JP2001289293A - 陸上輸送用冷凍装置 - Google Patents
陸上輸送用冷凍装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アジャストボルトの座屈や接触面の潰れがな
いベルトテンション調整装置を開発し、アジャストボル
トの細径化設計を可能にする。 【解決手段】 陸上輸送用冷凍装置のコンデンシングユ
ニット内に設置されたベルトテンション調整装置Tが、
長穴701、貫通孔を穿設し間隙部611を設けてケー
シング110に固着したプーリブラケット601と、ア
ジャストボルト801と、テンションプーリ401と、
テンションプーリ401と一体化され二面幅部502a
及びネジ部を備えたプーリシャフト501と、アジャス
トボルト801と螺合するナット802,803とを具
備し、貫通孔を通してネジ部と螺合させたアジャストボ
ルト801にナット802、803を締め付け、アジャ
ストボルト801の回転でテンションプーリ401を長
穴701に沿って摺動可能に支持した。
いベルトテンション調整装置を開発し、アジャストボル
トの細径化設計を可能にする。 【解決手段】 陸上輸送用冷凍装置のコンデンシングユ
ニット内に設置されたベルトテンション調整装置Tが、
長穴701、貫通孔を穿設し間隙部611を設けてケー
シング110に固着したプーリブラケット601と、ア
ジャストボルト801と、テンションプーリ401と、
テンションプーリ401と一体化され二面幅部502a
及びネジ部を備えたプーリシャフト501と、アジャス
トボルト801と螺合するナット802,803とを具
備し、貫通孔を通してネジ部と螺合させたアジャストボ
ルト801にナット802、803を締め付け、アジャ
ストボルト801の回転でテンションプーリ401を長
穴701に沿って摺動可能に支持した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラック等の車両
に搭載されてコンテナ等の荷室内を冷却する陸上輸送用
冷凍装置に係り、特に、コンデンシングユニットのベル
ト駆動系におけるベルトテンション調整装置の構造に関
する。
に搭載されてコンテナ等の荷室内を冷却する陸上輸送用
冷凍装置に係り、特に、コンデンシングユニットのベル
ト駆動系におけるベルトテンション調整装置の構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】図4はトラックに装備された陸上輸送用
冷凍装置の全体構成を示す図、図5は従来のコンデンシ
ングユニットに係る概略主要コンポーネント及びその配
置状態を示す平面図、図6は図5に示した従来のコンデ
ンシングユニットにおけるベルト駆動系を説明する概念
図、図7は従来のベルトテンション調整装置の構造図、
図8は図7のP矢視図である。
冷凍装置の全体構成を示す図、図5は従来のコンデンシ
ングユニットに係る概略主要コンポーネント及びその配
置状態を示す平面図、図6は図5に示した従来のコンデ
ンシングユニットにおけるベルト駆動系を説明する概念
図、図7は従来のベルトテンション調整装置の構造図、
図8は図7のP矢視図である。
【0003】陸上輸送用冷凍装置は、たとえば図4に示
すように、トラックの荷台に搭載された冷凍庫100の
内部を冷却するための装置である。この陸上輸送用冷凍
装置は、冷凍庫100の外側に設置されたコンデンシン
グユニット20と、冷凍庫100の内部に設置されたエ
バポレータユニット30とが冷媒配管40で接続された
構成となっている。なお、コンデンシングユニット30
は、通常冷凍庫100を載置し固定する車両シャーシの
下部に吊下げて設置されている。図5において、コンデ
ンシングユニット20のケーシング21内には、駆動手
段としてのエンジン11と、このエンジン11により駆
動されて低温低圧のガス冷媒を圧縮するコンプレッサ1
2と、そして、エンジン11の駆動力をコンプレッサ1
2に伝達するベルト駆動機構等が設置されている。これ
らエンジン11及びコンプレッサ12等の駆動系は、そ
れぞれその駆動軸が平行となるように配設されている。
すように、トラックの荷台に搭載された冷凍庫100の
内部を冷却するための装置である。この陸上輸送用冷凍
装置は、冷凍庫100の外側に設置されたコンデンシン
グユニット20と、冷凍庫100の内部に設置されたエ
バポレータユニット30とが冷媒配管40で接続された
構成となっている。なお、コンデンシングユニット30
は、通常冷凍庫100を載置し固定する車両シャーシの
下部に吊下げて設置されている。図5において、コンデ
ンシングユニット20のケーシング21内には、駆動手
段としてのエンジン11と、このエンジン11により駆
動されて低温低圧のガス冷媒を圧縮するコンプレッサ1
2と、そして、エンジン11の駆動力をコンプレッサ1
2に伝達するベルト駆動機構等が設置されている。これ
らエンジン11及びコンプレッサ12等の駆動系は、そ
れぞれその駆動軸が平行となるように配設されている。
【0004】エンジン11の発生する動力は、その駆動
軸に取付けられた遠心クラッチ13のベルトプーリ1を
介して、ベルト3によりコンプレッサ12のベルトプー
リ2に伝達される。このベルトプーリ2は、コンプレッ
サ12の駆動軸と連結されているため、ベルト駆動によ
りエンジン11から伝達される動力を受けてコンプレッ
サ12が駆動される。このエンジン11によるベルト駆
動機構は、図6、図7及び図8に示すように構成された
ベルトテンション調整装置T1を備えており、ベルト3
に適当な張力を与えるテンションプーリ4がベルト3の
緩み側(本図では下側)に取付けられている。この場
合、テンションプーリ4は、同テンションプーリ4に組
付けられて一体化されたプーリシャフト5と共にプーリ
ブラケット6に装着され、同プーリシャフト5に設けた
二面幅部部5aがプーリブラケット6の長穴7に貫通
し、この長穴7内を滑らかに摺動するよう組立てられて
いる。そして、このプーリシャフト5における平面視の
幅方向中心に対して上から接触するように、アジャスト
ボルト8がプーリブラケット6に加工したネジ部9と螺
合して貫通し、プーリブラケット6に組付けられてい
る。このプーリブラケット6は、下端部がコンデンシン
グユニット20のケーシング21に固定されている。
軸に取付けられた遠心クラッチ13のベルトプーリ1を
介して、ベルト3によりコンプレッサ12のベルトプー
リ2に伝達される。このベルトプーリ2は、コンプレッ
サ12の駆動軸と連結されているため、ベルト駆動によ
りエンジン11から伝達される動力を受けてコンプレッ
サ12が駆動される。このエンジン11によるベルト駆
動機構は、図6、図7及び図8に示すように構成された
ベルトテンション調整装置T1を備えており、ベルト3
に適当な張力を与えるテンションプーリ4がベルト3の
緩み側(本図では下側)に取付けられている。この場
合、テンションプーリ4は、同テンションプーリ4に組
付けられて一体化されたプーリシャフト5と共にプーリ
ブラケット6に装着され、同プーリシャフト5に設けた
二面幅部部5aがプーリブラケット6の長穴7に貫通
し、この長穴7内を滑らかに摺動するよう組立てられて
いる。そして、このプーリシャフト5における平面視の
幅方向中心に対して上から接触するように、アジャスト
ボルト8がプーリブラケット6に加工したネジ部9と螺
合して貫通し、プーリブラケット6に組付けられてい
る。このプーリブラケット6は、下端部がコンデンシン
グユニット20のケーシング21に固定されている。
【0005】上述した構成のベルトテンション調整装置
T1において、プーリブラケット6のネジ部9と螺合し
て組付けられたアジャストボルト8を正方向に回し、同
アジャストボルト8の先端部をプーリシャフト5に接触
させ、さらに正方向に回してアジャストボルト8を押し
下げると、プーリシャフト5はその二面幅部5aがプー
リブラケット6の長穴7にガイドされて下方向に移動す
る。これにより、プーリシャフト5と一体化されている
テンションプーリ4も下方向に移動するので、テンショ
ンプーリ4がベルト3をその内側から外側に押し伸ば
し、ベルト3の張力調整を行うことができる。
T1において、プーリブラケット6のネジ部9と螺合し
て組付けられたアジャストボルト8を正方向に回し、同
アジャストボルト8の先端部をプーリシャフト5に接触
させ、さらに正方向に回してアジャストボルト8を押し
下げると、プーリシャフト5はその二面幅部5aがプー
リブラケット6の長穴7にガイドされて下方向に移動す
る。これにより、プーリシャフト5と一体化されている
テンションプーリ4も下方向に移動するので、テンショ
ンプーリ4がベルト3をその内側から外側に押し伸ば
し、ベルト3の張力調整を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のベルトテンション調整装置T1によるベルト張
り調整構造では、アジャストボルト8に対してベルト3
からの圧縮荷重が負荷され、そして、アジャストボルト
8とプーリシャフト5との接触部には大きな面圧がかか
るものとなっている。このため、この圧縮荷重によるア
ジャストボルト8の座屈防止対策及び接触面の潰れ防止
対策が必要となり、この対策としてアジャストボルト8
を大径化する必要があった。
た従来のベルトテンション調整装置T1によるベルト張
り調整構造では、アジャストボルト8に対してベルト3
からの圧縮荷重が負荷され、そして、アジャストボルト
8とプーリシャフト5との接触部には大きな面圧がかか
るものとなっている。このため、この圧縮荷重によるア
ジャストボルト8の座屈防止対策及び接触面の潰れ防止
対策が必要となり、この対策としてアジャストボルト8
を大径化する必要があった。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みなされたもの
で、アジャストボルトの座屈や接触面の潰れがないベル
トテンション調整装置を開発し、陸上輸送用冷凍装置の
コンデンシングユニットにおけるアジャストボルトの細
径化設計を可能にすることを目的としている。
で、アジャストボルトの座屈や接触面の潰れがないベル
トテンション調整装置を開発し、陸上輸送用冷凍装置の
コンデンシングユニットにおけるアジャストボルトの細
径化設計を可能にすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明では以下の手段を採用した。請求項1に記載
の陸上輸送用冷凍装置は、駆動手段と、該駆動手段によ
り駆動されるコンプレッサとが互いの駆動軸を平行にし
てケーシング内に設置され、前記駆動源と前記コンプレ
ッサとの間を連結して駆動力の伝達をするベルト駆動系
にベルトテンション調整装置が設けられたコンデンシン
グユニットを具備してなる陸上輸送用冷凍装置におい
て、前記ベルトテンション調整装置が、上下方向の長穴
を穿設した垂直面と同一垂直線上にそれぞれ貫通孔を穿
設した対向水平面とを有するコ字形断面とし、前記対向
水平面の下端面との間に間隙部を設けて前記ケーシング
に固着された支持部材と、一端に頭部を備えたアジャス
トボルトと、テンションプーリと、該テンションプーリ
と一体化され、前記長穴に沿って上下に摺動する二面幅
部及び前記アジャストボルトと螺合する垂直方向のネジ
部を備えたプーリシャフト部と、前記アジャストボルト
と螺合するナットとを具備し、前記貫通孔を通しかつ前
記ネジ部と螺合させた前記アジャストボルトの下端部に
前記ナットを締め付け、前記アジャストボルトの回転で
前記テンションプーリを前記長穴に沿って摺動可能に支
持するように構成したことを特徴とするものである。
め、本発明では以下の手段を採用した。請求項1に記載
の陸上輸送用冷凍装置は、駆動手段と、該駆動手段によ
り駆動されるコンプレッサとが互いの駆動軸を平行にし
てケーシング内に設置され、前記駆動源と前記コンプレ
ッサとの間を連結して駆動力の伝達をするベルト駆動系
にベルトテンション調整装置が設けられたコンデンシン
グユニットを具備してなる陸上輸送用冷凍装置におい
て、前記ベルトテンション調整装置が、上下方向の長穴
を穿設した垂直面と同一垂直線上にそれぞれ貫通孔を穿
設した対向水平面とを有するコ字形断面とし、前記対向
水平面の下端面との間に間隙部を設けて前記ケーシング
に固着された支持部材と、一端に頭部を備えたアジャス
トボルトと、テンションプーリと、該テンションプーリ
と一体化され、前記長穴に沿って上下に摺動する二面幅
部及び前記アジャストボルトと螺合する垂直方向のネジ
部を備えたプーリシャフト部と、前記アジャストボルト
と螺合するナットとを具備し、前記貫通孔を通しかつ前
記ネジ部と螺合させた前記アジャストボルトの下端部に
前記ナットを締め付け、前記アジャストボルトの回転で
前記テンションプーリを前記長穴に沿って摺動可能に支
持するように構成したことを特徴とするものである。
【0009】このような陸上輸送用冷凍装置によれば、
テンションプーリによりベルトを所定の張力に張った状
態では、ベルトの張力によって生じる反力がアジャスト
ボルトを引張る方向に作用する。このため、アジャスト
ボルトの先端接触部が潰れたり、あるいは、ボルト自体
に座屈が生じるようなことはない。また、ナットを締付
けて固定するため、メンテナンス時など必要に応じて容
易に取り外すことも可能である。
テンションプーリによりベルトを所定の張力に張った状
態では、ベルトの張力によって生じる反力がアジャスト
ボルトを引張る方向に作用する。このため、アジャスト
ボルトの先端接触部が潰れたり、あるいは、ボルト自体
に座屈が生じるようなことはない。また、ナットを締付
けて固定するため、メンテナンス時など必要に応じて容
易に取り外すことも可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明による陸上輸送用冷
凍装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1
は、本発明による陸上輸送用冷凍装置のコンデンシング
ユニットに設けられたベルトテンション調整装置の構成
図であり、図2は図1のA−A断面図、図3は図2のB
−B断面図である。なお、陸上輸送用冷凍装置及びコン
デンシングユニットの全体構成については、図4及び図
5に基づいて説明した従来例と基本的に同一であるた
め、ここではその詳細な説明を省略する。
凍装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1
は、本発明による陸上輸送用冷凍装置のコンデンシング
ユニットに設けられたベルトテンション調整装置の構成
図であり、図2は図1のA−A断面図、図3は図2のB
−B断面図である。なお、陸上輸送用冷凍装置及びコン
デンシングユニットの全体構成については、図4及び図
5に基づいて説明した従来例と基本的に同一であるた
め、ここではその詳細な説明を省略する。
【0011】図1、図2及び図3に示すベルトテンショ
ン調整装置Tにおいて、テンションプーリ401は、コ
ンデンシングユニット20(図5参照)のケーシング1
10に脱着可能に固定されているブラケットサポート6
10上に固定されたプーリブラケット601に、アジャ
スタボルト801にてプーリシャフト501を介して一
体に組付けられる。プーリブラケット601は、上下方
向の長穴701を穿設した垂直面と、同一垂直線上にそ
れぞれ同径の貫通孔601a,601bを穿設した対向
水平面とを有するコ字形断面の部材であり、ケーシング
110と下端面との間、図示の例ではプーリブラケット
601の下側水平面を固定したブラケットサポート61
0との間に、間隙部611を設けてある。なお、上述し
たブラケットサポート610とプーリブラケット601
とは、一体品であってもよい。
ン調整装置Tにおいて、テンションプーリ401は、コ
ンデンシングユニット20(図5参照)のケーシング1
10に脱着可能に固定されているブラケットサポート6
10上に固定されたプーリブラケット601に、アジャ
スタボルト801にてプーリシャフト501を介して一
体に組付けられる。プーリブラケット601は、上下方
向の長穴701を穿設した垂直面と、同一垂直線上にそ
れぞれ同径の貫通孔601a,601bを穿設した対向
水平面とを有するコ字形断面の部材であり、ケーシング
110と下端面との間、図示の例ではプーリブラケット
601の下側水平面を固定したブラケットサポート61
0との間に、間隙部611を設けてある。なお、上述し
たブラケットサポート610とプーリブラケット601
とは、一体品であってもよい。
【0012】プーリシャフト501は、テンションプー
リ401に固定して一体化したもので、二段階の直径を
有する円柱シャフトである。テンションプーリ401側
に位置している大径部502の一部には、二面幅部50
2aが設けられている。この二面幅部502aは、円形
断面の両側面を上下方向に切り欠いて互いに平行となる
垂直面を形成した部分であり、プーリブラケット601
に設けた長穴701に嵌合している。また、小径部50
3にはアジャストボルト801をねじ込むためのネジ部
503aが加工されている。このネジ部503aは、垂
直方向に穿設した貫通孔の内周面にアジャストボルト8
01と螺合するネジを切った部分である。
リ401に固定して一体化したもので、二段階の直径を
有する円柱シャフトである。テンションプーリ401側
に位置している大径部502の一部には、二面幅部50
2aが設けられている。この二面幅部502aは、円形
断面の両側面を上下方向に切り欠いて互いに平行となる
垂直面を形成した部分であり、プーリブラケット601
に設けた長穴701に嵌合している。また、小径部50
3にはアジャストボルト801をねじ込むためのネジ部
503aが加工されている。このネジ部503aは、垂
直方向に穿設した貫通孔の内周面にアジャストボルト8
01と螺合するネジを切った部分である。
【0013】アジャストボルト801は一端にボルト頭
801aを有しており、他端側がプーリブラケット60
1の上側水平面(上面)に穿設した貫通穴601aを通
してプーリシャフト501のネジ部503aにねじ込ま
れ、同ネジ部503aを下方へ貫通する。そして、この
アジャストボルト801はさらに、プーリブラケット6
01の下側水平面(底面)に穿設された貫通穴601b
及びこの貫通穴601bに対応したブラケットサポート
610の貫通穴610aとワッシャ804を通り抜け、
下部先端にナット802、803が締付け固定されてい
る。こうしてナット802、803が締付け固定される
ことで、アジャストボルト801の下端側に、すなわち
本来のボルト頭801aとは反対側の端部には、脱着可
能な第2のボルト頭が形成されている。また、テンショ
ンプーリ401は、ベルト301の緩み側の内側から外
側へ張り出す方向に、すなわちベルト301を下向きに
押し下げる方向の力が作用する位置に組付けられる。
801aを有しており、他端側がプーリブラケット60
1の上側水平面(上面)に穿設した貫通穴601aを通
してプーリシャフト501のネジ部503aにねじ込ま
れ、同ネジ部503aを下方へ貫通する。そして、この
アジャストボルト801はさらに、プーリブラケット6
01の下側水平面(底面)に穿設された貫通穴601b
及びこの貫通穴601bに対応したブラケットサポート
610の貫通穴610aとワッシャ804を通り抜け、
下部先端にナット802、803が締付け固定されてい
る。こうしてナット802、803が締付け固定される
ことで、アジャストボルト801の下端側に、すなわち
本来のボルト頭801aとは反対側の端部には、脱着可
能な第2のボルト頭が形成されている。また、テンショ
ンプーリ401は、ベルト301の緩み側の内側から外
側へ張り出す方向に、すなわちベルト301を下向きに
押し下げる方向の力が作用する位置に組付けられる。
【0014】このようにして、テンションプーリ40
1、プーリブラケット601及びブラケットサポート6
10をナット802及び803にて一体化した状態でベ
ルト301の緩み側の内側から外側へ張り出す方向に組
付け、図1においてアジャストボルト801を負の方向
に回すと、同アジャストボルト801はナット802及
び803にてブラケットサポート610に固定されてい
るので、アジャストボルト801はそのままの状態で回
転するが、アジャストボルト801とネジ部501bで
結合しているプーリシャフト501はネジ作用で、プー
リブラケット601の長穴701にガイドされて下方に
移動する。テンションプーリ401は、このプーリシャ
フト501と一体固定されているので、アジャスタボル
ト801の負方向の回転と共に下方に移動し、ベルト3
01を外側に張り出す方向に作用してベルト301を所
要の張り状態に調整することができる。
1、プーリブラケット601及びブラケットサポート6
10をナット802及び803にて一体化した状態でベ
ルト301の緩み側の内側から外側へ張り出す方向に組
付け、図1においてアジャストボルト801を負の方向
に回すと、同アジャストボルト801はナット802及
び803にてブラケットサポート610に固定されてい
るので、アジャストボルト801はそのままの状態で回
転するが、アジャストボルト801とネジ部501bで
結合しているプーリシャフト501はネジ作用で、プー
リブラケット601の長穴701にガイドされて下方に
移動する。テンションプーリ401は、このプーリシャ
フト501と一体固定されているので、アジャスタボル
ト801の負方向の回転と共に下方に移動し、ベルト3
01を外側に張り出す方向に作用してベルト301を所
要の張り状態に調整することができる。
【0015】逆にアジャストボルト801を正回転させ
ることにより、テンションプーリ401がネジ効果によ
り上方に移動するので、ベルト301を緩め調整も容易
に実行できる。このように、上述した構成のベルトテン
ション調整装置Tでは、テンションプーリ401により
ベルト301を所定の張力に張った状態において、ベル
ト301の張力によって生じる反力がアジャストボルト
801を引張る方向に作用する構造となる。このため、
アジャストボルト801の先端接触部が潰れたり、ある
いは、ボルト自体に座屈が生じるようなことはなくな
り、アジャストボルト801の細径化設計が可能とな
る。また、ナット802、803が締付け固定のため、
必要に応じて取り外しが可能であり、アジャストボルト
801を始めとする各部品の点検及び交換を容易に実施
できるという利点がある。
ることにより、テンションプーリ401がネジ効果によ
り上方に移動するので、ベルト301を緩め調整も容易
に実行できる。このように、上述した構成のベルトテン
ション調整装置Tでは、テンションプーリ401により
ベルト301を所定の張力に張った状態において、ベル
ト301の張力によって生じる反力がアジャストボルト
801を引張る方向に作用する構造となる。このため、
アジャストボルト801の先端接触部が潰れたり、ある
いは、ボルト自体に座屈が生じるようなことはなくな
り、アジャストボルト801の細径化設計が可能とな
る。また、ナット802、803が締付け固定のため、
必要に応じて取り外しが可能であり、アジャストボルト
801を始めとする各部品の点検及び交換を容易に実施
できるという利点がある。
【0016】
【発明の効果】上述した本発明の陸上輸送用冷凍装置に
よれば、テンションプーリによりベルトを所定の張力に
張った状態では、ベルトからの張力の反力がアジャスト
ボルトを引張る方向に作用する構造となるので、アジャ
ストボルトの先端接触部の潰れ及び座屈がなく、従っ
て、アジャストボルトの細径化設計が可能となる。ま
た、アジャストボルト下端のナットが締付け固定のため
取り外しが可能であり、従って、アジャストボルト等ベ
ルトテンション調整装置を構成する各部品の点検及び交
換が容易にでき、メンテナンス作業を容易にするといっ
た効果を奏する。
よれば、テンションプーリによりベルトを所定の張力に
張った状態では、ベルトからの張力の反力がアジャスト
ボルトを引張る方向に作用する構造となるので、アジャ
ストボルトの先端接触部の潰れ及び座屈がなく、従っ
て、アジャストボルトの細径化設計が可能となる。ま
た、アジャストボルト下端のナットが締付け固定のため
取り外しが可能であり、従って、アジャストボルト等ベ
ルトテンション調整装置を構成する各部品の点検及び交
換が容易にでき、メンテナンス作業を容易にするといっ
た効果を奏する。
【図1】 本発明に係る陸上輸送用冷凍装置の一実施形
態を示す図で、コンデンシングユニットに設けられるベ
ルトテンション調整装置の構成を示す正面図である。
態を示す図で、コンデンシングユニットに設けられるベ
ルトテンション調整装置の構成を示す正面図である。
【図2】 図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】 図2のB−B線に沿う断面図である。
【図4】 トラックに装備された陸上輸送用冷凍装置の
全体構成を示す斜視図である。
全体構成を示す斜視図である。
【図5】 従来のコンデンシングユニットに係る概略主
要コンポーネント及びその配置状態を示す平面図であ
る。
要コンポーネント及びその配置状態を示す平面図であ
る。
【図6】 図5に示したコンデンシングユニットにおけ
るベルト駆動系統を説明する概念図である。
るベルト駆動系統を説明する概念図である。
【図7】 従来のベルトテンション調整装置の構成を示
す側面図である。
す側面図である。
【図8】 図7のP矢視図である。
110 ケーシング 301 ベルト 401 テンションプーリ 501 プーリシャフト 502 大径部 502a 二面幅部 503 小径部 503a ネジ部 601 プーリブラケット 601a,601b 貫通穴 610 ブラケットサポート 610a 貫通穴 611 間隙部 701 長穴 801 アジャスタボルト 801a ボルト頭 802,803 ナット 804 ワッシャ T ベルトテンション調整装置
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動手段と、該駆動手段により駆動され
るコンプレッサとが互いの駆動軸を平行にしてケーシン
グ内に設置され、前記駆動源と前記コンプレッサとの間
を連結して駆動力の伝達をするベルト駆動系にベルトテ
ンション調整装置が設けられたコンデンシングユニット
を具備してなる陸上輸送用冷凍装置において、 前記ベルトテンション調整装置が、 上下方向の長穴を穿設した垂直面と同一垂直線上にそれ
ぞれ貫通孔を穿設した対向水平面とを有するコ字形断面
とし、前記対向水平面の下端面との間に間隙部を設けて
前記ケーシングに固着された支持部材と、 一端に頭部を備えたアジャストボルトと、 テンションプーリと、 該テンションプーリと一体化され、前記長穴に沿って上
下に摺動する二面幅部及び前記アジャストボルトと螺合
する垂直方向のネジ部を備えたプーリシャフト部と、 前記アジャストボルトと螺合するナットとを具備し、 前記貫通孔を通しかつ前記ネジ部と螺合させた前記アジ
ャストボルトの下端部に前記ナットを締め付け、前記ア
ジャストボルトの回転で前記テンションプーリを前記長
穴に沿って摺動可能に支持するように構成したことを特
徴とする陸上輸送用冷凍装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000107018A JP2001289293A (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | 陸上輸送用冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000107018A JP2001289293A (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | 陸上輸送用冷凍装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001289293A true JP2001289293A (ja) | 2001-10-19 |
Family
ID=18620076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000107018A Pending JP2001289293A (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | 陸上輸送用冷凍装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001289293A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100632294B1 (ko) | 2005-10-12 | 2006-10-11 | 조경윤 | 냉동탑차용 엔진에 장착되는 고정브라켓트의 개량구조 |
DE102005039572A1 (de) * | 2005-08-19 | 2007-03-08 | Schaeffler Kg | Spannrollenanordnung für einen Umschlingungstrieb |
JP2020533529A (ja) * | 2017-09-08 | 2020-11-19 | ゲイツ コーポレイション | テンショナおよび方法 |
-
2000
- 2000-04-07 JP JP2000107018A patent/JP2001289293A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102005039572A1 (de) * | 2005-08-19 | 2007-03-08 | Schaeffler Kg | Spannrollenanordnung für einen Umschlingungstrieb |
KR100632294B1 (ko) | 2005-10-12 | 2006-10-11 | 조경윤 | 냉동탑차용 엔진에 장착되는 고정브라켓트의 개량구조 |
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