JP2001288062A - 義歯洗浄剤 - Google Patents

義歯洗浄剤

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JP2001288062A JP2000099033A JP2000099033A JP2001288062A JP 2001288062 A JP2001288062 A JP 2001288062A JP 2000099033 A JP2000099033 A JP 2000099033A JP 2000099033 A JP2000099033 A JP 2000099033A JP 2001288062 A JP2001288062 A JP 2001288062A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】義歯に付着した歯石を、義歯素材に影響を与え
ることなく、効果的に除去できる義歯洗浄剤を提供す
る。 【解決手段】酸及び過硫酸塩を含有する酸性速溶部と炭
酸塩及び過ホウ酸塩を含有するアルカリ性徐溶部を有す
る粒状もしくは錠剤状の義歯洗浄剤であって、義歯洗浄
水に配合されて該水の液性を低pHから高pHに変化さ
せることのできる義歯洗浄剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は義歯の洗浄に用いら
れる義歯洗浄剤に関する。より詳細には本発明は義歯に
付着した歯石を、義歯素材に影響を与えることなく、効
果的に除去できる義歯洗浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術】義歯は、総義歯や部分義歯の別に関わら
ず汚れが付着しやすく、放置しておくと汚れの中に形成
された細菌叢に歯石が形成され、それが臭いや歯周病の
誘発原因となることがある。このため、従来より義歯を
洗浄し、清潔に保つために種々義歯洗浄剤が開発され使
用されている。
【0003】従来の義歯洗浄剤は、界面活性剤及び漂白
剤を主成分とし、更に酵素や発泡剤等を含有する顆粒剤
や錠剤からなり、通常義歯の洗浄は、これらの製剤を水
に投入して調製された義歯洗浄水に義歯を浸漬放置する
方法によって行われている。
【0004】ところで、義歯の歯肉部は、一般にポリメ
タクリル樹脂、ポリサルフォン樹脂、ポリエーテルサル
フォン樹脂またはポリカーボネート樹脂といった素材か
ら形成され、また有床義歯の半数を占める部分義歯は、
クラスプやバーといった金属部分を有している。このた
め従来の義歯洗浄剤は、それを水に投入した義歯洗浄水
に長時間にわたって義歯を浸漬することによって使用さ
れるものであるため、上記義歯の歯肉素材が変形や変色
したり、金属素材が黒変したり腐食することのないよ
う、中性pHを呈するように調製されているのが一般で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、歯石の
主構成成分であるリン酸カルシウムは中性域では溶解せ
ず、pH5以下で溶解する。従って、前述する従来の義
歯洗浄剤では、食物残渣やプラーク及び茶渋等といった
色素等は洗浄除去できるが、歯石は十分に除去できない
という問題がある。このため、特に歯石の除去効果にす
ぐれ、かつ義歯素材に悪影響を与えることなく安心して
使用できる義歯洗浄剤の開発が求められていた。
【0006】本発明は、このような従来の要望に応える
ために開発されたものであり、義歯の汚れ、特に歯石の
洗浄除去効果に優れている上、義歯の各種素材(歯肉素
材、金属素材等)に悪影響を与えることのない義歯洗浄
剤を提供することを目的とするものである。
【0007】なお、本発明が提供する義歯洗浄剤も、前
述するように該洗浄剤を投入した水(義歯洗浄水)に義
歯を浸漬して使用されるものであり、浸漬することによ
って経時的に歯石を溶解除去する効果を発揮するもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく日夜鋭意研究していたところ、水中に投入
した場合に速やかに崩壊し溶解するように酸及び過硫酸
塩を配合して調製した酸性部と、当該酸性部の崩壊もし
くは溶解に続いて徐々に崩壊及び溶解するように炭酸塩
と過ホウ酸塩又は過炭酸塩の少なくとも一種を配合して
調製したアルカリ性部からなる少なくとも二相を有する
粒状もしくは錠剤状の義歯洗浄剤を用いることによっ
て、義歯素材に対して悪影響を与えることなく優れた歯
石洗浄除去力を発揮することを見出した。当該義歯洗浄
剤は、速溶性の酸性部と徐溶性のアルカリ性部からなる
少なくとも2相を有するため、水に投入されるとまず速
溶性成分からなる酸性部が崩壊、溶解して、該水(義歯
洗浄水)の液性をpH5以下に調整することができ、こ
れによって義歯に付着した歯石が溶解除去できる。次い
で酸性部の溶解に引き続いて(溶解後若しくは溶解に伴
って)、徐溶性成分からなるアルカリ性部が徐々に崩
壊、溶解し、上記義歯洗浄水の液性を酸性域からpH6
以上の中性乃至はアルカリ性域にシフトさせることがで
き、これによって、酸性域に長時間曝されることによっ
て生じ得る義歯素材の損傷を防止することができる。
【0009】本発明は、かかる知見に基づいて開発され
たものである。
【0010】すなわち、本発明は下記に掲げる義歯洗浄
剤である: (1)酸及び過硫酸塩を含有する酸性速溶部と、過ホウ
酸塩又は過炭酸塩の少なくとも1種と炭酸塩を含有する
アルカリ性徐溶部を有する粒状もしくは錠剤状の義歯洗
浄剤であって、義歯洗浄水に配合されて該水の液性を低
pHから高pHに変化させることのできる義歯洗浄剤。 (2)義歯洗浄水のpHを5以下に調整後、終局的にp
Hを6以上に調整できる(1)に記載の義歯洗浄剤。 (3)酸性速溶部が、酸性速溶部100重量部あたり酸
を5〜40重量部、過硫酸塩を5〜50重量部の割合で
含有するものである(1)又は(2)記載の義歯洗浄
剤。 (4)アルカリ性徐溶部が、アルカリ性徐溶部100重
量部あたり炭酸塩を40〜65重量部、過ホウ酸塩又は
過炭酸塩の少なくとも1種を20〜40重量部の割合で
含有するものである(1)乃至(3)のいずれかに記載
の義歯洗浄剤。 (5)酸性速溶部とアルカリ性徐溶部を1:1〜4:1
(重量比)の割合で含有する(1)乃至(4)のいずれ
かに記載する義歯洗浄剤。 (6)アルカリ性徐溶部を核としてその周囲を酸性速溶
部が被覆してなる有核剤であるか、またはアルカリ性徐
溶部と酸性速溶部とが積層されてなる複層剤である
(1)乃至(5)のいずれかに記載の義歯洗浄剤。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の義歯洗浄剤は、酸及び過
硫酸塩を含有する酸性部と、過ホウ酸塩又は過炭酸塩の
少なくとも1種と炭酸塩を含有するアルカリ性部とから
なる異なる2相を有する粒状もしくは錠剤状の製剤であ
る。
【0012】当該製剤の各領域部は、該製剤を水に投入
したときに該水のpHを5以下、好ましくはpH3〜5
に調整し、次いで経時的にpHを上昇させて終局的にp
Hを6以上の中性若しくはアルカリ性域、好ましくはp
H6〜9に調整できるように構成される。この場合、義
歯洗浄水は、義歯洗浄剤を水に投入した後少なくとも1
0分間程度、若しくは30分間程度、さらには1時間程
度にわたってpH3〜5の酸性域に保たれることが望ま
しい。
【0013】このようなpH変化を生じる義歯洗浄剤
は、酸性部とアルカリ性部の配合割合やそれらの配置構
成を調節することにより、また各領域部の溶解性を適当
なものに制御することによって達成できる。
【0014】当該義歯洗浄剤の酸性部は、有効成分とし
て酸と過硫酸塩を含有することを特徴とする。
【0015】ここで用いられる酸としては、無毒性の生
理学上許容される酸であれば特に制限されず、例えば酒
石酸、フマル酸、クエン酸、リンゴ酸、マレイン酸、グ
ルコン酸、コハク酸、サリチル酸及びアジピン酸等の有
機酸;並びにリン酸やスルファミン酸等の無機酸を挙げ
ることができる。なお、これらの酸は無水物であること
ができる。これらの酸は1種単独で使用することもでき
るが、2種以上を任意に組み合わせて使用することもで
きる。好ましくは、酒石酸、フマル酸、クエン酸、リン
ゴ酸等の有機酸であり、より好ましくはクエン酸、酒石
酸、またはリンゴ酸である。
【0016】酸性部におけるこれらの酸の配合割合は、
特に制限されないが、酸性部100重量部あたり通常5
〜40重量部であり、好ましくは15〜35重量部、よ
り好ましくは20〜30重量部を挙げることができる。
【0017】また、酸性部に配合される過硫酸塩として
は、上記と同様、無毒性の生理学上許容される酸塩であ
れば特に制限はされないが、過硫酸ナトリウムやカリウ
ムなどの過硫酸のアルカリ金属塩、過硫酸アンモニウム
塩、過硫酸リチウム、過硫酸バリウム、並びにこれらの
水和物を例示することができる。なお、これらの酸塩は
1種単独で使用することもできるが、2種以上を任意に
組み合わせて使用することもできる。好ましくは、過硫
酸ナトリウムや過硫酸カリウム等の過硫酸のアルカリ金
属塩である。
【0018】酸性部におけるこれらの過硫酸酸塩の配合
割合は、特に制限されないが、通常5〜50重量部であ
り、好ましくは10〜45重量部、より好ましくは30
〜40重量部を挙げることができる。
【0019】本発明においては、義歯洗浄剤を水に投入
後、直ちに酸性成分が崩壊乃至溶解することが好まし
く、このような溶解挙動を一層好適なものにするために
は、酸性部には上記成分に加えて、さらに硫酸カリウ
ム、塩化ナトリウムのような中性の塩類を配合すること
が好ましい。かかる成分の配合割合としては、特に制限
されないが、酸性部100重量部あたり、通常1〜30
重量部、好ましくは5〜25重量部、より好ましくは1
0〜20重量部を挙げることができる。
【0020】また当該酸性部にはさらに発泡剤を配合す
ることもできる。当該発泡剤は無毒性の生理学上許容さ
れるものであれば特に制限はされず、通常義歯洗浄剤に
使用されるものを広く用いることができる。一般に、発
泡剤は、それが配合される対象成分のpHに応じて、酸
性または中性〜アルカリ性pH条件で有効に発泡できる
ものから選択される。酸性pH条件下で有効な発泡剤と
しては、炭酸ナトリウムや炭酸カリウムなどの炭酸のア
ルカリ金属塩;炭酸水素ナトリウムや炭酸水素カリウム
等の炭酸水素のアルカリ金属塩;セスキ炭酸ナトリウム
を挙げることができる。好ましくは炭酸水素ナトリウ
ム、セスキ炭酸ナトリウムである。これらの発泡剤は1
種単独で用いても、また2種以上を任意に組み合わせて
用いることもできる。発泡剤の配合割合は、特に制限さ
れないが、酸性部100重量部あたり1〜20重量部、
好ましくは5〜10重量部の範囲を挙げることができ
る。
【0021】当該酸性部には、義歯洗浄水をpH5以
下、好ましくはpH3〜5の酸性pH域からpH6以上
の中性〜アルカリpH域にするというpH変化の要求を
損なわないことを限度として、上記成分に加えて他の任
意成分を配合することができる。例えば、界面活性剤、
キレート剤、酵素、着色料、香料、甘味料、脂肪酸糖エ
ステルのような発泡安定剤、保存剤、抗菌・殺菌剤等の
成分のほか、結合剤、滑沢剤、賦形剤及び崩壊剤等の製
剤用の各種担体を挙げることができる。
【0022】界面活性剤としては、例えば高級アルコー
ル硫酸エステル塩やアルキルベンゼンスルホン酸塩等の
アニオン系界面活性剤、ポリエチレングリコール型非イ
オン界面活性剤や多価アルコール型非イオン界面活性剤
などのノニオン系界面活性剤、第4級アンモニア塩型カ
チオン界面活性剤や高級アミン塩型カチオン界面活性剤
等のカチオン系界面活性剤、並びにアミノ酸型両生界面
活性剤やベタイン型両生界面活性剤等の両性界面活性剤
の別を問わず、通常義歯洗浄剤の成分として用いられる
界面活性剤を広く用いることができる。
【0023】当該界面活性剤を用いる場合、その配合割
合としては酸性部100重量部あたり、0.5〜10重
量部の範囲から適宜選択することができる。
【0024】キレート剤は特に制限されず、例えばエチ
レンジアミン四酢酸又はそれらの塩、ポリリン酸または
その塩(例えばピロリン酸四ナトリウム、ピロリン酸二
水素ナトリウム等)等といった通常義歯洗浄剤に用いら
れるものを広く利用することができる。かかるキレート
剤によれば、カルシウムやマグネシウムなどの金属イオ
ンを溶解状態に保つことで洗浄及び漂白効果を安定に維
持することができ、また溶解された歯石が義歯に再付着
することが防止できると期待される。キレート剤を用い
る場合、その配合割合としては酸性部100重量部あた
り、0.1〜10重量部の範囲から適宜選択することが
できる。
【0025】酵素としては、酸性領域で使用できるもの
であればよく、プロテアーゼ、アルカラーゼ、アミラー
ゼ、リパーゼ、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、グルカ
ナーゼなどのなかから適宜選択使用される。
【0026】使用される着色料としても特に制限され
ず、例えば青色や黄色等の各種タール系色素やブルーレ
ーキやイエロータルタラジンレーキなどのレーキ色素等
の合成色素や天然色素であることもできるが、本発明の
義歯洗浄剤の溶解挙動に伴うpH変化に応じて色が変化
するようなpH感受性色素を使用することもできる。
【0027】香料としては、メントール、サリチル酸、
カルボン等のほか、スペアミント、ペパーミント、ハッ
カ油などの各種の精油を挙げることができるが、特に制
限されない。
【0028】また本発明の製剤の積層化や複合化を容易
にし、またキャッピングを防止するため、各成分には、
0.1〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%の割
合で結合剤を配合することができる。かかる結合剤とし
ては、ポリビニルピロリドン、ポリ(オキシエチレン)
(分子量20,000〜500,000)、ポリエチレングルコール
(分子量約1000〜50,000)、カーボワックス(分子量4,
000〜20,000)、ノニオン界面活性剤、カルボキシメチ
ルセルロースナトリウム、ゼラチン、クレー、並びに乳
糖、ソルビトール、グルコース、キシリトールなどの糖
類を例示することができる。
【0029】また打錠成型性を改善し、向上するために
安息香酸ナトリウム、タルク及びステアリン酸マグネシ
ウムなどの滑沢剤を配合することもでき、この配合割合
としては、酸性部100重量部あたり0.1〜5重量部
の範囲から適宜選択することができる。
【0030】一方、本発明の義歯洗浄剤のアルカリ性部
は、有効成分として過ホウ酸又は過炭酸塩の少なくとも
1種と炭酸塩を含有することを特徴とする。
【0031】ここで用いられる炭酸塩としては、無毒性
の生理学上許容されるものであれば特に制限されず、炭
酸ナトリウムや炭酸カリウムなどのアルカリ金属塩、炭
酸カルシウムや炭酸マグネシウムなどのアルカリ土類金
属塩、炭酸アンモニウムといったアンモニウム塩などの
各種炭酸塩;炭酸水素ナトリウムや炭酸水素カリウム等
のアルカリ金属塩;炭酸水素カルシウムや炭酸水素マグ
ネシウムなどのアルカリ土類金属塩、炭酸水素アンモニ
ウムといったアンモニウム塩などの各種炭酸水素塩;セ
スキ炭酸ナトリウムを挙げることができる。これらは無
水物であってもよい。なお、これらの炭酸塩は1種単独
で使用することもできるが、2種以上を任意に組み合わ
せて使用することもできる。好ましくは炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリ
ウム等の炭酸又は炭酸水素のアルカリ金属塩であり、よ
り好ましくは炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムであ
る。
【0032】アルカリ性部におけるこれらの炭酸塩の配
合割合は、特に制限されないが、通常40〜65重量部
であり、好ましくは45〜60重量部、より好ましくは
50〜55重量部を挙げることができる。
【0033】また、アルカリ性部に配合される過ホウ酸
塩としては、上記と同様、無毒性の生理学上許容される
酸塩であれば特に制限はされないが、過ホウ酸ナトリウ
ムやカリウムなどの過ホウ酸のアルカリ金属塩、過ホウ
酸アンモニウム塩、並びにこれらの水和物を例示するこ
とができる。好ましくは、過ホウ酸ナトリウムや過ホウ
酸カリウム等の過ホウ酸塩である。またアルカリ性部に
配合される過炭酸塩としては、過炭酸ナトリウムや過炭
酸カリウムなどのアルカリ金属塩を好適に例示すること
ができる。これらの過ホウ酸塩及び過炭酸塩は、1種単
独で使用することもできるが、2種以上を任意に組み合
わせて使用することもできる。
【0034】アルカリ性部におけるこれらの過ホウ酸塩
または過炭酸塩の配合割合は、特に制限されないが、通
常20〜40重量部であり、好ましくは25〜35重量
部、より好ましくは27〜33重量部を挙げることがで
きる。
【0035】本発明においては、酸性成分の崩壊及び溶
解に遅れてアルカリ性成分が崩壊ないしは溶解すること
が好ましく、このような崩壊乃至溶解挙動を一層好適な
ものとするには、アルカリ性部に上記の炭酸塩に代えて
若しくはそれにさらに加えて、無水炭酸ナトリウム、炭
酸カルシウム、水酸化カルシウム、酸化マグネシウム又
はヒドロキシ炭酸マグネシウムのような本質的に難溶解
性もしくは遅溶解性であるアルカリ塩を使用することが
できる。
【0036】また当該アルカリ性部にはさらに発泡剤を
配合することもできる。当該発泡剤は無毒性の生理学上
許容されるものであれば特に制限はされず、通常義歯洗
浄剤に使用されるものを広く用いることができる。中性
〜アルカリ性pH条件下で有効な発泡剤としては、例え
ば前記のような過ホウ酸、過硫酸、過炭酸又は過リン酸
のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩、及びこれ
らの混合物が例示できる。これらの発泡剤は1種単独で
用いても、また2種以上を任意に組み合わせて用いるこ
ともできる。
【0037】これらの発泡剤の配合割合は、特に制限さ
れないが、アルカリ性部100重量部あたり5〜50重
量部、好ましくは10〜40重量部の範囲を挙げること
ができる。
【0038】アルカリ性部には、酸性部と同様に義歯洗
浄水に与えるpH変化に影響しないことを限度として、
上記成分に加えて、例えば界面活性剤、キレート剤、酵
素、着色料、香料、甘味料、脂肪酸糖エステルのような
発泡安定剤、保存剤、抗菌・殺菌剤、金属腐食防止剤な
どの各種成分のほか、結合剤、滑沢剤、賦形剤、崩壊剤
等の通常製剤化に必要とされる担体を配合することがで
きる。
【0039】本発明の義歯洗浄剤は、以上に説明する酸
性部とアルカリ性部といったpHの異なる相を有するも
のである。
【0040】かかる相は、本発明の義歯洗浄剤を水に加
えた場合に、まず酸性成分が崩壊、溶解して、該水が酸
性pH、好ましくはpH5以下、好ましくはpH3以下
を示し、次いで酸性成分の溶解が終了するか若しくは溶
解に伴って徐々にアルカリ性成分が崩壊、溶解して上記
酸性pHをアルカリ性側にシフトさせて、洗浄液の液性
を最終的にpH6以上(中性〜アルカリ性)にするよう
に、構成配置される。
【0041】具体的には、本発明の義歯洗浄剤は、例え
ばアルカリ性部からなる層の一面または両面に酸性部を
積層被覆してなる2層又は3層構造の錠剤状製剤(複層
製剤)、アルカリ性部を核としその外側表面を酸性部で
被覆してなる有核構造の錠剤状製剤又は丸剤などの粒状
製剤、アルカリ性部を内層としその周辺を酸性部で積層
被覆してなるドーナツ形状の錠剤状製剤、又はアルカリ
性部を顆粒状態に調製して該顆粒を酸性部内部に分散さ
せてなる粒状または錠剤状製剤、等の各種の製剤形態に
調製することができる。
【0042】なお、これらの製剤の調製方法は特に制限
されず、製剤一般に使用される錠剤(複層錠剤、有核
剤)や粒剤(丸剤)等の製造方法に従って行うことがで
きる。
【0043】本発明の義歯洗浄剤において酸性部とアル
カリ性部との配合割合は、通常約1:1〜約4:1、好
ましくは約1.5:1〜約2.5:1の範囲を例示でき
る。
【0044】
【発明の効果】本発明の義歯洗浄剤は、義歯の汚れ、特
に歯石の洗浄除去効果に優れている上、各種の樹脂や金
属など、義歯素材に悪影響を与えることがない点で有利
に使用することができる。
【0045】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳細に説
明するが、本発明は当該実施例に何ら限定されるもので
はない。また特に言及しない限り、%は重量%を意味す
る。実施例1 下記の組成からなるアルカリ性成分を内核とし、その表
面全てを下記組成からなる酸性成分で被覆してなる有核
錠剤を調製した。 <アルカリ性成分> 内層 炭酸水素ナトリウム 15.0 % 炭酸ナトリウム 39.7 % 過ホウ酸ナトリウム 33.7 % ソルビトール 3.0 % ポリエチレングリコール 1.5 % 安息香酸ナトリウム 0.95 % 無水クエン酸 5.8 % ステアリン酸マグネシウム 0.3 %着色料 0.05 % 合 計 100.00 % <酸性成分> 外層 無水クエン酸 12.8 % リンゴ酸 3 % 炭酸水素ナトリウム 6.7 % 硫酸ナトリウム・10水和物 16 % 過硫酸カリウム 30 % ラウリルアルキル硫酸ナトリウム 3 % プロテアーゼ 1.5 % ソルビトール 20 % ポリエチレングリコール 2.95 % EDTA・3Na 1 % 安息香酸ナトリウム 2 % 香料 1 %着色料 0.05 % 合 計 100.0 %。
【0046】具体的には、まず上記アルカリ性成分の各
成分を混合して(1重量部)径20φの錠剤型に成形し
た。次いで径30φの金型に酸性成分の各成分を混合した
組成物(2重量部)の1/3を投入し、先に成形したアル
カリ性成分を金型中央部に配し、その周囲に残りの酸性
成分2/3を投入して、最終打錠成形することによって、
アルカリ性成分(1重量部)を内核として、酸性成分
(2重量部)を外層とする有核形態の錠剤(3g)を調
製した。
【0047】当該錠剤を容器にいれた水200ml(25
℃、初期pH6.17)内に添加し、該錠剤の崩壊及び溶解
挙動を観察するとともに、該溶液のpH挙動を経時的に
測定した。
【0048】pH挙動の結果を図1に示す。本発明の義
歯洗浄剤は、5時間で完全に崩壊、溶解し、最終水溶液
のpHは約7を示した。義歯洗浄剤の添加による水溶液
のpH挙動は図1に示すように、添加後5〜10分には
酸性成分の溶解によってpHがpH2.5程度まで低下
したが、酸性成分の溶解に引き続いてアルカリ性成分が
溶解しだすに伴って添加後20分後にはpHは5まで上
昇し、徐々に上昇しながら5時間後にはpH約7に達し
た。また、酸性成分及びアルカリ性成分の溶解に伴っ
て、炭酸水素ナトリウムから生じる気泡が義歯洗浄液に
乱流を与えることが観察され、これが歯石除去作用を補
助すると考えられた。
【0049】実施例2 上記実施例1において、酸性成分中の無水クエン酸を全
てリンゴ酸(dl-リンゴ酸)に代える以外は、実施例1
と同様にして二層形態の錠剤(3g)を調製した。
【0050】実施例3 下記の組成からなるアルカリ性成分を打錠成形(一層)
し、その層表面に下記組成からなる酸性成分を積層打錠
して、2層錠剤を調製した。 <アルカリ性成分> 炭酸水素ナトリウム 21.84 % 炭酸ナトリウム 35.7 % 過ホウ酸ナトリウム 31.7 % 無水クエン酸 6.23 % ソルビトール 2.0 % ポリエチレングリコール 1.23 % 安息香酸ナトリウム 0.95 % ステアリン酸マグネシウム 0.3 %着色料 0.05 % 合 計 100.0 % <酸性成分> 無水クエン酸 23.56 % 硫酸ナトリウム・10水和物 18.31 % 過硫酸カリウム 36.85 % 硫酸化オレフィン 2.0 % ソルビトール 15.0 % ポリエチレングリコール 1.63 % 安息香酸ナトリウム 1.0 % ピロリン酸ナトリウム 1.0 % フッ素系界面活性剤 0.5 %着色料 0.15 % 合 計 100.0 %。
【0051】具体的には、アルカリ性成分を径30φの金
型にいれ、打錠機を予圧段階にて圧縮成形し、次いで酸
性成分を金型に入れ、最終打錠成形することによって、
アルカリ性成分(1重量部)からなる層に酸性成分(2
重量部)からなる層が積層されてなる二層形態の錠剤
(2.85g)を調製した。
【0052】当該錠剤を容器にいれた水200ml(25
℃、初期pH6.9)内に添加し、該錠剤の崩壊及び溶
解挙動を観察するとともに、該溶液のpH挙動を経時的
に測定した。
【0053】pH挙動の結果を図2に示す。本発明の義
歯洗浄剤は5時間で完全に崩壊、溶解し、最終水溶液の
pHは約7を示した。義歯洗浄剤の添加による水溶液の
pH挙動は図2に示すように、添加後1〜5分には酸性
成分の溶解によってpHが3.5程度まで低下したが、
次いで酸性成分の溶解に引き続いてアルカリ性成分が溶
解しだすに伴って添加15分後にはpHは5まで上昇
し、さらに徐々に上昇しながら6時間後には約pH7に
達した。また、酸性成分及びアルカリ性成分の溶解に伴
って、炭酸水素ナトリウムから生じる気泡が義歯洗浄液
に乱流を与え、これによって酸性成分による歯石除去作
用を補助するとともに、除去された歯石成分の義歯への
再付着が予防できることが示唆された。
【0054】実験例1 実施例3で調製した本発明の固形剤を義歯洗浄剤として
用いて、その歯石除去効果について検討した。なお、歯
石付着義歯検体として、リン酸三カルシウム(擬似歯
石)を用いた。
【0055】具体的に実験は200mlの水(25℃)の入
った容器に実施例3の2層錠剤を添加後、直ちに上記歯
石付着義歯検体を内部で錠剤に接触しないようにフィル
ターを介して入れて放置し、6時間後に洗浄液中に溶解
したリン酸三カルシウムの量を定量することによって擬
似歯石の除去効果を調べた。尚、比較対照実験として、
実施例3の錠剤を入れずにただの水(水道水)に上記歯
石付着義歯検体を入れて放置した場合(対照例)、及び
実施例3のアルカリ性成分と酸性成分を混合して1層錠
剤としたものを用いて同様にして処理した場合(比較
例)についてそれぞれ歯石除去効果を調べた。
【0056】結果を図3に示す。なお、図3は水道水に
よる歯石除去効果を100とした場合(対照例)の、各
錠剤の除去効果を示すものである。この結果から、本発
明の錠剤は、有意に歯石を除去する効果に優れているこ
とがわかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で調製された有核錠の義歯洗浄剤を水
に配合して調製される義歯洗浄水のpH挙動を示す図で
ある。
【図2】実施例3で調製された二層錠の義歯洗浄剤を水
に配合して調製される義歯洗浄水のpH挙動を示す図で
ある。
【図3】実験例1において、実施例3で調製した義歯洗
浄剤の歯石除去効果をみた結果を示す図である。尚、各
洗浄剤(本発明の二層錠、比較例の一層錠)の歯石除去
効果は、水道水による歯石除去効果(対照例)を100
とした場合の相対割合で示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸及び過硫酸塩を含有する酸性速溶部と、
    過ホウ酸塩又は過炭酸塩の少なくとも1種と炭酸塩を含
    有するアルカリ性徐溶部を有する粒状もしくは錠剤状の
    義歯洗浄剤であって、義歯洗浄水に配合されて該水の液
    性を低pHから高pHに変化させることのできる義歯洗
    浄剤。
  2. 【請求項2】義歯洗浄水のpHを5以下に調整後、終局
    的にpHを6以上に調整できる請求項1に記載の義歯洗
    浄剤。
  3. 【請求項3】酸性速溶部が、酸性速溶部100重量部あ
    たり酸を5〜40重量部、過硫酸塩を5〜50重量部の
    割合で含有するものである請求項1又は2記載の義歯洗
    浄剤。
  4. 【請求項4】アルカリ性徐溶部が、アルカリ性徐溶部1
    00重量部あたり炭酸塩を40〜65重量部、過ホウ酸
    塩又は過炭酸塩の少なくとも1種を20〜40重量部の
    割合で含有するものである請求項1乃至3のいずれかに
    記載の義歯洗浄剤。
  5. 【請求項5】酸性速溶部とアルカリ性徐溶部を1:1〜
    4:1(重量比)の割合で含有する請求項1乃至4のい
    ずれかに記載する義歯洗浄剤。
  6. 【請求項6】アルカリ性徐溶部を核としてその周囲を酸
    性速溶部が被覆してなる有核剤であるか、またはアルカ
    リ性徐溶部と酸性速溶部とが積層されてなる複層剤であ
    る、請求項1乃至5のいずれかに記載の義歯洗浄剤。
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