JP2003022378A - 半導体設計資産流通システム - Google Patents

半導体設計資産流通システム

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JP2003022378A
JP2003022378A JP2001206797A JP2001206797A JP2003022378A JP 2003022378 A JP2003022378 A JP 2003022378A JP 2001206797 A JP2001206797 A JP 2001206797A JP 2001206797 A JP2001206797 A JP 2001206797A JP 2003022378 A JP2003022378 A JP 2003022378A
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JP2001206797A
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Takeshi Hashizume
毅 橋爪
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体チップに使用するIP(設計資産)の
流通を促進させる。 【解決手段】 作成されたIPのIP仕様を登録する登
録IPSDB11と、必要とするIPの要求仕様を登録
する登録IPDDB12と、IP仕様とIPの要求仕様
により全ての設計情報を管理保存するIPDB13と、
登録されたIPに関する評価情報を保存する評価DB1
4と、公開可能なIP情報やIPの要求仕様を保存する
公開IPDB15とを備え、IP使用者2によりIPが
使用された場合に、半導体製造者3がIP使用者2から
徴収したIP使用料をIP作成者1に還元する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体チップに使
用する設計資産を流通させる半導体設計資産流通システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、集積回路装置の大規模化や製品ラ
イフタイムの短期間化等により、既存の設計資産(以
下、IP)を流用した開発方法が行われてきている。ま
た、設計資産システムLSI等の大規模回路の全てを1
社で開発するのは困難であり、流用するIPはIP専門
の設計会社等から供給される場合が多い。
【0003】図21は従来の半導体設計資産流通システ
ムを示す図である。図において、1a,1b,1cはI
Pを作成するIP作成者、2a,2b,2cはIP作成
者1a,1b,1cが作成したIPを使用して半導体チ
ップを設計開発するIP使用者、3はIP使用者2によ
り設計開発された半導体チップを製造する半導体製造者
である。
【0004】次に動作について説明する。IP使用者2
a,2b,2cは多数のIP作成者1a,1b,1cか
らIPの供給を受けるが、その度に、IP使用者2a,
2b,2cはIP作成者1a,1b,1cとIP使用に
関するライセンス契約を結んでいる。また、IP作成者
1a,1b,1cは同じIPを複数のIP使用者2a,
2b,2cに供給し、同じ内容のメンテナンスやサポー
ト等を多数のIP使用者2a,2b,2cに対して行っ
ている。
【0005】IP作成者1a,1b,1cは、半導体製
造者3とは別の専業メーカー等である場合が多く、IP
のシリコン上での動作実績や動作保証をすることが困難
であり、半導体製造者3に委託して自社のIPを搭載し
たテストチップを作成し評価しても、量産チップでない
ために、IPの製造上の歩留まりデータの確認を取るこ
とも困難である。また、評価環境も十分でなく、IP作
成者1a,1b,1cは量産化されフィールドで十分な
動作実績を確認することができない。
【0006】IP作成者1a,1b,1cがIPを実製
品に組み込んで量産化した半導体チップを製造したIP
使用者2a,2b,2cであるならば、上記課題をクリ
アしたIPを提供することができるが、該IPを必要と
している他のIP使用者2a,2b,2cは競合他社で
ある場合が多く、IPの流通は一般的には同一社内に限
られることが多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体設計資産
流通システムは以上のように構成されているので、IP
の流通は同一社内に限られることが多く、IPの流通を
促進させることが困難であるという課題があった。
【0008】また、IP作成者1及びIP使用者2は、
多数の関係者間でのIP使用に関するライセンス契約を
結ばねばならず、IP使用に係る手続きが煩雑であると
いう課題があった。
【0009】さらに、IP作成者1は、半導体製造者3
とは別の専業メーカー等である場合が多く、IPのシリ
コン上での動作実績や動作保証をすることが困難で、I
P使用者2が安心してIPを使用することができないと
いう課題があった。
【0010】さらに、IP作成者1は同じIPを供給し
ている複数のIP使用者2に対し、同じ内容のメンテナ
ンスやサポート等を行わなければならず、サポートコス
トが増大するという課題があった。
【0011】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、IP作成者1が作成したIPの流
通を促進させることができる半導体設計資産流通システ
ムを得ることを目的とする。
【0012】また、IP作成者1及びIP使用者2が、
多数の関係者間でのライセンス契約を結ぶ必要がない半
導体設計資産流通システムを得ることを目的とする。
【0013】さらに、IP使用者2が安心してIPを使
用することができる半導体設計資産流通システムを得る
ことを目的とする。
【0014】さらに、IP作成者1のメンテナンスやサ
ポート等のコストを軽減できる半導体設計資産流通シス
テムを得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体設
計資産流通システムは、IP作成者により作成されたI
PについてのIP仕様を登録する登録IPデータベース
と、IP使用者が必要とするIPの要求仕様を登録する
要求IP登録データベースと、登録IPデータベースに
登録されたIP仕様と、要求IP登録データベースに登
録されたIPの要求仕様により、全ての設計情報を管理
保存するマスタデータベースと、登録されたIPに関す
る評価情報を保存する評価データベースと、マスタデー
タベースに保存されている設計情報や、評価データベー
スに保存されている評価情報の中から、IP作成者又は
IP使用者に公開可能なIP情報やIPの要求仕様を保
存する第1の公開データベースとを備え、IP使用者に
より第1の公開データベースに保存されているIPが使
用された場合に、半導体製造者がIP使用者から徴収し
たIP使用料をIP作成者に還元するものである。
【0016】この発明に係る半導体設計資産流通システ
ムは、作成したIPについてのIP仕様が登録IPデー
タベースに登録される際に、IP作成者、作成したIP
を搭載する半導体チップの情報、IPの製造や品質に係
る一部の情報を非公開とするよう、IP作成者により指
定されるものである。
【0017】この発明に係る半導体設計資産流通システ
ムは、半導体製造者がIP使用者から徴収するIP使用
料には、IP使用者による半導体チップの開発段階にお
ける初期IP使用料を含むものである。
【0018】この発明に係る半導体設計資産流通システ
ムは、IP作成者が作成したIPを自らが使用して半導
体チップを設計開発し、半導体製造者に設計開発した半
導体チップの試作及び量産を依頼した場合に、半導体製
造者が、半導体チップの試作時のチップ試作費と量産時
のチップ製造費を、IP使用者からのIP作成者に還元
されるIP使用料を減額してIP作成者より徴集するも
のである。
【0019】この発明に係る半導体設計資産流通システ
ムは、IP使用者がIPを使用して半導体チップを設計
開発し、半導体製造者に設計開発した半導体チップの試
作及び量産を依頼した場合に、半導体製造者が半導体チ
ップの試作時のチップ試作費と量産時のチップ製造費と
IP使用料を合計してIP使用者より徴集するものであ
る。
【0020】この発明に係る半導体設計資産流通システ
ムは、第1の公開データベースに保存されているIP情
報のうち外部仕様に関するIP情報を保存し、インター
ネットを介してIP使用者によりアクセスされる第2の
公開データベースを備えたものである。
【0021】この発明に係る半導体設計資産流通システ
ムは、第2の公開データベースにおいて、IP使用者か
らの指示により外部仕様書を即座にダウンロードさせる
ものである。
【0022】この発明に係る半導体設計資産流通システ
ムは、第1の公開データベースに保存されているIPの
要求仕様の一部を保存し、インターネットを介してIP
作成者によりアクセスされる第2の公開データベースを
備えたものである。
【0023】この発明に係る半導体設計資産流通システ
ムは、第1の公開データベースにおいて、IP作成者に
より登録されたIP作成者やIPを搭載する半導体チッ
プに関する情報を非公開とし、IP使用実績に関する情
報を公開とするものである。
【0024】この発明に係る半導体設計資産流通システ
ムは、第1の公開データベースにおいて、IP使用者に
より登録されたIP使用者やIPを搭載する半導体チッ
プに関する情報を非公開とするものである。
【0025】この発明に係る半導体設計資産流通システ
ムは、第1の公開データベースにIPを解析可能なレイ
アウト情報を除いたIP情報を保存するものである。
【0026】この発明に係る半導体設計資産流通システ
ムは、レイアウト情報が含まれていないIPを組み込ん
だ、IP使用者から転送された半導体チップのユーザ設
計データと、半導体製造者が管理するレイアウト情報と
を組み合わせて半導体チップの完全設計データを作成す
る設計装置を備えたものである。
【0027】この発明に係る半導体設計資産流通システ
ムは、設計装置が、IP使用者からユーザ設計データと
共に転送された検証実行時におけるオプション設定や実
行手順が記述された制御ファイルに基づき、作成した完
全設計データを検証ツールを使用して検証を行い、得ら
れた検証データの一部又は全部をIP使用者に転送する
ものである。
【0028】この発明に係る半導体設計資産流通システ
ムは、IP使用者によるIP情報の不足や不具合の問い
合せを受けるサポートデータベースを備え、半導体製造
者がサポートデータベースを参照して、IP情報の不足
や不具合に対して必要な処理を行うものである。
【0029】この発明に係る半導体設計資産流通システ
ムは、半導体製造者が、IP情報の不足や不具合に対す
るサポート実績に応じたサポート費をIP使用者から徴
収するものである。
【0030】この発明に係る半導体設計資産流通システ
ムは、IP使用者によるIP情報の不足や不具合の問い
合せを受けるサポートデータベースを備え、半導体製造
者がサポートデータベースを参照して、問い合せを受け
たIP情報の不足や不具合に対して必要な処理を行うよ
うIP作成者に指示するものである。
【0031】この発明に係る半導体設計資産流通システ
ムは、半導体製造者が、IP情報の不足や不具合に対す
るサポート実績に応じたサポート費をIP使用者から徴
収しIP作成者に還元するものである。
【0032】この発明に係る半導体設計資産流通システ
ムは、第1の公開データベースにおいて、同一種類の複
数のIPについてIPのランク付けを行いIP使用者に
公開するものである。
【0033】この発明に係る半導体設計資産流通システ
ムは、同一種類の複数のIPについて、IP使用時の価
格をランク付けしてIP使用者に公開するものである。
【0034】この発明に係る半導体設計資産流通システ
ムは、第1の公開データベースに保存されているIP情
報又はIPの要求仕様を検索する検索エンジンを備えた
ものである。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による半
導体設計資産流通システムの構成を示す図である。図に
おいて、1はIPを作成するIP作成者、2はIP作成
者1が作成したIPを使用して半導体チップを設計開発
するIP使用者、3はIP作成者1により作成されたI
Pを登録管理しIP使用者2に公開する半導体製造者で
ある。
【0036】また、図1において、11はIP作成者1
が作成したIPについてのIP仕様を登録する登録IP
データベース(以下、登録IPSDB)、12はIP使
用者2が必要とするIPの要求仕様を登録する要求IP
登録データベース(以下、登録IPDDB)、13は登
録IPSDB11に登録されたIP仕様と登録IPDD
B12に登録されたIPの要求仕様により、全ての設計
情報を管理保存するマスタデータベース(以下、IPD
B)、14は登録されたIPに関する半導体製造者3に
よる評価情報や動作実績情報、製造情報等を保存する評
価データベース(以下、評価DB)、15はIPDB1
3に保存されている設計情報や評価DB14に保存され
ている評価情報等の中から公開可能なIP情報やIPの
要求仕様を保存する公開データベース(以下、公開IP
DB、第1の公開データベース)である。
【0037】上記登録IPSDB11、登録IPDDB
12、IPDB13、評価DB14、及び公開IPDB
15は、例えば半導体製造者3の社内に設置され、半導
体製造者3又は半導体製造者3により委託されたデータ
管理業者等により運用管理がなされており、図1におい
て、31は非登録者以外のアクセスを制限するファイア
ウォール、32は半導体製造者3の社内における半導体
製造関係者以外のアクセスを制限するファイアウォール
である。
【0038】次に動作について説明する。IP作成者1
は作成したIPについてのIP仕様を登録IPSDB1
1に登録し、半導体製造者3との間でライセンス契約を
結ぶ。また、IP使用者2は必要とするIPの要求仕様
を登録IPDDB12に登録し、半導体製造者3との間
でライセンス契約を結ぶ。登録IPSDB11に登録さ
れたIP仕様及び登録IPDDB12に登録されたIP
の要求仕様は、設計情報としてIPDB13に保存され
る。半導体製造者3は、IPDB13に保存されたIP
について、データ上の評価や試作してシリコンでの評価
を行い、その評価情報や動作実績情報、製造情報等を評
価DB14に保存する。
【0039】IPDB13に保存されている設計情報や
評価DB14に保存されている評価情報等の中から公開
可能なIP情報が公開IPDB15に保存される。IP
使用者2は公開IPDB15にアクセスし、必要とする
IPの要求仕様に関連するIP情報を入手して、半導体
チップの設計開発を行う。そして、IP使用者2は登録
されているIPを使用したことによるIP使用料を半導
体製造者3に支払い、半導体製造者3は徴収したIP使
用料の一部をIP作成者1に還元する。
【0040】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、IP作成者1は、作成したIPを半導体製造者3が
管理する公開IPDB15を介して、多数のIP使用者
2に提供することにより、作成したIPの流通を促進さ
せることができるという効果が得られる。
【0041】また、この実施の形態1によれば、IP作
成者1及びIP使用者2は、IP使用に関する許諾契約
を全て半導体製造者3との間で交わすので、多数の関係
者間でのライセンス契約を結ぶ煩雑さがなくなるという
効果が得られる。
【0042】さらに、この実施の形態1によれば、IP
使用者2は半導体製造者3による評価実績があるIPを
入手することができるので、IP使用者2は安心してI
Pを使用することができるという効果が得られる。
【0043】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
よる半導体設計資産流通システムの構成は、実施の形態
1の図1に示す構成と同一である。図2はIP作成者1
が作成したIPについてのIP仕様を登録IPSDB1
1に登録する際の表示画面を示す図である。
【0044】次に動作について説明する。IP作成者1
は、作成したIPについてのIP仕様を登録IPSDB
11に登録する際に、図2に示すように、登録者(IP
作成者1)、搭載製品、製品種類、製品量産時期/数量
等のIP作成者1及び作成したIPを搭載する製品の情
報を非公開にするよう指定すると共に、回路シミュレー
ション用ネットリスト(回路SIMnet)、レイアウ
トデータ、検証パターン(QAベクタ)等のIPの製造
に係る情報の一部や、評価データ、量産歩留データ等の
IPの性能、品質に係る情報の一部を非公開にしたり、
相手先により非公開にするよう指定する。その他の動作
は実施の形態1と同様である。
【0045】IP作成者1が図2に示すように指定する
ことにより、公開IPDB15には公開可能なIP情報
のみが保存される。このように、登録者を非公開と指定
することにより、IP使用者2がIP作成者1にアクセ
スすることが確実に不可能となると共に、IPの製造に
係る情報の一部や、IPの性能、品質に係る情報の一部
を非公開と指定することにより、競合他社へのIPの機
密情報の流出を防止している。
【0046】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、IP
作成者1が登録したIP情報の一部を非公開とするよう
指定することにより、IP作成者1は登録したIPの機
密情報の流出を防止でき、競合他社であるIP使用者2
に対しても、IPの流通を促進させることができるとい
う効果が得られる。
【0047】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3による半導体設計資産流通システムの構成を示す図
である。図において、16は半導体製造者3により管理
され、IP使用者2から徴収するIP使用料を蓄積する
費用データベース(以下、費用DB)であり、蓄積され
ているIP使用料には、IP使用者2による半導体チッ
プの開発段階における初期IP使用料と該当IPを搭載
した半導体チップ製造時のIP使用実績に応じた量産I
P使用料が含まれている。その他の構成は実施の形態1
の図1に示すものと同等である。
【0048】次に動作について説明する。IP使用者2
が半導体チップ使用時のIP使用実績を登録IPDDB
12に随時登録すると、登録されたIP使用実績はIP
DB13に反映される。半導体製造者3は、把握してい
るIP使用者2による初期IP使用料を費用DB16に
蓄積すると共に、IPDB13を参照して、IP使用実
績に応じた量産IP使用料を費用DB16に蓄積する。
そして、半導体製造者3は、費用DB16に蓄積されて
いる初期IP使用料と量産IP使用料をIP使用者2か
ら徴収し、その一部をIP作成者1に還元する。その他
の動作は実施の形態1と同様である。
【0049】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、半導
体製造者3が量産IP使用料の他に初期IP使用料を徴
収することにより、IP使用者2がIPを搭載した半導
体チップを量産しない場合においても、半導体製造者3
はIP使用料を回収しIP作成者1に還元することがで
きるという効果が得られる。
【0050】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4による半導体設計資産流通システムの構成を示す図
である。図において、17は半導体製造者3により管理
され、IP使用者2から徴収するIP使用料と、IP作
成者1から徴収するチップ試作費とチップ製造費を蓄積
する費用データベース(以下、費用DB)であり、その
他の構成は実施の形態3の図3に示す構成と同等であ
る。この実施の形態は、IP作成者1が作成したIPを
登録すると共に、作成したIPを自らが使用して半導体
チップを設計開発し、半導体製造者3が設計開発された
半導体チップの試作及び量産を行い、IP作成者1が量
産された半導体チップを使用すると共に、IP使用者2
が登録された同じIPを使用するものである。
【0051】次に動作について説明する。IP使用者2
によるIP使用実績に応じたIP使用料は、実施の形態
3と同様の手順で費用DB16に蓄積されると共に、そ
の一部が費用DB17に蓄積される。半導体製造者3は
IP作成者1に対する試作時のチップ試作費と量産時の
チップ製造費を費用DB17に蓄積する。費用DB17
に蓄積された費用は、チップ試作費+チップ製造費−I
P使用料であり、半導体製造者3は費用DB17に蓄積
された費用、すなわちチップ試作費+チップ製造費−I
P使用料をIP作成者1から徴収する。
【0052】また、半導体製造者3は、半導体チップの
製造が終了した段階では、IP作成者1による次の半導
体チップのチップ試作費、チップ製造費からIP使用料
の蓄積分を減額してIP作成者1から徴収しても良い
し、別途IP使用料としてIP作成者1に還元しても良
い。その他の動作は実施の形態1と同様である。
【0053】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、IP
作成者1は、半導体チップ開発、製造に係るチップ試作
費、チップ製造費を、同じIPを使用しているIP使用
者2によるIP使用料により減額できるので、競合他社
に対するコスト競争力を高めることができると共に、半
導体製造者3が同じIPを使用しているIP使用者2に
よるIP使用料を管理することにより、IP作成者1
は、使用実績に応じた公正なIP使用料の回収が可能と
なるという効果が得られる。
【0054】実施の形態5.図5はこの発明の実施の形
態5による半導体設計資産流通システムの構成を示す図
である。図において、18は半導体製造者3により管理
され、IP使用者2から徴収するチップ試作費とチップ
製造費とIP使用料を蓄積する費用データベース(以
下、費用DB)であり、その他の構成は実施の形態1の
図1に示す構成と同等である。この実施の形態は、IP
使用者2が登録されているIPを使用して半導体チップ
の設計開発を行い、半導体製造者3が設計開発された半
導体チップの試作及び量産を行い、IP作成者1が量産
された半導体チップを使用するものである。
【0055】次に動作について説明する。半導体製造者
3は、IP使用者2から徴収するチップ試作費とチップ
製造費とIP使用料を費用DB18に蓄積する。費用D
B18に蓄積された費用は、チップ試作費+チップ製造
費+IP使用料であり、この費用がIP使用者2から徴
収される。半導体製造者3は、徴収したIP使用料の一
部をIP作成者1に還元する。ここで、IP使用料は初
期IP使用料と量産IP使用料を含むものであり、量産
IP使用料を算出するためのIP使用実績は、実施の形
態3と同様に把握される。その他の動作は実施の形態1
と同様である。
【0056】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、IP
使用者2は、半導体製造者3が製造する半導体チップを
使用する半導体製造者3の顧客でもあるので、チップ試
作費とチップ製造費とIP使用料の合計を価格交渉対象
とすることができ、半導体製造者3に対する価格交渉を
有利にすすめることができるという効果が得られる。
【0057】実施の形態6.図6はこの発明の実施の形
態6による半導体設計資産流通システムの構成を示す図
である。図において、2aはインターネット33を介し
てアクセスするIP使用者、19は半導体製造者3によ
り管理され、公開IPDB15に保存されているIP情
報のうち、外部仕様に関するIP情報を保存する公開デ
ータベース(以下、公開DB、第2の公開データベー
ス)である。その他の構成は実施の形態1の図1に示す
構成と同等である。
【0058】次に動作について説明する。公開IPDB
15に保存されているIP情報のうち、外部仕様に関す
るIP情報が公開DB19に保存される。IP使用者2
aはインターネット33を介して公開DB19をアクセ
スし、保存されている外部仕様に関するIP情報を入手
する。その他の動作は実施の形態1と同様である。
【0059】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、IP
使用者2aはインターネット33を介して登録されてい
るIP情報を参照することができるので、設計予定とし
ている半導体チップの仕様を満たすIP情報を容易に得
ることができるという効果が得られる。また、IP作成
者1は、登録されているIP情報を広く公開することに
より、多くの顧客を得ることができるという効果が得ら
れる。
【0060】実施の形態7.図7はこの発明の実施の形
態7による半導体設計資産流通システムの構成を示す図
である。図において、1aはインターネット33を介し
てアクセスするIP作成者、20は半導体製造者3によ
り管理され、公開IPDB15に保存されているIPの
要求仕様の一部を保存する公開データベース(以下、公
開DB、第2の公開データベース)である。その他の構
成は実施の形態1の図1に示す構成と同等である。
【0061】次に動作について説明する。公開IPDB
15に保存されているIPの要求仕様の一部が公開DB
20に保存される。IP作成者1aはインターネット3
3を介して公開DB20をアクセスし、保存されている
IPの要求仕様を入手する。その他の動作は実施の形態
1と同様である。
【0062】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、IP
作成者1aはインターネット33を介して登録されてい
るIPの要求仕様を参照することができるので、IP使
用者2が必要としているIPの要求仕様を容易に入手で
きるという効果が得られる。また、半導体製造者3は登
録されているIPの要求仕様を広く公開することにより
多くのIPを確保できるという効果が得られる。
【0063】実施の形態8.この発明の実施の形態8に
よる半導体設計資産流通システムの構成は、実施の形態
1の図1に示す構成と同一である。図8はIP使用者2
が公開IPDB15におけるIP仕様に関するIP情報
を参照した際の表示画面を示す図である。
【0064】次に動作について説明する。IP使用者2
が登録IPDDB12にユーザ登録を行った後、IP使
用者2が公開IPDB15をアクセスした際に、IP仕
様に関するIP情報が図8の画面により表示される。図
8に示すように、登録者(IP作成者1)やIPを搭載
する半導体チップに関する情報を非公開にしているが、
IP使用実績に関する情報を公開している。IP使用者
2によるIP仕様に関する参照履歴は、公開IPDB1
5により把握される。その他の動作は実施の形態1と同
様である。
【0065】以上のように、この実施の形態8によれ
ば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、登録
者(IP作成者1)やIPを搭載する半導体チップに関
する情報を公開しないため、競合他社を含む広範囲なI
P使用者2に対してIP情報を開示することができ、I
Pの流通が促進されるという効果が得られると共に、I
P使用者2にIP使用実績を開示することにより、IP
使用者2は実際にシリコンでの動作実績を確認すること
ができ、登録されているIPを安心して使用することが
できるという効果が得られる。
【0066】実施の形態9.この発明の実施の形態9に
よる半導体設計資産流通システムの構成は、実施の形態
1の図1に示す構成と同一である。図9はIP作成者1
が公開IPDB15におけるIPの要求仕様に関するI
P情報を参照した際の表示画面を示す図である。
【0067】次に動作について説明する。IP作成者1
が登録IPSDB11にユーザ登録を行った後、IP作
成者1が公開IPDB15をアクセスした際に、保存さ
れているIPの要求仕様に関するIP情報が図9に示す
画面により表示される。図9に示すように、登録者(I
P使用者2)やIPを搭載する半導体チップに関する情
報は非公開にしている。なお、図9において、RTLは
ハードウェア記述言語で記述された設計データ、回路S
im、論理Simは、それぞれ回路シミュレーション、
論理シミュレーションを行うために必要な設計データで
ある。IP作成者1によるIPの要求仕様に関する参照
履歴は、公開IPDB15により把握される。その他の
動作は実施の形態1と同様である。
【0068】以上のように、この実施の形態9によれ
ば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、登録
者(IP使用者2)やIPを搭載する半導体チップに関
する情報を公開しないため、競合他社を含む広範囲なI
P作成者1に対してIPの要求仕様を開示でき、IP作
成者1が要求の多いIPを作成して登録することによ
り、IPの流通が促進されるという効果が得られる。
【0069】実施の形態10.この発明の実施の形態1
0による半導体設計資産流通システムの構成は、実施の
形態6の図6に示す構成と同一である。図10はIP使
用者2aが公開DB19におけるIP仕様に関するIP
情報を参照した際の表示画面を示す図である。
【0070】次に動作について説明する。IP使用者2
aが公開DB19をアクセスした際に、IPの要求仕様
に関するIP情報が図10の画面により表示される。図
10に示すように、仕様書のうち、外部仕様書のみを即
座に開示することができ、IP使用者2aが図10に表
示されているgetボタンをクリックすることにより、
外部仕様書を無料でダウンロードすることができる。I
P使用者2aによるIP情報の参照履歴は、公開DB1
9により把握される。IP使用者2aが外部仕様書以外
の仕様書を入手するときには、初期IP使用料の支払い
が必要となる。その他の動作は実施の形態1と同様であ
る。
【0071】以上のように、この実施の形態10によれ
ば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、IP
使用者2aはIPの外部仕様書をインターネットを経由
して即座に入手することができるので、半導体チップの
設計開発期間を短縮することができると共に、IP作成
者1は、外部仕様書以外のIP情報に初期IP使用料を
課すことができるので、IP使用料を容易に回収するこ
とができるという効果が得られる。
【0072】実施の形態11.この発明の実施の形態1
1による半導体設計資産流通システムの構成は、実施の
形態1の図1に示す構成と同一である。
【0073】次に動作について説明する。IPDB13
に保存されている全ての設計情報の中から、IPを解析
可能なレイアウト情報を除いた設計情報が、IP使用者
2が利用可能な公開IPDB15に保存される。レイア
ウト情報とは、例えば、レイアウトデータであるGDS
IIデータや、レイアウトデータと回路情報との一致を
検証するLVS(Layout Versus Sch
ematic)検証用回路情報である。その他の動作は
実施の形態1と同様である。
【0074】以上のように、この実施の形態11によれ
ば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、IP
使用者2に対してレイアウト情報を公開しないので、I
P使用者2が入手したIPを解析することや、他の半導
体製造者3での該IPの利用が困難となり、IP作成者
1は競合他社であるIP使用者2に対しても情報の管理
を行うことができるので、IPの流通を促進させること
ができるという効果が得られる。
【0075】実施の形態12.図11はこの発明の実施
の形態12による半導体設計資産流通システムの構成を
示す図である。図において、21は半導体製造者3によ
り管理され、IP使用者2によるIP情報の不足や不具
合の問い合せを受けるサポートデータベース(以下、サ
ポートDB)であり、その他の構成は実施の形態1の図
1に示す構成と同等である。
【0076】次に動作について説明する。IP使用者2
が公開IPDB15をアクセスしIP情報を入手して半
導体チップの設計開発を行い、入手したIP情報につい
て不足や不具合を検出した場合に、IP使用者2はサポ
ートDB21に対してそのIP情報の不足や不具合につ
いての問い合せを行う。半導体製造者3はサポートDB
21を参照して、IP情報の不足や不具合に対して必要
な処理を行い、サポートDB21を介して回答を行うと
共に、必要に応じてIPDB13の設計情報や、公開I
PDB15のIP情報の更新を行う。その他の動作は実
施の形態1と同様である。
【0077】以上のように、この実施の形態12によれ
ば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、IP
使用者2は半導体チップの設計開発時に必要となるIP
情報の不足や不具合を検出した場合に、半導体製造者3
に問い合せを行い、回答を入手することができるので、
半導体チップの効率的な設計開発を行うことができると
いう効果が得られる。また、半導体製造者3は登録して
いるIP情報の不足や不具合の把握とIP情報のメンテ
ナンスを迅速に行うことができるという効果が得られ
る。
【0078】実施の形態13.図12はこの発明の実施
の形態13による半導体設計資産流通システムの構成を
示す図である。図12に示す構成は実施の形態12の図
11と同等であるが、この実施の形態は、IP使用者2
からのIP情報の不足や不具合の問い合せに対して、I
P作成者1が必要な処置を行い回答するものである。
【0079】次に動作について説明する。IP使用者2
がサポートDB21に対して使用しているIP情報の不
足や不具合についての問い合せを行うと、半導体製造者
3はサポートDB21を参照して、問い合せを受けたI
P情報の不足や不具合に対して必要な処理を行うようI
P作成者に指示する。
【0080】IP作成者1は、登録しているIPのメン
テナンスを行い、サポートDB21を介して半導体製造
者3に問い合せに対する回答を行うと共に、必要に応じ
て登録IPSDB11にIP仕様の追加、変更の登録を
行う。半導体製造者3はIP作成者1からの回答を確認
し、サポートDB21を介してIP使用者2に回答す
る。その他の動作は実施の形態1と同様である。
【0081】以上のように、この実施の形態13によれ
ば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、IP
作成者1は、登録しているIP情報の不足や不具合の把
握とメンテナンスを迅速に行うことができ、登録してい
るIPの完成度を向上させることができるので、登録し
ているIPの流通をより促進させることができるという
効果が得られる。
【0082】また、この実施の形態13によれば、IP
作成者1は、登録しているIP情報の不足や不具合が生
じた場合に、半導体製造者3が管理するIP情報のみの
メンテナンスを行えば良く、同じIPを使用している各
IP使用者2毎にメンテナンスを行う必要がなく、メン
テナンスコストを軽減できるという効果が得られる。
【0083】実施の形態14.図13はこの発明の実施
の形態14による半導体設計資産流通システムの構成を
示す図である。図において、22は半導体製造者3によ
り管理され、IP使用者2から徴収するIP使用料とサ
ポート費を蓄積する費用データベース(以下、費用D
B)であり、その他の構成は実施の形態12の図11に
示す構成と同等である。
【0084】次に動作について説明する。半導体製造者
3がIP使用者2からのIP情報の不足や不具合に対し
て必要な処理を行い、IP使用者2に回答を行った場合
に、半導体製造者3は、IP使用者2から徴収するIP
使用料とサポート実績に応じたサポート費を費用DB2
2に蓄積する。費用DB22に蓄積された費用は、IP
使用料+サポート費であり、この費用がIP使用者2か
ら徴収される。その他の動作は実施の形態1と同様であ
る。
【0085】以上のように、この実施の形態14によれ
ば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、半導
体製造者3は、サポート実績に応じたサポート費をIP
使用者2から回収することができるという効果が得られ
る。
【0086】実施の形態15.図14はこの発明の実施
の形態15による半導体設計資産流通システムの構成を
示す図である。図において、費用DB22は実施の形態
14の図13に示す費用DB22と同一であり、23は
半導体製造者3により管理され、IP作成者1に還元す
るIP使用料とサポート費を蓄積する費用データベース
(以下、費用DB)であり、その他の構成は実施の形態
13の図12に示す構成と同等である。
【0087】次に動作について説明する。IP作成者1
がIP使用者2からのIP情報の不足や不具合に対して
必要な処理を行い、IP使用者2に回答を行った場合
に、半導体製造者3は、IP使用者2から徴収するIP
使用料とサポート実績に応じたサポート費を費用DB2
2に蓄積すると共に、IP作成者2に還元するIP使用
料とサポート実績に応じたサポート費を費用DB23に
蓄積する。費用DB23に蓄積された費用は、費用DB
22に蓄積された「IP使用料+サポート費」のうちの
一部であり、この費用がIP作成者1に還元される。そ
の他の動作は実施の形態1と同様である。
【0088】以上のように、この実施の形態15によれ
ば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、IP
作成者1は、サポート実績に応じたサポート費をIP使
用者2から回収することができるという効果が得られ
る。
【0089】実施の形態16.この発明の実施の形態1
6による半導体設計資産流通システムの構成は、実施の
形態1の図1に示す構成と同一である。図15はIP使
用者2が公開IPDB15におけるIP仕様に関するI
P情報を参照した際の表示画面であり、同一種類のIP
3個に対し、ランク付け(A−,B,A+)して各デー
タが表示されている。
【0090】次に動作について説明する。IP使用者2
がIP情報を入手するために公開IPDB15をアクセ
スすると図15に示す画面が表示される。このように、
登録された同一種類のIPの登録者(IP作成者1)、
実績度、登録データの内容、回路規模、面積等のIPの
性能等について、半導体製造者3がランク付けを行いI
P使用者2に公開する。また、ランク付け基準に関して
も、IP使用者2が参照できるように公開しても良い。
その他の動作は実施の形態1と同様である。
【0091】以上のように、この実施の形態16によれ
ば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、登録
された同一種類のIPについて、半導体製造者3がラン
ク付けを行いIP使用者2に公開することにより、IP
使用者2は登録されている同一種類のIPの中から適切
なIPを容易に選択することができるという効果が得ら
れる。また、IP作成者1は登録したIPが他者により
登録された同一種類のIPと比較することができ、必要
に応じて登録したIPを改善することで、IPの品質を
向上させることができるという効果が得られる。
【0092】実施の形態17.この発明の実施の形態1
7による半導体設計資産流通システムの構成は、実施の
形態1の図1に示す構成と同一である。図16はIP使
用者2が公開IPDBにおけるIP仕様に関するIP情
報を参照した際の表示画面であり、実施の形態16の図
15と同様に同一種類のIP3個に対し、ランク付け
(A−,B,A+)して各データが表示されているが、
図15に示す内容に加えて、IP使用料の価格がランク
付けして表示されている。
【0093】次に動作について説明する。IP使用者2
がIP情報を入手するために公開IPDB15をアクセ
スすると図16に示す画面が表示される。このように、
図15に示す内容に加えて、IP使用料の価格につい
て、半導体製造者3がランク付けを行いIP使用者2に
公開する。また、半導体製造者3は、IP使用者2に対
するIP使用料の価格をIP使用者2の半導体製造実績
に応じて、個々のIP使用者2に対して個別の価格設定
をしても良い。その他の動作は実施の形態16と同様で
ある。
【0094】以上のように、この実施の形態17によれ
ば、実施の形態16と同様の効果が得られると共に、半
導体製造者3によりIP使用料の価格がIP使用者2に
公開されることにより、IP使用者2が目的に応じ複数
のIPを選択し、半導体チップのコストの見積もりも早
急に実施でき、製品設計を早急に行うことができるとい
う効果が得られる。また、半導体製造者3は、IP使用
者2のIPの使用実績に応じた価格設定が行え、徴収す
るIP使用料の増加を見込むことができるという効果が
得られる。
【0095】実施の形態18.図17はこの発明の実施
の形態18による半導体設計資産流通システムの構成を
示す図である。図において、41はIP使用者2が入手
したIPを組み込んだ半導体チップのユーザ設計デー
タ、42は半導体製造者3が管理するレイアウト情報等
の非公開情報、43は半導体製造者3が管理する設計装
置、44は設計装置43によりユーザ設計データ41と
非公開情報42を組み合わせた完全設計データ、34は
IP使用者2による設計装置43のアクセスを制限する
ファイアウォールである。その他の構成は実施の形態1
の図1に示す構成と同等である。
【0096】次に動作について説明する。公開IPDB
15には、実施の形態11に示すように、IPを解析す
ることができるレイアウト情報が含まれておらず、半導
体製造者3はレイアウト情報等の非公開情報42を別途
管理している。IP使用者2は、公開IPDB15から
必要とするIP情報を入手し、入手したIPを組み込ん
だ半導体チップのユーザ設計データ41を作成する。し
かし、IP使用者2が設計したユーザ設計データ41
は、レイアウト情報が含まれておらず、データが一部不
足した状態となっている。
【0097】IP使用者2は、半導体製造者3に半導体
チップの製造を依頼するときに、半導体製造者3が管理
する設計装置43にユーザ設計データ41を転送する。
設計装置43はIP使用者2から転送されたユーザ設計
データ41と非公開情報42を組み合わせて完全設計デ
ータ44を作成する。半導体製造者3は、作成された完
全設計データ44により半導体チップを製造する。その
他の動作は実施の形態11と同様である。
【0098】以上のように、この実施の形態18によれ
ば、実施の形態11と同様の効果が得られると共に、I
P情報におけるレイアウト情報が公開されていなくて
も、IP使用者2は、IPを組み込んだ半導体チップの
設計開発を行うことができるという効果が得られる。
【0099】実施の形態19.図18はこの発明の実施
の形態19による半導体設計資産流通システムの構成を
示す図である。図において、45は設計データの検証実
行時におけるオプション設定や実行手順が記述された制
御ファイル、46は設計装置43が所有し完全設計デー
タ44を検証する検証ツール、47は検証ツール46に
より検証された完全設計データ44の検証データ、48
は検証データ47の一部又は全てにより構成された公開
検証データである。その他の構成は実施の形態18の図
17に示す構成と同等である。
【0100】次に動作について説明する。IP使用者2
は、実施の形態18と同様にしてユーザ設計データ41
を作成し、完全設計データ44の検証実行時におけるオ
プション設定や実行手順が記述された制御ファイル45
と作成したユーザ設計データ41を、半導体製造者3が
管理する設計装置43に転送する。
【0101】設計装置43は、実施の形態18と同様に
して完全設計データ44を作成し、検証ツール46によ
り、転送された制御ファイル45を使用して、作成した
完全設計データ44の検証を実行し、検証データ47を
求める。求められた検証データの一部又は全てが、公開
検証データ48としてIP使用者2に転送され公開され
る。IP使用者2は、転送された公開検証データ48を
参照し、不具合がある場合には、ユーザ設計データ41
を改修する。改修されたユーザ設計データ41は、再度
設計装置43に転送されて上記処理が行われる。その他
の動作は実施の形態18と同様である。
【0102】以上のように、この実施の形態19によれ
ば、実施の形態18と同様の効果が得られると共に、I
P情報におけるレイアウト情報が公開されておらず、I
P使用者2は、完全設計データ44を直接参照できなく
ても、検証を実行するための制御ファイル45をユーザ
設計データ41と共に設計装置43に転送することによ
り、完全設計データ44の検証を制御し、検証結果を入
手することができるという効果が得られる。また、半導
体製造者3は、検証を実施する際に、オプション設定や
実行手順の決定等の作業が不要となり、検証のためのコ
ストが削減できるという効果が得られる。
【0103】実施の形態20.図19はこの発明の実施
の形態20による半導体設計資産流通システムの構成を
示す図である。図において、24は公開IPDB15を
検索する検索エンジンであり、その他の構成は実施の形
態1の図1に示す構成と同等である。
【0104】次に動作について説明する。IP使用者2
は、必要とするIP情報を特定するキーワードや、性
能、使用等を指定して検索エンジン24にアクセスする
と、検索エンジン24は類似種類のIP情報が多数存在
する公開IPDB15を検索し、抽出されたIP情報が
公開IPDB15からIP使用者2に転送される。その
他の動作は実施の形態1と同様である。
【0105】以上のように、この実施の形態20によれ
ば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、IP
使用者2は、IP情報を特定するキーワードや、性能、
使用等を指定して検索エンジン24にアクセスすること
により、類似種類のIP情報が多数存在する公開IPD
B15の中から、必要とするIP情報を効率良く入手す
ることができるという効果が得られる。
【0106】実施の形態21.図20はこの発明の実施
の形態21による半導体設計資産流通システムの構成を
示す図である。図20は実施の形態20の図19と同じ
構成であるが、この実施の形態は、IP作成者1が検索
エンジン24を使用するものである。
【0107】次に動作について説明する。IP作成者1
は、必要とするIPの要求仕様を特定するキーワード
や、性能、使用等を指定して検索エンジン24にアクセ
スすると、検索エンジン24は類似種類のIPの要求仕
様が多数存在する公開IPDB15を検索し、抽出され
たIPの要求仕様が公開IPDB15からIP作成者1
に転送される。その他の動作は実施の形態1と同様であ
る。
【0108】以上のように、この実施の形態21によれ
ば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、IP
作成者1は、IPの要求仕様を特定するキーワードや、
性能、使用等を指定して検索エンジン24にアクセスす
ることにより、類似種類のIPの要求仕様が多数存在す
る公開IPDB15の中から、必要とするIPの要求仕
様を効率良く入手することができるという効果が得られ
る。
【0109】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、IP
作成者により作成されたIPについてのIP仕様を登録
する登録IPデータベースと、IP使用者が必要とする
IPの要求仕様を登録する要求IP登録データベース
と、登録IPデータベースに登録されたIP仕様と、要
求IP登録データベースに登録されたIPの要求仕様に
より、全ての設計情報を管理保存するマスタデータベー
スと、登録されたIPに関する評価情報を保存する評価
データベースと、マスタデータベースに保存されている
設計情報や、評価データベースに保存されている評価情
報の中から、IP作成者又はIP使用者に公開可能なI
P情報やIPの要求仕様を保存する第1の公開データベ
ースとを備え、IP使用者により第1の公開データベー
スに保存されているIPが使用された場合に、半導体製
造者がIP使用者から徴収したIP使用料をIP作成者
に還元することにより、作成したIPの流通を促進させ
ることができると共に、多数の関係者間でのライセンス
契約を結ぶ煩雑さがなくなり、IP使用者は安心してI
Pを使用することができるという効果がある。
【0110】この発明によれば、作成したIPについて
のIP仕様が登録IPデータベースに登録される際に、
IP作成者、作成したIPを搭載する半導体チップの情
報、IPの製造や品質に係る一部の情報を非公開とする
よう、IP作成者により指定されることにより、IP作
成者は登録したIPの機密情報の流出を防止でき、競合
他社であるIP使用者に対しても、IPの流通を促進さ
せることができるという効果がある。
【0111】この発明によれば、半導体製造者がIP使
用者から徴収するIP使用料には、IP使用者による半
導体チップの開発段階における初期IP使用料を含むこ
とにより、IP使用者がIPを搭載した半導体チップを
量産しない場合においても、半導体製造者はIP使用料
を回収しIP作成者に還元することができるという効果
がある。
【0112】この発明によれば、IP作成者が作成した
IPを自らが使用して半導体チップを設計開発し、半導
体製造者に設計開発した半導体チップの試作及び量産を
依頼した場合に、半導体製造者が、半導体チップの試作
時のチップ試作費と量産時のチップ製造費を、IP使用
者からのIP作成者に還元されるIP使用料を減額して
IP作成者より徴集することにより、IP作成者は競合
他社に対するコスト競争力を高めることができると共
に、半導体製造者が同じIPを使用しているIP使用者
によるIP使用料を管理することにより、IP作成者は
使用実績に応じた公正なIP使用料の回収が可能となる
という効果がある。
【0113】この発明によれば、IP使用者がIPを使
用して半導体チップを設計開発し、半導体製造者に設計
開発した半導体チップの試作及び量産を依頼した場合
に、半導体製造者が半導体チップの試作時のチップ試作
費と量産時のチップ製造費とIP使用料を合計してIP
使用者より徴集することにより、IP使用者は半導体製
造者に対しチップ試作費とチップ製造費とIP使用料の
合計を価格交渉対象とすることができ、半導体製造者に
対する価格交渉を有利にすすめることができるという効
果がある。
【0114】この発明によれば、第1の公開データベー
スに保存されているIP情報のうち外部仕様に関するI
P情報を保存し、インターネットを介してIP使用者に
よりアクセスされる第2の公開データベースを備えたこ
とにより、IP使用者は設計予定としている半導体チッ
プの仕様を満たすIP情報を容易に得ることができると
共に、IP作成者は、登録されているIP情報を広く公
開することにより、多くの顧客を得ることができるとい
う効果がある。
【0115】この発明によれば、第2の公開データベー
スにおいて、IP使用者からの指示により外部仕様書を
即座にダウンロードさせることにより、IP使用者は半
導体チップの設計開発期間を短縮することができると共
に、IP作成者は、外部仕様書以外のIP情報に初期I
P使用料を課すことができ、IP使用料を容易に回収す
ることができるという効果がある。
【0116】この発明によれば、第1の公開データベー
スに保存されているIPの要求仕様の一部を保存し、イ
ンターネットを介してIP作成者によりアクセスされる
第2の公開データベースを備えたことにより、IP作成
者はIP使用者が必要としているIPの要求仕様を容易
に入手できると共に、半導体製造者は多くのIPを確保
できるという効果がある。
【0117】この発明によれば、第1の公開データベー
スにおいて、IP作成者により登録されたIP作成者や
IPを搭載する半導体チップに関する情報を非公開と
し、IP使用実績に関する情報を公開とすることによ
り、競合他社を含む広範囲なIP使用者に対してIP情
報を開示することができIPの流通が促進されると共
に、IP使用者は実際にシリコンでの動作実績を確認す
ることができ、登録されているIPを安心して使用する
ことができるという効果がある。
【0118】この発明によれば、第1の公開データベー
スにおいて、IP使用者により登録されたIP使用者や
IPを搭載する半導体チップに関する情報を非公開とす
ることにより、競合他社を含む広範囲なIP作成者1に
対してIPの要求仕様を開示でき、IP作成者が要求の
多いIPを作成して登録することにより、IPの流通が
促進されるという効果がある。
【0119】この発明によれば、第1の公開データベー
スにIPを解析可能なレイアウト情報を除いたIP情報
を保存することにより、IP使用者が入手したIPを解
析することや他の半導体製造者での該IPの利用が困難
となり、IP作成者は競合他社であるIP使用者に対し
ても情報の管理を行うことができるので、IPの流通を
促進させることができるという効果がある。
【0120】この発明によれば、レイアウト情報が含ま
れていないIPを組み込んだ、IP使用者から転送され
た半導体チップのユーザ設計データと、半導体製造者が
管理するレイアウト情報とを組み合わせて半導体チップ
の完全設計データを作成する設計装置を備えたことによ
り、レイアウト情報が公開されていなくても、IP使用
者はIPを組み込んだ半導体チップの設計開発を行うこ
とができるという効果がある。
【0121】この発明によれば、設計装置が、IP使用
者からユーザ設計データと共に転送された検証実行時に
おけるオプション設定や実行手順が記述された制御ファ
イルに基づき、作成した完全設計データを検証ツールを
使用して検証を行い、得られた検証データの一部又は全
部をIP使用者に転送することにより、IP使用者は、
完全設計データを直接参照できなくても、完全設計デー
タの検証を制御し、検証結果を入手することができると
いう効果がある。
【0122】この発明によれば、IP使用者によるIP
情報の不足や不具合の問い合せを受けるサポートデータ
ベースを備え、半導体製造者がサポートデータベースを
参照して、IP情報の不足や不具合に対して必要な処理
を行うことにより、IP使用者は半導体チップの効率的
な設計開発を行うことができると共に、半導体製造者は
登録しているIP情報の不足や不具合の把握とIP情報
のメンテナンスを迅速に行うことができるという効果が
ある。
【0123】この発明によれば、半導体製造者が、IP
情報の不足や不具合に対するサポート実績に応じたサポ
ート費をIP使用者から徴収することにより、半導体製
造者はサポート実績に応じたサポート費をIP使用者か
ら回収することができるという効果がある。
【0124】この発明によれば、IP使用者によるIP
情報の不足や不具合の問い合せを受けるサポートデータ
ベースを備え、半導体製造者がサポートデータベースを
参照して、問い合せを受けたIP情報の不足や不具合に
対して必要な処理を行うようIP作成者に指示すること
により、IP作成者は、登録しているIP情報の不足や
不具合の把握とメンテナンスを迅速に行うことができ、
登録しているIPの完成度を向上させることができるの
で、登録しているIPの流通をより促進させることがで
きると共に、IP作成者は、半導体製造者が管理するI
P情報のみのメンテナンスを行えば良く、同じIPを使
用している各IP使用者毎にメンテナンスを行う必要が
なく、メンテナンスコストを軽減できるという効果があ
る。
【0125】この発明によれば、半導体製造者が、IP
情報の不足や不具合に対するサポート実績に応じたサポ
ート費をIP使用者から徴収しIP作成者に還元するこ
とにより、IP作成者はサポート実績に応じたサポート
費をIP使用者2から回収することができるという効果
がある。
【0126】この発明によれば、第1の公開データベー
スにおいて、同一種類の複数のIPについてIPのラン
ク付けを行いIP使用者に公開することにより、IP使
用者は登録されている同一種類のIPの中から適切なI
Pを容易に選択することができると共に、IP作成者は
登録したIPが他者により登録された同一種類のIPと
比較することができ、必要に応じて登録したIPを改善
することで、IPの品質を向上させることができるとい
う効果がある。
【0127】この発明によれば、同一種類の複数のIP
について、IP使用時の価格をランク付けしてIP使用
者に公開することにより、IP使用者が目的に応じ複数
のIPを選択し、半導体チップのコストの見積もりも早
急に実施でき、製品設計を早急に行うことができると共
に、半導体製造者は、IP使用者のIPの使用実績に応
じた価格設定が行え、徴収するIP使用料の増加を見込
むことができるという効果がある。
【0128】この発明によれば、第1の公開データベー
スに保存されているIP情報又はIPの要求仕様を検索
する検索エンジンを備えたことにより、必要とするIP
情報又はIPの要求仕様を効率良く入手することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による半導体設計資
産流通システムの構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態2におけるIP仕様を
登録IPSDBに登録する際の表示画面を示す図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態3による半導体設計資
産流通システムの構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による半導体設計資
産流通システムの構成を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態5による半導体設計資
産流通システムの構成を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態6による半導体設計資
産流通システムの構成を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態7による半導体設計資
産流通システムの構成を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態8の公開IPDBにお
けるIP仕様に関するIP情報を参照した際の表示画面
を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態9の公開IPDBにお
けるIPの要求仕様に関するIP情報を参照した際の表
示画面を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態10の公開DBにお
けるIP仕様に関するIP情報を参照した際の表示画面
を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態12による半導体設
計資産流通システムの構成を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態13による半導体設
計資産流通システムの構成を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態14による半導体設
計資産流通システムの構成を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態15による半導体設
計資産流通システムの構成を示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態16の公開IPDB
におけるIP仕様に関するIP情報を参照した際の表示
画面である。
【図16】 この発明の実施の形態17の公開IPDB
におけるIP仕様に関するIP情報を参照した際の表示
画面である。
【図17】 この発明の実施の形態18による半導体設
計資産流通システムの構成を示す図である。
【図18】 この発明の実施の形態19による半導体設
計資産流通システムの構成を示す図である。
【図19】 この発明の実施の形態20による半導体設
計資産流通システムの構成を示す図である。
【図20】 この発明の実施の形態21による半導体設
計資産流通システムの構成を示す図である。
【図21】 従来の半導体設計資産流通システムの構成
を示す図である。
【符号の説明】
1 IP作成者、1a IP作成者、2 IP使用者、
2a IP使用者、3半導体製造者、11 登録IPS
DB、12 登録IPDDB、13 IPDB、14
評価DB、15 公開IPDB(第1の公開データベー
ス)、16費用DB、17 費用DB、18 費用D
B、19 公開DB(第2の公開データベース)、20
公開DB(第2の公開データベース)、21 サポー
トDB、22 費用DB、23 費用DB、24 検索
エンジン、31 ファイアウォール、32 ファイアウ
ォール、33 インターネット、34 ファイアウォー
ル、41 ユーザ設計データ、42 非公開情報、43
設計装置、44 完全設計データ、45 制御ファイ
ル、46 検証ツール、47 検証データ、48公開検
証データ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 ZEC G06F 17/60 ZEC 17/30 120 17/30 120B 170 170Z 17/50 601 17/50 601A 654 654K H01L 21/82 H01L 21/82 D

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IP作成者により作成されたIP(設計
    資産)を半導体製造者により登録管理し、IPを使用し
    て半導体チップを設計開発するIP使用者に、登録管理
    しているIPを公開する半導体設計資産流通システムで
    あって、 上記IP作成者により作成されたIPについてのIP仕
    様を登録する登録IPデータベースと、 上記IP使用者が必要とするIPの要求仕様を登録する
    要求IP登録データベースと、 上記登録IPデータベースに登録されたIP仕様と、上
    記要求IP登録データベースに登録されたIPの要求仕
    様により、全ての設計情報を管理保存するマスタデータ
    ベースと、 登録されたIPに関する評価情報を保存する評価データ
    ベースと、 上記マスタデータベースに保存されている設計情報や、
    上記評価データベースに保存されている評価情報の中か
    ら、上記IP作成者又は上記IP使用者に公開可能なI
    P情報やIPの要求仕様を保存する第1の公開データベ
    ースとを備え、 上記IP使用者により上記第1の公開データベースに保
    存されているIPが使用された場合に、上記半導体製造
    者が上記IP使用者から徴収したIP使用料を上記IP
    作成者に還元することを特徴とする半導体設計資産流通
    システム。
  2. 【請求項2】 作成したIPについてのIP仕様が登録
    IPデータベースに登録される際に、IP作成者、作成
    したIPを搭載する半導体チップの情報、IPの製造や
    品質に係る一部の情報を非公開とするよう、上記IP作
    成者により指定されることを特徴とする請求項1記載の
    半導体設計資産流通システム。
  3. 【請求項3】 半導体製造者がIP使用者から徴収する
    IP使用料には、上記IP使用者による半導体チップの
    開発段階における初期IP使用料を含むことを特徴とす
    る請求項1記載の半導体設計資産流通システム。
  4. 【請求項4】 IP作成者が作成したIPを自らが使用
    して半導体チップを設計開発し、半導体製造者に設計開
    発した半導体チップの試作及び量産を依頼した場合に、
    上記半導体製造者が、半導体チップの試作時のチップ試
    作費と量産時のチップ製造費を、IP使用者からの上記
    IP作成者に還元されるIP使用料を減額して上記IP
    作成者より徴集することを特徴とする請求項1記載の半
    導体設計資産流通システム。
  5. 【請求項5】 IP使用者がIPを使用して半導体チッ
    プを設計開発し、半導体製造者に設計開発した半導体チ
    ップの試作及び量産を依頼した場合に、上記半導体製造
    者が半導体チップの試作時のチップ試作費と量産時のチ
    ップ製造費とIP使用料を合計して上記IP使用者より
    徴集することを特徴とする請求項1記載の半導体設計資
    産流通システム。
  6. 【請求項6】 第1の公開データベースに保存されてい
    るIP情報のうち外部仕様に関するIP情報を保存し、
    インターネットを介してIP使用者によりアクセスされ
    る第2の公開データベースを備えたことを特徴とする請
    求項1記載の半導体設計資産流通システム。
  7. 【請求項7】 第2の公開データベースにおいて、IP
    使用者からの指示により外部仕様書を即座にダウンロー
    ドさせることを特徴とする請求項6記載の半導体設計資
    産流通システム。
  8. 【請求項8】 第1の公開データベースに保存されてい
    るIPの要求仕様の一部を保存し、インターネットを介
    してIP作成者によりアクセスされる第2の公開データ
    ベースを備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体
    設計資産流通システム。
  9. 【請求項9】 第1の公開データベースにおいて、IP
    作成者により登録された上記IP作成者やIPを搭載す
    る半導体チップに関する情報を非公開とし、IP使用実
    績に関する情報を公開とすることを特徴とする請求項1
    記載の半導体設計資産流通システム。
  10. 【請求項10】 第1の公開データベースにおいて、I
    P使用者により登録された上記IP使用者やIPを搭載
    する半導体チップに関する情報を非公開とすることを特
    徴とする請求項1記載の半導体設計資産流通システム。
  11. 【請求項11】 第1の公開データベースにIPを解析
    可能なレイアウト情報を除いたIP情報を保存すること
    を特徴とする請求項1記載の半導体設計資産流通システ
    ム。
  12. 【請求項12】 レイアウト情報が含まれていないIP
    を組み込んだ、IP使用者から転送された半導体チップ
    のユーザ設計データと、半導体製造者が管理するレイア
    ウト情報とを組み合わせて半導体チップの完全設計デー
    タを作成する設計装置を備えたことを特徴とする請求項
    11記載の半導体設計資産流通システム。
  13. 【請求項13】 設計装置が、IP使用者からユーザ設
    計データと共に転送された検証実行時におけるオプショ
    ン設定や実行手順が記述された制御ファイルに基づき、
    作成した完全設計データを検証ツールを使用して検証を
    行い、得られた検証データの一部又は全部を上記IP使
    用者に転送することを特徴とする請求項12記載の半導
    体設計資産流通システム。
  14. 【請求項14】 IP使用者によるIP情報の不足や不
    具合の問い合せを受けるサポートデータベースを備え、 半導体製造者が上記サポートデータベースを参照して、
    IP情報の不足や不具合に対して必要な処理を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の半導体設計資産流通システ
    ム。
  15. 【請求項15】 半導体製造者が、IP情報の不足や不
    具合に対するサポート実績に応じたサポート費をIP使
    用者から徴収することを特徴とする請求項14記載の半
    導体設計資産流通システム。
  16. 【請求項16】 IP使用者によるIP情報の不足や不
    具合の問い合せを受けるサポートデータベースを備え、 半導体製造者が上記サポートデータベースを参照して、
    問い合せを受けたIP情報の不足や不具合に対して必要
    な処理を行うようIP作成者に指示することを特徴とす
    る請求項1記載の半導体設計資産流通システム。
  17. 【請求項17】 半導体製造者が、IP情報の不足や不
    具合に対するサポート実績に応じたサポート費をIP使
    用者から徴収しIP作成者に還元することを特徴とする
    請求項16記載の半導体設計資産流通システム。
  18. 【請求項18】 第1の公開データベースにおいて、同
    一種類の複数のIPについてIPのランク付けを行いI
    P使用者に公開することを特徴とする請求項1記載の半
    導体設計資産流通システム。
  19. 【請求項19】 同一種類の複数のIPについて、IP
    使用時の価格をランク付けしてIP使用者に公開するこ
    とを特徴とする請求項18記載の半導体設計資産流通シ
    ステム。
  20. 【請求項20】 第1の公開データベースに保存されて
    いるIP情報又はIPの要求仕様を検索する検索エンジ
    ンを備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体設計
    資産流通システム。
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