JP2001287484A - パンフレット - Google Patents

パンフレット

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JP2001287484A
JP2001287484A JP2000105879A JP2000105879A JP2001287484A JP 2001287484 A JP2001287484 A JP 2001287484A JP 2000105879 A JP2000105879 A JP 2000105879A JP 2000105879 A JP2000105879 A JP 2000105879A JP 2001287484 A JP2001287484 A JP 2001287484A
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Kazuyuki Uchida
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UCHIDA SHIKOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開いた受取人に興味を持たせ、この受取人に
おける滞留期間を延す。またパンフレットを新たに封筒
に入れずに郵送する。 【解決手段】 長方形状の1枚のベース用シート11を
2つ以上に折畳むことにより少なくとも2枚の紙片1
2,13が連続して形成される。これらの紙片内には一
対の起立片14,16が設けられ、これらの起立片は上
記少なくとも2枚の紙片のうち隣接する一対の紙片1
2,13の内面にこれらの紙片間の折り目11aに沿っ
てそれぞれ接着された一対の接着部14a,16aと、
上記折り目側の一対の接着部にそれぞれ連設されかつ互
いに対向して接着された一対の合せ部14b,16bと
を有する。一対の合せ部は上記隣接する一対の紙片を折
り目で折畳む前及び折畳んだ上記隣接する一対の紙片を
開いたときに起立するように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード,優待券,
商品カタログ又は商品見本等を収納可能なパンフレット
に関する。更に詳しくは街頭で配布したり、或いはダイ
レクトメール等の郵送可能な封筒を兼ねるパンフレット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダイレクトメールは、広告主が訴求する
必要のある顧客に限定して郵送により商品情報を提供
し、顧客の購買を促すための広告手段として近年盛んに
採り入れられている。ダイレクトメールで多くの商品情
報を顧客に届ける場合には、封筒にカード,優待券,商
品カタログ又は商品見本等を封入している。一方、広告
主が商品情報を提供するため、人通りの多い街頭にて広
告主の雇用した従業員等が不特定多数の通行人にパンフ
レットを配布する場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、情報が氾濫し
ている近年においては、上記従来の封筒によるダイレク
トメールの場合、このダイレクトメールを受取人が開封
しても、よく内容を読まずに破棄してしまう場合があ
り、ダイレクトメールの受取人における滞留時間が極め
て短い不具合がある。また、上記従来の街頭におけるパ
ンフレットの配布では、通行人がなかなかパンフレット
を受取ってくれず、また受取ってもよく内容を読まずに
破棄してしまう場合がある。本発明の目的は、開いた受
取人に興味を持たせることができ、この受取人における
滞留期間を延すことができるパンフレットを提供するこ
とにある。本発明の別の目的は、新たに封筒に入れなく
ても郵送することができるパンフレットを提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、長方形状の1枚のベース用シート1
1を2つ以上に折畳むことにより連続して形成された少
なくとも2枚の紙片12,13と、上記少なくとも2枚
の紙片12,13のうち隣接する一対の紙片12,13
の内面にこれらの紙片12,13間の折り目11aに沿
ってそれぞれ接着された一対の接着部14a,16a
と、上記折り目11a側の一対の接着部14a,16a
にそれぞれ連設されかつ互いに対向して接着された一対
の合せ部14b,16bとを備えたパンフレットであっ
て、一対の合せ部14b,16bが上記隣接する一対の
紙片12,13を折り目11aで折畳む前及び折畳んだ
上記隣接する一対の紙片12,13を開いたときに起立
するように構成されたことを特徴とする。この請求項1
に記載されたパンフレットでは、パンフレット10を開
くと、一方の紙片12内面に接着された一方の接着部1
4aが一方の紙片12とともに開かれるため、連設され
た接着部14a,16a及び合せ部14b,16bの復
元力により、一対の合せ部14b,16bが起立する。
これを見た顧客は興味を示し、一対の紙片12,13内
面及び一対の接着部14a,16a両面に印刷された情
報を読む。
【0005】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更に図1に示すように、一対の合せ部14
b,16bの互いに対向する面のうち少なくとも両側縁
を互いに接着することにより一対の合せ部14b,16
bにポケット19が形成され、このポケット19に封入
物26が収容されるように構成されたことを特徴とす
る。この請求項2に記載されたパンフレットでは、パン
フレット10をどのように扱っても、封入物26はポケ
ット19に収容されているため、パンフレット10内を
移動し難い。またパンフレット10を開くと、一方の紙
片12内面に接着された一方の接着部14aが一方の紙
片12とともに開かれるため、連設された接着部14
a,16a及び合せ部14b,16bの復元力により、
一対の合せ部14b,16bが封入物26をポケット1
9に収容した状態で起立する。これを見た顧客は封入物
26に興味を示し、この封入物26をポケット19から
取出し、一対の紙片12,13内面及び一対の接着部1
4a,16a両面に印刷された情報を読む。
【0006】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
係る発明であって、更に図1及び図3に示すように、一
対の接着部14a,16aが隣接する一対の紙片12,
13間の折り目11aから所定の隙間をあけてそれぞれ
接着され、一対の合せ部14b,16bの互いに対向す
る面の両側縁が一対の接着部14a,16a及び一対の
合せ部14b,16b間の折り目17a,18aから所
定の隙間をあけてそれぞれ接着されたことを特徴とす
る。この請求項3に記載されたパンフレットでは、連設
された接着部14a,16a及び合せ部14b,16b
を復元力の小さいシートにより形成しても、パンフレッ
ト10を開くと、隣接する紙片12,13の折り目11
aに沿う隙間が一平面になり、この平面と一対の合せ部
14b,16bの下部とにより三角筒が形成されるた
め、一対の合せ部14b,16bが確実に起立する。
【0007】請求項4に係る発明は、請求項1ないし3
いずれかに係る発明であって、更に図1に示すように、
少なくとも2枚の紙片12,13のうち隣接する一対の
紙片12,13の周縁を接着することにより封筒が形成
されることを特徴とする。この請求項4に記載されたパ
ンフレットでは、一対の紙片12,13の周縁を接着し
て封緘することにより封筒が形成されるので、パンフレ
ット10を新たに封筒に入れずに郵送することができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1〜図3に示すように、パ
ンフレット10はダイレクトメール用の封筒を兼ねる。
このパンフレット10は長方形状の1枚のベース用シー
ト11により形成され、このシート11をその横方向で
1回折って2つに折畳むことにより、左から順に連続し
た表紙部12及び裏紙部13が形成される。図1の符号
11aはベース用シート11の第1折り目である(図1
(a))。ここで図1に示されるベース用シート11の
うち図に現れている面を内面とし、図に現れていない面
を表面とする。
【0009】表紙部12内面の上縁,下縁及び一方の側
縁(第1折り目11aとは反対側の側縁)には第1接着
剤層21がそれぞれ形成され、裏紙部13内面の上縁,
下縁及び一方の側縁(第1折り目11aとは反対側の側
縁)には第2接着剤層22がそれぞれ形成される。また
表紙部12内面の他方の側縁(第1折り目11aに沿う
側縁)には第1折り目11aから0.5〜2mm程度の
隙間をあけて第3接着剤層23が形成され、裏紙部12
内面の他方の側縁(第1折り目11aに沿う側縁)には
第1折り目11aから0.5〜2mm程度の隙間をあけ
て第4接着剤層24が形成される(図1(a))。即
ち、表紙部12内面に第1折り目11aに沿って第1未
接着部31(上記隙間)が形成され、裏紙部13内面に
第1折り目11aに沿って第2未接着部32(上記隙
間)が形成される(図1(a)及び図3)。第1及び第
2接着剤層21,22は植物ゴムを主成分とする透明な
糊で構成され、接着後引き剥がすとパンフレットが破け
ずに表紙部12を裏紙部13から簡単に剥離して開くこ
とができるように構成される。また第3及び第4接着剤
層23,24はホットメルト型接着剤により構成され、
これらの接着剤は熱可塑性樹脂を主成分とし、常温では
固体であり、80〜150℃に加熱することにより溶融
して接着力を発生し、更に冷却固化して接着力を発揮す
るように構成される。
【0010】表紙部12内面及び裏紙部13内面には一
対の起立片14,16がそれぞれ設けられる(図1〜図
3)。一対の起立片14,16は表紙部12内面及び裏
紙部13内面に第1折り目11aに沿ってそれぞれ接着
された一対の接着部14a,16aと、上記第1折り目
11a側の一対の接着部14a,16aにそれぞれ連設
されかつ互いに対向して接着された一対の合せ部14
b,16bとを有する。一対の接着部14a,16aは
表紙部12及び裏紙部13より一回り小さい矩形状にそ
れぞれ形成され、一対の合せ部14b,16bは両側縁
に階段状に形成された装飾部14c,16cと、装飾部
14c,16cに連なり中央に向うに従って高さが次第
に低くなる保持部14d,16dとからなる。一方の接
着部14a及び一方の合せ部14bは起立用シート17
を第2折り目17aで折曲げることにより形成され、他
方の接着部16a及び他方の合せ部16bは上記起立用
シート17と同一形状のシート18を第3折り目18a
で折曲げることにより形成される(図1(a))。
【0011】一方の接着部14aは表紙部12内面に第
1折り目11aに沿いかつ第1折り目11aから0.5
〜2mm程度の隙間をあけて上記第3接着剤層23によ
り接着され、他方の接着部16aは裏紙部13内面に第
1折り目11aに沿いかつ第1折り目11aから0.5
〜2mm程度の隙間をあけて第4接着剤層24により接
着される(図1(a)及び(b))。また一対の合せ部
14b,16bの互いに対向する面のうち装飾部14
c,16c及び保持部14d,16d両側縁には第5接
着剤層25がそれぞれ形成される(図1(a))。但
し、装飾部14c,16cの下部と保持部14d,16
d両側縁の下部には幅1〜5mm程度の第3及び第4未
接着部33,34がそれぞれ形成される(図1(a)及
び図3)。第5接着剤層25は第3及び第4接着剤層2
3,24と同様に、ホットメルト型接着剤により構成さ
れ、この接着剤は熱可塑性樹脂を主成分とし、常温では
固体であり、80〜150℃に加熱することにより溶融
して接着力を発生し、更に冷却固化して接着力を発揮す
るように構成される。
【0012】装飾部14c,16c及び保持部14d,
16d両側縁を第5接着剤層25にて互いに接着するこ
とにより、一対の合せ部14b,16bにポケット19
が形成され、このポケット19には封入物26が収容さ
れる(図1(b)及び図2)。封入物26はこの実施の
形態では液体石鹸,シャンプー,洗剤等の商品見本であ
る。上記保持部14d,16dの高さは商品見本26の
高さより低く形成され、商品見本26をポケット19に
収容したときに商品見本26の一部分又は大部分が一対
の保持部14d,16dから露出するように構成され
る。また一対の合せ部14b,16bの形状は上記形状
に限定されず、顧客の興味を引くように様々な形状に形
成することができる。
【0013】このように構成されたパンフレットの組立
手順を図1及び図4に基づいて説明する。先ず一対の起
立用シート17,18を第2及び第3折り目17a,1
8aで折曲げて一対の起立片14,16を作製した後
に、これらの起立片14,16の装飾部14c,16c
及び保持部14d,16d両側縁を第5接着剤層25を
介して剥離不能に互いに接着する。次いでベース用シー
ト11の周縁に第1及び第2接着剤層21,22を形成
するとともに、ベース用シート11の第1折り目11a
に沿って第3及び第4接着剤層23,24を形成する。
次に一対の接着部14a,16aを第3及び第4接着剤
層23,24を介して表紙部12内面及び裏紙部13内
面にそれぞれ剥離不能に接着する(図1(b))。更に
一対の合せ部14b,16bに形成されたポケット19
に商品見本26を挿入した後に、ベース用シート11を
第1折り目11aで折曲げて表紙部12及び裏紙部13
を第1及び第2接着剤層21,22を介して剥離可能に
接着する(図4(a))。このようにしてパンフレット
10が封緘されて封筒となる。なお、一対の接着部を第
3及び第4接着剤層を介して表紙部内面及び裏紙部内面
に接着した後に、一対の合せ部の両側縁を第5接着剤層
を介して接着してもよい。
【0014】このように組立てられた封筒を兼ねるパン
フレット10を広告主が投函する。この封筒を兼ねるパ
ンフレット10が郵便局にて集配・仕分け作業時にどの
ように扱われても、商品見本26がポケット19に収容
されかつパンフレット10が封緘されているため、商品
見本26はパンフレット10の長手方向及び幅方向に移
動することはない。またこの封筒を兼ねるパンフレット
10を受け取った顧客はダイレクトメールであることを
確認しつつ、このパンフレット10を開く。即ち、表紙
部12の右下隅を摘んで表紙部12を図4(a)の実線
矢印の方向に引き剥がして開く。このとき表紙部12内
面に接着された一方の接着部14aが表紙部12ととも
に開かれるため、一対の起立片14,16の第2及び第
3折り目17a,18aにおける復元力により、また表
紙部12の第1折り目11aに沿う第1未接着部31と
裏紙部13の第1折り目11aに沿う第2未接着部32
とが一平面になり、この平面と一対の合せ部14b,1
6bの第3及び第4未接着部33,34とにより変形抵
抗の大きな三角筒が形成されるため(図3)、一対の合
せ部14b,16bが商品見本26をポケット19に収
容した状態で起立する(図4(b))。これを見た顧客
は商品見本26に興味を示し、この商品見本26をポケ
ット19から取出し(図4(c))、表紙部12内面,
裏紙部13内面及び一対の接着部14a,16a両面に
印刷された情報を読む。この結果、顧客におけるパンフ
レット10の滞留期間も延びる。
【0015】なお、上記封緘されたパンフレットを郵送
せずに雑誌や本等の所定のページに挟み込んだ状態に固
定してもよい。この挟み込む方法としては、雑誌や本等
の綴じ部近傍に、封緘されたパンフレットの折り目11
aの部分を接着剤により接着する方法、或いはこの折り
目11aの部分を雑誌や本等の他のページとともに綴じ
込む方法などがある。このパンフレットを挟み込んだ雑
誌等がどのように扱われても、商品見本がポケットに収
容されかつパンフレットが封緘されているため、商品見
本はパンフレットの長手方向及び幅方向に移動すること
はない。またこのパンフレットを挟み込んだ雑誌等を購
入した顧客は封緘されたパンフレットを発見して開く。
このとき表紙部内面に接着された一方の接着部が表紙部
とともに開かれるため、一対の起立片の第2及び第3折
り目における復元力により、また表紙部の第1折り目に
沿う第1未接着部と裏紙部の第1折り目に沿う第2未接
着部とが一平面になり、この平面と一対の合せ部の第3
及び第4未接着部とにより変形抵抗の大きな三角筒が形
成されるため、一対の合せ部が商品見本をポケットに収
容した状態で起立する。これを見た顧客は商品見本に興
味を示し、この商品見本をポケットから取出し、表紙部
内面,裏紙部内面及び一対の接着部両面に印刷された情
報を読む。この結果、顧客におけるパンフレットの滞留
期間も延びる。
【0016】図5は本発明の第2の実施の形態を示す。
図5において図4と同一符号は同一部品を示す。この実
施の形態では、一対の起立片14,16の接着部14
a,16aのうち合せ部14b,16bとは反対側の側
縁に3つの折畳み部54a〜54c,56a〜56cが
それぞれ連設される。上記以外は第1の実施の形態と同
一に構成される。このように構成されたパンフレット5
0では、一対の合せ部14b,16bのポケット19に
収容された商品見本26に関する情報を上記3つの折畳
み部54a〜54c,56a〜56cに更に詳しく印刷
することができる。上記以外の作用は第1の実施の形態
と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0017】図6は本発明の第3の実施の形態を示す。
図6において図1と同一符号は同一部品を示す。この実
施の形態では、一対の起立片74,76の接着部74
a,76aが表紙部12及び裏紙部13とそれぞれ同形
同大に形成される。表紙部12内面の他方の側縁(第1
折り目11aに沿う側縁)には第1の実施の形態と同様
に、第1折り目11aから0.5〜2mm程度の隙間を
あけて第3接着剤層23が形成され、裏紙部12内面の
他方の側縁(第1折り目11aに沿う側縁)には第1折
り目11aから0.5〜2mm程度の隙間をあけて第4
接着剤層24が形成される(図6(a))。即ち、表紙
部12内面に第1折り目11aに沿って第1未接着部3
1(上記隙間)が形成され、裏紙部13内面に第1折り
目11aに沿って第2未接着部32(上記隙間)が形成
される。第3及び第4接着剤層23,24はホットメル
ト型接着剤により構成され、これらの接着剤は熱可塑性
樹脂を主成分とし、常温では固体であり、80〜150
℃に加熱することにより溶融して接着力を発生し、更に
冷却固化して接着力を発揮するように構成される。
【0018】表紙部12内面及び裏紙部13内面には一
対の起立片74,76がそれぞれ設けられる(図6
(a)及び(b))。一対の起立片74,76は表紙部
12内面及び裏紙部13内面にそれぞれ接着される一対
の接着部74a,76aと、第1折り目11a側の一対
の接着部74a,76aにそれぞれ連設されかつ互いに
対向して接着された一対の合せ部74b,76bとを有
する。一対の接着部74a,76aは上述のように表紙
部12及び裏紙部13と同形同大にそれぞれ形成され、
一対の合せ部74b,76bは両側縁に階段状に形成さ
れた装飾部74c,76cと、装飾部74c,76cに
連なり中央に向うに従って高さが次第に低くなる保持部
74d,76dとからなる。一方の接着部74a及び一
方の合せ部74bは起立用シート77を第2折り目77
aで折曲げることにより形成され、他方の接着部76a
及び他方の合せ部76bは上記起立用シート77と同一
形状のシート78を第3折り目78aで折曲げることに
より形成される(図6(a))。
【0019】一方の接着部74aは表紙部12内面に第
3接着剤層23により接着され、他方の接着部76aは
裏紙部13内面に第4接着剤層24により接着される
(図6(a)及び(b))。また一対の合せ部74b,
76bの互いに対向する面のうち装飾部74c,76c
及び保持部74d,76d両側縁には第5接着剤層25
がそれぞれ形成される(図6(a))。但し、装飾部7
4c,76cの下部と保持部74d,76d両側縁の下
部には幅1〜5mm程度の第3未接着剤層33及び第4
未接着部(図示せず)がそれぞれ形成される。第5接着
剤層25は第3及び第4接着剤層23,24と同様に、
ホットメルト型接着剤により構成され、この接着剤は熱
可塑性樹脂を主成分とし、常温では固体であり、80〜
150℃に加熱することにより溶融して接着力を発生
し、更に冷却固化して接着力を発揮するように構成され
る。また装飾部74c,76c及び保持部74d,76
d両側縁を第5接着剤層25にて互いに接着することに
より、一対の合せ部74b,76bにポケット19が形
成され、このポケット19には封入物26が収容される
(図6(b))。
【0020】このように構成されたパンフレット70の
組立手順を説明する。先ず一対の起立用シート77,7
8を第2及び第3折り目77a,78aで折曲げて一対
の起立片74,76を作製した後に、これらの起立片7
4,76の装飾部74c,76c及び保持部74d,7
6d両側縁を第5接着剤層25を介して剥離不能に互い
に接着する。次にベース用シート11の第1折り目11
aに沿って第3及び第4接着剤層23,24を形成した
後に、一対の接着部74a,76aを第3及び第4接着
剤層23,24を介して表紙部12内面及び裏紙部13
内面にそれぞれ剥離不能に接着する(図6(b))。更
に一対の合せ部74b,76bに形成されたポケット1
9に商品見本26を挿入した後に、ベース用シート11
を第1折り目11aで折曲げることにより、パンフレッ
ト70が完成する。このパンフレット70は図示しない
透明ビニル袋等に入れられる。なお、一対の接着部を第
3及び第4接着剤層を介して表紙部内面及び裏紙部内面
に接着した後に、一対の合せ部の両側縁を第5接着剤層
を介して接着してもよい。
【0021】このように組立てられたパンフレット70
は広告主の雇用した従業員等により街頭で配布される。
このパンフレット70を従業員等がどのように扱って
も、商品見本26はポケット19に収容されているた
め、パンフレット70内で移動し難い。またこのパンフ
レット70を受け取った顧客がパンフレット70を開く
と、一対の起立片74,76の第2及び第3折り目77
a,78aにおける復元力により、また表紙部12の第
1折り目11aに沿う第1未接着部31と裏紙部13の
第1折り目11aに沿う第2未接着部32とが一平面に
なり、この平面と一対の合せ部74b,76bの第3未
接着部33及び第4未接着部(図示せず)とにより変形
抵抗の大きな三角筒が形成されるため、一対の合せ部7
4b,76bが商品見本26をポケット19に収容した
状態で起立する(図6(b))。これを見た顧客は商品
見本26に興味を示し、この商品見本26をポケット1
9から取出し、表紙部12及び裏紙部13内面と、一対
の接着部14a,16a両面とに印刷された情報を読
む。この結果、顧客におけるパンフレット70の滞留期
間も延びる。
【0022】なお、上記第1〜第3の実施の形態では、
ポケットに商品見本を収容したが、カードや優待券,商
品カタログ,手帳,小冊子又は本等を収容してもよい。
また、上記第1〜第3の実施の形態では、1枚のベース
用シートを1回折って2つに折畳んだが、1枚のベース
用シートを2回以上折って3つ以上に折畳んでもよい。
この場合、一対の起立片は隣接する一対の紙片の内面に
それぞれ設けられる。また、上記第1〜第3の実施の形
態では、一対の接着部を第1折り目から所定の隙間をあ
けて表紙部及び裏紙部にそれぞれ接着し、かつ一対の合
せ部の互いに対向する面の両側縁を第2及び第3折り目
から所定の隙間をあけてそれぞれ接着したが、一対の起
立片を第2及び第3折り目における復元力の大きなシー
トにより形成すれば、一対の接着部を第1折り目に密着
した状態で表紙部及び裏紙部にそれぞれ接着し、一対の
合せ部の互いに対向する面の両側縁を第2及び第3折り
目に密着した状態でそれぞれ接着してもよい。更に、上
記第1及び第2の実施の形態では、表紙部及び裏紙部の
外周縁を剥離可能な接着剤で接着して封緘したが、表紙
部及び裏紙部の周縁にミシン目を形成し、このミシン面
より外側を剥離不能な接着剤で接着して封緘し、上記ミ
シン目で切取ることにより開封される封筒を兼ねるパン
フレットであってもよい。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、隣
接する一対の紙片の内面にこれらの紙片間の折り目に沿
って一対の接着部をそれぞれ接着し、上記折り目側の一
対の接着部にそれぞれ連設された一つの合せ部を互いに
対向して接着し、更にこれらの合せ部を上記隣接する一
対の紙片を折り目で折畳む前及び折畳んだ上記隣接する
一対の紙片を開いたときに起立するように構成したの
で、パンフレットを開くと、一方の紙片内面に接着され
た一方の接着部が一方の紙片とともに開かれ、連設され
た接着部及び合せ部の復元力により、一対の合せ部が起
立する。これを見た顧客は興味を示し、一対の紙片内面
及び一対の接着部両面に印刷された情報を読む。この結
果、顧客におけるパンフレットの滞留期間も延びる。
【0024】また、一対の合せ部の互いに対向する面の
うち少なくとも両側縁を互いに接着することにより一対
の合せ部にポケットを形成し、このポケットに封入物を
収容すれば、パンフレットをどのように扱っても、封入
物はポケットに収容されているため、パンフレット内を
移動し難い。またパンフレットを開くと、一方の紙片内
面に接着された一方の接着部が一方の紙片とともに開か
れるため、連設された接着部及び合せ部の復元力によ
り、一対の合せ部が封入物をポケットに収容した状態で
起立する。これを見た顧客は封入物に興味を示し、この
封入物をポケットから取出し、一対の紙片内面及び一対
の接着部両面に印刷された情報を読む。この結果、上記
と同様に顧客におけるパンフレットの滞留期間も延び
る。
【0025】また、一対の接着部を上記隣接する一対の
紙片間の折り目から所定の隙間をあけてそれぞれ接着
し、一対の合せ部の互いに対向する面の両側縁を一対の
接着部及び一対の合せ部間の折り目から所定の隙間をあ
けてそれぞれ接着すれば、連設された接着部及び合せ部
を復元力の小さいシートにより形成しても、パンフレッ
トを開いたときに一対の紙片の第1折り目に沿う隙間が
一平面になり、この平面と一対の合せ部の下部とにより
三角筒が形成されるため、一対の合せ部が確実に起立す
る。更に少なくとも2枚の紙片のうち隣接する一対の紙
片の周縁を接着して封筒を形成すれば、パンフレットを
新たに封筒に入れずに郵送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態のパンフレットの製作工程
図。
【図2】図1(b)のA−A線断面図。
【図3】図1(b)のB−B線断面図。
【図4】パンフレットの受取人の開封手順を示す図。
【図5】本発明の第2実施形態を示す図3に対応する断
面図。
【図6】本発明の第3実施形態を示す図1に対応する製
作工程図。
【符号の説明】
10,50,70 パンフレット 11 ベース用シート 11a,17a,18a 折り目 12 表紙部(紙片) 13 裏紙部(紙片) 14,16,74,76 起立片 14a,16a,74a,76a 接着部 14b,16b,74b,76b 合せ部 19 ポケット 26 商品見本(封入物)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形状の1枚のベース用シート(11)を
    2つ以上に折畳むことにより連続して形成された少なく
    とも2枚の紙片(12,13)と、 前記少なくとも2枚の紙片(12,13)のうち隣接する一対
    の紙片(12,13)の内面にこれらの紙片(12,13)間の折り目
    (11a)に沿ってそれぞれ接着された一対の接着部(14a,16
    a,74a,76a)と、 前記折り目(11a)側の前記一対の接着部(14a,16a,74a,76
    a)にそれぞれ連設されかつ互いに対向して接着された一
    対の合せ部(14b,16b,74b,76b)とを備えたパンフレット
    であって、 前記一対の合せ部(14b,16b,74b,76b)が前記隣接する一
    対の紙片(12,13)を前記折り目(11a)で折畳む前及び折畳
    んだ前記隣接する一対の紙片(12,13)を開いたときに起
    立するように構成されたことを特徴とするパンフレッ
    ト。
  2. 【請求項2】 一対の合せ部(14b,16b,74b,76b)の互い
    に対向する面のうち少なくとも両側縁を互いに接着する
    ことにより前記一対の合せ部(14b,16b,74b,76b)にポケ
    ット(19)が形成され、前記ポケット(19)に封入物(26)が
    収容されるように構成された請求項1記載のパンフレッ
    ト。
  3. 【請求項3】 一対の接着部(14a,16a,74a,76a)が隣接
    する一対の紙片(12,13)間の折り目(11a)から所定の隙間
    をあけてそれぞれ接着され、一対の合せ部(14b,16b,74
    b,76b)の互いに対向する面の両側縁が前記一対の接着部
    (14a,16a,74a,76a)及び前記一対の合せ部(14b,16b,74b,
    76b)間の折り目(17a,18a,77a,78a)から所定の隙間をあ
    けてそれぞれ接着された請求項1又は2記載のパンフレ
    ット。
  4. 【請求項4】 少なくとも2枚の紙片(12,13)のうち隣
    接する一対の紙片(12,13)の周縁を接着することにより
    封筒が形成される請求項1ないし3いずれか記載のパン
    フレット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009214449A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Fujisho Butsuryu Kk 卓上カレンダー、およびその製造方法

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