JP2001286672A - ビデオゲーム装置及びビデオゲーム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ゲームに登場するキャラクターの表情を、例え
ばプレイヤーやその身近な人物等の顔画像を用いてリア
リティに富んだ自然な状態で表現することのできるビデ
オゲーム装置及びビデオゲームを提供することを課題と
する。 【解決手段】ゲーム機本体に外部画像記録媒体から画像
を受け入れ記録する回路を設けると共に、ゲームプログ
ラム中に、受け入れた画像の中から所望の人物の顔画像
を少なくとも一つ抽出し、記録し、ゲーム中に登場する
キャラクターの顔画像として、上記抽出、記録した顔画
像をディスプレイし得るプログラムを加えたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ゲームに登場する
キャラクターの顔の表示形態に特徴を有するビデオゲー
ム装置及びビデオゲームに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、ゲームに登場するキャラクターの
顔画像として、ビデオカメラ等を利用して外部から取り
込んだ１枚の顔画像をそのままディスプレイ画面に嵌め
込んで表示したり、或いは更に、ゲーム状況に応じてそ
の１枚の顔画像を画像処理ソフトを用いて数種類に変形
させて表示したりするビデオゲームは知られている。

【０００３】然しながら、１枚の顔画像を単に変形させ
ることにより、喜怒哀楽等の様々な表情を表現すること
は困難であり、リアリティに欠けるという問題点があっ
た。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するためなされたものであり、その目的とすると
ころは、キャラクターの喜怒哀楽等の様々な表情を、例
えばプレイヤーやその身近な人物等の表情を用いてリア
リティに富んだ自然な状態で表現することのできるビデ
オゲーム装置及びビデオゲームを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の目的は、ゲームプ
ログラムを記録し実行するゲーム機本体と、ゲーム機本
体に接続され、プレイヤーにより操作されるゲームコン
トローラーと、ゲーム機本体に接続され、ゲームの進展
状況が表示されるディスプレイ装置とから成るビデオゲ
ーム装置において;ゲーム機本体に外部画像記録媒体か
ら画像を受け入れ記録する回路を設けると共に、ゲーム
プログラム中に、受け入れた画像の中から所望の人物の
顔画像を少なくとも一つ抽出し、記録し、ゲーム中に登
場するキャラクターの顔画像に代えて、上記抽出、記録
した顔画像をディスプレイし得るプログラムを加えたこ
とを特徴とする上記のビデオゲーム装置によって達成で
きる。

【０００６】また、上記の目的は、所望の人物画像を記
録するステップと、その人物画像中から少なくとも一つ
の顔画像を抽出し記録するステップと、ゲーム中に登場
するキャラクターの顔を、前記ステップにより記録され
た顔画像の中からゲームの状況に応じて選ばれる顔画像
と切り替えるステップと、を包含するビデオゲームによ
って達成できる。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつゝ本発明を
具体的に説明する。図１は、本発明に係るビデオゲーム
装置の回路構成の一実施例を示すブロック図、図２は、
本発明に係るビデオゲーム装置における画像の処理過程
の第１及び第２ステップを示す説明図、図３は第３ステ
ップを示す説明図、図４は第４ステップを示す説明図で
ある。

【０００８】図１中、１はビデオゲーム装置全体を統括
制御するＣＰＵである。２は、ＣＰＵ１の作動に必要な
データの授受を行なうＲＡＭである。３は、ゲームに必
要なすべてのデータを記録したＲＯＭであり、ビデオゲ
ームに必要なゲーム進行のためのプログラムや画像デー
タ、音声データ等が記録されている。４は、ゲームに必
要なクロック信号を発生するタイマー回路である。５
は、後述するビデオレコーダー等の映像記録再生装置１
３から所望の映像をゲーム装置内へ取り込むための外部
通信回路である。６は、外部通信回路５を通じて取り入
れた映像の中から所望の顔画像を選択、抽出する画像選
択抽出回路である。７は、画像選択抽出回路６で抽出し
た顔画像を記録し、それらをゲーム進行中必要に応じて
読み出す顔画像記憶回路である。８は、図では省略した
操作部をゲーム進行のためプレイヤーが操作したとき、
その操作状態を所定の信号に変換して、出力するゲーム
操作監視回路である。９は、ＲＯＭ３に記録された画像
データや顔画像記憶回路７に記録された顔画像をもとに
ＣＰＵ１から指定されたゲーム画面の映像を編成する３
次元画像処理装置である。１０は、効果音やプレイヤー
への音声指示信号をアナログ変換し増幅するサウンド回
路である。１１は、ゲーム画面の表示を行なうディスプ
レイ装置、１２はスピーカーである。１３は、ゲーム装
置に取り込むべき外部画像を記録した外部画像記録媒体
を再生し得るビデオレコーダーやビデオカメラ、その他
の映像記録再生装置である。

【０００９】以下、図２〜図４を併せて参照しつゝ、本
発明に係るビデオゲーム装置の作動につき説明する。ゲ
ームに先立ち、本発明に係るビデオゲーム装置の外部通
信回路５にビデオレコーダー等の映像記録再生装置１３
を接続し、例えばプレイヤー本人やその身近な人物を撮
影したビデオテープ等の外部画像記録媒体を再生しなが
ら、図２（１）に示すように、ゲームに使用したいと思
う表情（例えば、怒った表情）の写っている一駒の画像
Ｐａをビデオゲーム装置内に取り入れる。

【００１０】次いで、画像選択抽出回路６を使用して、
図２（２）に示すように、上記一駒の画像Ｐａの中から
顔画像ａだけを抽出し、顔画像記憶回路７に記録する。

【００１１】以下、同様のステップを繰り返すことによ
り、図３に示すように、前記怒った顔ｂのほか、にこや
かな顔画像ｂや、笑った顔画像ｃ、悲しむ顔画像ｄ等々
を抽出し、それぞれの識別符合を付して顔画像記憶回路
７に登録、記録する。

【００１２】これらの登録された各種の顔画像を、ゲー
ムの過程で顔画像記憶回路７から読み出し、ゲーム中に
登場する人物やキャラクターのさまざまなゲーム状況に
相応しい場面の表情として割り当て、ゲームの状況に応
じてこれらの顔画像を適宜切り替えて使用する。例え
ば、図４に示すように、敵と闘争中に飛び跳ねる場面Ａ
では怒った顔画像ａを使用し、他の場面Ｂや、Ｃ、Ｄで
は、それぞれ異なった顔画像ｂ、ｃ、ｄをそれぞれ切り
替えて使用する。

【００１３】なお、映像記録再生装置１３は、ビデオレ
コーダーやビデオカメラに限らず、レーザーディスク
（登録商標）プレイヤーやＤＶＤプレイヤー等々、各種
の映像機器を利用できる。

【００１４】

【発明の効果】本発明は、上記の如く構成されるから、
本発明によるときは、キャラクターの喜怒哀楽等の様々
な表情をリアリティに富んだ自然な状態で表現すること
のできるビデオゲーム装置及びビデオゲームを提供し得
るものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るビデオゲーム装置の回路構成の一
実施例を示すブロック図である。

【図２】本発明に係るビデオゲーム装置における画像の
処理過程の第１及び第２ステップを示す説明図である。

【図３】第３ステップを示す説明図である。

【図４】第４ステップを示す説明図である。

【符号の説明】

１ ＣＰＵ ２ ＲＡＭ ３ ＲＯＭ ４ タイマー回路 ５ 外部通信回路 ６ 画像選択抽出回路 ７ 顔画像記憶回路 ８ ゲーム操作監視回路 ９ 画像編成処理回路 １０ サウンド回路 １１ ディスプレイ回路 １２ スピーカー １３ 映像記録再生装置

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ゲームプログラムを記録し実行するゲーム
   機本体と、ゲーム機本体に接続され、プレイヤーにより
   操作されるゲームコントローラーと、ゲーム機本体に接
   続され、ゲームの進展状況が表示されるディスプレイ装
   置とから成るビデオゲーム装置において;ゲーム機本体
   に外部画像記録媒体から画像を受け入れ記録する回路を
   設けると共に、ゲームプログラム中に、受け入れた画像
   の中から所望の人物の顔画像を少なくとも一つ抽出し、
   記録し、ゲーム中に登場するキャラクターの顔画像とし
   て、上記抽出、記録した顔画像をディスプレイし得るプ
   ログラムを加えたことを特徴とする上記のビデオゲーム
   装置。
2. 【請求項２】所望の人物画像を記録するステップと、そ
   の人物画像中から少なくとも一つの顔画像を抽出し記録
   するステップと、ゲーム中に登場するキャラクターの顔
   を、前記ステップにより記録された顔画像の中からゲー
   ムの状況に応じて選ばれる顔画像と切り替えるステップ
   と、を包含するビデオゲーム。