JP2001289365A - 高温水二重配管の端部構造 - Google Patents
高温水二重配管の端部構造Info
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- JP2001289365A JP2001289365A JP2000102636A JP2000102636A JP2001289365A JP 2001289365 A JP2001289365 A JP 2001289365A JP 2000102636 A JP2000102636 A JP 2000102636A JP 2000102636 A JP2000102636 A JP 2000102636A JP 2001289365 A JP2001289365 A JP 2001289365A
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- pipe
- temperature water
- water pipe
- ribs
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高温水配管端部に生じる温度応力により
高温水二重配管構造に作用する撓みを低減させることを
可能とする、高温水二重配管の端部構造を提供する。 【解決手段】 高温水配管を外管に挿入して構成する高
温水二重配管における端部の構造において、高温水配管
を外管に挿入して構成する、高温水配管の二重管構造に
おいて、前記高温水配管1外周11の管体の長さ方向に
形成した複数条のリブ12と、前記外管2内周21の管
体の長さ方向に形成した複数条のリブ22と、前記高温
水配管1外周11のリブ12と前記外管2内周21のリ
ブ22との間に位置させる、比率の等しい2つ歯車3
1,31を組み合わせて成るギアボックス3とより構成
し、前記高温水配管1の外周11と外管2の内周21と
の間を前記ギアボックス3により連結させたことを特徴
とする、高温水二重配管の端部構造である。
高温水二重配管構造に作用する撓みを低減させることを
可能とする、高温水二重配管の端部構造を提供する。 【解決手段】 高温水配管を外管に挿入して構成する高
温水二重配管における端部の構造において、高温水配管
を外管に挿入して構成する、高温水配管の二重管構造に
おいて、前記高温水配管1外周11の管体の長さ方向に
形成した複数条のリブ12と、前記外管2内周21の管
体の長さ方向に形成した複数条のリブ22と、前記高温
水配管1外周11のリブ12と前記外管2内周21のリ
ブ22との間に位置させる、比率の等しい2つ歯車3
1,31を組み合わせて成るギアボックス3とより構成
し、前記高温水配管1の外周11と外管2の内周21と
の間を前記ギアボックス3により連結させたことを特徴
とする、高温水二重配管の端部構造である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温水二重配管の
端部構造に関する。
端部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】海底管など伸縮継手を設けることが困難
な場合、高温水配管端部に生じる温度応力を低減させる
ために、例えば高温水配管を外管に挿入して固定した高
温水二重配管構造とすることが知られている。この二重
配管構造は、図1の(2)及び(3)に示すように、高
温水配管aの外周面bと外管cの内周面dとの間に補剛
材を兼ねた複数の接合プレートeを介し、これらを溶接
することで両管を接合して構成することが知られてい
る。
な場合、高温水配管端部に生じる温度応力を低減させる
ために、例えば高温水配管を外管に挿入して固定した高
温水二重配管構造とすることが知られている。この二重
配管構造は、図1の(2)及び(3)に示すように、高
温水配管aの外周面bと外管cの内周面dとの間に補剛
材を兼ねた複数の接合プレートeを介し、これらを溶接
することで両管を接合して構成することが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の高温水
二重配管構造は、温度応力により高温水配管端部に管体
軸線及び接線方向に対する面外の曲げによる撓みが発生
してしまう。このため高温水配管には、管体端部及び補
剛材である接合プレートを厚くする等の処理が必要であ
り、経済性及び施工性に問題を抱えていた。
二重配管構造は、温度応力により高温水配管端部に管体
軸線及び接線方向に対する面外の曲げによる撓みが発生
してしまう。このため高温水配管には、管体端部及び補
剛材である接合プレートを厚くする等の処理が必要であ
り、経済性及び施工性に問題を抱えていた。
【0004】
【発明の目的】本発明は以上の問題点に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、高温水配管端部に生
じる温度応力により高温水二重配管構造に作用する撓み
を低減させることを可能とする、高温水二重配管の端部
構造を提供することにある。
もので、その目的とするところは、高温水配管端部に生
じる温度応力により高温水二重配管構造に作用する撓み
を低減させることを可能とする、高温水二重配管の端部
構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として本発明は、高温水配管を外管に挿入して構
成する高温水二重配管における端部の構造において、前
記高温水配管外周の管体の長さ方向に形成した複数条の
リブと、前記外管内周の管体の長さ方向に形成した複数
条のリブと、前記高温水配管外周のリブと前記外管内周
のリブとの間に位置させる、比率の等しい2つ歯車を組
み合わせて成るギアボックスとより構成し、前記高温水
配管の外周と外管の内周との間を前記ギアボックスによ
り連結させたことを特徴とする、高温水二重配管の端部
構造である。
の手段として本発明は、高温水配管を外管に挿入して構
成する高温水二重配管における端部の構造において、前
記高温水配管外周の管体の長さ方向に形成した複数条の
リブと、前記外管内周の管体の長さ方向に形成した複数
条のリブと、前記高温水配管外周のリブと前記外管内周
のリブとの間に位置させる、比率の等しい2つ歯車を組
み合わせて成るギアボックスとより構成し、前記高温水
配管の外周と外管の内周との間を前記ギアボックスによ
り連結させたことを特徴とする、高温水二重配管の端部
構造である。
【0006】
【発明の実施の形態1】以下図面を参照しながら本発明
の高温水二重配管の端部構造について一例を説明する。
の高温水二重配管の端部構造について一例を説明する。
【0007】<イ>全体の構成 図1の(1)に示すように高温水二重配管の端部構造
は、高温水配管1と、外管2と、前記高温水配管1と外
管2とを繋ぐギアボックス3とより構成する。高温水二
重配管の端部構造は、高温水配管1を外管2内に挿入
し、高温水配管1と外管2との間にギアボックス3を挿
入して構成する。
は、高温水配管1と、外管2と、前記高温水配管1と外
管2とを繋ぐギアボックス3とより構成する。高温水二
重配管の端部構造は、高温水配管1を外管2内に挿入
し、高温水配管1と外管2との間にギアボックス3を挿
入して構成する。
【0008】<ロ>高温水配管 高温水配管1は、高温水を流動させるための公知の管体
である。本発明における高温水配管1は、外周に以下の
加工を施して用いる。高温水配管1の外周11には、管
体の長さ方向に複数条のリブ12を形成する。前記リブ
12は、後述するギアボックス3の歯車31に形成され
たギア33と噛合が可能となる形状及び寸法に配設す
る。なおリブ12は、高温水配管1の外周11の円周方
向に繋がるリング状に形成することも考えられる。
である。本発明における高温水配管1は、外周に以下の
加工を施して用いる。高温水配管1の外周11には、管
体の長さ方向に複数条のリブ12を形成する。前記リブ
12は、後述するギアボックス3の歯車31に形成され
たギア33と噛合が可能となる形状及び寸法に配設す
る。なおリブ12は、高温水配管1の外周11の円周方
向に繋がるリング状に形成することも考えられる。
【0009】<ハ>外管 外管2は、少なくとも前述した高温水配管1の外径より
も内径の大きい公知の管体である。外管2の内周21に
は、管体の長さ方向に複数条のリブ22を延設する。前
記複数のリブ22は、前述した高温水配管1の外周11
に設けた複数のリブ12と対向する位置に設けられる。
さらに前記リブ22は、後述するギアボックス3の歯車
31に形成されたギア33と噛合が可能となる形状及び
寸法で配設する。なおリブ22は、外管2の内周21の
円周方向に繋がるリング状に形成することも考えられ
る。
も内径の大きい公知の管体である。外管2の内周21に
は、管体の長さ方向に複数条のリブ22を延設する。前
記複数のリブ22は、前述した高温水配管1の外周11
に設けた複数のリブ12と対向する位置に設けられる。
さらに前記リブ22は、後述するギアボックス3の歯車
31に形成されたギア33と噛合が可能となる形状及び
寸法で配設する。なおリブ22は、外管2の内周21の
円周方向に繋がるリング状に形成することも考えられ
る。
【0010】<ニ>ギアボックス ギアボックス3は、前述した高温水配管1と外管2との
間に挿入する部材であり、前述した高温水配管1を外管
2に対して管体軸方向にスライド可能とする。ギアボッ
クス3は、等しいギア比を有する2つの歯車31と、両
歯車31,31を固定するベース32とより成り、互い
のギア33,33が噛合わさった状態で構成される。両
歯車31,31は、ベース32より少なくともギア3
3,33が突出して位置するように構成されている。前
記歯車31,32のギアは、前述した高温水配管1の外
周11と外管2の内周21に延設したリブ12,22に
噛合う寸法を呈する。ギアボックスは、高温水配管を外
管中央に位置させることが可能となるように、所定位置
に所定数を適宜配設するものとする。なおギアボックス
に装備する歯車の数は、高温水配管と外管との間の寸法
及びその他の諸理由により適宜変更が可能である。
間に挿入する部材であり、前述した高温水配管1を外管
2に対して管体軸方向にスライド可能とする。ギアボッ
クス3は、等しいギア比を有する2つの歯車31と、両
歯車31,31を固定するベース32とより成り、互い
のギア33,33が噛合わさった状態で構成される。両
歯車31,31は、ベース32より少なくともギア3
3,33が突出して位置するように構成されている。前
記歯車31,32のギアは、前述した高温水配管1の外
周11と外管2の内周21に延設したリブ12,22に
噛合う寸法を呈する。ギアボックスは、高温水配管を外
管中央に位置させることが可能となるように、所定位置
に所定数を適宜配設するものとする。なおギアボックス
に装備する歯車の数は、高温水配管と外管との間の寸法
及びその他の諸理由により適宜変更が可能である。
【0011】
【作用】以下、本発明の高温水二重配管の端部構造にお
ける高温水二重配管の組立方法について説明する。
ける高温水二重配管の組立方法について説明する。
【0012】<イ> 外管への高温水配管の挿入工程 本発明の高温水に二重配管は、高温水配管を外管内に挿
入することで二重配管構造とする。よって高温水配管
は、公知手段により外管内に挿入する。
入することで二重配管構造とする。よって高温水配管
は、公知手段により外管内に挿入する。
【0013】<ロ> 両管間へのギアボックスの挿入工
程 挿入した高温水配管と外管との間には、ギアボックスを
挿入して配設する。ギアボックスは、両端に夫々歯車の
ギアが突出するように構成されているから、前記歯車の
ギアを夫々、高温水配管の外周に設けられたリブと、外
管の内周に設けられたリブとに噛合わせることにより、
両管の間に挿入される。なお高温水配管と外管との間に
ギアボックスを挿入する際には、ギアボックスに装備さ
れた両歯車が逆位相に回転することを防止するために、
予め管体にプレストレスを導入しておく。
程 挿入した高温水配管と外管との間には、ギアボックスを
挿入して配設する。ギアボックスは、両端に夫々歯車の
ギアが突出するように構成されているから、前記歯車の
ギアを夫々、高温水配管の外周に設けられたリブと、外
管の内周に設けられたリブとに噛合わせることにより、
両管の間に挿入される。なお高温水配管と外管との間に
ギアボックスを挿入する際には、ギアボックスに装備さ
れた両歯車が逆位相に回転することを防止するために、
予め管体にプレストレスを導入しておく。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようになるから
次のような効果を得ることができる。 <イ> 高温水配管と外管との間にギアボックスを配設
することにより、外管に対して高温水配管をスライド可
能とすることで温度応力を低減することが可能となり、
高温水二重配管の接合端部において高温水配管の管体軸
線及び接線方向に対する面外の曲げによる撓みが発生し
ない。 <ロ> 外周にリブを設けた高温水配管、内周にリブを
設けた外管、及びギアボックスを夫々工場において作製
し、現場で組み合わせるだけで施工が可能であり、施工
時の誤差が発生し難い。 <ハ> 以上より本発明の高温水配管の二重管構造は、
高温水配管端部を厚く作製する必要が無く、外管との間
に補剛材である接合プレートを厚くする等の処理が不要
であり、二重管構造を得る上での経済性及び施工性に優
れる。
次のような効果を得ることができる。 <イ> 高温水配管と外管との間にギアボックスを配設
することにより、外管に対して高温水配管をスライド可
能とすることで温度応力を低減することが可能となり、
高温水二重配管の接合端部において高温水配管の管体軸
線及び接線方向に対する面外の曲げによる撓みが発生し
ない。 <ロ> 外周にリブを設けた高温水配管、内周にリブを
設けた外管、及びギアボックスを夫々工場において作製
し、現場で組み合わせるだけで施工が可能であり、施工
時の誤差が発生し難い。 <ハ> 以上より本発明の高温水配管の二重管構造は、
高温水配管端部を厚く作製する必要が無く、外管との間
に補剛材である接合プレートを厚くする等の処理が不要
であり、二重管構造を得る上での経済性及び施工性に優
れる。
【図1】 本発明の高温水二重配管の端部構造と従来の
二重配管構造との対比図
二重配管構造との対比図
Claims (1)
- 【請求項1】 高温水配管を外管に挿入して構成する
高温水二重配管における端部の構造において、 前記高温水配管外周の管体の長さ方向に形成した複数条
のリブと、 前記外管内周の管体の長さ方向に形成した複数条のリブ
と、 前記高温水配管外周のリブと前記外管内周のリブとの間
に位置させる、比率の等しい2つ歯車を組み合わせて成
るギアボックスとより構成し、 前記高温水配管の外周と外管の内周との間を前記ギアボ
ックスにより連結させたことを特徴とする、 高温水二重配管の端部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000102636A JP2001289365A (ja) | 2000-04-04 | 2000-04-04 | 高温水二重配管の端部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000102636A JP2001289365A (ja) | 2000-04-04 | 2000-04-04 | 高温水二重配管の端部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001289365A true JP2001289365A (ja) | 2001-10-19 |
Family
ID=18616479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000102636A Pending JP2001289365A (ja) | 2000-04-04 | 2000-04-04 | 高温水二重配管の端部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001289365A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006508824A (ja) * | 2002-11-29 | 2006-03-16 | エプシロン コンポジット サルル | 複合材料からなる管の製造方法および得られた管 |
KR20180043037A (ko) * | 2016-10-19 | 2018-04-27 | (주)제일체육공사 | 물놀이 시설용 파이프 고정 기둥 |
-
2000
- 2000-04-04 JP JP2000102636A patent/JP2001289365A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006508824A (ja) * | 2002-11-29 | 2006-03-16 | エプシロン コンポジット サルル | 複合材料からなる管の製造方法および得られた管 |
KR20180043037A (ko) * | 2016-10-19 | 2018-04-27 | (주)제일체육공사 | 물놀이 시설용 파이프 고정 기둥 |
KR101867539B1 (ko) * | 2016-10-19 | 2018-06-14 | (주)제일체육공사 | 물놀이 시설용 파이프 고정 기둥 |
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