JP2001290106A - 光学式ローパスフィルタおよび撮像光学系 - Google Patents

光学式ローパスフィルタおよび撮像光学系

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JP2001290106A
JP2001290106A JP2001020074A JP2001020074A JP2001290106A JP 2001290106 A JP2001290106 A JP 2001290106A JP 2001020074 A JP2001020074 A JP 2001020074A JP 2001020074 A JP2001020074 A JP 2001020074A JP 2001290106 A JP2001290106 A JP 2001290106A
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Masahiro Ono
政博 大野
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入射する光線がビームスプリッタ等によって
偏光していたとしても、射出される際には、どれも光エ
ネルギー量が均一となるような複数本の光線に分離する
ことができる光学式ローパスフィルタおよび該光学式ロ
ーパスフィルタを備えた撮像光学系を提供すること。 【解決手段】 光学式ローパスフィルタは、画素が規則
的に配列された固体撮像素子に用いられる光学式ローパ
スフィルタであって、該LPFに入射する光の、画素が
配列されている水平方向への分離幅をδ、画素が配列
されている垂直方向への分離幅をδ、とした場合に、
該光学式LPFは、光が入射する順に、入射光を、水平
方向を基準として、所定の角度θ方向に、分離幅δ×
sinθで常光線と異常光線とに分離する第一の複屈折
板と、入射光を、水平方向を基準として(θ−90°)
方向に、分離幅δ×cosθで常光線と異常光線とに
分離する第二の複屈折板と、入射光を、水平方向を基準
として0°方向に分離幅δで常光線と異常光線とに分
離する第三の複屈折板と、を有する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタルカメ
ラ、特に一眼レフタイプのデジタルカメラに使用される
光学式ローパスフィルタおよび、該光学式ローパスフィ
ルタを備えた撮像光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、銀塩フィルムに変わり、CCD等
の固体撮像素子で撮影した画像を電気信号に変換し、メ
モリやフロッピー(登録商標)ディスク等に記録するデ
ジタルカメラが普及している。デジタルカメラのよう
に、縦横とも規則的に画素が配列されたCCD等を撮像
面として使用する場合、隣り合う画素の中心間の距離
(以下、画素ピッチという)よりも細かい画像の成分
(高周波数成分)が撮像面に入射するとモアレ現象や偽
色現象等の不都合が生じてしまう。
【0003】上記諸現象を防ぐため、従来から撮影レン
ズとCCD等の撮像面との間に光学式ローパスフィルタ
(以下、LPF(Low Pass Filter)という)を設け
て、上記高周波数成分を除去し、CCD等の撮像面には
低周波数成分のみが入射するようにして画質低下を防い
でいる。
【0004】図9に、従来のデジタルカメラで使用され
ているLPF10’の一例を表す。LPF10’は、撮
影レンズ側から水平方向分離複屈折板1、偏光解消板
2、垂直方向分離複屈折板3の順で構成されている。図
9では、説明の便宜上、水平方向分離複屈折板1、偏光
解消板2、垂直方向分離複屈折板3がそれぞれ独立した
状態で描かれているが、実際のLPF10’は、それぞ
れ向かい合う面同士が接合され一体化している。なお本
明細書において、説明の便宜上、長方形撮像素子の長辺
方向(一眼レフデジタルカメラの通常使用状態における
カメラボディーの幅方向)のことを水平方向といい、長
方形撮像素子の短辺方向(一眼レフデジタルカメラの通
常使用状態におけるカメラボディーの高さ方向)のこと
を垂直方向という。図9では水平方向をX方向と表し、
垂直方向をY方向とする。また本明細書では、被写体か
らの光束のうち、特定の光線について説明を行う。
【0005】一般に複屈折板は、1本の入射光線を、振
動方向が互いに垂直な振動方向を有する常光線(Ordina
ry ray)と異常光線(Extraordinary ray)との2本の
直線偏光に分離させるという特徴を有する。そして、常
光線と異常光線との間隔、すなわち分離幅は、複屈折板
の厚みに比例することが知られている。具体的には、複
屈折板の材料に人工水晶を用いると、分離幅をd、複屈
折板の厚みをtとすると、 で求めることができる。ここで、nは常光線の屈折率
を、nは異常光線の屈折率をそれぞれ表す。
【0006】従来のLPF10’は、入射光線をまず水
平方向分離複屈折板1によって、水平方向に所定の分離
幅で分離する。そして、水平方向分離複屈折板1から射
出された2本の光線の偏光状態を、偏光解消板2によっ
て解消する。偏光解消板2を透過した2本の光線は、自
然光と同様の振動を有する。
【0007】偏光解消板2から射出された2本の光線
は、続いて垂直方向分離複屈折板3に入射する。そして
各光線は、垂直方向分離複屈折板3によって垂直方向に
分離される。分離された光線は水平方向に偏光された光
線と、垂直方向に偏光された光線とに各々分離される。
このように、入射光線を複数の光線(図9では4本)に
分離して、CCD20に入射させることで、一つの像を
複数にぼかすことができ、撮像される像の空間周波数成
分中、余分な高周波数成分を除去する。
【0008】上記従来のLPF10’を用いた場合、L
PF10’に入射する光線が、自然光のように、特定の
方向に偏光していない光線であれば、各画素に入射する
分離された各点光線の光エネルギー量を均等に配分する
ことができ(光エネルギー量の比1:1:1:1)、余
分な高周波数成分を画像の水平方向、垂直方向で差を生
じることなく均一に除去することができる。
【0009】ところで近年デジタルカメラにおいても、
一眼レフタイプが存在する。一眼レフデジタルカメラ
は、被写体からの光線を、所定の割合の光量で分割し、
ファインダとCCD等の固体撮像素子とに導く。そのた
め、光路上、撮影レンズとLPFとの間にビームスプリ
ッタを配置している。
【0010】一般にビームスプリッタは、光分割コーテ
ィングが施されている。該コーティングにより分割され
た光は偏光特性を持つ。そのためビームスプリッタ射出
後の分割された光は、全ての振動方向の光エネルギー量
が所定の割合で分割されるのではなく、各振動方向によ
って異なる割合で分割される。このことは、ビームスプ
リッタから射出され固体撮像素子に導かれる光線は、垂
直方向に振動する光エネルギー量と水平方向に振動する
光エネルギー量とが異なった偏光状態にあることを意味
する。なお、分割された2本の光線がそれぞれ有する振
動方向における光エネルギー量の合計の比が、ビームス
プリッタにおける上記所定の割合になる。
【0011】上記のような偏光状態にある光線が、従来
のLPF10’に入射すると、LPF射出後の分離され
た光線の光エネルギー量が等しくならない状態や、分離
された光線のうち特定の光線の光エネルギー量が0の状
態になるおそれがある。
【0012】各光線の光エネルギー量が均等になるよう
に光束を分離できない状態、あるいは特定の光線の光エ
ネルギー量が0の状態になると、CCD20の隣り合う
画素に入射する光線のエネルギー比が均等でなくなって
しまう。すると、画像の水平方向と垂直方向とで画像を
ぼかす効果に差が生じてしまう。すなわち、高画質な画
像の形成に不要な高周波数成分を、画像の方向によって
は十分に除去することができず、偽色現象等が発生す
る。よって、従来のLPFはビームスプリッタを使用す
る一眼レフデジタルカメラには不適であった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は上記の
事情に鑑み、LPFに入射する光線がビームスプリッタ
等によって偏光していたとしても、LPF射出後の各分
離光線のどれも光エネルギー量が均一となるような複数
本の光線に分離して高周波数成分を除去することができ
るLPFおよび該LPFを備えた撮像光学系を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記
載のLPFは、画素が規則的に配列された固体撮像素子
に用いられるLPFであって、該LPFに入射する光
の、画素が配列されている水平方向への分離幅をδ
画素が配列されている垂直方向への分離幅をδ、とす
る。この場合該光学式LPFは、光が入射する順に、入
射光を、水平方向を基準として所定の角度θ方向に、分
離幅δ×sinθで常光線と異常光線とに分離する第
一の複屈折板と、入射光を、水平方向を基準として(θ
−90°)方向に、分離幅δ×cosθで常光線と異
常光線とに分離する第二の複屈折板と、入射光を、水平
方向を基準として0°方向に分離幅δで常光線と異常
光線とに分離する第三の複屈折板と、を有することを特
徴とする。但し、0°<θ<90°である。
【0015】請求項1に記載のLPFによれば、入射前
の光線が偏光状態にあってもLPFにより複数の光線に
分離された状態で射出されるときはどの光線の光エネル
ギー量が均一の状態になる。
【0016】本発明にかかるLPFは、上記請求項1に
記載した配置構成のみならず、以下に記載する配置構成
によっても、同様の効果を得ることができる。なお以下
の配置構成においても、請求項1と同様に、LPFに入
射する光の、画素が配列されている水平方向への分離幅
をδ、画素が配列されている垂直方向への分離幅をδ
、とする。
【0017】請求項2に記載のLPFは、入射光を、水
平方向を基準として、所定の角度θ方向に、分離幅|δ
×sinθ|で常光線と異常光線とに分離する第一の
複屈折板と、入射光を、水平方向を基準として(θ+9
0°)方向に、分離幅δ×cosθで常光線と異常光
線とに分離する第二の複屈折板と、入射光を、水平方向
を基準として0°方向に分離幅δで常光線と異常光線
とに分離する第三の複屈折板と、を光が入射する順に配
置する構成にしている。但し、−90°<θ<0°であ
る。
【0018】請求項3に記載のLPFは、入射光を、水
平方向を基準として、所定の角度θ方向に分離幅δ×
cosθで分離する第一の複屈折板と、入射光を、水平
方向を基準として(θ+90°)方向に、分離幅δ×
sinθで常光線と異常光線とに分離する第二の複屈折
板と、入射光を、水平方向を基準として90°方向に分
離幅δで常光線と異常光線とに分離する第三の複屈折
板と、を光が入射する順に配置する構成にしている。但
し、0°<θ<90°である。
【0019】請求項4に記載のLPFは、入射光を、水
平方向を基準として、所定の角度θ方向に分離幅|δ
×cosθ|で分離する第一の複屈折板と、入射光を、
水平方向を基準として(θ−90°)方向に、分離幅δ
×sinθで常光線と異常光線とに分離する第二の複
屈折板と、入射光を、水平方向を基準として90°方向
に分離幅δで常光線と異常光線とに分離する第三の複
屈折板と、を光が入射する順に配置する構成にした。但
し、90°<θ<180°である。
【0020】ここで、LPFに入射する光線は、水平方
向と垂直方向とでエネルギーレベルが異なっていても、
必ず分離された光線における各光エネルギー量は全て均
一にすることができる(請求項8)。
【0021】また、請求項9に記載のLPFは、第一の
複屈折板または第三の複屈折板における、空気と接する
面に赤外光をカットするコーティングを施すことを特徴
とする。これにより、撮像光学系における被写体からの
光の光路上に赤外光を除去するための部材を別途設ける
必要がなくなり、撮像光学系の構成を簡素化することが
できる。
【0022】請求項10に記載の撮像光学系は、撮像装
置に用いられる撮像光学系であって、水平方向の画素ピ
ッチPh、垂直方向の画素ピッチPvで規則正しく配列
された画素を有する固体撮像素子と、該固体撮像素子
に、像を形成させる撮影レンズ群と、請求項1から請求
項9のいずれかに記載のLPFと、を有することを特徴
としている。
【0023】ここで上記撮像装置は、被写体からの光を
固体撮像素子に導かれる光と所定の光学系に導かれる光
とに分岐する分岐手段をさらに有するものでもよく、そ
の場合、上記LPFは、光路上分岐手段と固体撮像素子
との間に配置されることが望ましい(請求項11)。上
記所定の光学系は、例えばファインダ光学系である(請
求項12)。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一眼レフデジタ
ルカメラにおける撮像光学系100の概略構成を表す図
である。撮像光学系100は、被写体からの光線が入射
する順に、撮影レンズ群30、ビームスプリッタ40、
LPF10、赤外光カットフィルタ50、CCD20を
有する。CCD20は、画素が水平方向および垂直方向
に規則的に配列されている。
【0025】なお以下の説明で参照する図面において
も、図9同様、X方向が水平方向を表し、Y方向が垂直
方向を表す(図1、図2、図4〜図7)。また、本明細
書に記載される角度は、通常使用状態の一眼レフデジタ
ルカメラを正面からみた場合に、水平方向を基準(0
°)にして、反時計回りに計った角度を正、時計回りに
計った角度を負として説明する。
【0026】まず本発明にかかるLPF10について詳
しく説明する。図1に示すように、LPF10は、ビー
ムスプリッタ40を透過した光線が入射する順に第一の
複屈折板4、第二の複屈折板5、第三の複屈折板6が配
置され接合されている。
【0027】図2は、LPF10に入射した光線の分離
状態を第一から第三の複屈折板4〜6を透過する毎に表
した図である。図2において、太線で囲まれた四角形は
それぞれCCD20の画素の大きさを表している。なお
本実施形態において使用するCCD20の画素ピッチ
は、水平方向においてPh、垂直方向においてPvとす
る(図2A参照)。また、分離された各光線がCCD2
0の各画素に受光されるために必要とされる水平方向の
分離幅をδとし、垂直方向の分離幅をδとする(図
2B、C参照)。
【0028】また図2では、第一の複屈折板4には、水
平方向(0°)から+45°方向に分離幅dだけ分離
させる複屈折板を、第二の複屈折板5には、水平方向か
ら−45°方向に分離幅dだけ分離させる複屈折板
を、第三の複屈折板6には水平方向に分離幅δだけ分
離させる複屈折板を接合したLPF10を使用した分離
状態を表している。
【0029】水平方向に振動する光エネルギー量と垂直
方向に振動する光エネルギー量との比が1:1ではなく
偏光状態にある光線がLPF10に入射すると、図2A
に示すように、まず第一の複屈折板(45°板)4によ
って2本の光線に分離される。具体的には、入射光線
は、分離方向(+45°)と垂直な振動方向(−45
°)を有し第一の複屈折板4内を直進する常光線L1
と、分離方向と同一の振動方向を有し分離方向に所定の
分離幅dだけずれてから直進する異常光線L2とに分
離される。
【0030】第一の複屈折板4は、入射光線を、水平方
向と垂直方向とのちょうど中間に当たる−45°方向に
振動する光線L1と+45°方向に振動する光線L2と
に分離するため、水平方向に振動する光エネルギー量と
垂直方向に振動する光エネルギー量との比が1:1にな
い状態の光線が入射した場合であっても、分離後の各光
線L1、L2の光エネルギー量の比は1:1になる。光
エネルギー量の比が均等な状態の光線L1および光線L
2は、次に第二の複屈折板5に入射する。
【0031】図4Bに示すように、光線L2は+45°
方向にのみ振動する直線偏光であるため、分離方向(−
45°)と垂直な振動方向(+45°)を有し第二の複
屈折板5内を直進する常光線L3のみが現れる。すなわ
ち、分離方向と同一の振動方向における光エネルギー量
が0であるため、異常光線は発生しない。一方、光線L
1は、−45°方向にのみ振動する直線偏光であるた
め、分離方向と垂直な振動方向における光エネルギー量
は0となり、常光線は発生しない。よって、分離方向と
同一の振動方向を有する異常光線L4のみが、分離方向
に所定の分離幅d だけずれてから直進する状態で現れ
る。
【0032】第一の複屈折板4および第二の複屈折板5
によって発生する光線L1〜L4までの関係について、
図3を参照しつつさらに詳述する。
【0033】図3に示すように、第一の複屈折板4によ
って、入射光線は常光線L1と異常光線L2とに分割さ
れる。光線L1と光線L2間の線分(線分L1L2)の
長さを分離幅dとする。また線分L1L2が水平方向
に対して成す角度を分離方向θとする。同様に光線L
1と光線L4間の線分(線分L1L4)の長さを分離幅
とし、線分L1L4が水平方向に対して成す角度を
分離方向θ2とする。角度θは、(θ−90°)で
表すことができる。
【0034】ここで図3中、光線L1からの異常光線L
4および光線L2からの常光線L3が第二の複屈折板5
によって分割されたものである。線分L1L2と線分L
1L4とが成す角度は直角である。さらに光線L3と光
線L4間の線分(線分L3L4)は垂直方向と平行な状
態にあり、その長さは垂直方向の分離幅δに等しい。
以上より、垂直方向の分離幅δと分離幅dとは以下
の式(2)の関係を有する。 但し、0°<θ<90°である。同様に、垂直方向の
分離幅δと分離幅dとは以下の式(3)の関係を有
する。
【0035】図2に示す実施形態では、θ1が+45°
(従って、θ2=(θ1−90°)=−45°)である
ため、第一の複屈折板4における所定の分離幅dおよ
び第二の複屈折板5における分離幅dは、以下の式に
よって求められる。
【0036】第一の複屈折板4の厚みは、上記の式より
求められたdを(1)式に代入することにより求めら
れる。同様に第二の複屈折板5の厚みは、上記の式より
求められたdを(1)式に代入することで求められ
る。
【0037】上述のように、第二の複屈折板5では、入
射する光線L1および光線L2を再度分離しているが、
どちらの光線も、第二の複屈折板5により分離された一
方の光線の光エネルギー量が0であるため、第二の複屈
折板5を透過する光線L3および光線L4の光エネルギ
ー量は、光線L1や光線L2の光エネルギー量から変化
することはない。よって、光線L3と光線L4との光エ
ネルギー量の比は1:1である。しかも、第一の複屈折
板4および第二の複屈折板5の作用により、2本の光線
L3、L4は、垂直方向に分離幅dだけ分離された状
態にある。ここでdは、 となり、δだけ分離した状態が得られる。2本の光線
L3、L4は、続いて第三の複屈折板6に入射する。
【0038】図2Cに示すように、+45°方向にのみ
振動する直線偏光である光線L3は、第三の複屈折板6
によって、分離方向(0°)と垂直な振動方向(+90
°)を有し第三の複屈折板6内を直進する常光線L5
と、分離方向と同一の振動方向を有し分離方向に所定の
分離幅δだけずれてから直進する異常光線L6とに分
離される。同様に、−45°方向にのみ振動する直線偏
光である光線L4も、分離方向と垂直な振動方向を有し
第三の複屈折板6内を直進する常光線L7と、分離方向
と同一の振動方向を有し分離方向に所定の分離幅δ
けずれてから直進する異常光線L8とに分離される。
【0039】なお、第三の複屈折板6の厚みは、δ
得られるように厚みを決める。これは(4)式で求めら
れたdを(1)式に代入することで求められる。
【0040】第三の複屈折板6は、入射する各光線L
3、L4を、+45°方向と−45°方向とのちょうど
中間に当たる垂直方向に振動する各光線L5、L7と、
同じく中間に当たる水平方向に振動する各光線L6、L
8とに分離することができる。そのため、分離後の各光
線L5、L6、L7、L8の光エネルギー量の比は1:
1:1:1になる。すなわちLPF10は、被写体から
の光線が有する余分な高周波数成分を画像の水平方向、
垂直方向で差を生じることなく均一に除去することがで
きる。
【0041】以上を式で表す。L3の光エネルギーをE
1、L4の光エネルギーをE2、L5、L6、L7、L
8の光エネルギーをそれぞれEa、Eb、Ec、Edと
し、LPF10への入射光が水平方向にα、垂直方向に
βの強度をもつ偏光した光である場合、 となり、分離された4つの光線L5〜L8のそれぞれの
光エネルギーEa、Eb、Ec、Edは等しくなる。
【0042】次に、上記LPF10を備えた撮像光学系
100において、被写体からの光線がCCD20に受光
されるまでを、図1を参照しつつ概説する。
【0043】被写体からの光線は、撮影レンズ群30を
介してビームスプリッタ40に入射する。ビームスプリ
ッタ40は、ハーフミラー面41において、例えば入射
光線の光量の約70〜80%を透過してCCD20へ導
くと同時に、約20〜30%を反射して図示しないファ
インダ光学系に導くことができる。ここで、CCD20
よりもファインダ光学系に導かれる光線の光量を少なく
するのは、ファインダ光学系に導かれる光線の光量は、
ファインダ光学系のアイピースによって被写体の構図を
決定するために必要な量であれば十分足りるからであ
る。逆にCCD20は、受光面で受光した光量に対応す
る信号を図示しない画像処理部に送信することから、ビ
ームスプリッタ40は、ファインダ側で問題がない限
り、可能な限り多くの光量をCCD5に与えるように入
射光線を分岐することが望ましい。
【0044】ここでビームスプリッタ40を透過した光
線は、既に述べた通り、水平方向の光エネルギー量と垂
直方向の光エネルギー量とが同一でない、いわゆる偏光
状態にある。
【0045】偏光状態にある光線は、ビームスプリッタ
40から射出された後、LPF10に入射する。LPF
10は、上述したように偏光状態にある光線を光エネル
ギー量が等しい4本の光線L5、L6、L7、L8に分
離する。該4本の光線L5、L6、L7、L8は、LP
F10から射出され赤外カットフィルタ50を介してC
CD20の互いに隣り合う画素に入射する。
【0046】なお赤外カットフィルタ50は、入射する
光線に含まれる、画質を低下させる一因になる赤外成分
を除去して、赤外光にも感度があるCCD20であって
も画質を低下させずに高画質の像を撮影できるようにし
ている。
【0047】CCD20の画素は、LPF10から射出
された光エネルギー量が均等な各光線L5、L6、L
7、L8を受光する。ここでCCD20は、入射する光
線の光エネルギー量にのみ対応して電気信号を発生させ
るものであって、入射する光線の振動方向による影響は
受けない。CCD20は、高周波数成分による色モアレ
現象等を生じることなく像を撮影することができる。
【0048】以上が本発明の実施形態である。本発明は
上記実施形態に限定されるものではなく趣旨を逸脱しな
い範囲で様々な変形が可能である。以下、いくつかの変
形例を挙げる。
【0049】上述した実施形態では、LPF10は、+
45°方向に分離幅dだけ分離させる複屈折板(第一
の複屈折板4)と、−45°方向に分離幅dだけ分離
させる複屈折板(第二の複屈折板5)と、水平方向(0
°)に分離幅δだけ分離させる複屈折板(第三の複屈
折板6)とから構成されたものを使用している。しか
し、LPF10の構成はこれらに限定されるものではな
い。
【0050】以下、LPF10の変形例を図4から図6
を参照しつつ三つ説明する。図4から図6は、配置構成
を変形したLPFを用いた場合における分離状態を表し
た図である。
【0051】図4に示す第一の変形例では、第一の複屈
折板における分離方向および分離幅をそれぞれθ、d
とする。第二の複屈折板における分離方向および分離
幅をそれぞれ(θ+90°)、dとする。但し、−
90°<θ<0°である。さらに、第三の複屈折板に
おける分離方向および分離幅をそれぞれ0°、δとす
る。ここで、分離幅d、dは、以下の式(5)、
(6)によって求めることができる。 但し、−90°<θ<0°である。
【0052】図4では、第一の変形例においてθを−
45°に設定したLPFにおける入射光線の分離状態を
図示する。該分離状態の説明については、上述した図2
での説明とほぼ同一であるので省略する。なお図4にお
いて、画素ピッチ(Ph、Pv)、分離幅(δ
δ)等は全て図2と同じ値である。以下に説明する図
5、図6も同様である。
【0053】図5に示す第二の変形例では、第一の複屈
折板における分離方向および分離幅をそれぞれθ、d
とする。第二の複屈折板における分離方向および分離
幅をそれぞれ(θ+90°)、dとする。但し、0
°<θ<90°である。さらに、第三の複屈折板にお
ける分離方向および分離幅をそれぞれ+90°、δ
する。ここで、分離幅d、dは、以下の式(7)、
(8)によって求めることができる。 但し、0°<θ<90°である。
【0054】図5では、第一の変形例においてθを+
45°に設定したLPFにおける入射光線の分離状態を
図示する。該分離状態の説明については、上述した図2
での説明とほぼ同一であるので省略する。
【0055】図6に示す第二の変形例では、第一の複屈
折板における分離方向および分離幅をそれぞれθ、d
とする。第二の複屈折板における分離方向および分離
幅をそれぞれ(θ−90°)、dとする。但し、9
0°<θ<180°である。さらに、第三の複屈折板
における分離方向および分離幅をそれぞれ+90°、δ
とする。ここで、分離幅d、dは、以下の式
(9)、(10)によって求めることができる。 但し、90°<θ<180°である。
【0056】図6では、第一の変形例においてθを+
135°に設定したLPFにおける入射光線の分離状態
を図示する。該分離状態の説明については、上述した図
2での説明とほぼ同一であるので省略する。
【0057】図5と図6でそれぞれ使用しているLPF
の場合、入射光線を第一の複屈折板および第二の複屈折
板で、まず水平方向へδだけ分離した後(図5A、図
5B、図6A、図6B)、第三の複屈折板で垂直方向へ
δだけ分離して計4本のエネルギー比が均等な光線を
作り出している(図5C、図6C)。この点、先に垂直
方向への分離を行うことを特徴とする、図2および図4
におけるLPFと異なる。
【0058】また上述した様々な分離角度に関しては全
て、LPF10の余分な高周波数成分を除去するという
機能を最大限に発揮できる状態での値を記している。従
って、例えばLPF10の製造工程において生じてしま
う誤差等は、許容範囲内として考える。
【0059】上記実施形態では、光路上LPF10の後
方に赤外カットフィルタ50を設けて、赤外光がCCD
20に入射しないようにしている。しかし赤外カットフ
ィルタ50を設けずに、LPF10に赤外光をカットす
る機能を持たせることも可能である。図7では、第一の
複屈折板6の空気に接する面に赤外光をカットするコー
ティング50’を施した状態にあるLPF10を備えた
撮像光学系100を表している。なお赤外光をカットす
るためのコーティングは、LPF10において、第一の
複屈折板4または第三の複屈折板6のいずれか一方もし
くは両方の空気に接する面に施すことが可能である。
【0060】ところでCCD20の画素数が増加すれば
するほど、必要とされる分離幅は小さくなるため、第一
から第三の複屈折板4〜6の厚みは薄くなる。そのた
め、上記実施形態におけるLPF10は、第一から第三
の複屈折板4〜6のみで構成されているが、図8に示す
ように、LPF10全体の厚みを一定にするために所定
の厚みを有するダミーガラス60を挿入することも可能
である。ダミーガラス60を挿入することにより、LP
F10の厚みが一定になり種々の分離幅を持つLPF1
0に対して撮像レンズおよび構造の共通化を図ることが
できる。すなわち、様々な画素数のCCDに対応するこ
とができる。
【0061】
【発明の効果】上述の通り本発明のLPFは、入射光線
をそれぞれ所定の方向に所定の分離幅を与えつつ分離す
ることができる3枚の複屈折板を所定の順序で接合する
ことにより、入射する光線が偏光状態にあっても、どれ
も光エネルギー量が均一となるような複数本の光線に分
離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタルカメラの撮像光学系の概略図
である。
【図2】本発明のLPFを用いた場合の光線の分離状態
を表した図である。
【図3】本発明のLPFを用いた場合の光線の分離に関
する説明図である。
【図4】本発明のLPFを用いた場合の光線の分離状態
を表した図である。
【図5】本発明のLPFを用いた場合の光線の分離状態
を表した図である。
【図6】本発明のLPFを用いた場合の光線の分離状態
を表した図である。
【図7】赤外カット用のコーティングを施したLPFを
備えたデジタルカメラの撮像光学系の概略図である。
【図8】ダミーガラスを接合したLPFを表した図であ
る。
【図9】従来のLPFを表した図である。
【符号の説明】
10 LPF 4 第一の複屈折板 5 第二の複屈折板 6 第三の複屈折板 20 CCD 30 撮影レンズ群 40 ビームスプリッタ 50 赤外カットフィルタ 100 撮像光学系
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 101:00 H04N 101:00

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素が規則的に配列された固体撮像素子
    に用いられる光学式ローパスフィルタであって、前記光
    学式ローパスフィルタに入射する光の、前記画素が配列
    されている水平方向への分離幅をδ、前記画素が配列
    されている垂直方向への分離幅をδ、とすると、 入射光を、前記水平方向を基準として所定の角度θ、但
    し0°<θ<90°とする、方向に、分離幅δ×si
    nθで常光線と異常光線とに分離する第一の複屈折板
    と、 入射光を、前記水平方向を基準として(θ−90°)方
    向に、分離幅δ×cosθで常光線と異常光線とに分
    離する第二の複屈折板と、 入射光を、前記水平方向を基準として0°方向に分離幅
    δで常光線と異常光線とに分離する第三の複屈折板
    と、を光が入射する順に配置したことを特徴とする光学
    式ローパスフィルタ。
  2. 【請求項2】 画素が規則的に配列された固体撮像素子
    に用いられる光学式ローパスフィルタであって、前記光
    学式ローパスフィルタに入射する光の、前記画素が配列
    されている水平方向への分離幅をδ、前記画素が配列
    されている垂直方向への分離幅をδ、とした場合、 入射光を、前記水平方向を基準として所定の角度θ、但
    し−90°<θ<0°とする、方向に、分離幅|δ×
    sinθ|で常光線と異常光線とに分離する第一の複屈
    折板と、 入射光を、前記水平方向を基準として(θ+90°)方
    向に、分離幅δ×cosθで常光線と異常光線とに分
    離する第二の複屈折板と、 入射光を、水平方向を基準として0°方向に分離幅δ
    で常光線と異常光線とに分離する第三の複屈折板と、を
    光が入射する順に配置したことを特徴とする光学式ロー
    パスフィルタ。
  3. 【請求項3】 画素が規則的に配列された固体撮像素子
    に用いられる光学式ローパスフィルタであって、前記光
    学式ローパスフィルタに入射する光の、前記画素が配列
    されている水平方向への分離幅をδ、前記画素が配列
    されている垂直方向への分離幅をδ、とした場合、 入射光を、前記水平方向を基準として所定の角度θ、但
    し0°<θ<90°とする、方向に分離幅δ×cos
    θで分離する第一の複屈折板と、 入射光を、前記水平方向を基準として(θ+90°)方
    向に、分離幅δ×sinθで常光線と異常光線とに分
    離する第二の複屈折板と、 入射光を、前記水平方向を基準として90°方向に分離
    幅δで常光線と異常光線とに分離する第三の複屈折板
    と、を光が入射する順に配置したことを特徴とする光学
    式ローパスフィルタ。
  4. 【請求項4】 画素が規則的に配列された固体撮像素子
    に用いられる光学式ローパスフィルタであって、前記光
    学式ローパスフィルタに入射する光の、前記画素が配列
    されている水平方向への分離幅をδ、前記画素が配列
    されている垂直方向への分離幅をδ、とした場合、 入射光を、前記水平方向を基準として所定の角度θ、但
    し90°<θ<180°とする、方向に分離幅|δ×
    cosθ|で分離する第一の複屈折板と、 入射光を、前記水平方向を基準として(θ−90°)方
    向に、分離幅δ×sinθで常光線と異常光線とに分
    離する第二の複屈折板と、 入射光を、前記水平方向を基準として90°方向に分離
    幅δで常光線と異常光線とに分離する第三の複屈折板
    と、を光が入射する順に配置したことを特徴とする光学
    式ローパスフィルタ。
  5. 【請求項5】 前記所定の角度θは、略45°であるこ
    とを特徴とする、請求項1または請求項3に記載の光学
    式ローパスフィルタ。
  6. 【請求項6】 前記所定の角度θは、略−45°である
    ことを特徴とする、請求項2に記載の光学式ローパスフ
    ィルタ。
  7. 【請求項7】 前記所定の角度θは、略135°である
    ことを特徴とする、請求項4に記載の光学式ローパスフ
    ィルタ。
  8. 【請求項8】 前記入射光は、前記水平方向と前記垂直
    方向とでエネルギーレベルが異なることを特徴とする請
    求項1から請求項7のいずれかに記載の光学式ローパス
    フィルタ。
  9. 【請求項9】 前記第一の複屈折板または前記第三の複
    屈折板の、空気と接する面に赤外光をカットするコーテ
    ィングが施してあることを特徴とする請求項1から請求
    項8のいずれかに記載の光学式ローパスフィルタ。
  10. 【請求項10】 撮像装置に用いられる撮像光学系であ
    って、 水平方向の画素ピッチPh、垂直方向の画素ピッチPv
    で規則正しく配列された画素を有する固体撮像素子と、 前記固体撮像素子に、像を形成させる撮影レンズと、 請求項1から請求項9のいずれかに記載の光学式ローパ
    スフィルタと、を有することを特徴とする撮像光学系。
  11. 【請求項11】 前記撮像装置は、被写体からの光を前
    記固体撮像素子に導かれる光と所定の光学系に導かれる
    光とに分岐する分岐手段をさらに有するもので、 前記光学式ローパスフィルタは、前記分岐手段と前記固
    体撮像素子との間の光路上に配置されることを特徴とす
    る請求項10に記載の撮像光学系。
  12. 【請求項12】 前記所定の光学系は、ファインダ光学
    系であることを特徴とする請求項11に記載の撮像光学
    系。
  13. 【請求項13】 前記水平方向への分離幅δと前記垂
    直方向への分離幅δ と前記水平方向の画素ピッチPh
    と前記垂直方向の画素ピッチPvとは互いに等しいこと
    を特徴とする請求項10から請求項12のいずれかに記
    載の撮像光学系。
  14. 【請求項14】 前記光学式ローパスフィルタは、前記
    水平方向への分離幅δおよび前記垂直方向への分離幅
    δが変化しても常に全体の厚みが一定の厚みを有する
    ように、所定の厚みを有するダミーガラスをさらに有す
    ることを特徴とする請求項10から請求項13のいずれ
    かに記載の撮像光学系。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004102953A1 (en) * 2003-05-13 2004-11-25 Olympus Corporation Lens-interchangeable digital camera system

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