JP2001289703A - 重量測定装置 - Google Patents

重量測定装置

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JP2001289703A
JP2001289703A JP2000105206A JP2000105206A JP2001289703A JP 2001289703 A JP2001289703 A JP 2001289703A JP 2000105206 A JP2000105206 A JP 2000105206A JP 2000105206 A JP2000105206 A JP 2000105206A JP 2001289703 A JP2001289703 A JP 2001289703A
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young
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Satoshi Takahashi
智 高橋
Katsutoshi Horino
克年 堀野
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Ibiden Co Ltd
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Ibiden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送ライン上を搬送される被測定物の重量を
円滑に測定できる重量測定装置を提供する。 【解決手段】 重量測定装置30では、搬送装置32に
て木材Wを搬送しながら重量を測定するため、搬送路上
を搬送される木材Wの重量を円滑に測定することができ
る。ここで、搬送装置32にて木材Wを搬送しながら重
量を測定するので、測定値が木材Wの搬送と共に変化す
るが、変化のピーク値に基づき木材Wの重量を測定する
ため、正確に重量を測定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、搬送路を搬送さ
れる被測定物の重量を測定する重量測定装置に関し、特
に、木材のヤング率を測定して等級を判別する装置にお
いて、被判別木材の重量測定に好適に用い得る重量測定
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建材用の木材は、一般的にヤング率(弾
性率)により等級分けされる。ヤング率により木材を等
級分けするための判別装置として、従来は、被判別木材
に荷重を加えて、荷重と撓みの関係からヤング率を求め
ていたが、現在では、木材をハンマーで打撃し、打撃音
の周波数からヤング率を測定するいわゆる打撃音響法が
用いられるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記打撃音響法でヤン
グ率を求める場合には、被判別木材の質量に応じて周波
数が異なってくるため、木材を重量を測定する必要があ
る。しかしながら、従来の等級判別装置では、搬送ライ
ン上を搬送される被判別木材の重量を円滑に測定するこ
とができなかった。
【0004】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、搬送ラ
イン上を搬送される被測定物の重量を円滑に測定できる
重量測定装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するため、搬送路を搬送される被測定物の重
量を測定する重量測定装置であって、前記被測定物を搬
送する搬送装置と、該搬送装置上に搬送される前記被測
定物の重量を当該搬送装置と併せて測定することを技術
的特徴とする。
【0006】請求項1の重量測定装置では、被測定物を
搬送する搬送装置を備え、該搬送装置上に被測定物を載
置させた状態で重量が測定できるため、搬送路上を搬送
される被測定物の重量を円滑に測定することができる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1において、前
記重量測定装置は、前記搬送装置にて前記被測定物を搬
送しながら重量を測定することを技術的特徴とする。
【0008】請求項2の重量測定装置では、搬送装置に
て被測定物を搬送しながら重量を測定するため、搬送路
上を搬送される被測定物の重量を円滑に測定することが
できる。
【0009】請求項3の発明は、請求項2において、前
記重量測定装置は、被測定物の搬送に伴う測定重量の変
化のピーク値に基づき被測定物の重量を測定することを
技術的特徴とする。
【0010】請求項3の重量測定装置では、搬送装置に
て被測定物を搬送しながら重量を測定するので、測定値
が被測定物の搬送と共に変化するが、変化のピーク値に
基づき被測定物の重量を測定するため、正確に重量を測
定することが可能となる。
【0011】請求項4の発明は、搬送路を搬送される被
測定物の重量を測定する重量測定装置であって、前記被
測定物を搬送する搬送装置と、前記搬送装置上の被測定
物を検出する検出装置とを備え、前記検出装置により、
前記搬送装置上の所定位置で前記被測定物が検出された
際に、当該搬送装置による被測定物の搬送を停止し、該
搬送装置上に搬送される前記被測定物の重量を当該搬送
装置と併せて測定することを技術的特徴とする。
【0012】請求項4では、検出装置により、搬送装置
上の所定位置で被測定物が検出された際に、当該搬送装
置による被測定物の搬送を停止し、該搬送装置上に搬送
される被測定物の重量を当該搬送装置と併せて測定す
る。該搬送装置上に載置させた状態で重量が測定できる
ため、搬送路上を搬送される被測定物の重量を円滑に測
定することができる。また、被測定物を静止させた状態
で重量を測定するため、非常に正確に重量を測定するこ
とができる。
【0013】請求項5の発明は、請求項4において、前
記重量測定装置が、被測定物を貯留する貯留装置と、被
測定物の重量測定完了後に、次の被測定物を前記貯留装
置から前記搬送装置に投入するための投入装置とを備え
ることを技術的特徴とする。
【0014】請求項5では、搬送装置上の所定位置で被
測定物が検出された際に、当該搬送装置による被測定物
の搬送を停止させるが、重量測定が終了するまで被測定
物を貯留装置に貯留し、被測定物の重量測定完了後に、
投入装置により、次の被測定物を搬送装置に投入させる
ため、搬送路上での被測定物の搬送を停止することなく
重量を円滑に測定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態に係
る重量測定装置について図を参照して説明する。図1は
第1実施態様に係る重量測定装置を用いる木材の等級判
別装置のライン構成を示す平面図である。該等級判別装
置10は、木材Wを搬入する1対のチェーンローラCか
らなる前段搬送装置20と、前段搬送装置20から搬入
された木材Wの重量を測定する重量測定装置30と、該
重量測定装置30にて重量の測定された木材Wを搬送す
る1対のチェーンローラCからなる後段搬送装置22
と、該後段搬送装置22を搬送される木材Wの水分を測
定する水分測定装置50と、木材Wのヤング率を測定す
るヤング率測定装置70と、測定したヤング率を木材W
へ印字する印字装置90と、上述した重量測定装置3
0、水分測定装置50、ヤング率測定装置70及び印字
装置90を制御する制御装置12とから成る。
【0016】図2は、図1に示すライン構成のB側から
見た側面図である。重量測定装置30は、木材Wを搬送
する搬送装置32と、該搬送装置32及び搬送装置32
にて搬送中の木材Wの重量を測定する重量測定器34と
から成る。該搬送装置32は、一対のチェーンローラC
(図1参照)と、チェーンローラCを懸架するスプロケ
ットSと、スプロケットを駆動するモータ36と、該モ
ータ36の駆動力をスプロケット側へ伝達するチェーン
38とを備える。
【0017】木材Wの水分を測定する水分測定装置50
は、木材Wの搬送位置の上方に配設され、木材Wへマイ
クロ波を照射するマイクロ波照射器52と、木材Wの搬
送位置の下方に配設され、マイクロ波照射器52から照
射され木材Wを透過したマイクロ波を受信するマイクロ
波受信器54とから成る。制御装置12は、マイクロ波
受信機54の出力に基づき、木材Wの水分(含水率)を
測定する。
【0018】図2中に示す、木材Wのヤング率を測定す
るヤング率測定装置70の矢印D側から見た図を図3に
示す。ヤング率測定装置70は、被判別木材の木口を打
撃する打撃装置72と、当該打撃装置72によって被判
別木材Wを打撃した際の音響を捕らえる集音マイクロホ
ン74と、該木材WをチェーンローラCから持ち上げる
昇降装置80と、該持ち上げられた木材Wを上述した打
撃装置72側に設けられたストッパ76まで移送させる
エアーシリンダから成る移送装置78とを備える。
【0019】打撃装置72は、ハンマー72Aと、当該
ハンマー72Aを枢支する軸72Bと、該ハンマー72
Aを駆動するシリンダ72Cとから構成されており、該
シリンダ72Cのロッドが引き込まれることで、ハンマ
ー72Aが木材Wの木口を打撃する。一方、集音マイク
ロホン74の集音部には、木口側に開口を設けたカバー
75が取り付けられることで、木口側への指向性が持た
されている。
【0020】上記昇降装置80は、木材Wを支持する支
持桿86と、該支持桿86をロッド84を介して昇降す
るエアーシリンダ82とから成る。該支持桿86の頂
部、即ち、木材Wとの当接部には、ゴム、樹脂等の弾性
材料からなる弾性部材88が配設されている。
【0021】図1中に示す、木材Wへのヤング率の印字
を行う印字装置90の矢印E側から見た図を図4に示
す。印字装置90は、後段搬送装置22上を搬送される
木材Wの上側に配設される印字ヘッド90Aと、木材W
の下側に配設される印字ヘッド90Bとを備える。印字
ヘッド90A及び印字ヘッド90Bは、共にインクジェ
ット方式のものが用いられている。
【0022】該印字装置90と共に木材Wを検出するた
めのセンサ93が配設されている。該センサ93は、後
段搬送装置22上を搬送される木材Wの上側に配設され
赤外線発光器93aを複数備える発光器93Aと、木材
Wの下側に配設され受光素子93bを複数備える受光器
93Bとから成る。即ち、木材Wの到来により、発光器
93Aの赤外線発光器93aからの赤外線が遮断される
ことを、受光器93Bの受光素子93bが検出するよう
に構成されている。
【0023】引き続き、該木材の等級判別装置による被
判別木材のヤング率判別動作について図2を参照して説
明する。木材Wは、前段搬送装置20の搬送方向に対し
て垂直方向に載置されて搬送される。前段搬送装置20
から重量測定装置30へ木材Wが搬入されると、当該重
量測定装置30にて木材Wの重量が測定される。上述し
たように、重量測定装置30の搬送装置32は、モータ
36の駆動力がチェーン38を介してチェーンローラC
を回転しており、チェーンローラC上に木材Wを搬送す
る。
【0024】重量測定器34は、該搬送装置32及び搬
送装置32にて搬送中の木材Wの重量を併せて測定し、
図1に示す制御装置12側に測定値を送信する。ここ
で、測定値は、図5(A)に示すように、木材Wの搬送
に伴い時間と共に変化する。即ち、前段搬送装置20か
ら重量測定装置の搬送装置32へ渡され始めた状態で
は、木材Wの荷重が、当該搬送装置32のみならず前段
搬送装置20にも加わっており、測定値は低くなる。そ
して、木材Wが完全に搬送装置32へ渡され、当該搬送
装置32の中央位置まで搬送された時点(時刻T)に
て、測定値はピークとなる。更に、当該搬送装置32か
ら後段搬送装置22に渡され始めた状態では、木材Wの
荷重が、当該搬送装置32のみならず後段搬送装置22
にも加わり、測定値は搬送に伴い徐々に低くなる。
【0025】制御装置12は、測定値のピーク値(図5
に示す時刻T)w1に基づき木材Wの重量を算出する。
即ち、ピーク値W1から、予め分かっている搬送装置3
2の重量を減算し、更に、補正値を掛けることで木材W
の重量を求める。この補正値は、予め重量を測定してあ
る木材Wを実際に木材の等級判別装置10に流し、重量
測定装置30にて重量を測定し、この測定値と実重量と
を比較することにより求められている。
【0026】第1実施形態の重量測定装置30では、搬
送装置32にて木材Wを搬送しながら重量を測定するた
め、搬送路上を搬送される木材Wの重量を円滑に測定す
ることができる。ここで、搬送装置32にて木材Wを搬
送しながら重量を測定するので、測定値が木材Wの搬送
と共に変化するが、変化のピーク値に基づき木材Wの重
量を測定するため、正確に重量を測定できる。
【0027】重量測定装置30にて重量の測定が完了し
た木材Wは、後段搬送装置22へ渡され、搬送方向に対
して垂直方向に載置されて搬送される。そして、水分測
定装置50にて、木材Wの水分(含水率)が測定され
る。該水分測定装置50には、図4を参照して上述した
印字装置90のセンサ93と同様なセンサ91(図1参
照)が備えられている。そして、当該センサ91にて、
木材Wの到来が検出されると、制御装置12は、マイク
ロ波照射器52からマイクロ波を木材Wの上面に照射す
る。そして、木材Wを透過したマイクロ波が、木材Wの
搬送位置の下方に配設されマイクロ波受信器54にて受
信され、受信された値が、制御装置12側に送られる。
制御装置12は、送信された値に基づき木材Wの水分
(含水率)を算出する。
【0028】水分測定の完了した木材Wは、後段搬送装
置22にて更に搬送され、ヤング率測定装置70にてヤ
ング率が測定される。該ヤング率測定装置70には、図
1に示すように、印字装置90のセンサ93と同様なセ
ンサ92が備えられている。そして、当該センサ92に
て、木材Wの到来が検出されると、制御装置12は、ヤ
ング率の測定を開始する。先ず、図3に示すように、昇
降装置80のエアーシリンダ82を動作させ、支持桿8
6により、木材Wを後段搬送装置22のチェーンローラ
Cから持ち上げる。次に、移送装置78のシリンダを図
中鎖線で示すように突出させ、木材Wをストッパ76に
当接する位置まで移送する。
【0029】そして、打撃装置72のシリンダ72Cを
引き入れ、ハンマー72Aにより木材Wの木口を打撃す
る。そして、打撃音を集音マイクロホン74にて捕らえ
る。制御装置12は、打撃音の周波数と、上記重量測定
装置30にて測定した木材Wの質量(重量)からヤング
率を算出する。
【0030】ここで、第1実施形態の木材の等級判別装
置10では、木材Wを後段搬送装置22の進行方向に対
して垂直方向に載置して搬送する。そして、ヤング率測
定装置70の打撃装置72を、後段搬送装置22にて搬
送される木材Wと干渉しない当該後段搬送装置22の側
方位置であって、当該木材Wの木口を側方から打撃し得
る位置に配置してある。即ち、打撃装置72を木材Wと
干渉しない位置に配置してあるため、打撃装置72を測
定の度に木材Wとの干渉を避けるため昇降させる必要が
なくなる。更に、昇降装置80が後段搬送装置22から
木材Wを持ち上げるので、後段搬送装置22のチェーン
ローラCの雑音が重畳することなく音響を捕らえること
ができ、正確にヤング率を測定することが可能となる。
【0031】また、第1実施形態の木材の等級判別装置
10では、木材Wを支持するための支持桿86に、木材
Wとの接触部に弾性部材88を配設してある。このた
め、外部からの雑音が重畳することなく音響を捕らえる
ことができ、正確にヤング率を測定することが可能とな
る。
【0032】また更に、打撃音を指向性を備える集音マ
イクロホン74にて捉えるため、外部からの雑音が重畳
することなく、正確にヤング率を測定することが可能と
なる。
【0033】引き続き、制御装置12によるヤング率の
水分量に応じた補正について説明する。木材Wの含水率
が様々であるが、含水率が下がるに従いヤング率は上昇
する。ここで、木材Wは、製材の段階では含水率が高く
(20%以上)、住宅等で用いられると徐々に乾燥が進
み、15%程度の気乾状態で安定する。従って、ヤング
率は、上記安定状態である15%の気乾状態で表示する
ことが望ましい。このために、図7中の図表に示す含水
率に応じた補正係数Xeを検索し、該補正係数Xeを測定
したヤング率に掛けることで、15%の気乾状態のヤン
グ率を求めることができる。
【0034】本実施形態の制御装置12は、上述した含
水率のみでなく、水分に応じた木材Wの断面積変化分に
応じてヤング率を補正する。即ち、木材Wの断面積は、
含水率が低下するほど小さくなり、断面積が小さくなる
と、ヤング率が低下する。含水率に基づく断面積変化に
よるヤング率低下を図5(B)中に(木材の断面2次モ
ーメントの減少による補正値)として示す。上述した含
水率と共に、当該含水率に応じた当該被判別木材の断面
積変化分を補正するため、制御装置12は、図7中の図
表に示す含水率に応じた補正係数Xeと断面積変化補正
係数Xiとを掛けた(Xe*Xi)の値を検索し、該補正
係数(Xe*Xi)を測定したヤング率に掛けることで、
15%の気乾状態のヤング率を求める。
【0035】この断面積変化分に応じた補正係数は下記
の式より求めた。先ず、撓みを求める式として下式が広
く用いられている。
【数1】撓み量=5wL4/(384・E・I) ここで、wは等分布荷重 Eはヤング係数、Lはスパ
ン、Iは断面2次モーメント 断面2次モーメントIは、次式で求められる
【数2】I=(b・h3)/12 ここで、bは、木材の幅を、hは高さを表している。
【0036】本実施形態では、含水率の5%減少で、木
材Wの断面積が、木口の接線方向に1%収縮すると仮定
し、下式から補正係数Xiを求めた。
【数3】 Xi=1−(w−15.0)×(0.01/5)
【0037】第1実施形態の木材の等級判別装置では、
測定したヤング率を水分及び当該水分に応じた当該被判
別木材の断面積変化分で補正するため、正確にヤング率
を求めることができる。
【0038】当該制御装置は、補正したヤング率を更
に、木材の規格値に合うように調整を行う。ここで、本
実施形態では、ヤング率(×103Kgf/cm2)として、E
70未満、E90未満、E110未満、E130未満、
E150のいずれかの値とする。即ち、Eが70未満で
あるとき(例えば、E=66)にはE70とし、Eが7
0以上90未満のときにE90とし、Eが90以上11
0未満のときにE110とし、Eが110以上130未
満のときにE130とし、Eが130以上のとき(例え
ばE=155)にはE150とする。
【0039】引き続き、木材の等級判別装置は、上記規
格値に分けたヤング率を図2及び図4に示すように印字
装置90にて木材Wへ印字する。制御装置12は、セン
サ93により後段搬送装置22上を搬送される木材Wの
到来を検出すると、木材Wの上側に配設される印字ヘッ
ド90Aを駆動して、木材Wの上面に図6(A)に示す
ように上記規格に沿ったヤング率を数字で印字する。同
時に、木材Wの下側に配設される印字ヘッド90Bによ
り、木材Wの裏面に、図6(A)に示す木材Wの裏面図
である図6(B)のようにヤング率を印字する。
【0040】図示しないが、木材Wの上側に配設される
印字ヘッド90Aには自動昇降装置が備えられており、
図示しないセンサにより木材Wを高さを測定し、木材W
に合わせて印字ヘッド90Aの高さを自動調整するよう
になっている。この実施形態では、印字ヘッド90Aを
高さ調整するように構成してあるが、この代わりに、木
材Wを反転させ、上面を下側に持ってきた状態で、下方
に配置した印字ヘッドにより上面の印字を行うように構
成することも可能である。
【0041】本実施形態の木材の等級判別装置10で
は、測定したヤング率を、印字装置90にて木材Wの上
面及び下面に数字にて印字する。このため、後加工で、
木材の端部を切断してもヤング率を確認することができ
る。また、施工現場で木材を集積した状態、あるいは、
該木材を横架材又は柱材として組み込んだ状態でヤング
率を容易に確認することができる。更に、ヤング率を数
字で印字するため、誰でもヤング率を判別することがで
きる。
【0042】引き続き、本発明の第2実施形態に係る重
量測定装置を用いる木材の等級判別装置について、図8
を参照して説明する。図1及び図2を参照して上述した
木材の等級判別装置にて用いられた第1実施形態の重量
測定装置は、木材Wを搬送しながら重量を測定した。こ
れに対して、第2実施形態に係る重量測定装置130
は、木材Wの搬送を一旦停止して測定を行う。
【0043】第2実施形態の重量測定装置130の機械
的構成は、図2を参照して上述した第1実施形態と同様
である。但し、第2実施形態の重量測定装置130は、
木材Wを検出するためのセンサ94を備える。
【0044】第2実施形態の木材の等級判別装置におい
ては、重量測定装置130と前段搬送装置20との間
に、貯留装置60が配設されている。当該貯留装置60
は、前段搬送装置20から搬入された複数の木材Wを貯
留し、重量測定装置130側に所定のタイミングで順次
投入する。貯留装置60には、駆動力の掛けられていな
いローラ62が複数併設され、重量測定装置側の端部に
は木材Wを停止させるためのストッパ64が配設されて
いる。該ストッパ64の下方には、貯留装置60上の木
材Wを1本ずつ重量測定装置130へ投入するための投
入装置66が配設されている。該投入装置66は、貯留
装置60上の木材Wをストッパ64を乗り越えさせる操
作桿66Aと、該操作桿66Aをロッド66Bを介して
送るシリンダ66Cとを備える。
【0045】引き続き、第2実施形態の重量測定装置1
30による木材Wの重量測定について説明する。先ず、
重量測定装置130の搬送装置32上を搬送された木材
Wが所定位置に到達すると、これをセンサ94が検出
し、検出信号を制御装置12側へ送出する。制御装置1
2は、搬送装置32のモータ36を停止することで、搬
送装置32の中央位置で木材Wを停止する。そして、重
量測定器32からの信号により、搬送装置32と木材W
とを合わせた重量を取得し、この値から搬送装置32の
重量を減算することで木材Wを重量を算出する。
【0046】その後、搬送装置32のモータ36を駆動
することで、搬送装置32の木材Wを後段搬送装置22
側へ搬出する。これと同時に、投入装置66のシリンダ
66Cを駆動し、操作桿66Aによりストッパ64にて
停止させていた木材Wを重量測定装置130側へ投入す
る。以後の上記動作を繰り返す。
【0047】第2実施形態の重量測定装置130では、
センサ94により、搬送装置32上の所定位置で木材W
が検出された際に、当該搬送装置32による搬送を停止
し、木材Wの重量を当該搬送装置32と併せて測定す
る。該搬送装置上に載置させた状態で重量が測定できる
ため、搬送路上を搬送される木材Wの重量を円滑に測定
することができる。また、木材Wを静止させた状態で重
量を測定するため、非常に正確に重量を測定することが
できる。
【0048】第2実施形態では、搬送装置32上で木材
Wの搬送を停止させるが、重量測定が終了するまで次投
入の木材Wを貯留装置60に貯留し、木材Wの重量測定
完了後に、投入装置66により、次の木材Wを重量測定
装置130へ投入させるため、搬送路上で木材Wの搬送
を停止することなく、重量を円滑に測定することができ
る。
【0049】なお、上述した実施形態では、本実施形態
の重量測定装置を木材の等級判別装置に用いる例を挙げ
たが、本発明に係る重量測定装置は、種々の物品の搬送
路中での重量測定に好適に用いることができる。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、搬送装置
上に被測定物を載置させた状態で重量が測定できるた
め、搬送路上を搬送される被測定物の重量を円滑に測定
することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施態様に係る重量測定装置を用いる木材
の等級判別装置のライン構成を示す平面図である。
【図2】図1に示すライン構成のB矢視図である。
【図3】図2中に示すヤング率測定装置70のD矢視図
である。
【図4】図1に示す印字装置のE矢視図である。
【図5】図5(A)は、重量測定器による木材Wの測定
重量の変化を示すグラフであり、図5(B)は、含水率
とヤング率補正係数との関係を示すグラフである。
【図6】図6(A)は、ヤング率の印字された木材Wの
平面図であり、図6(B)は裏面図である。
【図7】含水率とヤング率補正係数との関係を示す図表
である。
【図8】第2実施態様に係る重量測定装置を用いる木材
の等級判別装置のライン構成を示す側面図である。
【符号の説明】
10 木材の等級判別装置 12 制御装置 20 前段搬送装置 22 後段搬送装置 30 重量測定装置 32 搬送装置 34 重量測定器 36 モータ 38 チェーン 50 水分測定装置 52 マイクロ波照射器 54 マイクロ波受信器 60 貯留装置 62 ローラ 64 ストッパ 66 投入装置 70 ヤング率測定装置 72 打撃装置 74 集音マイクロホン 76 ストッパ 78 移送装置 80 昇降装置 82 エアーシリンダ 84 ロッド 86 支持桿 88 弾性部材 90 印字装置 90A、90B 印字ヘッド C チェーンローラ S スプロケット W 被判別木材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送路を搬送される被測定物の重量を測
    定する重量測定装置であって、 前記被測定物を搬送する搬送装置と、該搬送装置上に搬
    送される前記被測定物の重量を当該搬送装置と併せて測
    定することを特徴とする重量測定装置。
  2. 【請求項2】 前記重量測定装置は、前記搬送装置にて
    前記被測定物を搬送しながら重量を測定することを特徴
    とする請求項1の重量測定装置。
  3. 【請求項3】 前記重量測定装置は、被測定物の搬送に
    伴う測定重量の変化のピーク値に基づき被測定物の重量
    を測定することを特徴とする請求項2に記載の重量測定
    装置。
  4. 【請求項4】 搬送路を搬送される被測定物の重量を測
    定する重量測定装置であって、 前記被測定物を搬送する搬送装置と、 前記搬送装置上の被測定物を検出する検出装置とを備
    え、 前記検出装置により、前記搬送装置上の所定位置で前記
    被測定物が検出された際に、当該搬送装置による被測定
    物の搬送を停止し、該搬送装置上に搬送される前記被測
    定物の重量を当該搬送装置と併せて測定することを特徴
    とする重量測定装置。
  5. 【請求項5】 前記重量測定装置が、被測定物を貯留す
    る貯留装置と、被測定物の重量測定完了後に、次の被測
    定物を前記貯留装置から前記搬送装置に投入するための
    投入装置とを備えることを特徴とする請求項4の重量測
    定装置。
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