JP2001287025A - 温度制御装置の製造方法 - Google Patents

温度制御装置の製造方法

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JP2001287025A
JP2001287025A JP2000103158A JP2000103158A JP2001287025A JP 2001287025 A JP2001287025 A JP 2001287025A JP 2000103158 A JP2000103158 A JP 2000103158A JP 2000103158 A JP2000103158 A JP 2000103158A JP 2001287025 A JP2001287025 A JP 2001287025A
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soldering
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Kazuya Kuriyama
和也 栗山
Yoichi Yasue
洋一 安江
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平坦度を改善することによって均熱性や応答
性などの伝熱特性が向上した温度制御装置を安価に製造
する。 【解決手段】 対向して配置された一対の絶縁基板5、
6の対向する表面に電極7、8がそれぞれ形成されると
共に、対向する電極7、8間に熱電素子9をはんだ付け
して構成された温度制御素子2と、この温度制御素子2
の各絶縁基板5、6の外側表面にそれぞれ配置された一
対の伝熱板3、4とを備えた温度制御装置1の製造方法
において、伝熱板4は熱電素子9をはんだ付けした後に
絶縁基板6の外側表面に配置され、絶縁基板6は可撓性
を有しており、熱電素子9のはんだ付けは、層厚制御部
材である銅粉を混合したはんだ12を使用し、所定の圧
力を加えながら行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば半導体ウ
エハの製造工程においてシリコン基板の温度制御に使用
される温度制御装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハの製造工程は、基板の表面
に塗布したフォトレジスト膜(感光膜)に残存する溶剤
を除去すべく上記基板を加熱するベーキング処理工程
や、加熱された基板を室温レベルまで冷却するためのク
ーリング処理工程などのように、基板の温度を制御する
処理工程を含んでいる。そのため、これらの処理工程に
おいて使用される基板処理装置は、温度制御装置を備え
ている。
【0003】図18は、温度制御装置の概略的構成を示
す側面図である。温度制御装置40は、温度制御素子4
1と、この温度制御素子41の両側に配置される一対の
伝熱板42、43とを備える。温度制御素子41は、対
向して配置された一対の絶縁基板44、45を有し、こ
れらの絶縁基板44、45の対向する表面にはそれぞれ
電極46、47が形成されている。対向する電極46、
47間には熱電素子48としてP型素子とN型素子とが
はんだ付けによって接続されている。熱電素子48は、
電極46、47を介してP型素子とN型素子とが交互に
直列に並ぶように接続されている。したがって、温度制
御素子41では、熱電素子列に一方向に電流を流すと一
方の絶縁基板44が吸熱側となり他方の絶縁基板45が
放熱側となり、他方向に電流を流すと一方の絶縁基板4
4が放熱側となり他方の絶縁基板45が吸熱側となる。
尚、一対の伝熱板42、43は、温度制御素子41の応
答性、均熱性を向上させるために、各絶縁基板44、4
5の外側表面に配置されている。
【0004】図19は、温度制御装置の従来の製造方法
を説明するための工程図である。まず工程S1では、一
方の絶縁基板44の表面に電極46を形成する。電極4
6は、絶縁基板44の表面に貼り付けられた例えば銅板
をエッチングすることによって形成される。次に、工程
S2では、形成した電極表面の所定の位置にクリームは
んだを印刷する。そして、工程S3では、熱電素子48
の一方端子をクリームはんだを印刷した場所に実装す
る。
【0005】一方、工程S4では、他方の絶縁基板45
の表面に電極47を形成する。電極47は、上記工程S
1と同様に、絶縁基板45の表面に貼り付けられた銅板
をエッチングすることによって形成される。そして、工
程S5では、形成した電極表面の所定の位置にクリーム
はんだを印刷する。
【0006】続いて工程S6では、熱電素子48と電極
46、47とをはんだ付けするために、一対の絶縁基板
44、45の位置合わせを行う。位置合わせは、電極4
6、47が対向するように絶縁基板44、45を配置す
ると共に、熱電素子48の他方端子が他方絶縁基板45
の電極表面のクリームはんだに接触するように行う。そ
れから工程S7では、はんだ溶融温度以上の温度、例え
ば200°C程度まで加熱して熱電素子48と電極4
6、47とのはんだ付けを行う。
【0007】その後、工程S8では、一対の絶縁基板4
4、45の外側にそれぞれグリスを塗布する。グリスを
塗布したのは、絶縁基板44、45と伝熱板42、43
との密着性と熱伝導性を向上させて、温度制御の応答性
や伝熱板表面の均熱性などの伝熱特性の向上を図るため
である。そして、工程S9では、一対の絶縁基板44、
45の外側にそれぞれ伝熱板42、43をグリス層を介
在させて配置し、これで温度制御装置40が完成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した熱電素子48
のはんだ付工程S7では、はんだ付けの欠陥や位置ずれ
を防止するために、一対の絶縁基板44、45が近接す
る方向に微小な荷重を付加しているが、荷重が小さすぎ
るとはんだ層の厚さにばらつきが生じ、伝熱特性の向上
に重要な平坦度が確保できない。特に、伝熱特性を向上
させるために絶縁基板44、45の厚さを薄くした場合
は、絶縁基板44、45が変形しやすいので、平坦度の
低下は著しい。
【0009】一方、はんだ層の厚さを均一にすべく荷重
を大きくすると、溶融しているはんだがはんだ付部位の
周囲に流れ出してしまい、はんだ層の厚さを確保できな
くなり、はんだ付強度が低下してしまう。そこで、銅粉
を混合したはんだを使用してはんだ層の厚さを確保し、
はんだ付強度を確保する技術が提案されている(特開平
6−290819号公報、特開平1−178397号公
報を参照)。しかし、銅粉を混合したはんだを使用した
場合は平坦度を維持できないという問題がある。
【0010】また、伝熱板42、43を配置する際に
は、絶縁基板44、45にグリスを塗布してから、伝熱
板42、43と絶縁基板44、45とを擦り合わせる必
要があるが、グリスの塗布面積が大きいと大きな荷重を
均一に加えることが困難である。そのため、グリス層の
厚さにばらつきが生じ、伝熱特性の向上に重要な平坦度
が確保できないという問題がある。また、グリスを塗布
する際にグリス内部に取り込まれた気泡がそのまま残留
するため、熱伝導率にばらつきが生じてしまうという問
題がある。さらに、残留する気泡によってグリス層の厚
さが厚くなる傾向があり、熱伝導率が低下するという問
題もある。
【0011】さらに、絶縁基板44、45と伝熱板4
2、43を製造する際に加工精度を上げて平坦度が優れ
たものを製造しておけば、はんだ層やグリス層の厚みの
ばらつきによって平坦度が劣化しても、許容範囲内で収
めることは可能である。しかし、機械加工の加工精度を
上げると、加工コストが大幅に上昇し、製造コストが高
くなるという問題がある。
【0012】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、平坦度を改善す
ることによって均熱性や応答性などの伝熱特性が向上し
た温度制御装置を安価に製造することができる温度制御
装置の製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段及び効果】そこで請求項1
の温度制御装置の製造方法は、対向して配置された一対
の絶縁基板5、6の対向する表面に電極7、8がそれぞ
れ形成されると共に、対向する電極7、8間に熱電素子
9をはんだ付けして構成された温度制御素子2と、この
温度制御素子2の各絶縁基板5、6の外側表面にそれぞ
れ配置された一対の伝熱板3、4とを備えた温度制御装
置1の製造方法において、上記一対の伝熱板3、4の少
なくとも一方4は上記熱電素子9をはんだ付けした後に
絶縁基板6の外側表面に配置され、はんだ付け後に伝熱
板4が配置される絶縁基板6は可撓性を有しており、上
記熱電素子9のはんだ付けは、層厚制御部材を混合した
はんだ12を使用し、所定の圧力を加えながら行うこと
を特徴としている。
【0014】上記請求項1の温度制御装置の製造方法で
は、所定の圧力を加えながらはんだ付けを行うので、は
んだ層12aの平坦化を図ることができる。したがっ
て、絶縁基板6の平坦度が向上し、これに伴って絶縁基
板6の外側に配置される伝熱板4の平坦度も向上する。
これによって、応答性、均熱性などの伝熱特性が向上し
た温度制御装置1を製造することができる。また、機械
加工によって平坦度を向上する場合に比べて、安価に実
施することができる。尚、はんだ12には層厚制御部材
が混合されているので、最低限でも層厚制御部材の外径
程度のはんだ層厚が確保され、所定のはんだ付強度を確
保できる。
【0015】また請求項2の温度制御装置の製造方法
は、対向して配置された一対の絶縁基板5、6の対向す
る表面に電極7、8がそれぞれ形成されると共に、対向
する電極7、8間に熱電素子9をはんだ付けして構成さ
れた温度制御素子2と、この温度制御素子2の各絶縁基
板5、6の外側表面にそれぞれ配置された一対の伝熱板
3、4とを備えた温度制御装置1の製造方法において、
上記一対の伝熱板3、4の少なくとも一方4は上記熱電
素子9をはんだ付けした後に絶縁基板6の外側表面に配
置され、はんだ付け後に伝熱板4が配置される絶縁基板
6は可撓性を有しており、上記熱電素子9のはんだ付け
をした後に、はんだ層12aをはんだの溶融温度以下で
軟化温度以上に加熱すると共に、その温度における降伏
応力の0.8〜1.5倍の圧力を加えることによって上
記はんだ層12aを平坦化することを特徴としている。
【0016】上記請求項2の温度制御装置の製造方法で
は、はんだ付け後にはんだ層12aを柔らかくした状態
で圧力を加えるので、はんだが変形してはんだ層12a
の平坦化を図ることができる。したがって、絶縁基板6
の平坦度が向上し、これに伴って絶縁基板6の外側に配
置される伝熱板4の平坦度も向上する。これによって、
応答性、均熱性などの伝熱特性が向上した温度制御装置
1を製造することができる。また、機械加工によって平
坦度を向上する場合に比べて、安価に実施することがで
きる。尚、はんだ12の溶融温度以下で圧力を加えるの
で、はんだ12が流れ出すことはなく、所定のはんだ層
厚が確保され、所定のはんだ付強度を確保できる。
【0017】さらに請求項3の温度制御装置の製造方法
は、上記はんだ層12aは、層厚制御部材を含むことを
特徴としている。
【0018】上記請求項3の温度制御装置の製造方法で
は、はんだ12に層厚制御部材が混合されているので、
はんだ層12aの平坦化を行った際に最小限でも層厚制
御部材の外径程度のはんだ層厚が確保される。したがっ
て、はんだ層厚の制御(均一化)を容易にかつ確実に行
うことができる。
【0019】請求項4の温度制御装置の製造方法は、対
向して配置された一対の絶縁基板5、6の対向する表面
に電極7、8がそれぞれ形成されると共に、対向する電
極7、8間に熱電素子9をはんだ付けして構成された温
度制御素子2と、この温度制御素子2の各絶縁基板5、
6の外側表面にそれぞれ配置された一対の伝熱板3、4
とを備えた温度制御装置1の製造方法において、上記一
対の伝熱板3、4の少なくとも一方4はグリス層10を
介在して絶縁基板6の外側表面に配置され、グリス層1
0を介在して伝熱板4が配置される絶縁基板6は可撓性
を有しており、伝熱板4を絶縁基板6との間にグリス層
10を介在させて配置した後に、約120〜170°C
に加熱すると共に、約0.6〜10kg/cm2 の圧力
を加えることによって上記グリス層10を平坦化するこ
とを特徴としている。
【0020】上記請求項4の温度制御装置の製造方法で
は、グリス層10を加熱・加圧するので、グリス層10
の平坦化及び薄層化を図ることができる。また、グリス
層10内部に取り込まれた気泡が外部に押し出されるの
で、熱伝導率の均一化が図られると共に、薄層化にも寄
与することができる。したがって、グリス層10の平坦
化によって伝熱板4の平坦度が向上し、またグリス層1
0の薄層化と気泡の減少とによって熱伝導率が向上し、
これによって応答性、均熱性などの伝熱特性が向上した
温度制御装置1を製造することができる。また、機械加
工によって平坦度を向上する場合に比べて、安価に実施
することができる。
【0021】請求項5の温度制御装置の製造方法は、上
記熱電素子9のはんだ付けをした後に、はんだ層12a
をはんだの溶融温度以下で軟化温度以上に加熱すると共
に、その温度における降伏応力の0.8〜1.5倍の圧
力を加えることによって上記はんだ層12aを平坦化し
ており、上記グリス層10の平坦化と上記はんだ層12
aの平坦化とを同時期に行うことを特徴としている。
【0022】上記請求項5の温度制御装置の製造方法で
は、グリス層10の平坦化とはんだ層12aの平坦化と
を同時期に行うので、製造工程を1つ省略することがで
き、製造時間を短縮することができる。
【0023】請求項6の温度制御装置の製造方法は、上
記熱電素子9のはんだ付けをする前に、伝熱板4を絶縁
基板6との間にグリス層10を介在させて配置すること
を特徴としている。
【0024】上記請求項6の温度制御装置の製造方法で
は、はんだ付け前の段階で絶縁基板6に伝熱板4が配置
されているので、所定の加熱・加圧装置にセットすれ
ば、加熱・加圧条件を変更するだけで、はんだ付け工程
とはんだ層12aの平坦化工程及びグリス層10の平坦
化工程とを連続的に行うことができ、製造時間の短縮化
と製造工程の簡素化を図ることができる。
【0025】請求項7の温度制御装置の製造方法は、上
記熱電素子9のはんだ付けをした後に、伝熱板4を絶縁
基板6との間にグリス層10を介在させて配置すること
を特徴としている。
【0026】上記請求項7の温度制御装置の製造方法で
は、はんだ付けを行ってからグリス層10を介在して伝
熱板4を配置するので、熱電素子9とはんだ12との位
置ずれが生じることはなく、良好なはんだ付けを行うこ
とができる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、この発明の温度制御装置の
製造方法の具体的な実施の形態について、図面を参照し
つつ詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態で
ある温度制御装置1の製造方法を説明するための断面図
である。
【0028】温度制御装置1は、図1(d)に示すよう
に、温度制御素子2と、温度制御素子2の両側に配置さ
れる一対の伝熱板3、4とを備える。温度制御素子2
は、対向して配置された一対の絶縁基板5、6を有し、
この絶縁基板5、6の対向する表面にはそれぞれ複数の
電極7、8が形成されている。対向する電極7、8間に
は熱電素子9としてP型素子9pとN型素子9nとがは
んだ付けによって接続されている。熱電素子9は、電極
7、8を介してP型素子9pとN型素子9nとが交互に
直列に並ぶように接続されている。したがって、温度制
御素子2は、熱電素子列に一方向に電流を流すと一方の
絶縁基板5が吸熱側となり、他方の絶縁基板6が放熱側
となり、逆に他方向に電流を流すと一方の絶縁基板5が
放熱側となり、他方の絶縁基板6が吸熱側となる。一対
の伝熱板3、4は、温度制御素子2の応答性、均熱性を
向上させるために、各絶縁基板5、6の外側表面に配置
されている。
【0029】本実施の形態では、半導体基板を冷却する
ために用いる温度制御装置1を製造する際の製造方法を
説明する。また、温度制御装置1は、一方の絶縁基板5
を吸熱側とし、他方の絶縁基板6を放熱側として機能さ
せ、そして一方の伝熱板3の表面に半導体基板を載置し
て冷却する一方で、他方の伝熱板4を水で冷却するもの
とする。したがって、以下の説明においては、半導体基
板を載置する伝熱板3を均熱板と呼び、水で冷却する伝
熱板4を水冷板と呼ぶものとする。さらに、温度制御装
置1においては、均熱板3は絶縁基板5との密着性を確
保して熱伝導率を向上させるために温度制御素子2を製
造する前の段階で絶縁基板5に予め接着させておくが、
水冷板4は温度制御素子2の製造後に絶縁基板6の外側
表面にグリス層10を介在させて配置するものとする。
【0030】まず、図1(a)に示すように、はんだ付
け工程に先立って、所定の前処理を施した吸熱側絶縁基
板5と放熱側絶縁基板6とを準備する。ここで、図2及
び図3を参照しながら、絶縁基板5、6に対して施す所
定の前処理について説明する。
【0031】吸熱側絶縁基板5は例えばポリイミドフィ
ルムであり、図2(a)に示すようにその一方表面には
金属板11が配置され、また他方表面には均熱板3が配
置される。そして、オートクレーブ(加熱・加圧処理)
によって金属板11及び均熱板3はそれぞれ吸熱側絶縁
基板5に貼り付けられる(図2(b)参照)。金属板1
1は、電極7となるものであり、例えば銅板が用いられ
る。また、均熱板3は、熱伝導率の高い材料から成り、
例えばアルミニウム(Al)と炭化シリコン(SiC)
とから成る金属複合板が用いられる。次に、図2(c)
に示すように、金属板11にエッチングを施して複数の
電極7を形成する。続いて、図2(d)に示すように、
電極7の表面の所定の位置にクリームはんだ12を印刷
によって配置する。尚、クリームはんだ12には層厚制
御部材である銅粉が混合されている。それから、図1
(a)に示すように、クリームはんだ12の上に熱電素
子9の一方端子をそれぞれ配置し、これで吸熱側絶縁基
板5に対する前処理が終了する。
【0032】一方、放熱側絶縁基板6は、吸熱側絶縁基
板5と同様にポリイミドフィルムであり、図3(a)に
示すようにその一方表面には金属板13が配置される。
そして、オートクレーブによって金属板13は放熱側絶
縁基板6に貼り付けられる(図3(b)参照)。金属板
13は、電極8となるものであり、金属板11と同様に
銅板が用いられる。次に、図3(c)に示すように、金
属板13にエッチングを施して複数の電極8を形成す
る。それから、図1(a)に示すように、電極8の表面
の所定の位置にクリームはんだ12を印刷によって配置
し、これで放熱側絶縁基板6に対する前処理が終了す
る。
【0033】上述したような前処理を施した絶縁基板
5、6は、図1(b)に示すように所定の治具14に設
置される。治具14は、絶縁基板5、6の位置合わせと
はんだ付けとを行うために使用するものである。絶縁基
板5は、熱電素子9とクリームはんだ12が配置された
電極7が上向きになるように均熱板3を下向きにして治
具14の上面に設置される。一方、絶縁基板6は、クリ
ームはんだ12が配置された電極8が下向きになるよう
に位置決め用ピン15、15によって保持されて、絶縁
基板5の上側に設置される。すなわち、絶縁基板5、6
は電極7、8が相対向するように配置されると共に、吸
熱側絶縁基板5に配置された熱電素子9の他方端子と放
熱側絶縁基板6に配置されたクリームはんだ12とが接
触するように配置される。位置決め用ピン15、15
は、治具14の上面に設けられている。
【0034】上述したような位置合わせを行った後に、
熱電素子9と電極7、8とのはんだ付けを行う。はんだ
付けは、所定の雰囲気ガス中で、クリームはんだ12に
所定の圧力を加えた状態で行われる。図1(c)に示す
ように治具14の上面には、位置合わせ後の絶縁基板
5、6全体を覆うようにカバー16が配置されると共
に、さらにカバー16全体を覆うようにバギングシート
17が設けられる。治具14とバギングシート17とに
よって密閉空間が形成され、位置合わせ後の絶縁基板
5、6はこの密閉空間内に配置されることになる。治具
14にはこの密閉空間に連通する導入孔18が形成され
ており、密閉空間には導入孔18を介して雰囲気ガス導
入部19からのガスが供給される。本実施形態では、C
Oガスを供給し、圧力は約100mmTorrに設定す
る。また、上側に配置された絶縁基板6の上面には重り
20が載置される。重り20は、平板状に形成されると
共に、熱電素子9が配置されている領域全体を覆うこと
ができる大きさに形成される。これによって、クリーム
はんだ12には、熱電素子9と電極7、8とが近接する
方向に、大気圧との差圧による静水圧と重り20とによ
って所定の圧力が加えられることになる。このようにC
Oガス雰囲気中で所定の圧力を加えた状態で、クリーム
はんだ12の溶融温度以上まで加熱して、はんだ付けが
行われる。これで、温度制御素子2が完成する。
【0035】上記のはんだ付けを行った後に、はんだ層
12aの平坦化処理を行う。はんだ層12aの平坦化処
理は、減圧下ではんだ層12aを所定の温度に加熱する
と共に、はんだ層12aに所定の圧力を加えることによ
って行われる。治具14には上記密閉空間に連通する吸
出孔21が形成されており、この吸出孔21には圧力制
御部22を介して真空ポンプ23が接続されている。圧
力制御部22は、例えばチャンバ弁で実現される。した
がって、真空ポンプ23を駆動して吸出孔21から空気
(ガス)を吸い出すことによって密閉空間内を減圧する
ことができる。そして、はんだ層12aの加熱は、はん
だ付けのときと同様にして行われる。また、はんだ層1
2aの加圧は、大気圧との差圧による静水圧と上記重り
20とを利用して行われる。
【0036】上記はんだ層12aの平坦化処理を行った
後に、図1(d)に示すように、放熱側絶縁基板6の外
側にグリス層10を介して水冷板4を配置する。このと
き、グリス層10の平坦化処理を行う。グリス層10の
平坦化処理は、グリス層10を所定の温度に加熱すると
共に、グリス層10に所定の圧力を加えることによって
行われる。グリス層10の加熱は、はんだ付けのときと
同様にして行うことができる。また、グリス層10の加
圧は、上記重り20を利用して行うことができる。した
がって、グリス層10の平坦化処理は、上記治具14を
利用して、はんだ付け及びはんだ層12aの平坦化処理
に引き続いて連続的に行うことができる。
【0037】最後に、水冷板4をボルト24、24で均
熱板3に固定して、温度制御装置1が完成する。
【0038】次に、本発明の製造方法の特徴を説明す
る。本発明の第1の特徴は、熱電素子9と電極7、8の
はんだ付けの際に、多数の銅粉を混合したクリームはん
だ12を使用し、所定の圧力を加えながら行うことであ
る。このように所定の圧力を加えながらはんだ付けを行
うので、はんだ層12aの平坦化を図ることができる。
したがって、ポリイミドフィルムのように可撓性を有す
る絶縁基板6の平坦度が向上し、これに伴って絶縁基板
6の外側に配置される水冷板4の平坦度も向上する。ま
た、均熱板3は予め絶縁基板5に貼り付けられているの
で、充分な平坦度を有している。これによって、応答
性、均熱性などの伝熱特性が向上した温度制御装置1を
製造することができる。また、機械加工によって平坦度
を向上する場合に比べて安価に実施することができる。
【0039】尚、クリームはんだ12には多数の銅粉が
混合されているので、最小限でも銅粉の外径程度のはん
だ層厚が確保され、所定のはんだ付け強度を確保でき
る。図4のグラフに示されているように、はんだ層の剪
断強度は、はんだ層厚が50μmより小さくなると徐々
に低下し、25μm以下になると急激に低下するため、
はんだ層厚は約50μm〜200μmとするのが好まし
い。
【0040】本発明の第2の特徴は、熱電素子9と電極
7、8とのはんだ付けをした後に、はんだ層12aを所
定の温度に加熱すると共に、所定の圧力を加えることに
よってはんだをクリープ変形させてはんだ層12aの平
坦化処理を行うことである。所定の温度とは、クリーム
はんだ12の溶融温度以下で軟化温度以上であり、例え
ば63Sn・37Pb共晶はんだの場合は、溶融温度が
約183°Cであり、軟化温度が約120°Cであるの
で、約120〜170°Cの範囲の温度を選択する。ま
た、所定の圧力とは、その温度における降伏応力の0.
8〜1.5倍の圧力であり、例えばPb−Snはんだを
160°Cに加熱した場合は、1kg/mm2 程度であ
る。
【0041】図5は、はんだ層に加える荷重と生じた歪
との関係を示すグラフである。はんだ層の加熱温度は1
50°Cであり、丸印はSn−Pb−Biはんだの測定
結果を示し、三角印はSn−Pb共晶はんだの測定結果
を示し、四角印はインジウム系はんだの測定結果を示し
ている。また図6は、荷重/降伏点と歪との関係を示す
グラフであり、図5の測定結果を整理したものである。
尚、図5及び図6において、黒印ははんだ層にクラック
が発生したことを示している。
【0042】フラットニング(平坦化)に必要な変形量
は、少なくとも歪20%であるが、歪50%以上である
ことが好ましく、歪80%を超えるとクラックが発生し
ている。そして、図6において、歪50%での荷重/降
伏点(降伏応力)は0.8であり、歪80%での荷重/
降伏点は1.5である。したがって、平坦化に際して
は、はんだ層の加熱温度における降伏応力の0.8〜
1.5倍の圧力を加えることが良いことがわかる。
【0043】このようにはんだ付け後にはんだ層12a
を柔らかくした状態で圧力を加えるので、はんだ層12
aの平坦化を図ることができる。したがって、ポリイミ
ドフィルムのように可撓性を有する絶縁基板6の平坦度
が向上し、これに伴って絶縁基板6の外側に配置される
水冷板4の平坦度も向上する。また、均熱板3は予め絶
縁基板5に貼り付けられているので、充分な平坦度を有
している。これによって、応答性、均熱性などの伝熱特
性が向上した温度制御装置1を製造することができる。
また、機械加工によって平坦度を向上する場合に比べて
安価に実施することができる。
【0044】尚、はんだ12の溶融温度以下で圧力を加
えるので、はんだ12が流れ出すことはなく、所定のは
んだ層厚が確保され、所定のはんだ付強度を確保でき
る。また、はんだ12には銅粉が混合されているので、
はんだ層12aの平坦化を行った際に最低限でも銅粉の
外径程度のはんだ層厚が確保される。したがって、はん
だ層厚の制御(均一化)を容易にかつ確実に行うことが
できる。
【0045】図7及び図8は、はんだ付け直後のはんだ
層厚と、平坦化処理を行った後のはんだ層厚との測定結
果を示すグラフである。平坦化処理は、4.5kg/c
2の圧力を加えると共に、最大159°Cまで加熱し
た状態で5分間保持することによって実行した。但し、
圧力は加熱温度が157°C以上になってから加えた。
尚、各グラフにおける「a」〜「i」は測定場所を区別
するための符号であり、ここでは9個の測定場所で測定
したはんだ層厚の測定結果を棒グラフで示している。左
側の白い棒グラフがはんだ付け直後のはんだ層厚を示
し、右側のハッチングを付した棒グラフが平坦化処理を
行った後のはんだ層厚を示している。
【0046】図7は、はんだ付けの際に比較的大きな圧
力を加えた場合のグラフであり、(a)は銅粉が混合さ
れていないはんだを使用したときの測定結果を示し、
(b)は直径約100μmの銅粉が混合されたはんだを
使用したときの測定結果を示している。図7(a)のグ
ラフから分かるように、層厚制御部材である銅粉が混合
されていないはんだを使用したときは、はんだ付け直後
の段階ではんだ層厚が全て0.050mm(50μm)
未満であり、平坦化処理を行うことによってはんだ層厚
はさらに小さくなっている。したがって、この場合は充
分な剪断強度を持ったはんだ層を形成することはできな
い。
【0047】一方、図7(b)のグラフから分かるよう
に、直径約100μmの銅粉が混合されたはんだを使用
したときは、はんだ付け直後の段階ではんだ層厚は全て
0.100mm(100μm)以上であり、充分な剪断
強度を持ったはんだ層が形成されてはいるものの、はん
だ層厚にばらつきがみられる。しかし、平坦化処理を行
うことによって概ね100μmのはんだ層厚に均一化さ
れている。したがって、この場合は充分な剪断強度を持
つと共に、層厚が均一化された平坦なはんだ層を形成す
ることができる。
【0048】また、図8は、はんだ付けの際に比較的小
さな圧力を加えた場合のグラフであり、(a)は銅粉が
混合されていないはんだを使用したときの測定結果を示
し、(b)は直径約100μmの銅粉が混合されたはん
だを使用したときの測定結果を示している。図8(a)
のグラフから分かるように、はんだ付けの際に加える圧
力を小さくしたことによって、はんだ付け直後の段階で
のはんだ層厚はばらつきはあるものの、全て0.050
mm(50μm)以上であり、充分な剪断強度を持った
はんだ層が形成されている。そして、平坦化処理を行う
ことによって概ね100μmのはんだ層厚に均一化され
ている。したがって、この場合でも充分な剪断強度を持
つと共に、層厚が均一化された平坦なはんだ層を形成す
ることができる。但し、はんだに銅粉が混合されていな
いため、測定場所「i」のようにはんだ層厚の薄い部分
が生じる場合がある。
【0049】一方、図8(b)のグラフから分かるよう
に、はんだ付けの際に加える圧力を小さくしたことによ
って、同図(a)と同様にはんだ付け直後の段階でのは
んだ層厚はばらつきはあるものの、全て0.100mm
(100μm)以上であり、充分な剪断強度を持ったは
んだ層が形成されている。尚、層厚が100μm以上あ
るのは、銅粉が混合されているからである。そして、平
坦化処理を行うことによって概ね100μmのはんだ層
厚に均一化されている。したがって、この場合でも充分
な剪断強度を持つと共に、層厚が均一化された平坦なは
んだ層を形成することができる。但し、はんだ付けの際
に加える圧力が小さいため、はんだ付け直後のはんだ層
厚が比較的大きな範囲でばらついており、平坦化処理後
のはんだ層厚のばらつきの範囲も、図7(b)に示した
はんだ付けの際に加える圧力が大きい場合のばらつきの
範囲の範囲に比べて、大きくなる。
【0050】上述した図7及び図8の各グラフを比較す
ることによって、以下の事項が導き出される。まず、図
7と図8との間で白い棒グラフを比較すると、はんだ付
けの際に比較的大きな圧力を加えた方がはんだ層厚が均
一化されていることが分かる。また、図7において
(a)と(b)との間で白い棒グラフを比較すると、層
厚制御部材である銅粉が混合されているはんだを使用し
た方が、充分な剪断強度を持ったはんだ層が形成されて
いることが分かる。したがって、銅粉を混合したはんだ
を使用して所定の圧力を加えながらはんだ付けを行うこ
とによって、充分な剪断強度を確保しながら、はんだ層
厚を均一化して平坦度の向上を図ることができること
(本発明の第1の特徴)が確認された。
【0051】また、図7及び図8の各グラフにおいて、
白い棒グラフとハッチングを付した棒グラフとを比較す
ると、はんだ層を所定の温度に加熱すると共に、所定の
圧力を加えること(はんだ層の平坦化処理)によって、
はんだ層厚を均一化して平坦度の向上を図ることができ
ること(本発明の第2の特徴)が確認された。さらに、
図7及び図8においてそれぞれ(a)と(b)との間で
ハッチングを付した棒グラフを比較すると、はんだ層の
平坦化処理を行う際にはんだ層に銅粉が含まれている方
が、はんだ層厚のばらつきが小さく、はんだ層厚の制御
が容易であることが確認された。
【0052】さらに、図7(b)と図8(b)のグラフ
を比較すると、銅粉を混合したはんだを使用して所定の
圧力を加えながらはんだ付けを行った後に、はんだ層の
平坦化処理を行うことによって、はんだ層厚の均一化に
よる平坦度の向上がより一層図られる事が確認された。
【0053】さらに本発明の第3の特徴は、水冷板4を
絶縁基板6との間にグリス層10を介在させて配置した
後に、減圧下でグリス層10を所定の温度に加熱すると
共に、所定の圧力を加えることによってグリス層10の
平坦化処理を行うことである。所定の温度とは、約12
0〜170°Cであり、所定の圧力とは、約0.6〜1
0kg/cm2 の圧力である。
【0054】このようにグリス層10を加熱・加圧する
ので、グリス層10の平坦化及び薄層化を図ることがで
きる。また、減圧かつ加熱することによってグリス層内
部に取り込まれていた気泡が膨張し、この膨張した気泡
が外部に押し出されるので、熱伝導率の均一化が図られ
ると共に、薄層化にも寄与することができる。したがっ
て、グリス層10の平坦化によって水冷板4の平坦度が
向上し、またグリス層10の薄層化と気泡の減少とによ
って熱伝導率が向上する。また、均熱板3は予め絶縁基
板5に貼り付けられているので、充分な平坦度を有して
いる。これによって、応答性、均熱性などの伝熱特性が
向上した温度制御装置1を製造することができる。ま
た、機械加工によって平坦度を向上する場合に比べて安
価に実施することができる。
【0055】図9は、グリス層における気泡面積を示す
グラフである。現状では、グリス層の気泡面積は約5で
ある。一方、本発明では、室温・大気圧下では現状と同
じであるが、減圧し、かつ加熱することによって気泡が
膨張して気泡面積が増加するので、荷重を加えることに
よって膨張した気泡が外部に押し出される。したがっ
て、室温まで冷却し、かつ大気圧に戻すことによって残
留している気泡は縮小し、その結果、気泡面積は現状の
半分以下の約2程度まで減少させることができる。
【0056】図10は、温度制御装置1の平坦度を示す
模式図である。図10(a)に示すように、温度制御素
子2、グリス層10、水冷板4の全てが平坦であること
が理想的であるが、現状では図10(b)に示すよう
に、温度制御素子2ははんだ層厚にばらつきがあるため
厚さにばらつきがあり、またグリス層10にも厚さのば
らつきがある。一方、本発明では、図10(c)に示す
ように、温度制御素子2のはんだ層が平坦化されるため
厚さのばらつきが小さくなり、またグリス層10の厚さ
のばらつきも小さくなっている。したがって、温度制御
素子2と水冷板4との間の距離がほぼ均一になり、応答
性、均熱性などの伝熱特性が向上する。
【0057】図11は、温度制御装置の平坦度を示すグ
ラフである。図11(a)は、本発明の製造方法に従っ
て製造された温度制御装置の平坦度を示し、同図(b)
は従来の製造方法に従って製造された温度制御装置の平
坦度を示す。初期状態とは水冷板4と均熱板3だけの状
態での平坦度である。本発明では、図11(a)に示す
ように、はんだ付け後に平坦化を行い、またグリス塗布
後にも平坦化を行うので、平坦度の低下は初期状態の
1.5倍程度に抑えられている。一方、従来技術では、
図11(b)に示すように、はんだ付け後の平坦化及び
グリス塗布後の平坦化は共に行われないので、初期状態
の4倍程度まで平坦度が低下している。
【0058】ところで、本発明の製造方法は、はんだ
付け工程、はんだ層の平坦化工程、グリス層の平坦
化工程の3つの特徴を有している。そして、3つの工程
のうちいずれか1つの工程だけを実行しても平坦度を向
上することは可能であるが、いずれか2つの工程を実行
すれば平坦度をより向上することができ、3つの工程を
全て実行すれば平坦度を最も向上することができる。そ
して、3つの工程はそれぞれ独立して実行してもよい
が、各工程は共に加熱・加圧処理を行うので、連続して
又は同時期に工程を実行すれば製造時間の短縮を図るこ
とができる。また、加熱・加圧装置を共用できるので、
製造コストの低減を図ることもできる。そこで、以下
に、複数の工程を連続して又は同時期に実行する場合の
温度・荷重条件について説明する。
【0059】図12は、はんだ付け工程とはんだ層の平
坦化工程を連続して行う場合のタイムチャートである。
実線L1が温度変化を示し、実線L2が荷重変化を示し
ている。0〜2時間がはんだ付け工程であり、2〜4.
5時間がはんだ層の平坦化工程である。はんだ付け工程
では、わずかに荷重を加えた状態で、はんだの溶融温度
以上の約200°Cに加熱する。また、平坦化工程では
約1kg/cm2 の荷重を加えた状態で、はんだの溶融
温度以下で軟化温度以上である約160°Cに加熱す
る。その後、グリスを塗布して水冷板4を配置した後
に、グリス層の平坦化工程を行う。
【0060】図13は、はんだ層の平坦化工程とグリス
層の平坦化工程を同時期に行う場合のタイムチャートで
ある。実線L3が温度変化を示し、実線L4が荷重変化
を示している。0〜2.5時間がはんだ付け工程であ
り、2.5〜3.5時間がグリス塗布・水冷板配置工程
であり、3.5〜6時間がはんだ層・グリス層の平坦化
工程である。はんだ付け工程では、わずかに荷重を加え
た状態で、はんだの溶融温度以上の約200°Cに加熱
する。はんだ付け工程終了後に、絶縁基板6の表面にグ
リスを塗布して水冷板4を配置する。それから、はんだ
層・グリス層の平坦化工程では、約1kg/cm2 の荷
重を加えた状態で、はんだの溶融温度以下で軟化温度以
上である約160°Cに加熱する。このようにはんだ付
けを行ってからグリスを塗布して水冷板4を配置するの
で、熱電素子9とはんだ12との位置ずれが生じること
はなく、良好なはんだ付けを行うことができる。
【0061】図14は、はんだ付け工程とはんだ層の平
坦化工程とを連続して行うと共に、はんだ層の平坦化工
程とグリス層の平坦化工程とを同時期に行う場合のタイ
ムチャートである。実線L5が温度変化を示し、実線L
6が荷重変化を示している。0〜2時間がはんだ付け工
程であり、2〜5.5時間がはんだ層・グリス層の平坦
化工程である。まず、はんだ付け工程に先立って絶縁基
板6の表面にグリスを塗布して水冷板4を配置する。そ
れから、はんだ付け工程ではわずかに荷重を加えた状態
で、はんだの溶融温度以上の約200°Cまで加熱す
る。続いて、はんだ層・グリス層の平坦化工程では、約
1kg/cm2 の荷重を加えた状態で、はんだの溶融温
度以下で軟化温度以上である約160°Cに加熱する。
このようにはんだ付け前にグリスを塗布して水冷板4を
配置するので、3つの工程を連続的かつ同時期に行うこ
とができるので、製造時間を短縮することができる。
【0062】図15は、はんだ層・グリス層の平坦化メ
カニズムを説明するための断面図である。また、図16
はグリス層の平坦化メカニズムを説明するためのグラフ
であり、(a)はグリス層厚と加圧力との関係を温度別
に示したグラフであり、(b)は150°Cでのグリス
層厚と加圧力との関係を示したグラフであり、(c)は
時間経過に伴う荷重の変化を示すグラフである。
【0063】水冷板4の面積をS、熱電素子9の面積率
をA(%)とし、仮定として、N個の熱電素子9のうち
M個の熱電素子9が20μm突出しているとする。突出
している熱電素子9には、図15において参照符号に添
字Mを付して示す。グリス層厚と加圧力との関係は図1
6(b)であるので、図16(c)に示すように加圧を
開始すると、Yをはんだの降伏強度としたとき、加圧力
(P1×S)=Y×(N/M)×A×Sの関係を満たす
荷重P1の時にはんだ層12aの突出部分の変形が開始
し、突出部分が周囲と同一高さとなる。この結果、はん
だ層12aの平坦度が0となったとすると、熱電素子1
個当たりに加えられる荷重は、P2=Y×M/Nとなっ
て降伏強度以下の値となり、はんだ層12aはこれ以上
変形しない。さらに、荷重を増加させていくと、グリス
層10の厚さは図15(c)に示すように薄くなってい
き、必要層厚に対応する荷重P3に達するまで荷重を増
加させ、それから荷重P3を維持する。
【0064】以上のように、図16(c)に示すように
荷重が加えられると、荷重がP1に達した時にはんだ層
12aの変形が開始し、荷重がP2に達するまでに平坦
化が達成され、はんだ層12aはその後変形しない。さ
らに、荷重が増加することによってグリス層10の層厚
が減少し、荷重がP3の時に必要層厚に達する。この結
果、はんだ層12aの平坦化と、グリス層厚の制御(薄
膜化)が達成される。
【0065】図17は、絶縁基板6に対する加圧状態を
示す断面図である。図17(b)に示すように、はんだ
付け工程後に平坦化を行うために押圧板25を絶縁基板
6に押し付けて加圧した場合、絶縁基板6の突出部分6
aが押圧板25と局所的に接触することとなり、突出部
分6aの局所面圧が大きくなり、熱電素子9を破壊する
可能性が大きくなる。一方、図17(a)に示すよう
に、グリス層10を介在させると圧力が分散されるた
め、熱電素子9の破壊が防止される。尚、押圧板25
は、上記重り20又は水冷板4に相当するものである。
したがって、上記のようにはんだ層12aの平坦化工程
とグリス層10の平坦化工程とを同時期に行うことによ
って、熱電素子9の破壊を防止して歩留りを向上するこ
とができる。
【0066】尚、本実施の形態では水冷板4のみをグリ
ス層10を介在して配置する構造の温度制御装置1を例
にとって説明したけれども、均熱板3と水冷板4の双方
をグリス層を介在して配置する構造の温度制御装置に対
しても本発明を適用できることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である温度制御装置の製
造方法を説明するための断面図である。
【図2】製造方法の一部を説明するための断面図であ
る。
【図3】製造方法の一部を説明するための断面図であ
る。
【図4】はんだ層の剪断強度とはんだ層厚との関係を示
すグラフである。
【図5】はんだ層に加える荷重と生じた歪との関係を示
すグラフである。
【図6】荷重/降伏点と歪との関係を示すグラフであ
る。
【図7】はんだ付け直後と平坦化後のはんだ層厚の測定
結果を示すグラフである。
【図8】はんだ付け直後と平坦化後のはんだ層厚の測定
結果を示すグラフである。
【図9】グリス層における気泡面積を示すグラフであ
る。
【図10】温度制御装置の平坦度を示す模式図である。
【図11】温度制御装置の平坦度を示すグラフである。
【図12】はんだ付け工程とはんだ層の平坦化工程を連
続して行う場合の温度・荷重条件を示すタイムチャート
である。
【図13】はんだ層の平坦化工程とグリス層の平坦化工
程とを同時期に行う場合の温度・荷重条件を示すタイム
チャートである。
【図14】はんだ付け工程とはんだ層の平坦化工程を連
続して行うと共に、はんだ層の平坦化工程とグリス層の
平坦化工程とを同時期に行う場合の温度・荷重条件を示
すタイムチャートである。
【図15】はんだ層・グリス層の平坦化メカニズムを説
明するための断面図である。
【図16】グリス層の平坦化メカニズムを説明するため
のグラフである。
【図17】絶縁基板に対する加圧状態を示す断面図であ
る。
【図18】温度制御装置の概略的構成を示す側面図であ
る。
【図19】温度制御装置の従来の製造方法を説明するた
めの工程図である。
【符号の説明】
1 温度制御装置 2 温度制御素子 3 伝熱板(均熱板) 4 伝熱板(水冷板) 5 絶縁基板 6 絶縁基板 7 電極 8 電極 9 熱電素子 9p P型素子 9n N型素子 10 グリス層 12 クリームはんだ 12a はんだ層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向して配置された一対の絶縁基板
    (5)(6)の対向する表面に電極(7)(8)がそれ
    ぞれ形成されると共に、対向する電極(7)(8)間に
    熱電素子(9)をはんだ付けして構成された温度制御素
    子(2)と、この温度制御素子(2)の各絶縁基板
    (5)(6)の外側表面にそれぞれ配置された一対の伝
    熱板(3)(4)とを備えた温度制御装置(1)の製造
    方法において、上記一対の伝熱板(3)(4)の少なく
    とも一方(4)は上記熱電素子(9)をはんだ付けした
    後に絶縁基板(6)の外側表面に配置され、はんだ付け
    後に伝熱板(4)が配置される絶縁基板(6)は可撓性
    を有しており、上記熱電素子(9)のはんだ付けは、層
    厚制御部材を混合したはんだ(12)を使用し、所定の
    圧力を加えながら行うことを特徴とする温度制御装置の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 対向して配置された一対の絶縁基板
    (5)(6)の対向する表面に電極(7)(8)がそれ
    ぞれ形成されると共に、対向する電極(7)(8)間に
    熱電素子(9)をはんだ付けして構成された温度制御素
    子(2)と、この温度制御素子(2)の各絶縁基板
    (5)(6)の外側表面にそれぞれ配置された一対の伝
    熱板(3)(4)とを備えた温度制御装置(1)の製造
    方法において、上記一対の伝熱板(3)(4)の少なく
    とも一方(4)は上記熱電素子(9)をはんだ付けした
    後に絶縁基板(6)の外側表面に配置され、はんだ付け
    後に伝熱板(4)が配置される絶縁基板(6)は可撓性
    を有しており、上記熱電素子(9)のはんだ付けをした
    後に、はんだ層(12a)をはんだの溶融温度以下で軟
    化温度以上に加熱すると共に、その温度における降伏応
    力の0.8〜1.5倍の圧力を加えることによって上記
    はんだ層(12a)を平坦化することを特徴とする温度
    制御装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記はんだ層(12a)は、層厚制御部
    材を含むことを特徴とする請求項2の温度制御装置の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 対向して配置された一対の絶縁基板
    (5)(6)の対向する表面に電極(7)(8)がそれ
    ぞれ形成されると共に、対向する電極(7)(8)間に
    熱電素子(9)をはんだ付けして構成された温度制御素
    子(2)と、この温度制御素子(2)の各絶縁基板
    (5)(6)の外側表面にそれぞれ配置された一対の伝
    熱板(3)(4)とを備えた温度制御装置(1)の製造
    方法において、上記一対の伝熱板(3)(4)の少なく
    とも一方(4)はグリス層(10)を介在して絶縁基板
    (6)の外側表面に配置され、グリス層(10)を介在
    して伝熱板(4)が配置される絶縁基板(6)は可撓性
    を有しており、伝熱板(4)を絶縁基板(6)との間に
    グリス層(10)を介在させて配置した後に、約120
    〜170°Cに加熱すると共に、約0.6〜10kg/
    cm2 の圧力を加えることによって上記グリス層(1
    0)を平坦化することを特徴とする温度制御装置の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 上記熱電素子(9)のはんだ付けをした
    後に、はんだ層(12a)をはんだの溶融温度以下で軟
    化温度以上に加熱すると共に、その温度における降伏応
    力の0.8〜1.5倍の圧力を加えることによって上記
    はんだ層(12a)を平坦化しており、上記グリス層
    (10)の平坦化と上記はんだ層(12a)の平坦化と
    を同時期に行うことを特徴とする請求項4の温度制御装
    置の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記熱電素子(9)のはんだ付けをする
    前に、伝熱板(4)を絶縁基板(6)との間にグリス層
    (10)を介在させて配置することを特徴とする請求項
    5の温度制御装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記熱電素子(9)のはんだ付けをした
    後に、伝熱板(4)を絶縁基板(6)との間にグリス層
    (10)を介在させて配置することを特徴とする請求項
    5の温度制御装置の製造方法。
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