用するにあたって保証され
ている動作条件のレベルである品質クラスが記憶されて
おり、それぞれ変数名として、「Version」、「DataUpd
ateDateY」、「DataUpdateDateM」、「DataUpdateDate
D」、「QualityClass」が付与され、バージョンはテキ
スト形式の文字列で表され、データ更新年、データ更新
月及びデータ更新日はそれぞれ数桁の整数で表され、品
質クラスは、当該マクロが、一般的な条件で問題なく動
作することが保証されている一般保証レベルである場合
に「0」、特定の条件では動作しないことが判明してい
る非動作条件付レベルである場合に「1」、特定の条件
において動作することが保証されている動作条件付レベ
ルである場合に「2」、極めて限定された条件でのみ動
作した実績を有する未保証レベルである場合に「3」、
開発予定又は開発中である開発未完レベルである場合に
「4」に設定される。
に示すように、当該マクロの現在のバージョン、当該マ
クロ情報テーブル12に記憶されている各種データを更
新した年月日であるデータ更新年、データ更新月及びデ
ータ更新日、当該マクロを使用するにあたって保証され
ている動作条件のレベルである品質クラスが記憶されて
おり、それぞれ変数名として、「Version」、「DataUpd
ateDateY」、「DataUpdateDateM」、「DataUpdateDate
D」、「QualityClass」が付与され、バージョンはテキ
スト形式の文字列で表され、データ更新年、データ更新
月及びデータ更新日はそれぞれ数桁の整数で表され、品
質クラスは、当該マクロが、一般的な条件で問題なく動
作することが保証されている一般保証レベルである場合
に「0」、特定の条件では動作しないことが判明してい
る非動作条件付レベルである場合に「1」、特定の条件
において動作することが保証されている動作条件付レベ
ルである場合に「2」、極めて限定された条件でのみ動
作した実績を有する未保証レベルである場合に「3」、
開発予定又は開発中である開発未完レベルである場合に
「4」に設定される。
【0057】また、マクロ情報テーブル12には、図4
に示すように、当該マクロのX方向のサイズであるサイ
ズX、当該マクロのY方向のサイズであるサイズY、当
該マクロのアルミニウム配線の層の数であるAl配線層
数、グリッド数、当該マクロを構成するスタンダードセ
ルの数であるセル数、当該マクロを構成するトランジス
タの数であるTr数が記憶されており、それぞれ変数名
として、「SizeX」、「SizeY」、「AlLayerCount」、
「GridCount」、「CellCount」、「TrCount」が付与さ
れ、サイズX及びサイズYはそれぞれテキスト形式の文
字列で表され、Al配線層数、グリッド数、セル数及び
Tr数はそれぞれ数桁の整数で表されている。
に示すように、当該マクロのX方向のサイズであるサイ
ズX、当該マクロのY方向のサイズであるサイズY、当
該マクロのアルミニウム配線の層の数であるAl配線層
数、グリッド数、当該マクロを構成するスタンダードセ
ルの数であるセル数、当該マクロを構成するトランジス
タの数であるTr数が記憶されており、それぞれ変数名
として、「SizeX」、「SizeY」、「AlLayerCount」、
「GridCount」、「CellCount」、「TrCount」が付与さ
れ、サイズX及びサイズYはそれぞれテキスト形式の文
字列で表され、Al配線層数、グリッド数、セル数及び
Tr数はそれぞれ数桁の整数で表されている。
【0058】また、マクロ情報テーブル12には、図4
に示すように、当該マクロの動作周波数、故障検出率、
当該マクロに関連したマクロの不具合についてマクロ利
用者から寄せられた質問やそれに対する回答等に関する
情報に付与された番号である関連QA番号、当該マクロ
が動作時に使用するメモリの記憶容量であるメモリ容
量、当該マクロが動作時に使用するメモリと当該マクロ
とを接続するバスのビット幅であるメモリバス幅、当該
マクロの動作時にメモリにアクセスする速度であるメモ
リアクセス速度が記憶されており、それぞれ変数名とし
て、「ActionFrequency」、「MalfunctionDetectionRat
e」、「RelationQANumber」、「MemoryCapacity」、「M
emoryBusWidth」、「MemoryAccessSpeed」が付与され、
動作周波数、故障検出率、メモリ容量、メモリバス幅及
びメモリアクセス速度はそれぞれテキスト形式の文字列
で表され、関連QA番号は数桁の整数で表されている。
に示すように、当該マクロの動作周波数、故障検出率、
当該マクロに関連したマクロの不具合についてマクロ利
用者から寄せられた質問やそれに対する回答等に関する
情報に付与された番号である関連QA番号、当該マクロ
が動作時に使用するメモリの記憶容量であるメモリ容
量、当該マクロが動作時に使用するメモリと当該マクロ
とを接続するバスのビット幅であるメモリバス幅、当該
マクロの動作時にメモリにアクセスする速度であるメモ
リアクセス速度が記憶されており、それぞれ変数名とし
て、「ActionFrequency」、「MalfunctionDetectionRat
e」、「RelationQANumber」、「MemoryCapacity」、「M
emoryBusWidth」、「MemoryAccessSpeed」が付与され、
動作周波数、故障検出率、メモリ容量、メモリバス幅及
びメモリアクセス速度はそれぞれテキスト形式の文字列
で表され、関連QA番号は数桁の整数で表されている。
【0059】また、マクロ情報テーブル12には、図4
に示すように、当該マクロのマクロファイルをマクロフ
ァイル記憶エリア22に最初に登録した年月日である登
録年、登録月及び登録日、当該マクロのマクロファイル
を最終的に更新した年月日である最終更新年、最終更新
月及び最終更新日、当該マクロ情報の機密度を表す機密
レベルが記憶されており、それぞれ変数名として、「Re
gistrationDateY」、「RegistrationDateM」、「Regist
rationDateD」、「FinalRenewalDateY」、「FinalRenew
alDateM」、「FinalRenewalDateD」、「SecretLevel」
が付与され、機密レベル以外はそれぞれ数桁の整数で表
されている。機密レベルは、当該マクロ情報がすべての
マクロ利用者が閲覧可能である場合に「0」、当該マク
ロ開発者と特約を締結したマクロ利用者だけが閲覧可能
である場合に「1」に設定される。もっとも、機密レベ
ルが「1」に設定されている場合でも、マクロ利用者が
マクロ開発者と特約を締結するか否かの判断資料を提供
するため、マクロ番号、マクロ開発者名、マクロ呼称
(日本語)、マクロ呼称(英語)、マクロ種別、マクロ
機能番号、機能概要(日本語)、機能概要(英語)等に
ついてはすべてのマクロ利用者が閲覧することが可能と
なっている。この機密レベルが「1」に設定されるの
は、例えば、品質クラスが「4」に設定されている場
合、すなわち、開発予定又は開発中である開発未完レベ
ルである場合であるが、単なる開発予定であって機密性
が特にない場合には、品質クラスが「4」に設定されて
いる場合であっても、機密レベルは「1」に設定されな
い。
に示すように、当該マクロのマクロファイルをマクロフ
ァイル記憶エリア22に最初に登録した年月日である登
録年、登録月及び登録日、当該マクロのマクロファイル
を最終的に更新した年月日である最終更新年、最終更新
月及び最終更新日、当該マクロ情報の機密度を表す機密
レベルが記憶されており、それぞれ変数名として、「Re
gistrationDateY」、「RegistrationDateM」、「Regist
rationDateD」、「FinalRenewalDateY」、「FinalRenew
alDateM」、「FinalRenewalDateD」、「SecretLevel」
が付与され、機密レベル以外はそれぞれ数桁の整数で表
されている。機密レベルは、当該マクロ情報がすべての
マクロ利用者が閲覧可能である場合に「0」、当該マク
ロ開発者と特約を締結したマクロ利用者だけが閲覧可能
である場合に「1」に設定される。もっとも、機密レベ
ルが「1」に設定されている場合でも、マクロ利用者が
マクロ開発者と特約を締結するか否かの判断資料を提供
するため、マクロ番号、マクロ開発者名、マクロ呼称
(日本語)、マクロ呼称(英語)、マクロ種別、マクロ
機能番号、機能概要(日本語)、機能概要(英語)等に
ついてはすべてのマクロ利用者が閲覧することが可能と
なっている。この機密レベルが「1」に設定されるの
は、例えば、品質クラスが「4」に設定されている場
合、すなわち、開発予定又は開発中である開発未完レベ
ルである場合であるが、単なる開発予定であって機密性
が特にない場合には、品質クラスが「4」に設定されて
いる場合であっても、機密レベルは「1」に設定されな
い。
【0060】マクロ機能情報テーブル13には、図5に
示すように、マクロ機能番号に対応して、各マクロの機
能に基づいて付与された日本語の名称であるマクロ機能
和名(例えば、タイマ系)、各マクロの機能に基づいて
付与された英語の名称であるマクロ機能英名(例えば、
TIMER family)が記憶されており、それぞれ変数名とし
て、「MacroFunctionCode」、「MacroFunctionName
J」、「MacroFunctionNameE」が付与され、マクロ機能
番号は数桁の整数で表され、マクロ機能和名及びマクロ
機能英名はそれぞれテキスト形式の文字列で表されてい
る。プロセス情報テーブル14には、図6に示すよう
に、プロセス番号に対応して、当該マクロを作製する場
合に使用されるプロセスのそれぞれに付与された名称で
あるプロセス名が記憶されており、それぞれ変数名とし
て、「ProccessCode」及び「ProccessName」が付与さ
れ、プロセス番号は数桁の整数で表され、プロセス名は
テキスト形式の文字列で表されている。
示すように、マクロ機能番号に対応して、各マクロの機
能に基づいて付与された日本語の名称であるマクロ機能
和名(例えば、タイマ系)、各マクロの機能に基づいて
付与された英語の名称であるマクロ機能英名(例えば、
TIMER family)が記憶されており、それぞれ変数名とし
て、「MacroFunctionCode」、「MacroFunctionName
J」、「MacroFunctionNameE」が付与され、マクロ機能
番号は数桁の整数で表され、マクロ機能和名及びマクロ
機能英名はそれぞれテキスト形式の文字列で表されてい
る。プロセス情報テーブル14には、図6に示すよう
に、プロセス番号に対応して、当該マクロを作製する場
合に使用されるプロセスのそれぞれに付与された名称で
あるプロセス名が記憶されており、それぞれ変数名とし
て、「ProccessCode」及び「ProccessName」が付与さ
れ、プロセス番号は数桁の整数で表され、プロセス名は
テキスト形式の文字列で表されている。
【0061】マクロ種別情報テーブル15には、図7に
示すように、マクロ種別に対応して、各マクロ種別に付
与された英語の名称であるマクロ種別名(英語)、マク
ロ種別に付与された日本語の名称であるマクロ種別名
(日本語)が記憶されており、それぞれ変数名として、
「MacroDifferentitation」、「MacroDifferentitation
NameE」、「MacroDifferentitationNameJ」が付与さ
れ、マクロ種別は数桁の整数で表され、マクロ種別(英
語)及びマクロ種別(日本語)はそれぞれテキスト形式
の文字列で表されている。すなわち、マクロ種別が
「0」に対応して、マクロ種別(英語)として「Cell b
ase soft macro」が、マクロ種別(日本語)として「セ
ルベースソフトマクロ」が記憶され、マクロ種別が
「1」に対応して、マクロ種別(英語)として「Cell b
ese hard macro」が、マクロ種別(日本語)として「セ
ルベースハードマクロ」が記憶され、マクロ種別が
「2」に対応して、マクロ種別(英語)として「Manual
hard macro」が、マクロ種別(日本語)として「マニ
ュアルハードマクロ」が記憶されている。CPU名情報
テーブル16には、図8に示すように、CPU名番号に
対応して、各CPUに付与された名称であるCPU名が
記憶されており、それぞれ変数名として、「CPUNameCod
e」、「CPUName」が付与され、CPU名番号は数桁の整
数で表され、CPU名はテキスト形式の文字列で表され
ている。
示すように、マクロ種別に対応して、各マクロ種別に付
与された英語の名称であるマクロ種別名(英語)、マク
ロ種別に付与された日本語の名称であるマクロ種別名
(日本語)が記憶されており、それぞれ変数名として、
「MacroDifferentitation」、「MacroDifferentitation
NameE」、「MacroDifferentitationNameJ」が付与さ
れ、マクロ種別は数桁の整数で表され、マクロ種別(英
語)及びマクロ種別(日本語)はそれぞれテキスト形式
の文字列で表されている。すなわち、マクロ種別が
「0」に対応して、マクロ種別(英語)として「Cell b
ase soft macro」が、マクロ種別(日本語)として「セ
ルベースソフトマクロ」が記憶され、マクロ種別が
「1」に対応して、マクロ種別(英語)として「Cell b
ese hard macro」が、マクロ種別(日本語)として「セ
ルベースハードマクロ」が記憶され、マクロ種別が
「2」に対応して、マクロ種別(英語)として「Manual
hard macro」が、マクロ種別(日本語)として「マニ
ュアルハードマクロ」が記憶されている。CPU名情報
テーブル16には、図8に示すように、CPU名番号に
対応して、各CPUに付与された名称であるCPU名が
記憶されており、それぞれ変数名として、「CPUNameCod
e」、「CPUName」が付与され、CPU名番号は数桁の整
数で表され、CPU名はテキスト形式の文字列で表され
ている。
【0062】インターフェイス分類情報テーブル17に
は、図9に示すように、I/F分類番号に対応して、各
マクロが外部とのデータのやり取りをする際に必要なイ
ンターフェイスの分類の名称であるI/F分類名が記憶
されており、それぞれ変数名として、「InterfaceClass
ificationCode」、「InterfaceClassificationName」が
付与され、I/F分類番号は数桁の整数で表され、I/
F分類名はテキスト形式の文字列で表されている。マク
ロ開発者情報テーブル18には、図10に示すように、
マクロ開発者に付与されたシステムを利用するための識
別番号である開発者ID、マクロ開発者の名称である開
発者名、当該マクロ開発者が使用するパスワード、当該
マクロ開発者の日本語の氏名である氏名(日本語)、当
該マクロ開発者の英語の氏名である氏名(英語)、当該
マクロ開発者の所属部署の日本名である所属(日本
語)、当該マクロ開発者の所属部署の英名である所属
(英語)、当該マクロ開発者の連絡先、当該マクロ開発
者の電話番号、当該マクロ開発者のEメールアドレスが
記憶されており、それぞれ変数名として、「MacroDevel
operID」、「MacroDeveloperName」、「Password」、
「NameJ」、「NameE」、「OrganizationJ」、「Organiz
ationE」、「PMail」、「Telnet」、「EMail」が付与さ
れ、開発者IDは数桁の整数で表され、開発者名、パス
ワード、氏名(日本語)、氏名(英語)、所属(日本
語)、所属(英語)、連絡先、電話番号及びEメールア
ドレスはそれぞれテキスト形式の文字列で表されてい
る。
は、図9に示すように、I/F分類番号に対応して、各
マクロが外部とのデータのやり取りをする際に必要なイ
ンターフェイスの分類の名称であるI/F分類名が記憶
されており、それぞれ変数名として、「InterfaceClass
ificationCode」、「InterfaceClassificationName」が
付与され、I/F分類番号は数桁の整数で表され、I/
F分類名はテキスト形式の文字列で表されている。マク
ロ開発者情報テーブル18には、図10に示すように、
マクロ開発者に付与されたシステムを利用するための識
別番号である開発者ID、マクロ開発者の名称である開
発者名、当該マクロ開発者が使用するパスワード、当該
マクロ開発者の日本語の氏名である氏名(日本語)、当
該マクロ開発者の英語の氏名である氏名(英語)、当該
マクロ開発者の所属部署の日本名である所属(日本
語)、当該マクロ開発者の所属部署の英名である所属
(英語)、当該マクロ開発者の連絡先、当該マクロ開発
者の電話番号、当該マクロ開発者のEメールアドレスが
記憶されており、それぞれ変数名として、「MacroDevel
operID」、「MacroDeveloperName」、「Password」、
「NameJ」、「NameE」、「OrganizationJ」、「Organiz
ationE」、「PMail」、「Telnet」、「EMail」が付与さ
れ、開発者IDは数桁の整数で表され、開発者名、パス
ワード、氏名(日本語)、氏名(英語)、所属(日本
語)、所属(英語)、連絡先、電話番号及びEメールア
ドレスはそれぞれテキスト形式の文字列で表されてい
る。
【0063】マクロ利用者情報テーブル19には、図1
1に示すように、マクロ利用者の名称である利用者名、
当該マクロ利用者が使用するパスワード、当該マクロ利
用者の氏名、当該マクロ利用者の所属部署を示す所属、
当該マクロ利用者の連絡先、当該マクロ利用者の電話番
号、当該マクロ利用者のEメールアドレス、当該マクロ
利用者がサーバ1を介して記憶装置2からダウンロード
することが可能なマクロファイルのリストであるダウン
ロード可能マクロ、当該マクロ利用者がサーバ1を介し
て記憶装置2にアクセスする場合のレベルであるアクセ
スレベルが記憶されている。各項目には、それぞれ変数
名として、「ProductionDeveloperName」、「Passwor
d」、「Name」、「Organization」、「PMail」、「Teln
et」、「EMail」、「DownloadableMacro」、「AccessLe
vel」が付与され、利用者名、パスワード、氏名、所
属、連絡先、電話番号、Eメールアドレス及びダウンロ
ード可能マクロはそれぞれテキスト形式の文字列で表さ
れ、アクセスレベルは、当該マクロ利用者が記憶装置2
に記憶されている、マクロ情報の概要についてだけアク
セスが許可されている場合に「0」、マクロ情報の概要
及び詳細についてだけアクセスが許可されている場合に
「1」、マクロファイルのダウンロードも許可されてい
る場合に「2」に設定される。アクセスレベルが「0」
に設定されている場合、各マクロ情報のうち、例えば、
マクロ呼称(日本語)、マクロ呼称(英語)、マクロ種
別、マクロ機能番号、機能概要(日本語)、機能概要
(英語)、品質クラス、サイズX、サイズY、Al配線
層数、セル数、Tr数、動作周波数、故障検出率等だけ
が閲覧することができる。これに対し、アクセスレベル
が「1」に設定されている場合には、各マクロ情報につ
いて、上記概要に加えて、図4に示すマクロ情報テーブ
ル12に記憶されているすべての情報を閲覧することが
できる。なお、アクセスレベルが「2」に設定されてい
る場合であっても、直ちにすべてのマクロのマクロファ
イルをダウンロードすることができるのではなく、各マ
クロ毎に当該マクロのマクロファイルをダウンロードす
る権利であるダウンロード権を申請し、ダウンロード権
を付与されて初めて当該マクロのマクロファイルをダウ
ンロードすることができるのである。
1に示すように、マクロ利用者の名称である利用者名、
当該マクロ利用者が使用するパスワード、当該マクロ利
用者の氏名、当該マクロ利用者の所属部署を示す所属、
当該マクロ利用者の連絡先、当該マクロ利用者の電話番
号、当該マクロ利用者のEメールアドレス、当該マクロ
利用者がサーバ1を介して記憶装置2からダウンロード
することが可能なマクロファイルのリストであるダウン
ロード可能マクロ、当該マクロ利用者がサーバ1を介し
て記憶装置2にアクセスする場合のレベルであるアクセ
スレベルが記憶されている。各項目には、それぞれ変数
名として、「ProductionDeveloperName」、「Passwor
d」、「Name」、「Organization」、「PMail」、「Teln
et」、「EMail」、「DownloadableMacro」、「AccessLe
vel」が付与され、利用者名、パスワード、氏名、所
属、連絡先、電話番号、Eメールアドレス及びダウンロ
ード可能マクロはそれぞれテキスト形式の文字列で表さ
れ、アクセスレベルは、当該マクロ利用者が記憶装置2
に記憶されている、マクロ情報の概要についてだけアク
セスが許可されている場合に「0」、マクロ情報の概要
及び詳細についてだけアクセスが許可されている場合に
「1」、マクロファイルのダウンロードも許可されてい
る場合に「2」に設定される。アクセスレベルが「0」
に設定されている場合、各マクロ情報のうち、例えば、
マクロ呼称(日本語)、マクロ呼称(英語)、マクロ種
別、マクロ機能番号、機能概要(日本語)、機能概要
(英語)、品質クラス、サイズX、サイズY、Al配線
層数、セル数、Tr数、動作周波数、故障検出率等だけ
が閲覧することができる。これに対し、アクセスレベル
が「1」に設定されている場合には、各マクロ情報につ
いて、上記概要に加えて、図4に示すマクロ情報テーブ
ル12に記憶されているすべての情報を閲覧することが
できる。なお、アクセスレベルが「2」に設定されてい
る場合であっても、直ちにすべてのマクロのマクロファ
イルをダウンロードすることができるのではなく、各マ
クロ毎に当該マクロのマクロファイルをダウンロードす
る権利であるダウンロード権を申請し、ダウンロード権
を付与されて初めて当該マクロのマクロファイルをダウ
ンロードすることができるのである。
【0064】ここで、マクロ利用者テーブル19におけ
るアクセスレベルと、マクロ情報テーブル12における
機密レベルとの違いは、アクセスレベルが個々のマクロ
利用者にすべてのマクロ情報についてどの程度アクセス
させるかという観点で設定されるのに対し、機密レベル
は個々のマクロ情報をすべてのマクロ利用者にどの程度
閲覧させるかという観点で設定されることにある。した
がって、機密レベルは、通常は「0」に設定されている
が、マクロ開発者が特に機密性を要求した場合に例外的
に「1」に設定され、個々のマクロ利用者と特約を締結
した場合に閲覧することが可能となる。また、アクセス
レベルと品質クラスとの関係については、一般的には、
品質クラスが「0」〜「2」に設定されているマクロの
マクロ情報は原則としてアクセスレベルが「2」に設定
されるが、品質クラスが「3」に設定されているマク
ロ、すなわち、未保証レベルのマクロのマクロ情報は個
別にマクロ開発者との特約又は競合する他のマクロ利用
者の許可を得てアクセスレベルが「2」に設定される。
なお、マクロ利用者テーブル19には、図示していない
が、必要に応じてマクロ利用者の地域に応じて設定され
た地域レベルやアクセスレベルを例外的(特権的又は制
約的)に設定する権利レベルについての情報が記憶され
ている。
るアクセスレベルと、マクロ情報テーブル12における
機密レベルとの違いは、アクセスレベルが個々のマクロ
利用者にすべてのマクロ情報についてどの程度アクセス
させるかという観点で設定されるのに対し、機密レベル
は個々のマクロ情報をすべてのマクロ利用者にどの程度
閲覧させるかという観点で設定されることにある。した
がって、機密レベルは、通常は「0」に設定されている
が、マクロ開発者が特に機密性を要求した場合に例外的
に「1」に設定され、個々のマクロ利用者と特約を締結
した場合に閲覧することが可能となる。また、アクセス
レベルと品質クラスとの関係については、一般的には、
品質クラスが「0」〜「2」に設定されているマクロの
マクロ情報は原則としてアクセスレベルが「2」に設定
されるが、品質クラスが「3」に設定されているマク
ロ、すなわち、未保証レベルのマクロのマクロ情報は個
別にマクロ開発者との特約又は競合する他のマクロ利用
者の許可を得てアクセスレベルが「2」に設定される。
なお、マクロ利用者テーブル19には、図示していない
が、必要に応じてマクロ利用者の地域に応じて設定され
た地域レベルやアクセスレベルを例外的(特権的又は制
約的)に設定する権利レベルについての情報が記憶され
ている。
【0065】ダウンロード情報テーブル20には、図1
2に示すように、マクロ利用者が所望のマクロファイル
をダウンロードする権利であるダウンロード権をサーバ
1に対して要求する際の識別番号であるダウンロード権
要求ID、ダウンロードを供給するマクロ利用者の名称
である要求者名、マクロファイルのダウンロードを要求
した年月日である要求年、要求月及び要求日、マクロフ
ァイルのダウンロードを要求したマクロの名称であるマ
クロ名、当該マクロのプロセス番号、当該マクロファイ
ルをダウンロードする予定の年月日であるダウンロード
予定年、ダウンロード予定月及びダウンロード予定日、
ダウンロードの処理がなされたか否かを示すフラグであ
る処理済フラグが記憶されている。各項目には、それぞ
れ変数名として、「DownloadRequestID」、「UserNam
e」、「RequestDateY」、「RequestDateM」、「Request
DateD」、「MacroName」、「ProcessCode」、「Downloa
dDateY」、「DownloadDateM」、「DownloadDateD」、
「ActionFlag」が付与され、ダウンロード権要求ID、
要求年、要求月、要求日、プロセス番号、ダウンロード
予定年、ダウンロード予定月及びダウンロード予定日は
それぞれ数桁の整数で表され、要求者名及びマクロ名は
それぞれテキスト形式の文字列で表され、処理済フラグ
は、当該マクロファイルのダウンロード処理が未だ済ん
でいない場合に「0」、処理済である場合に「5」、ダ
ウンロード要求を拒絶する場合に「6」に設定される。
2に示すように、マクロ利用者が所望のマクロファイル
をダウンロードする権利であるダウンロード権をサーバ
1に対して要求する際の識別番号であるダウンロード権
要求ID、ダウンロードを供給するマクロ利用者の名称
である要求者名、マクロファイルのダウンロードを要求
した年月日である要求年、要求月及び要求日、マクロフ
ァイルのダウンロードを要求したマクロの名称であるマ
クロ名、当該マクロのプロセス番号、当該マクロファイ
ルをダウンロードする予定の年月日であるダウンロード
予定年、ダウンロード予定月及びダウンロード予定日、
ダウンロードの処理がなされたか否かを示すフラグであ
る処理済フラグが記憶されている。各項目には、それぞ
れ変数名として、「DownloadRequestID」、「UserNam
e」、「RequestDateY」、「RequestDateM」、「Request
DateD」、「MacroName」、「ProcessCode」、「Downloa
dDateY」、「DownloadDateM」、「DownloadDateD」、
「ActionFlag」が付与され、ダウンロード権要求ID、
要求年、要求月、要求日、プロセス番号、ダウンロード
予定年、ダウンロード予定月及びダウンロード予定日は
それぞれ数桁の整数で表され、要求者名及びマクロ名は
それぞれテキスト形式の文字列で表され、処理済フラグ
は、当該マクロファイルのダウンロード処理が未だ済ん
でいない場合に「0」、処理済である場合に「5」、ダ
ウンロード要求を拒絶する場合に「6」に設定される。
【0066】QA情報テーブル21には、図13に示す
ように、マクロの新規開発や不具合についてマクロ利用
者から寄せられた質問やそれに対する回答等に関する情
報に付与された番号であるQA番号、当該マクロのマク
ロ番号、プロセス番号、当該マクロのバージョン、マク
ロ開発者から新規開発情報が寄せられたり、マクロ利用
者から質問が寄せられた年月日である発生年、発生月及
び発生日、マクロ開発者が当該質問に対して回答した年
月日時分である連絡年、連絡月、連絡日、連絡時及び連
絡分、マクロ利用者が当該質問に対する回答を希望する
年月日である処置完了希望年、処置完了希望月及び処置
完了希望日、質問を寄せてきたマクロ利用者(質問者)
の所属部署を示す質問者所属、当該質問者の連絡先であ
る質問者連絡先、当該質問者の電話番号である質問者電
話番号、当該質問者の氏名である質問者名、当該質問者
のEメールアドレスである質問者Eメールアドレス、マ
クロの新規開発に関する情報、質問の具体的な内容やそ
れに対する回答又は連絡情報、あるいはマクロ開発者が
当該マクロの不具合を発見した場合に自発的に寄せてき
た連絡情報等からなる内容、質問に対応した否かの状態
を示すフラグである状態フラグ、マクロ開発者が質問に
対して最終的に回答する予定の年月日である最終回答予
定年、最終回答予定月及び最終回答予定日、マクロ開発
者が質問に対して最終的に回答した年月日である最終回
答年、最終回答月及び最終予定日、マクロ開発者が当該
質問に対応する予定を示すフラグである対応予定フラ
グ、当該質問の重要度を示すフラグである重要度フラグ
が記憶されている。各項目には、それぞれ変数名とし
て、「QACode」、「MacroCode」、「ProccessCode」、
「Version」、「ProblemDateY」、「ProblemDateM」、
「ProblemDateD」、「ContactDateY」、「ContactDate
M」、「ContactDateD」、「ContactTimeH」、「Contact
TimeM」、「FinishRequestDateY」、「FinishRequestDa
teM」、「FinishRequestDateD」、「ContactorOrganiza
tion」、「ContactorPMail」、「ContactorTelnet」、
「ContactorName」、「ContactorEMail」、「Content
s」、「StatusFlag」、「FinalReportPlanDateY」、「F
inalReportPlanDateM」、「FinalReportPlanDateD」、
「FinalReportDateY」、「FinalReportDateM」、「Fina
lReportDateD」、「AnswerPlanFlag」、「ImportantFla
g」が付与されている。QA番号、マクロ番号、プロセ
ス番号、発生年、発生月、発生日、連絡年、連絡月、連
絡日、連絡時、連絡分、処置完了希望年、処置完了希望
月、処置完了希望日、最終回答予定年、最終回答予定
月、最終回答予定日、最終回答年、最終回答月及び最終
回答日は、それぞれ数桁の整数で表され、バージョン、
質問者所属、質問者連絡先、質問者電話番号、質問者
名、質問者Eメールアドレス、内容は、それぞれテキス
ト形式の文字列で表され、状態フラグは、質問者が質問
を寄せてきただけで未だ回答が済んでいない場合に
「0」、最終回答済である場合に「1」に設定され、対
応予定フラグは、マクロ開発者が当該質問に対して何ら
かの処置をしない予定である場合に「0」、何らかの処
置をする場合に「1」に設定され、重要度フラグは、当
該質問の内容が当該マクロの不具合やバグであり、必要
ならば当該マクロのマクロファイルのダウンロードを一
時凍結する場合に「0」、当該質問の内容は重要ではな
く回答としても一般的な通知で良い場合に「1」にマク
ロ開発者によって設定される。マクロファイル記憶エリ
ア22には、マクロ開発者によって開発され、登録申請
されて許可されたすべてのマクロの機能がHDLやC言
語等のプログラミング言語を用いて記述されたマクロフ
ァイルが記憶されている。
ように、マクロの新規開発や不具合についてマクロ利用
者から寄せられた質問やそれに対する回答等に関する情
報に付与された番号であるQA番号、当該マクロのマク
ロ番号、プロセス番号、当該マクロのバージョン、マク
ロ開発者から新規開発情報が寄せられたり、マクロ利用
者から質問が寄せられた年月日である発生年、発生月及
び発生日、マクロ開発者が当該質問に対して回答した年
月日時分である連絡年、連絡月、連絡日、連絡時及び連
絡分、マクロ利用者が当該質問に対する回答を希望する
年月日である処置完了希望年、処置完了希望月及び処置
完了希望日、質問を寄せてきたマクロ利用者(質問者)
の所属部署を示す質問者所属、当該質問者の連絡先であ
る質問者連絡先、当該質問者の電話番号である質問者電
話番号、当該質問者の氏名である質問者名、当該質問者
のEメールアドレスである質問者Eメールアドレス、マ
クロの新規開発に関する情報、質問の具体的な内容やそ
れに対する回答又は連絡情報、あるいはマクロ開発者が
当該マクロの不具合を発見した場合に自発的に寄せてき
た連絡情報等からなる内容、質問に対応した否かの状態
を示すフラグである状態フラグ、マクロ開発者が質問に
対して最終的に回答する予定の年月日である最終回答予
定年、最終回答予定月及び最終回答予定日、マクロ開発
者が質問に対して最終的に回答した年月日である最終回
答年、最終回答月及び最終予定日、マクロ開発者が当該
質問に対応する予定を示すフラグである対応予定フラ
グ、当該質問の重要度を示すフラグである重要度フラグ
が記憶されている。各項目には、それぞれ変数名とし
て、「QACode」、「MacroCode」、「ProccessCode」、
「Version」、「ProblemDateY」、「ProblemDateM」、
「ProblemDateD」、「ContactDateY」、「ContactDate
M」、「ContactDateD」、「ContactTimeH」、「Contact
TimeM」、「FinishRequestDateY」、「FinishRequestDa
teM」、「FinishRequestDateD」、「ContactorOrganiza
tion」、「ContactorPMail」、「ContactorTelnet」、
「ContactorName」、「ContactorEMail」、「Content
s」、「StatusFlag」、「FinalReportPlanDateY」、「F
inalReportPlanDateM」、「FinalReportPlanDateD」、
「FinalReportDateY」、「FinalReportDateM」、「Fina
lReportDateD」、「AnswerPlanFlag」、「ImportantFla
g」が付与されている。QA番号、マクロ番号、プロセ
ス番号、発生年、発生月、発生日、連絡年、連絡月、連
絡日、連絡時、連絡分、処置完了希望年、処置完了希望
月、処置完了希望日、最終回答予定年、最終回答予定
月、最終回答予定日、最終回答年、最終回答月及び最終
回答日は、それぞれ数桁の整数で表され、バージョン、
質問者所属、質問者連絡先、質問者電話番号、質問者
名、質問者Eメールアドレス、内容は、それぞれテキス
ト形式の文字列で表され、状態フラグは、質問者が質問
を寄せてきただけで未だ回答が済んでいない場合に
「0」、最終回答済である場合に「1」に設定され、対
応予定フラグは、マクロ開発者が当該質問に対して何ら
かの処置をしない予定である場合に「0」、何らかの処
置をする場合に「1」に設定され、重要度フラグは、当
該質問の内容が当該マクロの不具合やバグであり、必要
ならば当該マクロのマクロファイルのダウンロードを一
時凍結する場合に「0」、当該質問の内容は重要ではな
く回答としても一般的な通知で良い場合に「1」にマク
ロ開発者によって設定される。マクロファイル記憶エリ
ア22には、マクロ開発者によって開発され、登録申請
されて許可されたすべてのマクロの機能がHDLやC言
語等のプログラミング言語を用いて記述されたマクロフ
ァイルが記憶されている。
【0067】次に、上記構成の半導体装置開発支援シス
テムの動作について説明する。まず、マクロ開発者があ
るマクロを開発し、サーバ1を介して記憶装置2に当該
マクロ情報及びマクロファイルを登録するマクロ開発処
理について、図14に示す処理図を参照して説明する。
このマクロ開発処理は、マクロ開発者が、例えば、クラ
イアント41を構成するキーボードやマウス等の入力手
段を操作することにより、クライアント41を構成する
内部記憶装置又は外部記憶装置に記憶されているマクロ
開発処理プログラムとしてクライアント41を構成する
CPUに読み込まれ、CPUの動作を制御するものであ
る。クライアント41を構成するCPUは、このマクロ
開発処理プログラムが起動されると、その制御により、
CRTディスプレイ等に各種画面を表示すると共に、マ
クロ開発者によるキーボードやマウス等の操作に応じ
て、通信手段及びインターネット3を介してサーバ1等
とデータ通信を行うことにより、以下に示す処理を実行
する。以下の説明では、説明を簡単にするため、クライ
アント41やサーバ1等の具体的な動作については原則
的に言及せず、あたかもマクロ開発者が主体的に各種処
理を行うように表現する。
テムの動作について説明する。まず、マクロ開発者があ
るマクロを開発し、サーバ1を介して記憶装置2に当該
マクロ情報及びマクロファイルを登録するマクロ開発処
理について、図14に示す処理図を参照して説明する。
このマクロ開発処理は、マクロ開発者が、例えば、クラ
イアント41を構成するキーボードやマウス等の入力手
段を操作することにより、クライアント41を構成する
内部記憶装置又は外部記憶装置に記憶されているマクロ
開発処理プログラムとしてクライアント41を構成する
CPUに読み込まれ、CPUの動作を制御するものであ
る。クライアント41を構成するCPUは、このマクロ
開発処理プログラムが起動されると、その制御により、
CRTディスプレイ等に各種画面を表示すると共に、マ
クロ開発者によるキーボードやマウス等の操作に応じ
て、通信手段及びインターネット3を介してサーバ1等
とデータ通信を行うことにより、以下に示す処理を実行
する。以下の説明では、説明を簡単にするため、クライ
アント41やサーバ1等の具体的な動作については原則
的に言及せず、あたかもマクロ開発者が主体的に各種処
理を行うように表現する。
【0068】まず、マクロ開発者は、自己の氏名や所属
等をキー入力するなどしてこの半導体装置開発支援シス
テムに自分をマクロ開発者として登録するマクロ開発者
登録処理を行う(ステップSA1)。そして、サーバ1
によって登録が許可された場合には、図10に示すマク
ロ開発者情報テーブル18に当該マクロ開発者の氏名や
所属等が記憶される。次に、マクロ開発者は、これから
開発するマクロに付与するマクロ名が既に取得済である
か否か判断して(ステップSA2)、まだ取得していな
い場合には、マクロ名取得処理を行う(ステップSA
3)。具体的には、マクロ開発者は、使用を希望するマ
クロ名をキー入力して、そのマクロ名と同一のマクロ名
が既に使用済であるか否かについて図3に示すマクロ名
情報テーブル11を検索し、未使用であり、サーバ1に
よって使用が許可された場合には、そのまま当該マクロ
のマクロ名として取得し、使用済であれば、異なる名称
をキー入力して既に使用済であるか否かを検索し、使用
許可されるまで同じ処理を繰り返す。サーバ1は、マク
ロ名の取得を許可すると、そのマクロ名にマクロ番号を
付与する。
等をキー入力するなどしてこの半導体装置開発支援シス
テムに自分をマクロ開発者として登録するマクロ開発者
登録処理を行う(ステップSA1)。そして、サーバ1
によって登録が許可された場合には、図10に示すマク
ロ開発者情報テーブル18に当該マクロ開発者の氏名や
所属等が記憶される。次に、マクロ開発者は、これから
開発するマクロに付与するマクロ名が既に取得済である
か否か判断して(ステップSA2)、まだ取得していな
い場合には、マクロ名取得処理を行う(ステップSA
3)。具体的には、マクロ開発者は、使用を希望するマ
クロ名をキー入力して、そのマクロ名と同一のマクロ名
が既に使用済であるか否かについて図3に示すマクロ名
情報テーブル11を検索し、未使用であり、サーバ1に
よって使用が許可された場合には、そのまま当該マクロ
のマクロ名として取得し、使用済であれば、異なる名称
をキー入力して既に使用済であるか否かを検索し、使用
許可されるまで同じ処理を繰り返す。サーバ1は、マク
ロ名の取得を許可すると、そのマクロ名にマクロ番号を
付与する。
【0069】既にマクロ名を取得済である場合、あるい
は新たにマクロ名を取得した場合には、マクロ開発者
は、これから開発するマクロの開発情報を入力する(ス
テップSA4)。この開発情報としては、開発者名、マ
クロ名、プロセス名、開発日程、機能概要等がある。こ
れにより、サーバ1は、当該マクロの開発情報、特に機
能概要に基づいて、図4に示すマクロ情報テーブル12
を検索して同様の機能概要を有するマクロが既に開発
済、開発中、あるいは開発予定であるか否かを判断し、
未だ開発済、開発中及び開発予定でない場合には、開発
可能であることをEメールでマクロ開発者に通知すると
共に、図4に示すマクロ情報テーブル12の対応するマ
クロ番号の記憶領域に、開発者名、マクロ名、プロセス
名、リリース予定年、リリース予定月、リリース予定
日、機能概要(日本語)、機能概要(英語)として記憶
し、品質クラスとして、開発未完レベルであることを示
す「4」を設定する。また、サーバ1は、例えば、開発
情報や質問情報の受け付け順に当該質問情報を管理する
ための通し番号であるQA番号を付与した後、図13に
示すQA情報テーブル21の当該QA番号の記憶領域に
開発情報、すなわち、マクロ番号、プロセス番号、バー
ジョン、発生年、発生月、発生日、開発情報の具体的内
容としての内容等を記憶する。一方、マクロ開発者によ
って入力された機能概要と同様のマクロが既に開発済、
開発中、あるいは開発予定である場合には、サーバ1
は、その旨及び類似する機能を有するマクロのマクロ番
号をEメールでマクロ開発者に通知する。
は新たにマクロ名を取得した場合には、マクロ開発者
は、これから開発するマクロの開発情報を入力する(ス
テップSA4)。この開発情報としては、開発者名、マ
クロ名、プロセス名、開発日程、機能概要等がある。こ
れにより、サーバ1は、当該マクロの開発情報、特に機
能概要に基づいて、図4に示すマクロ情報テーブル12
を検索して同様の機能概要を有するマクロが既に開発
済、開発中、あるいは開発予定であるか否かを判断し、
未だ開発済、開発中及び開発予定でない場合には、開発
可能であることをEメールでマクロ開発者に通知すると
共に、図4に示すマクロ情報テーブル12の対応するマ
クロ番号の記憶領域に、開発者名、マクロ名、プロセス
名、リリース予定年、リリース予定月、リリース予定
日、機能概要(日本語)、機能概要(英語)として記憶
し、品質クラスとして、開発未完レベルであることを示
す「4」を設定する。また、サーバ1は、例えば、開発
情報や質問情報の受け付け順に当該質問情報を管理する
ための通し番号であるQA番号を付与した後、図13に
示すQA情報テーブル21の当該QA番号の記憶領域に
開発情報、すなわち、マクロ番号、プロセス番号、バー
ジョン、発生年、発生月、発生日、開発情報の具体的内
容としての内容等を記憶する。一方、マクロ開発者によ
って入力された機能概要と同様のマクロが既に開発済、
開発中、あるいは開発予定である場合には、サーバ1
は、その旨及び類似する機能を有するマクロのマクロ番
号をEメールでマクロ開発者に通知する。
【0070】したがって、マクロ開発者は、これから開
発するマクロと同様の機能を有するマクロが既に開発
済、開発中、あるいは開発予定である旨の通知を受けた
場合(ステップSA5)には、当該マクロのマクロ番号
に基づいて、図4に示すマクロ情報テーブル12を閲覧
し(ステップSA6)、機能概要がほぼ同一であって企
画変更が不可能としてマクロ開発を中止するか、あるい
は機能概要は類似しているが特徴的な機能は異なり企画
変更が不要であったり、企画変更は必要であるが大幅な
変更は不要であるため、マクロ開発を続行するかを判断
する(ステップSA7)。開発を中止する場合には一連
の処理を終了し、開発を続行する場合には、機能概要の
修正等のため開発情報入力処理を再び行う(ステップS
A4)。なお、これから開発するマクロと同様の機能を
有するマクロが既に開発中又は開発予定である旨の通知
を受けた場合、マクロ開発者は、必要に応じて、当該マ
クロを開発中又は開発予定のマクロ開発者とEメール又
は直接の面談等により、共同開発か、あるいはいずれか
一方が開発するか、さらに後者の場合には他方の要望を
どれだけ取り入れるかを協議するようにしても良い。こ
の場合、マクロ開発者同士のEメールのやり取りは、後
述する質問処理によって行っても良い。
発するマクロと同様の機能を有するマクロが既に開発
済、開発中、あるいは開発予定である旨の通知を受けた
場合(ステップSA5)には、当該マクロのマクロ番号
に基づいて、図4に示すマクロ情報テーブル12を閲覧
し(ステップSA6)、機能概要がほぼ同一であって企
画変更が不可能としてマクロ開発を中止するか、あるい
は機能概要は類似しているが特徴的な機能は異なり企画
変更が不要であったり、企画変更は必要であるが大幅な
変更は不要であるため、マクロ開発を続行するかを判断
する(ステップSA7)。開発を中止する場合には一連
の処理を終了し、開発を続行する場合には、機能概要の
修正等のため開発情報入力処理を再び行う(ステップS
A4)。なお、これから開発するマクロと同様の機能を
有するマクロが既に開発中又は開発予定である旨の通知
を受けた場合、マクロ開発者は、必要に応じて、当該マ
クロを開発中又は開発予定のマクロ開発者とEメール又
は直接の面談等により、共同開発か、あるいはいずれか
一方が開発するか、さらに後者の場合には他方の要望を
どれだけ取り入れるかを協議するようにしても良い。こ
の場合、マクロ開発者同士のEメールのやり取りは、後
述する質問処理によって行っても良い。
【0071】一方、サーバ1から開発可能である旨の通
知を受けた場合には、マクロ開発者は、当該マクロの開
発処理を行う(ステップSA8)。このマクロ開発処理
については、従来と略同様の処理であるので、その説明
を省略する。このマクロ開発処理は、マクロの規模によ
るが、数日〜数カ月かかる。したがって、マクロ開発者
は、毎日の業務終了時には、当該マクロ開発の進捗状況
を入力する(ステップSA9)。この場合、開発期間が
当初の予定より遅れたり、場合によって早くなる場合に
は、上記開発情報入力処理で入力した開発日程を変更す
る。これにより、サーバ1は、マクロ情報テーブル12
に記憶されているリリース予定年、リリース予定月及び
リリース予定日を変更すると共に、データ更新年、デー
タ更新月及びデータ更新日を改める。このように、マク
ロ開発の開発情報及び進捗状況が入力されると、マクロ
情報テーブル12の所定の記憶領域にこれらの情報が記
憶されるので、マクロ利用者や他のマクロ開発者が閲覧
可能となる。そこで、この開発予定又は開発中のマクロ
のマクロ情報を閲覧したマクロ利用者や他のマクロ開発
者がより詳細な情報を求め、あるいは開発日程や機能に
関する要望を含めて、質問情報を送信する場合がある。
その場合には、質問情報がある旨が当該マクロ開発者に
通知されるので、マクロ開発者は、QA情報テーブル2
1の、自身が現在開発中のマクロの開発情報に付与され
たQA番号の記憶領域に記憶されているマクロ利用者や
他のマクロ開発者からの要望や期待等を閲覧し、その多
寡に応じて、開発日程を変更したり、必要な場合には当
該マクロの機能の変更を行う。なお、マクロ利用者や他
のマクロ開発者からの質問にマクロ開発者が回答する場
合の半導体装置開発システム全体の処理(質問処理)の
詳細については後述する。マクロ開発者は、以上説明し
たマクロ開発処理及び進捗状況入力処理を当該マクロの
開発が終了するまで繰り返す(ステップSA8〜SA1
0)。
知を受けた場合には、マクロ開発者は、当該マクロの開
発処理を行う(ステップSA8)。このマクロ開発処理
については、従来と略同様の処理であるので、その説明
を省略する。このマクロ開発処理は、マクロの規模によ
るが、数日〜数カ月かかる。したがって、マクロ開発者
は、毎日の業務終了時には、当該マクロ開発の進捗状況
を入力する(ステップSA9)。この場合、開発期間が
当初の予定より遅れたり、場合によって早くなる場合に
は、上記開発情報入力処理で入力した開発日程を変更す
る。これにより、サーバ1は、マクロ情報テーブル12
に記憶されているリリース予定年、リリース予定月及び
リリース予定日を変更すると共に、データ更新年、デー
タ更新月及びデータ更新日を改める。このように、マク
ロ開発の開発情報及び進捗状況が入力されると、マクロ
情報テーブル12の所定の記憶領域にこれらの情報が記
憶されるので、マクロ利用者や他のマクロ開発者が閲覧
可能となる。そこで、この開発予定又は開発中のマクロ
のマクロ情報を閲覧したマクロ利用者や他のマクロ開発
者がより詳細な情報を求め、あるいは開発日程や機能に
関する要望を含めて、質問情報を送信する場合がある。
その場合には、質問情報がある旨が当該マクロ開発者に
通知されるので、マクロ開発者は、QA情報テーブル2
1の、自身が現在開発中のマクロの開発情報に付与され
たQA番号の記憶領域に記憶されているマクロ利用者や
他のマクロ開発者からの要望や期待等を閲覧し、その多
寡に応じて、開発日程を変更したり、必要な場合には当
該マクロの機能の変更を行う。なお、マクロ利用者や他
のマクロ開発者からの質問にマクロ開発者が回答する場
合の半導体装置開発システム全体の処理(質問処理)の
詳細については後述する。マクロ開発者は、以上説明し
たマクロ開発処理及び進捗状況入力処理を当該マクロの
開発が終了するまで繰り返す(ステップSA8〜SA1
0)。
【0072】次に、当該マクロの開発が終了した場合に
は、マクロ開発者は、当該マクロのマクロファイルをマ
クロファイル記憶エリア22に登録するための申請を行
う(ステップSA11)。この申請に際しては、マクロ
開発者は、当該マクロの動作チェックを行い、当該マク
ロが、一般的な条件で問題なく動作することを保証する
一般保証レベル、特定の条件では動作しないことが判明
した非動作条件付レベル、特定の条件において動作する
ことを保証する動作条件付レベル、極めて限定された条
件でのみ動作した実績を有する未保証レベルのいずれか
を判断してその旨を示す情報や、動作周波数、故障検出
率等の情報も付け加える。また、マクロ開発者は、当該
マクロ情報及びマクロファイルの機密レベルについて
も、すべてのマクロ利用者に閲覧可能とするか、特約を
締結したマクロ利用者だけに閲覧可能とするかを指示す
る情報を付け加え、価格レベルについても、マクロの販
売価格をいくらに設定するかを指示する情報を付け加え
る。これにより、サーバ1は、登録申請されたマクロフ
ァイルの内容をチェックした後、登録申請されたマクロ
ファイルの内容がマクロファイル記憶エリア22に登録
するのに適しているか否かについてマクロ開発者に通知
する。サーバ1からの通知が当該マクロファイルの登録
許可である場合には、マクロ開発者は、確認した旨をサ
ーバ1に通知する(ステップSA12及びSA13)。
これにより、サーバ1は、当該マクロファイルをマクロ
ファイル記憶エリア22に登録すると共に、登録した年
月日その他必要な情報をマクロ情報テーブル12その他
の情報テーブルに記憶する。これに対し、サーバ1から
の通知が当該マクロファイルの登録不許可であり、その
理由がマクロ開発者が作成した登録申請のための帳票に
ミスがある等の形式的なエラーである場合には、マクロ
開発者は、登録申請を訂正し(ステップSA14及びS
A11)、サーバ1からの通知が当該マクロファイルの
登録不許可であり、その理由が開発されたマクロファイ
ルの内容にミスがある等の実質的なエラーである場合に
は、マクロ開発者は、当該マクロ開発処理をやり直す
(ステップSA14及びSA8)。
は、マクロ開発者は、当該マクロのマクロファイルをマ
クロファイル記憶エリア22に登録するための申請を行
う(ステップSA11)。この申請に際しては、マクロ
開発者は、当該マクロの動作チェックを行い、当該マク
ロが、一般的な条件で問題なく動作することを保証する
一般保証レベル、特定の条件では動作しないことが判明
した非動作条件付レベル、特定の条件において動作する
ことを保証する動作条件付レベル、極めて限定された条
件でのみ動作した実績を有する未保証レベルのいずれか
を判断してその旨を示す情報や、動作周波数、故障検出
率等の情報も付け加える。また、マクロ開発者は、当該
マクロ情報及びマクロファイルの機密レベルについて
も、すべてのマクロ利用者に閲覧可能とするか、特約を
締結したマクロ利用者だけに閲覧可能とするかを指示す
る情報を付け加え、価格レベルについても、マクロの販
売価格をいくらに設定するかを指示する情報を付け加え
る。これにより、サーバ1は、登録申請されたマクロフ
ァイルの内容をチェックした後、登録申請されたマクロ
ファイルの内容がマクロファイル記憶エリア22に登録
するのに適しているか否かについてマクロ開発者に通知
する。サーバ1からの通知が当該マクロファイルの登録
許可である場合には、マクロ開発者は、確認した旨をサ
ーバ1に通知する(ステップSA12及びSA13)。
これにより、サーバ1は、当該マクロファイルをマクロ
ファイル記憶エリア22に登録すると共に、登録した年
月日その他必要な情報をマクロ情報テーブル12その他
の情報テーブルに記憶する。これに対し、サーバ1から
の通知が当該マクロファイルの登録不許可であり、その
理由がマクロ開発者が作成した登録申請のための帳票に
ミスがある等の形式的なエラーである場合には、マクロ
開発者は、登録申請を訂正し(ステップSA14及びS
A11)、サーバ1からの通知が当該マクロファイルの
登録不許可であり、その理由が開発されたマクロファイ
ルの内容にミスがある等の実質的なエラーである場合に
は、マクロ開発者は、当該マクロ開発処理をやり直す
(ステップSA14及びSA8)。
【0073】次に、この半導体装置開発支援システムを
利用して、マクロ利用者がある半導体装置を開発する半
導体装置開発処理について、図15に示す処理図を参照
して説明する。この半導体装置開発処理は、マクロ利用
者が、例えば、クライアント51を構成するキーボード
やマウス等の入力手段を操作することにより、クライア
ント51を構成する内部記憶装置又は外部記憶装置に記
憶されている半導体装置開発処理プログラムとしてクラ
イアント51を構成するCPUに読み込まれ、CPUの
動作を制御するものである。クライアント51を構成す
るCPUは、この半導体装置開発処理プログラムが起動
されると、その制御により、CRTディスプレイ等に各
種画面を表示すると共に、マクロ利用者によるキーボー
ドやマウス等の操作に応じて、通信手段及びインターネ
ット3を介してサーバ1等とデータ通信を行うことによ
り、以下に示す処理を実行する。以下の説明では、説明
を簡単にするため、クライアント51やサーバ1等の具
体的な動作については原則的に言及せず、あたかもマク
ロ利用者が主体的に各種処理を行うように表現する。
利用して、マクロ利用者がある半導体装置を開発する半
導体装置開発処理について、図15に示す処理図を参照
して説明する。この半導体装置開発処理は、マクロ利用
者が、例えば、クライアント51を構成するキーボード
やマウス等の入力手段を操作することにより、クライア
ント51を構成する内部記憶装置又は外部記憶装置に記
憶されている半導体装置開発処理プログラムとしてクラ
イアント51を構成するCPUに読み込まれ、CPUの
動作を制御するものである。クライアント51を構成す
るCPUは、この半導体装置開発処理プログラムが起動
されると、その制御により、CRTディスプレイ等に各
種画面を表示すると共に、マクロ利用者によるキーボー
ドやマウス等の操作に応じて、通信手段及びインターネ
ット3を介してサーバ1等とデータ通信を行うことによ
り、以下に示す処理を実行する。以下の説明では、説明
を簡単にするため、クライアント51やサーバ1等の具
体的な動作については原則的に言及せず、あたかもマク
ロ利用者が主体的に各種処理を行うように表現する。
【0074】まず、マクロ利用者は、自己の氏名や所属
等をキー入力するなどしてこの半導体装置開発支援シス
テムに自分をマクロ利用者として登録するマクロ利用者
登録処理を行う(ステップSB1)。そして、サーバ1
によって登録が許可された場合には、図11に示すマク
ロ利用者情報テーブル19に当該マクロ利用者の氏名や
所属等が記憶される。この登録に際しては、マクロ利用
者とこの半導体開発支援システムを管理するシステム管
理者との契約により、マクロ情報及びマクロファイルに
対するアクセスレベルが、マクロ情報の概要についてだ
けアクセスが許可されるか(「0」)、マクロ情報の概
要及び詳細についてだけアクセスが許可される
(「1」)、あるいはマクロファイルのダウンロードも
許可されるか(「2」)のいずれかに設定される。この
アクセスレベルは、基本的には、各マクロの保証レベル
や機密レベル、価格レベルに基づいて設定される。ま
た、各マクロ利用者の地域に応じて設定された地域レベ
ルやアクセスレベルを例外的(特権的又は制約的)に設
定する権利レベルに応じて上記アクセスレベルが変更さ
れる。次に、マクロ利用者は、システム設計で決定され
た開発すべき半導体装置の仕様に基づいて、CPUや複
数個の周辺装置等の各機能ブロック間の関係及び各機能
ブロック内部の動作を決定する機能設計を行った(ステ
ップSB2)後、ナンド・ゲートやノア・ゲート等の基
本論理素子や、複数個の基本論理素子が組み合わされて
構成されたラッチやカウンタ等の基本論理回路等のマク
ロのマクロ情報及びマクロファイルをインターネット3
を介してサーバ1に接続されている記憶装置2から入手
するマクロ情報入手処理を行う(ステップSB3)。こ
のマクロ情報入手処理の詳細については後述する。
等をキー入力するなどしてこの半導体装置開発支援シス
テムに自分をマクロ利用者として登録するマクロ利用者
登録処理を行う(ステップSB1)。そして、サーバ1
によって登録が許可された場合には、図11に示すマク
ロ利用者情報テーブル19に当該マクロ利用者の氏名や
所属等が記憶される。この登録に際しては、マクロ利用
者とこの半導体開発支援システムを管理するシステム管
理者との契約により、マクロ情報及びマクロファイルに
対するアクセスレベルが、マクロ情報の概要についてだ
けアクセスが許可されるか(「0」)、マクロ情報の概
要及び詳細についてだけアクセスが許可される
(「1」)、あるいはマクロファイルのダウンロードも
許可されるか(「2」)のいずれかに設定される。この
アクセスレベルは、基本的には、各マクロの保証レベル
や機密レベル、価格レベルに基づいて設定される。ま
た、各マクロ利用者の地域に応じて設定された地域レベ
ルやアクセスレベルを例外的(特権的又は制約的)に設
定する権利レベルに応じて上記アクセスレベルが変更さ
れる。次に、マクロ利用者は、システム設計で決定され
た開発すべき半導体装置の仕様に基づいて、CPUや複
数個の周辺装置等の各機能ブロック間の関係及び各機能
ブロック内部の動作を決定する機能設計を行った(ステ
ップSB2)後、ナンド・ゲートやノア・ゲート等の基
本論理素子や、複数個の基本論理素子が組み合わされて
構成されたラッチやカウンタ等の基本論理回路等のマク
ロのマクロ情報及びマクロファイルをインターネット3
を介してサーバ1に接続されている記憶装置2から入手
するマクロ情報入手処理を行う(ステップSB3)。こ
のマクロ情報入手処理の詳細については後述する。
【0075】次に、マクロ利用者は、マクロ情報入手処
理によって入手したマクロ情報及びマクロファイルに基
づいて、各マクロを組み合わせる(回路レイアウト)こ
とにより、機能設計によって内部の動作が決定された各
機能ブロックを構成する詳細論理設計を行い、半導体装
置のシミュレーション・モデルを作成した(ステップS
B4)後、半導体装置のシミュレーション・モデルをマ
クロファイルと共にコンパイルし、クライアント51に
シミュレーションを実行させて、当該半導体装置の検証
を行う(ステップSB5)。次に、シミュレーションの
結果、何等問題ない場合には、マクロ利用者は、当該半
導体装置の開発を終了する。これに対し、シミュレーシ
ョンの結果、何等かの問題が発生した場合には、マクロ
利用者は、その問題の原因がマクロ自体にあるのか、あ
るいは詳細論理設計にあるのかを追及し、詳細論理設計
にあると判断した場合には、詳細論理設計をやり直し、
シミュレーションにおいて良好な結果が得られるまで、
詳細論理設計及びシミュレーションを繰り返す(ステッ
プSB4〜SB6)。
理によって入手したマクロ情報及びマクロファイルに基
づいて、各マクロを組み合わせる(回路レイアウト)こ
とにより、機能設計によって内部の動作が決定された各
機能ブロックを構成する詳細論理設計を行い、半導体装
置のシミュレーション・モデルを作成した(ステップS
B4)後、半導体装置のシミュレーション・モデルをマ
クロファイルと共にコンパイルし、クライアント51に
シミュレーションを実行させて、当該半導体装置の検証
を行う(ステップSB5)。次に、シミュレーションの
結果、何等問題ない場合には、マクロ利用者は、当該半
導体装置の開発を終了する。これに対し、シミュレーシ
ョンの結果、何等かの問題が発生した場合には、マクロ
利用者は、その問題の原因がマクロ自体にあるのか、あ
るいは詳細論理設計にあるのかを追及し、詳細論理設計
にあると判断した場合には、詳細論理設計をやり直し、
シミュレーションにおいて良好な結果が得られるまで、
詳細論理設計及びシミュレーションを繰り返す(ステッ
プSB4〜SB6)。
【0076】一方、シミュレーションの結果発生した問
題の原因がマクロ自体にあると判断した場合には、マク
ロ利用者は、当該マクロの不具合について質問情報を作
成してサーバ1にEメールで送信する(ステップSB
8)。この質問に関する半導体装置開発システム全体の
処理(質問処理)の詳細については後述する。そして、
当該マクロの不具合についてマクロ開発者から回答又は
連絡があり、その回答又は連絡が当該マクロのマクロ情
報及びマクロファイルを修正したという趣旨のものであ
る場合には、修正されたマクロ情報及びマクロファイル
を入手して、詳細論理設計をやり直し、シミュレーショ
ンにおいて良好な結果が得られるまで、詳細論理設計及
びシミュレーションを繰り返す(ステップSB9〜SB
10及びSB3〜SB6)。一方、マクロ開発者から回
答又は連絡があり、その回答又は連絡が当該マクロのマ
クロファイルを修正するのではなく、当該マクロの機能
の限界に近い使用方法であったり、誤った使用方法であ
るという趣旨のものである場合には、詳細論理設計をや
り直し、シミュレーションにおいて良好な結果が得られ
るまで、詳細論理設計及びシミュレーションを繰り返す
(ステップSB4〜SB6)か、あるいは別のマクロの
マクロ情報及びマクロファイルを入手して、詳細論理設
計をやり直し、シミュレーションにおいて良好な結果が
得られるまで、詳細論理設計及びシミュレーションを繰
り返す(ステップSB3〜SB6)。以上の説明におい
て、マクロの対価や予算残高に応じて各マクロ利用者の
アクセスレベルを設定すれば、マクロの価格レベルに応
じた利用が自動的に可能となり、予算を越えることはな
い。なお、マクロの不具合についての質問情報の他に
も、必要に応じて、半導体装置の開発に必要な情報に関
するキーワード情報をサーバ1に送信し、キーワード情
報に基づいて検索された関連マクロに関する情報やマク
ロファイルを一括して入手することもできる。
題の原因がマクロ自体にあると判断した場合には、マク
ロ利用者は、当該マクロの不具合について質問情報を作
成してサーバ1にEメールで送信する(ステップSB
8)。この質問に関する半導体装置開発システム全体の
処理(質問処理)の詳細については後述する。そして、
当該マクロの不具合についてマクロ開発者から回答又は
連絡があり、その回答又は連絡が当該マクロのマクロ情
報及びマクロファイルを修正したという趣旨のものであ
る場合には、修正されたマクロ情報及びマクロファイル
を入手して、詳細論理設計をやり直し、シミュレーショ
ンにおいて良好な結果が得られるまで、詳細論理設計及
びシミュレーションを繰り返す(ステップSB9〜SB
10及びSB3〜SB6)。一方、マクロ開発者から回
答又は連絡があり、その回答又は連絡が当該マクロのマ
クロファイルを修正するのではなく、当該マクロの機能
の限界に近い使用方法であったり、誤った使用方法であ
るという趣旨のものである場合には、詳細論理設計をや
り直し、シミュレーションにおいて良好な結果が得られ
るまで、詳細論理設計及びシミュレーションを繰り返す
(ステップSB4〜SB6)か、あるいは別のマクロの
マクロ情報及びマクロファイルを入手して、詳細論理設
計をやり直し、シミュレーションにおいて良好な結果が
得られるまで、詳細論理設計及びシミュレーションを繰
り返す(ステップSB3〜SB6)。以上の説明におい
て、マクロの対価や予算残高に応じて各マクロ利用者の
アクセスレベルを設定すれば、マクロの価格レベルに応
じた利用が自動的に可能となり、予算を越えることはな
い。なお、マクロの不具合についての質問情報の他に
も、必要に応じて、半導体装置の開発に必要な情報に関
するキーワード情報をサーバ1に送信し、キーワード情
報に基づいて検索された関連マクロに関する情報やマク
ロファイルを一括して入手することもできる。
【0077】次に、マクロ情報入手処理の詳細について
図16及び図17に示す処理図を参照して説明する。こ
の例では、このマクロ利用者は、マクロ利用者登録処理
時にアクセスレベルが「2」に設定されているものとす
る。まず、マクロ利用者は、例えば、マクロ名、マクロ
機能、マクロ種別、プロセス名等をキーワードとして、
所望のマクロのマクロ情報を検索する(ステップSC
1)。これにより、CRTディスプレイ等にマクロ情報
の一覧が表示される(ステップSC2)ので、マクロ利
用者は、表示されている複数個のマクロの中から開発す
べき半導体装置の仕様に合致したマクロを1個選択し
て、その概要をCRTディスプレイ等に表示するように
指示する(ステップSC3)。これにより、CRTディ
スプレイ等に当該マクロ情報の概要が表示される(ステ
ップSC4)。具体的には、図4に示すマクロ情報テー
ブル12に記憶されている機能概要(日本語)や機能概
要(英語)等が表示される。したがって、マクロ利用者
は、表示されている機能概要(日本語)や機能概要(英
語)等を参照して、当該マクロを選択するか否かを判断
し(ステップSC5)、選択しない場合には、再びCR
Tディスプレイ等の表示画面をマクロ情報一覧の表示画
面に戻して、選択を決定するまで上記処理を繰り返す
(ステップSC2〜SC4)。一方、CRTディスプレ
イ等に表示されている機能概要(日本語)や機能概要
(英語)等のマクロを選択する場合には、マクロ利用者
は、当該マクロ情報の詳細をCRTディスプレイ等に表
示させるか否かを判断し、表示させる場合には、その旨
を指示する(ステップSC6)。これにより、CRTデ
ィスプレイ等に当該マクロ情報の詳細が表示される(ス
テップSC7)。具体的には、図4に示すマクロ情報テ
ーブル12に記憶されているすべての情報が表示され
る。したがって、マクロ利用者は、表示されているマク
ロ情報の詳細を参照して、あるいはマクロ情報の詳細を
表示させないで直ちに、当該マクロを使用決定するか否
かを判断し(ステップSC8)、使用しない場合には、
再びCRTディスプレイ等の表示画面をマクロ情報一覧
の表示画面に戻して、使用を決定するまで上記処理を繰
り返す(ステップSC2〜SC7)。当該マクロの使用
を決定するか否かを判断する際(ステップSC8)に
は、マクロ利用者は、当該マクロの保証レベルが開発す
べき半導体装置の仕様に合致しているか否かや、当該マ
クロの動作条件が開発すべき半導体装置の仕様と整合し
ているか否かをも判断する。この場合、開発未完レベル
のマクロについては、選択してマクロ情報の詳細を表示
させようとしても表示されず、マクロファイルのダウン
ロードもできないが、その開発日程や機能概要等につい
て把握することはできるので、半導体装置開発の参考に
なるし、場合によって、そのマクロが開発されるまで半
導体装置の開発を延期したりすることができる。そし
て、マクロ利用者は、開発未完レベルのマクロについ
て、より詳細な情報を求め、あるいは開発日程や機能等
に関する要望等を含めてマクロ開発者に質問することが
できる。この質問に関する半導体装置開発システム全体
の処理(質問処理)の詳細については後述する。
図16及び図17に示す処理図を参照して説明する。こ
の例では、このマクロ利用者は、マクロ利用者登録処理
時にアクセスレベルが「2」に設定されているものとす
る。まず、マクロ利用者は、例えば、マクロ名、マクロ
機能、マクロ種別、プロセス名等をキーワードとして、
所望のマクロのマクロ情報を検索する(ステップSC
1)。これにより、CRTディスプレイ等にマクロ情報
の一覧が表示される(ステップSC2)ので、マクロ利
用者は、表示されている複数個のマクロの中から開発す
べき半導体装置の仕様に合致したマクロを1個選択し
て、その概要をCRTディスプレイ等に表示するように
指示する(ステップSC3)。これにより、CRTディ
スプレイ等に当該マクロ情報の概要が表示される(ステ
ップSC4)。具体的には、図4に示すマクロ情報テー
ブル12に記憶されている機能概要(日本語)や機能概
要(英語)等が表示される。したがって、マクロ利用者
は、表示されている機能概要(日本語)や機能概要(英
語)等を参照して、当該マクロを選択するか否かを判断
し(ステップSC5)、選択しない場合には、再びCR
Tディスプレイ等の表示画面をマクロ情報一覧の表示画
面に戻して、選択を決定するまで上記処理を繰り返す
(ステップSC2〜SC4)。一方、CRTディスプレ
イ等に表示されている機能概要(日本語)や機能概要
(英語)等のマクロを選択する場合には、マクロ利用者
は、当該マクロ情報の詳細をCRTディスプレイ等に表
示させるか否かを判断し、表示させる場合には、その旨
を指示する(ステップSC6)。これにより、CRTデ
ィスプレイ等に当該マクロ情報の詳細が表示される(ス
テップSC7)。具体的には、図4に示すマクロ情報テ
ーブル12に記憶されているすべての情報が表示され
る。したがって、マクロ利用者は、表示されているマク
ロ情報の詳細を参照して、あるいはマクロ情報の詳細を
表示させないで直ちに、当該マクロを使用決定するか否
かを判断し(ステップSC8)、使用しない場合には、
再びCRTディスプレイ等の表示画面をマクロ情報一覧
の表示画面に戻して、使用を決定するまで上記処理を繰
り返す(ステップSC2〜SC7)。当該マクロの使用
を決定するか否かを判断する際(ステップSC8)に
は、マクロ利用者は、当該マクロの保証レベルが開発す
べき半導体装置の仕様に合致しているか否かや、当該マ
クロの動作条件が開発すべき半導体装置の仕様と整合し
ているか否かをも判断する。この場合、開発未完レベル
のマクロについては、選択してマクロ情報の詳細を表示
させようとしても表示されず、マクロファイルのダウン
ロードもできないが、その開発日程や機能概要等につい
て把握することはできるので、半導体装置開発の参考に
なるし、場合によって、そのマクロが開発されるまで半
導体装置の開発を延期したりすることができる。そし
て、マクロ利用者は、開発未完レベルのマクロについ
て、より詳細な情報を求め、あるいは開発日程や機能等
に関する要望等を含めてマクロ開発者に質問することが
できる。この質問に関する半導体装置開発システム全体
の処理(質問処理)の詳細については後述する。
【0078】一方、選択したマクロの使用を決定した場
合には、マクロ利用者は、当該マクロのマクロファイル
のダウンロード権を既に取得済であるか否かを判断し
(図17のステップSC9)、既に取得済である場合に
は、当該マクロファイルのダウンロードを実行した後
(ステップSC10)、詳細論理設計処理に移行する
(図15のステップSB4)。一方、当該マクロファイ
ルのダウンロード権を未だ取得していない場合には、マ
クロ利用者は、サーバ1に対してダウンロード権の付与
を申請する(ステップSC11)。そして、サーバ1か
ら審査結果の通知があり(ステップSC12)、当該マ
クロファイルのダウンロード権が付与された場合(ステ
ップSC13)には、マクロ利用者は、当該マクロファ
イルのダウンロードを実行した後(ステップSC1
0)、詳細論理設計処理に移行する(図15のステップ
SB4)。サーバ1は、図11に示すマクロ利用者情報
テーブル19のダウンロード可能マクロとして記憶され
ているマクロのリストを参照して、当該マクロがリスト
に掲載されている場合には当該マクロのマクロファイル
をマクロファイル記憶エリア22から読み出し、インタ
ーネット3を介してクライアント51に送信する。な
お、マクロファイルのダウンロード権の申請は、個別の
マクロについて行っても良いし、1個のマクロ内に他の
マクロが使用されている場合や互換性のあるマクロ同
士、特性の類似したマクロ同士については、複数個のマ
クロについて一括して行っても良い。
合には、マクロ利用者は、当該マクロのマクロファイル
のダウンロード権を既に取得済であるか否かを判断し
(図17のステップSC9)、既に取得済である場合に
は、当該マクロファイルのダウンロードを実行した後
(ステップSC10)、詳細論理設計処理に移行する
(図15のステップSB4)。一方、当該マクロファイ
ルのダウンロード権を未だ取得していない場合には、マ
クロ利用者は、サーバ1に対してダウンロード権の付与
を申請する(ステップSC11)。そして、サーバ1か
ら審査結果の通知があり(ステップSC12)、当該マ
クロファイルのダウンロード権が付与された場合(ステ
ップSC13)には、マクロ利用者は、当該マクロファ
イルのダウンロードを実行した後(ステップSC1
0)、詳細論理設計処理に移行する(図15のステップ
SB4)。サーバ1は、図11に示すマクロ利用者情報
テーブル19のダウンロード可能マクロとして記憶され
ているマクロのリストを参照して、当該マクロがリスト
に掲載されている場合には当該マクロのマクロファイル
をマクロファイル記憶エリア22から読み出し、インタ
ーネット3を介してクライアント51に送信する。な
お、マクロファイルのダウンロード権の申請は、個別の
マクロについて行っても良いし、1個のマクロ内に他の
マクロが使用されている場合や互換性のあるマクロ同
士、特性の類似したマクロ同士については、複数個のマ
クロについて一括して行っても良い。
【0079】一方、サーバ1から審査結果の通知があり
(ステップSC12)、当該マクロファイルのダウンロ
ード権が付与されなかった場合(ステップSC13)に
は、当該マクロを使用できないことが判明したので、他
のマクロで代替するために、マクロ利用者は、再びCR
Tディスプレイ等の表示画面をマクロ情報一覧の表示画
面に戻し(図16のステップSC2)、使用可能なマク
ロのマクロファイルをダウンロードを実行するまで、上
記した処理を繰り返した後、詳細論理設計処理に移行す
る(図15のステップSB4)。サーバ1におけるダウ
ンロード権付与の審査は、図11に示すマクロ利用者情
報テーブル19のアクセスレベルがダウンロード可能で
あることを示す「2」に設定されているかだけでなく、
当該マクロの品質クラス、機密レベル、あるいは必要に
応じて地域レベルや権利レベル、当該マクロ利用者との
契約実態(契約内容、契約年数、費用の支払実績、他の
マクロ利用者との契約等)などを加味して行われる。
(ステップSC12)、当該マクロファイルのダウンロ
ード権が付与されなかった場合(ステップSC13)に
は、当該マクロを使用できないことが判明したので、他
のマクロで代替するために、マクロ利用者は、再びCR
Tディスプレイ等の表示画面をマクロ情報一覧の表示画
面に戻し(図16のステップSC2)、使用可能なマク
ロのマクロファイルをダウンロードを実行するまで、上
記した処理を繰り返した後、詳細論理設計処理に移行す
る(図15のステップSB4)。サーバ1におけるダウ
ンロード権付与の審査は、図11に示すマクロ利用者情
報テーブル19のアクセスレベルがダウンロード可能で
あることを示す「2」に設定されているかだけでなく、
当該マクロの品質クラス、機密レベル、あるいは必要に
応じて地域レベルや権利レベル、当該マクロ利用者との
契約実態(契約内容、契約年数、費用の支払実績、他の
マクロ利用者との契約等)などを加味して行われる。
【0080】次に、質問処理の詳細について図18に示
す処理図を参照して説明する。この質問処理は、マクロ
利用者だけでなく、マクロ開発者及びサーバ1が時に応
じて関与してくるので、半導体装置開発支援システム全
体における処理として説明する。まず、マクロ利用者
は、不具合を発見したマクロに関する質問情報(マクロ
名、プロセス番号、質問内容等)を質問者である自己の
所属、連絡先、質問者名等の質問者に関する情報と共に
Eメールで送信する(ステップSD1)。この例におい
ては、質問情報の具体例として、以下に示す2例を考え
る。第1の具体例は、外部クロックがその入力に供給さ
れる初段のバッファの出力に第1段のバッファとして6
個のバッファを並列接続し、第1段のバッファのいずれ
か1個の出力に第2段のバッファとして3個のバッファ
を並列接続してクロック・ツリーを構成した場合、第2
段のバッファの出力が不安定となってしまうというもの
である。第2の具体例は、ワンチップ・マイクロコンピ
ュータを構成するタイマとして雛形となるマクロ、すな
わち、親マクロで使用していたものを当該親マクロを雛
形として設計したマクロ、すなわち、子マクロで流用
し、親マクロ使用時には用いなかった、タイマの値を2
回連続して読み出すタイマ連続リードを用いたところ、
2回目のリードで不安定な値が読み出されたというもの
である。
す処理図を参照して説明する。この質問処理は、マクロ
利用者だけでなく、マクロ開発者及びサーバ1が時に応
じて関与してくるので、半導体装置開発支援システム全
体における処理として説明する。まず、マクロ利用者
は、不具合を発見したマクロに関する質問情報(マクロ
名、プロセス番号、質問内容等)を質問者である自己の
所属、連絡先、質問者名等の質問者に関する情報と共に
Eメールで送信する(ステップSD1)。この例におい
ては、質問情報の具体例として、以下に示す2例を考え
る。第1の具体例は、外部クロックがその入力に供給さ
れる初段のバッファの出力に第1段のバッファとして6
個のバッファを並列接続し、第1段のバッファのいずれ
か1個の出力に第2段のバッファとして3個のバッファ
を並列接続してクロック・ツリーを構成した場合、第2
段のバッファの出力が不安定となってしまうというもの
である。第2の具体例は、ワンチップ・マイクロコンピ
ュータを構成するタイマとして雛形となるマクロ、すな
わち、親マクロで使用していたものを当該親マクロを雛
形として設計したマクロ、すなわち、子マクロで流用
し、親マクロ使用時には用いなかった、タイマの値を2
回連続して読み出すタイマ連続リードを用いたところ、
2回目のリードで不安定な値が読み出されたというもの
である。
【0081】サーバ1は、受信した質問情報がマクロ利
用者登録処理(図15に示すステップSB1)を済ま
せ、かつ、当該マクロのマクロファイルをダウンロード
した者から送信された質問情報であると判断した場合に
はそれを受け付け、例えば、質問情報の受け付け順に当
該質問情報を管理するための通し番号であるQA番号を
付与した後、図13に示すQA情報テーブル21の当該
QA番号の記憶領域に質問情報、質問者に関する情報
(質問者所属、質問者連絡先、質問者電話番号、質問者
名、質問者Eメールアドレス)、発生年、発生月、発生
日等を記憶すると共に、状態フラグを「0」に設定する
(ステップSD2)。この場合、サーバ1は、当該マク
ロについて既に同様の質問情報を受け付けている場合に
は、その質問情報を既に登録されている質問情報の記憶
領域に記憶すると共に、その旨を質問を寄せてきたマク
ロ利用者にEメールで通知する。これにより、マクロ利
用者は、質問に対する回答が当初予定した日時より早い
時期になされることを期待することができ、半導体装置
の開発の遅れを最小限にすることができる。次に、サー
バ1は、QA情報テーブル21に記憶されたQA番号の
質問情報の中からマクロ番号を抽出し、当該マクロ番号
に基づいて、図10に示すマクロ開発者情報テーブル1
8を参照して、マクロ開発者の開発者名やEメールアド
レスを抽出し、QA番号に対応した質問情報が寄せられ
た旨のEメールを当該マクロ開発者に送信する(ステッ
プSD3)。この場合、サーバ1は、質問情報と共に、
当該質問情報に対する回答又は連絡を何時までに必要か
を示す処理完了希望年月日を付け加える。
用者登録処理(図15に示すステップSB1)を済ま
せ、かつ、当該マクロのマクロファイルをダウンロード
した者から送信された質問情報であると判断した場合に
はそれを受け付け、例えば、質問情報の受け付け順に当
該質問情報を管理するための通し番号であるQA番号を
付与した後、図13に示すQA情報テーブル21の当該
QA番号の記憶領域に質問情報、質問者に関する情報
(質問者所属、質問者連絡先、質問者電話番号、質問者
名、質問者Eメールアドレス)、発生年、発生月、発生
日等を記憶すると共に、状態フラグを「0」に設定する
(ステップSD2)。この場合、サーバ1は、当該マク
ロについて既に同様の質問情報を受け付けている場合に
は、その質問情報を既に登録されている質問情報の記憶
領域に記憶すると共に、その旨を質問を寄せてきたマク
ロ利用者にEメールで通知する。これにより、マクロ利
用者は、質問に対する回答が当初予定した日時より早い
時期になされることを期待することができ、半導体装置
の開発の遅れを最小限にすることができる。次に、サー
バ1は、QA情報テーブル21に記憶されたQA番号の
質問情報の中からマクロ番号を抽出し、当該マクロ番号
に基づいて、図10に示すマクロ開発者情報テーブル1
8を参照して、マクロ開発者の開発者名やEメールアド
レスを抽出し、QA番号に対応した質問情報が寄せられ
た旨のEメールを当該マクロ開発者に送信する(ステッ
プSD3)。この場合、サーバ1は、質問情報と共に、
当該質問情報に対する回答又は連絡を何時までに必要か
を示す処理完了希望年月日を付け加える。
【0082】サーバ1からのEメールを受信したマクロ
開発者は、当該質問に対して直ちに回答可能か否かを判
断して(ステップSD4)、直ちに回答可能ならば、回
答又は連絡情報をEメールでサーバ1に送信する(ステ
ップSD5)。この場合、マクロ開発者は、当該回答又
は連絡情報を送信する際に、何らかの処置をしない予定
であるか否かを指定すると共に、当該質問の内容が当該
マクロの不具合やバグであり、必要ならば当該マクロの
マクロファイルのダウンロードを一時凍結する場合であ
るか、あるいは当該質問の内容は重要ではなく回答とし
ても一般的な通知で良い場合であるかを指定する。
開発者は、当該質問に対して直ちに回答可能か否かを判
断して(ステップSD4)、直ちに回答可能ならば、回
答又は連絡情報をEメールでサーバ1に送信する(ステ
ップSD5)。この場合、マクロ開発者は、当該回答又
は連絡情報を送信する際に、何らかの処置をしない予定
であるか否かを指定すると共に、当該質問の内容が当該
マクロの不具合やバグであり、必要ならば当該マクロの
マクロファイルのダウンロードを一時凍結する場合であ
るか、あるいは当該質問の内容は重要ではなく回答とし
ても一般的な通知で良い場合であるかを指定する。
【0083】上記した第1の具体例の場合、マクロ開発
者は、例えば、プロセスの限界に近い使用状況になって
いると判断し、対応予定としては修正しないこととし、
重要度としては一般的な不具合として連絡する。また、
マクロ開発者は、暫定的な不具合回避対策として、第1
段のバッファとして6個以上のバッファを並列接続する
場合には、第1段のバッファのいずれか1個の出力に第
2段のバッファとして並列接続するバッファの個数は2
個まで、あるいは第1段のバッファとして並列接続する
バッファの個数を5個までに制限することを提案し、不
具合修正プランとしては、図4に示すマクロ情報テーブ
ル12の注意制限事項(日本語)及び注意制限事項(英
語)に上記バッファの個数の制限を明示することを約束
する。
者は、例えば、プロセスの限界に近い使用状況になって
いると判断し、対応予定としては修正しないこととし、
重要度としては一般的な不具合として連絡する。また、
マクロ開発者は、暫定的な不具合回避対策として、第1
段のバッファとして6個以上のバッファを並列接続する
場合には、第1段のバッファのいずれか1個の出力に第
2段のバッファとして並列接続するバッファの個数は2
個まで、あるいは第1段のバッファとして並列接続する
バッファの個数を5個までに制限することを提案し、不
具合修正プランとしては、図4に示すマクロ情報テーブ
ル12の注意制限事項(日本語)及び注意制限事項(英
語)に上記バッファの個数の制限を明示することを約束
する。
【0084】また、上記した第2の具体例の場合、例え
ば、1回目のリードと2回目のリードとの間にクロック
の立ち上がりが1個も到来しないと、タイマのリードバ
ッファの更新を抑えるロック信号がアクティブのままで
あるという回路設計上のミスが原因で、2回目のリード
中にクロックの立ち上がりが到来すると、ロック信号が
ノンアクティブとなり、リード期間中にもかかわらずリ
ードバッファが更新され、不定値がリードされてしまう
とする。この場合、マクロ開発者は、対応予定としては
修正することとし、重要度としては不具合又はバグとし
て連絡する。また、マクロ開発者は、暫定的な不具合回
避対策として、上記タイマの値を2回連続して読み出す
タイマ連続リードを実行しないようにすることを提案
し、不具合修正プランとしては、回路修正が必要なた
め、当該マクロをバージョンアップ(例えば、V1.0
0からV1.01へ)し、その最終回答予定年月日を所
定の年月日とすることを約束する。
ば、1回目のリードと2回目のリードとの間にクロック
の立ち上がりが1個も到来しないと、タイマのリードバ
ッファの更新を抑えるロック信号がアクティブのままで
あるという回路設計上のミスが原因で、2回目のリード
中にクロックの立ち上がりが到来すると、ロック信号が
ノンアクティブとなり、リード期間中にもかかわらずリ
ードバッファが更新され、不定値がリードされてしまう
とする。この場合、マクロ開発者は、対応予定としては
修正することとし、重要度としては不具合又はバグとし
て連絡する。また、マクロ開発者は、暫定的な不具合回
避対策として、上記タイマの値を2回連続して読み出す
タイマ連続リードを実行しないようにすることを提案
し、不具合修正プランとしては、回路修正が必要なた
め、当該マクロをバージョンアップ(例えば、V1.0
0からV1.01へ)し、その最終回答予定年月日を所
定の年月日とすることを約束する。
【0085】一方、サーバ1は、上記処理完了希望年月
日において、マクロ開発者からの当該QA番号の質問情
報に対する回答又は連絡情報を受信しなかった場合に
は、回答又は連絡情報を督促するEメールをマクロ開発
者に送信する(ステップSD6)。この場合、回答又は
連絡情報は、最終的な不具合回避策ではなく、暫定的な
不具合回避策であっても良く、対策を検討中、あるいは
単に質問情報を受け取ったことを確認するものであって
も良い。そして、上記処理完了希望年月日までに、ある
いは督促に応じて、マクロ開発者からの当該QA番号の
質問情報に対する回答又は連絡情報があった場合には、
サーバ1は、その回答又は連絡情報がマクロ開発者登録
処理(図14に示すステップSA1)を済ませ、かつ、
当該マクロを実際に開発したマクロ開発者から送信され
た回答又は連絡情報であると判断した場合にはそれを受
け付け、図13に示すQA情報テーブル21の当該QA
番号の内容の記憶領域にマクロ利用者からの質問に続け
て、上記マクロ開発者からの回答又は連絡情報を記憶す
ると共に、連絡年、連絡月、連絡日等を記憶し、状態フ
ラグを「1」に設定し、対応予定フラグを「0」(何ら
かの処置をしない予定である場合)又「1」(何らかの
処置をする予定である場合)のいずれかに設定すると共
に、重要度フラグを「0」(当該質問の内容が当該マク
ロの不具合やバグであり、必要ならば当該マクロのマク
ロファイルのダウンロードを一時凍結する場合)又は
「1」(当該質問の内容は重要ではなく回答としても一
般的な通知である場合)のいずれかに設定する(ステッ
プSD7)。上記した第1の具体例の場合は、対応予定
フラグが「0」に、重要度フラグが「1」にそれぞれ設
定され、上記した第2の具体例の場合は、対応予定フラ
グが「1」に、重要度フラグが「0」にそれぞれ設定さ
れると共に、バージョンが「V1.01」に変更され、
最終回答予定年月日としてマクロ開発者から連絡された
所定の年月日が記憶される。
日において、マクロ開発者からの当該QA番号の質問情
報に対する回答又は連絡情報を受信しなかった場合に
は、回答又は連絡情報を督促するEメールをマクロ開発
者に送信する(ステップSD6)。この場合、回答又は
連絡情報は、最終的な不具合回避策ではなく、暫定的な
不具合回避策であっても良く、対策を検討中、あるいは
単に質問情報を受け取ったことを確認するものであって
も良い。そして、上記処理完了希望年月日までに、ある
いは督促に応じて、マクロ開発者からの当該QA番号の
質問情報に対する回答又は連絡情報があった場合には、
サーバ1は、その回答又は連絡情報がマクロ開発者登録
処理(図14に示すステップSA1)を済ませ、かつ、
当該マクロを実際に開発したマクロ開発者から送信され
た回答又は連絡情報であると判断した場合にはそれを受
け付け、図13に示すQA情報テーブル21の当該QA
番号の内容の記憶領域にマクロ利用者からの質問に続け
て、上記マクロ開発者からの回答又は連絡情報を記憶す
ると共に、連絡年、連絡月、連絡日等を記憶し、状態フ
ラグを「1」に設定し、対応予定フラグを「0」(何ら
かの処置をしない予定である場合)又「1」(何らかの
処置をする予定である場合)のいずれかに設定すると共
に、重要度フラグを「0」(当該質問の内容が当該マク
ロの不具合やバグであり、必要ならば当該マクロのマク
ロファイルのダウンロードを一時凍結する場合)又は
「1」(当該質問の内容は重要ではなく回答としても一
般的な通知である場合)のいずれかに設定する(ステッ
プSD7)。上記した第1の具体例の場合は、対応予定
フラグが「0」に、重要度フラグが「1」にそれぞれ設
定され、上記した第2の具体例の場合は、対応予定フラ
グが「1」に、重要度フラグが「0」にそれぞれ設定さ
れると共に、バージョンが「V1.01」に変更され、
最終回答予定年月日としてマクロ開発者から連絡された
所定の年月日が記憶される。
【0086】次に、サーバ1は、質問を寄せてきたマク
ロ利用者(質問者)を含む当該マクロのマクロファイル
を既にダウンロードしたマクロ利用者、当該マクロのマ
クロファイルのダウンロード権を申請して付与されたが
未だダウンロードしていないマクロ利用者、及び当該マ
クロに親マクロがある場合には、その親マクロを開発し
たマクロ開発者等の利害関係者に、当該QA番号の質問
情報に対する回答又は連絡情報がマクロ開発者からあっ
た旨のEメールを送信する(ステップSD8)。
ロ利用者(質問者)を含む当該マクロのマクロファイル
を既にダウンロードしたマクロ利用者、当該マクロのマ
クロファイルのダウンロード権を申請して付与されたが
未だダウンロードしていないマクロ利用者、及び当該マ
クロに親マクロがある場合には、その親マクロを開発し
たマクロ開発者等の利害関係者に、当該QA番号の質問
情報に対する回答又は連絡情報がマクロ開発者からあっ
た旨のEメールを送信する(ステップSD8)。
【0087】この場合、利害関係者へのEメールは、質
問者については図13に示すQA情報テーブル21に記
憶されている質問者Eメールアドレス宛に、その他のマ
クロ利用者については図12に示すダウンロード情報テ
ーブル20において、当該質問情報に対応するマクロと
同一のマクロ名に対応する要求者の中から処理済フラグ
が未処理を示す「0」又は処理済を示す「5」に設定さ
れている要求者名を抽出した後、図11に示すマクロ利
用者情報テーブル19に記憶されている利用者名のう
ち、抽出された要求者名と同一の利用者名のEメールア
ドレス宛に、親マクロのマクロ開発者については図4に
示すマクロ情報テーブル12の関連マクロに記憶されて
いる親マクロ名のリストより親マクロ名を抽出した後、
図3に示すマクロ名情報テーブル11に記憶されている
開発者名の中から抽出された親マクロ名と同一のマクロ
名に対応する開発者名を抽出し、図10に示すマクロ開
発者情報テーブル18に記憶されている開発者名のう
ち、抽出された開発者名と同一の開発者名のEメールア
ドレス宛に送信する。
問者については図13に示すQA情報テーブル21に記
憶されている質問者Eメールアドレス宛に、その他のマ
クロ利用者については図12に示すダウンロード情報テ
ーブル20において、当該質問情報に対応するマクロと
同一のマクロ名に対応する要求者の中から処理済フラグ
が未処理を示す「0」又は処理済を示す「5」に設定さ
れている要求者名を抽出した後、図11に示すマクロ利
用者情報テーブル19に記憶されている利用者名のう
ち、抽出された要求者名と同一の利用者名のEメールア
ドレス宛に、親マクロのマクロ開発者については図4に
示すマクロ情報テーブル12の関連マクロに記憶されて
いる親マクロ名のリストより親マクロ名を抽出した後、
図3に示すマクロ名情報テーブル11に記憶されている
開発者名の中から抽出された親マクロ名と同一のマクロ
名に対応する開発者名を抽出し、図10に示すマクロ開
発者情報テーブル18に記憶されている開発者名のう
ち、抽出された開発者名と同一の開発者名のEメールア
ドレス宛に送信する。
【0088】これにより、利害関係者のうち、質問者で
あるマクロ利用者又は当該マクロのマクロファイルを既
にダウンロードしたが当該マクロの不具合に気づいてい
ないマクロ利用者は、図13に示すQA情報テーブル2
1の当該QA番号に対応した回答又は連絡情報を閲覧し
(ステップSD9)、図15に示す処理図を参照して説
明したように、修正されたマクロ情報又は別のマクロの
マクロ情報の入手や、詳細論理設計及びシミュレーショ
ンのやり直し等の処理を行う。
あるマクロ利用者又は当該マクロのマクロファイルを既
にダウンロードしたが当該マクロの不具合に気づいてい
ないマクロ利用者は、図13に示すQA情報テーブル2
1の当該QA番号に対応した回答又は連絡情報を閲覧し
(ステップSD9)、図15に示す処理図を参照して説
明したように、修正されたマクロ情報又は別のマクロの
マクロ情報の入手や、詳細論理設計及びシミュレーショ
ンのやり直し等の処理を行う。
【0089】また、利害関係者のうち、当該マクロのマ
クロファイルのダウンロード権を申請して付与されたが
未だダウンロードしていないマクロ利用者は、図13に
示すQA情報テーブル21の当該QA番号に対応した回
答又は連絡情報を閲覧し(ステップSD9)、当該マク
ロの不具合や修正を知った上でそのマクロファイルのダ
ウンロードを実行したり、あるいはそのダウンロードを
中止して他のマクロのマクロファイルをダウンロードす
ることに変更するなど、何らかの処置を行う。さらに、
利害関係者のうち、親マクロのマクロ開発者は、図13
に示すQA情報テーブル21の当該QA番号に対応した
回答又は連絡情報を閲覧し(ステップSD9)、その対
処方法より適切な対処方法がある場合にはその対処方法
を、また当該子マクロの不具合が親マクロ自体の不具合
に起因している場合にはその対処方法を、子マクロのマ
クロ開発者にEメールで送信するなど適切な情報提供を
行う。そして、当該子マクロの不具合が親マクロ自体の
不具合に起因している場合には、親マクロのマクロ開発
者は、当該親マクロを開発する上で雛形となった親マク
ロ(親の親マクロ)が存在する場合には、その親の親マ
クロのマクロ開発者に、当該親マクロに今回不具合が発
見された子マクロ以外に子マクロが存在する場合には、
それらの子マクロのマクロ開発者に、必要に応じて、不
具合が発生している旨をEメールで送信する。また、マ
クロ利用者又は他のマクロ開発者から開発中のマクロの
開発情報に対する質問情報が寄せられた場合の処理につ
いては、利害関係者が質問者に限定される以外は上記し
た質問処理と略同様であるので、その説明を省略する。
クロファイルのダウンロード権を申請して付与されたが
未だダウンロードしていないマクロ利用者は、図13に
示すQA情報テーブル21の当該QA番号に対応した回
答又は連絡情報を閲覧し(ステップSD9)、当該マク
ロの不具合や修正を知った上でそのマクロファイルのダ
ウンロードを実行したり、あるいはそのダウンロードを
中止して他のマクロのマクロファイルをダウンロードす
ることに変更するなど、何らかの処置を行う。さらに、
利害関係者のうち、親マクロのマクロ開発者は、図13
に示すQA情報テーブル21の当該QA番号に対応した
回答又は連絡情報を閲覧し(ステップSD9)、その対
処方法より適切な対処方法がある場合にはその対処方法
を、また当該子マクロの不具合が親マクロ自体の不具合
に起因している場合にはその対処方法を、子マクロのマ
クロ開発者にEメールで送信するなど適切な情報提供を
行う。そして、当該子マクロの不具合が親マクロ自体の
不具合に起因している場合には、親マクロのマクロ開発
者は、当該親マクロを開発する上で雛形となった親マク
ロ(親の親マクロ)が存在する場合には、その親の親マ
クロのマクロ開発者に、当該親マクロに今回不具合が発
見された子マクロ以外に子マクロが存在する場合には、
それらの子マクロのマクロ開発者に、必要に応じて、不
具合が発生している旨をEメールで送信する。また、マ
クロ利用者又は他のマクロ開発者から開発中のマクロの
開発情報に対する質問情報が寄せられた場合の処理につ
いては、利害関係者が質問者に限定される以外は上記し
た質問処理と略同様であるので、その説明を省略する。
【0090】次に、マクロ開発者がその開発したマクロ
の不具合を発見し、その対処方法や使用上の注意事項等
の情報を自発的に提供する情報提供処理の詳細について
図19に示す処理図を参照して説明する。まず、マクロ
開発者は、その開発したマクロの不具合を発見し、その
対処方法や使用上の注意事項等の連絡情報をEメールで
サーバ1に送信する(ステップSE1)。この場合の連
絡情報の内容については、上記した回答又は連絡情報の
送信処理(図18のステップSD5)の場合と略同様で
あるので、その説明を省略する。これにより、サーバ1
は、マクロ開発者から寄せられた連絡情報がマクロ開発
者登録処理(図14に示すステップSA1)を済ませ、
かつ、当該マクロを実際に開発したマクロ開発者から送
信された連絡情報であると判断した場合にはそれを受け
付け、例えば、連絡情報及び上記質問情報の受け付け順
に当該質問情報及び連絡情報を管理するための通し番号
であるQA番号を付与した後、図13に示すQA情報テ
ーブル21の当該QA番号の質問の記憶領域に連絡情報
に記憶し、連絡年、連絡月、連絡日等を記憶し、状態フ
ラグを「1」に設定すると共に、連絡情報の内容に応じ
て対応予定フラグ等を設定する(ステップSE2)。
の不具合を発見し、その対処方法や使用上の注意事項等
の情報を自発的に提供する情報提供処理の詳細について
図19に示す処理図を参照して説明する。まず、マクロ
開発者は、その開発したマクロの不具合を発見し、その
対処方法や使用上の注意事項等の連絡情報をEメールで
サーバ1に送信する(ステップSE1)。この場合の連
絡情報の内容については、上記した回答又は連絡情報の
送信処理(図18のステップSD5)の場合と略同様で
あるので、その説明を省略する。これにより、サーバ1
は、マクロ開発者から寄せられた連絡情報がマクロ開発
者登録処理(図14に示すステップSA1)を済ませ、
かつ、当該マクロを実際に開発したマクロ開発者から送
信された連絡情報であると判断した場合にはそれを受け
付け、例えば、連絡情報及び上記質問情報の受け付け順
に当該質問情報及び連絡情報を管理するための通し番号
であるQA番号を付与した後、図13に示すQA情報テ
ーブル21の当該QA番号の質問の記憶領域に連絡情報
に記憶し、連絡年、連絡月、連絡日等を記憶し、状態フ
ラグを「1」に設定すると共に、連絡情報の内容に応じ
て対応予定フラグ等を設定する(ステップSE2)。
【0091】次に、サーバ1は、当該マクロのマクロフ
ァイルを既にダウンロードしたが当該不具合に未だ気づ
いていないマクロ利用者、当該マクロのマクロファイル
のダウンロード権を申請して付与されたが未だダウンロ
ードしていないマクロ利用者、あるいは当該マクロに親
マクロがある場合には、その親マクロを開発したマクロ
開発者等の利害関係者に、当該QA番号の連絡情報がマ
クロ開発者からあった旨のEメールを送信する(ステッ
プSE3)。この場合の利害関係者へのEメールの送信
方法については、上記した利害関係者へのEメール送信
処理(図18のステップSD8)の場合と略同様である
ので、その説明を省略する。これにより、利害関係者
は、図13に示すQA情報テーブル21の当該QA番号
に対応した連絡情報を閲覧し(ステップSE4)、それ
ぞれの立場に応じて何らかの処理を行う。各利害関係者
の処理方法については、上記した回答又は連絡情報の閲
覧処理(図18のステップSD9)において説明した内
容と略同様であるので、その説明を省略する。
ァイルを既にダウンロードしたが当該不具合に未だ気づ
いていないマクロ利用者、当該マクロのマクロファイル
のダウンロード権を申請して付与されたが未だダウンロ
ードしていないマクロ利用者、あるいは当該マクロに親
マクロがある場合には、その親マクロを開発したマクロ
開発者等の利害関係者に、当該QA番号の連絡情報がマ
クロ開発者からあった旨のEメールを送信する(ステッ
プSE3)。この場合の利害関係者へのEメールの送信
方法については、上記した利害関係者へのEメール送信
処理(図18のステップSD8)の場合と略同様である
ので、その説明を省略する。これにより、利害関係者
は、図13に示すQA情報テーブル21の当該QA番号
に対応した連絡情報を閲覧し(ステップSE4)、それ
ぞれの立場に応じて何らかの処理を行う。各利害関係者
の処理方法については、上記した回答又は連絡情報の閲
覧処理(図18のステップSD9)において説明した内
容と略同様であるので、その説明を省略する。
【0092】以上説明したように、この例においては、
マクロ情報及びマクロファイルが記憶された記憶装置2
が接続されたサーバ1と、マクロ開発者が操作するクラ
イアント41〜4mと、マクロ利用者が操作するクライ
アント51〜5nとをインターネット3を介して接続し
て半導体装置開発支援システムを構築し、マクロ利用者
がマクロを利用して半導体装置を開発するにあたって生
じたマクロの不具合に関する質問情報をまとめてQA情
報テーブル21に記憶し、質問情報を当該マクロを開発
したマクロ開発者にインターネット3を介して送信する
と共に、所定期日毎などに適宜督促し、マクロ開発者か
らの回答やマクロファイルが修正された旨を、質問者を
含む当該マクロのマクロファイルを既にダウンロードし
たマクロ利用者、当該マクロのマクロファイルのダウン
ロード権を申請して付与されたが未だダウンロードして
いないマクロ利用者、あるいは当該マクロに親マクロが
ある場合には、その親マクロを開発したマクロ開発者等
の利害関係者だけにインターネット3を介して送信する
ように構成している。
マクロ情報及びマクロファイルが記憶された記憶装置2
が接続されたサーバ1と、マクロ開発者が操作するクラ
イアント41〜4mと、マクロ利用者が操作するクライ
アント51〜5nとをインターネット3を介して接続し
て半導体装置開発支援システムを構築し、マクロ利用者
がマクロを利用して半導体装置を開発するにあたって生
じたマクロの不具合に関する質問情報をまとめてQA情
報テーブル21に記憶し、質問情報を当該マクロを開発
したマクロ開発者にインターネット3を介して送信する
と共に、所定期日毎などに適宜督促し、マクロ開発者か
らの回答やマクロファイルが修正された旨を、質問者を
含む当該マクロのマクロファイルを既にダウンロードし
たマクロ利用者、当該マクロのマクロファイルのダウン
ロード権を申請して付与されたが未だダウンロードして
いないマクロ利用者、あるいは当該マクロに親マクロが
ある場合には、その親マクロを開発したマクロ開発者等
の利害関係者だけにインターネット3を介して送信する
ように構成している。
【0093】したがって、質問情報及びそれに対する回
答又は連絡情報が漏れなく整理されて迅速に関係者に伝
えられるので、直接質問をしなかった他のマクロ利用者
であっても、適切な時期に適切な処置を施すことがで
き、半導体装置を迅速に開発できると共に、不完全な半
導体装置を開発して多大な損害を受けたりすることもな
い。また、質問に回答すべきマクロ開発者も、質問情報
が整理されて送信されるので、業務遂行に支障を来たす
ことなく、迅速に回答することができる。また、マクロ
ファイルが修正される場合には、共通で使用される記憶
装置2に記憶されているマクロファイルが修正されるの
で、マクロ開発者は、1回の処理で済むし、その修正の
連絡についてもサーバ1が自動的に利害関係者に連絡し
てくれるので、手間も時間もかからない。また、利害関
係者は、その全員にマクロファイルが修正された旨が連
絡されるので、適切な時期に適切な処置を施すことがで
き、半導体装置を迅速に開発できると共に、不完全な半
導体装置を開発して多大な損害を受けたりすることもな
い。
答又は連絡情報が漏れなく整理されて迅速に関係者に伝
えられるので、直接質問をしなかった他のマクロ利用者
であっても、適切な時期に適切な処置を施すことがで
き、半導体装置を迅速に開発できると共に、不完全な半
導体装置を開発して多大な損害を受けたりすることもな
い。また、質問に回答すべきマクロ開発者も、質問情報
が整理されて送信されるので、業務遂行に支障を来たす
ことなく、迅速に回答することができる。また、マクロ
ファイルが修正される場合には、共通で使用される記憶
装置2に記憶されているマクロファイルが修正されるの
で、マクロ開発者は、1回の処理で済むし、その修正の
連絡についてもサーバ1が自動的に利害関係者に連絡し
てくれるので、手間も時間もかからない。また、利害関
係者は、その全員にマクロファイルが修正された旨が連
絡されるので、適切な時期に適切な処置を施すことがで
き、半導体装置を迅速に開発できると共に、不完全な半
導体装置を開発して多大な損害を受けたりすることもな
い。
【0094】また、当該マクロに親マクロがある場合、
当該マクロの回答又は連絡情報だけが親マクロのマクロ
開発者に通知されるので、当該マクロの不具合が親マク
ロ自体の不具合に起因している場合に迅速に対処するこ
とができるし、必要に応じて、親の親マクロのマクロ開
発者や、当該親マクロに今回不具合が発見された子マク
ロ以外に子マクロがある場合のその子マクロのマクロ開
発者に、不具合が発生している旨を通知することによ
り、不具合に迅速に対処することができると共に、他の
子マクロにおいて不具合の発生を未然に防ぐこともでき
る。また、マクロ開発者が自ら発見したマクロの不具合
に関する連絡情報が適宜利害関係者に通知されるので、
マクロ利用者は、不具合の発生を未然に防ぐことができ
ると共に、不具合が発生する危険性のあるマクロを使用
せずに半導体装置を開発したり、あるいは不具合が発生
することを知った上で当該マクロ使用して半導体装置を
開発することができるので、半導体装置を効率的に開発
することができる。
当該マクロの回答又は連絡情報だけが親マクロのマクロ
開発者に通知されるので、当該マクロの不具合が親マク
ロ自体の不具合に起因している場合に迅速に対処するこ
とができるし、必要に応じて、親の親マクロのマクロ開
発者や、当該親マクロに今回不具合が発見された子マク
ロ以外に子マクロがある場合のその子マクロのマクロ開
発者に、不具合が発生している旨を通知することによ
り、不具合に迅速に対処することができると共に、他の
子マクロにおいて不具合の発生を未然に防ぐこともでき
る。また、マクロ開発者が自ら発見したマクロの不具合
に関する連絡情報が適宜利害関係者に通知されるので、
マクロ利用者は、不具合の発生を未然に防ぐことができ
ると共に、不具合が発生する危険性のあるマクロを使用
せずに半導体装置を開発したり、あるいは不具合が発生
することを知った上で当該マクロ使用して半導体装置を
開発することができるので、半導体装置を効率的に開発
することができる。
【0095】また、この例においては、各マクロ毎にマ
クロ開発者が品質クラス、機密レベル、あるいは必要に
応じて地域レベルや権利レベルを設定することができる
と共に、各マクロ利用者毎にアクセスレベルを設定する
ことができるので、マクロ開発者は、品質クラス、機密
レベル、あるいは地域レベルや権利レベルを特に考慮す
ることなくマクロの開発に専念してマクロ情報及びマク
ロファイルを提供することができると共に、機密レベル
の高いマクロについて個別にマクロ利用者とやり取りす
る必要がないので、業務執行に支障を来すことはない。
また、マクロ利用者は、品質クラスを知った上でマクロ
を利用することができるので、品質クラス以上でマクロ
を使用して半導体装置の開発に支障を来たしたり、当該
マクロの品質の点でマクロ開発者と無用なトラブルを起
こすこともないし、開発した半導体装置の検証の際に必
要以上にその検証レベルを高くして無駄な手間や時間を
費やさなくて済む。
クロ開発者が品質クラス、機密レベル、あるいは必要に
応じて地域レベルや権利レベルを設定することができる
と共に、各マクロ利用者毎にアクセスレベルを設定する
ことができるので、マクロ開発者は、品質クラス、機密
レベル、あるいは地域レベルや権利レベルを特に考慮す
ることなくマクロの開発に専念してマクロ情報及びマク
ロファイルを提供することができると共に、機密レベル
の高いマクロについて個別にマクロ利用者とやり取りす
る必要がないので、業務執行に支障を来すことはない。
また、マクロ利用者は、品質クラスを知った上でマクロ
を利用することができるので、品質クラス以上でマクロ
を使用して半導体装置の開発に支障を来たしたり、当該
マクロの品質の点でマクロ開発者と無用なトラブルを起
こすこともないし、開発した半導体装置の検証の際に必
要以上にその検証レベルを高くして無駄な手間や時間を
費やさなくて済む。
【0096】また、マクロ開発者は、マクロを開発する
にあたって機能が類似しているマクロが既に開発済、開
発中、あるいは開発予定である場合には、その旨の通知
がなされるので、同様の機能を有するマクロを複数個開
発することがなく、労力を無駄にすることはないし、場
合によってマクロを共同開発したり、より良い機能を有
するマクロを開発することが可能となり、効率的で有用
なマクロ開発を行うことができる。また、開発中のマク
ロのマクロ情報を他のマクロ開発者やマクロ利用者が閲
覧することができると共に、それに対する要望や期待が
QA情報テーブル21に記憶されるので、当該マクロの
マクロ開発者は、マクロ利用者の需要に柔軟に対応でき
ると共に、マクロ利用者は、自己の要望や期待がマクロ
開発に反映されるので、半導体装置の開発をより充実し
たものにすることができる。
にあたって機能が類似しているマクロが既に開発済、開
発中、あるいは開発予定である場合には、その旨の通知
がなされるので、同様の機能を有するマクロを複数個開
発することがなく、労力を無駄にすることはないし、場
合によってマクロを共同開発したり、より良い機能を有
するマクロを開発することが可能となり、効率的で有用
なマクロ開発を行うことができる。また、開発中のマク
ロのマクロ情報を他のマクロ開発者やマクロ利用者が閲
覧することができると共に、それに対する要望や期待が
QA情報テーブル21に記憶されるので、当該マクロの
マクロ開発者は、マクロ利用者の需要に柔軟に対応でき
ると共に、マクロ利用者は、自己の要望や期待がマクロ
開発に反映されるので、半導体装置の開発をより充実し
たものにすることができる。
【0097】以上、この発明の実施例を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述
の実施例においては、この発明を半導体装置の論理設計
段階においてマクロを開発したり、そのマクロを用いて
半導体装置を開発する場合に適用する例を示したが、こ
れに限定されず、この発明は、半導体装置のシステム設
計段階において機能ブロックを開発したり、その機能ブ
ロックを用いて半導体装置を開発する場合に適用しても
良い。すなわち、システム設計段階においては、CP
U、ROM、RAM、バッファ、複数個の周辺装置をそ
れぞれ1個の機能ブロックとし、所望の機能が得られる
ように、システム全体の動作や構成を決定するが、CP
UやROM、バッファ、あるいは周辺装置等の機能ブロ
ックを上記したマクロと同様に扱って、機能ブロックだ
けを開発する者を上記マクロ開発者とみなすと共に、そ
の機能ブロックをその機能だけに着目して用いて半導体
装置を開発する者を上記マクロ利用者とみなすことが考
えられる。このように考えれば、マクロと機能ブロック
とはその規模が異なるだけであり、同様の問題が発生し
得るし、上記例によりその問題を解決することができ
る。この場合、周辺装置として、タイマカウンタ、A/
Dコンバータや、音声認識回路、音声合成回路、画像処
理回路が一例として挙げられる。最近では、これらの周
辺装置と同様の機能をソフトウェアにより実現できるも
の(ミドルウェア)が開発されている。そこで、システ
ム設計にあたっては、機能ブロックの機能を実現する機
能ブロックファイルをハードウェアとミドルウェアとの
両方について用意しておき、システム設計者は、機能ブ
ロックをその機能がハードウェアで実現されるか、ある
いはミドルウェアで実現されるかについて特に考慮する
ことなく、自由に半導体装置を開発し、最終的に半導体
装置の構成を決定する際に、使用するCPUの性能、動
作タイミング、ハードウェアの占める面積、ソフトウェ
アが記憶されるROMの容量等を考慮してある機能ブロ
ックの機能をハードウェアで実現すべきか、あるいはミ
ドルウェアで実現すべきかを決定すれば良い。もっと
も、ミドルウェアの場合、それが実行されるCPUの性
能に依存するが、CPUの種類毎にミドルウェアを予め
用意しておけば良い。
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述
の実施例においては、この発明を半導体装置の論理設計
段階においてマクロを開発したり、そのマクロを用いて
半導体装置を開発する場合に適用する例を示したが、こ
れに限定されず、この発明は、半導体装置のシステム設
計段階において機能ブロックを開発したり、その機能ブ
ロックを用いて半導体装置を開発する場合に適用しても
良い。すなわち、システム設計段階においては、CP
U、ROM、RAM、バッファ、複数個の周辺装置をそ
れぞれ1個の機能ブロックとし、所望の機能が得られる
ように、システム全体の動作や構成を決定するが、CP
UやROM、バッファ、あるいは周辺装置等の機能ブロ
ックを上記したマクロと同様に扱って、機能ブロックだ
けを開発する者を上記マクロ開発者とみなすと共に、そ
の機能ブロックをその機能だけに着目して用いて半導体
装置を開発する者を上記マクロ利用者とみなすことが考
えられる。このように考えれば、マクロと機能ブロック
とはその規模が異なるだけであり、同様の問題が発生し
得るし、上記例によりその問題を解決することができ
る。この場合、周辺装置として、タイマカウンタ、A/
Dコンバータや、音声認識回路、音声合成回路、画像処
理回路が一例として挙げられる。最近では、これらの周
辺装置と同様の機能をソフトウェアにより実現できるも
の(ミドルウェア)が開発されている。そこで、システ
ム設計にあたっては、機能ブロックの機能を実現する機
能ブロックファイルをハードウェアとミドルウェアとの
両方について用意しておき、システム設計者は、機能ブ
ロックをその機能がハードウェアで実現されるか、ある
いはミドルウェアで実現されるかについて特に考慮する
ことなく、自由に半導体装置を開発し、最終的に半導体
装置の構成を決定する際に、使用するCPUの性能、動
作タイミング、ハードウェアの占める面積、ソフトウェ
アが記憶されるROMの容量等を考慮してある機能ブロ
ックの機能をハードウェアで実現すべきか、あるいはミ
ドルウェアで実現すべきかを決定すれば良い。もっと
も、ミドルウェアの場合、それが実行されるCPUの性
能に依存するが、CPUの種類毎にミドルウェアを予め
用意しておけば良い。
【0098】また、この発明は、ソフトウェアのルーチ
ンやひとまとまりの処理を上記マクロに相当すると考え
ることにより、ソフトウェアの開発にも適用することが
できる。すなわち、[発明が解決しようとする課題]に
おいて言及したように、規模の大きなソフトウェアは、
複数の開発者がそれぞれいくつかのルーチンを担当して
開発し、最終的に1つのソフトウェアに合体するし、既
に開発済のいくつかのルーチンと、新たな機能を有する
ルーチンとを組み合わせて新たにソフトウェアを開発す
る場合があるから、各ルーチンを上記マクロに相当する
と考えることができる。また、最近では、データとそれ
を処理するソフトウェアとを一体化したオブジェクトを
複数個のサーバに分散して設けておき、クライアントが
インターネットを介してそれらのオブジェクトを適宜呼
び出してあたかもクライアント内部にそれらのオブジェ
クトが存在するかのようにして用いる分散システムとい
うものが開発されている。この分散システムにおいて、
オブジェクトを上記マクロに相当すると考えると、オブ
ジェクト自体に不都合が発生した場合に、この発明は、
分散システムにも適用することができる。もっとも、1
種類のオブジェクトは1個のサーバに設けられている必
要がある。この分散システムの場合、半導体装置の開発
と異なり、即時的な対応が必要であるから、この発明を
適用すればより一層高い効果が得られる。また、上記し
た実施例においては、マクロ開発者に処置完了希望年月
日を示して回答又は連絡情報を督促する例を示したが、
これに限定されず、例えば、処置完了希望年月日から1
日あるいは所定日数だけ遅れる毎にいくらかの違約金の
支払も強制し、その支払をインターネット3を介してい
わゆる電子決済(銀行等の口座からの自動引き落としや
クレジットカードによる決済)するように構成しても良
い。このようにすれば、マクロ開発者は、より強く心理
的に強制されるので、確実に回答又は連絡情報を得るこ
とができる。この場合、サーバ1をこの例のように第三
者機関として構成するのではなく、マクロ開発者と同一
の組織、例えば、半導体装置の製造メーカとして構成
し、マクロ開発者の回答又は連絡情報が処置完了希望年
月日から1日あるいは所定日数だけ遅れる毎に所定の違
約金を電子決済により自動的に支払うようにしても良
い。また、上記した実施例においては、マクロ名情報フ
ァイル11からQA情報テーブル21までは、それぞれ
マクロ番号やマクロ機能番号、あるいはプロセス番号で
リンクする個別のテーブルで構成する例を示したが、こ
れに限定されず、すべての情報が記憶されたメインテー
ブルと、それに対して必要に応じてアクセスするリンク
情報を有する個別の情報テーブルとにより構成するよう
にしても良い。また、上記した実施例においては、サー
バ1と、クライアント41〜4mと、クライアント51
〜5nとをインターネット3を介して接続する例を示し
たが、これに限定されず、イントラネット、すなわち、
社内ネットワークを介して接続するように構成しても良
いし、インターネットとイントラネットとを共に用いる
ように構成しても良い。
ンやひとまとまりの処理を上記マクロに相当すると考え
ることにより、ソフトウェアの開発にも適用することが
できる。すなわち、[発明が解決しようとする課題]に
おいて言及したように、規模の大きなソフトウェアは、
複数の開発者がそれぞれいくつかのルーチンを担当して
開発し、最終的に1つのソフトウェアに合体するし、既
に開発済のいくつかのルーチンと、新たな機能を有する
ルーチンとを組み合わせて新たにソフトウェアを開発す
る場合があるから、各ルーチンを上記マクロに相当する
と考えることができる。また、最近では、データとそれ
を処理するソフトウェアとを一体化したオブジェクトを
複数個のサーバに分散して設けておき、クライアントが
インターネットを介してそれらのオブジェクトを適宜呼
び出してあたかもクライアント内部にそれらのオブジェ
クトが存在するかのようにして用いる分散システムとい
うものが開発されている。この分散システムにおいて、
オブジェクトを上記マクロに相当すると考えると、オブ
ジェクト自体に不都合が発生した場合に、この発明は、
分散システムにも適用することができる。もっとも、1
種類のオブジェクトは1個のサーバに設けられている必
要がある。この分散システムの場合、半導体装置の開発
と異なり、即時的な対応が必要であるから、この発明を
適用すればより一層高い効果が得られる。また、上記し
た実施例においては、マクロ開発者に処置完了希望年月
日を示して回答又は連絡情報を督促する例を示したが、
これに限定されず、例えば、処置完了希望年月日から1
日あるいは所定日数だけ遅れる毎にいくらかの違約金の
支払も強制し、その支払をインターネット3を介してい
わゆる電子決済(銀行等の口座からの自動引き落としや
クレジットカードによる決済)するように構成しても良
い。このようにすれば、マクロ開発者は、より強く心理
的に強制されるので、確実に回答又は連絡情報を得るこ
とができる。この場合、サーバ1をこの例のように第三
者機関として構成するのではなく、マクロ開発者と同一
の組織、例えば、半導体装置の製造メーカとして構成
し、マクロ開発者の回答又は連絡情報が処置完了希望年
月日から1日あるいは所定日数だけ遅れる毎に所定の違
約金を電子決済により自動的に支払うようにしても良
い。また、上記した実施例においては、マクロ名情報フ
ァイル11からQA情報テーブル21までは、それぞれ
マクロ番号やマクロ機能番号、あるいはプロセス番号で
リンクする個別のテーブルで構成する例を示したが、こ
れに限定されず、すべての情報が記憶されたメインテー
ブルと、それに対して必要に応じてアクセスするリンク
情報を有する個別の情報テーブルとにより構成するよう
にしても良い。また、上記した実施例においては、サー
バ1と、クライアント41〜4mと、クライアント51
〜5nとをインターネット3を介して接続する例を示し
たが、これに限定されず、イントラネット、すなわち、
社内ネットワークを介して接続するように構成しても良
いし、インターネットとイントラネットとを共に用いる
ように構成しても良い。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、個々の機能ユニットに関する情報を機密レベ
ル、保証レベル又は価格レベル、あるいは機能ユニット
の利用対象者の地域レベルや権利レベルに応じて迅速・
確実に入手することができると共に、開発予定又は開発
中の機能ユニットに関する情報も適切な時期に迅速に入
手することができる。これにより、システム開発者が有
用性のあるハードウェアやソフトウェア等のシステムを
迅速に開発することができる。また、この発明の別の構
成によれば、機能ユニットの開発者が個々の機能ユニッ
トをその機密レベル、保証レベル又は価格レベル、ある
いは機能ユニットの利用対象者の地域レベルや権利レベ
ルを特に考慮することなく開発してその情報を提供する
ことができると共に、機能ユニットの開発者が開発予定
又は開発中の機能ユニットに関する情報も提供すること
ができる。これにより、機能ユニットの開発者が機能ユ
ニットの開発に専念することができると共に、開発予定
又は開発中の機能ユニットの開発日程に適切に設定する
ことができたり、機能ユニットの競合開発を防止するこ
とができる。
よれば、個々の機能ユニットに関する情報を機密レベ
ル、保証レベル又は価格レベル、あるいは機能ユニット
の利用対象者の地域レベルや権利レベルに応じて迅速・
確実に入手することができると共に、開発予定又は開発
中の機能ユニットに関する情報も適切な時期に迅速に入
手することができる。これにより、システム開発者が有
用性のあるハードウェアやソフトウェア等のシステムを
迅速に開発することができる。また、この発明の別の構
成によれば、機能ユニットの開発者が個々の機能ユニッ
トをその機密レベル、保証レベル又は価格レベル、ある
いは機能ユニットの利用対象者の地域レベルや権利レベ
ルを特に考慮することなく開発してその情報を提供する
ことができると共に、機能ユニットの開発者が開発予定
又は開発中の機能ユニットに関する情報も提供すること
ができる。これにより、機能ユニットの開発者が機能ユ
ニットの開発に専念することができると共に、開発予定
又は開発中の機能ユニットの開発日程に適切に設定する
ことができたり、機能ユニットの競合開発を防止するこ
とができる。
【図1】この発明の一実施例である半導体装置開発支援
システムの構成を示すブロック図である。
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】記憶装置2に記憶されるマクロに関する情報の
構成例を示す概念図である。
構成例を示す概念図である。
【図3】マクロ名情報テーブル11の構成の一例を示す
図である。
図である。
【図4】マクロ情報テーブル12の構成の一例を示す図
である。
である。
【図5】マクロ機能情報テーブル13の構成の一例を示
す図である。
す図である。
【図6】プロセス情報テーブル14の構成の一例を示す
図である。
図である。
【図7】マクロ種別情報テーブル15の構成の一例を示
す図である。
す図である。
【図8】CPU名情報テーブル16の構成の一例を示す
図である。
図である。
【図9】インターフェイス分類情報テーブル17の構成
の一例を示す図である。
の一例を示す図である。
【図10】マクロ開発者情報テーブル18の構成の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図11】マクロ利用者情報テーブル19の構成の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図12】ダウンロード情報テーブル20の構成の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図13】QA情報テーブル21の構成の一例を示す図
である。
である。
【図14】マクロ開発処理の一例を示す処理図である。
【図15】半導体装置開発処理の一例を示す処理図であ
る。
る。
【図16】マクロ情報入手処理の一例を示す処理図であ
る。
る。
【図17】マクロ情報入手処理の一例を示す処理図であ
る。
る。
【図18】質問処理の一例を示す処理図である。
【図19】情報提供処理の一例を示す処理図である。
1 サーバ 2 記憶装置 3 インターネット(ネットワーク) 41〜4m クライアント(開発クライアント) 51〜5n クライアント(利用クライアント) 11 マクロ名情報テーブル 12 マクロ情報テーブル 13 マクロ機能情報テーブル 14 プロセス情報テーブル 15 マクロ種別情報テーブル 16 CPU名情報テーブル 17 インターフェイス分類情報テーブル 18 マクロ開発者情報テーブル 19 マクロ利用者情報テーブル 20 ダウンロード情報テーブル 21 QA情報テーブル 22 マクロファイル記憶エリア
Claims (41)
- 【請求項1】 それぞれ異なる機能を実現する機能ユニ
ットに関する情報及びそれぞれの機能が記述されたファ
イルを提供するサーバと、前記機能ユニットを開発する
ための少なくとも1個の開発クライアントと、前記機能
ユニットを組み合わせて所望の動作を行うシステムを開
発するための少なくとも1個の利用クライアントとをネ
ットワークを介して接続して構成した開発支援システム
を利用して前記システムを開発するシステム開発方法で
あって、 前記利用クライアントは、 操作者を前記開発支援システムの利用者として登録する
第1のステップと、 前記機能ユニットに関する情報を参照して、前記システ
ムの開発に必要であって、その仕様に合致している保証
レベルを有する複数個の機能ユニットのファイルを入手
する第2のステップと、 前記複数個の機能ユニットのファイルを組み合わせて前
記システムを開発し、前記システムの動作を確認する第
3のステップとを行うことを特徴とするシステム開発方
法。 - 【請求項2】 前記第1のステップでは、前記機能ユニ
ットに関する情報の概要についてだけアクセス可能な第
1のアクセスレベル、前記機能ユニットに関する情報の
概要及び詳細についてだけアクセス可能な第2のアクセ
スレベル、前記ファイルの入手も可能な第3のアクセス
レベルのいずれかが設定されることを特徴とする請求項
1記載のシステム開発方法。 - 【請求項3】 前記第1のステップでは、前記アクセス
レベルは、各機能ユニットの前記保証レベル、機密レベ
ルあるいは価格レベルに基づいて、又は前記利用クライ
アントの地域レベルや権利レベルに基づいて、設定され
ることを特徴とする請求項2記載のシステム開発方法。 - 【請求項4】 前記第2のステップでは、複数個の機能
ユニットのファイルは、個別にあるいは複数個を一括し
て入手する権利を申請し、前記機能ユニット毎にあるい
は一括した機能ユニット群毎に、審査の上前記権利を付
与されて初めて入手可能となることを特徴とする請求項
1乃至3のいずれか1に記載のシステム開発方法。 - 【請求項5】 前記保証レベルは、前記機能ユニット
が、一般的な条件で問題なく動作することが保証されて
いる一般保証レベル、特定の条件では動作しないことが
判明している非動作条件付レベル、特定の条件において
動作することが保証されている動作条件付レベル、極め
て限定された条件でのみ動作した実績を有する未保証レ
ベル、開発予定又は開発中である開発未完レベルのいず
れかであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
1に記載のシステム開発方法。 - 【請求項6】 前記機密レベルは、各機能ユニット毎に
その開発者によって設定された、すべての利用者に閲覧
可能とするレベル、特約を締結した利用者だけに閲覧可
能とするレベルのいずれかであることを特徴とする請求
項3乃至5のいずれか1に記載のシステム開発方法。 - 【請求項7】 前記第2のステップでは、前記未保証レ
ベルの機能ユニットのファイルは、当該機能ユニットの
開発者との特約又は競合する他の利用者の許可を得た場
合のみ入手可能であることを特徴とする請求項5又は6
記載のシステム開発方法。 - 【請求項8】 前記第2のステップでは、開発未完レベ
ルの機能ユニットについては、少なくともその名称、開
発日程、機能概要が参照可能であることを特徴とする請
求項5乃至7のいずれか1に記載のシステム開発方法。 - 【請求項9】 前記第2のステップでは、開発未完レベ
ルの機能ユニットについて、より詳細な情報を求め、あ
るいは開発日程や機能に関する要望を含めて、質問情報
を送信することを特徴とする請求項8記載のシステム開
発方法。 - 【請求項10】 前記システムは半導体装置であり、前
記機能ユニットは、基本論理素子又は複数個の基本論理
素子が組み合わされて構成された基本論理回路であるこ
とを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1に記載のシ
ステム開発方法。 - 【請求項11】 前記システムは半導体装置であり、前
記機能ユニットは、中央処理装置、記憶装置、バッフ
ァ、周辺装置であり、周辺装置のファイルは、その機能
をハードウェアで実現するためのファイル又はその機能
をソフトウェアで実現するためのファイルのいずれかを
選択可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃
至9のいずれか1に記載のシステム開発方法。 - 【請求項12】 前記システムはソフトウェアであり、
前記機能ユニットは、所定の処理を実行するためのルー
チン又はオブジェクトであることを特徴とする請求項1
乃至9のいずれか1に記載のシステム開発方法。 - 【請求項13】 コンピュータに請求項1乃至12のい
ずれか1に記載の機能を実現させるためのシステム開発
プログラムを記憶した記憶媒体。 - 【請求項14】 それぞれ異なる機能を実現する機能ユ
ニットに関する情報及びそれぞれの機能が記述されたフ
ァイルを提供するサーバと、前記機能ユニットを開発す
るための少なくとも1個の開発クライアントと、前記機
能ユニットを組み合わせて所望の動作を行うシステムを
開発するための少なくとも1個の利用クライアントとを
ネットワークを介して接続して構成した開発支援システ
ムを利用して前記機能ユニットを開発する機能ユニット
開発方法であって、 前記開発クライアントは、 操作者を前記開発支援システムの利用者として登録する
第1のステップと、 これから開発する機能ユニットの開発情報を送信する第
2のステップと、 前記機能ユニットの機能を記述したファイルを作成する
第3のステップと、 前記機能ユニットの保証レベル、機密レベル又は価格レ
ベルを設定して前記ファイルを登録する第4のステップ
とを行うことを特徴とする機能ユニット開発方法。 - 【請求項15】 前記開発情報は、少なくともその名
称、開発日程、機能概要からなることを特徴とする請求
項14記載の機能ユニット開発方法。 - 【請求項16】 前記第3のステップでは、前記開発情
報に基づいて他の機能ユニットに関する情報が検索され
た結果、同様の機能概要を有する機能ユニットが未だ開
発済、開発中及び開発予定でない場合に前記ファイルを
作成することを特徴とする請求項14又は15記載の機
能ユニット開発方法。 - 【請求項17】 前記第3のステップでは、前記開発情
報に基づいて他の機能ユニットに関する情報が検索され
た結果、同様の機能概要を有する機能ユニットが既に開
発済、開発中、あるいは開発予定である場合には、当該
機能ユニットに関する情報を参照して、これから開発す
る機能ユニットの開発中止、開発続行、あるいは既に開
発中又は開発予定の機能ユニットの開発者との共同開発
のいずれかを決定することを特徴とする請求項14乃至
16のいずれか1に記載の機能ユニット開発方法。 - 【請求項18】 前記第3のステップでは、前記機能ユ
ニット開発の進捗状況を前記サーバに送信すると共に、
前記開発情報、前記進捗状況及びこれらを参照したシス
テムの開発者又は他の機能ユニットの開発者からの開発
日程や機能に関する要望が記憶されたテーブルを参照し
て、開発日程の変更又は前記機能ユニットの機能変更を
行うことを特徴とする請求項14乃至16のいずれか1
に記載の機能ユニット開発方法。 - 【請求項19】 前記保証レベルは、前記機能ユニット
が、一般的な条件で問題なく動作することが保証されて
いる一般保証レベル、特定の条件では動作しないことが
判明している非動作条件付レベル、特定の条件において
動作することが保証されている動作条件付レベル、極め
て限定された条件でのみ動作した実績を有する未保証レ
ベル、開発予定又は開発中である開発未完レベルのいず
れかであることを特徴とする請求項14乃至18のいず
れか1に記載の機能ユニット開発方法。 - 【請求項20】 前記機密レベルは、すべての利用者に
閲覧可能とするレベル、特約を締結した利用者だけに閲
覧可能とするレベルのいずれかであることを特徴とする
請求項14乃至19のいずれか1に記載の機能ユニット
開発方法。 - 【請求項21】 前記システムは半導体装置であり、前
記機能ユニットは、基本論理素子又は複数個の基本論理
素子が組み合わされて構成された基本論理回路であるこ
とを特徴とする請求項14乃至20のいずれか1に記載
の機能ユニット開発方法。 - 【請求項22】 前記システムは半導体装置であり、前
記機能ユニットは、中央処理装置、記憶装置、バッフ
ァ、周辺装置であり、周辺装置のファイルは、その機能
をハードウェアで実現するためのファイル又はその機能
をソフトウェアで実現するためのファイルのいずれかを
選択可能に構成されていることを特徴とする請求項14
乃至20のいずれか1に記載の機能ユニット開発方法。 - 【請求項23】 前記システムはソフトウェアであり、
前記機能ユニットは、所定の処理を実行するためのルー
チン又はオブジェクトであることを特徴とする請求項1
4乃至20のいずれか1に記載の機能ユニット開発方
法。 - 【請求項24】 コンピュータに請求項14乃至23の
いずれか1に記載の機能を実現させるための機能ユニッ
ト開発プログラムを記憶した記憶媒体。 - 【請求項25】 それぞれ異なる機能を実現する機能ユ
ニットに関する情報及びそれぞれの機能が記述されたフ
ァイルを提供するサーバと、前記機能ユニットを開発す
るための少なくとも1個の開発クライアントと、前記機
能ユニットを組み合わせて所望の動作を行うシステムを
開発するための少なくとも1個の利用クライアントとを
ネットワークを介して接続して構成した開発支援システ
ムであって、 前記開発クライアントは、操作者の氏名や所属を送信し
て前記開発支援システムの利用者として登録申請し、こ
れから開発する機能ユニットの開発情報を送信し、前記
機能ユニットの機能を記述したファイルを作成し、前記
機能ユニットの保証レベル、機密レベル又は価格レベル
を設定して前記ファイルを登録申請し、 前記利用クライアントは、操作者の氏名や所属を送信し
て前記開発支援システムの利用者として登録申請し、前
記機能ユニットに関する情報を参照して、前記システム
の開発に必要であって、その仕様に合致している保証レ
ベルを有する複数個の機能ユニットのファイルを入手
し、前記複数個の機能ユニットのファイルを組み合わせ
て前記システムを開発してその動作を確認し、 前記サーバは、前記開発クライアント及び前記利用クラ
イアントから送信された氏名や所属に基づいて、それぞ
れの操作者を審査して前記開発支援システムの利用者と
して登録し、その際、前記利用クライアントの存在する
地域に応じた地域レベルを設定し、必要に応じて特権的
又は制約的な権利レベルを設定し、前記開発クライアン
トから登録申請されたファイルを審査して登録し、前記
開発クライアントから送信された前記機能ユニットの開
発情報及び前記保証レベルを他の開発クライアント及び
前記利用クライアントに前記機密レベルに基づいて参照
させ、前記利用クライアントに所定の保証レベルを有す
る複数個の機能ユニットのファイルを入手させることを
特徴とする開発支援システム。 - 【請求項26】 前記開発情報は、少なくともその名
称、開発日程、機能概要からなることを特徴とする請求
項25記載の開発支援システム。 - 【請求項27】 前記サーバは、前記開発情報に基づい
て他の機能ユニットに関する情報を検索し、同様の機能
概要を有する機能ユニットが未だ開発済、開発中及び開
発予定でない場合にはその旨を前記開発クライアントに
通知し、前記開発クライアントは、前記通知があった場
合に前記ファイルを作成することを特徴とする請求項2
5又は26記載の開発支援システム。 - 【請求項28】 前記サーバは、前記開発情報に基づい
て他の機能ユニットに関する情報を検索し、同様の機能
概要を有する機能ユニットが既に開発済、開発中、ある
いは開発予定である場合にはその旨を前記開発クライア
ントに通知し、前記開発クライアントは、前記通知があ
った場合には、当該機能ユニットに関する情報を参照し
て、これから開発する機能ユニットの開発中止、開発続
行、あるいは既に開発中又は開発予定の機能ユニットの
開発者との共同開発のいずれかを決定することを特徴と
する請求項25乃至27のいずれか1に記載の開発支援
システム。 - 【請求項29】 前記開発クライアントは、前記機能ユ
ニット開発の進捗状況を前記サーバに送信すると共に、
前記開発情報、前記進捗状況及びこれらを参照したシス
テムの開発者又は他の機能ユニットの開発者からの開発
日程や機能に関する要望が記憶されたテーブルを参照し
て、開発日程の変更又は前記機能ユニットの機能変更を
行うことを特徴とする請求項25乃至28のいずれか1
に記載の開発支援システム。 - 【請求項30】 前記保証レベルは、前記機能ユニット
が、一般的な条件で問題なく動作することが保証されて
いる一般保証レベル、特定の条件では動作しないことが
判明している非動作条件付レベル、特定の条件において
動作することが保証されている動作条件付レベル、極め
て限定された条件でのみ動作した実績を有する未保証レ
ベル、開発予定又は開発中である開発未完レベルのいず
れかであることを特徴とする請求項25乃至29のいず
れか1に記載の開発支援システム。 - 【請求項31】 前記機密レベルは、すべての利用者に
閲覧可能とするレベル、特約を締結した利用者だけに閲
覧可能とするレベルのいずれかであることを特徴とする
請求項25乃至30のいずれか1に記載の開発支援シス
テム。 - 【請求項32】 前記サーバは、前記利用クライアント
の操作者を前記開発支援システムの利用者として登録す
る際には、前記機能ユニットに関する情報の概要につい
てだけアクセス可能な第1のアクセスレベル、前記機能
ユニットに関する情報の概要及び詳細についてだけアク
セス可能な第2のアクセスレベル、前記ファイルの入手
も可能な第3のアクセスレベルのいずれかを設定するこ
とを特徴とする請求項25乃至31のいずれか1に記載
の開発支援システム。 - 【請求項33】 前記アクセスレベルは、各機能ユニッ
トの前記保証レベル、機密レベル又は価格レベルに基づ
いて設定されることを特徴とする請求項32記載の開発
支援システム。 - 【請求項34】 前記利用クライアントは、複数個の機
能ユニットのファイルについて個別にあるいは複数個を
一括して入手する権利を申請し、前記サーバは、前記機
能ユニット毎にあるいは一括した機能ユニット群毎に、
申請を許可するか否か審査して前記利用クライアントに
前記権利を付与し、前記利用クライアントは、付与され
た前記権利に基づいて、前記機能ユニットのファイルを
前記サーバから入手することを特徴とする請求項25乃
至33のいずれか1に記載の開発支援システム。 - 【請求項35】 前記サーバは、前記未保証レベルの機
能ユニットのファイルは、当該機能ユニットの開発者と
の特約又は競合する他の利用者の許可を得た場合のみ、
前記利用クライアントに入手させることを特徴とする請
求項30乃至34のいずれか1に記載の開発支援システ
ム。 - 【請求項36】 前記サーバは、開発未完レベルの機能
ユニットについては、少なくともその名称、開発日程、
機能概要を他の開発クライアント及び前記利用クライア
ントに参照させることを特徴とする請求項30乃至35
のいずれか1に記載の開発支援システム。 - 【請求項37】 前記利用クライアントは、開発未完レ
ベルの機能ユニットについて、より詳細な情報を求め、
あるいは開発日程や機能に関する要望を含めて、質問情
報を送信し、前記サーバは、前記質問情報を受け付け登
録した後、前記質問情報を前記開発未完レベルの機能ユ
ニットの開発者の操作する開発クライアントに送信する
と共に、他の利用クライアント及び前記利用クライアン
トに参照可能に記憶することを特徴とする請求項36記
載の開発支援システム。 - 【請求項38】 前記システムは半導体装置であり、前
記機能ユニットは、基本論理素子又は複数個の基本論理
素子が組み合わされて構成された基本論理回路であるこ
とを特徴とする請求項25乃至37のいずれか1に記載
の開発支援システム。 - 【請求項39】 前記システムは半導体装置であり、前
記機能ユニットは、中央処理装置、記憶装置、バッフ
ァ、周辺装置であり、周辺装置のファイルは、その機能
をハードウェアで実現するためのファイル又はその機能
をソフトウェアで実現するためのファイルのいずれかを
選択可能に構成されていることを特徴とする請求項25
乃至37のいずれか1に記載の開発支援システム。 - 【請求項40】 前記システムはソフトウェアであり、
前記機能ユニットは、所定の処理を実行するためのルー
チン又はオブジェクトであることを特徴とする請求項2
5乃至37のいずれか1に記載の開発支援システム。 - 【請求項41】 コンピュータに請求項25乃至40の
いずれか1に記載のサーバの機能を実現させるための開
発支援システム管理プログラムを記憶した記憶媒体。
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