JP2001290456A - 放電セル装置及びその駆動方法 - Google Patents

放電セル装置及びその駆動方法

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JP2001290456A
JP2001290456A JP2000108669A JP2000108669A JP2001290456A JP 2001290456 A JP2001290456 A JP 2001290456A JP 2000108669 A JP2000108669 A JP 2000108669A JP 2000108669 A JP2000108669 A JP 2000108669A JP 2001290456 A JP2001290456 A JP 2001290456A
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discharge
potential
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electrode
electrodes
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Masayasu Hayashi
正健 林
Yoshihiro Sugano
佳弘 菅野
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電時間や放電電流の増加をもたらすことな
く、放電立上りの遅れを取り除く。 【解決手段】 放電セル装置は、セル部2と回路部22
とからなる。セル部2は、絶縁性の基材4、その上に形
成された少くとも二本の電極A,K及びこれらの電極
A,Kに接して配された放電可能な気体を有する。回路
部22は、非選択期間で隔てられた選択期間が来る毎
に、一方の電極Aをアノード電位にし他方の電極Kをカ
ソード電位にして気体を放電させる。回路部22は選択
期間が終って非選択期間に戻る時二本のうち少くとも一
本の電極Kをアノード電位より高い所定電位に切り換え
て基材4の表面電位VGをアノード電位と所定電位の間
まで高め、次の選択期間における放電の立上りを加速す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放電セル装置及びそ
の駆動方法に関する。更には、表示セル及び放電セルを
重ねたプラズマアドレス表示装置及びその駆動方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、放電セル装置は放電セル自体と
これを駆動する回路部とで構成されている。放電セル
は、絶縁性の基材、その上に形成された少くとも二本の
電極及びこれらの電極に接して配された放電可能な気体
を有する。回路部は、非選択期間で隔てられた選択期間
が来る毎に、一方の電極をアノード電位(接地電位)に
し他方の電極をカソード電位(接地電位に対して絶対値
が数百V程度の負電位)にして、セルに封入された気体
をプラズマ放電させる。以下、本明細書では、アノード
電位に接続される側の電極をアノード(A)と呼び、カ
ソード電位に接続される側の電極をカソード(K)と呼
ぶ場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、放電セル装置
においては、カソードに放電パルスを印加してから実際
のプラズマ放電が開始するまでには、ある程度の時間的
な遅れが発生する。従って、放電セルを表示パネルなど
に応用した実際の駆動においては、放電の立上りにおけ
る遅延時間を補償する為に、十分に長いパルス幅の放電
駆動パルスを供給する。或いは、この放電開始の遅れは
印加電圧が高い程小さくなる傾向があることを利用し
て、放電駆動パルスの電圧を大きくするという対策が講
じられる。しかし、前者の対策は放電時間の増加をもた
らし、後者の対策は放電電流の増加をもたらす。何れの
場合も、消費電力の増大やプラズマ放電に伴う電極のス
パッタによる摩耗など、装置としての特性上悪影響をも
たらす場合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した従来の技術の課
題に鑑み、本発明は放電時間や放電電流の増加をもたら
すことなく、放電の立上りの遅れを取り除くことを目的
とする。係る目的を達成する為に以下の手段を講じた。
即ち、本発明は、絶縁性の基材、その上に形成された少
くとも二本の電極及びこれらの電極に接して配された放
電可能な気体を有する放電セルと、非選択期間で隔てら
れた選択期間が来る毎に、一方の電極をアノード電位に
し他方の電極をカソード電位にして該気体を放電させる
回路部とを備えた放電セル装置において、前記回路部は
該選択期間が終って非選択期間に戻る時二本のうち少く
とも一本の電極をアノード電位より高い所定電位に切り
換えて該基材の表面電位をアノード電位と所定電位の間
まで高め、次の選択期間における放電の立上りを加速す
ることを特徴とする。好ましくは、前記回路部は、二本
の電極の両方を該所定電位に切り換える。或いは、前記
回路部は、選択期間中アノード電位にした一方の電極を
該所定電位に切り換える。逆に、前記回路部は、カソー
ド電位にした他方の電極を該所定電位に切り換えても良
い。又、前記回路部は、該所定電位に切り換えた電極を
次の選択期間が来る前にアノード電位に戻しても良い。
【0005】本発明によれば、プラズマ放電を繰り返し
発生する放電セル装置において、放電電極として機能す
る電極の内少くとも一方につき放電終了直後の電位を、
放電中のアノード電位よりも高く設定する。これによ
り、プラズマ放電に接していた絶縁性基材の表面電位
が、プラズマ放電時のアノード電位よりも高くなる為、
次のプラズマ放電では立上りが加速され、安定な動作が
可能になる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る放電セ
ル装置の基本的な構成並びに動作を示す模式図である。
(A)に示す様に、本放電セル装置は、セル2の部分と
回路22の部分からなる。セル2は、ガラスなど絶縁性
基材からなる基板4、その上に形成された少くとも二本
の電極(A,K)及びこれらの電極に接して配された放
電可能な気体を有する。本実施形態では、複数の電極が
ストライプ状に配されており、アノードAとして機能す
る電極とカソードKとして機能する電極が交互に並べら
れている。アノードAの上には絶縁性材料で隔壁7が形
成され、その上に基板3が接合している。上下の基板
3,4と隔壁7によって密閉された空間が放電チャネル
5となる。図から明らかな様に、各放電チャネル5に
は、中央のカソードKとその両側のアノードAが配され
ることになり、カソードKとアノードAとの間でプラズ
マ放電が発生する為、放電要素と呼ぶ。放電チャネル5
には、プラズマ放電可能な気体が封入されている。尚、
(A)に示したセル構成は例示であり、本発明はこれに
限られるものではない。一方、回路22の部分は選択期
間が来る毎に各放電チャネル5を順次放電する動作を繰
り返し行なう。従って、一本の放電チャネル5に着目す
ると、非選択期間で隔てられた選択期間が来る毎に、一
方の電極(A)をアノード電位にし他方の電極(K)を
カソード電位にして、当該放電チャネル内の気体を放電
させる。本発明の特徴事項として、回路22は選択期間
が終って非選択期間に戻る時二本の内少くとも一方の電
極をアノード電位より高い所定電位に切り換えて、基板
4の表面電位をアノード電位と所定電位の間まで高め、
次の選択期間における放電の立上りを加速する。
【0007】(B)は、一本の放電チャネル5に属する
アノードA及びカソードKに印加される電圧波形を表わ
している。ここでは、カソードKの電位をVKで表わ
し、アノードAの電位をVAで表わし、絶縁性基板4の
表面電位をVGで表わしている。又経時的に放電を繰り
返すチャネル5の選択期間をTonで表わし、非選択期
間をToffで表わしてある。図示の例では、選択期間
Tonが来ると、アノードAには接地電位(0V)が印
加され、カソードKには例えば−300Vが印加され
る。アノードAとカソードKとの間の電位差300Vで
プラズマ放電が行なわれる。即ち、アノードAを接地電
位に保持したまま、選択期間Tonが到来すると、カソ
ードKに負極性のパルスを印加してプラズマ放電を発生
させる。ここで、選択期間Tonから非選択期間Tof
fに移行すると、カソードKに対するパルスの印加が解
除されるが、少くともその直後カソードKにはアノード
電位0Vを超える所定電位+100Vが印加される。
尚、本例では直後ばかりでなく次の選択期間までこの所
定電位は維持されている。先の選択期間Tonが終了し
た直後では、プラズマ放電により発生していた荷電粒子
が放電チャネル5の空間中に残留している。この荷電粒
子が完全に消滅するまでの時間を図ではTd(ディケイ
期間)で表わしてある。このディケイ期間Tdの間に、
残留した荷電粒子と所定電位+100Vが印加されたカ
ソードKとの作用により、プラズマ放電に接していた基
板4の表面(特に、カソードKの近傍)には、接地電位
0Vと所定電位+100Vの間の電位が書き込まれる。
即ち、プラズマ放電終了後、基板4の表面電位VGは、
点線で示す様に接地電位0Vと所定電位+100Vの間
にまで高められる。
【0008】プラズマ放電で発生した荷電粒子は例えば
数十μsec程度で消滅する。即ち、ディケイ期間Td
は数十μsecのオーダーである。一方、繰り返し現れ
る選択期間Tonの間の非選択期間Toffは例えば十
数msec程度である。この場合、先のプラズマ放電の
直後に書き込まれた表面電位VGは次のプラズマ放電の
時までそのまま維持される。即ち、次のプラズマ放電
は、カソードKに直接印加される電位と、先のプラズマ
放電で書き込まれていた絶縁体の表面電位VGの両方に
より支配される。本例では、基板4の表面電位が0Vよ
りも高い為、放電開始時におけるカソードKの表面電界
がその近傍の表面電位VGの影響により強くなり、プラ
ズマ放電の立上りが加速される。一方、プラズマ放電が
立上った後は、基板4の表面電位VGは図示する様に放
電で速やかに書き換えられる為、選択期間Tonの間に
流れる放電電流は特に増加することはない。つまり、こ
の様な駆動を行なうことにより、従来と同レベルの放電
電流及び放電期間を保ちながら、放電の立上りを加速す
ることとなり、安定なプラズマ放電を確保することがで
きる。見方を変えると、安定なプラズマ放電を達成する
為、従来に比し放電電流や放電期間を小さくすることが
可能である。尚、(B)に示した例では、カソードKの
みを非選択期間で正側に駆動しているが、アノードA又
は、カソードK及びアノードKの両方を正側に駆動して
もよい。又、本例では、各選択期間Tonの直前及び直
後で電極電位が等しくなっているが、選択期間Ton終
了直後のみ電極電位を正側に駆動して、ディケイ期間T
dが経過した後、接地電位に復帰させてもよい。
【0009】(C)は、参考の為従来の駆動方式を示す
波形図であり、理解を容易にする為に(B)と対比する
形で表わしてある。この従来例では、選択期間Ton中
に、アノードAには0Vが印加され、カソードKには−
300Vがパルス状に印加される。アノードAとカソー
ドKとの間の電位差300Vで放電が行なわれる。放電
パルスが終了した直後には、カソードK及びアノードA
の何れの電極も接地電位に接続される。放電パルスが終
了した直後には、未だ荷電粒子が放電チャネル空間中に
残存している為、この荷電粒子と接地電位に切り換えら
れた両方の電極とにより、放電に接していた基板4の表
面電位は0Vのままである。従って、基板4の表面電位
がアノード電位よりも正側に振れることがない。
【0010】図2は、図1の(B)に示した駆動方法の
変形例を示す模式的な波形図であり、(A)から(D)
まで4種類の実施例を示してある。(A)の例では、選
択期間の直後に+100Vに切り換えたカソードKの電
位を、次の選択期間が来る前にアノード電位に戻してい
る。プラズマ放電により発生した荷電粒子が残存してい
る間に基板の表面電位を書き換えてしまえば、荷電粒子
が消滅した後所定電位を接地電位に戻しても表面電位は
書き換えられた状態をそのまま維持している。(B)の
例では、カソードKばかりでなくアノードAも、選択期
間終了直後に所定電位+100Vに切り換えている。即
ち、カソードKは−300Vから+100Vに切り換え
られ、アノードAは0Vから+100Vに切り換えられ
る。これにより、基板の表面電位は接地電位0Vから所
定電位+100Vに更に近づくことになる。従って、表
面電位によるプラズマ放電の立上げの加速がより強力に
なる。(C)の例は、選択期間終了後、カソードK側の
電位ではなく、アノードA側の電位を所定電位+100
Vに接続している。この方式でも、基板の表面電位を接
地電位よりも高く書き換えることが可能である。最後に
(D)の例では、アノードA及びカソードKの電位を選
択期間終了後所定電位+100Vに上げているが、ディ
ケイ期間経過後、これを接地電位0Vに戻している。
【0011】図3は、本発明に係る放電セル装置をアド
レシングに利用したプラズマアドレス表示装置を示す模
式的な断面図である。図示する様に、プラズマアドレス
表示装置は表示セル1とプラズマ放電セル2(以下、単
にプラズマセル)と両者の間に介在する共通の中間シー
ト3とからなるフラットパネル構造を有する。中間シー
ト3は極薄の板ガラス等からなりマイクロシートと呼ば
れている。プラズマセル2は中間シート3に接合した下
側のガラス基板4から構成されており、両者の空隙に放
電可能な気体が封入されている。下側のガラス基板4の
内表面にはストライプ状の放電電極が形成されている。
これらの放電電極はアノード電極A及びカソード電極K
として機能する。放電電極はスクリーン印刷法などによ
り平坦なガラス基板4に印刷できるので、生産性や作業
性に優れている。アノード電極A及びカソード電極Kを
一対づつ区切る様に隔壁7が形成されており、放電可能
な気体が封入された空隙を分割して放電要素となる放電
チャネル5を構成する。この隔壁7もスクリーン印刷法
により形成でき、その頂部が中間シート3の一面側に当
接している。一対の隔壁7で囲まれた放電チャネル5内
で、アノード電極Aとカソード電極Kとの間にプラズマ
放電を発生させる。なお、中間シート3と下側のガラス
基板4はガラスフリットなどにより互いに接合してい
る。
【0012】一方、表示セル1は透明な上側のガラス基
板8を用いて構成されている。このガラス基板8は中間
シート3の他面側に所定の間隙を介してシール材などに
より接着されており、間隙には電気光学物質として例え
ば液晶9が封入されている。上側のガラス基板8の内表
面には信号電極Yが形成されている。この信号電極Yと
放電チャネル5の交差部にマトリクス状の画素が形成さ
れる。又、ガラス基板8の内表面にはカラーフィルタ1
3も設けてあり、各画素に例えばRGB三原色を割り当
てる。係る構成を有するフラットパネルは透過型であ
り、例えばプラズマセル2が入射側に位置し、表示セル
1が出射側に位置する。バックライト12がプラズマセ
ル2側に取り付けられている。
【0013】係る構成を有するプラズマアドレス表示装
置では、プラズマ放電が行なわれる行状の放電チャネル
5を線順次で切換え走査すると共に、この走査に同期し
て表示セル1側の列状信号電極Yに画像信号を印加する
ことにより表示駆動が行なわれる。放電チャネル5内に
プラズマ放電が発生すると内部はほぼ一様にアノード電
位になり、一行毎の画素選択が行なわれる。即ち、一本
の放電チャネル5は走査線一ライン分に対応し、サンプ
リングスイッチとして機能する。プラズマサンプリング
スイッチが導通した状態で各信号電極に画像信号が印加
されると、サンプリングが行なわれ画素の点灯もしくは
消灯が制御できる。プラズマサンプリングスイッチが非
導通状態になった後にも画像信号はそのまま画素内に保
持される。表示セル1は画像信号に応じてバックライト
12からの入射光を出射光に変調し画像表示を行なう。
【0014】図4は画素を2個だけ切り取って示した模
式図である。この図においては、理解を容易にする為に
二本の信号電極Y1,Y2と、一本のカソード電極K1
及び一本のアノード電極A1を含む一本の放電チャンネ
ル5のみが示されている。個々の画素11は、信号電極
Y1,Y2と、液晶9と、中間シート3と、放電チャネ
ル5とからなる積層構造を有している。放電チャネル5
はプラズマ放電中ほぼ実質的にアノード電位に接続され
る。この状態で各信号電極Y1,Y2に画像信号を印加
すると液晶9及び中間シート3に電荷が注入される。一
方、プラズマ放電が終了すると放電チャネル5が絶縁状
態に戻る為浮遊電位となり、注入された電荷は各画素1
1に保持される。所謂サンプリングホールド動作が行な
われている。従って、放電チャネル5は個々の画素11
に設けられた個々のサンプリングスイッチング素子とし
て機能するので模式的にスイッチングシンボルS1を用
いて表わされている。一方、信号電極Y1,Y2と放電
チャネル5との間に保持された液晶9及び中間シート3
は、サンプリングキャパシタとして機能する。線順次走
査によりサンプリングスイッチS1が導通状態になると
画像信号がサンプリングキャパシタに書き込まれ、信号
電圧レベルに応じて各画素の点灯あるいは消灯動作が行
なわれる。サンプリングスイッチS1が非導通状態にな
った後にも信号電圧はサンプリングキャパシタに保持さ
れ、表示装置のアクティブマトリクス動作が行なわれ
る。
【0015】図5は、図3及び図4に示したプラズマア
ドレス表示装置の周辺回路を含めた全体構成を示す模式
図である。図示する様に、本プラズマアドレス表示装置
はパネル0を主体とし、これに加えて周辺の信号回路2
1、走査回路22及び制御回路23を備えている。パネ
ル0の基本的な構成は図3に示した通りである。即ち、
パネル0は画像信号に応じて入射光を出射光に変調し画
像表示を行なう表示セルと、この表示セルに面接合しそ
の走査を行なうプラズマセルとからなる。表示セルは列
状に配列した信号電極Y1〜Ymを有し、各放電チャネ
ル5との交差部に画素11を形成する。プラズマセルは
行状に配列した放電チャネル5を有し、逐次放電して表
示セルを線順次で走査する。各放電チャネル5は一対の
放電電極を備えており、走査回路22によって放電駆動
される。一対の放電電極は片方がカソード電極として機
能し、他方がアノード電極Aとして機能する。信号回路
21は放電チャネル5の線順次走査に同期して画像信号
を各信号電極Y1〜Ymに印加し、画素11毎に入射光
の変調を行なう。これにより、一フレーム分の画像がパ
ネル0に表示される。更に、線順次走査を繰り返し行な
うことにより逐次フレーム画像が書き換えられる。この
際、制御回路23は信号回路21と走査回路22の同期
制御を行なう。本発明の特徴事項として、走査回路22
は、一本の放電チャネル5につき、その選択期間が終っ
て非選択期間に戻る時アノード電極A及びカソード電極
Kの内少くとも一方をアノード電位より高い所定電位に
切り換えて、放電チャネルの絶縁表面電位をアノード電
位と所定電位の間まで高め、次の選択期間における放電
の立上りを加速する。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
放電の立上りを安定させ、画像表示装置に用いた場合の
画像品位を改善することが可能である。又、放電電流を
少なくし放電期間を短くできる為、消費電力を低減化可
能である。加えて、放電電流の低減化及び放電期間の短
縮化により、放電セルの寿命を延長できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放電セル装置の構成及び動作を示
す模式図である。
【図2】本発明に係る放電セル装置の駆動方法の他の例
を示す波形図である。
【図3】本発明に係るプラズマアドレス表示装置の主要
部を示す模式的な断面図である。
【図4】図3に示した表示装置の動作説明に供する模式
図である。
【図5】図3及び図4に示した表示装置の全体構成を示
す回路図である。
【符号の説明】 2・・・セル、4・・・基板、5・・・放電チャネル、
22・・・回路、K・・・カソード、A・・・アノード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/36 G09G 3/36 Fターム(参考) 2H089 HA36 QA16 2H093 NA16 NC09 NC11 NC16 ND32 NG01 5C006 AA11 AA22 AC11 AF50 AF78 BB18 BC03 FA12 5C080 AA10 BB05 CC03 DD08 EE25 EE30 FF12 GG12 HH02 JJ02 JJ04 JJ06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性の基材、その上に形成された少く
    とも二本の電極及びこれらの電極に接して配された放電
    可能な気体を有する放電セルと、非選択期間で隔てられ
    た選択期間が来る毎に、一方の電極をアノード電位にし
    他方の電極をカソード電位にして該気体を放電させる回
    路部とを備えた放電セル装置において、 前記回路部は該選択期間が終って非選択期間に戻る時二
    本のうち少くとも一本の電極をアノード電位より高い所
    定電位に切り換えて該基材の表面電位をアノード電位と
    所定電位の間まで高め、次の選択期間における放電の立
    上りを加速することを特徴とする放電セル装置。
  2. 【請求項2】 前記回路部は、二本の電極の両方を該所
    定電位に切り換えることを特徴とする請求項1記載の放
    電セル装置。
  3. 【請求項3】 前記回路部は、選択期間中アノード電位
    にした一方の電極を該所定電位に切り換えることを特徴
    とする請求項1記載の放電セル装置。
  4. 【請求項4】 前記回路部は、選択期間中カソード電位
    にした他方の電極を該所定電位に切り換えることを特徴
    とする請求項1記載の放電セル装置。
  5. 【請求項5】 前記回路部は、該所定電位に切り換えた
    電極を次の選択期間が来る前にアノード電位とすること
    を特徴とする請求項1記載の放電セル装置。
  6. 【請求項6】 絶縁性の基材、その上に形成された少く
    とも二本の電極及びこれらの電極に接して配された放電
    可能な気体を有する放電セルと、非選択期間で隔てられ
    た選択期間が来る毎に、一方の電極をアノード電位にし
    他方の電極をカソード電位にして該気体を放電させる回
    路部とを備えた放電セル装置の駆動方法において、 前記回路部は該選択期間が終って非選択期間に戻る時二
    本のうち少くとも一本の電極をアノード電位より高い所
    定電位に切り換えて該基材の表面電位をアノード電位と
    所定電位の間まで高め、次の選択期間における放電の立
    上りを加速することを特徴とする放電セル装置の駆動方
    法。
  7. 【請求項7】 前記回路部は、二本の電極の両方を該所
    定電位に切り換えることを特徴とする請求項6記載の放
    電セル装置の駆動方法。
  8. 【請求項8】 前記回路部は、選択期間中アノード電位
    にした一方の電極を該所定電位に切り換えることを特徴
    とする請求項6記載の放電セル装置の駆動方法。
  9. 【請求項9】 前記回路部は、選択期間中カソード電位
    にした他方の電極を該所定電位に切り換えることを特徴
    とする請求項6記載の放電セル装置の駆動方法。
  10. 【請求項10】 前記回路部は、該所定電位に切り換え
    た電極を次の選択期間が来る前にアノード電位とするこ
    とを特徴とする請求項6記載の放電セル装置の駆動方
    法。
  11. 【請求項11】 行状の放電要素を有するプラズマセル
    及び列状の信号電極を有する表示セルを重ね各放電要素
    と各信号電極の交差部分に画素を設けたパネルと、 各放電要素を順次選択する走査回路と、 該順次選択に応じて各信号電極に画像信号を印加し、選
    択された放電要素に対応する画素に書き込む信号回路と
    からなり、 各放電要素は、絶縁性の基材の上に形成された少くとも
    二本の放電電極及びこれらの放電電極に接して配された
    放電可能な気体を有し、 前記走査回路は、一つの放電要素に付き非選択期間で隔
    てられた選択期間が来る毎に、一方の放電電極をアノー
    ド電位にし他方の放電電極をカソード電位にして該気体
    を放電させるプラズマアドレス表示装置において、 前記走査回路は、該選択期間が終って非選択期間に戻る
    時二本のうち少くとも一本の放電電極をアノード電位よ
    り高い所定電位に切り換えて該基材の表面電位をアノー
    ド電位と所定電位の間まで高め、次の選択期間における
    放電の立上りを加速することを特徴とするプラズマアド
    レス表示装置。
  12. 【請求項12】 行状の放電要素を有するプラズマセル
    及び列状の信号電極を有する表示セルを重ね各放電要素
    と各信号電極の交差部分に画素を設けたパネルに画像を
    表示する為、各放電要素を順次選択する走査手順と、該
    順次選択に応じて各信号電極に画像信号を印加し選択さ
    れた放電要素に対応する画素に書き込む書込手順を行な
    うプラズマアドレス表示装置の駆動方法において、 各放電要素は、絶縁性の基材の上に形成された少くとも
    二本の放電電極及びこれらの放電電極に接して配された
    放電可能な気体を有し、 前記走査手順は、一つの放電要素に付き非選択期間で隔
    てられた選択期間が来る毎に、一方の放電電極をアノー
    ド電位にし他方の放電電極をカソード電位にして該気体
    を放電させると共に、該選択期間が終って非選択期間に
    戻る時二本のうち少くとも一本の放電電極をアノード電
    位より高い所定電位に切り換えて該基材の表面電位をア
    ノード電位と所定電位の間まで高め、次の選択期間にお
    ける放電の立上りを加速することを特徴とするプラズマ
    アドレス表示装置の駆動方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100437230C (zh) * 2004-09-20 2008-11-26 财团法人工业技术研究院 一种解决显示延迟的方法及电路

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CN100437230C (zh) * 2004-09-20 2008-11-26 财团法人工业技术研究院 一种解决显示延迟的方法及电路

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