JP2001289271A - 二輪車のディスクブレーキ装置 - Google Patents
二輪車のディスクブレーキ装置Info
- Publication number
- JP2001289271A JP2001289271A JP2000104371A JP2000104371A JP2001289271A JP 2001289271 A JP2001289271 A JP 2001289271A JP 2000104371 A JP2000104371 A JP 2000104371A JP 2000104371 A JP2000104371 A JP 2000104371A JP 2001289271 A JP2001289271 A JP 2001289271A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- disk
- brake device
- adapter
- disc brake
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 台座への取付けが簡単なディスクブレーキ装
置を提供する。 【解決手段】 台座22にアダプタ31を取付けると共
にアダプタ31の両端に嵌挿部32を設ける。装置本体
34のフランジ38には保持棒39を取付け、保持棒3
9を嵌挿部32に挿入させて装置本体34をディスク2
1の板面に対し直交方向へ移動可能に保持する。装置本
体34を位置決めすると、締付ねじ33を締付け、保持
棒39を嵌挿部32に固定する。
置を提供する。 【解決手段】 台座22にアダプタ31を取付けると共
にアダプタ31の両端に嵌挿部32を設ける。装置本体
34のフランジ38には保持棒39を取付け、保持棒3
9を嵌挿部32に挿入させて装置本体34をディスク2
1の板面に対し直交方向へ移動可能に保持する。装置本
体34を位置決めすると、締付ねじ33を締付け、保持
棒39を嵌挿部32に固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車、オートバ
イ等の二輪車のディスクブレーキ装置に関する。
イ等の二輪車のディスクブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、自転車のディスクブレーキ装置
の取付構造の概略図である。この図6において、1は支
持パイプを示している。この支持パイプ1は前輪の車軸
を取付ける支持部1aを有する上下動可能な摺動パイプ
から成り、図示しないステアリングパイプ側に連結され
る上方パイプに摺動可能に嵌合される。
の取付構造の概略図である。この図6において、1は支
持パイプを示している。この支持パイプ1は前輪の車軸
を取付ける支持部1aを有する上下動可能な摺動パイプ
から成り、図示しないステアリングパイプ側に連結され
る上方パイプに摺動可能に嵌合される。
【0003】支持パイプ1の下部には、一対の突出して
いるブレーキ装置取付用の台座2が一体的に形成されて
いる。各台座2には固定ボルト3を貫挿させるための貫
通穴2aが設けられている。また、支持パイプ1に支持
される車軸には前輪と共に回転するディスク4が取付け
られる。一方、台座2,2に取付けるべきディスクブレ
ーキ装置5は、油を供給する供給管6の連結されている
油圧式の装置本体7を有している。この装置本体7には
取付フランジ8,8が一体に設けられ、各フランジ8に
は上記固定ボルト3を螺入するためのねじ穴8a(図7
参照)が形成されている。このディスクブレーキ装置5
は、従来、図6及び図7に示すように、台座2の貫通穴
2aに固定ボルト3を挿入し、この固定ボルト3を装置
5のフランジ8のねじ穴8aに螺入することにより、台
座2に取付けられている。
いるブレーキ装置取付用の台座2が一体的に形成されて
いる。各台座2には固定ボルト3を貫挿させるための貫
通穴2aが設けられている。また、支持パイプ1に支持
される車軸には前輪と共に回転するディスク4が取付け
られる。一方、台座2,2に取付けるべきディスクブレ
ーキ装置5は、油を供給する供給管6の連結されている
油圧式の装置本体7を有している。この装置本体7には
取付フランジ8,8が一体に設けられ、各フランジ8に
は上記固定ボルト3を螺入するためのねじ穴8a(図7
参照)が形成されている。このディスクブレーキ装置5
は、従来、図6及び図7に示すように、台座2の貫通穴
2aに固定ボルト3を挿入し、この固定ボルト3を装置
5のフランジ8のねじ穴8aに螺入することにより、台
座2に取付けられている。
【0004】ところで、ディスクブレーキ装置5は、デ
ィスク4に対し所定位置に位置決め調整する必要があ
る。即ち、例えば、図8に示すように、装置本体7のシ
リンダ10内に油を供給して両ピストン11,11を突
出させ、ブレーキシュー12,12によりディスク4を
挟持させる。この場合ディスク4を中心とする装置本体
7の取付位置がずれていると、一方のブレーキシュー1
2のみがディスク4に強く摺接する等の問題が生じる。
このため、従来は、図7に示すように、台座2とフラン
ジ8との間に配設するワッシャ9の数を設定することに
より、装置本体7の位置を調整していた。
ィスク4に対し所定位置に位置決め調整する必要があ
る。即ち、例えば、図8に示すように、装置本体7のシ
リンダ10内に油を供給して両ピストン11,11を突
出させ、ブレーキシュー12,12によりディスク4を
挟持させる。この場合ディスク4を中心とする装置本体
7の取付位置がずれていると、一方のブレーキシュー1
2のみがディスク4に強く摺接する等の問題が生じる。
このため、従来は、図7に示すように、台座2とフラン
ジ8との間に配設するワッシャ9の数を設定することに
より、装置本体7の位置を調整していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ワッシャ9を
用いる場合には、固定ボルト3を緩め、ワッシャ9を加
える毎に固定ボルトを仮締めし、装置本体7の位置を確
認しながらワッシャ数を設定する必要があるため、ワッ
シャ9の挿入及び固定ボルトの仮締め作業等を繰り返さ
ざるを得ず、位置調整作業に多大な手間と時間を有して
いた。また、ワッシャ9を用いる場合には、ブレーキシ
ュー12の一端側がディスクの板面に摺接することがな
いように、装置本体7のディスクに対する取付角度の調
整も必要となり、このため、熟練者による調整作業が必
要であった。
用いる場合には、固定ボルト3を緩め、ワッシャ9を加
える毎に固定ボルトを仮締めし、装置本体7の位置を確
認しながらワッシャ数を設定する必要があるため、ワッ
シャ9の挿入及び固定ボルトの仮締め作業等を繰り返さ
ざるを得ず、位置調整作業に多大な手間と時間を有して
いた。また、ワッシャ9を用いる場合には、ブレーキシ
ュー12の一端側がディスクの板面に摺接することがな
いように、装置本体7のディスクに対する取付角度の調
整も必要となり、このため、熟練者による調整作業が必
要であった。
【0006】更に、一方のピストン11の後退量が不充
分な場合には、ブレーキシュー12が常にディスク4と
摺接する虞れがあるので、ディスク4に対し正確に位置
決めした装置本体7を、再度、ワッシャ9の数を変更し
て位置決めする必要が生じ、従って、更に多大な手間と
時間を要してしまう。本発明はこのような点を解決する
ために、ディスクに対して簡単かつ作業性よく位置決め
が可能な二輪車のディスクブレーキ装置を提供すること
を目的としている。
分な場合には、ブレーキシュー12が常にディスク4と
摺接する虞れがあるので、ディスク4に対し正確に位置
決めした装置本体7を、再度、ワッシャ9の数を変更し
て位置決めする必要が生じ、従って、更に多大な手間と
時間を要してしまう。本発明はこのような点を解決する
ために、ディスクに対して簡単かつ作業性よく位置決め
が可能な二輪車のディスクブレーキ装置を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、以下の構成を備えている。即ち、本発明は
支持パイプの台座にアダプタを取付け、このアダプタに
装置本体を本体保持手段によりディスクの板面に対し直
交する方向へ移動可能に保持させ、この保持させた装置
本体を固定手段にてこの位置で固定することを特徴とし
ている。また、本発明を適用した油圧式のディスクブレ
ーキ装置では、ピストンに係合され、シリンダ内で突出
したピストンを元の位置まで戻すべく後退させるばね部
材を有している。
成するため、以下の構成を備えている。即ち、本発明は
支持パイプの台座にアダプタを取付け、このアダプタに
装置本体を本体保持手段によりディスクの板面に対し直
交する方向へ移動可能に保持させ、この保持させた装置
本体を固定手段にてこの位置で固定することを特徴とし
ている。また、本発明を適用した油圧式のディスクブレ
ーキ装置では、ピストンに係合され、シリンダ内で突出
したピストンを元の位置まで戻すべく後退させるばね部
材を有している。
【0008】
【作用】装置本体を台座に直接的に取付けず、台座にア
ダプタを固定し、このアダプタ及び本体保持手段により
装置本体をディスクに対し直交する方向へ移動させ、こ
れにより装置本体のディスクに対する位置決めを行うこ
とができる。位置決め後は、固定手段により保持位置で
装置本体を固定する。
ダプタを固定し、このアダプタ及び本体保持手段により
装置本体をディスクに対し直交する方向へ移動させ、こ
れにより装置本体のディスクに対する位置決めを行うこ
とができる。位置決め後は、固定手段により保持位置で
装置本体を固定する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様を図面を
参照して説明する。図5は、本発明に係るディスクブレ
ーキ装置をディスクと共に示す斜視図であり、20は前
輪(図示せず)を支持するための摺動パイプから成る支
持パイプである。この支持パイプ20の支持する車軸に
はディスク21が取付けられている。また、支持パイプ
20の下部には台座22,22が一体的に形成されてい
る。一方、本発明のディスクブレーキ装置30は台座2
2,22に固定されるアダプタ31を備えている。
参照して説明する。図5は、本発明に係るディスクブレ
ーキ装置をディスクと共に示す斜視図であり、20は前
輪(図示せず)を支持するための摺動パイプから成る支
持パイプである。この支持パイプ20の支持する車軸に
はディスク21が取付けられている。また、支持パイプ
20の下部には台座22,22が一体的に形成されてい
る。一方、本発明のディスクブレーキ装置30は台座2
2,22に固定されるアダプタ31を備えている。
【0010】図2はアダプタ31の正面図である。この
アダプタ31は略く字状に形成され、上端側及び中央に
ねじ穴31a,31aが設けられている。一方、台座2
2,22には固定ボルト23を挿通させる貫通穴22a
が設けられている。そして、アダプタ31は、図2及び
図3に示すように、固定ボルト23,23を各貫通穴2
2aに通し、かつねじ穴31a,31aに螺入すること
により、台座22,22に固定されている。
アダプタ31は略く字状に形成され、上端側及び中央に
ねじ穴31a,31aが設けられている。一方、台座2
2,22には固定ボルト23を挿通させる貫通穴22a
が設けられている。そして、アダプタ31は、図2及び
図3に示すように、固定ボルト23,23を各貫通穴2
2aに通し、かつねじ穴31a,31aに螺入すること
により、台座22,22に固定されている。
【0011】アダプタ31の両端には、図2,図3及び
図5に示すように、U字状の嵌挿部32,32が一体的
に形成されている。各嵌挿部32はディスク21の板面
に対し直交する中心軸を有する円形の挿入穴32aを有
している。また、各嵌挿部32の両端は、締付ねじ33
の締付けで相互に接近し、これにより挿入穴32aが縮
径される。
図5に示すように、U字状の嵌挿部32,32が一体的
に形成されている。各嵌挿部32はディスク21の板面
に対し直交する中心軸を有する円形の挿入穴32aを有
している。また、各嵌挿部32の両端は、締付ねじ33
の締付けで相互に接近し、これにより挿入穴32aが縮
径される。
【0012】本発明のディスクブレーキ装置30は、図
1及び図5に示すように、更に、装置本体34を備えて
いる。この装置本体34は本体ケーシング半部35A,
35Bを有し、これらケーシング半部35A,35Bは
連結ボルト36,36により相互に連結され、シリンダ
(室)37,37を形成している。
1及び図5に示すように、更に、装置本体34を備えて
いる。この装置本体34は本体ケーシング半部35A,
35Bを有し、これらケーシング半部35A,35Bは
連結ボルト36,36により相互に連結され、シリンダ
(室)37,37を形成している。
【0013】一方の本体ケーシング半部35Aには取付
フランジ38,38が一体的に形成されている。各取付
フランジ38にはねじ穴38aが設けられ、各ねじ穴3
8aには円筒形の保持棒39のねじ部39aが螺入され
ている。これら保持棒39はディスク21の板面に対し
て直交する方向に伸長している。ところで、本実施例に
おいて、これら保持棒39,39と上記嵌挿部32,3
2,取付フランジ38,38は、本発明の本体保持手段
を構成している。また、嵌挿部32,32と締付ねじ3
3は、本発明の固定手段を構成している。
フランジ38,38が一体的に形成されている。各取付
フランジ38にはねじ穴38aが設けられ、各ねじ穴3
8aには円筒形の保持棒39のねじ部39aが螺入され
ている。これら保持棒39はディスク21の板面に対し
て直交する方向に伸長している。ところで、本実施例に
おいて、これら保持棒39,39と上記嵌挿部32,3
2,取付フランジ38,38は、本発明の本体保持手段
を構成している。また、嵌挿部32,32と締付ねじ3
3は、本発明の固定手段を構成している。
【0014】再び、図1に戻って説明を行う。即ち、装
置本体34の各本体ケーシング半部35A,35Bに形
成されているシリンダ37内には、それぞれピストン4
0が配されている。各ピストン40はケーシングの内壁
に液密リング41を介して相互に接近するように突出可
能に配されている。各ピストン40の対向面には取付板
42を介してブレーキシュー43が固着されている。そ
して、各ブレーキシュー43の間にディスク21が位置
している。
置本体34の各本体ケーシング半部35A,35Bに形
成されているシリンダ37内には、それぞれピストン4
0が配されている。各ピストン40はケーシングの内壁
に液密リング41を介して相互に接近するように突出可
能に配されている。各ピストン40の対向面には取付板
42を介してブレーキシュー43が固着されている。そ
して、各ブレーキシュー43の間にディスク21が位置
している。
【0015】一方の本体ケーシング半部35Bには筒部
が形成され、この筒部にはピストン40の突出量を調整
するための調整ねじ44が螺入されている。このねじ4
4の先端には突出部材45が進退可能に連結されてい
る。突出部材45の先端側の小径部にはばね部材46が
係止されている。このばね部材46は、図4に示すよう
に、略8字状に形成され、ピストン40の環状凹部に係
入されている。他方の本体ケーシング半部35Aには突
出部材45が定位置に挿入、配され、かつ同一のばね部
材46にて突出部材45とピストン40とが連結されて
いる。
が形成され、この筒部にはピストン40の突出量を調整
するための調整ねじ44が螺入されている。このねじ4
4の先端には突出部材45が進退可能に連結されてい
る。突出部材45の先端側の小径部にはばね部材46が
係止されている。このばね部材46は、図4に示すよう
に、略8字状に形成され、ピストン40の環状凹部に係
入されている。他方の本体ケーシング半部35Aには突
出部材45が定位置に挿入、配され、かつ同一のばね部
材46にて突出部材45とピストン40とが連結されて
いる。
【0016】次に、本発明に係るディスクブレーキ装置
の台座22,22への取付態様を説明する。先ず、両保
持棒39,39を嵌挿部32,32の各挿入穴32aに
挿入する。次に、装置本体34のブレーキシュー43,
43間にディスク21を位置させた状態で、図2及び図
3に示すように、台座22,22にアダプタ31を固定
ボルト23,23にて固定する。この挿入状態では、保
持棒39,39が挿入穴32aに移動可能に挿入されて
いるだけなので、装置本体34はディスク21の板面に
対し直交する方向へ調整可能に移動する。
の台座22,22への取付態様を説明する。先ず、両保
持棒39,39を嵌挿部32,32の各挿入穴32aに
挿入する。次に、装置本体34のブレーキシュー43,
43間にディスク21を位置させた状態で、図2及び図
3に示すように、台座22,22にアダプタ31を固定
ボルト23,23にて固定する。この挿入状態では、保
持棒39,39が挿入穴32aに移動可能に挿入されて
いるだけなので、装置本体34はディスク21の板面に
対し直交する方向へ調整可能に移動する。
【0017】次いで、ブレーキレバーの操作で供給管2
4(図5参照)を介して油が供給されてくると、ピスト
ン40,40が接近する方向へ突出し、ブレーキシュー
43,43がディスク21の両面を挟持する。両ピスト
ン40,40の突出量(力)は同一なので、ディスク2
1を挟持する際には、装置本体34が保持棒39,39
に保持された状態で自動的に移動して挟持動作を行う。
従って、装置本体34はディスク21を中心とする所定
位置に位置決めされることになる。その後は、締付ねじ
33,33を締付け、保持棒39,39を嵌挿部32,
32に固定する、これにより、装置本体34をディスク
21に対し簡単に所定位置に位置決めし、固定すること
ができる。一方のブレーキシュー43が摩耗した場合に
は、調整ねじ44にてピストン40の突出量を調整し、
又は再度、装置本体34を上記したように位置決めす
る。
4(図5参照)を介して油が供給されてくると、ピスト
ン40,40が接近する方向へ突出し、ブレーキシュー
43,43がディスク21の両面を挟持する。両ピスト
ン40,40の突出量(力)は同一なので、ディスク2
1を挟持する際には、装置本体34が保持棒39,39
に保持された状態で自動的に移動して挟持動作を行う。
従って、装置本体34はディスク21を中心とする所定
位置に位置決めされることになる。その後は、締付ねじ
33,33を締付け、保持棒39,39を嵌挿部32,
32に固定する、これにより、装置本体34をディスク
21に対し簡単に所定位置に位置決めし、固定すること
ができる。一方のブレーキシュー43が摩耗した場合に
は、調整ねじ44にてピストン40の突出量を調整し、
又は再度、装置本体34を上記したように位置決めす
る。
【0018】ところで、ピストンの後退不良が生じる
と、該ピストンのブレーキシューとディスクとが非制動
時でも摺接する虞れがあるため、再度、装置本体34の
位置決め、固定が必要となる。しかし、本実施例では、
上記したように、ピストン40を戻すためのばね部材4
6を設けている。このばね部材46は、ピストン40の
突出を妨げることが無く、かつ油圧が無くなるとピスト
ン40を確実に図1で示す元の位置まで後退させ得るば
ね係数を有するばね材より形成されている。従って、装
置本体34の位置決め、固定作業が一回で済む。
と、該ピストンのブレーキシューとディスクとが非制動
時でも摺接する虞れがあるため、再度、装置本体34の
位置決め、固定が必要となる。しかし、本実施例では、
上記したように、ピストン40を戻すためのばね部材4
6を設けている。このばね部材46は、ピストン40の
突出を妨げることが無く、かつ油圧が無くなるとピスト
ン40を確実に図1で示す元の位置まで後退させ得るば
ね係数を有するばね材より形成されている。従って、装
置本体34の位置決め、固定作業が一回で済む。
【0019】尚、上記実施例において、嵌挿部32を装
置本体34側に設け、保持棒39をアダプタ31側に設
けてもよい。また、本発明は油圧式のディスクブレーキ
装置以外のディスクブレーキ装置への適用も可能であ
る。
置本体34側に設け、保持棒39をアダプタ31側に設
けてもよい。また、本発明は油圧式のディスクブレーキ
装置以外のディスクブレーキ装置への適用も可能であ
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
支持パイプの台座にアダプタを取付け、アダプタに対し
装置本体を移動可能に保持して位置決め後に固定するよ
うにしたので、装置本体を台座に簡単かつ作業性よく位
置決めして取付けることができる。また、一方のブレー
キシューが摩耗した場合でも固定手段の固定を解除する
だけで同様に装置本体を簡単かつ作業性よく位置決めす
ることができる。
支持パイプの台座にアダプタを取付け、アダプタに対し
装置本体を移動可能に保持して位置決め後に固定するよ
うにしたので、装置本体を台座に簡単かつ作業性よく位
置決めして取付けることができる。また、一方のブレー
キシューが摩耗した場合でも固定手段の固定を解除する
だけで同様に装置本体を簡単かつ作業性よく位置決めす
ることができる。
【図1】本発明に係るディスクブレーキ装置の断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明に係るアダプタを台座と共に示す正面図
である。
である。
【図3】本発明に係るアダプタに対する装置本体の位置
決めを説明する図である。
決めを説明する図である。
【図4】本発明に係るばね部材を装着したピストンの背
面図である。
面図である。
【図5】本発明に係るディスクブレーキ装置の台座への
取付状態を示す斜視図である。
取付状態を示す斜視図である。
【図6】従来のディスクブレーキ装置の取付状態を示す
正面図である。
正面図である。
【図7】従来の同取付状態を示す断面図である。
【図8】ディスクに対する装置本体の位置決めを説明す
る概略図である。
る概略図である。
20 支持パイプ 21 ディスク 22 台座 23 固定ボルト 31 アダプタ 32 嵌挿部 33 締付ねじ 34 装置本体 38 フランジ 39 保持棒 40 ピストン 46 ばね部材
Claims (2)
- 【請求項1】 車軸を支持する支持パイプに設けられる
台座に取付けられ、前記車軸と共に回転するディスクを
制動するための二輪車のディスクブレーキ装置におい
て、 前記台座に装置本体を取付けるために、該台座に固定さ
れるアダプタと、 該アダプタに前記装置本体を前記ディスクの板面に対し
て直交する方向へ移動可能に保持させる本体保持手段
と、 該本体保持手段を介して保持された前記装置本体を該保
持位置で固定する固定手段とを含むことを特徴とする二
輪車のディスクブレーキ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の二輪車のディスクブレー
キ装置において、前記装置本体は、制動時に油の供給さ
れるシリンダと、該シリンダ内で油圧により相互に接近
する方向に突出し、前記ディスクを挟圧する一対のピス
トンとを備え、 更に、該ピストンに係合され、前記突出したピストンを
前記シリンダ内で元の位置まで後退させるばね部材を含
むことを特徴とする二輪車のディスクブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000104371A JP2001289271A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 二輪車のディスクブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000104371A JP2001289271A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 二輪車のディスクブレーキ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001289271A true JP2001289271A (ja) | 2001-10-19 |
Family
ID=18617921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000104371A Pending JP2001289271A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 二輪車のディスクブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001289271A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010164116A (ja) * | 2009-01-15 | 2010-07-29 | Jtekt Corp | 車輪用軸受装置 |
EP3018022A3 (de) * | 2014-10-16 | 2016-10-19 | Gustav Magenwirth GmbH & Co. KG | Felgenbremse und bremsschuh |
CN110219910A (zh) * | 2019-05-08 | 2019-09-10 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 制动卡钳 |
-
2000
- 2000-04-06 JP JP2000104371A patent/JP2001289271A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010164116A (ja) * | 2009-01-15 | 2010-07-29 | Jtekt Corp | 車輪用軸受装置 |
EP3018022A3 (de) * | 2014-10-16 | 2016-10-19 | Gustav Magenwirth GmbH & Co. KG | Felgenbremse und bremsschuh |
CN110219910A (zh) * | 2019-05-08 | 2019-09-10 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 制动卡钳 |
CN110219910B (zh) * | 2019-05-08 | 2021-04-16 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 制动卡钳 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3776333A (en) | Bicycle brake arrangement | |
US8678144B2 (en) | Hydraulic caliper brake for a bicycle | |
US8459416B2 (en) | Quick-release apparatus for a bicycle hydraulic caliper brake | |
EP1535702A1 (en) | Clamp device | |
US5269053A (en) | Compact disc brake piston retraction tool and method for retracting disc brake piston | |
JP2001289271A (ja) | 二輪車のディスクブレーキ装置 | |
US6935468B2 (en) | Caliper for a disk brake and support element for a caliper for a disk brake | |
CN108284334A (zh) | 变速箱壳体加工专用夹具 | |
ZA985009B (en) | Quick-action clamping nut for clamping the rim of a vehicle wheel on an externally threaded end of a shaft of a balancing machine | |
US6305509B1 (en) | Method and apparatus for enhancing vehicle braking efficiency | |
CN215925922U (zh) | 一种探杆夹持器 | |
JPS6314109Y2 (ja) | ||
US4834405A (en) | Bicycle support stand | |
US5870814A (en) | Method for replacing a vehicular wheel cylinder | |
US4884663A (en) | Device for supporting and attaching a disk brake caliper | |
KR100195036B1 (ko) | 유압 브레이크의 마스터 실린더 유닛 분해용 지그 | |
CN221075050U (zh) | 基于球墨铸铁加工的汽车盘式制动钳结构 | |
JPH0248315Y2 (ja) | ||
CN218984578U (zh) | 一种卡车桥转向节加工的定位机构 | |
JPH0356473Y2 (ja) | ||
JP2578579Y2 (ja) | オイルダンパクランプ機構 | |
JP2652127B2 (ja) | ブレーキマスターシリンダーストッパー | |
JP3032667U (ja) | ステアリングホイール補助器 | |
JPH0735126Y2 (ja) | 流体圧シリンダ等におけるカバー取付装置 | |
KR200144914Y1 (ko) | 브레이크 페달 행정거리 조정용 지그 |