JP2001289166A - 真空処理装置、及び真空処理方法 - Google Patents

真空処理装置、及び真空処理方法

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JP2001289166A
JP2001289166A JP2000108846A JP2000108846A JP2001289166A JP 2001289166 A JP2001289166 A JP 2001289166A JP 2000108846 A JP2000108846 A JP 2000108846A JP 2000108846 A JP2000108846 A JP 2000108846A JP 2001289166 A JP2001289166 A JP 2001289166A
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Hitoshi Ikeda
均 池田
Yoshio Sunaga
芳雄 砂賀
Masashi Kikuchi
正志 菊池
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡便な真空排気系で複数の真空槽を真空排気す
る。 【解決手段】複数の真空槽11〜13に、それぞれ主真
空ポンプ71〜73を接続し、各主真空ポンプ71〜7
3の背圧を1台の補助真空ポンプ80で制御する。真空
槽11〜13の内、真空槽11の排気を、粗引きポンプ
40から主真空ポンプ71への切り替えは、真空槽11
内の圧力が、他の真空槽12、13を含めた最大プロセ
ス圧力の10%増しの圧力以下まで低下した後に行う。
他の真空槽12、13内が最大プロセス圧力であったと
しても、補助真空ポンプ80の能力には余裕があるの
で、真空槽11〜13内の圧力が不安定になることはな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真空処理の技術にか
かり、特に、簡単な装置で複数の真空槽の真空排気を行
える技術を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】図3の符号101は、従来技術の真空装
置を示している。この真空装置101は、スパッタ装
置、CVD装置、エッチング装置等から成る複数の真空
槽111〜113と、ガス排気切替系121〜123
と、粗引き真空ポンプ141〜143と、主真空ポンプ
171〜173と、補助真空ポンプ181〜183とを
それぞれ複数台ずつ有している。
【0003】各ガス排気切替系121〜123内には、
粗引きバルブ151〜153と、主真空バルブ161〜
163とが設けられている。
【0004】粗引きポンプ141〜143の吸気口と、
主真空ポンプ171〜173の吸気口は、粗引きバルブ
151〜153と主真空バルブ161〜163を介し
て、それぞれ各真空槽111〜113に接続されてい
る。
【0005】真空槽111〜113内部に大気圧程度の
気体が充満している場合には、主真空バルブ161〜1
63を閉じ、粗引きバルブ151〜153を開け、粗引
きポンプ141〜143を動作させ、各真空槽111〜
113内部を真空排気する。真空排気された気体(空気)
は、粗引きポンプ141〜143の排気口から大気中に
排気される。
【0006】予め主真空ポンプ171〜173を動作さ
せておき、真空槽111〜113内部が1〜数十Pa程
度まで粗引きポンプ141〜143で真空排気された
後、粗引きバルブ151〜153を閉じ、主真空バルブ
161〜163を開けると、真空槽111〜113内部
に残留していた気体が主真空ポンプ171〜173によ
って真空排気される。
【0007】主真空ポンプ171〜173の排気口は補
助真空ポンプ181〜183の吸気口に接続されてお
り、主真空ポンプ171〜173が排気する気体は、補
助真空ポンプ181〜183によって排気され、排ガス
処理装置110に導かれ、除害された後、大気に放出さ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
真空装置101では、各主真空ポンプ171〜173毎
に補助真空ポンプ181〜183が接続されているた
め、装置コストが高く、ポンプの守備も面倒である。
【0009】本発明は上記従来技術の不都合を解決する
ために創作されたものであり、その目的は、簡便な真空
排気系で複数の真空槽を真空排気できる技術を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、複数の真空槽と、前記各真
空槽にそれぞれ接続された主真空ポンプと、前記各主真
空ポンプの排気口に接続された1台の補助真空ポンプと
を有する真空処理装置である。請求項2記載の発明は、
前記各真空槽には粗引き真空ポンプが接続された請求項
1記載の真空処理装置であって、前記各真空槽には真空
計が設けられ、前記各真空槽のうち、前記粗引き真空ポ
ンプによって真空排気している真空槽に設けられた前記
真空計の値が所定圧力以下になった後、該真空槽の真空
排気が、前記粗引き真空ポンプから前記主真空ポンプに
切り替えて行われるように構成された真空処理装置であ
る。請求項3記載の発明は、複数の真空槽と、前記各真
空槽にそれぞれ接続された主真空ポンプと、前記各主真
空ポンプの排気口に接続された1台の補助真空ポンプ
と、前記各真空槽に接続された粗引きポンプとを用い、
前記真空槽内で基板の真空処理を行う真空処理方法であ
って、前記各真空槽内で前記真空処理が行われるときの
最大プロセス圧力を予め求めておき、前記真空槽内を前
記粗引きポンプで真空排気して圧力を低下させ、前記粗
引きポンプから前記主真空ポンプに切り替え、更に圧力
を低下させる際に、該真空槽内の圧力が、前記最大プロ
セス圧力の10%増しの圧力以下になった後、前記主真
空ポンプに切り替える真空処理方法である。請求項4記
載の発明は、複数の真空槽にそれぞれ主真空ポンプの吸
気口を接続し、前記各主真空ポンプの排気口に1台の補
助真空ポンプを接続し、前記補助真空ポンプによって前
記主真空ポンプの背圧を制御する真空処理装置の、前記
補助真空ポンプの実効排気速度を設定する排気速度設定
方法において、前記各主真空ポンプが接続された前記各
真空槽のうち、真空処理中に最も圧力が高くなるものの
最大プロセス圧力を求め、前記各真空槽内が前記最大プ
ロセス圧力の10%増の圧力まで上昇した状態で、前記
各主真空ポンプが真空排気した場合であっても、前記補
助真空ポンプの排気能力を超えないように、前記補助真
空ポンプの排気速度を設定する排気速度設定方法であ
る。請求項5記載の発明は、請求項4記載の排気速度設
定方法であって、前記補助真空ポンプに、新たな主真空
ポンプを介して新たな真空槽を増設した場合に、前記新
たな真空槽を含む各真空槽内が、前記最大プロセス圧力
の10%増の圧力まで上昇した状態で前記各主真空ポン
プが真空排気した場合であっても、前記補助真空ポンプ
の排気能力を超えないように、前記補助真空ポンプの排
気速度を設定する排気速度設定方法である。
【0011】本発明は上記のように構成されており、1
台の補助真空ポンプの吸気口に、複数台の主真空ポンプ
の排気口を接続し、各主真空ポンプが排気する気体を1
台の補助真空ポンプによって真空排気するようになって
いる。
【0012】この場合、各主真空ポンプが排気する気体
の量に対し、補助真空ポンプの実効排気速度が低いと、
主真空ポンプの背圧が上昇し、真空槽内の圧力が不安定
になる場合がある。
【0013】本発明では、主真空ポンプを介して補助真
空ポンプに接続された真空槽のうち、エッチングプロセ
ス等の真空処理を行っている最中に圧力が最大になるも
のを予め調べ、各真空槽内が、その最大プロセス圧力の
10%の圧力になっても、各主真空ポンプが安定に真空
排気できるように補助真空ポンプの能力(実効排気速度)
を設定している。
【0014】各真空槽内では異なる真空処理プロセスが
行われる場合があるが、各真空槽内が最大プロセス圧力
になると仮定して補助真空ポンプの能力が決定されてい
るので、将来の増設の可能性も考慮し、増設する真空槽
も含め、全部の真空槽内が、最大プロセス圧力の10%
の圧力になっても、各主真空ポンプが安定に真空排気で
きるように補助真空ポンプの能力が設定されている。
【0015】本発明では、増設する真空槽に接続される
主真空ポンプも含め、各主真空ポンプの排気口は1台の
補助真空ポンプの吸気口に接続される。各主真空ポンプ
の背圧をP(単位:Pa)、補助真空ポンプの吸気口への
ガス流入量をQ(単位:Pa・m3/sec)とすると、
必要な排気速度S(単位:m3/sec) は、 S>Q/P となる。
【0016】図2は、ドライポンプの圧力に対する排気
速度を示すグラフの一例であり(供給電圧50Hzの場
合)、排気性能曲線A、B、Cは、それぞれ異なるドラ
イポンプの能力を示している。必要な背圧Pと各真空槽
から排気される反応ガスの流入量Qとから必要な排気速
度Sが求められるから、図2のような排気性能曲線A〜
Cを見て、用いるドライポンプが決定される。
【0017】上記のような排気能力の補助真空ポンプが
用いられる結果、真空槽内を粗引きポンプによって真空
排気し、その真空槽内の圧力が、各真空槽の最大プロセ
ス圧力+10%の以下になった後、粗引きポンプから主
真空ポンプに切り替えるので、仮に、切り替えに係る真
空槽以外の真空槽内が全て最大プロセス圧力下で真空処
理が行われている場合であっても、各主真空ポンプの背
圧は不安定にならず、各真空槽内の圧力は安定してい
る。
【0018】なお、各真空槽内で行われる真空処理は異
なる場合があるため、各真空槽内の最大プロセス圧力は
同じ値であるとは限らない。従って、将来増設する真空
槽も含め、各真空槽毎の最大プロセス圧力の平均値の1
0%増しの圧力を目安として補助真空ポンプの能力を設
定することも考えられるが、その場合には、増設する真
空槽の種類や真空処理工程が変更された場合、補助真空
ポンプの能力不足になったり、逆に過剰能力になってし
まうことが予想される。
【0019】
【発明の実施の形態】図1の符号1は、本発明の一例の
真空装置である。この真空装置1は、1台の粗引きポン
プ40と、複数の真空槽11〜13と、真空槽11〜1
3と同数のガス排気切替系21〜23及び主真空ポンプ
71〜73と、1台の補助真空ポンプ80とを有してい
る。
【0020】ここでは、粗引きポンプ40は、メカニカ
ルブースターポンプと油回転ポンプを組合わせた真空ポ
ンプが用いられている。主真空ポンプ71〜73には、
実効排気速度600m3/時間のメカニカルブースター
ポンプが用いられており、補助真空ポンプ80には、実
効排気速度126m3/時間のドライポンプが用いられ
ている。
【0021】各ガス排気切替系21〜23内には、粗引
きバルブ51〜53と、主真空バルブ61〜63と、可
変コンダクタンスバルブ66〜68とがそれぞれ設けら
れている。
【0022】粗引きポンプ40の吸気口は、各ガス排気
切替系21〜23内の粗引きバルブ51〜53を介し
て、各真空槽11〜13にそれぞれ接続されており、主
真空バルブ61〜63を閉じ、粗引きバルブ51〜53
を開けて粗引きポンプ40を動作させると、各真空槽1
1〜13内を真空排気できるように構成されている。複
数の粗引きバルブ51〜53のうち、所望のものだけを
開けることで、その粗引きバルブ51〜53に対応した
真空槽11〜13内だけを真空排気することができる。
【0023】他方、各主真空ポンプ71〜73の吸気口
は、主真空バルブ61〜63と、可変コンダクタンスバ
ルブ66〜68を介して各真空槽11〜13にそれぞれ
接続されている。
【0024】また、各主真空ポンプ71〜73の排気口
は、1台の補助真空ポンプ80の吸気口に接続されてい
る。補助真空ポンプ80の排気口は排ガス処理装置10
に接続されている。
【0025】補助真空ポンプ80と各主真空ポンプ71
〜73を動作させ、粗引きバルブ51〜53を閉じた状
態で、主真空バルブ61〜63のうちの所望のものを開
けると、その主真空バルブ61〜63に接続された真空
槽11〜13内部が低圧力まで真空排気される。この場
合、真空槽11〜13内に所定流量の気体を導入しなが
ら、可変コンダクタンスバルブ66〜68のコンダクタ
ンスを調整することで、真空槽11〜13内部を所望の
圧力に維持できるようになっている。
【0026】上記真空槽11〜13が、エッチング装置
であり、各真空槽11〜13内で並行して基板表面の薄
膜をエッチングする場合について説明する。
【0027】ここでは、2台の真空槽12、13内には
反応性ガスが導入されており、基板表面の薄膜のエッチ
ングプロセスが進行中であるものとし、他の1台の真空
槽11内には基板が搬入され、大気圧下にあるものとす
る。
【0028】この場合、薄膜のエッチングプロセス進行
中の真空槽12、13に接続された粗引きバルブ52、
53は閉じられ、主真空バルブ62、63は開けられて
おり、真空槽12、13内には、薄膜をエッチングする
ための反応性ガスが導入されると共に、この反応性ガス
が、主真空ポンプ72、73によって真空排気されてい
る。
【0029】主真空ポンプ72、73から排気された反
応性ガスは、補助真空ポンプ80によって排ガス処理装
置10に導かれ、除害処理が行われた後、大気に放出さ
れる。この状態では、主真空ポンプ72、73の排気口
側の圧力、即ち、主真空ポンプ72、73の背圧は補助
真空ポンプ80によって一定の圧力に維持されている。
【0030】基板が搬入された真空槽11内部は、先ず
大気から遮断し、その真空槽11に対応するガス排気切
替系21を操作し、主真空バルブ61を閉じた状態で粗
引きバルブ51を開け、真空槽11内を粗引きポンプ4
0によって真空排気させると、真空槽11内の圧力は大
気圧から低下する。
【0031】各真空槽11〜13には、真空計81〜8
3が接続されており、図示しない制御装置によって内部
圧力がモニタされている。
【0032】薄膜のエッチング処理等の真空処理が行わ
れている真空槽12、13内には所定流量で反応性ガス
が導入されており、それらの真空槽12、13に接続さ
れた可変コンダクタンスバルブ67、68の開度は、真
空槽12、13に接続された真空計82、83が示す圧
力によって制御されている。具体的には、可変コンダク
タンスバルブ82、83の開度により、真空槽12、1
3内の圧力が一定値に維持されるように主真空ポンプ7
2、73の排気速度が調節されている。この真空処理装
置1では、薄膜のエッチングプロセス進行中には、真空
槽11〜13内の内部圧力は最小で15Pa、最大でも
40Paの範囲になるように制御されている。
【0033】真空排気を開始した真空槽11内の圧力
は、真空計81によって監視しておき、真空槽11内の
圧力が、薄膜エッチングプロセスの最大プロセス圧力+
10%(40Pa+10%=44Pa)の圧力よりも低下
したら、粗引きバルブ51を閉じ、主真空バルブ61を
開ける。
【0034】この状態では、1台の補助真空ポンプ80
が複数の主真空ポンプ71〜73の排気ガスを真空排気
している。ここでは、補助真空ポンプ80は、全ての主
真空ポンプ71〜73に接続されており、各主真空ポン
プ71〜73に接続された真空槽11〜13の内部が、
全て最大プロセス圧力+10%の圧力下にある場合で
も、補助真空ポンプ80は、各主真空ポンプ71〜73
の排気口から排気されるガスを十分真空排気できるよう
に構成されている。
【0035】真空槽11内を真空排気する真空ポンプ
を、粗引きポンプ40から主真空ポンプ71に切り替え
た後、一旦0.5Pa〜1.0Pa程度の低圧力まで真
空排気し、次いで真空槽11内に所定流量の反応性ガス
を導入する。
【0036】反応性ガスの導入後、真空槽11内が所定
圧力(15Pa〜40Pa)で安定したところで真空槽1
1内の基板表面近傍にプラズマを生成すると、薄膜エッ
チングプロセスが開始される。この段階では全ての真空
槽11〜13内で薄膜のエッチングプロセスが進行して
いる。
【0037】この状態で真空槽12内で、所定膜厚まで
薄膜がエッチングされたものとすると、その真空槽12
内への反応ガスの導入を停止させると共にプラズマを消
滅させ、真空槽12内部に残留する反応性ガスを真空排
気した後、その真空槽12に接続された主真空バルブ6
2を閉じ、真空槽12内に大気を導入する。真空槽12
内部が大気圧になった後、真空槽12内を大気に開放
し、基板を取り出す。
【0038】次いで、真空層12内に未処理の基板を配
置した後、真空槽12を大気から遮断し、上記と同様の
手順により、先ず、粗引きポンプ40によって最大プロ
セス圧力±10%以下まで真空排気した後、主真空ポン
プ72に切り替え、更に低圧力まで真空排気した後、反
応性ガスを導入し、薄膜エッチングプロセスを開始す
る。
【0039】以上説明したように、本発明の真空処理装
置1によれば、1台の補助真空ポンプ80によって複数
の主真空ポンプ71〜73を動作させることができるた
め、補助真空ポンプの数が少なくなり、また、配管が簡
潔になる。
【0040】なお、上記の主真空ポンプ71〜73には
メカニカルブースターポンプを用いたが、本発明の主真
空ポンプ71〜73はそれに限定されるものではなく、
吸気口から取り込んだ気体を排気口から放出する真空ポ
ンプを広く用いることができる。
【0041】また、補助真空ポンプ80は、ドライポン
プに限定されるものではない。本発明の補助真空ポンプ
80は、各真空槽11〜13内が最大プロセス圧力+1
0%の圧力にあるときでも、それらに接続された主真空
ポンプ71〜73の背圧を十分低下させ、各真空槽11
〜13内の圧力が不安定にならないようにできる真空ポ
ンプであればよい。上記実施例では、1台の粗引きポン
プで複数の真空槽を粗引きしたが、各真空槽にそれぞれ
粗引きポンプを接続してもよい。
【0042】また、上記実施例では、各真空槽11〜1
3内でエッチング法によって薄膜をエッチングする場合
について説明したが、本発明はそれに限定されるもので
はなく、スパッタ法、CVD法、蒸着法によって薄膜を
形成する場合も広く含まれる。要するに、真空槽11〜
13内に気体を導入し、真空処理を行う真空処理装置を
広く含む。
【0043】なお、本発明では、各真空槽11〜13内
に供給される気体(反応性ガス)が、主真空ポンプ71〜
73を介して、補助真空ポンプ80によって排気される
際に、補助真空ポンプ80の排気口側で混じり合うの
で、各真空槽11〜13内に、それぞれ異なる気体を導
入する場合には、それらが混じり合っても爆発する危険
性のない気体の組合せを用いる場合に限られる。
【0044】
【発明の効果】1台の補助ポンプで複数の主真空ポンプ
の排気を行ってプロセス圧力を制御できるので、配管が
簡潔になり、低コストである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真空処理装置の一例
【図2】補助真空ポンプの設定方法を説明するためのグ
ラフ
【図3】従来技術の真空処理装置
【符号の説明】
1……真空処理装置 11〜12……真空槽 71
〜73……主真空ポンプ 80……補助真空ポンプ 40……粗引きポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊池 正志 神奈川県茅ヶ崎市萩園2500番地 日本真空 技術株式会社内 Fターム(参考) 3H076 AA21 AA38 AA39 BB41 BB43 CC41 CC51 CC94

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の真空槽と、 前記各真空槽にそれぞれ接続された主真空ポンプと、 前記各主真空ポンプの排気口に接続された1台の補助真
    空ポンプとを有する真空処理装置。
  2. 【請求項2】前記各真空槽には粗引き真空ポンプが接続
    された請求項1記載の真空処理装置であって、 前記各真空槽には真空計が設けられ、 前記各真空槽のうち、前記粗引き真空ポンプによって真
    空排気している真空槽に設けられた前記真空計の値が所
    定圧力以下になった後、該真空槽の真空排気が、前記粗
    引き真空ポンプから前記主真空ポンプに切り替えて行わ
    れるように構成された真空処理装置。
  3. 【請求項3】複数の真空槽と、 前記各真空槽にそれぞれ接続された主真空ポンプと、 前記各主真空ポンプの排気口に接続された1台の補助真
    空ポンプと、 前記各真空槽に接続された粗引きポンプとを用い、 前記真空槽内で基板の真空処理を行う真空処理方法であ
    って、前記各真空槽内で前記真空処理が行われるときの
    最大プロセス圧力を予め求めておき、 前記真空槽内を前記粗引きポンプで真空排気して圧力を
    低下させ、前記粗引きポンプから前記主真空ポンプに切
    り替え、更に圧力を低下させる際に、該真空槽内の圧力
    が、前記最大プロセス圧力の10%増しの圧力以下にな
    った後、前記主真空ポンプに切り替える真空処理方法。
  4. 【請求項4】複数の真空槽にそれぞれ主真空ポンプの吸
    気口を接続し、 前記各主真空ポンプの排気口に1台の補助真空ポンプを
    接続し、 前記補助真空ポンプによって前記主真空ポンプの背圧を
    制御する真空処理装置の、 前記補助真空ポンプの実効排気速度を設定する排気速度
    設定方法において、 前記各主真空ポンプが接続された前記各真空槽のうち、
    真空処理中に最も圧力が高くなるものの最大プロセス圧
    力を求め、 前記各真空槽内が前記最大プロセス圧力の10%増の圧
    力まで上昇した状態で、前記各主真空ポンプが真空排気
    した場合であっても、前記補助真空ポンプの排気能力を
    超えないように、前記補助真空ポンプの排気速度を設定
    する排気速度設定方法。
  5. 【請求項5】前記補助真空ポンプに、新たな主真空ポン
    プを介して新たな真空槽を増設した場合に、前記新たな
    真空槽を含む各真空槽内が、前記最大プロセス圧力の1
    0%増の圧力まで上昇した状態で前記各主真空ポンプが
    真空排気した場合であっても、前記補助真空ポンプの排
    気能力を超えないように、前記補助真空ポンプの排気速
    度を設定する請求項4記載の排気速度設定方法。
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