JP2001289193A - 汚水ポンプ - Google Patents

汚水ポンプ

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JP2001289193A
JP2001289193A JP2000103939A JP2000103939A JP2001289193A JP 2001289193 A JP2001289193 A JP 2001289193A JP 2000103939 A JP2000103939 A JP 2000103939A JP 2000103939 A JP2000103939 A JP 2000103939A JP 2001289193 A JP2001289193 A JP 2001289193A
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JP
Japan
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blade
impeller
leading edge
sub
blades
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Pending
Application number
JP2000103939A
Other languages
English (en)
Inventor
Kousuke Ashihara
浩介 足原
Atsushi Kaneko
淳 金子
Takashi Enomoto
隆 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 羽根枚数が1枚の時よりもポンプ効率を向上
させつつ、十分な通過粒径を確保できるようにした汚水
ポンプ用羽根車を提供する。 【解決手段】 主羽根18と副羽根20の2枚の翼を有
し、子午面において、副羽根20の前縁20aは主羽根
18の前縁18a位置より下流側に位置し、かつ副羽根
20の後縁20bの周方向における位置が主羽根18の
後縁18bの軸対称位置から回転方向に偏在している羽
根車12を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚水ポンプに係
り、特に、固形物や汚染物等を含む汚水を確実にかつ経
済的に輸送するための流路を確保して、汚物による閉塞
を防ぐようにした汚水ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、清水用ポンプにあっては、羽根
枚数が5〜7枚程度の羽根車が一般に使用されている
が、このように羽根枚数が多いと、羽根車の内部におけ
る互いに隣接する羽根間で区画形成される流路面積がポ
ンプ吸込口における流路面積よりかなり狭くなって、こ
の羽根車内部の流路面積で通過粒径が規制されてしま
う。そこで、汚水用ポンプでは固形物や汚染物が羽根車
内部の流路を塞いで揚水ができなくなることを防ぐため
に、羽根枚数を少なくして通過粒径を大きくすることで
対処している。特に、羽根枚数が1枚の場合には、流路
面積(通過粒径)を最大とすることができる。
【0003】また、従来の一般的な羽根車における翼
(羽根)にあっては、図3に示すように、翼1の子午面
における前縁1aが半径方向の外方に向けて流れ方向に
沿って前傾する形状に、即ち軸と直交する直線A−Aに
対して外周端部側が内周端部側より流れ方向の上流側に
位置する形状に形成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、羽根枚
数が1枚の場合では、羽根車の通過粒径が最大になるも
のの、羽根車から放出される取扱液の流れが周方向に不
均一になってバランスが悪く、振動が発生するばかりで
なく、羽根車の効率がかなり悪くなってしまう。一方、
羽根枚数が2枚の場合では、羽根枚数が1枚の時より効
率が良くなるが、一般に同じ形状の羽根を軸対称位置に
配置して構成されていたため、一方の羽根の前部と他方
の羽根の後部との間で区画される流路面積が狭くなり、
ここでの通過粒径が小さくなって、汚水ポンプとして信
頼性が落ちるといった問題があった。
【0005】また、従来の一般的なポンプの羽根車のよ
うに、翼1の子午面における前縁1aを半径方向の外方
に向けて流れ方向に沿って前傾する形状に形成すると、
例えば繊維状の長いごみ等が翼1の前縁1aに引っかか
り易く、しかも容易に離れなくなって、ポンプが閉塞し
易くなるといった問題があった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みて為されたもの
で、羽根枚数が1枚の時よりもポンプ効率を向上させつ
つ、十分な通過粒径を確保できるようにした汚水ポンプ
用羽根車を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、主羽根と副羽根の2枚の翼を有し、子午面におい
て、前記副羽根の前縁は前記主羽根の前縁位置より下流
側に位置し、かつ周方向において、前記副羽根の後縁は
前記主羽根の後縁の軸対称位置から回転方向に偏在して
いる羽根車を有することを特徴とする汚水ポンプ用羽根
車である。
【0008】これにより、羽根車における副羽根の前部
と主羽根の後部との間、及び主羽根の前部と副羽根の後
部との間に区画形成される流路面積を、通常の羽根枚数
が2枚の羽根車における一方の羽根の前部と他方の羽根
の後部との間で区画形成される流路面積に比して広くし
て、ここでの通過粒径を大きくなし、しかも羽根車の流
れ方向に沿った後半部分を2枚翼としてバランスを良く
し、羽根枚数が1枚の場合と比較してポンプ効率を高め
ることができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記翼の少なく
とも主羽根の前縁は、その子午面において、半径方向の
外方に向けて流れ方向に沿って後傾している形状である
ことを特徴とする請求項1記載の汚水ポンプである。こ
れにより、例えば繊維状の長いごみ等が翼の前縁に引っ
かかっても、このごみは水の流れと遠心力の作用によ
り、翼の前縁に沿って該前縁から離れる方向に流れて、
ここに絡み付くことが防止される。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記翼の外側に
位置するケーシングの内側に、前記翼の前縁から後縁に
延びる複数の溝を設けたことを特徴とする請求項1また
は2記載の汚水ポンプである。これにより、例えば羽根
車とケーシングとの間に流入した固形物や汚染物を羽根
車の回転に伴いケーシングの溝で切断または粉砕して閉
塞しにくくすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
及び図2を参照して説明する。図1及び図2は、本発明
の実施の形態のオープン型の羽根車を備えた汚水ポンプ
を示すもので、このポンプには、ケーシング10の内部
に位置して、主軸と一体に回転する羽根車12が収納さ
れ、この羽根車12には、このボス14から主板16に
かけて主羽根18と副羽根20の2枚の翼(羽根)が設
けられている。また、ケーシング10の内部の主羽根1
8及び副羽根20に対向する位置にケーシングライナ2
2が設けられている。
【0012】前記副羽根20の前縁20aは、図1に示
すように、その子午面において、主羽根18の前縁18
aよりも下流側に位置している。また、前記副羽根20
の後縁20bは、図2に示すように、その円周方向にお
いて、主羽根18の後縁18bの軸対称位置から回転方
向の前方に角度θだけ偏在した位置に位置している。
【0013】これによって、2枚の翼(羽根)をその前
縁が子午面において同じ位置に位置するようにして、同
じ形状の翼を軸対称に配置した羽根枚数2枚の従来の一
般的な羽根車における一方の羽根の前部と他方の羽根の
後部とで区画される流路面積に比べて、副羽根20の前
部と主羽根18の後部で区画される流路面積、及び主羽
根18の前部と副羽根20の後部で区画される流路面積
が広くなって、ここでの通過粒径が大きく、かつ副羽根
20の長さの方が主羽根18の長さより短くなってい
る。
【0014】即ち、同じ形状の翼を軸対称に配置した従
来の一般的な羽根枚数2枚の羽根車にあっては、一方の
羽根の前部と他方の羽根の後部とで区画される流路面積
が狭くなり、この流路面積によって通過粒径が規制され
て、ここで閉塞が発生し易いが、このように、主羽根1
8に比べて、副羽根20の前縁20aの子午面における
位置を後退させ、かつ後縁20bの周方向位置を回転方
向に偏在させることで、羽根車の通過粒径を通常の羽根
枚数が2枚の場合よりも大きくすることができる。
【0015】しかも、羽根車の後半部分は、主羽根18
と副羽根20の2枚翼となっており、これによって、羽
根枚数が1枚の場合より、羽根車12から放出される取
扱液の流れの周方向に沿った不均一を小さく抑えてバラ
ンスを良くし、これによって、ポンプ効率を向上させる
ことができる。
【0016】この実施の形態にあっては、図1に示すよ
うに、主羽根18の前縁18a及び副羽根20の前縁2
0aが、その子午面において、半径方向の外方に向けて
流れ方向に沿って後傾している形状に、即ち軸と直交す
る直線A−Aに対して外周端部側が内周端部側より流れ
方向の下流側に位置する形状に形成されている。
【0017】更に、主羽根18及び副羽根20の外側に
位置するケーシングライナ22の内側には、主羽根18
の前縁18aから後縁18b及び副羽根20の前縁20
aから後縁20bに延びる複数の溝22aが設けられて
いる。
【0018】これによって、例えば繊維状の長いごみ等
が主羽根18の前縁18aや副羽根20の前縁20aに
引っかかっても、これらのごみは水の流れと遠心力の作
用により、主羽根18の前縁18aや副羽根20の前縁
20aに沿って該前縁から離れる方向に流れ、その一部
は、ケーシングライナ22と羽根車12との間に流入す
るが、ここに流入した固形物や汚染物を羽根車の回転に
伴いケーシングライナ22の溝22aで切断または粉砕
して閉塞しにくくすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同じ形状の翼を軸対称に配置した羽根枚数2枚の従来の
一般的な羽根車に比べて、通過粒径を規制する流路面積
を広くして汚水用ポンプとしての信頼性を高め、しかも
羽根車の流れ方向に沿った後半部分を2枚翼としてバラ
ンスを良くし、これによって、羽根枚数が1枚の場合と
比較してポンプ効率を高めることができる。
【0020】また、翼の前縁を、その子午面において、
半径方向の外方に向けて流れ方向に沿って後傾している
形状に形成し、更にケーシングの内側に複数の溝を設け
ることで、汚水用ポンプとして無閉塞性を向上させて信
頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の汚水用ポンプの子午面図
である。
【図2】同じく、羽根車の正面図である。
【図3】従来の清水用ポンプの羽根車の子午面図であ
る。
【符号の説明】
10 ケーシング 12 羽根車 14 ボス 16 主板 18 主羽根 18a 前縁 18b 後縁 20 副羽根 20a 前縁 20b 後縁 22 ケーシングライナ 22a 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎本 隆 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 Fターム(参考) 3H033 AA01 AA20 BB01 BB07 CC01 CC04 DD03 DD12 DD21 EE19 3H034 AA01 AA20 BB01 BB07 CC01 CC04 DD02 EE18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主羽根と副羽根の2枚の翼を有し、子午
    面において、前記副羽根の前縁は前記主羽根の前縁位置
    より下流側に位置し、かつ周方向において、前記副羽根
    の後縁は前記主羽根の後縁の軸対称位置から回転方向に
    偏在している羽根車を有することを特徴とする汚水ポン
    プ用羽根車。
  2. 【請求項2】 前記翼の少なくとも主羽根の前縁は、そ
    の子午面において、半径方向の外方に向けて流れ方向に
    沿って後傾している形状であることを特徴とする請求項
    1記載の汚水ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記翼の外側に位置するケーシングの内
    側に、前記翼の前縁から後縁に延びる複数の溝を設けた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の汚水ポンプ。
JP2000103939A 2000-04-05 2000-04-05 汚水ポンプ Pending JP2001289193A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006061914A1 (ja) * 2004-12-08 2006-06-15 Ebara Corporation インデューサ及びポンプ
JP2007270692A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Kubota Corp 羽根車および羽根車を備えたポンプ
CN104613002A (zh) * 2013-11-04 2015-05-13 江苏大学 一种涡旋前伸式双叶片污水泵

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WO2006061914A1 (ja) * 2004-12-08 2006-06-15 Ebara Corporation インデューサ及びポンプ
JP2007270692A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Kubota Corp 羽根車および羽根車を備えたポンプ
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