JP2001285750A - 地上波ディジタル放送受信機およびその方法 - Google Patents

地上波ディジタル放送受信機およびその方法

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JP2001285750A
JP2001285750A JP2000090810A JP2000090810A JP2001285750A JP 2001285750 A JP2001285750 A JP 2001285750A JP 2000090810 A JP2000090810 A JP 2000090810A JP 2000090810 A JP2000090810 A JP 2000090810A JP 2001285750 A JP2001285750 A JP 2001285750A
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JP2000090810A
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Toshiya Iwasaki
利哉 岩▲崎▼
Nobufumi Ueno
展史 上野
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な回路構成で階層バッファに蓄積された
TSPから多重フレームパターンを再生することが可能
な地上波ディジタル放送受信機を提供すること。 【解決手段】 地上波ディジタル放送受信機は、ディジ
タル放送波を復調して得られたフレーム内の情報が階層
分割されて蓄積される複数の階層バッファ25〜27
と、フレームに同期したタイミング信号を生成して出力
する読み出しタイミング制御部29と、読み出しタイミ
ング制御部29によってタイミング信号が出力されてか
ら3TSP時間経過するまで階層バッファ25〜27を
監視し、3TSP時間経過後に1TSPに相当する情報
が蓄積されている階層バッファ25〜27から情報を転
送して多重フレームを再生する階層合成/TS再生部3
0とを含む。したがって、階層バッファ以外のバッファ
を制御する必要がなくなり、回路構成が簡単になるとと
もに、消費電力を低減することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ARIB(電波産
業会)やDTV−Lab(次世代ディジタルテレビジョ
ン放送システム研究所)によって進められている多重フ
レーム構成用モデル受信機に関し、特に、簡単な回路構
成で階層バッファに蓄積されたTSP(Transport Stre
am Packet)から多重フレームパターンを再生すること
が可能な地上波ディジタル放送受信機およびその方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタルテレビ放送に関する標
準化が急ピッチで進められており、ディジタルテレビ放
送の1つである地上波ディジタルテレビ放送を受信する
受信機が盛んに研究・開発されている。地上ディジタル
テレビジョン放送方式においては、MPEG(Moving P
icture Experts Group)−2TS信号の形式を多重フレ
ームによって規定している。
【0003】図9は、従来の多重フレーム構成用モデル
受信機の概略構成を示すブロック図である。この多重フ
レーム構成用モデル受信機は、入力信号に対して高速フ
ーリエ変換を行なうFFT部101と、DQPSK(Di
fferential Quadrature Phase Shift Keying)等の差動
変調および64QAM(Quadrature Amplitude Modulat
ion)等の同期変調が施されたキャリア変調信号を復調
する差動復調/同期復調部102と、周波数デインタリ
ーブおよび時間デインターリーブを行なう周波数/時間
デインターリーブ部103と、周波数/時間デインター
リーブ後のデマッピングされたデータを階層分割する階
層分割部104と、各階層データに対してデパンクチャ
ードを行なうデパンクチャード部105〜107と、デ
パンクチャードが行なわれた後のデータが蓄積される階
層バッファ108〜110と、信号のない状態に相当す
る信号を出力する無信号部111と、階層バッファ10
8〜110に蓄積されたデータ(TSP)の読み出しタ
イミング信号を生成する読み出しタイミング制御部11
2と、各階層バッファ108〜110に蓄積されたTS
Pを合成する階層合成部113と、階層合成部113か
ら出力されたTSPを蓄積するTSバッファ114と、
ヌルTSPを出力するヌルTSP出力部115と、多重
フレームパターンを再生するTS再生部116と、多重
フレームパターンをビタビ復号するビタビデコーダ11
7とを含む。
【0004】地上ディジタル放送波は図示しないアンテ
ナを介して入力され、RF(RadioFrequency)信号内の
所望の周波数がダウンコンバートされ、直交復調された
後にA/D(Analog/Digital)変換される。そして、A
/D変換されたディジタル信号は、ヒルベルト変換等を
用いてI軸(実数)信号およびQ軸(虚数)信号に変換
される。FFT部101は、このI軸信号およびQ軸信
号に対して高速フーリエ変換を行ない、時間軸データを
周波数軸データに変換する。
【0005】差動復調/同期復調部102は、DQPS
Kによる差動復調と、QPSK、16QAMまたは64
QAMによる同期復調とを行ない、キャリアを復調す
る。また、周波数/時間デインタリーブ部103は、電
波の反射などによる特定周波数信号の欠落を補うために
行なわれた周波数インタリーブを元に戻す周波数デイン
タリーブ、および耐フェージングの向上などのために行
なわれた時間インタリーブを元に戻す時間デインタリー
ブを行なう。
【0006】階層分割部104は、各セグメント内の各
キャリアのデータを各階層に分割してデパンクチャード
部105〜107へ出力する。なお、階層は最大3階層
まで設定することが可能であり、図9においてはA階
層、B階層およびC階層の3階層によって構成されてい
る。また、デパンクチャード部105〜107は、それ
ぞれの階層のデータをデパンクチャードして順次階層バ
ッファ108〜110に蓄積する。
【0007】読み出しタイミング制御部112は、OF
DM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)フ
レームに同期したタイミングパルスを生成する。階層合
成部113は、読み出しタイミング制御部112からタ
イミングパルスを入力すると、3TSPに相当する期間
スイッチS1を無信号部111に接続し、一切信号を出
力しない。その後、階層合成部113は、各階層バッフ
ァ108〜110に蓄積されている情報量をチェック
し、1TSP以上の情報が蓄積されていれば、TSP単
位でTSバッファ114へ転送する。
【0008】TSP再生部116は、TSバッファ11
4に蓄積されたTSPを順次読み出して出力するが、T
Sバッファ114にTSPが蓄積されていなければ、ス
イッチS2を切り替えてヌルTSP出力部115から出
力されるヌルTSPを挿入することによって、多重フレ
ームパターンが生成される。そして、ビタビデコーダ1
17は、多重フレームパターンをビタビ復号して出力す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の多重フレーム構成用モデル受信機においては、階層バ
ッファ108〜110とTSバッファ114とを別々に
制御する必要があるため、それを制御する階層合成部1
13およびTS再生部116の回路構成が複雑になり、
消費電力が増大するという問題点があった。
【0010】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、第1の目的は、簡単な回路構成で階
層バッファに蓄積されたTSPから多重フレームパター
ンを再生することが可能な地上波ディジタル放送受信機
を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の地上波
ディジタル放送受信機は、ディジタル放送波を復調して
得られたフレーム内の情報が階層分割されて蓄積される
複数の階層バッファと、フレームに同期したタイミング
信号を生成して出力するためのタイミング信号生成手段
と、タイミング信号生成手段によってタイミング信号が
出力されてから所定時間経過するまで階層バッファを監
視し、所定時間経過後に所定情報が蓄積されている階層
バッファから情報を転送して多重フレームを再生するた
めの再生手段とを含む。
【0012】再生手段は、タイミング信号が出力されて
から所定時間経過後に所定情報が蓄積されている階層バ
ッファから情報を転送して多重フレームを再生するの
で、階層バッファ以外のバッファを制御する必要がなく
なり、回路構成が簡単になるとともに、消費電力を低減
することが可能となる。
【0013】請求項2に記載の地上波ディジタル放送受
信機は、請求項1記載の地上波ディジタル放送受信機で
あって、再生手段は、所定時間経過後、次のタイミング
信号が出力されてから所定時間経過するまで、階層バッ
ファを常時監視し、当該フレーム内の所定情報が蓄積さ
れた階層バッファから情報を転送して多重フレームを再
生する。
【0014】再生手段は、所定時間経過後は階層バッフ
ァを常時監視し、所定情報が蓄積された階層バッファか
ら情報を転送して多重フレームを再生するので、次のタ
イミング信号が出力されてから所定時間が経過するまで
に、多重フレームを構成する情報を全て再生することが
可能となる。
【0015】請求項3に記載された地上波ディジタル放
送受信機は、請求項1または2記載の地上波ディジタル
放送受信機であって、地上波ディジタル放送受信機はさ
らに、ヌルTSPを出力するためのヌルTSP出力手段
を含み、再生手段は、階層バッファに所定情報が蓄積さ
れていない場合には、ヌルTSP出力手段から出力され
るヌルTSPを転送して多重フレームを再生する。
【0016】再生手段は、階層バッファに所定情報が蓄
積されていない場合には、ヌルTSP出力手段から出力
されるヌルTSPを転送して多重フレームを再生するの
で、階層バッファに所定情報が蓄積されていない場合に
も対応することができる。
【0017】請求項4に記載の地上波ディジタル放送受
信機は、請求項1〜3のいずれかに記載の地上波ディジ
タル放送受信機であって、再生手段は、タイミング信号
生成手段によってタイミング信号が出力されてから所定
時間経過するまで、複数の階層バッファに蓄積された情
報量を監視するための蓄積量監視手段と、蓄積量監視手
段によって所定情報が蓄積されたことが検出された階層
バッファを識別する情報を格納するための第1のレジス
タと、所定時間経過後に、第1のレジスタに格納された
情報が転送される第2のレジスタと、第2のレジスタに
転送された情報に基づいて、階層バッファに蓄積された
情報を転送して多重フレームを再生するための多重フレ
ーム再生手段とを含む。
【0018】多重フレーム再生手段は、第2のレジスタ
に転送された情報に基づいて、階層バッファに蓄積され
た情報を転送して多重フレームを再生するので、階層バ
ッファ以外のバッファを制御する必要がなくなり、回路
構成が簡単になるとともに、消費電力を低減することが
可能となる。
【0019】請求項5に記載の地上波ディジタル放送受
信機は、請求項1〜4のいずれかに記載の地上波ディジ
タル放送受信機であって、所定時間は3TSP時間であ
る。
【0020】所定時間は3TSP時間であるので、階層
バッファに所定情報が蓄積されている可能性が高くな
り、多重フレームの再生を迅速に行なうことが可能にな
るとともに、次のタイミング信号が出力されてから所定
時間が経過するまでに、多重フレームを構成する情報を
全て再生することが可能となる。
【0021】請求項6に記載の地上波ディジタル放送受
信機は、請求項1〜5のいずれかに記載の地上波ディジ
タル放送受信機であって、所定情報は1TSPに相当す
る情報である。
【0022】所定情報は1TSPに相当する情報である
ので、階層バッファから情報を転送するだけで、多重フ
レームを構成することが可能となる。
【0023】請求項7に記載にされた地上波ディジタル
放送受信方法は、ディジタル放送波を復調して得られた
フレーム内の情報を階層分割して蓄積するステップと、
フレームに同期したタイミング信号を生成して出力する
ステップと、タイミング信号が出力されてから所定時間
経過するまで蓄積状況を監視し、所定時間経過後に所定
情報が蓄積されている場合に、当該情報を転送して多重
フレームを再生するステップとを含む。
【0024】タイミング信号が出力されてから所定時間
経過後に蓄積された所定情報を転送して多重フレームを
再生するので、当該所定情報が格納されるバッファ以外
のバッファを制御する必要がなくなり、回路構成が簡単
になるとともに、消費電力を低減することが可能とな
る。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態にお
ける地上波ディジタル放送受信機フロントエンド部の概
略構成を示すブロック図である。この地上波ディジタル
放送受信機フロントエンド部は、図示しないアンテナを
介して入力されたRF信号内の所望の周波数をダウンコ
ンバートし、ベースバンド信号として出力するチューナ
1と、チューナ1から出力されたベースバンド信号を直
交復調する直交復調部2と、直交復調部2によって復調
されたアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D
コンバータ3と、A/Dコンバータ3によって変換され
たディジタル信号に対して狭帯域AFC(Automatic Fr
equency Control)、FFTクロックの生成およびOF
DMフレーム内のシンボルとの同期を行なう狭帯域AF
C/クロック再生/シンボル同期部4と、入力信号に対
して高速フーリエ変換を行なうFFT部5と、FFT部
5から出力されたデータ信号に対して広帯域AFC(キ
ャリア間隔単位のずれの調整)を行なう広帯域AFC部
6と、OFDMシンボル内に配置されたTMCC(Tran
smission and Multiplexing Configuration Control)
信号を復調するTMCC復調部7と、DQPSK等の差
動変調および64QAM等の同期変調が施されたキャリ
ア変調信号を復調する差動検波/同期検波部8と、周波
数デインタリーブおよび時間デインタリーブを行なう周
波数/時間デインタリーブ部9と、周波数/時間デイン
タリーブ後のデマッピングされたデータから多重フレー
ムパターンを生成して出力する多重フレーム構成部10
と、多重フレーム構成の誤りを訂正する誤り訂正部11
とを含む。
【0026】図2は、本実施の形態における多重フレー
ム構成部10の概略構成を示すブロック図である。この
多重フレーム構成部10は、周波数/時間デインターリ
ーブ部9によってデマッピングされたデータを階層分割
する階層分割部21と、各階層データに対してデパンク
チャードを行なうデパンクチャード部22〜24と、デ
パンクチャードが行なわれた後のデータが蓄積される階
層バッファ25〜27と、ヌルTSPを出力するヌルT
SP出力部28と、階層バッファ25〜27に蓄積され
たTSPの読み出しタイミング信号を生成する読み出し
タイミング制御部29と、各階層バッファ25〜27に
蓄積されたTSPを合成して多重フレームパターンを再
生する階層合成/TS再生部30と、多重フレームパタ
ーンをビタビ復号するビタビデコーダ31とを含む。
【0027】図3(a)は、多重フレーム構成部10に
入力されるデータの構造、すなわち周波数/時間デイン
タリーブ部9によって周波数/時間デインタリーブされ
た後のデマッピングされたデータ(OFDMフレーム)
の構造を示す図である。また、図3(b)は、多重フレ
ーム構成部10から出力される多重フレームのデータ構
造を示す図である。
【0028】多重フレーム構成部10に入力されるOF
DMフレーム(図3(a))のフレームの時間長と、多
重フレーム構成部10から出力される多重フレーム(図
3(b))の時間長とは同一である。図3(a)に示す
ように、1OFDMフレーム期間は、伝送シンボルを2
04個(シンボル0〜シンボル203)伝送する時間と
等しい。
【0029】また、各1OFDMシンボル期間は、13
個のセグメントと、各種パイロット信号、ガードインタ
ーバル信号および上述したTMCC信号を含む無効信号
とを伝送する時間と等しい。また、各セグメントは、キ
ャリア0〜キャリアnによって構成される。なお、モー
ド1のときにn=95、モード2のときにn=191、
モード3のときにn=383となる。階層分割部21
は、各セグメント単位で各キャリアのデータを各階層に
分割してデパンクチャード部22〜24へ出力する。な
お、階層は最大3階層まで設定することが可能である
が、図3(a)においてはセグメント0〜セグメント2
がA階層、セグメント3〜セグメント12がB階層を構
成するものとしている。
【0030】図4は、デパンクチャード部22〜24に
よるデパンクチャードの一例を示す図であり、変調方式
が64QAM、畳み込み符号化率が5/6である場合の
デパンクチャードを示している。64QAMは、位相変
調と振幅変調とを組み合わせた変調方式であり、位相
(I軸)と振幅(Q軸)とによって64通りの組み合わ
せ、すなわち6ビット(硬判定の場合であり、軟判定の
場合は×3となる。)の情報を伝送することができる。
また、誤り訂正符号として、畳み込み符号を用いてお
り、符号化されたシンボル列が実際の情報を運ぶ割合、
すなわち符号化率が5/6となっている。
【0031】図4(a)および図4(b)に示すよう
に、64QAM変調方式によって変調された信号を復調
することによって、6ビットの情報が生成される。そし
て、ビタビ復号するために、デパンクチャード部22〜
24は、図4(b)に示す6ビットの情報を、図4
(c)に示すように10ビットの情報に並べ替える。デ
パンクチャード後のデータは、各階層バッファ25〜2
7に順次蓄積される。なお、図4(c)に示す“X”の
ビットは不定を示している。
【0032】図5は、階層合成/TS再生部30をさら
に詳細に説明するためのブロック図である。階層合成/
TS再生部30は、A階層の階層バッファ25に蓄積さ
れたデータ量を監視するA階層バッファ蓄積量監視回路
41と、B階層の階層バッファ26に蓄積されたデータ
量を監視するB階層バッファ蓄積量監視回路42と、C
階層バッファ27に蓄積されたデータ量を監視するC階
層バッファ蓄積量バッファ監視回路43と、読み出しタ
イミング制御部29から出力される読み出しタイミング
信号を3TSP時間だけ遅延させる3TSP時間計測カ
ウンタ44と、各階層バッファ蓄積量監視回路41〜4
3から出力される情報によって、どの階層バッファ25
〜27に1TSP分の情報が蓄積されているかを示す情
報が格納されるレジスタ1を制御するレジスタ1制御部
45と、読み出しタイミング制御部29から読み出しタ
イミング信号が出力されてから3TSP経過後に、レジ
スタ1の情報が転送されるレジスタ2を制御するレジス
タ2制御部46と、各階層バッファ蓄積量監視回路41
〜43から出力される情報を切り替えてレジスタ1に格
納するレジスタセレクタ47と、各階層バッファ25〜
27およびヌルTSP出力部28からTSPを読み出し
て多重フレームパターンを出力する各階層バッファ制御
回路48とを含む。
【0033】読み出しタイミング制御部29は、OFD
Mフレームに同期したタイミングパルスを生成する。読
み出しタイミング制御部29は、モード1では204シ
ンボル毎に、モード2では1OFDMフレーム期間の1
/2に当たる102シンボル毎に、モード3では1OF
DMフレーム期間の1/4に当たる51シンボル毎にタ
イミングパルスを発生して出力する。
【0034】3TSP時間計測カウンタ44は、読み出
しタイミング制御部29からタイミングパルスを入力す
ると、3TSPに相当する時間、すなわち3×408×
FFTクロック周期(1/Fs:FsはFFTサンプリ
ングクロック周波数)を計測した後タイミングパルスを
出力する。各階層バッファ蓄積量監視回路41〜43
は、読み出しタイミング制御部29から読み出しタイミ
ングパルスが出力されると、各階層バッファ25〜27
に蓄積されているデータ量の監視を開始する。
【0035】ここで、図6を参照しながら、3TSP時
間計測カウンタ44によって3TSP分だけ読み出しタ
イミングパルスを遅延させる理由について説明する。図
6(a)に示すように、OFDMフレームに同期した読
み出しタイミングパルスが出力された直後から多重フレ
ームを再生するとすれば、各階層バッファ25〜27に
TSPが蓄積されていないためヌルTSPが出力される
こととなる。そのため、図6(b)に示すようにOFD
Mフレームの最後において各階層バッファ25〜27に
TSPがまとめて蓄積される場合があり、TSPを伝送
しきれない状態が発生する。図6(c)に示すように、
読み出しタイミングパルスを3TSPだけ遅延させれ
ば、最初から階層バッファ25〜27に有効なTSPが
蓄積されているため、次の読み出しタイミングパルス
(3TSPだけ遅延させたもの)が入力されるまでに全
てのTSPを伝送することが可能となる。
【0036】各階層バッファ蓄積量監視回路41〜43
が、各階層バッファ25〜27に1TSP分のデータが
蓄積されたことを検出する毎に、レジスタ1制御部45
がレジスタセレクタ47を切り替えて、どの階層バッフ
ァに1TSP分のデータが蓄積されたかを示す情報をレ
ジスタ1に書き込む。そして、この処理を3TSP時間
計測カウンタ44から3TSP時間分だけ遅延された読
み出しタイミングパルスが入力されるまで繰り返す。
【0037】たとえば、A階層バッファ25に2TSP
分の情報が蓄積され、B階層バッファ26には1TSP
分未満の情報しか蓄積されておらず、C階層バッファ2
7に1TSP分の情報が蓄積されていた場合には、図7
(a)に示すように、レジスタ1には情報“A”、
“A”、“C”の順に情報が書き込まれる。
【0038】3TSP時間計測カウンタ44から3TS
P時間分だけ遅延された読み出しタイミングパルスが出
力されると、レジスタ1制御部45はレジスタ1に書き
込まれた情報をレジスタ2制御部46内のレジスタ2へ
転送する。各階層バッファ制御回路48は、レジスタ2
制御部46を制御してレジスタ2の内容を常時監視して
おり、レジスタ2に新たに情報が転送された場合、すな
わちいずれかの階層バッファに1TSP以上のデータが
蓄積された場合には、そのデータが蓄積されている階層
バッファからデータを蓄積順に読み出し、ビタビデコー
ダ31へ出力する。
【0039】たとえば、図7(b)に示すような情報が
レジスタ2に格納されていれば、各階層バッファ制御回
路48は、“A”、“A”、“C”の順に階層バッファ
に蓄積されたデータを読み出してビタビデコーダ31へ
出力する。このとき、各階層バッファ制御回路48はレ
ジスタ2制御回路46を制御して、転送を行なったデー
タに対応するレジスタ2の情報を削除する。
【0040】なお、3TSP時間計測カウンタ44から
3TSP時間分だけ遅延された読み出しタイミングパル
スが出力された時点で、レジスタ1の内容がレジスタ2
へ転送されてレジスタ1が空となるが、その後階層バッ
ファに1TSP分のデータが蓄積される毎に、レジスタ
1にその情報が格納される。そして、レジスタ1に格納
された情報は、順次レジスタ2へ転送される。各階層バ
ッファに1TSP分のデータが蓄積されていない場合に
は、各階層バッファ制御回路48は、ヌルTSP出力部
28から出力されるヌルTSPをビタビデコーダ31へ
出力する。
【0041】また、読み出しタイミングパルスが出力さ
れてから、3TSP時間経過するまでレジスタ1に蓄積
情報を格納し、それ以外の時間においてはレジスタ2に
蓄積情報を格納するようにしても良い。この場合、レジ
スタセレクタ47は、読み出しタイミングパルスが出力
されてから3TSP時間経過するまで、レジスタ1を選
択して蓄積情報が格納されるようにし、それ以外の時間
においてはレジスタ2を選択して蓄積情報が格納される
ようにする。この構成によって、各階層バッファ制御回
路48は、レジスタ2を監視するだけで上述した動作が
行なえるようになる。
【0042】図8は、多重フレーム構成部30の処理
を、時間経過にしたがって説明するための図である。各
階層バッファ蓄積量監視回路41〜43は、各階層バッ
ファ25〜27を常時監視しており、1TSP分のデー
タが蓄積される毎に上述した処理によって、各階層バッ
ファ制御回路48が1TSP分のデータをビタビデコー
ダ31へ出力する。読み出しタイミング制御部29から
読み出しタイミングパルスが出力されると、3TSP時
間が経過するまで各階層バッファ25〜27のデータ蓄
積情報がレジスタ1に格納される。そして、3TSP時
間が経過すると各階層バッファ制御回路48によって各
階層バッファ25〜27からTSPが読み出されてビタ
ビデコーダ31へ転送される。
【0043】以上説明したように、本実施の形態におけ
る地上波ディジタル放送受信機によれば、従来必要であ
ったTSバッファを削除して、階層バッファのみを制御
して多重フレームを再生するようにしたので、回路構成
が簡単となり、消費電力を削減することが可能となっ
た。
【0044】今回開示された実施の形態は、すべての点
で例示であって制限的なものではないと考えられるべき
である。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請
求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味
および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態における地上波ディジタ
ル放送受信機フロントエンド部の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】 本発明の実施の形態における多重フレーム構
成部10の概略構成を示すブロック図である。
【図3】 (a)は多重フレーム構成部10に入力され
るデータの構造を示す図であり、(b)は多重フレーム
構成部10から出力される多重フレームのデータ構造を
示す図である。
【図4】 デパンクチャード部22〜24によるデパン
クチャードの一例を示す図である。
【図5】 階層合成/TS再生部30をさらに詳細に説
明するためのブロック図である。
【図6】 読み出しタイミングパルスを3TSPだけ遅
延させる理由を説明するための図である。
【図7】 レジスタ1およびレジスタ2に格納される情
報を説明するための図である。
【図8】 多重フレーム構成部30の処理を時間経過に
したがって説明するための図である。
【図9】 従来の多重フレーム構成用モデル受信機の概
略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 チューナ、2 直交復調部、3 A/Dコンバー
タ、4 狭帯域AFC/クロック再生/シンボル同期
部、5 FFT部、6 広帯域AFC部、7 TMCC
復号部、8 差動復調/同期復調部、9 時間/周波数
デインタリーブ部、10 多重フレーム構成部、11
誤り訂正部、21 階層分割部、22〜24デパンクチ
ャード部、25〜27 階層バッファ、28 ヌルTS
P出力部、29 読み出しタイミング制御部、30 階
層合成/TS再生部、31 ビタビデコーダ、41 A
階層バッファ蓄積量監視回路、42 B階層バッファ蓄
積量監視回路、43 C階層バッファ蓄積量監視回路、
44 3TSP時間計測カウンタ、45 レジスタ1制
御部、46 レジスタ2制御部、47 レジスタセレク
タ、48 各階層バッファ制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/081 Fターム(参考) 5C025 AA11 5C063 AA20 AB03 AC01 AC05 CA09 CA12 5K022 DD01 DD33 5K061 AA13 BB06 BB07 BB17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル放送波を復調して得られたフ
    レーム内の情報が階層分割されて蓄積される複数の階層
    バッファと、 前記フレームに同期したタイミング信号を生成して出力
    するためのタイミング信号生成手段と、 前記タイミング信号生成手段によってタイミング信号が
    出力されてから所定時間経過するまで前記階層バッファ
    を監視し、前記所定時間経過後に所定情報が蓄積されて
    いる階層バッファから情報を転送して多重フレームを再
    生するための再生手段とを含む地上波ディジタル放送受
    信機。
  2. 【請求項2】 前記再生手段は、前記所定時間経過後、
    次のタイミング信号が出力されてから所定時間経過する
    まで、前記階層バッファを常時監視し、当該フレーム内
    の前記所定情報が蓄積された階層バッファから情報を転
    送して多重フレームを再生する、請求項1記載の地上波
    ディジタル放送受信機。
  3. 【請求項3】 前記地上波ディジタル放送受信機はさら
    に、ヌルTSPを出力するためのヌルTSP出力手段を
    含み、 前記再生手段は、前記階層バッファに前記所定情報が蓄
    積されていない場合には、前記ヌルTSP出力手段から
    出力されるヌルTSPを転送して多重フレームを再生す
    る、請求項1または2記載の地上波ディジタル放送受信
    機。
  4. 【請求項4】 前記再生手段は、前記タイミング信号生
    成手段によってタイミング信号が出力されてから所定時
    間経過するまで、前記複数の階層バッファに蓄積された
    情報量を監視するための蓄積量監視手段と、 前記蓄積量監視手段によって所定情報が蓄積されたこと
    が検出された階層バッファを識別する情報を格納するた
    めの第1のレジスタと、 前記所定時間経過後に、前記第1のレジスタに格納され
    た情報が転送される第2のレジスタと、 前記第2のレジスタに転送された情報に基づいて、前記
    階層バッファに蓄積された情報を転送して多重フレーム
    を再生するための多重フレーム再生手段とを含む、請求
    項1〜3のいずれかに記載の地上波ディジタル放送受信
    機。
  5. 【請求項5】 前記所定時間は、3TSP時間である、
    請求項1〜4のいずれかに記載の地上波ディジタル放送
    受信機。
  6. 【請求項6】 前記所定情報は、1TSPに相当する情
    報である、請求項1〜5のいずれかに記載の地上波ディ
    ジタル放送受信機。
  7. 【請求項7】 ディジタル放送波を復調して得られたフ
    レーム内の情報を階層分割して蓄積するステップと、 前記フレームに同期したタイミング信号を生成して出力
    するステップと、 前記タイミング信号が出力されてから所定時間経過する
    まで前記蓄積状況を監視し、前記所定時間経過後に所定
    情報が蓄積されている場合に、当該情報を転送して多重
    フレームを再生するステップとを含む地上波ディジタル
    放送受信方法。
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