JP2001287234A - 発泡複合成形体の成形装置および成形方法およびその成形方法により得られる発泡複合成形体 - Google Patents

発泡複合成形体の成形装置および成形方法およびその成形方法により得られる発泡複合成形体

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JP2001287234A JP2000200898A JP2000200898A JP2001287234A JP 2001287234 A JP2001287234 A JP 2001287234A JP 2000200898 A JP2000200898 A JP 2000200898A JP 2000200898 A JP2000200898 A JP 2000200898A JP 2001287234 A JP2001287234 A JP 2001287234A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表側部材、裏側部材、発泡部材の一体成形にお
いて、成形用キャビティ内の原料ビーズの充填性、加
熱、融着の均一性を改善する。 【解決手段】発泡成形用キャビティ6のa金型2側には
表側部材4が添付され、他方のb金型3には、裏側部材
5が添付される。このb金型3の背面側には、原料ビー
ズ充填器61を配設するとともに、複数の用役ノズルa
21、a31、a41、b21、b31、b41を、そ
の各ノズル口を前記キャビティ6に開口させて配置し、
かつ、その用役ノズルa21〜b41は、配管系a2、
a3、a4、b2、b3、b4を通じて、単独に、また
は複数のグループに区分して各々が、排気、加熱スチー
ム、加圧エア、真空、冷却水またはドレンなど1種以上
の用役が供給可能である用役供給装置(図示せず)に接
続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表側部材と裏側部
材とを発泡部材を介して一体化させてなる発泡複合成形
体の改良された成形装置および成形方法、さらにこの成
形方法により得られる新しい発泡複合成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表側部材と裏側部材とを発泡部材
を介して一体化させた発泡複合成形体の製造するには、
例えば発泡スチロール成形体の製造方法に準じて行われ
た。また、その改良方法として、特開平4−34422
7号公報あるいは特開平6−210753号公報が提案
されている。その方法で用いられる成形装置の概要を図
5を用いて説明すると、先ず、上型11の下面と下型1
5の上面との間には、発泡部材を成形するための空間1
6か形成されている。そして、下型15の上面は、通気
性多孔質部材18で形成され、その表面に添付される表
皮17を、下部の排気空間19から減圧によって下型1
5の上面に吸着固定できるよう構成されている。
【0003】また、上型11の内部は、左蒸気管11c
を備えた左蒸気室11a、右蒸気管11dを備えた右蒸
気室11bに分割され、左蒸気室11aの下面には、通
気孔12aと原料ビーズ供給管13aが、同じく右蒸気
室11bの下面には、通気孔12bと原料ビーズ供給管
13bが配置されている。
【0004】このような装置による成形方法では、先
ず、表皮17を下型15の通気性多孔質部材18に吸着
した状態で配置し、次いで上型11の下面には、基板1
4を配置して、上型と下型を閉じた状態とし発泡部材を
形成する空間16を準備する。この場合、基板14に
は、前記通気孔12a、12bと原料ビーズ供給管13
a、13bの開口に相当する透孔14c、14dと、1
4a、14bがそれぞれ透設してあるものとする。
【0005】ここで、原料ビーズを充填エアを供給しな
がら原料ビーズ供給管13a、13bを通じて空間16
に充填するのであるが、この場合前記蒸気室11a、1
1bはともに蒸気を供給することなく、減圧に維持し、
通気孔12a、12bを通じて空間16内のエアを排気
することにより、原料ビーズとともに送入される充填エ
アを強制的に排気し、原料ビーズのみを空間16内に残
留させて充填させることができる。
【0006】しかしながら、この成形装置であっては、
全ての通気孔12a、12bが同時に減圧に操作される
ので、前記空間16内の周辺部分には原料ビーズが充填
されにくいうえ、この空間16が厚さが薄く、面積が広
い場合には、特に、充填中に部分的な閉塞箇所が生じる
などして原料ビーズ供給管13a、13bの透孔14
a、14bから離れた部分には原料ビーズが到達しにく
くなり、その結果、充填むらが発生するのが避けられな
かった。
【0007】また、次にこの装置による成形方法におけ
る加熱方法は、加熱スチームを上型11の左蒸気管11
cから、左蒸気室11a、通気孔12aの順に空間16
に送り込み、充填された原料ビーズを加熱して、次いで
通気孔12bから、右蒸気室11b、右蒸気管11dの
順に流動して排出させるものである。
【0008】このような加熱手法では、空間16内の加
熱スチームの流れは、最も近接した通気孔12a、12
b間をショートパスする傾向が生じることから、図5に
おいては、中央部分が融着が進行するにもかかわらず、
左右の端部に近い部分は融着が遅れるという加熱に偏り
ができ、その結果、製品の比重、外観、強度などの品質
の不均一なむらとなって表れるという重大な問題があっ
た。
【0009】また、表皮、基板および発泡部材を素材面
から考察すると、例えば自動車のダッシュボードなどに
用いられている従来の組み合わせは、表皮には塩化ビニ
ル、裏側部材にはポリプロピレン、発泡部材にはウレタ
ンが用いられ、各表裏材を接着して一体化していたが、
表皮、基板、発泡部材の各部分を同一成分系統の素材か
ら構成してリサイクル可能とする必要性が高まってき
た。この点から、表皮にはオレフィン系エラストマ(T
PO)、発泡部材にはオレフィン系ポリプロピレンフォ
ーム(EPP)に集約する技術開発が急務となってい
る。
【0010】なお、前記公報では、表皮17、基板14
および発泡部材としては、いずれもオレフィン系樹脂材
料として、ポリプロピレン系、あるいはポリエチレン系
からなるシート、フィラー含有ソリッド樹脂、発泡性樹
脂ビーズなどが用いられる点が記載されているが、この
方法によっても、例えばエアコンのドレンパン部材や自
動車のダッシュボードなどに用いられている複合ボード
のように、比較的厚さが薄く、面積の大きな、かつ凹凸
や曲がりのある薄型異形長尺形状の発泡複合成形体を均
質に製造するのは、前記した理由により、極めて困難で
あった。
【0011】また、従来の方法では、減圧や蒸気供給の
ための通気孔12a、12bは25〜50mm間隔に配
置され、それに対応して基板14にも透孔14c、14
dが透設されていることから、金型加工費や組立費が割
高になる不具合の他、基板14の強度が低下することか
ら得られる発泡複合成形体の強度も低下するという問題
もあった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたものであり、本発明の課題
は、表側部材と裏側部材とを発泡部材を介して一体化し
て成形する成形手法において、発泡部材成形用キャビテ
ィに充填される原料ビーズを均一性を改善するととも
に、この充填原料ビーズの加熱、融着の均一性も改善す
る点にあり、かくして、従来の手法では製造不可能であ
った比較的厚さが薄く、面積の大きな、かつ凹凸や曲が
りのある薄型異形長尺形状の発泡複合成形体の製造を可
能とする成形装置およびその成形方法を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、先ず、次
の本発明の発泡複合成形体の成形装置によって解決する
ことができる。すなわち、表側部材と裏側部材とを発泡
部材を介して一体化して成形するための発泡複合成形体
の成形装置であって、発泡成形用キャビティを形成する
型閉め、型開き可能な1組の金型の一方の金型を表側部
材を添付する金型とし、他方の金型を裏側部材を添付す
る金型とし、その裏側部材側の金型には、発泡性樹脂か
らなる原料ビーズを送入する充填器を配設するととも
に、複数の用役ノズルを、そのノズル口を前記キャビテ
ィの開口させて配置し、かつ、その用役ノズルは単独
に、または複数のグループに区分して各々が用役供給装
置に接続されていることを特徴とする発泡複合成形体の
成形装置である。そして、この発泡複合成形体の成形装
置は、前記用役ノズルが、排気、加熱スチーム、加圧エ
ア、真空、冷却水またはドレンなど1種以上の用役が供
給可能なものとして用役制御装置に接続されている形態
に具体化することができる。
【0014】次いで、前記の問題は、次の本発明の発泡
複合成形体の成形方法によっても解決することができ
る。すなわち、発泡成形用キャビティを形成する型閉
め、型開き可能な1組の金型間のキャビティの一方の金
型側に表側部材と、他方の金型側に裏側部材を添付し、
この表側部材と裏側部材との間に充填空間を設け、次い
でこの充填空間に発泡性樹脂からなる原料ビーズを送入
するとともに、裏側部材を配置した金型側に設けた複数
の用役ノズルから排気して、原料ビーズを充填するに際
して、原料ビーズを送入する充填器から最も離れた位置
にある用役ノズルから排気を開始し、原料ビーズが充填
されるに従い最も近い位置にある用役ノズルまで順次排
気を行う充填工程によって充填した後、この充填された
原料ビーズを加熱して発泡融着させ、前記表側部材と裏
側部材とを発泡部材を介して一体化させることを特徴と
する発泡複合成形体の成形方法。
【0015】また、この発泡複合成形体の成形方法で
は、前記充填工程に後、前記用役ノズルのうち隣設する
一方の用役ノズルから加熱スチームを供給し、他方から
排気して充填原料ビーズを加熱するようにした加熱ステ
ップ、および加熱スチームを全用役ノズルから圧入さ
せ、充填原料ビーズを加熱融着するようにした本加熱ス
テップにより前記表側部材と裏側部材とを発泡部材を介
して一体化させる加熱融着工程を行う形態に具体化する
こともできる。
【0016】さらに、前記の問題は、前記発泡複合成形
体の成形方法により得られる、次の新規な発泡複合成形
体によっても解決することもできる。すなわち、前記し
たいずれかの発泡複合成形体の成形方法により得られ
る、表側部材と裏側部材とを発泡部材を介して一体化さ
れた発泡複合成形体において、用役ノズルが配置される
金型側に配設された裏側部材の、成形時にノズル口が望
む位置に透設された用役流通孔の孔径が20mm以下で
あって、かつそのピッチが孔径の5倍以上に設定されて
いることを特徴とする発泡複合成形体。
【0017】また、本発明の発泡複合成形体は、面積に
対して厚さが薄く、かつ凹凸形状やうねり曲がり形状を
有する薄型異形長尺形状の形態や、さらには、前記裏側
部材に透設された用役流通孔のうち、発泡複合成形体の
外周縁部に沿って配置された用役流通孔を除く用役流通
孔のそれぞれが、その発泡部材の厚さが10mm未満の
部分では少なくとも100mmピッチに配置され、かつ
前記厚さが10mm以上の部分では少なくとも150m
mピッチに配置されている形態に好ましく具体化でき
る。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の発泡複合成形体の
成形装置および成形方法に係る実施形態について、エア
コンもドレンパン部材を構成する発泡複合成形体を事例
として図1〜4を参照しながら説明する。先ず、本発明
の成形装置について述べると、この成形装置は、型内に
配置した表側部材と裏側部材との間の空間に発泡性樹脂
からなる原料ビーズを充填し加熱溶融させて一体化させ
た発泡複合成形体を成形するための成形装置である。
【0019】図1(断面略図)、図2(斜視図)によっ
て本発明の成形装置の要部を説明すると、先ず、例え
ば、ポリスチレン系樹脂からなる表側部材と裏側部材と
が予め準備される。表側部材は出来上がり発泡複合成形
体の表面層を構成するもので、所定の外観、表面テクス
チュア、柔軟性、強度などを備えた厚さ0.3〜1.0
mm程度のシート材として公知の手段で製作される。ま
た、裏側部材は、成形体の機械的強度を負担するバック
アップ部材であり、厚さ1.5〜5.0mm程度のプレ
ート材が用いられる。
【0020】図1に示すように、本発明の要部をなす、
型閉め、型開き可能な1組の金型により形成される発泡
成形用キャビティ6において、一方の金型(以下、a金
型2という)側には表側部材4が添付され、他方の金型
(以下、b金型3という)には、裏側部材5が添付され
る。
【0021】そして、本発明の重要な特徴は、このb金
型3の背面側には、発泡性樹脂からなる原料ビーズを送
入する充填器61を配設するとともに、複数の用役ノズ
ルa21、a31、a41、b21、b31、b41、
・・・・を、その各ノズル口を前記キャビティ6に開口
させて配置し、かつ、その用役ノズルa21〜b41、
・・・は、配管系a2、a3、a4、b2、b3、b
4、・・・を通じて、単独に、または複数のグループに
区分して各々が、排気、加熱スチーム、加圧エア、また
はドレンなど1種以上の用役が供給可能である用役供給
装置(図示せず)に接続されている点にある。この場
合、前記裏側部材5は、前記充填器61と複数の用役ノ
ズルa21などの開口に相当する位置に、原料ビーズ流
通孔51と用役流通孔52を透設しておくものとする。
【0022】ここで、充填器61と複数の用役ノズルの
立体的配置について、b金型3の背面を示す斜視図であ
る図2によって例示されるケースについて説明すると、
キャビティ全面に対応する背面は、1以上の区域に区分
されるものであり、この事例ではa、b、cの3区域に
区分されている。この区域には、各1個の充填器61取
付孔6a、6b、6cが設けられている。そして、用役
ノズルは区域ごとに、例えば、b区画については、第1
列目の用役ノズル11、第2列目の用役ノズル21〜2
5、第3列目の用役ノズル31〜35、第4列目の用役
ノズル41〜45、のようにb群の用役ノズルが複数列
単位に1個以上づつ配置されている。このような配列構
成は、a区画、b区画についても同様であるから説明は
省く。なお、本発明においては、a、b、cからなる区
画、第1〜第4の列などの特定の個数に限定されないの
はいうまでもない。
【0023】次に、本発明における用役供給装置を図3
の成形装置の配管系統図によって説明すると、先ず、こ
の成形装置に用いられる排気、加熱スチーム、加圧エ
ア、またはドレンなど用役は、b群については、主供給
弁7a→サーバタンク73a→個別供給弁71a、b、
c、dの順の配管系から供給され、個別排出弁72a、
b、c、d→サーバタンク73b→主排出弁7bの順の
配管系から排出される。なお、a群、c群についても同
様である。
【0024】この場合、用役のうち排気またはドレン
は、排出側に設けた排気ポンプ、真空ポンプ、または排
水ポンプによって排出され、また、加熱スチーム、加圧
エアなどは、供給側に設けたボイラなどスチーム発生装
置やエアコンプレッサから供給されるのであり、また供
給側、排出側の各弁によって必要に応じて圧力制御が行
われるものである。そして、本発明の場合は、主供給弁
7aおよび主排出弁7bは、排気、ドレンのための排気
ポンプ、真空ポンプ、または排水ポンプ、あるいは加熱
スチーム、加圧エアのためのボイラなどスチーム発生装
置やエアコンプレッサに、任意に切り替え可能に接続さ
れているのである。
【0025】このように構成された配管系において、個
別供給弁71a、b、c、dと、個別排出弁72a、
b、c、dとを結ぶ配管系b1、b2、b3、b4の分
岐配管が前記各列の用役ノズルに接続してある。従っ
て、この実施形態では、各用役ノズルに対しては、列を
単位にして任意の用役を制御しながら供給することがで
きるのである。すなわち、用役ノズルを列毎に、用役供
給の開閉操作はもちろん、加圧、減圧などの操作をコン
トロール可能とするものである。
【0026】なお、本発明では、配管系の構成は、図
2、3の形態の限定されないものであり、群の配置、群
に属する充填器、用役ノズルの個数、郡内の列の構成な
どは、成形対象の形状、材質、成形条件などによって、
最も効果的な組み合わせを採用すれば良いのである。例
えば、図2、3の事例では、用役の制御は、群単位およ
び列単位の2段階で行うものであるが、配管系をさらに
細分化して、用役ノズル1個単位で制御することも可能
である。
【0027】次に、前記した本発明の成形装置の運転に
ついて、図1、4を参照して本発明の発泡複合成形体の
成形方法の説明とともに、詳細に説明する。先ず、第1
の実施形態は、充填工程に特徴がある方法であり、図1
のように発泡成形用キャビティ6を形成する型閉め、型
開き可能な1組の金型間のキャビティの一方の金型2側
に表側部材4を、他方の金型3側に裏側部材5を配置
し、この表側部材4と裏側部材5との間に充填空間を設
け、次いでこの充填空間に発泡性樹脂からなる原料ビー
ズを充填器61から充填エアを伴って送入するととも
に、裏側部材5を配置した金型3側に設けた複数の用役
ノズルa21〜a41、b21〜b41から排気して、
原料ビーズを充填する点を基本操作とする。
【0028】そして、重要な特徴は、前記用役ノズルの
排気操作を、充填器61のノズル先端から最も離れた位
置にある用役ノズル(図1の場合は、用役ノズルa41
およびb41)から排気を開始し、原料ビーズが充填さ
れるに従い最も近い位置にある用役ノズル(図1の場合
は、用役ノズルa21およびb21)まで順次排気を行
わせる充填工程を採用した点にある。この充填後、充填
原料ビーズを加熱して発泡融着させ、前記表側部材4と
裏側部材5とを発泡部材を介して一体化させて、発泡複
合成形体を得ることができる。
【0029】この充填工程の挙動を図4によって、充填
器61と用役ノズルa21、a31、a41の組合せを
事例にして詳述する。 ステップ(1):用役ノズルa21、a31、a41の
内、充填器61から最も離れた用役ノズルa41を排気
状態に、手前の用役ノズルa21、a31をオフ状態に
して機能を止め、原料タンク(図示せず)から搬送圧力
で搬送されてきた原料ビーズを充填器61から充填エア
62で充填用空間63に送入する。この場合、充填用空
間63の用役ノズルa41が位置する端部付近に原料ビ
ーズが堆積するようになる。
【0030】ステップ(2):ステップ(1)の状態
で、一旦原料ビーズの送入を停止し、充填エア62の送
気によって、用役ノズルa41が位置する付近の原料ビ
ーズに圧力をかけて、充填を促進する追加圧のステップ
である。 ステップ(3):用役ノズルa31をオンにし排気状態
にするとともに、原料ビーズの送入を再開して充填を継
続して、用役ノズルa31の位置付近まで原料ビーズを
堆積させる。
【0031】ステップ(4):ステップ(2)に同じく
追加圧のステップで、ステップ(3)で充填された原料
ビーズに対して加圧するものである。 ステップ(5):用役ノズルa21をオンにし排気状態
にする(この段階で全用役ノズルはオンとなる)ととも
に、原料ビーズの送入を再開して充填を継続して、用役
ノズルa21から充填器61の位置にかけて原料ビーズ
を堆積させる。この各ステップにおいて、堆積した原料
ビーズは遠方の用役ノズルの排気が継続されるので、逐
次充填が進行して全体に充填密度が上昇するのである。
ステップ(6)は、ブローバックのステップで、充填終
了時に、充填エア62圧力と原料ビーズの搬送圧力を逆
転させて、充填器61および搬送配管内の原料ビーズを
原料タンク側にフィードバックさせる。
【0032】以上の説明は、単純な、充填器61と用役
ノズルa21、a31、a41の組合せを事例にしたも
のであるが、本発明では、図3に示すような、a群、b
群、c群などの各用役ノズル群について、その多数の個
々の用役ノズルに適用できるのは言うまでもなく、すな
わち、各個別の供給弁71a〜d、排出弁72a〜dを
制御して、個々のノズル単位に、あるいは前記した複数
のノズルからなる列単位に、充填操作を行い、目的とす
る発泡複合成形体の形状に対応させた充填工程を採用す
ることができるものである。
【0033】次に、本発明の発泡複合成形体の成形方法
において、加熱融着工程に特徴がある第2の実施形態を
説明する。この方法は、前記した充填工程に後、次の予
備加熱ステップと本加熱ステップを行うものである。す
なわち、予備加熱ステップは、前記用役ノズルのうち隣
設する一方の用役ノズル(例えば図1の用役ノズルa3
1)から加熱スチームを供給し、他方の用役ノズル(図
1の用役ノズルa21およびa41)から排気して、加
熱スチームを流通させ充填原料ビーズを加熱するもので
あり、また、本加熱ステップは、加熱スチームを全用役
ノズル(前例では図1の用役ノズルa21、a31、a
41)から圧入させ、充填原料ビーズ全体を加熱融着す
るものである。かくして、温度むらの少ない均一な加熱
融着工程が実施可能となり前記表側部材と裏側部材とを
発泡部材を介して一体化させることができる。
【0034】この実施形態は、図3に示す配管系にも適
用できる方法であり、すなわち、主供給弁7aから加熱
スチームを供給し、主排出弁7bを排気系に接続して廃
スチームを取り出すように設定し、a群、b群、c群な
どの各用役ノズル群について、各供給弁、排出弁を制御
して、個々のノズル単位に、あるいは前記した列単位
に、この予備加熱ステップと本加熱ステップを含む加熱
融着工程を適用することができる。
【0035】充填原料ビーズ内を通過する加熱スチーム
のパスの長さは、従来方法の場合は長短のパスが混在す
るため、充填原料ビーズに与える熱量に大きなばらつき
が生じてしまい、その結果の温度むらは発泡成形体の融
着むらの原因となっていたが、本発明の加熱融着工程に
よれば、加熱スチームの流通パスは、隣設する用役ノズ
ル間に通じるものであるから、距離が比較的短く、揃っ
ている点から、加熱条件にばらつきが少なくなり、発泡
成形体の融着むらが顕著に改善されるのである。
【0036】さらに、前記予備加熱ステップにおいて、
加熱スチームの流通方向を1方向に固定するのではな
く、適宜に反転させ、さらには反転を繰り返すなどによ
り、加熱むらをさらに抑制することが可能となる。な
お、前記予備加熱ステップの前段として、融着温度以下
のスチームを送入して充填空間内の空気を排気して、内
部に予めスチームを充満させる排気ステップを付加する
方法が、原料ビーズの発泡の障害になる空気が除去で
き、後段の均一加熱をより効果的に行うことができるの
で、より好ましい。この場合には、互いに離れている用
役ノズル間、例えば、用役ノズルa21〜a41の間で
送入、排気を行うようにしてもよい。
【0037】本発明の発泡複合成形体の成形装置および
成形方法は、以上説明した点を特徴とし、充填むら、加
熱むら、および融着むらを効果的に抑制するものである
が、そこで使用される表側部材、裏側部材、原料ビーズ
がいずれも同一成分系の合成樹脂であるであるときは、
原料ビーズの加熱融着工程において、原料ビーズが発泡
成形体を形成すると同時に、表側部材と裏側部材に融着
して全体が一体化できるので、特に好ましい成形方法、
成形装置ということができる。
【0038】さらに、従来のスチームチャンバを備えた
構造では、各種用役の供給、排出のためのコアベントを
金型全面に25〜40mmピッチで配置する必要があっ
たが、本発明の用役ノズルの場合は、前記した充填操作
や加熱溶着操作が可能なので100〜200mmピッチ
の間隔を大きく配置すればよくなるで、その配置個数
は、従来比約1/10で済む。このため、金型の組立
て、加工費が大幅に削減できという設備費の面でも有利
となる利点が得られる。
【0039】次に、本発明の発泡複合成形体について、
一部を切り欠いた斜視図である図6を参照して説明す
る。本発明の発泡複合成形体の特徴とするところは、前
記したいずれかの発泡複合成形体の成形方法により得ら
れるもので、表側部材4と裏側部材5とを発泡部材8を
介して一体化された発泡複合成形体において、用役ノズ
ル(図1におけるa21、a31、a41を参照)が配
置される金型側に配設された裏側部材5の板面にあっ
て、成形時にノズル口が望む位置に透設された用役流通
孔52a、52bの孔径が20mm以下の大きさであっ
て、かつそのピッチF、Dが前記孔径の5倍以上に設定
されている点にある。このように、本発明では用役流通
孔の孔径に対して、その配置ピッチを比較的大きく設定
しうるので、用役流通孔が透設されてていても、裏側部
材5の機械的強度を低下させることがない。
【0040】また、本発明の発泡複合成形体は、表面積
の対して厚さが薄く、かつ凹凸形状やうねり曲がり形状
を有する薄型異形長尺形状の形態に具体化できるので、
後記する家庭電化製品の構成部材、自動車等車両の内装
部材などに特に好適に用いられる。
【0041】さらには、前記裏側部材5に透設された用
役流通孔52a、52bのうち、発泡複合成形体の外周
縁部(発泡部材8の末端部分81において表側部材4と
裏側部材5とが直接重ねられる部分の相当する)に沿っ
て配置された用役流通孔52bを除く用役流通孔52a
の相互の間隔Fが、その発泡部材8の厚さEが10mm
未満の部分では少なくとも100mmのピッチに配置さ
れ、かつ前記厚さEが10mm以上の部分では少なくと
も150mmピッチに配置されている形態として具体化
することができる。かくして、用役流通孔52aの孔径
は通常10mm内外に設定されるので、この実施形態で
は、この用役流通孔52a相互のピッチはその孔径の約
10倍以上の大きさになるから、裏側部材5の機械的強
度を低下させるようなおそれは全くない。
【0042】また、本発明の発泡複合成形体は、内部の
発泡部材の厚さを以下に述べる条件に設定すると、それ
ぞれの特定の用途に特に好ましく適用される。 (1)用途が容器の場合は、表側部材の表面積の70%
以上の部位における発泡部材の厚さが30mm以下に設
定される。 (2)用途がエアコン、空気清浄器、冷蔵庫などの外装
断熱部材、それらのドレンパン部材、冷気ダクトなど家
庭電化製品の構成部材である場合は、表側部材の表面積
の70%以上の部位における発泡部材の厚さが30mm
以下に設定される。
【0043】(3)用途が天井材、壁材、パーティッシ
ョンウォール面材、床材など建築内装材である場合は、
表側部材の表面積の90%以上の部位における発泡部材
の厚さが100mm以下に設定される。 (4)用途がドアトリム、グローブボックス、トランク
ルーム、インストルパネル、天井などの自動車等車両の
内装部分に使用される内装部材である場合は、表側部材
の表面積の70%以上の部位における発泡部材の厚さが
30mm以下に設定される。
【0044】(5)用途が自動車等車両の床部材である
場合は、表側部材の表面積の70%以上の部位における
発泡部材の厚さが150mm以下に設定される。 (6)用途が自動車等車両のバンパーなどの衝撃吸収部
材である場合は、前記表側部材側が全体として長手方向
に対して直角方向に膨出した形態の、肉厚ブロックに形
成され、その頂部に相当する部位における発泡部材の厚
さが500mm以下に設定される。
【0045】以上説明した本発明の改良された成形装置
および成形方法によって得られる発泡複合成形体は、そ
の意匠性、弾力感触性、断熱、吸音性、ボード材として
の強度、生産コストなどに優れたものとして品質にバラ
ツキのない大型部材を低コストに提供される。特に、次
のような家庭電化製品の構成部材、自動車等車両の内装
部材あるいは建築内装材として特に有用な材料となる。 (1)家庭電化製品の構成部材 例えば、エアコン、空気清浄器、冷蔵庫などの外装断熱
部材、内部のドレンパン部材、冷気ダクト部材などの機
能性部材。
【0046】(2)自動車等車両の内装部材 例えば、ドアトリム、グローブボックス、トランクトリ
ムおよびインストルメントパネルなどの内装部材。衝撃
吸収部材のような長大形状の部材。特に、広い面積を一
体成形で対応できるので、大型部品のコストダウンに効
果的である。 (3)建築内装材 例えば、従来の合成樹脂製品が応用された天井材、壁
材、床材の分野で優れた居住性が提供できる。
【0047】
【発明の効果】本発明の発泡複合成形体の成形装置およ
びその成形方法は、以上に説明したように構成されてい
るので、表側部材と裏側部材と芯材である発泡部材とか
らなる発泡複合成形体の一体成形において、原料ビーズ
の充填時、あるいは加熱、融着時の均一性が改善され、
充填むら、発泡むらなどの不具合を解消するものであ
り、特に、比較的厚さが薄く、表面積が大きく、かつ凹
凸や曲がりのある薄型異形長尺形状の発泡複合成形体を
品質むらなく、かつ強度が低下することなく製造するこ
とができるうえ、設備費のコストダウンに寄与するとい
う優れた効果がある。よって本発明は従来の問題点を解
消した発泡複合成形体の成形装置およびその成形方法な
らびのそれにより得られる発泡複合成形体として、その
工業的価値は極めて大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形装置を説明するための成形金型断
面略図。
【図2】本発明の成形装置のb金型の背面を示す要部斜
視図。
【図3】本発明の成形装置の配管系統図。
【図4】本発明の成形方法の充填工程を説明するための
各ステップの説明図。
【図5】従来の成形方法を説明するための成形金型断面
略図。
【図6】本発明の発泡複合成形体を説明するための一部
切り欠いた要部斜視図。
【符号の説明】
2 a金型、3 b金型、4 表側部材、5 裏側部
材、51 原料ビーズ流通孔、52、52a、52b
用役流通孔、6 キャビティ、6a、6b、6c充填器
取付孔、61 充填器、7a 主供給弁、7b 主排出
弁、71a、b、c、d 個別供給弁、72a、b、
c、d 個別排出弁、73a、73b サーバタンク、
8 発泡部材、a21、a31、a41、b21、b3
1、b41用役ノズル、a2、a3、a4、b2、b
3、b4 配管系。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井田 清孝 岐阜県中津川市駒場町2番25号 株式会社 ダイセン工業内 Fターム(参考) 4F100 AK01A AK01B AK01C AK12 AT00A AT00B BA03 BA06 BA10A BA10B EJ02C EJ42 GB07 GB36 JL02 4F212 AA13 AE02 AG20 AH23 AH24 AH26 AH48 UA01 UB01 UB13 UF30 UF34 UL02 UL06 UN09

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表側部材と裏側部材とを発泡部材を介して
    一体化して成形するための発泡複合成形体の成形装置で
    あって、発泡成形用キャビティを形成する型閉め、型開
    き可能な1組の金型の一方の金型を表側部材を添付する
    金型とし、他方の金型を裏側部材を添付する金型とし、
    その裏側部材側の金型には、発泡性樹脂からなる原料ビ
    ーズを送入する充填器を配設するとともに、複数の用役
    ノズルを、そのノズル口を前記キャビティに開口させて
    配置し、かつ、その用役ノズルは単独に、または複数の
    グループに区分して各々が用役供給装置に接続されてい
    ることを特徴とする発泡複合成形体の成形装置。
  2. 【請求項2】前記用役ノズルは、排気、加熱スチーム、
    加圧エア、真空、冷却水またはドレンなど1種以上の用
    役が供給可能なものとして用役制御装置に接続されてい
    る請求項1に記載の発泡複合成形体の成形装置。
  3. 【請求項3】発泡成形用キャビティを形成する型閉め、
    型開き可能な1組の金型間のキャビティの一方の金型側
    に表側部材と、他方の金型側に裏側部材を添付し、この
    表側部材と裏側部材との間に充填空間を設け、次いでこ
    の充填空間に発泡性樹脂からなる原料ビーズを送入する
    とともに、裏側部材を配置した金型側に設けた複数の用
    役ノズルから排気して、原料ビーズを充填するに際し
    て、原料ビーズを送入する充填器から最も離れた位置に
    ある用役ノズルから排気を開始し、原料ビーズが充填さ
    れるに従い最も近い位置にある用役ノズルまで順次排気
    を行う充填工程によって充填した後、この充填された原
    料ビーズを加熱して発泡融着させ、前記表側部材と裏側
    部材とを発泡部材を介して一体化させることを特徴とす
    る発泡複合成形体の成形方法。
  4. 【請求項4】前記表側部材、裏側部材、原料ビーズがい
    ずれも同一系の樹脂である請求項3に記載の発泡複合成
    形体の成形方法。
  5. 【請求項5】前記充填工程において、充填器から原料ビ
    ーズを送入しながら用役ノズルから排気を行う送入充填
    ステップと、原料ビーズの送入を停止し充填エアの供給
    を継続しつつ用役ノズルから排気を行う加圧充填ステッ
    プとを1回または複数回繰り返し行う請求項3または4
    に記載の発泡複合成形体の成形方法。
  6. 【請求項6】請求項3〜5のいずれかに記載の充填工程
    に後、前記用役ノズルのうち隣設する一方の用役ノズル
    から加熱スチームを供給し、他方から排気して充填原料
    ビーズを加熱するようにした加熱ステップ、および加熱
    スチームを全用役ノズルから圧入させ、充填原料ビーズ
    を加熱融着するようにした本加熱ステップにより前記表
    側部材と裏側部材とを発泡部材を介して一体化させるこ
    とを特徴とする発泡複合成形体の成形方法。
  7. 【請求項7】請求項3〜6のいずれかに記載の発泡複合
    成形体の成形方法により得られる、表側部材と裏側部材
    とを発泡部材を介して一体化された発泡複合成形体にお
    いて、用役ノズルが配置される金型側に配設された裏側
    部材の、成形時にノズル口が望む位置に透設された用役
    流通孔の孔径が20mm以下であって、かつそのピッチ
    が孔径の5倍以上に設定されていることを特徴とする発
    泡複合成形体。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の発泡複合成形体であっ
    て、面積に対して厚さが薄く、かつ凹凸形状やうねり曲
    がり形状を有する薄型異形長尺形状の発泡複合成形体。
  9. 【請求項9】前記裏側部材に透設された用役流通孔のう
    ち、発泡複合成形体の外周縁部に沿って配置された用役
    流通孔を除く用役流通孔のそれぞれが、その発泡部材の
    厚さが10mm未満の部分では少なくとも100mmピ
    ッチに配置され、かつ前記厚さが10mm以上の部分で
    は少なくとも150mmピッチに配置されている請求項
    7または8に記載の発泡複合成形体。
  10. 【請求項10】前記表側部材の表面積の70%以上の部
    位における発泡部材の厚さが30mm以下であって、用
    途が容器である請求項7記載の発泡複合成形体。
  11. 【請求項11】前記表側部材の表面積の70%以上の部
    位における発泡部材の厚さが30mm以下であって、用
    途がエアコン、空気清浄器、冷蔵庫などの外装断熱部
    材、それらのドレンパン部材、冷気ダクトなど家庭電化
    製品の構成部材である請求項7記載の発泡複合成形体。
  12. 【請求項12】前記表側部材の表面積の90%以上の部
    位における発泡部材の厚さが100mm以下であって、
    用途が天井材、壁材、パーティッションウォール面材、
    床材など建築内装材である請求項7記載の発泡複合成形
    体。
  13. 【請求項13】前記表側部材の表面積の70%以上の部
    位における発泡部材の厚さが30mm以下であって、用
    途がドアトリム、グローブボックス、トランクルーム、
    インストルパネル、天井などの自動車等車両の内装部分
    に使用される内装部材である請求項7記載の発泡複合成
    形体。
  14. 【請求項14】前記表側部材の表面積の70%以上の部
    位における発泡部材の厚さが150mm以下であって、
    用途が自動車等車両の床部材である請求項7記載の発泡
    複合成形体。
  15. 【請求項15】表側部材と裏側部材とを発泡部材を介し
    て一体化された発泡複合成形体において、前記表側部材
    側が膨出させて形成され、その頂部における発泡部材の
    厚さが500mm以下であって、用途が自動車等車両の
    バンパーなどの衝撃吸収部材である請求項7記載の発泡
    複合成形体。
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