JP2001284966A - Ssb変調方式及びssb復調方式 - Google Patents

Ssb変調方式及びssb復調方式

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JP2001284966A
JP2001284966A JP2000093500A JP2000093500A JP2001284966A JP 2001284966 A JP2001284966 A JP 2001284966A JP 2000093500 A JP2000093500 A JP 2000093500A JP 2000093500 A JP2000093500 A JP 2000093500A JP 2001284966 A JP2001284966 A JP 2001284966A
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JP2000093500A
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Teruji Ide
輝二 井手
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術におけるSSB変復調処理における
DSPでの処理量が、所定の変復調特性を得るためには
莫大になるという問題点を解決し、処理量を大幅に軽減
して処理量を現在入手できるDSPで処理可能とするS
SB変調方式及びSSB復調方式を提供する。 【解決手段】 入力x(nT)を順次遅延させる遅延手段4
2,43,44,48,49,50と、入力若しくは遅
延手段の出力をインパルス応答の中心に対して対称とな
る出力同士を減算する減算手段45,46,47と、減
算手段の出力とヒルベルト変換の伝達関数を乗算する乗
算手段51,52,53,54と、乗算手段の出力を加
算する加算手段55とを備えるヒルベルト変換フィルタ
を有するSSB変調方式及びSSB復調方式である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単側波帯通信方式
の変調及び復調方式に係り、特に変復調における処理量
を低減できるSSB変調方式及びSSB復調方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、短波帯等ではアナログ変復調方式
としてSSB(単側波帯)変復調方式が広く使用されて
いる。SSB変調波を発生する方法としてデジタル信号
処理で行う方法を述べる。SSB変調処理の構成例を図
11に示す。図11は、デジタル信号処理におけるSS
B変調処理の構成例を示す図である。SSB変調処理を
行う構成は、乗算手段1と、ヒルベルト変換器3と、π
/2シフト移相回路4と、加算手段5と、乗算手段6
と、遅延手段8と、正弦波テーブル9とを備えている。
【0003】図11における動作の概略は、IF信号入
力がヒルベルト変換器3及び遅延手段8に入力され、ヒ
ルベルト変換器3でヒルベルト変換された信号が乗算手
段1に入力され、遅延手段8で遅延された信号が乗算手
段6に入力され、正弦波テーブル9からの値が乗算手段
6に入力されると共にπ/2シフト移相回路4で移相が
π/2シフトされて乗算手段1に入力され、乗算手段1
と乗算手段6での乗算結果が加算手段5で加算(減算)
されて変調出力となる。
【0004】いま変調入力信号を Em{sin(pt)} とするとヒルベルト変換器3の出力は次式となる。 Em{sin(pt+90°)} いま正弦波テーブル9の搬送波信号を Ec{sin(ωt)} とするとπ/2シフト移相回路4の出力は次式となる。 Ec{sin(ωt+90°)}
【0005】乗算手段1の出力は乗算手段1の利得に関
する係数をKとすると次式となる。 2・K・Em ・Ec{sin(pt+90°)}{sin(ω
+90°)}=2・K・Em ・Ec{cos(pt)}{cos
t)}同様にして乗算手段6の出力は乗算手段6の
利得に関する係数をKとすると次式となる。 2・K・Em ・Ec{sin(pt)}{sin(ωt)}
【0006】従って加算手段5の出力は乗算手段1と乗
算手段6の利得が同一(K=K=K)として各々の
和を取ると 2・K・Em ・Ec{cos(pt)}{cos(ωt)} +2・K・Em ・Ec{sin(pt)}{sin(ωt)} =2・K・Em ・Ec{cos(ωt‐pt)} (1) となり下側波帯が得られる。
【0007】同様にして乗算手段1と乗算手段6の利得
か同一として各々の差を取ると 2・K・Em ・Ec{cos(pt)}{cos(ωt)} +2・K・Em ・Ec{sin(pt)}{sin(ωt)} =2・K・Em ・Ec{cos(ωt+pt)} (2) となり上側波帯が得られる。
【0008】この振幅特性と位相特性いずれかでも誤差
がある場合、復調出力信号には不要な側波帯の信号が漏
えいすることになる。搬送波の移相量(π/2シフト移
相回路4での移相量)を90°+△、変調入力信号の移
相量(ヒルベルト変換器3での移相量)を90°+δと
するとその希望信号出力に対する比は 不要側波帯出力/希望波出力 =√{(K +K −2・K・Kcos(△+δ)) /(K +K −2・K・Kcos(△−δ))} (3) K=Kの場合には √{(1−cos(△+δ))/(1+cos(△+δ))} (4) △+δ=0のときは (K一K)/(K+K) (5) で表される。
【0009】したがって理想的なチャネルの分離が行わ
れるためにはK=Kの条件に加えて△=0、δ=0
が同時に成立することが必要である。このうち△は搬送
波発振器をDSPで処理できるのであらかじめ誤差もわ
かっており影響は少ない。したがって△=0、K=K
としたときの不要側波帯の除去特性がこの復調器の性
能となる。このδの誤差、すなわちπ/2移相処理(ヒ
ルベルト変換処理)の特性が重要になる。DSPによる
処理ではこのπ/2移相処理をヒルベルト(変換)フィ
ルタにより実現できるが、設計に関しては十分注意を要
する。最大60dBの不要側波帯減衰量をえるためには
δの最大許容値は0.1°が要求される。このような性
能はアナログ素子では不可能であり、DSP処理の方が
実現可能性がある。
【0010】また、図11と同様の処理をDSP(Digi
tal Signal Processor)で実現したものを図13に示
す。図13は、従来のSSB変調処理の構成例を示す図
である。図13に示すDSP10の構成は、LPF27
と、遅延手段28と、ヒルベルトフィルタ29と、SI
Nテーブル30と、COSテーブル31と、乗算手段3
2と、乗算手段33と、加算手段34と、LPF35と
を備えている。動作としては、図11と同様の動作を行
う。
【0011】また、図13のDSP10の前段にアンチ
エリアシングフィルタ91とA/D変換器92を、当該
DSP10の後段にD/A変換器93とスムージングフ
ィルタ94を付加した構成を図14に示す。図14は、
従来のSSB変調処理の構成例を示す図である。ここ
で、中間周波(IF)信号入力は、アンチエリアシング
フィルタ91で所定の帯域制限が行われ、DSP10に
入力される。そして、スムージングフィルタ94ではD
/A変換器93における高周波が除去され、SSB復調
出力として出力される。
【0012】次に、SSBを復調する方法としてデジタ
ル信号処理で行う方法を述べる。SSB復調処理の構成
例を図15に示す。図15は、デジタル信号処理による
SSB復調処理の構成例を示す図である。図15に示す
デジタル信号処理によるSSB復調処理の構成例は、I
F信号を入力する乗算手段1,6と、乗算手段6に正弦
波を出力する正弦波テーブル9と、正弦波テーブル9か
らの正弦波をπ/2シフトさせて乗算手段1に出力する
π/2移相回路4と、低域通過フィルタのLPF2,7
と、LPF2の出力をヒルベルト変換するヒルベルト変
換器3と、LPF7の出力を遅延させる遅延手段8と、
ヒルベルト変換器3,遅延手段8の出力を加算又は減算
して復調出力を得る加算(減算)手段5とから構成され
ている。
【0013】いま受信機の中間周波段の出力として復調
搬送波の上下にPチャネル、Qチャネルの2つの信号が
あるとすると入力信号=P{sin(Wt+pt)}+Q{s
in(Wt−qt)}とする。
【0014】乗算手段1に供給される搬送波を Ec{sin(Wt+90°+△) 乗算手段6に供給される搬送波を Ec{sin(Wt)} とすると、乗算及びLPF(低域通過フィルタ)で変調
周波数だけが出力に得られるとすれば、乗算手段1の側
のLPF2及び乗算手段6の側のLPF7から出力され
る信号はそれぞれ次式となる。 E=Psin(pt−△)−Qsin(qt+△) =Psin(pt−△)+Qsin(qt+△+180゜) (1′) E=Pcos(pt)+Qcos(qt) =Psin(pt+90゜)+Qsin(qt+90゜) (2′)
【0015】ここでπ/2移相回路(シフト)4の出力
は誤差をδとすると B{Psin(pt−△+90゜+δ)+Qsin(qt+△−90
゜+δ)} 遅延手段8の出力は A{Psin(pt+90゜)+Qsin(qt+90゜)} となる。AとBは振幅値の係数である。
【0016】ここで加算手段5による加算処理による2
つの和出力は次式となる。 和信号=−P√(A+B−2ABcos(△−δ))×s
in(pt+tan−1{(A+Bcos(△−δ))/(Bsin(△−
δ))})+Q√(A+B−2ABcos(△+δ))×si
n(qt+tan−1{(A−Bcos(△+δ))/(Bsin(△+
δ))}) となり下側波帯Qチャネルより得られる出力の振幅はQ
√(A+B−2ABcos(△+δ)であるからA=
B、△+δ=0が同時に成立する時は0となる。すなわ
ち和信号としては入力中間周波信号は完全に除去されて
上側波帯のPチャネルだけが現われる。差信号出力につ
いては、A=B、△−δ=0のときにPチャネル信号は
消失してQチャネル復調出力だけ得られる。
【0017】この振幅特性と位相特性いずれかでも誤差
がある場合、復調出力信号には不要な側波帯の信号が漏
えいすることになる。その希望信号出力に対する比は、
和信号のときは 不要側波帯出力/希望波出力 =√{(A+B−2ABcos(△+δ)) /(A+B+2ABcos(△−δ))} (3′) 差信号については 不要側波帯出力/希望波出力 =√{(A+B−2ABcos(△−δ)) /(A+B+2ABcos(△+δ))} (4′) で表される。
【0018】したがって理想的なチャネルの分離が行わ
れるためにはA=Bの条件に加えて△=0、δ=0が同
時に成立することが必要である。このうち△は搬送波発
振器をDSPで処理できるのであらかじめ誤差もわかっ
ており影響は少ない。したがって△=0、A=Bとした
ときの不要側波帯の除去特性がこの復調器の性能とな
る。このδの誤差、すなわちπ/2移相処理の特性が重
要になる。DSPによる処理ではこのπ/2移相処理を
ヒルベルト(変換)フィルタにより実現できるが、設計
に関しては十分注意を要する。
【0019】このδの誤差に関しては和信号及び差信号
いずれも同じであり次式で表せる。 不要側波帯出力/希望波出力=tan(δ/2) (5′) 最大60dBの不要側波帯減衰最をえるためにはδの最
大許容値は0.1°が要求される。このような性能はア
ナログ素子では不可能であり、DSP処理の方が実現可
能性がある。
【0020】DSPによるSSB復調処理の構成例を図
16に示す。図16は、デジタル信号処理によるSSB
復調処理の別の構成例を示す図である。図16の構成
は、図15のDSP10にBPF(帯域制限フィルタ)
11と、IFAGC12と、AGC検波器13と、AG
C制御手段14と、D/A変換器15と、BPF16
と、AFAGC17とが付加されている。
【0021】図16での動作を説明する。実際には中間
周波数が変復調部に入力された後にBPF11で不要の
成分を除去し、所定の選択度を確保した後にIFAGC
12でAGC(自動利得制御)の処理を行い、前述の復
調処理を行う。復調出力はAGC検波器13でAGC用
に検波され、AGC制御手段14で制御用電圧に変換さ
れ、IFAGC12の利得を制御する。またこの信号は
D/A変換15でデジタル信号からアナログ信号へ変換
され、アナログ素子の利得を制御するために使用する。
復調出力はBPF16で所定の帯域で帯域制限され、D
/A変換器17でデジタル信号からアナログ信号に変換
される。
【0022】また、図16のDSP10の前段にアンチ
エリアシングフィルタ91とA/D変換器92を、当該
DSP10の後段にD/A変換器93とスムージングフ
ィルタ94を付加した構成を図17に示す。図17は、
従来のSSB復調処理の構成例を示す図である。ここ
で、中間周波(IF)信号入力は、アンチエリアシング
フィルタ91で所定の帯域制限が行われ、A/D変換器
92でアナログ信号からデジタル信号に変換されてDS
P10に入力される。そして、スムージングフィルタ9
4ではD/A変換器93における高周波が除去され、A
FAGC(低周波AGC)17に出力される。AFAG
C17では低周波信号のAGC制御が行われ、SSB復
調出力として出力される。
【0023】また、図11、図15〜図17のヒルベル
ト変換器3、図13、図14のヒルベルトフィルタ29
においてヒルベルト変換を実現するFIRフィルタ(ヒ
ルベルトフィルタ若しくはヒルベルト変換フィルタと呼
ぶことがある)を図12を用いて説明する。図12は、
従来のFIRフィルタの構成ブロック図である。従来の
FIRフィルタは、図12に示すように、入力x(nT)を
順次遅延させる遅延手段18,19,20と、入力及び
各遅延手段からの出力とヒルベルト変換の伝達関数h
(k)とを各々乗算する乗算手段21,22,23,2
4と、各乗算手段からの出力を加算して出力y(nT)を出
力する加算手段25とから構成されている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヒルベ
ルト変換を行うヒルベルト変換フィルタのタップ数を所
定の位相誤差及び振幅誤差を実現するためにはおおむね
100タツプ長以上は必要である。またヒルベルト変換
フィルタは主要な処理のうちの一つであり、FlRフィ
ルタで構成されているため多くのタップ数を必要として
いる。一般的にヒルベルト変換の伝達関数の形は次式と
なる。 kが偶数の時、h(k)=0 kが奇数の時、h(k)=2/(kπ) (6)
【0025】上式はFlRフィルタを前提としており、
その導出過程から考えてもFlRフィルタ以外の方法で
構成することは妥当ではない。したがってフィルタの構
成方法でフィルタのタップ数を削減することは合理的な
方法では不可能である。また、このようにヒルベルト変
換フィルタをはじめほとんどのFIRフィルタで100
タップ以上を必要とする場合がほとんどであり、DSP
の処理能力に限界があるためサンプリング毎の処理が不
可能となる場合が生じる。
【0026】また、アンチエリアシングフィルタはサン
プリング周波数に関係して、エリアシングを防ぐため
に、チエビシェフ・フィルタ等の遷移域での比較的急峻
なフィルタを使用することが考えられるが、SSB変復
調のような波形伝送や線形変調では群遅延偏差が無視で
きない。そこで比較的群遅延偏差の平坦なバタワース・
フィルタを使用すると、チエビシェフ・フィルタ等に比
べてその遮断特性が悪いので、A/D変換後に処理帯域
内でエリアシングが生じる。したがってこのままバタワ
ースフィルタをアンチエリアシングフィルタとして用い
ることはできない。スムージングフィルタについても同
様である。サンプリング速度を増加させればエリアシン
グが生じなくなるが、処理能力が低下する。
【0027】本発明の目的は従来技術の問題点のSSB
変復調器のヒルベルト変換フィルタの処理量が、所定の
変調特性を得るためには莫大になるという問題点、欠点
を解決し、処理量を大幅に軽減して処理量を現状入手で
きるDSPで処理可能とすることのできるSSB変調方
式及びSSB復調方式を提供することにある。
【0028】また、本発明の別の目的は従来技術の問題
点のアンチエリアシングフィルタ及びスムージングフィ
ルタにバタワースフィルタを使用しても処理能力を低減
することなく群遅延偏差の少ないSSB変調方式及びS
SB復調方式を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、抑圧搬送波の単側波帯(SS
B)通信方式の変調において、変調用低周波信号を入力
としてこの信号を連続(アナログ)信号から離散(デジ
タル)信号へ変換するアナログ/デジタル変換器(A/
D変換器)と、前記離散信号を約90度移相するヒルベ
ルト変換フィルタと、前記ヒルベルト変換フィルタの出
力と搬送波発振器の出力を90度移相した離散信号とを
乗算する第1の乗算器と、前記変調用低周波信号の離散
信号を前記ヒルベルト変換フィルタのタップ長の1/2
遅延させる遅延手段と、前記遅延手段と前記搬送波発振
器の出力とを乗算する第2の乗算器と、前記第1の乗算
器と前記第2の乗算器との出力を加算若しくは減算して
SSB変調波を得る加算(減算)手段と、前記SSB変
調波の離散値を離散(デジタル)信号から連続(アナロ
グ)信号へ変換するデジタル/アナログ(D/A)変換
器とを備えるSSB変調方式において、前記ヒルベルト
変換器をFIRフィルタで構成した場合に、前記FIR
フィルタのインパルス応答がその中心に対して対称であ
るとき、前記FIRフィルタのタップ長Nが奇数の場合
に、h(k)を前記FIRフィルタのタップ係数、z
を前記FIRフィルタの1単位遅延とすると、前記F
IRフィルタの伝達関数H(z)が次式 で表されることを特徴としており、処理量を低減でき
る。
【0030】上記従来例の問題点を解決するための本発
明は、抑圧搬送波の単側波帯(SSB)通信方式の変調
において、変調用低周波信号を入力としてこの信号を連
続(アナログ)信号から離散(デジタル)信号へ変換す
るアナログ/デジタル変換器(A/D変換器)と、前記
離散信号を約90度移相するヒルベルト変換フィルタ
と、前記ヒルベルト変換フィルタの出力と搬送波発振器
の出力を90度移相した離散信号とを乗算する第1の乗
算器と、前記変調用低周波信号の離散信号を前記ヒルベ
ルト変換フィルタのタップ長の1/2遅延させる遅延手
段と、前記遅延手段と前記搬送波発振器の出力とを乗算
する第2の乗算器と、前記第1の乗算器と前記第2の乗
算器との出力を加算若しくは減算してSSB変調波を得
る加算(減算)手段と、前記SSB変調波の離散値を離
散(デジタル)信号から連続(アナログ)信号へ変換す
るデジタル/アナログ(D/A)変換器とを備えるSS
B変調方式において、前記A/D変換器の出力を入力と
するデシメータとLPF(低域通過ろ波器)を組み合わ
せてサンプリング速度を低下させるデシメータLPF
と、前記デシメータLPFの出力を前記ヒルベルト変換
フィルタのタップ長の1/2遅延させる遅延処理の入力
とすることと、前記加算(減算)処理の出力を入力とす
るインターポレータとLPF(低域通過ろ波器)を組み
合わせてサンプリング速度を上昇させるインターポレー
タLPFと、前記インターポレータLPFの出力を前記
D/A変換器の入力とすることを特徴としており、処理
量を低減できる。
【0031】上記従来例の問題点を解決するための本発
明は、抑圧搬送波の単側波帯(SSB)通信方式の変調
において、変調用低周波信号を入力としてこの信号を連
続(アナログ)信号から離散(デジタル)信号へ変換す
るアナログ/デジタル変換器(A/D変換器)と、前記
離散信号を約90度移相するヒルベルト変換フィルタ
と、前記ヒルベルト変換フィルタの出力と搬送波発振器
の出力を90度移相した離散信号とを乗算する第1の乗
算器と、前記変調用低周波信号の離散信号を前記ヒルベ
ルト変換フィルタのタップ長の1/2遅延させる遅延手
段と、前記遅延手段と前記搬送波発振器の出力とを乗算
する第2の乗算器と、前記第1の乗算器と前記第2の乗
算器との出力を加算若しくは減算してSSB変調波を得
る加算(減算)手段と、前記SSB変調波の離散値を離
散(デジタル)信号から連続(アナログ)信号へ変換す
るデジタル/アナログ(D/A)変換器とを備えるSS
B変調方式において、前記A/D変換器の出力を入力と
するデシメータとLPF(低域通過ろ波器)を組み合わ
せてサンプリング速度を低下させるデシメータLPF
と、前記デシメータLPFの出力を前記ヒルベルト変換
フィルタのタップ長の1/2遅延させる遅延処理の入力
とすることと、前記加算(減算)処理の出力を入力とす
るインターポレータとLPF(低域通過ろ波器)を組み
合わせてサンプリング速度を上昇させるインターポレー
タLPFと、前記インターポレータLPFの出力を前記
D/A変換器の入力とし、前記A/D変換器の前段のア
ンチエリアシングフィルタを5次以下の次数の伝達関数
のバタワース・フィルタとし、前記D/A変換器の後段
のスムージングフィルタを5次以下の次数の伝達関数の
バタワース・フィルタとすることを特徴としており、処
理量を低減できる。
【0032】上記従来例の問題点を解決するための本発
明は、抑圧搬送波の単側波帯(SSB)通信方式の復調
において、変調用低周波信号を入力としてこの信号を連
続(アナログ)信号から離散(デジタル)信号へ変換す
るアナログ/デジタル変換器(A/D変換器)と、前記
A/D変換器の出力と正弦波信号のテーブルから読み出
した値を90度移相した出力の各々の値を乗算する第1
の乗算器と、前記第1の乗算器の出力をろ波する第1の
低域ろ波手段と、前記ろ波手段の出力を約90度移相す
るヒルベルト変換フィルタの出力を第一の入力とする加
算(減算)手段と、前記A/D変換器の出力と前記正弦
波信号のテーブルから読み出した90度移相しない値の
出力の各々の値を乗算する第2の乗算器と、前記第2の
乗算器の出力をろ波する第2の低域ろ波手段と、前記ろ
波手段の出力を前記ヒルベルト変換フィルタのタップ長
の約1/2に相当する時間を遅延させる遅延手段と、前
記ヒルベルト変換フィルタの出力と前記遅延手段の出力
との加算(減算)を行う加算(減算)手段と、前記加算
(減算)手段の出力によりSSB復調波を得て、この離
散値を離散(デジタル)信号から連続(アナログ)信号
へ変換を行うデジタル/アナログ変換器(D/A変換
器)を備えるSSB復調方式において、前記ヒルベルト
変換器をFIRフィルタで構成した場合に、前記FIR
フィルタのインパルス応答がその中心に対して対称であ
るとき、前記FIRフィルタのタップ長Nが奇数の場合
に、h(k)を前記FIRフィルタのタップ係数、z
を前記FIRフィルタの1単位遅延とすると、前記F
IRフィルタの伝達関数H(z)が次式 で表されることを特徴としており、処理量を低減でき
る。
【0033】上記従来例の問題点を解決するための本発
明は、抑圧搬送波の単側波帯(SSB)通信方式の復調
において、変調用低周波信号を入力としてこの信号を連
続(アナログ)信号から離散(デジタル)信号へ変換す
るアナログ/デジタル変換器(A/D変換器)と、前記
A/D変換器の出力と正弦波信号のテーブルから読み出
した値を90度移相した出力の各々の値を乗算する第1
の乗算器と、前記第1の乗算器の出力をろ波する第1の
低域ろ波手段と、前記ろ波手段の出力を約90度移相す
るヒルベルト変換フィルタの出力を第一の入力とする加
算(減算)手段と、前記A/D変換器の出力と前記正弦
波信号のテーブルから読み出した90度移相しない値の
出力の各々の値を乗算する第2の乗算器と、前記第2の
乗算器の出力をろ波する第2の低域ろ波手段と、前記ろ
波手段の出力を前記ヒルベルト変換フィルタのタップ長
の約1/2に相当する時間を遅延させる遅延手段と、前
記ヒルベルト変換フィルタの出力と前記遅延手段の出力
との加算(減算)を行う加算(減算)手段と、前記加算
(減算)手段の出力によりSSB復調波を得て、この離
散値を離散(デジタル)信号から連続(アナログ)信号
へ変換を行うデジタル/アナログ変換器(D/A変換
器)を備えるSSB復調方式において、前記A/D変換
器の出力を入力とするデシメータとLPF(低域通過ろ
波器)を組み合わせてサンプリング速度を低下させるデ
シメータLPFと、前記デシメータLPFの出力を前記
A/D変換器の出力に替えて前記第1の乗算器及び前記
第2の乗算器の入力とし、前記加算(減算)手段の出力
を入力とするインターポレータとLPF(低域通過ろ波
器)を組み合わせてサンプリング速度を上昇させるイン
ターポレータLPFと、前記インターポレータLPFの
出力を前記D/A変換器の入力とすることを特徴として
おり、処理量を低減できる。
【0034】上記従来例の問題点を解決するための本発
明は、抑圧搬送波の単側波帯(SSB)通信方式の復調
において、変調用低周波信号を入力としてこの信号を連
続(アナログ)信号から離散(デジタル)信号へ変換す
るアナログ/デジタル変換器(A/D変換器)と、前記
A/D変換器の出力と正弦波信号のテーブルから読み出
した値を90度移相した出力の各々の値を乗算する第1
の乗算器と、前記第1の乗算器の出力をろ波する第1の
低域ろ波手段と、前記ろ波手段の出力を約90度移相す
るヒルベルト変換フィルタの出力を第一の入力とする加
算(減算)手段と、前記A/D変換器の出力と前記正弦
波信号のテーブルから読み出した90度移相しない値の
出力の各々の値を乗算する第2の乗算器と、前記第2の
乗算器の出力をろ波する第2の低域ろ波手段と、前記ろ
波手段の出力を前記ヒルベルト変換フィルタのタップ長
の約1/2に相当する時間を遅延させる遅延手段と、前
記ヒルベルト変換フィルタの出力と前記遅延手段の出力
との加算(減算)を行う加算(減算)手段と、前記加算
(減算)手段の出力によりSSB復調波を得て、この離
散値を離散(デジタル)信号から連続(アナログ)信号
へ変換を行うデジタル/アナログ変換器(D/A変換
器)を備えるSSB復調方式において、前記A/D変換
器の出力を入力とするデシメータとLPF(低域通過ろ
波器)を組み合わせてサンプリング速度を低下させるデ
シメータLPFと、前記デシメータLPFの出力を前記
A/D変換器の出力に替えて前記第1の乗算器及び前記
第2の乗算器の入力とし、前記加算(減算)手段の出力
を入力とするインターポレータとLPF(低域通過ろ波
器)を組み合わせてサンプリング速度を上昇させるイン
ターポレータLPFと、前記インターポレータLPFの
出力を前記D/A変換器の入力とし、前記A/D変換器
の前段のアンチエリアシングフィルタを5次以下の次数
の伝達関数のバタワース・フィルタとし、前記D/A変
換器の後段のスムージングフィルタを5次以下の次数の
伝達関数のバタワース・フィルタとすることを特徴とし
ており、処理量を低減できる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、以下で説明する機能実現
手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのよう
な回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は
全部をソフトウェアで実現することも可能である。更
に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよ
く、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよ
い。
【0036】前記目的を達成するために、本発明のSS
B変調方式は次のような構成を有する。ここではFlR
フィルタの特性を考慮して演算回数を低減する方法を検
討する。FlRフィルタは完全に正確な直線位相特性を
実現できるものである。このことはFlRフィルタの係
数(インパルス応答)が係数(インパルス応答)の中心
に対して対称な関係を持つ、すなわち独立なインパルス
応答は半分であったという特性を応用しているものであ
る。
【0037】ヒルベルト変換フィルタは、係数(インパ
ルス応答)の中心に対して奇対称となる関係を有するも
のである。図1にこの関係を利用したFlRフィルタの
効果的な構成法を示す。図1は、本発明の実施の形態に
係るFIRフィルタにおけるNが奇数の構成ブロック図
である。
【0038】図1に示すFIRフィルタは、入力x(nT)
を順次遅延させる遅延手段42,43,44,48,4
9,50と、入力若しくは遅延手段の出力を減算する減
算手段45,46,47と、減算手段からの出力とヒル
ベルト変換の伝達関数h(k)を乗算する乗算手段5
1,52,53,54と、乗算手段からの出力を全て加
算する加算手段55とから構成されている。
【0039】尚、減算手段45では、入力x(nT)と遅延
手段48からの出力が減算され、減算手段46では、遅
延手段42からの出力と遅延手段49からの出力が減算
され、減算手段47では、遅延手段44への入力と遅延
手段50からの出力が減算される。
【0040】フィルタの次数Nが偶数と奇数の場合に分
けられる。Nが奇数の場合は、 となり式(7)では、乗算回数(乗算器)が約1/2程
度に削減できることを示している。
【0041】式(7)のNが偶数である直線位相FIR
フィルタの伝達関数は、乗算器の共用化ができることを
示しており、図1にその回路構成を示している。遅延手
段42〜遅延手段44は、遅延手段48〜遅延手段50
とが各々対称形となっている。
【0042】減算手段45〜減算手段47は、FIRフ
ィルタのように偶対称のインパルス応答では加算となる
が、この場合はインパルス応答が中央に対し奇対称であ
るヒルベルト変換フィルタなので、減算処理となる。
【0043】入力信号は減算手段45で遅延手段48か
らの出力と減算され、乗算手段51に入力されてh
(0)のタップ係数と乗算され、加算手段55に入力さ
れ、各々の加算手段55に入力される信号が加算され、
出力される。同様の動作が遅延手段42〜遅延手段44
及び遅延手段49〜遅延手段50及び減算手段46〜減
算手段47でも行われる。
【0044】次に、本発明の実施の形態に係るSSB変
調方式を実現する具体的構成について図2を用いて説明
する。図2は、本発明の実施の形態に係るSSB変調処
理の構成ブロック図である。
【0045】図2のSSB変調方式は、A/D変換器5
6と、D/A変換器57と、メモリ58と、制御・イン
ターフェース回路59と、デジタル信号処理用集積回路
(DSP:digital Signal Processor)60とから構成
されている。
【0046】次に、図2のSSB変調方式における動作
を説明する。入力される中間周波信号は、A/D変換器
56でアナログ信号からデジタル信号に変換され、制御
・インターフェース回路59に入力される。制御・イン
ターフェース回路59ではDSP60とA/D変換器5
6との間の信号の制御・インターフェースを行う。
【0047】DSP60で処理されたデジタル信号は制
御・インターフェース回路59からD/A変換器57に
入力され、デジタル信号からアナログ信号に変換され、
出力される。なお、以上のデジタル信号処理はDSPだ
けでなくFPGA(Field Programmable Gate Arrays)
やゲートアレイ、あるいは汎用ロジック用IC等でも処
理可能である。
【0048】以上詳細に説明したように、本発明の実施
の形態に係るSSB変調方式、特にヒルベルト変換フィ
ルタのFIRフィルタによる構成方法によれば、従来の
処理量に比べて乗算処理が約1/2程度となり、DSP
等の処理で大幅な処理量の削減が可能である。
【0049】また、前記目的を達成するために、本発明
のSSB変調方式は次のような構成を有する。ここでは
マルチレート信号処理によりDSP内部で処理するサン
プリング周波数を低くしてDSPの1サンプル時間内で
の実行可能ステップ数を増加させる。サンプリング周波
数を低下させる具体的方法としてデシメータLPF(低
域通過ろ波)処理で行う。またデシメータLPFでDS
Pの内部サンプリング周波数を低下させたために、この
ままではD/A変換後にエリアシングを生じるため、D
/A変換器の前段で、インターポレータLPFによりサ
ンプリング周波数を増加させ、D/A変換器に出力す
る。
【0050】上記構成を備えるSSB変調処理の構成を
図3に示す。図3は、本発明の実施の形態に係るSSB
変調処理の構成ブロック図である。図3のDSP10の
構成は、デシメータLPF26と、LPF27と、遅延
手段28と、ヒルベルトフィルタ29と、SINテーブ
ル30と、COSテーブル31と、乗算手段32と、乗
算手段33と、加算手段34と、LPF35と、インタ
ーポレータLPF36とを備えている。
【0051】図3における動作を説明する。サンプリン
グされた低周波信号はA/D変換器からデシメータLP
F26に入力される。デシメータLPF26ではサンプ
リング周波数が低下した信号が生成され、LPF27に
入力される。LPF27では低周波信号がろ波され、必
要な帯域信号のみが遅延手段28及びヒルベルトフィル
タ29に入力される。
【0052】ヒルベルトフィルタ29では、入力信号の
90度移相された信号が出力され、遅延手段28では、
ヒルベルトフィルタ29のフィルタタップ長の1/2遅
延された信号が出力される。
【0053】遅延手段28及びヒルベルトフィルタ29
の出力は、それぞれSINテーブル30及びCOSテー
ブル31から出力される搬送波(正弦波)信号と乗算手
段32と乗算手段33で乗算され、出力される。COS
テーブル31はSINテーブル30よりも90度位相が
進んだ出力である。
【0054】乗算手段32及び乗算手段33の出力は、
加算手段34で加算或いは減算され、LPF35に出力
される。LPF35では低域ろ波され、インターポレー
タLPF36に出力される。インターポレータLPF3
6ではサンプリング周波数が増加され、D/A変換器に
出力される。
【0055】図4にデシメータLPFの構成を示す。図
4は、デシメータLPFの構成図である。デシメータL
PFは、LPF37と、デシメータ38とで構成され
る。LPF37は、一般に良く知られている低域通過ろ
波フィルタである。デシメータ38にはA/D変換器等
でアナログ信号を周期Tでサンプリングした信号系列x
(nT)をLPFの伝達関数h(nT)で畳み込み演算した
信号y(nT)が入力される。デシメータ28では信号を
(M−1)個ごとに間引く処理が行われる。すなわち新
しい周期T′=MTでサンプリングした信号y(nT′)
=y(nMT)が出力される。
【0056】図5にインターポレータLPFの構成を示
す。図5は、インターポレータLPFの構成図である。
インターポレータLPFは、インターポレータ39と、
LPF40とで構成される。LPF40は、一般に良く
知られている低域通過ろ波フィルタである。インターポ
レータ39には周期Tでサンプルされた信号系列x(m
T)が入力される。インターポレータ39では新しいサ
ンプル周期T′=T/Lでサンプルして得れる信号系列
v(mT′)を出力する。元の信号系列のサンプル間隔に
等間隔に(L‐1)個の「0」の値を挿入し、サンプル
周波数をL倍に増加させる。その後、LPF40で伝達
関数h(mT)により畳み込み演算され、y(mT′)=v
(mT′)*h(mT′)が出力される。ここで、「*」
は、畳み込み演算のことである。
【0057】次に、図6にサンプリング速度を低下させ
る比率M=2の場合のデシメータLPFの具体的構成を
示す。図6は、デシメータLPFの具体的構成図であ
る。図6に示すデシメータLPF26は、遅延手段61
〜64と、乗算手段65〜69と、加算手段70とから
構成されている。尚、図6では、遅延手段は4個、乗算
手段は5個しか記載していないが、本来は更に多くの個
数をデシメータLPF26は備えるものである。
【0058】図6のデシメータLPF26の動作を説明
する。奇数サンプル時刻入力信号(信号系列の最初はx
(0・T))は乗算手段65に入力され、h(0)の係
数と乗算され、加算手段70に入力されると共に遅延手
段(T′=2T)62に入力され、遅延された出力が乗
算手段67に入力され、h(2)の係数と乗算され、加
算手段70に入力される。
【0059】また、偶数サンプル時刻入力信号(信号系
列の最初はx(1・T))は遅延手段(T′=2T)6
1に入力され、遅延された出力が乗算手段66に入力さ
れ、h(1)の係数と乗算され、加算手段70に入力さ
れると共に遅延手段(T′=2T)63に入力され、遅
延された出力が乗算手段68に入力され、h(3)の係
数と乗算され、加算手段70に入力される。
【0060】次に、図7にサンプリング速度を上昇させ
る比率L=2の場合のインターポレータLPFの具体的
構成を示す。図7は、インターポレータLPFの具体的
構成図である。図7のインターポレータLPF36は、
乗算手段71〜75と、遅延手段76〜79と、乗算手
段80〜84と、加算手段85,86とから構成されて
いる。尚、図7では乗算手段は10個、遅延手段は4個
しか記載していないが、本来は更に多くの個数をインタ
ーポレータLPF36は備えるものである。
【0061】図7のインターポレータLPF36の動作
を説明する。入力された信号x(mT)は乗算手段71
により係数h(0)と乗算され、加算手段86に出力さ
れる。また遅延手段76により遅延された信号は乗算手
段72により係数h(2)と乗算され、加算手段86に
出力される。
【0062】一方、入力された信号x(mT)は乗算手
段80により係数h(1)と乗算され、加算手段85に
出力される。また遅延手段76により遅延された信号は
乗算手段81により係数h(3)と乗算され、加算手段
85に出力される。
【0063】加算手段86では各々の加算された出力が
偶数サンプル時刻出力となり、出力される。加算手段8
5では各々の加算された出力が奇数サンプル時刻出力と
なり、出力される。この偶数サンプル時刻出力と奇数サ
ンプル時刻出力を交互に切り替えて出力する。尚、以上
のデジタル信号処理はDSPだけではなく、FPGA
(Field Programmable Gate Arrays)やゲートアレイ、
あるいは汎用ロジック用IC等でも処理可能である。
【0064】以上詳細に説明したように、上記発明のS
SB変調方式、特にデジタル信号処理による構成方法で
マルチレート信号処理を使用することにより、従来の処
理量に比べてDSP等の処理が約1/2程度以上とな
り、処理の削減が大である。
【0065】図3に示したSSB変調方式において、デ
シメータLPF26で、DSPの内部サンプリング周波
数を低下させたため、このままでは、D/A変換後にエ
リアシングを生じるため、D/A変換器の前段で、イン
ターポレータLPF36によりサンプリング周波数を増
加させ、D/A変換器に出力するようにしているので、
アンチエリアシングフィルタ及びスムージングフィルタ
にフィルタの次数が5次程度のバタワースフィルタを使
用してもエリアシングが発生しない。
【0066】上記構成を備えるSSB変調処理の構成を
図8に示す。図8は、本発明の実施の形態に係るSSB
変調処理の構成ブロック図である。図8の構成は、バタ
ワースフィルタ87と、A/D変換器88と、デシメー
タLPF26と、LPF27と、遅延手段28と、ヒル
ベルトフィルタ29と、SINテーブル30と、COS
テーブル31と、乗算手段32と、乗算手段33と、加
算手段34と、LPF35と、インターポレータLPF
36と、D/A変換器89と、バタワースフィルタ90
とを備えている。
【0067】ここで、バタワースフィルタ(Butterwort
h Filter)87,90は、以下の伝達特性を有するフィ
ルタである。伝達関数 |Z(jω)|=1/(1+ω
2n) をバタワース関数といい、jω=sとすると、上
式の根はs2n+(−1)=0で与えられる。根は単位
円の周上に等間隔で配置されている。零点は無限遠にあ
る。上記伝達関数の式は、Z(s)=1/{Bn(s)} と
書くことができる。Bn(s) はsの左半面に零点をもつ
多項式であって、これをn次のバタワース多項式とい
う。バタワースフィルタは、上記式に定数を乗じたよう
な伝達特性をもっている。
【0068】次に、図8のSSB変調方式における動作
を説明する。低周波信号はアンチエリアシングフィルタ
としてのバタワースフィルタ87に入力され、所定の帯
域で帯域制限される。バタワースフィルタ87の出力は
A/D変換器88に入力され、アナログ信号からデジタ
ル信号へ変換される。A/D変換器88の出力はデシメ
ータLPF26に入力される。
【0069】デシメータLPF26の出力はDSPに入
力され、SSB変調処理を行うDSPでの処理は図3で
説明した処理と同様であるが、デシメータLPF26に
よりA/D変換器88のサンプリング周波数よりも低い
サンプリング周波数でDSP等で演算される。SSB変
調処理された変調出力は、インターポレータLPF36
でサンプリング速度が増加し、D/A変換器89でデジ
タル信号からアナログ信号に変換され、スムージングフ
ィルタとしてのバタワースフィルタ90でD/A変換器
89による高調波が除去され、出力される。
【0070】以上詳細に説明したように、本発明のSS
B変調方式、特にデジタル信号処理による構成でマルチ
レート信号処理を使用することにより、従来の処理量に
比べてDSP等の処理が約1/2程度以上となり、処理
の削減が大である。また、群遅延偏差が比較的平坦なバ
タワースフィルタを使用しても帯域内でエリアシングが
生じないという利点を有する。
【0071】次に、本発明のSSB復調方式について説
明する。本発明のSSB復調方式は次のような構成を有
する。ここでは、FIRフィルタの特性を考慮して演算
回数を低減する方法を検討する。FIRフィルタは完全
に正確な直線位相特性を実現できるものである。このこ
とはFIRフィルタの係数(インパルス応答)が係数
(インパルス応答)の中心に対して対称な関係を持つ、
すなわち独立なインパルス応答は半分であったという特
性を応用しているものである。
【0072】ヒルベルトフィルタは、係数(インパルス
応答)の中心に対して奇対称となる関係を有するもので
ある。図1に、この関係を利用したFIRフィルタの効
果的な構成例を示し、既に説明している。
【0073】また、本発明の実施の形態に係るSSB復
調方式を実現する具体的構成については図2の回路構成
を用いることで実現できる。図2を用いたSSB復調方
式は、A/D変換器56と、D/A変換器57と、メモ
リ58と、制御・インターフェース回路59と、デジタ
ル信号処理用集積回路(DSP:digital Signal Proce
ssor)60とから構成されている。上記ヒルベルトフィ
ルタは上記DSP60内で使用されている。
【0074】次に、図2を適用したSSB復調方式にお
ける動作を説明する。入力される中間周波信号は、A/
D変換器56でアナログ信号からデジタル信号に変換さ
れ、制御・インターフェース回路59に入力される。制
御・インターフェース回路59ではDSP60とA/D
変換器56との間の信号の制御・インターフェースを行
う。
【0075】DSP60で処理されたデジタル信号は制
御・インターフェース回路59からD/A変換器57に
入力され、デジタル信号からアナログ信号に変換され、
復調出力が出力される。なお、以上のデジタル信号処理
はDSPだけでなくFPGA(Field Programmable Gat
e Arrays)やゲートアレイ、あるいは汎用ロジック用I
C等でも処理可能である。
【0076】以上詳細に説明したように、本発明の実施
の形態に係るSSB復調方式、特にヒルベルト変換フィ
ルタのFIRフィルタによる構成方法によれば、従来の
処理量に比べて乗算処理が約1/2程度となり、DSP
等の処理で大幅な処理量の削減が可能である。
【0077】次に、本発明の実施の形態に係る別のSS
B復調方式について説明する。ここではマルチレート信
号処理によりDSP内部で処理するサンプリング周波数
を低くしてDSPの1サンプル時間内での実行可能ステ
ップ数を増加させる。サンプリング周波数を低下させる
具体的方法としてデシメータLPF(低域通過ろ波)処
理で行う。
【0078】またデシメータLPFでDSPの内部サン
プリング周波数を低下させたために、このままではD/
A変換後にエリアシングを生じるため、D/A変換器の
前段で、インターポレータLPFによりサンプリング周
波数を増加させ、D/A変換器に出力する。
【0079】デシメータLPFの構成については図4
を、インターポレータLPFの構成については図5を用
いて既に説明している。
【0080】本発明の実施の形態に係る別のSSB復調
方式を実現する構成について図9を用いて説明する。図
9は、本発明の実施の形態に係る別のSSB復調処理の
構成ブロック図である。図9のSSB復調処理を行うD
SP10の構成は、乗算手段1と、LPF2と、ヒルベ
ルト変換器3と、π/2シフト移相回路4と、加算手段
5と、乗算手段6と、LPF7と、遅延手段8と、正弦
波テーブル9と、デシメータLPF26と、インターポ
レータLPF36とを備えている。
【0081】次に、図9のSSB復調処理を行うDSP
10の動作を説明する。サンプリングされた低周波信号
はA/D変換器からデシメータLPF26に入力され
る。デシメータLPF26ではサンプリング周波数が低
下した信号が生成され、乗算手段1及び乗算手段6に入
力される。乗算手段1へのもう一方の入力は正弦波テー
ブル9から出力された正弦波信号をπ/2シフト移相回
路4で90度移相した信号が入力され、乗算され出力さ
れる。乗算手段6へのもう一方の入力は正弦波テーブル
9から出力された正弦波信号が入力され、乗算され出力
される。
【0082】LPF2では乗算手段1からの出力のうち
低周波信号のみを低域ろ波し、出力する。LPF7でも
同様に乗算手段6からの出力のうち低周波信号のみを低
域ろ波し、出力する。ヒルベルト変換器3ではLPF2
の出力信号を90度移相し、加算手段5に出力する。遅
延手段8ではヒルベルト変換器3のフィルタタップ長の
1/2遅延された信号が出力される。
【0083】遅延手段8及びヒルベルト変換器3の出力
はそれぞれ加算手段5で加算あるいは減算され、インタ
ーポレータLPF36に出力される。インターポレータ
LPF36ではサンプリング周波数が増加され、D/A
変換器に出力される。
【0084】サンプリング速度を低下させる比率=2の
場合のデシメータLPFの具体的構成は図6を用いて既
に説明してあり、サンプリング速度を上昇させる比率L
=2の場合のインターポレータLPFの具体的構成は図
7を用いて既に説明してある。
【0085】なお、以上のデジタル信号処理はDSPだ
けでなくFPQA(Field Programmable Gate Arrays)
やゲートアレイ、あるいは汎用ロジック用IC等でも処
理可能である。
【0086】以上詳細に説明したように、本発明のSS
B復調方式、特にデジタル信号処理による構成でマルチ
レート信号処理を使用することにより、従来の処理量に
比べてDSP等の処理が約1/2程度以上となり、処理
の削減が大である。
【0087】図9に示したSSB復調方式において、デ
シメータLPF26で、DSPの内部サンプリング周波
数を低下させたため、このままでは、D/A変換後にエ
リアシングを生じるため、D/A変換器の前段で、イン
ターポレータLPF36によりサンプリング周波数を増
加させ、D/A変換器に出力するようにしているので、
アンチエリアシングフィルタ及びスムージングフィルタ
にフィルタの次数が5次程度のバタワースフィルタを使
用してもエリアシングが発生しない。
【0088】上記構成を備えるSSB変調処理の構成を
図10に示す。図10は、本発明の実施の形態に係る更
に別のSSB復調処理の構成ブロック図である。図10
の構成は、バタワースフィルタ87と、A/D変換器8
8と、デシメータLPF26と、乗算手段1と、LPF
2と、ヒルベルト変換器3と、π/2シフト移相回路4
と、加算手段5と、乗算手段6と、LPF7と、遅延手
段8と、正弦波テーブル9と、インターポレータLPF
36と、D/A変換器89と、バタワースフィルタ90
とを備えている。
【0089】図10のSSB復調処理の構成における動
作を説明する。中間周波信号はアンチエリアシングフィ
ルタとしてのバタワースフィルタ87に入力され、所定
の帯域で帯域制限される。バタワースフィルタ87の出
力はA/D変換器88に入力され、アナログ信号からデ
ジタル信号へ変換される。A/D変換器88の出力はデ
シメータLPF26に入力される。デシメータLPF2
6の出力はSSB復調処理のDSP10に入力される。
【0090】SSB復調処理のDSP10での処理は図
9で説明した処理と同様であるがデシメータLPF26
によりA/D変換器88のサンプリング周波数よりも低
いサンプリング周波数でDSP等で演算される。
【0091】SSB復調処理のDSP10で処理された
復調出力はインターポレータ36でサンプリング速度が
増加し、D/A変換器89でデジタル信号からアナログ
信号に変換され、スムージングフィルタとしてのバタワ
ースフィルタ90でD/A変換器89による高調波が除
去され、出力される。
【0092】なお、以上のデジタル信号処理はDSPだ
けでなくFPGA(Field Programmable Gate Arrays)
やゲートアレイ、あるいは汎用ロジック用IC等でも処
理可能である。
【0093】以上詳細に説明したように、本発明のSS
B復調方式、特にデジタル信号処理による構成方法でマ
ルチレート信号処理を使用する事により、従来の処理量
に比べてDSP等の処理が約1/2程度以上となり、処
理の削減が大である。また群遅延偏差が比較的平坦なバ
タワースフィルタを使用しても帯域内でエリアシングが
生じないという利点を有する。
【0094】
【発明の効果】本発明によれば、抑圧搬送波の単側波帯
(SSB)通信方式の変調において、変調用低周波信号
を入力としてこの信号を連続(アナログ)信号から離散
(デジタル)信号へ変換するアナログ/デジタル変換器
(A/D変換器)と、離散信号を約90度移相するヒル
ベルト変換フィルタと、ヒルベルト変換フィルタの出力
と搬送波発振器の出力を90度移相した離散信号とを乗
算する第1の乗算器と、変調用低周波信号の離散信号を
ヒルベルト変換フィルタのタップ長の1/2遅延させる
遅延手段と、遅延手段と搬送波発振器の出力とを乗算す
る第2の乗算器と、第1の乗算器と第2の乗算器との出
力を加算若しくは減算してSSB変調波を得る加算(減
算)手段と、SSB変調波の離散値を離散(デジタル)
信号から連続(アナログ)信号へ変換するデジタル/ア
ナログ(D/A)変換器とを備えるSSB変調方式にお
いて、ヒルベルト変換器をFIRフィルタで構成した場
合に、FIRフィルタのインパルス応答がその中心に対
して対称であるとき、FIRフィルタのタップ長Nが奇
数の場合に、h(k)をFIRフィルタのタップ係数、
−1をFIRフィルタの1単位遅延とすると、FIR
フィルタの伝達関数H(z)が次式 で表されるようにしているので、処理量を低減できる効
果がある。
【0095】また、本発明によれば、抑圧搬送波の単側
波帯(SSB)通信方式の変調において、変調用低周波
信号を入力としてこの信号を連続(アナログ)信号から
離散(デジタル)信号へ変換するアナログ/デジタル変
換器(A/D変換器)と、離散信号を約90度移相する
ヒルベルト変換フィルタと、ヒルベルト変換フィルタの
出力と搬送波発振器の出力を90度移相した離散信号と
を乗算する第1の乗算器と、変調用低周波信号の離散信
号をヒルベルト変換フィルタのタップ長の1/2遅延さ
せる遅延手段と、遅延手段と搬送波発振器の出力とを乗
算する第2の乗算器と、第1の乗算器と第2の乗算器と
の出力を加算若しくは減算してSSB変調波を得る加算
(減算)手段と、SSB変調波の離散値を離散(デジタ
ル)信号から連続(アナログ)信号へ変換するデジタル
/アナログ(D/A)変換器とを備えるSSB変調方式
において、A/D変換器の出力を入力とするデシメータ
とLPF(低域通過ろ波器)を組み合わせてサンプリン
グ速度を低下させるデシメータLPFと、デシメータL
PFの出力をヒルベルト変換フィルタのタップ長の1/
2遅延させる遅延処理の入力とすることと、加算(減
算)処理の出力を入力とするインターポレータとLPF
(低域通過ろ波器)を組み合わせてサンプリング速度を
上昇させるインターポレータLPFと、インターポレー
タLPFの出力をD/A変換器の入力とするようにして
いるので、処理量を低減できる効果がある。
【0096】また、本発明は、抑圧搬送波の単側波帯
(SSB)通信方式の変調において、変調用低周波信号
を入力としてこの信号を連続(アナログ)信号から離散
(デジタル)信号へ変換するアナログ/デジタル変換器
(A/D変換器)と、離散信号を約90度移相するヒル
ベルト変換フィルタと、ヒルベルト変換フィルタの出力
と搬送波発振器の出力を90度移相した離散信号とを乗
算する第1の乗算器と、変調用低周波信号の離散信号を
ヒルベルト変換フィルタのタップ長の1/2遅延させる
遅延手段と、遅延手段と搬送波発振器の出力とを乗算す
る第2の乗算器と、第1の乗算器と第2の乗算器との出
力を加算若しくは減算してSSB変調波を得る加算(減
算)手段と、SSB変調波の離散値を離散(デジタル)
信号から連続(アナログ)信号へ変換するデジタル/ア
ナログ(D/A)変換器とを備えるSSB変調方式にお
いて、A/D変換器の出力を入力とするデシメータとL
PF(低域通過ろ波器)を組み合わせてサンプリング速
度を低下させるデシメータLPFと、デシメータLPF
の出力をヒルベルト変換フィルタのタップ長の1/2遅
延させる遅延処理の入力とすることと、加算(減算)処
理の出力を入力とするインターポレータとLPF(低域
通過ろ波器)を組み合わせてサンプリング速度を上昇さ
せるインターポレータLPFと、インターポレータLP
Fの出力をD/A変換器の入力とし、A/D変換器の前
段のアンチエリアシングフィルタを5次以下の次数の伝
達関数のバタワース・フィルタとし、D/A変換器の後
段のスムージングフィルタを5次以下の次数の伝達関数
のバタワース・フィルタとするようにしているので、処
理量を低減できる効果がある。
【0097】また、本発明によれば、抑圧搬送波の単側
波帯(SSB)通信方式の復調において、変調用低周波
信号を入力としてこの信号を連続(アナログ)信号から
離散(デジタル)信号へ変換するアナログ/デジタル変
換器(A/D変換器)と、A/D変換器の出力と正弦波
信号のテーブルから読み出した値を90度移相した出力
の各々の値を乗算する第1の乗算器と、第1の乗算器の
出力をろ波する第1の低域ろ波手段と、ろ波手段の出力
を約90度移相するヒルベルト変換フィルタの出力を第
一の入力とする加算(減算)手段と、A/D変換器の出
力と正弦波信号のテーブルから読み出した90度移相し
ない値の出力の各々の値を乗算する第2の乗算器と、第
2の乗算器の出力をろ波する第2の低域ろ波手段と、ろ
波手段の出力をヒルベルト変換フィルタのタップ長の約
1/2に相当する時間を遅延させる遅延手段と、ヒルベ
ルト変換フィルタの出力と遅延手段の出力との加算(減
算)を行う加算(減算)手段と、加算(減算)手段の出
力によりSSB復調波を得て、この離散値を離散(デジ
タル)信号から連続(アナログ)信号へ変換を行うデジ
タル/アナログ変換器(D/A変換器)を備えるSSB
復調方式において、ヒルベルト変換器をFIRフィルタ
で構成した場合に、FIRフィルタのインパルス応答が
その中心に対して対称であるとき、FIRフィルタのタ
ップ長Nが奇数の場合に、h(k)をFIRフィルタの
タップ係数、z−1をFIRフィルタの1単位遅延とす
ると、FIRフィルタの伝達関数H(z)が次式 で表されるようにしているので、処理量を低減できる効
果がある。
【0098】また、本発明によれば、抑圧搬送波の単側
波帯(SSB)通信方式の復調において、変調用低周波
信号を入力としてこの信号を連続(アナログ)信号から
離散(デジタル)信号へ変換するアナログ/デジタル変
換器(A/D変換器)と、A/D変換器の出力と正弦波
信号のテーブルから読み出した値を90度移相した出力
の各々の値を乗算する第1の乗算器と、第1の乗算器の
出力をろ波する第1の低域ろ波手段と、ろ波手段の出力
を約90度移相するヒルベルト変換フィルタの出力を第
一の入力とする加算(減算)手段と、A/D変換器の出
力と正弦波信号のテーブルから読み出した90度移相し
ない値の出力の各々の値を乗算する第2の乗算器と、第
2の乗算器の出力をろ波する第2の低域ろ波手段と、ろ
波手段の出力をヒルベルト変換フィルタのタップ長の約
1/2に相当する時間を遅延させる遅延手段と、ヒルベ
ルト変換フィルタの出力と遅延手段の出力との加算(減
算)を行う加算(減算)手段と、加算(減算)手段の出
力によりSSB復調波を得て、この離散値を離散(デジ
タル)信号から連続(アナログ)信号へ変換を行うデジ
タル/アナログ変換器(D/A変換器)を備えるSSB
復調方式において、A/D変換器の出力を入力とするデ
シメータとLPF(低域通過ろ波器)を組み合わせてサ
ンプリング速度を低下させるデシメータLPFと、デシ
メータLPFの出力をA/D変換器の出力に替えて第1
の乗算器及び第2の乗算器の入力とし、加算(減算)手
段の出力を入力とするインターポレータとLPF(低域
通過ろ波器)を組み合わせてサンプリング速度を上昇さ
せるインターポレータLPFと、インターポレータLP
Fの出力をD/A変換器の入力とするようにしているの
で、処理量を低減できる効果がある。
【0099】また、本発明によれば、抑圧搬送波の単側
波帯(SSB)通信方式の復調において、変調用低周波
信号を入力としてこの信号を連続(アナログ)信号から
離散(デジタル)信号へ変換するアナログ/デジタル変
換器(A/D変換器)と、A/D変換器の出力と正弦波
信号のテーブルから読み出した値を90度移相した出力
の各々の値を乗算する第1の乗算器と、第1の乗算器の
出力をろ波する第1の低域ろ波手段と、ろ波手段の出力
を約90度移相するヒルベルト変換フィルタの出力を第
一の入力とする加算(減算)手段と、A/D変換器の出
力と正弦波信号のテーブルから読み出した90度移相し
ない値の出力の各々の値を乗算する第2の乗算器と、第
2の乗算器の出力をろ波する第2の低域ろ波手段と、ろ
波手段の出力を前記ヒルベルト変換フィルタのタップ長
の約1/2に相当する時間を遅延させる遅延手段と、ヒ
ルベルト変換フィルタの出力と遅延手段の出力との加算
(減算)を行う加算(減算)手段と、加算(減算)手段
の出力によりSSB復調波を得て、この離散値を離散
(デジタル)信号から連続(アナログ)信号へ変換を行
うデジタル/アナログ変換器(D/A変換器)を備える
SSB復調方式において、A/D変換器の出力を入力と
するデシメータとLPF(低域通過ろ波器)を組み合わ
せてサンプリング速度を低下させるデシメータLPF
と、デシメータLPFの出力をA/D変換器の出力に替
えて第1の乗算器及び第2の乗算器の入力とし、加算
(減算)手段の出力を入力とするインターポレータとL
PF(低域通過ろ波器)を組み合わせてサンプリング速
度を上昇させるインターポレータLPFと、インターポ
レータLPFの出力をD/A変換器の入力とし、A/D
変換器の前段のアンチエリアシングフィルタを5次以下
の次数の伝達関数のバタワース・フィルタとし、D/A
変換器の後段のスムージングフィルタを5次以下の次数
の伝達関数のバタワース・フィルタとするようにしてい
るので、処理量を低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るFIRフィルタにお
けるNが奇数の構成ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るSSB変調処理の構
成ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るSSB変調処理の構
成ブロック図である。
【図4】デシメータLPFの構成図である。
【図5】インターポレータLPFの構成図である。
【図6】デシメータLPFの具体的構成図である。
【図7】インターポレータLPFの具体的構成図であ
る。
【図8】本発明の実施の形態に係るSSB変調処理の構
成ブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る別のSSB復調処理
の構成ブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る更に別のSSB復
調処理の構成ブロック図である。
【図11】デジタル信号処理におけるSSB変調処理の
構成例を示す図である。
【図12】従来のFIRフィルタの構成ブロック図であ
る。
【図13】従来のSSB変調処理の構成例を示す図であ
る。
【図14】従来のSSB変調処理の構成例を示す図であ
る。
【図15】デジタル信号処理によるSSB復調処理の構
成例を示す図である。
【図16】デジタル信号処理によるSSB復調処理の別
の構成例を示す図である。
【図17】従来のSSB復調処理の構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1、6…乗算手段、 2,7…LPF(低域通過ろ波
器)、 3…ヒルベルト変換器、 4…π/2シフト移
相回路、 5…加算手段、 8…遅延手段、 9…正弦
波テーブル、 10…DSP、 11…BPF、 12
…IFAGC、13…AGC検波器、 14…AGC制
御手段、 15…D/A変換器、 16…BPF、 1
7…AFAGC、 26…デシメータLPF、 36…
インターポレータLPF、 18〜20…遅延手段、
21〜24…乗算手段、 25…加算手段、 27,3
5…LPF、 28…遅延手段、 29…ヒルベルトフ
ィルタ、 30…SINテーブル、 31…COSテー
ブル、 32,33…乗算手段、 34…加算手段、
37…LPF、 38…デシメータ、 39…インター
ポレータ、 40…LPF、 42〜44、48〜50
…遅延手段、 45〜47…減算手段、 51〜54…
乗算手段、 55…加算手段、 56…A/D変換器、
57…D/A変換器、 58…メモリ、 59…制御
・インターフェース回路、 60…デジタル信号処理集
積回路(DSP)、 61〜64…遅延手段、 65〜
69…乗算手段、 70…加算手段、 71〜75,8
0〜84…乗算手段、 76〜79…遅延手段、 8
5,86…加算手段、 91…アンチエリアシングフィ
ルタ、 92…A/D変換器、 93…D/A変換器、
94…スムージングフィルタ、 87,90…バタワー
スフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03H 17/06 633 H03H 17/06 633A 655 655D H04L 27/02 H04L 27/02 C D

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抑圧搬送波の単側波帯(SSB)通信方
    式の変調において、変調用低周波信号を入力としてこの
    信号を連続(アナログ)信号から離散(デジタル)信号
    へ変換するアナログ/デジタル変換器(A/D変換器)
    と、前記離散信号を約90度移相するヒルベルト変換フ
    ィルタと、前記ヒルベルト変換フィルタの出力と搬送波
    発振器の出力を90度移相した離散信号とを乗算する第
    1の乗算器と、前記変調用低周波信号の離散信号を前記
    ヒルベルト変換フィルタのタップ長の1/2遅延させる
    遅延手段と、前記遅延手段と前記搬送波発振器の出力と
    を乗算する第2の乗算器と、前記第1の乗算器と前記第
    2の乗算器との出力を加算若しくは減算してSSB変調
    波を得る加算(減算)手段と、前記SSB変調波の離散
    値を離散(デジタル)信号から連続(アナログ)信号へ
    変換するデジタル/アナログ(D/A)変換器とを備え
    るSSB変調方式において、 前記ヒルベルト変換器をFIRフィルタで構成した場合
    に、前記FIRフィルタのインパルス応答がその中心に
    対して対称であるとき、前記FIRフィルタのタップ長
    Nが奇数の場合に、h(k)を前記FIRフィルタのタ
    ップ係数、z を前記FIRフィルタの1単位遅延と
    すると、前記FIRフィルタの伝達関数H(z)が次式 で表されることを特徴とするSSB変調方式。
  2. 【請求項2】 抑圧搬送波の単側波帯(SSB)通信方
    式の変調において、変調用低周波信号を入力としてこの
    信号を連続(アナログ)信号から離散(デジタル)信号
    へ変換するアナログ/デジタル変換器(A/D変換器)
    と、前記離散信号を約90度移相するヒルベルト変換フ
    ィルタと、前記ヒルベルト変換フィルタの出力と搬送波
    発振器の出力を90度移相した離散信号とを乗算する第
    1の乗算器と、前記変調用低周波信号の離散信号を前記
    ヒルベルト変換フィルタのタップ長の1/2遅延させる
    遅延手段と、前記遅延手段と前記搬送波発振器の出力と
    を乗算する第2の乗算器と、前記第1の乗算器と前記第
    2の乗算器との出力を加算若しくは減算してSSB変調
    波を得る加算(減算)手段と、前記SSB変調波の離散
    値を離散(デジタル)信号から連続(アナログ)信号へ
    変換するデジタル/アナログ(D/A)変換器とを備え
    るSSB変調方式において、 前記A/D変換器の出力を入力とするデシメータとLP
    F(低域通過ろ波器)を組み合わせてサンプリング速度
    を低下させるデシメータLPFと、前記デシメータLP
    Fの出力を前記ヒルベルト変換フィルタのタップ長の1
    /2遅延させる遅延処理の入力とすることと、前記加算
    (減算)処理の出力を入力とするインターポレータとL
    PF(低域通過ろ波器)を組み合わせてサンプリング速
    度を上昇させるインターポレータLPFと、前記インタ
    ーポレータLPFの出力を前記D/A変換器の入力とす
    ることを特徴とするSSB変調方式。
  3. 【請求項3】 抑圧搬送波の単側波帯(SSB)通信方
    式の変調において、変調用低周波信号を入力としてこの
    信号を連続(アナログ)信号から離散(デジタル)信号
    へ変換するアナログ/デジタル変換器(A/D変換器)
    と、前記離散信号を約90度移相するヒルベルト変換フ
    ィルタと、前記ヒルベルト変換フィルタの出力と搬送波
    発振器の出力を90度移相した離散信号とを乗算する第
    1の乗算器と、前記変調用低周波信号の離散信号を前記
    ヒルベルト変換フィルタのタップ長の1/2遅延させる
    遅延手段と、前記遅延手段と前記搬送波発振器の出力と
    を乗算する第2の乗算器と、前記第1の乗算器と前記第
    2の乗算器との出力を加算若しくは減算してSSB変調
    波を得る加算(減算)手段と、前記SSB変調波の離散
    値を離散(デジタル)信号から連続(アナログ)信号へ
    変換するデジタル/アナログ(D/A)変換器とを備え
    るSSB変調方式において、 前記A/D変換器の出力を入力とするデシメータとLP
    F(低域通過ろ波器)を組み合わせてサンプリング速度
    を低下させるデシメータLPFと、前記デシメータLP
    Fの出力を前記ヒルベルト変換フィルタのタップ長の1
    /2遅延させる遅延処理の入力とすることと、前記加算
    (減算)処理の出力を入力とするインターポレータとL
    PF(低域通過ろ波器)を組み合わせてサンプリング速
    度を上昇させるインターポレータLPFと、前記インタ
    ーポレータLPFの出力を前記D/A変換器の入力と
    し、前記A/D変換器の前段のアンチエリアシングフィ
    ルタを5次以下の次数の伝達関数のバタワース・フィル
    タとし、前記D/A変換器の後段のスムージングフィル
    タを5次以下の次数の伝達関数のバタワース・フィルタ
    とすることを特徴とするSSB変調方式。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2又は請求項3記載
    のSSB変調処理方式を短波帯の無線装置の変調処理と
    することを特徴とするSSB変調処理方式。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2又は請求項3記載
    のSSB変調処理方式の処理をDSP(デジタル信号処
    理用プロセッサ)で処理することを特徴とするSSB変
    調方式。
  6. 【請求項6】 抑圧搬送波の単側波帯(SSB)通信方
    式の復調において、変調用低周波信号を入力としてこの
    信号を連続(アナログ)信号から離散(デジタル)信号
    へ変換するアナログ/デジタル変換器(A/D変換器)
    と、前記A/D変換器の出力と正弦波信号のテーブルか
    ら読み出した値を90度移相した出力の各々の値を乗算
    する第1の乗算器と、前記第1の乗算器の出力をろ波す
    る第1の低域ろ波手段と、前記ろ波手段の出力を約90
    度移相するヒルベルト変換フィルタの出力を第一の入力
    とする加算(減算)手段と、前記A/D変換器の出力と
    前記正弦波信号のテーブルから読み出した90度移相し
    ない値の出力の各々の値を乗算する第2の乗算器と、前
    記第2の乗算器の出力をろ波する第2の低域ろ波手段
    と、前記ろ波手段の出力を前記ヒルベルト変換フィルタ
    のタップ長の約1/2に相当する時間を遅延させる遅延
    手段と、前記ヒルベルト変換フィルタの出力と前記遅延
    手段の出力との加算(減算)を行う加算(減算)手段
    と、前記加算(減算)手段の出力によりSSB復調波を
    得て、この離散値を離散(デジタル)信号から連続(ア
    ナログ)信号へ変換を行うデジタル/アナログ変換器
    (D/A変換器)を備えるSSB復調方式において、 前記ヒルベルト変換器をFIRフィルタで構成した場合
    に、前記FIRフィルタのインパルス応答がその中心に
    対して対称であるとき、前記FIRフィルタのタップ長
    Nが奇数の場合に、h(k)を前記FIRフィルタのタ
    ップ係数、z を前記FIRフィルタの1単位遅延と
    すると、前記FIRフィルタの伝達関数H(z)が次式 で表されることを特徴とするSSB復調方式。
  7. 【請求項7】 抑圧搬送波の単側波帯(SSB)通信方
    式の復調において、変調用低周波信号を入力としてこの
    信号を連続(アナログ)信号から離散(デジタル)信号
    へ変換するアナログ/デジタル変換器(A/D変換器)
    と、前記A/D変換器の出力と正弦波信号のテーブルか
    ら読み出した値を90度移相した出力の各々の値を乗算
    する第1の乗算器と、前記第1の乗算器の出力をろ波す
    る第1の低域ろ波手段と、前記ろ波手段の出力を約90
    度移相するヒルベルト変換フィルタの出力を第一の入力
    とする加算(減算)手段と、前記A/D変換器の出力と
    前記正弦波信号のテーブルから読み出した90度移相し
    ない値の出力の各々の値を乗算する第2の乗算器と、前
    記第2の乗算器の出力をろ波する第2の低域ろ波手段
    と、前記ろ波手段の出力を前記ヒルベルト変換フィルタ
    のタップ長の約1/2に相当する時間を遅延させる遅延
    手段と、前記ヒルベルト変換フィルタの出力と前記遅延
    手段の出力との加算(減算)を行う加算(減算)手段
    と、前記加算(減算)手段の出力によりSSB復調波を
    得て、この離散値を離散(デジタル)信号から連続(ア
    ナログ)信号へ変換を行うデジタル/アナログ変換器
    (D/A変換器)を備えるSSB復調方式において、 前記A/D変換器の出力を入力とするデシメータとLP
    F(低域通過ろ波器)を組み合わせてサンプリング速度
    を低下させるデシメータLPFと、前記デシメータLP
    Fの出力を前記A/D変換器の出力に替えて前記第1の
    乗算器及び前記第2の乗算器の入力とし、前記加算(減
    算)手段の出力を入力とするインターポレータとLPF
    (低域通過ろ波器)を組み合わせてサンプリング速度を
    上昇させるインターポレータLPFと、前記インターポ
    レータLPFの出力を前記D/A変換器の入力とするこ
    とを特徴とするSSB復調方式。
  8. 【請求項8】 抑圧搬送波の単側波帯(SSB)通信方
    式の復調において、変調用低周波信号を入力としてこの
    信号を連続(アナログ)信号から離散(デジタル)信号
    へ変換するアナログ/デジタル変換器(A/D変換器)
    と、前記A/D変換器の出力と正弦波信号のテーブルか
    ら読み出した値を90度移相した出力の各々の値を乗算
    する第1の乗算器と、前記第1の乗算器の出力をろ波す
    る第1の低域ろ波手段と、前記ろ波手段の出力を約90
    度移相するヒルベルト変換フィルタの出力を第一の入力
    とする加算(減算)手段と、前記A/D変換器の出力と
    前記正弦波信号のテーブルから読み出した90度移相し
    ない値の出力の各々の値を乗算する第2の乗算器と、前
    記第2の乗算器の出力をろ波する第2の低域ろ波手段
    と、前記ろ波手段の出力を前記ヒルベルト変換フィルタ
    のタップ長の約1/2に相当する時間を遅延させる遅延
    手段と、前記ヒルベルト変換フィルタの出力と前記遅延
    手段の出力との加算(減算)を行う加算(減算)手段
    と、前記加算(減算)手段の出力によりSSB復調波を
    得て、この離散値を離散(デジタル)信号から連続(ア
    ナログ)信号へ変換を行うデジタル/アナログ変換器
    (D/A変換器)を備えるSSB復調方式において、 前記A/D変換器の出力を入力とするデシメータとLP
    F(低域通過ろ波器)を組み合わせてサンプリング速度
    を低下させるデシメータLPFと、前記デシメータLP
    Fの出力を前記A/D変換器の出力に替えて前記第1の
    乗算器及び前記第2の乗算器の入力とし、前記加算(減
    算)手段の出力を入力とするインターポレータとLPF
    (低域通過ろ波器)を組み合わせてサンプリング速度を
    上昇させるインターポレータLPFと、前記インターポ
    レータLPFの出力を前記D/A変換器の入力とし、前
    記A/D変換器の前段のアンチエリアシングフィルタを
    5次以下の次数の伝達関数のバタワース・フィルタと
    し、前記D/A変換器の後段のスムージングフィルタを
    5次以下の次数の伝達関数のバタワース・フィルタとす
    ることを特徴とするSSB復調方式。
  9. 【請求項9】 請求項6又は請求項7又は請求項8記載
    のSSB復調処理方式を短波帯の無線装置の復調処理と
    することを特徴とするSSB復調処理方式。
  10. 【請求項10】 請求項6又は請求項7又は請求項8記
    載のSSB復調処理方式の処理をDSP(デジタル信号
    処理用プロセッサ)で処理することを特徴とするSSB
    復調方式。
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